JP2016076121A - 遠隔サーバ - Google Patents

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    • H04M11/00Telephonic communication systems specially adapted for combination with other electrical systems

Abstract

【課題】メンテナンス担当者が複数人存在する場合での複数のメンテナンス担当者による重複対応を効果的に防止することができる構成を提示する。【解決手段】遠隔サーバは、固有の識別情報に基づいて、機種情報とオペレータ氏名情報および/または所有者氏名情報と、複数の連絡先情報とを特定し、不都合内容の特定情報に基づいて、不都合内容情報と、想定原因情報と、緊急度情報とを特定し、特定した複数の連絡先情報の連絡先に対して、機種情報と、オペレータ氏名情報および/または所有者氏名情報と、日時情報と、位置情報と、不都合内容情報と、想定原因情報と、緊急度情報とを含む送信情報を一斉に送信し、複数の連絡先情報の連絡先のうち、何れか1つの連絡先から、不都合に対応する意思確認を示す不都合対応意思確認情報を受信したときに、他の連絡先に不都合対応意思確認情報を送信する。【選択図】図23

Description

本発明は、農業機械等の作業機において不都合が発生したときの該不都合への対応を支援する遠隔監視システムの遠隔サーバに関する。
農業機械等の作業機において故障や動作不良或いは盗難といった不都合が発生した場合、作業機のオペレータが作業機を所管するサービス拠点等に電話することで修理等の該不都合に応じた対応が開始されるのが大方の実情である。
これに対し、農業機械等の作業機において不都合が発生したときの該不都合への対応を支援するシステムとして、例えば、特許文献1は、作業機械毎の固有の識別情報に基づいて管理元を特定し、管理元および作業機械からの入力情報に応じたメール文を作業機械の位置情報と共に通知する構成を開示している。
特許第3926539号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、作業機械のメンテナンス担当者が複数人存在する場合に同一の作業機械に対して複数のメンテナンス担当者が重複して駆け付けるおそれがある。
そこで、本発明は、メンテナンス担当者が複数人存在する場合での複数のメンテナンス担当者による重複対応を効果的に防止することができる構成を提示することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するために、作業機から、前記作業機の位置を示す位置情報と、前記作業機の不都合の内容である不都合内容の特定情報と、前記不都合の検出時の日時を示す検出時日時情報および/または前記作業機からの情報の送信時の日時を示す送信時日時情報とを前記作業機の固有の識別情報と共に受信する遠隔サーバであって、前記固有の識別情報に基づいて、前記作業機の機種を示す機種情報と、前記作業機のオペレータの氏名を示すオペレータ氏名情報および/または前記作業機の所有者の氏名を示す所有者氏名情報と、前記作業機のメンテナンス対応側の複数の連絡先をそれぞれ示す複数の連絡先情報とを特定し、前記不都合内容の特定情報に基づいて、前記不都合内容を示す不都合内容情報と、前記不都合内容の想定原因を示す想定原因情報と、前記不都合内容の緊急度を示す緊急度情報とを特定し、特定した前記複数の連絡先情報の連絡先に対して、前記機種情報と、前記オペレータ氏名情報および/または前記所有者氏名情報と、前記検出時日時情報および/または前記送信時日時情報と、前記位置情報と、前記不都合内容情報と、前記想定原因情報と、前記緊急度情報とを含む送信情報を一斉に送信し、前記複数の連絡先情報の連絡先のうち、何れか1つの連絡先から、前記不都合に対応する意思確認を示す不都合対応意思確認情報を受信したときに、他の連絡先に前記不都合対応意思確認情報を送信することを特徴とする遠隔サーバを提供する。
ここで、本発明にいう「不都合」とは、故障や動作不良等の不具合の他、盗難が疑われる異常も含む概念である。
本発明において、前記複数の連絡先情報および日時情報毎に当該遠隔サーバにアクセスするための個別のアクセス情報を生成し、前記送信情報に、生成した前記個別のアクセス情報を付加し、前記不都合対応意思確認情報の受信は、前記個別のアクセス情報を介したアクセスであり、前記複数の連絡先情報の連絡先のうちのアクセスされた前記アクセス情報に関連付けられた連絡先の担当者を示す担当者情報を前記不都合の対応に当たる不都合対応者を示す不都合対応者情報として認識し、かつ、前記アクセス情報がアクセスされたアクセス開始時の日時情報を前記不都合の対応開始時の日時情報として認識する態様を例示できる。
本発明において、前記機種情報と前記不都合内容の特定情報とに基づいて前記不都合内容に対処するための対応マニュアルに関する情報を特定し、特定した前記対応マニュアルに関する情報を前記送信情報に付加する態様を例示できる。
本発明において、前記送信情報の送信後の予め定めた所定時間内に前記不都合対応意思確認情報を受信しないときには、前記複数の連絡先情報の連絡先に対して、前記送信情報の一斉送信を繰り返す態様を例示できる。
本発明において、前記何れか1つの連絡先からの前記不都合対応意思確認情報の受信に加えて、前記不都合内容を処置した不都合処置内容を示す不都合処置内容情報を追加受信して蓄積する態様を例示できる。
本発明において、前記固有の識別情報に基づいて前記オペレータの連絡先情報および/または前記所有者の連絡先情報を特定し、特定した前記オペレータの連絡先情報および/または前記所有者の連絡先情報の連絡先に対して、前記送信情報に、前記作業機での受信確認を促す受信確認情報を付加して送信する態様を例示できる。
本発明によると、メンテナンス担当者が複数人存在する場合での複数のメンテナンス担当者による重複対応を効果的に防止することが可能となる。
農業機械を遠隔監視する遠隔監視システムにおいてアクセスポイントを介さない通信構成の一例を模式的に示す概略構成図である。 農業機械を遠隔監視する遠隔監視システムにおいてアクセスポイントを介した通信構成の一例を模式的に示す概略構成図である。 遠隔監視端末装置を備えた農業機械の概略構成を示すブロック図である。 農業機械における遠隔監視端末装置の概略構成を示すブロック図である。 遠隔監視センターに設けられた遠隔サーバにおける制御部の概略構成を示すブロック図である。 遠隔サーバにおいて遠隔監視端末装置から受信したイベント情報を模式的に示すデータ構造図である。 機械識別情報に、機種情報、オペレータ氏名情報、所有者氏名情報および複数の連絡先情報を関連付けて保存した第1データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 不都合内容の特定情報別に、不都合内容情報、想定原因情報および緊急度情報を保存した第2データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 個々の連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールの送信情報を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図であって、何れか1つの連絡先での表示画面を示す図である。 個々の連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールの送信情報を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図であって、他の連絡先での表示画面を示す図である。 個々の連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールの送信情報を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図であって、他の連絡先での表示画面を示す図である。 個々の連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールの送信情報を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図であって、他の担当者の連絡先での表示画面を示す図である。 図9に示すアクセス情報を記載した電子メール(上側)においてアクセス情報がアクセスされた後、該アクセスされた連絡先情報の連絡先での遠隔サーバから送信したウェブページ(下側)を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 図10に示すアクセス情報を記載した電子メール(上側)において図9に示すアクセス情報がアクセスされた後、該アクセスされていない連絡先情報の連絡先での遠隔サーバから再度送信した電子メール(下側)を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 図11に示すアクセス情報を記載した電子メール(上側)において図9に示すアクセス情報がアクセスされた後、該アクセスされていない連絡先情報の連絡先での遠隔サーバから再度送信した電子メール(下側)を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 図12に示すアクセス情報を記載した電子メール(上側)において図9に示すアクセス情報がアクセスされた後、該アクセスされていない連絡先情報の連絡先での遠隔サーバから再度送信した電子メール(下側)を表示した携帯端末機における表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 アクセス情報別に、担当者情報を保存した第3データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 機種情報および不都合内容の特定情報別に、対応マニュアルに関する情報を保存した第4データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 機種情報および機番情報別に、検出時日時情報、送信時日時情報、不都合内容の特定情報、対応開始日時情報、対応完了日時情報および不都合処置内容情報を保存する第5データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 機械識別情報に、オペレータの連絡先情報および所有者の連絡先情報を関連付けて保存した第6データベースの一例のデータ構造を示す模式図である。 オペレータの連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールを表示した携帯端末機の表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 所有者の連絡先情報の連絡先において遠隔サーバから送信した電子メールを表示した携帯端末機の表示画面の表示状態の一例を示す平面図である。 本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作の一例の流れを説明するための説明図である。 本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作例の前半部分を示すフローチャートである。 本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作例の後半部分を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について作業機としてコンバイン、耕耘機や田植機等の農業機械を例にとって添付図面を参照しつつ説明する。
[遠隔監視システムの全体構成について]
図1は、農業機械110,…を遠隔監視する遠隔監視システム100においてアクセスポイントを介さない通信構成の一例を模式的に示す概略構成図である。図2は、農業機械110,…を遠隔監視する遠隔監視システム100においてアクセスポイントを介した通信構成の一例を模式的に示す概略構成図である。図3は、遠隔監視端末装置200を備えた農業機械110,…の概略構成を示すブロック図である。また、図4は、農業機械110における遠隔監視端末装置200の概略構成を示すブロック図である。
図1および図2に示すように、遠隔監視システム100は、1つまたは複数(ここでは複数)の農業機械(作業機の一例)110,…と、農業機械110,…にそれぞれ設けられた遠隔監視端末装置200と、遠隔監視端末装置200に通信網140を介して接続される遠隔サーバ130とを備えている。
遠隔サーバ130は、農業機械110,…に対して遠く離れた位置にある遠隔監視センター120に配置されており、農業機械110の稼動状態に関するデータである予め定めた所定の稼動情報(稼動データ)を収集して蓄積するようになっている。そして、遠隔サーバ130は、LAN(Local Area Network)やインターネット等のネットワーク150を介してパーソナルコンピュータ等の固定端末機(具体的にはクライアントコンピュータ)160,…、或いは/さらに、多機能携帯電話機(所謂スマートフォン)やタブレット携帯端末機等の携帯端末機(具体的にはクライアントコンピュータ)170,…に接続され、蓄積したデータが固定端末機160,…或いは/さらに携帯端末機170,…に取り込まれることで、農業機械110のユーザやディーラ等の利用者によって利用されるようになっている。固定端末機160および携帯端末機170は、制御部161,171を備えている。制御部161,171は、遠隔サーバ130から送られてきたデータに基づいた表示情報や、各種の入力画面を表示したり、利用者により入力された必要な情報を受け付けたりするようになっている。
遠隔監視端末装置200および遠隔サーバ130は、それぞれ、通信部210,131(具体的には通信モジュール)を有し、通信網140を介して互いの通信部210,131で接続されることで、遠隔監視端末装置200と遠隔サーバ130との間で情報の送受信を行うことが可能とされている。これにより、遠隔サーバ130は、遠隔監視センター120で利用者により農業機械110,…を遠隔監視できるようになっている。
なお、通信網140は、有線通信網でもよいし、無線通信網でもよく、有線通信網および無線通信網を組み合わせたものであってもよい。
遠隔サーバ130と遠隔監視端末装置200とが互いに通信する通信構成としては、アクセスポイントを介さない通信構成(図1参照)と、アクセスポイント(この例では携帯端末機170)を介した通信構成(図2参照)とを例示できる。
アクセスポイントを介さない図1に示す通信構成では、通信網140として、代表的には、電気通信事業者が提供する公衆回線網であって、固定電話機や携帯電話機等の端末機同士を通信させる公衆回線網を挙げることができる。
アクセスポイント(この例では携帯端末機170)を介した図2に示す通信構成では、通信網140として、代表的には、公衆回線網を介したインターネットを挙げることができる。この場合、遠隔監視端末装置200における通信部210は、アクセスポイントを介してインターネットにアクセス可能な携帯端末機170に対してWiFi(登録商標)規格に代表されるIEEE802.11規格の無線LAN通信等の短距離無線通信を介した通信(所謂、携帯端末機170のテザリング機能を用いた通信)を行うことができる。
図3に示すように、農業機械110,…は、1つまたは複数(ここでは複数)の作業部111,…と、遠隔監視端末装置200とを備えている。ここで、作業部111,…としては、例えば、農業機械がコンバインである場合には、走行作業部、刈り取り作業部、脱穀作業部等を挙げることができる。
各作業部111,…には、電子制御装置(具体的にはコントローラ)113,…が設けられている。電子制御装置113,…は、各種アクチュエータ(図示せず)に対して指令し、各作業部111,…への運転状態を適切に制御する。各電子制御装置113,…は、CAN(Controller Area Network)規格に基づいて互いにデータ転送されるようになっている。
詳しくは、各電子制御装置113,…は、各作業部111,…での各種センサにて検出した検出値情報(信号)および各種スイッチのオン・オフ情報に基づいて各作業部111,…への運転状態を作動制御する。また、各電子制御装置113,…は、農業機械110の故障や動作不良或いは盗難等の不都合(具体的には不具合や異常等)が発生したか否かの不都合発生の有無を適宜判断し、不都合が発生した場合には、該不都合に応じた情報(例えばエラーコード)を生成する。
作業部111,…のうちのエンジン112を作動させる作業部(走行作業部111a)は、エンジン112と、エンジン112の回転数や負荷状態などを監視し、最適な噴射圧力や噴射時期を燃料システムに指示してエンジン全体を制御する電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)と、発電機114と、起動スイッチSWとを備えており、バッテリーBTが搭載されている。そして、電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)は、作業部111(走行作業部111a)の作動制御の他、運転開始/休止の操作や、エンジン112の駆動による運転状態の制御が行われるようになっている。
なお、作業部111(走行作業部111a)のエンジン112の稼動状態において、発電機114から供給される電力によってバッテリーBTの充電が適宜行われるようになっている。
作業部111(走行作業部111a)に備えられている起動スイッチSWは、電源オン状態と電源オフ状態とを選択的に切り替える切り替えスイッチとされている。ここで、電源オン状態は、バッテリーBTから遠隔監視端末装置200における制御部240(図4参照)および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)へ電力を供給する状態とされる。電源オフ状態は、バッテリーBTから遠隔監視端末装置200における制御部240および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)への電力供給を遮断する状態とされる。
詳しくは、バッテリーBTは、遠隔監視端末装置200における制御部240に接続された電源接続ラインL1および電子制御装置113(エンジンコントローラ113a)に接続された電源接続ラインL2の双方に起動スイッチSWを介して接続されている。
この例では、起動スイッチSWは、所謂キースイッチと呼ばれるスイッチであり、「ON」端子は、電源接続ラインL1,L2の接続端子である。「OFF」端子は、起動スイッチSWがオフ状態のときの端子である。
なお、起動スイッチSWのオン状態およびオフ状態に関わらず、バッテリーBTと遠隔監視端末装置200における電源制御部220(図4参照)とが電源接続ラインL3を介して接続されている。
[遠隔監視端末装置について]
図4に示すように、遠隔監視端末装置200は、通信部210と、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う制御部240と、制御部240に電力を供給する電源制御部220と、農業機械110の稼動状態に関する稼動情報が入力される複数の接続端子T,…とを備えている。
(通信部)
通信部210は、遠隔監視センター120(図1および図2参照)における遠隔サーバ130の通信部131と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように通信部210で変換される。そして、通信部210は、制御部240にて取得した農業機械110の稼動情報等を遠隔サーバ130に送信する。
(電源制御部)
電源制御部220は、起動スイッチSWのオフ状態およびオン状態に関わらず、バッテリーBTに接続されている。具体的には、電源制御部220の入力側電源ライン(図示せず)とバッテリーBTとが電源接続ラインL3によって接続されている。これにより、電源制御部220は、バッテリーBTからの電力が常時供給されるようになっている。
また、制御部240の電源ライン(図示せず)と電源制御部220の出力側電源ライン(図示せず)とが電源接続ラインL4によって接続されている。
(接続端子)
接続端子T,…は、エラー状態情報(具体的には0または1のエラー有無情報)等の二値情報(具体的には二値化信号)や、数値データ、エラーコード、積算時間計(アワーメータ)による積算時間等の積算情報等の入力端子を有している。
(位置検出部)
本実施の形態では、遠隔監視端末装置200は、GNSS(Global Navigation Satellite System:全地球測位システム)を用いて測位する。この例では、遠隔監視端末装置200は、GPS(Global Positioning System)衛星からの電波を受信するGPSセンサ(位置センサの一例)231と、GPSセンサ231にて受信した電波に基づいて農業機械110の位置情報等を検出する位置検出部232と、位置検出部232にて検出した位置情報等の各種データを一時的に格納する情報記憶部233とをさらに備えている。
GPSセンサ231は、GPS衛星からの電波(世界標準日時を含む情報)を受信するようになっている。ここで、世界標準日時は、協定世界時(UTC:Universal Time, Coordinated)を意味する。
位置検出部232は、農業機械110が位置している現在地の情報の他、農業機械110の速度情報を検出したり、農業機械110の方位情報を検出したりすることができる。すなわち、位置情報は、農業機械110の緯度、経度、速度および方位の情報を含んでいる。
具体的には、位置検出部232は、GPSセンサ231およびGPS衛星と共にGPS衛星システム(測位システム)を構成している。
情報記憶部233は、フラッシュメモリ(flash memory)等の不揮発性メモリを含んでいる。情報記憶部233は、電源制御部220に接続されており、バッテリーBTからの電力が常時供給されるようになっている。
(制御部)
制御部240は、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロコンピュータからなる処理部250と、ROM(Read Only Memory)等の不揮発性メモリ、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含む記憶部260と、遠隔監視端末装置200の日時情報を得るための時計機能を備えた時刻取得タイマー270とを備えている。
制御部240は、処理部250が記憶部260のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部260のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行うようになっている。
そして、制御部240は、農業機械110において故障や動作不良或いは盗難といった予め定めた所定の不都合を含む所定のイベントが発生したときに、農業機械110の不都合の内容である不都合内容の特定情報を含むイベント情報を送信するイベント情報送信制御部241をさらに備えている。
イベント情報送信制御部241は、所定の不都合を含む所定のイベントの発生時に不都合内容の特定情報を含むイベント情報を農業機械110の固有の識別情報(以下、機械識別情報SDという。)と共に遠隔サーバ130に送信する。機械識別情報SDとしては、遠隔監視端末装置200の端末電話番号であってもよく、予め設定した農業機械110の固有の識別番号(数字のみだけでなく、記号のみ或いは番号と記号とを組み合わせものを含む。)であってもよい。図1に示す通信構成では、遠隔監視端末装置200の端末電話番号とされており、図2に示す通信構成では、遠隔監視端末装置200に予め登録しておいた農業機械110の固有の識別番号とされている。
ここで、「所定のイベントが発生するとき」としては、例えば、盗難が疑われる異常を示す情報を検出したときなどを挙げることができる。「盗難が疑われる異常を示す情報を検出したとき」としては、GPSセンサ231を用いて検出した農業機械110の稼動範囲が予め設定した稼動制限範囲を超えた異常を示す情報を検出したとき、或いは/さらに、農業機械110の稼動時間または稼動時刻が予め設定した稼動制限時間または稼動時刻範囲を超えた異常を示す情報を検出したときを例示できる。
また、「イベント情報」は、所定周期毎の農業機械110の位置を示す位置情報(具体的には経度、緯度)と、データを取得した日時を示す日時情報(具体的には世界標準の西暦、年、月、日、時、分、秒)と、所定周期毎の不都合内容の特定情報とを含んでいる。不都合内容の特定情報は、所定周期毎の二値情報(具体的には接点情報およびエラー有無情報)、所定周期毎の検出値情報(具体的には単位時間当たりのエンジン112の回転数、エンジン負荷率、車速、エラーコード、基板温度、バッテリー電圧など)、所定周期毎の積算情報、所定周期毎のエラー情報とされている。なお、位置情報は、農業機械110の速度や方位を含んでいてもよい。
すなわち、記憶部260には、所定周期毎の瞬時データとして、農業機械110の位置情報と、日時情報と、不都合内容の特定情報とを含むイベント情報が格納される。
[遠隔サーバについて]
図5は、遠隔監視センター120に設けられた遠隔サーバ130における制御部132の概略構成を示すブロック図である。
図5に示すように、遠隔監視センター120に設けられた遠隔サーバ130は、通信部131と、通信時におけるデータの送受信、各種の入出力制御および演算処理の制御を行う制御部132とを備えている。
(通信部)
通信部131は、遠隔監視端末装置200の通信部210(図1から図4参照)と同一の通信プロトコル(通信規約)で通信可能とされている。通信時に送受信されるデータは、通信プロトコルに従うように通信部131で変換される。通信部131は、前述したイベント情報IV等の各種データを受信する。
(制御部)
制御部132は、CPU(Central Processing Unit)等のマイクロコンピュータからなる処理部133と、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリを含む記憶部134とを有している。
制御部132は、処理部133が記憶部134のROMに予め格納された制御プログラムを記憶部134のRAM上にロードして実行することにより、各種構成要素の作動制御を行うようになっている。
本実施の形態では、遠隔サーバ130における制御部132は、農業機械110において不都合が発生したときの該不都合への対応を支援するシステム(以下、不都合対応システムという。)を構成する制御構成を備えている。
詳しくは、制御部132は、第1受信制御手段P1と、第1特定手段P2と、第2特定手段P3と、第1送信制御手段P4とを備える構成とされている。
なお、図5において、符号を付した構成要素のうち説明していない構成要素については、後ほど説明する。
−第1受信制御手段−
図6は、遠隔サーバ130において遠隔監視端末装置200から受信したイベント情報IVを模式的に示すデータ構造図である。なお、図6に示す例では、位置情報LDは、予め記憶された或いはインターネット上に存在する別途の地図データベースを用いて経度および緯度から場所(住所)を遠隔サーバ130または遠隔監視端末装置200で特定したデータを含んでいる。
図6に示すように、第1受信制御手段P1は、農業機械110で故障や動作不良或いは盗難等の不都合を含むイベントが発生した場合、発生したイベントのイベント情報IVとして、位置情報LDと、不都合内容の特定情報CD(二値情報、検出値情報、積算情報およびエラーコード等の不都合内容の特定情報、図6に示す例ではエラーコード)と、不都合の検出時の日時を示す検出時日時情報DTaおよび/または情報の送信時の日時を示す送信時日時情報DTb(この例では検出時日時情報DTaおよび送信時日時情報DTbの双方)とを含む情報を機械識別情報SDと共に農業機械110における遠隔監視端末装置200から受信する。
なお、図6において、符号を付した構成要素のうち説明していない構成要素については、後ほど説明する。
−第1特定手段−
図7は、機械識別情報SDに、機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(n)を関連付けて保存した第1データベースDB1の一例のデータ構造を示す模式図である。ここで、nは2以上の整数である。この例では、nは4とされており、連絡先情報CN(1)は、セールス担当者の連絡先情報(具体的にはセールス担当者の氏名および電子メールアドレス)であり、連絡先情報CN(2)は、セールス担当者の上長の担当者の連絡先情報(具体的にはセールス担当者の上長の担当者の氏名および電子メールアドレス)であり、連絡先情報CN(3)は、サービス担当者の連絡先情報(具体的にはサービス担当者の氏名および電子メールアドレス)であり、連絡先情報CN(4)は、サービス担当者の上長の担当者の連絡先情報(具体的にはサービス担当者の上長の担当者の氏名および電子メールアドレス)である。以下、nは4として説明する。但し、それに限定されるものではなく、nは2または3或いは5以上であってもよいことは言うまでもない。
図7に示すように、第1特定手段P2は、機械識別情報SDに基づいて農業機械110の機種を示す機種情報MDと、農業機械110のオペレータ(使用者)の氏名を示すオペレータ氏名情報NMaおよび/または農業機械110の所有者の氏名を示す所有者氏名情報NMb(この例ではオペレータ氏名情報NMaおよび所有者氏名情報NMbの双方)と、農業機械110のメンテナンス対応側の複数の連絡先をそれぞれ示す複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)とを特定する。
機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)は、機械識別情報SDを用いて特定することができ、例えば、農業機械110における遠隔監視端末装置200に設定した端末電話番号や識別番号により、機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)を特定することができる。
第1データベースDB1は、記憶部134(図5参照)に格納されている。記憶部134における第1データベースDB1には、機種情報MD(図7に示す例では農業機械110の機種コード、機種名)、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)が機械識別情報SD(図7に示す例では端末電話番号)に関連付けられて予め保存されている。制御部132は、機械識別情報SDから記憶部134における第1データベースDB1を参照することで機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)を認識することができる。
このように、機種名、オペレータの氏名、所有者の氏名および複数の連絡先は、機械識別情報SDに関連付けて設定(記憶)された機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)を用いて特定することができる。具体的には、第1特定手段P2は、農業機械110における遠隔監視端末装置200に設定した端末電話番号や識別番号から第1データベースDB1にて取得した機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)により、農業機械110の機種名、農業機械110のオペレータの氏名、農業機械110の所有者の氏名およびメンテナンス対応側の複数の連絡先を得ることができる。
本実施の形態では、第1特定手段P2は、記憶部134における第1データベースDB1(図7参照)において第1受信制御手段P1にて受信した機械識別情報SDと一致する機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)を特定する。
−第2特定手段−
図8は、不都合内容の特定情報CD別に、不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDを保存した第2データベースDB2の一例のデータ構造を示す模式図である。なお、この例では、緊急度情報EDはA〜Cの3段階とされており、Aが緊急度情報EDのランクが最も高いランクを示しており、Bが緊急度情報EDのランクが中程度のランクを示しており、Cが緊急度情報EDのランクが最も低いランクを示している。ここで、緊急度情報EDは、例えば、不都合内容の特定情報CDから所定の判定基準により予め判定したものである。
図8に示すように、第2特定手段P3は、不都合内容の特定情報CDに基づいて不都合内容を示す不都合内容情報ADと、不都合内容の想定原因を示す想定原因情報FDと、不都合内容の緊急度(重要度)を示す緊急度情報EDとを特定する。
不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDは、不都合内容の特定情報CDを用いて特定することができる。
第2データベースDB2は、記憶部134(図5参照)に格納されている。記憶部134における第2データベースDB2には、不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDが不都合内容の特定情報CD(図8に示す例ではエラーコード)に関連付けられて予め保存されている。制御部132は、不都合内容の特定情報CDから記憶部134における第2データベースDB2を参照することで不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDを認識することができる。
このように、不都合内容、不都合内容の想定原因および不都合内容の緊急度は、不都合内容の特定情報CDに関連付けて設定(記憶)された不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDを用いて特定することができる。具体的には、第2特定手段P3は、不都合内容の特定情報CDから第2データベースDB2にて取得した不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDにより、不都合内容、想定原因および緊急度を得ることができる。
本実施の形態では、第2特定手段P3は、記憶部134における第2データベースDB2(図8参照)において第1受信制御手段P1にて受信した不都合内容の特定情報CDと一致する不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDを特定する。
−第1送信制御手段−
図9から図12は、個々の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先において遠隔サーバ130から送信した電子メールの送信情報TDを表示した携帯端末機170における表示画面G(1)〜G(4)の表示状態の一例を示す平面図である。
図9は、何れか1つの連絡先(この例では連絡先情報CN(3)のサービス担当者の連絡先)での表示画面G(3)を示しており、図10は、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(1)のセールス担当者の連絡先)での表示画面G(1)を示しており、図11は、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(2)のセールス担当者の上長の担当者の連絡先)での表示画面G(2)を示しており、図12は、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(4)のサービス担当者の上長の担当者の連絡先)での表示画面G(4)を示している。
図9から図12に示すように、第1送信制御手段P4は、第1特定手段P2にて特定した複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先に対して、第1特定手段P2にて特定した機種情報MDと、第1特定手段P2にて特定したオペレータ氏名情報NMaおよび所有者氏名情報NMbと、第1受信制御手段P1にて受信した検出時日時情報DTaおよび送信時日時情報DTbと、第1受信制御手段P1にて受信した位置情報LDと、第2特定手段P3にて特定した不都合内容情報ADと、第2特定手段P3にて特定した想定原因情報FDと、第2特定手段P3にて特定した緊急度情報EDとを含む送信情報TDを一斉に(この例では電子メールで)送信する。
個々の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先での携帯端末機170の表示画面G(1)〜G(4)には、何れも、送信情報TDとして、機種情報MD(機種コードおよび機種名)と、オペレータ氏名情報NMa(オペレータの氏名)および所有者氏名情報NMb(所有者の氏名)と、検出時日時情報DTa(検出時の日時)と、送信時日時情報DTb(送信時の日時)と、位置情報LD(緯度、経度および場所)と、不都合内容情報AD(不都合内容)と、想定原因情報FD(想定原因)と、緊急度情報ED(緊急度)とを含む文言を記載した電子メールが表示される。
ところで、従来の不都合対応システムでは、既述の通り、作業機械のメンテナンス担当者が複数人存在する場合に同一の作業機械に対して複数のメンテナンス担当者が重複して駆け付けるおそれがある。
−第2送信制御手段−
この点、遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、第2送信制御手段P5をさらに備える構成とされている。
第2送信制御手段P5は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、何れか1つの連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)から、不都合に対応する意思確認を示す不都合対応意思確認情報WC(図9参照)を受信したときに、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(1),CN(2),CN(4)の連絡先)に不都合対応意思確認情報WC(図10から図12参照)を送信する。
本実施の形態では、不都合対応意思確認情報WCの受信は、遠隔サーバ130にアクセスするための個別のアクセス情報AC(具体的にはURL:Uniform Resource Locator、ユニフォームリソースロケータ)を介したアクセスとされている。
ここで用いられるURLは、インターネットに接続された遠隔サーバ130のリソース(情報資源)を特定するための形式的な記号の並びである。遠隔サーバ130は、個別のアクセス情報ACがアクセスされると、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)のうち、アクセスされたアクセス情報ACに対応する連絡先情報CN(i)(iは1からnまでの整数、この例ではn=4、i=3)を認識できるようになっている。換言すれば、アクセス情報AC(具体的にはURL)の操作による遠隔サーバ130へのアクセスは、アクセスされたアクセス情報ACに対応する連絡先情報CN(i)(この例ではCN(3))の連絡先から遠隔サーバ130に不都合対応意思確認情報WCを送信することを意味し、遠隔サーバ130は、アクセスされたアクセス情報ACに対応する連絡先情報CN(i)(この例ではCN(3))の連絡先から不都合対応意思確認情報WCが送信されたことを認識することができる。
遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、アクセス情報生成手段P6と、アクセス情報付加手段P7とをさらに備える構成とされている。
−アクセス情報生成手段−
アクセス情報生成手段P6は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)および日時情報毎に個別のアクセス情報AC(具体的にはURL)を生成する。この例では、アクセス情報生成手段P6は、個別のアクセス情報AC(具体的にはURL)の末尾に日時情報を付加する。ここでの日時情報は、アクセス情報ACの生成時の日時情報であるが、検出時日時情報DTaであってもよいし、送信時日時情報DTbであってもよい。
−アクセス情報付加手段−
アクセス情報付加手段P7は、送信情報TDに、アクセス情報生成手段P6にて生成した個別のアクセス情報AC(具体的にはURL)を付加する。
図9に示す例では、アクセス情報付加手段P7は、サービス担当者の連絡先への電子メールに、個別のアクセス情報ACとして「http://ABC/DEF/003/20140801#12:35:50」を日時情報毎にタッチ操作(クリック操作)可能に記載する。図10に示す例では、アクセス情報付加手段P7は、セールス担当者の連絡先への電子メールに、個別のアクセス情報ACとして「http://ABC/DEF/001/20140801#12:35:50」を日時情報毎にタッチ操作(クリック操作)可能に記載する。図11に示す例では、アクセス情報付加手段P7は、セールス担当者の上長の担当者の連絡先への電子メールに、個別のアクセス情報ACとして「http://ABC/DEF/002/20140801#12:35:50」を日時情報毎にタッチ操作(クリック操作)可能に記載する。図12に示す例では、アクセス情報付加手段P7は、サービス担当者の上長の担当者の連絡先への電子メールに、個別のアクセス情報ACとして「http://ABC/DEF/004/20140801#12:35:50」を日時情報毎にタッチ操作(クリック操作)可能に記載する。
詳しくは、第2送信制御手段P5は、アクセス情報ACがアクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)から、不都合対応意思確認情報WCを受信したときに、該アクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)に不都合対応意思確認情報WCを付加した送信情報TDを(この例ではHTML:Hyper Text Markup Language(ハイパーテキストマークアップランゲージ)等のウェブページの表示画面を記述するためのマークアップ言語で)送信する。
また、第2送信制御手段P5は、アクセス情報ACがアクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)から、不都合対応意思確認情報WCを受信したときに、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(1),CN(2),CN(4)の連絡先)に不都合対応意思確認情報WCを付加した送信情報TDを一斉に(この例では電子メールで)送信する。
図13は、図9に示すアクセス情報ACを記載した電子メール(上側)においてアクセス情報ACがアクセスされた後、該アクセスされた連絡先情報CN(3)の連絡先での遠隔サーバ130から送信したウェブページ(下側)を表示した携帯端末機170における表示画面G(3)の表示状態の一例を示す平面図である。図14から図16は、それぞれ、図10から図12に示すアクセス情報ACを記載した電子メール(上側)において図9に示すアクセス情報ACがアクセスされた後、該アクセスされていない連絡先情報CN(1),CN(2),CN(4)の連絡先での遠隔サーバ130から再度送信した電子メール(下側)を表示した携帯端末機170における表示画面G(1),G(2),G(4)の表示状態の一例を示す平面図である。
遠隔サーバ130における制御部132は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、何れか1つの連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(3)のサービス担当者の連絡先)において、アクセス情報AC(具体的にはURL)のアクセス(タッチ操作)により不都合対応意思確認情報WCを受信すると、該アクセスされた連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(3)のサービス担当者の連絡先)に、不都合対応意思確認情報WCとして、自身が不都合の対応に当たる不都合対応者となった旨を知らせる所定のメッセージ(この例では「あなたが不都合対応者になりました。」というメッセージ)をHTMLで送信する。そうすると、該アクセスされた連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(3)のサービス担当者の連絡先)での携帯端末機170の表示画面G(3)には(図13参照)、不都合対応意思確認情報WCとして、自身が不都合対応者となった旨を知らせるメッセージ(この例では「あなたが不都合対応者になりました。」というメッセージ)がウェブページ上に表示される(図13の下側参照)。
また、遠隔サーバ130における制御部132は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、アクセス(タッチ操作)された連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(3)のサービス担当者の連絡先)において、アクセス情報AC(具体的にはURL)のアクセスにより不都合対応意思確認情報WCを受信すると、他の連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(1)のセールス担当者の連絡先、連絡先情報CN(2)のセールス担当者の上長の担当者の連絡先および連絡先情報CN(4)のサービス担当者の上長の担当者の連絡先)に、不都合対応意思確認情報WCとして、他者が不都合の対応に当たる不都合対応者となった旨を知らせる所定のメッセージ(この例では「他の人が不都合対応者になりました。」というメッセージ)を電子メールで送信する。そうすると、他の連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(1)のセールス担当者の連絡先、連絡先情報CN(2)のセールス担当者の上長の担当者の連絡先および連絡先情報CN(4)のサービス担当者の上長の担当者の連絡先)の携帯端末機170の表示画面G(1),G(2),G(4)には(図14から図16参照)、不都合対応意思確認情報WCとして、他者が不都合対応者となった旨を知らせるメッセージ(この例では「他の人が不都合対応者になりました。」というメッセージ)が電子メール上に表示される(図14から図16の下側参照)。
本実施の形態では、遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、第1認識手段P8と、第2認識手段P9とをさらに備える構成とされている。
−第1認識手段−
第1認識手段P8は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうちのアクセスされたアクセス情報ACに関連付けられた連絡先の担当者を示す担当者情報NMcを不都合の対応に当たる不都合対応者を示す不都合対応者情報として認識する。
図17は、アクセス情報AC別に、担当者情報NMcを保存した第3データベースDB3の一例のデータ構造を示す模式図である。
第3データベースDB3は、記憶部134(図5参照)に格納されている。図17に示すように、記憶部134における第3データベースDB3には、連絡先の担当者を示す担当者情報NMcがアクセス情報ACに関連付けられて予め保存されている。制御部132は、アクセス情報ACから記憶部134における第3データベースDB3を参照することで担当者情報NMcを認識することができる。
このように、連絡先の担当者は、アクセス情報ACに関連付けて設定(記憶)された担当者情報NMcを用いて特定することができる。具体的には、第1認識手段P8は、URLから第3データベースDB3にて取得した担当者情報NMcを得ることができる。
本実施の形態では、第1認識手段P8は、記憶部134における第3データベースDB3(図17参照)において担当者情報NMcに対して個別のアクセス情報AC(具体的にはURL)が関連付けられているため、制御部132は、アクセスされたアクセス情報AC(この例ではhttp://ABC/DEF/003/20140801#12:35:50)と一致する連絡先の担当者情報NMc(この例では○※□)を不都合対応者情報として認識することができる。
なお、本実施の形態において、不都合対応意思確認情報WCは、不都合対応者を示す不都合対応者情報であってもよい。不都合対応者情報は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうちの個別のアクセス情報AC(具体的にはURL)に関連付けられた連絡先の担当者を示す担当者情報NMcとすることができる。この場合、他の連絡先情報の連絡先(この例では連絡先情報CN(1)のセールス担当者の連絡先、連絡先情報CN(2)のセールス担当者の上長の担当者の連絡先、連絡先情報CN(4)のサービス担当者の上長の担当者の連絡先)の携帯端末機170の表示画面G(1),G(2),G(4)には(図14から図16参照)、不都合対応意思確認情報WCとして、他者が不都合対応者となった旨を知らせるメッセージとして、担当者情報NMc(この例では「○※□さんが不都合対応者になりました。」というメッセージ)を表示することができる。
−第2認識手段−
第2認識手段P9は、アクセス情報AC(具体的にはURL)がアクセスされたアクセス開始時の日時情報を不都合の対応開始時の日時情報である対応開始日時情報DTc(後述する図19参照)として認識する。
本実施の形態では、遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、対応マニュアル特定手段P10と、対応マニュアル付加手段P11とをさらに備える構成とされている。
−対応マニュアル特定手段−
図18は、機種情報MDおよび不都合内容の特定情報CD別に、対応マニュアルに関する情報MMを保存した第4データベースDB4の一例のデータ構造を示す模式図である。
図18に示すように、対応マニュアル特定手段P10は、機種情報MDと不都合内容の特定情報CDとに基づいて不都合内容に対処するための対応マニュアルに関する情報MMを特定する。
第4データベースDB4は、記憶部134(図5参照)に格納されている。記憶部134における第4データベースDB4には、対応マニュアルに関する情報MMが機種情報MDおよび不都合内容の特定情報CD別に予め保存されている。制御部132は、機種情報MDおよび不都合内容の特定情報CDから記憶部134における第4データベースDB4を参照することで対応マニュアルに関する情報MMを認識することができる。
このように、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報は、不都合内容の特定情報CDに関連付けて設定(記憶)された対応マニュアルに関する情報MMを用いて特定することができる。具体的には、対応マニュアル特定手段P10は、不都合内容の特定情報CDから第4データベースDB4にて取得した対応マニュアルに関する情報MMにより、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報を得ることができる。
本実施の形態では、対応マニュアル特定手段P10は、記憶部134における第4データベースDB4(図18参照)において機種情報MDおよび不都合内容の特定情報CDと一致する対応マニュアルに関する情報MMを特定する。
ここで、対応マニュアルに関する情報MMとしては、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報のデータそのものであってもよいし、対処情報のデータの情報量を考慮して、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報のデータを参照するための所在を示した情報(所謂ハイパーリンク情報、具体的にはURL)であってもよい。図6および図9から図16では、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報のデータそのものを例示している。なお、対応マニュアルに関する情報MMが、例えば、URLである場合、URLをクリックすることで、リンク先のウェブページが開き、開いたウェブページにおいて、対応マニュアルにおける不都合内容に対処する対処情報が表示される。
−対応マニュアル付加手段−
対応マニュアル付加手段P11は、対応マニュアル特定手段P10にて特定した対応マニュアルに関する情報MMを送信情報TD(図9から図16参照)に付加する。そうすると、図9から図16には、対応マニュアルに関する情報MMを含む文言が記載される。
本実施の形態では、遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、一斉送信繰り返し制御手段P12をさらに備える構成とされている。
−一斉送信繰り返し制御手段−
一斉送信繰り返し制御手段P12は、送信情報TDの送信後の予め定めた所定時間TI内に不都合対応意思確認情報WCを受信しないときには、具体的には、個々の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先での携帯端末機170の表示画面G(1)〜G(4)においてアクセス情報AC(図9から図12参照)を誰もアクセス(タッチ操作)しないときには、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先に対して、送信情報TDの一斉送信を繰り返す。
本実施の形態では、遠隔サーバ130における制御部132(図5参照)は、第2受信制御手段P13と、情報蓄積制御手段P14とをさらに備える構成とされている。
−第2受信制御手段−
図19は、機種情報MDおよび機番情報SR別に、検出時日時情報DTa、送信時日時情報DTb、不都合内容の特定情報CD、対応開始日時情報DTc、対応完了日時情報DTdおよび不都合処置内容情報TCを保存する第5データベースDB5の一例のデータ構造を示す模式図である。
第2受信制御手段P13は、アクセス情報ACがアクセスされた連絡先からの不都合対応意思確認情報WCの受信に加えて、不都合内容を処置した不都合処置内容を示す不都合処置内容情報TC(図13の下側および図19参照)を追加受信する。
−情報蓄積制御手段−
情報蓄積制御手段P14は、第2受信制御手段P13にて受信した不都合処置内容情報TCを記憶部134に蓄積する。
図13の下側に示すように、不都合対応者(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先のサービス担当者)の携帯端末機170のウェブページの表示画面G(3)には、不都合処置内容情報TCが入力受付操作可能に表示される。
詳しくは、図13の下側に示すウェブページには、不都合処置内容情報TCの入力欄が入力操作可能に設けられ、登録確認するための「登録」ボタンBT1が不都合処置内容情報TCの入力欄の近傍にタッチ操作可能に設けられている。
図13の下側に示すウェブページにおいて、不都合対応者(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先のサービス担当者)により、不都合処置内容情報TC(この例では「冷却水を追加した」)が入力されて「登録」ボタンBT1がタッチ操作されると、第2受信制御手段P13は、不都合処置内容情報TCを受信し、情報蓄積制御手段P14は、図19に示すように、機種情報MDおよび機番情報SR毎に不都合処置内容情報TCおよび対応完了日時情報DTdが検出時日時情報DTa、送信時日時情報DTb、不都合内容の特定情報CDおよび対応開始日時情報DTcと共に記憶部134に蓄積保存する。ここで、対応完了日時情報DTdは、不都合処置内容情報TCを登録した日時であり、対応を完了した日時を意味する。
本実施の形態では、制御部132(図5参照)は、第3特定手段P15と、受信確認内容付加手段P16とをさらに備える構成とされている。
−第3特定手段−
図20は、機械識別情報SDに、オペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENを関連付けて保存した第6データベースDB6の一例のデータ構造を示す模式図である。
図20に示すように、第3特定手段P15は、機械識別情報SDに基づいてオペレータの連絡先情報DNおよび/または所有者の連絡先情報EN(この例ではオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENの双方)を特定する。
第6データベースDB6は、記憶部134(図5参照)に格納されている。記憶部134における第6データベースDB6には、オペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENが機械識別情報SD(図20に示す例では端末電話番号)に関連付けられて予め保存されている。制御部132は、機械識別情報SDから記憶部134における第6データベースDB6を参照することでオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENを認識することができる。
このように、オペレータの連絡先および所有者の連絡先は、機械識別情報SDに関連付けて設定(記憶)されたオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENを用いて特定することができる。具体的には、第3特定手段P15は、機械識別情報SDから第6データベースDB6にて取得したオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENにより、オペレータの連絡先および所有者の連絡先を得ることができる。
本実施の形態では、第3特定手段P15は、記憶部134における第6データベースDB6(図20参照)において機械識別情報SDと一致するオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENを特定する。
−受信確認内容付加手段−
図21および図22は、それぞれ、オペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENの連絡先において遠隔サーバ130から送信した電子メールを表示した携帯端末機170の表示画面Ga,Gbの表示状態の一例を示す平面図である。
図21および図22に示すように、受信確認内容付加手段P16は、第3特定手段P15にて特定したオペレータの連絡先情報DNおよび/または所有者の連絡先情報EN(この例ではオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENの双方)の連絡先に対して、送信情報TDに、農業機械110での受信確認を促す受信確認情報RCを付加して送信する。
第3特定手段P15にて特定したオペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENの連絡先での携帯端末機170の表示画面Ga,Gbには、何れも、送信情報TDとして、機種情報MD(機種コードおよび機種名)と、オペレータ氏名情報NMa(オペレータの氏名)および所有者氏名情報NMb(所有者の氏名)と、検出時日時情報DTa(検出時の日時)と、送信時日時情報DTb(送信時の日時)と、位置情報LD(緯度、経度および場所)と、不都合内容情報AD(不都合内容)と、想定原因情報FD(想定原因)と、緊急度情報ED(緊急度)とを含む文言を記載した電子メールが表示される。
そして、図21および図22に示す例では、受信確認内容付加手段P16は、オペレータおよび所有者の連絡先への電子メールに、受信確認情報RCとして、「確認」ボタンBT2をタッチ操作(クリック操作)可能に記載する。
具体的には、図21および図22に示す電子メールには、「確認」ボタンBT2がタッチ操作可能に設けられている。「確認」ボタンBT2の近傍には、所定のメッセージ(この例では「確認ボタンをタッチ操作して下さい」というメッセージ)が表示される。
一方、遠隔サーバ130は、「確認」ボタンBT2の操作により受信確認情報RCがアクセスされると、オペレータの連絡先情報DNの連絡先および所有者の連絡先情報ENの連絡先で電子メールが確認されたことを認識できるようになっている。
図21および図22に示す電子メールにおいて、オペレータおよび所有者により、「確認」ボタンBT2がタッチ操作されると、遠隔サーバ130は、オペレータおよび所有者が電子メールを確認したことを認識する。
(不都合対応システムの制御動作について)
図23は、本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作の一例の流れを説明するための説明図である。図24および図25は、それぞれ、本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作例の前半部分および後半部分を示すフローチャートである。なお、図23に示す例では、遠隔サーバ130は、メインサーバ130aとサブサーバ130bとで構成されており、メインサーバ130aとサブサーバ130bとの間で情報の通信を行えるようになっている。
図24および図25に示す本実施の形態に係る不都合対応システムの制御動作では、遠隔サーバ130(メインサーバ130a)における制御部132は、先ず、遠隔監視端末装置200からの通信接続要求があると、各農業機械110,…における遠隔監視端末装置200との通信接続を許可する(ステップSb1)。
次に、制御部132は、遠隔監視端末装置200からイベント情報IVを機械識別情報SDと共に受信する(ステップSb2、図23に示すα1参照)。
次に、制御部132は、農業機械110で発生したイベントが故障や動作不良或いは盗難等の不都合であって対処すべきイベントか否かを判断する(ステップSb3)。こうすることで、発生した各種のイベントの中から、対処すべきイベントを特定することができる。例えば、制御部132は、イベント識別情報DIVが故障等の異常の内容を示すエラーコードであるか、農業機械110の稼動状態を検知する各種センサからのオン・オフ情報(具体的には0または1の接点情報)の警報であるか、或いは、農業機械110の稼動状態を検知する各種センサからの数値データの異常であれば、発生したイベントが対処すべきイベントであると判断する。
制御部132は、ステップSb3でイベントが対処すべきイベントであると判断した場合には(ステップSb3:Yes)、ステップSb4に移行する一方、イベントが対処すべきイベントでないと判断した場合には(ステップSb3:No)、処理を終了する。ここで、対処すべきイベントとしては、イベント識別情報DIVが故障等の異常の内容を示すエラーコードの発生、各種センサからのオン・オフ情報の警報の発生や、各種センサからの数値データの異常の発生等を例示できる。
次に、制御部132は、記憶部134における第1データベースDB1(図7参照)を用いて機械識別情報SDと一致する機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMbおよび複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)を特定する(ステップSb4)。
次に、制御部132は、記憶部134における第2データベースDB2(図8参照)を用いて不都合内容の特定情報CDと一致する不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDを特定する(ステップSb5)。
次に、制御部132は、記憶部134における第4データベースDB4(図18参照)を用いて機種情報MDおよび不都合内容の特定情報CDと一致する対応マニュアルに関する情報MMを特定する(ステップSb6)。
次に、制御部132は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先に対して、機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMb、検出時日時情報DTa、送信時日時情報DTb、位置情報LD、不都合内容情報AD、想定原因情報FD、緊急度情報EDおよび対応マニュアルに関する情報MMに加えて、アクセス情報AC(図9から図12参照)を付加した送信情報TDを一斉に電子メールで送信する(ステップSb7、図23に示すα2参照)。
次に、制御部132は、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、アクセス情報AC(この例ではhttp://ABC/DEF/003/20140801#12:35:50)がアクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)から不都合対応意思確認情報WCを受信したか否かを判断し(ステップSb8)、不都合対応意思確認情報WCを、サブサーバ130bを介して受信していない場合には(ステップSb8:No)、ステップSb9へ移行し、不都合対応意思確認情報WCを、サブサーバ130bを介して受信した場合には(ステップSb8:Yes、図23に示すα3参照)、図25に示すステップSb10へ移行する。
ステップSb9では、制御部132は、所定時間TIが経過したか否かを判断し、所定時間TIが経過していない場合には(ステップSb9:No)、ステップSb8に移行する一方、所定時間TIが経過した場合には(ステップSb9:Yes)、ステップSb7に移行する。
また、制御部132は、ステップSb7〜ステップSb9において連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先への送信情報TDの一斉送信を行うときに、オペレータの連絡先情報DNおよび所有者の連絡先情報ENの連絡先に対して、機種情報MD、オペレータ氏名情報NMa、所有者氏名情報NMb、検出時日時情報DTa、送信時日時情報DTb、位置情報LD、不都合内容情報AD、想定原因情報FDおよび緊急度情報EDに加えて、受信確認情報RC(図21および図22参照)を付加した送信情報TDを一斉に電子メールで送信する。
次に、制御部132は、アクセス情報AC(具体的にはURL)がアクセスされると、図25に示すように、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、アクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)に不都合対応意思確認情報WCとして自身が不都合対応者となった旨を知らせる所定のメッセージを、サブサーバ130bを介して送信する(ステップSb10、図23に示すα4参照)。
次に、制御部132は、他の連絡先(この例では連絡先情報CN(1),CN(2),CN(4)の連絡先)に不都合対応意思確認情報WCとして他者が不都合対応者となった旨を知らせる所定のメッセージを送信する(ステップSb11、図23に示すα5参照)。
次に、制御部132は、記憶部134における第3データベースDB3(図17参照)を用いてアクセスされたアクセス情報AC(この例ではhttp://ABC/DEF/003/20140801#12:35:50)と一致する連絡先の担当者情報NMc(この例では○※□)を不都合対応者情報として認識し(ステップSb12)、アクセス情報AC(具体的にはURL)がアクセスされたアクセス開始時の日時情報を対応開始日時情報DTcとして認識する(ステップSb13)。
次に、制御部132は、アクセス情報AC(具体的にはURL)がアクセスされた連絡先(この例では連絡先情報CN(3)の連絡先)から不都合処置内容情報TCを受信し(ステップSb14)、機種情報MDおよび機番情報SR毎に不都合処置内容情報TCおよび対応完了日時情報DTdを検出時日時情報DTa、送信時日時情報DTb、対応開始日時情報DTcおよび不都合内容の特定情報CDと共に記憶部134に蓄積し(ステップSb15、図19参照)、処理動作を終了する。
(本実施の形態について)
以上説明した遠隔サーバ130によれば、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(n)(この例ではCN(1)〜CN(4))の連絡先に対して送信情報TDを一斉に送信するので、メンテナンス担当者が複数人存在する場合でも不都合内容情報ADを含む送信情報TDを複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者に一斉に知らせることができる。これにより、農業機械110で不都合が発生した場合、メンテナンス担当者は、発生した不都合を速やかに認知することができ、従って、該不都合の迅速な対応を行うことが可能となる。しかも、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうち、何れか1つの連絡先情報CN(i)(この例ではCN(3))の連絡先から、不都合対応意思確認情報WCを受信したときに、他の連絡先情報CN(1),CN(2),CN(4)の連絡先に不都合対応意思確認情報WCを送信するので、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者が不都合対応意思確認情報WCを共有することができ、すなわち、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者のうち、誰かが不都合に対応するために意思確認を行ったことを、それ以外の担当者に知らせることができる。これにより、メンテナンス担当者が複数人存在する場合での複数のメンテナンス担当者による重複対応を効果的に防止することが可能となる。また、送信情報TDには、機種情報MD並びにオペレータ氏名情報NMaおよび/または所有者氏名情報NMb(この例ではオペレータ氏名情報NMaおよび所有者氏名情報NMb)を含んでいるので、不都合の対応に当たる不都合対応者は、不都合が発生した農業機械110やそのオペレータおよび/または所有者(この例ではオペレータおよび所有者)を容易に認知することができるだけでなく、送信情報TDには、位置情報LDも含んでいるので、不都合対応者は、不都合が発生した農業機械110の現場に迅速に駆けつけることができる。また、送信情報TDには、不都合内容情報ADおよび想定原因情報FDも含んでいるので、不都合対応者は、必要に応じて、交換部品や特殊工具を事前に準備することができる。
また、本実施の形態では、複数の連絡先および日時情報毎に遠隔サーバ130にアクセスするための個別のアクセス情報AC(この例ではURL)を生成し、送信情報TDに個別のアクセス情報ACを付加することで、不都合が1日のうちにたとえ複数回発生したとても、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者に対して、不都合内容情報ADを含む送信情報TDを1日単位で時間別に識別させることができる。さらに、不都合対応意思確認情報WCの受信は、個別のアクセス情報AC(この例ではURL)を介したアクセスであることで、農業機械110での操作を簡易な操作(この例では携帯端末機170の表示画面のボタン操作、所謂クリック操作)とすることができる。しかも、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうちのアクセスされたアクセス情報ACに関連付けられた連絡先の担当者情報を不都合対応者情報として遠隔サーバ130が認識することで、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者のうち、誰が不都合対応者であるかを、遠隔サーバ130を通じて、不都合対応者以外の担当者に知らせることができる。また、アクセス開始時の日時情報を不都合の対応開始時の日時情報として遠隔サーバ130が認識することで、不都合の対応開始日時を特定することができる。
また、本実施の形態では、不都合対応意思確認情報WCは、不都合対応者情報として、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先のうちの個別のアクセス情報ACに関連付けられた連絡先の担当者情報NMcを含んでいることで、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者のうち、誰が不都合対応者であるかを不都合対応者以外の担当者に即座に知らせることができる。
また、本実施の形態では、機種情報MDと不都合内容の特定情報CDとに基づいて対応マニュアルに関する情報MMを特定し、特定した対応マニュアルに関する情報MMを送信情報TDに付加することで、不都合に即した対処内容を事前に把握することができる。従って、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先の担当者は、不都合に即した対処内容を、自身が不都合の対応に当たる不都合対応者になるか否か(例えば自身が不都合に対処できる能力があるのかどうか)の判断材料にすることができる。
本実施の形態では、送信情報TDの送信後の所定時間TI内に不都合対応意思確認情報WCを受信しないときには、複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先に対して、送信情報TDの一斉送信を繰り返すことで、不都合内容情報ADを含む送信情報TDが複数の連絡先情報CN(1)〜CN(4)の連絡先で放置されることを有効に防止することができ、従って、未対応の漏れを効果的に防止することができる。
本実施の形態では、何れか1つの連絡先からの不都合対応意思確認情報WCの受信に加えて、不都合処置内容情報TCを追加受信して蓄積することで、不都合内容に対する不都合処置内容情報TCの処置履歴を容易に管理することができる。こうすることで、例えば、未対応の漏れを効果的に防止することができる。
本実施の形態では、固有の機械識別情報SDに基づいてオペレータの連絡先情報DNおよび/または所有者の連絡先情報EN(この例では連絡先情報DNおよび連絡先情報EN)を特定し、特定したオペレータの連絡先情報DNおよび/または所有者の連絡先情報EN(この例では連絡先情報DNおよび連絡先情報EN)の連絡先に対して、送信情報TDを送信することで、オペレータおよび/または所有者(この例ではオペレータおよび所有者)に対して不都合内容を知らせることができ、これにより、オペレータおよび/または所有者(この例ではオペレータおよび所有者)に対して不都合内容の自覚を促すことができる。しかも、送信情報TDに、農業機械110での受信確認を促す受信確認情報RCを付加することで、遠隔サーバ130は、オペレータおよび/または所有者(この例ではオペレータおよび所有者)が送信情報TDを確認したことを認識することができる。
(他の実施の形態について)
本実施の形態に係る遠隔監視システム100は、コンバイン、耕耘機や田植機等の走行作業機械に適用したが、それに限定されるものではなく、トラクター、ショベルカー、ホイルローダやキャリヤ等の建設作業機械といった走行作業機や、プレジャーボート、漁船といった船舶にも好適に適用することができる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されるものではなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、かかる実施の形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
100 遠隔監視システム
110 農業機械
120 遠隔監視センター
130 遠隔サーバ
130a メインサーバ
130b サブサーバ
131 通信部
132 制御部
133 処理部
134 記憶部
140 通信網
150 ネットワーク
160 固定端末機
161 制御部
170 携帯端末機
171 制御部
200 遠隔監視端末装置
210 通信部
220 電源制御部
231 GPSセンサ
232 位置検出部
233 情報記憶部
240 制御部
241 イベント情報送信制御部
250 処理部
260 記憶部
AC アクセス情報
AD 不都合内容情報
BT1 「登録」ボタン
BT2 「確認」ボタン
CD 不都合内容の特定情報
CN 連絡先情報
DB1 第1データベース
DB2 第2データベース
DB3 第3データベース
DB4 第4データベース
DB5 第5データベース
DB6 第6データベース
DIV イベント識別情報
DN オペレータの連絡先情報
DTa 検出時日時情報
DTb 送信時日時情報
DTc 対応開始日時情報
DTd 対応完了日時情報
ED 緊急度情報
EN 所有者の連絡先情報
FD 想定原因情報
G 表示画面
Ga 表示画面
Gb 表示画面
IV イベント情報
LD 位置情報
MD 機種情報
MM 対応マニュアルに関する情報
NMa オペレータ氏名情報
NMb 所有者氏名情報
NMc 連絡先の担当者情報
P1 第1受信制御手段
P2 第1特定手段
P3 第2特定手段
P4 第1送信制御手段
P5 第2送信制御手段
P6 アクセス情報生成手段
P7 アクセス情報付加手段
P8 第1認識手段
P9 第2認識手段
P10 対応マニュアル特定手段
P11 対応マニュアル付加手段
P12 一斉送信繰り返し制御手段
P13 第2受信制御手段
P14 情報蓄積制御手段
P15 第3特定手段
P16 受信確認内容付加手段
RC 受信確認情報
SD 機械識別情報
SR 機番情報
TC 不都合処置内容情報
TD 送信情報
TI 所定時間
WC 不都合対応意思確認情報

Claims (6)

  1. 作業機から、前記作業機の位置を示す位置情報と、前記作業機の不都合の内容である不都合内容の特定情報と、前記不都合の検出時の日時を示す検出時日時情報および/または前記作業機からの情報の送信時の日時を示す送信時日時情報とを前記作業機の固有の識別情報と共に受信する遠隔サーバであって、
    前記固有の識別情報に基づいて、前記作業機の機種を示す機種情報と、前記作業機のオペレータの氏名を示すオペレータ氏名情報および/または前記作業機の所有者の氏名を示す所有者氏名情報と、前記作業機のメンテナンス対応側の複数の連絡先をそれぞれ示す複数の連絡先情報とを特定し、
    前記不都合内容の特定情報に基づいて、前記不都合内容を示す不都合内容情報と、前記不都合内容の想定原因を示す想定原因情報と、前記不都合内容の緊急度を示す緊急度情報とを特定し、
    特定した前記複数の連絡先情報の連絡先に対して、前記機種情報と、前記オペレータ氏名情報および/または前記所有者氏名情報と、前記検出時日時情報および/または前記送信時日時情報と、前記位置情報と、前記不都合内容情報と、前記想定原因情報と、前記緊急度情報とを含む送信情報を一斉に送信し、
    前記複数の連絡先情報の連絡先のうち、何れか1つの連絡先から、前記不都合に対応する意思確認を示す不都合対応意思確認情報を受信したときに、他の連絡先に前記不都合対応意思確認情報を送信することを特徴とする遠隔サーバ。
  2. 請求項1記載の遠隔サーバであって、
    前記複数の連絡先情報および日時情報毎に当該遠隔サーバにアクセスするための個別のアクセス情報を生成し、
    前記送信情報に、生成した前記個別のアクセス情報を付加し、
    前記不都合対応意思確認情報の受信は、前記個別のアクセス情報を介したアクセスであり、
    前記複数の連絡先情報の連絡先のうちのアクセスされた前記アクセス情報に関連付けられた連絡先の担当者を示す担当者情報を前記不都合の対応に当たる不都合対応者を示す不都合対応者情報として認識し、かつ、前記アクセス情報がアクセスされたアクセス開始時の日時情報を前記不都合の対応開始時の日時情報として認識することを特徴とする遠隔サーバ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の遠隔サーバであって、
    前記機種情報と前記不都合内容の特定情報とに基づいて前記不都合内容に対処するための対応マニュアルに関する情報を特定し、特定した前記対応マニュアルに関する情報を前記送信情報に付加することを特徴とする遠隔サーバ。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか1つに記載の遠隔サーバであって、
    前記送信情報の送信後の予め定めた所定時間内に前記不都合対応意思確認情報を受信しないときには、前記複数の連絡先情報の連絡先に対して、前記送信情報の一斉送信を繰り返すことを特徴とする遠隔サーバ。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1つに記載の遠隔サーバであって、
    前記何れか1つの連絡先からの前記不都合対応意思確認情報の受信に加えて、前記不都合内容を処置した不都合処置内容を示す不都合処置内容情報を追加受信して蓄積することを特徴とする遠隔サーバ。
  6. 請求項1から請求項5までの何れか1つに記載の遠隔サーバであって、
    前記固有の識別情報に基づいて前記オペレータの連絡先情報および/または前記所有者の連絡先情報を特定し、
    特定した前記オペレータの連絡先情報および/または前記所有者の連絡先情報の連絡先に対して、前記送信情報に、前記作業機での受信確認を促す受信確認情報を付加して送信することを特徴とする遠隔サーバ。
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