JP2016080116A - トロイダル型無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの移動量を規制することによって、当該ディスクとパワーローラ、他のディスク、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できるトロイダル型無段変速機を提供する。【解決手段】押圧装置80の第1ピストン部83と第2ピストン部84との間の軸方向隙間gが、必要軸力での入力側ディスク2の最大移動量に設定され、第1ピストン部83が第2ピストン部84に当接した場合に、当該第2ピストン部84が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制するストッパSとして機能し、入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、入力側ディスク2とパワーローラ11、トラニオン、ヨーク23A,23B等との干渉を防止できる。【選択図】図1

Description

本発明は、自動車や各種産業機械の変速機などに利用可能なトロイダル型無段変速機に関する。
例えば自動車用変速機として用いるダブルキャビティ式トロイダル型無段変速機は、図5および図6に示すように構成されている。図5に示すように、ケーシング50の内側には入力軸1が回転自在に支持されており、この入力軸1の外周には、2つの入力側ディスク2,2と2つの出力側ディスク3,3とが取り付けられている。また、入力軸1の中間部の外周には出力歯車(伝達歯車)4が回転自在に支持されている。この出力歯車4の中心部に設けられた円筒状のフランジ部4a,4aには、出力側ディスク3,3がスプライン結合によって連結されている。
入力軸1は、図5中左側に位置する入力側ディスク2とカム板(ローディングカム)7との間に設けられたローディングカム式の押圧装置12を介して、駆動軸22により回転駆動されるようになっている。また、出力歯車4は、2つの部材の結合によって構成された仕切壁13を介してケーシング50内に支持されており、これにより、入力軸1の軸線Oを中心に回転できる一方で、軸線O方向の変位が阻止されている。
出力側ディスク3,3は、入力軸1との間に介在されたニードル軸受5,5によって入力軸1の軸線Oを中心に回転自在に支持されている。また、図5中左側の入力側ディスク2は、入力軸1にボールスプライン6を介して支持され、図5中右側の入力側ディスク2は、入力軸1にスプライン結合されており、これら入力側ディスク2は入力軸1とともに回転するようになっている。また、入力側ディスク2,2の内側面(凹面;トラクション面とも言う)2a,2aと出力ディスク3,3の内側面(凹面;トラクション面とも言う)3a,3aとの間には、パワーローラ11(図6参照)が回転自在に挟持されている。
図5中右側に位置する入力側ディスク2の内周面2cには、段差部2bが設けられ、この段差部2bに、入力軸1の外周面1aに設けられた段差部1bが突き当てられるとともに、入力側ディスク2の背面(図5の右面)は、入力軸1の外周面に形成されたネジ部に螺合されたローディングナット9に突き当てられている。これによって、入力側ディスク2の入力軸1に対する軸線O方向の変位が実質的に阻止されている。また、カム板7と入力軸1の鍔部1dとの間には、皿ばね8が設けられており、この皿ばね8は、各ディスク2,2,3,3の凹面2a,2a,3a,3aとパワーローラ11,11の周面11a,11aとの当接部に押圧力(予圧)を付与する。
図6は、図5のA−A線に沿う断面図である。図6に示すように、ケーシング50の内側には、入力軸1に対し捻れの位置にある一対の枢軸14,14を中心として揺動する一対のトラニオン15,15が設けられている。なお、図6においては、入力軸1の図示は省略している。各トラニオン15,15は、支持板部16の長手方向(図6の上下方向)の両端部に、この支持板部16の内側面側に折れ曲がる状態で形成された一対の折れ曲がり壁部20,20を有している。そして、この折れ曲がり壁部20,20によって、各トラニオン15,15には、パワーローラ11を収容するための凹状のポケット部Pが形成される。また、各折れ曲がり壁部20,20の外側面には、各枢軸14,14が互いに同心的に設けられている。
支持板部16の中央部には円孔21が形成され、この円孔21には変位軸23の基端部23aが支持されている。そして、各枢軸14,14を中心として各トラニオン15,15を揺動させることにより、これら各トラニオン15,15の中央部に支持された変位軸23の傾斜角度を調節できるようになっている。また、各トラニオン15,15の内側面から突出する変位軸23の先端部23bの周囲には、各パワーローラ11が回転自在に支持されており、各パワーローラ11,11は、各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の間に挟持されている。なお、各変位軸23,23の基端部23aと先端部23bとは、互いに偏心している。
また、各トラニオン15,15の枢軸14,14はそれぞれ、一対のヨーク23A,23Bに対して揺動自在および軸方向(図6の上下方向)に変位自在に支持されており、各ヨーク23A,23Bにより、トラニオン15,15はその水平方向の移動を規制されている。各ヨーク23A,23Bは鋼等の金属のプレス加工あるいは鍛造加工により矩形状に形成されている。各ヨーク23A,23Bの四隅には円形の支持孔18が4つ設けられており、これら支持孔18にはそれぞれ、トラニオン15の両端部に設けた枢軸14がラジアルニードル軸受30を介して揺動自在に支持されている。また、ヨーク23A,23Bの幅方向(図6の左右方向)の中央部には、円形の係止孔19が設けられており、この係止孔19の内周面は円筒面として、球面ポスト64,68を内嵌している。すなわち、上側のヨーク23Aは、ケーシング50に固定部材52を介して支持されている球面ポスト64によって揺動自在に支持されており、下側のヨーク23Bは、球面ポスト68およびこれを支持する駆動シリンダ31の上側シリンダボディ56によって揺動自在に支持されている。
なお、各トラニオン15,15に設けられた各変位軸23,23は、入力軸1に対し、互いに180度反対側の位置に設けられている。また、これらの各変位軸23,23の先端部23bが基端部23aに対して偏心している方向は、両ディスク2,2,3,3の回転方向に対して同方向(図6で上下逆方向)となっている。また、偏心方向は、入力軸1の配設方向に対して略直交する方向となっている。したがって、各パワーローラ11,11は、入力軸1の長手方向に若干変位できるように支持される。その結果、押圧装置12が発生するスラスト荷重に基づく各構成部材の弾性変形等に起因して、各パワーローラ11,11が入力軸1の軸方向に変位する傾向となった場合でも、各構成部材に無理な力が加わらず、この変位が吸収される。
また、パワーローラ11の外側面とトラニオン15の支持板部16の内側面との間には、パワーローラ11の外側面の側から順に、スラスト転がり軸受であるスラスト玉軸受(スラスト軸受)24と、スラストニードル軸受25とが設けられている。このうち、スラスト玉軸受24は、各パワーローラ11に加わるスラスト方向の荷重を支承しつつ、これら各パワーローラ11の回転を許容するものである。このようなスラスト玉軸受24はそれぞれ、複数個ずつの玉(以下、転動体という)26,26と、これら各転動体26,26を転動自在に保持する円環状の保持器27と、円環状の外輪28とから構成されている。また、各スラスト玉軸受24の内輪軌道は各パワーローラ11の外側面(大端面)に、外輪軌道は各外輪28の内側面にそれぞれ形成されている。
また、スラストニードル軸受25は、トラニオン15の支持板部16の内側面と外輪28の外側面との間に挟持されている。このようなスラストニードル軸受25は、パワーローラ11から各外輪28に加わるスラスト荷重を支承しつつ、これらパワーローラ11および外輪28が各変位軸23の基端部23aを中心として揺動することを許容する。
さらに、各トラニオン15,15の一端部(図6の下端部)にはそれぞれ駆動ロッド(トラニオン軸)29,29が設けられており、各駆動ロッド29,29の中間部外周面に駆動ピストン(油圧ピストン)33,33が固設されている。そして、これら各駆動ピストン33,33はそれぞれ、上側シリンダボディ56と下側シリンダボディ57とによって構成された駆動シリンダ31内に油密に嵌装されている。これら各駆動ピストン33,33と駆動シリンダ31とで、各トラニオン15,15を、これらトラニオン15,15の枢軸14,14の軸方向に変位させる駆動装置32を構成している。
このように構成されたトロイダル型無段変速機の場合、入力軸1の回転は、押圧装置12を介して、各入力側ディスク2,2に伝えられる。そして、これら入力側ディスク2,2の回転が、一対のパワーローラ11,11を介して各出力側ディスク3,3に伝えられ、さらにこれら各出力側ディスク3,3の回転が、出力歯車4より取り出される。
入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比を変える場合には、一対の駆動ピストン33,33を互いに逆方向に変位させる。これら各駆動ピストン33,33の変位に伴って、一対のトラニオン15,15が互いに逆方向に変位する。例えば、図6の左側のパワーローラ11が同図の下側に、同図の右側のパワーローラ11が同図の上側にそれぞれ変位する。
その結果、これら各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各入力側ディスク2,2および各出力側ディスク3,3の内側面2a,2a,3a,3aとの当接部に作用する接線方向の力の向きが変化する。そして、この力の向きの変化に伴って、各トラニオン15,15が、ヨーク23A,23Bに枢支された枢軸14,14を中心として、互いに逆方向に揺動(傾転)する。
その結果、各パワーローラ11,11の周面11a,11aと各内側面2a,3aとの当接位置が変化し、入力軸1と出力歯車4との間の回転速度比が変化する。また、これら入力軸1と出力歯車4との間で伝達するトルクが変動し、各構成部材の弾性変形量が変化すると、各パワーローラ11,11およびこれら各パワーローラ11,11に付属の外輪28,28が、各変位軸23,23の基端部23a、23aを中心として僅かに回動する。これら各外輪28,28の外側面と各トラニオン15,15を構成する支持板部16の内側面との間には、それぞれスラストニードル軸受25,25が存在するため、前記回動は円滑に行われる。したがって、前述のように各変位軸23,23の傾斜角度を変化させるための力が小さくて済む。
ところで、前記従来のトロイダル型無段変速機では、運転時にローディングカム装置によって入力側ディスクを、パワーローラを挟んで出力側ディスクに押し付けている、つまり、入力側ディスクに、これが出力側ディスクに近付くように、ローディングカム装置によって軸力を負荷しているが、この軸力が過剰となると、トラクション部での伝達効率が悪化するだけでなく、トラクション部を構成する面の転がり疲れ寿命が短くなる。
このような事情に鑑みて、特許文献1には、入力側ディスクと出力側ディスクとの間でかつ、トラニオンの枢軸が枢支される支持板(ヨーク)を支持するポスト(支持部材)に、入力側ディスクとポストの間に作用して、押圧装置による入力側ディスクと出力側ディスクとを互いに近づけ合う方向の力をキャンセルさせる油圧室を設けることによって、入力側ディスクに負荷する軸力をキャンセルすることが記載されている。
特開2011−94718号公報
しかしながら、特許文献1に記載のトロイダル型無段変速機では、入力側ディスクに負荷する軸力をキャンセルすることはできるが、入力側ディスクの移動量が所定の距離を超えて増加した場合、当該入力側ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉が懸念される。
また、トロイダル型無段変速機では、入力側ディスクと出力側ディスクの入出力関係を逆にする場合もあるが、この場合、出力側ディスクの移動量が所定の距離を超えて増加した場合、当該出力側ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉が懸念される。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、ディスクの移動量を規制することによって、当該ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できるトロイダル型無段変速機を提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本発明のトロイダル型無段変速機は、それぞれの内側面どうしを互いに対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に設けられた第1ディスクおよび第2ディスクと、これら両ディスクの間に挟持されるパワーローラとを備えたトロイダル型無段変速機において、
前記第1ディスクにこれを前記第2ディスクに近付けるような必要軸力が負荷されて、前記第1ディスクが前記必要軸力での最大移動量となった場合に、前記第1ディスクのそれ以上の移動を規制するストッパを備えることを特徴とする。
本発明においては、第1ディスクに必要軸力が負荷されて当該第1ディスクが移動して最大移動量となった場合に、ストッパが第1ディスクのそれ以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、第1ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
本発明の前記構成において、前記第1ディスクの背面側に配置され、かつ前記第1ディスクを前記第2ディスク側に向けて押圧する油圧式の押圧装置を備え、
前記押圧装置は、前記第1ディスクの背面側に設けられた第1シリンダ部と、前記第1ディスクと一体的に設けられた第2シリンダ部と、前記第1シリンダ部に設けられて、前記第2シリンダ部を介して前記第1ディスクを押圧可能な第1ピストン部と、前記第2シリンダ部に設けられた第2ピストン部とを備え、
前記第1ピストン部と前記第2ピストン部との間の軸方向隙間が、前記必要軸力での前記第1ディスクの最大移動量に設定され、
前記第1ピストン部が前記第2ピストン部に当接した場合に、当該第2ピストン部が前記第1ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制するストッパとして機能するように構成してもよい。
このような構成によれば、第1ディスクに押圧装置から必要軸力が負荷されて当該第1ディスクが移動して最大移動量となった場合に、第1ピストン部が第2ピストン部に当接することによって、当該第2ピストン部が第1ディスクの最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、第1ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記第1ディスクが一対の外側ディスクで構成され、前記第2ディスクが一対の前記外側ディスク間に配置された内側ディスクで構成され、
前記外側ディスクと前記内側ディスクとの間に、当該両ディスクの軸方向と直交する支持部材が設けられ、
この支持部材に前記第1ディスクが当接可能なスラスト軸受が設けられ、
前記支持部材と前記スラスト軸受との間の軸方向隙間が、前記必要軸力での前記外側ディスクの最大移動量に設定され、
前記外側ディスクが前記スラスト軸受に当接した場合に、当該スラスト軸受が前記外側ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制するストッパとして機能するように構成してもよい。
このような構成によれば、外側ディスクに必要軸力が負荷されて当該外側ディスクが移動して最大移動量となった場合に、外側ディスクが支持部材に設けられたスラスト軸受に当接することによって、当該スラスト軸受が外側ディスクの最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、外側ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
また、本発明の前記構成において、前記第1ディスクの背面側に配置され、かつ前記第1ディスクを前記第2ディスク側に向けて押圧する油圧式の押圧装置を備え、
前記押圧装置は、前記第1ディスクの背面側に設けられた第1シリンダ部と、前記第1ディスクと一体的に設けられた第2シリンダ部と、前記第1シリンダ部に設けられて、前記第2シリンダ部を介して前記第1ディスクを押圧可能な第1ピストン部と、前記第2シリンダ部に設けられた第2ピストン部とを備え、
前記第1シリンダ部の外径側に、前記第1ディスクに当接可能な当接部が設けられ、
前記第1ディスクと前記当接部の間の軸方向隙間が、必要軸力での前記第1ディスクの最大移動量に設定され、
前記第1ディスクが前記当接部に当接した場合に、当該当接部が前記第1ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制するストッパとして機能するように構成してもよい。
このような構成によれば、第1ディスクに押圧装置から必要軸力が負荷されて当該第1ディスクが移動して最大移動量となった場合に、第1ディスクが第1シリンダ部の外径側に設けられた当接部に当接することによって、当該当接部が第1ディスクの最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、第1ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
請求項1〜4に係る本発明によれば、第1ディスクに必要軸力が負荷されて当該第1ディスクが移動して最大移動量となった場合に、ストッパが第1ディスクのそれ以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、第1ディスクとパワーローラ、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
本発明の第1の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示すもので、側断面図である。 同、平断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す半断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るトロイダル型無段変速機を示す半断面図である。 従来のトロイダル型無段変速機の一例を示す断面図である。 図5におけるA−A線に沿う断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は第1の実施の形態のトロイダル型無段変速機を示す側断面図、図2は同平断面図である。なお、図1および図2に示すトロイダル型無段変速機において、前記図5および図6に示す従来のトロイダル型無段変速機と共通部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
本実施の形態のトロイダル型無段変速機では、図5および図6に示す従来の出力側ディスク3,3を一体的に構成した一体型の出力側ディスク(第2ディスク)3Aの外周面に、動力伝達用の歯車(外周歯車)4Aが設けられるとともに、ケーシングに収容する前の段階で、入力軸1、入力側ディスク(第1ディスク)2,2、出力側ディスク(第2ディスク)3A、外周歯車4A、上下のヨーク23A,23B、トラニオン、パワーローラ11、駆動装置32、油圧式の押圧装置80、固定部材52(アッパープレート)等が一体に組み立てられてバリエータ43とされ、このバリエータ43をケーシング内に収容して取り付けるようになっている。
このようなバリエータ43においては、駆動装置32の駆動シリンダ31を構成する上側シリンダボディ61および下側シリンダボディ62に固定される下側の球面ポスト68と、アッパープレート52に固定される上側の球面ポスト64とが上下に一体に接合された柱状ポスト(支持部材)69とされ、バリエータ43において一対の柱状ポスト69がアッパープレート52と、駆動シリンダ31のシリンダボディ(上側シリンダボディ61および下側シリンダボディ62)を接続した状態となっている。
また、柱状ポスト69の上下の中央部分を入力軸1が貫通した状態となっている。この入力軸1に一対の入力側ディスク2,2、出力側ディスク3A、押圧装置80等が支持されている。
出力側ディスク3Aは、ラジアルニードル軸受35を介して入力軸1に相対回転自在に支持されている。
また、前記一対の柱状ポスト69,69の間に、出力側ディスク3Aが配置され、この出力側ディスク3Aの軸方向両端に出力側ディスク3Aを軸方向に位置決めするとともに軸回りに回転可能に支持するスラスト軸受60が設けられている。すなわち、柱状ポスト69と、出力側ディスク3Aの小径側端部との間にスラスト軸受60が配置され、出力側ディスク3Aの入力軸1の軸方向に沿った位置が規制されるとともに、出力側ディスク3Aの軸回りの回転を許容している。
また、図2に示すように、パワーローラ11のスラスト荷重を受けるスラスト玉軸受24の外輪28に一体に形成された支持軸23cを有している。また、トラニオン15の支持板部16の内側面が枢軸14の軸方向に軸方向を沿わせた凸状の円筒面の一部となっている。また、支持板部16の内側面に対向する外輪28の背面側には、支持板部16の突状の円筒面に当接する凹状の円筒面となっており、支持板部16に対して外輪28とともにパワーローラ11が首を振るように揺動することにより、パワーローラ11が、入力軸1の略軸方向に沿って変位可能となっている。
押圧装置80は、左側の入力側ディスク2の背面側(左側)に配置され、入力軸1の左端部に結合される第1シリンダ部81と、入力側ディスク2に一体的に設けられた第2シリンダ部82と、環状の第1ピストン部83と、環状の第2ピストン部84とを備えている。
第1シリンダ部81の内面と、第1ピストン部83と、入力軸1の外周面の一部とによって囲まれた空間は、第1油圧室85を構成している。
また、第2シリンダ部82の内周面と、第2ピストン部84と、入力側ディスク2の背面と、入力軸1の外周面の一部とによって囲まれた空間は、第2油圧室90を構成している。
また、第1油圧室85を一部利用して、第1ピストン部83と第1シリンダ部81との間には、予圧を付与するための皿バネ94が介挿され、第1シリンダ部81に対して、入力軸1に沿って移動自在な第1ピストン部83を入力側ディスク2に向かって付勢している。
このような押圧装置80では、第1油圧室85と第2油圧室90とに、所定圧の圧油を送り込む。そして、これら両油圧室85,90内に、これら両油圧室85,90の軸方向寸法が増大する方向の力を惹起させる。
第1油圧室85に圧油が送り込まれると、第1ピストン部83が図1中右側(入力側ディスク2側)に押圧され、これによって、入力側ディスク2の背面に一体に形成された第2シリンダ部82を介して当該入力側ディスク2が右側に押圧される。同時に第1シリンダ部81が左側に押圧され、この第1シリンダ部81と一体を成す入力軸1が左側へと移動することで、右側に位置し、かつ入力軸1に軸方向外側(右側)への移動が規制されて設けられた入力側ディスク2が出力側ディスク3Aに向かって押圧される。
一方、第2油圧室90に圧油が送り込まれると、第2ピストン部84は図1中左側への移動が規制されているので、入力側ディスク2が右側に押圧される。
このように両油圧室85,90で発生した力は、何れも、入力側ディスク2を出力側ディスク3A側に向け押圧する。
このようにして、パワーローラ11のトラクション部が入出力側ディスク2,3Aの双方に転接し、入力側ディスク2の回転駆動力を所望の減速比で出力側ディスク3Aに伝達する。
また、本実施の形態では、押圧装置80によって、左側の入力側ディスク(第1ディスク)2に、これを出力側ディスク(第2ディスク)3Aに近付けるような必要軸力が負荷されて、入力側ディスク2が前記必要軸力での最大移動量となった場合に、入力側ディスクのそれ以上の移動を規制するストッパSを備えている。
このストッパSは、第2ピストン部84で構成されている。すなわちまず、入力側ディスク2が出力側ディスク3Aから最も離間している状態において、つまり、入力側ディスク2が第2ピストン部84にほぼ当接し、かつ第1ピストン部83の外径部が第1シリンダ部81の底面に当接している状態において、第1ピストン部83と第2ピストン部84との間の軸方向隙間gが、必要軸力での入力側ディスク2の最大移動量に設定されている。必要軸力での入力側ディスク2の最大移動量は、入力側ディスク2による最適な押し付け状態でのバリエータ43の各部の変形量から求められる。この変形量はバリエータ43の諸元や使用されるトラクション油によって変わる。
そして、第1ピストン部83が油圧によって右側に移動することで、この第1ピストン部83によって押されて入力側ディスク2が出力側ディスク3Aに向けて移動するが、第1ピストン部83が第2ピストン部84に当接した場合に、当該第2ピストン部84が第1ピストン部83の移動を規制する。これによって、第2ピストン部84が第1ピストン部83によって押される入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制するストッパとして機能する。
このように、本実施の形態によれば、入力側ディスク2に押圧装置80から必要軸力が負荷されて当該入力側ディスク2が移動して最大移動量となった場合に、第1ピストン部83が第2ピストン部84に当接することによって、当該第2ピストン部84が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、入力側ディスク2とパワーローラ11、トラニオン、ヨーク23A,23B等との干渉を防止できる。
(第2の実施の形態)
図3は第2の実施の形態のトロイダル型無段変速機を示す半断面図である。この図に示すトロイダル型無段変速機が図1および図2に示す第1の実施の形態時のトロイダル型無段変速機と異なる点は、柱状ポスト(支持部材)69にスラスト軸受91を設けた点であるので、以下ではこの点について説明し、第1の実施の形態のトロイダル型無段変速機と共通部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
柱状ポスト(支持部材)69の上下方向中央部でかつ出力側ディスク(内側ディスク)3A側を向く側面には、上述したように、出力側ディスク3Aを軸方向に位置決めするとともに軸回りに回転可能に支持するスラスト軸受60が設けられている。
また、柱状ポスト(支持部材)69の上下方向中央部でかつ入力側ディスク2側を向く側面には、円板リング状のスラスト軸受91が入力側ディスク(外側ディスク)2と同軸に設けられている。このスラスト軸受91の外径は入力側ディスク2の小端面より大径に形成され、当該スラスト軸受91の入力側ディスク2の小端面側を向く面に、当該小端面が当接可能となっている。入力側ディスク2の小端面がスラスト軸受91に当接した場合に当該スラスト軸受91によって入力側ディスク2の回転を許容している。入力側ディスク2が出力側ディスク3Aから最も離間している状態において、スラスト軸受91の側面と、入力側ディスク2の小端面との間の軸方向隙間gが必要軸力での入力側ディスク2の最大移動量に設定されている。
そして、第1ピストン部83が油圧によって移動することで、この第1ピストン部83によって押されて入力側ディスク2が出力側ディスク3Aに向けて移動するが、入力側ディスク2の小端面が前記スラスト軸受91に当接した場合に、当該スラスト軸受91が入力側ディスク2の移動を規制する。これによって、スラスト軸受91が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制するストッパSとして機能する。
このように、本実施の形態によれば、入力側ディスク2に押圧装置80から必要軸力が負荷されて当該入力側ディスク2が移動して最大移動量となった場合に、入力側ディスク2が柱状ポスト69に設けられたスラスト軸受91に当接することによって、当該スラスト軸受91が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、入力側ディスク2とパワーローラ11、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
(第3の実施の形態)
図4は第3の実施の形態のトロイダル型無段変速機を示す半断面図である。この図に示すトロイダル型無段変速機が図1および図2に示す第1の実施の形態時のトロイダル型無段変速機と異なる点は、第1シリンダ部81の外径側に当接部92を設けた点であるので、以下ではこの点について説明し、第1の実施の形態のトロイダル型無段変速機と共通部分には同一符号を付してその説明を省略ないし簡略化する。
第1シリンダ部81の外径側の円筒部81aの先端部には、当接部92が設けられている。この当接部92は円筒状の円筒部材92aと、この円筒部材92aの先端部に内径側に張り出すようにして設けられた円環状の当接部材92bとから構成されている。
円筒部材92aは第1シリンダ部81の円筒部81aの外周部に嵌め込まれており、その先端部は入力側ディスク(第1ディスク)2の外径側の先端部より出力側ディスク(第2ディスク3A)側に突出している。この突出した部分に当接部材92bが設けられ、この当接部材92bが入力側ディスク2の外径側の先端部と対向している。
入力側ディスク2が出力側ディスク3Aから最も離間している状態において、当接部材92bと、入力側ディスク2の外径側の先端部との間の軸方向隙間gが必要軸力での入力側ディスク2の最大移動量に設定されている。
そして、第1ピストン部83が油圧によって移動することで、この第1ピストン部83によって押されて入力側ディスク2が出力側ディスク3Aに向けて移動するが、入力側ディスク2の外径側の先端部が当接部92の当接部材92bに当接した場合に、当該当接部材92bが入力側ディスク2の移動を規制する。これによって、当接部92が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制するストッパSとして機能する。
このように、本実施の形態によれば、入力側ディスク2に押圧装置80から必要軸力が負荷されて当該入力側ディスク2が移動して最大移動量となった場合に、入力側ディスク2が当接部92の当接部材92bに当接することによって、当該当接部92が入力側ディスク2の最大移動量以上の移動を規制し、過剰な軸力が負荷されるのを防止するので、入力側ディスク2とパワーローラ11、トラニオン、ヨーク等との干渉を防止できる。
なお、トロイダル型無段変速機では、入力側ディスクと出力側ディスクの入出力関係を逆にする場合もある。したがって、本発明は、入力側ディスク2と出力側ディスク3とを入れ替えた場合にも適用できる。
また、本発明は、ダブルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機、シングルキャビティ式ハーフトロイダル型無段変速機、フルトロイダル型無段変速機等のトロイダル型無段変速機に適用することができる。
2 入力側ディスク(第1ディスク、外側ディスク)
3A 出力側ディスク(第2ディスク、内側ディスク)
11 パワーローラ
69 柱状ポスト(支持部材)
81 第1シリンダ部
82 第2シリンダ部
83 第1ピストン部
84 第2ピストン部
91 スラスト軸受
92 当接部
S ストッパ

Claims (4)

  1. それぞれの内側面どうしを互いに対向させた状態で互いに同心的にかつ回転自在に設けられた第1ディスクおよび第2ディスクと、これら両ディスクの間に挟持されるパワーローラとを備えたトロイダル型無段変速機において、
    前記第1ディスクにこれを前記第2ディスクに近付けるような必要軸力が負荷されて、前記第1ディスクが前記必要軸力での最大移動量となった場合に、前記第1ディスクのそれ以上の移動を規制するストッパを備えることを特徴とするトロイダル型無段変速機。
  2. 前記第1ディスクの背面側に配置され、かつ前記第1ディスクを前記第2ディスク側に向けて押圧する油圧式の押圧装置を備え、
    前記押圧装置は、前記第1ディスクの背面側に設けられた第1シリンダ部と、前記第1ディスクと一体的に設けられた第2シリンダ部と、前記第1シリンダ部に設けられて、前記第2シリンダ部を介して前記第1ディスクを押圧可能な第1ピストン部と、前記第2シリンダ部に設けられた第2ピストン部とを備え、
    前記第1ピストン部と前記第2ピストン部との間の軸方向隙間が、前記必要軸力での前記第1ディスクの最大移動量に設定され、
    前記第1ピストン部が前記第2ピストン部に当接した場合に、当該第2ピストン部が前記第1ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制する前記ストッパとして機能することを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  3. 前記第1ディスクが一対の外側ディスクで構成され、前記第2ディスクが一対の前記外側ディスク間に配置された内側ディスクで構成され、
    前記外側ディスクと前記内側ディスクとの間に、当該両ディスクの軸方向と直交する支持部材が設けられ、
    この支持部材に前記第1ディスクが当接可能なスラスト軸受が設けられ、
    前記支持部材と前記スラスト軸受との間の軸方向隙間が、前記必要軸力での前記外側ディスクの最大移動量に設定され、
    前記外側ディスクが前記スラスト軸受に当接した場合に、当該スラスト軸受が前記外側ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制する前記ストッパとして機能することを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
  4. 前記第1ディスクの背面側に配置され、かつ前記第1ディスクを前記第2ディスク側に向けて押圧する油圧式の押圧装置を備え、
    前記押圧装置は、前記第1ディスクの背面側に設けられた第1シリンダ部と、前記第1ディスクと一体的に設けられた第2シリンダ部と、前記第1シリンダ部に設けられて、前記第2シリンダ部を介して前記第1ディスクを押圧可能な第1ピストン部と、前記第2シリンダ部に設けられた第2ピストン部とを備え、
    前記第1シリンダ部の外径側に、前記第1ディスクに当接可能な当接部が設けられ、
    前記第1ディスクと前記当接部の間の軸方向隙間が、必要軸力での前記第1ディスクの最大移動量に設定され、
    前記第1ディスクが前記当接部に当接した場合に、当該当接部が前記第1ディスクの前記最大移動量以上の移動を規制する前記ストッパとして機能することを特徴とする請求項1に記載のトロイダル型無段変速機。
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