JP2016082779A - 埋込磁石型ロータユニットの製造方法、および着磁装置 - Google Patents

埋込磁石型ロータユニットの製造方法、および着磁装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ロータユニット20の性能を高めることのできる埋込磁石型ロータユニットの製造方法、および着磁装置を提供すること。【解決手段】ロータユニット20の径方向に、永久磁石32を備える径方向着磁部30を対向して配置する。また、ロータユニット20の軸方向Daの両端面のそれぞれに、軸方向着磁部40,50のそれぞれを配置する。軸方向着磁部40,50は、低透磁率部42,52および高透磁率部44,54を備えており、低透磁率部42,52が磁石材料26aに対向して配置される。径方向着磁部30の永久磁石32のN極からの磁束は、径方向からコア22に入り磁石材料26aを横切って永久磁石32のS極に戻るとともに、軸方向着磁部40,50の高透磁率部44,54を介してコア22に入り、磁石材料26aを横切って永久磁石32のS極に戻る。【選択図】図3

Description

本発明は、埋込磁石型ロータユニットの製造方法、および着磁装置に関する。
たとえば、特許文献1には、ロータの径方向の端面に磁場の発生源である着磁部を対向させるように配置することで、ロータに埋め込まれた磁石用磁性部材(磁石材料)を着磁することが提案されている(図3)。ここで、着磁部からの磁束は、ロータの径方向からコアに入り、磁石材料を横切って着磁部に戻る。これにより、磁石材料が着磁される。
特開2014−121116号公報
ところで、上記着磁部からコアに入る磁束の磁束密度は、磁石材料のうちロータの外周面側において高く、回転中心側において低くなりやすく、結果として、磁石材料を十分に着磁できずにロータユニットの性能を十分に高めることができない虞がある。
本発明は、そうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ロータユニットの性能を高めることのできる埋込磁石型ロータユニットの製造方法、および着磁装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段およびその作用効果について記載する。
1.コアと、該コアに埋め込まれた複数の永久磁石とを備え、単一または複数個が軸方向において連結されてロータを構成する埋込磁石型ロータユニットを製造する方法において、前記コアに充填された磁石材料を着磁装置を用いて着磁する着磁工程を有し、前記着磁装置は、前記コアの径方向において該コアに対向する径方向着磁部と、前記コアの軸方向において該コアに対向する軸方向着磁部とを備え、前記径方向着磁部および前記軸方向着磁部のうちの一方である第1着磁部は、磁場の発生源であって、前記径方向着磁部が前記コアの径方向において前記軸方向着磁部に対向するか、前記軸方向着磁部が前記コアの軸方向において前記径方向着磁部に対向するかして前記着磁工程において配置されるものであり、前記着磁工程は、前記第1着磁部が前記コアに対向する部分に向けて当該第1着磁部が磁場を印加することで前記磁石材料を着磁するとともに、前記径方向着磁部および前記軸方向着磁部のうちの他方である第2着磁部に向けて前記第1着磁部が磁場を印加することで、当該磁場を前記第2着磁部を経由して前記磁石材料に印加するものであることを特徴とする。
上記方法では、以下のいずれかによって磁石材料が着磁される。
(a)第1着磁部としての径方向着磁部が径方向からコアに磁場を印加することで磁石材料が着磁されるとともに、径方向着磁部が第2着磁部としての軸方向着磁部に向けて磁場を印加することで、当該磁場を軸方向着磁部を経由してコアに印加することで磁石材料が着磁される。換言すれば、第1着磁部としての径方向着磁部からの磁束が径方向からコアに入って磁石材料を径方向から着磁するとともに、径方向着磁部からの磁束が第2着磁部としての軸方向着磁部を経由して軸方向からコアに入ることで磁石材料が着磁される。
(b)第1着磁部としての軸方向着磁部が軸方向からコアに磁場を印加することで磁石材料が着磁されるとともに、軸方向着磁部が第2着磁部としての径方向着磁部に向けて磁場を印加することで、当該磁場を径方向着磁部を経由してコアに印加することで磁石材料が着磁される。換言すれば、第1着磁部としての軸方向着磁部からの磁束が軸方向からコアに入って磁石材料を着磁するとともに、軸方向着磁部からの磁束が第2着磁部としての径方向着磁部を経由して径方向からコアに入ることで磁石材料が着磁される。
このように、上記方法では、コアの径方向と軸方向との双方からコアに磁束を入れることで、磁石材料に到達する磁束の磁束密度を高めることができ、ひいては、ロータユニットの性能を高めることができる。
2.上記1記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法において、前記永久磁石は、前記コアの周方向において互いに相違する場所に複数埋め込まれるものであり、前記第2着磁部は、前記コアよりも透磁率が低い低透磁率部と、前記低透磁率部よりも透磁率が高い高透磁率部とが交互に配置されたものであり、前記低透磁率部は、前記磁石材料に対向して配置される。
上記方法によれば、低透磁率部の両側に高透磁率部が配置されるため、第1着磁部から低透磁率部を挟む一対の高透磁率部のうちの一方、低透磁率部、および一対の高透磁率部の他方を通過する磁路の磁気抵抗は、低透磁率部を含むために高くなる。このため、低透磁率部を迂回してコアおよび磁石材料を通過する磁路の磁束密度を増加させることができる。
3.上記2記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法において、前記高透磁率部は、前記コアよりも透磁率が高い。
上記の場合、高透磁率部はコアよりも磁束を通過させやすい。このため、高透磁率部内においては、たとえ第1着磁部から離れているところであっても、磁束密度をある程度高めることができる。したがって、高透磁率部のうち、第1着磁部からコアに直接入る磁束の磁束密度が不十分となる領域に対向する部分における磁束密度を高めやすく、ひいてはコアのうち上記不十分となる領域に高透磁率部を介して供給される磁束の磁束密度を高めることができる。このため、第1着磁部と第2着磁部との協働で、永久磁石の着磁率を高めることができ、ひいては、ロータユニットの性能を高めることができる。
4.上記1〜3のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法において、前記軸方向着磁部は、前記コアの軸方向両端のそれぞれに対向する一対の着磁部を備える。
上記方法では、コアの軸方向の両端のそれぞれに軸方向着磁部を配置することで、軸方向着磁部からの磁束をコアの軸方向両側のそれぞれの端面に入れることができる。このため、磁石材料に入る磁束密度を高めることができ、ひいては永久磁石の着磁率を高めることができる。
5.上記1〜4のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法において、前記着磁装置は、前記着磁工程において、前記径方向着磁部が前記コアの軸方向において前記コアに対向していない部分に延びて前記軸方向着磁部に対向して配置されるものであり、前記第1着磁部は、前記径方向着磁部であり、前記第2着磁部は、前記軸方向着磁部である。
上記方法によれば、第1着磁部としての径方向着磁部からの磁束がコアの径方向からコアに入って磁石材料が径方向から着磁されるとともに、径方向着磁部からの磁束が第2着磁部としての軸方向着磁部を経由してコアに入ることで磁石材料が着磁される。
6.上記2または3記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法において、前記着磁装置は、前記着磁工程において、前記径方向着磁部が前記コアの軸方向において前記コアに対向していない部分に延びて前記軸方向着磁部に対向して配置されるものであり、前記第1着磁部は、前記径方向着磁部であり、前記第2着磁部は、前記軸方向着磁部であり、前記軸方向着磁部には、前記磁石材料を前記コアへと流動させるスプールが形成されており、前記磁石材料に流動性を付与して該磁石材料を前記スプールを介して前記コアに充填する充填工程を有し、前記充填工程において、前記スプールを流動する前記磁石材料に前記第2着磁部を介して前記第1着磁部からの磁場を印加する。
上記充填工程において、第1着磁部から第2着磁部に入る磁束はスプール内を流動する磁石材料を横切る。これにより、磁石材料の磁化容易方向が磁束の方向に揃えられるため、磁石材料がコアに充填される時点で磁石材料の配向率を高めることができる。このため、磁石材料が着磁工程によって着磁される際の飽和磁化を大きくすることができ、ひいてはロータユニットの性能を高めることができる。
7.上記1〜6のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法における前記着磁装置。
上記着磁装置は、上記1〜6のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法に利用するのに適している。
一実施形態にかかるロータの構成を示す斜視図。 同実施形態にかかるロータユニットの平面構造を示す平面図。 同実施形態にかかる着磁装置の構成を示す斜視図。 図3の4−4断面図。 図3の5−5断面図。 図5の6−6断面図。 上記実施形態の変形例にかかる軸方向着磁部の一部の斜視図。
以下、埋込磁石型ロータユニットの製造方法および着磁装置の一実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すロータ10は、埋込磁石同期機(IPMSM)を構成する。このIPMSMは、電動パワーステアリング装置(EPS)に内蔵されるものである。ロータ10は、円筒状をなしている。本実施形態にかかるロータ10は、3個の埋込磁石型ロータユニット(ロータユニット20)を軸方向に連結することで構成されている。
ロータユニット20は、コア22と永久磁石26とを備えている。コア22は、電磁鋼板を複数積層して形成されている。コア22は、ロータユニット20の軸方向Daに貫通する挿入孔24を、10個備えている。これらは、軸方向Daに直交する断面形状が略U字状の形状を2分した形状であり、隣接する一対の挿入孔24の断面形状を合わせると、略U字状となっている。挿入孔24には、永久磁石26が埋め込まれている。永久磁石26は、磁粉と樹脂との混合物であるボンド磁石を磁石材料とし、これを着磁することで生成されたものである。
次に、ロータユニット20の製造方法について説明する。
本実施形態では、ロータユニット20の径方向に磁場の発生源を配置して、径方向からコア22に磁束を入れるとともに、径方向からの磁束をロータユニット20の軸方向Daの端面に誘導して軸方向Daの端面からも磁束を入れることで磁石材料を着磁する。これは、径方向のみから磁束を入れる場合には、ロータユニット20の性能を十分に高めることができないからである。ここで、ロータユニット20の性能を十分に高めることができない理由として考えられるものを、図2を用いて説明する。
第1に、径方向のみに磁場の発生源を配置して着磁を行う場合、コア22のうち外周付近が磁気飽和し、コア22のうち回転中心O側の磁束密度が低くなり、ひいては磁石材料を十分に着磁できないからである。第2に、本実施形態のように、コア22の外周側から回転中心O側へと永久磁石26を延ばすことで永久磁石26の面積を拡大した構成の場合、コア22に磁束が入る際の面積Saよりも磁束を入れたい磁石材料の面積Sbの方が大きくなるために、磁束線の連続性から、コア22に入る磁束密度よりも磁石材料に入る磁束密度の方が低くなるからである。ちなみに、磁場の発生源から出る磁束の磁束密度は、永久磁石26の理想とされる磁束密度よりも十分に大きいが、残留磁化よりも飽和磁化の方が大きくなることに加えて、面積Saよりも面積Sbの方がある程度大きい場合には、磁石材料に入れる磁束の磁束密度が不十分となる。第3に、径方向からコア22に入り磁石材料を周方向Dcに横切った後径方向にコア22から出る磁路の磁気抵抗は、磁石材料を外周側で横切ったものよりも回転中心O側で横切ったものの方が大きくなるためである。
磁石材料に入る磁束の磁束密度が不足すると、着磁によって生成される永久磁石26の配向率や着磁率が低くなり、ロータユニット20の性能が低下する。ここで、配向率は、磁化容易方向が永久磁石26の表面に垂直な方向に揃っている度合いのこととする。配向率が低い場合、着磁によって最終的にN極からでてS極に入る磁束の磁束密度が低下する。本実施形態では、挿入孔24から流動性を有する磁石材料を充填する充填工程の期間が着磁工程の期間と重複することもあって、着磁工程において磁石材料に入る磁束の磁束密度を高めることで配向率を向上させやすい。一方、着磁率は、永久磁石26を構成する磁粉内の局所的な領域の磁気モーメント(着磁方向)が磁化容易方向のうちの一方の方向に揃っている度合いのこととする。すなわち、配向率が高くても、一対の磁化容易方向のいずれか一方に着磁方向が揃っている度合いが低ければ、永久磁石26のN極からでてS極に入る磁束の磁束密度が低下する。本実施形態では、着磁工程の終了後の残留磁化を、配向率を高く保った状態で磁石材料全体を磁気飽和させた後の残留磁化に近づけることを試みる。これにより、IPMSMの速度起電力係数を大きくすることができ、ひいては所定の大きさの電流を流した際のIPMSMの発生トルクを大きくすることができる。本実施形態では、ロータユニット20の性能を、所定の電流を流した際のIPMSMの発生トルクの大きさによって定義する。すなわち、性能が高いほど発生トルクが大きいとする。
図3に、本実施形態にかかる着磁装置およびロータユニット20を示す。なお、図3においては、コア22の挿入孔24に磁石材料26aが充填された状態を示している。
図3に示す径方向着磁部30は、ロータユニット20の周方向Dcに交互に配置された永久磁石32および着磁ヨーク34をそれぞれ10個ずつ備えており、それらが図示しない非磁性部材により円環状に一体的に組み付けられている。径方向着磁部30は、コア22の外周面と所定の隙間を隔ててこれを囲むように対向して配置される。
永久磁石32は、コア22の挿入孔24に充填されている磁石材料26aに対してコア22の径方向外側に位置するように配置されている。各永久磁石32は、そのロータユニット20の周方向Dcにおける幅がコア22の径方向外側に向かうほど大きくなるように形成されている。各永久磁石32は、ロータユニット20の周方向Dcの両側部が異なる磁極になっている。また各永久磁石32は、ロータユニット20の周方向Dcに隣り合うもの同士が同じ磁極で対向するように配置されている。そして各永久磁石32の同じ磁極同士で対向した部分に挟み込まれるようにして着磁ヨーク34が配置されている。
軸方向着磁部40は、ロータユニット20の周方向Dcに交互に配置された低透磁率部42および高透磁率部44をそれぞれ10個ずつ備えており、これらが図示しない非磁性部材により円環状に一体的に組み付けられている。低透磁率部42は、ステンレス製であり、高透磁率部44は、パーマロイ製である。したがって、低透磁率部42の透磁率は、高透磁率部44の透磁率よりも低くなっている。また、本実施形態では、高透磁率部44の透磁率は、コア22の透磁率よりも高くなっている。
低透磁率部42には、流動性が付与された高温の磁石材料26aを挿入孔24へと流通させる流通経路(スプール46)が区画形成されている。
軸方向着磁部40は、ロータユニット20の軸方向Daの一端面と密着して対向配置される。詳しくは、低透磁率部42が磁石材料26aに対向するようにして配置され、高透磁率部44は、隣接する一対の磁石材料26aに挟まれた領域に対向して配置される。
軸方向着磁部50も、軸方向着磁部40と同様、低透磁率部52および高透磁率部54を備えており、低透磁率部52が磁石材料26aに対向して配置される。ただし、軸方向着磁部50の低透磁率部52には、スプールが形成されていない。
なお、径方向着磁部30の軸方向Daの長さL4は、ロータユニット20の軸方向Daの長さL1と、軸方向着磁部40の軸方向Daの長さL2と、軸方向着磁部50の軸方向Daの長さL3との和以上に設定されている。そして、ロータユニット20の磁石材料26aの着磁に際しては、ロータユニット20の両側に軸方向着磁部40,50のそれぞれを対向して配置して且つ、それらロータユニット20および軸方向着磁部40,50の径方向に径方向着磁部30を対向して配置する。この際、軸方向着磁部40の軸方向Daの両端面のうちロータユニット20に対向しない側は、軸方向Daにおける径方向着磁部30の軸方向着磁部40側の端面と、軸方向Daにおける位置が一致するか、よりロータユニット20側に配置される。また、軸方向着磁部50の軸方向Daの両端面のうちロータユニット20に対向しない側は、軸方向Daにおける径方向着磁部30の軸方向着磁部50側の端面と、軸方向Daにおける位置が一致するか、よりロータユニット20側に配置される。
次に本実施形態の作用について説明する。
上述したように、ロータユニット20に対して径方向着磁部30および軸方向着磁部40,50を対向して配置した後、流動性を付与した高温の磁石材料26aを、スプール46を介して挿入孔24に充填する充填工程を実行する。
図4に、充填工程において挿入孔24に充填された磁石材料26aの径方向着磁部30による着磁処理を示す。なお、図4は、図3の4−4断面図である。径方向着磁部30は、径方向からコア22に磁場を印加することで、磁石材料26aを着磁する。すなわち、径方向着磁部30の永久磁石32のN極から出た磁束は、「永久磁石32のN極に隣接する着磁ヨーク34→コア22→磁石材料26a→コア22→永久磁石32のS極に隣接する着磁ヨーク34」を介して、永久磁石32のS極に入る。これにより、径方向着磁部30による磁石材料26aの径方向からの着磁がなされる。
図5に、軸方向着磁部40を介した径方向着磁部30による着磁処理を示す。なお、図5は、図3の5−5断面図である。ただし、ここでの断面は、軸方向着磁部40を着磁のために配置した状態におけるものである。
径方向着磁部30は、軸方向着磁部40に向けて磁場を印加することで、同磁場を軸方向着磁部40を経由して磁石材料26aに印加する。すなわち、図5に示すように、永久磁石32のN極から出た磁束の一部は、永久磁石32のN極に隣接する着磁ヨーク34を介して高透磁率部44に入り、低透磁率部42を迂回してコア22の軸方向Daの端面からコア22に入る。図5には、低透磁率部42を迂回していることを、破線にて記載している。そして、コア22に入った磁束は磁石材料26aを横切り、コア22を介して高透磁率部44に入る。
図6に、低透磁率部42を迂回してコア22に入った磁力線Lmf1を示す。なお、図6は、図5の6−6断面である。コア22を介して高透磁率部44に入った磁束は、図5に示すように、着磁ヨーク34へと入り、永久磁石32のS極に至る。ここで、低透磁率部42を迂回するのは、低透磁率部42の透磁率が、コア22の透磁率よりも低いためである。
同様、図6に示すように、径方向着磁部30からの磁束の一部は、軸方向着磁部50を介してコア22に入り、磁石材料26aを着磁する。図6には、この磁束を磁力線Lmf2にて明示的に表現した。
これらの軸方向着磁部40,50を介してコア22に入る磁束は、径方向着磁部30の磁束が径方向からコア22に入るものと比較すると、回転中心O側の磁石材料26aに到達しやすい。これは、1つには、高透磁率部44,54の透磁率がコア22の透磁率よりも高いためである。すなわち、高透磁率部44,54の透磁率がコア22の透磁率よりも高く、高透磁率部44,54が磁気飽和しない場合、高透磁率部44,54のうち回転中心O側に到達する磁束の磁束密度が高くなる。すなわち、軸方向着磁部40,50を介して磁石材料26aのうち回転中心O側の部分に到達する磁束の磁束密度が、径方向着磁部30から直接コア22に入って磁石材料26aのうち回転中心O側の部分に到達する磁束の磁束密度よりも高くなる。このため、軸方向着磁部40,50を用いることで、磁石材料26aのうち回転中心O側の着磁率を高めることができる。しかも、挿入孔24に充填された後、未だ流動性を有する間に磁束が磁石材料26aを横切るため、永久磁石26の配向率をも高めることができる。
図5および図6に示すように、径方向着磁部30から軸方向着磁部40に入った磁束の一部は、低透磁率部42を横切り、高透磁率部44、着磁ヨーク34を介して永久磁石32のS極に入る。この場合、スプール46内を流動する磁石材料26aを磁束が横切ることとなる。スプール46内を流動する磁石材料26aは、挿入孔24に充填された磁石材料26aと比較して流動性が高いため、同磁石材料26aを磁束が横切ることで、配向させることが容易である。このため、永久磁石26の配向率を高めることができる。
ちなみに、本実施形態では、磁石材料26aの流動性がさほど高くなく、挿入孔24のうち軸方向Daにおいて軸方向着磁部40側から順に磁石材料26aが充填されていく現象が確認されている。このため、流動性が過度に高く、挿入孔24のうち軸方向着磁部50側に一気に落下していく場合と比較して、挿入孔24に充填された磁石材料26aの磁化容易方向がランダム化しにくい。したがって、スプール46内で配向した磁石材料26aは、挿入孔24に充填された後であっても、その配向方向が永久磁石26のS極およびN極を結ぶ方向から大きくずれない。このため、スプール46内で磁石材料26aを配向させることで、永久磁石26の配向率を高めることができる。ちなみに、磁石材料26aの流動性は、磁石材料26aにおける樹脂と磁粉との混合割合によって調整されるものである。
以上説明した本実施形態によれば、上述したものに加えて、以下に記載する作用効果が得られるようになる。
(1)径方向着磁部30からの磁束をコア22に直接入れるとともに、軸方向着磁部40,50を介してコア22に入れた。これにより、磁石材料26aに到達する磁束密度を増大させることができ、ひいてはロータユニット20の性能を高めることができる。
(2)軸方向着磁部40,50に、低透磁率部42,52および高透磁率部44,54を備えた。これにより、高透磁率部44,54に径方向から入った磁束が低透磁率部42,52を迂回してコア22に軸方向Daから入ることを促進することができる。
(3)高透磁率部44,54の透磁率を、コア22の透磁率よりも高くした。これにより、径方向着磁部30から軸方向着磁部40,50に入った磁束のうち、回転中心O側に到達するものの磁束密度を、径方向着磁部30からコア22に直接入った磁束のうち回転中心O側に到達するものの磁束密度と比較して高めることができる。
(4)ロータユニット20の軸方向Daの両端面のそれぞれに軸方向着磁部40,50を対向して配置した。これにより、軸方向着磁部40,50のいずれか一方のみを用いる場合と比較して、磁石材料26aを横切る磁束の磁束密度が軸方向Daにおける位置に応じてばらつくことを抑制することができる。
(5)ロータユニット20を、EPS内蔵のIPMSMに適用した。EPS内蔵のIPMSMは、極対数が多くなる傾向にあることから、図2に示した面積Saを広くすることが難しく、径方向着磁部30のみを用いた着磁処理では着磁率が低下しやすい。このため、軸方向着磁部40,50を備えることのメリットが特に大きい。
<その他の実施形態>
なお、上記実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・「軸方向着磁部について」
上記実施形態では、ロータユニット20の径方向に直交する低透磁率部42の断面形状を長方形状としたが、これに限らない。たとえば、径方向に直交する低透磁率部42の断面形状を台形形状としてもよい。この際、たとえば、磁石材料26aに対向して配置される低透磁率部42の周方向Dcにおける厚さを、磁石材料26aから離れるほど厚くするなら、径方向から高透磁率部44に入った磁束がコア22へと向かうことを促進することができる。また、たとえば、低透磁率部42の周方向Dcにおける厚さを、磁石材料26aから離れるほど薄くするなら、スプール46内の磁石材料26aを横切る磁束の磁束密度を高めることができる。
上記実施形態では、低透磁率部52の径方向に直交する断面形状を長方形状としたが、これに限らない。たとえば、低透磁率部52の径方向に直交する断面形状を台形形状としてもよい。この際、たとえば、磁石材料26aに対向して配置される低透磁率部52の周方向Dcにおける厚さを、磁石材料26aから離れるほど厚くするなら、径方向から高透磁率部54に入った磁束がコア22へと向かうことを促進することができる。
上記実施形態では、高透磁率部44をパーマロイによって構成したが、これに限らない。たとえば、フェライトであってもよい。なお、フェライトにも限らない。ただし、高透磁率部としては、コア22よりも透磁率が高いものが、軸方向着磁部40,50を介してコア22のうち回転中心O側の領域に入る磁束の磁束密度を高める上では望ましい。
上記実施形態では、低透磁率部42をステンレスによって構成したが、これに限らない。たとえば、アルミニウムであってもよく、また銅であってもよい。また、流動性を持たせたボンド磁石からの熱に耐えることができるのであれば、樹脂であってもよい。
上記実施形態では、軸方向着磁部40,50は、磁場の発生源を備えないものとしたが、これに限らない。たとえば、図7に例示するように、低透磁率部42を、永久磁石42bと非磁石部材42aとから構成してもよい。ここで、非磁石部材42aには、貫通孔が形成され、これがスプール46となっている。なお、非磁石部材42aの材料は、上記実施形態と同様とすればよい。
こうした構成によれば、スプール46を区画する部分以外を極力、永久磁石42bとすることで、径方向着磁部30から軸方向着磁部40,50に入った後、ロータユニット20を経由することなく径方向着磁部30に戻る磁束の磁束密度を低減することができる。しかも永久磁石42bの磁束もロータユニット20に入るため、磁石材料26aの着磁率を高めることができる。
さらに、図7において、永久磁石42bに代えて、非磁石部材42aよりも透磁率が低い非磁石部材を用いてもよい。これにより、この部分を横切ることで、ロータユニット20を経由することなく径方向着磁部30に戻る磁束の磁束密度を低減することができる。
軸方向着磁部50の低透磁率部52の材料としては、軸方向着磁部40の低透磁率部42の材料と同一でなくてもよい。この際、スプール46が形成された低透磁率部42の透磁率と比較して透磁率が低いものが望ましい。
なお、軸方向着磁部40としては、スプール46が形成されたものに限らない。これが形成されていないものであっても、磁石材料26aを挿入孔24に充填後、径方向着磁部30、および軸方向着磁部40,50を用いた着磁処理を行うことで、径方向着磁部30のみを用いる場合と比較して、永久磁石26の着磁率を高めることができる。
・「径方向着磁部について」
上記実施形態では、径方向着磁部30の軸方向Daの長さL4を、ロータユニット20の軸方向Daの長さL1と、軸方向着磁部40の軸方向Daの長さL2と、軸方向着磁部50の軸方向Daの長さL3との和以上に設定したが、これに限らない。たとえば、上記和よりも短くて且つロータユニット20の軸方向Daの長さL1よりも長くしてもよい。もっとも、軸方向着磁部40,50のうちのいずれか一方のみを備える場合、ロータユニット20の軸方向Daの長さL1よりもわずかに短い場合であっても、径方向着磁部30の軸方向Daにおける一部分を、ロータユニット20に対向させないようにするなら、この部分を、上記いずれか一方に対向させることができる。
永久磁石32の形状としては、上記実施形態で例示したものに限らない。たとえば、永久磁石32の形状を、周方向Dcの長さが径方向の位置にかかわらず一定であるものとしてもよい。
永久磁石32を備えるものに限らず、電磁石を備えるものであってもよい。
・「第1着磁部、第2着磁部について」
上記実施形態では、第1着磁部を径方向着磁部30として且つ第2着磁部を軸方向着磁部40,50とし、径方向着磁部30からの磁束を、軸方向着磁部40,50を介してロータユニット20の磁石材料26aへと誘導したが、これに限らない。たとえば、第1着磁部を軸方向着磁部40,50として且つ第2着磁部を径方向着磁部30とし、軸方向着磁部40,50からの磁束を径方向着磁部30を介してロータユニット20の磁石材料26aへと誘導してもよい。これは、径方向着磁部30の軸方向Daの長さL4をロータユニット20の長さL1程度とし、軸方向着磁部40,50の径方向の長さを、径方向着磁部30の径方向の長さ程度とすることで実現できる。なお、この場合、軸方向着磁部40,50を、永久磁石等、磁場の発生源を備えて構成し、径方向着磁部30を、低透磁率部および高透磁率部を交互に並べて形成する。これにより、低透磁率部を径方向において磁石材料26aに対向して配置することができ、上記実施形態に準じた作用効果を奏することができる。
・「着磁装置について」
一対の軸方向着磁部40,50を備えるものに限らない。たとえば、軸方向着磁部40のみを備えてもよく、またたとえば、軸方向着磁部50のみを備えてもよい。ただし、この場合には、スプール46を備えるもののみを利用することが、配向率の向上の観点からは望ましい。
・「ロータについて」
図1においては、それぞれのロータユニット20に内蔵された永久磁石26を、コア22の周方向Dcの同一の位相に配置したがこれに限らない。たとえば図1において、図中最上部のロータユニット20の永久磁石26に対して、図中中央のロータユニット20の永久磁石26を周方向Dcにおいて図中わずかに左側にずらし、同中央のロータユニット20の永久磁石26に対して、図中最下部のロータユニット20の永久磁石26を図中わずかに左側にずらしてもよい。
ロータ10を構成するロータユニット20の数としては、3個に限らず、たとえば2個でもよく、4個以上であってもよい。さらに、単一のロータユニット20によってロータ10を構成してもよい。
永久磁石26の形状は、U字を2分割した形状に限らず、U字形状であってもよく、またV字形状やスポーク形状等であってもよい。
・「そのほか」
上記実施形態では、軸方向着磁部40,50を軸方向Daにおいてロータユニット20に密着して対向配置したが、所定の隙間を隔てて対向配置してもよい。ただし、磁石材料26aの漏れを抑制する上では、密着して対向配置することが望ましい。
コア22としては、電磁鋼板の積層構造体に限らない。たとえば、単一のフェライトからなるものであってもよく、圧粉磁心からなるものであってもよい。
磁石材料26aとしては、ボンド磁石に限らない。たとえば、焼結磁石であってもよい。この場合、コア22に焼結磁石が充填された段階で、各磁区の磁化容易方向が平行に揃っており配向率は高い状態にある。そして、径方向着磁部30や軸方向着磁部40,50を用いた着磁工程において、配向率はほとんど変化しない。しかし、この場合であっても、着磁率を高める上では、上記実施形態のように永久磁石26の形状や混合割合を調整することは有効である。
IPMSMとしては、EPS内蔵のものに限らない。たとえば、可変ギアステアリングシステム(VGRS)内蔵のものであってもよい。もっとも、操舵輪を転舵するためのアクチュエータに内蔵されるものにも限らない。それ以外のものであっても、径方向着磁部30のみを用いた着磁処理では着磁率や配向率を十分に高めることができないのであれば、軸方向着磁部40,50を併せ用いることは有効である。
O…回転中心、Da…軸方向、Dc…周方向、L1,L2,L3,L4…長さ、Sa,Sb…面積、Lmf1,Lmf2…磁力線、10…ロータ、20…ロータユニット、22…コア、24…挿入孔、26…永久磁石、26a…磁石材料、30…径方向着磁部、32…永久磁石、34…着磁ヨーク、40…軸方向着磁部、42…低透磁率部、42a…非磁石部材、42b…永久磁石、44…高透磁率部、46…スプール、50…軸方向着磁部、52…低透磁率部、54…高透磁率部。

Claims (7)

  1. コアと、該コアに埋め込まれた複数の永久磁石とを備え、単一または複数個が軸方向において連結されてロータを構成する埋込磁石型ロータユニットを製造する方法において、
    前記コアに充填された磁石材料を着磁装置を用いて着磁する着磁工程を有し、
    前記着磁装置は、前記コアの径方向において該コアに対向する径方向着磁部と、前記コアの軸方向において該コアに対向する軸方向着磁部とを備え、前記径方向着磁部および前記軸方向着磁部のうちの一方である第1着磁部は、磁場の発生源であって、前記径方向着磁部が前記コアの径方向において前記軸方向着磁部に対向するか、前記軸方向着磁部が前記コアの軸方向において前記径方向着磁部に対向するかして前記着磁工程において配置されるものであり、
    前記着磁工程は、前記第1着磁部が前記コアに対向する部分に向けて当該第1着磁部が磁場を印加することで前記磁石材料を着磁するとともに、前記径方向着磁部および前記軸方向着磁部のうちの他方である第2着磁部に向けて前記第1着磁部が磁場を印加することで、当該磁場を前記第2着磁部を経由して前記磁石材料に印加するものである埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  2. 前記永久磁石は、前記コアの周方向において互いに相違する場所に複数埋め込まれるものであり、
    前記第2着磁部は、前記コアよりも透磁率が低い低透磁率部と、前記低透磁率部よりも透磁率が高い高透磁率部とが交互に配置されたものであり、
    前記低透磁率部は、前記磁石材料に対向して配置される請求項1記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  3. 前記高透磁率部は、前記コアよりも透磁率が高い請求項2記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  4. 前記軸方向着磁部は、前記コアの軸方向両端のそれぞれに対向する一対の着磁部を備える請求項1〜3のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  5. 前記着磁装置は、前記着磁工程において、前記径方向着磁部が前記コアの軸方向において前記コアに対向していない部分に延びて前記軸方向着磁部に対向して配置されるものであり、
    前記第1着磁部は、前記径方向着磁部であり、
    前記第2着磁部は、前記軸方向着磁部である請求項1〜4のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  6. 前記着磁装置は、前記着磁工程において、前記径方向着磁部が前記コアの軸方向において前記コアに対向していない部分に延びて前記軸方向着磁部に対向して配置されるものであり、
    前記第1着磁部は、前記径方向着磁部であり、
    前記第2着磁部は、前記軸方向着磁部であり、
    前記軸方向着磁部には、前記磁石材料を前記コアへと流動させるスプールが形成されており、
    前記磁石材料に流動性を付与して該磁石材料を前記スプールを介して前記コアに充填する充填工程を有し、
    前記充填工程において、前記スプールを流動する前記磁石材料に前記第2着磁部を介して前記第1着磁部からの磁場を印加する請求項2または3記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の埋込磁石型ロータユニットの製造方法における前記着磁装置。
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