JP2016082837A - スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法 - Google Patents
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Description
また、ケーブルの耐電圧試験を実施する場合には、三位置開閉器と接地開閉器の両方を操作することが必要であり、操作手順が複雑になるという問題があった。
また、第2の発明によるスイッチギヤは、 タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えるとともに、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置し、前記ケーブル終端接続部は、前記主回路導体に接続されるとともに、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを備えたものである。
図1は、この発明の実施の形態1を示す常用と予備の2回線VCTバイパス2バンクの受変電設備を構成するガス絶縁スイッチギヤの配列及び単線接続図である。図2は、図1に示す第1の受電スイッチギヤの断面図、図3は、図1に示す第1の負荷給電スイッチギヤの断面図、図4は、図1に示すVCT用スイッチギヤの断面図である。また、図5は受変電設備全体において隣接するスイッチギヤ間を接続する母線配置を示す平面図である。各図において、同一符号は同一若しくは相当部分を示している。
なお、図1において、60は主回路導体であり、これは母線タンク(41、42、43、47,49)及び本体タンク(44、45、46、47、49)内において、母線(31、32、33、34、35)からケーブル終端接続部100までの間において、遮断器、三位置開閉器などの相互間を接続して、図1に示す主回路を構成する導体の総称である。
また、ケーブル終端接続部100は、第1の受電系統2、第2の受電系統3、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5となるケーブル110の引込口となるもので、通称ケーブルヘッドと称するものである。
図2は第1の受電スイッチギヤ11を示す図である。図2において、第1の受電スイッチギヤ11の前面は図面左側である。第1の受電スイッチギヤ11は、第1の受電系統2に接続され、遮断器23a、三位置開閉器24a及び避雷器25aを収納してSF6ガスあるいは乾燥空気などの絶縁性ガスを封入した本体タンク44と、断路器16、一次側三位置開閉器20、開閉手段である三位置開閉器24b及び母線接続ブッシング27a、27b、28aを収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク41と、本体タンク44と母線タンク41とを連結する区画スペーサ26aと、本体タンク44及び母線タンク41の前後及び底面を取り囲みながら保持する筐体50aとで構成されている。
ケーブル110の耐電圧試験を実施する場合は、前記三位置開閉器24aを「接地」状態にし、遮断器23aから先(ケーブル110から遠い方)を電気的に切り離した状態で実施する。
試験湯の電圧は、避雷器25aの主回路導体60の接続部において、避雷器25aを取り外して代わりに電圧印加用の接続部を挿入して試験用電圧を印加する。
なお、上記は第1の受電スイッチギヤ11を例に説明したが、第2の受電スイッチギヤ12であっても同様である。また、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5のケーブル110について耐電圧試験を実施する場合であっても、上記第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12と同様の主回路構成にすれば、上記と同様の効果が得られる。
実施の形態2は、スイッチギヤの構成は実施の形態1の構成と同じであるが、ケーブル終端接続部100に、ケーブル110の耐電圧試験用の試験用電圧を印加するための接続部を設けたものである。図6は、例えば特開平5−95619号公報に記載されたケーブル終端接続箱と同等の構成と機能を有するケーブル終端接続部100を示す。ケーブル終端接続部100は、ケーブル110が接続されるケーブル装着端子A(第1の接続部)の部分、空き端子B(第2の接続部)とスイッチギヤ内の主回路導体側接続端子Cとの間の具体的構成を図示している。ここで、空き端子Bの側はコーン部70、遮蔽金具71、保護カバー73、固定ボルト74、シャフト75及びスプリング76等で構成されている。また、ケーブル装着端子A(第1の接続部)の側は、ケーブル110先端のケーブル導体80とプラグ81及びクランパ82で構成されている。
ケーブル終端接続部100は、上記のような構成にしたことにより、補助導体103をこの機器側端子導体104から取外すことが可能となる。この補助導体103を取り外せば、主回路導体60と第1の接続部Aとの間が断路されることになる。この補助導体103を取り外した中空穴内に前記補助導体103と同じ形状の絶縁物製の絶縁栓104を挿入することで、所定の絶縁性能を確保することができる。すなわち、導体引出棒101の内部の中空穴部内に装着された補助導体103は「断路部」を構成する。
三位置開閉器24aを断路位置に操作し、この状態で、ケーブル終端接続部100の第2の接続部Bに耐電圧試験電圧を印加するケーブルを接続し、試験用の印加電圧Vを印加する。このような手順で、スイッチギヤ内部の遮断器23a等を切り離した状態でケーブル110だけの耐電圧試験を行うことができる。
従来の方法に比べて、機器の開閉操作は三位置開閉器24aの断路操作の1回だけでよく、耐電圧試験のための機器の開閉操作が簡単になる。
三位置開閉器24aを断路位置に操作し、この状態で、ケーブル終端接続部100の第2の接続部Bに耐電圧試験用の電圧を印加するケーブルを接続して試験用の印加電圧Vを印加するようにしたため、接地開閉器24aの接地端子(例えば、特開2014−103016号公報の引出端子116)には試験用電圧に相当する耐電圧性能を持たせる必要がなくなる。その結果、例えば特開2011−66962号公報の図1に示す接地開閉器5を省略し、三位置開閉器3だけで対応可能となる。このため、例えば特開2011−66962号公報の図1に示す接地開閉器5を省略することで、本体タンク内に収納する機器を1個減らせるため、本体タンクを小さくすることが出来る。
Claims (5)
- タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えたスイッチギヤにおいて、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置したことを特徴とするスイッチギヤ。
- タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えたスイッチギヤにおいて、
前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置し、
前記ケーブル終端接続部は、前記主回路導体に接続されるとともに、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを備えた、
ことを特徴とするスイッチギヤ。 - 前記断路器は、接続−断路―接地の機能を備えた三位置開閉器であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
- 前記ケーブル終端接続部は、T字形を成し、一方を前記主回路導体との接続部、他方を前記第1の接続部、残りの他方を前記第2の接続部とし、スイッチギヤの通常の運転時には前記第2の接続部に栓をすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれかに記載のスイッチギヤ。
- タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納するとともに、前記主回路導体に接続され、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを有するケーブル終端接続部を備え、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した可動接触子を有する前記断路器を配置したスイッチギヤを用いて、
前記断路器を切位置にするとともに前記ケーブル終端接続部の前記第2の接続部にケーブルの耐電圧試験用の電圧を印加することを特徴とするケーブルの試験方法。
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JP2014215254A JP2016082837A (ja) | 2014-10-22 | 2014-10-22 | スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法 |
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH06208811A (ja) * | 1991-04-08 | 1994-07-26 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | T形ブッシング |
JP2001352623A (ja) * | 2000-06-02 | 2001-12-21 | Mitsubishi Electric Corp | ガス絶縁開閉装置 |
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2014
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