JP6350219B2 - ガス絶縁スイッチギヤ - Google Patents

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Description

この発明は、受変電設備で使用するガス絶縁スイッチギヤに関するものである。
従来、例えば特開2011−066962号公報(特許文献1)において、常用と予備の2回線で受電する受電ユニット及び2系統の負荷給電ユニットの間に、電力取引量を計測する計器用変圧変流器(Voltage and Current Transformer)(以下、VCTという。)をバイパスさせた、常予備2回線VCTバイパス2バンクの設備例が開示されている。特許文献1において、絶縁ガスを封入したタンク内に、遮断器、三位置断路器、接地開閉器などを収納し、タンクの上部あるいは背面部に母線を配置し、絶縁スペーサ(15a、15b、15c)を介してタンク内の機器とタンク外の母線とを電気的に接続してる。また、特許文献1の図9には、タンクを貫通して装着した絶縁スペーサ(15a、15b、15c)とそれぞれ長さの異なる母線(15a、15b、15c)とを接続したものが開示されている。
特開2011−066962号公報
従来のガス絶縁スイッチギヤでは、納入先毎に仕様が異なる、すなわちスイッチギヤの各タンクの個数と配列の変化に対応して、長さの異なる幾つかの種類の母線を準備していた。このため、受電方式や負荷側の電力容量の大きさで都度変化するスイッチギヤのタンクの個数と配列の変化に対応するために、長さの異なる幾つかの種類の母線を工場で常時ストックしておく必要があり、工場で管理すべき在庫量が増加し在庫管理の工数が多くなるという問題があった。
この発明は、上記のような問題を解決するためになされたもので、納入先毎の仕様に合わせてスイッチギヤのタンクの個数と配列が都度変化しても種類の少ない標準化された母線で対応できるようにして、工場でストックすべき母線の種類を少なくして工場における母線のストック管理が容易で、またスイッチギヤのユーザにおいて緊急に母線交換が必要なトラブルが生じても、工場で標準的にストックしている母線で対応できるガス絶縁スイッチギヤを得ることを目的とする。
この発明による受変電設備は、
絶縁性ガスを封入したタンクに遮断器と断路機能を有する開閉機器を収容し、前記タンクを横方向に複数個並置した方向に延在して前記タンク単位の長さに分割した単位母線を組合わせて構成した水平母線を配置し、前記タンクを貫通して前記遮断器あるいは前記開閉機器と前記水平母線とを母線接続装置を介して電気的に接続するとともに、水平母線を母線支持装置で支持し、水平母線の少なくとも両端部は母線接続装置に接続するとともに、3個以上の前記タンク間をまたいで配置する場合には中間のタンク毎に両側の2つの単位母線の各一端を母線支持装置あるいは母線接続装置で支持するようにしたものである。
この発明によれば、1つのタンク幅に対応する長さの共通の単位母線を、各タンク毎に配置した母線支持装置あるいは母線接続装置で接続するようにしたので、納入先毎の仕様に合わせてスイッチギヤのタンクの個数と配列が都度変化しても共通の母線で対応できるようにして、工場でストックすべき母線の種類を少なくして工場における母線のストック管理を容易し、またスイッチギヤのユーザにおいて緊急に母線交換が必要なトラブルが生じても、工場で標準的にストックしている母線で対応できるガス絶縁スイッチギヤを得ることができるという効果が得られる。
この発明の実施の形態1によるガス絶縁スイッチギヤの配列及び単線接続図である。 図1に示す第1の受電スイッチギヤの断面図である。 図1に示す第1の負荷給電スイッチギヤの断面図である。 図1に示す計器用変圧変流器用スイッチギヤの断面図である。 この発明の実施の形態1によるガス絶縁スイッチギヤの母線配置を示す平面図である。 図2のY−Y方向に見た母線接続装置(Y)の断面図である。 この発明の実施の形態1による単位母線を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による図6の母線支持装置のブッシングを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による第1の接続片を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による第2の接続片を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による接続用スペーサを示す斜視図である。 この発明の実施の形態1による母線接続方法を示す分解説明図である。 図2のX−X方向に見た母線支持装置(X)の断面図である。 この発明の実施の形態2による母線支持装置の断面図である。
以下、この発明によるガス絶縁開閉装置の実施の形態について図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す常用と予備の2回線VCTバイパス2バンクの受変電設備を構成するスイッチギヤの配列及び単線接続図である。図2は、図1に示す第1の受電スイッチギヤの断面図、図3は、図1に示す第1の負荷給電スイッチギヤの断面図、図4は、図1に示すVCT用スイッチギヤの断面図である。また、図5は受変電設備全体において隣接するスイッチギヤ間を接続する母線配置を示す平面図である。各図において、同一符号は同一若しくは相当部分を示している。
図1において、受変電設備1は、第1の受電系統2と第2の受電系統3からなる2回線で受電している。また、第1の負荷給電系統4は第1の変圧器を介して第1の負荷(何れも図示せず)に給電し、第2の負荷給電系統5は第2の変圧器を介して第2の負荷(何れも図示せず)に給電している。
図1に示す受変電設備1は、第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14、第1の受電スイッチギヤ11と第1の負荷給電スイッチギヤ13との間に配置されたVCT用スイッチギヤ15の5つのスイッチギヤで構成されている。各スイッチギヤ11、12、13、14、15は、それぞれ独立した筐体で構成され、内部に絶縁ガスを封入した密閉型のガス絶縁形のスイッチギヤとなっており、VCT用スイッチギヤ15に隣接して第1の受電スイッチギヤ11と第1の負荷給電スイッチギヤ13が配置され、第2の受電スイッチギヤ12と第2の負荷給電スイッチギヤ14が互いに隣接して配置されている。また、第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14には、主回路の上部出口近くに、それぞれ開閉手段である断路器16、17、18、19が設置されている。
断路器16の第1の受電系統2側の端部とVCT30の電源側、即ち一次側(図中P側)との間は、開閉手段である一次側三位置開閉器20を介して単位母線31によって接続されており、一次側三位置開閉器20は、断路器16と共に第1の受電スイッチギヤ11の母線タンク41内に収納されている。断路器18の第1の負荷給電系統4側の端部とVCT30の負荷側、即ち二次側(図中Q側)との間は、開閉手段である二次側三位置開閉器21を介して単位母線32によって接続されており、二次側三位置開閉器21は、断路器18と共に第1の負荷給電スイッチギヤ13の母線タンク42内に収納されている。また、断路器17の第2の受電系統3側端部と断路器19の第2の負荷給電系統5側の端部との間は、開閉手段であるバイパス断路器22を介して単位母線33によって接続されており、バイパス断路器22は、断路器19と共に第2の負荷給電スイッチギヤ14の母線タンク43内に収納されている。更に、断路器16の第1の受電系統2とは反対側の端部と、断路器17の第2の受電系統3とは反対側の端部との間は、第1のバイパス母線34で接続されており、断路器18の第1の負荷給電系統4とは反対側の端部と、断路器19の第2の負荷給電系統5とは反対側の端部との間は、第2のバイパス母線35で接続されている。
なお、上記母線(31、32、33)及び上記バイパス母線(34、35)はこの発明の対象であり、具体的な構造を示す場合は、以下の説明では水平母線(K、L、M)と称して説明する。
この水平母線(K、L、M)は、図7を使用して後述する単位母線128を連結することで必要な長さの母線(31、32、33)及びバイパス母線(34、35)を形成しており、以下の説明では、母線(31、32、33)を水平母線K、バイパス母線(34)を水平母線M、バイパス母線(35)を水平母線Lとして説明する。
また、図1において、100はケーブル終端接続部であり、第1の受電系統2、第2の受電系統3、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5に接続するケーブルを接続する。また、ケーブル終端接続部100の他端は、本体タンク(44、45、46、47)内において主回路導体60と接続している。主回路導体60は、本体タンク(44、45、46、47)内において、遮断器(23a、23b、23c、23d)、三位置開閉器(24a、24c)、避雷器(25a、25b)、接地開閉器(25a、25b)の相互間を接続して主回路を構成している。避雷器(25a、25b)は、図1では主回路導体60から解離しているように図示されているが、スイッチギヤの運転時には主回路導体60に常時接続した状態にする。スイッチギヤなどの耐電圧試験時には、試験用の高電圧で避雷器(25a、25b)が破損しないように、主回路導体60から引き離すように構成している。
また、図1において、ケーブル終端接続部100は主回路導体60を介して三位置開閉器(24a、24c)の可動接触子65と接続し、ケーブル終端接続部100と可動接触子65は常時電気的に接続した状態になっている。三位置開閉器(24a、24c)は、可動接触子60を「接続−断路−接地」の3つの各位置に移動させることで、遮断器(23a、23c)と「接続―遮断器(23a、23c)との間を断路−三位置開閉器(24a、24c)の接地端子66に接続」の3位置を選択的にとることができる。
次に、図1の受変電設備1を構成する第1の受電スイッチギヤ11について説明する。
図2は第1の受電スイッチギヤ11を示す図である。図2において、第1の受電スイッチギヤ11の前面は図面左側である。第1の受電スイッチギヤ11は、第1の受電系統2に接続され、遮断器23a、三位置開閉器24a及び避雷器25aを収納して絶縁性ガスを封入した本体タンク44と、断路器16、一次側三位置開閉器20、開閉手段である三位置開閉器24b及び母線接続ブッシング27a、27b、28aを収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク41と、本体タンク44と母線タンク41とを連結する区画スペーサ26aと、本体タンク44及び母線タンク41の前後及び底面を取り囲みながら保持する筐体50aとで構成されている。
なお、図2において、母線接続ブッシング27a、27bは、母線タンク41の上部あるいは側部のタンク壁(図6、図13の41a、42a、43a、47a、49a)を貫通して内部の主回路導体60と母線31あるいは第1のバイパス母線34とを電気的に接続するものであり、以下の構造の説明では母線接続装置120と称する。また、母線接続ブッシング28aは、母線タンク41のタンク壁(図6、図13の41a、42a、43a、47a、49a)の上部を貫通して装着され、第2のバイパス母線35との相互間を電気的に接続しかつ所定位置に支持するものであり、以下の構造の説明では母線支持装置140と称する。
母線タンク41には、前面側に断路器16及び三位置開閉器24bが配設され、後面側に一次側三位置開閉器20及び母線接続ブッシング27bが配設されている。そして、三位置開閉器24bと一次側三位置開閉器20は、接触子(図示せず)によって接続されている。なお、図中では三位置開閉器24bと一次側三位置開閉器20が同一高さに取り付けられているが、必ずしも同一高さである必要はない。
断路器16は主回路導体60を介して母線接続ブッシング27a(母線接続装置120)と接続されている。一方、母線接続ブッシング28a(母線支持装置140)は母線タンク41内の収納機器との接続がないため、母線タンク41の気密を保ちながら、第2のバイパス母線35(水平母線L)を保持する機能のみであり、母線タンク41を貫通して通電させる機能は有していない。従って、母線タンク41の内部に高電圧部を露出させていない。このようにブッシング構造を区別することで、母線タンク41内部の機器及びブッシングの配置をコンパクトにしている。
また、図2において、ケーブル終端接続部100の本体タンク44側に機器側端子導体104が突出して設けられている。また、遮断器23aの下部に可動接触子65が軸方向に動くタイプ(右方向が接続、左方向が接地、中間位置が断路)の三位置開閉器24を配置している。図2は接続状態を示している。三位置開閉器24は、例えば特開2014−103016号公報にて開示されたものが相当し、ケーブル終端接続部100の機器側端子導体104と三位置開閉器24の中間端子(可動接触子65を保持)とを主回路導体60にて接続している。
図3は、第1の負荷給電スイッチギヤ13を示しており、図面左側が第1の負荷給電スイッチギヤ13の前面である。図3において、第1の負荷給電スイッチギヤ13は、第1の負荷給電系統4に接続され、遮断器23b、接地開閉器29aを収納して絶縁性ガスを封入した本体タンク45と、断路器18、二次側三位置開閉器21、開閉手段である三位置開閉器24c及び母線接続ブッシング27c、(母線接続装置120)、母線接続ブッシング27d(母線接続装置120)を収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク42と、本体タンク45と母線タンク42とを連結する区画スペーサ26bと、本体タンク45及び母線タンク42の前後と底面を取り囲みながら保持する筐体50bとにより構成されている。なお、第1の負荷給電スイッチギヤ13の構造面の特徴及び効果は、図2で説明した第1の受電スイッチギヤ11と同様である。
なお、詳細な構成については図示省略するが、第2の受電スイッチギヤ12は第1の受電スイッチギヤ11と同様に構成されており、図1において、符号23cは開閉手段である遮断器、符号24c、24dは開閉手段である三位置開閉器、符号25bは避雷器、符号26cは区画スペーサを示している。遮断器23c、三位置開閉器24c、避雷器25bは本体タンク46に収納されており、断路器17、三位置開閉器24dは母線タンク47に収納されている。また、第2の負荷給電スイッチギヤ14は第1の負荷給電スイッチギヤ13と同様に構成されており、図1において、符号23dは開閉手段である遮断器、符号24fは開閉手段である三位置開閉器、符号26dは区画スペーサ、符号29bは接地開閉器を示している。遮断器23d、接地開閉器29bは本体タンク48に収納されており、断路器19、バイパス断路器22、三位置開閉器24fは母線タンク49に収納されている。
図4は、VCT用スイッチギヤ15を示しており、図面左側がVCT用スイッチギヤ15の前面である。図4において、VCT用スイッチギヤ15は、母線接続ブッシング27e(母線接続装置120)及び28b(母線支持装置140)と、母線接続ブッシング27e(母線接続装置120)とVCT30の一次側P及び二次側Qに接続される導体Qa、Qb(主回路導体60に対応)を収納して絶縁性ガスを封入した母線タンク46と、VCT30と、母線タンク49及びVCT30の前後と底面を取り囲みながら保持する筐体50cにより構成されている。
なお、母線接続ブッシング28b(母線支持装置140)は、図2に示す第1の受電スイッチギヤ11の母線接続ブッシング28a(母線支持装置140)と同様に、母線タンク49内の収納機器との接続がないため、母線タンク49の気密を保ちながら、第2のバイパス母線35(水平母線L)を保持する機能のみであり、母線タンク49を貫通して通電させる機能は有しておらず、母線タンク49の内部に高電圧部を露出させていない。このようにブッシング構造を区別することで、母線タンク49内部の機器及びブッシングの配置をコンパクトにしている。
上記のように、VCT30の上部に設置された母線タンク49内には、導体Qa、Qbと母線接続ブッシング27e(母線接続装置120)、母線接続ブッシング28b(母線支持装置140)が収納されているのみであり、高さ方向を絶縁に必要な寸法のみ確保して、最小限の高さ寸法で構成することが出来、図2で説明した第1の受電スイッチギヤ11と同様の構造面の特徴及び効果を有する。
図5は、受変電設備1の母線配置を示す平面図である。図5において、図の右側のK、L、Mは3組の水平母線を示し、単線図における各水平母線(K、L、M)の位置を図1に示している。
図5において、第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12、第1の負荷給電スイッチギヤ13、第2の負荷給電スイッチギヤ14、VCT用スイッチギヤ15の平面図を示し、図5のそれぞれの上方が各スイッチギヤの後面を、下方が各スイッチギヤの前面を示している。各スイッチギヤ11、12、13、14、15の上面に第1のバイパス母線34(水平母線M)及び第2のバイパス母線35(水平母線L)が配設されており、また後面に母線31、32、33(水平母線K)が配設されている。
また、図5において図中のX、Yは、ガス絶縁スイッチギヤの母線タンク(41、42、43、47、49)の上面又は後面に装着された母線接続装置120(Y)及び母線支持装置140(X)の配置を示している。
図6〜図12は実施の形態1の母線接続装置の構成を示すもので、図6は母線接続装置120(図5のY)を示すものであり図2のY−Y断面を示す断面図、図7は母線の斜視図、図8はブッシングの斜視図、図9は第1の接続片、図10は第2の接続片、図11は接続用スペーサである。
図6において、121はエポキシ樹脂絶縁部材のモールドにて構成されたブッシングで、母線タンク(41、42、43、47、49)のタンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)を貫通しOリング溝121a内に装着された絶縁ガスシール用のOリング122を挟み込んだ状態でボルト123を埋込みねじ座にねじ込むことにより前記タンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)に固着される。ブッシング121は、タンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)への装着部121dを境に母線タンク(41、42、43、47、49)の内方に向かう方向に円錐状に突出したタンク内接続部121eと、その反対方向に向けて円錐状に突出した母線側接続部121fを備え、その中心部を貫通して両端部に第1の接続部121gと第2の接続部121hを形成した中心導体121cを配置している。
126は、シリコンゴムを主体とした筒状の絶縁物製のアダプタであり、一端に内部が円錐状穴を形成し前記ブッシング121の前記母線側接続部121fに貫装されるブッシング接続部126aと、他端の内部が円錐状穴を形成した筒状の接続作業用開口部126bと、前記ブッシング接続部126aと前記接続作業用開口部126bの軸心に直交して設けられた筒状の母線接続口126cを備えている。また、アダプタ126の筒状部の内部において、導電部材が装着される位置には筒内周面に前記シリコンゴムに密着させて導電ゴム製の電界緩和シールド部を形成して、絶縁性能を向上させている。
更に、図6において、130は断面が半円状の導体からなる第1の接続片、131は断面が半円状の導体からなる第2の接続片であり、前記第1の接続片130と前記第2の接続片131を組合わせることで軸方向にみて中心に孔を有する円形の接続部を構成する。図6においてアダプタ126の右方に開口した前記母線接続口126cから左方向へ挿入した単位母線128の先端の端子部128cを前記第1の接続片130と前記第2の接続片131を組合わせて形成した孔部(130a、130bに挿入する。
前記ブッシング121の母線接続部121f先端の前記中心導体121cの端面に形成した第2の接続部には両端に雄ねじを形成した接続ボルト132の一端をねじ込んだ状態で装着しており、前記単位母線128の前記端子部128bを挟み込んだ前記第1の接続片130と前記第2の接続片131の組合わせ体に前記接続ボルト132を貫通させた状態で、ナット133にて締め付けて固定する。134は前記単位母線128の前記端子部128bとほぼ同径の円柱状の導体からなるスペーサであり、前記第1の接続片130と前記第2の接続片131の組合わせ体を前記ナット133で締め付けた時に、前記第1の接続片130と前記第2の接続片131の組合わせ体が傾かないようにして、確実な締結を行うものである。
更に、図6において、135はエポキシ樹脂絶縁部材のモールドにて円錐形状に構成された絶縁プラグであり、前記アダプタ126の前記接続作業用開口部126b内に挿入されて前記アダプタ126内の充電部を絶縁する。なお、135b、135bは前記絶縁プラグ内に埋設した埋金である。また、137は保護キャップであり、前記絶縁プラグ135の端部の隙間を覆うことで、前記アダプタ126内に異物が侵入することを防止する。
なお、図6において、ブッシング121の母線側接続部121fとアダプタ126のブッシング接続部126aとの間、あるいは、アダプタ126の接続作業用開口部126bと絶縁プラグ135との間の各隙間には絶縁グリースを充填して空隙をなくし、絶縁性能の低下を防止している。
また、図7において、128は概ね直線棒状の単位母線を示す斜視図であり、棒状の中心導体128aの軸心に沿って外周を絶縁体128cにて棒状に覆い、前記中心導体128aの両端は前記絶縁体128cの無い端子部128bを形成している。
さらに、図8において、121は前記ブッシング121を示す斜視図であり、121aはOリング溝、121bは埋込みねじ座、121dはブッシングの装着部、121eはタンク内接続部、121fは母線側接続部、121gは中心導体121cの端部の第1の接続部である。
また、図9は第1の接続片130を示す斜視図であり、軸方向に見て全体的に半円形状になるように構成された導体であり、半円形の中心部に孔部130aを有している。また、上部には締付座130bが形成されており、中央に貫通した締付孔130cを形成している。この締付孔130cに前記接続ボルト132を貫通させる。また、前記締付座130bの座面130dは前記接続ボルト132の貫通方向に対して垂直面となるようにしている。
さらに、図10は第2の接続片131を示す斜視図であり、図9の前記第1の接続片130と同様に、軸方向に見て全体的に半円形状になるように構成された導体であり、半円形の中心部に孔部131aを有している。また、下部には図9の締付座130bと同様に締付座131bが形成されており、中央に貫通した締付孔131cを形成している。この締付孔131cに前記接続ボルト132を貫通させる。また、前記締付座131bの座面131dは前記接続ボルト132の貫通方向に対して垂直面となるようにしている。
前記第1の接続片130と前記第2の接続片131を前記単位母線128の挿入方向から見て円形になるように組合わせて、前記締付孔130c、131cに前記接続ボルト132を貫通させて前記ナット133で締め付けることで、 前記第1の接続片130、前記第2の接続片131、前記単位母線128の前記端子部128bを電気的に接続するとともに、取付座131bの座面131dを前記ブッシング121の前記第2の接続部121hに対して電気的に接続する。
図12は、この発明の実施の形態1による母線接続方法を示す分解説明図である。ブッシング121の第2の接続部121hに接続ボルト132の一端をねじ込み、接続ボルト132の他端から第2の接続片131、スペーサ134、第1の接続片130を挿入する。次いでアダプタ126を、第2の接続片131、スペーサ134、第1の接続片130が筒状のブッシング接続部126a内に入るように、前記ブッシング121の上方からブッシング121のブッシング接続部121fに被せる。
次いで、第2の接続片131、スペーサ134、第1の接続片130が、母線接続口126cと同じ高さになるように調整後、単位母線128を右方から左方に向けて母線接続口126cに挿入し、先端の端子部128bが第1の接続片130と第2の接続片の孔部130aと131aに挟持される位置まで挿入する。
次いで、アダプタ126の接続作業用開口部126bからナット133を挿入し、接続ボルト132の他端に装着にて締め付ける。その後、接続作業用開口部126bに絶縁プラグ135を挿入し、接続作業用開口部126bを塞ぐ。次いで、保護キャップ137を絶縁プラグ135に被せることで、単位母線128の接続が完了する。
図12は、母線支持装置140(図5のX)を示すものであり、図2のX−X断面を示す断面図である。構成は母線接続装置120とほぼ同じであるが、図6に示す母線接続装置120と図13に示す母線支持装置140とは次の2点で異なっている。第1の相違点は、ブッシング121内の中心導体121cの構造が異なる点である。また第2の相違点は、図6の母線接続装置120に接続する単位母線128が片側のみ接続であるのに対し、図13に示す母線支持装置140では母線128は左右方向から接続(すなわち両側で接続)する点が異なっている。この2つの相違点を主体に図13にて説明する。
まず1番目の相違点に関して、図13において、121kはブッシング121内に埋設された電界緩和部材であり、図6に示す中心導体121cと同様に、一端(第2の接続部121h側)にめねじが形成され母線側接続部121f側の端部に第2の接続片131の締付座131bの座面131dに接続する第2の接続部121hを形成している。また、電界緩和部材121kの他端は、タンク内接続部121e内において埋込みねじ座121bと同じ高さか若干突出する位置まで母線タンク(41、42、43、47、49)内方向に突出させているが、その先端はタンク内接続部121eの絶縁物に埋設しており、母線タンク(41、42、43、47、49)内において導電部が露出していないため、絶縁性能を低下させることがなく、母線タンクをコンパクトに構成することができる。また、電界緩和部材121kは、電界緩和と単位母線128の接続部の機械的な支持という2つの機能が満たされればよく、このため、中心導体121cのような高価な導体である必要はなく、鉄材やアルミ材、あるいは導電性を有するプラスチックであってもよい。
また、2番目の相違点に関して、図13において、アダプタ126は左右方向に母線接続口126cを備えている。これは、図5のXで表示した位置からもわかるように、母線支持装置140は、最左側の第1の負荷給電スイッチギヤ13から最右側の第2の負荷給電スイッチギヤ14の間をつなぐ水平母線Lにおいて、中間の各スイッチギヤ(11、12、15)の上部で各スイッチギヤ単位の長さを持つ各単位母線128の相互間を連結するとともに各単位母線128を支持するために、このような構成にしている。
なお、図5において、各水平母線(K、L、M)の両端は母線接続装置120(Y)とし、隣接したスイッチギヤよりも遠くのスイッチギヤとの間を水平母線(K、L、M)で接続する場合は、中間部を母線接続装置140(X)で連結・支持するようにしているが、もしも水平母線(K、L、M)の端部で単位母線128の支持だけをする必要があれば、図6に示す母線接続装置120(Y)のブッシング121を図13に示す母線支持装置140(X)のブッシング121に置き換えることで、簡単に母線接続装置120から母線支持装置140に変更することができる。
以上のように、図5で示すように、単位母線128の長さを基準となるスイッチギヤ(11、12、13、14)の幅程度として、隣接するスイッチギヤよりも遠くのスイッチギヤとの間を水平母線(K、L、M)で連結する場合は、中間のスイッチギヤに母線支持装置140(X)を配置し、この母線支持装置140(X)にて単位母線128を適宜に連結し支持するようにしたので、工場でストックすべき母線の種類を少なくでき(この実施の形態1においては1種類にできる)、工場における母線のストック管理が容易になるという効果が得られる。さらに、スイッチギヤのユーザにおいて緊急に母線交換が必要なトラブルが生じても、工場で標準的にストックしている単位母線で対応できるという効果も得られる。
また、以上のように、母線支持装置120(Y)と母線支持装置140(X)の母線タンク(41、42、43、47、49)貫通部の構造は、図6あるいは図13で説明したように、タンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)の貫通部のブッシング121内部の中心導体121cあるいは電界緩和部材121kの形状を同じにしたため、タンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)貫通部の電界緩和効果は母線支持装置120(Y)と母線支持装置140(X)とも同じにしている。このため、図5の事例で示す母線支持装置120(Y)と母線支持装置140(X)の位置は任意に選択可能となる。この結果、図1の単線図では、スイッチギヤが全体で5面、負荷給電系統のスイッチギヤが2面の構成を示したが、負荷給電系統が3系統以上の場合には水平母線(K、L、M)の中間部でも母線接続装置120(Y)が必要になるため、実施の形態1の発明によれば、負荷給電系統が3系統以上の場合でも、容易に対応できるガス絶縁開閉装置を得ることができる。
なお、上記の説明ではブッシング121の母線側接続部を円錐棒状にしたものを示したが、アダプタ126との接続の作業性は若干劣るが円柱状であっても、上記実施の形態の事例と同等の効果を得ることができる。
本実施の形態のように、VCT30の一次側三位置開閉器20及び二次側三位置開閉器21を、隣接する第1の受電スイッチギヤ11及び第1の負荷給電スイッチギヤ13に収納し、VCT30の上部に配設する母線タンク45の高さを削減することで、VCT用スイッチギヤ15の高さ寸法を削減することができる。また、受変電設備1を構成するガス絶縁スイッチギヤの高さ寸法を全体的に低くすることで、これまで配慮が必要であった輸送制限や輸送手段について制約がなくなり、輸送費の削減が実現できる。
また、各スイッチギヤ11、12、13、14、15の上面に第1のバイパス母線34及び第2のバイパス母線35を配設し、後面に母線31、32、33を配設することにより、母線を最大3系統配置できる構造にすることができ、母線配置の集積率を上げることができる。これらより、面数を増やすことなく受変電設備全体の高さ寸法が縮小できる。
更に、本実施の形態による母線接続ブッシング28a、28bのように、タンク内側に導体を露出させないブッシングを採用することで、タンク内部の絶縁スペースを縮小することが出来る。また、中心導体が貫通した母線接続ブッシング27a、27b、27c、27d、27eと絶縁層の形状を同一とすることで金型の共用を図ることが出来る。
実施の形態2.
なお、実施の形態1では母線支持装置140(X)を母線タンク(41、42、43、47、49)を貫通させて、タンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)にブッシング121を装着するように構成したが、母線支持装置140(X)をタンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)の外側に装着するようにしてもよい。
この構成を、図14に示す。図において、121はブッシング、121nはブッシング121をタンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)に取り付けるためのブッシング121下部において横方向に拡張した取付部、121pはタンク壁(41a、42a、43a、47a、49a)に固着したねじ座、121qは取付部121nを前記ねじ座121pに締結するボルトであり、121rは前記ボルト121qの座面と前記取付部121nとの間に介装して前記取付部121nの破損を防止する座金である。
このように構成することで、母線タンク(41、42、43、47、49)に母線支持装置140(X)貫通用の加工をしなくても、母線128の接続と支持をすることが可能になる。
実施の形態3.
上記の実施の形態1の構成において、例えば第1の受電スイッチギヤ11においては、第1の受電系統2の引込部となるケーブル110をケーブル終端接続部100に接続している。前記ケーブル終端接続部100は本体タンク44の外壁を貫通して装着している。前記ケーブル終端接続部100の本体タンク44内に突出した端子は、主回路導体60を介して三位置開閉器24aの可動接触子65に接続されている。すなわち、前記ケーブル終端接続部100と三位置開閉器24aの可動接触子65は、主回路導体60を介して常時電気的に接続されている。三位置開閉器24aの可動接触子65は、「接続−断路−接地」の各機能を備えており、可動接触子65と遮断器23aが接続した状態を「接続」、可動接触子65と接地端子66が接続した状態を「接地」、「接続」と「接地」の中間位置の主回路開放状態で所定の絶縁性能を維持できる位置を「断路」と称し、接続−断路−接地の各位置の間を動作する。三位置開閉器24aの前記各動作において、「接地」は、例えば前記ケーブル終端接続部100へケーブル110を接続する場合に作業者が感電等のトラブルを生じさせない目的で実施される。
ケーブル110の耐電圧試験を実施する場合は、前記三位置開閉器24aを「断路」状態にし、遮断器23aから先(ケーブル110から遠い方)を電気的に切り離した状態で実施する。
試験用の電圧は、例えば特開平5−95619号公報にあるように、終端接続部100にスイッチギヤ内部の主回路と接続する機器側接続部(C)とケーブル110と接続する終端部(A)との間を切離する断路部を設け、断路部よりも終端部(A)側に空き終端部(B)を設けて、この空き終端部(B)に耐電圧試験用電圧を印加する。あるいは、図2の避雷器25aの主回路導体60の接続部25bにおいて、避雷器25aを取り外して代わりに電圧印加用の接続部を挿入し接続して試験用電圧を印加するという方法もある。
上記のように構成することで、例えば特開2011−66962号公報の図1に示すスイッチギヤのように、3位置断路器3と接地開閉器5を同時に設置する必要が無くなり、遮断器2のケーブル側は接地開閉器5を省略して3位置開閉器3だけにすることが可能となり、ガス絶縁スイッチギヤの大きさを小さくすることが可能となる。
なお、上記は第1の受電スイッチギヤ11を例に説明したが、第2の受電スイッチギヤ12であっても同様である。また、第1の負荷給電系統4、第2の負荷給電系統5のケーブル110について耐電圧試験を実施する場合であっても、上記第1の受電スイッチギヤ11、第2の受電スイッチギヤ12と同様の主回路構成にすれば、上記と同様の効果が得られる。
以上、この発明の実施の形態1、実施の形態2、実施の形態3について説明したが、この発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 受変電設備、2 第1の受電系統、3 第2の受電系統、4 第1の負荷給電系統、5 第2の負荷給電系統、11、60 第1の受電スイッチギヤ、12 第2の受電スイッチギヤ、13 第1の負荷給電スイッチギヤ、14 第2の負荷給電スイッチギヤ、15 VCT用スイッチギヤ、16、17、18、19 断路器、20 一次側三位置開閉器、21 二次側三位置開閉器、22 バイパス断路器、23a、23b、23c、23d 遮断器、24a、24b、24c、24d、24e、24f 三位置開閉器、25a 避雷器、25b 接続部、26a、26b、26c、26d 区画スペーサ、27a、27b、27c、27d、27e、28a、28b 母線接続ブッシング、29a、29b 接地開閉器、30 VCT、31、32、33 母線、34 第1のバイバス母線、35 第2のバイパス母線、41、42、43、47、49 母線タンク、41a、42a、43a、47a、49a 母線タンクのタンク壁、44、45、46、48 本体タンク、50a、50b、50c 筐体、
60 主回路導体、65 三位置開閉器の可動接触子、66 三位置開閉器の接地端子、100 ケーブル終端接続部、110 ケーブル、120 母線接続装置、121 ブッシング、121a Oリング溝、121b 埋込みねじ座、121c 中心導体、121d 装着部、121e タンク内接続部、121f 母線側接続部、121g 第1の接続部、121h 第2の接続部、121k 電界緩和部材、121m 電界緩和部材、121n 取付部、121p ねじ座、121q ボルト、121r 座金、122 Oリング、123 ボルト、126 アダプタ、126a ブッシング接続部、126b 接続作業用開口部、126c 母線接続口、128 単位母線、128a 中心導体、128b 端子部、128c 絶縁体、130 第1の接続片、130a 孔部、130b 締付座、130c 締付孔、130d 座面、131 第2の接続片、131a 孔部、131b 締付座、131c 締付孔、131d、132 接続ボルト、133 ナット、134 スペーサ、135 絶縁プラグ、135a 埋金、135b 埋金、137 保護キャップ、140 母線支持装置、
A ケーブル装着端子(第1の接続部)、B 空き端子(第2の接続部)、C 主回路導体側接続部、K 水平母線、L 水平母線、M 水平母線、P VCTの一次側、Q VCTの二次側、Qa、Qb 導体、X 母線支持装置、Y 母線接続装置。

Claims (11)

  1. 遮断器と、断路機能および接地機能の少なくとも一方を具備する開閉機器を、絶縁性ガスを封入したタンクに収容し、前記タンクを横方向に複数個並置するとともに前記タンクの外部に前記タンクの並置方向に延在して配置した水平母線を有するガス絶縁スイッチギヤにおいて、前記タンクのタンク壁を貫通して装着し前記タンク内の前記遮断器あるいは前記開閉機器と前記水平母線との間を電気的に接続する母線接続装置と、一端を前記水平母線に接続するとともに他端を前記タンクの前記タンク壁に装着し前記遮断器及び前記開閉機器とは電気的に接続していない母線支持装置と、前記タンク単位の長さに構成した単位母線とを備え、
    前記水平母線の少なくとも両端部は前記母線接続装置に接続して構成するとともに、3個以上の前記タンク間をまたいで配置する場合には中間の前記タンク毎に2つの前記各単位母線の各一端を前記母線支持装置あるいは前記母線接続装置で支持するとともに前記単位母線間を電気的に接続して構成する、ことを特徴とするガス絶縁スイッチギヤ。
  2. 前記単位母線は、中心部を丸棒状の導体とし、その外周を固体絶縁物を前記導体と同芯状に配置して丸棒状とし、前記導体の両端部を接続部として前記固体絶縁物から突出して構成したことを特徴とする請求項1に記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  3. 前記母線接続装置は、少なくとも、絶縁物で構成され前記タンクの前記タンク壁を貫通し前記タンクの外方向に向けて突出した接続部を形成し内部に前記タンクの内外を接続する貫通導体を有するブッシングと、前記ブッシングの前記接続部に一端が装着され内部に前記単位母線の端部の前記接続部を接続する母線接続部を有する筒状の絶縁物製のアダプタと、を備えたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  4. 前記母線支持装置は、少なくとも、絶縁物で構成されて前記タンクの前記タンク壁に装着され前記タンクの外方向に向けて突出した接続部を形成したブッシングと、前記ブッシングの前記接続部に一端が装着され内部に前記単位母線の端部を接続する母線接続部を有する筒状の絶縁物製のアダプタと、を備えたものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  5. 前記母線支持装置は、少なくとも、絶縁物で構成されて前記タンクの前記タンク壁を貫通して装着され前記タンクの外方向に突出した接続部を形成するとともに、内部に一端が前記単位母線に接続され他端が前記タンクの前記タンク壁を貫通する位置まで前記絶縁物に埋設された導電部材を有するブッシングと、前記ブッシングの前記接続部に装着され内部に前記単位母線の端部を接続する母線接続部を有する筒状の絶縁物製のアダプタと、を有するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  6. 前記ブッシングの母線側接続部は、円錐棒状であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  7. 前記ブッシングの母線側接続部は、円柱状であることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  8. 前記アダプタは、一方に前記ブッシングの前記接続部に接続する第1の接続部と、前記第1の接続部の軸方向に直交した軸心を有し前記単位母線を接続する第2の接続部を備えていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  9. 前記アダプタは、一方に前記ブッシングの前記接続部に接続する第1の接続部と、前記第1の接続部の軸方向に直交した軸心を有し互いに向き合った位置で前記単位母線を接続する2つの第2の接続部を備えていることを特徴とする請求項3〜請求項5のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  10. 母線接続装置あるいは母線支持装置は、前記タンクの上部あるいは後方側部に装着されることを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
  11. 横方向に延在する前記水平母線の中間部で前記水平母線と前記タンク内の前記遮断器あるいは前記開閉機器とを電気的に接続する場合は、前記単位母線の当該接続部を前記母線接続装置で接続および支持を行うことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれかに記載のガス絶縁スイッチギヤ。
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