JP2016082837A - スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法 - Google Patents

スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016082837A
JP2016082837A JP2014215254A JP2014215254A JP2016082837A JP 2016082837 A JP2016082837 A JP 2016082837A JP 2014215254 A JP2014215254 A JP 2014215254A JP 2014215254 A JP2014215254 A JP 2014215254A JP 2016082837 A JP2016082837 A JP 2016082837A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
disconnector
circuit breaker
connection portion
switchgear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014215254A
Other languages
English (en)
Inventor
吉田 忠広
Tadahiro Yoshida
忠広 吉田
和昭 小山
Kazuaki Koyama
和昭 小山
慎太郎 黒明
Shintaro Kuroaki
慎太郎 黒明
英二 森藤
Eiji Morifuji
英二 森藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2014215254A priority Critical patent/JP2016082837A/ja
Publication of JP2016082837A publication Critical patent/JP2016082837A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Gas-Insulated Switchgears (AREA)

Abstract

【課題】スイッチギヤの高さ寸法を抑えることができるガス絶縁スイッチギヤを得る。【解決手段】 タンク44内に少なくとも遮断器23aと断路器24aとこれらを接続する主回路導体60とを収納し、前記主回路導体60と外部のケーブル110との間を接続するケーブル終端接続部100を備えたスイッチギヤにおいて、前記ケーブル終端接続部100と前記遮断器23aとの間に,その可動接触子が前記ケーブル終端接続部100と常時電気的に接続した状態に断路器24aを配置し、前記ケーブル終端接続部100は、前記ケーブル110と接続する第1の接続部Aと、前記主回路導体60と前記第1の接続部Aとの間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部A側に設けられた第2の接続部Bとを備えて、前記主回路導体60に接続される。【選択図】図1

Description

この発明は、受変電用のスイッチギヤに関するものである。
従来、例えば特開2011−066962号公報(特許文献1)において、常用と予備の2回線で受電する受電ユニット及び2系統の負荷給電ユニットの間に、電力取引量を計測する計器用変圧変流器(Voltage and Current Transformer)(以下、VCTという。)をバイパスさせた、常予備2回線VCTバイパス2バンクの設備例が開示されている。このような回路構成において、スイッチギヤは受電側及び負荷給電側のケーブルと接続されるが、ケーブル端部に接続されるケーブルヘッドとスイッチギヤの遮断器との間は、接地開閉器5や三位置断路器3を介して接続する。この結果、特許文献1の図1に示すように、接地開閉器5、三位置開閉器3、遮断器2から成る少なくとも3台の機器を本体タンクの内に配置する必要があるため、本体タンク1が大型になっていた。また接地開閉器5は、ケーブルの耐電圧試験を行う場合に試験電圧の印加手段として使用するため、例えば特開2014−103016号公報(特許文献2)に示すように、試験電圧印加に使用する接地開閉器5の接地端子は、接地電位にある前記本体タンク1に対して、絶縁支持物にて支持させて電気的に浮かせるようにして前記耐電圧試験の電圧に耐えられるように構成していたため、構成が複雑になっていた。
特開2011−066962号公報 特開2014−103016号公報
従来のガス絶縁スイッチギヤでは、遮断器とケーブルの間に、接地開閉器と三位置断路器を配置することが必要であり、スイッチギヤ全体の寸法、特に高さ寸法が大きくなるため、受変電設備の縮小化が困難であった。
また、ケーブルの耐電圧試験を実施する場合には、三位置開閉器と接地開閉器の両方を操作することが必要であり、操作手順が複雑になるという問題があった。
この発明は、上記のような第1の問題を解決するためになされたもので、高さ、奥行き、幅等の外形寸法を小さくできるスイッチギヤを得ることを目的とするものである。
また、この発明は、上記のような第2の問題を解決するためになされたもので、ケーブルの耐圧試験時の操作を容易にすることを目的とするものである。
第1の発明によるスイッチギヤは、 タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えるとともに、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置したものである。
また、第2の発明によるスイッチギヤは、 タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えるとともに、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置し、前記ケーブル終端接続部は、前記主回路導体に接続されるとともに、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを備えたものである。
また、この発明によるケーブルの試験方法は、 前記手段で述べたスイッチギヤを用いて、前記断路器を切位置にするとともに前記ケーブル終端接続部の前記第2の接続部にケーブルの耐電圧試験用の電圧を印加することで、ケーブルの耐電圧試験を行うものである。
この発明によれば、遮断器とケーブル終端接続部との間に、可動接触子がケーブル終端接続部に常時電気的に接続された断路器を配置し、さらに、ケーブルと接続する第1の接続部と、主回路導体と第1の接続部との間を切離する断路部と、断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを有するケーブル終端接続部を備えたので、遮断器とケーブル終端接続部との間に配置する接地開閉器の接地端子の耐電圧試験対応した絶縁性能が不要となり、簡単な構成の接地開閉器でスイッチギヤを構成できるため、外形寸法を抑えたスイッチギヤを得ることができる。
また、可動接触子がケーブル終端接続部に常時電気的に接続された断路器にて遮断器とケーブル終端接続部との接続を切り離し、ケーブル終端接続部の第2の接続部にケーブル試験用の試験電圧を印加するようにしたので、耐電圧試験の容易なケーブル試験方法を得ることができる。
この発明の実施の形態1による受変電設備のスイッチギヤの配列及び単線接続図である。 図1に示す第1の受電スイッチギヤの断面図である。 図1に示す第1の負荷給電スイッチギヤの断面図である。 図1に示す計器用変圧変流器用スイッチギヤの断面図である。 この発明の実施の形態1による受変電設備の母線配置を示す平面図である。 この発明の実施の形態によるケーブル終端接続部の断面図である。 従来のケーブル耐電圧試験時の電圧印加方法を示す回路図である。 この発明の実施の形態1によるケーブル耐電圧試験時の電圧印加方法を示す回路図である。
以下、この発明による受変電設備の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す常用と予備の2回線VCTバイパス2バンクの受変電設備を構成するガス絶縁スイッチギヤの配列及び単線接続図である。図2は、図1に示す第1の受電スイッチギヤの断面図、図3は、図1に示す第1の負荷給電スイッチギヤの断面図、図4は、図1に示すVCT用スイッチギヤの断面図である。また、図5は受変電設備全体において隣接するスイッチギヤ間を接続する母線配置を示す平面図である。各図において、同一符号は同一若しくは相当部分を示している。
図1において、受変電設備1は、第1の受電系統2と第2の受電系統3からなる2回線で受電している。また、第1の負荷給電系統4は第1の変圧器を介して第1の負荷(何れも図示せず)に給電し、第2の負荷給電系統5は第2の変圧器を介して第2の負荷(何れも図示せず)に給電している。
図1に示す受変電設備1は、第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14、第1の受電スイッチギヤ11と第1の負荷給電スイッチギヤ13との間に配置されたVCT用スイッチギヤ15の5つのスイッチギヤで構成されている。各スイッチギヤ11、12、13、14、15は、それぞれ独立した筐体で構成され、内部に絶縁ガスを封入した密閉型のガス絶縁形のスイッチギヤとなっており、VCT用スイッチギヤ15に隣接して第1の受電スイッチギヤ11と第1の負荷給電スイッチギヤ13が配置され、第2の受電スイッチギヤ12と第2の負荷給電スイッチギヤ14が互いに隣接して配置されている。また、第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14には、主回路の上部出口近くに、それぞれ開閉手段である断路器16、17、18、19が設置されている。
断路器16の第1の受電系統2側の端部とVCT30の電源側、即ち一次側(図中K側)との間は、開閉手段である一次側三位置開閉器20を介して母線31によって接続されており、一次側三位置開閉器20は、断路器16と共に第1の受電スイッチギヤ11の母線タンク41内に収納されている。断路器18の第1の負荷給電系統4側の端部とVCT30の負荷側、即ち二次側(図中L側)との間は、開閉手段である二次側三位置開閉器21を介して母線32によって接続されており、二次側三位置開閉器21は、断路器18と共に第1の負荷給電スイッチギヤ13の母線タンク42内に収納されている。また、断路器17の第2の受電系統3側端部と断路器19の第2の負荷給電系統5側の端部との間は、開閉手段であるバイパス断路器22を介して母線33によって接続されており、バイパス断路器22は、断路器19と共に第2の負荷給電スイッチギヤ14の母線タンク43内に収納されている。更に、断路器16の第1の受電系統2とは反対側の端部と、断路器17の第2の受電系統3とは反対側の端部との間は、第1のバイパス母線34で接続されており、断路器18の第1の負荷給電系統4とは反対側の端部と、断路器19の第2の負荷給電系統5とは反対側の端部との間は、第2のバイパス母線35で接続されている。
なお、図1において、60は主回路導体であり、これは母線タンク(41、42、43、47,49)及び本体タンク(44、45、46、47、49)内において、母線(31、32、33、34、35)からケーブル終端接続部100までの間において、遮断器、三位置開閉器などの相互間を接続して、図1に示す主回路を構成する導体の総称である。
また、ケーブル終端接続部100は、第1の受電系統2、第2の受電系統3、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5となるケーブル110の引込口となるもので、通称ケーブルヘッドと称するものである。
次に、図1の受変電設備1を構成する第1の受電スイッチギヤ11について説明する。
図2は第1の受電スイッチギヤ11を示す図である。図2において、第1の受電スイッチギヤ11の前面は図面左側である。第1の受電スイッチギヤ11は、第1の受電系統2に接続され、遮断器23a、三位置開閉器24a及び避雷器25aを収納してSF6ガスあるいは乾燥空気などの絶縁性ガスを封入した本体タンク44と、断路器16、一次側三位置開閉器20、開閉手段である三位置開閉器24b及び母線接続ブッシング27a、27b、28aを収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク41と、本体タンク44と母線タンク41とを連結する区画スペーサ26aと、本体タンク44及び母線タンク41の前後及び底面を取り囲みながら保持する筐体50aとで構成されている。
母線タンク41には、前面側に断路器16及び三位置開閉器24bが配設され、後面側に一次側三位置開閉器20及び母線接続ブッシング27bが配設されている。そして、三位置開閉器24bと一次側三位置開閉器20は、接触子(図示せず)によって接続されている。なお、図中では三位置開閉器24bと一次側三位置開閉器20が同一高さに取り付けられているが、必ずしも同一高さである必要はない。
断路器16は母線接続ブッシング27aと接続されている。一方、母線接続ブッシング28aは母線タンク41内の収納機器との接続がないため、母線タンク41の気密を保ちながら、第2のバイパス母線35を保持する機能のみであり、母線タンク41を貫通して通電させる機能は有していない。従って、母線タンク41の内部に高電圧部を露出させていない。このようにブッシング構造を区別することで、母線タンク41内部の機器及びブッシングの配置をコンパクトにしている。
図3は、第1の負荷給電スイッチギヤ13を示しており、図面左側が第1の負荷給電スイッチギヤ13の前面である。図3において、第1の負荷給電スイッチギヤ13は、第1の負荷給電系統4に接続され、遮断器23b、接地開閉器29aを収納して絶縁性ガスを封入した本体タンク45と、断路器18、二次側三位置開閉器21、開閉手段である三位置開閉器24c及び母線接続ブッシング27c、27dを収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク42と、本体タンク45と母線タンク42とを連結する区画スペーサ26bと、本体タンク45及び母線タンク42の前後と底面を取り囲みながら保持する筐体50bによりで構成されている。なお、第1の負荷給電スイッチギヤ13の構造面の特徴及び効果は、図2で説明した第1の受電スイッチギヤ11と同様である。
なお、詳細な構成については図示省略するが、第2の受電スイッチギヤ12は第1の受電スイッチギヤ11と同様に構成されており、図1における符号23cは開閉手段である遮断器、符号24d、24eは開閉手段である三位置開閉器、符号25bは避雷器、符号26cは区画スペーサを示している。遮断器23c、三位置開閉器24e、避雷器25bは本体タンク46に収納されており、断路器17、三位置開閉器24dは母線タンク47に収納されている。また、第2の負荷給電スイッチギヤ14は第1の負荷給電スイッチギヤ13と同様に構成されており、図1における符号23dは開閉手段である遮断器、符号24fは開閉手段である三位置開閉器、符号26dは区画スペーサ、符号29bは接地開閉器を示している。遮断器23d、接地開閉器29bは本体タンク48に収納されており、断路器19、バイパス断路器22、三位置開閉器24fは母線タンク49に収納されている。
図4は、VCT用スイッチギヤ15を示しており、図面左側がVCT用スイッチギヤ15の前面である。図4において、VCT用スイッチギヤ15は、母線接続ブッシング27e及び28bと、母線接続ブッシング27eとVCT30の一次側K及び二次側Lに接続される導体La、Lbを収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク46と、VCT30と、母線タンク46及びVCT30の前後と底面を取り囲みながら保持する筐体50cにより構成されている。
なお、母線接続ブッシング28bは、図2に示す第1の受電スイッチギヤ11の母線接続ブッシング28aと同様に、母線タンク46内の収納機器との接続がないため、母線タンク46の気密を保ちながら、第2のバイパス母線35を保持する機能のみであり、母線タンク46を貫通して通電させる機能は有しておらず、母線タンク46の内部に高電圧部を露出させていない。このようにブッシング構造を区別することで、母線タンク46内部の機器及びブッシングの配置をコンパクトにしている。
上記のように、VCT30の上部に設置された母線タンク46内には、導体La、Lbと母線接続ブッシング27e、28bが収納されているのみであり、高さ方向を絶縁に必要な寸法のみ確保して、最小限の高さ寸法で構成することが出来、図2で説明した第1の受電スイッチギヤ11と同様の構造面の特徴及び効果を有する。
図5は、受変電設備1の母線配置を示す平面図である。図5において、図の上方が第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14、VCT用スイッチギヤ15のそれぞれの前面を示している。各スイッチギヤ11、12、13、14、15の上面に第1のバイパス母線34及び第2のバイパス母線35が配設されており、後面に母線31、32、33が配設されている。
上記の構成において、例えば第1の受電スイッチギヤ11においては、第1の受電系統2の引込部となるケーブル110をケーブル終端接続部100に接続している。前記ケーブル終端接続部100は本体タンク44の外壁86を貫通して装着している。前記ケーブル終端接続部100の本体タンク44内に突出した端子は、主回路導体60を介して三位置開閉器24aの可動接触子65に接続されている。すなわち、前記ケーブル終端接続部100と三位置開閉器24aの可動接触子65は、主回路導体60を介して常時電気的に接続されている。三位置開閉器24aの可動接触子65は、接続−断路―接地の各機能を備えており、可動接触子65と遮断器23aが接続した状態を「接続」、可動接触子65と接地端子66が接続した状態を「接地」、「接続」と「接地」の中間位置の主回路開放状態で所定の絶縁性能を維持できる位置を「断路」と称し、接続−断路―接地の各位置の間を動作する。三位置開閉器24aの前記各動作において、「接地」は、例えば前記ケーブル終端接続部100へケーブル110を接続する場合に作業者が感電等のトラブルを生じさせない目的で実施される。
ケーブル110の耐電圧試験を実施する場合は、前記三位置開閉器24aを「接地」状態にし、遮断器23aから先(ケーブル110から遠い方)を電気的に切り離した状態で実施する。
試験湯の電圧は、避雷器25aの主回路導体60の接続部において、避雷器25aを取り外して代わりに電圧印加用の接続部を挿入して試験用電圧を印加する。
なお、上記は第1の受電スイッチギヤ11を例に説明したが、第2の受電スイッチギヤ12であっても同様である。また、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5のケーブル110について耐電圧試験を実施する場合であっても、上記第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12と同様の主回路構成にすれば、上記と同様の効果が得られる。
実施の形態2.
実施の形態2は、スイッチギヤの構成は実施の形態1の構成と同じであるが、ケーブル終端接続部100に、ケーブル110の耐電圧試験用の試験用電圧を印加するための接続部を設けたものである。図6は、例えば特開平5−95619号公報に記載されたケーブル終端接続箱と同等の構成と機能を有するケーブル終端接続部100を示す。ケーブル終端接続部100は、ケーブル110が接続されるケーブル装着端子A(第1の接続部)の部分、空き端子B(第2の接続部)とスイッチギヤ内の主回路導体側接続端子Cとの間の具体的構成を図示している。ここで、空き端子Bの側はコーン部70、遮蔽金具71、保護カバー73、固定ボルト74、シャフト75及びスプリング76等で構成されている。また、ケーブル装着端子A(第1の接続部)の側は、ケーブル110先端のケーブル導体80とプラグ81及びクランパ82で構成されている。
このブッシング85は、従来のものと同様、エポキシ樹脂等の絶縁材から成り、本体タンク44〜48の外壁86に固定される構成となっている。この例では、ブッシング85に埋め込まれた埋め込みボルト87に対し、リング状の固定用金具88がボルト89により締め付け固定され、この固定用金具88を押え金具90で押え、ボルト91を用いて機器の外壁86に固定するように構成されている。
ケーブル終端接続部100は、ブッシング85の内部に埋設された導体引出棒101の構成に特徴がある。この導体引出棒101には、その端部に主回路導体側接続部Cが設けられているが、図の水平部分の中間に、上記空き端子Bと主回路導体側接続部Cとの間の電気接続を遮断する、不連続部102が設けられている。そして、この不連続部102の近傍で、導体引出棒101は中空構造とされ、その中心に円柱状の補助導体103が挿入されている。この補助導体103の右端には、雌ねじ部103Aが設けられ、左端には、雄ねじ部103Bが設けられている。図の状態では、補助導体103の雄ねじ部103Bが主回路導体側接続部Cの側の機器側端子導体104にねじ込まれ、一体に固定されている。その結果、図の例では、導体引出棒101はその長手方向に、電気的連続性を保持している。
ケーブル終端接続部100は、上記のような構成にしたことにより、補助導体103をこの機器側端子導体104から取外すことが可能となる。この補助導体103を取り外せば、主回路導体60と第1の接続部Aとの間が断路されることになる。この補助導体103を取り外した中空穴内に前記補助導体103と同じ形状の絶縁物製の絶縁栓104を挿入することで、所定の絶縁性能を確保することができる。すなわち、導体引出棒101の内部の中空穴部内に装着された補助導体103は「断路部」を構成する。
図7は、従来の装置の回路構成におけるケーブル110の耐電圧試験の実施の状態を示すものである。まず、三位置開閉器24aを断路位置に操作し、次いで接地開閉器111を閉路し接地状態にする。この状態で、接地開閉器111の接地端子に耐電圧試験用ケーブルを接続し、試験用の印加電圧Vを印加する。このような手順で、スイッチギヤ内部の遮断器23a等を切り離した状態でケーブル110だけの耐電圧試験を行うことができる。
図8は、実施の形態1の発明における、ケーブル110の耐電圧試験の実施の状態を示すものである。まず、ケーブル終端接続部100の第1の接続部Aにケーブル110を接続した状態において、
三位置開閉器24aを断路位置に操作し、この状態で、ケーブル終端接続部100の第2の接続部Bに耐電圧試験電圧を印加するケーブルを接続し、試験用の印加電圧Vを印加する。このような手順で、スイッチギヤ内部の遮断器23a等を切り離した状態でケーブル110だけの耐電圧試験を行うことができる。
従来の方法に比べて、機器の開閉操作は三位置開閉器24aの断路操作の1回だけでよく、耐電圧試験のための機器の開閉操作が簡単になる。
また、ケーブル終端接続部100の第1の接続部Aにケーブル110を接続した状態において、
三位置開閉器24aを断路位置に操作し、この状態で、ケーブル終端接続部100の第2の接続部Bに耐電圧試験用の電圧を印加するケーブルを接続して試験用の印加電圧Vを印加するようにしたため、接地開閉器24aの接地端子(例えば、特開2014−103016号公報の引出端子116)には試験用電圧に相当する耐電圧性能を持たせる必要がなくなる。その結果、例えば特開2011−66962号公報の図1に示す接地開閉器5を省略し、三位置開閉器3だけで対応可能となる。このため、例えば特開2011−66962号公報の図1に示す接地開閉器5を省略することで、本体タンク内に収納する機器を1個減らせるため、本体タンクを小さくすることが出来る。
以上、この発明の実施の形態1及び実施の形態2について説明したが、この発明は、ガス絶縁スイッチギヤに限られるものではなく、気中絶縁スイッチギヤであってもよい。また、その発明の範囲内において、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 受変電設備、2 第1の受電系統、3 第2の受電系統、4 第1の負荷給電系統、5 第2の負荷給電系統、11、60 第1の受電スイッチギヤ、12 第2の受電スイッチギヤ、13 第1の負荷給電スイッチギヤ、14 第2の負荷給電スイッチギヤ、15 VCT用スイッチギヤ、16、17、18、19 断路器、20 一次側三位置開閉器、21 二次側三位置開閉器、22 バイパス断路器、23a、23b、23c、23d 遮断器、24a、24b、24c、24d、24e、24f 三位置開閉器、25a、25b 避雷器、26a、26b、26c、26d 区画スペーサ、27a、27b、27c、27d、27e、28a、28b 母線接続ブッシング、29a、29b 接地開閉器、30 VCT、31、32、33 母線、34 第1のバイバス母線、35 第2のバイパス母線、41、42、43、47、49 母線タンク、44、45、46、48 本体タンク、50a、50b、50c 筐体、60 主回路導体、65 三位置開閉器の可動接触子、66 三位置開閉器の接地端子、70 コーン部、71 遮蔽金具、73 保護カバー、74 固定ボルト、75 シャフト、76 スプリング、80 ケーブル導体、81 プラグ、82 クランパ、85 ブッシング、86 外壁、87 埋め込みボルト、88 リング状固定用金具、89 ボルト、90 押え金具、91 ボルト、100 ケーブル終端接続部、101 導体引出棒、102 不連続部、103 補助導体、103A 雌ねじ部、103B 雄ねじ部、104 機器側端子導体、105 絶縁栓、110 ケーブル、111 接地開閉器、A ケーブル装着端子(第1の接続部)、B 空き端子(第2の接続部)、C 主回路導体側接続部、K VCTの一次側、L VCTの二次側、La、Lb 導体、V 耐電圧試験用印加電圧、K VCTの一次側、L VCTの二次側、La、Lb 導体。

Claims (5)

  1. タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えたスイッチギヤにおいて、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置したことを特徴とするスイッチギヤ。
  2. タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納し、前記主回路導体と外部のケーブルとの間を接続するケーブル終端接続部を備えたスイッチギヤにおいて、
    前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記断路器をその可動接触子が前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した状態に配置し、
    前記ケーブル終端接続部は、前記主回路導体に接続されるとともに、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを備えた、
    ことを特徴とするスイッチギヤ。
  3. 前記断路器は、接続−断路―接地の機能を備えた三位置開閉器であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のスイッチギヤ。
  4. 前記ケーブル終端接続部は、T字形を成し、一方を前記主回路導体との接続部、他方を前記第1の接続部、残りの他方を前記第2の接続部とし、スイッチギヤの通常の運転時には前記第2の接続部に栓をすることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいづれかに記載のスイッチギヤ。
  5. タンク内に少なくとも遮断器と断路器と前記遮断器及び前記断路器を接続する主回路導体とを収納するとともに、前記主回路導体に接続され、前記ケーブルと接続する第1の接続部と、前記主回路導体と前記第1の接続部との間を切離する断路部と、前記断路部よりも前記第1の接続部側に設けられた第2の接続部とを有するケーブル終端接続部を備え、前記ケーブル終端接続部と前記遮断器との間に前記ケーブル終端接続部と常時電気的に接続した可動接触子を有する前記断路器を配置したスイッチギヤを用いて、
    前記断路器を切位置にするとともに前記ケーブル終端接続部の前記第2の接続部にケーブルの耐電圧試験用の電圧を印加することを特徴とするケーブルの試験方法。
JP2014215254A 2014-10-22 2014-10-22 スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法 Pending JP2016082837A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215254A JP2016082837A (ja) 2014-10-22 2014-10-22 スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014215254A JP2016082837A (ja) 2014-10-22 2014-10-22 スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2016082837A true JP2016082837A (ja) 2016-05-16

Family

ID=55956637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014215254A Pending JP2016082837A (ja) 2014-10-22 2014-10-22 スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2016082837A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208811A (ja) * 1991-04-08 1994-07-26 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd T形ブッシング
JP2001352623A (ja) * 2000-06-02 2001-12-21 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06208811A (ja) * 1991-04-08 1994-07-26 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd T形ブッシング
JP2001352623A (ja) * 2000-06-02 2001-12-21 Mitsubishi Electric Corp ガス絶縁開閉装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5791832B2 (ja) ガス絶縁スイッチギヤ
JP5026537B2 (ja) スイッチギヤ
JPWO2018229962A1 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP5107276B2 (ja) 真空絶縁スイッチギヤ
KR101271146B1 (ko) 기체절연 개폐장치
JP6350219B2 (ja) ガス絶縁スイッチギヤ
JP2009071907A (ja) 固体絶縁スイッチギヤおよびその絶縁試験方法
EP3731356B1 (en) Gas-insulated open/close device
KR101315437B1 (ko) 가스절연 개폐 장치
KR101874988B1 (ko) 부하개폐기
JP6398651B2 (ja) スイッチギヤ
KR101546791B1 (ko) 기체절연 개폐장치
JP2016082837A (ja) スイッチギヤ及びこのスイッチギヤを用いたケーブルの試験方法
KR102184601B1 (ko) 금속 케이싱 하의 가스 절연 변전 설비(gis)의 자켓을 추출하는 방법
AU2013201083B2 (en) Gas outlet device for a medium-voltage functional unit and distribution substation comprising same
KR100928933B1 (ko) 고체 절연 부하개폐기 및 고체 절연 부하개폐기용전압변성기 접속장치
KR102119214B1 (ko) 가공배전용 부하개폐기의 피뢰기 장착구조
JP5025536B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2518115B2 (ja) スイッチギヤ
EP3671972B1 (en) Connection apparatus for a medium voltage switchgear compartment
JP5601981B2 (ja) 開閉装置用仮送電ケーブル接続構造
JP3269263B2 (ja) ガス絶縁開閉装置
JP2015159676A (ja) 受変電設備
JPH0654419A (ja) ガス絶縁開閉装置
JPH05130719A (ja) ガス絶縁開閉装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170609

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180306

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180522

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181120