JP2016075815A - 光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】良好な防水性能を維持しつつ光ファイバを高密度に収容可能な光ファイバケーブルを提供する。【解決手段】収容溝21が中心軸方向にわたって形成されたスロット11と、収容溝21に収容された複数本の光ファイバ12と、スロット11の周囲を覆う外被14とを有し、収容溝21の内部には、吸水パウダー23を用いた吸水加工が施されている。【選択図】図1
Description
本発明は、複数本の光ファイバを収容した光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法に関する。
従来、ケーブルの断面内においてケーブル外被に向かって径方向に延び且つケーブルの全長に亘って延びる複数の隔壁部が形成された構造体を有する光ファイバケーブルがある。この光ファイバケーブルでは、互いに撚り合わせ又はストレートに集合した複数本の光ファイバ心線が隔壁部間に配置されてケーブルコアが形成されている(特許文献1参照)。
光ファイバケーブルでは、例えば、高吸水性樹脂からなる吸水パウダーを基布に付着させた吸水テープをケーブルコアに巻き付けることで、浸水時に吸水パウダーを膨潤させて空隙を埋め、浸水の拡大を防ぐことが行われる。
しかし、隔壁部間に光ファイバ心線を高密度で詰め込んだ上記特許文献1に記載の光ファイバケーブルでは、吸水テープの吸水パウダーが隔壁部間の底まで入り込みづらい。このため、この光ファイバケーブルでは、隔壁部間に入り込んだ水が内部に浸透してケーブルの中心軸方向へ伝ってしまう。
しかし、隔壁部間に光ファイバ心線を高密度で詰め込んだ上記特許文献1に記載の光ファイバケーブルでは、吸水テープの吸水パウダーが隔壁部間の底まで入り込みづらい。このため、この光ファイバケーブルでは、隔壁部間に入り込んだ水が内部に浸透してケーブルの中心軸方向へ伝ってしまう。
そこで、本発明は、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバを高密度に収容可能な光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の光ファイバケーブルは、
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、
前記収容溝に収容された複数本の光ファイバと、
前記スロットの周囲を覆う外被と、
を有し、
前記収容溝の内部には、吸水パウダーを用いた吸水加工が施されている。
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、
前記収容溝に収容された複数本の光ファイバと、
前記スロットの周囲を覆う外被と、
を有し、
前記収容溝の内部には、吸水パウダーを用いた吸水加工が施されている。
また、本発明の光ファイバケーブルの製造方法は、
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、複数本の光ファイバを準備する工程と、
複数本の前記光ファイバに対して吸水パウダーを用いて吸水加工を施す工程と、
吸水加工が施された複数本の前記光ファイバを前記スロットの収容溝に収容する工程と、
前記スロットの周囲を外被で覆う工程とを有している。
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、複数本の光ファイバを準備する工程と、
複数本の前記光ファイバに対して吸水パウダーを用いて吸水加工を施す工程と、
吸水加工が施された複数本の前記光ファイバを前記スロットの収容溝に収容する工程と、
前記スロットの周囲を外被で覆う工程とを有している。
本発明の光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法によれば、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバを高密度に収容することができる。
<本発明の実施形態の概要>
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)光ファイバケーブルは、
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、
前記収容溝に収容された複数本の光ファイバと、
前記スロットの周囲を覆う外被と、
を有し、
前記収容溝の内部には、吸水パウダーを用いた吸水加工が施されているものである。
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
(1)光ファイバケーブルは、
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、
前記収容溝に収容された複数本の光ファイバと、
前記スロットの周囲を覆う外被と、
を有し、
前記収容溝の内部には、吸水パウダーを用いた吸水加工が施されているものである。
上記の光ファイバケーブルによれば、吸水パウダーを収容溝内に満遍なく入り込ませることができる。これにより、収容溝内に水が浸入しても、吸水パウダーが膨潤し、膨潤した吸水パウダーによって収容溝内が確実に閉塞される。したがって、収容溝内に浸入した水が中心軸方向へ伝わることが防止され、浸水の拡大が防がれる。これにより、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバが高密度に収容された光ファイバケーブルを提供できる。
(2)また、上記(1)の光ファイバケーブルにおいて、
前記収容溝に収容された複数本の前記光ファイバに吸水パウダーが付着していても良い。
前記収容溝に収容された複数本の前記光ファイバに吸水パウダーが付着していても良い。
この光ファイバケーブルによれば、光ファイバの外周面から吸水パウダーの一部が脱落して収容溝の内壁面に付着したり、光ファイバと収容溝とが接触する部分において光ファイバの外周面から吸水パウダーを脱落させて収容溝に付着させることができる。これにより、従来構成では吸水パウダーが入り込みにくかった部位までパウダーを満遍なく入り込ませやすい。
(3)また、上記(1)または(2)の光ファイバケーブルにおいて、
複数本の前記光ファイバは、吸水パウダーが付着したバンドル材で束ねられていても良い。
複数本の前記光ファイバは、吸水パウダーが付着したバンドル材で束ねられていても良い。
この光ファイバケーブルによれば、バンドル材から吸水パウダーの一部が脱落して収容溝の内壁面に付着したり、バンドル材と収容溝とが接触する部分においてバンドル材から吸水パウダーを脱落させて収容溝に付着させることができる。これにより、従来構成では吸水パウダーが入り込みにくかった部位までパウダーを満遍なく入り込ませやすい。
(4)また、上記(1)から(3)のいずれかの光ファイバケーブルにおいて、
前記収容溝の底部に吸水パウダーが付着していても良い。
前記収容溝の底部に吸水パウダーが付着していても良い。
この光ファイバケーブルによれば、従来構成では吸水パウダーが付着されにくかった底部までパウダーを満遍なく付着されており、防水性能の向上を図ることができる。
(5)また、上記(1)から(4)のいずれかの光ファイバケーブルにおいて、
複数本の前記光ファイバが互いに撚り合わされて構成された光ファイバユニットが、前記収容溝に収容されており、
前記光ファイバユニットの外周面に吸水パウダーが付着していても良い。
複数本の前記光ファイバが互いに撚り合わされて構成された光ファイバユニットが、前記収容溝に収容されており、
前記光ファイバユニットの外周面に吸水パウダーが付着していても良い。
この光ファイバケーブルによれば、複数本の光ファイバが撚り合わされて光ファイバユニットが構成されている。このため、光ファイバを高密度に収容しても側圧に強く、さらにパウダーを満遍なく付着させることができるので高い防水性能を確保できる。
(6)また、上記(1)から(5)のいずれかの光ファイバケーブルにおいて、
更に、基布に吸水パウダーが付着された吸水テープを備え、
前記吸水テープは、前記スロットの周囲に巻回され、
前記外被は、前記吸水テープを介して前記スロットの周囲を覆っていても良い。
更に、基布に吸水パウダーが付着された吸水テープを備え、
前記吸水テープは、前記スロットの周囲に巻回され、
前記外被は、前記吸水テープを介して前記スロットの周囲を覆っていても良い。
この光ファイバケーブルによれば、吸水テープの基布から脱落した吸水パウダーを収容溝の内壁面に付着させることができ、更なる防水性能の向上を図ることができる。
(7)光ファイバケーブルの製造方法は、
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、複数本の光ファイバを準備する工程と、
複数本の前記光ファイバに対して吸水パウダーを用いて吸水加工を施す工程と、
吸水加工が施された複数本の前記光ファイバを前記スロットの収容溝に収容する工程と、
前記スロットの周囲を外被で覆う工程とを有するものである。
収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、複数本の光ファイバを準備する工程と、
複数本の前記光ファイバに対して吸水パウダーを用いて吸水加工を施す工程と、
吸水加工が施された複数本の前記光ファイバを前記スロットの収容溝に収容する工程と、
前記スロットの周囲を外被で覆う工程とを有するものである。
この光ファイバケーブルの製造方法によれば、予め吸水パウダーを用いて光ファイバに対して吸水加工することで、収容溝に吸水パウダーを満遍なく付着させることができる。
(8)また、上記(7)の光ファイバケーブルの製造方法において、
前記吸水加工は、複数本の前記光ファイバに吸水パウダーを付着させる処理であっても良い。
前記吸水加工は、複数本の前記光ファイバに吸水パウダーを付着させる処理であっても良い。
この光ファイバケーブルの製造方法によれば、簡単な手法で光ファイバの全体に均一に吸水加工できる。
(9)また、上記(7)または(8)の光ファイバケーブルの製造方法において、
前記吸水加工は、吸水パウダーが付着したバンドル材で複数本の前記光ファイバを束ねる処理であっても良い。
前記吸水加工は、吸水パウダーが付着したバンドル材で複数本の前記光ファイバを束ねる処理であっても良い。
この光ファイバケーブルの製造方法によれば、簡単な手法で光ファイバを束ねることができるとともに吸水加工できる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、本発明に係る光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法の実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
以下、本発明に係る光ファイバケーブル及び光ファイバケーブルの製造方法の実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ファイバケーブル10の断面図である。
図1に示すように、光ファイバケーブル10は、スロット11と、光ファイバユニット12と、吸水テープ13と、外被14とを有している。光ファイバケーブル10は、その外径が例えば約24mmとされている。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る光ファイバケーブル10の断面図である。
図1に示すように、光ファイバケーブル10は、スロット11と、光ファイバユニット12と、吸水テープ13と、外被14とを有している。光ファイバケーブル10は、その外径が例えば約24mmとされている。
スロット11は、例えば、ポリカーボネート(PC)とポリブチレンテレフタレート(PBT)との合成樹脂または高密度ポリエチレン(HDPE)などの硬質樹脂材料から形成されている。これにより、このスロット11は、曲げ剛性が1000MPa以上とされている。スロット11は、その外径が例えば約20mmとされている。スロット11には、その中心部に、鋼線等のテンションメンバ22が埋設されている。また、スロット11には、螺旋状またはSZ状の複数(本例では5本)の収容溝21が光ファイバケーブル10の中心軸方向に亘って形成されている。
吸水テープ13は、スロット11の周囲に、例えば縦添えまたは横巻きで巻回されている。吸水テープ13は、例えば、ポリエステル等からなる基布に吸水性のパウダー(以下吸水パウダー23と称す)を付着させることによって吸水加工を施したものである。吸水パウダー23は、水を吸着して膨潤する高吸水性樹脂であり、この高吸水性樹脂としては、例えばデンプン系、ポリアクリル酸系などの樹脂がある。光ファイバケーブル10では、吸水テープ13をスロット11に巻回することで、吸水テープ13に付着された吸水パウダー23の一部が基布から脱落して収容溝21内に入り込んでいる。
外被14は、例えばポリエチレン(PE)等の樹脂からなる。外被14は、吸水テープ13を外周に巻回したスロット11に対して樹脂を押出成形することにより、吸水テープ13を介してスロット11の周囲を覆うように形成される。
図2は、光ファイバケーブル10の一つの収容溝21を示す部分拡大断面図である。
図1及び図2に示すように、収容溝21は、スロット11の外周側が開放されており、スロット11の周方向に等間隔に形成されている。収容溝21は、両側壁部21aが、スロット11の外周側から中心部側へ向かって次第に近接されている。また、収容溝21は、底部21bが、スロット11の中心部側へ向かって湾曲する湾曲面とされている。ここで、図2に示すように収容溝21におけるスロット11の開放された外周側の溝幅をL1とし、次第に近接された中心部側の溝幅をL2とする。この例において、底部21bとは、L2/L1≦50[%]を満たす部分とする。また、この例において、底部21bは、光ファイバユニット12と側壁部21aとの接触位置C1,C2よりも中心部側で区画された内壁面の一部として定義される。
図1及び図2に示すように、収容溝21は、スロット11の外周側が開放されており、スロット11の周方向に等間隔に形成されている。収容溝21は、両側壁部21aが、スロット11の外周側から中心部側へ向かって次第に近接されている。また、収容溝21は、底部21bが、スロット11の中心部側へ向かって湾曲する湾曲面とされている。ここで、図2に示すように収容溝21におけるスロット11の開放された外周側の溝幅をL1とし、次第に近接された中心部側の溝幅をL2とする。この例において、底部21bとは、L2/L1≦50[%]を満たす部分とする。また、この例において、底部21bは、光ファイバユニット12と側壁部21aとの接触位置C1,C2よりも中心部側で区画された内壁面の一部として定義される。
各収容溝21には、複数(本例では4本)のサブユニット31が撚り合わされて形成された光ファイバユニット12が収容されている。光ファイバユニット12には、吸水パウダー23を用いた吸水加工が施されており、撚り合わされて形成された光ファイバユニット12の外周面に吸水パウダー23が付着されている。光ファイバケーブル10では、光ファイバユニット12に吸水加工が予め施されているため、光ファイバユニット12に付着した吸水パウダー23の一部が脱落して収容溝21内に入り込んでいる。収容溝21内に入り込んだ吸水パウダー23の一部は、収容溝21の側壁部21aあるいは底部21bまで入り込んで付着している。
図3は、1本のサブユニット31を示す断面図である。
図3に示すように、1本のサブユニット31は、間欠型光テープ心線41を束状にまとめたものを複数(本例では10本)準備し、それらが撚り合わされて形成されている。
図3に示すように、1本のサブユニット31は、間欠型光テープ心線41を束状にまとめたものを複数(本例では10本)準備し、それらが撚り合わされて形成されている。
図4(a)は、束状に寄せ集められた状態の間欠型光テープ心線41の断面図であり、図4(b)は、束状に寄せ集められる前の間欠型光テープ心線41の平面図である。
図4(a),(b)に示すように、間欠型光テープ心線41は、複数(本例では8本)の光ファイバ心線(光ファイバの一例)51a〜51h(以下、総称する場合は光ファイバ心線51と称する)によって構成されている。間欠型光テープ心線41は、これらの光ファイバ心線51a〜51hを互いに寄せ集めて全体として断面円形の束状にすることで光ファイバ心線の集合体とされている。
図4(a),(b)に示すように、間欠型光テープ心線41は、複数(本例では8本)の光ファイバ心線(光ファイバの一例)51a〜51h(以下、総称する場合は光ファイバ心線51と称する)によって構成されている。間欠型光テープ心線41は、これらの光ファイバ心線51a〜51hを互いに寄せ集めて全体として断面円形の束状にすることで光ファイバ心線の集合体とされている。
間欠型光テープ心線41は、並列されて一体化されていた8本の光ファイバ心線51a〜51h同士の接合箇所を、長手方向へ間欠的に切断して形成されたものである。本例の間欠型光テープ心線41は、互いに隣接する光ファイバ心線51a〜51hの幅方向同士が長手方向の交互に異なる位置Xで間欠的に連結されている。なお、間欠型光テープ心線41としては、隣接する光ファイバ心線51a〜51h同士を間欠的に接着したものでも良い。
このように、本例では、間欠型光テープ心線41は8本の光ファイバ心線51a〜51hによって構成されている。サブユニット31は、10枚の間欠型光テープ心線41によって構成され、合計80本の光ファイバ心線51によって構成されている。また、光ファイバユニット12は4本のサブユニット31によって構成され、合計320本の光ファイバ心線51によって構成されている。光ファイバユニット12がスロット11の5個の収容溝21の各々に収容されている。つまり、本例の光ファイバケーブル10は、合計1600本の光ファイバ心線51を備えた高密度多心の光ファイバケーブルとされている。
なお、各収容溝21に収容されたサブユニット31を構成する10枚の間欠型光テープ心線41は、識別用の光ファイバ心線51aの色が互いに異なっている。これにより、各収容溝21から間欠型光テープ心線41を取り出す際に、光ファイバ心線51aの色によって所望の間欠型光テープ心線41を識別して取り出すことができる。
ところで、従来、吸水パウダーを基布に付着させた吸水テープをスロットの外周に巻き付けるのみの構成では、収容溝内に光ファイバを高密度で収容した場合、基布から脱落した吸水テープの吸水パウダーが収容溝の隙間へ入り込みづらくなる。特に、間欠型光テープ心線の外周面や、間欠型光テープ心線と収容溝の内周面との接触部分等で引っ掛かり、収容溝の底部まで吸水パウダーが入り込みにくい。このような状態で、例えば、収容溝内に水が浸入した場合、収容溝内の吸水パウダーが膨潤しても収容溝内の空隙が完全に埋まらず、浸入した水が光ファイバケーブルの中心軸方向へ伝わり、浸水が拡大する虞がある。このため、収容溝の底部にまで吸水パウダーを行き渡らせて良好な防水性能を確保するには、収容溝内への光ファイバの収容密度をある程度以下に抑える必要がある。
そこで、上述した実施形態のように、光ファイバケーブル10は、光ファイバユニット12を収容溝に配置する前に光ファイバユニット12の外周面に予め吸水加工を施すことで吸水パウダー23が付着されており、吸水パウダー23が付着した状態の光ファイバユニット12が各収容溝21に収容されている。
このため、光ファイバユニット12が収容溝21に収容された後において、光ファイバユニット12の外周面から吸水パウダー23の一部が脱落し、収容溝21の内壁面に付着する。このとき、収容溝21における光ファイバユニット12の外周面の一部は、収容溝21の底部21bに対向した状態で収容されているので、その一部の外周面から脱落した吸水パウダー23は、収容溝21の底部21bに付着しやすい。また、光ファイバユニット12の外周面に吸水パウダー23が付着しているので、光ファイバユニット12と収容溝21の内壁面とが接触した際に、光ファイバユニット12に付着した吸水パウダー23の一部が脱落して収容溝21の側壁部21aや底部21bに付着する。
したがって、吸水加工が施された光ファイバユニット12を介して吸水パウダー23を収容溝21内に満遍なく入り込ませ、吸水パウダー23が付着しにくかった収容溝21の底部21bにまで行き渡らせることができる。これにより、収容溝21内に水が浸入しても、吸水パウダー23が膨潤し、膨潤した吸水パウダー23によって収容溝21内が確実に閉塞される。その結果、収容溝21内に浸入した水が光ファイバケーブル10の中心軸方向へ伝わることが防止され、浸水の拡大が防がれる。
また、各収容溝21に収容される光ファイバユニット12は4本のサブユニット31によって形成され、サブユニット31は10枚の間欠型光テープ心線41によって形成され、合計320本の光ファイバ心線51が各収容溝21に収容されている。このように、本実施形態の構成によれば、1つの収容溝21内に光ファイバ心線51を高密度に収容しても、吸水パウダー23を収容溝21内に満遍なく入り込ませることができるため、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバ心線51が高密度に収容された光ファイバケーブル10を提供することができる。
また、本例では、光ファイバユニット12は、4本のサブユニット31が撚り合わされて構成されている。このため、特定の光ファイバ心線51のみに側圧が加わることを抑制することができ、光ファイバケーブル10の高い通信品質を維持することができる。
また、スロット11の周囲には、基布に吸水パウダー23が付着された吸水テープ13が巻回されている。このため、基布から脱落した吸水パウダー23を収容溝21の内壁面に付着させることができ、更なる防水性能の向上を図ることができる。
また、間欠型光テープ心線41は、互いに隣接する光ファイバ心線51同士が長手方向の交互に異なる位置で間欠的に連結された構造を有している。このため、光ファイバ心線51を寄せ集めて集合体とする際に、容易に光ファイバ心線51同士を密接して集合させることができる。
次に、図1から図4を参照しつつ、光ファイバケーブル10の製造方法を説明する。
先ず、収容溝1が中心軸方向に亘って形成されたスロット11と、8本の光ファイバ心線51a〜51hによって形成された間欠型光テープ心線41を準備する。
先ず、収容溝1が中心軸方向に亘って形成されたスロット11と、8本の光ファイバ心線51a〜51hによって形成された間欠型光テープ心線41を準備する。
続いて、間欠型光テープ心線41の光ファイバ心線51a〜51hを互いに寄せ集めて全体として断面円形の束状にすることで光ファイバ心線51の集合体を形成する。合計10枚の間欠型光テープ心線41を同様に加工して集合体を10本形成する。
続いて、間欠型光テープ心線41からなる光ファイバ心線5の集合体10本を撚り合わせて、サブユニット31を形成する。サブユニット31は同様にして4本形成する。
続いて、4本のサブユニット31を撚り合わせて光ファイバユニット12を形成する。光ファイバユニット12は同様にして5本形成する。そして、形成された光ファイバユニット12の各々に対して吸水パウダー23を用いた吸水加工を施す。吸水加工は、吸水パウダー23が収容されたパウダーボックスの中にサブユニット31を通過させて、光ファイバユニット12の外周面に吸水パウダー23を付着させることによって行う。
続いて、吸水加工が施された5本の光ファイバユニット12をスロット11の5個の収容溝21に各々収容する。
続いて、光ファイバユニット12が収容されたスロット11の周囲を吸水テープ13で覆い、さらに吸水テープ13の周囲を外被14で覆って、光ファイバケーブル10の製造が完了する。
なお、上記製造方法は一例であり、例えば、先ずサブユニット31を形成した際にパウダーボックスを通過させ、さらに光ファイバユニット12を形成した際にパウダーボックスを通過させるようにして、パウダーボックスを通過させる工程を2回設けても良い。また、サブユニット31を形成した後のみ、パウダーボックスを通過させて、サブユニット31の外周面に吸水パウダー23を付着させるようにしても良い。
以上説明した本実施形態の光ファイバケーブル10の製造方法によれば、光ファイバユニット12をパウダーボックスの中に通過させるという簡単な方法で吸水加工を行うことができる。また、予めパウダーボックスの中を通過させて吸水加工を施すことにより、光ファイバユニット12の外周面に吸水パウダー23を均一に付着させることができる。したがって、これらの光ファイバユニット12を収容溝21内に収容することで、光ファイバユニット12から脱落した吸水パウダー23が収容溝21内に満遍なく付着される。これにより、収容溝21内に浸入した水を吸水パウダー23によって確実に吸水することができる防水性能の高い光ファイバケーブル10を製造することができる。
図5は、スロット11の収容溝21の断面積と光ファイバユニット12の断面積を説明するための模式図である。
吸水加工を施した光ファイバユニット12を収容する収容溝21において、収容溝21の断面積をS1、収容溝21に収容された光ファイバユニット12の総断面積をS2とする。実施例では、320本の光ファイバ心線51で形成した光ファイバユニット12を収容して、S2/S1=0.6とした構造の光ファイバケーブル10を用いた。サブユニット31を撚り合わせて光ファイバユニット12を製造した後に、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させ、光ファイバユニット21を収容溝21に収容することで、収容溝21の空間1m3当たり50g以上の吸水パウダー23を付着させた。また、比較例として、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させる工程を行わないで形成した光ファイバケーブルも用意した。これらの光ファイバケーブル10を対象に防水試験を行った。
吸水加工を施した光ファイバユニット12を収容する収容溝21において、収容溝21の断面積をS1、収容溝21に収容された光ファイバユニット12の総断面積をS2とする。実施例では、320本の光ファイバ心線51で形成した光ファイバユニット12を収容して、S2/S1=0.6とした構造の光ファイバケーブル10を用いた。サブユニット31を撚り合わせて光ファイバユニット12を製造した後に、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させ、光ファイバユニット21を収容溝21に収容することで、収容溝21の空間1m3当たり50g以上の吸水パウダー23を付着させた。また、比較例として、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させる工程を行わないで形成した光ファイバケーブルも用意した。これらの光ファイバケーブル10を対象に防水試験を行った。
(試験方法)
図6は、防水試験を説明する試験箇所の概略側面図である。
図6に示すように、光ファイバケーブル10に、吸水テープ13及び外被14を除去した非防水部Aを形成した。非防水部Aは、中心軸方向の長さを2.5cmとし、露出した一端部Bからの距離を4000cmとした。
図6は、防水試験を説明する試験箇所の概略側面図である。
図6に示すように、光ファイバケーブル10に、吸水テープ13及び外被14を除去した非防水部Aを形成した。非防水部Aは、中心軸方向の長さを2.5cmとし、露出した一端部Bからの距離を4000cmとした。
非防水部Aを形成した光ファイバケーブル10を、上方へ延在する管路61を備えた水槽62に通し、非防水部Aを水槽62内に配置させた。水槽62の両端と光ファイバケーブル10の外被14とをシールした。水槽62内に水Wtを貯留させた。このとき、非防水部Aから管路61内の水面までの高さである初期水頭長を100cmとした。
水槽62に水Wtを貯留してから240時間経過後における光ファイバケーブル10の端部Bからの水Wtの流出の有無を調べた。なお、水Wtとしては海水を用い、試験は常温で行った。
(試験結果)
吸水パウダー23を付着させない光ファイバユニット12を収容した光ファイバケーブル10では、約200時間程度で、一端部Bから水が流出した。これに対して、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させる工程を行い、吸水パウダー23を収容溝21の空間1m3当たり50g以上付着させた光ファイバユニット12を収容した光ファイバケーブル10では、一端部Bからの水の流出は無かった。
吸水パウダー23を付着させない光ファイバユニット12を収容した光ファイバケーブル10では、約200時間程度で、一端部Bから水が流出した。これに対して、吸水パウダー23が入ったボックス内に光ファイバユニット12を通過させる工程を行い、吸水パウダー23を収容溝21の空間1m3当たり50g以上付着させた光ファイバユニット12を収容した光ファイバケーブル10では、一端部Bからの水の流出は無かった。
このように、収容溝21内に320本の光ファイバ心線51からなる光ファイバユニット12を収容して収容密度(S2/S1)が0.6となった高密度な構成であっても、良好な防水性能が得られることが確認できた。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について図7及び図8を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。図7は第2の実施形態に係る光ファイバケーブルのサブユニット71を示す斜視図あり、図8は光ファイバユニット72を示す斜視図である。本例の光ファイバケーブルは、サブユニット71及び光ファイバユニット72にそれぞれバンドル材73及び74が巻き付けられている点で第1の実施形態に係る光ファイバケーブル10と異なっている。
次に、本発明の第2の実施形態について図7及び図8を参照して説明する。なお、第1の実施形態と同一の構成部分には同一符号を付すことで説明を省略する。図7は第2の実施形態に係る光ファイバケーブルのサブユニット71を示す斜視図あり、図8は光ファイバユニット72を示す斜視図である。本例の光ファイバケーブルは、サブユニット71及び光ファイバユニット72にそれぞれバンドル材73及び74が巻き付けられている点で第1の実施形態に係る光ファイバケーブル10と異なっている。
図7に示すように、サブユニット71の外周には、テープ状のバンドル材73が巻き付けられている。バンドル材73は、撚り合わされてサブユニット71を形成している複数の間欠型光テープ心線41を束ねるように螺旋状に巻き付けられている。
また、図8に示すように、光ファイバユニット72の外周には、テープ状のバンドル材74が巻き付けられている。バンドル材74は、撚り合わされて光ファイバユニット72を形成している複数のサブユニット71を束ねるように螺旋状に巻き付けられている。光ファイバユニット72には、吸水パウダー23を用いた吸水加工が施されており、光ファイバユニット12の外周面に吸水パウダー23が付着されている。
バンドル材73,74には、予め吸水パウダー23を用いた吸水加工が施されており、バンドル材73,74の面に吸水パウダー23が付着されている。バンドル材73,74の材料としては、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド等が用いられ、その厚さは0.03mm〜0.1mm、幅は1.0mm〜10mmであることが好ましい。
なお、上述したテープ状のバンドル材は、吸水加工が施されたバンドル材をサブユニットまたは光ファイバユニットの一方のみに巻き付けるようにしても良い。また、バンドル材は、テープ状のものに限定されず、例えば糸状繊維からなるバンドル糸で構成するようにしても良い。
このような構成とすることにより、バンドル材73,74からも吸水パウダー23の一部が脱落して収容溝21の内壁面に付着する。バンドル材73,74の一部は、収容溝21の底部21bに対向した状態で収容されているので、その一部から脱落した吸水パウダー23は、収容溝21の底部21bに付着しやすい。また、バンドル材73,74と収容溝21の内壁面とが接触した際に、バンドル材73,74材に付着した吸水パウダー23の一部が脱落して収容溝21の側壁部21aや底部21bに付着する。したがって、従来構成では吸水パウダー23が入り込みにくかった底部21bまで吸水パウダー23を満遍なく行き渡らせることができる。これにより、収容溝21内に浸入した水を吸水パウダー23が膨潤して収容溝21内を閉塞させ、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバが高密度に収容された光ファイバケーブルを提供できる。
また、撚り合わせて集合させた光ファイバユニット72及びサブユニット71を、バンドル材73及び74によって束ねることができ、収容溝21内に光ファイバ心線51を高密度に収容することができる。また、取り扱いも容易であり、作業効率を向上させることができる。
また、本実施形態であれば、パウダーボックスを用いた吸水加工を行わなくてもよく、吸水パウダー23が予め付着されたバンドルを巻き付けるという簡単な方法で吸水加工を実現することができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所等は、本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
例えば、上述した間欠型光テープ心線41における光ファイバ心線51の本数、サブユニット31における間欠型光テープ心線41の枚数、光ファイバユニット12におけるサブユニット31の本数、スロット11における収容溝21の形成数は特に限定されるものではない。
また、例えば、上述した実施形態では収容溝21に光ファイバユニット12,72の形態で収容しているが、これに替えて図9や図10に示すように、間欠連結型光テープ心線42に対して吸水パウダー23を用いた吸水加工を施して、収容溝21に複数本収容する構成としても良い。間欠連結型光テープ心線42は、例えば、複数(本例では10枚)の光テープ心線43を平面状に並べ、隣り合う光テープ心線43同士を連結樹脂45によって長手方向へ間欠的に連結させたものである。光テープ心線43は、複数(本例では4本)の光ファイバ心線52を並列に配置させて樹脂によって一体化したものである。間欠連結型光テープ心線42は、連結樹脂45による連結側を例えば内側にして丸めた形態で収容溝21内に収容されている。この構成であっても、良好な防水性能を維持しつつ光ファイバを高密度に収容することができる。
10:光ファイバケーブル
11:スロット
12,72:光ファイバユニット
13:吸水テープ
14:外被
21:収容溝
21a:両側壁部
21b:底部
23:吸水パウダー
31,71:サブユニット
41:間欠型光テープ心線
42:間欠連結型光テープ心線
43:光テープ心線
51(51a〜51h),52:光ファイバ心線
73,74:バンドル材
11:スロット
12,72:光ファイバユニット
13:吸水テープ
14:外被
21:収容溝
21a:両側壁部
21b:底部
23:吸水パウダー
31,71:サブユニット
41:間欠型光テープ心線
42:間欠連結型光テープ心線
43:光テープ心線
51(51a〜51h),52:光ファイバ心線
73,74:バンドル材
Claims (9)
- 収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、
前記収容溝に収容された複数本の光ファイバと、
前記スロットの周囲を覆う外被と、
を有し、
前記収容溝の内部には、吸水パウダーを用いた吸水加工が施されている、光ファイバケーブル。 - 前記収容溝に収容された複数本の前記光ファイバに吸水パウダーが付着している、請求項1に記載の光ファイバケーブル。
- 複数本の前記光ファイバは、吸水パウダーが付着したバンドル材で束ねられている、請求項1または請求項2に記載の光ファイバケーブル。
- 前記収容溝の底部に吸水パウダーが付着している、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。
- 複数本の前記光ファイバが互いに撚り合わされて構成された光ファイバユニットが、前記収容溝に収容されており、
前記光ファイバユニットの外周面に吸水パウダーが付着している、請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。 - 更に、基布に吸水パウダーが付着された吸水テープを備え、
前記吸水テープは、前記スロットの周囲に巻回され、
前記外被は、前記吸水テープを介して前記スロットの周囲を覆っている、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光ファイバケーブル。 - 収容溝が中心軸方向にわたって形成されたスロットと、複数本の光ファイバを準備する工程と、
複数本の前記光ファイバに対して吸水パウダーを用いて吸水加工を施す工程と、
吸水加工が施された複数本の前記光ファイバを前記スロットの収容溝に収容する工程と、
前記スロットの周囲を外被で覆う工程と、
を有する、光ファイバケーブルの製造方法。 - 前記吸水加工は、複数本の前記光ファイバに吸水パウダーを付着させる処理である、請求項7に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
- 前記吸水加工は、吸水パウダーが付着したバンドル材で複数本の前記光ファイバを束ねる処理である、請求項7または請求項8に記載の光ファイバケーブルの製造方法。
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- 2014-10-07 JP JP2014206440A patent/JP2016075815A/ja active Pending
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