JP2016075712A - 膜式ガスメーター及びその製造方法 - Google Patents

膜式ガスメーター及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016075712A
JP2016075712A JP2016021749A JP2016021749A JP2016075712A JP 2016075712 A JP2016075712 A JP 2016075712A JP 2016021749 A JP2016021749 A JP 2016021749A JP 2016021749 A JP2016021749 A JP 2016021749A JP 2016075712 A JP2016075712 A JP 2016075712A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas meter
crank
crank mechanism
sensor
flow rate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016021749A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016075712A5 (ja
JP6373885B2 (ja
Inventor
石谷 聡
Satoshi Ishitani
聡 石谷
雅弘 能登
Masahiro Noto
雅弘 能登
勉 野中
Tsutomu Nonaka
勉 野中
克久 花木
Katsuhisa Hanaki
克久 花木
泰広 山本
Yasuhiro Yamamoto
泰広 山本
貴昭 吉田
Takaaki Yoshida
貴昭 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takenaka Seisakusho Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Seisakusho Co Ltd
Aichi Tokei Denki Co Ltd
Kansai Gas Meter Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takenaka Seisakusho Co Ltd, Aichi Tokei Denki Co Ltd, Kansai Gas Meter Co Ltd filed Critical Takenaka Seisakusho Co Ltd
Priority to JP2016021749A priority Critical patent/JP6373885B2/ja
Publication of JP2016075712A publication Critical patent/JP2016075712A/ja
Publication of JP2016075712A5 publication Critical patent/JP2016075712A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6373885B2 publication Critical patent/JP6373885B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)

Abstract

【技術課題】膜式ガスメーターにおいて、簡単にMRセンサー方式に変更したり、クランク機構に故障や不都合が発生した際には、クランク機構を引き抜いて簡単に修理や部品交換ができるように構成すると共に特に少流量時の計量精度の向上を図る。
【解決手段】クランク機構9のクランク軸20はクランク受台16に対してスナップフィットリング方式で着脱自在に取り付ける。このようにすることで、修理や部品交換時にはクランク機構9ごとクランク受台16から取り外し、再組み付け時にもクランク機構9ごと一体でクランク受台16に組み付け可能に構成する。
また、MRセンサー24と対向する流量発信磁石23をクランク機構9においてクランク軸20と同軸回転させることにより、特に少流前時における計量精度を高める。
また、他の機器からのノイズの影響を受けないようにするため、MRセンサー24には磁気シールドカバー25を取り付ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、計量室内の計量膜の往復運動により翼軸を回転させ、この翼軸の回転運動により大ひじ金と小ひじ金を経由してクランク機構を回転し、このクランク機構に取り付けられた流量発信磁石と対向するようにして設けられたMRセンサーから出力されるパルス信号をもとにガスの流量を計測する所謂MRセンサー計量方式の膜式ガスメーターに関する。
従来の永久磁石と膜式ガスメーターの場合は、図12に示すように、クランク機構9に繋ぐ小ひじ金8の上面に永久磁石23を取り付けてこの小ひじ金8の運動範囲内にMRセンサーを設けるという構成であって、発生パルスは小ひじ金8(計量膜)が1往復するごとに1パルスを発信する方式となっている。
このため、少流量時における計量膜の運動範囲は小さくなることから、1パルスを計量するまでに時間がかかり、1パルスの発信を行う前に流量が止ると、それまでの計量値は計量されないという不都合が発生する。
また、従来のMRセンサー付のガスメーターの場合、MRセンサー及び流量発信磁石の位置、方向は、ガスメーターにおいて定位置に固定されているため、近くにこのMRセンサーに誤作動を発生させるようなノイズ発生機器が存在した場合には、わざわざガスメーターの位置や向きを変更したりする必要があり、手間とコストが嵩むという問題があった。
特開2010−025702号公報
本発明の目的は、機械式カウンター方式のガスメーターをMRセンサー方式のガスメーターに変更したり、新規にMRセンサー方式のガスメーターを製作する際に、その手数とコストを低減することができると共に流量発信パルス数を計量膜−往路する間に複数個発信するようにすることにより少流量時において計量精度を高めることができ、更にガスメーターの設置場所の近くにノイズ発生機器が存在した場合には、簡単にこのノイズの影響を回避できるMRセンサーを用いた膜式ガスメーターを提供することである。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、ガスメーター本体1の下ケース2内に形成された計量室3内の計量膜4の往復運動により一定角度回転する翼軸5の回転運動を上ケース6内の大ひじ金7と小ひじ金8を介してクランク機構9に伝達し、このクランク機構9の回転運動を計量室10のバルブ11、12に伝達して前記計量室3内に出入りするガスを制御する所謂膜式ガスメーターにおいて、前記上ケース6内を仕切板13により上室14と下室15に区画して下室15内に下ケース2側からクランク台受け軸16を突設し、このクランク台受け軸16の上口19にはクランク台17の下端18を嵌合してクランク台17を垂直に組み付けたこと、前記クランク台17に形成したクランク軸穴21には、クランク機構9のクランク軸20をスナップフィットリング方式で着脱自在に取り付けたこと、前記クランク機構9の上段には、このクランク機構9のクランク軸20の回転と同軸で回転する流量発信磁石23を上面に取り付けた取付板22を取り付けると共に、前記流量発信磁石23と対向する前記上室14内にはMRセンサー24を設けたことを特徴とするものである。
又、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーターにおいて、前記クランク機構9のクランク軸20にはウォーム28が取り付けられていると共にこのウォーム28にはウォームホイール29が噛合し、このウォームホイール29にはガスメーター本体1の正面側に向けて水平にウォーム回転軸30を設け、このウォーム回転軸30の先端に流量発信磁石23を取り付け、この流量発信磁石23と対向する上ケース6内にMRセンサー24を設けたこと、を特徴とするものである。
この発明によると、ガスメーターの設置方向の多様化が可能になる。
又、請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーターにおいて、前記MRセンサー24には、前記流量発信磁石23と対向する面を除き磁気シールドカバー25が取り付けられていること、を特徴とするものである。
この発明によると、他の機器から発生するノイズでMRセンサーが誤作動するのを防ぐことができる。
又、請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーターにおいて、前記流量永久発信磁石23を取り付けたクランク機構9は、機械式カウンターからなる膜式ガスメーターにおいて、これをMRセンサー方式に変更する際には、旧来のクランク機構を引き抜き、ここに新規のクランク機構9を差し替えるか、又は新規にガスメーターを製作する場合には、始めからクランク機構9を用いること、を特徴とするものである。
本発明は、以上のとおり、従来の機械式カウンター方式の膜式ガスメーターをMRセンサー方式に変更する際、従来のクランク機構9をクランク台17から引き抜いて取り外し、ここに流量発信磁石23を取り付けたクランク機構9を差し替えるだけでよいことから、MRセンサー方式のガスメーターに改造したり、新規に製作したりする際の作業の手数とコストの低減を図ることできる。
又、流量発信磁石の向きを上方又は水平方向向きに設定した2種類のガスメーターを用意しておくことにより、ガスメーターの設置場所において他の機器から発信される磁気ノイズの影響を受けて誤作動の心配がある場合には、ガスメーターの設置に際してこのノイズを回避できるタイプのものを選択できる。
又、MRセンサー24に磁気シールドカバー25を取り付けておくことにより、他の機器から発せられる磁気ノイズの影響を回避できる。
又、都市ガスの需要家で使用されているガスメーターの場合、10年ごとにその更新を行うことが法令上義務化されており、このような更新作業において引き上げて来たガスメーターの部品交換や点検に際し、クランク機構9をそのまま引き抜いて取り外せることから、作業がしやすいと共に機械式カウンター方式のガスメーターをMRセンサー方式に変更する際の手数と作業コストの低減が可能になる。
本発明に係る膜式ガスメーターにおいて、上ケースを取り外した状態の説明図 永久磁石を取り付けたクランク機構の説明図 永久磁石とクランク機構及び小ひじ金の説明図 本発明に係る膜式ガスメーターの内部構造を示す説明図 クランク台受け軸、クランク台、クランク軸、スナップリングクリップ機構 部の分解説明図 クランク機構とMRセンサー部分の説明図 (A)(B)磁気シールド板をMRセンサーに取り付けた実施例3の説明図 ウォーム機構を利用してMRセンサーをガスメーターの正面側に取り付けた実施例2のガスメーターの断面図 図8のウォーム機構部の平面図 従来の膜式ガスメーターの機械室とクランク機構部の説明図 従来のクランク機構部の説明図 流量発信磁石を小ひじ金に取り付けた従来例の電子式ガスメーターの説明図
本実施例1は、請求項1に記載した発明に対応する実施例であって、図1〜図7に基づいて詳細に説明する。
符号の1は、ガスメーター本体であって、このガスメーター本体1は、下ケース2内に形成された計量室3内の計量膜4の往復運動により一定角度回転する翼軸5の回転運動を上ケース6内の大ひじ金7と小ひじ金8を介してクランク機構9に伝達し、このクランク機構9の回転運動を計量室3のバルブ11、12に伝達して前記計量室3内に出入りするガスを制御する。
前記クランク機構9は、図2、図3に示すように、クランク軸20に取り付けられた下段クランク板9a、ピン9b、上段クランク板9c、ひじ金係合ピン9dからなり、この構造は従来のクランク機構と同一である。
図4において、前記上ケース6内は仕切板13により上室14と下室15に区画されていて、下室15内には下ケース2側からクランク台受け軸16が突設されており、このクランク台受け軸16の上口19にはクランク台17の下端18が嵌合し、クランク台17は底板33にビス32で固定されている。
また、前記クランク台17にはクランク軸穴21が形成されていて、クランク機構9はそのクランク軸20が図5に示すように凸条リング18aと凹リング溝20aにて係合するスナップフィットリング方式でクランク台17の下端部において係合するように取り付けされている。
前記クランク機構9の最上段には、上面に前記クランク軸20と同軸で回転するように流量発信磁石23が取り付けられた取付板22が取り付けられていて、前記上室14内には流量発信磁石23に対向する位置に流量パルス信号を出力するMRセンサー24が設置されている。
この流量はMRセンサー24から出力されたパルス数を基に流量演算回路26で演算され、液晶画面27に表示される。
上記実施例によると、上面に流量発信磁石23を取り付けた取付板22をクランク機構9の上段に取り付けるように改良することで、機械カウンター方式のガスメーターをMRセンサー方式に変更(改良)する際、クランク機構9に流量発信磁石23を取り付けたクランク機構9を差し替えだけで簡単にMR方式のガスメーターに変更することができる。
また、計量膜一往復で1パルスを出力する従来の電子式ガスメーターにおいて、クランク軸20と同軸で回転する流量発信磁石23とこの流量発信磁石23の1回転で複数のパルスを出力するMRセンサー24により、計量膜4が1往復する間に例えば8パルスを出力させることができ、これにより計量精度を8倍に高めることができる。
本実施例は2は、流量発信磁石23をガスメーター本体1において図8に示すように正面方向に向けると共に、MRセンサー24も上室14内において前記正面向きの流量発信磁石23に対して対向するようにして設けた請求項2に記載の発明に対応する実施例である。
本実施例2を図8及び図9に基づいて詳述すると、クランク軸20にウォーム28を取り付けると共にこのウォーム28に噛合するウォームホイル29を水平のウォーム回転軸30に取り付け、このウォーム回転軸30の先端に正面向きに流量発信磁石23を取り付け、MRセンサー24をこの流量発信磁石23に対向させて上室14側に設けた構成であって、本実施例2のガスメーターは、実施例1のガスメーターのように流量発信磁石23が上向きのために他の機器からの磁気の影響を受ける場合に、これを回避するために用いることができる。
以上に説明したガスメーターにおいて、クランク機構9はクランク軸20ごと一体にクランク台17から引き抜いて取り外すことができると共にスナップフィットリング方式で再組み付けができる。
本実施例3は、MRセンサー24がノイズの影響を受けないように、このMRセンサー24に対して図6、図7(A)、(B)に示すように電池ホルダーの下面に爪25aを用いてスナップフィットにより位置合わせを行い、MRセンサー24の上面を覆うように取り付けられた磁気シールドカバー25を取り付けた請求項3に記載の発明に対応する実施例である。
図中符号の26は流量演算電子回路、27は液晶表示板、31はウォームケース、32は固定ビス、図9において34はリセットボタンである。
本発明の膜式ガスメーターは、ガスの流れにより発生する計量膜4の往復運動は翼軸5から大ひじ金7、小ひじ金8を経由してクランク機構9に伝達されてこのクランク機構9がクランク運動を行い、併せて上段に取付板22により流量発信磁石23がクランク軸20と同軸回転する。
このようにして、流量発信磁石23が1回転すると、MRセンサー24から複数のパルス信号が出力され、このパルス数に相当する流量が電子回路26により演算されて液晶表示板27に表示される。
あるいは、自動検針の場合には、電子回路26からパルス信号が計算センターに送信される。
1 ガスメーター本体
9 クランク機構
13 仕切板
14 上室
15 下室
16 クランク台受け軸
17 クランク台
18 下端
20 クランク軸
22 取付板
23 流量発信磁石
24 MRセンサー
25 磁気シールドカバー
28 ウォーム
29 ウォームホイル
本発明は、計量室を通過するガスの流量に応じて計量膜が往復運動し、その計量膜に連 動して計量室の出入口のバルブが開閉される膜式ガスメーター及びその製造方法に関する。
従来の永久磁石と膜式ガスメーターの場合は、図12に示すように、クランク機構9に繋ぐ小ひじ金8の上面に永久磁石23を取り付けてこの小ひじ金8の運動範囲内にMRセンサーを設けるという構成であって、発生パルスは小ひじ金8(計量膜)が1往復するごとに1パルスを発信する方式となっている。即ち、従来の膜式ガスメーターでは、往復回 動部品の回動数に基づいてガスの流量を検出していた。
特開2010−025702号公報
本発明の目的は、上記した回動検出型の膜式ガスメーターを回転検出型の膜式ガスメー ターに変更したり、新規に回転検出型の膜式ガスメーターの膜式ガスメーターを製作する際に、その手数とコストを低減するところにある。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、ガスが通過する計量室を仕切る 計量膜と、前記計量室の出入口を開閉するバルブとを運動変換機構で連結し、ガスの流量 に応じた前記計量膜の往復運動を、前記運動変換機構が回転運動に変換してから前記バル ブの運動に変換すると共に、前記運動変換機構に含まれる往復回動部品の回動数に基づい てガスの流量を計測する回動検出型の膜式ガスメーターの部品を交換して回転検出型の膜 式ガスメーターを製造する膜式ガスメーターの製造方法であって、前記回動検出型の膜式 ガスメーターの前記運動変換機構に含まれる回転部品を磁石付きの前記回転部品に交換し て、その回転部品の回転軸の同軸上にMRセンサーを固定し、前記MRセンサーが検出す る磁気の変化に応じた前記回転部品の回転量に基づいてガスの流量を検出する前記回転検 出型の膜式ガスメーターを製造する膜式ガスメーターの製造方法である。
請求項2の発明は、前記回動検出型の膜式ガスメーターの前記運動変換機構に含まれる 前記回転部品であるクランクシャフトを前記磁石付きの前記クランクシャフトに交換して 前記回転検出型の膜式ガスメーターを製造する請求項1に記載の膜式ガスメーターの製造 方法である。
請求項3の発明は、前記回動検出型の膜式ガスメーターの前記運動変換機構に含まれる クランクシャフトにギヤ連結された前記回転部品であるギヤ連結部品を、前記磁石付きの 前記ギヤ連結部品に交換して前記回転検出型の膜式ガスメーターを製造する請求項1に記 載の膜式ガスメーターの製造方法である。
請求項4の発明は、ガスが通過する計量室を仕切る計量膜と、前記計量室の出入口を開 閉するバルブと、前記計量膜と前記バルブとを連結し、ガスの流量に応じた前記計量膜の 往復運動を回転運動に変換してから前記バルブの運動に変換する運動変換機構とを備え、 前記運動変換機構の動作に基づいてガスの流量を計測する膜式ガスメーターであって、前 記運動変換機構に含まれる回転部品に固定された磁石と、前記回転部品の回転軸の同軸上 に固定され、前記磁石による磁気の変化に応じた前記回転部品の回転量を検出するための MRセンサーとを備え、前記回転部品の回転量に基づいてガスの流量を検出する膜式ガス メーターである。
請求項5の発明は、前記磁石は、前記運動変換機構に含まれる前記回転部品であるクラ ンクシャフトに固定され、前記MRセンサーは、前記クランクシャフトの回転軸の同軸上 に固定されている請求項4に記載の膜式ガスメーターである。
請求項6の発明は、前記運動変換機構に含まれるクランクレバーのうち前記クランクシ ャフトに回動可能に連結される部分がC形をなして、前記クランクシャフトに対して側方 から着脱可能になっている請求項5に記載の膜式ガスメーターである。
請求項7の発明は、前記クランクシャフトの一端部を回転可能に支持するスナップフィ ット機構を有する請求項5又は6に記載の膜式ガスメーターである。
請求項8の発明は、前記運動変換機構に含まれるクランクシャフトにギヤ連結された前 記回転部品としてのギヤ連結部品が備えられ、前記磁石は、前記ギヤ連結部品に固定され 、前記MRセンサーは、前記ギヤ連結部品の回転軸の同軸上に固定されている請求項4に 記載の膜式ガスメーターである。
請求項9の発明は、前記MRセンサーには、前記磁石と対向する面を除き磁気シールド カバーが取り付けられている請求項4乃至8の何れか1の請求項に記載の膜式ガスメータ ーである。
本発明によれば、回動検出型の膜式ガスメーターの部品交換により、回転検出型の膜式 ガスメーターを手間及び費用をかけずに製造することができる。特に、都市ガスの需要家 で使用されているガスメーターの場合、10年ごとにその更新を行うことが法令上義務化 されており、このような更新作業において引き上げて来た回動検出型の膜式ガスメーター から回転検出型の膜式ガスメーターを手間及び費用をかけずに製造することができる。
本発明の実施例1に係る膜式ガスメーターにおける上ケースを取り外した状態の説明図 流量発信磁石を取り付けたクランク機構の説明図 流量発信磁石とクランク機構及び小ひじ金の説明図 式ガスメーターの内部構造を示す説明図 クランク台受け軸、クランク台、クランク軸、スナップフィット機構の分解説明図 本発明の実施例3に係るクランク機構とMRセンサー部分の説明図 磁気シールドカバーをMRセンサーに取り付けた状態の説明図 本発明の実施例2に係るウォーム機構を利用してMRセンサーを膜式ガスメーターの正面側に取り付けた膜式ガスメーターの断面図 図8のウォーム機構部の平面図 従来の回動検出型の膜式ガスメーターにおける上ケースを取り外した状態の説明図 従来の回動検出型の膜式ガスメーターにおけるクランク機構の説明図 従来の回動検出型の膜式ガスメーターにおける小ひじ金とクランク機構の説明図
以下、本発明の回転検出型の膜式ガスメーターに係る一実施形態を図1〜図7に基づい て説明する。
符号の1は、ガスメーター本体であって、このガスメーター本体1は、下ケース2内に形成された計量室3内の計量膜4の往復運動により一定角度回転する翼軸5の回転運動を上ケース6内の大ひじ金7と小ひじ金8(本発明の「クランクレバー」に相当する)を介してクランク機構9に伝達し、このクランク機構9の回転運動を計量室3のバルブ11、12に伝達して前記計量室3内に出入りするガスを制御する。
前記クランク機構9は、図2、図3に示すように、クランク軸20に取り付けられた下段クランク板9a、ピン9b、上段クランク板9c、ひじ金係合ピン9dからなり、この構造は従来のクランク機構と同一である。なお、本実施形態における計量膜4とバルブ1 1、12とを連結する翼軸5、大ひじ金7、小ひじ金8、クランク機構9及びクランク機 構9とバルブ11,12との間のひじ金は、本発明の「運動変換機構」に相当する。
図4において、前記上ケース6内は仕切板13により上室14と下室15に区画されていて、下室15内には下ケース2側からクランク台受け軸16が突設されており、このクランク台受け軸16の上口19にはクランク台17の下端18が嵌合し、クランク台17は底板33にビス32で固定されている。
また、前記クランク台17にはクランク軸穴21が形成されていて、クランク機構9はそのクランク軸20が図5に示すように凸条リング18aと凹リング溝20aにて係合するスナップフィット機構でクランク台17の下端部において係合するように取り付けれている。
前記クランク機構9の最上段には、上面に前記クランク軸20と同軸で回転するように流量発信磁石23(本発明に係る「磁石」に相当する)が取り付けられた取付板22が取り付けられていて、前記上室14内には流量発信磁石23に対向する位置に流量パルス信号を出力するMRセンサー24が設置されている。
この流量はMRセンサー24から出力されたパルス数を基に流量演算回路26で演算され、液晶画面27に表示される。
上記実施例によれば、図12に示す従来の回動検出型の膜式ガスメーターにおけるクラ ンク機構9を、図2に示す流量発信磁石23付きのクランク機構9に差し替えることで、 回動検出型の膜式ガスメーターを簡単に回転検出型の膜式ガスメーターに変更することができる。
また、本実施例では、クランク軸20と同軸で回転する流量発信磁石23と、この流量 発信磁石23の1回転で複数のパルスを出力するMRセンサー24により、計量膜4が1 往復する間に複数のパルス(例えば、8パルス)を出力させることができるので、従来の 回動検出型の膜式ガスメーターにおいて計量膜一往復で1パルスしか出力することができ なかったものに比べて、計量精度を高めることができる。
本実施例を、図8及び図9に基づいて説明する。本実施例は、流量発信磁石23をガス メーター本体1において図8に示すように正面方向に向けると共に、MRセンサー24を 上室14内において前記正面向きの流量発信磁石23に対して対向するように配置した点 が前記実施例1と異なる。
具体的には、クランク軸20にウォーム28を取り付けると共にこのウォーム28に噛合するウォームホイル29を水平のウォーム回転軸30に取り付け、このウォーム回転軸30の先端に正面向きに流量発信磁石23を取り付け、MRセンサー24をこの流量発信磁石23に対向させて上室14側に設けた構成になっている。本実施例の膜式ガスメーターによれば、実施例1の膜式ガスメーターのように流量発信磁石23が上向きのために他の機器から受ける磁気の影響を回避することができる。なお、本実施形態のウォーム回転 軸30は、本発明に係る「ギヤ連結部品」に相当する。
本実施例の膜式ガスメーターにおいて、 クランク機構9はクランク軸20ごと一体にクランク台17から引き抜いて取り外すことができると共にスナップフィット機構で再組み付けができる。
本実施例を図6及び図7に基づいて説明する。本実施例では、MRセンサー24がノイ ズの影響を受けないように、MRセンサー24の上面を覆うように磁気シールドカバー2 5が取り付けられている。そして、その磁気シールドカバー25が電池ホルダーの下面に 設けられた爪25aを用いてスナップフィットにより位置合わせ可能となっている。
図中符号の26は流量演算電子回路、27は液晶表示板、31はウォームケース、32は固定ビス、図9において34はリセットボタンである。
本発明の膜式ガスメーターは、ガスの流れにより発生する計量膜4の往復運動は翼軸5から大ひじ金7、小ひじ金8を経由してクランク機構9に伝達されてこのクランク機構9がクランク運動を行い、併せて上段に取付板22により流量発信磁石23がクランク軸20と同軸回転する。
このようにして、流量発信磁石23が1回転すると、MRセンサー24から複数のパルス信号が出力され、このパルス数に相当する流量が電子回路26により演算されて液晶表示板27に表示される。
あるいは、自動検針の場合には、電子回路26からパルス信号が計算センターに送信される。
3 計量室
4 計量膜
8 小ひじ金(クランクレバー)
9 クランク機構(回転部品)
11,12 バルブ
23 流量発信磁石(磁石)
24 MRセンサー
25 磁気シールドカバー
30 ウォーム回転軸(ギヤ連結部品)

Claims (4)

  1. ガスメーター本体1の下ケース2内に形成された計量室3内の計量膜4の往復運動により一定角度回転する翼軸5の回転運動を上ケース6内の大ひじ金7と小ひじ金8を介してクランク機構9に伝達し、このクランク機構9の回転運動を計量室10のバルブ11、12に伝達して前記計量室3内に出入りするガスを制御する所謂膜式ガスメーターにおいて、前記上ケース6内を仕切板13により上室14と下室15に区画して下室15内に下ケース2側からクランク台受け軸16を突設し、このクランク台受け軸16の上口19にはクランク台17の下端18を嵌合してクランク台17を垂直に組み付けたこと、
    前記クランク台17に形成したクランク軸穴21には、クランク機構9のクランク軸20をスナップフィットリング方式で着脱自在に取り付けたこと、
    前記クランク機構9の上段には、このクランク機構9のクランク軸20の回転と同軸で回転する流量発信磁石23を上面に取り付けた取付板22を取り付けると共に、前記流量発信磁石23と対向する前記上室14内にはMRセンサー24を設けたこと、
    を特徴とするMRセンサー計量方式の膜式ガスメーター。
  2. 前記クランク機構9のクランク軸20にはウォーム28が取り付けられていると共にこのウォーム28にはウォームホイール29が噛合し、このウォームホイール29にはガスメーター本体1の正面側に向けて水平にウォーム回転軸30を設け、このウォーム回転軸30の先端に流量発信磁石23を取り付け、この流量発信磁石23と対向する上ケース6内にMRセンサー24を設けたこと、
    を特徴とする請求項1に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーター。
  3. 前記MRセンサー24には、前記流量発信磁石23と対向する面を除き磁気シールドカバー25が取り付けられていること、を特徴とする請求項1又は2に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーター。
  4. 前記流量永久発信磁石23を取り付けたクランク機構9は、機械式カウンターからなる膜式ガスメーターにおいて、これをMRセンサー方式に変更する際には、旧来のクランク機構を引き抜き、ここに新規のクランク機構9を差し替えるか、又は新規にガスメーターを製作する場合には、始めからクランク機構9を用いること、を特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のMRセンサー計量方式の膜式ガスメーター。
JP2016021749A 2016-02-08 2016-02-08 膜式ガスメーター Active JP6373885B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016021749A JP6373885B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 膜式ガスメーター

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016021749A JP6373885B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 膜式ガスメーター

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014086714A Division JP6436642B2 (ja) 2014-04-18 2014-04-18 膜式ガスメーター及びその製造方法

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2016075712A true JP2016075712A (ja) 2016-05-12
JP2016075712A5 JP2016075712A5 (ja) 2017-05-25
JP6373885B2 JP6373885B2 (ja) 2018-08-15

Family

ID=55949804

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016021749A Active JP6373885B2 (ja) 2016-02-08 2016-02-08 膜式ガスメーター

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6373885B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595828A (en) * 1979-01-16 1980-07-21 Nec Corp Gas meter
JPS62153713A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Ricoh Elemex Corp ガスメ−タのガス流量検出構造
JPH0355089A (ja) * 1989-07-25 1991-03-08 Seiko Epson Corp 往復式電気かみそり
JPH047319U (ja) * 1990-05-07 1992-01-23
JPH0915016A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Tokyo Gas Co Ltd 流量計
JP2005221319A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Osaka Gas Co Ltd 膜式ガスメーターの膜支持構造
JP2005283462A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Osaka Gas Co Ltd 膜式流量計の膜部の製造方法および製造装置
JP2006098176A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2006244287A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Osaka Gas Co Ltd 製品履歴管理装置及び製品修理方法
JP2010091488A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5595828A (en) * 1979-01-16 1980-07-21 Nec Corp Gas meter
JPS62153713A (ja) * 1985-12-27 1987-07-08 Ricoh Elemex Corp ガスメ−タのガス流量検出構造
JPH0355089A (ja) * 1989-07-25 1991-03-08 Seiko Epson Corp 往復式電気かみそり
JPH047319U (ja) * 1990-05-07 1992-01-23
JPH0915016A (ja) * 1995-06-28 1997-01-17 Tokyo Gas Co Ltd 流量計
JP2005221319A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Osaka Gas Co Ltd 膜式ガスメーターの膜支持構造
JP2005283462A (ja) * 2004-03-30 2005-10-13 Osaka Gas Co Ltd 膜式流量計の膜部の製造方法および製造装置
JP2006098176A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 流量計測装置
JP2006244287A (ja) * 2005-03-04 2006-09-14 Osaka Gas Co Ltd 製品履歴管理装置及び製品修理方法
JP2010091488A (ja) * 2008-10-10 2010-04-22 Ricoh Elemex Corp 膜式ガスメータ

Also Published As

Publication number Publication date
JP6373885B2 (ja) 2018-08-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6436642B2 (ja) 膜式ガスメーター及びその製造方法
US4085610A (en) Compensated fuel measuring system for engines
US20150137989A1 (en) Electrical gas meter and apparatus and method for remotely transmitting gas usage
JP2015232511A (ja) 電子計量式ガスメータ
JP2016075712A (ja) 膜式ガスメーター及びその製造方法
JP7049622B2 (ja) 膜式マイコンガスメータにおけるクランク部材の組み立て方法及びそれに用いられるカシメ用治具
JP6674829B2 (ja) 膜式ガスメーター及びその製造方法
KR101810976B1 (ko) 온압 보정 일체형 가스미터기
JP2016075712A5 (ja)
JP2017194444A (ja) 膜式ガスメーター及びその製造方法
US3439538A (en) Temperature compensating apparatus for fluid flow meters
US8325050B1 (en) Multipurpose centralized water conservation, metering, sprinkler alarm and absolute leak detector
JP2010101830A (ja) ブルドン管圧力計内機とこれを搭載したブルドン管圧力計
US8770041B2 (en) Rotational measurement system for fluid meters
JP2017194276A (ja) 膜式ガスメータにおけるクランク機構の磁気センサ用磁石取付構造および取付方法
JP6607833B2 (ja) 膜式ガスメータの組立方法及び膜式ガスメータ
JP2018205129A (ja) 膜式ガスメータ
KR102275646B1 (ko) 가스미터기
CN111486917A (zh) 一种计数字轮的计量数据读取装置及智能燃气表
CN219495331U (zh) 可监测压力及测量水流量的水表
CN211740315U (zh) 一种计数字轮的计量数据读取装置及智能燃气表
JP3148540U (ja) 流量計
JP2010025838A (ja) ガスメータ
US998089A (en) Fluid-meter.
KR20210147297A (ko) 하이브리드형 수도계량기

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160208

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170410

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180710

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6373885

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250