JP2016075584A - 超音波板厚計測装置、これを備えた工作機械、および超音波板厚計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波プローブを工作機械の工具取付部に取り付け可能にして薄板等の工作物の板厚を精度良く計測する。
【解決手段】超音波板厚計測装置9は、工作機械の主軸2に選択的に取り付けられる交換式工具のテーパーシャンクと同形状のテーパーシャンク13と、このテーパーシャンク13に設けられ、その先端の超音波プローブ25を工作物Wの表面に接触させながら超音波を発信し、その反響音波を検知して工作物Wの厚さを計測し、その計測データを制御部48に無線送信する超音波板厚計測部16とを具備しており、前記工作機械が前記交換式工具によって工作物Wを切削加工する際に供給されるクーラントを、厚さ計測時に超音波プローブ25と工作物Wの表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用する。クーラントは、主軸2に設けられた主軸噴射ノズル55と、超音波板厚計測装置9に設けられた測定噴射ノズル60から噴射される。
【選択図】図3
【解決手段】超音波板厚計測装置9は、工作機械の主軸2に選択的に取り付けられる交換式工具のテーパーシャンクと同形状のテーパーシャンク13と、このテーパーシャンク13に設けられ、その先端の超音波プローブ25を工作物Wの表面に接触させながら超音波を発信し、その反響音波を検知して工作物Wの厚さを計測し、その計測データを制御部48に無線送信する超音波板厚計測部16とを具備しており、前記工作機械が前記交換式工具によって工作物Wを切削加工する際に供給されるクーラントを、厚さ計測時に超音波プローブ25と工作物Wの表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用する。クーラントは、主軸2に設けられた主軸噴射ノズル55と、超音波板厚計測装置9に設けられた測定噴射ノズル60から噴射される。
【選択図】図3
Description
本発明は、超音波で加工物の厚さを測定する超音波板厚計測装置、これを備えた工作機械、および超音波板厚計測方法に関するものである。
従来、航空機の外板のような薄板状の工作物の板厚を計測する場合は、作業者がハンディータイプの超音波板厚計測装置を持ち歩きながら、工作物の複数の座標位置における厚さを計って記録していた。このようなハンディータイプの超音波板厚計測装置として、特許文献1に開示されている板厚測定装置が挙げられる。
特許文献1の板厚測定装置は、超音波プローブと温度センサとが有線接続され、超音波プローブが発した超音波の反射時間の測定結果に基づいて測定点の板厚を測定すると共に、温度センサの測定結果に基づいて測定点の板温を測定する携帯用端末と、この携帯用端末に有線、または無線接続されて携帯用端末からのデータを送受自在に転送するホストコンピュータとを備えており、携帯用端末は、測定点のアドレス(座標)とその測定点における板厚及び板温とを対応させて記憶する記憶部を有するように構成されている。
また、特許文献2等に開示されているように、NC工作機械の主軸に、工具の代わりに無線式のタッチプローブを取り付け、このタッチプローブをテーブル上に据え付けた工作物に接触させ、その時の接触信号をNC工作機械の制御部へ送って、工作物の位置や寸法等を測定するタッチプローブが知られている。
特許文献1の板厚測定装置では、作業者が板厚測定装置を持ち歩いて逐一計測作業を行う必要があることと、超音波プローブと工作物との間に空気が介在しないように液状(またはジェル状)の接触媒質を塗布する必要があることから、計測作業を自動化することが困難であり、しかも、板厚の計測結果を手動で打ち込んで整理する必要もあって、計測作業が煩雑であった。
これに対し、特許文献2のタッチプローブは、工作機械の主軸に取り付けられるため、工作物の複数の測定点における寸法を自動的に測定することができ、しかもその測定データを制御部に送って自動処理することができるので、計測作業やデータ処理が容易である。
しかしながら、工作物が航空機の外板のような薄板状である場合、薄板の特性や成形形状の影響等により、どうしても薄板がテーブルから浮き上がってしまい、所定の起点座標から工作物への接触点までの距離を測定データとして用いるタッチプローブでは正確な板厚計測ができないという問題がある。薄板はテーブル上で負圧バキュームを掛けられて固定されながら計測が行われるが、負圧バキュームの吸引力には限界があるため、薄板の浮き上がりを完全に抑制することはできない。
したがって、薄板の板厚を正確に計測するためには、やはり超音波プローブを用いることが望ましい。ところが、工作機械の主軸等の工具取付部に超音波プローブを取り付けて工作物に接触させるようにした場合、前述のように超音波プローブと工作物との間に塗布する接触媒質の供給方法が課題となる。このため、これまで超音波プローブを工作機械の主軸等に設けた例はなかった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、超音波プローブを工作機械の工具取付部に取り付け可能にして薄板等の工作物の板厚を精度良く計測することのできる超音波板厚計測装置、これを備えた工作機械、および超音波板厚計測方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る超音波板厚計測装置、これを備えた工作機械、および超音波板厚計測方法は、以下の手段を採用する。
即ち、本発明の第1態様に係る超音波板厚計測装置は、複数種類の交換式工具が工具取付部に選択的に取付可能とされた工作機械に備えられて工作物の厚さを超音波計測するものであって、この超音波板厚計測装置は、前記工具取付部に係合固定される着脱係合部と、前記着脱係合部に設けられ、その先端に設けられた超音波プローブを前記工作物の表面に接触させながら超音波を発信し、その反響音波を検知して前記工作物の厚さを計測する超音波板厚計測部と、を具備し、前記工作機械が前記交換式工具によって前記工作物を機械加工する際に供給されるクーラントを、厚さ計測時に前記超音波プローブと前記工作物の表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用することを特徴とする。
上記構成の超音波板厚計測装置は、その着脱係合部が工作機械の工具取付部に係合固定されることにより、他の交換式工具と同様に工具取付部に取り付けることができる。このように工具取付部に取り付けられた超音波板厚計測装置は、その超音波プローブを工作物の表面に接触させて超音波を発信し、その反響音波を検知することによって前記工作物の厚さを計測する。上記の超音波計測時には、工作機械が交換式工具によって工作物の表面を切削加工する際に供給されるクーラントが供給され、このクーラントが、そのまま超音波プローブと工作物の表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用される。
このように、工作機械が切削加工する際に供給されるクーラントを接触媒質として流用しているため、従来から課題とされていた接触媒質の供給の問題が解決され、超音波プローブを工作機械の工具取付部に取り付け可能にして薄板等の工作物の板厚を精度良く計測することができる。
上記構成の超音波板厚計測装置において、前記超音波板厚計測部は、前記工作物の厚さの計測データを制御部に無線送信するようにしてもよい。これにより、計測した板厚データが制御部に無線送信され、自動処理することができるので、計測作業やデータ処理を容易にすることができる。
上記構成の超音波板厚計測装置において、前記着脱係合部は、前記交換式工具に設けられるものと同じ形状である方が好ましい。これにより、他の交換式工具との互換性が得られて交換作業を容易にすることができる。
上記構成の超音波板厚計測装置において、前記工具取付部の内部に形成されて前記クーラントやブローエア等の補助流体を供給する補助流体供給通路に連通する連通路と、この連通路から前記超音波プローブの近傍に前記補助流体を噴射する流体噴射部と、をさらに設けてもよい。
上記構成によれば、工作機械の工具取付部の内部に形成された補助流体供給通路から供給されたクーラントやブローエア等の補助流体が、超音波板厚計測装置に形成された連通路を経て流体噴射部から超音波プローブの付近に噴射される。このため、クーラントやブローエア等の補助流体を超音波プローブの近傍に確実に噴射させることができ、超音波プローブや工作物を確実にクリーニングするとともに、超音波プローブと工作物との接触状態を向上させて精度の良い板厚計測を行うことができる。
上記構成の超音波板厚計測装置において、前記超音波プローブは衝撃吸収機構を介して前記超音波板厚計測部から前記工作物側に突出する方向に付勢されていることが望ましい。
上記構成によれば、超音波プローブが工作物の表面に過剰な強さで当接した場合には、その衝撃力や押圧力が衝撃吸収機構によって吸収される。即ち、衝撃吸収機構によって超音波板厚計測部から工作物側に突出する方向に付勢された超音波プローブが超音波板厚計測部側に引っ込むことによって衝撃力や押圧力が吸収される。このため、超音波プローブや工作物表面の損傷を防ぐとともに、常に均一な面圧で超音波プローブを工作物表面に押し付けて精度のよい板厚計測を行うことができる。
また、本発明の第2態様に係る工作機械は、上記のいずれかの超音波板厚計測装置を備えたことを特徴とする。この工作機械によれば、他の交換式工具と同様に超音波板厚計測装置を工具取付部に取り付けて、クーラントを接触媒質として流用しながら工作物の板厚を精度良く計測することができる。
また、本発明の第3態様に係る超音波板厚計測方法は、複数種類の交換式工具が工具取付部に選択的に取付可能とされた工作機械において、前記工具取付部に超音波板厚計測装置を設置して工作物の厚さを超音波計測する方法であって、前記工作機械が前記交換式工具によって前記工作物の表面を機械加工する際に供給されるクーラントを、前記超音波板厚計測装置による厚さ計測時に該超音波板厚計測装置の超音波プローブと前記工作物の表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用することを特徴とする。
この超音波板厚計測方法によれば、工作機械の工具取付部に超音波板厚計測装置を設置し、この超音波板厚計測装置の超音波プローブと工作物の表面との間にクーラントを供給することによって、超音波板厚計測装置の超音波プローブと工作物の表面との間における接触状態を向上させることができる。このため、専用の接触媒質を供給する必要がなくなり、超音波板厚計測装置を工作機械に取り付けることの困難性が排除されて、薄板等の工作物の板厚を精度良く計測することができる。
以上のように、本発明に係る超音波板厚計測装置、これを備えた工作機械、および超音波板厚計測方法によれば、超音波プローブを工作機械の工具取付部に取り付け可能にして薄板等の工作物の板厚を精度良く計測することができる。
以下に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る超音波板厚計測装置を備えた工作機械の一例を示すマシニングセンターの側面図である。このマシニングセンター1は、主軸2(工具取付部)と、自動工具交換装置3とを具備している。主軸2は、例えば鉛直方向に延びており、図示しないモーターによって回転駆動されるとともに、軸方向に昇降することができる。
自動工具交換装置3は、フレーム5に軸支されて平面視で円盤状をなすツールマガジン6を備えており、このツールマガジン6には、その円周方向に沿って複数の工具保持穴7が形成され、これらの工具保持穴7に複数種類の交換式工具8と、工作物の厚さを計測する超音波板厚計測装置9とが保持されている。ツールマガジン6は、フレーム5に設置されたインデックスモーター11によって工具保持穴7の間隔分ずつインデックス回転させることができる。
交換式工具8および超音波板厚計測装置9は、それぞれテーパーシャンク13(着脱係合部)を備えている。これらのテーパーシャンク13の形状は同じであることが望ましい。図2にも示すように、交換式工具8はテーパーシャンク13の下部にドリルやエンドミル等の工具部15が連結されており、超音波板厚計測装置9はテーパーシャンク13の下部に超音波板厚計測部16が連結されている。
テーパーシャンク13の形状としては、図2に示すBT−40,BT−50,HSK−A100といった複数のバリエーションの共通規格品が用意されている(図1にはBT−50型が例示されている)。
例えば、工具部15および超音波板厚計測部16に形成された雌ネジ17,18に、テーパーシャンク13に形成された雄ネジ19が螺合されて両者が連結されるが、テーパーシャンク13と工具部15および超音波板厚計測部16とを一体に形成してもよい。
テーパーシャンク13の形状としては、図2に示すBT−40,BT−50,HSK−A100といった複数のバリエーションの共通規格品が用意されている(図1にはBT−50型が例示されている)。
例えば、工具部15および超音波板厚計測部16に形成された雌ネジ17,18に、テーパーシャンク13に形成された雄ネジ19が螺合されて両者が連結されるが、テーパーシャンク13と工具部15および超音波板厚計測部16とを一体に形成してもよい。
図1に示すように、主軸2には、交換式工具8や超音波板厚計測装置9のテーパーシャンク13を密に係合させるテーパー嵌合穴20が中心軸線に沿って形成されており、このテーパー嵌合穴20の奥に設けられたクランプ21に、交換式工具8および超音波板厚計測装置9のテーパーシャンク13先端に設けられたプルスタッド22が保持されるようになっている。
主軸2には、複数の交換式工具8および超音波板厚計測装置9のいずれか1つが選択されて取り付けられる。即ち、選択された交換式工具8および超音波板厚計測装置9のいずれか1つが主軸2の真下に来るようにインデックスモーター11によってツールマガジン6がインデックス回転され、次に主軸2が下降してテーパー嵌合穴20にテーパーシャンク13が嵌合される。これと同時にクランプ21によってプルスタッド22が保持され、次に主軸2が上昇する。これにより、選択された交換式工具8または超音波板厚計測装置9がツールマガジン6から取り外されて主軸2に装着される。
[第1実施形態]
図3は本発明の第1実施形態を示す主軸2および超音波板厚計測装置9の側面図であり、図4は超音波板厚計測装置9(超音波板厚計測部16)の縦断面図である。
図3は本発明の第1実施形態を示す主軸2および超音波板厚計測装置9の側面図であり、図4は超音波板厚計測装置9(超音波板厚計測部16)の縦断面図である。
図4に示すように、超音波板厚計測装置9の超音波板厚計測部16は、テーパーシャンク13に結合される部分である円柱状の基部筐体23と、この基部筐体23の下面にネジ結合等により連結される一段径の小さな衝撃吸収部筐体24と、さらに衝撃吸収部筐体24の下面から出没するように設けられた超音波プローブ25(トランスデューサ)とを備えている。超音波プローブ25は、工作物Wの表面に接触しながら超音波を発信し、その反響音波を検知して工作物Wの厚さを計測する。基部筐体23に形成されてテーパーシャンク13の雄ネジ19に螺合する雌ネジ18の周囲と、基部筐体23と衝撃吸収部筐体24との間には、それぞれ防水用のOリング27,28が介装されている。
衝撃吸収部筐体24の内部には衝撃吸収機構31が設けられている。この衝撃吸収機構31は次のように構成されている。
まず、超音波プローブ25は、段付き円柱形状であり、衝撃吸収部筐体24の中心部に形成された摺動シリンダ32に軸方向に摺動自在に挿入され、自身に形成された段部33が摺動シリンダ32下端の内周フランジ34に当接するまで下降でき、この時の先端部の位置が図4に示す突出位置25aとなる。
まず、超音波プローブ25は、段付き円柱形状であり、衝撃吸収部筐体24の中心部に形成された摺動シリンダ32に軸方向に摺動自在に挿入され、自身に形成された段部33が摺動シリンダ32下端の内周フランジ34に当接するまで下降でき、この時の先端部の位置が図4に示す突出位置25aとなる。
摺動シリンダ32の上部には略円盤状の固定ガイド36が設けられており、例えばその下面に形成された円筒部37の外周が摺動シリンダ32の上部内周に螺合されている。超音波プローブ25は、その上面が円筒部37の下端に当接するまで上昇することができる。この時の超音波プローブ25の先端部は、衝撃吸収部筐体24の下端面よりも上まで引っ込んだ位置となる。実際には、外部から押圧された超音波プローブ25の先端部は衝撃吸収部筐体24の下端面と同じ高さまで上昇し、この時の先端部の位置が図4に示す引込位置25bとなる。
超音波プローブ25と固定ガイド36との間にはコイルスプリング38が弾装されており、その付勢力によって超音波プローブ25は常に突出位置25a側、即ち超音波板厚計測部16から工作物W側に突出する方向に付勢されている。このため、超音波板厚計測装置9によって工作物Wの厚さを計測する時に、超音波プローブ25が強めに工作物Wの表面に当接された場合には、超音波プローブ25が突出位置25aから引込位置25bまで、あるいは引込位置25bよりも高い位置まで摺動することによってショックが吸収され、超音波プローブ25の破損や故障、あるいは工作物Wの表面の受傷が回避される。
衝撃吸収部筐体24の先端部と超音波プローブ25の先端基部との間にかけて可撓性のある防水カバー40が被装されており、この防水カバー40の外周部と内周部とが、それぞれOリング41,42(またはスナップリング等)によって衝撃吸収部筐体24と超音波プローブ25とに固定されている。この防水カバー40により、後述するクーラントが衝撃吸収部筐体24と超音波プローブ25との間から超音波板厚計測装置9の内部に浸入することが防止される。衝撃吸収機構31は以上のように構成されている。
基部筐体23には無線通信部45が内蔵されており、この無線通信部45から延びる通信ケーブル46が固定ガイド36の中央部を貫通して超音波プローブ25に接続されている。通信ケーブル46は長さに余裕があり、超音波プローブ25が突出位置25aと引込位置25bとの間を摺動することを阻害しない。超音波プローブ25によって計測された計測データは通信ケーブル46を経て無線通信部45に伝達され、無線通信部45は計測データを制御部48(図3参照)に無線送信する。制御部48は、マシニングセンター1自身の制御装置に組み込まれるかプログラムされていてもよいし、別体且つ専用のものであってもよい。
図3に示すように、主軸2には、クーラントやブローエア等の補助流体を供給する補助流体供給通路51が形成されている。この補助流体供給通路51は、例えばマシニングセンター1に設けられたクーラント供給部52とブローエア供給部53との間を繋ぐ2本の通路51a,51bと、通路51aの中間部から分岐して主軸2の先端部に設けられた1つ以上の主軸噴射ノズル55に繋がる通路51cと、通路51bの中間部から分岐してテーパーシャンク13の内部に形成された通路13aに連通する通路51dとを備えて構成されている。主軸噴射ノズル55は、交換式工具8の刃先付近、または超音波板厚計測装置9の超音波プローブ25の近傍にクーラントやブローエア等を噴射するように角度付けられている。
テーパーシャンク13の内部に形成された通路13aには、図4にも示すように超音波板厚計測装置9(超音波板厚計測部16)の内部に形成された連通路57が防水用のOリング58を介して連通するようになっている。この連通路57は、基部筐体23の下面に設けられた1つ以上の測定噴射ノズル60(流体噴射部)に繋がっている。測定噴射ノズル60は超音波プローブ25の直近部に補助流体を噴射するように角度付けられている。
主軸2に交換式工具8が取り付けられて工作物Wの切削加工が行われる時には、主軸噴射ノズル55から交換式工具8の刃先に向かってクーラントおよびブローエアが噴射される。クーラントにより刃先の冷却や潤滑が行われ、ブローエアにより切屑が吹き払われる。クーラントを噴射するかブローエアを噴射するかの選択は、クーラント供給部52とブローエア供給部53に繋がる通路51a,51b等に設けられた図示しない開閉弁や流量調整弁の開度を適宜設定することによって行われる。
上記のように、主軸2に交換式工具8を取り付けて工作物Wの切削加工を行う時に供給されるクーラントは、交換式工具8の代わりに超音波板厚計測装置9を主軸2に取り付けて工作物Wの厚さを計測する時においても供給される。クーラントは、超音波板厚計測装置9の超音波プローブ25と工作物Wの表面との間における接触状態を向上させる接触媒質(計測補助液)としてそのまま利用される。
即ち、超音波は空気中を伝わりづらく、また工作物Wの表面との境界で反射する性質があるため、超音波プローブ25と工作物Wの表面との間に空気が介在しないように少量の接触媒質を供給(塗布)しておく必要があり、クーラントがこの接触媒質としての役割を果たす。このように液状のクーラントが超音波プローブ25と工作物Wの表面との間に介在することにより、空気の介在が阻止され、超音波の伝達率が格段に向上して計測精度が向上する。
次に、上記のように構成されたマシニングセンター1および超音波板厚計測装置9によって工作物Wの板厚を計測する時における制御の流れおよび作用を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
制御が開始されると、板厚計測指示が出され(ステップS1)、次に超音波板厚計測装置9が選択されて主軸2に装着される(ステップS2)。次に、超音波板厚計測装置9の電源が投入される(ステップS3)。なお、電源の投入は超音波板厚計測装置9が主軸2に装着されると同時に行われるようにしてもよい。次に、超音波板厚計測装置9が工作物Wの厚さを計測する計測点の真上に来るように主軸2の位置(もしくは工作物Wの位置)が変更される(ステップS4)。
超音波板厚計測装置9が工作物Wの計測点の真上に来たら、超音波プローブ25が工作物Wに接触しない程度に主軸2が降下し、主軸噴射ノズル55または測定噴射ノズル60の少なくとも一方から、例えば先にクーラントが噴射され、次にブローエアが噴射されて工作物Wの表面と超音波プローブ25とがクリーニングされる(ステップS5)。このクリーニング時には、異物除去の程度等に応じて噴射するノズルの数が適宜設定される。例えば、主軸噴射ノズル55および測定噴射ノズル60の両方から噴射させてもよいし、どちらか一方のみから噴射させてもよい。あるいは、クーラントとブローエアを混合させる噴射と、混合させない噴射とを使い分けたり、これらをサイクル的に組み合わせたりしてクリーニングを行ってもよい。
クリーニングが完了しても、クーラントの供給は続けられ(ステップS6)、この状態で超音波板厚計測装置9の超音波プローブ25が工作物Wの計測点に接触するまで主軸2が降下(もしくは工作物Wが上昇)し(ステップS7)、工作物Wの板厚が計測される(ステップS8)。そして、計測されたデータが制御部48へ無線送信される(ステップS9)。
制御部48では、計測されたデータが、予め代入された適正範囲内であるか否かが判定され(ステップS10)、適正範囲内であれば(ステップS10→Yes)計測データが記憶部に格納される(ステップS11)。その後、クーラントの供給が停止され(ステップS12)、次に計測が終了したか否かが判定される(ステップS13)。計測が終了したのであれば(ステップS13→Yes)超音波板厚計測装置9の電源がOFFになり(ステップS14)、制御が終了する。
また、計測が終了していなければ(ステップS13→No)次の計測点の指示が出され(ステップS15)、ステップS4に戻って超音波板厚計測装置9(主軸2)が次の計測点へ移動する。そして、ステップS4〜S13までのルーティンが反復される。
また、計測が終了していなければ(ステップS13→No)次の計測点の指示が出され(ステップS15)、ステップS4に戻って超音波板厚計測装置9(主軸2)が次の計測点へ移動する。そして、ステップS4〜S13までのルーティンが反復される。
また、ステップS10において、計測されたデータが、予め代入された適正範囲から逸脱している場合(ステップS10→No)には再計測指示が出され(ステップS16)、これまでの再計測回数が所定回数(例えば4回)以上か否かが判定される(ステップS17)。再計測回数が所定回数以内であれば(ステップS17→No)ステップS5に移行し、以後、ステップS5〜S10,S16,S17までのルーティンが反復される。また、ステップS17において、再計測回数が所定回数以上であれば(ステップS17→Yes)計測が停止されてエラー表示がなされる(ステップS18)。
以上のように、この超音波板厚計測装置9は、そのテーパーシャンク13がマシニングセンター1の主軸2に係合固定されることにより、他の交換式工具8と同様に主軸2に取り付けることができる。このように主軸2に取り付けられた超音波板厚計測装置9は、その超音波プローブ25を工作物Wの表面に接触させて超音波を発信し、その反響音波を検知することによって工作物Wの厚さを計測し、その計測データを制御部48に無線送信する。この超音波板厚計測時には、マシニングセンター1が交換式工具8によって工作物Wの表面を切削加工する際に供給されるクーラントが供給され、このクーラントが、そのまま超音波プローブ25と工作物Wの表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用される。
このように、マシニングセンター1によって切削加工を行う際に供給されるクーラントを、超音波板厚計測装置9によって超音波板厚計測する時において使用する接触媒質として流用しているため、従来から課題とされていた接触媒質の供給の問題が解決され、超音波プローブ25をマシニングセンター1のような工作機械の主軸2に取り付け可能にして薄板等の工作物Wの板厚を精度良く計測することができる。また、計測した板厚データは制御部48に無線送信され、自動処理することができるので、計測作業やデータ処理が容易である。
また、この超音波板厚計測装置9は、主軸2の内部に形成された補助流体供給通路51に連通する連通路57と、この連通路57から超音波プローブ25の近傍にクーラントやブローエアを噴射する測定噴射ノズル60とを備えており、補助流体供給通路51から供給されたクーラントやブローエア等の補助流体が連通路57を経て測定噴射ノズル60から超音波プローブ25の付近に噴射されるようになっている。
このため、クーラントやブローエア等の補助流体を超音波プローブ25の近傍に確実に噴射させることができ、超音波プローブ25や工作物Wを確実にクリーニングするとともに、超音波プローブ25と工作物Wとの接触状態を向上させて精度の良い板厚計測を行うことができる。
さらに、超音波プローブ25は衝撃吸収機構31に設けられたコイルスプリング38の付勢力によって超音波板厚計測部16から工作物W側に突出する方向(突出位置25a側)に常時付勢されている。このため、超音波プローブ25が工作物Wの表面に過剰な強さで当接した場合には、超音波プローブ25が超音波板厚計測部16側(引込位置25b側)に引っ込むことによって衝撃力や押圧力が吸収される。したがって、超音波プローブ25や工作物Wの表面の損傷を防ぐとともに、常に均一な面圧で超音波プローブ25を工作物Wの表面に押し付けて精度のよい板厚計測を行うことができる。
また、このような超音波板厚計測装置9を備えたマシニングセンター1によれば、他の交換式工具8と同様に超音波板厚計測装置9を主軸2に取り付けて、クーラントを接触媒質として流用しながら工作物Wの板厚を精度良く計測することができ、利便性が高い。
[第2実施形態]
図6は、本発明の第2実施形態を示す超音波板厚計測装置の側面図である。
この超音波板厚計測装置9´は、マシニングセンター1´の主軸2´に取り付けられている。主軸2´には、第1実施形態の主軸2に設けられた主軸噴射ノズル55(図3参照)が設けられていない。また、超音波板厚計測装置9´には、第1実施形態の測定噴射ノズル60が設けられていない。その代わりに、外部からクーラントを供給するフレキシブルホース65が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
図6は、本発明の第2実施形態を示す超音波板厚計測装置の側面図である。
この超音波板厚計測装置9´は、マシニングセンター1´の主軸2´に取り付けられている。主軸2´には、第1実施形態の主軸2に設けられた主軸噴射ノズル55(図3参照)が設けられていない。また、超音波板厚計測装置9´には、第1実施形態の測定噴射ノズル60が設けられていない。その代わりに、外部からクーラントを供給するフレキシブルホース65が設けられている。その他の構成は第1実施形態と同様であるため、各部に同一符号を付して説明を省略する。
主軸2´に図示しない交換式工具(非図示)が取り付けられて工作物Wの切削加工が行われる時や、主軸2´に超音波板厚計測装置9´が取り付けられて工作物Wの厚さが計測される時には、フレキシブルホース65からクーラントが供給される。クーラントの作用・効果は第1実施形態と同様であり、工作物Wの厚さ計測時にはクーラントが接触媒質(計測補助液)として利用される。
このように、クーラントの供給は、必ずしも主軸2´や超音波板厚計測装置9´に噴射ノズルを設けて行わなくてもよい。
このように、クーラントの供給は、必ずしも主軸2´や超音波板厚計測装置9´に噴射ノズルを設けて行わなくてもよい。
以上説明したように、本実施形態に係る超音波板厚計測装置9,9´、これを備えたマシニングセンター1,1´、および超音波板厚計測方法によれば、従来では困難であった接触媒質の供給という問題を、切削加工時に供給されるクーラントを利用することによって解消することができる。このため、超音波プローブ25をマシニングセンター1の主軸2に取り付け可能にし、薄板等の工作物Wの板厚を精度良く計測することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、上記実施形態では、超音波板厚計測装置9,9´をマシニングセンター1,1´の主軸2,2´に取り付けた例について説明したが、マシニングセンターに限らず、縦・横フライス盤、形削り盤、研削盤、ボール盤、旋盤、ターニングセンター、複合加工機、多軸ロボット等、他の多くの種類の工作機械にも幅広く適用することができる。また、超音波板厚計測装置9,9´が取り付けられる工具取付部は、回転式の主軸に限らず、刃物工具を固定する刃物台や、ドリルチャック等であってもよい。
1 マシニングセンター(工作機械)
2 主軸(工具取付部)
8 交換式工具
9 超音波板厚計測装置
13 テーパーシャンク(着脱係合部)
15 工具部
16 超音波板厚計測部
25 超音波プローブ
31 衝撃吸収機構
45 無線通信部
48 制御部
51 補助流体供給通路
57 連通路
60 測定噴射ノズル(流体噴射部)
W 工作物
2 主軸(工具取付部)
8 交換式工具
9 超音波板厚計測装置
13 テーパーシャンク(着脱係合部)
15 工具部
16 超音波板厚計測部
25 超音波プローブ
31 衝撃吸収機構
45 無線通信部
48 制御部
51 補助流体供給通路
57 連通路
60 測定噴射ノズル(流体噴射部)
W 工作物
Claims (7)
- 複数種類の交換式工具が工具取付部に選択的に取付可能とされた工作機械に備えられて工作物の厚さを超音波計測する超音波板厚計測装置であって、
該超音波板厚計測装置は、
前記工具取付部に係合固定される着脱係合部と、
前記着脱係合部に設けられ、その先端に設けられた超音波プローブを前記工作物の表面に接触させながら超音波を発信し、その反響音波を検知して前記工作物の厚さを計測する超音波板厚計測部と、を具備し、
前記工作機械が前記交換式工具によって前記工作物を機械加工する際に供給されるクーラントを、厚さ計測時に前記超音波プローブと前記工作物の表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用することを特徴とする超音波板厚計測装置。 - 前記超音波板厚計測部は、前記工作物の厚さの計測データを制御部に無線送信することを特徴とする請求項1に記載の超音波板厚計測装置。
- 前記着脱係合部は、前記交換式工具に設けられるものと同じ形状であることを特徴とする請求項1または2に記載の超音波板厚計測装置。
- 前記工具取付部の内部に形成されて前記クーラントやブローエア等の補助流体を供給する補助流体供給通路に連通する連通路と、この連通路から前記超音波プローブの近傍に前記補助流体を噴射する流体噴射部と、をさらに備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の超音波板厚計測装置。
- 前記超音波プローブは衝撃吸収機構を介して前記超音波板厚計測部から前記工作物側に突出する方向に付勢されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の超音波板厚計測装置。
- 請求項1から5のいずれかに記載の超音波板厚計測装置を備えたことを特徴とする工作機械。
- 複数種類の交換式工具が工具取付部に選択的に取付可能とされた工作機械において、前記工具取付部に超音波板厚計測装置を設置して工作物の厚さを超音波計測する超音波板厚計測方法であって、
前記工作機械が前記交換式工具によって前記工作物の表面を機械加工する際に供給されるクーラントを、前記超音波板厚計測装置による厚さ計測時に該超音波板厚計測装置の超音波プローブと前記工作物の表面との間における接触状態を向上させる接触媒質として利用することを特徴とする超音波板厚計測方法。
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- 2014-10-07 JP JP2014206304A patent/JP2016075584A/ja active Pending
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