JP2016080749A - 光ファイバケーブル - Google Patents

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【課題】光ファイバ心線の損傷を防止すると共に、光ユニットを取り出しやすい光ファイバケーブルを提供する。
【解決手段】複数枚のテープ心線が集められてなる光ユニット17を一列に配列した光ユニット列と、光ユニット列の両側に配置された2本のテンションメンバ22と、2本のテンションメンバ22を結ぶ線分と直交する方向に光ユニット列を挟んで配置された2枚の介在テープ24と、2本のテンションメンバ22と2枚の介在テープ24を一括被覆したケーブル外被30とを備えた光ファイバケーブル1である。光ユニット列を配置し、2本のテンションメンバ22と2枚の介在テープ24とで区画された内側に、ケーブル外被30が充填されない内部空間Sを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、複数本の光ファイバ心線をケーブル外被で被覆する光ファイバケーブルに関する。
インターネット等の情報通信の普及による通信の高速化や情報量の増大に加え、双方向通信と大容量通信に対応するために、光ネットワークの構築が進展している。この光ネットワークでは、通信事業者と各家庭とを光ファイバで直接結び、高速通信サービスを提供するFTTH(Fiber To The Home)が開始されている。このため、光ファイバケーブルを解体して複数端末に分配する配線工事の需要が増えている。
ここで、光ファイバ心線が押出されたケーブル外被に埋没していると、光ファイバケーブルの解体時に光ファイバ心線を取り出し難い。そこで、例えば、特許文献1には、複数本の光ファイバ心線を束ねてフィルムで包んだ光ユニットの技術が開示されている。
特開2014−77869号公報
しかしながら、上記特許文献1の技術では、押出されたケーブル外被が、フィルムで遮られて光ファイバ心線には到達しないが、光ユニットの周囲には到達する。このため、ケーブル外被からの圧力で光ユニットに曲げ力が付与されると、光ファイバ心線を損傷させる可能性があるという問題がある。また、光ユニットがケーブル外被に埋没すると、光ファイバケーブルの解体時に光ユニットが取り出し難いという問題もある。
本発明は、上述のような実情に鑑みてなされたもので、光ファイバ心線の損傷を防止すると共に、光ユニットを取り出しやすい光ファイバケーブルの提供を目的とする。
本発明の一態様に係る光ファイバケーブルは、複数枚のテープ心線が集められてなる光ユニットを一列に配列した光ユニット列と、該光ユニット列の両側に配置された2本のテンションメンバと、該2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向に前記光ユニット列を挟んで配置された2枚の介在テープと、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープを一括被覆したケーブル外被とを備えた光ファイバケーブルであって、前記光ユニット列を配置し、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープとで区画された内側に、前記ケーブル外被が充填されない内部空間を有する。
上記によれば、光ファイバ心線の損傷を防止でき、さらに、光ファイバケーブルの解体時に光ユニットを取り出しやすい光ファイバケーブルを提供することができる。
本発明の第1実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。 間欠テープ心線の構造の一例を示す図である。 間欠テープ心線を撚り集めた光ユニットの一例を示す図である。 第1実施形態の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出すときの説明図である。 本発明の第2実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。 第2実施形態の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出すときの説明図である。 本発明の第3実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明の一態様に係る光ファイバケーブルは、(1)複数枚のテープ心線が集められてなる光ユニットを一列に配列した光ユニット列と、該光ユニット列の両側に配置された2本のテンションメンバと、該2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向に前記光ユニット列を挟んで配置された2枚の介在テープと、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープを一括被覆したケーブル外被とを備えた光ファイバケーブルであって、前記光ユニット列を配置し、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープとで区画された内側に、前記ケーブル外被が充填されない内部空間を有する。
複数枚のテープ心線を集めた光ユニットが2本のテンションメンバの間に一列に配列されており、仮に光ファイバケーブルに曲げ力が付与されても、その負荷がテープ心線の一部の光ファイバ心線に集中するのを回避でき、曲げ歪みによる光ファイバ心線の損傷を防止できる。また、光ユニットの周囲にはケーブル外被を充填しない内部空間が形成され、ケーブル外被からの圧力による曲げ力が光ユニットに作用しないので、光ファイバ心線の損傷を防止できる。さらに、光ファイバケーブルの解体時に光ユニットを取り出しやすい。
(2)前記2枚の介在テープは、前記2本のテンションメンバに接触する位置で前記テンションメンバに向けて撓んでいる。介在テープが撓んでテンションメンバに接触すれば、ケーブル外被を充填しない内部空間をより強固に確保できる。
(3)断面外形が長円形状で形成された前記ケーブル外被の長径面に、前記2本のテンションメンバをそれぞれ挟んで形成された2対のノッチを有し、該ノッチの先端が、前記光ファイバケーブルの中心側に向けて形成されている。ノッチの先端を光ファイバケーブルの中心側に向ければ、光ファイバケーブルの解体時に各ノッチを工具で掴みやすくなる。
(4)断面外形が矩形状あるいは長円形状で形成された前記ケーブル外被の長手面あるいは長径面に、前記2本のテンションメンバをそれぞれ挟んで形成された2対のノッチを有し、該ノッチの先端を結ぶ線上に前記テンションメンバが配置されている。ノッチの先端を結ぶ線上にテンションメンバを配置すれば、光ファイバケーブルの解体時に光ファイバ心線の損傷を防止できる。
(5)前記2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向において、前記光ユニットを配置した前記ケーブル外被の幅が、その両側に配置された前記光ユニットを配置しない前記ケーブル外被の幅よりも小さくされる。ケーブル外被の端部の厚みを例えばダンベルのように増やしており、この厚みを増やした箇所で2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向からの圧力を受けるため、側圧耐性の高い光ファイバケーブルを提供できる。
(6)隣接する前記テンションメンバと前記光ユニットとの間に介在を有する。介在によってテンションメンバと光ユニットとの接触が回避されるので、外力がテンションメンバから光ユニットに伝わらない。この点も光ファイバ心線の損傷防止に寄与する。
(7)前記介在には、吸水剤が付与されている。介在を吸水層として機能させれば、光ユニットへの止水が可能になる。
(8)前記複数枚のテープ心線がバンドル材で束ねられ、該バンドル材には、吸水剤が付与されている。バンドル材を吸水層として機能させれば、光ユニットの識別の他、光ユニットへの止水が可能になる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明による光ファイバケーブルの好適な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。また、図2は、間欠テープ心線の構造の一例を示す図であり、図3は、間欠テープ心線を撚り集めた光ユニットの一例を示す図である。以下の光ファイバケーブル1は、支持線を備えない構造について説明するが、支持線を備えた自己支持型の構造であってもよい。
図1に示すように、光ファイバケーブル1は、例えば2本のテンションメンバ22と2枚の介在テープ24とを一括被覆したケーブル外被30を有する。ケーブル外被30は、オレフィン系樹脂(例えば、低密度ポリエチレンなど)等の熱可塑性樹脂で形成され、光ユニット(サブユニットともいう)17を収容している。この光ユニット17は、例えば、4心の間欠テープ心線を6枚集合させ、24(4×6)心としたものである。
ここで、間欠テープ心線とは、複数本の光ファイバ心線が平行一列に配列され、隣り合う光ファイバ心線同士を連結部と非連結部により間欠的に連結してなるものである。
具体的には、図2(A)は間欠テープ心線を閉じた状態を、図2(B)は間欠テープ心線を配列方向に開いた状態をそれぞれ示しており、間欠テープ心線10は、4本の光ファイバ心線11〜14が平行一列に配列され(4心間欠テープ心線ともいう)、隣り合う光ファイバ心線同士が連結部15aと非連結部15bにより間欠的に連結されている。
この間欠テープ心線に収容される光ファイバ心線としては、標準外径125μmのガラスファイバに被覆外径250μm前後の被覆を施した光ファイバ素線と称されるもの、また、その外側にさらに被覆あるいは着色被覆を施したものであってもよく、光ファイバ心線の収容数も任意である。なお、間欠テープ心線は、必ず1心毎に連結部と非連結部を有している必要はなく、例えば2心を一体化した心線同士を連結部と非連結部により間欠的に連結してもよい。
光ユニット17は、図3(A)に示すような6枚重ねの間欠テープ心線10を例えば螺旋状に撚り集めて形成され、図3(B)に示すように、識別用のバンドル材18で束ねられている。なお、例えば2枚重ねの間欠テープ心線を各色のバンドル材で束ねたものを3組用意してから例えば螺旋状に撚り集めてもよい。
また、バンドル材18は、その幅が例えば2mm程度のテープ、あるいは交差する2本の紐で構成できるが、吸水剤(例えば吸水パウダ)を付与してもよい。バンドル材を吸水層として機能させれば、光ユニットの識別の他、光ユニットへの止水が可能になる。
図1に示すように、ケーブル外被30には例えば3本の光ユニット17が収容され、72(24×3)心の光ファイバケーブル1が構成されている。これら3本の光ユニット17は一列に配列されて光ユニット列をなし、光ユニット列の両側には、2本のテンションメンバ22が配置されている。
このように各光ユニット17は、その中心が2本のテンションメンバ22の例えば各中心を結ぶ線分(曲げの中立軸ともいう)上に位置するように一列に並べられており、光ユニット17の外周は、曲げの中立軸から例えば750μm以内に収まっている。このため、仮に光ファイバケーブル1に曲げ力が付与されても、その負荷が一部の光ファイバ心線に集中するのを回避でき、曲げ歪みによる光ファイバ心線の損傷を防止できる。
テンションメンバ22は、抗張力体とも呼ばれ、引張り及び圧縮に対する耐力を有する線材が用いられる。この線材としては、例えば、外径1. 0mm程度の鋼線やFRP(Fiber Reinforced Plastics)などが用いられる。テンションメンバ22の外周には、ケーブル外被30と同じ材質の接着層22aが塗布されており、ケーブル外被30の押出時に、テンションメンバ22はケーブル外被30に接着する。
介在テープ24は、2本のテンションメンバ22を結ぶ線分と直交する方向に2枚配置され、3本の光ユニット17を挟んで設けられている。介在テープ24は、例えば0.1mm以下の厚みで形成された例えばポリエチレンテレフタレート(PET)製のテープ状部材であり、2本のテンションメンバ22に接触可能な幅で形成されており、ケーブル外被30の押出時や光ファイバケーブル1の解体時に、その内部の光ユニット17を保護できる。
詳しくは、テンションメンバ22の外周面と介在テープ24の内面とは接触しており、この接触部分でケーブル外被30の進入を防ぐことができる。よって、図1に示すように、3本の光ユニット17を配置し、2本のテンションメンバ22と2枚の介在テープ24とで区画された内側には、ケーブル外被30が充填されない内部空間Sを有している。
このように、光ユニット17の周囲には内部空間Sが形成され、ケーブル外被30からの圧力による曲げ力が光ユニット17に作用しないので、光ユニット17内の光ファイバ心線の損傷を防止できる。
特に図1に示すように、介在テープ24がテンションメンバ22の外周面に接触する接触部24aを有し、接触部24aが、ケーブル外被30からの圧力によってテンションメンバ22に向けて撓めば、内部空間Sをより強固に確保できる。
ケーブル外被30は、その断面外形が、長径が10mm程度、短径が4mm程度の例えば長円形状で形成され(長径平面型ともいう)、介在テープ24の外方を覆う上面31や下面32と、テンションメンバ22の外方を覆う側面33,33を備えている。なお、上面31や下面32が本発明のケーブル外被の長径面に相当する。
また、ケーブル外被30の例えば上面31と側面33の境界付近、および下面32と側面33の境界付近には、2本のテンションメンバ22をそれぞれ挟んで形成された2対の切り裂きノッチ35が形成されている。なお、切り裂きノッチ35が本発明のノッチに相当する。
切り裂きノッチ35は断面V字状に形成されており、そのV字の二等分線上に位置する先端が、光ファイバケーブル1の中心側(例えばテンションメンバ22)に向けて形成されている。このため、光ファイバケーブル1の解体時に各ノッチを工具(例えば斜め刃ニッパー)で掴みやすくなる。
図4は、第1実施形態の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出すときの説明図である。まず、図4(A)に示すように、ケーブル外被30の上面31と側面33の境界付近に形成された2ヶ所の切り裂きノッチ35を工具で掴むと、切り裂きノッチ35の先端から介在テープ24に到達する切れ目が入り、上面31を上方に引き上げ可能になる。
この引き上げた部分を例えばカッター等で切断し、工具で掴んだ上面31を光ファイバケーブル1の長手方向に沿って引き剥がすと、図4(B)のような状態となる。なお、介在テープ24はケーブル外被30の上面31と共に剥がれる場合もある。
図4(B)の状態で例えば、側面33,33をそれぞれ手で掴み、露出した介在テープ24が上面31側に突出するように光ファイバケーブル1を曲げると、この介在テープ24の端がケーブル外被30の側面33から離れて現れる。そして、この介在テープ24を取り除けば、図4(C)に示すように、光ファイバケーブル1を解体でき、光ユニット17を取り出すことができる。特に、光ユニット17の周囲にはケーブル外被30を充填しない内部空間Sが形成されているので、光ファイバケーブル1の解体時には光ユニット17を容易に取り出せる。
図5は、本発明の第2実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図、図6は、第2実施形態の光ファイバケーブルから光ユニットを取り出すときの説明図である。第2実施形態では、ケーブル外被や切り裂きノッチの形状が第1実施形態と異なっており、光ユニット17、テンションメンバ22、介在テープ24は第1実施形態と同じであるので、異なる点を中心に説明する。
第2実施形態のケーブル外被30は、その断面外形が、長径が10mm程度、短径が4mm程度の例えば矩形状で形成され(短径平面型ともいう)、介在テープ24の外方を覆う上面31や下面32と、テンションメンバ22の外方を覆う側面33,33を備えている。
ケーブル外被30は、2本のテンションメンバ22を結ぶ方向と直交する方向(断面短手方向ともいう)において、光ユニット17を配置したケーブル外被30の上面31から下面32までの幅が、その両側に配置された光ユニット17を配置しないケーブル外被30の側面33の幅よりも小さくされている。
このようにケーブル外被30の側面33の厚みを、例えばダンベルのように、上面31から下面32までの厚みよりも増やしており、この厚みを増やした箇所で断面短手方向からの圧力(側圧ともいう)を受けるため、側圧耐性の高い光ファイバケーブルを提供できる。
また、ケーブル外被30の例えば上面31と側面33の境界付近、および下面32と側面33の境界付近には、2本のテンションメンバ22をそれぞれ挟んで形成された2対の切り裂きノッチ36が形成されている。なお、上面や下面が本発明のケーブル外被の長手面に相当し、切り裂きノッチ36が本発明のノッチに相当する。
切り裂きノッチ36は断面V字状に形成され、その先端を結ぶ線上に例えばテンションメンバ22が配置されている。これにより、光ファイバケーブル1の解体時に光ファイバ心線の損傷を防止できる。
詳しくは、図6(A)に示すように、ケーブル外被30に形成された4ヶ所の切り裂きノッチ36から例えばカッター等により切れ目を入れると、この切れ目はテンションメンバ22付近の介在テープ24に到達するように入る。
そして、切れ目が入ったケーブル外被30の上面31や下面32を外方向に、側面33,33も外方向にそれぞれ引っ張ると、ケーブル外被30は4分割され、図6(B)のような状態となり、光ユニット17を取り出すことができる。
図7は、本発明の第3実施形態による光ファイバケーブルの一例を示す図である。第3実施形態では、切り裂きノッチの形状などが第1実施形態と異なっており、ケーブル外被30の形状、光ユニット17、テンションメンバ22、介在テープ24は第1実施形態と同じである。
第3実施形態では、隣接するテンションメンバ22と光ユニット17との間に介在紐26を有し、両端に位置する光ユニット17は、2枚の介在テープ24および介在紐26に接触し、ケーブル外被30とは非接触の状態にある。なお、介在紐26が本発明の介在に相当する。
このように、介在紐26によってテンションメンバ22と光ユニット17との接触が回避されるので、外力がテンションメンバ22から光ユニット17に伝わらない。この点も光ファイバ心線の損傷防止に寄与する。
また、介在紐26に吸水剤(例えば吸水パウダ)を付与してもよい。介在紐を吸水層として機能させれば、光ユニットへの止水が可能になる。
さらに、ケーブル外被30の例えば上面31と側面33の境界付近、および下面32と側面33の境界付近には、2本のテンションメンバ22をそれぞれ挟んで形成された2対の切り裂きノッチ36が形成されている。切り裂きノッチ36は断面V字状に形成され、その先端を結ぶ線上に例えばテンションメンバ22が配置されている。
これにより、4ヶ所の切り裂きノッチ36から例えばカッター等により切れ目を入れ、切れ目が入ったケーブル外被30の上面31や下面32を外方向に、側面33,33も外方向にそれぞれ引っ張ると、ケーブル外被30は4分割され、光ユニット17を取り出すことができる。
なお、第3実施形態に示した切り裂きノッチは、ノッチ先端の延長線上にテンションメンバ22と介在紐26との境界部分が配置されるように設けてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1…光ファイバケーブル、10…間欠テープ心線、11〜14…光ファイバ心線、15a…連結部、15b…非連結部、17…光ユニット、18…バンドル材、22…テンションメンバ、22a…接着層、24…介在テープ、24a…接触部、26…介在紐、30…ケーブル外被、31…上面、32…下面、33…側面、35,36…切り裂きノッチ。

Claims (8)

  1. 複数枚のテープ心線が集められてなる光ユニットを一列に配列した光ユニット列と、該光ユニット列の両側に配置された2本のテンションメンバと、該2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向に前記光ユニット列を挟んで配置された2枚の介在テープと、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープを一括被覆したケーブル外被とを備えた光ファイバケーブルであって、
    前記光ユニット列を配置し、前記2本のテンションメンバと前記2枚の介在テープとで区画された内側に、前記ケーブル外被が充填されない内部空間を有する、光ファイバケーブル。
  2. 前記2枚の介在テープは、前記2本のテンションメンバに接触する位置で前記テンションメンバに向けて撓んでいる、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
  3. 断面外形が長円形状で形成された前記ケーブル外被の長径面に、前記2本のテンションメンバをそれぞれ挟んで形成された2対のノッチを有し、該ノッチの先端が、前記光ファイバケーブルの中心側に向けて形成されている、請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
  4. 断面外形が矩形状あるいは長円形状で形成された前記ケーブル外被の長手面あるいは長径面に、前記2本のテンションメンバをそれぞれ挟んで形成された2対のノッチを有し、該ノッチの先端を結ぶ線上に前記テンションメンバが配置されている、請求項1または2に記載の光ファイバケーブル。
  5. 前記2本のテンションメンバを結ぶ線分と直交する方向において、前記光ユニットを配置した前記ケーブル外被の幅が、その両側に配置された前記光ユニットを配置しない前記ケーブル外被の幅よりも小さくされる、請求項1から4のいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  6. 隣接する前記テンションメンバと前記光ユニットとの間に介在を有する、請求項1から5のいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
  7. 前記介在には、吸水剤が付与されている、請求項6に記載の光ファイバケーブル。
  8. 前記複数枚のテープ心線がバンドル材で束ねられ、該バンドル材には、吸水剤が付与されている、請求項1から7のいずれか1項に記載の光ファイバケーブル。
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