JP2016077541A - 撮影システムおよびその撮影制御方法、撮影制御装置、放射線検出器 - Google Patents

撮影システムおよびその撮影制御方法、撮影制御装置、放射線検出器 Download PDF

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Abstract

【課題】コントローラに接続されたセンサが未送信の撮影画像データを保持している場合に、該撮影画像データが不適切なコントローラへ誤送信されることを防止する撮影システムを提供する。
【解決手段】放射線発生装置130とセンサ100、PC110からなる撮影システムである。放射線発生装置130から照射された放射線をセンサ100で検出して画像を撮影し、センサ100が該撮影した画像の画像データをPC110に送信する。該システムにおいてPC110は、センサ100の接続時に、センサ100が既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、センサ100の使用の可否を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、照射された放射線を検出して撮影した画像を適切に保持する技術に関する。
医療診断分野において、放射線画像が用いられている。一般的に、放射線画像を撮影するためのシステムは、放射線を照射する放射線発生装置と、照射された放射線を検出し、放射線画像を生成するフラットパネルセンサ(以下、センサ)と、それらの装置を制御するコントロールPC等からなる。ユーザのスイッチ操作等により、放射線発生装置から放射線が照射されると、コントロールPCはセンサを駆動させ、センサで生成された放射線画像がコントロールPCへ送信される。撮影に成功すると、コントロールPCはセンサから受信した放射線画像を接続されたモニタなどに表示し、そこでユーザが画像を確認することができる。
センサの動作エラーやコントロールPCとセンサ間の通信失敗等の理由により、コントロールPCで画像受信できなかった場合には、撮影画像をセンサ内部に保持し、消失させないことが求められる。もしも撮影画像を消失した場合には、再度の撮影が必要となり、無効被ばくによる患者への負担が増加する。このような負担増を未然に防ぐために、センサ内部に記憶領域を設け、撮影画像を正常に送信できなかった場合にはこれを一時的に保持可能とするセンサも開発されている。
一般に病院には、放射線撮影を行う撮影室を複数備えていることが多く、それぞれの撮影室に設置された放射線撮影システムは必ずしも同一ではなく、撮影室ごとに異なる放射線撮影システムが設置されることがある。また、近年の放射線撮影システムで用いられるセンサとしては、その使用性を高めるため、ケーブル接続が不要なワイヤレスセンサが開発されており、1つのワイヤレスセンサを複数の撮影室で使用することが可能である。ここで、第1の撮影室でワイヤレスセンサによる撮影を行ったものの、画像の送信に失敗して該センサ内部に未送信の撮影画像を保持している状態を想定する。この状態のワイヤレスセンサを用いて第2の撮影室での撮影を行うおうとした場合、第1の撮影室で撮影した画像が、第2の撮影室のシステムへ送信されてしまうリスクがある。この場合、画像が送信されたシステム側では、受信した画像の患者情報や撮影情報等を保持していないため、正しい患者情報と撮影画像を紐づけることができず、正常な撮影データを生成することができない。その結果、当該患者にとっては画像消失状態となり、再度の撮影を行う必要が発生する。
このような問題を解決するための技術が特許文献1に開示されている。すなわち、センサによる撮影画像を受信するコントロールPCの電源を切断する際に、センサが未送信画像を保持しているかを確認し、未送信画像がないと確認できた時点で電源を切断することで、画像消失を防止する。
特開2006-263320号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載された方法では、撮影を行ったシステムの電源を切断する前に、別のシステムで同じセンサを用いて撮影を行う場合には、やはり誤って画像送信してしまう可能性がある。また、コントロールPCの電源を切断する際に、センサの電源が既に切断されて機能停止していた場合には、未送信画像の有無を確認することができず、やはり誤送信の可能性がある。
本発明は上記の問題を鑑みてなされたものであり、センサが未送信の撮影画像データを保持している場合に、該撮影画像データが不適切なコントローラへ誤送信されることを防止することを目的とする。
上記目的を達成するための一手段として、本発明の撮影システムは以下の構成を備える。すなわち、放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して画像を撮影し、前記センサが該撮影した画像の画像データをコントローラに送信する撮影システムであって、前記コントローラは、前記センサの接続時に、前記センサが既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、前記センサの使用の可否を制御する制御手段を有する。
本発明によれば、センサが未送信の撮影画像データを保持している場合に、該撮影画像データが不適切なコントローラへ誤送信されることを防止することができる。
第1実施形態におけるシステム構成を示すブロック図、 第1実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、 第2実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、 第3実施形態におけるシステム構成を示すブロック図、 第3実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、 第4実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、 第5実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、 第6実施形態におけるシステム構成を示すブロック図、 第6実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャート、である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に関る本発明を限定するものではなく、また、本実施の形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1実施形態>
本実施形態の放射線画像取得システムは、放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して画像を撮影し、該撮影した画像データをコントローラに送信する撮影システムである。図1は第1実施形態におけるシステムの構成を示すブロック図であり、図2は第1実施形態におけるセンサ登録処理を示すフローチャートである。以下、図1を用いてシステム構成を説明し、続いて図2を用いて本実施形態におけるセンサ登録処理の流れを説明する。
●装置構成
図1に示すように放射線画像取得処理システムは、放射線を発生する放射線発生装置130、照射された放射線を検出して放射線画像を生成する放射線検出器100、これら装置を制御可能な撮影制御装置としてのコントロールPC110、からなる。放射線検出器(以下、センサ)100については、本システムにおけるコントロールPC110との接続を解除して、他の放射線画像取得処理システムすなわち他のコントロールPCに接続して使用することも可能である。これにより、第1のシステムでセンサ100による撮影を行った際に画像の送信に失敗すると、センサ100に未送信の撮影画像が保持されたままとなり、この状態のセンサ100が第2のシステムで使用されると、先の撮影画像が誤送信されるリスクがある。なお、センサ100とコントロールPC110との接続は有線でも無線でもよい。
まず、センサ100の構成について説明する。センサ100は、放射線発生装置130から照射された放射線エネルギーを電気信号に変換し、デジタル放射線画像を構築してコントロールPC110へ送信する。
撮像部101は、放射線発生装置130から受けた放射線のエネルギーを電荷量に変換し、その電荷はマトリクス状に配置された画素のコンデンサに蓄積される。蓄積された電荷はTFT(Thin Film Transistor)スイッチを介し、チャージアンプを経て、A-D変換されてデジタル値として読み出される。ここでTFTスイッチとは、薄膜上トランジスタでスイッチ動作をさせる半導体素子であり、行ごとにTFTスイッチのON/OFFを切り替えた走査によって画面全体の画素を読み取り、放射線画像を得る。
撮像制御部102は、マルチプロセッサユニットで構成され、状態管理部103が管理するセンサ100の状態に応じて、撮像部101を適切に制御する。例えば待機状態であれば、撮像部101のコンデンサに蓄積された電荷をリフレッシュして画素情報を読み取る、アイドリング駆動を行うように撮像部101を制御する。また、撮影中状態であれば、一定時間電荷を蓄積してチャージアンプに通電してから画像情報を読み取る、読み取り駆動を行う。これらの駆動方式は、マルチプロセッサユニットに予め駆動プログラムとして設定されているとする。撮像制御部102はまた、撮像部101によって得られた放射線画像データに対し、後述するセンサ情報をヘッダとして付与して、画像データ格納部104に格納する。
状態管理部103もマルチプロセッサユニットで構成され、センサ100の状態を管理する。センサ100は、コントロールPC110や放射線発生装置130から受信する制御信号に応じて状態を遷移する。このセンサ100の状態とは、撮影可能状態、撮影中状態、待機状態、の3つに大別される。状態管理部103は、データ送受信部106を介してコントロールPC110からの信号を受信し、現在の撮像部101の駆動状態と該信号とを比較して、駆動の切り替えが必要な場合に、撮像制御部102に駆動切り替えを指示する信号を送信する。状態管理部103はまた、画像データ格納部104に格納されている画像データの内容も管理する。
画像データ格納部104は、撮像部101で生成された画像データを一時的に格納する記憶領域であり、ROMやフラッシュメモリなどの半導体記憶装置から構成される。画像データ格納部104は、少なくとも画像データ1枚分の記憶容量を有するものとし、運用方法によっては複数枚分の容量を持たせることも可能である。仮に、センサ100からコントロールPC110への画像送信に失敗した場合は、この記憶領域に画像データを保持する。
センサデータ格納部105は、半導体記憶装置からなる記憶領域であり、センサ100に固有のデータ(センサ情報)を保持する。このセンサ情報としては主に、センサ100のシリアルナンバー、製造番号、外部機器との通信に必要なIPアドレス等の通信情報である。コントロールPC110等にセンサ情報を通知する場合には、センサデータ格納部105のデータが外部へ送信される。上述したように、画像データ格納部104に保持される画像データにはセンサ情報が付与されている。
データ送受信部106は、撮像部101で生成した画像データや、センサデータ格納部105が保持するセンサ情報を外部へ送信する。TCP/IPプロトコルとイーサネット(登録商標)を用いてコントロールPC110と通信する場合、通信開始に先立ち、センサ100のIPアドレスとポート番号をデータ送受信部106に設定する。また、コントロールPC110のデータ送受信部115にも同様に設定し、それらの情報を用いて通信を確立する。データ送受信部106は、画像データの送信を行うか否かを判断する役割を持たない。コントロールPC110のデータ送受信部115から画像送信開始信号を受信したら、画像データ格納部104に存在する画像データを送信する。仮に、画像データ格納部104に画像データが保持されていない状態で、画像送信開始信号を受信した場合には、エラー信号を返す。
電源部107はバッテリ等から構成され、センサ100が正常に動作するための電力を供給する。
次に、コントロールPC(以下、PC)110の構成について説明する。PC110は、放射線発生装置130における放射線の照射を制御し、該放射線をセンサ100が検出することで撮影された画像データをセンサ100から受信して、撮影データとして管理する。例えば、モニタなどの表示部120に表示して、放射線画像をユーザへ提示する。PC110としては一般に、デスクトップ型やノート型、タブレット型の計算機が用いられ、マウス、キーボードなどの操作入力部(不図示)を含むものとする。
撮影データ生成部111は、撮影に先立ってユーザから設定された患者情報や撮影情報と、データ送受信部115で受け取った画像データを紐づけし、最終的に出力する撮影データを生成する。生成された撮影データは、撮影データ格納部112に保存される。また、撮影データをPC110に接続された表示部120へ転送することで、ユーザが撮影画像を確認することができる。
撮影データ格納部112は、ハードディスクなどの磁気記憶装置や半導体メモリを用いた大容量記憶装置のソリッドステートドライブ(SSD)から構成され、撮影データ生成部111で生成した撮影データを保管する。また、PACS(Picture Archiving and Communication Systemの略)等の外部記憶装置を撮影データ格納部112として、撮影データを転送することも可能である。
撮影情報管理部113は、磁気記憶装置または半導体メモリ記憶装置から構成され、ユーザによって撮影時に指定される患者情報や撮影方法等を含む撮影情報と、センサ情報を管理する。患者情報は、ユーザがキーボードやマウス等の入力装置を用いて入力する方法や、不図示のサーバーから自動的に取得する方法等が考えられる。また撮影情報として、撮影方法や撮影に用いるセンサ種類等も指定する。またセンサ情報としては、センサ100のセンサデータ格納部105で保持される、シリアルナンバー等のセンサ情報を取得し、データテーブルとして管理する。このデータテーブルにセンサ情報を記載することが、すなわちセンサ登録である。PC110では、撮影時にユーザが使用するセンサ100を指定すると、撮影情報管理部113に登録されているセンサ情報を取得して撮影データに紐づけする。
センサ登録部114は、データ送受信部115で受信したセンサ情報に基づき、PC110へのセンサ100の登録が可能であるか否かを判断し、可能であればセンサ登録を行う。本実施形態におけるセンサ登録処理とは、PC110が接続されたセンサ100を用いた撮影を可能とするために、センサ登録部114が撮影情報管理部113にセンサ100の情報(センサ情報)を送信してデータテーブルに登録する処理である。センサ登録の際にはさらに、センサ100に対してもPC110との通信設定を行う。ただし、センサ100の登録を行うと判断された場合でも、そのセンサ情報が既に撮影情報管理部113で保持されていれば、新たなセンサ登録は行わない。
本実施形態では、PC110において登録されたセンサ(センサ100)についてのみ使用が可能である、すなわち該センサをPC110に接続して撮影を行うことができる。言い換えれば、PC110に登録されないセンサは、PC110に接続しても撮影に使用できない。
データ送受信部115は、センサ100のデータ送受信部106と同様の役割を有し、通信を確立するための情報を予め設定し、画像データやセンサ情報等のやり取りを行う。
状態通知部116は、システムが撮影可能状態であることや、撮影開始、撮影終了、センサ登録の成功、等をユーザに通知する。この通知には、PC110が音を鳴らす、光を発する、またはモニタなどの表示部にメッセージを表示する、外部装置を用いて音を鳴らす等、様々な方法が可能である。例えばLED発光装置等をPC110に接続し、センサ登録時にそれが発光するような通信コマンドを送信することで、ユーザに通知することも考えられる。
電源部117は、PC110全体に電力を供給する。
次に、放射線発生装置130の構成について説明する。放射線発生装置130は、高圧発生部133から発生した高電圧を放射線源部131へ与えることで放射線を照射する。線源制御部132は、データ送受信部134を介してPC110により設定された照射条件に基づき、高圧発生部133の出力を制御する。なお照射条件としては、ユーザが撮影に先立ち、PC110において管電流、放射線持続時間等を設定することが考えられる。
なお、照射スイッチ140は、放射線発生装置130による放射線の照射をユーザ指示によって制御するスイッチである。ユーザが照射スイッチ140を押下している間に放射線発生装置130から放射線が照射され、ユーザが照射スイッチ140を離すと照射が終了する。
なお、放射線発生装置130はセンサ100へ放射線を照射できればよく、例えば予め照射条件が設定されていれば、PC110と接続されていなくても構わない。
以上のように本実施形態の放射線画像取得処理システムでは、放射線発生装置130が被写体へ放射線を照射し、被写体を透過してきた放射線をセンサ100が検出して放射線画像を撮影する。したがって、センサ100で撮影された放射線画像は、撮影時の制御を行ったPC110に送信されて、撮影データ生成部111で撮影情報およびセンサ情報が紐づけされた撮影データとして、撮影データ格納部112に格納されるべきである。すなわち、センサ100はPC110以外の他のPCにも接続可能であるが、PC110との接続中に撮影した放射線画像は、PC110でしか撮影データとして処理できない。
●センサ登録処理
続いて図2を用いて、本実施形態の放射線画像取得処理システムにおけるセンサ登録処理について説明する。本システムにおいてセンサ100による撮影を行うには、予めセンサ100をPC110に登録する必要がある。本実施形態におけるセンサ登録処理とは、PC110が接続されたセンサ100を用いた撮影の制御を可能とするために、PC110にセンサ100の情報を登録し、かつ、センサ100に対してもPC110との通信設定を行う処理である。本実施形態のセンサ登録処理はPC110のセンサ登録部114によって主に制御され、センサ100が未送信画像を保持している状態であるか否かによって、センサ登録の可否を判断することを特徴とする。
まず、センサ100を使用した撮影に先立ち、センサ100がPC110に接続されたタイミングで、ユーザがセンサ登録の開始操作を行う(S201)。センサ登録を行うにはまず、センサ100とPC110間の通信設定を行う必要がある。TCP/IPプロトコルを用いて通信する場合は、PC110のIPアドレスとサブネットマスク、ポート番号等の情報と、通信相手のセンサ100に設定するIPアドレスとサブネットマスク、ポート番号等の情報を予め設定しておく。また、センサ100としてワイヤレスセンサを用いる場合には、上記に加えて通信帯域や通信チャンネル等も設定しておく必要がある。
次にセンサ登録部114が、S201による通信設定が完了しており、かつ、センサ100が登録可能状態であるか否かを、センサ100の状態管理部103に確認する(S202)。ここでセンサの登録可能状態とは、当該センサが未だ撮影可能状態、撮影中状態、待機状態のいずれでもない状態を指す。登録不可状態であれば(S202,NO)、センサ登録部114がセンサ登録失敗を示す信号をセンサ100に送信する(S209)。
センサ100が登録可能状態であれば(S202,YES)、センサ登録部114はセンサ100に対し、未送信画像を保持しているか否かを確認する(S203)。センサ100ではこの確認要求を受けて、状態管理部103が画像データ格納部104に未送信画像を保持しているか否かを確認し、その結果を示す未送信画像保持情報をデータ送受信部106を介してPC110へ送信する。具体的には、例えば未送信画像を有する場合にその未転送画像の枚数を示す値n、有しない場合に0の値を取るinteger型のパラメータである画像残存フラグをセンサ100が生成し、PC110に対して送信する。PC110は当該パラメータを受信し、当該パラメータによって登録処理にかかるセンサ100に未送信画像があるか否かを判定する。
センサ100が未送信画像を保持している場合(S203,YES)、センサ登録部114は、この未送信画像を削除してセンサ登録処理を行うか、または未送信画像を保持したままセンサ登録処理を中断するか、をユーザに確認する(S204)。例えば、表示部120に、未送信画像の情報を含むメッセージ表示を行って、ユーザからの指示を受ければよい。
ユーザが未送信画像の保持を継続することを選択した場合(S204,NO)、センサ登録部114はセンサ登録不可と判断し、センサ登録の失敗を示す信号をセンサ100の状態管理部103へ送信して(S209)、通信を終了する。この場合、センサ100はPC110に登録されない。センサ登録部114はまた、ユーザに対して、センサ100が未送信画像を保持しているためセンサ登録が不可能である旨をメッセージ等で通知すると同時に、センサ100を他の適切なコントロールPCと接続して未送信画像を送信をするように促す。
一方、ユーザが未送信画像を削除することを選択した場合(S204,YES)、センサ登録部114はセンサ100へ画像削除指示を送信する。センサ100で画像削除指示を受信すると、状態管理部103が、未送信画像が消去された状態となるよう、センサ100の状態を更新する(S205)。このとき、実際に画像データ格納部104の未送信画像を消去してもよいし、未送信画像はそのままにして、画像データ格納部104を次の画像データによる上書き可能な状態としてもよい。センサ状態の更新が完了したら、センサ100は未送信画像を削除してセンサ登録の準備が整った旨を示すセンサ登録可能信号をPC110に送信する。
PC110はセンサ登録可能信号を受けると、センサ登録部114がセンサ登録処理を開始する旨を示す確認信号をセンサ100へ返し、センサ登録処理を開始する(S206)。なお、センサ100が未送信画像を保持していなかった場合にも(S203,NO)、そのままセンサ登録処理に進む(S206)。
ここでセンサ登録処理とは、PC110に接続されたセンサ100を用いて撮影するために必要なセンサ情報を撮影情報管理部113に保存し、かつ、センサ100の状態管理部103に対してPC110との通信に必要な通信設定を送信する処理である。主に、センサ100のシリアルナンバーやセンサ特性情報などをPC110側に保存し、PC110とセンサ100のIPアドレスなどをセンサ100に送信する。なおS206では、センサ100が撮影情報管理部113に既に登録されていた場合には、新たな登録処理は行わず、センサ登録が既に成功しているものとする。
S206のセンサ登録処理中に、通信情報に不正な情報があった場合には、センサ登録部114がセンサ登録処理を中断して、センサ登録失敗を示す信号をセンサ100に送信する(S207,S209)。すべての通信情報が正常に設定され、センサ登録が完了したら、センサ登録部114がセンサ登録完了を示す信号をセンサ100に送信して(S208)、センサ登録処理を終了する。PC110においてセンサ100の登録に失敗した場合には、センサ100を撮影に用いることができないため、PC110における画像データの受信や撮影データの作成も当然行われない。
なお、S204で削除しないと判定された未送信画像は、ユーザが当該センサを該未送信画像の撮影に関与した適切なコントロールPCに接続してその送信操作を行うまで、当該センサ内に継続保持される。
以上のようにしてセンサ登録処理が成功した後には、PC110は撮影情報管理部113で登録済みのセンサ情報を管理する。撮影情報管理部113は新しいセンサ情報が保存されると、センサ登録処理が成功した旨をユーザに通知するため、状態通知部116へセンサ登録成功の情報を送信する。すると状態通知部116ではセンサ登録成功をユーザに通知するが、この通知方法については限定しない。
以上説明したように本実施形態によれば、コントロールPCへのセンサの接続時に、センサが未送信画像を保持している場合には、このセンサが該未送信画像に対応しないコントロールPC(この例ではPC110)へは登録されないように制御する。これにより、未送信画像が不適切なコントローラに誤送信されてしまうことを防止でき、画像データの消失や誤認識を未然に防ぐことができる。
なおここでは、PC110のセンサ登録部114でセンサ登録の可否を判断する例を示したが、この判断をセンサ100側において行うことも可能である。この場合、状態管理部103が画像データ格納部104における未送信画像の存在を管理し、センサ登録開始信号を受信した際に、未送信画像の有無によってセンサ登録の可否を判断することが可能である。
<第2実施形態>
以下、本発明にかかる第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、センサが未送信画像を保持しているか否かによって、コントロールPCへのセンサ登録の可否を判断する例を示した。第1実施形態の方法によれば、未送信画像の消失を防ぐことができるものの、何らかの理由でセンサ内の未送信画像を適切なPCに送信できない状況が継続している場合には、当該センサを他のコントロールPCに接続して使用することができず、運用しづらい。したがって、センサ登録処理を行う際に、当該センサが未送信画像を保持している場合には、当該PCにおいてその未送信画像が撮影されたのであれば、該未送信画像の送信処理をまず行うことが望ましい。この送信後であれば、任意のPCへのセンサ登録処理が可能となり、当該センサの運用効率が上がると考えられる。
第2実施形態における放射線画像取得システムの構成は第1実施形態の図1と同様であるため、詳細な説明を省略する。第2実施形態ではセンサ登録部114が、撮影情報管理部113にセンサ100のセンサ情報が保持されていなくても、センサ100が未送信画像を保持していれば、該未送信画像が自身のシステムすなわちPC110との接続中に撮影されたものかを判断する。そして、未送信画像が自身のシステムで撮影されたものであればセンサ100の登録を行うが、そうでなければセンサ登録は行わない。
図3に第2実施形態のPC110におけるセンサ登録処理のフローチャートを示す。第1実施形態と同様に、ユーザによるセンサ登録の開始操作(S401)によって、センサ登録可能状態となった後(S402)、センサ100が未送信画像を保持しているか否かをセンサ登録部114が判定する(S403)。センサ登録部114は、センサ100が未送信画像を保持していなければ、第1実施形態と同様にセンサ登録処理を行う(S407)。
一方、センサ100が未送信画像を保持している場合は、PC110がその未送信画像が紐づけられるべき撮影情報を保持しているか、すなわち、当該未送信画像に対応する未受信画像の情報を保持しているかを確認する(S404)。まず、センサ登録部114がセンサ100に対して、未送信画像の識別情報についての問い合わせを行う。問い合わせを受けたセンサ100は、未送信画像に付与されたヘッダ情報から、センサ100のシリアルナンバー、患者情報、撮影日時等の画像の識別情報を取得し、PC110へ送信する。するとセンサ登録部114が、受信した識別情報を撮影情報管理部113へ転送し、撮影情報管理部113において、受信した識別情報に一致する、未受信の撮影画像データの情報が存在するか確認する。なお、撮影情報管理部113へは、画像の撮影時に用いたセンサ情報が登録されている。したがって撮影情報管理部113は、撮影を行ったものの何らかの理由で未受信となった画像データに紐つけられるはずであった、撮影情報およびセンサ100のシリアルナンバーを含むセンサ情報を保持している。
撮影情報管理部113に未受信の撮影画像データの情報が存在した場合(S404,YES)、撮影情報管理部113がセンサ登録を許可するため、センサ登録可能信号をセンサ登録部114に通知する。するとセンサ登録部114は、センサ100の登録処理を開始する(S407)。
一方、PC110は未送信画像と識別情報が一致する未受信画像データが存在しない場合は(S404,NO)、未送信画像を送信することができない。したがってセンサ登録部114は、この未送信画像を削除してセンサ登録処理を行うか、または未送信画像を保持したままセンサ登録処理を中断するか、をユーザに選択させる(S405)。
ユーザが未送信画像の保持継続を選択した場合(S405,NO)、センサ登録部114はセンサ登録不可と判断し、センサ登録の失敗を示す信号をセンサ100の状態管理部103へ送信して(S410)、通信を終了する。この場合、センサ100はPC110に登録されない。センサ登録部114はまた、ユーザに対して、センサ100が未送信画像を保持しているためセンサ登録が不可能である旨をメッセージ等で通知すると同時に、センサ100を他のコントロールPCと接続して未送信画像を送信するように促す。
ユーザが未送信画像の削除を選択した場合(S405,YES)、センサ登録部114はセンサ100へ画像削除指示を送信する。センサ100で画像削除指示を受信すると、状態管理部103が、未送信画像が消去されたものとしてセンサ100の状態を更新する(S406)。センサ状態の更新が完了したら、センサ100はセンサ登録の準備が整った旨を示すセンサ登録可能信号をPC110に送信する。
PC110はセンサ登録可能信号を受けると、センサ登録部114がセンサ登録処理を開始する旨を示す確認信号をセンサ100へ返し、センサ登録処理を開始する(S407)。センサ登録処理は第1実施形態と同様に行われ、センサ登録が完了すると(S408,YES)、センサ登録完了をユーザに通知する(S409)。このようにセンサ100の登録が行われると、以降はユーザの任意のタイミング、または自動的に、センサ100内の未送信画像をPC110に送信することが可能となる。なお第1実施形態と同様に、センサ登録に失敗した場合は(S408,NO)、その旨をユーザに通知する(S410)。
以上説明したように第2実施形態によれば、上述した第1実施形態に加えて、センサが未送信画像を保持している場合には、さらに自身(PC110)がその未送信画像の適切な送信先であるかを確認し、そうであればセンサ登録を行うように制御する。これにより、センサ内の未送信画像が適切に送信される機会を提供し、未送信画像の消失や誤認識を未然に防ぐことができる。
なおここでは、画像の識別情報としてセンサのシリアルナンバー、患者情報、撮影日時を用いる例を示したが、この識別情報は画像データと撮影情報を一意に識別可能な情報であればよい。
<第3実施形態>
以下、本発明にかかる第3実施形態について説明する。上述した第2実施形態では、センサ内の未送信画像の識別情報に基づいて自身(PC)が適切な送信先であるかを判断し、その結果に応じてセンサ登録の可否を判断する例を示した。しかしながら第2実施形態では、センサ登録を行おうとするコントロールPCが未送信画像の転送先でなかった場合、該未送信画像の消失を防ぐためにセンサ登録は行えず、該センサを撮影に用いることができない。そこで第3実施形態では、自身(PC)が未送信画像の適切な転送先でない場合は、接続されているネットワーク内で適切な転送先を検索する。ネットワーク内に適切な転送先が見つかれば、未送信画像をそこへ転送した後に、改めて自身におけるセンサ登録を行う。
図4は第3実施形態における放射線画像取得システムの構成を示すブロック図であり、図5は第3実施形態のPC110におけるセンサ登録処理を示すフローチャートである。図4に示すように第3実施形態では、上述した第1または第2実施形態に示すPC110と、PC110と同様の構成からなる他のコントロールPC210(以下、PC210)が院内ネットワーク200に接続されている。
以下、図5を用いて、第3実施形態のPC110におけるセンサ登録処理について説明する。
上述した第2実施形態と同様に、ユーザによるセンサ登録の開始操作(S601)をトリガとしてセンサ登録可能状態となった後(S602)、センサ100が未送信画像を保持しているか否かをセンサ登録部114が判定する(S603)。センサ登録部114は、センサ100が未送信画像を保持していなければセンサ登録処理を行う(S609)。
一方、センサ100が未送信画像を保持している場合は第2実施形態と同様に、PC110がその未送信画像に対応する未受信画像の情報を保持しているか否かを、未送信画像の識別情報に基づいて確認する(S604)。未送信画像と未受信画像との識別情報が一致した場合(S604,YES)、第2実施形態と同様にセンサ100の登録処理を行う(S609)。
一方、識別情報が一致しない場合は(S604,NO)、未送信画像の識別情報を院内ネットワーク200内にブロードキャスト送信する。PC210がこの識別情報を受信すると、自身の撮影情報管理部213に該識別情報と一致する撮影情報が存在するか検索する(S605)。一致する撮影情報が存在する場合には、自身(PC210)が未送信画像の転送先である旨を送信元(PC110)に通知する(S606,YES)。
PC110が、PC210から転送先である旨の応答を受けると、PC210のIPアドレス、サブネットマスク等の通信情報を一時的に保持しておき、先にセンサ登録処理を行う(S609)。すなわち、撮影情報管理部113がセンサ登録可能信号をセンサ登録部114に通知し、センサ登録部114がセンサ100の登録処理を開始する。
センサ登録に成功したら(S610,YES)、センサ100が未送信画像を保持しているか否かを確認し、保持していれば(S611,YES)、未送信画像の転送処理を行う(S612)。この転送処理は2段階で行われる。始めに、センサ100の未送信画像が、センサ登録対象であるPC110のデータ送受信部115へ送信され、さらにPC110から、転送対象であるPC210のデータ送受信部215へ転送される。この転送の際に、S609で一時保持していた通信情報を用いる。PC210で未送信画像を受信した場合は、第2実施形態と同様に、撮影データ生成部211へ画像データを転送し、撮影情報と紐づけすることで最終的な撮影データを生成する。そしてPC210は、撮影データの生成が完了したら(S613,YES)、転送が成功した旨をPC110へ通知し、さらに、センサ100へと転送処理の完了を通知する(S616)。するとPC110では状態通知部116へ、センサ登録完了と転送処理完了の信号を送信し、ユーザへ処理の完了を通知する(S617)。
一方、転送対象であるPC210において、転送されてきた未送信画像による適切な撮影データが生成できなかった場合には(S613,NO)、撮影データの生成失敗、すなわち未送信画像の転送に失敗した旨をPC110へ通知する。するとPC110はさらに、センサ100へと転送処理の中断を通知する(S614)。なお、転送処理が中断された際には、センサ100の画像データ格納部104には未送信画像が転送前の状態に戻るものとする。PC110は転送失敗の通知を受けると、センサ登録部114がセンサ登録不可と判断し、S609で既に登録されていたセンサ100の登録を解除する(S615)。そして、センサ登録の失敗を示す信号をセンサ100の状態管理部103へ送信して(S618)、通信を終了する。
なお、センサ登録に成功した際にセンサ100に未送信画像が保持されていなければ(S611,NO)、そのままS617に進んでセンサ登録成功をユーザへ通知する。
一方、院内ネットワーク200内に転送先PCが見つからなかった場合(S606,NO)、第1実施形態と同様、未送信画像を消去してセンサ登録を行うか、未送信画像はそのまま保持してセンサ登録を中断するか、ユーザが選択する(S607)。後者を選択した場合には、センサ登録の失敗をセンサへ通知するが(S618)。前者を選択した場合は未転送画像を削除した後(S608)、センサ登録処理を開始する(S609)。
なお、ユーザが予めネットワーク検索のタイムアウト時間を設定しておき、タイムアウト時間内にどのコントロールPCからも転送先である旨の通知がない場合に、ネットワーク内に適切な転送先が存在しないものと判断してもよい。
なお図5の例では、センサ100内の未送信画像を転送すべきPC210が院内ネットワーク200内で検出された場合に、PC110へのセンサ登録処理を行ってから、未送信画像のPC210への転送を行う例を示した。この処理順は逆であってもよい。すなわちPC110において、未送信画像のネットワーク転送を行った後に、センサ登録を行っても良い。
以上説明したように第3実施形態によれば、上述した第2実施形態に加えて、センサが、ネットワーク内の他のコントロールPCで撮影された未送信画像を保持しているかを確認する。他のコントロールPCによる未送信画像を保持している場合には、該ネットワーク内で転送先となるコントロールPCを探索し、センサ登録の際に該コントロールPCへ未送信画像の転送処理を行う。これにより、センサ内の未送信画像を自動的に適切な転送先へ転送することができ、ユーザが該センサを用いた撮影をスムーズに開始することができる。
<第4実施形態>
以下、本発明にかかる第4実施形態について説明する。上述した第3実施形態では、ネットワーク内を探索して適切な転送先を見つけることで、未送信画像の消失およびセンサの使用不可状態を防ぐことができる。しかし、ネットワーク内に適切な転送先が見つからない場合には、やはりセンサを使用した撮影を行うことはできない。そこで第4実施形態では、ネットワーク内に適切な転送先が見つからなかった場合には、センサ登録対象であるコントロールPC内に未送信画像を転送し、一時的に保存しておく。この状態でセンサ登録処理を行うことで、ユーザは該センサを用いた撮影を行うことが可能となる。その後は、システム起動時にネットワーク内を探索し、未送信画像の適切な転送先がネットワーク内に存在するか確認する。存在する場合には、転送処理を行った後でシステムの利用を開始できるようにする。
第4実施形態における放射線画像取得処理システムの構成は、第3実施形態で示した図4と同様であるため、説明を省略する。図6は第4実施形態のPC110におけるセンサ登録処理を示すフローチャートである。第3実施形態と同様に、ユーザによるセンサ登録開始操作(S801)で、センサ登録可能状態となった後(S802)、センサ100が未送信画像を保持しているか否かをセンサ登録部114が判定する(S803)。センサ登録部114は、センサ100が未送信画像を保持していなければセンサ登録処理を行う(S811)。
一方、センサ100が未送信画像を保持している場合は第3実施形態と同様に、PC110がその未送信画像に対応する未受信画像の情報を保持しているか否かを、未送信画像の識別情報に基づいて確認する(S804)。未送信画像と未受信画像との識別情報が一致した場合(S804,YES)、第3実施形態と同様にセンサ100の登録処理を行う(S609)。
一方、識別情報が一致しない場合は(S804,NO)、未送信画像の識別情報を院内ネットワーク200内にブロードキャスト送信する。PC210がこの識別情報を受信すると、自身の撮影情報管理部213に該識別情報と一致する撮影情報が存在するか検索する(S805)。一致する撮影情報が存在する場合には、自身(PC210)が未送信画像の転送先である旨を送信元(PC110)に通知する(S806,YES)。
PC110が、PC210から転送先である旨の応答を受けると、第3実施形態と同様に、PC210のIPアドレス、サブネットマスク等の通信情報を一時的に保持しておき、先にセンサ登録処理を行う(S811)。なお、センサ登録後の処理(S812〜S820)については、第3実施形態(S610〜S618)と同様であるため、説明を省略する。
識別情報のブロードキャスト送信後、所定時間が経過しても院内ネットワーク200内のいずれのコントロールPCからも転送先である旨の応答がない場合は、当該ネットワーク内には未送信画像の適切な転送先が存在しないと判断する(S806,NO)。この場合、センサ登録対象であるコントロールPC110へ、未送信画像の一時的な転送処理を行う(S807)。
PC110では未送信画像の受信に成功したら(S808,YES)、転送が成功した旨をセンサ100へ通知し、撮影データ格納部112へ未送信画像を一時保存する(S809)。このとき、PC110の撮影データ生成部111には、受信した未送信画像と紐づけるべき撮影情報が存在しないため、未送信画像はそのまま撮影データ格納部112へ保存される。そしてユーザに対し、センサ100が保持していた未送信画像が一時的にPC110へ転送された旨を通知するためのメッセージを、表示部120等に表示する(S810)。その後、センサ登録処理(S811)へ進む。これにより第4実施形態では、センサ100を用いた撮影が可能となる。
なお、何らかの理由により未送信画像のPC110への一時転送に失敗した場合(S808,NO)、S814の転送判定と同様にユーザに転送失敗を通知する(S818)。この判定の際にはセンサ登録は行われていないため、センサ登録解除処理(S819)についてはスルーする。
以上のように第4実施形態では、S809でPC110に未送信画像が一時保存される。その後は、PC110によってシステムを起動する際に、撮影情報管理部113が撮影データ格納部112内の撮影データを毎回探索し、撮影情報が紐づけられていないデータが存在するか否かを確認する。撮影情報が紐づけられていないデータが存在する場合には、そのデータの識別情報を、自身が接続されている院内ネットワーク200内にブロードキャスト送信し、適切な撮影情報をもつ転送先が存在するか確認する。適切な転送先が見つかった場合には、第3実施形態と同様に未送信画像の転送処理を行い、撮影データを生成する。
なお、この撮影情報管理部113内の探索処理は、システム起動時に毎回確認することが望ましいが、ユーザによって確認するタイミング、頻度を設定できる。また、自動ではなく、ユーザの任意操作によって実行することも可能である。また、撮影情報が紐づけされていない画像データが存在する場合に、そのデータをユーザの同意を得たうえで削除することも可能である。
以上説明したように第4実施形態によれば、センサ登録時に未送信画像があり、その適切な転送先がネットワーク上に見つからない場合であっても、該画像を、センサ登録対象であるコントロールPCに一時的に保存しておく。そして、後に適切な転送先を再探索して未送信画像の転送処理を行うことで、画像消失を防ぎつつ、該センサを用いた撮影が可能となる。
<第5実施形態>
以下、本発明にかかる第5実施形態について説明する。上述した第1〜第4実施形態では、センサ登録時にセンサ登録の可否を判断する例を示したが、例えばセンサが既にコントロールPCに登録されていた場合には、そもそもセンサ登録処理が行われず、未送信画像が不適切に転送されてしまう可能性がある。そこで第5実施形態では、センサ登録処理に先立って、センサがコントロールPCに接続されたタイミング等、センサとコントロールPC間における通信の開始時(または再開時)にも、未送信画像の存在に基づいて、通信の可否を判断する。
第5実施形態における放射線画像取得システムの構成は、上記各実施形態と同様であるが、PC110のセンサ登録部114においてさらに通信可否判定が行われる。
図7は第5実施形態のPC110におけるセンサ通信の開始処理を示すフローチャートである。PC110のセンサ登録部114は、センサ100との通信を開始する際に(S1201)も、センサ100の状態管理部103から、未送信画像の有無に関する情報を受信する(S1202)。このとき、未送信画像が存在する信号を受信した場合は(S1202,YES)、通信を中断するか、未送信画像を削除して通信を行うかを、ユーザに選択させる(S1203)。前者が選択された場合(S1203,NO)、例えば未転送画像の存在により通信不可である旨を通知するメッセージを表示して(S1207)、処理を終了する。後者が選択された場合は(S1203,YES)、未送信画像を削除してから(S1204)、通信を開始する(S1205)。
なお、センサ100に未送信画像が存在しない場合も(S1202,NO)、センサ100が使用可能であると判断して通信を開始する(S1205)。そして通信に失敗した場合には(S1206,NO)、通信不可を通知する(S1207)。
また第2実施形態と同様に、通信開始時に、未送信画像が保持する識別情報に基づいて、該未送信画像が転送可能であるか否かを判断して、センサ使用の可否を判断することも可能である。また、センサ100側の状態管理部103において、センサ使用の可否判定を行うことも可能である。
以上説明したように第5実施形態によれば、センサ登録時だけでなく、センサとの通信開始時にもセンサ使用の可否判定を行うことで、未送信画像の消失リスクをより低減することができる。
<第6実施形態>
以下、本発明にかかる第6実施形態について説明する。第6実施形態では、第3実施形態と同様に複数のコントロールPCが院内ネットワークで接続されているシステムを想定する。そして、センサに未送信画像が保存されている場合に、ネットワークに接続された複数のコントロールPCのうち、当該未送信画像に対応する撮影オーダが保存されている、若しくは取得可能なコントロールPC以外との接続を制限する。
図8は第6実施形態における放射線画像取得システムの構成を示すブロック図である。同図に示すように第6実施形態のシステムは、第3実施形態の図4と同様にPC110とPC210が院内ネットワーク200に接続されている。図8ではさらに、院内ネットワーク200に対してRIS(Radiology Information System:放射線情報システム)801が接続されている。そしてさらに、PACS(Picture Archiving and Communication System:画像管理システム)802が接続されている。RIS801とPACS802はそれぞれ、データベースとそのコントローラを含むサーバ装置若しくはサーバ装置群である。RIS801は各放射線画像取得システム(モダリティ)により実行される撮影の撮影オーダを統合的に管理する。PACS802はモダリティにより撮影された画像を記録し、必要に応じて出力する。
以下、第6実施形態のPC110に対して未送信画像を有する可能性があるセンサ100を登録するセンサ登録処理について、図9のフローチャートを用いて説明する。ここでは、上述した第2実施形態におけるセンサ登録処理に対し、第6実施形態を適用した場合を例として説明するが、第6実施形態を他の実施形態に適用することももちろん可能である。
例えば第2実施形態と同様に、ユーザによるセンサ登録開始操作(S901)でセンサ登録可能状態となった後(S902)、センサ100が未送信画像を保持しているか否かをセンサ登録部114が判定する(S903)。センサ登録部114は、センサ100が未送信画像を保持していなければセンサ登録処理を行う(S911)。
一方、センサ100が未送信画像を保持している場合は、当該未送信画像がPC110において撮影指示がなされたものであるかを、PC110内に当該未送信画像に対応する撮影オーダが存在するか否かにより判定する(S904)。例えば、センサ100が当該未送信画像の識別情報をPC110に送信する。するとPC110のセンサ登録部114が当該識別情報を受信して、撮影情報管理部113に記憶されている撮影オーダを検索する。なお、撮影オーダはPC110内の他の構成に記憶されていてもよい。撮影オーダが存在していると判定された場合には(S904,YES)、第2実施形態と同様にセンサ登録処理(S911)が行われる。
一方、PC110内に撮影オーダが存在していないと判定された場合は(S904,NO)、当該撮影オーダが撮影情報管理部113から削除された、または当該未送信画像に対応する撮影は別のコントロールPC(PC210)で行われていることになる。未送信画像に対応する撮影オーダが撮影情報管理部113から削除されている場合には、当該撮影オーダが未完了のまま、RIS801に記憶されていると考えられる。そこでPC110は、RIS801に当該識別情報に対応する撮影オーダが存在しているか否かを判定する(S905)。すなわち、PC110がRIS801に、当該撮影オーダが存在しているか問い合わせるためのリクエスト信号を送信し、該リクエスト信号に対するレスポンス信号を受信する。このレスポンス信号には、当該撮影オーダが存在しているか否かを示す情報が含まれる。
RIS801に当該撮影オーダが存在していない場合(S905,NO)、センサ登録部114はセンサ登録不可と判断し、センサ登録の失敗を示す信号をセンサ100の状態管理部103へ送信して(S914)、通信を終了する。
一方、RIS801に当該撮影オーダが存在している場合(S905,YES)、当該撮影オーダのステータスを確認する。撮影オーダのステータスが開始済みかつ未完了であれば(S906,YES)、PC110が当該撮影オーダの開始済みステータスをキャンセルした上で、再度開始済みの通知を行い、RIS801から当該撮影オーダを受信する(S907)。これは、RIS801上で開始済みとなっている撮影オーダは、PC110でない別のコントロールPCによって開始済みとなっているためである。
S907で撮影オーダの受信処理を行う場合、状況によっては2重撮影を生じさせる可能性があるため、ユーザに対してダイアログを表示し、別のコントロールPCで開始済みとなった撮影オーダのステータスを上書きする可能性がある旨の情報を通知する。そして、該ダイアログにおいてユーザからの承認入力を受け付けるためのボタンが押下されることに応じて、当該ステータスの変更と撮影オーダの受信を行う。この際に、当該機能を利用することになった経緯や理由を示す情報を、一覧から選択できるようにしてもよい。経緯や理由を示す情報としては、以下の例が考えられる。例えば、「コントロールPCの故障により別のコントロールPCで再度撮影オーダを実行する必要があるため」や、「当該撮影オーダを実行中のコントロールPCは別の撮影で使用中であり、別モダリティで追加撮影を行う必要があるため」、等である。
また、システム内にある複数のコントロールPC間で、互いの状態を確認するための通信を定期的に行うことが考えられる。院内ネットワーク200経由で各PCは他のPCに定期的に状態情報を送信する。加えて、PC内でのソフトウェアの起動時、ソフトウェアの実行終了時にも、状態情報を送信する。
S907でPC110がRIS801から撮影オーダを取得できた場合には、当該撮影オーダと未送信の画像を関連付ける(S908)。すなわち、受信した撮影オーダを撮影情報管理部113に保持し、該撮影オーダと未送信であった画像の少なくともいずれか一方に、他方の識別情報を含めることで、当該一方から他方の情報を特定できるようにする。これにより、その後は第2実施形態と同様に、センサ登録処理(S911)が可能となる。
一方、RIS801に存在する撮影オーダのステータスが「完了」あるいは「実施済み」となっている場合には(S906,NO)、当該撮影オーダに対応する画像はPACS802に転送されている可能性が高い。しかしながら、PACS802への転送が失敗した場合や、センサ100からPC110への送信が完了していない可能性も理論上は想定できる。そこで第6実施形態では、いずれにしろセンサ100の登録処理(S911)は許可するものの、かかる未送信画像のセンサ100からPC110への送信を許可する第1の設定と、未送信画像を送信せずに削除する第2の設定とを選択可能とする。具体的には、第1の設定を示す0、第2の設定を示す1のいずれかの値を取るboolean型のパラメータである設定情報を、センサ登録部114内の不図示のメモリに記憶する。当該設定情報は、ユーザの操作入力によって変更可能であり、当該ユーザの操作入力を可能とするためのGUIがPC110の制御に応じて表示部120に表示される。したがって、センサ100内の未送信画像を削除するか否かを、設定情報に応じて判定する(S909)。第2の設定がなされていれば(S909,YES)、当該未転送画像を削除して(S910)、センサ登録処理を行う(S911)。
ここで、仮にRIS801が、一度開始された撮影オーダについて、当該開始の通知をしたコントロールPC(モダリティ)以外のコントロールPCへの送信を制限している場合には、上述の処理は成立しなくなる。かかる場合には、当該撮影オーダの開始の通知をしたコントロールPCが復旧するまでは、当該撮影オーダと画像とを関連付けることができなくなる。
そこで第6実施形態では、RIS801の機能に応じて、上記処理を行うか否かを判定する。そのために、RIS801の機能を示す情報をPC110で記憶可能とする。例えばRIS801が、開始済み検査の開始をトリガしたモダリティ以外のモダリティに該撮影オーダを送信することができる場合には1、できない場合には0の値を取るboolean型のパラメータであるRIS機能情報を、PC110のメモリに記憶する。当該RIS機能情報は、RIS801からの通知に応じてPC110内で生成してもよいし、RIS機能情報自体をRIS801から受信してもよい。或いはPC110により当該RIS機能情報を設定するためのGUIを表示し、操作部からの操作入力によって設定されたRIS機能情報をメモリに記憶させることとしてもよい。
そしてPC110は、メモリに記憶したRIS機能情報を参照して、PC110に接続するRIS801が、開始済み検査について検査開始をトリガしたモダリティ以外のモダリティに撮影オーダを送信することができるか否かを判定する。送信できると判定された場合には、上述の通り撮影オーダを取得可能か否かによって、センサ100の登録許否を制御する。
一方、送信できないと判定された場合には、条件に応じてセンサ100の登録を許可する。これは、センサ100に記憶された未送信画像がいずれのPCでも取り出せなくなってしまうという状況を減らすためである。例えば、特殊な操作入力がなされることに応じて登録を許可する。この特殊な操作入力としては、当該特殊な入力に対応するボタンの押下、及び、操作者、理由を指定する入力、等がある。例えば、センサ100に複数の未送信画像を保持することが可能であって、未送信画像が保持許容枚数を超えていない場合には、仮に画像送信に失敗しても画像消失に至る可能性は低いので、撮影が可能である。このような場合には、上述の特殊な操作入力に応じて、未送信画像の撮影オーダを保持しておらず、該撮影オーダの取得も可能でないコントロールPC(PC110)への接続を例外的に許可する。

通常のセンサ登録処理の場合には、例えばセンサ100とPC110をケーブル或いは電気的に接続することによって、あるいはこれに加えて/代えてセンサのスイッチをユーザが操作することに応じて、登録が開始される。上述の特殊な操作入力は、かかる通常のセンサ登録処理に伴う操作に加えて/代えて行われるものである。
あるいは、異なるコントロールPCであっても、同一のユーザIDでログインされている場合にはセンサ100の登録を許可し、ユーザIDが異なる場合にはセンサ100の登録を制限するようにしてもよい。
また、未送信画像が複数ある場合には、該画像ごとに図9に示す撮影オーダの存在判定を行う。そして、すべての未送信画像について対応する撮影オーダがPC110に記憶されているもしくはRIS801から取得可能であると判定された場合に、センサ100の登録が可能となる。
以上説明したように第6実施形態によれば、センサが未送信画像を保持している場合、該未送信画像の撮影オーダをコントロールPCで保持できるか否かに基づいて、該センサの使用の可否を制御する。すなわち、未送信画像の撮影オーダを保持している、若しくは該撮影オーダを取得可能なコントロールPCであれば、当該センサの接続を許可し、それ以外のコントロールPCへの接続を制限する。これにより、センサの未送信画像と撮影オーダとの対応付けが容易となる。
上述した第1乃至第6実施形態に記載したセンサ登録処理は、センサが未送信画像を保持する機能を有する場合に有効である。したがって、未送信画像を保存する機能が無いセンサを登録する際には、上述した各センサ登録処理はスキップされる。スキップするか否かの判定は、センサの機能情報を参照して行う。例えば、センサに未送信画像を保存する機能がある場合には最大保存可能枚数を示す値Nを、未送信画像を保存する機能がない場合には0の値を取る、integer型のパラメータである機能情報をセンサに記憶させておく。センサは、当該機能情報をセンサの登録時にコントロールPCに送信することで、コントロールPCでは未送信画像を保存するセンサ機能の有無を判定できる。
センサに未送信画像を保存する機能が有る場合には上述のセンサ登録処理を行うが、該機能が無い場合には上述のセンサ登録処理をスキップする。なお、未送信画像を保存する機能が無いセンサとしては、例えば有線接続にのみ対応したセンサがありうる。
ここで、2回目以降の登録時、例えばセンサ100が一旦PC110に登録された後に、別のコントロールPCに登録され、再度PC110に接続する場合について考える。この場合はPC110への1回目の登録時に、センサ100の機能情報を、同じく取得した当該センサ100のID情報と対応づけて記憶しておく。これにより、PC110におけるセンサ100の2回目以降の登録時には、機能情報の受信処理を省略することができ、センサ登録処理に要する時間を短縮することができる。
上述の実施形態では、コントロールPCに対してセンサを登録する登録処理として説明したが、別の実施形態では、センサに対してコントロールPCを登録する場合でも上述の通りセンサの使用可否を制御する。要するに、センサとコントロールPCとを関連付ける際に、センサに未送信画像があるか否かに基づいてセンサの使用可否を制御することとすればよい。
<他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、そのプログラムをコンピュータ可読な記録媒体に記録して提供してもよい。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:センサ、104:画像データ格納部、105:センサデータ格納部、110:コントロールPC、112:撮影データ格納部、114:センサ登録部、130:放射線発生装置

Claims (21)

  1. 放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して画像を撮影し、前記センサが該撮影した画像の画像データをコントローラに送信する撮影システムであって、
    前記コントローラは、前記センサの接続時に、前記センサが既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、前記センサの使用の可否を制御する制御手段を有することを特徴とする撮影システム。
  2. 前記センサは、
    撮影した画像の画像データを保持する記憶手段と、
    前記記憶手段に保持された画像データを前記コントローラに送信する送信手段と、を有し、
    前記コントローラは、
    前記送信手段により送信された画像データを受信する受信手段と、
    該受信した画像データに撮影情報を付与して撮影データを生成する生成手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記記憶手段における未送信の画像データの有無に応じて、前記センサの使用の可否を制御することを特徴とする請求項1に記載の撮影システム。
  3. 前記制御手段は、前記記憶手段に前記未送信の画像データが存在する場合は前記センサの使用を不可とすることを特徴とする請求項2に記載の撮影システム。
  4. 前記制御手段は、前記未送信の画像データが、前記センサが前記コントローラとの接続中に撮影されたものであれば、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項3に記載の撮影システム。
  5. 前記センサは、前記画像データに撮影情報を付与する付与手段を有し、
    前記コントローラは、撮影情報を管理する管理手段を有し、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データに付与された撮影情報が前記管理手段で管理されていれば、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項4に記載の撮影システム。
  6. 前記撮影情報は、前記センサの識別情報を含むことを特徴とする請求項5に記載の撮影システム。
  7. 前記コントローラは、前記未送信の画像データが存在する場合に、前記未送信の画像データを削除するか否かを示すユーザ指示を入力する入力手段を有し、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データの削除を示すユーザ指示が入力されれば、前記センサへ前記未送信の画像データの削除を要求し、前記センサから前記削除を行った旨の応答を受けた後に、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項2乃至6のいずれか1項に記載の撮影システム。
  8. 前記コントローラは、前記センサの情報を登録する登録手段を有し、
    前記生成手段は、前記受信した画像データに撮影情報および前記センサの情報を付与して前記撮影データを生成し、
    前記制御手段は、前記登録手段による登録の開始時に、前記記憶手段に前記未送信の画像データが存在する場合に、前記登録手段による前記センサの情報の登録を不可とすることを特徴とする請求項2乃至7のいずれか1項に記載の撮影システム。
  9. 前記コントローラは、ネットワークを介して他のコントローラに接続され、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データが、前記センサが前記他のコントローラとの接続中に撮影されたものであれば、前記他のコントローラへ前記未送信の画像データを転送して、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項2乃至8のいずれか1項に記載の撮影システム。
  10. 前記センサは、前記画像データに撮影情報を付与する付与手段を有し、
    前記他のコントローラは、撮影情報を管理する管理手段を有し、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データに付与された撮影情報を前記ネットワークにブロードキャスト送信して、前記撮影情報と一致する撮影情報を管理しているコントローラからの応答があれば、前記未送信の画像データを該応答したコントローラに転送することを特徴とする請求項9に記載の撮影システム。
  11. 前記コントローラは、前記生成手段で生成された撮影データを格納する格納手段を有し、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データを前記格納手段に一時保存して、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項2乃至10のいずれか1項に記載の撮影システム。
  12. 前記制御手段は、前記センサに対し前記未送信の画像データを保持しているか否かの確認を要求し、該要求に対する前記センサからの応答によって、前記未送信の画像データの有無を判定することを特徴とする請求項2乃至11のいずれか1項に記載の撮影システム。
  13. 前記コントローラは、撮影オーダを保持する保持手段を有し、
    前記制御手段は、前記未送信の画像データに対応する撮影オーダが前記保持手段に保持されている、または該撮影オーダを外部装置より取得可能であれば、前記センサの使用を許可することを特徴とする請求項2乃至12のいずれか1項に記載の撮影システム。
  14. 放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して画像を撮影し、前記センサが該撮影した画像の画像データをコントローラに送信する撮影システムであって、
    前記センサが、前記コントローラとの接続時に、既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、前記コントローラでの当該センサの使用の可否を判定する判定手段を有することを特徴とする撮影システム。
  15. 前記コントローラは、前記センサの使用の可否をユーザに通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載の撮影システム。
  16. 放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して撮影した画像の画像データを受信する撮影制御装置であって、
    前記センサの接続時に、前記センサが既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、前記センサの使用の可否を制御する制御手段を有することを特徴とする撮影制御装置。
  17. 放射線発生装置から照射された放射線を検出して放射線画像データを得る放射線検出器であって、
    前記放射線画像データを保持する記憶手段と、
    前記放射線検出器を制御可能な複数のコントローラのいずれかとの通信を行う通信手段と、
    第1のコントローラと接続された際に、第2のコントローラによる制御に応じて得られた前記放射線画像データが前記記憶手段に保持されているか否かに基づいて、前記第1のコントローラによる制御に応じた撮影の可否を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする放射線検出器。
  18. 放射線発生装置から照射された放射線をセンサで検出して画像を撮影し、前記センサが該撮影した画像の画像データをコントローラに送信する撮影システムにおける撮影制御方法であって、
    前記センサの接続時に、前記センサが既に撮影した画像データを保持しているか否かに基づいて、前記センサの使用の可否を制御することを特徴とする撮影制御方法。
  19. コンピュータ装置で実行されることにより、該コンピュータ装置を請求項1乃至15のいずれか1項に記載の撮影システムにおける前記コントローラとして機能させるためのプログラム。
  20. コンピュータ装置で実行されることにより、該コンピュータ装置を請求項16に記載の撮影制御装置として機能させるためのプログラム。
  21. 請求項19または20に記載のプログラムを記憶したことを特徴とするコンピュータ可読な記憶媒体。
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