JP2016079666A - 面付けユニットの取付構造 - Google Patents

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Hiroaki Kiryu
紘明 桐生
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Abstract

【課題】面付けユニットの交換を容易にすると共に盗難を抑制するための面付けユニットの取付構造を提供する。【解決手段】本発明の面付けユニットとしての外側ユニット5の取付構造は、扉2の室外側壁面2cに両面テープ38(粘着部材)を介して貼着される外側ユニット5と、外側ユニット5に連結プレート40を介して連結されるシリンダー6と、外側ユニット5に連結されたシリンダー6を扉2または扉2に内設される錠ケース10に保持させる保持装置7と、を備えている。【選択図】図2

Description

本発明は、扉の一面に固定される面付けユニットの取付構造に関する。
例えば、手動式の錠前から電気錠に交換する場合、既設の錠前を撤去した後に、電気錠を取り付けなければならなかった。このとき、扉に電気錠を取り付けるための穴を開ける等、扉の改修を行う必要があった。このため、扉の改修作業に余計な費用と時間がかかるという問題があった。また、一度、扉を改修してしまうと元に戻すことができないため、賃貸住宅等では錠前の交換を安易に行うことができなかった。
以上のような問題を解決するための技術が提案されている。特許文献1に記載の電気錠(アダプター本体)は、扉の室内側に設けられたサムターン錠に嵌まる係合部と、係合部を回転させ施解錠操作を行う駆動部と、係合部および駆動部を支持して扉に貼着される底面パネルと、を備えている。底面パネルは、両面テープによって扉の一面に貼着されている。この電気錠は、扉に貼り付けるだけで交換作業を完了することができる。
実用新案登録第3097445号公報
しかしながら、特許文献1に記載の電気錠は、両面テープで扉に貼付されているだけであるため、扉の室外側に取り付けるユニットに適用することが困難であった。仮に、電気錠の室外側のユニットを両面テープで貼り付けた場合、悪意のある者によって当該ユニットが持ち去られる虞(盗難の虞)があった。
本発明は、上記した課題を解決すべくなされたものであり、面付けユニットの盗難を抑制するための面付けユニットの取付構造を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の面付けユニットの取付構造は、扉の一面に粘着部材を介して貼着される面付けユニットと、前記面付けユニットに連結されるシリンダーと、前記面付けユニットに連結された前記シリンダーを前記扉または前記扉に内設される錠ケースに保持させる保持機構と、を備えている。
この構成によれば、シリンダーは、面付けユニットに連結されると共に扉または錠ケース(以下、「扉等」という。)に固定されている。すなわち、面付けユニットは、シリンダーを介して扉等に固定されている。したがって、面付けユニットは、扉から引き剥がされたとしても、シリンダーを介して扉等に固定(保持)された状態を維持される。これにより、例えば、扉の屋外側の一面に面付けユニットを貼着させた場合であっても、面付けユニットの盗難を抑制することができる。
この場合、前記扉と前記面付けユニットとの間に配置される取付台座を更に備え、前記面付けユニットは、前記取付台座側に形成される係合部を有し、前記取付台座は、前記粘着部材を介して前記扉の一面に貼着される台座本体と、前記台座本体に形成され、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部と、を含んで構成されていることが好ましい。
この構成によれば、取付台座は、扉に貼着されると共に面付けユニットを着脱可能に支持している。例えば、面付けユニットやシリンダーを交換する場合、作業者は、シリンダーと扉等との連結を解除し、面付けユニットの係合部と取付台座の被係合部との係合を解除する。以上の手順によって、面付けユニットおよびシリンダーは、扉等から取り外される。したがって、取付台座が扉に貼着した状態を維持しつつ、面付けユニットやシリンダーの交換を簡単に行うことができる。また、取付台座を扉の一面から引き剥がす必要がないため、扉の一面に粘着部材が残存することもない。これにより、粘着部材の除去作業を省略することができると共に粘着部材の跡が露出するという問題を防止することができる。
この場合、前記係合部と前記被係合部のいずれか一方は、弾性変形可能に形成されるフック部であり、前記係合部と前記被係合部のいずれか他方は、前記フック部を係止可能に形成される凹部であり、前記面付けユニットおよび前記取付台座には、前記フック部を前記凹部から離脱させる操作を行うための治具を進入させる解除開口部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、面付けユニットと取付台座とは、フック部と凹部とからなる所謂スナップフィットによって係合している。面付けユニットは、治具を用いてスナップフィットの係合を解除することで、取付台座から分離可能な状態になる。つまり、治具が無ければ、面付けユニットを取り外すことができない。これにより、凹部とフック部との離脱操作が意図せず行われたり、当該離脱操作が悪意のある者によって行われたりすることを抑制することができる。
この場合、前記係合部および前記被係合部は、それぞれ、複数形成されていることが好ましい。
この構成によれば、複数の係合部と複数の被係合部とが各々係合するため、取付台座は、面付けユニットを安定した姿勢で支持することができる
この場合、前記錠ケースは、電気的な駆動源によって前記扉の木口側でデッドボルトを進退させるボルト機構を内包し、前記面付けユニットは、前記ボルト機構を動作させて施解錠を行う場合に操作される電装部材を含むことが好ましい。
この構成によれば、面付けユニットの盗難を抑制可能であるため、例えば、扉の屋外側にIDリーダーやテンキー等の高価な電装部品を含む面付けユニットを配置することができる。
本発明によれば、面付けユニットの盗難を抑制することができる。
本発明の第1実施形態に係る電気錠システムを模式的に示す分解斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムを模式的に示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る外側ユニット等を示す前方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る外側ユニット等を示す後方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る外側ユニットおよびシリンダーを示す後方斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る電気錠システムの保持装置の作用を説明する正面図であって、(A)は固定・接続作業前の状態を示し、(B)は固定・接続作業が完了した状態を示している。 本発明の第2実施形態に係る外側ユニットの取付構造を模式的に示す側面図である。 本発明の第2実施形態に係る外側ユニットおよび取付台座等を示す後方斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る外側ユニットおよび取付台座の一部を示す後方斜視図である。 本発明の各実施形態の変形例を説明する側面図であって、(A)は第1変形例に係るシリンダー等を模式的に示し、(B)は第2変形例に係るシリンダー等を模式的に示している。
以下、本発明の実施の形態について、添付した図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明では、便宜上、室外側を正面(前)とし、室内側を背面(後)として、各図に示すように各方向を設定する。また、以下、扉に電気錠システムを取り付けた状態を基準として説明する。
(第1実施形態)
図1および図2を参照して、第1実施形態に係る面付けユニットの取付構造を備える電気錠システム1の全体構成について説明する。図1は電気錠システム1を模式的に示す分解斜視図である。図2は電気錠システム1を模式的に示す側面図である。
電気錠システム1は、扉枠のストライク(図示せず)に対し、電気的にデッドボルト15を進退させて施解錠を行うものである。電気錠システム1は、電気錠3と、内側ユニット4と、外側ユニット5と、シリンダー6と、保持装置7と、を備えている。
電気錠3は、錠ケース10と、ボルト機構11と、を含んで構成されている。錠ケース10は、扉2の木口2aから扉2の内部に設けられている。ボルト機構11は、錠ケース10に内設されている。
錠ケース10は、取付板12を介して木口2aに固定されている。錠ケース10の上部には、シリンダー6を挿通させるための略円形状の保持開口13が厚み方向に貫通形成されている。また、錠ケース10の下部には、内側レバーハンドル8aおよび外側レバーハンドル8bを取り付けるためのハンドル取付開口14が厚み方向に貫通形成されている。なお、扉2の室内側壁面2bおよび室外側壁面2cには、保持開口13およびハンドル取付開口14に対応する位置に、それぞれ、壁側開口(図示せず)が形成されている。
ボルト機構11は、デッドボルト15と、電動アクチュエーター16と、動力伝達機構17と、駆動制御回路18と、を含んで構成されている。
電気的な駆動源としての電動アクチュエーター16は、例えば、電動モーターやソレノイド等によって構成されている。電動アクチュエーター16は、木口2a側でデッドボルト15を進退させる。動力伝達機構17は、電動アクチュエーター16の動力をデッドボルト15に伝達すると共に、シリンダー6等からの施解錠動作をデッドボルト15に伝達する。駆動制御回路18は、電動アクチュエーター16の駆動を制御する。
また、動力伝達機構17は、各レバーハンドル8a,8bの動作をデッドボルト15に伝達する。デッドボルト15は、内側レバーハンドル8aまたは外側レバーハンドル8bを回動操作することで錠ケース10内に引き込まれる。これにより、扉2を開放することができる。なお、駆動制御回路18は、扉2を閉めると自動的にデッドボルト15を突出するような制御を実行する。
内側ユニット4は、扉2の室内側壁面2bに取り付けられている。内側ユニット4は、内側ケース20と、電源装置21と、サムターン22と、を含んで構成されている。
内側ケース20は、合成樹脂等の絶縁材料によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。内側ケース20の裏面(前面)には、両面テープ23(粘着部材)が貼り付けられている(図2参照)。内側ユニット4は、両面テープ23を介して室内側壁面2bに貼着されている。
電源装置21は、上下に並ぶ4本の電池Bを保持する電池ボックス24を有している。電池ボックス24は、内側ケース20の内部上側に固定されている。電池ボックス24には、各電池Bの電極に接触して適正な電気回路を形成する電源端子(図示せず)が設けられている。電源装置21の下側には、内側コネクター25を支持するコネクターベース26が設けられている。内側コネクター25は、所謂フローティングコネクターであって、電源装置21(の各電源端子)に電気的に接続されている。
サムターン22は、内側ケース20の下部に回動可能に支持されている。サムターン22は、コネクターベース26を貫通してシリンダー6に連結される回転軸27を有している。
続いて、図1ないし図5を参照して、面付けユニットとしての外側ユニット5について説明する。図3は外側ユニット5等を示す前方斜視図である。図4は外側ユニット5等を示す後方斜視図である。図5は外側ユニット5およびシリンダー6を示す後方斜視図である。
図2および図3に示すように、外側ユニット5は、ゴムシート30と、外側ケース31と、リーダー32と、を含んで構成されている。外側ケース31は、ゴムシート30を介して扉2の室外側壁面2cに取り付けられている。電装部材としてのリーダー32は、ボルト機構11を動作させて施解錠を行う場合に操作される。
図4に示すように、ゴムシート30は、例えば、可撓性を有する合成ゴム等によって上下方向に細長い略矩形板状に形成されている。ゴムシート30の下部には、略円形状のシート下側開口33が形成されている。ゴムシート30のシート下側開口33の上側全体には、上下方向に細長い略矩形状のシート上側開口34が形成されている。ゴムシート30は、外側ケース31の外縁部分に嵌合するように構成されている。
図2および図3に示すように、外側ケース31は、例えば、合成樹脂等によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。外側ケース31は、ゴムシート30の前面に配置されている。外側ケース31は、側面視で下部から上部に向けて細くなるように形成されている。すなわち、外側ケース31の前面は、下部から上部に向けて後方に傾斜するように形成されている。
外側ケース31の前面下部には、円形状の鍵開口35が形成されている(図3参照)。鍵開口35は、外側ケース31の前側下部に着脱可能に取り付けられる鍵穴カバー36に覆われている(図2および図4参照)。一方、外側ケース31の後面下部には、略円形状の後面開口37が形成されている(図5参照)。鍵開口35と後面開口37とは、外側ケース31の下部の内部空間Sに連通している。
図5に示すように、後面開口37には、連結プレート40が取り付けられている。連結プレート40は、例えば、合成樹脂等の絶縁材料によって一体成形されている。連結プレート40は、プレート本体41と、左右一対の取付片42と、を含んで構成されている。
プレート本体41は、後面開口37に嵌合可能な形状に形成されている。プレート本体41の中央部には、嵌合穴41aが貫通形成されている。嵌合穴41aは、シリンダー6(シリンダー本体51)に嵌合するような形状に形成されている。左右一対の取付片42は、プレート本体41の左右両端部から前方に延びるように形成されている。各取付片42は、プレート本体41との接続部分を中心として左右方向に撓曲可能に形成されている。各取付片42には、係合穴42aが貫通形成されている。
図2、図4および図5に示すように、外側ケース31の裏面(後面)には、粘着部材としての両面テープ38が貼り付けられている。両面テープ38は、外側ケース31の後面開口37の上側全体に貼付されている。両面テープ38は、ゴムシート30に外側ケース31を嵌合させたときに、シート上側開口34から後方に露出するようになっている(図4参照)。外側ユニット5は、両面テープ38を介して室外側壁面2c(一面)に貼着されている(図2参照)。
図2に示すように、リーダー32は、外側ケース31の内部前側に設けられている。リーダー32は、電気錠3の施解錠に関する入力を受信するように構成されている。リーダー32は、例えば、非接触型のICカード9に記憶された認証情報を読み取るためのアンテナやIC(Integrated Circuit)チップ等(図示せず)を有している。なお、外側ユニットに含まれる電装部材は、リーダー32に代えて/加えて、タッチキー、テンキーまたは指紋等の生体認証装置等であってもよい。なお、ICカード9に代えて、キーヘッドやタグに認証情報を記憶してもよい。
図2に示すように、シリンダー6は、外側筒部50と、シリンダー本体51と、鍵穴部52と、ダルマ部53と、回路基板54と、を含んで構成されている。シリンダー6は、ボルト機構11を動作させて施解錠を行うために設けられている。
図2および図3に示すように、外側筒部50は、略円柱状に形成され、外側ケース31の内部空間S内に配置されている。外側筒部50の前端面は、外側ケース31の鍵開口35に表出するようになっている。図4および図5に示すように、シリンダー本体51は、外側筒部50から後方に延設されている。シリンダー本体51は、略円筒状に形成されている。詳細には、リンダー本体51は、外側筒部50よりも小径で、且つ、錠ケース10の保持開口13に嵌合可能な外径を有している。シリンダー本体51の左右両側面には、雌ネジ部51aが穿設されている。
図2および図3に示すように、鍵穴部52は、シリンダー本体51の軸心部前側に回転可能に支持されている。鍵穴部52の前端面は、外側筒部50の先端面と略同一面上に形成されている。鍵穴部52の前端面には鍵穴60が開口し、鍵穴部52の後端面にはテールピース61が設けられている。
図2および図4に示すように、ダルマ部53は、シリンダー本体51内の後側に回転可能に支持されている。ダルマ部53の軸心部には、室外側からテールピース61が嵌挿されている(図2参照)。ダルマ部53の下部には、径方向に延出する作動凸部62が一体形成されている。作動凸部62は、シリンダー本体51の下面から下方に露出し、動力伝達機構17に係合している(図2参照)。
図1および図2に示すように、回路基板54は、シリンダー本体51の上面に支持されている。回路基板54は、例えば、ハーネス等(図示せず)を介してリーダー32に電気的に接続されている。回路基板54は、リーダー32に対する操作に基づいてボルト機構11の動作制御を行う。回路基板54上には、第1基板側コネクター63と、第2基板側コネクター64と、が実装されている。第1基板側コネクター63は、回路基板54の後側に配設されている。第2基板側コネクター64は、回路基板54の木口2a側に配設されている。
ここで、手動による電気錠3の施解錠について説明する。室内でユーザーがサムターン22を回動させると、回転軸27を介してダルマ部53が回動する。そして、ダルマ部53と共に回動する作動凸部62が動力伝達機構17を作動させ、デッドボルト15が進退する。同様に、室外でユーザーが鍵穴60に挿し込んだ機械的キーK(図3参照)を回動させると、テールピース61を介してダルマ部53が回動する。そして、ダルマ部53と共に回動する作動凸部62が動力伝達機構17を作動させ、デッドボルト15が進退する。なお、鍵穴は、鍵穴カバー36を取り外すことで露出する。
次に、図1および図6を参照して、保持機構としての保持装置7について説明する。図6は保持装置7の作用を説明する正面図であって、(A)は固定・接続作業前の状態を示し、(B)は固定・接続作業が完了した状態を示している。
保持装置7は、装着部材70と、接続部材71と、解除付勢部材72と、を含んで構成されている。保持装置7は、外側ユニット5に固定したシリンダー6を錠ケース10に保持させるために設けられている。
装着部材70は、例えば、鉄等の金属材料によって略棒状に形成されている。装着部材70は、取付板12と錠ケース10内の支持ブロック73とによって、左右方向に移動可能、且つ、軸周りに回転可能に支持されている。装着部材70の左端部は、取付板12から外部に露出している。装着部材70の左端面には十字溝Dが凹設され(図1参照)、装着部材70の右端部には雄ネジ(図示せず)が形成されている。
接続部材71は、正面視で略L字状に形成され、装着部材70に上側から跨るように係合している。接続部材71は、装着部材70に沿って左右方向に移動可能、且つ、装着部材70の回転を許容するように係合している。
接続部材71の右端部には、コネクターホルダー74を介してケース内コネクター75が設けられている。ケース内コネクター75は、所謂コンプレッション型のコネクターであって、コネクターホルダー74に内設されたコイルスプリング76によって右方向に付勢されている。ケース内コネクター75は、電気錠3内の駆動制御回路18を介して電動アクチュエーター16に電気的に接続されている。
解除付勢部材72(所謂コイルスプリング)は、装着部材70に巻回するように設けられ、装着部材70を木口2a側に向けて付勢している。
次に、電気錠システム1の取り付け手順について説明する。まず、作業者は、電気錠3を木口2aから扉2の内部に挿入し、取付板12を木口2aにネジ留めする(図2参照)。これにより、電気錠3は、扉2内に取り付けられる。このとき、取付板12は、木口2aと略同一平面上に固定される(図6参照)。
次に、作業者は、連結プレート40の嵌合穴41aにシリンダー6を後部から進入させる(図5参照)。連結プレート40は、シリンダー6の外側筒部50に当接するまで相対的に進入する。
続いて、作業者は、外側ケース31の後面開口37に、連結プレート40に嵌合したシリンダー6の外側筒部50を進入させる(図5参照)。外側筒部50が外側ケース31の内部空間Sに進入する過程で、連結プレート40の各取付片42は、外側ケース31の左右両側壁の内面に突出する突起部31aに接触する。シリンダー6の進入が進むと、連結プレート40の各取付片42は、突起部31aに摺接し、内側に撓曲して行く。シリンダー6の進入が更に進むと、各取付片42は元の状態に弾性変形(復元)して、各係合穴42aは突起部31aに嵌め込まれる(図5参照)。そして、連結プレート40は、2本のネジS1によって外側ケース31の上部に固定される(図5参照)。
続いて、作業者は、ゴムシート30のシート下側開口33にシリンダー本体51を進入させ、外側ケース31の後面外縁部にゴムシート30を密着させる(図4参照)。なお、この状態で、両面テープ38の後側の粘着面は、ゴムシート30の後面と略同一平面上に配置されている。また、シリンダー本体51は、ゴムシート30の裏面から後方に延びている。シリンダー6の外側筒部50はシリンダー本体51よりも大径に形成されているため、シリンダー6は、連結プレート40から引き抜くことができない。すなわち、シリンダー6は、連結プレート40を介して外側ユニット5(外側ケース31)に離脱不能に連結される。
次に、作業者は、外側ユニット5の裏面に貼着した両面テープ38の剥離紙を剥がす。そして、作業者は、室外側壁面2c側から錠ケース10の保持開口13に外側ユニット5に固定されたシリンダー6(シリンダー本体51)を挿し込む。外側ユニット5は、室外側壁面2cに押し付けられることで、両面テープ38を介して室外側壁面2cに貼り付けられる(図2参照)。この状態で、ゴムシート30は、外側ケース31と室外側壁面2cとに密着している。これにより、雨水等の侵入を防止することができる。
シリンダー6を錠ケース10に挿設した状態で、ダルマ部53や第1基板側コネクター63等は、室内側の保持開口13内に表出し、第2基板側コネクター64は、錠ケース10内に位置している。
次に、作業者は、保持装置7を用いて、電気錠3に対するシリンダー6の物理的な固定作業と電気的な接続作業と(以下、「固定・接続作業」と呼ぶ。)を実行する。図6(A)に示すように、固定・接続作業前の装着部材70は、電気錠3に対するシリンダー6の固定を解除する解除位置P1に位置している。
作業者は、装着部材70の十字溝Dにプラスドライバの先端部を嵌め、解除付勢部材72の付勢力に抗して装着部材70を扉2の吊元側(右方向)に向けて押し込む。接続部材71は、装着部材70上を相対的に左方向にスライドする。
次に、作業者は、プラスドライバによって装着部材70を所定方向(例えば、時計回り)に回転させ、雌ネジ部51aに装着部材70の右端部を螺合させる。図6(B)に示すように、装着部材70の螺合が完了すると、装着部材70は、シリンダー6を電気錠3に固定するための固定位置P2に移動する。ケース内コネクター75は、コイルスプリング76に付勢され、第2基板側コネクター64に電気的に接続される。以上によって、電気錠3に対するシリンダー6の固定・接続作業が完了する。
次に、作業者は、内側ユニット4の裏面に貼着した両面テープ23の剥離紙を剥がす。そして、作業者は、サムターン22の回転軸27をシリンダー6のダルマ部53に連結させる。略同時に、作業者は、内側コネクター25を第1基板側コネクター63に電気的に接続させる。さらに、内側ユニット4は、室内側壁面2bに押し付けられることで、両面テープ23を介して室内側壁面2bに貼り付けられる(図2参照)。なお、内側ユニット4は、扉2または錠ケース10にネジ留め固定されてもよい。また、内側ユニット4は、扉2を挟み込むように外側ユニット5にネジ留めされてもよい。また、例えば、内側ユニット4は、扉2の室内側壁面2bや錠ケース10にネジ留め固定したブラケット(図示せず)に取り付けられてもよい。
次に、作業者は、内側レバーハンドル8aおよび外側レバーハンドル8bを、それぞれ、錠ケース10のハンドル取付開口14に挿し込んで、その台座部分を扉2の各壁面に取り付ける(図1参照)。
以上によって、電気錠システム1の取り付けが完了する(図2参照)。リーダー32、回路基板54、電動アクチュエーター16および駆動制御回路18等は、互いに電気的に接続される。なお、以上説明した電気錠システム1の取り付け手順の逆工程を実行することによって電気錠システム1を扉2から取り外すことができる。
次に、電気錠システム1の解錠動作について簡単に説明する。室外側から入室しようとする者は、ICカード9をリーダー32にかざす(図2参照)。リーダー32は、ICカード9から読み取った認証情報を回路基板54に送信する。回路基板54は、読み取った認証情報と特定の認証情報とを比較、判別する。各認証情報が合致すると判別された場合、回路基板54から電気錠3の駆動制御回路18に解錠信号が出力され、電動アクチュエーター16の駆動によってデッドボルト15が錠ケース10内に引き込まれる(解錠)。一方、合致せずと判別された場合には、回路基板54からの解錠信号が送信されず、電気錠3の解錠は行われない。なお、特定の認証情報は、回路基板54に実装される記憶装置(図示せず)に予め記憶されている。
以上説明した第1実施形態に係る外側ユニット5の取付構造は、外側ユニット5と、シリンダー6と、保持装置7と、を含んで構成されている。シリンダー6は、連結プレート40を介して外側ユニット5に固定されていると共に、保持装置7を介して錠ケース10に固定されている。すなわち、外側ユニット5は、シリンダー6を介して錠ケース10に固定されている。したがって、外側ユニット5は、扉2の室外側壁面2cから引き剥がされたとしても、シリンダー6を介して錠ケース10に固定(保持)された状態を維持される。これにより、例えば、扉2の室外側壁面2cに外側ユニット5を貼着させた場合であっても、外側ユニット5の盗難を抑制することができる。
また、第1実施形態に係る外側ユニット5の取付構造は、外側ユニット5の盗難を抑制可能であるため、例えば、扉2の屋外側にリーダー32やテンキー等の高価な電装部品を含む外側ユニット5を配置することができる。
(第2実施形態)
次に、図7ないし図9を参照して、第2実施形態に係る面付けユニット(外側ユニット90)の取付構造について説明する。図7は外側ユニット90の取付構造を模式的に示す側面図である。図8は外側ユニット90および取付台座80等を示す後方斜視図である。図9は外側ユニット90および取付台座80の一部を示す後方斜視図である。なお、上記した第1実施形態に係る電気錠システム1と同様の構成については、同一の符号を付し、説明を省略する。
ところで、第1実施形態に係る外側ユニット5の取付構造では、外側ユニット5が、室外側壁面2cに直接両面テープ38で貼着されている。このため、例えば、賃貸住宅等でシリンダー6を交換するために外側ユニット5を引き剥がした場合、室外側壁面2cに両面テープ38が残存する虞もあった。
そこで、図7に示すように、第2実施形態に係る外側ユニット90の取付構造は、扉2と外側ユニット90との間に配置される取付台座80を備えている。すなわち、第1実施形態における外側ユニット5は、扉2の室外側壁面2cに直接貼着されていたが、第2実施形態における外側ユニット90は、取付台座80を介して室外側壁面2cに間接的に貼着される点が相違する。
図7および図8に示すように、取付台座80は、台座本体81と、4つの台座凹部82と、を含んで構成されている。取付台座80は、例えば、金属材料によって一体成形されている。
台座本体81は、背面視で上下方向に細長い略矩形板状に形成されている。台座本体81は、背面視で外側ケース91よりも小さく形成されている。台座本体81の裏面(後面)には、粘着部材としての両面テープ83が貼り付けられている。台座本体81(取付台座80)は、両面テープ83を介して扉2の室外側壁面2c(一面)に貼着されている。
被係合部としての4つの台座凹部82は、台座本体81の四隅部分から前方に延びる係合片84に形成されている。上側の左右一対の係合片84は、台座本体81の上端部に設けられ、下側の左右一対の係合片84は、台座本体81の下端部よりもやや上側に設けられている。各台座凹部82は、係合片84の台座本体81側で係合片84の上下方向中間部を略矩形状に切り欠くように形成されている。詳細は後述するが、4つの台座凹部82は、それぞれ、外側ユニット90の各フック部95に着脱可能に係合する。
図9に示すように、各台座凹部82は、フック部95を係止可能な係止面85を構成している。各係止面85の上下方向中間部には、台座側解除開口部86が凹設されている。各台座側解除開口部86は、側面視で係止面85を略半円状に切り欠くように形成されている。なお、上側の係合片84および台座凹部82は、下側の係合片84および台座凹部82よりも上下方向に短く形成されている(図8参照)。
次に、図7および図8に示すように、外側ユニット90の外側ケース91は、ベースケース92と、外側カバー93と、を含んで構成されている。ベースケース92は、例えば、合成樹脂等によって上下方向に細長い略トレイ状に形成されている。外側カバー93は、例えば、合成樹脂等によって上下方向に細長い略矩形箱状に形成されている。外側カバー93は、ベースケース92を覆うように被せられている。なお、外側ケース91は、第1実施形態に係る外側ユニット5の外側ケース31と略同一の外観であるため、その詳細な説明は省略する。
ベースケース92は、ベース嵌合部94と、4つのフック部95と、を含んで構成されている。なお、ベースケース92の下部には、後面開口37が形成されている。
ベース嵌合部94は、後面開口37の上側で、ベースケース92の裏面(後面)に凹設されている。ベース嵌合部94は、取付台座80が嵌合するように背面視で略矩形状に形成されている。ベース嵌合部94の四隅部分には、ベース嵌合部94の底面から更に凹むようにベース窪み部96が形成されている。
係合部としての4つのフック部95は、それぞれ、側面視で略矩形板状に形成されている。各フック部95は、ベース窪み部96の底面(後面)から後方に延設されている。各フック部95は、ベースケース92の裏面から後方に突出しない位置まで延びている(図9参照)。各フック部95は、ベース窪み部96との接続部分を中心にして左右方向に弾性変形可能に形成されている。
図9に示すように、各フック部95の先端部(後端部)には、左右方向外側に向けて突出する爪部97が形成されている。爪部97は、フック部95の中間部を除いて、フック部95の外側面の上下両端部に突設されている。各爪部97には、後端部から前側に向けて外側に傾斜する傾斜面97aが形成されている。なお、詳細は後述するが、フック部95の中間部には、治具Jの先端面が当接するための係止解除面98が形成されている。
各ベース窪み部96には、フック部95に対向する面に上下一対のリブ99が形成されている。上下一対のリブ99は、側面視で上下両側から各フック部95を挟むように配置されている。
ベースケース92の後面には、側面視で各フック部95の係止解除面98に一致する箇所にベース側解除開口部100が形成されている。各ベース側解除開口部100は、側面視で外側ケース91を略U字状に切り欠くように形成されている。ベースケース92を覆う外側カバー93には、各ベース側解除開口部100に一致する箇所に外側解除開口部101が形成されている。各外側解除開口部101は、外側カバー93を貫通する円形状の穴である。
次に、取付台座80および外側ユニット90の取り付け手順について説明する。なお、電気錠3は、扉2内に取り付けられ、シリンダー6は、連結プレート40を介して外側ユニット90に取り付けられた状態であるものとする。
作業者は、取付台座80の裏面に貼着した両面テープ83の剥離紙を剥がす。そして、作業者は、室外側壁面2cの設定された位置に取付台座80を貼り付ける。取付台座80は、室外側壁面2cに押し付けられることで、両面テープ83を介して室外側壁面2cに貼り付けられる(図7参照)。
次に、作業者は、扉2に貼着した取付台座80に外側ユニット90を取り付ける。具体的には、作業者は、取付台座80の4つの係合片84に、外側ユニット90の4つのベース窪み部96を位置合せし、取付台座80に向けて外側ユニット90を移動させる。すると、取付台座80の各係合片84は、各リブ99とフック部95との間を通ってベース窪み部96に相対的に進入して行く。相対移動する各係合片84は、爪部97の傾斜面97aに摺接し、フック部95を内側に弾性変形させる。各係合片84の相対移動が更に進むと、各フック部95は、元の状態に弾性変形(復元)して、各フック部95の爪部97は、各係合片84の台座凹部82に嵌め込まれる。この状態で、各爪部97は、台座凹部82の係止面85に係止されている(図9参照)。また、各リブ99は、台座凹部82を避けた位置で係合片84に当接している(図9参照)。
以上によって、外側ユニット90は、取付台座80を介して扉2に固定される。この状態で、取付台座80は、ベース嵌合部94に嵌合し、外側ユニット90は、ゴムシート30を介して室外側壁面2cに密着している(図7参照)。なお、各外側解除開口部101は、ゴムシート30によって覆われている。なお、固定・接続作業および内側ユニット4の固定作業等は、上記した第1実施形態に係る電気錠システム1の取り付け手順と同様であるため、その説明は省略する。
次に、取付台座80から外側ユニット90を取り外す手順について説明する。なお、保持装置7の装着部材70は、固定位置P2から解除位置P1に移動されているものとする。
作業者は、外側カバー93の外側解除開口部101に細い針状の治具Jを差し込む(図9参照)。外側解除開口部101を貫通した治具Jは、ベース側解除開口部100と台座側解除開口部86とを通って、フック部95の係止解除面98に突き当たる。作業者が治具Jを更に押し込むと、フック部95は内側に弾性変形する。したがって、各爪部97と係止面85との係止状態が解除され、フック部95は、台座凹部82から離脱する。作業者は、上記手順で全てのフック部95を台座凹部82から離脱(係合解除)させ、外側ユニット90を前方に引き出す。以上によって、外側ユニット90は、取付台座80から取り外される。
以上説明した第2実施形態に係る外側ユニット90の取付構造によれば、第1実施形態に係る外側ユニット5の取付構造と同様の作用・効果を得ることができる。すなわち、外側ユニット90と取付台座80とを分離可能な状態にしても、シリンダー6は、錠ケース10に固定されている。これにより、外側ユニット90の盗難を防止することができる。
また、以上説明した第2実施形態に係る外側ユニット90の取付構造によれば、取付台座80は、扉2に貼着されると共に外側ユニット90を着脱可能に支持している。例えば、外側ユニット90やシリンダー6を交換する場合、既に説明したように、作業者は、シリンダー6と錠ケース10との連結を解除し、外側ユニット90の各フック部95と取付台座80の各台座凹部82との係合を解除する。このように、外側ユニット90およびシリンダー6は、扉2や錠ケース10から取り外される。したがって、取付台座80が扉2に貼着した状態を維持しつつ、外側ユニット90やシリンダー6の交換を簡単に行うことができる。また、取付台座80を扉2の室外側壁面2cから引き剥がす必要がないため、扉2の室外側壁面2cに両面テープ83が残存することもない。これにより、両面テープ83の除去作業を省略することができると共に両面テープ83の跡が露出するという問題を防止することができる。
外側ユニット90および取付台座80には、各フック部95を各台座凹部82から離脱させる操作を行うための治具Jを進入させる各解除開口部86,100,102が形成されている。この構成によれば、外側ユニット90と取付台座80とは、フック部95と台座凹部82とからなる所謂スナップフィットによって係合している。外側ユニット90は、治具Jを用いてスナップフィットの係合を解除することで、取付台座80から分離可能な状態になる。つまり、治具Jが無ければ、外側ユニット90を取り外すことができない。これにより、台座凹部82とフック部95との離脱操作が意図せず行われたり、当該離脱操作が悪意のある者によって行われたりすることを抑制することができる。
また、外側ユニット90は、外側ケース91の取付台座80側となる裏面(後面)に形成される4つのフック部95を有している。この構成によれば、複数のフック部95と複数の台座凹部82とが各々係合するため、取付台座80は、外側ユニット90を安定した姿勢で支持することができる。
なお、第2実施形態では、各フック部95が外側ユニット90に設けられ、各台座凹部82が取付台座80に設けられていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、各フック部95が取付台座80に設けられ、各台座凹部82が外側ユニット90に設けられてもよい。なお、内側ユニット4が、取付台座80を介して扉2の室内側壁面2bに貼着されていてもよい。
なお、第1および第2実施形態に係る外側ユニット5,90の取付構造は、粘着部材として両面テープ38,83を用いていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、両面テープ38,83に代えて、粘着部材として接着剤を用いてもよい。
なお、第1および第2実施形態に係る外側ユニット5,90に固定されたシリンダー6は、錠ケース10に挿設され、保持装置7によって固定されていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、図10(A)に示すように、シリンダー110は、保持装置7に代えて、上下一対の固定ピン111を用いて錠ケース10に固定されていてもよい(第1変形例)。この場合、シリンダー110には、各固定ピン111を挿し込むための上下一対のピン受け孔112が形成される。この場合、各固定ピン111と各ピン受け孔112とが、保持機構として機能する。なお、図示は省略するが、サムターンも、上下一対の固定ピンによって錠ケース10に固定されてもよい。他にも、例えば、図10(B)に示すように、シリンダー120は、錠ケース10に代えて、扉2に固定されていてもよい(第2変形例)。この場合、シリンダー120は、保持装置7に代えて、室内側から扉2を貫通する複数(例えば2つ)のネジ121によって固定される。この場合、各ネジ121が、保持機構として機能する。
なお、上記した第1および第2変形例の場合、回路基板54は、電気錠3、内側ユニット4または外側ユニット5のいずれかに内蔵されることが好ましい。また、電気錠3とリーダー32と回路基板54とは、例えば、ハーネス等を用いて電気的に接続する。
なお、第1および第2実施形態(各変形例を含む)では、シリンダー6が連結プレート40を介して外側ユニット5,90に固定されていたが、本発明はこれに限定されない。図示は省略するが、例えば、連結プレート40を省略し、外側ケース31,91の下部まで後壁を延ばし、この後壁にシリンダー6を支持する挿通穴を開口させてもよい。この挿通穴は、シリンダー6のシリンダー本体51の挿通を許容するが外側筒部50の挿通を規制する大きさ(直径)に形成される。外側ケース31,91の鍵開口35は、シリンダー6の外側筒部50の挿通を許容する大きさ(直径)に形成される。このような構成では、外側ユニット5,90を室外側壁面2cに貼着させた後、シリンダー6を前方から鍵開口35内に進入させる。シリンダー6のシリンダー本体51は、外側ケース31,91の挿通穴を貫通して錠ケース10(または扉2)に固定される。シリンダー6の外側筒部50は挿通穴を通過できないため、シリンダー6は、外側ユニット5,90に連結された状態になる。すなわち、外側ユニット5,90は、シリンダー6を介して錠ケース10等に離脱不能に連結される。なお、シリンダー6は、錠ケース10等との接続を解除された後に、鍵開口35内から前方に引き出すことで交換される。
なお、上記実施形態の説明は、本発明に係る面付けユニットの取付構造における一態様を示すものであって、本発明の技術範囲は、上記実施態様に限定されるものではない。上記実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えや組み合わせが可能であって、上記実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
2 扉
2a 木口
2c 室外側壁面(一面)
5,90 外側ユニット(面付けユニット)
6,110,120 シリンダー
7 保持装置(保持機構)
10 錠ケース
11 ボルト機構
15 デッドボルト
16 電動アクチュエーター(駆動源)
32 リーダー(電装部材)
38,83 両面テープ(粘着部材)
80 取付台座
84 台座凹部(被係合部、凹部)
86 台座側解除開口部(解除開口部)
93 フック部(係合部)
100 ベース側解除開口部(解除開口部)
101 外側解除開口部(解除開口部)
111 固定ピン(保持機構)
112 ピン受け孔(保持機構)
121 ネジ(保持機構)

Claims (5)

  1. 扉の一面に粘着部材を介して貼着される面付けユニットと、
    前記面付けユニットに連結されるシリンダーと、
    前記面付けユニットに連結された前記シリンダーを前記扉または前記扉に内設される錠ケースに保持させる保持機構と、を備えていることを特徴とする面付けユニットの取付構造。
  2. 前記扉と前記面付けユニットとの間に配置される取付台座を更に備え、
    前記面付けユニットは、前記取付台座側に形成される係合部を有し、
    前記取付台座は、
    前記粘着部材を介して前記扉の一面に貼着される台座本体と、
    前記台座本体に形成され、前記係合部に着脱可能に係合する被係合部と、を含んで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の面付けユニットの取付構造。
  3. 前記係合部と前記被係合部のいずれか一方は、弾性変形可能に形成されるフック部であり、
    前記係合部と前記被係合部のいずれか他方は、前記フック部を係止可能に形成される凹部であり、
    前記面付けユニットおよび前記取付台座には、前記フック部を前記凹部から離脱させる操作を行うための治具を進入させる解除開口部が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の面付けユニットの取付構造。
  4. 前記係合部および前記被係合部は、それぞれ、複数形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の面付けユニットの取付構造。
  5. 前記錠ケースは、電気的な駆動源によって前記扉の木口側でデッドボルトを進退させるボルト機構を内包し、
    前記面付けユニットは、前記ボルト機構を動作させて施解錠を行う場合に操作される電装部材を含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の面付けユニットの取付構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017193854A (ja) * 2016-04-19 2017-10-26 株式会社WEST inx シリンダー錠及び電気錠システム
JP2018071280A (ja) * 2016-11-02 2018-05-10 株式会社tsumug 鍵システム、鍵ケース

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