JP2016075245A - 制御弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷凍サイクルに用いる冷媒が高圧となる場合であっても、可変容量圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止する。
【解決手段】ある態様の制御弁は、可変容量圧縮機のハウジングに形成された取付孔162に先端側から収容されて組み付けられる。ボディと取付孔162との間隙を介した冷媒の外部漏れを規制するための樹脂製のOリング86と、ソレノイド3に外挿されるようにして組み付けられ、ソレノイド3と取付孔162との間隙を介した外部からの水分の侵入を規制するための樹脂製のOリング88と、取付孔162におけるOリング86とOリング88との間の空間Sの圧力Ppが設定圧力以上となった場合に、Oリング88のシール性能を低下させてその圧力を大気に開放させるための低強度部71と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、可変容量圧縮機の吐出容量を制御可能な制御弁に関する。
自動車用空調装置の冷凍サイクルには、一般に、エンジンの回転数によらず一定の冷房能力が維持されるように、冷媒の吐出容量を可変できる可変容量圧縮機(単に「圧縮機」ともいう)が用いられる。この圧縮機の容量制御には、ソレノイド駆動の制御弁が用いられることが多い(例えば特許文献1参照)。
この圧縮機は、エンジンによって駆動される回転軸に取り付けられた揺動板に圧縮用のピストンが連結され、揺動板の角度を変化させてピストンのストロークを変えることにより冷媒の吐出量を調整する。揺動板の角度は、密閉されたクランク室内に吐出冷媒の一部を導入し、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることで連続的に変えられる。圧縮機のハウジングにはその冷媒通路に通じる取付孔が設けられ、制御弁がその取付孔に先端側(ソレノイドとは反対側)から挿入されるように取り付けられる。制御弁は、吐出室からクランク室に導入する冷媒流量、およびクランク室から吸入室に導出する冷媒流量の少なくとも一方を制御し、圧縮機の吐出容量を変化させる。
このような制御弁は、取付孔の形状に合わせて先端に向けて段階的に小径化する外形状を有し、その外周面には複数のシールリングが嵌着されている。これらのシールリングには、取付孔の奥方に配置されて冷媒通路からの冷媒の外部漏れを規制するための第1シールリングと、取付孔の開口部近傍に配置されて外部からの水分の侵入を規制するための第2シールリングが含まれる。この制御弁は、取付孔の開口部にワッシャ等の固定部材を組み付けることにより後方から支持され、その取付孔内に安定に保持される。
特開2009−299674号公報
ところで近年、地球温暖化の問題もあり、冷凍サイクルに用いる冷媒を従来の代替フロンから二酸化炭素等へ移行させる提案がなされている。しかしながら、例えば二酸化炭素を使用する冷凍サイクルでは、冷媒をその臨界温度を超える超臨界域まで昇圧させることになるため、冷媒の圧力が非常に高くなる。また、二酸化炭素は、代替フロンと比べてシールリングを透過し易い性質を有する。このため、第1シールリングを透過した冷媒が、第1シールリングと第2シールリングとの間の空間を高圧にし、第2シールリングを介して制御弁を外部へ押し出す方向の力を作用させる可能性がある。固定部材の強度によっては、制御弁を取付孔内に安定に保持することが困難となる可能性がある。
本発明の目的は、冷凍サイクルに用いる冷媒が高圧となる場合であっても、可変容量圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することにある。
本発明のある態様は、可変容量圧縮機における冷媒の流れを制御するためにその可変容量圧縮機のハウジングに形成された取付孔に先端側から収容されて組み付けられる制御弁である。この制御弁は、冷媒が導入又は導出される複数のポートと、冷媒を通過させる冷媒通路と、その冷媒通路の途中に設けられた弁孔とを有するボディと、弁孔に接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、ボディの後端側に設けられ、供給される電流量に応じて弁体を閉弁方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイドと、ボディに外挿されるようにして組み付けられ、ボディと取付孔との間隙を介した冷媒の外部漏れを規制するための樹脂製の第1シールリングと、ソレノイドに外挿されるようにして組み付けられ、ソレノイドと取付孔との間隙を介した外部からの水分の侵入を規制するための樹脂製の第2シールリングと、取付孔における第1シールリングと第2シールリングとの間の空間の圧力が設定圧力以上となった場合に、第2シールリングのシール性能を低下させてその圧力を大気に開放させるための圧力応動部と、を備える。
この態様によると、取付孔における第1シールリングと第2シールリングとの間の空間の圧力が設定圧力以上となった場合に、圧力応動部が第2シールリングのシール性能を低下させてその圧力を大気に開放させる。このため、冷媒が高圧となる場合であっても、その空間の圧力が過大になることはなく、圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することができる。
本発明によれば、冷凍サイクルに用いる冷媒が高圧となる場合であっても、可変容量圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することができる。
第1実施形態に係る車両用空調装置の冷凍サイクルを表すシステム図である。 第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。 図2の上半部に対応する部分拡大断面図である。 制御弁が圧縮機に取り付けられた状態を表す部分断面図である。 図4の下半部の拡大図である。 第2実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。 第3実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。 第4実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を上下と表現することがある。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る車両用空調装置の冷凍サイクルを表すシステム図である。 本実施形態の空調装置は、高圧で作動する二酸化炭素を冷媒とするいわゆる超臨界冷凍サイクルを備える。この空調装置は、冷凍サイクルを循環する気相状態の冷媒を圧縮する可変容量圧縮機(単に「圧縮機」という)101、圧縮された高温高圧の気相状態の冷媒を冷却する外部熱交換器としてのガスクーラ102、冷却された冷媒を断熱膨張させて減圧する膨張装置103、膨張された冷媒を蒸発させて蒸発潜熱を奪って車室内の空気を冷却する蒸発器104、蒸発された冷媒を気液分離し、分離された気相状態の二酸化炭素を圧縮機101に戻す受液器105を備える。
圧縮機101は、クランク室116内に回転自在に支持された図示しない回転軸を有する。この回転軸には揺動板が傾斜角可変に設けられており、その回転軸の一端はクランク室116の外部に延出してプーリを介してエンジンの出力軸と接続されている。この回転軸の周りには複数のシリンダ112が配設され、各シリンダ112には揺動板の回転運動により往復運動を行うピストンが配置されている。各シリンダ112は、吸入弁を介して吸入室110に接続され、吐出弁を介して吐出室114に接続されている。圧縮機101は、吸入室110を介してシリンダ112に導入された冷媒を圧縮し、吐出室114を介して吐出する。
圧縮機101の揺動板の角度は、クランク室116内で揺動板を付勢するスプリングの荷重や、揺動板につながるピストンの両面にかかる圧力による荷重等がバランスした位置に保持される。この揺動板の角度は、クランク室116に吐出冷媒の一部を導入してクランク圧力Pcを変化させ、ピストンの両面にかかる圧力の釣り合いを変化させることによって連続的に変えられる。この揺動板の角度の変化によってピストンのストロークを変えることにより、冷媒の吐出容量が調整される。クランク圧力Pcは、圧縮機101の吐出室114とクランク室116との間に設けられた制御弁1により制御される。
すなわち、圧縮機101の吐出冷媒の一部は、制御弁1を介してクランク室116内に導入され、圧縮機101の容量制御に供される。制御弁1は、ソレノイド駆動の電磁弁として構成され、制御部120により通電制御される。本実施形態では、制御部120が駆動回路122に所定のデューティ比に設定されたパルス信号を出力し、駆動回路122からそのデューティ比に対応した電流パルスを出力させてソレノイドを駆動する。制御弁1は、圧縮機101の吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が制御目標値である設定差圧に近づくように吐出室114からクランク室116に導入する冷媒流量を調整する。これにより、圧縮機101の吐出容量が変化する。すなわち、制御弁1は、いわゆるPd−Ps差圧弁として機能する。
クランク室116と吸入室110とを連通する冷媒通路118にはオリフィス119が設けられ、クランク室116内の冷媒を吸入室110側へ漏洩させ、クランク圧力Pcが過度に高まらないようにされている。また、圧縮機101における吐出室114と冷媒出口との間の冷媒通路には、逆止弁130が設けられている。
制御部120は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAM、入出力インターフェース等を備える。制御部120は、指定したデューティ比のパルス信号を出力するPWM出力部を有するが、その構成自体には公知のものが採用されるため、詳細な説明を省略する。制御部120は、エンジン回転数、車室内外の温度、蒸発器104の吹き出し空気温度等、各種センサにて検出された所定の外部情報に基づいて上記設定差圧を決定し、その設定差圧を維持するためのソレノイド力が得られるよう制御弁1への通電制御を行う。車両の加速時や登坂走行時などのエンジンの高負荷状態において圧縮機101の負荷トルク低減を目的とする加速カット要求があると、制御部120は、その通電を遮断又は所定の下限値に抑制して、可変容量圧縮機を最小容量運転に移行させたりする。
膨張装置103は、いわゆる温度式膨張弁として構成されており、蒸発器104の出口側の冷媒温度をフィードバックしてその弁開度を調整し、熱負荷に応じた液冷媒を蒸発器104へ供給する。蒸発器104を通過した冷媒は受液器105を経由して圧縮機101に戻され、再び圧縮される。
逆止弁130は、圧縮機101の吐出容量がある程度大きく、吐出室114の吐出圧力Pdと冷媒出口の出口圧力Pdlとの差圧(Pd−Pdl)がその開弁差圧を上回る限り、開弁状態を維持する。この開弁差圧は、逆止弁130が内蔵するスプリングの荷重により設定されている。これに対し、例えば最小容量運転時など、圧縮機101の吐出容量が小さくなって吐出圧力Pdが充分に高まらない場合には、スプリングの付勢力により逆止弁130が閉弁状態となり、ガスクーラ102側から吐出室114への冷媒の逆流を阻止する。なお、圧縮機101の最小容量運転時には逆止弁130が閉じてしまうが、吐出室114からの吐出冷媒が制御弁1およびクランク室116を介して吸入室110に戻されるため、圧縮機101内での冷媒ガスの内部循環が確保される。
図2は、第1実施形態に係る制御弁の構成を示す断面図である。
制御弁1は、弁本体2とソレノイド3とを一体に組み付けて構成される。弁本体2は、段付円筒状のボディ5を有する。ボディ5は、本実施形態では真鍮からなるが、アルミニウム合金からなるものとしてもよい。ボディ5には、その上端側からポート10,12,14が設けられている。このうち、ポート10はボディ5の上端部に設けられ、ポート12,14はボディ5の側部に設けられている。ポート10は吐出室114に連通する「吐出室連通ポート」として機能し、ポート12はクランク室に116連通する「クランク室連通ポート」として機能し、ポート14は吸入室110に連通する「吸入室連通ポート」として機能する。
ボディ5においてポート10とポート12とを連通させる通路には、段付円筒状の弁座形成部材16が配設されている。弁座形成部材16は、ステンレス鋼(例えばSUS420)を焼き入れして形成され、ボディ5よりも硬度が高い。弁座形成部材16は、ボディ5の上部に同軸状に挿通され、ボディ5の上部を内方に加締めることにより固定されている。弁座形成部材16には軸線に沿った貫通孔が設けられており、その下半部により弁孔18が形成されている。ボディ5における弁座形成部材16の下方には、ポート12に連通する弁室20が形成されている。弁座形成部材16の下半部は、下方に向けて外径が小さくなるテーパ状をなし、弁室20内に延在している。弁座形成部材16の下端面に弁座22が形成されている。弁室20には、弁座22に下方から対向するように弁体24が配設されている。弁体24が弁座22に接離することにより弁部の開度が調整される。
ボディ5の内部空間を上下に区画するように隔壁26が設けられている。隔壁26の上方には弁室20が形成され、下方には作動室28が形成されている。弁室20は、ポート12を介してクランク室116に連通する。作動室28は、ポート14を介して吸入室110に連通する。隔壁26の中央には軸線方向に延在するガイド部30が設けられている。そのガイド部30を軸線に沿って貫通するようにガイド孔32が形成され、そのガイド孔32には長尺状の作動ロッド34が軸線方向に摺動可能に挿通されている。弁体24は、作動ロッド34の上端に同軸状に設けられている。弁体24と作動ロッド34とは、ステンレス鋼を切削加工することにより一体成形されている。
ガイド部30は、隔壁26の上面側に小さく突出し、下面側に大きく突出している。ガイド部30は、下方に向けて外径が小さくなるテーパ状をなし、作動室28内に延在している。それによりガイド孔32の長さが十分に確保され、作動ロッド34が安定に支持されている。弁体24は、作動ロッド34と一体に動作し、その上端面にて弁座22に着脱して弁部を開閉する。弁座形成部材16の硬度が十分に高いため、弁体24が繰り返し着座しても弁座22は変形し難く、弁部の耐久性が確保されている。
作動ロッド34の下部には止輪36(Eリング)が嵌合され、その止輪36によって下方への移動が規制されるように円板状のばね受け38が設けられている。ばね受け38と隔壁26との間には、作動ロッド34を下方(閉弁方向)に付勢するスプリング40(「第1スプリング」として機能する)が介装されている。スプリング40は、隔壁26の下面から下方のばね受け38に向けて小径化するテーパスプリングとされている。上述のようにガイド部30をテーパ状としたことで、このようなテーパ状のスプリング40が配置可能となっている。ボディ5の下部は小径部42とされ、ソレノイド3との連結部を構成する。
ボディ5の上端開口部には、ポート10への異物の侵入を抑制するフィルタ部材44が嵌着されている。圧縮機101の吐出冷媒には金属粉等の異物が含まれることがあるため、フィルタ部材44は、その異物が制御弁1の内部に侵入することを防止又は抑制する。フィルタ部材44は、有底筒状のフィルタ46を有し、そのフィルタ46の開口端部をリング状の金属プレート48にて補強して構成される。フィルタ46は金属メッシュからなる。フィルタ部材44は、その底部を上にした状態で金属プレート48をボディ5に圧入することにより固定される。フィルタ部材44は、図示のようにボディ5の内側に装着されることにより、外部構造物との接触による変形が防止されている。
一方、ソレノイド3は、円筒状のコア50と、コア50に外挿された有底円筒状のスリーブ52と、スリーブ52に収容され、コア50と軸線方向に対向配置されたプランジャ54と、スリーブ52に外挿された円筒状のボビン56と、ボビン56に巻回された電磁コイル58と、電磁コイル58を外方から覆うように設けられた円筒状のケース60と、ボビン56の上方にてコア50とケース60との間に組み付けられた段付円筒状の接続部材62と、ケース60の下端開口部を封止するように設けられた端部材64とを備える。なお、接続部材62は、ボディ5と共に弁本体2の「ボディ」を構成するとともに、ソレノイド3の「ケース」としても機能する。
スリーブ52は非磁性材料からなり、その下半部にプランジャ54を収容している。端部材64には、環状のカラー66が埋設されている。カラー66は、ボビン56の下方にてスリーブ52とケース60との間に介装されている。ケース60、接続部材62およびカラー66は磁性材料からなり、ソレノイド3のヨークを形成する。ソレノイド3への通電時には、これらによるヨークとコア50およびプランジャ54により磁気回路が形成されるようになる。弁本体2とソレノイド3とは、ボディ5の小径部42(下端部)が接続部材62の上端開口部に圧入されることにより固定されている。
コア50の中央を軸線方向に貫通するように挿通孔67が形成され、その挿通孔67を貫通するようにシャフト68が挿通されている。シャフト68は、作動ロッド34と同軸状に設けられ、作動ロッド34を下方から支持する。シャフト68の径は作動ロッド34のそれよりも大きい。そのシャフト68の下半部にプランジャ54が組み付けられている。本実施形態において、シャフト68と作動ロッド34とが、ソレノイド力を弁体24に伝達する「伝達ロッド」を構成する。
プランジャ54は、その上部にてシャフト68に同軸状に支持されている。シャフト68の軸線方向中間部の所定位置には止輪70(Eリング)が嵌合され、その止輪70によってプランジャ54の上方への移動が規制されている。プランジャ54の側面には軸線に平行な連通溝が設けられており、プランジャ54とスリーブ52との間に冷媒を通過させる連通路が形成される。
コア50の上端部にはリング状の軸支部材72が圧入されており、シャフト68の上端部がその軸支部材72によって軸線方向に摺動可能に支持されている。軸支部材72の外周の一部が切り欠かれることにより、コア50と軸支部材72との間に連通路が形成されている。この連通路を介して作動室28の吸入圧力Psがソレノイド3の内部にも導びかれる。
また、スリーブ52の下端部がやや縮径されており、その縮径部74にリング状の軸支部材76(「支持部材」として機能する)が圧入されている。この軸支部材76は、シャフト68の下端部を摺動可能に軸支している。すなわち、シャフト68が上方の軸支部材72と下方の軸支部材76とにより2点支持されることにより、プランジャ54を軸線方向に安定に動作することができる。軸支部材76の外周の一部が切り欠かれることにより、スリーブ52と軸支部材76との間に連通路が形成されている。ソレノイド3に導入された吸入圧力Psは、コア50とシャフト68との間の連通路、プランジャ54とスリーブ52との間の連通路、軸支部材76とスリーブ52との間の連通路を介してスリーブ52内に満たされる。
軸支部材76とプランジャ54との間には、プランジャ54を上方、つまり閉弁方向に付勢するスプリング78(「第2スプリング」として機能する)が介装されている。すなわち、弁体24は、ばね荷重として、スプリング40による開弁方向の力とスプリング78による閉弁方向の力との合力を受ける。ただし、スプリング40の荷重がスプリング78のそれよりも大きいため、スプリング40,78によるばね荷重は、開弁方向に作用するようになる。このばね荷重は、スリーブ52における軸支部材76の圧入位置を調整することにより設定できる。この圧入位置は、スリーブ52への軸支部材76への仮圧入を行った後、所定の工具を用いてスリーブ52の底部中央を軸線方向に変形させることにより微調整することができる。
ボビン56からは電磁コイル58につながる一対の接続端子80が延出し、それぞれ端部材64を貫通して外部に引き出されている。同図には説明の便宜上、その一対の片方のみが表示されている。端部材64は、ケース60に内包されるソレノイド3内の構造物全体を下方から封止するように取り付けられている。端部材64からは接続端子80の先端部が引き出されており、図示しない外部電源のコネクタが接続される。端部材64は、接続端子80を露出させるコネクタ部としても機能する。
以上のように構成された制御弁1は、圧縮機101に設けられた後述する取付孔にワッシャを介して固定される。制御弁1の外周面には、その取付孔との間に介装されてシール機能を発揮する複数のOリングが嵌着されている。すなわち、ボディ5におけるポート12の上方および下方にそれぞれ環状溝が周設され、Oリング82,84が嵌着されている。また、接続部材62におけるポート14の下方にも環状溝が周設され、Oリング86が嵌着されている。さらに、ケース60と端部材64との接続部にもOリング88が嵌着されている。すなわち、ケース60の下端部と端部材64の上端部との間に段部が形成されており、その段部にOリング88が固定されている。その段部を形成する端部材64の外周縁部が、Oリング88を支持する支持部65を構成する。これらのOリング82,84,86,88は、いずれも樹脂製のシールリングである。
ケース60の側面には、内外を連通させる複数の連通孔69が設けられている。この連通孔69は、制御弁1を圧縮機101の取付孔に取り付ける際の空気の抜き孔として機能するとともに、制御弁1の周囲の圧力が過大とならないよう、圧力を漏洩させる圧力漏洩孔としても機能する。また、端部材64とスリーブ52との間には空間が形成されている。そして、端部材64の底部には、その空間と外部とを連通させる連通孔79が設けられている。この連通孔79は、スリーブ52と端部材64とを組み付ける際に、その空間の空気を外部に逃がすための空気孔であり、その組み付け時にその空間に発生する圧力を逃がす圧力逃がし通路として機能する。そして、ソレノイド3の内部には、連通孔69と連通孔79とをつなぐ圧力漏洩通路81が形成されている。圧力漏洩通路81は、ケース60および端部材64の内方において、一方で連通孔69に連通し、他方で連通孔79を介して大気に通じる。圧力漏洩通路81は、圧縮機101の取付孔内の圧力を大気へ漏洩させることを許容する。その詳細については後述する。
図3は、図2の上半部に対応する部分拡大断面図である。
弁座形成部材16の中央に設けられた貫通孔90は、その下半部が縮径されて弁孔18を形成している。すなわち、貫通孔90の上半部が大径部92、下半部が小径部94となっており、小径部94が弁孔18を形成する。大径部92と小径部94との接続部は、下方に向けて内径が縮径するテーパ面とされている。貫通孔90は、上流側から下流側に向けて段階的に縮径されている。
また、弁座形成部材16における貫通孔90の半径方向外側には、貫通孔90と平行なブリード孔96が設けられている。ブリード孔96は、閉弁時にもクランク室116へ最低限の冷媒を流入させることにより、圧縮機101におけるオイル循環を確保するためのものである。圧縮機101の安定した作動を確保するために、冷媒には潤滑用のオイルが含まれており、ブリード孔96は、クランク室116の内外でのオイル循環を確保するものである。
ブリード孔96は、その上部のリーク通路98とそれより下方の連通路99とを接続して構成されている。リーク通路98の内径は、冷媒を漏洩させる程度の大きさとされ、弁孔18の内径よりも相当小さい。連通路99の内径は、貫通孔90の大径部92よりも小さく、小径部94よりも大きくされている。変形例においては、連通路99の内径を、貫通孔90の大径部92の内径以上としてもよいし、小径部94の内径以下としてもよい。
リーク通路98と連通路99との接続部は、下方に向けて内径が拡径するテーパ面とされている。ブリード孔96は、上流側から下流側に向けて段階的に拡径されている。弁座形成部材16の上面は、貫通孔90を囲むように環状の突部150が設けられており、その突部150の半径方向内側と外側とが一段低くなる段差形状とされている。突部150の幅は十分に小さく、本実施形態では弁孔18の幅以下とされている。リーク通路98は、その突部150の位置にて上方に開口している。
このように、ブリード孔96については冷媒の入口を小径とし、その入口を段差形状の上面に開口させることで、ブリード孔96を介した異物の侵入を防止又は抑制している。すなわち、仮にフィルタ部材44の網目(開孔幅)よりも小さな異物がポート10に侵入したとしても、突部150の幅が十分に小さく、ブリード孔96の入口はさらに小さいため、その異物がブリード孔96を介して侵入する可能性は極めて低い。異物は突部150に突き当たったとしても、その内外の低位置に落ちる可能性が高い。特に閉弁時にはブリード孔96を介した冷媒の流れができるものの、冷媒に含まれる異物がブリード孔96に導かれる可能性は低い。なお、開弁時においては、仮に異物がポート10に侵入したとしても、そのほとんどは弁孔18を通過してポート12から排出される。
また、弁室20においては、隔壁26の上面中央部にガイド部30が突出することにより、その周囲に環状溝152が形成されている。また、弁体24の外径が直下の作動ロッド34よりもやや大きくされている。このため、仮に異物が弁孔18を介して弁室20に侵入したとしても、その異物が作動ロッド34とガイド孔32との摺動部に侵入する可能性は極めて低い。弁孔18を通過した異物は、そのほとんどがポート12から排出されるか、弁室20に残留するとしても環状溝152に溜まるようになり、作動ロッド34とガイド孔32との間隙に侵入する可能性は低い。すなわち、環状溝152は、異物トラップとして機能することができる。このため、作動ロッド34とガイド孔32との摺動部に異物が噛み込むことによる弁体24の作動ロックが防止される。なお、本実施形態では、弁体24の弁部におけるシール部径a(弁孔18の内径)と、作動ロッド34の摺動部径bとを等しくしている(a=b)。
また、本実施形態では上述のように、ガイド部30が弁室20よりも作動室28側に大きく突出する構成とし、それにより、作動ロッド34の下端部がボディ5の下端位置(つまり小径部42の下端開口部)から突出できる構成とした。これは、作動ロッド34への止輪36の装着を容易にするものである。本実施形態ではガイド部30を下方に寄せることにより、ガイド部30による安定したガイド機能を確保しつつ、止輪36を装着する際の良好な作業性も維持している。また、作動ロッド34を無用に長くしないことで、ボディ5ひいては制御弁1のコンパクト化を実現している。
さらに、本実施形態では上述のように、ガイド部30およびスプリング40を下方に向けて外径が小さくなるテーパ形状としている。これにより、スプリング40の下半部がコア50の上端開口部に収まるようにし、小径部42の外径を極力小さくしている。これにより、接続部材62の外径を小さくし、Oリング86として外径の小さいものを選定することを可能にしている。これにより、制御弁1が圧縮機101の取付孔に取り付けられた際に、その取付方向とは逆向きに作用する冷媒圧力の影響を小さくしている。
図2に戻り、以上の構成において、作動ロッド34の径が弁孔18の内径とほぼ同じ大きさを有するため、弁室20において弁体24に作用するクランク圧力Pcの影響がキャンセル(相殺)される。このため、弁体24には、弁孔18の大きさの受圧面積に対して吐出圧力Pdと吸入圧力Psとの差圧(Pd−Ps)が作用する。弁体24は、差圧(Pd−Ps)がソレノイド3に供給された制御電流にて設定された設定差圧に保持されるように動作する。
次に、可変容量圧縮機用制御弁の基本的動作について説明する。
制御弁1において、ソレノイド3が非通電のときには、スプリング40,78の合力による開弁方向の荷重により弁体24が弁座22から離間して弁部が全開状態に保持される。このとき、圧縮機101の吐出室114からポート10に導入された吐出圧力Pdの高圧冷媒は、全開状態の弁部を通過し、ポート12からクランク室116へと流れることになる。その結果、クランク圧力Pcが高められ、圧縮機101は吐出容量が最小となる最小容量運転を行うことになる。
一方、自動車用空調装置の起動時または冷房負荷が最大のときには、ソレノイド3への供給電流値が最大になり、プランジャ54は、コア50に最大の吸引力で吸引される。このとき、弁体24を含む作動ロッド34、シャフト68およびプランジャ54が、一体になって閉弁方向に動作し、弁体24が弁座22に着座する。この閉弁動作によってクランク圧力Pcが低下するため、圧縮機101は吐出容量が最大となる最大容量運転を行うことになる。
ここで、容量制御時においてソレノイド3に供給される電流値が所定値に設定されているときには、弁体24を含む作動ロッド34、シャフト68およびプランジャ54が一体動作する。このとき、弁体24は、作動ロッド34を開弁方向に付勢するスプリング40のばね荷重と、プランジャ54を開弁方向に付勢するスプリング78のばね荷重と、プランジャ54を閉弁方向に付勢しているソレノイド3の荷重と、弁体24が開弁方向に受圧する吐出圧力Pdによる力と、弁体24が閉弁方向に受圧する吸入圧力Psによる力とがバランスした弁リフト位置にて停止する。
このバランスが取れた状態で、エンジンの回転数とともに圧縮機101の回転数が上がって吐出容量が増えると、差圧(Pd−Ps)が大きくなって弁体24に開弁方向の力が作用し、弁体24は、さらにリフトして吐出室114からクランク室116へ流す冷媒の流量を増やす。これにより、クランク圧力Pcが上昇し、圧縮機101は、その吐出容量を減少させる方向に動作し、差圧(Pd−Ps)が設定差圧になるように制御される。エンジンの回転数が低下した場合には、その逆の動作が行われ、差圧(Pd−Ps)が設定差圧になるように制御される。
次に、制御弁における圧力開放構造について説明する。
図4は、制御弁が圧縮機101に取り付けられた状態を表す部分断面図である。図5は、図4の下半部の拡大図である。
図4に示すように、圧縮機101のハウジング160には、制御弁1を取り付けるための取付孔162が設けられている。ハウジング160には、吐出室に連通する連通路164、クランク室に連通する連通路166、吸入室に連通する連通路168が形成され、それぞれ取付孔162に開口している。取付孔162は、その奥方から開口端に向けて複数段に拡径されており、奥方の段から連通路164,166,168が順に開口している。
制御弁1は、取付孔162にその先端側から挿通され、その後端部がワッシャ170(「固定部材」として機能する)を介して取付孔162に固定されている。ポート10は連通路164に対向し、ポート12は連通路166に対向し、ポート14は連通路168に対向するように配置される。ハウジング160の側壁には、制御弁1のコネクタ部を露出させるとともに、外部コネクタを挿入するための切欠き180が形成されている。
制御弁1の外周面には上述したOリング82,84,86,88が外挿されるようにして嵌着されており、これらのOリングにより各連通路間、各ポート間、および取付孔162の内外のシール性能が高く維持されている。すなわち、Oリング82により連通路164と連通路166との間のシール性が確保され、またポート10とポート12との間のシール性が確保される。Oリング84により連通路166と連通路168との間のシール性が確保され、またポート12とポート14との間のシール性が確保される。Oリング86により連通路168と大気との間のシール性が確保される。さらに、Oリング88により取付孔162の内外のシール性が確保される。
Oリング86は、ボディ5と取付孔162との間隙を介した冷媒の外部漏れを規制するための「第1シールリング」として機能する。また、Oリング88は、ソレノイド3と取付孔162との間隙を介した外部からの水分の侵入を規制するための「第2シールリング」として機能する。ただし、既に述べたように、本実施形態では冷媒として高圧で作動する二酸化炭素が用いられるため、代替フロンが用いられる場合よりもOリングを透過し易いといった問題がある。このため、特に冷媒通路と大気との境界に位置するOリング86における冷媒の透過漏れに対処する必要がある。
すなわち、取付孔162におけるOリング86とOリング88との間の空間Sの圧力が、その冷媒の透過漏れにより大気圧よりも高圧となる場合が想定される。その場合、図示のようにOリング88の外径がOリング86の外径よりも相当に大きい構成では、Oリング88に対し、取付孔162の内方から外方へ向けた圧力が作用するようになる。それが制御弁1を外部へ押し出す方向の力となり、ワッシャ170の固定強度によっては制御弁1を取付孔162内に安定に保持することが困難となる可能性がある。
そこで本実施形態では、端部材64における支持部65の一部に薄肉の低強度部71を設け、空間Sの圧力Ppが設定圧力以上となった場合に、その低強度部71が変形又は破断してOリング88のシール性能を低下させることを可能にしている。より具体的には、図5に矢印にて示すように、ポート14から導入された冷媒の一部がOリング86を透過した場合を想定する。その場合、その冷媒の流入により空間Sの圧力Ppが上昇する。実線矢印にて示すように、空間Sに導入された冷媒の一部が圧力漏洩通路81を介して大気に導出されるため、その分、空間Sの圧力上昇は抑えられる。しかし、端部材64のコネクタ部の内方は外部コネクタの接続によりほぼ封止されているため、冷媒の大気への導出量は少ない。このため、その圧力上昇の抑制には限界があり、圧力Ppが過大になると、ワッシャ170が破断し、制御弁1が取付孔162から押し出されることが懸念される。
そこで本実施形態では、低強度部71の耐圧強度を、ワッシャ170の耐圧強度および固定強度(ワッシャ170の取付孔162への固定強度)よりも小さく設定(設計)している。そして、圧力Ppが設定圧力Pset以上となった場合には、例えば図示のように低強度部71が破断してOリング88の一部が変形し、圧力Ppを大気に逃がせるようにしている(二点鎖線矢印参照)。すなわち、低強度部71は、Oリング88のシール性能を低下させてその圧力を大気に開放させるための「圧力応動部」として機能する。本実施形態によれば、冷媒が高圧となる場合であっても、空間Sの圧力Ppが過大になることはなく、圧縮機101からの制御弁1の脱落を確実に防止することができる。
[第2実施形態]
図6は、第2実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。以下では第1実施形態との相異点を中心に説明する。(A)は制御弁の下半部の部分拡大断面図である。(B)は圧力応動構造が機能したときの状態を示す。なお、同図において第1実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
上記第1実施形態では、「圧力応動部」として、第2シールリング(防水リング)のシール性を損なわせ、圧力Ppを大気に逃がす構成を示した。本実施形態では、第2シールリングの破損を伴うことなく圧力漏洩通路81の気密性を失わせ、圧力Ppを低下させることが可能な圧力応動構造を採用する。
すなわち、本実施形態では図6(A)に示すように、端部材264の側方に大きく開口する通気孔266が設けられ、これを封止する栓体270が圧入されている。通気孔266は、ハウジング160の切欠き180(図4参照)から露出される。そして、図6(B)に示すように、圧力Ppが基準圧力Pb以上となった場合には、栓体270が通気孔266から離脱し、圧力漏洩通路81の圧力を大気に逃がせるようにしている(二点鎖線矢印参照)。すなわち、通気孔266および栓体270は、圧力漏洩通路81の気密性を失わせて圧力Ppを低下させるための「圧力応動構造」として機能する。なお、本実施形態では基準圧力Pbとして、第1実施形態の設定圧力Psetと同じ値を設定しているが、これと異ならせてもよい。本実施形態によれば、冷媒が高圧となる場合であっても、空間Sの圧力Ppが過大になることはなく、圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することができる。
[第3実施形態]
図7は、第3実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。以下では第2実施形態との相異点を中心に説明する。(A)は制御弁の下半部の部分拡大断面図である。(B)は圧力応動構造が機能したときの状態を示す。なお、同図において第2実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
本実施形態では図7(A)に示すように、端部材364の側方に大きく開口する通気孔366が設けられている。通気孔366は段付孔となっており、その奥方の小径部が副弁孔368とされ、手前側の大径部が副弁室370とされている。副弁孔368の副弁室370側の開口端には副弁座372が形成されている。副弁室370には、副弁室370に着脱して通気孔366を開閉する副弁体374と、副弁体374を閉弁方向に付勢するスプリング376が配設されている。そして、図7(B)に示すように、圧力Ppが基準圧力Pb以上となった場合には、副弁体374が副弁座372から離間して通気孔366を開放し、圧力漏洩通路81の圧力を大気に逃がせるようにしている(二点鎖線矢印参照)。すなわち、副弁体374による通気孔366の開閉構造が、圧力漏洩通路81の気密性を失わせて圧力Ppを低下させるための「圧力応動構造」として機能する。本実施形態によれば、冷媒が高圧となる場合であっても、空間Sの圧力Ppが過大になることはなく、圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することができる。また、圧力Ppが低下することにより、副弁体374が副弁座372に着座して通気孔366を再び閉じることができるため、圧力応動構造を繰り返し機能させることが可能である。
[第4実施形態]
図8は、第4実施形態に係る制御弁の主要部の構成を表す図である。以下では第2実施形態との相異点を中心に説明する。(A)は制御弁の下半部の部分拡大断面図である。(B)は圧力応動構造が機能したときの状態を示す。なお、同図において第2実施形態とほぼ同様の構成部分については同一の符号を付している。
本実施形態では図8(A)に示すように、端部材464において外部コネクタが接続されるコネクタ部468に、薄肉の低強度部470が設けられる。そして、図8(B)に示すように、空間Sの圧力Ppが基準圧力Pb以上となった場合に、その低強度部470が破断して通気部472が形成され、圧力漏洩通路81の圧力を大気に逃がせるようにしている(二点鎖線矢印参照)。すなわち、低強度部470が、圧力漏洩通路81の気密性を失わせて圧力Ppを低下させるための「圧力応動構造」として機能する。本実施形態によれば、冷媒が高圧となる場合であっても、空間Sの圧力Ppが過大になることはなく、圧縮機からの制御弁の脱落を確実に防止することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は特定の実施形態に限定されるものではなく、本発明の技術思想の範囲内で種々の変形が可能であることはいうまでもない。
上記実施形態では、取付孔162に制御弁1を収容した後、これをワッシャ170にて固定保持する構成を例示した。変形例においては、ワッシャ170にて制御弁1を係止する構成ではなく、ねじその他の固定部材により制御弁1を支持する構成としてもよい。
上記実施形態では述べなかったが、Oリング88(第2シールリング)そのものを「圧力応動部」として機能させてもよい。例えば、Oリング88の一部を薄肉部とし、圧力Ppが設定圧力Pset以上となった場合には、その薄肉部が破断してOリング88のシール性能を低下させるようにしてもよい。
上記実施形態では、コア50の端部を封止する封止部材として有底のスリーブ52を例示したが、その他の構造を採用することもできる。例えば、筒状のスリーブの開口端に別途の栓材を組み付けて封止構造を実現してもよい。また、上記実施形態では、プランジャをコア50に対してボディ5とは反対側に配置する例を示したが、プランジャとコアの位置関係を入れ換えてもよい。その場合、コアのプランジャとは反対側を封止部材により封止してもよい。
上記実施形態では、制御弁1をいわゆるPd−Ps差圧弁として構成する例を示した。変形例においては、例えばクランク圧力Pcと吸入圧力Psとの差圧(Pc−Ps)を制御目標値である設定差圧に近づけるいわゆるPc−Ps差圧弁として構成してもよい。すなわち、吸入室に導入される冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、クランク室から吸入室へ導出する冷媒の流量を調整することにより変化させる制御弁に対し、上記実施形態の各構造を適用してもよい。あるいは、吸入圧力Psを制御目標値である設定圧力に近づけるいわゆるPs制御弁に適用してもよい。特に二酸化炭素等を冷媒とする超臨界冷凍サイクルにそれらの制御弁が適用される場合、上記各構造の機能が有効に発揮される。
上記実施形態では、上記各構造を有する制御弁を、二酸化炭素を冷媒とする超臨界冷凍サイクルに適用する例を示した。変形例においては、同様の制御弁を二酸化炭素以外を冷媒とする超臨界冷凍サイクルに適用してもよい。あるいは、超臨界域での動作はしないものの、冷媒の圧力が高圧となる冷凍サイクルに適用してもよい。例えば、HFC−134aやHFO−1234yf等を冷媒とする冷凍サイクルに適用してもよい。その場合、第2シールリングが、吸入圧力Psよりも高圧となる吐出圧力Pdやクランク圧力Pcの冷媒をシールするように構成されてもよい。
なお、本発明は上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化することができる。上記実施形態や変形例に開示されている複数の構成要素を適宜組み合わせることにより種々の発明を形成してもよい。また、上記実施形態や変形例に示される全構成要素からいくつかの構成要素を削除してもよい。
1 制御弁、 2 弁本体、 3 ソレノイド、 5 ボディ、 10,12,14 ポート、 18 弁孔、 22 弁座、 24 弁体、 26 隔壁、 50 コア、 54 プランジャ、 60 ケース、 62 接続部材、 64 端部材、 65 支持部、 69 連通孔、 71 低強度部、 79 連通孔、 81 圧力漏洩通路、 82,84,86,88 Oリング、 101 圧縮機、 110 吸入室、 114 吐出室、 116 クランク室、 160 ハウジング、 162 取付孔、 170 ワッシャ、 264 端部材、 266 通気孔、 270 栓体、 364 端部材、 366 通気孔、 368 副弁孔、 370 副弁室、 372 副弁座、 374 副弁体、 464 端部材、 470 低強度部、 472 通気部。

Claims (8)

  1. 可変容量圧縮機における冷媒の流れを制御するためにその可変容量圧縮機のハウジングに形成された取付孔に先端側から収容されて組み付けられる制御弁であって、
    冷媒が導入又は導出される複数のポートと、冷媒を通過させる冷媒通路と、その冷媒通路の途中に設けられた弁孔とを有するボディと、
    前記弁孔に接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディの後端側に設けられ、供給される電流量に応じて前記弁体を閉弁方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイドと、
    前記ボディに外挿されるようにして組み付けられ、前記ボディと前記取付孔との間隙を介した冷媒の外部漏れを規制するための樹脂製の第1シールリングと、
    前記ソレノイドに外挿されるようにして組み付けられ、前記ソレノイドと前記取付孔との間隙を介した外部からの水分の侵入を規制するための樹脂製の第2シールリングと、
    前記取付孔における前記第1シールリングと前記第2シールリングとの間の空間の圧力が設定圧力以上となった場合に、前記第2シールリングのシール性能を低下させてその圧力を大気に開放させるための圧力応動部と、
    を備えることを特徴とする制御弁。
  2. 前記ソレノイドは、
    前記ボディに対して固定されるコアと、
    前記コアと軸線方向に対向配置され、前記弁体と一体変位可能なプランジャと、
    前記ボディに接続され、前記コアおよび前記プランジャを内部に収容するケースと、
    前記ケースの後端開口部を閉止するように設けられる端部材と、
    を含み、
    前記圧力応動部は、前記ケース又は前記端部材に設けられて前記第2シールリングを支持する支持部の低強度部分からなり、その低強度部分が変形又は破断することにより前記第2シールリングのシール性能を低下させることを特徴とする請求項1に記載の制御弁。
  3. 前記ケースの前記空間に配置された部分に内外を連通させる連通孔が設けられ、
    前記ケースおよび前記端部材の内方に、一方で前記連通孔に連通し、他方で大気に通じることにより、前記空間内の圧力の大気への漏洩を許容する圧力漏洩通路が形成されていることを特徴とする請求項2に記載の制御弁。
  4. 可変容量圧縮機における冷媒の流れを制御するためにその可変容量圧縮機のハウジングに形成された取付孔に先端側から収容されて組み付けられる制御弁であって、
    冷媒が導入又は導出される複数のポートと、冷媒を通過させる冷媒通路と、その冷媒通路の途中に設けられた弁孔とを有するボディと、
    前記弁孔に接離するように配置されて弁部を開閉する弁体と、
    前記ボディの後端側に設けられ、供給される電流量に応じて前記弁体を閉弁方向に駆動するためのソレノイド力を発生させるソレノイドと、
    前記ボディに外挿されるようにして組み付けられ、前記ボディと前記取付孔との間隙を介した冷媒の外部漏れを規制するための樹脂製の第1シールリングと、
    前記ソレノイドに外挿されるようにして組み付けられ、前記ソレノイドと前記取付孔との間隙を介した外部からの水分の侵入を規制するための樹脂製の第2シールリングと、
    を備え、
    前記ソレノイドは、
    前記ボディに対して固定されるコアと、
    前記コアと軸線方向に対向配置され、前記弁体と一体変位可能なプランジャと、
    前記ボディに接続され、前記コアおよび前記プランジャを内部に収容するケースと、
    前記ケースの後端開口部を閉止するように設けられる端部材と、
    を含み、
    前記取付孔における前記第1シールリングと前記第2シールリングとの間の空間に配置された前記ケースの部分に内外を連通させる連通孔が設けられ、
    前記ケースおよび前記端部材の内方に、一方で前記連通孔に連通し、他方で大気に通じることにより、前記空間内の圧力の大気への漏洩を許容する圧力漏洩通路が形成され、
    前記圧力漏洩通路の圧力が基準圧力以上となった場合に、その圧力漏洩通路の気密性を低下させる圧力応動構造をさらに備えることを特徴とする制御弁。
  5. 前記圧力応動構造は、
    前記端部材に形成されて内外を連通させる通気孔と、
    前記通気孔に圧入され、前記圧力漏洩通路の圧力が基準圧力以上となった場合に前記通気孔から離脱可能に構成された栓体と、
    を含むことを特徴とする請求項4に記載の制御弁。
  6. 前記圧力応動構造は、
    前記端部材に形成されて内外を連通させる通気孔と、
    前記通気孔の中途に設けられた副弁座と、
    前記副弁座に着脱して前記通気孔を開閉する副弁体と、
    前記副弁体を閉弁方向に付勢する付勢部材と、
    を含み、
    前記圧力漏洩通路の圧力が基準圧力以上となった場合に前記副弁体が前記副弁座から離間して前記通気孔を開放することを特徴とする請求項4に記載の制御弁。
  7. 冷媒の臨界温度を超える超臨界域で冷凍作用を行わせる冷凍サイクルに適用されることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の制御弁。
  8. 吸入室に導入される冷媒を圧縮して吐出室から吐出する可変容量圧縮機の吐出容量を、前記吐出室からクランク室に導入する冷媒の流量を調整することにより変化させる制御弁として構成され、
    前記ボディの先端側から順に前記吐出室に連通する吐出室連通ポート、前記クランク室に連通するクランク室連通ポート、前記吸入室に連通する吸入室連通ポートが設けられ、
    前記吐出室の吐出圧力と前記吸入室の吸入圧力との差圧が、前記ソレノイドへの供給電流値に応じた設定差圧に保持されるように制御され、
    前記吸入室連通ポートに対して前記クランク室連通ポートとは反対側に前記第1シールリングが配設されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の制御弁。
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