JP2016081830A - 蓄電素子の製造方法、及び、蓄電素子 - Google Patents

蓄電素子の製造方法、及び、蓄電素子 Download PDF

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Abstract

【課題】表面に樹脂部材が設けられている蓋部材をケース本体にレーザ溶接する場合に、樹脂部材が溶けてしまうことをより確実に抑制すること。
【解決手段】開口を有するケース本体31と、ケース本体31に収容されている電極体と、表面と裏面とを有する板状の蓋部材41であって、裏面の縁部がケース本体31に当接して開口を封止する蓋部材41と、表面に設けられている樹脂部材75と、を備える蓄電素子の製造方法であって、蓋部材41は、表面に、縁部と、縁部以外の面である外面44と、を有し、蓋部材41の表面の縁部に、蓋部材41の縁に向かってケース本体31側に傾斜する傾斜面101が形成されており、傾斜面101にレーザ光を照射することによって蓋部材41をケース本体31に溶接する溶接工程を含む。
【選択図】図6

Description

蓄電素子のケース本体に蓋部材を溶接する技術に関する。
従来、表面(おもてめん)に樹脂部材が設けられている蓋部材にレーザ光を照射してケース本体に溶接した蓄電素子が知られている。
例えば特許文献1には、開口端が矩形状をなす外装缶(ケース本体)と、その開口に嵌合装着される封口体(蓋部材)と、封口体に配設されている陽極キャップであって内側にゴム系部材により形成された安全弁(樹脂部材)が設けられている陽極キャップとを備え、封口体の表面に垂直な方向からレーザ光を照射して封口体を外装缶に溶接した角型密閉電池が開示されている。
上述した角型密閉電池では、外装缶に封口体をレーザ溶接する際に輻射熱や反射熱が陽極キャップ内に入り込んで安全弁を溶かしてしまわないようにするために、外装缶と封口体との溶接面を陽極キャップに対して外方且つ斜め下方に向けて傾斜する傾斜面としている。
特開平7−183012号公報(図1、図2)
上述したように特許文献1に記載の角型密閉電池は外装缶の開口に封口体が嵌合装着される構造である。一般にこのような構造では外装缶に形成されている斜面と封口体に形成されている斜面とを完全に面一にすることは難しく、図11に示すように封口体200の傾斜面200Aが、外装缶210の傾斜面を延長した仮想傾斜面210Bより低くなってしまう場合がある。
傾斜面200Aが仮想傾斜面210Bより低くなってしまうと、傾斜面200Aによって陽極キャップとは逆側に放射された輻射熱や反射熱が外装缶210の内壁面210Aで反射されて陽極キャップに向かってしまい、それにより安全弁が溶けてしまう虞がある。
本明細書では、表面に樹脂部材が設けられている蓋部材をケース本体にレーザ溶接する場合に、樹脂部材が溶けてしまうことをより確実に抑制する技術を開示する。
本明細書によって開示される蓄電素子の製造方法は、開口を有するケース本体と、前記ケース本体に収容されている電極体と、表面と裏面とを有する板状の蓋部材であって、前記裏面の縁部が前記ケース本体に当接して前記開口を封止する蓋部材と、前記表面に設けられている樹脂部材と、を備える蓄電素子の製造方法であって、前記蓋部材は、前記表面に、縁部と、縁部以外の面である外面と、を有し、前記蓋部材の前記表面の縁部に、前記蓋部材の縁に向かって前記ケース本体側に傾斜する傾斜面、又は、前記外面と略平行な平面であって前記外面より前記ケース本体側に位置する平面が形成されており、前記傾斜面又は前記平面にレーザ光を照射することによって前記蓋部材を前記ケース本体に溶接する溶接工程を含む。
本明細書によって開示される蓄電素子の製造方法によれば、表面に樹脂部材が設けられている蓋部材をケース本体にレーザ溶接する場合に、樹脂部材が溶けてしまうことをより確実に抑制することができる。
実施形態1に係る電池の斜視図 電池の分解斜視図 電極体の断面図 蓋部材、正極端子部、負極端子部、正極集電体、負極集電体の分解斜視図 蓋部材の上面図 図5に示すA−A線の断面図 図5に示すA−A線の断面図 溶接後の電池において縁部の近傍を示す断面図 実施形態2に係る蓋部材の断面図 図5に示すA−A線の断面図 従来の角型密閉電池の傾斜面を示す模式図
(本実施形態の概要)
初めに、本実施形態の蓄電素子の製造方法の概要について説明する。本蓄電素子の製造方法は、開口を有するケース本体と、前記ケース本体に収容されている電極体と、表面と裏面とを有する板状の蓋部材であって、前記裏面の縁部が前記ケース本体に当接して前記開口を封止する蓋部材と、前記表面に設けられている樹脂部材と、を備える蓄電素子の製造方法であって、前記蓋部材は、前記表面に、縁部と、縁部以外の面である外面と、を有し、前記蓋部材の前記表面の縁部に、前記蓋部材の縁に向かって前記ケース本体側に傾斜する傾斜面、又は、前記外面と略平行な平面であって前記外面より前記ケース本体側に位置する平面が形成されており、前記傾斜面又は前記平面にレーザ光を照射することによって前記蓋部材を前記ケース本体に溶接する溶接工程を含む。
この製造方法によると、傾斜面にレーザ光を照射する場合は、傾斜面が上述したように傾斜していることにより、溶接箇所から放射された輻射熱、あるいは溶接箇所で発生する炎(プリューム)の熱が樹脂部材側に向かってしまうことを抑制できる。これにより、樹脂部材が溶けてしまうことを抑制できる。
また、平面にレーザ光を照射する場合は、樹脂部材側に放射された輻射熱が平面と外面との間の段差面に当たって反射されるため、樹脂部材が溶けてしまうことを抑制できる。プリュームの熱についても同様である。
そして、この製造方法によると、蓋部材は裏面の縁部がケース本体に当接して開口を封止するため、ケース本体の内壁面が外に露出することはない。このため、傾斜面あるいは平面から放射された輻射熱がケース本体の内壁面で反射されて樹脂部材に向かうということは起こらない。プリュームの熱についても同様である。
よってこの製造方法によると、表面に樹脂部材が設けられている蓋部材をケース本体にレーザ溶接する場合に、樹脂部材が溶けてしまうことをより確実に抑制することができる。
<実施形態1>
以下、蓄電素子の一実施形態である電池10について、図面を参酌しつつ説明する。
1.電池の構成
図1〜図4を参照して、実施形態1に係る蓄電素子としての電池10の構成について説明する。電池10は非水電解質二次電池、より詳しくはリチウムイオン二次電池である。
1−1.電池の外観
図1に示すように、電池10はケース30を備えている。ケース30はケース本体31と蓋部材41とを備えている。
ケース本体31はアルミニウム合金や鋼等の金属によって上方に開口する箱状に形成されている。より具体的には、ケース本体31はX方向に長辺、Z方向に短辺を持つ有底角筒体である。
蓋部材41はアルミニウム合金や鋼等の金属部材であり、X方向に長い長方形状の板材である。蓋部材41はケース本体31の開口部の大きさに対応しており、裏面(ケース内側の面)の縁部が全周に亘ってケース本体31の上端面に当接してケース本体31の開口を封止する。
蓋部材41の表面(ケース外側の面)Vには正極端子部70Pと負極端子部70Nとが設けられている。本実施形態では図1の右側に正極端子部70Pが配置されており、左側に負極端子部70Nが配置されている。
1−2.電池の内部構造
図2に示すように、ケース本体31には正極集電体60P、負極集電体60N、電極体20、及び、絶縁カバー27が収容されている。
正極集電体60P及び負極集電体60Nは蓋部材41の裏面WのX方向両側に分かれて配置されている。正極集電体60P及び負極集電体60Nは細長い導電性の金属部材を曲げたものであり、電極体20を間に挟んでX方向に向かい合っている。正極集電体60P及び負極集電体60Nにはそれぞれ一対の対向壁67が形成されている。
電極体20は絶縁カバー27で全体が覆われた状態でケース30内に収納されている。図3を参照して、電極体20についてより具体的に説明する。電極体20は正極シート23Pと負極シート23Nとを間にセパレータ25を挟んだ状態で左右の異なる方向に位置をずらしつつ長円筒形状に巻回したものである。正極シート23Pはアルミニウム箔の表面に正極活物質を担持させたものである。負極シート23Nは銅箔の表面に負極活物質を担持させたものである。
図2に戻る。前述した正極シート23P(図3参照)の一方側の端部にはアルミニウム箔や銅箔が露出した正極集電箔24Pが形成されている。また、前述した負極シート23N(図3参照)の他方側の端部には銅箔が露出した負極集電箔24Nが形成されている。
電極体20は正極集電体60Pに設けられている一対の対向壁67によって正極集電箔24Pが挟まれるとともに、負極集電体60Nに設けられている一対の対向壁67によって負極集電箔24Nが挟まれることによって蓋部材41に固定される。
1−3.蓋部材の構造
次に、図4を参照して、蓋部材41の構造について説明する。蓋部材41の中央部には注液孔45と圧力開放弁49とが並んで形成されている。注液孔45はケース30に電解液を注入するために設けられており、電解液が注入された後に栓部材50によって封止される。栓部材50は金属製であり、注液孔45に嵌合挿入される軸部53と、注液孔45を塞ぐ頭部51とを有している。
また、蓋部材41にはガスケット75の環状突部76が嵌合挿入される貫通孔42が左右両側に形成されている。
正極端子部70Pは金属製のリベット付き端子板91、及び、ガスケット75を備えている。リベット付き端子板91は金属部材の一例である。また、ガスケット75は樹脂部材及び気密部材の一例である。
リベット付き端子板91はX方向に長い金属製の平板部92と、平板部92から図4において下に伸びるリベット部93とを有している。平板部92には電池同士を電気的に接続するバスバー(図略)が溶接される。
ガスケット75は絶縁性を有する合成樹脂材であり、底部と底部の外周部に沿って伸びる環状の側壁部75Aとを有する箱型をしている。ガスケット75の底部にはリベット部93の軸部94が貫通する貫通孔と、その周縁部に沿って環状突部76とが形成されている。ガスケット75は環状突部76を貫通孔42に嵌合させつつ蓋部材41の表面Vに配置され、蓋部材41とリベット付き端子板91との間を気密する。
樹脂プレート77は絶縁性を有する合成樹脂部材である。樹脂プレート77はX方向に長い長方形であり、蓋部材41の貫通孔42に対応して貫通孔78が形成されている。また、樹脂プレート77の下面には正極集電体60Pの第1接続部61を受け入れ可能な受入部77Aが形成されている。
正極集電体60Pは平板状をした第1接続部61と、第1接続部61の側端部から下向きに屈曲する第2接続部65とを備えている。第2接続部65には前述した一対の対向壁67が形成されている。
リベット付き端子板91の軸部94はガスケット75の貫通孔、蓋部材41の貫通孔42、樹脂プレート77の貫通孔78、及び、正極集電体60Pの貫通孔62を貫通している状態で加締められる。これにより正極端子部70Pや正極集電体60Pが蓋部材41に固定される。
負極端子部70Nはリベット付き端子板91に替えて端子板95とリベット71Nとを有している点で正極端子部70Pと異なっている。リベット71Nは両軸タイプであり、頭部72の上下両側に第1軸部73と第2軸部74とが設けられている。リベット71Nは第2軸部74が端子板95の貫通孔96を貫通している状態で第2軸部74が加締められることによって端子板95と結合される。負極端子部70Nの構成はその他の点において正極端子部70Pと実質的に同一である。端子板95及びリベット71Nは金属部材の一例である。
負極集電体60Nの構成は正極集電体60Pと実質的に同一であるので説明は省略する。
1−4.蓋部材の表面の縁部に形成されている傾斜面
次に、図5及び図6を参照して、蓋部材41の表面Vの縁部に形成されている傾斜面について説明する。図5において区間Lは正極端子部70Pの近傍の区間を示しており、区間Mは負極端子部70Nの近傍の区間を示している。
図6は図5に示すA−A線の断面図である。図6に示すように蓋部材41の縁はケース本体31の縁まで到達している。また、図6に示すように蓋部材41において区間Lの縁部には蓋部材41の縁に向かって下(ケース本体31側)に傾斜する傾斜面101が形成されている。区間Mについても同様である。以降の説明では表面Vにおいて縁部以外の面のことを外面44という。
本実施形態では傾斜面101の角度θは26度であるとする。本実施形態に係る電池10では、発明者が角度θを26度にして後述する「蓋部材の溶接工程」で説明する方法で蓋部材41を溶接する実験を行ったところ、ガスケット75が溶けてしまうことを抑制できた。
ただし、ガスケット75が溶けてしまわない角度θは蓋部材41の縁からガスケット75までの距離やガスケット75の高さなどによって変わり得る。このため、角度θはガスケット75が溶けてしまわないよう実験などによって適宜に決定されることが望ましい。
また、図6に示すように、傾斜面101の幅W1は傾斜面101に照射されるレーザ光110の直径より大きい。また、本実施形態では、レーザ光110の直径はケース本体31の厚みW2より小さい。さらに、本実施形態では傾斜面101の水平方向の幅W1をケース本体31の厚みW2の2倍程度にしている。つまり、本実施形態では、レーザ光110の直径、ケース本体31の厚みW2、傾斜面101の幅W1の順に大きいことになる。
2.蓋部材の溶接工程
図6の矢印110で示すように、蓋部材41の溶接は蓋部材41の外面44に略垂直な方向から傾斜面101にレーザ光を照射することによって行われる。
具体的には、本実施形態ではケース本体31が上方に開口する姿勢で置かれ、その開口を塞ぐように蓋部材41がケース本体31の上端面に配置される。そして、上方に配置されている図示しないガルバノミラーに向かって出射されたレーザ光がガルバノミラーによって反射されることにより、傾斜面101にレーザ光が照射される。
より具体的には、図7に示すように、ケース本体31の蓋部材41が当接する面31Aを外面44に垂直に表面Vに投影した投影面101Aの幅方向の中心Pより蓋部材41の縁側にレーザ光が照射される。
ガルバノミラーはレーザ光の照射位置が蓋部材41の縁部を一周するようにレーザ光を反射する。これにより蓋部材41の縁部が全周に亘ってケース本体31に溶接される。
図8に示すように、溶接工程では傾斜面101からケース本体31にまで溶接部120が到達するよう溶接が行われる。図8に示すように、溶接部120の水平方向の幅W4は傾斜面101の幅W1より小さい。言い換えると、傾斜面101の幅は溶接部120の幅W4より大きい。また、図8に示すように、溶接部120は、蓋部材41とケース本体31とが当接する箇所のうち、最も内側に位置する箇所Qに到達していない。
また、溶接工程では予め形成された傾斜面101にレーザ光を照射するので、溶接部120の傾斜面と、予め形成された傾斜面101のうち溶融しなかった面とが連なっている。例えば溶接前には蓋部材41の縁部に傾斜面が形成されておらず、溶接によって事後的に傾斜面が形成される可能性もある。しかしながら、その場合は溶接部の傾斜面と外面とが直接連なることになる。これに対し、本実施形態では予めレーザ光の直径よりも十分に幅を持たせた傾斜面101を形成した上で溶接するので、溶接部120の傾斜面は、予め形成されていた傾斜面101のうち溶融しなかった面に連なることになり、外面44とは直接連ならない。
次に、外面44に略垂直な方向からレーザ光を照射する理由について説明する。外面44に略垂直な方向からレーザ光を照射する理由は生産効率を向上させるためである。例えば図6の矢印130で示すようにレーザ光を外面44と略平行な方向から照射して溶接することも可能であるが、その場合は電池10を回転させなければならないため溶接に時間がかかる。これに対し、外面44に略垂直な方向からレーザ光を照射する場合は上述したようにガルバノミラーを用いることによって電池10を回転させずに溶接できるので、生産効率が向上するからである。
3.効果説明
以上説明した実施形態1に係る電池10の製造方法によると、傾斜面101にレーザ光を照射するので、溶接箇所から放射される輻射熱、あるいは溶接箇所で発生する炎(プリューム)の熱がガスケット75側に向かってしまうことを抑制できる。これにより、ガスケット75が溶けてしまうことを抑制できる。
そして、この製造方法によると、蓋部材41は裏面Wの縁部がケース本体31に当接してケース本体31の開口を封止するので、ケース本体31の内壁面が外に露出することはない。このため、従来技術のように輻射熱がケース本体31の内壁面で反射されてガスケット75に向かうということは起こらない。
よってこの製造方法によると、表面Vにガスケット75が設けられている蓋部材41をケース本体31にレーザ溶接する場合に、ガスケット75が溶けてしまうことをより確実に抑制できる。
更に、この製造方法によると、傾斜面101の幅W1は傾斜面101に照射されるレーザ光110の直径より大きいので、レーザ光の照射位置がばらついても傾斜面101以外にレーザ光が照射されてしまうことを抑制できる。
更に、この製造方法によると、投影面101Aの幅方向の中心Pより蓋部材41の縁側にレーザ光を照射するので、溶融した金属がケース内部に侵入することを抑制できる。
更に、この製造方法によると、蓋部材41の縁をケース本体31の縁まで到達させ、傾斜面101という一定の幅を持つ領域にレーザ光を照射する。このため、蓋部材の縁をケース本体の縁まで到達させずに蓋部材の縁とケース本体との境目にレーザ光を照射する場合と比較して、レーザ光の位置精度が要求されることなく溶接を行うことができる。このため、レーザ光の位置がばらついた場合でも、蓋部材の縁部を効果的に溶融させることができ、溶接部の厚みを確保することができる。
更に、この製造方法によると、外面44に略垂直な方向から傾斜面101にレーザ光を照射するので、照射されたレーザ光は傾斜面101によってガスケット75とは逆側に反射される。これにより、反射されたレーザ光によってガスケット75が溶けてしまうことも抑制できる。
また、電池10によると、傾斜面101にレーザ光を照射することにより、図8に示すように傾斜面101からケース本体31に亘って溶接部120が形成されている。傾斜面101にレーザ光を照射すると、ガスケット75が溶けてしまうことをより確実に抑制できる。
更に、電池10によると、溶接部120は、蓋部材41とケース本体31とが当接する箇所のうち、最も内側に位置する箇所Qに到達していないので、溶融した金属がケース内部に侵入することを抑制できる。
更に、電池10によると、樹脂部材はリベット付き端子板91と蓋部材41との間を気密するガスケット75である。ガスケット75が気密性の確保を目的とする部材である場合、溶接の際にガスケット75が溶けて気密性が低下してしまう可能性がある。電池10によると、ガスケット75が溶けてしまうことをより確実に抑制できるので、気密性が低下してしまうことを抑制できる。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図9によって説明する。
図9に示すように、実施形態2に係る蓋部材241の縁部には、傾斜面ではなく、外面142と略平行な平面であって外面142よりケース本体31側に位置する平面140が形成されている。平面140の水平方向の幅W3はケース本体31の厚みW2の2倍程度である。
そして、実施形態2では、矢印110で示すように外面142に略垂直な方向から平面140にレーザ光が照射されることによって蓋部材241がケース本体31に溶接される。実施形態2はその他の点において実施形態1と実質的に同一である。
以上説明した実施形態2に係る電池10の製造方法によると、平面140にレーザ光を照射するので、溶接位置から放射される輻射熱や炎(プリューム)の熱の一部はガスケット75側に向かうものの、平面140と外面142との間の段差面141に当たってガスケット75とは逆側に反射されるため、ガスケット75が溶けてしまうことを抑制できる。
更に、実施形態2に係る電池10の製造方法によると、外面142に略垂直な方向から平面140にレーザ光を照射するので、反射されたレーザ光の一部はガスケット75側に向かうものの、段差面141に当たってガスケット75とは逆側に反射されるため、反射されたレーザ光によってガスケット75が溶けてしまうことも抑制できる。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態1では傾斜面101が外面44に直接連なっている場合を例に説明した。しかしながら、傾斜面101は外面44に直接連なっていなくてもよい。例えば実施形態2の平面140に替えて実施形態1の傾斜面101を設けた構造であってもよい。すなわち、傾斜面101は実施形態2に示す段差面141を介して外面44と連なっていてもよい。
(2)上記実施形態1では傾斜面101が平坦面である場合を例に説明した。しかしながら、傾斜面101は平坦面でなくてもよい。具体的には、傾斜面101は傾斜の途中で角度が変化してもよいし、円弧状に傾斜していてもよい。
(3)上記実施形態2では段差面141が外面142に対して垂直な面である場合を例に説明した。これに対し、段差面141は外面142に対して傾いた面であってもよい。
(4)上記実施形態1では蓋部材41の縁部のうち正極端子部70Pや負極端子部70Nの近傍の部分にのみ傾斜面101が形成されている場合を例に説明した。これに対し、傾斜面101は蓋部材41の縁部に全周に亘って形成されていてもよい。傾斜面101を蓋部材41の縁部に全周に亘って形成すると、レーザ光が蓋部材41の縁部に当たる角度の変動が小さくなる。角度の変動が小さいと溶接工程の途中で溶接条件の変更を行う必要がなくなるため、溶接速度を向上させることができる。平面140についても同様である。
また、例えば正極端子部70Pと蓋部材41の短辺(図1に示すZ方向に伸びる辺)との間隔が狭い場合は、蓋部材41の短辺にのみ傾斜面101を設けてもよい。あるいは、長辺及び短辺に傾斜面101を設けてもよい。また、正極端子部70Pが図1に示すZ方向に偏って配置されていることにより、正極端子部70Pと蓋部材41の一方の長辺との間隔だけが狭い場合は、間隔が狭い長辺にのみ傾斜面101を設けてもよい。平面140についても同様である。
(5)上記実施形態では樹脂部材としてガスケット75を例に説明した。しかしながら、樹脂部材はこれに限られない。例えば樹脂部材はゴム系部材によって上方に張り出すように形成された安全弁であってもよい。また、ガスケット75は、ゴム系部材等の樹脂によって形成されていてもよい。
(6)上記実施形態1及び2では、外面44や外面142に略垂直な方向からレーザ光を照射する場合を例に説明した。このとき、図10に示すように、レーザ光の照射位置を通る直線115であって外面44に垂線な直線115より当該照射位置を起点に外面44側に傾いた方向から当該照射位置にレーザ光110を照射することが好ましい。このようにすると蓋部材41の中央側から縁部側に向かってレーザ光110が照射されるので、レーザ光110は樹脂部材とは反対側に反射され易くなる。これにより、樹脂部材が溶けてしまうことをより効果的に抑制できる。この場合、ガルバノミラーを蓋部材41の中央上方に配置することで、外面44に垂線な直線115より外面44側に傾いた方向からレーザ光を照射することができる。
(7)上記実施形態では蓋部材41の縁がケース本体31の縁まで到達している例を示した。しかしながら、蓋部材41の縁は、ケース本体31の縁まで到達していなくてもよい。その場合であっても、蓋部材41の縁とケース本体31との境目ではなく傾斜面101という一定の幅を持つ領域にレーザ光を照射することにより、レーザ光の位置精度が要求されることなく溶接を行うことができる。
(8)上記実施形態1では、溶接部120の傾斜面は外面44と直接連なっていないものであったが、これに限定されない。予め形成する傾斜面101の幅と、レーザ出力等との関係を調整することによって、溶接部120の傾斜面が外面44と直接連なる構成としてもよい。
(9)上記実施形態では蓄電素子としてリチウムイオン二次電池を例示したが、蓄電素子はリチウムイオン二次電池以外の電池や、電気二重層キャパシタ等のキャパシタであってもよい。
10・・・電池、20・・・電極体、31・・・ケース本体、31A・・・蓋部材が当接する面、41・・・蓋部材、44・・・外面、70P・・・正極端子部、70N・・・負極端子部、71N・・・リベット、75・・・ガスケット、91・・・リベット付き端子板、95・・・端子板、101・・・傾斜面、101A・・・投影面、115・・・レーザ光の照射位置を通る外面に垂線な直線、120・・・溶接部、140・・・平面、142・・・外面、Q・・・最も内側に位置する箇所

Claims (11)

  1. 開口を有するケース本体と、
    前記ケース本体に収容されている電極体と、
    表面と裏面とを有する板状の蓋部材であって、前記裏面の縁部が前記ケース本体に当接して前記開口を封止する蓋部材と、
    前記表面に設けられている樹脂部材と、
    を備える蓄電素子の製造方法であって、
    前記蓋部材は、前記表面に、縁部と、縁部以外の面である外面と、を有し、
    前記蓋部材の前記表面の縁部に、前記蓋部材の縁に向かって前記ケース本体側に傾斜する傾斜面、又は、前記外面と略平行な平面であって前記外面より前記ケース本体側に位置する平面が形成されており、
    前記傾斜面又は前記平面にレーザ光を照射することによって前記蓋部材を前記ケース本体に溶接する溶接工程を含む、蓄電素子の製造方法。
  2. 前記溶接工程では、レーザ光の照射位置を通る前記外面に垂線な直線より前記外面側に傾いた方向から前記照射位置にレーザ光を照射する、請求項1に記載の蓄電素子の製造方法。
  3. 前記傾斜面又は前記平面の幅はレーザ光の直径よりも大きい、請求項1又は2に記載の蓄電素子の製造方法。
  4. 前記溶接工程では、前記ケース本体の前記蓋部材が当接する面を前記外面に垂直に前記表面に投影した投影面の幅方向の中心より前記蓋部材の縁側にレーザ光を照射する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の蓄電素子の製造方法。
  5. 前記傾斜面又は前記平面は、前記縁部の全周に形成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の蓄電素子の製造方法。
  6. 前記蓋部材の縁は前記ケース本体の縁まで到達しており、
    前記溶接工程は、前記傾斜面又は前記平面から前記ケース本体にまで溶接部が到達するよう溶接を行う工程である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の蓄電素子の製造方法。
  7. 開口を有するケース本体と、
    前記ケース本体に収容されている電極体と、
    表面と裏面とを有する板状の蓋部材であって、前記裏面の縁部が前記ケース本体に当接して前記開口を封止する蓋部材と、
    前記表面に設けられている樹脂部材と、
    を備え、
    前記蓋部材は、前記表面に、縁部と、縁部以外の面である外面と、を有し、
    前記蓋部材の前記表面の縁部に、前記蓋部材の縁に向かって前記ケース本体側に傾斜する傾斜面、又は、前記外面と略平行な平面であって前記外面より前記ケース本体側に位置する平面が形成されており、
    前記傾斜面又は前記平面から前記ケース本体に亘って溶接部が形成されている、蓄電素子。
  8. 前記傾斜面又は前記平面の幅は前記溶接部の幅よりも大きい、請求項7に記載の蓄電素子。
  9. 前記溶接部は、前記蓋部材と前記ケース本体とが当接する箇所のうち、最も内側に位置する箇所に到達していない、請求項7又は8に記載の蓄電素子。
  10. 前記傾斜面又は前記平面は、前記縁部の全周に形成されている、請求項7〜9のいずれか1項に記載の蓄電素子。
  11. 前記蓋部材を貫通する金属部材であって、前記電極体と電気的に接続されている金属部材と、
    前記金属部材と前記蓋部材との間を気密する樹脂製の気密部材と、
    を備え、
    前記樹脂部材は前記気密部材である、請求項7〜10のいずれか1項に記載の蓄電素子。
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