JP2016082512A - 車両用ラジオノイズ除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】時間的に不連続に発生する車両ノイズ成分を簡単な構成で除去し、且つ1ビット又は複数ビットのRFパルス列を検波・復調する既存のRFチューナを接続可能な車両用ラジオノイズ除去装置を提供する。【解決手段】メインアンテナ11で受信した車両ノイズ電波を含む放送電波に対応するアナログRF信号Arf1をデジタルRF信号D1に変換する第1BPSDM21と、ノイズアンテナ12で受信した車両ノイズ電波に対応するアナログRFノイズ成分Narf2をデジタルRF信号D2に変換する第2BPSDM22と、デジタルRF信号D1からデジタルRF信号D2を減算してノイズ除去後のデジタルRF信号D3を出力する減算器25と、デジタルRF信号D3を1ビットRFパルス列Ptに変換する第3BPSDM23と、を備える。【選択図】図7

Description

この発明は、車両に搭載されるAMラジオ受信機及び/又はFMラジオ受信機に組み込んで好適な車両用ラジオノイズ除去装置に関する。
特許文献1の[0011]に開示されているように、車両においては、種々の機器がノイズを発生する。このノイズは、ラジオ放送の放送電波(放送波)を受信する車載アンテナにより受信されてしまう。
そこで、特許文献1に記載された車載ラジオ受信機では、ノイズ検出受信部を設け、車載アンテナを通じて受信した放送電波受信信号のチューナによる検波信号であるベースバンド信号から前記ノイズ検出受信部で受信したノイズ成分を除去するように構成している(特許文献1の[0010]、図1)。
特許文献2の車載ラジオ受信機では、同様に、放送電波の検波信号であるベースバンド信号からノイズ検出部で検出したノイズの種類(カテゴリ)に応じたノイズをノイズキャンセラで除去するように構成している(特許文献2の[0039]、[0040]、図1)。
参考文献としての特許文献3には、送信機に用いられ、1ビットRFパルス列をアナログバンドパスフィルタに出力するバンドパスΣΔ変調器についての記載がある(特許文献3の[0021]、[0045]、図1、図4)。
参考文献としての特許文献4には、特許文献3に記載されたようなバンドパスΣΔ変調器において、前記アナログバンドパスフィルタから前記バンドパスΣΔ変調器への信号反射を抑制するために、バンドパスΣΔ変調器とアナログバンドパスフィルタとの間に減衰器を配置した送信機についての記載がある(特許文献4の要約、図14)。
特開2013−168744号公報 特開2009−5028号公報 特開2013−254996号公報 特開2013−201741号公報
ところで、特許文献1及び特許文献2に記載された車両ノイズの除去技術では、ベースバンド信号からノイズ成分をキャンセルしたノイズ除去後のベースバンド信号を生成し、前記ノイズ除去後のベースバンド信号をオーディオ信号に変換してスピーカから楽音等を出力するようにしている。このため、放送電波をアンテナで受信した、ノイズ成分を含むアナログRF信号をミキサで中間周波信号(ベースバンド信号)に変換せざるを得ない。
このような構成であることを原因として、第1に、ベースバンド信号[この明細書において、ベースバンド信号は、受信周波数及び局部発振周波数に比較して低周波数のオーディオ信号{音声(周波)信号とも言われる。}及び中間周波信号が該当するものとする。]に含まれるノイズ成分と、ノイズ除去装置で検出したノイズ成分との間に位相誤差や振幅誤差が発生することから、ベースバンド信号周波数帯での減算処理では、簡単な構成で効果的にノイズ成分を除去することができないという課題がある。
第2に、エンジン点火ノイズやハイブリッド自動車における駆動用モータから発生するノイズのように、時間的に不連続に発生するノイズ成分の除去のためには、ノイズの種類の検出・判断処理等(特許文献2の[0033]−[0038])、より複雑な構成が必要になり対応が困難になるという課題がある。
第3に、1ビットRFパルス列からベースバンド信号を検波する一般市販のRFチューナ(検波・復調器)をそのまま接続(使用)することができなくなるため、ラジオ受信機のコストが高騰すると共に、ユーザの利便性が低下するという課題がある。
この発明はこのような課題を考慮してなされたものであり、位相誤差や振幅誤差を簡単な構成で抑制し、時間的に不連続に発生するノイズ成分を簡単な構成で除去し、且つ1ビット又は複数ビットRFパルス列からベースバンド信号を検波する一般市販のRFチューナ(検波・復調器)をそのまま接続可能(使用可能)な車両用ラジオノイズ除去装置を提供することを目的とする。
この発明に係る車両用ラジオノイズ除去装置は、メインアンテナで受信された放送電波が入力アナログRF信号として供給され、入力デジタルRF信号に変換して出力する第1バンドパスΣΔ変調器と、ノイズアンテナで受信された車両ノイズ電波が入力アナログRFノイズ成分として供給され、入力デジタルRFノイズ成分に変換して出力する第2バンドパスΣΔ変調器と、前記入力デジタルRF信号と前記入力デジタルRFノイズ成分とが供給され、車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力する演算器と、前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を1ビット又は複数ビットのRFパルス列に変換して復調器に出力する第3バンドパスΣΔ変調器と、を備え、前記演算器は、前記入力デジタルRF信号から前記入力デジタルRFノイズ成分を減算して前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力する減算器からなる。
この発明によれば、第1バンドパスΣΔ変調器により、メインアンテナで受信した放送電波の入力アナログRF信号を入力デジタルRF信号に変換して出力すると共に、第2バンドパスΣΔ変調器により、ノイズアンテナで受信した車両ノイズ電波の入力アナログRFノイズ成分を入力デジタルRFノイズ成分に変換して出力し、減算器により、前記入力デジタルRF信号から前記入力デジタルRFノイズ成分を減算して車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力するように構成したので、アナログミキサ回路での処理を原因とする2本のアンテナ間での位相誤差や振幅誤差の発生を抑制することができる。また、デジタル信号処理優先のデジタルリッチな回路構成となるので、車両ノイズ成分を簡単な構成で、しかも効果的に除去することができる。
メインアンテナで受信した放送電波の入力アナログRF信号とノイズアンテナで受信した車両ノイズ電波の入力アナログRFノイズ成分をリアルタイムに処理できるので、エンジン点火ノイズやハイブリッド自動車における駆動用モータから発生する車両ノイズのように、時間的に不連続に発生する車両ノイズ成分の除去を簡単な構成で行える。
さらに、第3バンドパスΣΔ変調器により、前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を1ビット又は複数ビットのRFパルス列として出力するように構成したので、検波・復調器に一般市販のRFチューナをそのまま接続することができる。
この場合、前記第1バンドパスΣΔ変調器と前記第2バンドパスΣΔ変調器が、同一クロックで同期して前記入力アナログRF信号及び前記入力アナログRFノイズ成分をサンプリングするように構成することで、エンジン点火ノイズやハイブリッド自動車における駆動用モータから発生する車両ノイズのように、時間的に不連続に発生する車両ノイズ成分に対しても処理に時間ずれが発生せずにリアルタイムでの対応(ノイズキャンセル処理)が可能になる。
なお、前記第1バンドパスΣΔ変調器及び前記第2バンドパスΣΔ変調器は、それぞれ、負帰還路にD/A変換器を備え、前記入力デジタルRF信号に含まれる車両ノイズ成分の振幅と前記入力デジタルRFノイズ成分の振幅が等しくなるように各前記D/A変換器の基準電圧を調整するようにしてもよい。車両ノイズ電波のノイズ発生源からメインアンテナ及びノイズアンテナまでの距離が異なり、ノイズ発生源も位置が変化し、ノイズ周波数もノイズ発生源毎に異なり、メインアンテナ及びノイズアンテナ間で車両ノイズ成分(車両ノイズRF成分)の振幅を同一にする利得調整が必要となるが、第1バンドパスΣΔ変調器の負帰還路に備えられるD/A変換器の基準電圧及び/又は第2バンドパスΣΔ変調器の負帰還路に備えられるD/A変換器の基準電圧を調整することで、通常必要となるAGC回路が不要になる。
この発明によれば、第1バンドパスΣΔ変調器により、メインアンテナで受信した放送電波の入力アナログRF信号を入力デジタルRF信号に変換して出力すると共に、第2バンドパスΣΔ変調器により、ノイズアンテナで受信した車両ノイズ電波の入力アナログRFノイズ成分を入力デジタルRFノイズ成分に変換して出力し、減算器により、前記入力デジタルRF信号から前記入力デジタルRFノイズ成分を減算して車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力するように構成したので、アナログミキサ回路での処理を原因とする2本のアンテナ間での位相誤差や振幅誤差の発生を抑制することができる。また、デジタル信号処理優先のデジタルリッチな回路構成となるので、車両ノイズ成分を簡単な構成で、しかも効果的に除去することができる。
メインアンテナで受信した放送電波の入力アナログRF信号とノイズアンテナで受信した車両ノイズ電波の入力アナログRFノイズ成分をリアルタイムに処理できるので、エンジン点火ノイズやハイブリッド自動車における駆動用モータから発生する車両ノイズのように、時間的に不連続に発生する車両ノイズ成分の除去を簡単な構成で行える。
さらに、第3バンドパスΣΔ変調器により、前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を1ビット又は複数ビットのRFパルス列として出力するように構成したので、検波・復調器に一般市販のRFチューナをそのまま接続することができる。
この実施形態に係る車両用ラジオノイズ除去装置が組み込まれて車両に搭載されたラジオ受信機の概略構成図である。 ラジオ受信機が搭載された車両のメインアンテナとノイズアンテナの配設位置例を示す模式的構成図である。 図1中のラジオノイズ除去装置の詳細な全体構成ブロック図である。 図3中の第1及び第2バンドパスΣΔ変調器の詳細構成ブロック図である。 図5Aは、第1及び第2バンドパスΣΔ変調器を構成するD/A変換器(同一回路構成)の構成例回路図、図5Bは、図5A中の基準電圧調整源の構成例回路図である。 図6は、図3中の第3バンドパスΣΔ変調器の詳細構成ブロック図である。 図7は、図1に示したラジオ受信機の概略構成に、図3に示したラジオノイズ除去装置の全体構成ブロックを挿入して描いたラジオ受信機の詳細構成図である。
以下、この発明に係る車両用ラジオノイズ除去装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この実施形態に係る車両用ラジオノイズ除去装置(単に、ラジオノイズ除去装置ともいう。)10が組み込まれ、車両50(図2参照)に搭載されたラジオ受信機20の概略構成図である。
図2は、ラジオ受信機20が搭載された車両50のメインアンテナ11とノイズアンテナ12の配設位置例を示す模式的構成図である。この車両50は、エンジン(E)58と電気モータ(M)60の2つの動力源を持つハイブリッド自動車であるが、この発明は、ハイブリッド自動車以外の車両にも適用可能である。
図2に示すように、この実施形態において、ラジオ放送電波を受信するメインアンテナ11は、車両50のリアウインドシールド52にプリント配線等により配設され、車両ノイズ電波を受信するノイズアンテナ12は、金属製のフロントフード54下のエンジン・モータルーム56内に配設されている。ノイズアンテナ12は、フロントフード54の裏側にエンジン58や電気モータ60に対向するように取り付けてもよい。
このような配設構成となっているので、メインアンテナ11は、放送所(不図示)等外部から送信されるラジオ放送電波を信号成分として受信すると共に、エンジン58及び電気モータ60が発生する車両ノイズ電波をノイズ成分として受信する。
また、ノイズアンテナ12は、フロントフード54が放送電波を遮蔽するので、エンジン58及び電気モータ60が発生する同じ車両ノイズ電波をノイズ成分として受信する。通常、メインアンテナ11により受信されるノイズ成分の振幅(受信レベル)が、ノイズアンテナ12により受信されるノイズ成分の振幅(受信レベル)より小さい。
図1に示すように、ラジオ受信機20は、メインアンテナ11と、このメインアンテナ11に入力側が接続される前置バンドパスフィルタ102と、前置バンドパスフィルタ102の出力側に入力側が接続される低雑音高周波増幅器である前置増幅器104と、ノイズアンテナ12と、このノイズアンテナ12に入力側が接続される前置バンドパスフィルタ202と、前置バンドパスフィルタ202の出力側に入力側が接続される低雑音高周波増幅器である前置増幅器204と、メインアンテナ11側の前置増幅器104の出力側が一方の入力端子106に接続されると共にノイズアンテナ12側の前置増幅器204の出力側が他方の入力端子206に接続されるラジオノイズ除去装置10と、ラジオノイズ除去装置10の出力端子302に入力側が接続される後置バンドパスフィルタ304と、後置バンドパスフィルタ304の出力側に入力側が接続される検波・復調器であるRFチューナ306と、を備える。RFチューナ306は、市販のRFチューナを利用することができる。RFチューナ306の入力部にバンドパスフィルタの機能が付設されていれば、後置バンドパスフィルタ304は基本的に不要であるが、付設されている場合でも後置バンドパスフィルタ304があることにより、ノイズ成分が除去されたアナログRF信号の波形が一層、原放送波に対して忠実な波形になる。
[ラジオ受信機20の全体動作の概略的説明]
次に、基本的には以上のように構成されるラジオ受信機20の全体動作について概略的に説明する。
ラジオ放送電波と車両ノイズ電波(例えば、エンジン58や電気モータ60の動作に伴うノイズ電波)の両方を受信したメインアンテナ11からの出力信号は、ラジオ放送電波の帯域幅に制限(設定)された前置バンドパスフィルタ102を介し前置増幅器104を通じてラジオノイズ除去装置10の一方の入力端子106に、アナログRF信号Arf1として供給される。
このアナログRF信号Arf1には、ラジオ放送電波に対応するアナログRF信号成分Sarf1(後述するように、原放送波信号ともいう。)と、車両ノイズ電波に対応するアナログRFノイズ成分Narf1とが含まれる。
一方、車両ノイズ電波を受信したノイズアンテナ12からの出力信号は、上記の前置バンドパスフィルタ102と同様にラジオ放送電波の帯域幅に制限(設定)された前置バンドパスフィルタ202を介し前置増幅器204を通じてラジオノイズ除去装置10の他方の入力端子206に、アナログRFノイズ成分Narf2として供給される。
ラジオノイズ除去装置10は、一方の入力端子106に供給されたアナログRF信号Arf1(アナログRF信号成分Sarf1+アナログRFノイズ成分Narf1、つまり放送信号+車両ノイズ成分)から、他方の入力端子206に供給されたアナログRFノイズ成分Narf2(つまり、車両ノイズ成分)を、RF帯(高周波帯)のままで、両車両ノイズ成分、つまりアナログRFノイズ成分Narf1とアナログRFノイズ成分Narf2が同一振幅になるように調整した後、次の(1)式に示すように、減算処理することで、車両ノイズ成分を除去し、残された放送信号(放送波成分)のみを1ビットのRFパルス列(1ビットRFパルス列)Ptに変換して出力端子302を通じて出力する。
Arf1−Narf2=(Sarf1+Narf1)−Narf2
=Sarf1 …(1)
ラジオノイズ除去装置10から出力された1ビットRFパルス列Ptは、信号帯域外の成分が後置バンドパスフィルタ304で除去され、後置バンドパスフィルタ304により放送波成分(原放送波)のみのアナログRF信号RFout(ノイズ成分が除去された受信放送波に対応するアナログRF信号)に変換されてRFチューナ306に供給される。
RFチューナ306は、アナログRF信号RFoutを検波・復調する。RFチューナ306の出力信号であるオーディオ信号は、オーディオ増幅器{音声増幅器}(不図示)を通じて車両50の車室内のスピーカ(不図示)に供給され、前記スピーカから車室内に楽音(音声も含む。)が出力される。
なお、前置バンドパスフィルタ102、202、及び後置バンドパスフィルタ304、並びに前置増幅器104、204の必要性は、車種、仕向け等に基づき、ケースバイケースで決定される。
以上の説明が、ラジオノイズ除去装置10を備えるラジオ受信機20の全体動作についての概略的な説明である。
[ラジオノイズ除去装置10の詳細説明]
次に、この実施形態に係るラジオノイズ除去装置10の詳細な構成及び動作について説明する。
図3は、図1中のラジオノイズ除去装置10の詳細な全体構成ブロック図を示している。
ラジオノイズ除去装置10は、一方の入力端子106に入力側が接続される第1バンドパスΣΔ変調器(第1BPSDM:BandPass Sigma Delta Modulator)21と、他方の入力端子206に入力側が接続される第2バンドパスΣΔ変調器(第2BPSDM)22と、出力端子302に出力側が接続される第3バンドパスΣΔ変調器(第3BPSDM)23と、第1〜第3バンドパスΣΔ変調器21〜23に共通のクロックCLKを供給するクロック発振器24と、第1バンドパスΣΔ変調器21より出力される第1デジタルRF信号D1から第2バンドパスΣΔ変調器22より出力される第2デジタルRF信号D2を減算した差の出力を第3デジタルRF信号D3として第3バンドパスΣΔ変調器23の入力側に供給する減算器25と、出力が第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22の制御端子65、75に接続され、第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22の負帰還利得をそれぞれ調整する利得比調整回路28と、から構成される。
なお、ラジオノイズ除去装置10において、クロック発振器24は、第1〜第3バンドパスΣΔ変調器21〜23に共通のオーバーサンプリング周波数を有するクロックCLKを発生して供給する他、必要に応じて減算器25の入力側の第1デジタルRF信号D1のデシメーション用クロック、減算器25の出力側の第3デジタルRF信号D3の発生のためのインターポーレーション用クロックを発生して供給する。なお、減算器25の入出力側のクロック周波数は、オーバーサンプリング周波数、第1〜第3デジタルRF信号D1〜D3のビット長、及びデジタル回路のサイズと動作周波数との兼ね合いにより最適値を選択すればよい。
図4は、図3中の第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22の詳細構成ブロック図を示している。
第1バンドパスΣΔ変調器21は、被減数端子にアナログRF信号Arf1が供給される減算器32と、この減算器32の差出力側に直列に接続されるバンドパスフィルタ(BPF)34及び量子化器36と、量子化器36から出力される第1デジタルRF信号D1をアナログ信号に変換し減算器32の減数端子に供給するD/A変換器38とから構成されている。
第2バンドパスΣΔ変調器22は、被減数端子にアナログRFノイズ成分Narf2が供給される減算器42と、この減算器42の差出力側に直列に接続されるバンドパスフィルタ(BPF)44及び量子化器46と、量子化器46から出力される第2デジタルRF信号D2をアナログ信号に変換し減算器42の減数端子に供給するD/A変換器48とから構成されている。
利得比調整回路28の出力端子は、それぞれD/A変換器38、48の制御端子65、75に接続されている。
図5Aは、第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22を構成するD/A変換器38、48(同一回路構成)の例としての構成回路図を示している。
図5Bは、図5A中のD/A変換器38、48を構成する基準電圧調整源62、72の例としての構成回路図を示している。
D/A変換器38、48は、それぞれ、帰還抵抗器Raを備える反転増幅器80と、R−2Rラダー抵抗82と、第1デジタルRF信号D1{B1(MSB)、…、Bn−1、Bn(LSB)}及び第2デジタルRF信号D2{B1(MSB)、…、Bn−1、Bn(LSB)}の各ビットB1〜Bnの状態1(High)、0(Low)に応じて反転増幅器80の非反転入力端子側又はGND側に切り替えられるスイッチS1、…、Sn−1、Snを備える、周知のR−2Rラダー抵抗型の8ビットのD/A変換器である。
基準電圧調整源62、72は、D/A変換器38、48の各精密直流電圧源64と、各抵抗器66及び各可変抵抗器68(78)とからなる各抵抗分圧回路70と、可変抵抗器68、78を調整することによって可変可能なフルスケール電圧である各基準電圧Vref1、Vref2を出力する各バッファ増幅器74とから構成されている。
利得比調整回路28の出力側に接続されている制御端子65、75は、可変抵抗器68、78の摺動端子に接続され、摺動端子が摺動されることで、基準電圧Vref(Vref1、Vref2)が可変される。なお、実際上、可変抵抗器68、78は、デジタル可変抵抗器により構成されている。なお、後述するように、各抵抗分圧回路70は、各デジタル可変抵抗器ではなく、予め定めた各固定抵抗器による各抵抗分圧回路で構成することもできる。
図6は、図3中の第3バンドパスΣΔ変調器23の詳細構成ブロック図を示している。
第3バンドパスΣΔ変調器23は、被減数端子に第3デジタルRF信号D3が供給される減算器86と、この減算器86の差出力側に直列に接続されるデジタルフィルタであるBPF(バンドパスフィルタ)88及びコンパレータ90と、コンパレータ90から出力される1ビットRFパルス列Ptを、1サンプリングクロック分遅延して減算器86の減数端子に供給する遅延器92とから構成されている。なお、この第3バンドパスΣΔ変調器23は、1次の構成であるが、2次以上の高次構成でも考え方は同様である。
図7は、理解の便宜のために、図1に示したラジオ受信機20の概略構成に、図3に示したラジオノイズ除去装置10の全体構成ブロックを挿入して描いたラジオ受信機20の詳細構成図である。
図4において、第1バンドパスΣΔ変調器21及び第2バンドパスΣΔ変調器22は、アナログRF信号Arf1及びアナログRFノイズ成分Narf2を、それぞれ、1ビットのRF信号である第1デジタルRF信号D1及び第2デジタルRF信号D2に変換する処理を行うので、RF帯での1ビットA/D変換器の機能を有することに留意する。
また、図6において、第3バンドパスΣΔ変調器23は、1ビットのデジタルRF信号である第3デジタルRF信号D3を1ビットRFパルス列Ptに変換する処理を行うので、RF帯での1ビットD/A変換器(複号化器)の機能を有することに留意する。
次に、以上のように構成されるラジオノイズ除去装置10の動作について説明する。
第1バンドパスΣΔ変調器21は、放送電波及び車両ノイズ電波がメインアンテナ11を介し前置バンドパスフィルタ102を通じて帯域制限され、低雑音高周波増幅器である前置増幅器104を通じて増幅されて生成されたアナログRF信号Arf1(アナログRF信号成分Sarf1+アナログRFノイズ成分Narf1、つまり放送信号+車両ノイズ成分)を、2値のnビットのシリアル信号の列からなる第1デジタルRF信号D1に変換する。この場合、第1デジタルRF信号D1は、所望のデジタルRF信号成分Sdrf1と、不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf1とから構成されている(図3、図4参照)。
一方、第2バンドパスΣΔ変調器22は、車両ノイズ電波がノイズアンテナ12を介し前置バンドパスフィルタ202を通じて帯域制限され、前置増幅器204を通じて増幅されたアナログRFノイズ成分Narf2を、2値の8ビットのシリアル信号からなる第2デジタルRF信号D2に変換する。第2デジタルRF信号D2は、不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf2から構成されている(図3、図4参照)。
第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22は、それぞれ1次の構成としているが、2次以上の高次構成としても考え方は同じである。
バンドパスフィルタ34、44は、AMラジオ周波数帯、又はFMラジオ周波数帯で周波数特性がフラットな特性となるパッシブフィルタ又はアクティブフィルタを使用することができる。
実際上、量子化器36、46と、D/A変換器38、48のビット数は、必要なダイナミックレンジ、所要帯域、バンドパスフィルタ34、44の次数、各種クロック周波数の相関関係から最適な値を決定することができる。
また、クロックCLKが高速で、量子化器36、46と、D/A変換器38、48とが低ビットの場合には、第1及び第2デジタルRF信号D1、D2をデジタルフィルタでデシメーション(間引き)処理をするようにしてもよい。なお、第1及び第2デジタルRF信号D1、D2をデジタルフィルタでデシメーション(間引き)処理した場合には、第3デジタルRF信号D3をインタポレーション(補間)処理する。
減算器25は、次の(2)式に基づいて、RF周波数帯で、第1デジタルRF信号D1から第2デジタルRF信号D2を減算し、差出力である第3デジタルRF信号D3を生成する。
D3=D1−D2
=(所望のデジタルRF信号成分Sdrf1と不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf1との混合成分)−不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf2 …(2)
すなわち、減算器25は、第3デジタルRF信号D3中の車両ノイズ成分ΔNd(ΔNd=不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf1−不要なデジタルRFノイズ成分Ndrf2)がゼロ値乃至最小値となるように制御処理する。
このため、利得比調整回路28は、減算器25による減算後の車両ノイズ成分ΔNdがゼロ値乃至最小値となるように、D/A変換器38の基準電圧Vref1と、D/A変換器48の基準電圧Vref2との比率Vref1/Vref2を、それぞれ可変抵抗器68と可変抵抗器78とを可変して調整する。
すなわち、利得比調整回路28は、車両ノイズ成分ΔNdがゼロ値乃至最小値となるように、換言すれば、メインアンテナ11を通じて得たデジタルRFノイズ成分Ndrf1のレベルと、ノイズアンテナ12を通じて得たデジタルRFノイズ成分Ndrf2のレベルとが等しくなる(一致する)ように、第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22の利得(負帰還利得)であるD/A変換器38、48のフルスケール電圧である基準電圧Vref1、Vref2を基準電圧調整源62、72の可変抵抗器68、78を調整することで調整する。
なお、利得比調整回路28から出力される各利得調整信号の値は、ノイズ発生源の位置とアンテナ位置との車両内での位置関係に応じて、車種毎に、予め実験的にあるいはシミュレーション等により決定しておくことができる。したがって、D/A変換器38、48の各基準電圧Vref1、Vref2は、車種毎に固定抵抗器による各抵抗分圧回路で固定値に設定することも可能である。
このようにして、図6に示した第3バンドパスΣΔ変調器23を構成する減算器86の被減数端子には、不要な車両ノイズ成分ΔNdが除去された、放送波成分のみからなるデジタルRF信号成分Sdrf1が供給される。
第3バンドパスΣΔ変調器23のBPF88は、AMラジオ周波数帯、又はFMラジオ周波数帯で周波数特性がフラットな特性となるデジタルフィルタとされているので、一層、純粋な放送波成分のみからなるデジタルRF信号成分Sdrf1を出力する。この場合、コンパレータ90での1ビットRFパルス列Ptに対する複号化誤差が遅延器92を含むノイズシェーピング処理によって帯域内では小さくされ、より原信号に近い1ビットRFパルス列Ptが出力される。
実際上、コンパレータ90への入力ビット数は、BPF88のダイナミックレンジにより決定される。
また、コンパレータ90から出力される1ビットRFパルス列Ptの出力周波数は、第3デジタルRF信号D3のダイナミックレンジと、クロックCLKの周期であるサンプリングレートと、BPF88の次数により決定される最適値を選択することが好ましい。
なお、コンパレータ90を2ビット以上の複数ビットのRFパルス列を出力する構成に変形してもよい。この場合には、コンパレータ90は、対応ビットのD/A変換器に代替される。例えば、2ビットのRFパルス列を出力する際には、2ビット入力で、0、1、2の3値出力のD/A変換器とされ、出力の2ビットのRFパルス列は、0値と、1値を採るパルスと、2値を採るパルスの3レベルのパルス列になる。なお、このように、複数ビットのRFパルス列を出力する構成に変更した場合、遅延器92の入力側に、対応する複数ビットのA/D変換器を挿入する必要がある。
[実施形態のまとめ]
図7に示すように、上述した実施形態に係るラジオノイズ除去装置10は、第1バンドパスΣΔ変調器21が、メインアンテナ11で受信され、車両ノイズ電波が混入されたラジオ放送電波から得られたアナログRF信号Arf1を、第1デジタルRF信号D1(デジタルRF信号成分Sdrf1、デジタルRFノイズ成分Ndrf1)に変換して出力する。
第2バンドパスΣΔ変調器22が、ノイズアンテナ12で受信された車両ノイズ電波から得られたアナログRFノイズ成分Narf2を、第2デジタルRF信号D2(デジタルRFノイズ成分Ndrf2)に変換して出力する。
減算器25が、第1デジタルRF信号D1(Sdrf1、Ndrf1)から第2デジタルRF信号D2(Ndrf2)を減算して、車両ノイズ除去デジタルRF信号であるデジタルRF信号D3を出力する。
第3バンドパスΣΔ変調器23が、ノイズ除去デジタルRF信号である第3デジタルRF信号D3を1ビットRFパルス列Ptに変換し、この1ビットRFパルス列Ptを後置バンドパスフィルタ304にて変換したアナログ信号である前記原放送波信号に対応するRF信号RFoutを検波・復調してラジオ放送電波に含まれていたオーディオ信号を再生するRFチューナ306に供給する。
このように、この実施形態に係るラジオノイズ除去装置10は、車両50に搭載されるAM/FMのラジオ受信機20のRF周波数帯でのノイズキャンセラとして動作する。
より詳しくは、ラジオノイズ除去装置10は、車両ノイズが混入された放送電波を受信するメインアンテナ11と、車両50内で発生された車両ノイズを受信するノイズアンテナ12とを別々に用意し、メインアンテナ11の出力からノイズアンテナ12の出力である車両ノイズ成分だけを引き去ることで、受信RF信号であるアナログRF信号Arf1のS/N比を改善している。
従来技術では、信号と車両ノイズ成分とをそれぞれベースバンド周波数に周波数変換した後、ノイズ除去処理を実施していたが、この実施形態ではバンドパスシグマデルタ変調(BPSDM)技術を利用することで、RF信号のまま演算を行うことができるようにした。この場合、RF信号受信の第1バンドパスΣΔ変調器21と車両ノイズ受信の第2バンドパスΣΔ変調器22を同一クロックCLKで同期させ、A/D変換した後に演算(減算)することで、従来技術のように、アナログミキサ回路での処理を原因とする2本のアンテナ間での位相誤差や振幅誤差の発生を抑制することができる。
また、メインアンテナ11(信号アンテナ)とノイズアンテナ12の間の利得調整を、第1及び第2バンドパスΣΔ変調器21、22の負帰還路のD/A変換器38、48の基準電圧Vrefを調整することで実施しているので、別途のAGCアンプ(AGC回路)を搭載する必要がない。
さらに、演算後の第3デジタルRF信号D3を、第3バンドパスΣΔ変調器23によるバンドパスシグマデルタ変調(BPSDM)技術によって1ビットRFパルス列Ptに変換し、前記1ビットRFパルス列Ptを、後置バンドパスフィルタ304を通すことで前記原放送波信号に対応するアナログRF信号RFoutにし、前記アナログRF信号RFoutに対して、市販のRFチューナ306をそのまま使って検波・復調を行うことができる。
メインアンテナ11で受信した放送電波のアナログRF信号Arf1とノイズアンテナ12で受信した車両ノイズ電波のアナログRFノイズ成分Narf2を同一クロックCLKで同期してリアルタイムにサンプリング処理できるので、エンジン点火ノイズやハイブリッド自動車における駆動用モータである電気モータ60からから発生するノイズのように、時間的に不連続に発生するノイズ成分に対してもリアルタイムに対応可能であり、そのようなノイズの除去を簡単な構成で行うことができる。
バンドパスシグマデルタ変調(BPSDM)技術を使用しているので、ノイズシェーピング次数とオーバーサンプリングレートを上げることによって所望のS/Nを得るための量子化器36、46とD/A変換器38、48の所要ビット数を減らすことができることから、デジタル信号処理優先のデジタルリッチな回路構成となり、2つのアンテナ(メインアンテナ11とノイズアンテナ12)間のアナログ回路誤差を極小化することができる。
なお、この発明は、上述の実施形態に限らず、この明細書の記載内容に基づき、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…ラジオノイズ除去装置 11…メインアンテナ
12…ノイズアンテナ 20…ラジオ受信機
21〜23…第1〜第3バンドパスΣΔ変調器
25…減算器 38、48…D/A変換器

Claims (3)

  1. メインアンテナで受信された放送電波が入力アナログRF信号として供給され、入力デジタルRF信号に変換して出力する第1バンドパスΣΔ変調器と、
    ノイズアンテナで受信された車両ノイズ電波が入力アナログRFノイズ成分として供給され、入力デジタルRFノイズ成分に変換して出力する第2バンドパスΣΔ変調器と、
    前記入力デジタルRF信号と前記入力デジタルRFノイズ成分とが供給され、車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力する演算器と、
    前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を1ビット又は複数ビットのRFパルス列に変換して復調器に出力する第3バンドパスΣΔ変調器と、を備え、
    前記演算器は、前記入力デジタルRF信号から前記入力デジタルRFノイズ成分を減算して前記車両ノイズ除去デジタルRF信号を出力する減算器からなる
    ことを特徴とする車両用ラジオノイズ除去装置。
  2. 請求項1に記載の車両用ラジオノイズ除去装置において、
    前記第1バンドパスΣΔ変調器と前記第2バンドパスΣΔ変調器が、同一クロックで同期して前記入力アナログRF信号及び前記入力アナログRFノイズ成分をサンプリングする
    ことを特徴とする車両用ラジオノイズ除去装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用ラジオノイズ除去装置において、
    前記第1バンドパスΣΔ変調器及び前記第2バンドパスΣΔ変調器は、それぞれ、負帰還路にD/A変換器を備え、
    前記入力デジタルRF信号に含まれる車両ノイズ成分の振幅と前記入力デジタルRFノイズ成分の振幅が等しくなるように各前記D/A変換器の基準電圧を調整する
    ことを特徴とする車両用ラジオノイズ除去装置。
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