JP2016083184A - パチンコ遊技機 - Google Patents

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Naohiro Suzuki
直広 鈴木
中田 康司
Yasushi Nakada
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Abstract

【課題】遊技者の求める当りの発生を、従来に無い新たな報知により遊技者に予見させ、遊技の興趣性を向上し得るパチンコ遊技機を提案する。
【解決手段】賞球の払い出しに合わせて払出擬似ベル音を発生させると共に、未消化の始動記憶が上限の所定個数に達した場合に、未消化の始動記憶を当落判定した結果が当りであると、入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、該払出擬似ベル音と出力態様が異なる予見電子音を発生させるようにしたものである。かかる構成によれば、払出擬似ベル音によって、賞球という利益獲得による遊技者の満足感や喜悦感を効果的に高めることができると共に、始動記憶の満杯状態で、遊技球の発射停止行為を抑制することができ、機台の稼働率低下を抑制できる。
【選択図】図4

Description

本発明は、入賞口への遊技球入賞に伴って、所定個数の賞球を払い出すパチンコ遊技機に関する。
パチンコ遊技機としては、特定の入賞口に遊技球が流入したことを契機として、特別図柄を変動して停止し、その停止図柄態様により当りが確定した場合に、大入賞口を開閉する特別遊技作動を実行する構成のものが広く知られている(例えば、特許文献1)。そして、特定の入賞口や大入賞口に遊技球が流入することによって、賞球が払い出される。ここで、大入賞口への遊技球流入により払い出される賞球の個数は、他の入賞口の場合に比して多いことから、特別遊技作動が実行されることにより、遊技者は大きな利益を獲得することができる。そのため、通常、特別図柄の停止図柄態様による当り確定を、遊技者は強く望みながら遊技を行っている。
一般的なパチンコ遊技機には、特別図柄を疑似的に示す画像等の演出図柄を表示する画像表示器や、始動記憶の未消化数(記憶個数)を報知する始動記憶数表示装置などを備えている。ここで、始動記憶数表示装置では、始動記憶の未消化数と同数の保留標識を表示して、該保留標識の表示数によって始動記憶の未消化数を報知するようにした構成が広く知られている。尚、こうした始動記憶の未消化数には、上限が設定されており、該未消化数が該上限の個数に達している状態で、始動口に遊技球が流入した場合には、賞球は払い出されるものの、新たな始動記憶が記憶されない。
ところで、上述したように始動記憶の未消化数に上限が設定されている構成にあって、未消化の始動記憶をその消化前に当落判定し、当り判定した始動記憶があると、当り発生を遊技者に予見させる報知を行うようにした構成が提案されている。こうした構成では、当りを予見させる報知を、画像表示器で所定の予見画像を表示したり、始動記憶数表示装置で保留標識の表示態様を変化させること等によって実施している。
特開2003−334332号公報
上述した従来のパチンコ遊技機にあって、当りを予見させる報知を、画像表示器で表示する予見画像や、始動記憶数表示装置で表示する保留標識の表示態様を変化させることによって行う構成では、前記予見画像や保留標識の表示態様の変化を遊技者が視認することにより、当り発生を期待する遊技者の感情を刺激でき、遊技の興趣性を向上できるという効果を奏し得る。しかしながら、画像表示器で表示する画像による予見報知や、始動記憶数表示装置で保留標識の表示態様を変化させる予見報知は、従来から様々に工夫されて実行されていることから、その効果に限界が生じている。そのため、当りの発生を予見させる予見報知として、従来に無い新たな報知を行うことが希求されている。
本発明は、遊技者の求める当りの発生を、従来に無い新たな報知により遊技者に予見させ、遊技の興趣性を向上し得るパチンコ遊技機を提案するものである。
本発明は、特別図柄を表示する図柄表示装置と、遊技球を検知する球検知手段を備えた複数の入賞口と、特定の入賞口に遊技球が流入することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶する始動記憶生成手段と、各入賞口への遊技球流入に伴って、所定個数の賞球を払い出す払出制御手段と、未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動し、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する図柄制御手段と、特別図柄の停止図柄態様により当り確定した場合に、所定の特別遊技作動を実行する遊技制御手段とを備えたパチンコ遊技機において、前記各入賞口への遊技球流入に伴って、予め設定された払出擬似ベル音を発生させる払出音発生制御手段と、前記始動記憶生成手段により記憶されている未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段とを備え、前記払出音発生制御手段は、始動記憶の未消化数が前記上限の所定数に達している状態で、前記先読み判定手段による始動記憶の当落判定結果が当りであると、前記入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、常態の払出擬似ベル音と出力態様の異なる予見電子音を発生させる予見音発生処理を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機である。
ここで、入賞口は、該入賞口に流入した遊技球を球検知手段が検知することによって賞球を発生させるようにしているものを示し、始動口、一般入賞口、大入賞口などを定めることができる。そして、特定の入賞口が、始動口に相当する。
また、先読み判定手段による始動記憶の当落判定は、始動記憶の未消化数が上限の所定数に達したことに伴って実施するようにしても良いし、該上限の所定数に達することに関係無く実施するようにしても良い。後者の場合には、例えば、始動記憶を記憶する毎(未消化の始動記憶を発生する毎)に、該始動記憶の当落判定を実施することができる。
また、払出音発生制御手段により発生させる払出擬似ベル音は、かなり過去のパチンコ遊技機の払出口に配設されていたベルに遊技球が当たって発生するベル音を、電子音により擬似的に再現させた音が好適である。尚、かなり過去のパチンコ遊技機は、近年の構成に比して、機械的に作動する部品が多く配設され、賞球の払出口にベル(鈴)が配設されていた。そのため、賞球の払い出しの際に、このベルに遊技球が当たることによって、ベル音(払出音)が発生していた。これに対して、近年の構成は、電子制御(コンピュータ制御)により遊技を進行していく構成がほとんどであり、その構造上、前記したベルを配設するスペースが無く、該ベルが設けられていない。そのため、本発明の構成では、前記ベル音を払出擬似ベル音により発生させるようにしている。
また、予見電子音としては、払出擬似ベル音と出力態様が異なるものであれば良く、この「出力態様が異なる」には、音の出力間隔が異なること、音の出力回数が異なること、音質が異なること、音自体が全く異なること等があり、いずれを適用しても良いし、いずれかを選択して適用するようにしても良い。
かかる構成にあっては、各入賞口への遊技球流入により発生する賞球の払い出しに合わせるように、払出擬似ベル音を発生させるようにしたものであり、該払出擬似ベル音の発生によって、遊技者は賞球の払い出しを、目視すること無く、該賞球の払い出しとほぼ同時に知ることができる。ここで、払出擬似ベル音は、ベル音を擬似的に再現した電子音であることから、上記したベルを配設する必要が無く、払出口にベルの配設スペースが無い近年の構成にあっても適用できる。こうした払出擬似ベル音の発生によって、演出画像を表示する画像表示器を注視する遊技者に、賞球が払い出された事実を報知できる。そして、賞球という利益の獲得を知得することによって遊技者の満足感や喜悦感を効果的に刺激できる。
さらに、本発明の構成では、始動記憶の未消化数が上限の所定数に達している状態(所謂、満杯状態)で、先読み判定手段が未消化の始動記憶を当り判定すると、賞球の払い出しに合わせて予見電子音を発生させるようにしたものであり、該予見電子音によって、未消化の始動記憶のなかに当りとなる始動記憶があることを遊技者に予見させ得る。ここで、予見電子音は、例え当り判定した遊技球があっても、前記満杯状態で遊技球が入賞口に流入しなければ発生しない。そのため、未消化の始動記憶が満杯の状態(未消化数が上限の所定数に達している状態)であっても、特別図柄の当りを求める遊技者に、遊技球の発射を促すことができる。一般的に、未消化の始動記憶が満杯の状態では、新たな始動記憶が発生せず、発射した遊技球は所謂ムダ球となることから、遊技者が遊技球を発射しない傾向にある。しかし、この発射停止行為は、機台の稼働率を低下させることから、遊技場にとって不利益となる。こうした問題に対して、本発明の構成では、前記の満杯状態であっても、遊技者に遊技球の発射を促すことができるため、前記発射停止行為を抑制でき、機台の稼働率低下を抑制することができる。したがって、本発明の構成によれば、発射停止行為により遊技場が被る不利益を、可及的に抑制することが可能である。
また、予見電子音は、賞球の払出音であり、遊技の進行に従って画像表示器で表示される様々な演出画像とは直積的に関係無く発生することから、遊技者が注視する演出画像と独立して発生する。すなわち、遊技者が演出画像等に注視している状態で突然に予見電子音が発生して、唐突感やびっくりする感情などを該遊技者に想起させ易く、該遊技者の感情を刺激する効果が高い。さらには、予見電子音による当り予見を求める遊技者に、演出画像等を注視する状態であっても、該予見電子音を聞き逃したり聞き漏らしたりすることがないように、賞球の払出音を意識させることができる。特に、予見電子音は、賞球の払い出しの際に発生するだけであることから、仮に遊技者が聞き逃したり、聞き漏らしたりする等、うまく聞き取れなかった場合には、再び遊技球を入賞口に流入させる必要が生ずる。そのため、遊技者の注意を、賞球の払出音に向けさせる効果が高い。こうしたことから、遊技の進行中に、遊技者に視覚と聴覚との両方を意識させるという、従来に無い興趣溢れる遊技を提供できる。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、払出音発生制御手段は、先読み判定手段による始動記憶の当落判定結果が当りであると、該始動記憶の消化順番に対応付けて設定された相互に異なる複数の予見電子音のなかから、当該当り判定した始動記憶の消化順番に対応する予見電子音を選択する予見音選択処理を備え、予見音発生処理は、始動記憶の未消化数が上限の所定数に達している状態で、入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、前記予見音選択処理により選択した予見電子音を発生させるようにした構成が提案される。
ここで、予見音選択処理は、予見音発生処理により発生する予見電子音を選択するための処理であり、すなわち、本構成では、未消化の始動記憶が満杯の状態で予見音発生処理により発生する予見電子音を、予見音選択処理により選択した予見電子音とする。
かかる構成によれば、遊技者は、予見電子音を聞き取ることによって、未消化の始動記憶のなかで当り予見される始動記憶を特定できるため、当該始動記憶に対する期待感が一層効果的に刺激される。そして、予見電子音による当り予見を求める遊技者の注意を、賞球の払出音に一層意識させることができる。こうしたことから、遊技の興趣性を一層向上できる。さらに、こうして特定の始動記憶に対する当り予見ができることから、始動記憶の満杯状態で遊技球の発射を促す効果が一層高くなるため、発射停止行為を抑制するという上述した本発明の作用効果が一層向上する。
上述した本発明のパチンコ遊技機にあって、先読み判定手段は、未消化の始動記憶を当落判定した結果がハズレであると、該始動記憶の消化によりリーチ演出するか否かを先読みする処理内容を備え、払出音発生制御手段の予見音発生処理は、先読み判定手段が未消化の始動記憶を全てハズレと判定し且つ少なくとも一つの始動記憶をリーチ演出すると判定した場合にも、該始動記憶の未消化数が上限の所定数に達している状態で、入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、常態の払出擬似ベル音と出力態様の異なる予見電子音を発生させる処理内容を備えている構成が提案される。
かかる構成にあっては、未消化の始動記憶をハズレ判定しても該始動記憶をリーチ演出すると判定した場合には予見電子音を発生するようにしたものであるから、リーチ演出する始動記憶に対しても該予見電子音によって遊技者に当り予見させることができる。尚、本構成にあって、当り判定の場合と同様に、リーチ演出する判定をした場合にも、上述した予見音選択処理により該リーチ演出する判定した始動記憶の消化順番に対応する予見電子音を選択し、該予見電子音を予見音発生処理により発生させることができる。
本発明の構成によれば、賞球の払い出しに合わせて払出擬似ベル音が発生することから、遊技中に遊技領域を注視する遊技者に、賞球の発生を知らせることができ、該賞球という利益獲得により遊技者の満足感や喜悦感を効果的に高めることができる。また、始動記憶の未消化数が上限の所定個数に達している状態で、該未消化の始動記憶を先読みした結果が当りであると、賞球の払い出しに合わせて予見電子音を発生するようにしたから、新たな始動記憶が発生しない当該状態であっても遊技者に遊技球の発射を強く促すことができる。これにより、従来、始動記憶の未消化数が上限の所定個数に達している状態で生じていた遊技球の発射停止行為を、可及的に抑制することができ、該発射停止行為により遊技場が被る不利益を抑制することが可能である。
パチンコ遊技機1の斜視図である。 遊技盤10の正面図である。 遊技を制御する制御回路を示すブロック図である。 入賞検知処理を示すフロー図である。 特別図柄処理を示すフロー図である。 先読み判定処理を示すフロー図である。
本発明にかかる実施例を、添付図面を用いて説明する。
パチンコ遊技機1は、図1に示すように、遊技島設備(図示省略)に固定される外枠2と、この外枠2の前面開口部を覆う遊技機本体3とからなる。遊技機本体3は、中央上部の略円形の開口部に遊技盤10(図2参照)が取り付けられた前枠5を備え、この前枠5の一側縁がヒンジ部材4を介して外枠2に開閉可能に枢着されている。さらに前枠5には、遊技盤10を覆うガラス板(図示せず)を備えた前扉6が開閉可能に枢着されている。また、前枠5の下部には、上球受皿7と下球受皿8とが上下に列設されており、下球受皿8の右側方に発射ハンドル9が突設される。
上記の上球受皿7には、その内部左側に賞球や貸球が払い出される払出口(図示せず)が開口し、内部右端に遊技球を流入させる流入口(図示せず)が開口している。この流入口を介して、上球受皿7内の遊技球が後述する球発射装置31(図3参照)に供給される。また、上記の下球受皿8には、その内部に球放出口(図示せず)が開口しており、上球受皿7が満杯の場合に、該球放出口から遊技球が放出される。
上記した遊技盤10の前面には、図2のように、ガイドレール11が取り付けられており、該ガイドレール11によって略円形の遊技領域12と、上記の球発射装置31から発射された遊技球を該遊技領域12に案内する案内通路20とが区画形成される。この案内通路20の下部入口に臨むように、上記した球発射装置31の発射レールが配設されており、該球発射装置31から発射された遊技球が案内通路20を通過して遊技領域12へ入る。
遊技領域12の中央には、画像表示器14等の各種遊技部材を組み込んだセンターケース13が配設される。画像表示器14は、液晶表示器又はCRT表示器等からなり、その表示画面には各種演出画像等が表示される。センターケース13の右上部には、六個のLEDからなる特別図柄表示装置15が配設される。この特別図柄表示装置15は、六個のLEDの点灯態様によって特別図柄を表示するものであり、後述するように、所定契機となると、各LEDを点滅させることにより特別図柄を変動させ、点滅後にいずれかのLEDが点灯することにより特別図柄を停止表示する。本実施例では、右下端のLEDのみを点灯した態様が「ハズレ」を示す停止図柄態様であり、それ以外のLEDを点灯した態様が「当り」を示す停止図柄態様として設定されている。そして、特別図柄表示装置15の各LEDを点滅後に点灯した特別図柄の停止図柄態様が前記「当り」を示すものであると、所謂「大当り」が確定して、後述する特別遊技作動を実行する。
センターケース13の右下部には、図2のように、二個のLEDからなる普通図柄表示装置16が配設されており、該普通図柄表示装置16は、各LEDの点灯態様によって普通図柄を表示する。この普通図柄表示装置16は、センターケース13の左側に配設された普通始動ゲート19を遊技球が通過することにより、該普通始動ゲート19に設けられた普通始動スイッチS2が遊技球を検知し、この検知に伴って各LEDを点滅して普通図柄を変動する。その後、いずれかのLEDを点灯することにより普通図柄を停止する。上側のLEDのみが点灯した態様が「当り」を示す停止図柄態様、上下のLEDが点灯した態様が「ハズレ」を示す停止図柄態様に設定されており、当り停止図柄態様で停止表示された場合に、普通図柄を当り確定し、ハズレ停止図柄態様で停止表示された場合に、普通図柄をハズレ確定する。そして、普通図柄を当り確定すると、後述の普通電動役物23を開放作動する。
画像表示器14の直下には、特別図柄の始動記憶(以下、特別始動記憶)の未消化数(記憶数)を報知する特別始動記憶数表示装置17が配設されている。特別始動記憶数表示装置17は、四個のLEDから構成され、該LEDの点灯数によって、特別始動記憶の未消化数を報知する。また、特別始動記憶数表示装置17の左側方には、普通図柄の始動記憶(以下、普通始動記憶)の未消化数を報知する普通始動記憶数表示装置18が配設されている。普通始動記憶数表示装置18は、四個のLEDから構成され、該LEDの点灯数によって、普通始動記憶の未消化数を報知する。
また、センターケース13の下方には、図2のように、遊技球を流入可能とする始動口21を備えた普通電動役物23が配設されている。この始動口21の内部には、遊技球を検知する特別始動スイッチS1が配設されており、該始動口21に流入した遊技球を検知することによって特別始動記憶を発生して、該特別始動記憶の消化により特別図柄表示装置15のLEDを点滅して特別図柄を変動開始する。また、この遊技球を検知することにより球検知信号を出力し、この球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。この普通電動役物23には、始動口21の開口幅を変化させる左右一対の開閉翼片24,24と、該開閉翼片24,24を開閉作動する普通電動役物ソレノイドとを備えており、該開閉翼片24,24を、始動口21への遊技球流入が困難な閉鎖位置と、流入容易な開放位置とに位置変換作動する。この開閉翼片24,24は、常態で閉鎖位置にあり、上記した普通図柄表示装置16で普通図柄が当り確定した場合に、閉鎖位置から開放位置へ開放作動する。
さらに普通電動役物23の直下かつアウト口28の直上方位置には、大入賞口25を有する特別電動役物26が配設されている。この特別電動役物26は横長矩形状の開閉片27を具備している。開閉片27は内蔵する特別電動役物ソレノイドにより開閉制御され、これによって大入賞口25が開放状態と閉鎖状態に繰り返し変換される。また、特別電動役物26の内部には入賞した遊技球を検知する特別入賞スイッチS3が設けられている。また、この遊技球を検知することにより球検知信号を出力し、この球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
また、特別電動役物26の両側には複数の一般入賞口29が配設されており、遊技球が一般入賞口29に入賞すると、一般入賞口29の内部に設けられた一般入賞スイッチS4が球検知信号を出力し、かかる球検知信号に基づいて所定数の賞球が払い出される。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の制御回路を、図3を参照して説明する。
制御回路には、主制御基板60、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、発射制御基板68が配設されている。主制御基板60は、マイクロコンピュータにより構成されており、パチンコ遊技機1の遊技を統括的に制御するものである。
主制御基板60には、各種スイッチなどからの入力信号に従って演算処理を実行して所定の指令信号を出力する主制御用中央制御装置CPU、演算処理に用いる制御プログラム等を格納する記憶装置ROM、必要なデータを随時読み書き可能な記憶装置RAMが、データを読み書きするアドレスを指定する情報を一方的に伝えるアドレスバス(図示省略)と、データのやり取りを行うデータバス(図示省略)とを介して接続され、主制御基板60の基板回路を構成している。前記記憶装置ROMには、制御プログラムや、抽選データを参照して当落判定や図柄の変動・停止態様、演出態様等を決定するための各種テーブルが格納されている。一方、記憶装置RAMには、各種球検知スイッチからの球検知信号等が一時的に記憶される記憶エリア、各種のタイマや乱数カウンタ、計数カウンタ等を構成するレジスタ領域、及びワークエリア等が設けられている。
ここで、主制御基板60の記憶装置RAMの記憶領域に設けられる各乱数カウンタについて説明する。
大当りカウンタは0〜299の範囲の値を取るものであり、普通電動役物23の始動口21へ流入した遊技球を特別始動スイッチS1により検知すると、その時点の大当りカウンタの値が抽出される。そして、抽出された大当りカウンタ値は、予め定められた当選値と比較され、該当選値と一致していた場合には「大当り(特別図柄の当選)」となり、不一致であった場合には「ハズレ」となる。
リーチカウンタ値は0〜99の範囲の値を取るものであり、上記の大当りカウンタと同様に始動口21に流入した遊技球を特別始動スイッチS1が検知した時点でリーチカウンタの値が抽出される。上記大当りカウンタ値の判定結果が「ハズレ」である場合に、抽出されたリーチカウンタの抽出値が、予め定められたリーチ判定値と一致するか否かによって、リーチ演出を行うか否かを決定する。
上記した大当りカウンタやリーチカウンタの他にも、特図カウンタや変動態様カウンタなどが夫々設定されており、大当りカウンタと同様に、特別始動スイッチS1が遊技球を検知した時点で各カウンタ値が抽出される。特図カウンタの抽出値によって当選種類を決定し、変動態様カウンタの抽出値によって、画像表示器14で表示する特別演出画像の画像パターンを決定する。こうした大当りカウンタ、特図カウンタ、リーチカウンタ、変動態様カウンタなどから夫々抽出された各カウンタの抽出値は、一個のデータ集合体として纏められて記憶装置RAMに保持される。このデータ集合体により、上記した特別始動記憶が実現されている。
さらに、普通当りカウンタも設定されており、上記した普通始動ゲート19を通過した遊技球を普通始動スイッチS2が検知した場合に、その時点で抽出される。普通当りカウンタの抽出値(普通当りカウンタ値)は、予め定められた当選値と比較されることにより当落判定されて、一致した場合に「当り(普通図柄の当選)」となり、不一致の場合に「ハズレ」となる。普通当りカウンタ値は、抽出されると、一個の始動記憶として記憶装置RAMに保持され、該始動記憶により、上記した普通始動記憶が実現されている。
また、主制御基板60の基板回路には、所定のクロックパルスを出力するクロック装置(図示省略)が設けられ、主制御用中央制御装置CPUに接続されている。そして主制御用中央制御装置CPUは、一定間隔のクロックパルスによって時系列的に演算処理を行い、一連の処理作動を順次実行する。また、このクロック装置により出力されたクロックパルスをカウントして、時間を計測するタイマTMも接続されている。
主制御用中央制御装置CPU、及び後述する各制御基板62〜68に設置される各中央制御装置CPUは、所定のデータの処理を行う演算ユニット(ALU)を連成した演算装置と、この演算装置に入出力するデータや読み込んだ命令を保管しておくレジスタと、命令を解読するデコーダ等によって構成されている。そして、この主制御用中央制御装置CPUは、所定の形式で生成したデータ信号又はコマンド信号を四つの制御基板62,63,64,68へ出力し、これらの制御基板62,63,64,68の中央制御装置CPUがこのデータ等に従って所定の制御を処理実行することとなる。
また、この主制御基板60の基板回路には、主制御用中央制御装置CPUが周辺機器とデータ通信を行う入力ポート(図示省略)及び出力ポート(図示省略)が設けられており、この出力ポートを介して主制御基板60からのコマンド信号が、演出制御基板62、図柄制御基板63、払出制御基板64、および発射制御基板68の各入力ポートに向け出力される。また、主制御基板60の入力ポートには、盤面中継基板61を介して、上記した特別始動スイッチS1、普通始動スイッチS2、特別入賞スイッチS3、一般入賞スイッチS4等が接続されている。そして、主制御基板60は、所定時間毎(例えば2ms毎)に、これら各スイッチS1〜S4の遊技球検出状態を調べ、信号入力があるとその信号が波形整形回路により波形整形されて中央制御装置CPUに入力され、その情報を記憶装置RAMに記憶する。また、主制御基板60の出力ポートには、盤面中継基板61を介して普通電動役物23や特別電動役物26等に内臓されたソレノイドやモータが接続されており、主制御用中央制御装置CPUが所定の条件を選出した場合に、これらソレノイドやモータを駆動させる。
上記の演出制御基板62には、パチンコ遊技機1で実行される演出全般を制御するための基板回路が設けられる。この基板回路は、演出を制御処理する演出制御用中央制御装置CPUに、演出に関する固定データが格納された記憶装置ROMと、必要なデータを読み書きできる記憶装置RAMと、入力ポート及び出力ポートとが接続されて構成されている。演出制御基板62の出力ポートには、画像表示器14を制御する画像制御基板65、スピーカを制御する音源制御基板66、及びLEDランプによる演出を制御する光源制御基板67が接続されている。そして、演出制御基板62は、主制御基板60からのコマンド信号が入力ポートに入力されると、演出制御用中央制御装置CPUにおいて演算処理し、該コマンド信号で指示された演出態様を実行するために、画像制御基板65、音源制御基板66、及び光源制御基板67へ向けてコマンド信号を送信する。
上記の画像制御基板65には、画像表示器14の表示態様を制御するための基板回路が設けられる。画像制御基板65は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の表示態様を表示するデータにしたがって表示用ドライバにより画像表示器14で所定態様を表出させる。
上記の音源制御基板66には、図示しないスピーカから発生する効果音等を制御するための基板回路が設けられる。この音源制御基板66は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の音データにしたがってサウンドジェネレータによりスピーカで効果音を出力させる。
上記の光源制御基板67には、遊技機本体3に配設された演出用ランプを制御するための基板回路が設けられている。この光源制御基板67は、演出制御基板62から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって光源作動基板により各種の演出用ランプを点灯、点滅させる。
上記の図柄制御基板63には、特別図柄表示装置15、普通図柄表示装置16、特別始動記憶数表示装置17、普通始動記憶数表示装置18を制御するための基板回路が設けられている。この図柄制御基板63は、上記の主制御基板60から入力ポートを介して入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定の光データにしたがって図柄作動基板により、各装置のLEDを点灯、点滅させる。
上記の払出制御基板64には、遊技球の貸球や賞球等の払出しを制御するための基板回路が設けられている。この払出制御基板64は、主制御基板60から入力されたデータ信号又はコマンド信号を演算処理し、所定のデータにしたがって球払出装置(図示せず)等の各種ソレノイドを作動し、所定の貸球や賞球の払出しを実行する。また、払出制御基板64は、プリペイドカードの読込みや書込みを行うプリペイドカードユニットがCR接続基板を介して接続され、遊技球の残球データ等をやり取りする。
上記の発射制御基板68には、球発射装置31(図3参照)を制御するための基板回路が設けられている。この発射制御基板68は、発射ハンドル9からの入力信号に応じた電圧強度で球発射装置31を駆動することにより、発射ハンドル9の回動角度に応じた強さで遊技球を打圧発射する。
次に、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動について説明する。なお、本実施例のパチンコ遊技機1の基本的な作動は、既存のパチンコ遊技機と同様であるため詳細な説明は省略する。
発射ハンドル9の回動操作により発射された遊技球は、遊技盤10の遊技領域12を転動流下する。そして、遊技球が、普通電動役物23の始動口21へ流入すると、図4の入賞検知処理によって、特別図柄用の各乱数カウンタ(大当りカウンタなど)を抽出し、これら抽出したカウンタ値を一纏めとして特別図柄用の始動記憶(以下、特別始動記憶)を生成する。そして、図5の特別図柄処理では、前記の特別始動記憶を消化して(特別始動記憶消化処理)、特別図柄表示装置15でLEDが点滅して特別図柄が変動開始し、変動開始から所定時間経過すると、いずれかのLEDを点灯することにより特別図柄が変動停止して停止図柄態様を表示する。このように、特別始動記憶の消化によって特別図柄の変動開始から停止までの一連の特別図柄生成行程を実行する。そして、特別図柄表示装置15で特別図柄を変動開始すると、これに伴って、画像表示器14で特別図柄生成行程用の演出画像を表示する。これにより、画像表示器14では、特別演出図柄(図示せず)が変動表示すると共に、背景演出画像(図示せず)が表示される。
特別図柄表示装置15で停止表示した特別図柄の停止図柄態様が当りを示す停止図柄態様であると、当りが確定し、図示しない大入賞口処理によって、大入賞口25を開閉する特別遊技作動を実行する。特別遊技作動は、大入賞口25を開閉する開閉ラウンドを所定回数実行する作動であり、この実行中に大入賞口25へ100個以上の入賞が期待でき、遊技者は多量の賞球を獲得することが可能である。
また、通常、特別図柄生成行程の実行中は、スピーカや演出用ランプが所定態様で作動すると共に、画像表示器14の表示画面で演出用の図柄が変動する。ここで、表示画面では、場合によって遊技者の大当りへの期待感を高めるための、いわゆるリーチの演出が実行される。かかるリーチ演出を実行する場合には、通常よりも当り態様で確定表示する頻度が高くなるように設定されており、遊技者はリーチ演出により大当りの期待感を高めるとともに、表示画面での多様な演出態様により、演出用図柄の変動停止まで興奮を持続させることができる。
特別始動記憶は、その発生順序に従って一個ずつ消化されることから、特別図柄生成行程の実行中や特別遊技作動の実行中に発生した場合、消化されるまで、記憶装置RAMに設けられた特別始動記憶領域に記憶保持される。この特別始動記憶領域は、第一〜第四の特別記憶域を備え、各特別記憶域に一個の特別始動記憶を記憶可能となっている。そのため、特別始動記憶領域に記憶可能な特別始動記憶の記憶個数は、最大四個である。そして、第一〜第四の特別記憶域には、発生順序に従って特別始動記憶が夫々記憶される。すなわち、特別始動記憶を記憶していない状態で新たに特別始動記憶が発生すると、当該特別始動記憶を第一特別記憶域に記憶し、次に発生した特別始動記憶を第二特別記憶域に記憶する。このように第一特別記憶域から順次記憶する。一方、特別始動記憶領域に記憶されている特別始動記憶を消化する場合には、必ず第一特別記憶域の特別始動記憶を消化し、第二〜第四特別記憶域に記憶している各特別始動記憶を第一〜第三特別記憶域に夫々シフトして記憶する。これにより、特別始動記憶領域に記憶される特別始動記憶は、常に、その発生順序で第一〜第四特別記憶域に記憶される。そして、第一〜第四特別記憶域の全てに特別始動記憶を記憶している状態(特別始動記憶の未消化数が四個の状態)では、新たな特別始動記憶が発生しない。
そして、特別始動記憶領域の第一〜第四特別記憶域に特別始動記憶を記憶している場合には、その該特別始動記憶の未消化数(記憶数)を、上記した特別始動記憶数表示装置17のLEDの点灯数によって報知する。
このように特別始動記憶領域に特別始動記憶が記憶されている場合には、図5の特別図柄処理の特別始動記憶消化処理を実行し、第一特別記憶域の特別始動記憶を消化することによって上記の特別図柄生成行程を実行する。すなわち、特別図柄処理の特別始動記憶消化処理では、特別始動記憶領域の第一特別記憶域に記憶されている最先の特別始動記憶を読み込み、該特別始動記憶を構成する大当りカウンタ値を当落判定し、その他のカウンタ値に基づいて特別図柄の停止図柄態様や画像表示器14で表示する演出画像の画像パターン等を選定する演出パターン処理を行う。そして、特別図柄生成行程では、特別図柄表示装置15で特別図柄を変動して、該変動開始から所定の行程時間が経過すると、該特別図柄を前記停止図柄態様で確定停止する。さらに、特別図柄の変動に同期して、前記画像パターンに従って演出画像を画像表示器14で表示する。尚、この演出画像は、特別図柄生成行程を盛り上げる様々な静止画や動画等の画像により構成される。
一方、遊技領域12を転動流下した遊技球が普通始動ゲート19を通過すると、図4の入賞検知処理によって普通当りカウンタからカウンタ値が抽出されて上記の普通始動記憶が発生する。この普通始動記憶は、普通図柄の変動中または普通電動役物23の開閉作動中に生成されると、記憶装置RAMに設定された普通始動記憶領域に、生成された順番で記憶保持される。この普通始動記憶領域は、第一〜第四の普通記憶域を備え、上述した特別始動記憶領域と同様に、第一普通記憶域から順に普通始動記憶が記憶されていく。そして、普通始動記憶を消化する場合には、第一普通記憶域の普通始動記憶が消化され、第二〜第四普通記憶域に夫々記憶された普通始動記憶が、第一〜第三普通記憶域にシフトして記憶される。このように普通始動記憶は、所定の上限数(4個)を限度として普通始動記憶領域に記憶保持可能となっている。
そして、普通始動記憶領域に普通始動記憶を記憶保持している場合には、該普通始動記憶の未消化数(記憶数)を、上記した普通始動記憶数表示装置18のLEDの点灯数によって報知する。
このように普通始動記憶が記憶されている場合には、図示しない普通図柄処理を実行して、該普通始動記憶を消化することにより、普通図柄表示装置16のLEDが点滅して普通図柄が変動開始する。そして、変動開始から所定時間経過すると、普通図柄が変動停止して停止図柄態様を確定する。この停止図柄態様が当りであると、上述したように普通電動役物23の開閉翼片24,24を開放作動して閉鎖位置から開放位置へ傾動し、該開放位置で所定時間保持した後に閉鎖作動して閉鎖位置へ戻す(図示しない普通電動役物処理)。このように普通図柄の停止図柄態様により当り確定した場合に、普通電動役物23を開閉作動する。
次に、本発明の要部について説明する。
上述したように始動口21や一般入賞口29に遊技球が流入すると、各スイッチS1,S4から球検知信号が出力され、該球検知信号に従って所定個数(5個)の賞球が払い出される。また、上記した特別遊技作動の実行中で、大入賞口25に遊技球が流入すると、特別入賞スイッチS3から球検知信号が出力され、該球検知信号に従って所定個数(13個)の賞球が払い出される。こうした賞球の払い出しは、上述した主制御基板60と払出制御基板64とが入賞検知処理に従って球払出装置(図示せず)を作動制御することにより行う。図4の入賞検知処理では、特別始動スイッチS1や一般入賞スイッチS4から球検知信号があると、賞球個数5個のコマンドをセットし、賞球払出処理により前記の球払出装置を作動制御して5個の賞球を払い出す。同様に、特別入賞スイッチS3から球検知信号があると、賞球個数13個のコマンドをセットし、賞球払出処理により球払出装置を作動制御して13個の賞球を払い出す。
さらに、入賞検知処理では、上記の各スイッチS1,S3,S4から球検知信号があると、払出音発生処理を実行する。払出音発生処理では、上球受皿7の払出口から賞球が払い出されるタイミングに合わせて、図示しないスピーカから払出擬似ベル音を発生させる。払出擬似ベル音は、かなり過去のパチンコ遊技機で配設されたベルにより発生させていたベル音を、電子音により疑似的に再現させた音である。
ここで、払出擬似ベル音について詳述する。かなり過去のパチンコ遊技機では、上球受皿の払出口の近傍にベルが配設されており、該払出口から賞球が払い出される際に、該賞球がベルに当たることによって「チャリン、チャリン」というベル音が発生するようになっていた。一方、近年のパチンコ遊技機にあっては、上球受皿の払出口に前記ベルが配設されていない。これは、機台の部品点数が増加したことによって、前記ベルの設置スペースが無く、該ベルを設定できないことに因る。さらに、近年のパチンコ遊技機は、上記した特別遊技作動が実行される場合にのみ、賞球の著しい増加を見込める一方、該特別遊技作動が実行されない状況では賞球の獲得個数よりも遊技球の消費の方が多い。そのため、特別図柄の当りが発生しなければ、実質的な賞球の増加が得られない。そして、特別図柄による当落の決定や特別遊技作動等を含む遊技進行のほとんどをコンピュータ制御している。これにより、賞球の増加は遊技進行によって推測できるため、個別の賞球が払い出されることに対する意義が薄れ、前記した賞球の払い出し音を発生させる必要性が著しく低下している。こうしたことから、近年のパチンコ遊技機は、賞球の払出音を発生させる機能を有していない。しかしながら、賞球の際のベル音は、遊技者が払出口を目視することなく、賞球の発生をはっきりと知得できること、さらに、賞球という利益を獲得する時点でベル音が無ければ、なんとなく味けもない。そのため、パチンコ遊技の原点回帰する意味合いを有し、過去のパチンコ遊技を懐かしむ感情を遊技者に誘起させると共に賞球の払い出しをあじわい深いものとするために、本実施例のパチンコ遊技機1では、賞球の際のベル音を前記払出擬似ベル音により再現している。
本実施例の構成では、上記した過去のベル音の「チャリン、チャリン」を電子音により再現する音データを作成して記憶保持し、上記した払出音発生処理が、該音データに従って払出擬似ベル音(「チャリン、チャリン」)を上記のスピーカから発生させる。この音データとして、賞球個数が5個の場合に選択する音データと13個の場合に選択する音データとを夫々設定しており、払出音発生処理では、賞球個数に応じた音データが選択されて各音データによる払出擬似ベル音を発生させる。具体的には、賞球個数5個の場合に選択される音データとして「チャリン、チャリン」が設定され、賞球個数13個の場合に選択される音データとして「チャリン、チャリン、チャリン、チャリン、チャリン」(「チャリン」を5回連続する音)が設定されている。こうして賞球個数に応じて、「チャリン」音の発生する回数(出力回数)が異なる二種類の払出擬似ベル音を発生させることによって、遊技者に賞球の払出個数を暗示させることができる。
一方、図4の入賞検知処理では、上述したように、遊技球の始動口21への遊技球流入に伴って特別始動記憶を記憶する毎に、該特別始動記憶の未消化数Pを増加し、図5の特別図柄処理では、記憶した特別始動記憶を消化する毎に、該未消化数Pを減算する。本実施例では、特別始動記憶の未消化数P=4となることによって未消化の特別始動記憶が満杯となると(以下、満杯状態)、図6の先読み判定処理を実行して予見発生フラグ=1とする。この後、図5の特別図柄処理が特別始動記憶を消化することにより、未消化数P<4となると、前記満杯状態が解除されることから、予見発生フラグ=0とする。このように特別始動記憶の未消化数P=4である満杯状態でのみ、予見発生フラグ=1とする。
図6の先読み判定処理では、特別始動記憶の未消化数P=4(満杯状態)となると、上記した記憶装置RAMの特別始動記憶領域に記憶保持されている全ての特別始動記憶を、第一特別記憶域から順に読み込み、読み込んだ大当りカウンタ値を当落判定する。そして、この当落判定の結果が当りであった場合には、当り判定した特別始動記憶を消化する順番を、特別当選順位値として取得し、予見発生フラグ=1として先読み判定処理を終了する。一方、当落判定の結果がハズレであった場合には、当該特別始動記憶のリーチカウンタ値によりリーチ演出の実行有無を判定し、リーチ演出有りを判定すると、当該判定した特別始動記憶を消化する順番を、リーチ消化順位値として取得する。そして、次の消化順位の特別記憶域の特別始動記憶を読み込み、同様に大当りカウンタ値の当落判定やリーチカウンタ値の判定を行う。こうした先読み判定処理では、第一特別記憶域から特別始動記憶を順次先読みしていき、大当りカウンタ値を当り判定すると、これ以降の特別記憶域を先読みしないと共に、これよりも消化順番が前の特別始動記憶で取得したリーチ消化順位値を破棄する。また、第四特別記憶域まで全て先読みし、特別当選順位値を取得していない場合(全てハズレ判定した場合)には、取得したリーチ消化順位値の最も小さいもののみを有効として、これ以外のリーチ消化順位値を破棄する。このように本実施例の先読み判定処理では、特別当選順位値とリーチ消化順位値とのいずれか一方かつ一個のみが設定される。
尚ここで、特別始動記憶を当り判定した場合には、特別当選順位値が設定され、リーチ消化順位値=0となる。また、特別始動記憶を全てハズレ判定し且ついずれかでリーチ演出の実行有りを判定した場合には、リーチ消化順位値が設定され、特別当選順位値=0となる。さらに、全ての特別始動記憶をハズレ判定しかつリーチ演出の実行無しを判定した場合には、特別当選順位値=0かつリーチ消化順位値=0となる。
上記の予見発生フラグ=1の状態で、始動口21、一般入賞口29、または大入賞口25のいずれかに遊技球が流入すると、図4の入賞検知処理では、特別始動スイッチS1、一般入賞スイッチS4、または特別入賞スイッチS3のいずれかからの球検知信号の入力に伴って、賞球払出処理と予見音発生処理とを実行する。予見音発生処理では、上球受皿7の払出口から賞球が払い出されるタイミングに合わせて、予見電子音を上記のスピーカから発生させる。すなわち、予見発生フラグ=1の状態で、始動口21、一般入賞口29、大入賞口25のいずれかに遊技球が流入すると、その賞球の払い出しに合わせて予見電子音が発生する。ここで、予見電子音としては、上記の払出擬似ベル音と出力態様が異なるものであり、例えば、音の出力間隔が異なるもの、音の出力回数が異なるもの、音質が異なるもの、音自体が全く異なるもの等を適用できる。本実施例では、予見電子音として、払出擬似ベル音と音自体が全く異なるものを設定しており、さらに、相互に異なる予見電子音を発生させる複数の音データを設定している。各音データとして、具体的には、「ブー、ブー」、「ピー、ピー」、「ポロン、ポロン」、「カラン、カラン」を設定している。そして、これら四個の音データは、上述した特別始動記憶の消化順番に対応付けられて設定されており、上記の先読み判定処理で設定した特別当選順位値またはリーチ消化順位値に従って選択される。すなわち、選択された音データにより発生する予見電子音によって、先読み判定処理により当り判定した特別始動記憶の消化順番またはリーチ演出を実行する特別始動記憶の消化順番が示される。例えば、特別始動記憶の消化順番が1番には、予見電子音「ブー、ブー」を発生する音データが対応付けられており、特別当選順位値=1またはリーチ消化順位値=1の場合に当該音データが選択される。同様に、特別始動記憶の消化順番が2番には、予見電子音「ピー、ピー」の音データが対応付けられており、特別当選順位値=2またはリーチ消化順位値=2の場合に当該音データが選択される。また、特別始動記憶の消化順番が3番には、予見電子音「ポロン、ポロン」の音データが対応付けられており、特別当選順位値=3またはリーチ消化順位値=3の場合に当該音データが選択される。また、特別始動記憶の消化順番が4番には、予見電子音「カラン、カラン」の音データが対応付けられており、特別当選順位値=4またはリーチ消化順位値=4の場合に当該音データが選択される。
尚ここで、予見電子音の音データは、上述した払出擬似ベル音と同様に、賞球個数5個の場合と賞球個数13個の場合に選択される夫々のデータが設定されており、賞球個数に応じた音データが選択される。具体的には、賞球個数5個の場合に選択される音データは、上記した「ブー、ブー」、「ピー、ピー」、「ポロン、ポロン」、「カラン、カラン」であり、賞球個数13個の場合に選択される音データは、「ブー、ブー、ブー、ブー、ブー」、「ピー、ピー、ピー、ピー、ピー」、「ポロン、ポロン、ポロン、ポロン、ポロン」、「カラン、カラン、カラン、カラン、カラン」である。そして、いずれの賞球個数の場合も、上述したように特別当選順位値またはリーチ消化順位値に応じて、いずれかの音データが選択される。
また、本実施例の構成にあって、上記した入賞検知処理では、満杯エラーなどが発生している状態で(エラーフラグ=1)、各スイッチS1,S3,S4から球検知信号があった場合に、上記した払出音発生処理と予見音発生処理とを実行しない。すなわち、本実施例では、遊技球の入賞に伴って賞球の払出音を発生させるようにしていることから、満杯エラーなどで賞球が払い出されないようにした場合に、払出擬似ベル音や予見電子音が発生しないようにしている。
次に、上述した払出擬似ベル音および予見電子音の発生を、遊技の進行に従って説明する。
例えば、特別始動記憶の未消化数P=3の状態で、遊技領域12を転動流下した遊技球が始動口21に流入すると、図4の入賞検知処理では、特別始動スイッチS1からの球検知信号に従って大当りカウンタ値やリーチカウンタ値を抽出して、これらを纏めた特別始動記憶を上記した特別始動記憶領域の第四特別記憶域に記憶し、特別始動記憶の未消化数P=4とする。さらに、特別始動スイッチS1からの球検知信号に従って、賞球個数5個をセットし、払出音発生処理を実行して、5個の賞球を払い出すタイミングに合わせて払出擬似ベル音(「チャリン、チャリン」)を上記したスピーカ(図示せず)から発生させる。
上記のように特別始動記憶の未消化数P=4となると、図6の先読み判定処理を実行し、特別始動記憶領域の第一〜第四特別記憶域に記憶されている特別始動記憶を、第一特別記憶域から順に先読みする。すなわち、先ず第一特別記憶域の特別始動記憶を読み込み、該特別始動記憶の大当りカウンタ値を当落判定する。ここで、仮に、大当りカウンタ値をハズレ判定した場合には、当該特別始動記憶のリーチカウンタ値によりリーチ演出の実行有無を判定する。そして、リーチカウンタ値を、リーチ演出無しと判定すると、次に、第二特別記憶域の特別始動記憶を読み込み、前記と同様に大当りカウンタ値を当落判定する。さらに、大当りカウンタ値をハズレ判定すると、リーチカウンタ値を判定し、仮に、該リーチカウンタ値をリーチ演出の実行有りと判定した場合には、第二特別記憶域に対応してリーチ消化順位値=2とする。そして、次に、第三特別記憶域の特別始動記憶を読み込み、同様に、大当りカウンタ値を当落判定し、仮に、該大当りカウンタ値を当り判定すると、第三特別記憶域に対応して特別消化順位値=3とする。これに伴って、先に取得したリーチ消化順位値を破棄し、特別消化順位値=3かつリーチ消化順位値=0として、予見発生フラグ=1とし、先読み判定処理を終了する。
この後、特別図柄処理が第一特別記憶域の特別始動記憶を消化することによって特別始動記憶の未消化数P<4となるまでの間で、上記の予見発生フラグ=1かつ特別消化順位値=3を維持する。この状態で、遊技領域12を転動流下する遊技球が、始動口21または一般入賞口29のいずれかに流入すると、図4の入賞検知処理では、特別始動記憶の未消化数P=4であることから、賞球個数5個のコマンドをセットする。そして、予見発生フラグ=1であることから、予見音発生処理を実行し、特別消化順位値=3に従って特別始動記憶の消化順番に対応付けられた音データ(「ポロン、ポロン」)を選択して、該音データに従って「ポロン、ポロン」という予見電子音を、賞球を払い出すタイミングに合わせて上記のスピーカから発生させる。同様に、この予見発生フラグ=1が維持されている状態で、始動口21または一般入賞口29のいずれかに遊技球が流入する毎に、賞球の払い出しに合わせて同じ予見電子音を発生させる。このように特別始動記憶の消化順番に対応付けられた予見電子音が賞球の払い出しにあわせるように発生することから、該予見電子音の発生によって、遊技者は今後三番目に消化される特別始動記憶を当り予見することが可能である。
尚、予見発生フラグ=1の状態であっても、始動口21または一般入賞口29に遊技球が流入しなければ、賞球が発生しないことから、予見音発生処理を実行しない。
こうした予見発生フラグ=1の状態で、図5の特別図柄処理が、第一特別記憶域に記憶された特別始動記憶を消化すると、特別始動記憶の未消化数P=3となることから、該予見発生フラグ=0として、特別消化順位値(およびリーチ消化順位値)をリセットする。予見発生フラグ=0となると、始動口21や一般入賞口29に遊技球が流入した場合に、これに伴う賞球の払い出しに合わせて払出擬似ベル音を発生させる。
一方、特別始動記憶の未消化数P=3の状態で、始動口21に遊技球が流入することによって該未消化数P=4となると、上述と同様に、図6の先読み判定処理を実行して、特別始動記憶の先読みを行う。この先読み判定処理が、例えば、第一〜第四特別記憶域の全ての大当りカウンタ値をハズレ判定し、かつ第二特別記憶域および第四特別記憶域の各リーチカウンタ値をリーチ演出の実行有りと判定した場合には、特別消化順位値=0かつリーチ消化順位値=2として、予見発生フラグ=1とする。この状態で、始動口21または一般入賞口29のいずれかに遊技球が流入すると、リーチ消化順位値=2に従って音データ(「ピー、ピー」)を選択し、賞球の払い出しに合わせて、「ピー、ピー」の予見電子音を発生する。この予見電子音の発生により、遊技者は今後二番目に消化される特別始動記憶を当り予見できる。
さらに一方、始動口21への遊技球流入により特別始動記憶の未消化数P=4となることによって、上記した先読み判定処理を実行し、第一〜第四特別記憶域の全ての大当りカウンタ値をハズレ判定し且つリーチカウンタ値をリーチ演出無と判定した場合には、予見発生フラグ=0を維持し、特別消化順位値=0かつリーチ消化順位値=0を維持する。この状態では、始動口21や一般入賞口29に遊技球が流入しても、払出音発生処理を実行して、賞球の払い出しに合わせて払出擬似ベル音が発生する。
また、本実施例にあっては、大入賞口25への遊技球流入によっても予見音発生処理を実行するようにしていることから、上記した特別遊技作動の実行中に、特別始動記憶の未消化数P=4となることにより予見発生フラグ=1となると、先読み判定処理を実行して特別消化順位値またはリーチ消化順位値を取得し、これらに応じて、大入賞口25に遊技球が流入する毎に払出音発生処理または予見音発生処理を実行する。例えば、リーチ消化順位値=4を取得している状態では、大入賞口25への遊技球流入に伴って、「カラン、カラン、カラン、カラン、カラン」という予見電子音を発生する。
上述した本実施例の構成にあっては、賞球の払い出しに合わせて払出擬似ベル音を発生させることにより、遊技中に画像表示器14の表示画面を注視する遊技者に、賞球という利益の発生を知らせることができ、遊技者の満足感や喜悦感を刺激できる。ここで、払出擬似ベル音は、上述したように過去のパチンコ遊技機で賞球の払い出し時に発生していたベル音を、電子音により疑似的に再現したものであることから、レトロ感を醸し出すことができ、懐かしさや味わい深い印象を遊技者に想起させることができる。また、特別始動記憶の未消化数Pが上限の所定個数(四個)に達している満杯状態で、未消化の特別始動記憶の中に当りやリーチのものがある場合には、始動口21または一般入賞口29のいずれかへの遊技球流入に伴って予見電子音を発生させ、該当りやリーチの発生を遊技者に予見させるようにしていることから、該満杯状態であっても、遊技者に遊技球の発射を促す効果が高い。これにより、従来では満杯状態で所謂ムダ球の発生を抑制するために遊技者が実施し易い遊技球の発射停止行為を、本実施例の構成によれば、抑制することができる。そのため、発射停止行為により生ずる機台の稼働率低下を抑制でき、該稼働率低下に伴って遊技場が被る不利益を抑制することができる。さらに、こうした予見電子音による当り予見を得るために、遊技の進行中に演出画像を注視する遊技者に、該予見電子音を聞き取ろうとする意識を想起させることができる。これにより、遊技者の視覚と聴覚とを効果的に刺激して、従来に無い興趣溢れる遊技を提供できる。
尚、本実施例にあって、特別図柄表示装置15により、本発明にかかる図柄表示装置が構成されている。また、始動口21、大入賞口25、および一般入賞口29によって、本発明にかかる入賞口が構成されており、始動口21により、特定の入賞口が構成されている。そして、特別始動スイッチS1、一般入賞スイッチS4、特別入賞スイッチS3により、本発明にかかる各入賞口の球検知手段が実現されている。また、特別始動記憶により、本発明にかかる始動記憶が実現されている。また、主制御基板60により、本発明にかかる始動記憶生成手段、遊技制御手段、および先読み判定手段が構成されている。また、主制御基板60および払出制御基板64によって、本発明にかかる払出制御手段が構成されている。また、主制御基板60および演出制御基板62(音源制御基板66)によって、本発明にかかる払出音発生制御手段が構成され、本発明の予見音発生処理および予見音選択処理を実行する。また、主制御基板60および図柄制御基板63により、本発明にかかる図柄制御手段が構成されている。
上述した実施例の構成にあっては、予見電子音を、払出擬似ベル音と音自体が異なる電子音により設定したものであるが、これに限定されず、音の出力間隔が異なるもの、音の出力回数が異なるもの、音質が異なるもの等を適宜設定することができる。また、本実施例では、互いに異なる複数の予見電子音を特別始動記憶の消化順番に対応付けて設定したものであるが、これに限らず、例えば、各消化順番に夫々対応付けた複数の予見電子音を設定し、各消化順番毎にいずれかの予見電子音を選択するようにしても良い。さらにまた、特別始動記憶の消化順番と無関係に複数の予見電子音を設定し、いずれか選択して発生させるようにしても良いし、一の予見電子音を設定して、常に当該予見電子音を発生させるようにしても良い。
また、上述した実施例の構成では、特別始動記憶の未消化数が上限の所定個数(四個)に達すると、未消化の特別始動記憶を先読みするようにしたものであるが、これに限らず、例えば、特別始動記憶が発生する毎に先読みするようにしても良い。
また、上述した実施例の構成では、特別遊技作動の実行中であっても、未消化の特別始動記憶の満杯状態で、大入賞口25への遊技球流入に伴って予見電子音を発生させるようにしたものであるが、これに限らず、例えば、特別遊技作動の実行中では予見電子音を発生させないようにしても良い。又は、大入賞口25に遊技球が流入した場合には、払出擬似ベル音を発生させるようにし、予見電子音は、大入賞口25以外の入賞口(始動口21、一般入賞口29)への遊技球流入に伴って発生させるようにしても良い。後者の場合には、本発明の入賞口が、始動口21および一般入賞口29となる。
また、上述した実施例の構成では、賞球個数に応じて払出擬似ベル音を選択して実行するようにしたが、これに限らず、賞球個数に関わらず、同じ払出擬似ベル音を発生させるようにしても良い。
本発明にあっては、上述した実施例に限定されるものではなく、上述の実施例以外の構成についても本発明の趣旨の範囲内で適宜変更して実施可能である。
1 パチンコ遊技機
15 特別図柄表示装置(図柄表示装置)
21 始動口(入賞口)
25 大入賞口(入賞口)
29 一般入賞口(入賞口)
S1 特別始動スイッチ(球検知手段)
S3 特別入賞スイッチ(球検知手段)
S4 一般入賞スイッチ(球検知手段)

Claims (3)

  1. 特別図柄を表示する図柄表示装置と、
    遊技球を検知する球検知手段を備えた複数の入賞口と、
    特定の入賞口に遊技球が流入することにより、所定数を上限として始動記憶を生成して記憶する始動記憶生成手段と、
    各入賞口への遊技球流入に伴って、所定個数の賞球を払い出す払出制御手段と、
    未消化の始動記憶を順次消化することにより、図柄表示装置で特別図柄を変動し、その停止図柄態様によって当り又はハズレを確定する図柄制御手段と、
    特別図柄の停止図柄態様により当り確定した場合に、所定の特別遊技作動を実行する遊技制御手段と
    を備えたパチンコ遊技機において、
    前記各入賞口への遊技球流入に伴って、予め設定された払出擬似ベル音を発生させる払出音発生制御手段と、
    前記始動記憶生成手段により記憶されている未消化の始動記憶を、その消化前に当落判定する先読み判定手段と
    を備え、
    前記払出音発生制御手段は、始動記憶の未消化数が前記上限の所定数に達している状態で、前記先読み判定手段による始動記憶の当落判定結果が当りであると、前記入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、常態の払出擬似ベル音と出力態様の異なる予見電子音を発生させる予見音発生処理を備えていることを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 払出音発生制御手段は、先読み判定手段による始動記憶の当落判定結果が当りであると、該始動記憶の消化順番に対応付けて設定された相互に異なる複数の予見電子音のなかから、当該当り判定した始動記憶の消化順番に対応する予見電子音を選択する予見音選択処理を備え、
    予見音発生処理は、始動記憶の未消化数が上限の所定数に達している状態で、入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、前記予見音選択処理により選択した予見電子音を発生させるようにしていることを特徴とする請求項1に記載のパチンコ遊技機。
  3. 先読み判定手段は、未消化の始動記憶を当落判定した結果がハズレであると、該始動記憶の消化によりリーチ演出するか否かを先読みする処理内容を備え、
    払出音発生制御手段の予見音発生処理は、
    先読み判定手段が未消化の始動記憶を全てハズレと判定し且つ少なくとも一つの始動記憶をリーチ演出すると判定した場合にも、該始動記憶の未消化数が上限の所定数に達している状態で、入賞口のいずれかへの遊技球流入に伴って、常態の払出擬似ベル音と出力態様の異なる予見電子音を発生させる処理内容を備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021052940A (ja) * 2019-09-27 2021-04-08 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

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