JP2016078302A - 印字装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者がサイドセンサ本体部に対して機械式センサをより適切に組み付けることができる印字装置を提供する。
【解決手段】印字装置は、機械式センサ85と、機械式センサ85を保持するセンサ保持部91とを備える。機械式センサ85は、端部に第1接触部881を有するスイッチ保持部86を備える。センサ保持部91は、機械式センサ85のスイッチ保持部86を支持する支持部923および開口部96を有する本体部92と、本体部92から機械式センサ85に向けて突出し、スイッチ保持部86の第1接触部881に接触可能な第1規制部材93とを備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、テープカセットを着脱自在に構成され、テープカセットに収納されたテープに印字を行う印字装置に関する。
従来、テープカセットに収納されたテープに印字を行う印字装置が知られている。特許文献1には、カセット装着部に収納されたテープカセットに備えられたテープの種類(例えば、テープ幅や印字態様)を、複数の機械式センサによって検出する印字装置が開示されている。複数の機械式センサは、印字装置が備えるカバーの開閉に応じて移動する略箱状体であるサイドセンサ本体部に組み付けられている。
特開2013−111756号公報
上記の印字装置では、作業者がサイドセンサ本体部に機械式センサを組み付ける場合、サイドセンサ本体部に対して機械式センサのずれが生じる場合がある。この場合、機械式センサやサイドセンサ本体、またはそれらに付随する部品が損傷または破損する可能性があった。
本発明の目的は、作業者がサイドセンサ本体部に対して機械式センサをより適切に組み付けることができる印字装置を提供することである。
本発明の一態様に係る印字装置は、印字媒体であるテープと、前記テープの種類を示す指標部とを有するテープカセットが着脱可能に装着されるカセット装着部と、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットに収納された前記テープを、所定の搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、前記搬送手段によって搬送される前記テープに印字を行うサーマルヘッドと、前記指標部が示す前記テープの種類を検出するための機械式センサと、前記機械式センサを保持し、かつ、前記機械式センサが前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記指標部と近接する位置と、前記機械式センサが前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記指標部から離隔する位置との間を移動可能なセンサ保持部とを備え、前記機械式センサは、所定方向に進退自在な複数のスイッチ端子と、前記複数のスイッチ端子を保持する面である保持面を有する部材であるスイッチ保持部とを有し、前記センサ保持部は、前記カセット装着部に装着された前記テープカセットに対向する面である対向面を有し、前記対向面とは反対側の面である装着面側から前記機械式センサが装着される部材である本体部と、前記本体部の前記装着面側に設けられ、前記本体部に装着された前記機械式センサの前記保持面に接触して、前記スイッチ保持部を支持する部材である支持部と、前記本体部に設けられ、前記支持部によって前記スイッチ保持部が支持された状態で、前記複数のスイッチ端子を前記対向面側に露出させる開口部と、前記本体部の前記装着面側から、前記機械式センサが前記本体部に装着される方向である第1方向とは反対方向である第2方向に突出する部材であり、前記保持面と前記支持部とが離れて対向し、かつ、前記保持面と前記支持部との距離が所定値未満である状態において、前記スイッチ保持部における前記第1方向と直交する方向の端部の一部である第1接触部に接触可能な第1規制部材とを有する。
本態様によれば、機械式センサがセンサ保持部に装着される時に、機械式センサは、センサ保持部の第1接触部に第1規制部材が接触しながら、センサ保持部に装着される。これによって、第1方向を軸として、センサ保持部に対して機械式センサが回動することを規制できる。ゆえに、作業者はセンサ保持部に対して機械式センサを、より適切に組み付けることができる。
前記センサ保持部は、前記本体部の前記装着面側から、前記第2方向に突出する部材であり、前記保持面と前記支持部とが接触した状態において、前記本体部における端部の一部であって前記第1接触部とは異なる第2接触部に接触し、かつ、前記スイッチ保持部の前記保持面とは反対側の面である反対面を押圧する第2規制部材を有し、前記第1規制部材の前記第2方向の端部である第1端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第1距離は、前記第2規制部材の前記第2方向の端部である第2端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第2距離よりも大きくてもよい。この場合、機械式センサがセンサ保持部に装着される時に、保持面と支持部との距離が所定値未満であって接触するまでは、第1規制部材によって、第1方向を軸として、センサ保持部に対して機械式センサが回動することを規制できる。そして、保持面と支持部とが接触した場合は、第2規制部材によって、第1方向を軸として、センサ保持部に対して機械式センサが回動することを規制できる。ゆえに、作業者はセンサ保持部に対して機械式センサを、より適切に組み付けることができる。
前記本体部の前記装着面に対向する面である受け面を有する受け部材を備え、前記スイッチ保持部は、前記保持面から前記第2方向に前記反対面まで貫通する孔を有し、前記センサ保持部は、前記本体部の前記装着面側から、前記第2方向に突出する部材であり、前記孔に挿入可能なガイド軸を有し、前記第1規制部材の前記第1端部および前記ガイド軸の前記第2方向の端部である第3端部が、前記受け部材の前記受け面に接触する位置である接触位置と、前記第1規制部材の前記第1端部および前記ガイド軸の前記第3端部が、前記受け部材の前記受け面から離隔する位置である離隔位置とに移動可能であって、前記第1距離は、前記ガイド軸の前記第3端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第3距離と等しく、前記第1規制部材は、前記保持面と前記支持部が離隔し、かつ、前記ガイド軸が前記スイッチ保持部の前記孔に挿入されている非篏合状態であるときに、前記第1接触部に接触してもよい。この場合、第1方向を軸として、センサ保持部に対して機械式センサが回動することを規制できる。ゆえに、作業者はセンサ保持部に対して機械式センサを、より適切に組み付けることができる。さらに、接触位置において、第1端部と第3端部とは、受け面に対して同時に接触できる。これにより、ガイド軸と第1規制部材とを結ぶ方向の揺動を、第1端部および第3端部のいずれか一方のみが受け面に接触した場合よりも小さくできる。
前記本体部は、前記対向面から前記ガイド軸の前記第3端部まで前記第2方向に貫通する第1貫通部と、前記本体部において前記第1貫通部とは異なる位置に設けられ、前記対向面から前記装着面側まで前記第2方向に貫通する第2貫通部とを有し、前記受け部材は、前記第1貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第1軸棒と、前記第2貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第2軸棒とを有し、前記センサ保持部は、前記第1軸棒および前記第2軸棒を軸として、前記接触位置と前記離隔位置とに移動してもよい。この場合、第1軸棒および第2軸棒を軸として、センサ保持部が離隔位置から接触位置に移動するとき、接触位置において、第1端部と第3端部とは、受け面に対してより確実に同時に接触できる。ゆえに、センサ保持部において、ガイド軸と第1規制部材とを結ぶ方向の揺動を、より小さくできる。
前記第2貫通部は、前記第1規制部材の前記第1端部まで前記第2方向に貫通してもよい。この場合、第1端部と第3端部とは、受け面に対してより確実に同時に接触できる。ゆえに、センサ保持部において、ガイド軸と第1規制部材とを結ぶ方向の揺動を、より小さくできる。
前記センサ保持部の前記装着面に対向する面である受け面を有する受け部材を備え、前記本体部は、前記装着面から前記第1方向に前記対向面まで貫通する第1貫通部と、前記本体部において前記第1貫通部とは異なる位置に設けられ、前記対向面から前記第1規制部材の前記第1端部まで前記第2方向に貫通する第2貫通部とを有し、前記受け部材は、前記第1貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第1軸棒と、前記第2貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第2軸棒とを有し、前記センサ保持部は、前記第1軸棒および前記第2軸棒を軸として、前記第1規制部材の前記第1端部が前記受け面に接触する位置である接触位置と、前記第1規制部材の前記第1端部が前記受け面から離隔する位置である離隔位置とに移動可能であって、前記第1規制部材は、前記支持部よりも前記第2方向に延びる壁部であって、前記第2貫通部に挿入される前記第2軸棒に沿って延びる支持壁部を有してもよい。この場合、支持壁部によって第4軸棒はより安定的に保持される。
印字装置1の右後下方からの斜視図である。 カバー5を開けた状態の印字装置1の右前上方からの斜視図である。 カバー5を開けた状態の印字装置1の左前上方からの斜視図である。 カバー5の左後下方からの斜視図である。 接触状態であって、保護部36の一部を切り欠いた平面図である。 離隔状態であって、保護部36の一部およびカバー5を切り欠いた平面図である。 サイドセンサ本体部8の詳細構造を示す説明図である。 受け部材81およびサイドセンサ本体部8の連結構造を示す説明図である。 図5のX2−X2線矢視方向断面図である。 図6のX3−X3線矢視方向断面図である。 テープカセット6の左前上方からの斜視図である。 テープカセット6の上ケース671を取り外した場合の平面図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。参照する図面は、本発明が採用しうる技術的特徴を説明するために用いられるものである。図面に記載されている装置の構成は、それのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例である。
本実施形態に係る印字装置1の概略構成について図1から図6、図9、および図10を参照して説明する。以下の説明では、図1の右上方、左下方、右下方、左上方、下方上、上方を、それぞれ、印字装置1の前方、後方、右方、左方、上方、および下方と定義する。図4の左上方、右下方、右上方、左下方、下方、上方を、それぞれ、カバー5の前方、後方、右方、左方、上方、および下方と定義する。
図1に示すように、印字装置1の形状は、略直方体状である。印字装置1は、本体筐体2とカバー5とを有する。本体筐体2およびカバー5は樹脂製である。本体筐体2の下面の後側部分には、キーボード11が設けられる。キーボード11は種々の文字入力等を行う。キーボード11の前方には、機能キー群12が設けられる。機能キー群12は、電源の入切、印字キーや印字装置1の各種制御を行う。機能キー群12の前方には、液晶ディスプレイ13が設けられる。液晶ディスプレイ13は、入力した文字や記号等を表示する。カバー5は、本体筐体2の上側に開閉自在に取り付けられる。
なお、図示しないが、キーボード11や機能キー群12の上側、すなわち、本体筐体2の内部には、制御基板や電源基板等が設けられる。制御基板は、制御回路部を構成する。電源基板は、電源回路を構成する。
図2、図3、図5、および図6に示すように、本体筐体2の右後側角部には、電池装着部21が設けられる。電池装着部21は、3本の電池212を脱着可能である。電池装着部21の前側に隣接して、カセット装着部22が設けられる。カセット装着部22は、テープカセット6を上方から着脱可能である。
電池装着部21の左前端部には、上方に突出する後側防水壁232が設けられる。カセット装着部22の前端近傍かつ左右方向の略中央には、上方に突出する前側防水壁231が設けられる。前側防水壁231の左端の左右方向の位置は、後側防水壁232の右端の左右方向の位置よりも左側、かつ後側防水壁232の左端の左右方向の位置よりも右側に位置している。
電池装着部21の前側、かつ左右方向の略中央には、電池装着部21の前端から前方に突出する凹部である電池指掛け部211が形成される。使用者は、電池指掛け部211に指を沿わせて最前方の電池212を着脱できる。カセット装着部22の左前端部には、前方に突出する凹部であるカセット指掛け部221が形成される。使用者は、カセット指掛け部221に指を沿わせてテープカセット6を着脱できる。
電池装着部21とカセット指掛け部221との間に上方に延びる壁部24が形成される。壁部24の前側近傍には、上方に突出する後側フック251が設けられる。後側フック251の上端部の形状は、前方にわずかに突出し、側面視三角形状である。前側防水壁231の後方近傍には、上方に突出する前側フック252が設けられる。前側フック252の上端部の形状は、後方にわずかに突出し、側面視三角形状である。壁部24および前側防水壁231は、それぞれ、後側フック251および前側フック252が外圧によって破損することを防止する。カセット装着部22に装着されたテープカセット6は、後側フック251および前側フック252がテープカセット6に設けられた一対の被フック部682にそれぞれ係合可能である。
本体筐体2の前側には、ラベル排出口26が設けられる。ラベル排出口26の右側の角部には、切断用ノブ14が設けられる。切断用ノブ14は、内側へ押圧操作されることによって、ラベル排出口26の内側に設けられた可動刃141を固定刃142側へ移動させて、印刷済みテープを切断する。固定刃142と可動刃141とによって切断された印刷済みテープは、ラベル排出口26から排出される。
図4に示すように、カバー5の前端縁部の左右方向の略中央より左側の位置には、板状の押圧部51が下方に延出する。押圧部51は、カバー5を閉じた場合に、本体筐体2の前側に形成された凹部27(図3参照)の前面側を覆う。押圧部51の下端縁部の左右方向中央部には、係止片511が設けられる。係止片511の下端には、前方に突出する係止突起が形成される。係止片511は、凹部27の底面部の略中央部に形成された係合孔271(図3参照)に係合可能である。
カバー5の後端縁部の左右両側には、一対の係止片52が設けられる。一対の係止片52には、後方に突出する係止突起が形成される。一対の係止片52は、本体筐体2の後端縁部の左右両側に形成された一対の係合孔28(図3参照)に係合可能である。
カバー5を閉じる場合は、使用者は、一対の係止片52を一対の係合孔28にそれぞれ係合させる。次いで、使用者は、それぞれ係合した一対の係止片52および一対の係合孔28を回動軸として、カバー5を前側下方に回動させる。次いで、使用者は、係止片511と係合孔271とを係合させてカバー5を閉じる。
カバー5を開く場合は、使用者は、カバー5の押圧部51を指で内側へ押下し、それぞれ係合した一対の係止片52および一対の係合孔28を回動軸として、カバー5を後側上方に回動させる。これよって、係止片511と係合孔271との係合が解除され、カバー5が開かれる。
カバー5の右端縁近傍かつ前側には、下方に突出するローラホルダカム54が設けられる。ローラホルダカム54の形状は、上下方向を長手方向とした略直方体状であり、先端部は正面視三角形状である。ローラホルダカム54は、カバー5の開閉動作に伴いプラテンホルダ38(図5参照)を左右方向に移動させる。
カバー5の前後方向の略中央、かつローラホルダカム54の後方には、下方に突出するサイドセンサカム55が設けられる。サイドセンサカム55は、板部材551と第1突出部材552と第2突出部材553とを有する。板部材551の形状は、板状であって、かつ上下方向を長手方向とした略矩形状である。第1突出部材552は、板部材551の上端前部から上方に延びる。第1突出部材552の形状は、平面視L字状であって、かつ上下方向を長手方向とする略矩形状である。第2突出部材553は、板部材551の上端後部から上方に延びる。第2突出部材553の形状は、平面視第1突出部材552と対称のL字状であって、かつ上下方向を長手方向とする略矩形状である。板部材551の上下方向の長さは、第1突出部材552の上下方向の長さよりも短い。第1突出部材552の上下方向の長さは、第2突出部材553の上下方向の長さよりも短い。サイドセンサカム55は、カバー5の開閉動作に伴いサイドセンサ本体部8(図8A参照)を左右方向に移動させる。
カバー5の前後方向の略中央の左側には、カセット装着部22に装着されたテープカセット6の窓部66(図11参照)に対向する、略矩形状の覗き孔56が形成される。
カバー5の下面には、押さえピン571〜575が立設される。押さえピン571〜575は、カバー5を前側下方に回動して閉じた場合に、カセット装着部22に装着されたテープカセット6の上面に当接される高さに形成される。
図5および図6に示すように、カセット装着部22には、サーマルヘッド29、プラテンローラ30、テープサブローラ31、テープ駆動ローラ軸32およびリボン巻取軸33等が配置される。プラテンローラ30は、サーマルヘッド29の右方に設けられる。テープサブローラ31は、プラテンローラ30の上側近傍に設けられる。テープ駆動ローラ軸32は、テープサブローラ31の左側に設けられる。リボン巻取軸33は、カセット装着部22の底面の略中央に設けられる。
サーマルヘッド29の形状は、正面視略矩形の平板状である。サーマルヘッド29は、正面視略矩形のヘッドホルダ291の右方を向く面に配設される。ヘッドホルダ291は、テープカセット6のヘッド挿入部62における印刷テープ612(図12参照)の搬送方向に略直交するように、カセット装着部22に設けられる。
リボン巻取軸33は、テープカセット6に設けられたリボン巻取スプール631に嵌入されて回転駆動する。テープ駆動ローラ軸32は、テープカセット6に設けられたテープ送りローラ632に嵌入されて回転駆動する。リボン巻取軸33とテープ駆動ローラ軸32とは、印刷テープ612とインクリボン613(図12参照)とが同じ搬送速度で搬送されるように回転駆動される。
図2、図3、図5、および図6に示すように、本体筐体2の前後方向略中央より前側の右端部には、保護部36が設けられる。保護部36は、左方へ開口する。カバー5を閉じたときに、保護部36のローラホルダカム54およびサイドセンサカム55に対応する部分には、それぞれ、貫通孔であるカム案内孔361およびカム案内孔362が形成される。保護部36の下方には、プラテンホルダ38が、回動軸37を中心に回動可能に軸支される。プラテンローラ30とテープサブローラ31とが、プラテンホルダ38によって、平面視反時計回りに回転可能に軸支される。プラテンホルダ38は、カバー5が開かれた場合には、回動軸37を中心に右方へ回動するように弾性付勢する巻きバネ39(図9参照)によって、図3に示す待機位置に向けて回動される。
図3、図5、図6、図9、および図10に示すように、プラテンローラ30と回動軸37との間には、側面視略矩形状の空隙部40が形成される。空隙部40には、サイドセンサ本体部8および受け部材81が設けられる。受け部材81は、左側面である受け面811を有する。受け部材81の受け面811には、第1軸棒821および第2軸棒822が左方に向けて延設される。サイドセンサ本体部8は、第1軸棒821と第2軸棒822とによって左右方向に移動可能に配設される。
サイドセンサ本体部8の詳細について、図7および図8を参照して説明する。図7Aは、機械式センサ85の左前上方からの斜視図である。図7Bは、センサ保持部91の左前上方からの斜視図である。図7Cは、非篏合状態の機械式センサ85およびセンサ保持部91の右後上方からの斜視図である。図8Aは、接触状態における受け部材81およびサイドセンサ本体部8の側面図である。図8Bは、図8CのX1−X1線矢視方向断面図である。図8Cは、図8Aの平面図である。以下の説明では、図7Aの右下方、左上方、右上方、左下方、上方、および下方を、それぞれ、サイドセンサ本体部8の前方、後方、右方、左方、上方、および下方とする。図8Aの右方、左方、裏面側、表面側、上方、および下方を、それぞれ、サイドセンサ本体部8と受け部材81とが組み合わされた部材の前方、後方、右方、左方、上方、および下方とする。
図8Aに示すように、サイドセンサ本体部8の形状は、略直方体状である。サイドセンサ本体部8は、機械式センサ85とセンサ保持部91とを有する。
図7Aに示すように、機械式センサ85は、スイッチ保持部86と基板87を有する。スイッチ保持部86の形状は、平面視略矩形の板状である。スイッチ保持部86は、下面である保持面861と上面である反対面862とを有する。第1接触部881は、左端部863の前側に平面視丸みをもった略矩形状に凹む部位である。第2接触部882は、後端部865の左右方向の中央に平面視矩形状に凹む部位である。保持面861の前側かつ左右方向の略中央には、反対面862まで貫通する円形状の孔89が形成される。なお、スイッチ保持部86の右端部864および前端部866は、それぞれ平面を形成する。
スイッチ保持部86の保持面861には、基板87が設けられる。基板87には、下方に突出する4つのスイッチ端子871が設けられる。4つのスイッチ端子871の形状は、正面視略三角形の平板状である。4つのスイッチ端子871は、それぞれ独立して保持面861から進退可能である。機械式センサ85は、スイッチ端子871が押下された場合には、オン信号を不図示の制御回路部に出力するように構成される。制御回路部は、機械式センサ85から入力された出力信号に基づいて印刷テープ612の種類(例えば、テープ幅等)を判別可能である。
図7Bに示すように、センサ保持部91は、本体部92と第1規制部材93と第2規制部材94とガイド軸95とを主に有する。本体部92の形状は、上方に開口する箱型状である。本体部92は、下面である対向面921と上面である装着面922とを有する。対向面921の略中央には、装着面922まで貫通する略矩形状の開口部96が形成される。対向面921に形成される後述する第1貫通部952の上側には、位置決片84(図8A参照)が突設される。
本体部92の左端部の前側には、上方に突出する平面視U字状の第1規制部材93が設けられる。第1規制部材93は、上端部(以下、「第1端部931」という。)から対向面921まで貫通する第2貫通部932を有する。第2貫通部932には、受け部材81の第2軸棒822が挿入される。第2軸棒822は、第1端部931と対向面921との間にわたって第2貫通部932と当接する。
本体部92の後端部の左右方向の中央には、上方に突出する板状の第2規制部材94が設けられる。第2規制部材94の上端部(以下、「第2端部941」という。)には、前方に突出する係止片が設けられる。
本体部92の前側かつ左右方向略中央には、上方に突出する円柱状のガイド軸95が設けられる。ガイド軸95の上端部(以下、「第3端部951」という。)には、左右方向略中央から右下側に向けて傾斜する傾斜面が形成される。図8Bに示すように、ガイド軸95は、第3端部951から対向面921まで貫通する第1貫通部952を有する。対向面921の第1貫通部952の径は、第3端部951の第1貫通部952の径よりも大きい。第1貫通部952には、受け部材81の第1軸棒821が挿入される。第1軸棒821は、第1貫通部952の前後方向の略中央から左側の部分で第1貫通部952と当接する。
図7Aおよび図7Bに示すように、本体部92の上端部(以下、「支持部923」という。)から第1規制部材93の第1端部931までの距離を第1距離L1とする。支持部923から第2規制部材94の第2端部941までの距離を第2距離L2とする。支持部923からガイド軸95の第3端部951までの距離を第3距離L3とする。スイッチ保持部86の上下方向の長さを第4距離L4とする。この場合、L3≧L1>L2+L4の関係が成り立つ。
図7Cに示すように、機械式センサ85とセンサ保持部91とは、機械式センサ85の保持面861とセンサ保持部91の装着面922とが対向して組み付けられる。機械式センサ85とセンサ保持部91とを組み付けるときは、ガイド軸95および第1規制部材93が、それぞれ、孔89および第1接触部881に挿入される。次いで、ガイド軸95に沿って機械式センサ85の保持面861がセンサ保持部91の支持部923に近接する。次いで、第2規制部材94が第2接触部882に接触し、第2規制部材94の係止片が機械式センサ85の反対面862に係合される。そして、ビス90によって、機械式センサ85とセンサ保持部91とは固定される。
以下、第1規制部材93が第1接触部881に接触し、かつ第2規制部材94が第2接触部882に接触していない状態を非篏合状態という。第1規制部材93および第2規制部材94が、それぞれ、第1接触部881および第2接触部882に接触している状態を篏合状態という。なお、前述したように、篏合状態において、機械式センサ85の4つのスイッチ端子871は、開口部96から対向面921側に向けて突出する。篏合状態において、第1規制部材93およびガイド軸95は、それぞれ、第1接触部881および孔89からスイッチ保持部86の反対面862側に突出する。
図8Aから図8Cに示すように、サイドセンサ本体部8は、第1貫通部952、および第2貫通部932に、それぞれ、第1軸棒821および第2軸棒822がセンサ保持部91の対向面921側から挿入される。サイドセンサ本体部8は、第1軸棒821および第2軸棒822に沿って、受け部材81に対して前後方向に移動可能である。
以下、図3、図5、図8Aから図8Cおよび図9に示すように、第1規制部材93の第1端部931およびガイド軸95の第3端部951が、受け部材81の受け面811にそれぞれ接触する位置を接触位置という。図6および図10に示すように、第1端部931および第3端部951が、受け面811からそれぞれ離隔する位置を離隔位置という。
図8A、図8Cおよび図9に示すように、サイドセンサ本体部8は、第1軸棒821の先端部とセンサ保持部91の対向面921との間に圧縮コイルバネ83を備える。圧縮コイルバネ83は、バネ止め97によって第1軸棒821の先端から外れないように規制される。サイドセンサ本体部8は、圧縮コイルバネ83によって外側方向(図5中、右側方向である。)へ付勢される。カバー5が開かれた場合には、サイドセンサ本体部8は、接触位置に向けて移動されて、カセット装着部22に装着されたテープカセット6から離間する。
図6および図10に示すように、カバー5が閉じられると、サイドセンサカム55が、カム案内孔362に嵌入される。なお、前述したように、カバー5は、後端部側を回動軸として回動しながら閉じられる。サイドセンサカム55の第2突出部材553の上下方向の長さは、第1突出部材552の上下方向の長さよりも長い。従って、サイドセンサカム55の第2突出部材553が、ガイド軸95の第3端部951の傾斜面に最初に当接する。次いで、サイドセンサ本体部8を左方へ押圧しながらサイドセンサカム55の第1突出部材552も第3端部951の傾斜面に当接する。このように、サイドセンサカム55に押圧されたサイドセンサ本体部8は、圧縮コイルバネ83の付勢力に抗して左側へ、つまり、離隔位置に向けて移動される。
テープカセット6の概略構成について図11および図12を参照して説明する。なお、以下の説明では、図11の右下方、左上方、右上方、左下方、上方、および下方を、それぞれ、テープカセット6の前方、後方、右方、左方、上方、および下方とする。
図11および図12に示すように、テープカセット6の形状は、平面視略長方形の箱型状である。テープカセット6は、上ケース671と下ケース672とを有する。テープカセット6の上ケース671の四隅には、角部681が設けられる。テープカセット6の左右両側面には、被フック部682が設けられる。角部681および被フック部682は、テープカセット6の印刷テープ612の種類にかかわらず、同一の形状(上下方向、前後方向、および左右方向の長さ、並びに位置関係が同一)に形成される。角部681は、平面視略直角をなすように外側方向に突出する。ただし、平面視左下の角部681では、テープカセット6がカセット装着部22に装着されたときに、平面視左下の角部681とラベル排出口26とが干渉しないように、直角はなさない。被フック部682は、テープカセット6の左右側面の上下方向の略中央から外側方向にわずかに突出する。
テープカセット6には、支持孔711、支持孔712、および支持孔713が形成される。支持孔711は、テープスプール72を回動可能に支持する。印刷テープ612は、テープスプール72に巻回される。支持孔712は、リボン巻取スプール631を支持する。リボン巻取スプール631は、リボンスプール74からインクリボン613を巻き取る。テープスプール72およびリボンスプール74は、それぞれ、下ケース672の下面に立設されたカセットボス751およびリールボス752に回転可能に嵌挿される。支持孔713は、テープ送りローラ632を回転可能に支持する。テープ送りローラ632とテープサブローラ31とにより、テープスプール72から印刷テープ612を引き出す。
テープカセット6の前面部には、アーム状に突出するアーム部65が設けられる。ヘッド挿入部62は、アーム部65とアーム部65に対向する側壁部781とによって、平面視略U字状に形成される。ヘッド挿入部62には、ヘッドホルダ291が挿入される。
アーム部65の前面壁部70の右上端部には、位置決孔641が形成される。位置決孔641には、カセット装着部22にテープカセット6を装着してカバー5を閉じた場合に、センサ保持部91に設けられた位置決片84が嵌入される。前面壁部70には、4個の指標部651〜654が設けられる。
指標部651〜654は、印刷テープ612の種類を判別するため、印刷テープ612の種類に対応した特定の配置パターンに応じて特定箇所が貫通する。例えば、図11に示すテープカセット6では、指標部651〜654のうちの指標部652が貫通して孔部が形成され、指標部651、653、654は面部が形成される。
テープ送りローラ632の前側近傍には、上下一対の案内部材69が設けられる。図12に示すように、案内部材69の後側近傍には、リボン分離部76が設けられる。アーム部65の前面壁部70と、ヘッド挿入部62側の背面壁部783との間の中央部には、薄板状の分離壁782が設けられる。分離壁782の左側近傍には、アーム開口部79が形成される。
図11に示すように、上ケース671の略中央には、略四角形の窓部66が形成される。使用者は、カバー5を閉じた場合には、カバー5の覗き孔56を介してテープカセット6の窓部66を視認することができ、印刷テープ612の残量を確認できる。
次に、上記のように構成されたテープカセット6がカセット装着部22に装着されるまでの流れについて図2、図3、図5、図11、および図12を参照して説明する。
図2、図3、図5、図11、および図12に示すように、テープカセット6のリボン巻取スプール631およびテープ送りローラ632に、それぞれ、リボン巻取軸33およびテープ駆動ローラ軸32が嵌入されつつ、ヘッド挿入部62にヘッドホルダ291が挿入される。
次いで、カセット装着部22の底面部に立設された位置決ピン42が、テープカセット6に形成された位置決孔642に嵌入される。カセット装着部22の底面部に立設された位置決ボス41が、カセットボス751に嵌入される。これにより、テープカセット6の前後方向および左右方向が位置決めされた状態で、下方に押し込まれる。次いで、後側フック251および前側フック252がテープカセット6に設けられた一対の被フック部682に係合する。これにより、テープカセット6はカセット装着部22に装着される。
テープカセット6がカセット装着部22に装着された後、カバー5を閉じた状態について図6および図10を参照して説明する。カバー5を閉じた場合には、カバー5に設けられた押さえピン571〜575のそれぞれが、カセット装着部22に装着されたテープカセット6の上面に当接される。テープカセット6は、カセット装着部22の底面側に押圧される。これにより、テープカセット6は、上下方向を位置決めされる。
図6および図10に示すように、カバー5を閉じた場合には、サイドセンサカム55が、カム案内孔362に挿入される。サイドセンサカム55は、サイドセンサ本体部8を左方へ押圧する。本実施形態では、指標部651、653、654に対向するスイッチ端子871は押下される。指標部653に対向するスイッチ端子871は、指標部653を貫通する。サイドセンサ本体部8の位置決片84は、テープカセット6のアーム部65に形成された位置決孔641に嵌入される。先述したように、図示外の制御回路部は、機械式センサ85から入力された出力信号に基づいて印刷テープ612の種類を判別する。
カバー5が閉じた場合には、ローラホルダカム54が、カム案内孔361に嵌入される。ローラホルダカム54は、プラテンホルダ38を左方へ押圧する。プラテンホルダ38は、巻きバネ39の付勢力に抗して左方へ、つまり、図6に示す印刷位置に向けて回動される。
テープカセット6がカセット装着部22に装着され、かつカバー5が閉じられた場合の印刷テープ612およびインクリボン613の搬送について図6および図12を参照して説明する。
図12に示すように、印刷テープ612は、テープスプール72からガイドピン732を経てアーム部65の前面壁部70と分離壁782との間を搬送される。インクリボン613は、リボンスプール74からガイドピン733を経てアーム部65の背面壁部783と分離壁782との間を搬送される。次いで、インクリボン613と印刷テープ612とは、重ね合わされてアーム開口部79からヘッド挿入部62へ搬送される。
次いで、印刷テープ612とインクリボン613とは、図6に示すように、プラテンローラ30によってサーマルヘッド29に押圧される。サーマルヘッド29の発熱により、インクリボン613の上から加熱して、印刷テープ612にインクを熱転写し、文字等の印刷データが印刷される。
次いで、図12に示すように、インクリボン613は、リボン分離部76によって印刷テープ612から分離される。分離されたインクリボン613は、ガイドピン731を経てリボン巻取スプール631に巻き取られる。リボン分離部76によってインクリボン613が分離された印刷済みテープは、案内部材69によって上下方向に規制されてテープ送りローラ632へ搬送される。次いで、印刷済みテープは、テープ駆動ローラ軸32によって回転駆動されるテープ送りローラ632に対し、テープサブローラ31によって押圧される。次いで、印刷済みテープは、テープ送りローラ632の回転によりラベル排出口26から排出される。
以上説明した通り、本実施形態の印字装置1では、センサ保持部91に第1規制部材93を備えている。これにより、機械式センサ85は、センサ保持部91の第1規制部材93が機械式センサ85の第1接触部881に接触しながら、センサ保持部91に装着される。これにより、機械式センサ85がセンサ保持部91に装着される方向を軸として、センサ保持部91に対して機械式センサ85が回動することを規制できる。ゆえに、作業者はセンサ保持部91に対して機械式センサ85を、より適切に組み付けることができる。
本実施形態の印字装置1では、第2規制部材94を備えており、かつ第1規制部材93の第1距離L1は第2規制部材94の第2距離L2より大きい。これにより、機械式センサ85がセンサ保持部91に装着される時に、非篏合状態において、第1規制部材93により、機械式センサ85がセンサ保持部91に装着される方向を軸として、センサ保持部91に対して機械式センサ85が回動することを規制できる。ゆえに、作業者は、センサ保持部91に対して機械式センサ85を、より適切に組み付けることができる。
本実施形態の印字装置1では、第1貫通部952を有するガイド軸95と第2貫通部932を有する第1規制部材93と、第1貫通部952に挿入される第1軸棒821と第2貫通部932に挿入される第2軸棒822とを有する受け部材81とを備えており、第1規制部材93の第1距離L1はガイド軸95の第3距離L3と等しい。これにより、接触位置において、受け部材81の受け面811に対して、第1規制部材93の第1端部931およびガイド軸95の第3端部951は同時に安定的に当接される。ゆえに、第1規制部材93とガイド軸95とを結ぶ方向の揺動を小さくできる。
本実施形態の印字装置1では、第2貫通部932を有する第1規制部材93は、センサ保持部91の対向面921から第1端部931まで延びている。対向面921の第1貫通部952の径は、第3端部951の第1貫通部952の径よりも大きい。これにより、第2貫通部932に挿入された第2軸棒822と第2貫通部932との接触面積は、第1貫通部952に挿入された第1軸棒821と第1貫通部952との接触面積よりも大きい。ゆえに、第2軸棒822は、第1貫通部952によって安定的に保持される。
本実施形態の印字装置1では、本体筐体2における電池装着部21の後側、かつ本体筐体2の右面の近傍に、電池装着部21が設けられている。後側フック251は、電池装着部21に装着されたテープカセット6の被フック部682に係合可能な位置、かつ電池装着部21よりも左側に設けられている。従って、電池装着部21の左右方向の略中央の位置に、電池指掛け部211を設けることができる。ゆえに、使用者は、電池212を着脱する時に電池212に力を加えやすくなるため、容易に電池212を着脱できる。また、カセット指掛け部221近傍に、後側フック251を設けることができる。ゆえに、使用者は、テープカセット6に力を加えやすくなるため、容易にテープカセット6を着脱できる。また、電池装着部21の前側に後側フック251が存在しないため、カセット指掛け部221の左右方向の長さを長くできる。ゆえに、使用者は、テープカセット6を指で保持しやすくなるため、容易にテープカセット6を着脱できる。また、壁部24は電池装着部21とカセット指掛け部221との間、かつ後側フック251の背後に設けられ、後側フック251を保護する。ゆえに、後側フック251を保護する壁を別途設ける必要がないため、印字装置1の大きさを小さくできる。
本実施形態の印字装置1では、前側防水壁231と後側防水壁232とを備えている。前側防水壁231の左端の左右方向の位置は、後側防水壁232の右端の左右方向の位置よりも左側、かつ後側防水壁232の左端の左右方向の位置よりも右側に位置している。これにより、使用者が押圧部51を上にして印字装置1を使用する場合、押圧部51から本体筐体内部に液体が侵入した場合には、液体は前側防水壁231よりも右側を流下し、後側防水壁232に当たって後側防水壁232の右側へと流下する。ゆえに、電池装着部21に液体は進入する可能性が小さくなる。
本実施形態の印字装置1では、サイドセンサカム55の第2突出部材553の上下方向の長さは、第1突出部材552の上下方向の長さよりも長い。また、カバー5は、カバー5の後端部と本体筐体2の後端部とを回動軸として前側下方に回動されることにより閉じられる。これにより、サイドセンサカム55は、ガイド軸95の第3端部951の傾斜面にサイドセンサカム55の第2突出部材553が最初に当接する。そして、サイドセンサ本体部8を左方へ押圧しながらサイドセンサカム55の第1突出部材552も当接する。この場合、ガイド軸95の第3端部951の傾斜面にサイドセンサカム55が2か所で当接する場合よりも摺動抵抗が小さくなる。よって、使用者は、容易にカバー5を閉じることができる。さらに、第2突出部材553がガイド軸95に当接すると、サイドセンサ本体部8は左方に移動する。これにより、第1突出部材552がガイド軸95の第3端部951の傾斜面に当接されるまでに、サイドセンサ本体部8の機械式センサ85の反対面862とサイドセンサカム55とが離隔する。ゆえに、反対面862の第1突出部材552に対向する部分にもビス90等の部品を設けることができる。
なお、上記実施形態において、テープ駆動ローラ軸32が本発明の「搬送手段」に相当する。印刷テープ612が本発明の「テープ」に相当する。図7Cにおいて上方から下方への方向が本発明の「第1方向」に相当する。図7Cにおいて下方から上方への方向が本発明の「第2方向」に相当する。左端部863、右端部864、後端部865、および前端部866が本発明の「端部」に相当する。第2軸棒822と第2貫通部932との当接部分が本発明の「支持壁部」に相当する。
なお、本発明の印字装置1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変更を加え得ることはもちろんである。
例えば、図8Bに示すように、第1軸棒821、第2軸棒822、第1貫通部952、および第2貫通部932を設けない構成を採用してもよい。この場合、サイドセンサ本体部8が接触位置と離隔位置とに移動可能であれば、上記実施形態と同様に、接触位置において、受け部材81の受け面811に対して、第1規制部材93の第1端部931およびガイド軸95の第3端部951は同時に安定的に当接される。ゆえに、第1規制部材93とガイド軸95とを結ぶ方向の揺動を小さくできる。
例えば、図8Bに示すように、第2貫通部932を第1規制部材93に設けずに、センサ保持部91に設ける構成を採用してもよい。この場合、サイドセンサ本体部8が接触位置と離隔位置とに移動可能であれば、上記実施形態と同様に、接触位置において、受け部材81の受け面811に対して、第1規制部材93の第1端部931およびガイド軸95の第3端部951は同時に安定的に当接される。ゆえに、第1規制部材93とガイド軸95とを結ぶ方向の揺動を小さくできる。
1 印字装置
22 カセット装着部
29 サーマルヘッド
32 テープ駆動ローラ軸
81 受け部材
85 機械式センサ
86 スイッチ保持部
89 孔
91 センサ保持部
92 本体部
93 第1規制部材
94 第2規制部材
95 ガイド軸
96 開口部
821 第1軸棒
822 第2軸棒
871 スイッチ端子
923 支持部
932 第2貫通部
952 第1貫通部

Claims (6)

  1. 印字媒体であるテープと、前記テープの種類を示す指標部とを有するテープカセットが着脱可能に装着されるカセット装着部と、
    前記カセット装着部に装着された前記テープカセットに収納された前記テープを、所定の搬送経路に沿って搬送する搬送手段と、
    前記搬送手段によって搬送される前記テープに印字を行うサーマルヘッドと、
    前記指標部が示す前記テープの種類を検出するための機械式センサと、
    前記機械式センサを保持し、かつ、前記機械式センサが前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記指標部と近接する位置と、前記機械式センサが前記カセット装着部に装着された前記テープカセットの前記指標部から離隔する位置との間を移動可能なセンサ保持部と
    を備え、
    前記機械式センサは、
    所定方向に進退自在な複数のスイッチ端子と、
    前記複数のスイッチ端子を保持する面である保持面を有する部材であるスイッチ保持部とを有し、
    前記センサ保持部は、
    前記カセット装着部に装着された前記テープカセットに対向する面である対向面を有し、前記対向面とは反対側の面である装着面側から前記機械式センサが装着される部材である本体部と、
    前記本体部の前記装着面側に設けられ、前記本体部に装着された前記機械式センサの前記保持面に接触して、前記スイッチ保持部を支持する部材である支持部と、
    前記本体部に設けられ、前記支持部によって前記スイッチ保持部が支持された状態で、前記複数のスイッチ端子を前記対向面側に露出させる開口部と、
    前記本体部の前記装着面側から、前記機械式センサが前記本体部に装着される方向である第1方向とは反対方向である第2方向に突出する部材であり、前記保持面と前記支持部とが離れて対向し、かつ、前記保持面と前記支持部との距離が所定値未満である状態において、前記スイッチ保持部における前記第1方向と直交する方向の端部の一部である第1接触部に接触可能な第1規制部材と
    を有することを特徴とする印字装置。
  2. 前記センサ保持部は、前記本体部の前記装着面側から、前記第2方向に突出する部材であり、前記保持面と前記支持部とが接触した状態において、前記本体部における端部の一部であって前記第1接触部とは異なる第2接触部に接触し、かつ、前記スイッチ保持部の前記保持面とは反対側の面である反対面を押圧する第2規制部材を有し、
    前記第1規制部材の前記第2方向の端部である第1端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第1距離は、前記第2規制部材の前記第2方向の端部である第2端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第2距離よりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の印字装置。
  3. 前記本体部の前記装着面に対向する面である受け面を有する受け部材を備え、
    前記スイッチ保持部は、前記保持面から前記第2方向に前記反対面まで貫通する孔を有し、
    前記センサ保持部は、
    前記本体部の前記装着面側から、前記第2方向に突出する部材であり、前記孔に挿入可能なガイド軸を有し、
    前記第1規制部材の前記第1端部および前記ガイド軸の前記第2方向の端部である第3端部が、前記受け部材の前記受け面に接触する位置である接触位置と、前記第1規制部材の前記第1端部および前記ガイド軸の前記第3端部が、前記受け部材の前記受け面から離隔する位置である離隔位置とに移動可能であって、
    前記第1距離は、前記ガイド軸の前記第3端部から前記支持部までの前記第1方向の距離である第3距離と等しく、
    前記第1規制部材は、前記保持面と前記支持部が離隔し、かつ、前記ガイド軸が前記スイッチ保持部の前記孔に挿入されている非篏合状態であるときに、前記第1接触部に接触することを特徴とする請求項2に記載の印字装置。
  4. 前記本体部は、
    前記対向面から前記ガイド軸の前記第3端部まで前記第2方向に貫通する第1貫通部と、
    前記本体部において前記第1貫通部とは異なる位置に設けられ、前記対向面から前記装着面側まで前記第2方向に貫通する第2貫通部とを有し、
    前記受け部材は、
    前記第1貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第1軸棒と、
    前記第2貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第2軸棒とを有し、
    前記センサ保持部は、前記第1軸棒および前記第2軸棒を軸として、前記接触位置と前記離隔位置とに移動することを特徴とする請求項3に記載の印字装置。
  5. 前記第2貫通部は、前記第1規制部材の前記第1端部まで前記第2方向に貫通することを特徴とする請求項4に記載の印字装置。
  6. 前記センサ保持部の前記装着面に対向する面である受け面を有する受け部材を備え、
    前記本体部は、
    前記装着面から前記第1方向に前記対向面まで貫通する第1貫通部と、
    前記本体部において前記第1貫通部とは異なる位置に設けられ、前記対向面から前記第1規制部材の前記第1端部まで前記第2方向に貫通する第2貫通部とを有し、
    前記受け部材は、
    前記第1貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第1軸棒と、
    前記第2貫通部に挿入される軸棒であって、前記受け面から前記第1方向に延びる第2軸棒とを有し、
    前記センサ保持部は、前記第1軸棒および前記第2軸棒を軸として、前記第1規制部材の前記第1端部が前記受け面に接触する位置である接触位置と、前記第1規制部材の前記第1端部が前記受け面から離隔する位置である離隔位置とに移動可能であって、
    前記第1規制部材は、前記支持部よりも前記第2方向に延びる壁部であって、前記第2貫通部に挿入される前記第2軸棒に沿って延びる支持壁部を有することを特徴とする請求項2に記載の印字装置。
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