JP2016078431A - 画像形成装置及び画像形成装置の廃液収容容器用中継ユニット - Google Patents

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雅志 大西
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Abstract

【課題】異なる部位に装着される小容量の廃液タンク及び大容量の廃液タンクと廃液排出経路との連結(接続)構成が複雑になる。
【解決手段】装置本体101の廃液タンク収容部120内には、廃液タンク収容部120に廃液を導く廃液排出経路部材であるニードル133から第2廃液タンク202までの排出経路を中継する中継ユニットを、第1廃液タンク201に代えて収容可能であり、装置本体101の底部に第2廃液タンク収容ユニット200を取り付けて第2廃液タンク202を装着するときには、装置本体101の廃液タンク収容部120内に第1廃液タンク201に代えて中継ユニット203を装着する。
【選択図】図9

Description

本発明は画像形成装置及び画像形成装置の廃液収容容器用中継ユニットに関する。
液体吐出記録方式の画像形成装置においては、液体吐出ヘッドの維持回復動作に伴って廃液が生じる。
そこで、例えば固定式の廃液収容容器(以下「廃液タンク」ともいう。)と交換式の廃液タンクを備えるものが知られている(特許文献1)。
特開2006−251508号公報
ところで、交換可能な廃液タンクは、ヘッドの高密度化に伴う廃液量増加により廃液寿命が低下し、廃液タンクの交換頻度が増加する傾向にある。この場合、廃液タンクの交換頻度を下げるためには、より大容量の廃液タンクを備える必要があるが、装置の大型化につながる。
そこで、少なくとも交換可能な小容量の廃液タンクと交換しないことを前提とする大容量の廃液タンクとをユーザーが選択的に装着できるようにすることが考えられる。
ここで、2種類の廃液タンクを選択的に装着でき、小容量の廃液タンクと大容量の廃液タンクとを異なる部位に装着可能とする場合、小容量の廃液タンク及び大容量の廃液タンクと廃液排出経路との連結(接続)構成が課題となる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、異なる部位に装着される小容量の廃液タンク及び大容量の廃液タンクと廃液排出経路との連結(接続)構成を簡単にすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、
装置本体には、廃液を収容する第1廃液収容容器を交換可能に収容する廃液収容容器収容部と、
前記廃液収容容器収容部に廃液を導く廃液排出経路部材と、を有し、
前記装置本体には、廃液収容容器収容部以外の部位に、前記第1廃液収容容器よりも容積が大きい第2廃液収容容器を装着可能であり、
前記廃液収容容器収容部内には、前記廃液排出経路部材から前記第2廃液収容容器までの排出経路を中継する中継ユニットを、前記第1廃液収容容器に代えて収容可能である
構成とした。
本発明によれば、異なる部位に装着される小容量の廃液タンク及び大容量の廃液タンクと廃液排出経路との連結(接続)構成を簡単にすることができる。
本発明に係る画像形成装置の一例の第2廃液収容容器を装着していない状態での外観斜視説明図である。 同画像形成装置の機構部の斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 第1廃液収容容器の外観斜視説明図である。 同画像形成装置に第2廃液収容容器を装着した状態の説明に供する第2廃液収容容器を装着しない状態と装着した状態の外観斜視説明図である。 同じく正面説明図である。 同じく側面説明図である。 第2廃液収容容器の外観斜視説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する側面説明図である。 同実施形態における中継ユニットの外観斜視説明図である。 同中継ユニットの蓋部材を取り外した状態の斜視説明図である。 同じく平面説明図である。 図12のA−A線に沿う断面説明図である。 図12のB−B線に沿う断面説明図である。 同じく接続用レバーの動作説明に供する断面説明図である。 同中継ユニットと第2廃液タンク収容ユニットとの接続部分の断面説明図である。 第2廃液タンク収容ユニットに第2廃液タンクを収容した状態の斜視説明図である。 同第2廃液タンク収容ユニットに第2廃液タンクを収容していない状態の斜視説明図である。 同第2廃液タンク収容ユニットの収容部の平面説明図である。 同じく図19の正面説明図である。 同第2廃液タンク収容ユニットの流出側ジョイント部の拡大斜視説明図である。 図20のC−C線に沿う断面説明図である。 第2廃液タンクの外観斜視説明図である。 同第2廃液タンクの蓋部材を取り外した状態の斜視説明図である。 同第2廃液タンクの平面説明図である。 図25のD−D線に沿う断面説明図である。 第2廃液タンクの第2廃液タンク収容ユニットに対するロック機構の説明に供するロックレバーの斜視説明図である。 ロック機構部分の平面説明図である。 本発明の第2実施形態における中継ユニットの蓋部材の斜視説明図である。 同じく中継ユニットの平面説明図である。 図30のE−E線に沿う断面説明図である。 同じく作用説明に供する断面説明図である。 本発明の第3実施形態における中継ユニットの流出側ジョイント部のニードルの外観斜視説明図である。 同じく中継ユニットと第2廃液タンク収容ユニットとの接続部分の断面説明図である。 本発明の第4実施形態における第1廃液タンク及び中継ユニットの外観斜視説明図である。 同画像形成装置における維持ユニットから第2廃液タンクまでの廃液排出系の全体構成を説明する斜視説明図である。 第2廃液タンクの斜視説明図である。 維持ユニットから中継ユニットまでの廃液の流れの説明に供する説明図である。 中継ユニット内の廃液の流れの説明に供する説明図である。 中継ユニットから第2廃液タンク収容ユニットまでの廃液の流れの説明に供する説明図である。 第2廃液タンク収容ユニット内の廃液の流れの説明に供する説明図である。 第2廃液タンク収容ユニットから第2廃液タンクまでの廃液の流れの説明に供する説明図である。 同画像形成装置における制御部の概要のブロック説明図である。 本発明の第5実施形態における制御部によるポンプ駆動制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第6実施形態における制御部による廃液排出先を定める処理の説明に供するフロー図である。 本発明の第7実施形態における制御部による廃液排出先を定める廃液排出先とする処理の説明に供するフロー図である。 本発明の第8実施形態における制御部による廃液排出先を定める処理の説明に供するフロー図である。 本発明の第9実施形態における制御部による維持回復制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第10実施形態における制御部による維持回復制御の説明に供するフロー図である。 本発明の第11実施形態における制御部によるポンプ駆動制御の説明に供するフロー図である。 同じく具体的説明に供する説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明に係る画像形成装置の一例について図1を参照して説明する。図1は同画像形成装置の第2廃液収容容器を装着していない状態での外観斜視説明図である。
この画像形成装置は、シリアル型画像形成装置である。装置本体101の前面側には、媒体(用紙)を収容する給紙カセットと画像が形成された被記録媒体を受ける排紙トレイを一体化した給排紙カセット103が着脱可能に装着されている。
次に、この画像形成装置の機構部について図2ないし図4を参照して説明する。図2は同機構部の斜視説明図、図3は同じく側面説明図、図4は第1廃液収容容器の外観斜視説明図である。
装置本体101の内部には、媒体に液滴を吐出して画像を形成する液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの液体を供給するヘッドタンクからなる記録ヘッドを搭載したキャリッジユニット111が主走査方向に往復移動可能に配置されている。
キャリッジユニット111に対向して被記録媒体(用紙)を搬送する搬送手段である搬送部112が設けられている。搬送部112は、ここでは搬送ベルトを使用構成、或いは、搬送ローラとプラテン部材(搬送ガイド部材)を使用する構成などとすることができる。
装置本体101の一側部側には、キャリッジユニット111のヘッドタンクに供給する液体を収容したメインタンクである液体カートリッジ115が着脱自在に装着されるカートリッジホルダ116が配置されている。
このカートリッジホルダ116の下側には廃液収容容器収容部である廃液タンク収容部120が設けられている。
廃液タンク収容部120には、維持回復動作などで生じる廃液を収容する第1廃液収容容器である例えば図4に示すような第1廃液タンク201が交換可能に装着可能である。
一方、キャリッジユニット111の主走査方向の一方側には、液体吐出ヘッドの状態を維持、回復する維持ユニット130が配置されている。
維持ユニット130には、維持回復動作で生じる廃液を吸引排出する吸引ポンプ131を有する。吸引ポンプ131よって吸引された廃液は、チューブ132及び廃液排出経路部材であるニードル133などで構成される廃液排出経路部材134を通じて、廃液タンク収容部120に導かれる。
ここで、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201が装着されているときには、廃液排出経路部材134のニードルが第1廃液タンク201に突き刺さって、廃液が第1廃液タンク201内部に導かれて排出される。
次に、同画像形成装置に第2廃液収容容器を装着した状態について図5ないし図8を参照して説明する。図5は同画像形成装置の第2廃液収容容器を装着しない状態と装着した状態の外観斜視説明図、図6は同じく正面説明図、図7は同じく側面説明図、図8は第2廃液収容容器の外観斜視説明図である。
この画像形成装置は、廃液収容容器収容部以外の部位、即ち廃液タンク収容部120以外の部位である装置本体101の底部部分に、第1廃液タンク201よりも容量(容積)の大きな第2廃液収容容器である第2廃液タンク202を装着することができる。
この第2廃液タンク202を装着するときには、装置本体101の下部に第2廃液収容容器収容ユニット(第2廃液収容容器収容部)である第2廃液タンク収容ユニット200を取付ける。
この第2廃液タンク202を使用することで、第1廃液タンク201を使用する場合に比べて交換頻度を減らし、あるいは、装置寿命まで交換しないでも済むようになる。
次に、本発明の第1実施形態について図9を参照して説明する。図9は同実施形態の説明に供する側面説明図である。
本実施形態では、装置本体101の廃液タンク収容部120内には、廃液タンク収容部120に廃液を導く廃液排出経路部材134を構成するニードル133から第2廃液タンク202までの排出経路を中継する中継ユニットを、第1廃液タンク201に代えて収容可能である。中継ユニット203は、本発明に係る画像形成装置の廃液収容容器用中継ユニットである。
そこで、装置本体101の底部に第2廃液タンク収容ユニット200を取り付けて第2廃液タンク202を装着するときには、装置本体101の廃液タンク収容部120内に第1廃液タンク201に代えて中継ユニット203を装着する。
この中継ユニット203は、廃液排出経路部材134と第2廃液タンク202に繋がる廃液排出経路を構成している第2廃液タンク収容ユニット200とを連結(接続)する。
このように、第1廃液タンク201を収容する廃液タンク収容部120内に第1廃液タンク201に代えて中継ユニット203を装着して、廃液排出経路部材134と第2廃液タンク202との接続を中継する。
これにより、廃液タンク収容部120と装置本体101の底部という異なる部位に装着される小容量の第1廃液タンク201及び大容量の第2廃液タンク202と廃液排出経路部材134との連結(接続)構成を簡単にすることができる。
次に、中継ユニットの詳細について図10ないし図15を参照して説明する。図10は同中継ユニットの外観斜視説明図、図11は同中継ユニットの蓋部材を取り外した状態の斜視説明図、図12は同じく平面説明図である。図13は図12のA−A線に沿う断面説明図、図14は図12のB−B線に沿う断面説明図、図15は同じく接続用レバーの動作説明に供する断面説明図である。
中継ユニット203は、箱形状のユニットケース(ハウジングケース)301と、ユニットケース301の蓋部材302とを有している。
ここで、図10(b)に示すように、中継ユニット203の装着方向奥側の外面には、中継ユニットであることを示す情報を記憶した情報記憶媒体(手段)304が設けられている。装置本体101側で情報記憶媒体(手段)304の情報を読み取ることにより、廃液タンク収容部120内に中継ユニット203が装着されていることを認識する。
ユニットケース301の装着方向奥側には、廃液排出経路部材134を構成している装置本体101側のニードル133と接続する流入側ジョイント部311が設けられている。
流入側ジョイント部311は、図12に示すように、ニードル133が刺し通されるジョイント312と、シールゴム313と、キャップ314とを有している。そして、キャップ314がジョイント312に係り合うことによって、シールゴム313を圧縮してジョイント312の上流側をシールする構成としている。
また、ジョイント312の下流側にはチューブ315の一端部が止め輪316で取り付けられている。
中継ユニット203を廃液タンク収容部120内に装着することで、図13(b)に示すように、ニードル133がシールゴム313を介してジョイント312内につながり、廃液がジョイント312からチューブ315に流れる。
そして、ユニットケース301の中央部付近には、第2廃液タンク収容ユニット200側と接続される流出側ジョイント部321が設けられている。
この流出側ジョイント部321は、廃液排出経路部材である廃液排出経路部材134のニードル133から第2廃液タンク202までの排出経路を接続状態及び非接続状態に切り替え可能な連結手段である。
流出側ジョイント部321は、流入側ジョイント部311にチューブ315を介して接続されるニードル322がユニットケース301に設けたガイド部303に上下動可能に保持されている。チューブ315は止め輪326で取付けられている。
このニードル322の先端側であるユニットケース301の底部には、ニードル322を刺し通すことが可能なシール部材323がキャップ324で保持されている。
また、ニードル322は両側にアーム部322aを有し、このアーム部322に連結手段の切り替えを行うレバー部材である接続用レバー325の先端部に連結されている。
接続用レバー325は、ユニットケース301に上下方向に揺れ動かすことが可能に保持され、操作部325aがユニットケース301の外部に突出し、手動操作可能となっている。
これにより、図15(a)に示すように、接続用レバー325の操作部325aが下がっているときには、ニードル322がユニットケース301内に収納されて第2廃液タンク202との排出経路は非接続状態になる。
この状態から、図15(b)に示すように、接続用レバー325の操作部325aを持ち上げることで、ニードル322がシール部材323を貫通してユニットケース301の底部から突出し、後述するように第2廃液タンク202との排出経路が接続状態になる。
次に、中継ユニットと第2廃液タンク収容ユニット200との接続部分について図16も参照して説明する。図16は同接続部分の断面説明図である。
第2廃液タンク収容ユニット200には、中継ユニット203のニードル322と接続する流入側ジョイント部411が設けられている。
流入側ジョイント部411は、ニードル322が刺し通されるジョイント412と、シールゴム413と、キャップ414とを有している。そして、キャップ414がジョイント412に係り合うことによって、シールゴム413を圧縮してジョイント412の上流側をシールする構成としている。
また、ジョイント412の下流側にはチューブ415の一端部が止め輪で取り付けられている。チューブ415の他端部は後述するように第2廃液タンク202と接続する流出側ジョイント部421に接続されている。
このように構成したので、図16(a)に示すように、中継ユニット203の接続用レバー325の操作部325aが下がっているときには、ニードル322がユニットケース301内に収納されている。したがって、中継ユニット203のニードル322と第2廃液タンク収容ユニット200のジョイント412とは連結されないので、第2廃液タンク202に至る排出経路は非接続状態になる。
この状態から、図16(b)に示すように、中継ユニット203の接続用レバー325の操作部325a側を持ち上げることで、ニードル322がシール部材323を貫通してユニットケース301の底部から突出する。
これにより、中継ユニット203のニードル322は、第2廃液タンク収容ユニット200のジョイント412と連結され、排出経路が接続状態になる。
このようにして、接続用レバー325を操作することによって、連結手段となる流出側ジョイント部321と第2廃液タンク収容ユニット200の流入側ジョイント部411との連結を接続状態と非接続状態に切り替えることができる。
次に、第2廃液タンク収容ユニットの詳細について図17ないし図22を参照して説明する。図17は同第2廃液タンク収容ユニットに第2廃液タンクを収容した状態の斜視説明図、図18は同第2廃液タンク収容ユニットに第2廃液タンクを収容していない状態の斜視説明図である。図19は同第2廃液タンク収容ユニットの収容部の平面説明図、図20は同じく図19の正面説明図、図21は同第2廃液タンク収容ユニットの流出側ジョイント部の拡大斜視説明図、図22は図20のC−C線に沿う断面説明図である。
第2廃液タンク収容ユニット200は、ベース下401a及びベース上401bと、カバー左402a及びカバー右402bとを有している。カバー左402a及びカバー右402bにはそれぞれカバー左上403a、カバー右上403bが設けられている。
また、静電気対策のアース板404、画像形成装置と各種センサをつなげるためのコネクタ405、406を備えている。
そして、第2廃液タンク202の装着方向の奥側には、流入側ジョイント部411とチューブ415を介して接続される流出側ジョイント部421が配置されている。
流出側ジョイント部421は、ニードル422を有している。ニードル422はベース下401aに取り付けたブラケット423によって保持され、ブラケット423とニードル422はパッキン424を潰して液体漏れを防止している。
次に、第2廃液タンクの詳細について図23ないし図26を参照して説明する。図23は同第2廃液タンクの外観斜視説明図、図24は同第2廃液タンクの蓋部材を取り外した状態の斜視説明図、図25は同第2廃液タンクの平面説明図、図26は図25のD−D線に沿う断面説明図である。
第2廃液タンク202は、箱形状のタンクケース(ハウジングケース)501と、タンクケース501の蓋部材502とを有し、内部に廃液を吸収する吸収体503、504が収納されている。また、蓋部材502には大気開放口506が設けられている。
タンクケース501の装着方向奥側には、第2廃液タンク収容ユニット200の流出側ジョイント部421のニードル422と接続する流入側ジョイント部511が設けられている。
流入側ジョイント部511は、図26に示すように、ニードル422が刺し通されるシールゴム513を、タンクケース501に嵌め込んだキャップ514で圧縮して保持している。
これにより、第2廃液タンク202を第2廃液タンク収容ユニット200に装着することで、図26(b)に示すように、ニードル422がシールゴム513を貫通することによって内部に排出経路がつながる。
以上のように、装置本体101の廃液排出経路部材134を通じて排出される廃液は、中継ユニット203、第2廃液タンク収容ユニット200を通じて、第2廃液タンク202内に排出され、吸収体503、504によって吸収保持される。
次に、この第2廃液タンクの第2廃液タンク収容ユニットに対するロック機構について図27及び図28も参照して説明する。図27はロックレバーの斜視説明図、図28はロック機構部分の平面説明図である。
タンクケース501には、ロックレバー530が移動可能に設けられている。ロックレバー530は、図28(a)に示す非ロック位置と、図28(b)に示すロック位置との間で移動可能である。
ロックレバー530をロック位置にすることで、ストッパ部531が第2廃液タンク収容ユニット200のカバー右402a内に入り込んで、第2廃液タンク202を第2廃液タンク収容ユニット200から抜き出せなくなる。
ここで、第2廃液タンク収容ユニット200側には、ロックレバー530のストッパ部531を検知するロックセンサ532が設けられている。第2廃液タンク202がロック状態のときは、ストッパ部531によってロックセンサ532が押されることで、ロックされていることが検知される。
次に、本発明の第2実施形態について図29ないし図32を参照して説明する。図29は同実施形態における中継ユニットの蓋部材の斜視説明図、図30は同じく中継ユニットの平面説明図、図31は図30のE−E線に沿う断面説明図、図32は同じく作用説明に供する断面説明図である。
中継ユニット203の蓋部材302の裏面側(内部側)には、接続用レバー325の爪部325bに係り合ってロックするロック部材351が回転可能に保持されている。この接続用レバーのロック部材351はバネ352によってロック位置に向けて勢いを付けられている。
また、蓋部材302には、スリット部353が設けられ、廃液タンク収容部120に配置されるリブ120aが通る構成としている。
このように構成したので、中継ユニット203が廃液タンク収容部120内に挿入されていないときには、図31に示すように、ロック部材351の爪部351aが接続用レバー325の爪部325bに係り合っている。そのため、接続用レバー325の操作部325aを持ち上げることができない状態にある。
そして、中継ユニット203が廃液タンク収容部120内に挿入されると、図32(a)に示すように、ロック部材351が廃液タンク収容部120のリブ120aに押され、図31で時計回りに回転する。
これにより、ロック部材351の爪部361aが接続用レバー325の爪部325bから離れ、接続用レバー325の操作部325aを矢印方向に持ち上げることが可能になる。
そこで、図32(b)に示すように、接続用レバー325の操作部325aを上側に持ち上げてジョイント部321を接続状態にすることができる。
このように、中継ユニットの接続用レバーは廃液タンク収容部に装着しないと動作できないため、ユーザーが中継ユニットのレバー部材を誤操作することを防止できる。
次に、本発明の第3実施形態について図33及び図34も参照して説明する。図33は同実施形態における中継ユニットの流出側ジョイント部のニードル部分の外観斜視説明図、図34は同じく中継ユニットと第2廃液タンク収容ユニットとの接続部分の断面説明図である。
中継ユニット203の流出側ジョイント部321のニードル322には一方のアーム部322にセンサ検知用リブ361が設けられている。
一方、第2廃液タンク収容ユニット200には、中継ユニット203のセンサ検知用リブ361によって作動される接続検知センサ(手段)462が設けられている。
このように構成したので、図34(a)に示すように、中継ユニット203のニードル322が内部に収納されて、第2廃液タンク収容ユニット200の流入側ジョイント部411に接続されていないときには、接続検知センサ462はセンサ検知用リブ361を検知しない。
この状態から図34(b)に示すように、中継ユニット203の流出側ジョイント部321のニードル322が突き出されると、センサ検知用リブ361も、第2廃液タンク収容ユニット200内に突出する。これにより、センサ検知用リブ361が接続検知センサ462の検知片462aを押し下げ、接続検知センサ462がオン状態になる。
したがって、接続検知センサ462の状態を判別することで、中継ユニット203と第2廃液タンク収容ユニット200とが接続されているか否かを判別でき、非接続状態で画像形成装置を使用することによる液体漏れを防止できる。
次に、本発明の第4実施形態について図35も参照して説明する。図35は同実施形態における第1廃液タンク及び中継ユニットの外観斜視説明図である。
第1廃液タンク201には第1情報記憶媒体(手段)211が設けられている。一方、中継ユニット203には前述したように第2情報記憶媒体(手段)である情報記憶媒体(手段)304が設けられている。
そこで、第1廃液タンク201の第1情報記憶媒体211と、中継ユニット203の第2情報記憶媒体304とに異なる情報を記憶している。
これにより、第1廃液タンク201と中継ユニット203はいずれも廃液タンク収容部120内に挿入されるが、第1情報記憶媒体211、第2情報記憶媒体304の記憶情報を読み出すことによって、いずれが挿入されているかを判別することができる。
次に、上記画像形成装置における維持ユニットから第2廃液タンクまでの廃液の流れについて図36ないし図42を参照して説明する。図36は廃液排出系の全体構成を説明する斜視説明図、図37は第2廃液タンクの斜視説明図、図38は維持ユニットから中継ユニットまでの廃液の流れの説明に供する説明図、図39は中継ユニット内の廃液の流れの説明に供する説明図である。図40は中継ユニットから第2廃液タンク収容ユニットまでの廃液の流れの説明に供する説明図、図41は第2廃液タンク収容ユニット内の廃液の流れの説明に供する説明図である。図42は第2廃液タンク収容ユニットから第2廃液タンクまでの廃液の流れの説明に供する説明図である。
図36に示すように、維持ユニット130には、記録ヘッド152(後述の図43参照)152のノズル面をキャッピングするキャップ181、ノズル面を払拭するワイパ部材182、キャップ181に接続された吸引ポンプ131などを有する。
そして、維持ユニット130のキャップ181でノズル面をキャッピングした状態で吸引ポンプ131を駆動してノズルから強制的に液体を排出させるノズル吸引、キャップ181に画像形成に寄与しない液滴(空吐出滴)を吐出させる空吐出、ノズル面をワイパ部材182で払拭するワイピングなどを組み合わせて、ヘッドの性能を維持、回復する動作を行う。
このような維持、回復動作によって生じる廃液は、吸引ポンプ131の駆動によって廃液排出経路部材134のニードル133に送り出される。
ここで、中継ユニット203及び第2廃液タンク202を装置本体に装着したとき、維持ユニット130で生じる廃液は、維持ユニット130から中継ユニット203、第2廃液タンク収容ユニット200を介して、図37にも示す第2廃液タンク202に排出される。
すなわち、図38(a)に示す排出経路部材のニードル133は、同図(b)に示すように中継ユニット203の流入側ジョイント部311に接続される。この状態で、維持ユニット130から廃液を送り出すと、廃液は、図38(b)に矢印700で示すように、ニードル133からチューブ315に送られる。
そして、図39に示すように、廃液は矢印700で示すようにチューブ315から流出側ジョイント部321を通じてニードル322に送られる。
このとき、図40(a)に示す状態から同図(b)に示すように、中継ユニット203と第2廃液タンク収容ユニット200とが連結(接続)された状態にある。これにより、廃液は、図40(b)に矢印700で示すように、中継ユニット203のニードル322から第2廃液タンク収容ユニット200の流入側ジョイント部411を経てチューブ415に送られる。
その後、廃液は、図41に矢印700で示すように流入側ジョイント部411からチューブ415を経て流出側ジョイント部421のニードル422に送られる。
そして、第2廃液タンク収容ユニット200に第2廃液タンク202が装着されていることで、廃液は、図42に矢印700で示すように、流出側ジョイント部421のニードル422から第2廃液タンク202に排出される。
ここで、第2廃液タンク202に廃液を排出するためには、中継ユニット203、第2廃液タンク収容ユニット200が装置本体に装着されていること、中継ユニット203と第2廃液タンク収容ユニット200が接続されていること、第2廃液タンク収容ユニット200に第2廃液タンク202が装着されていなければならない。
次に、上記画像形成装置における制御部の概要について図43を参照して説明する。図43は同制御部のブロック説明図である。
この制御部800は、装置全体の制御を司るCPU801と、CPU801が実行する本発明に係るポンプ駆動制御に係わるプログラムを含む各種プログラムなどの固定データを格納するROM802と、画像データ等を一時格納するRAM803とを備えている。
また、制御部800は、装置の電源が遮断されている間もデータを保持するための書き換え可能な不揮発性メモリ804と、画像データに対する各種信号処理、並び替え等を行う画像処理やその他装置全体を制御するための入出力信号を処理するASIC805とを備えている。
また、制御部800は、記録ヘッド152を駆動制御するためのデータ転送手段、駆動信号発生手段を含む印刷制御部808と、キャリッジ151側に設けた記録ヘッド152を駆動するためのヘッドドライバ(ドライバIC)809とを備えている。
また、制御部800は、キャリッジユニット111を移動走査する主走査モータ854、搬送部112を駆動する副走査モータ855、維持ユニット130のキャップ181やワイパ部材182の移動、吸引ポンプ131の駆動などを行なう維持回復モータ856を駆動するためのモータ駆動部810を備えている。
また、制御部800は、メインタンク115からキャリッジユニット111の記録ヘッド152に液体を送液する送液ポンプ857を駆動する供給系駆動部811などを備えている。
また、この制御部800には、この装置に必要な情報の入力及び表示を行うための操作パネル814が接続されている。
また、制御部800は、ホスト側とのデータ、信号の送受を行うためのI/F806を持っていて、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置、画像読み取り装置、撮像装置などのホスト900のプリンタドライバ901側から、ケーブル或いはネットワークを介してI/F806で受信する。
そして、制御部800のCPU801は、I/F806に含まれる受信バッファ内の印刷データを読み出して解析し、ASIC805にて必要な画像処理、データの並び替え処理等を行い、この画像データを印刷制御部808からヘッドドライバ809に転送する。
印刷制御部808は、上述した画像データをシリアルデータで転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、制御信号などをヘッドドライバ809に出力する。
この印刷制御部808は、ROM802に格納されている駆動パルスのパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動信号生成部を含む。そして、1の駆動パルス或いは複数の駆動パルスで構成される駆動波形を生成してヘッドドライバ809に対して出力する。
ヘッドドライバ809は、シリアルに入力される記録ヘッド152の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部808から与えられる駆動波形を構成する駆動パルスを選択して記録ヘッド152の圧力発生手段に対して与える。これにより、記録ヘッド152を駆動する。このとき、駆動波形を構成するパルスの一部又は全部或いはパルスを形成する波形用要素の全部又は一部を選択することによって、例えば、大滴、中滴、小滴など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。
また、制御部800はI/O部813を備えている。
I/O部813には、廃液タンク収容部120に交換的に収容される、第1廃液タンク201の第1情報記憶媒体211、又は中継ユニット203の第2情報記憶媒体304の情報を読み取る情報読取部821からの読み取り情報が入力される。なお、「情報読取部」には情報記憶媒体に情報を書き込むものを含む(以下、同じである。)。
I/O部813には、第2廃液タンク収容ユニット200に第2廃液タンク202が装着されているときに、第2廃液タンク202の情報記憶媒体516(図37参照)の情報を読み取る情報読取部822からの読み取り情報が入力される。
I/O部813には、中継ユニット203と第2廃液タンク収容ユニット200が接続されたことを検知する接続検知センサ462の検知信号が入力される。また、I/O部813には、第2廃液タンク収容ユニット200に第2廃液タンク202が装着されているときに、ロックセンサ532からのロック検知信号が入力される。
その他、I/O部813は、環境温度を検知するセンサ、カートリッジ開閉カバーが開かれたことを検知するカートリッジ開閉カバーセンサ、その他装置に装着されている各種のセンサ群815からの情報が入力される。
次に、本発明の第5実施形態について図44を参照して説明する。図44は同実施形態における制御部によるポンプ駆動制御について図44のフロー図を参照して説明する。
本実施形態では、廃液を排出するとき、排出先が第1廃液タンク201か否かを判別する。
そして、排出先が第1廃液タンク201であるときには、吸引ポンプ131を第1駆動量で駆動しては廃液を送り出す。吸引ポンプ131が駆動されることで、廃液が廃液排出経路部材134内の廃液排出経路に送り出される。
これに対し、排出先が第1廃液タンク201でないとき、すなわち、排出先が第2廃液タンク202であるときには、吸引ポンプ131を第1駆動量よりも大きな第2駆動量で駆動して廃液を送り出す。つまり、第2廃液タンク202に排出するときには、第1廃液タンク201に排出するときよりも吸引ポンプ131の駆動量を大きくして駆動する。
ここで、吸引ポンプ131の駆動量は、駆動時間又は駆動速度によって設定することができる。
上述したように、第2廃液タンク202を使用するときには、第1廃液タンク201に代えて中継ユニット203を装着して、中継ユニット203及び第2廃液タンク収容ユニット200を介して第2廃液タンク202に廃液を導いている。
そのため、第1廃液タンク201に廃液を排出する場合に比べて、第2廃液タンク202に廃液を排出するときには、廃液の排出経路が長くなる。このとき、吸引ポンプ131の駆動量を第1廃液タンク201に廃液を排出するときと同じにすると、廃液の排出経路内で廃液が留まって残留し、長期間印刷されないなど、廃液排出動作が行われないと、廃液の排出経路内で廃液が増粘して流路を塞ぎ、廃液の排出を再開したときに排出経路のつなぎ部分など(チューブの連結部分など)で廃液が漏れるおそれがある。
そこで、本実施形態のように、第2廃液タンク202に廃液を排出するときには、第1廃液タンク201に廃液を排出するときよりも吸引ポンプ131の駆動量を大きくする。これにより、第2廃液タンク202に到達するまで、確実に廃液を到達させることができるので、第2廃液タンク202に達するまでの廃液の排出経路内で廃液が残留増粘することが防止される。
次に、本発明の第6実施形態について図45を参照して説明する。図45は同実施形態における制御部による廃液排出先を定める処理の説明に供するフロー図である。
まず、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201が装着されている(セットされている)か否かを判別する。そして、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201がセットされているときには、第1廃液タンク201を廃液の排出先とする。なお、第1廃液タンク201か否かは、前述した情報記憶媒体211を読み取ることで判別できる。
一方、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201がセットされていないときには、廃液タンク収容部120に中継ユニット203及び第2廃液タンク収容ユニット200(中継ユニット203と第2廃液タンク収容ユニット200とを併せて「中継部材」という。)が接続されているか否かを判別する。これは、例えば、接続検知センサ462の検知信号として接続状態を検知した信号が入力されているか否かで判別できる。
ここで、中継ユニット203が装着されて第2廃液タンク収容ユニット200と接続されている(中継部材が接続されている)ときには、第2廃液タンク202が第2廃液タンク収容ユニット200に装着されている(セットされている)か否かを判別する。
そして、中継ユニット203が装着されて第2廃液タンク収容ユニット200と接続され(中継部材が接続され)、第2廃液タンク202が第2廃液タンク収容ユニット200にセットされているときには、第2廃液タンク202を廃液の排出先とする。
これに対して、中継ユニット203が装着されていないとき、第2廃液タンク収容ユニット200と接続されていないとき、第2廃液タンク202がセットされていないとき、のいずれかであれば、装置を停止する。
次に、本発明の第7実施形態について図46を参照して説明する。図46は同実施形態における制御部による廃液排出先を定める処理の説明に供するフロー図である。
まず、前記第6実施形態と同様に、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201がセットされているか否かを判別して、第1廃液タンク201がセットされているときには、第1廃液タンク201を廃液の排出先とする。
これに対して、第1廃液タンク201がセットされていないときには、中継ユニット203が装着され、第2廃液タンク収容ユニット200と接続されているか否か(中継部材接続か否か)を判別する。これは、接続検知センサ462の検知信号として接続状態を検知した信号が入力されているか否かで判別できる。
ここで、中継ユニット203が装着されて第2廃液タンク収容ユニット200と接続されているときには、情報読取部822が第2廃液タンク202の情報記憶媒体516の情報を読み取っている(情報記憶媒体516へのアクセスが可能)か否かを判別する。このとき、情報記憶媒体516へのアクセスが可能であれば、第2廃液タンク202が第2廃液タンク収容ユニット200にセットされていることになる。
そこで、中継ユニット203が装着されて第2廃液タンク収容ユニット200と接続され、第2廃液タンク202が第2廃液タンク収容ユニット200にセットされているときには、第2廃液タンク202を廃液の排出先とする。
これに対して、中継ユニット203が装着されていないとき、第2廃液タンク収容ユニット200と接続されていないとき、第2廃液タンク202がセットされていないとき、のいずれかであれば、装置を停止する。
なお、第2廃液タンク202の情報記憶媒体(IDチップ)516は、第2廃液タンク202の廃液量管理や、実施したメンテナンス情報を管理する情報を書き込んでいる。第2廃液タンク収容ユニット200には情報記憶媒体516を接触するコネクタを有し、個のコネクタを介して情報記憶媒体516の情報を読み取り、あるいは、情報記憶媒体516に情報を書き込む。
したがって、情報記憶媒体(IDチップ)516へのアクセスが可能か否かによって第2廃液タンク202がセットされているか否かを判別できる。
次に、本発明の第8実施形態について図47を参照して説明する。図47は同実施形態における制御部による廃液排出先を定める処理の説明に供するフロー図である。
まず、前記第6実施形態と同様に、廃液タンク収容部120に第1廃液タンク201がセットされているか否かを判別して、第1廃液タンク201がセットされているときには、第1廃液タンク201を廃液の排出先とする。
これに対して、第1廃液タンク201がセットされていないときには、第2廃液タンク収容ユニット200のロックセンサ532が第2廃液タンク202をロックした状態を検知しているか否かを判別する。
ここで、ロックセンサ532によってロック状態が検知されているときには、情報記憶媒体516への書き込み可能状態へ遷移する。一方、ロックセンサ532によってロック状態が検知されていない未ロック状態のときには、情報記憶媒体516への書き込み禁止状態へ遷移する。
その後、情報読取部822が第2廃液タンク202の情報記憶媒体516の情報を読み取っている(情報記憶媒体516へのアクセスが可能)か否かを判別する。このとき、情報記憶媒体516へのアクセスが可能であれば、第2廃液タンク202が第2廃液タンク収容ユニット200にセットされていることになる。
そして、情報記憶媒体516へのアクセスが可能であれば、中継ユニット203が装着され、第2廃液タンク収容ユニット200と接続されているか否かを判別する。これは、前述したように、接続検知センサ462の検知信号として接続状態を検知した信号が入力されているか否かで判別できる。
このとき、中継ユニット203が装着されて第2廃液タンク収容ユニット200と接続されているときには、第2廃液タンク202を廃液の排出先とする。
これに対して、情報記憶媒体516へのアクセスが可能でない(不可)のとき、中継ユニット203が装着されていないとき、第2廃液タンク収容ユニット200と接続されていないとき、のいずれかであれば、装置を停止する。
本実施形態では、前記第7実施形態で生じるおそれのある情報記憶媒体516(IDチップ)のデータ化けを防止している。
すなわち、情報記憶媒体516(IDチップ)のアクセスの可否によって第2廃液タンク202の検知を行う場合、装置動作中に第2廃液タンク202が取り外されるおそれがある。情報記憶媒体516(IDチップ)へのアクセス中に第2廃液タンク202が取り外されると、情報記憶媒体516(IDチップ)の接点が不安定になり、データ化けが起こるおそれがある。
そこで、第2廃液タンク202のロック状態を検知するロックセンサ532を使用し、ロック部材530が第2廃液タンク202をロックしているときは、情報記憶媒体516(IDチップ)へのアクセスを可能とし、ロック部材530が第2廃液タンク202をロックしていないときは、情報記憶媒体516(IDチップ)へのアクセスを禁止する。
これにより、情報記憶媒体516(IDチップ)へのアクセス中に第2廃液タンク202が取り外されることがなくなり、データ化けが起こらなくなる。
次に、本発明の第9実施形態について図48を参照して説明する。図48は同実施形態における制御部による維持回復制御の説明に供するフロー図である。
印刷動作を行うときには、キャップ181からノズル面を離間させた(デキャップ)後、印刷動作に移行する。この印刷動作に移行する前に、吐出を正常化するために、キャップ181内に空吐出を行い、空吐出後に印刷動作を行う。なお、キャップ181への排出は、印刷前だけでなく、印刷中、印刷後にも行われる。
そして、印刷動作終了後、キャッピング前にキャップ181内の廃液を排出するとき、廃液の排出先が第1廃液タンク201か否かを判別する。
このとき、排出先が第1廃液タンク201であれば、吸引ポンプ131を第1駆動量で駆動する。つまり、キャップ181内の廃液を吸引するときの吸引量を小さくする。
これに対し、排出先が第1廃液タンク201でなければ、すなわち、排出先が第2廃液タンク202であれば、吸引ポンプ131を第1駆動量より大きい第2駆動量で駆動する。つまり、キャップ181内の廃液を吸引するときの吸引量を大きくする。
これにより、印刷終了時には廃液の排出経路から廃液を確実に排出することができる。
その後、キャップ181によるノズル面のキャッピングを行う。
次に、本発明の第10実施形態について図49を参照して説明する。図49は同実施形態における制御部による維持回復制御の説明に供するフロー図である。
本実施形態では、メンテナンス動作の一環としてのクリーニング動作を行う。このクリーニング動作では、ヘッド吸引(ノズルからの液体の吸引排出)を行った後、キャップ181内の廃液を吸引排出し、その後、キャップ181内に対して空吐出を行っている。このように、ヘッド吸引を伴うメンテナンス動作では、混色防止とメニスカス安定性のため空吐出を実施する。
このように、ヘッド吸引、キャップ181内への空吐出をそれぞれ1回行うメンテナンスの場合、キャップ181に廃液が2回溜まることになる。つまり、ここでは、キャップ181内への廃液の排出を伴う動作を複数回含むメンテナンス動作を行っている。
この場合、ヘッド吸引後にキャップ内吸引を行うが、この吸引の目的はキャップ181内の廃液の除去であり、廃液タンクまで廃液を送る必要がない。
そこで、クリーニング動作におけるキャップ内吸引では、第2廃液タンク202に排出する場合であっても、つまり、廃液の排出経路が長くなっても、吸引ポンプの吸引量(駆動量)を変更していない。
これにより、メンテナンス時間の短縮やポンプの耐久性向上を図れる。
そして、クリーニング動作におけるキャップ内空吐出が終了した後、すなわち、キャップ181内への廃液の排出を伴う動作を複数回含むメンテナンス動作を行うときには最後にキャップ181内への廃液の排出を行った後、前記第9実施形態と同様に、廃液の排出先が第1廃液タンク201か否かを判別する。
このとき、排出先が第1廃液タンク201であれば、吸引ポンプ131を第1駆動量で駆動する。つまり、キャップ181内の廃液を吸引するときの吸引量を小さくする。
これに対し、排出先が第1廃液タンク201でなければ、すなわち、排出先が第2廃液タンク202であれば、吸引ポンプ131を第1駆動量より大きい第2駆動量で駆動する。つまり、キャップ181内の廃液を吸引するときの吸引量を大きくする。
次に、本発明の第11実施形態について図50及び図51を参照して説明する。図50は同実施形態における制御部によるポンプ駆動制御の説明に供するフロー図、図51は同じく具体的説明に供する説明図である。
本実施形態では、キャップ181内の廃液を排出するとき、吸引ポンプ131の駆動(キャップ内吸引)、吸引ポンプ131の停止(待ち時間)、吸引ポンプ131の駆動(キャップ内吸引)を行うことで、吸引ポンプ131を間欠駆動する。なお、キャップ内吸引は3回以上行うこともできる。
つまり、廃液の排出経路は気液混合状態となっているので、廃液排出動作を長時間行っても、空気の通り道ができると、廃液を送ることができなくなる。一旦、廃液排出動作を止めると、空気の通り道が廃液で塞がれるので、その後排出動作を再開することで、廃液を効率的に排出することができる。
具体的に説明すると、図51(a)に示すように、吸引ポンプ131を停止した状態では、廃液排出経路1000内で、廃液1001と空気の層1002とに分かれ、廃液1001によって廃液排出経路1000が塞がれた状態になる。
この状態で、吸引ポンプ131を駆動することによって廃液1001が送られるが、時間の経過とともに、図51(b)に示すように、廃液1001が廃液排出経路1000の壁面側に移動して空気の通り道1003が形成されてしまう。この状態になると、吸引ポンプ131を駆動しても廃液1001を送ることができなくなる。
そこで、吸引ポンプ131の駆動を停止すると、図51(c)に示すように、廃液1001が廃液排出経路1000を再び塞ぐので、廃液1001を送れる状態になる。そこで、吸引ポンプ131を再駆動することで、廃液1001は徐々に廃液タンク側に移動する。
このように、間欠駆動を行うことで、廃液1001を効率的に廃液タンク側に移動させて排出することができる。
なお、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味する。また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与すること(単に液滴を媒体に着弾させること)をも意味する。
また、「画像」とは平面的なものに限らず、立体的に形成されたものに付与された画像、また立体自体を三次元的に造形して形成された像も含まれる。
また、画像形成装置には、特に限定しない限り、シリアル型画像形成装置及びライン型画像形成装置のいずれも含まれる。
101 装置本体
103 給紙カセット
111 キャリッジユニット
112 搬送部
115 液体カートリッジ
116 カートリッジホルダ
120 廃液タンク収容部(廃液収容容器収容部)
130 維持ユニット
132 チューブ
133 ニードル
134 廃液排出経路部材
200 第2廃液タンク収容ユニット
201 第1廃液タンク(第1廃液収容容器)
202 第2廃液タンク(第2廃液収容容器)
203 中継ユニット
311、411、511 流入側ジョイント部
312、412 ジョイント
321、421 流出側ジョイント部
325 接続用レバー(レバー部材)

Claims (12)

  1. 装置本体には、廃液を収容する第1廃液収容容器を交換可能に収容する廃液収容容器収容部と、
    前記廃液収容容器収容部に廃液を導く廃液排出経路部材と、を有し、
    前記装置本体には、廃液収容容器収容部以外の部位に、前記第1廃液収容容器よりも容積が大きい第2廃液収容容器を装着可能であり、
    前記廃液収容容器収容部内には、前記廃液排出経路部材から前記第2廃液収容容器までの排出経路を中継する中継ユニットを、前記第1廃液収容容器に代えて収容可能である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記中継ユニットは、
    前記廃液排出経路部材から前記第2廃液収容容器までの排出経路を接続状態及び非接続状態に切り替え可能な連結手段と、
    前記連結手段の切り替えを行う移動可能なレバー部材と、を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記レバー部材は、前記中継ユニットを前記廃液収容容器収容部に収容した状態でのみ移動可能である
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記連結手段が接続状態にあることを検知する手段を有している
    ことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1廃液収容容器及び前記中継ユニットには情報を記憶する情報記憶手段を有し、
    前記情報記憶手段に記憶された情報が前記第1廃液収容容器と前記中継ユニットとで異なる
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記中継ユニットには情報を記憶する情報記憶手段を有し、
    前記情報記憶手段には前記中継ユニットであることを示す情報が記憶されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 廃液を収容する第1廃液収容容器を交換可能に収容する装置本体の廃液収容容器収容部内に、前記第1廃液収容容器に代えて装着可能であり、
    前記廃液収容容器収容部に廃液を導く廃液排出経路部材から前記廃液収容容器収容部以外の部位に装着される前記第1廃液収容容器よりも容積が大きい第2廃液収容容器までの排出経路を中継する
    ことを特徴とする画像形成装置の廃液収容容器用中継ユニット。
  8. 前記廃液を前記廃液排出経路部材内の廃液排出経路に送り出すポンプと、
    前記ポンプを駆動制御するポンプ駆動制御手段と、を有し、
    前記ポンプ駆動制御手段は、
    前記第2廃液収容容器に廃液を排出するときに、前記第1廃液収容容器に廃液を排出するときの第1駆動量よりも大きな第2駆動量で前記ポンプを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. 液体を吐出する液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップを有し、
    前記キャップで前記ノズル面をキャッピングする前に、前記廃液排出経路に前記廃液を送り出すときに、前記第2駆動量で前記ポンプを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 液体を吐出する液体吐出ヘッドのノズル面をキャッピングするキャップを有し、
    前記キャップ内への廃液の排出を伴う動作を複数回含むメンテナンス動作を行うとき、最後に前記キャップ内への廃液の排出を行った後に前記廃液排出経路に前記廃液を送り出すときに、前記第2駆動量で前ポンプを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  11. 前記廃液排出経路部材から前記第2廃液収容容器までの排出経路が接続状態にあり、前記第2廃液収容容器が装着されていることを検知しているときに、前記第2駆動量で前記ポンプを駆動する制御を行う
    ことを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
  12. 前記第2駆動量で前記ポンプを駆動するときには、前記ポンプを間欠駆動する
    ことを特徴とする請求項8ないし11のいずれかに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017113985A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2018108656A (ja) * 2016-12-28 2018-07-12 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Cited By (2)

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JP2017113985A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 セイコーエプソン株式会社 記録装置
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