JP2016077781A - 繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】支持皿上の棒状内容物の下端部を、より少ない力で外部に露呈させる。【解決手段】昇降部材17は、支持皿15から下方に向けて延設された雄ねじ筒部22と、雄ねじ筒部22に螺着されるとともに、支持皿15より上方に位置する部分内に棒状内容物Xの下端部が配置される雌ねじ筒部23と、を備え、昇降部材17が、内筒部14に対して上昇端位置に位置したときに、雌ねじ筒部23が外筒部12および内筒部14から上方に突出し、雌ねじ筒部23は、雄ねじ筒部22に対して軸線O回りに回転したときに、雄ねじ筒部22に対して相対的に下降する。【選択図】図1

Description

本発明は、繰出容器に関するものである。
従来から、内周面に螺旋溝が形成された外筒部と、外筒部内に軸線方向に移動不能でかつ軸線回りに回転自在に配設されるとともに、軸線方向に延びる第1、第2案内孔が形成された内筒部と、内筒部内に軸線方向に沿って昇降自在に配設されるとともに、軸線方向に延びる補助ガイド孔、および第1案内孔に摺動自在に係合する第1案内突起が形成された筒状のスカート部と、スカート部内に軸線方向に沿って昇降自在に配設され、棒状内容物が上方に向けて立設される支持皿と補助ガイド孔および第2案内孔を通して螺旋溝に係合する第2案内突起とを備える昇降部材と、を備え、補助ガイド孔に、幅小部と、幅小部を軸線方向に挟む両側に位置する幅広部と、が形成され、第2案内突起は、補助ガイド孔のうち、幅小部の下方に位置する幅広部に配置された繰出容器が知られている。
この繰出容器では、外筒部と内筒部とを軸線回りに相対的に回転させると、第1案内突起が第1案内孔の上部係止部に係止されるまでは、昇降部材がスカート部とともに内筒部内を上昇し、第1案内突起が第1案内孔の上部係止部に係止された後は、第2案内突起が補助ガイド孔の幅小部に圧縮状態で摺接しつつ幅小部を上方に乗り越えることによって、昇降部材のみが上昇し、支持皿上の棒状内容物の下端部が外筒部から上方に露出する。
特許第3510354号公報
しかしながら、前記従来の繰出容器では、第1案内突起が第1案内孔の上部係止部に係止された後、つまり、棒状内容物の残量が少なくなり、支持皿上の棒状内容物の下端部を外筒部から上方に露出させる際に、第2案内突起を補助ガイド孔の幅小部に圧縮状態で摺接させることで、第2案内突起により補助ガイド孔の幅小部を押し広げていたため、大きな力を要していた。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、支持皿上の棒状内容物の下端部を、より少ない力で外部に露呈させることができる繰出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の繰出容器は、内周面に螺旋溝が形成された外筒部と、前記外筒部内に軸線方向に移動不能でかつ軸線回りに回転自在に配設されるとともに、軸線方向に延びる案内孔が形成された内筒部と、前記内筒部内に軸線方向に沿って昇降自在に配設されるとともに、前記案内孔を通して前記螺旋溝に係合する被案内突起、および棒状内容物が上方に向けて立設される支持皿を備えた昇降部材と、を備える繰出容器であって、前記昇降部材は、前記支持皿から下方に向けて延設された雄ねじ筒部と、前記雄ねじ筒部に螺着されるとともに、前記支持皿より上方に位置する部分内に棒状内容物の下端部が配置される雌ねじ筒部と、を備え、前記昇降部材が、前記内筒部に対して上昇端位置に位置したときに、前記雌ねじ筒部が前記外筒部および前記内筒部から上方に突出し、前記雌ねじ筒部は、前記雄ねじ筒部に対して軸線回りに回転したときに、前記雄ねじ筒部に対して相対的に下降することを特徴とする。
本発明によれば、外筒部および内筒部を軸線回りに相対的に回転させると、被案内突起が案内孔内および螺旋溝内を摺動することで、昇降部材が内筒部内を上昇する。これにより、棒状内容物の外筒部および内筒部からの突出量が調整され、棒状内容物が上端部から使用される。
そして、棒状内容物の残量が少なくなり、雌ねじ筒部からの突出量が無くなったり短くなったりしたときに、昇降部材を内筒部に対して上昇端位置に位置させると、雌ねじ筒部が外筒部および内筒部から上方に突出して外部に露呈されるので、雌ねじ筒部を指で摘まむなど外部から操作することが可能になる。
これにより、雌ねじ筒部を雄ねじ筒部に対して軸線回りに回転させ、雌ねじ筒部を雄ねじ筒部に対して相対的に下降させると、棒状内容物の下端部が雌ねじ筒部から外部に露呈され、棒状内容物の下端部を容易に使用することができる。
以上のように、棒状内容物の下端部を雌ねじ筒部から外部に露呈させる際に、雌ねじ筒部と雄ねじ筒部との螺合を利用するので、この際に雌ねじ筒部に加える必要のある力が過度に高くなるのを防ぐことができる。
ここで、前記昇降部材は、前記雄ねじ筒部から下方に向けて延設されるとともに、前記雄ねじ筒部より大径に形成され、前記内筒部内に摺動自在に嵌合された摺動筒部を備え、前記摺動筒部および前記雄ねじ筒部は一体に形成され、前記雌ねじ筒部が、前記雄ねじ筒部に対して相対的に下降端位置に位置したときに、棒状内容物の下端部が前記雌ねじ筒部から外部に露呈し、かつ前記雌ねじ筒部の下端縁が、前記摺動筒部と前記雄ねじ筒部との連結部分に係止されてもよい。
この場合、雌ねじ筒部が、雄ねじ筒部に対して相対的に下降端位置に位置したときに、棒状内容物の下端部が雌ねじ筒部から外部に露呈し、かつ雌ねじ筒部の下端縁が、摺動筒部と雄ねじ筒部との連結部分に係止されるので、雌ねじ筒部の雄ねじ筒部に対する相対的な下降端位置を容易に認識させることができる。
本発明によれば、支持皿上の棒状内容物の下端部を、より少ない力で外部に露呈させることができる。
本発明に係る第1実施形態として示した繰出容器において、昇降部材が内筒部に対して下降端位置に位置した状態を示す縦断面図である。 本発明に係る第1実施形態として示した繰出容器において、昇降部材が内筒部に対して上昇端位置に位置した状態を示す縦断面図である。 図2に示す繰出容器において、雌ねじ筒部が雄ねじ筒部に対して下降端位置に位置した状態を示す図である。 本発明に係る第2実施形態として示した繰出容器において、昇降部材が内筒部に対して下降端位置に位置した状態を示す縦断面図である。 本発明に係る第2実施形態として示した繰出容器において、昇降部材が内筒部に対して上昇端位置に位置した状態を示す縦断面図である。 図5に示す繰出容器において、雄ねじ筒部が雌ねじ筒部に対して上昇端位置に位置した状態を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係る繰出容器1について説明する。
本実施形態の繰出容器1は、図1に示されるように、内周面に螺旋溝11が形成された外筒部12と、外筒部12内に軸線O方向に移動不能でかつ軸線O回りに回転自在に配設されるとともに、軸線O方向に延びる案内孔13が形成された内筒部14と、内筒部14内に軸線O方向に沿って昇降自在に配設された筒状の昇降部材17と、を備えている。
外筒部12は、有底筒状の化粧筒18と、化粧筒18内に固定状態で嵌合された螺旋筒19と、を備え、螺旋筒19の内周面に一対の螺旋溝11が形成されている。螺旋溝11は、螺旋筒19の内周面において、軸線Oを径方向に挟む両側に位置する部分に各別に形成されている。化粧筒18の内周面および螺旋筒19の外周面には、互いに係合し、化粧筒18および螺旋筒19の相対的な軸線O回りの回転移動を規制する規制部が形成されている。
ここで、外筒部12、内筒部14および昇降部材17は軸線Oと同軸に配設されている。以下、軸線O方向に沿って、外筒部12における化粧筒18の底部側を下側といい、これとは反対側を上側といい、軸線O方向から見た平面視において、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
内筒部14は、化粧筒18の底部から上方に向けて延在し、外筒部12より上方に突出している。案内孔13は、内筒部14に一対形成されるとともに、内筒部14を径方向に貫いている。案内孔13は、内筒部14において、軸線Oを径方向に挟む両側に位置する部分に各別に形成されている。案内孔13の上端部には、周方向に延びる係止孔が接続されており、この係止孔に後述する被案内突起16が進入することで、昇降部材17の、内筒部14および外筒部12に対するこれ以上の上昇移動が規制される。
ここで、螺旋筒19の上端は、化粧筒18の上端より下方に位置している。化粧筒18の上端部には、螺旋筒19および内筒部14の、化粧筒18に対する上昇移動を規制する押えリング21が装着されている。押えリング21のうち、下部は、化粧筒18の上端部内に嵌合され、上部は、化粧筒18から上方に突出している。この押えリング21の上部に、棒状内容物Xおよび内筒部14を覆うオーバーキャップ27が着脱自在に外嵌されている。
昇降部材17は、棒状内容物Xが上方に向けて立設される支持皿15と、案内孔13を通して螺旋溝11に係合する前述の被案内突起16と、支持皿15から下方に向けて延設された雄ねじ筒部22と、雄ねじ筒部22に螺着される雌ねじ筒部23と、を備えている。
本実施形態では、昇降部材17は、雄ねじ筒部22から下方に向けて延設されるとともに、雄ねじ筒部22より大径に形成され、内筒部14内に摺動自在に嵌合された摺動筒部24を備えている。摺動筒部24、雄ねじ筒部22、支持皿15、および被案内突起16は一体に形成され、被案内突起16は、摺動筒部24に径方向の外側に向けて一対突設されている。被案内突起16は、摺動筒部24の外周面において、軸線Oを径方向に挟む両側に位置する部分に各別に配設されている。また、摺動筒部24と雄ねじ筒部22との連結部分17aは、表裏面が軸線O方向を向くフランジ状に形成されている。
支持皿15は、軸線Oと同軸に配設された環状に形成され、その内周縁部に、上方に向かうに従い漸次、径方向の外側に向けて延在し、棒状内容物Xの下端面を突き刺す突き刺し筒部25が全周にわたって連続的にまたは間欠的に配設されている。支持皿15は、昇降部材17が内筒部14および外筒部12に対して下降端位置に位置しているときに、図1に示されるように、内筒部14の上端縁より下方に位置している。
雄ねじ筒部22の外周面に雄ねじ部が形成されている。雄ねじ筒部22と内筒部14の内周面との間には、径方向の隙間が設けられている。
雌ねじ筒部23は、内筒部14内に摺動自在に嵌合されている。雌ねじ筒部23は、内周面に雄ねじ筒部22の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成された下筒部23aと、支持皿15より上方に位置し、内側に棒状内容物Xの下端部が配置されるホルダ部23bと、を備えている。
図示の例では、ホルダ部23b内に棒状内容物Xの下端部が固定状態で嵌合されている。ホルダ部23bは、昇降部材17が内筒部14および外筒部12に対して下降端位置に位置しているときに、図1に示されるように、内筒部14の上端縁より下方に位置している。下筒部23aは、雄ねじ筒部22と内筒部14の内周面との間の径方向の隙間に配置されている。
なお、ホルダ部23bの外周面に、雌ねじ筒部23の後述する操作時に指が滑るのを抑制するために、例えばローレット加工等の滑り止め加工が施されている。また、ホルダ部23bの内周面に、棒状内容物Xを保持するための環状突部を設けてもよい。
雌ねじ筒部23の下端縁は、摺動筒部24と雄ねじ筒部22との連結部分17aから上方に離間しており、雌ねじ筒部23は、雄ねじ筒部22に対して軸線O回りに回転したときに、雄ねじ筒部22に対して下降する。そして、雌ねじ筒部23が、図3に示されるように、雄ねじ筒部22に対して下降端位置に位置したときに、棒状内容物Xの下端部が雌ねじ筒部23から外部に露呈し、かつ雌ねじ筒部23の下端縁が、摺動筒部24と雄ねじ筒部22との連結部分17aに係止される。さらにこの際、ホルダ部23bの上部は、内筒体14および外筒部12に対して上方に突出している。
以上の構成において、外筒部12および内筒部14を軸線O回りに相対的に回転させると、被案内突起16が案内孔13内および螺旋溝11内を摺動することで、昇降部材17が内筒部14内を上昇する。これにより、棒状内容物Xの、外筒部12および内筒部14からの突出量が調整され、棒状内容物Xが上端部から使用される。
そして、被案内突起16が、案内孔13の上端部に連なる前記係止孔に進入したときに、昇降部材17の、内筒部14および外筒部12に対するこれ以上の上昇移動が規制される。
このようにして、昇降部材17が、内筒部14および外筒部12に対して上昇端位置に位置したときに、図2に示されるように、雌ねじ筒部23のホルダ部23b、および支持皿15が、外筒部12および内筒部14から上方に突出する。さらにこの際、雌ねじ筒部23の下筒部23aが、雄ねじ筒部22と内筒部14の内周面との間の径方向の隙間内に位置していて、雄ねじ筒部22および内筒部14により径方向の両側から支持される。
以上説明したように、本実施形態による繰出容器1によれば、棒状内容物Xの残量が少なくなり、雌ねじ筒部23からの突出量が無くなったり短くなったりしたときに、昇降部材17を内筒部14に対して上昇端位置に位置させると、雌ねじ筒部23が外筒部12および内筒部14から上方に突出して外部に露呈されるので、雌ねじ筒部23を指で摘まむなど外部から操作することが可能になる。
これにより、雌ねじ筒部23を雄ねじ筒部22に対して軸線O回りに回転させ、雌ねじ筒部23を雄ねじ筒部22に対して下降させると、棒状内容物Xの下端部が雌ねじ筒部23から外部に露呈され、棒状内容物Xの下端部を容易に使用することができる。
以上のように、棒状内容物Xの下端部を雌ねじ筒部23から外部に露呈させる際に、雌ねじ筒部23と雄ねじ筒部22との螺合を利用するので、この際に雌ねじ筒部23に加える必要のある力が過度に高くなるのを防ぐことができる。
また、雌ねじ筒部23が、雄ねじ筒部22に対して下降端位置に位置したときに、棒状内容物Xの下端部が雌ねじ筒部23から外部に露呈し、かつ雌ねじ筒部23の下端縁が、摺動筒部24と雄ねじ筒部22との連結部分17aに係止されるので、雌ねじ筒部23の雄ねじ筒部22に対する下降端位置を容易に認識させることができる。
次に、本発明の第2実施形態に係る繰出容器2について説明するが、第1実施形態と同一の部位には同一の符号を付してその説明を省略し、異なる部分についてのみ説明する。
本実施形態の繰出容器2における昇降部材31では、摺動筒部32が、雄ねじ筒部22、および支持皿15と別体になっている。
摺動筒部32の外周面に被案内突起16が突設されている。また、摺動筒部32の内周面に、径方向の内側に向けて突出する案内突部33が周方向に間隔をあけて複数形成されている。図示の例では、案内突部33は、摺動筒部32の内周面に2つ形成され、径方向で互いに対向している。なお、支持皿15は、摺動筒部32の上端より上方に位置している。
ここで、雄ねじ筒部22には、案内筒部34が下方に向けて延設されている。案内筒部34には、軸線O方向に延びる縦孔34aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。縦孔34aは、案内筒部34を径方向に貫くとともに下方に向けて開口している。縦孔34aに、摺動筒部32の案内突部33が軸線O方向に移動自在に挿入されている。なお、案内突部33上に雄ねじ筒部22の下端縁が支持されている。また、雄ねじ筒部22と内筒部14の内周面との間の径方向の隙間に、摺動筒部32、および雌ねじ筒部35の下筒部36が配置されている。
雌ねじ筒部35の下筒部36において、内周面に雄ねじ筒部22の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部が形成され、外周面に径方向の外側に向けて突出する係合突部36aが形成されている。係合突部36aは、摺動筒部32の上端部内に軸線O回りに回転自在に嵌合され、かつ摺動筒部32の上端部の内周面に形成された上係止突部32aと下係止段部32bとにより軸線O方向に挟まれている。これにより、雌ねじ筒部35が、摺動筒部32の上端部内に、軸線O方向に移動不能にかつ軸線O回りに回転自在に嵌合されている。
雌ねじ筒部35は、雄ねじ筒部22の上端部に螺着されており、雌ねじ筒部35を、雄ねじ筒部22に対して軸線O回りに回転させると、雄ねじ筒部22が、雌ねじ筒部35および摺動筒部32に対して上昇する。
以上の構成において、昇降部材31が、内筒部14に対して上昇端位置に位置すると、図5に示されるように、雌ねじ筒部35のホルダ部23b、および支持皿15が、外筒部12および内筒部14から上方に突出し、雌ねじ筒部35の下筒部36が、雄ねじ筒部22と内筒部14の内周面との間の径方向の隙間内に位置していて、雄ねじ筒部22と内筒部14および摺動筒部32とにより径方向の両側から支持される。
さらに、雄ねじ筒部22が、図6に示されるように、雌ねじ筒部35および摺動筒部32に対して上昇端位置に位置したときに、棒状内容物Xの下端部が雌ねじ筒部35から外部に露呈する。
以上説明したように、本実施形態による繰出容器2によれば、第1実施形態の繰出容器1と同様に、棒状内容物Xの下端部を雌ねじ筒部35から外部に露呈させる際に、雌ねじ筒部35と雄ねじ筒部22との螺合を利用するので、この際に雌ねじ筒部35に加える必要のある力が過度に高くなるのを防ぐことができる。
また、雌ねじ筒部35が、摺動筒部32の上端部内に、軸線O方向に移動不能にかつ軸線O回りに回転自在に嵌合されていて、雌ねじ筒部35を雄ねじ筒部22に対して軸線O回りに回転させたときに、雄ねじ筒部22が雌ねじ筒部35に対して上昇するので、昇降部材31が内筒部14に対して上昇端位置に位置した状態において、雄ねじ筒部22の雌ねじ筒部35に対する上昇移動量にかかわらず、雌ねじ筒部35の、外筒部12および内筒部14からの上方に向けた突出量を常に一定に保つことが可能になり、操作性をより一層向上させることができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前記実施形態では、ホルダ部23b内に棒状内容物Xの下端部を固定状態で嵌合したが、棒状内容物Xをホルダ部23b内に遊嵌するなど適宜変更してもよい。
また、支持皿15に突き刺し筒部25を配設しなくてもよく、外筒部12として、化粧筒18および螺旋筒19が一体に形成された構成を採用してもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1、2 繰出容器
11 螺旋溝
12 外筒部
13 案内孔
14 内筒部
15 支持皿
16 被案内突起
17、31 昇降部材
17a 連結部分
22 雄ねじ筒部
23、35 雌ねじ筒部
24、32 摺動筒部
O 軸線
X 棒状内容物

Claims (2)

  1. 内周面に螺旋溝が形成された外筒部と、
    前記外筒部内に軸線方向に移動不能でかつ軸線回りに回転自在に配設されるとともに、軸線方向に延びる案内孔が形成された内筒部と、
    前記内筒部内に軸線方向に沿って昇降自在に配設されるとともに、前記案内孔を通して前記螺旋溝に係合する被案内突起、および棒状内容物が上方に向けて立設される支持皿を備えた昇降部材と、を備える繰出容器であって、
    前記昇降部材は、
    前記支持皿から下方に向けて延設された雄ねじ筒部と、
    前記雄ねじ筒部に螺着されるとともに、前記支持皿より上方に位置する部分内に棒状内容物の下端部が配置される雌ねじ筒部と、
    を備え、
    前記昇降部材が、前記内筒部に対して上昇端位置に位置したときに、前記雌ねじ筒部が前記外筒部および前記内筒部から上方に突出し、
    前記雌ねじ筒部は、前記雄ねじ筒部に対して軸線回りに回転したときに、前記雄ねじ筒部に対して相対的に下降することを特徴とする繰出容器。
  2. 前記昇降部材は、前記雄ねじ筒部から下方に向けて延設されるとともに、前記雄ねじ筒部より大径に形成され、前記内筒部内に摺動自在に嵌合された摺動筒部を備え、
    前記摺動筒部および前記雄ねじ筒部は一体に形成され、
    前記雌ねじ筒部が、前記雄ねじ筒部に対して相対的に下降端位置に位置したときに、棒状内容物の下端部が前記雌ねじ筒部から外部に露呈し、かつ前記雌ねじ筒部の下端縁が、前記摺動筒部と前記雄ねじ筒部との連結部分に係止されることを特徴とする請求項1に記載の繰出容器。
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