JP2016081188A - 情報処理装置、情報処理方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】文書ファイルを、デジタル画像形成装置を用いて大量に出力した際の出力結果の仕分け作業は容易ではなかった。【解決手段】出力結果の仕分けを容易にするための目的で、ジョブ間あるいは部間に仕切り紙を挿入する設定が行われている場合に、同一プリンターの同一スタッカの中で、ジョブの境目または複数部の部の境目の前後のページが同じサイズになるときにだけ、仕切り紙を挿入する。さらに、先頭ページ(あるいは最終ページ)が特殊用紙(色紙、厚紙、タブ紙等)の場合には、仕切り紙を挿入しないことも可能とする。【選択図】図7
Description
本発明は、情報処理装置、情報処理方法及びプログラムに関する。
近年、電子写真方式の印刷装置やインクジェット方式の印刷装置の高速化、高画質化に伴い、印刷業界に対抗して、プリント・オン・デマンド(以下、PODと略記する。)という業態が出現しつつある。PODでは、印刷装置で扱うジョブを、比較的小ロットのジョブに分けることで、大掛かりな装置、システムを用いずに、短納期で印刷処理を取り扱うことを目指している。特に、このPODでは、上記のような大規模な印刷機、印刷手法に代えて、例えば、デジタル複写機やデジタル複合機等のデジタル画像形成装置を最大限に活用して、電子データを用いたディジタルプリントを実現している。そして、このPODによる業態のPOD市場が展開されつつある。このようなPOD市場では、従来の印刷業界に比べてデジタル化が進み、コンピュータを利用した管理、制御が浸透してきており、コンピュータを利用してある程度、印刷業界のレベルに近づこうとしている。このような背景の中で、POD市場には、コピー・プリントショップ印刷会社の印刷サービスと言われるPFPや、企業内社内向け印刷サービスと言われるCRD等が存在する。ここで、PFPは、Print For Payの略称である。また、CRDは、Centralized Reproduction Departmentの略称である。
PODでは、プリンターで印刷した出力結果の用紙に対して、カット、クリース、ミシン目、ステイプル、パンチ、中とじ製本、くるみ製本等の後処理加工が行われることがある。後処理加工をする後工程では、紙折り機や裁断機などフィニッシャと呼ばれる後処理装置が使用されるが、これらの機器は3つの形態に分けることができる。1つは印刷装置に直接接続され、自動的に紙が搬送されるフィニッシャであり、これはインラインフィニッシャと呼ばれる。もう一つは、ネットワークでは接続されているが、印刷装置とは結合していないため、印刷済の紙の自動搬送が行われずオペレータの手作業を必要とするフィニッシャで、「ニアラインフィニッシャ」と呼ばれている。更に、ネットワークでも接続されておらず、情報の伝達手段もないフィニッシャであり、これは「オフラインフィニッシャ」と呼ばれている。
上述したようなPOD市場の印刷現場においては、小ロットかつ、種類の異なるジョブを大量に印刷するため、印刷後の後処理工程を考慮し、大量かつ種類の異なるジョブが混在した印刷物を如何に効率よく処理できるかが重要となる。そのため、スタッカへの排紙時に仕分け作業を容易にするための仕分け手段(仕切り紙、シフト、回転ソート等)が不可欠になる。例えば、従来のアプリケーションあるいはプリンターが提供する仕分け手段の1つとして仕切り紙機能がある。これは、プリンターから排紙先スタッカへ大量に排紙された印刷物の仕分け作業を容易にするために、ジョブあるいは部の境目で本文とは別に、仕分けのための紙(仕切り紙)を挿入するというものである。また、仕切り紙が挿入された印刷物において、仕切り紙の位置が分からなくなることがなることを防ぐため、ジョブの前後の用紙サイズとは異なるサイズ・種類の用紙を仕切り紙として挿入する技術も提供されている(特許文献1参照)。
上述したように、従来技術ではョブの前後の用紙サイズとは異なるサイズ・種類の用紙を仕切り紙として挿入することが可能となっている。しかしながら、特許文献1の技術では、仕切り紙の位置が特定しやすくなるという利点があるものの、常に全てのジョブ(あるいは部)の境目に仕切り紙が挿入されるため、大量ジョブあるいは部数の印刷時には、大量の仕切り紙が必要となるという課題があった。またそれだけではなく、出力結果から仕切り紙を抜き取る作業に手間がかかってしまうという課題があった。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、文書ファイルをデジタル画像形成装置を用いて出力する際に、出力結果の仕分けを容易化した情報処理装置及び方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は以下の構成を有する。すなわち、
画像形成装置により実行される印刷ジョブを文書データから生成する情報処理装置であって、
印刷ジョブの境目または複数部印刷の部の境目に仕切り紙の挿入が設定されている場合に、文書データの中で、同一の排紙先に排紙する印刷ジョブの境目または部の境目で、該境目の前後の用紙サイズが同じであれば、あらかじめ設定された仕切り紙を前記境目に挿入する挿入手段と、
前記文書データに基づいて印刷ジョブを生成する生成手段とを有する。
画像形成装置により実行される印刷ジョブを文書データから生成する情報処理装置であって、
印刷ジョブの境目または複数部印刷の部の境目に仕切り紙の挿入が設定されている場合に、文書データの中で、同一の排紙先に排紙する印刷ジョブの境目または部の境目で、該境目の前後の用紙サイズが同じであれば、あらかじめ設定された仕切り紙を前記境目に挿入する挿入手段と、
前記文書データに基づいて印刷ジョブを生成する生成手段とを有する。
本発明によれば、文書ファイルを、デジタル画像形成装置を用いて出力する際に、出力結果の仕分けが容易になるという効果がある。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムに好適な文書印刷システムの構成を示すブロック図である。図1には、文書印刷システムを構成している各装置がネットワーク103を介して接続されている様子が示されている。文書印刷システムを構成している各装置とは、情報処理装置であるホストコンピュータ101と、画像形成装置であるプリンター102である。この例では、複数のプリンター102がネットワーク103へ接続されている様子を示している。本発明の文書印刷システムにおいては、ネットワーク103を介して、ホストコンピュータ101から、プリンター102に対して画像データを印刷ジョブとして送信することで、プリンター102での画像の印刷を行うことが可能である。
<システム構成>
図1は、本発明の実施の形態に係る情報処理システムに好適な文書印刷システムの構成を示すブロック図である。図1には、文書印刷システムを構成している各装置がネットワーク103を介して接続されている様子が示されている。文書印刷システムを構成している各装置とは、情報処理装置であるホストコンピュータ101と、画像形成装置であるプリンター102である。この例では、複数のプリンター102がネットワーク103へ接続されている様子を示している。本発明の文書印刷システムにおいては、ネットワーク103を介して、ホストコンピュータ101から、プリンター102に対して画像データを印刷ジョブとして送信することで、プリンター102での画像の印刷を行うことが可能である。
図2は、図1に示すホストコンピュータ101のハードウェア構成を示すブロック図である。ホストコンピュータ101は、CPU201、RAM202、ROM203、I/Oインターフェース204、NIC205、バス206から構成される。CPU201は、ROM203のプログラム用ROMにロードされたOSや一般アプリケーション、プログラムなどを実行するとともに、バス206に接続されている各デバイスを総括的に制御する。また、ROM203は、CPU201の制御プログラムであるオペレーティングシステムプログラムや、文書ファイルを作成するためのアプリケーション、および各種データを記憶するとともに、本発明の印刷システムにおいて、プリンターへの印刷実行を行う印刷アプリケーション207も記憶している。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。I/Oインターフェース204は、ディスプレイ表示やディスプレイ上からのキー入力等を制御する。NIC205は、ネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
図3は、プリンター102のハードウェア構成の一例を示す図である。プリンター103は、印刷刷ユニット301、CPU303、ROM304、RAM305、I/Oインターフェース306、NIC307、バス308から構成される。プリンター102は、CPU303により制御され、ROM304内のプログラム用ROMに記憶された制御プログラム等に基づいてバス308に接続される印刷ユニット(プリンターエンジン)301に出力情報としての画像信号を出力する。また、このROM304内には、CPU303の制御プログラムや、上記出力情報を生成する際に使用するフォントデータ、ホストコンピュータ上で利用される情報等が記憶されている。CPU303はI/Oインターフェース305を介して、ホストコンピュータ101との通信処理が可能となっており、プリンター内の情報等をホストコンピュータ101に通知できる。RAM305は、CPU303の主メモリや、ワークエリア等として機能する。印刷ユニット301には印刷された出力用紙が積載される排紙部(スタッカ)302が備えられており、大量枚数の排紙にも対応できるようになっている。
<印刷アプリケーションのUI>
図4は、本発明の実施の形態に係る、印刷アプリケーション207のUI画面400を示す図である。UI画面400は、印刷ジョブを一覧で表示するジョブリスト部401と、印刷を実行するための印刷ボタン402、画面を閉じるための閉じるボタン403、出力用紙の仕分けに関する指定を行うための仕分け設定画面600(図6参照)を起動する仕分け設定ボタン404などから構成されている。ジョブリスト部401では利用者自身が印刷対象としたい文書ファイル、その文書ファイルを印刷する出力先プリンター、文書ファイルを印刷する部数を指定することで、1つのジョブを定義することができる。利用者は、ここで印刷ジョブを複数指定することが可能となっている。そして、チェックボックスで印刷対象としたいジョブを選択し、印刷ボタン402を押下することにより、文書ファイルを一括して印刷実行することが可能となっている。このとき、印刷アプリケーション207は、ジョブリスト上の表示が上位のものから順番に印刷する。なお、印刷アプリケーション207では、ジョブリスト部401に表示されている各ジョブに対して、出力用紙サイズや両面・片面印刷、表紙などの印刷設定を行うことが可能である。その場合、各ジョブの右にある印刷設定ボタン405を押下することにより、印刷設定を行うためのユーザインターフェース(UI)画面500を起動することができる。
図4は、本発明の実施の形態に係る、印刷アプリケーション207のUI画面400を示す図である。UI画面400は、印刷ジョブを一覧で表示するジョブリスト部401と、印刷を実行するための印刷ボタン402、画面を閉じるための閉じるボタン403、出力用紙の仕分けに関する指定を行うための仕分け設定画面600(図6参照)を起動する仕分け設定ボタン404などから構成されている。ジョブリスト部401では利用者自身が印刷対象としたい文書ファイル、その文書ファイルを印刷する出力先プリンター、文書ファイルを印刷する部数を指定することで、1つのジョブを定義することができる。利用者は、ここで印刷ジョブを複数指定することが可能となっている。そして、チェックボックスで印刷対象としたいジョブを選択し、印刷ボタン402を押下することにより、文書ファイルを一括して印刷実行することが可能となっている。このとき、印刷アプリケーション207は、ジョブリスト上の表示が上位のものから順番に印刷する。なお、印刷アプリケーション207では、ジョブリスト部401に表示されている各ジョブに対して、出力用紙サイズや両面・片面印刷、表紙などの印刷設定を行うことが可能である。その場合、各ジョブの右にある印刷設定ボタン405を押下することにより、印刷設定を行うためのユーザインターフェース(UI)画面500を起動することができる。
図5A−図5Bは、印刷設定ボタン405を押下により、印刷設定を行うためのUI画面500を起動した一例を示す図である。図5Aの用紙設定シート501では、出力用紙サイズや仕上がりサイズ等のサイズに関する設定504、面付けに関する設定505等を含む用紙に関する設定を行うことが可能である。図5Bの仕上げシート502では、両面片面や製本方法等の印刷方法の設定506、開き方向および綴じ代の設定507やくるみ表紙の設定508のほか、デバイスに対するフィニッシングや、排紙方法などの仕上げに関する設定を含む、用紙に関する設定を行うことが可能である。また本シート502では、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207の特徴的な機能である仕分け機能に関わる、排紙に関する設定も行うことが可能である。排紙先509は、排紙先スタッカやトレイの場所を指定するためのコンボボックスである。排紙面指定510は、フェースダウン(正順排紙)、フェースアップ(逆順排紙)のいずれかより選択することができる。図5Cの表紙/合紙シート503では、表紙設定511、裏表紙設定512、タブ紙やインデックス紙の設定513、合紙などの挿入用紙の設定514を含む表紙/合紙に関する設定を行うことが可能である。
<出力結果の仕分け機能>
ここで、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207の提供する出力結果の仕分け機能について説明する。印刷アプリケーション207では、出力結果の仕分けを容易にするために、連続する印刷ジョブの間(ジョブ間)あるいは、一つの印刷ジョブで複数部印刷を行う場合には部と部の間(部間)に仕切り紙を挿入する機能や、デバイスに対するシフトソートの指示を行う機能を搭載している。利用者は、印刷アプリケーション207が提供する画面で、これらの仕分けに関する設定を行うことが可能となっている。シフトソートとは、部間あるいはジョブ間の境界又は部とジョブとの境界で、印刷済みシートの排紙位置をずらして排出することで、ビンを使わずにソートする技術である。図6(a)は、図4の仕分け設定ボタン404を押下することにより起動される仕分け設定画面600を示す図である。この画面において利用者は、出力結果の仕分けに関する各種機能を行うことができる。仕分け指定601は、ジョブ単位、部単位それぞれについて仕分け方法の設定を行うためのエリアである。「ジョブ単位で仕分けする」602は、印刷画面400において、2ジョブ以上選択されているときに設定可能なチェックボックスで、ジョブ単位での仕分けを行うか否かを設定することができる。「部単位で仕分けする」603も、印刷画面400において、2部以上設定されているときに設定可能となるチェックボックスで、部単位での仕分けを行うか否かを設定することができる。仕分け方法の指定611は、具体的な仕分けの方法を設定するためのエリアであり、設定項目604〜609は、ジョブ単位と部単位で共通の設定項目となる。仕分け詳細604は、仕分け方法の詳細設定を行うことが可能なUI画面620を表示させるためのボタンである。「シフトする」605は、デバイスのシフトソート機能を利用するか否かを設定するためのチェックボックスである。「仕分け用紙を挿入する」606は、ジョブあるいは部の境目に仕切り紙(ジョブ間仕切り紙あるいは部間仕切り紙)を挿入するか否かを設定するためのチェックボックスであり、チェックONの場合、仕切り紙の用紙サイズ、用紙の指定方法を設定することができる。
ここで、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207の提供する出力結果の仕分け機能について説明する。印刷アプリケーション207では、出力結果の仕分けを容易にするために、連続する印刷ジョブの間(ジョブ間)あるいは、一つの印刷ジョブで複数部印刷を行う場合には部と部の間(部間)に仕切り紙を挿入する機能や、デバイスに対するシフトソートの指示を行う機能を搭載している。利用者は、印刷アプリケーション207が提供する画面で、これらの仕分けに関する設定を行うことが可能となっている。シフトソートとは、部間あるいはジョブ間の境界又は部とジョブとの境界で、印刷済みシートの排紙位置をずらして排出することで、ビンを使わずにソートする技術である。図6(a)は、図4の仕分け設定ボタン404を押下することにより起動される仕分け設定画面600を示す図である。この画面において利用者は、出力結果の仕分けに関する各種機能を行うことができる。仕分け指定601は、ジョブ単位、部単位それぞれについて仕分け方法の設定を行うためのエリアである。「ジョブ単位で仕分けする」602は、印刷画面400において、2ジョブ以上選択されているときに設定可能なチェックボックスで、ジョブ単位での仕分けを行うか否かを設定することができる。「部単位で仕分けする」603も、印刷画面400において、2部以上設定されているときに設定可能となるチェックボックスで、部単位での仕分けを行うか否かを設定することができる。仕分け方法の指定611は、具体的な仕分けの方法を設定するためのエリアであり、設定項目604〜609は、ジョブ単位と部単位で共通の設定項目となる。仕分け詳細604は、仕分け方法の詳細設定を行うことが可能なUI画面620を表示させるためのボタンである。「シフトする」605は、デバイスのシフトソート機能を利用するか否かを設定するためのチェックボックスである。「仕分け用紙を挿入する」606は、ジョブあるいは部の境目に仕切り紙(ジョブ間仕切り紙あるいは部間仕切り紙)を挿入するか否かを設定するためのチェックボックスであり、チェックONの場合、仕切り紙の用紙サイズ、用紙の指定方法を設定することができる。
図6(b)は、排紙設定画面600の仕分け詳細ボタン604を押下することにより起動した仕分け詳細画面620を示す図である。この画面では、仕分け方法の詳細設定を行うことが可能となっている。「仕分け用紙を挿入する」606がチェックONのときに、「前後が同じサイズになるときだけ仕分けを行う」621をチェックONにすると、仕分け用紙を挿入する位置として、全てのジョブの境目(あるいは部の境目)ではなく、前後のジョブの境目(あるいは部の境目)において同じ用紙サイズが連続する場合にのみ、仕切り紙を挿入することができる。「先頭ページまたは最終ページが特殊用紙の場合は、仕分けを行わない」622は、「前後が同じサイズになるときだけ仕分けを行う」621をチェックONのときにのみ選択可能となり、チェックONにすると、当該ジョブの先頭あるいは、前のジョブの最終ページが特殊用紙(たとえば色紙、厚紙、タブ紙のような用紙)に設定されている場合には仕切り紙を挿入しないことが可能となる。なお、これらの詳細設定は、「仕分け用紙を挿入する」606がチェックONのときに限らず、「シフトする」605がチェックONのときにも、シフトを行う箇所を最低限にするための機能として同様に適用される。
図5A−図5C及び図6に示したユーザインターフェースで入力された設定は、印刷設定として不揮発かつ変更可能に保存され、印刷データの生成処理時等に参照される。
<本発明の印刷処理>
次に本発明の印刷システムの印刷アプリケーション207における印刷処理について説明する。印刷アプリケーション207は、印刷ボタン402が押下されることにより、利用者から印刷指示が行われると、指定されたプリンターを出力先とする印刷処理を開始する。図7は、印刷アプリケーション207における印刷処理を説明するためのフローチャートである。利用者から、印刷ボタン402により印刷指示が行われると(S701)、印刷アプリケーションは、本実施形態に係る仕切り紙挿入処理を行う(S702)。仕切り紙挿入処理が終わると、印刷画面400で行われている印刷設定内容に基づいて、印刷対象として選択されている文書ファイルの画像データと、プリンターを制御するためのジョブチケット(たとえばJDFなどのフォーマット)とを含む印刷データを生成する(S703)。そして生成した印刷データをプリンターへ送信する(S704)。ここで当該ジョブが、最終ジョブかつ、当該ジョブの最終部であるか否かを判定し(S705)、最終ジョブの最終部でない場合にはステップS702へ戻り、同じ処理を繰り返す。この処理を各ジョブについて実行し、ステップS705において最終ジョブと判断されるまで対象ジョブを次へと進めつつ繰り返し行い、印刷処理を終了する。
次に本発明の印刷システムの印刷アプリケーション207における印刷処理について説明する。印刷アプリケーション207は、印刷ボタン402が押下されることにより、利用者から印刷指示が行われると、指定されたプリンターを出力先とする印刷処理を開始する。図7は、印刷アプリケーション207における印刷処理を説明するためのフローチャートである。利用者から、印刷ボタン402により印刷指示が行われると(S701)、印刷アプリケーションは、本実施形態に係る仕切り紙挿入処理を行う(S702)。仕切り紙挿入処理が終わると、印刷画面400で行われている印刷設定内容に基づいて、印刷対象として選択されている文書ファイルの画像データと、プリンターを制御するためのジョブチケット(たとえばJDFなどのフォーマット)とを含む印刷データを生成する(S703)。そして生成した印刷データをプリンターへ送信する(S704)。ここで当該ジョブが、最終ジョブかつ、当該ジョブの最終部であるか否かを判定し(S705)、最終ジョブの最終部でない場合にはステップS702へ戻り、同じ処理を繰り返す。この処理を各ジョブについて実行し、ステップS705において最終ジョブと判断されるまで対象ジョブを次へと進めつつ繰り返し行い、印刷処理を終了する。
図8は、図7で説明した仕切り紙挿入処理(S702)の詳細を説明するためのフローチャートである。まず、ジョブ単位の仕切り紙(ジョブ間仕切り紙)の挿入処理を行い(S801)、次に当該ジョブが1部目の印刷かどうかを判断し(S802)、2部目以降である(すなわち1部目ではない)場合には、引き続き、部単位の仕切り紙(部間仕切り紙)挿入処理を行う(S803)。
続いて、前述したジョブ間仕切り紙挿入処理(S801)と部間仕切り紙挿入処理(S803)の詳細を説明する。図9(a)は、ジョブ間仕切り紙挿入処理(S801)の詳細フローを説明するためのフローチャートである。まず、画面600の606において、ジョブ単位の仕切り紙挿入が設定されているか否かを判断する(S901)。OFFの場合、何もしないで処理をそのまま終了する。ONの場合、さらに画面620の621において、「前後が同じサイズになるときだけ仕分けを行う」の設定が行われているかどうかを判断する(S902)。OFFの場合、ステップS908へ進み、当該ジョブの先頭にジョブ間仕切り紙ページを挿入し、処理を終了する。ONの場合、当該ジョブの先頭ページの用紙サイズを取得する(S903)。さらに、当該ジョブに設定されているプリンターおよび排紙先と、同じプリンターの同じ排紙先(スタッカ)における1つ前に印刷された(あるいは印刷される)ジョブの最終ページの用紙サイズを取得し(S904)、当該ジョブの先頭ページの用紙サイズと同じかどうかを判断する(S905)。同じサイズでない場合には、そのまま処理を終了する。一方、同じサイズと判断した場合には、ステップS906へ進み、「先頭ページまたは最終ページが特殊用紙の場合は、仕分けを行わない」622がONかどうかを判断する。ONの場合には、当該ジョブの先頭あるいは直前のジョブの最終ページが特殊用紙(たとえば色紙、厚紙、タブ紙のような用紙)かどうかを判断する(S907)。特殊用紙ではない場合には、ステップS908へ進み、当該ジョブの先頭にジョブ間仕切り紙ページを挿入する。一方、ステップS907において、当該ジョブの先頭あるいは直前のジョブの最終ページが特殊用紙の場合、何もしないで処理を終了する。なおステップS908でジョブの境目に挿入する仕切り紙は、設定に従うが、境目の前後の用紙と異なる用紙サイズまたは用紙タイプの仕切り紙が設定されていることが望ましい。さらに、ステップS908におけるジョブの境目の仕切り紙ページの挿入は、文書データに対して、たとえばジョブの先頭に該当する位置に、設定されたジョブ間仕切り紙ページを示す命令あるいはデータを挿入することで実現される。挿入したデータあるいは命令を含む文書データを基に、図7のステップS703において例えばジョブチケット等の印刷データが生成される。また仕切り紙の挿入は、境目の直後のジョブの先頭に代えて、境目の直前のジョブの末尾に該当する位置に行ってもよい。
ここで、ステップS907の判定において、ジョブの先頭あるいは、前のジョブの最終ページが特殊用紙(たとえば色紙、厚紙、タブ紙のような用紙)に設定されている場合に該当するのは、たとえば以下のいずれかの条件が満たされた場合である。
(1)用紙設定で表紙チェックボックスまたは裏表紙チェックボックスがチェックされ、かつ、指定された用紙種類、特に用紙サイズが本文と異なること。
(2)用紙設定でインデックス紙チェックボックスがチェックされていること。
もちろんこれらは一例であって、このうちの一部を条件として採用してもよいし、設定に項目に応じて、ジョブの先頭あるいは、前のジョブの最終ページが特殊用紙であることを判定可能な印刷設定を参照して、判定を行うことができる。
(1)用紙設定で表紙チェックボックスまたは裏表紙チェックボックスがチェックされ、かつ、指定された用紙種類、特に用紙サイズが本文と異なること。
(2)用紙設定でインデックス紙チェックボックスがチェックされていること。
もちろんこれらは一例であって、このうちの一部を条件として採用してもよいし、設定に項目に応じて、ジョブの先頭あるいは、前のジョブの最終ページが特殊用紙であることを判定可能な印刷設定を参照して、判定を行うことができる。
次に図9(b)を用いて、前述した部単位仕切り紙挿入処理(S803)の詳細フローを説明する。図9(a)と同じ内容のステップには同じ符号を付した。まず、画面600の610において、部単位の仕切り紙挿入がONかどうかを判断する(S909)。OFFの場合、何もしないで処理をそのまま終了する。ONの場合、さらに画面620の621において、前後が同じサイズのときにだけ仕分けを行う設定が行われているかどうかを判断する(S902)。OFFの場合、ステップS911へ進み、当該ジョブの先頭に部間仕切り紙ページを挿入し、処理を終了する。ONの場合、当該ジョブの先頭ページの用紙サイズを取得する(S903)。さらに、当該ジョブの最終ページの用紙サイズを取得し(S910)、先頭ページの用紙サイズと同じかどうかを判断する(S905)。同じサイズでない場合には、そのまま処理を終了する。一方、同じサイズの場合には、ステップS906へ進み、「先頭ページまたは最終ページが特殊用紙の場合は、仕分けを行わない」622がONかどうかを判断する。ONの場合には、当該ジョブの先頭あるいは直前のジョブの最終ページが特殊用紙(たとえば色紙、厚紙、タブ紙のような通常の用紙とは異なる用紙)かどうかを判断する(S907)。特殊用紙ではない場合には、ステップS911へ進み、当該ジョブの先頭に部間仕切り紙ページを挿入する。一方、ステップS907において、当該ジョブの先頭あるいは直前のジョブの最終ページが特殊用紙の場合、何もしないで処理を終了する。
図10は、本発明の印刷アプリケーションにおける出力結果の一例を示す図である。図10(a)および(b)は、図4で示すジョブリスト部401の設定状態のときに、排紙設定として「ジョブ単位で仕分けする」602および「部単位で仕分けする」603がON、さらに、「前後が同じサイズになるときだけ仕分けを行う」621をチェックONの設定で、印刷実行した場合の出力結果の一例を示す図である(左から印刷される順に記載している。)
図10(a)は、図4のジョブリスト401で示した例における設定状態において、印刷ボタン402を押下により印刷実行した際の、Printer1のスタッカへの出力結果(出力順序)を示す図である。図4のジョブリスト401において、Printer1の設定が行われているのは、ジョブNo1(3部)、No3(1部)、No4(3部)である(図4ではジョブ7も対象であるが、この説明では省く)。このうち、ジョブNo1とジョブNo4はA3サイズのくるみ表紙(SRA3)+本文(A4)で構成されており、ジョブNo3は本文(A4)のみで構成されているジョブであるとする。この場合、出力結果としては、図10(a)に示すように、1ジョブ目(No1)の最終ページ(ジョブNo1の3部目の最終ページ)と2ジョブ目(ジョブNo3)の先頭ページとが同一用紙サイズ(A4)であるため、1ジョブ目と2ジョブ目の間に、ジョブ間の仕切り紙が挿入されていることがわかる。一方、2ジョブ目の最終ページと3ジョブ目の先頭ページは同一用紙サイズではないため、ジョブ間の仕切り紙が挿入されていないことがわかる。なお図4のジョブリスト401の例では、1ジョブ目は3部印刷する設定になっているが、各部の境目は同一用紙サイズではないため、部間の仕切り紙は挿入されていないことを示している。
図10(a)は、図4のジョブリスト401で示した例における設定状態において、印刷ボタン402を押下により印刷実行した際の、Printer1のスタッカへの出力結果(出力順序)を示す図である。図4のジョブリスト401において、Printer1の設定が行われているのは、ジョブNo1(3部)、No3(1部)、No4(3部)である(図4ではジョブ7も対象であるが、この説明では省く)。このうち、ジョブNo1とジョブNo4はA3サイズのくるみ表紙(SRA3)+本文(A4)で構成されており、ジョブNo3は本文(A4)のみで構成されているジョブであるとする。この場合、出力結果としては、図10(a)に示すように、1ジョブ目(No1)の最終ページ(ジョブNo1の3部目の最終ページ)と2ジョブ目(ジョブNo3)の先頭ページとが同一用紙サイズ(A4)であるため、1ジョブ目と2ジョブ目の間に、ジョブ間の仕切り紙が挿入されていることがわかる。一方、2ジョブ目の最終ページと3ジョブ目の先頭ページは同一用紙サイズではないため、ジョブ間の仕切り紙が挿入されていないことがわかる。なお図4のジョブリスト401の例では、1ジョブ目は3部印刷する設定になっているが、各部の境目は同一用紙サイズではないため、部間の仕切り紙は挿入されていないことを示している。
図10(b)は、図4のジョブリスト401で示した例における設定状態において、印刷ボタン402を押下により印刷実行した際の、Printer2のスタッカへの出力結果(出力順序)を示す図である。図4のジョブリスト401において、Printer2の設定が行われているのは、ジョブNo2(2部)、No5(2部)、No6(3部)である。このうち、ジョブNo2とジョブNo6はA3サイズのくるみ表紙(SRA3)+本文(A4)で構成されており、ジョブNo5は本文(A4)のみで構成されているものとする。この場合、出力結果としては、図10(b)に示すように、1ジョブ目(No2)の最終ページ(ジョブNo2の2部目の最終ページ)と2ジョブ目(No5)の先頭ページとが同一用紙サイズ(A4)であるため、1ジョブ目と2ジョブ目の間に、ジョブ間の仕切り紙が挿入されていることがわかる。なお、Printer2における1ジョブ目(すなわちNo2)は、2部印刷する設定になっているが、前後の部の最終ページと先頭ページは同一用紙サイズではないため、部間の仕切り紙は挿入されていないことを示している。一方、2ジョブ目(すなわちNo5)は、2部印刷する設定になっており、さらに1部目の末尾と2部目の先頭が同一用紙となるため、部間の仕切り紙も挿入されていることがわかる。
図10(c)は、ジョブリスト401において、Printer2に設定されているNo2(2部)、No5(2部)、No6(3部)のうち、ジョブNo5の本文の先頭のページに対して特殊用紙が設定され、かつ「先頭ページまたは最終ページが特殊用紙の場合は、仕分けを行わない」622をチェックONの設定で、印刷実行した場合のPrinter2のスタッカへの出力結果(出力順序)を示す図である。図10(b)の出力結果の例では、1ジョブ目と2ジョブ目の間にジョブ間の仕切り紙が挿入され、2ジョブ目(すなわちNo5)の部間にも仕切り紙が挿入されていたが、図10(c)では2ジョブ目(すなわちNo5)の先頭ページが特殊用紙であるため、ジョブ間仕切り紙も、部間仕切り紙も挿入されていないことがわかる。
以上のように、部間またはジョブ間に仕分け紙を挿入する設定であったとしても、「前後が同じサイズになるときだけ仕分けを行う」621をセットしておくことで、隣接する部またはジョブの用紙サイズの相違から部間またはジョブ間の区別が可能であれば、仕切り紙の挿入を省くことができる。さらに、「先頭ページまたは最終ページが特殊用紙の場合は仕分けを行わない」622をセットしておくことで、隣接する部またはジョブの用紙サイズが同じであったとしても、用紙種類で区別可能であれば、その場合にも仕切り紙の挿入を省くことができる。
<プレビュー>
なお本実施の形態に係る印刷アプリケーション207は、図4のジョブリスト401で選択されている各ジョブについて、上述した本発明の仕切り紙挿入設定が行われているときに、ジョブ単位で仕切り紙が挿入されるか否かをプレビューで確認することが可能である。図14は、画面400のプレビューボタン406を押下することにより、起動できるプレビュー画面の一例を示す図である。図14は、ジョブリスト401のNo3のジョブについて、プレビュー画面を表示させた場合を示している。プレビュー画面には、プレビュー対象の印刷ジョブを実行した結果得られる出力物(すなわち印刷物)のプレビューが表示され、そこには出力されるページまたは用紙を示す画像を含んでいる。図10(a)で説明したように、No1とNo3のジョブの境目に、ジョブ間仕切り紙が挿入されるため、このように先頭の位置にジョブ間仕切り紙が挿入された状態のプレビューとなる。これにより、利用者は仕切り紙が挿入されるか否かをジョブ単位で事前に確認することが可能となる。
なお本実施の形態に係る印刷アプリケーション207は、図4のジョブリスト401で選択されている各ジョブについて、上述した本発明の仕切り紙挿入設定が行われているときに、ジョブ単位で仕切り紙が挿入されるか否かをプレビューで確認することが可能である。図14は、画面400のプレビューボタン406を押下することにより、起動できるプレビュー画面の一例を示す図である。図14は、ジョブリスト401のNo3のジョブについて、プレビュー画面を表示させた場合を示している。プレビュー画面には、プレビュー対象の印刷ジョブを実行した結果得られる出力物(すなわち印刷物)のプレビューが表示され、そこには出力されるページまたは用紙を示す画像を含んでいる。図10(a)で説明したように、No1とNo3のジョブの境目に、ジョブ間仕切り紙が挿入されるため、このように先頭の位置にジョブ間仕切り紙が挿入された状態のプレビューとなる。これにより、利用者は仕切り紙が挿入されるか否かをジョブ単位で事前に確認することが可能となる。
このように、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207は、出力結果の仕分けを容易にするための目的でジョブ間あるいは部間に仕切り紙を挿入する設定が行われている場合に、同一Printerかつ同一排紙部の中で、前後のジョブの境目が同じ用紙サイズになるときにだけ、後ろのジョブの先頭ページに仕切り紙を挿入する。さらに、先頭ページ(あるいは最終ページ)が特殊用紙(色紙、厚紙、タブ紙等)の場合には、仕切り紙を挿入しないことも可能としている。これにより、仕切り紙として使用する用紙枚数を最低限に抑えられるだけではなく、出力結果から仕切り紙を抜き取る作業も最低限に抑えることができるため、出力結果の仕分け作業が容易になるという効果がある。
なお、上記で説明した実施例では、本発明の仕切り紙挿入処理は、全てホストコンピュータ101の印刷アプリケーション207での処理として記載しているが、本発明の仕切り紙挿入処理は、プリンタードライバや、プリンター側で行う処理としても実現することも可能である。
<ジョブ間仕切り紙自動設定処理>
上述したとおり、印刷アプリケーション207では、仕分け設定画面600において、ジョブ単位と部単位の両方において仕分け方法としてシフトを設定することが可能となっている。しかしながら、ジョブ単位と部単位とで両方シフトをONにしてしまうと、どのシフトがジョブの境目なのか、部の境目なのかが判別できなくなってしまうという問題がある。そこで、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207は、印刷実行時にジョブ単位シフトと部単位シフトの両方が設定されている場合にはジョブ間仕切り紙を自動設定するという機能も持つ。
上述したとおり、印刷アプリケーション207では、仕分け設定画面600において、ジョブ単位と部単位の両方において仕分け方法としてシフトを設定することが可能となっている。しかしながら、ジョブ単位と部単位とで両方シフトをONにしてしまうと、どのシフトがジョブの境目なのか、部の境目なのかが判別できなくなってしまうという問題がある。そこで、本発明の実施の形態に係る印刷アプリケーション207は、印刷実行時にジョブ単位シフトと部単位シフトの両方が設定されている場合にはジョブ間仕切り紙を自動設定するという機能も持つ。
図11は、このジョブ間仕切り紙の自動設定処理を説明するために、図7で説明した印刷処理において、さらに、ジョブ単位と部単位の両方でシフトによる仕分けが設定されている場合に、ジョブの境目を判別可能とするための仕切り紙を自動挿入するよう拡張した印刷処理フローを説明するためのフローチャートである。利用者から、印刷ボタン402により印刷指示が行われると(S701)、印刷アプリケーションは、まず、ジョブ間仕切り紙設定処理を行う(S706)。ジョブ間仕切り紙設定処理の詳細は、図12のフローチャートを用いて後程説明する。以降の処理フローは、図7と同じのため、ここでは説明を割愛する。
続いて、図12を用いて上述した、ジョブ間仕切り紙設定処理を行う(S706)の詳細を説明する。まず、画面600の「シフトする」チェックボックス605において、ジョブ単位のシフトがONかどうかを判断する(S1201)。OFFの場合、何もしないで処理をそのまま終了する。ONの場合、さらに「シフトする」チェックボックス610において、部単位のシフトがONかどうかを判断する(S1202)。OFFの場合、何もしないで処理をそのまま終了する。一方、ONの場合、さらに「仕分け用紙を挿入する」チェックボックス606において、ジョブ単位の仕切り紙挿入設定がONかどうかを判断する(S1203)。ONの場合、何もしないで処理をそのまま終了する。一方、OFFの場合、ジョブ単位の仕切り紙を自動でONに設定し(S1204)、ジョブ間仕切り紙の設定処理を終了する。なお、このとき、ジョブ単位の仕切り紙を自動でONにするのではなく、ONにするか否かをユーザに選択可能とする画面を表示するでもよい。
図13(a)は、ジョブ単位および部単位の仕分け方法としてシフトのみを設定した場合の出力結果の一例を示す図である。このように、どこかジョブの切れ目であるのか、部の切れ目であるのかが一目ではわからない状態となっていることが判る。
一方、図13(b)は、本発明のジョブ間仕切り紙自動設定処理により、ジョブ単位および部単位の仕分け方法として両方シフトが設定されているときに、印刷アプリケーション207側で自動でジョブ単位の仕切り紙を挿入設定した場合の出力結果を示している。図13(a)とは異なり、ジョブの切れ目でジョブ間仕切り紙が挿入されているため、ジョブの切れ目が一目で判別可能となっていることが判る。
このように、印刷アプリケーション207は、ジョブ単位シフトと部単位シフトが両方設定されている場合には、ジョブの境目を識別可能とするジョブ間仕切り紙が自動で挿入する。これにより、ジョブ単位と部単位とで両方シフトが設定されているときに、各シフトがジョブの境目なのか、部の境目なのかを判別できなくなるということを防ぐことが可能となる。
なお上記例ではシフトとしたが、シフトの代わりに排出される用紙の方向を、ジョブ単位或いは部単位で変える回転ソートを用いた場合も、同様に仕切り紙の自動挿入を行うことで、ジョブの切れ目の判別を容易にすることができる。さらに、ステップS1204においては、単にジョブ単位の仕切り紙挿入をオンにするのみならず、用紙サイズや用紙種類を、直前のジョブとは相違するものにセットするよう構成してもよい。
また、本実施形態では、情報処理装置における文書の出力処理として、仕切り紙の挿入オプションについて説明したが、プリンター等の文書出力装置の機能として提供してもよい。
[その他の実施例]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
602...「ジョブ単位で仕分けする」チェックボックス、603...「部単位で仕分けする」チェックボックス、605...「シフトする」チェックボックス、606...「仕分け用紙を挿入する」チェックボックス
Claims (11)
- 画像形成装置により実行される印刷ジョブを文書データから生成する情報処理装置であって、
印刷ジョブの境目または複数部印刷の部の境目に仕切り紙の挿入が設定されている場合に、文書データの中で、同一の排紙先に排紙する印刷ジョブの境目または部の境目で、該境目の前後の用紙サイズが同じであれば、あらかじめ設定された仕切り紙を前記境目に挿入する挿入手段と、
前記文書データに基づいて印刷ジョブを生成する生成手段と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記挿入手段は、前記境目の直前または直後の用紙として、通常の用紙と異なる特殊用紙が設定されている場合には、前記仕切り紙を挿入しないことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 印刷ジョブの境目および複数部印刷の部の境目の両方で排紙位置をずらすシフトが設定されている場合に、前記印刷ジョブの境目に仕切り紙の挿入の設定を行う設定の変更手段を更に有することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 表紙または裏表紙が設定され、かつ、指定された用紙サイズが本文と異なる場合および、インデックス紙が設定されている場合には、前記境目の前後の用紙サイズが同じではないと判定されることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記特殊用紙には、前記通常の用紙とは種類の異なる色紙または厚紙またはタブ紙を含むことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- ユーザによる印刷のための設定を受け付けるユーザインターフェース手段を更に有し、
前記ユーザインターフェース手段は、印刷ジョブと部のそれぞれの単位で出力物を仕分けする仕分け設定と、前記境目の前後の用紙サイズが同じであれば、あらかじめ設定された仕切り紙を前記境目に挿入する仕分け詳細設定とを受け付け、
前記挿入手段は、前記仕分け設定および前記仕分け詳細設定に応じて前記仕切り紙を前記境目に挿入することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザインターフェース手段はさらに、前記境目の直前または直後の用紙として前記特殊用紙が設定されている場合には前記仕切り紙を挿入しない設定を前記仕分け詳細設定の一部として受け付けることを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。
- 印刷ジョブによる出力物のプレビューを表示するプレビュー手段を更に有し、
前記プレビュー手段は、前記挿入手段により挿入された仕切り紙を含めて、出力物のプレビューを表示することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置と、
前記情報処理装置で生成された印刷ジョブを実行して、前記印刷ジョブに応じた印刷物を出力する画像形成装置と
を含むことを特徴とする文書印刷システム。 - 画像形成装置により実行される印刷ジョブを、情報処理装置によって文書データから生成する方法であって、
印刷ジョブの境目または複数部印刷の部の境目に仕切り紙の挿入が設定されている場合に、文書データの中で、同一の排紙先に排紙する印刷ジョブの境目または部の境目で、該境目の前後の用紙サイズが同じであれば、あらかじめ設定された仕切り紙を前記境目に挿入する挿入工程と、
前記文書データに基づいて印刷ジョブを生成する生成工程と
を有することを特徴とする方法。 - 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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CN109952676A (zh) * | 2016-10-07 | 2019-06-28 | 维恩克斯能源公司 | 电解质溶液的基于电化学的纯化及有关的系统和方法 |
-
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