JP2016082754A - ワイヤハーネス - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを極力抑えつつ、車体に対してスライドドアをスライドさせる際に安定して所定方向へ屈曲させることができるワイヤハーネスを提供すること。
【解決手段】車体1と、車体1に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて車体1の昇降口3を開閉するスライドドア2との間に配策されるワイヤハーネス11であって、車体1に対して一端が支持され、スライドドア2に対して他端が支持され、スライドドア2のスライドにともなって屈曲されるコルゲートチューブ12を有し、コルゲートチューブ12は、その中間部に所定方向Cへ屈曲させる屈曲方向規程領域Kを有し、屈曲方向規程領域Kは、所定方向Cへ屈曲される際に曲げの外側となる側部31aの剛性が曲げの内側となる側部31bの剛性よりも高くされている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車体とスライドドアとの間に配策されるワイヤハーネスに関する。
車両に配索されるワイヤハーネスとして、車体と、車体の昇降口において車体に対してスライド可能なスライドドアとの間に配策されるものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許第5085943号公報
ところで、スライドドアを開閉させる際に、ワイヤハーネスが意図しない方向へ屈曲されると、車体やスライドドアに接触して損傷するおそれがある。
特許文献1記載のワイヤハーネスでは、端部に設けたばねによってワイヤハーネスを付勢することで、スライドドアの開閉時にワイヤハーネスを所定方向に屈曲させているが、部品点数の増加及び構造の複雑化によってコストが嵩んでしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストを極力抑えつつ、車体に対してスライドドアをスライドさせる際に安定して所定方向へ屈曲させることができるワイヤハーネスを提供することにある。
前述した目的を達成するために、本発明に係るワイヤハーネスは、下記(1)〜(4)を特徴としている。
(1) 車体と、該車体に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体の昇降口を開閉するスライドドアとの間に配策されるワイヤハーネスであって、
前記車体に対して一端が支持され、前記スライドドアに対して他端が支持され、前記スライドドアのスライドにともなって屈曲される外装部材を有し、
前記外装部材は、その中間部に所定方向へ屈曲させる屈曲方向規程領域を有し、該屈曲方向規程領域は、前記所定方向へ屈曲される際に曲げの外側となる側部の剛性が曲げの内側となる側部の剛性よりも高くされている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
(2) 前記外装部材は、少なくとも前記所定方向へ屈曲される際に屈曲の外側となる側部に、長手方向に沿う板状部が設けられている
ことを特徴とする(1)に記載のワイヤハーネス。
(3) 前記板状部は、長手方向の中央へ向かって次第に厚みが厚くされている
ことを特徴とする(2)に記載のワイヤハーネス。
(4) 前記板状部は、長手方向の中央へ向かって次第に突出されている
ことを特徴とする(2)または(3)に記載のワイヤハーネス。
上記(1)の構成のワイヤハーネスでは、外装部材の中間部に、曲げの外側となる側部の剛性を高くした屈曲方向規程領域が設けられている。これにより、スライドドアがスライドされることで弛む外装部材は、剛性の高い側部よりも剛性の低い側部を内側にして屈曲されることとなる。つまり、外装部材は、その中間部に、曲げの外側となる側部の剛性を高くした屈曲方向規程領域が設けられていることで、スライドドアのスライド時に、確実に所定方向へ屈曲される。これにより、スライドドアのスライド時に外装部材が意図しない方向へ屈曲して車体やスライドドアへ接触することによる損傷を確実に防ぐことができる。また、スライドドアのスライド時に所定方向へ屈曲させるためのばねを設ける構造と比較し、部品点数の削減及び構造の簡略化を図ることができ、コストを下げることができる。
上記(2)の構成のワイヤハーネスでは、外装部材に板状部を設けることで、容易に一方の側部の剛性を高くし、所定方向へ曲り易くすることができる。
上記(3)の構成のワイヤハーネスでは、屈曲方向規程領域において、長手方向の中央に向かって次第に剛性を高くし、長手方向の中央部分を曲げの頂点として所定方向へ曲り易くすることができる。
上記(4)の構成のワイヤハーネスでは、屈曲方向規程領域において、長手方向の中央に向かって次第に剛性を高くし、長手方向の中央部分を曲げの頂点として所定方向へ曲り易くすることができる。
本発明によれば、コストを極力抑えつつ、車体に対してスライドドアをスライドさせる際に安定して所定方向へ屈曲させることができるワイヤハーネスを提供できる。
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスを示す図であって、図1(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図1(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図、図1(c)はスライドドアが開状態のときの概略平面図である。 図2は、ワイヤハーネスの保護チューブの車体側の端部が接続された車体側給電具の水平方向の断面図である。 図3は、ワイヤハーネスの保護チューブのスライドドア側の端部が接続されたドア側給電具の水平方向の断面図である。 図4は、コルゲートチューブの形状を説明する図であって、図4(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図4(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図4(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。 図5は、比較例に係るワイヤハーネスを示すスライドドアが半開状態のときの概略平面図である。 図6は、変形例1に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図6(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図6(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図6(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。 図7は、変形例2に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図7(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図7(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図7(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。 図8は、変形例3に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図8(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図8(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図8(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。 図9は、変形例4に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図9(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図9(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図9(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
以下、本発明に係る実施の形態の例を、図面を参照して説明する。
図1は、本実施形態に係るワイヤハーネスを示す図であって、図1(a)はスライドドアが閉状態のときの概略平面図、図1(b)はスライドドアが半開状態のときの概略平面図、図1(c)はスライドドアが開状態のときの概略平面図である。
図1(a)から図1(c)に示すように、本実施形態に係るワイヤハーネス11は、自動車等の車両の車体1と、車体1に対してスライド可能なスライドドア2との間に配策されている。スライドドア2は、車体1に対してスライドされることで、車体1に設けられた昇降口3を開閉する。昇降口3は、車内の前後に配置された座席4の間における車体1の側部に設けられている。
図1(a)に示すように、スライドドア2が閉位置に配置されて昇降口3が閉じられた閉状態からスライドドア2が開方向A(図1(a)中矢印A方向)へスライドされると、図1(b)に示すように、昇降口3が開かれていき、その後、図1(c)に示すように、スライドドア2が開位置に配置されて昇降口3が開かれた開状態とされることで、昇降口3の全体が開放される。これとは逆に、図1(c)に示すように、スライドドア2が開状態から閉方向B(図1(c)中矢印B方向)へスライドされると、図1(b)に示すように、昇降口3が閉ざされていき、その後、図1(a)に示すように、スライドドア2が閉状態とされることで、昇降口3が閉鎖される。
車体1の昇降口3には、キッキングプレート5が設けられている。キッキングプレート5は、車両の床面よりも低い位置に配置されている。キッキングプレート5は、車体1の一部であり、車体1の昇降口3に形成された窪み3aに設けられている。ワイヤハーネス11は、キッキングプレート5上に配置されている。
ワイヤハーネス11は、スライドドア2に設けられた種々の電装品や補機等への電力供給、あるいは車体1側とスライドドア2の電装品や補機等との間での信号の送受信を行うために設けられる。ワイヤハーネス11は、複数本の電線束(図示略)を有しており、電線束は、コルゲートチューブ(外装部材)12に通されて保護されている。
コルゲートチューブ12は、図1(b)に示すように、閉状態のスライドドア2が開かれるとき、または、開状態のスライドドア2が閉じられるときに、その長手方向の中央部分が所定方向Cに屈曲される。コルゲートチューブ12は、その長手方向の中間部に、所定方向Cへ屈曲させるための屈曲方向規程領域Kが設けられている。
車体1には、車体側給電具14が設けられ、スライドドア2には、ドア側給電具16が設けられている。ワイヤハーネス11のコルゲートチューブ12は、一端が車体側給電具14に接続され、他端がドア側給電具16に接続されている。
図2は、ワイヤハーネスのコルゲートチューブの車体側の端部が接続された車体側給電具の水平方向の断面図である。図3は、ワイヤハーネスのコルゲートチューブのスライドドア側の端部が接続されたドア側給電具の水平方向の断面図である。
図2に示すように、車体側給電具14は、車体1に固定された合成樹脂製のアウタ部材21と、アウタ部材21に水平方向回動自在(首振り自在)に軸支され、ワイヤハーネス11のコルゲートチューブ12の端部を支持したインナ部材22とを含んで構成される。アウタ部材21及びインナ部材22により、車体側給電具14は、コルゲートチューブ12の端部を通過する垂直方向を軸にして、コルゲートチューブ12を水平方向に回動自在に軸支する。アウタ部材21は、回動規制壁21a,21bを有しており、インナ部材22は、回動規制壁21a,21bに当接することで回動範囲が規制される。
図3に示すように、ドア側給電具16は、スライドドア2のインナパネルに固定されたアウタ部材25と、アウタ部材25に水平方向回動自在(首振り自在)に軸支され、ワイヤハーネス11のコルゲートチューブ12の端部を支持したインナ部材26とで構成されている。アウタ部材25とインナ部材26により、ドア側給電具16は、コルゲートチューブ12の端部を通過する垂直方向を軸にして、コルゲートチューブ12を水平方向に回動自在に軸支する。アウタ部材25は、回動規制壁25aを有しており、インナ部材26は、回動規制壁25aに当接することで回動範囲が規制される。
そして、車体側給電具14及びドア側給電具16では、スライドドア2が開閉されると、ワイヤハーネス11のコルゲートチューブ12の動きに合わせ、コルゲートチューブ12の端部が接続されているインナ部材22,26が垂直軸線を中心に回動する。これにより、スライドドア2の開閉時におけるワイヤハーネス11の端部での無理な屈曲が抑えられる。
図4は、コルゲートチューブの形状を説明する図であって、図4(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図4(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図4(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
図4(a)から図4(c)に示すように、コルゲートチューブ12は、周方向にわたる複数の谷部12aと山部12bとが軸方向に交互に形成された蛇腹形状とされている。コルゲートチューブ12は、軟質な合成樹脂から成形されたもので、金型を用いた押出成形によって成形されている。これにより、コルゲートチューブ12は、全長にわたって屈曲可能とされている。コルゲートチューブ12は、上下方向が長軸とされた断面視略楕円形状に形成されている。また、コルゲートチューブ12は、その上部及び下部に、長手方向に沿う補強リブ12cが全長にわたって形成されており、これらの補強リブ12cによって長手方向の全長にわたって補強されている。これにより、コルゲートチューブ12は、弛んだ際に、左右方向へ曲り易くされている。
コルゲートチューブ12は、その長手方向における中間部である略中央部分が屈曲方向規程領域Kとされている。この屈曲方向規程領域Kでは、一方の側部31aの剛性が他方の側部31bの剛性よりも高くされている。これにより、この屈曲方向規程領域Kでは、一方の側部31aを外側とした所定方向Cへ屈曲し易くされている。屈曲方向規程領域Kには、剛性が高められている一方の側部31aに板状部32が一体成形されている。この板状部32は、高さ方向の中央位置において、長手方向に沿って形成されている。これにより、屈曲方向規程領域Kでは、板状部32が形成された一方の側部31aの剛性が高められる。
ここで、屈曲方向規程領域Kのないコルゲートチューブ12の動きについて説明する。
図5は、比較例に係るワイヤハーネスを示すスライドドアが半開状態のときの概略平面図である。
屈曲方向規程領域Kのないコルゲートチューブ12では、左右への屈曲のし易さが全長にわたって略均一とされている。このため、図5に示すように、閉状態のスライドドア2がスライドされて開かれるとき、または、開状態のスライドドア2がスライドされて閉じられるときに、コルゲートチューブ12が所定方向Cとは逆方向の意図しない方向に屈曲されるおそれがある。すると、このコルゲートチューブ12が車両パネル等の車体1の一部に接触して損傷するおそれがある。
これに対して、本実施形態に係るワイヤハーネス11では、コルゲートチューブ12の長手方向の中間部に、曲げの外側となる側部31aの剛性を高くした屈曲方向規程領域Kが設けられている。これにより、スライドドア2がスライドされることで弛むコルゲートチューブ12は、図1(b)に示すように、屈曲方向規程領域Kにおいて、剛性の高い側部31aよりも剛性の低い側部31bを内側にした所定方向Cへ屈曲されることとなる。
このように、本実施形態に係るワイヤハーネス11によれば、コルゲートチューブ12は、その中間部に、曲げの外側となる側部31aの剛性を高くした屈曲方向規程領域Kが設けられていることで、スライドドア2のスライド時に、確実に所定方向Cへ屈曲される。これにより、スライドドア2のスライド時にコルゲートチューブ12が意図しない方向へ屈曲して車体1やスライドドア2へ接触することによる損傷を確実に防ぐことができる。また、スライドドア2のスライド時に所定方向Cへ屈曲させるためのばね等を設ける構造と比較し、部品点数の削減及び構造の簡略化を図ることができ、コストを下げることができる。
しかも、コルゲートチューブ12の一方の側部31aに、長手方向に沿う板状部32を設けることで、容易に一方の側部31aの剛性を高くし、所定方向Cへ曲り易くすることができる。
次に、本実施形態のワイヤハーネス11に用いられるコルゲートチューブ12の変形例について説明する。
(変形例1)
図6は、変形例1に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図6(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図6(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図6(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
図6(a)から図6(c)に示すように、変形例1に係るコルゲートチューブ12では、屈曲方向規程領域Kにおいて、板状部32の厚みが長手方向の中央へ向かって次第に厚くされている。このコルゲートチューブ12によれば、屈曲方向規程領域Kにおいて、長手方向の中央に向かって次第に剛性を高くし、長手方向の中央部分を曲げの頂点として所定方向Cへ曲り易くすることができる。
(変形例2)
図7は、変形例2に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図7(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図7(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図7(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
図7(a)から図7(c)に示すように、変形例2に係るコルゲートチューブ12では、屈曲方向規程領域Kにおいて、板状部32が長手方向の中央へ向かって次第に外方へ突出されている。このコルゲートチューブ12によれば、屈曲方向規程領域Kにおいて、長手方向の中央に向かって次第に剛性を高くし、長手方向の中央部分を曲げの頂点として所定方向Cへ曲り易くすることができる。
(変形例3)
図8は、変形例3に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図8(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図8(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図8(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
図8(a)から図8(c)に示すように、変形例3に係るコルゲートチューブ12では、屈曲方向規程領域Kにおいて、板状部32の厚みが長手方向の中央へ向かって次第に厚くされかつ長手方向の中央へ向かって次第に外方へ突出されている。このコルゲートチューブ12によれば、屈曲方向規程領域Kにおいて、長手方向の中央に向かって次第に剛性を高くし、長手方向の中央部分を曲げの頂点として所定方向Cへより曲り易くすることができる。
(変形例4)
図9は、変形例4に係るコルゲートチューブの形状を説明する図であって、図9(a)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における平面図、図9(b)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における断面図、図9(c)はコルゲートチューブの屈曲方向規程領域における一方の側部側の側面図である。
図9(a)から図9(c)に示すように、変形例4に係るコルゲートチューブ12では、屈曲方向規程領域Kにおいて、所定方向Cへ屈曲された際に曲げの内側となる側部31bにも板状部32が一体成形されている。この曲げの内側となる側部31bの板状部32は、曲げの外側となる側部31aの板状部32よりも短くされている。したがって、コルゲートチューブ12は、屈曲方向規程領域Kにおいて、曲げの内側よりも外側が剛性高くされている。このように、曲げの内側となる側部31bにも板状部32を設けることで、曲げの内側の側部31aでの曲げを制限することができ、屈曲方向規程領域Kを所定の曲率で屈曲させることができる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数、配置箇所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
ここで、上述した本発明に係るワイヤハーネスの実施形態の特徴をそれぞれ以下[1]〜[4]に簡潔に纏めて列記する。
[1] 車体(1)と、該車体(1)に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体(1)の昇降口(3)を開閉するスライドドア(2)との間に配策されるワイヤハーネス(11)であって、
前記車体(1)に対して一端が支持され、前記スライドドア(2)に対して他端が支持され、前記スライドドア(2)のスライドにともなって屈曲される外装部材(コルゲートチューブ12)を有し、
前記外装部材(コルゲートチューブ12)は、その中間部に所定方向(C)へ屈曲させる屈曲方向規程領域(K)を有し、該屈曲方向規程領域(K)は、前記所定方向(C)へ屈曲される際に曲げの外側となる側部(31a)の剛性が曲げの内側となる側部(31b)の剛性よりも高くされている
ことを特徴とするワイヤハーネス。
[2] 前記外装部材(コルゲートチューブ12)は、少なくとも前記所定方向(C)へ屈曲される際に屈曲の外側となる側部(31a)に、長手方向に沿う板状部(32)が設けられている
ことを特徴とする[1]に記載のワイヤハーネス。
[3] 前記板状部(32)は、長手方向の中央へ向かって次第に厚みが厚くされている
ことを特徴とする[2]に記載のワイヤハーネス。
[4] 前記板状部(32)は、長手方向の中央へ向かって次第に突出されている
ことを特徴とする[2]または[3]に記載のワイヤハーネス。
1 車体
2 スライドドア
3 昇降口
11 ワイヤハーネス
12 コルゲートチューブ(外装部材)
31a,31b 側部
32 板状部
C 所定方向
K 屈曲方向規程領域

Claims (4)

  1. 車体と、該車体に対して閉位置と開位置との間でスライド可能に設けられて前記車体の昇降口を開閉するスライドドアとの間に配策されるワイヤハーネスであって、
    前記車体に対して一端が支持され、前記スライドドアに対して他端が支持され、前記スライドドアのスライドにともなって屈曲される外装部材を有し、
    前記外装部材は、その中間部に所定方向へ屈曲させる屈曲方向規程領域を有し、該屈曲方向規程領域は、前記所定方向へ屈曲される際に曲げの外側となる側部の剛性が曲げの内側となる側部の剛性よりも高くされている
    ことを特徴とするワイヤハーネス。
  2. 前記外装部材は、少なくとも前記所定方向へ屈曲される際に屈曲の外側となる側部に、長手方向に沿う板状部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイヤハーネス。
  3. 前記板状部は、長手方向の中央へ向かって次第に厚みが厚くされている
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイヤハーネス。
  4. 前記板状部は、長手方向の中央へ向かって次第に突出されている
    ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載のワイヤハーネス。
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