JP2016071179A - ズームレンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】デジタルスチルカメラやビデオカメラ等に好適な、高変倍でコンパクト化がなされ、諸収差が良好に補正された手ブレ補正機能を有するズームレンズを提供する。
【解決手段】絞りを有しズームレンズ全系の中央に配置されて有効径が小さく抑えられた第3レンズ群G3のうち最も像面側に位置する接合レンズを含む一部のレンズを手ブレ補正レンズ群として、光軸と直交方向に移動することにより像ブレを補正し、小型軽量な手ブレ補正レンズ群を光軸直交方向に駆動させるアクチュエータ機構の小型化・省エネ化を実現できることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタルスチルカメラ、ビデオカメラ等に用いられ、手ブレ、振動等によって生じる像の振れを光学的に補正する手ブレ補正機能(像ブレ補正機能ともいう)を備えた、小型のズームレンズに関するものである。
近年、CCD(Charge Coupled Device)型イメージセンサあるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型イメージセンサ等の撮像素子の高集積化、小型化が図られてきており、これに伴ってCCDやCMOSを用いたデジタルスチルカメラやビデオカメラ等の撮像装置においては、高機能化と共に装置全体としての小型化が求められている。
また、デジタルスチルカメラは、その一般化に伴い使用されるシチュエーションも広がってきており、広角化,高変倍化が求められてきている。
しかし、このようなデジタルスチルカメラやビデオカメラでは、被写体を撮影する際に、手ブレなどにより撮影系に振動が生じると、撮影した画像にぶれが生じる恐れがある。これに対し、これらカメラに搭載されるズームレンズにおいては、撮影時に生じる手ブレ等に起因する像ブレを光学的に補正する像ブレ補正機能が普及してきており、更にレンズの小型化を確保した上で手ブレ補正機能を確保することが求められている。
このような状況下、従来から撮影画像のぶれを防止する手ブレ補正機能を備えたズームレンズが種々提案されている。手ブレ補正機能を備えた撮影系としてのズームレンズにおいては、一部のレンズ群、またはレンズ群内の一部のレンズを変位させて像ブレを補正することができるものが数多く知られている。又、物体側から正負正負正(物体側から順に、正の屈折力を有する第1レンズ群、負の屈折力を有する第2レンズ群、正の屈折力を有する第3レンズ群、負の屈折力を有する第4レンズ群、正の屈折力を有する第5レンズ群が配置された構成をいう,以下同じ)の5群タイプのズームレンズにおいては、第3レンズ群全体、または一部のレンズ群を光軸と直交方向に移動させることで手ブレを補正する構成のものが,以下に示す特許文献1〜5のように知られている。
特開2011-237588号公報 特開2012-212106号公報 特開2012-220920号公報 特開2013-101316号公報 特開2014-035418号公報
特許文献1に記載されたズームレンズでは、手ブレ補正のため、第3レンズ群内の一部のレンズを光軸直交方向に移動させており、これにより移動させるためのアクチュエータ機構の小型化を図っている。しかしながら、光軸直交方向に移動させるレンズを絞り付近に設けようとすると、手ブレ補正レンズの偏心誤差に対する収差変動の影響で、手ブレ補正後の光学性能の確保が難しくなりやすいという問題がある。
特許文献2に記載されたズームレンズも特許文献1と同様に、手ブレ補正のため、第3レンズ群内の一部のレンズを光軸直交方向に移動させており、これにより移動させるためのアクチュエータ機構の小型化を図っているが、ズーム比が小さく近年求められている高変倍化に対応できていないという問題がある。
特許文献3に記載されたズームレンズも特許文献1、2と同様に、手ブレ補正のため、第3レンズ群内の一部のレンズ光軸直交方向に移動させており、さらに高変倍化が可能となっている。しかしながら、全体として負の屈折力を有する第2レンズ群が、負の屈折力を有する負レンズを2枚と正の屈折力を有する正レンズを1枚有しており、負レンズのパワーが強くなりすぎて偏心感度が増大する為,組付調整に手間がかかる。
特許文献4に記載されたズームレンズは、特許文献1〜3と同様に、手ブレ補正のため、第3レンズ群内の一部のレンズを光軸直交方向に移動させており、これにより移動させるためのアクチュエータ機構の小型化を図っている。しかしながら、広角端での焦点距離が35mm版換算長で93mm程度に設定されており、かかるズームレンズは近年の広角化に対応できておらず、また変倍比が小さく高変倍化への対応ができていない。
特許文献5に記載されたズームレンズに関しては、手ブレ補正を第3レンズ群で行っており、手ブレ補正後の性能が良好となっている。しかしながら、第3レンズ群全体を移動させることにより、手ブレ補正の為に移動させるレンズの重量が増大し、アクチュエータ機構の大型化を招くこととなって好ましくない。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、高変倍でコンパクト化がなされ、諸収差が良好に補正された手ブレ補正機能を有するズームレンズを提供することを目的としたものである。
請求項1に記載のズームレンズは、物体側より像側へ順に、
正の屈折力を有する第1レンズ群と、
負の屈折力を有する第2レンズ群と、
正の屈折力を有する第3レンズ群と、
負の屈折力を有する第4レンズ群と、
正の屈折力を有する第5レンズ群とから構成され、
少なくとも第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群,及び第4レンズ群を光軸方向に移動させることにより変倍を行い、
前記第2レンズ群は少なくとも3枚の負レンズを有し、
前記第3レンズ群は、絞りと少なくとも2組の接合レンズを有し、
前記接合レンズのうち1組の接合レンズが、前記第3レンズ群において最も像面側に位置しており、
前記第3レンズ群のうち最も像面側に位置する接合レンズを含む一部のレンズを手ブレ補正レンズ群として、光軸と直交する方向に移動させることにより像ブレを補正することを特徴とする。
本発明のズームレンズ全系は、物体側より像側へ順に、正の屈折力を有する前記第1レンズ群と、負の屈折力を有する前記第2レンズ群と、正の屈折力を有する前記第3レンズ群と、負の屈折力を有する前記第4レンズ群と、正の屈折力を有する前記第5レンズ群とから構成される。このような構成にすることによって、負レンズ群が二つになってズームレンズ系全体における屈折力の構成が対称形となり、歪曲収差やコマ収差、倍率色収差といった対称形によって補正される諸収差を効果的に補正することが可能となる。また、各レンズ群の空気間隔を変化させるように、少なくとも第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群,及び第4レンズ群を光軸方向に独立して移動させ変倍及び変倍に伴う焦点位置変化補正を行うことにより、収差補正の自由度が増え、良好な光学性能を維持しながら、全長及び前玉径をコンパクト化しつつも高変倍を確保することが可能となる。
また、高変倍なズームレンズにおいて更なる小型化を実現しようとすると、変倍機能を担う第2レンズ群のパワーを強くする必要がある。従来、第2レンズ群は2枚の負レンズを用いることが多かったが、2枚の負レンズでは各レンズのパワーが強くなってしまい収差補正が難しくなってしまう。そのため、本発明では前記第2レンズ群に3枚以上の負レンズを用いることにより、2枚の負レンズを用いる場合に比して、より良好な収差補正を行うことができるようになる。また、2枚の負レンズでは、各レンズのパワーが強くなることにより、鏡胴への組み込み時の偏心誤差による収差変動が大きくなり、量産性を確保することが難しくなってしまうという課題もあるが、本発明では前記第2レンズ群に3枚以上の負レンズを用いることにより、2枚の負レンズを用いる場合に比して、各レンズのパワーを緩めることができるため、鏡胴への組み込み時の偏心誤差に対する収差変動を小さくし、量産性を確保することが可能となる。
また、前記第3レンズ群内に少なくとも2組の接合レンズを有することにより、前記第3レンズ群内の色収差を良好に補正することが可能となるため、良好な光学性能を確保することができる。更に、レンズを接合しない場合に比べ、偏心誤差により変位してしまうレンズ要素を少なくできるので、鏡胴への組み込み時の収差変動を抑えやすくなり量産性を向上させることが可能となる。
更に、前記第3レンズ群が絞りを有することにより、射出瞳位置を撮像素子から遠ざけることができるので、撮像素子がCCDやCMOSの場合に必要となることが多いテレセントリック性を確保しやすくなり、さらに入射瞳位置をより物体側に位置させることができるから、前玉径と後玉径の小型化を実現することができる。
本発明においては、前記絞りを有しズームレンズ全系の中央に配置されて有効径が小さく抑えられた前記第3レンズ群のうち最も像面側に位置する接合レンズを含む一部のレンズを手ブレ補正レンズ群として、光軸と直交方向に移動することにより像ブレを補正している。これにより、小型軽量な手ブレ補正レンズ群を光軸直交方向に駆動させるアクチュエータ機構の小型化・省エネ化を実現できる。又、前記接合レンズ内で収差補正が良好に行われているので、手ブレ補正後の良好な光学性能を確保することができる。加えて、前記最も像面側に近い接合レンズを含む一部のレンズを手ブレ補正レンズ群として光軸直交方向に駆動しているので、前記手ブレ補正レンズ群を移動させた際の像移動量を抑えられるため、手ブレ補正制御しやすいというメリットもある。更に、前記第3レンズ群に2組の前記接合レンズを設けることで、偏心誤差により移動してしまうレンズ要素を少なくすることができるため、ズームレンズの組付時における調整の手間が少なくなり、量産性を向上できる。
請求項2に記載のズームレンズは、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
1.7<(1−βf)・βr<2.2 (1)
但し、
βf:前記手ブレ補正レンズ群の望遠端における横倍率
βr:前記手ブレ補正レンズ群より像側に配置されたすべてのレンズによって構成されるレンズ群の望遠端における横倍率
条件式(1)は、前記手ブレ補正レンズ群の望遠端における横倍率と、前記手ブレ補正レンズ群より像側に配置されたすべてのレンズによって構成されるレンズ群の望遠端における横倍率の関係を規定する式である。この式は、手ブレ補正レンズ群の移動量に対する、像移動量の比率を表している。条件式(1)の値が上限を下回ると、前記手ブレ補正レンズ群を移動させた際の像移動量が大きくなりすぎないため、適切に手ブレ補正を行うための制御が容易になる。一方、条件式(1)の値が下限を上回ると、前記手ブレ補正レンズ群を移動させた際の像移動量が小さくなりすぎず、手ブレ補正のために前記手ブレ補正レンズ群の移動量を増やす必要がなくなり、鏡胴の小型化が図れる。つまり、条件式(1)を満たすことにより、前記手ブレ補正レンズ群の移動量を適切に設定することができ、アクチュエータ機構や鏡胴の小型化が可能となる。
請求項3に記載のズームレンズは、請求項1又は2に記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
1.4<f3te/f3<2.0 (2)
但し、
f3te:前記手ブレ補正レンズ群の合成焦点距離(mm)
f3:前記第3レンズ群の合成焦点距離(mm)
条件式(2)は、前記手ブレ補正レンズ群の焦点距離と、前記第3レンズ群全体の焦点距離の比を規定した式である。条件式(2)の値が上限を下回ることで、前記手ブレ補正レンズ群の焦点距離を長くしすぎることがないので、前記手ブレ補正レンズ群の移動量を増やす必要がなくなるため、レンズ移動による鏡胴の大型化を防ぐことができる。一方、条件式(2)の値が下限を上回ることで、前記手ブレ補正レンズ群の焦点距離を短くしすぎることがなくなるので、前記手ブレ補正レンズ群自体の収差補正を行うことができ、手ブレ補正時の良好な光学性能を確保することが可能となる。つまり、条件式(2)を満たすことで、手ブレ補正後の良好な光学性能を確保するとともに、手ブレ補正時のレンズ移動量を小さくすることができるので、アクチュエータ機構の小型化ができ鏡胴を小型化することができる。
請求項4に記載のズームレンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記手ブレ補正レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、負の屈折力を有するレンズとを接合した接合レンズを少なくとも一組有することを特徴とする。
前記手ブレ補正レンズ群は、手ブレ補正後の良好な光学性能を確保するために、前記手ブレ補正レンズ群自体の収差補正がなされている必要がある。そこで、前記手ブレ補正レンズ群に、少なくとも一組の正の屈折力を有する正レンズと、負の屈折力を有する負レンズとを接合した接合レンズを含むことにより、色収差や諸収差の発生を低減させることができ、手ブレ補正後の良好な光学性能を確保することが可能となる。
請求項5に記載のズームレンズは、請求項4に記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
νd3tep−νd3ten>25 (3)
但し、
νd3tep:前記手ブレ補正レンズ群のうち正の屈折力を有するレンズのアッベ数
νd3ten:前記手ブレ補正レンズ群のうち負の屈折力を有するレンズのアッベ数
条件式(3)は、前記手ブレ補正レンズ群に含まれる少なくとも一組の接合レンズのレンズ要素のアッベ数の差を規定した式である。条件式(3)の値が下限を上回ると、前記手ブレ補正レンズ群の適切な色収差補正が容易となり、手ブレ補正後の良好な光学性能を確保することができる。具体的には、条件式(3)の値が下限を上回ることで、d線に対しg線がアンダーになりすぎない軸上色収差となり、d線に対しg線がより低い像高になるような倍率色収差が発生することを抑制できる。つまり、条件式(3)を満たすことにより、前記手ブレ補正レンズ群で発生する色収差を良好に補正することが可能となる。
請求項6に記載のズームレンズは、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
1.7<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<2.2 (4)
但し、
β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
β3t:前記第3レンズ群の望遠端における横倍率
β3w:前記第3レンズ群の広角端における横倍率
条件式(4)は、前記第2レンズ群の望遠端と広角端の横倍率の比と、前記第3レンズ群の望遠端と広角端の横倍率の比を規定した式である。条件式(4)の値が上限を下回って小さくなることで、前記第2レンズ群の望遠端から広角端までの横倍率の比を大きくなり過ぎないようにできるので、前記第2レンズ群の変倍を大きくしすぎることがない。このため、前記第2レンズ群のパワーが強くなることによるコマ収差や非点収差、像面湾曲等の発生を抑えることができ、または、前記第2レンズ群の移動量が大きくなることによる光学系の大型化を防ぐことが可能となる。一方、条件式(4)値が下限を上回ることで、前記第3レンズ群の望遠端から広角端までの横倍率の比を大きくなりすぎないようにできるので、前記第3レンズ群の変倍を大きくしすぎることがない。このため、前記第3レンズ群のパワーが強くなることによる、球面収差やコマ収差の発生を抑えることができ、または、前記第3レンズ群の移動量が大きくなることによる光学系の大型化を防ぐことが可能となる。つまり、条件式(4)を満たすことにより、光学系の小型化と良好な光学性能を確保することが可能となる。
請求項7に記載のズームレンズは、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
−0.4<f2/(fw×ft)1/2<−0.1 (5)
但し、
f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
ft:前記ズームレンズの望遠端における焦点距離(mm)
条件式(5)は、前記第2レンズ群の焦点距離と、前記ズームレンズの広角端と望遠端の焦点距離の平方根の比を規定したものである。条件式(5)の値が上限を下回ることで、前記第2レンズ群のパワーを弱くしすぎることがなくなるので、変倍に必要な移動量を大きくする必要がなく光学系の小型化が可能になる。一方、条件式(5)の値が下限を上回ることで、前記第2レンズ群のパワーが強くなりすぎることがないので、前記第2レンズ群の広角端で発生する非点収差、像面湾曲等の軸外収差の発生を防ぐことができ、良好な光学性能を確保することが可能となる。また、前記第2レンズ群を鏡胴へ組み込む際に、レンズ群としての偏心誤差に対する収差変動が大きくなりすぎず、良好な量産性を確保することが可能となる。つまり、条件式(5)を満たすことで、光学系の小型化と良好な光学性能、量産性の確保が可能となる。
請求項8に記載のズームレンズは、請求項1〜7のいずれかに記載の発明において、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
2<f1/(fw×ft)1/2<3 (6)
但し、
f1:前記第1レンズ群の合成焦点距離(mm)
fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
ft:前記ズームレンズの望遠端における焦点距離(mm)
条件式(6)は、前記第1レンズ群の焦点距離と、前記ズームレンズの広角端と望遠端の焦点距離の平方根の比を規定したものである。条件式(6)の値が上限を下回ることで、前記第1レンズ群のパワーを弱くしすぎることがなくなるので、変倍に必要な移動量を大きくする必要がなく望遠端での全長を短くすることができ、小型化が可能になる。一方、条件式(6)の値が下限を上回ることで、前記第1レンズ群のパワーを強めすぎなくてすむため、主に広角端の軸外光束で発生する像面湾曲や歪曲、望遠端で発生する球面収差、軸上色収差を抑えることができ、良好な光学性能を確保することが可能となる。また、前記第1レンズ群を鏡胴へ組み込む際に、レンズ群としての偏心誤差に対する収差変動が大きくなりすぎず、量産性が良好となる。つまり、条件式(6)を満たすことで、光学性能の小型化と良好な光学性能、量産性の確保が可能となる。
請求項9に記載のズームレンズは、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズ、負の屈折力を有する第2−2レンズ、正の屈折力を有する第2−3レンズ、負の屈折力を有する第2−4レンズから構成されることを特徴とする。
前記第2レンズ群は、物体側から負レンズ(負の屈折力を有するレンズ)、負レンズ、正レンズ(正の屈折力を有するレンズ)、負レンズにより構成されると好ましい。第2レンズ群を負レンズ、負レンズ、正レンズから構成した従来例では、高倍率になると第2レンズ群での変倍機能が大きくなり、パワーが強くなるため、前記第2レンズ群内での収差補正が難しくなったり、偏心誤差に対する収差変動が大きくなってしまう恐れがある。これに対し本発明によれば、前記第2レンズ群内の負レンズを3枚にすることにより、負の屈折力を有する前記第2レンズ群の各負レンズのパワーを弱めることができるので、各レンズで発生する収差を小さくすることができ、前記第2レンズ群で発生する諸収差をより小さくすることが可能となる。さらに、各レンズを鏡胴へ組み込む際の、レンズ単品としての偏心誤差に対する収差変動を抑えることができ、量産性が良好となる。つまり、前記第2レンズ群を物体側から負レンズ、負レンズ、正レンズ、負レンズで構成することにより、少ないレンズ枚数で像面湾曲や、歪曲収差、倍率色収差を良好に補正することができ、量産性の確保が可能となる。
請求項10に記載のズームレンズは、請求項1〜9のいずれかに記載の発明において、前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、正の屈折力を有する第1−3レンズから構成され、前記第1−1レンズと前記第1−2レンズは互いに接合されて接合レンズを構成することを特徴とする。
前記第1レンズ群を、物体側から負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、正の屈折力を有する第1−3レンズから構成することにより、主に望遠端での球面収差や軸上色収差、広角端での像面湾曲や歪曲を良好に補正することが可能となる。さらに、負の屈折力を有する前記第1−1レンズと、正の屈折力を有する前記第1−2レンズを接合して接合レンズを形成することで、より色収差補正を効果的に行うことができる。また、鏡胴へ組み込む際のレンズ群としての偏心誤差に対する収差変動を抑えることができ、量産性が良好となる。
請求項11に記載のズームレンズは、請求項10に記載の発明において、前記第1レンズ群の接合レンズは、以下の条件式を満たすことを特徴とする。
νd1p−νd1n>40 (7)
但し、
νd1p:前記第1レンズ群に含まれる接合レンズの第1−2レンズのアッベ数
νd1n:前記第1レンズ群に含まれる接合レンズの第1−1レンズのアッベ数
条件式(7)は、前記第1レンズ群に含まれる接合レンズの負レンズと正レンズのアッベ数の差を規定した式である。望遠端では前記第1レンズ群に光線高さの高い光線が入射してくるため、前記第1レンズ群が望遠端の性能に与える影響が大きい。条件式(7)の値が下限を上回ると、前記第1レンズ群内の適切な色収差補正が容易となり、特に望遠端での良好な光学性能を確保することが可能となる。具体的には、条件式(7)の値が下限を上回ることで、d線に対しg線がアンダーになりすぎない軸上色収差となり、d線に対しg線がより高い像高になるような倍率色収差が発生しにくくなる。つまり、条件式(7)の値が下限を上回ることで、第1レンズ群内の軸上色収差を小さくすることができ、望遠端での良好な光学性能を確保することが可能となる。
請求項12に記載のズームレンズは、請求項1〜11のいずれかに記載の発明において、前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群のうち、少なくとも2つのレンズ群の各群における少なくとも一つのレンズは、下記の条件を満たすことを特徴とする。
nd>1.9 (8)
但し、
nd:各群に含まれるレンズのd線に対する屈折率
前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群の各群における少なくとも一つのレンズが、条件式(8)を満たすことにより、各レンズ群のパワーを強くしやすくなり、各群の移動量を小さくすることができるので、ズームレンズ全体を小型化することが可能となる。また、条件式(8)を満たすレンズを使用することにより、レンズの曲率半径を緩くすることが可能となるので、諸収差の発生を抑制し良好な光学性能を確保することが可能となる。または、曲率半径が緩くなることにより、レンズ単品を鏡胴へ組み込む際の偏心誤差に対する収差変動を抑えることが可能となるので、量産性を向上させることができる。つまり、条件式(8)を満たすレンズを使用することにより、ズームレンズの小型化と良好な光学性能を確保するとともに、量産性を向上させることが可能となる。
請求項13に記載のズームレンズは、請求項1〜12のいずれかに記載の発明において、前記第3レンズ群は、少なくとも4枚の正の屈折力を有するレンズと、2枚の負の屈折力を有するレンズを有することを特徴とする。
前記第3レンズ群は、球面収差やコマ収差への寄与が大きく、これらを良好に補正する為に、従来では正負正のトリプレット構成や、正の単レンズと正レンズ及び負レンズを接合した接合レンズとを組み合わせるなどした、3枚のレンズを用いることが多かった。しかしながら、高い変倍比を持つズームレンズになると、レンズ3枚では収差の補正力が足りずに、コマ収差等の軸外収差が多く発生してしまう恐れがある。これらの収差を良好に補正するために、本発明では正の屈折力を有するレンズを4枚、負の屈折力を有するレンズを2枚有する構成としている。また、前記第3レンズ群内は光束が集まっているため、偏心誤差に対する収差変動が大きくなりやすい。このため、レンズ枚数を増やすことで各レンズのパワーを緩くし、レンズ単品を鏡胴へ組み込む際の偏心誤差に対する収差変動を抑えることが可能となる。このような構成にすることによって、光学性能の確保と量産性を向上させることが可能となる。
請求項14に記載のズームレンズは、請求項1〜13のいずれかに記載の発明において、前記第3レンズ群は、最も物体側に前記絞りを配置したことを特徴とする。
前記第3レンズ群に前記絞りを設けた場合において、前記手ブレ補正レンズ群を駆動するためのアクチュエータ機構を、前記絞りのシャッター機構の近くに配置してしまうと磁場の影響で手ブレ補正のためのアクチュエータ機構に悪影響を与え、前記手ブレ補正レンズ群の位置精度が悪化してしまう恐れがある。これに対し、前記第3レンズ群の最も物体側に前記絞りを配置すれば、前記手ブレ補正レンズ群を光軸直交方向に駆動するアクチュエータ機構に対して、前記絞りのシャッター機構を離間させることができるので、手ブレ補正のためのアクチュエータ機構への磁場の影響を小さくすることができ、前記手ブレ補正レンズ群の位置精度の悪化を防ぐこと可能となる。また、手ブレ補正後の良好な光学性能の確保を図ることができる。尚、前記絞りは、前記第3レンズ群の最も物体側に限らず、前記手ブレ補正レンズ群に対して物体側に隣接したレンズより更に物体側に配置されていれば足りる。
請求項15に記載のズームレンズは、請求項1〜14のいずれかに記載の発明において、前記第4レンズ群は、単レンズから構成されることを特徴とする。
前記第4レンズ群は、前記第5レンズ群に次いで像面に近いため、ここを通る光束が細くなり、球面収差やコマ収差の発生量を比較的小さく抑えることができる。したがって、前記第4レンズ群を単レンズで構成することが、低コスト化や光学系の小型化を達成する上で望ましい。
請求項16に記載のズームレンズは、請求項1〜15のいずれかに記載の発明において、前記第5レンズ群は正の屈折力を有するプラスチック製の単レンズから構成されており、少なくとも一つの非球面を有し、変倍、合焦の際に移動しないことを特徴とする。
前記第5レンズ群は最も像面に近いため、ここを通る光束が細くなり、球面収差やコマ収差の発生量を比較的小さく抑えることができる。したがって、前記第5レンズ群を単レンズで構成することが、低コスト化や光学系の小型化を達成する上で望ましい。また、前記第5レンズ群は撮像素子に最も近いレンズ群であり、前記第5レンズ群のゴミが画像に写りこみやすくなる。そこで、本発明では、前記第5レンズ群を光軸方向に移動させないことで、最終レンズと撮像素子との間の空間を封止することができるようになり、鏡胴内へのごみの混入を防ぐことが可能となる。
請求項17に記載のズームレンズは、請求項1〜16のいずれかに記載の発明において、実質的に屈折力を有しないレンズを有することを特徴とする。
本発明によれば、デジタルスチルカメラやビデオカメラ等に好適な、高変倍でコンパクト化がなされ、諸収差が良好に補正された手ブレ補正機能を有するズームレンズを提供することができる。
実施例1のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 実施例1の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例1の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例1の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例2のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 実施例2の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例2の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例2の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例3のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 実施例3の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例3の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例3の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例4のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 実施例4の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例4の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例4の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例5のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。 実施例5の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例5の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。 実施例5の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。
以下に、本発明のズームレンズの実施例を示す。各実施例に使用する記号は以下の通りである。
Fno:Fナンバー
R:レンズ面の曲率半径
D:レンズ面の間隔
Nd:レンズ材料のd線での屈折率
νd:レンズ材料のアッベ数
f:焦点距離
fB:バックフォーカス
Y:固体撮像素子の撮像面片側対角最大像高
ENTP :入射瞳位置(第1面から入射瞳位置までの距離)
EXTP :射出瞳位置(撮像面から射出瞳位置までの距離)
H1 :前側主点位置(第1面から前側主点位置までの距離)
H2 :後側主点位置(最終面から後側主点位置までの距離)
また面番号中の*は非球面を表し、かか非球面の形状は、面の頂点を原点とし光軸方向をX軸、それに直交する方向をY軸及びZ軸とした直交座標系において、光軸直交方向の高さをh、頂点曲率をC、円錐定数をK、非球面係数をA4、A6、A8、A10、A12として以下の数式で表す。尚、これ以降(表のレンズデータ含む)において、10のべき乗数(例えば 2.5×10-03)を、E(例えば 2.5×E−03)を用いて表すものとする。又、以下の実施例のコンストラクションデータを記載した表内に記載したF値、バックフォーカスはすべて、無限の物体距離の時の値である。また、バックフォーカスとは、カバーガラスの最終面から結像位置までの距離である。特に示さない限り、距離の単位はmmとする。
(実施例1)
実施例1のレンズデータを表1に示す。図1は、実施例1のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL1(第1−1レンズ)、正の屈折力を有するレンズL2(第1−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL3(第1−3レンズ)から構成され、レンズL1とレンズL2は互いに接合されて接合レンズL1/2を構成している。第2レンズ群G2は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL4(第2−1レンズ)、負の屈折力を有するレンズL5(第2−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL6(第2−3レンズ)、負の屈折力を有するレンズL7(第2−4レンズ)から構成され、レンズL5とレンズL6は互いに接合されて接合レンズL5/6を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りS、正の屈折力を有するレンズL8、正の屈折力を有するレンズL9、負の屈折力を有するレンズL10,正の屈折力を有するレンズL11、正の屈折力を有するレンズL12、負の屈折力を有するレンズL13から構成され、レンズL9とレンズL10は互いに接合されて接合レンズL9/10を構成しており、レンズL12とレンズL13は互いに接合されて、第3レンズ群G3において最も像面側に位置する接合レンズL12/13を構成している。第4レンズ群G4は、負レンズL14を有する。第5レンズ群G5は、正レンズL15を有する。FはIRカットフィルタであり、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は独立して物体側に移動し、第2レンズ群G2も独立して物体側に移動し、第3レンズ群G3も独立して物体側に移動し、第4レンズ群G4も独立して物体側に移動し、第5レンズ群G5は光軸方向位置が固定される。フォーカシング時は、第4レンズ群G4のみが独立して光軸方向に変位する。本実施例では、第3レンズ群G3のうち最も物体側に配置された絞りSは、不図示のシャッター機構により開口径が調整されるようになっており、接合レンズL12/13が、手ブレ補正レンズ群として不図示のアクチュエータ機構により光軸直交方向に移動させられるようになっている。但し、接合レンズL12/13と共にレンズL11を光軸直交方向に移動しても良いし、接合レンズL12/13と共にレンズL11及び接合レンズL9/10を光軸直交方向に移動しても良い。
図2は、実施例1の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図3は、実施例1の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図4は、実施例1の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。ここで、球面収差図において、実線はg線、d線に対する球面収差量をそれぞれ表しており、非点収差図において、実線Sはサジタル面、点線Mはメリディオナル面をそれぞれ表す(以下、同じ)。
[表1]
実施例1
f(全系の焦点距離)=9.00(広角端)-28.50(中間)-90.00(望遠端)
Fno=2.88(広角端)-4.61(中間)-5.65(望遠端)
ズーム比=10.0

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 77.197 1.50 1.903700 31.32 20.47
2 49.701 0.01 1.514000 42.83 19.04
3 49.701 5.03 1.497000 81.61 19.04
4 -6412.245 0.20 18.30
5 45.317 3.73 1.497000 81.61 16.95
6 208.794 d1 16.72
7 78.793 0.80 1.804200 46.5 11.66
8 10.721 6.29 8.59
9 -32.238 0.50 1.620409 60.34 8.25
10 17.844 0.01 1.514000 42.83 7.88
11 17.844 3.48 1.921189 23.96 7.88
12 -133.816 2.43 7.65
13* -19.636 0.80 1.820798 42.71 7.14
14* -38.885 d2 7.15
15(絞り) 無限 2.00 5.30
16* 16.651 5.69 1.693500 53.2 5.90
17* -100.000 0.20 5.75
18 22.912 3.10 1.497000 81.61 5.67
19 -84.341 0.01 1.514000 42.83 5.37
20 -84.341 0.75 1.910823 35.2 5.37
21 14.457 2.29 5.20
22 22.711 3.31 1.487490 70.4 5.74
23 -28.311 0.70 5.90
24* 23.822 3.50 1.553319 71.68 6.12
25 -20.287 0.01 1.514000 42.83 5.94
26 -20.287 0.50 1.834805 42.72 5.93
27 -40.063 d3 5.90
28* 259.408 2.00 1.622625 58.16 5.81
29* 11.730 d4 5.60
30* 84.340 6.30 1.530500 55.72 10.45
31* -19.708 6.34 10.52
32 無限 0.47 1.540000 66.93 8.88
33 無限 1.99 8.83
34 無限 0.70 1.523100 54.49 8.46
35 無限 1.20 8.37
36 無限 0.00 8.16

手振れ補正レンズ:24面〜27面
第1レンズ群:1面〜6面
第2レンズ群:7面〜14面
第3レンズ群:15面〜27面
第4レンズ群:28面〜29面
第5レンズ群:30面〜31面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角端 9.00 2.88 84.43 14.69 0.50 27.14 1.50 5.99 1.20
中間 28.50 4.61 31.05 16.29 11.98 7.90 5.16 24.92 1.20
望遠端 90.00 5.65 10.14 16.29 43.94 4.21 4.06 39.55 1.19

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角端 21.95 -89.57 30.06 -9.00
中間 39.28 108.58 75.35 -28.51
望遠端 186.22 58.29 418.06 -90.01

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 82.25
2 7 -11.06
3 15 17.23
4 28 -19.79
5 30 30.76

非球面係数
第13面 K= 0 第24面 K= 0
A4= 0.1709E-04 A4= -0.8492E-05
A6= 0.7958E-07 A6= 0.1188E-06
A8= -0.1077E-07 A8= 0.8555E-09
A10= 0.3838E-10 A10= -0.3656E-10
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第14面 K= 0 第28面 K= 0
A4= -0.1832E-05 A4= -0.6004E-04
A6= -0.4615E-08 A6= 0.1004E-05
A8= -0.7778E-08 A8= -0.5720E-07
A10= 0.2454E-10 A10= 0.2233E-08
A12= 0.0000E+00 A12= -0.2645E-10

第16面 K= 0 第29面 K= 0
A4= -0.1578E-04 A4= -0.9037E-04
A6= 0.2031E-06 A6= 0.8694E-06
A8= -0.3057E-08 A8= -0.5085E-07
A10= 0.3953E-10 A10= 0.2080E-08
A12= -0.1296E-12 A12= -0.2550E-10

第17面 K= 0 第30面 K= 0
A4= 0.2608E-04 A4= -0.1738E-04
A6= 0.2875E-06 A6= 0.9681E-07
A8= -0.4417E-08 A8= 0.1595E-08
A10= 0.4465E-10 A10= -0.6927E-11
A12= 0.0000E+00 A12= 0.1626E-14

第31面 K= 0
A4= 0.2118E-04
A6= 0.4485E-07
A8= 0.1899E-08
A10= -0.7186E-11
A12= 0.0000E+00
(実施例2)
実施例2のレンズデータを表2に示す。図5は、実施例2のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL1(第1−1レンズ)、正の屈折力を有するレンズL2(第1−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL3(第1−3レンズ)から構成され、レンズL1とレンズL2は互いに接合されて接合レンズL1/2を構成している。第2レンズ群G2は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL4(第2−1レンズ)、負の屈折力を有するレンズL5(第2−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL6(第2−3レンズ)、負の屈折力を有するレンズL7(第2−4レンズ)から構成され、レンズL5とレンズL6は互いに接合されて接合レンズL5/6を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りS、正の屈折力を有するレンズL8、正の屈折力を有するレンズL9、負の屈折力を有するレンズL10,正の屈折力を有するレンズL11、正の屈折力を有するレンズL12、負の屈折力を有するレンズL13から構成され、レンズL9とレンズL10は互いに接合されて接合レンズL9/10を構成しており、レンズL12とレンズL13は互いに接合されて、第3レンズ群G3において最も像面側に位置する接合レンズL12/13を構成している。第4レンズ群G4は、負レンズL14を有する。第5レンズ群G5は、正レンズL15を有する。FはIRカットフィルタであり、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は独立して物体側に移動し、第2レンズ群G2は独立して中間ではより像側に位置するように移動し、次いで広角端ではより物体側に位置するように移動し、第3レンズ群G3は独立して物体側に移動し、第4レンズ群G4も独立して物体側に移動し、第5レンズ群G5は光軸方向位置が固定される。フォーカシング時は、第4レンズ群G4のみが独立して光軸方向に変位する。本実施例では、第3レンズ群G3のうち最も物体側に配置された絞りSは、不図示のシャッター機構により開口径が調整されるようになっており、接合レンズL12/13が、手ブレ補正レンズ群として不図示のアクチュエータ機構により光軸直交方向に移動させられるようになっている。但し、接合レンズL12/13と共にレンズL11を光軸直交方向に移動しても良いし、接合レンズL12/13と共にレンズL11及び接合レンズL9/10を光軸直交方向に移動しても良い。
図6は、実施例2の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図7は、実施例2の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図8は、実施例2の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。
[表2]
実施例2
f(全系の焦点距離)=9.00(広角端)-45.51(中間)-179.98(望遠端)
Fno=2.88(広角端)-4.55(中間)-5.77(望遠端)
ズーム比=20.0

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 86.159 1.70 1.903700 31.32 20.69
2 53.598 0.01 1.514000 42.83 19.20
3 53.598 5.13 1.497000 81.61 19.19
4 -490.493 0.20 18.46
5 52.624 3.37 1.497000 81.61 16.85
6 259.464 d1 16.67
7 103.156 0.80 1.804200 46.5 11.86
8 12.616 5.69 9.10
9 -38.793 0.50 1.804200 46.5 8.72
10 16.103 0.01 1.514000 42.83 8.26
11 16.103 4.88 1.846630 23.78 8.26
12 -43.610 1.78 8.02
13* -21.768 0.80 1.820798 42.71 7.55
14* -73.751 d2 7.53
15(絞り) 無限 2.00 6.56
16* 17.889 5.94 1.693500 53.2 7.44
17* -65.185 0.30 7.28
18 21.100 3.17 1.497000 81.61 7.02
19 -86.127 0.01 1.514000 42.83 6.67
20 -86.127 2.60 1.910823 35.2 6.67
21 14.160 2.02 6.07
22 24.930 2.31 1.487490 70.4 6.32
23 -350.000 0.70 6.35
24* 33.428 3.79 1.553319 71.68 6.48
25 -15.910 0.01 1.514000 42.83 6.38
26 -15.910 0.50 1.804200 46.5 6.38
27 -30.000 d3 6.40
28* 500.000 1.65 1.618806 63.86 6.24
29* 14.053 d4 6.05
30* 45.752 6.30 1.530500 55.72 10.46
31* -23.676 8.61 10.51
32 無限 0.47 1.540000 66.93 8.79
33 無限 1.99 8.74
34 無限 0.70 1.523100 54.49 8.43
35 無限 1.20 8.35
36 無限 0.00 8.18

手振れ補正レンズ:24面〜27面
第1レンズ群:1面〜6面
第2レンズ群:7面〜14面
第3レンズ群:15面〜27面
第4レンズ群:28面〜29面
第5レンズ群:30面〜31面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角端 9.00 2.88 84.44 14.69 0.50 37.40 1.90 8.06 1.21
中間 45.51 4.55 19.50 16.29 30.99 10.47 14.55 18.03 1.18
望遠端 179.98 5.77 5.08 16.29 56.86 1.11 19.39 23.30 1.19

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角端 22.48 -110.43 30.75 -8.99
中間 94.10 201.36 149.95 -45.53
望遠端 319.54 101.98 820.93 -179.99

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 87.74
2 7 -10.83
3 15 20.59
4 28 -23.40
5 30 30.37

非球面係数
第13面 K= 0 第24面 K= 0
A4= -0.1356E-04 A4= -0.3341E-05
A6= 0.1283E-07 A6= -0.3442E-08
A8= -0.3974E-08 A8= 0.9131E-09
A10= 0.3005E-10 A10= -0.5192E-11
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第14面 K= 0 第28面 K= 0
A4= -0.2812E-04 A4= 0.1294E-04
A6= 0.8961E-07 A6= 0.2912E-05
A8= -0.4900E-08 A8= -0.1710E-06
A10= 0.4122E-10 A10= 0.3760E-08
A12= 0.0000E+00 A12= -0.3085E-10

第16面 K= 0 第29面 K= 0
A4= -0.2064E-04 A4= 0.8592E-05
A6= 0.2229E-06 A6= 0.5168E-05
A8= -0.5093E-08 A8= -0.2764E-06
A10= 0.4806E-10 A10= 0.6016E-08
A12= -0.9602E-13 A12= -0.5002E-10

第17面 K= 0 第30面 K= 0
A4= 0.9061E-05 A4= -0.1348E-04
A6= 0.1953E-06 A6= 0.1806E-06
A8= -0.4286E-08 A8= 0.7626E-09
A10= 0.3779E-10 A10= -0.6203E-11
A12= 0.0000E+00 A12= 0.1336E-13

第31面 K= 0
A4= -0.1817E-05
A6= 0.1415E-06
A8= 0.9243E-09
A10= -0.3611E-11
A12= 0.0000E+00
(実施例3)
実施例3のレンズデータを表3に示す。図9は、実施例3のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL1(第1−1レンズ)、正の屈折力を有するレンズL2(第1−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL3(第1−3レンズ)から構成され、レンズL1とレンズL2は互いに接合されて接合レンズL1/2を構成している。第2レンズ群G2は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL4(第2−1レンズ)、負の屈折力を有するレンズL5(第2−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL6(第2−3レンズ)、負の屈折力を有するレンズL7(第2−4レンズ)から構成され、レンズL5とレンズL6は互いに接合されて接合レンズL5/6を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りS、正の屈折力を有するレンズL8、正の屈折力を有するレンズL9、負の屈折力を有するレンズL10,正の屈折力を有するレンズL11、正の屈折力を有するレンズL12、負の屈折力を有するレンズL13から構成され、レンズL9とレンズL10は互いに接合されて接合レンズL9/10を構成しており、レンズL12とレンズL13は互いに接合されて、第3レンズ群G3において最も像面側に位置する接合レンズL12/13を構成している。第4レンズ群G4は、負レンズL14を有する。第5レンズ群G5は、正レンズL15を有する。FはIRカットフィルタであり、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は独立して物体側に移動し、第2レンズ群G2は独立して中間ではより像側に位置するように移動し、次いで広角端ではより物体側に位置するように移動し、第3レンズ群G3は独立して物体側に移動し、第4レンズ群G4も独立して物体側に移動し、第5レンズ群G5は光軸方向位置が固定される。フォーカシング時は、第4レンズ群G4のみが独立して光軸方向に変位する。本実施例では、第3レンズ群G3のうち最も物体側に配置された絞りSは、不図示のシャッター機構により開口径が調整されるようになっており、接合レンズL12/13が、手ブレ補正レンズ群として不図示のアクチュエータ機構により光軸直交方向に移動させられるようになっている。但し、接合レンズL12/13と共にレンズL11を光軸直交方向に移動しても良いし、接合レンズL12/13と共にレンズL11及び接合レンズL9/10を光軸直交方向に移動しても良い。
図10は、実施例3の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図11は、実施例3の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図12は、実施例3の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。
[表3]
実施例3
f(全系の焦点距離)=9.00(広角端)-45.00(中間)-206.93(望遠端)
Fno=2.88(広角端)-4.53(中間)-6.13(望遠端)
ズーム比=23.0

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 89.317 1.50 1.910823 35.2 20.69
2 52.577 0.01 1.514000 42.83 19.22
3 52.577 5.12 1.497000 81.61 19.22
4 -667.600 0.20 18.50
5 50.507 3.71 1.497000 81.61 17.50
6 268.714 d1 17.32
7 54.052 0.80 1.883000 40.81 11.23
8 12.455 5.70 8.81
9 -29.898 0.50 1.772500 49.62 8.36
10 16.669 0.01 1.514000 42.83 7.92
11 16.669 4.69 1.846630 23.78 7.92
12 -35.758 1.76 7.67
13* -19.252 0.80 1.820798 42.71 7.15
14* -86.432 d2 7.15
15(絞り) 無限 2.00 6.52
16* 17.090 5.94 1.622625 58.16 7.46
17* -66.270 0.42 7.31
18 21.611 4.00 1.497000 81.61 7.10
19 -89.448 0.01 1.514000 42.83 6.62
20 -89.448 2.52 1.910823 35.2 6.62
21 13.777 1.93 6.10
22 21.229 2.73 1.548140 45.82 6.46
23 -113.812 0.70 6.52
24* 29.641 3.41 1.553319 71.68 6.55
25 -19.926 0.01 1.514000 42.83 6.44
26 -19.926 0.50 1.910823 35.2 6.44
27 -33.509 d3 6.45
28* 378.179 0.95 1.622625 58.16 6.23
29* 13.790 d4 6.05
30* 52.502 6.30 1.530500 55.72 11.24
31* -25.503 10.54 11.34
32 無限 0.47 1.540000 66.93 8.90
33 無限 1.99 8.85
34 無限 0.70 1.523100 54.49 8.48
35 無限 1.20 8.39
36 無限 0.00 8.18

手振れ補正レンズ:24面〜27面
第1レンズ群:1面〜6面
第2レンズ群:7面〜14面
第3レンズ群:15面〜27面
第4レンズ群:28面〜29面
第5レンズ群:30面〜31面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角端 9.00 2.88 84.45 14.69 0.50 34.38 1.50 7.55 1.21
中間 45.00 4.53 19.71 16.29 33.94 9.94 13.20 18.01 1.19
望遠端 206.93 6.13 4.50 16.29 59.99 1.22 17.27 35.39 1.18

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角端 22.14 -91.49 30.27 -8.99
中間 103.40 509.16 152.38 -45.01
望遠端 351.58 73.65 1149.40 -206.95

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 90.60
2 7 -10.15
3 15 20.02
4 28 -23.01
5 30 33.29

非球面係数
第13面 K= 0 第24面 K= 0
A4= -0.1465E-04 A4= -0.5738E-05
A6= -0.1038E-06 A6= 0.1549E-07
A8= 0.0000E+00 A8= 0.0000E+00
A10= 0.0000E+00 A10= 0.0000E+00
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第14面 K= 0 第28面 K= 0
A4= -0.2757E-04 A4= -0.7473E-04
A6= -0.4440E-07 A6= 0.5157E-05
A8= 0.0000E+00 A8= -0.1947E-06
A10= 0.0000E+00 A10= 0.3336E-08
A12= 0.0000E+00 A12= -0.2159E-10

第16面 K= 0 第29面 K= 0
A4= -0.1371E-04 A4= -0.9048E-04
A6= 0.1930E-08 A6= 0.6618E-05
A8= 0.1036E-09 A8= -0.2748E-06
A10= 0.0000E+00 A10= 0.5102E-08
A12= 0.0000E+00 A12= -0.3614E-10

第17面 K= 0 第30面 K= 0
A4= 0.2005E-04 A4= -0.1395E-04
A6= 0.3078E-08 A6= 0.1872E-06
A8= 0.3225E-09 A8= -0.1610E-08
A10= 0.0000E+00 A10= 0.7872E-11
A12= 0.0000E+00 A12= -0.1622E-13

第31面 K= 0
A4= 0.2228E-05
A6= 0.4149E-07
A8= 0.5017E-10
A10= -0.3907E-12
A12= 0.0000E+00
(実施例4)
実施例4のレンズデータを表4に示す。図13は、実施例4のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL1(第1−1レンズ)、正の屈折力を有するレンズL2(第1−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL3(第1−3レンズ)から構成され、レンズL1とレンズL2は互いに接合されて接合レンズL1/2を構成している。第2レンズ群G2は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL4(第2−1レンズ)、負の屈折力を有するレンズL5(第2−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL6(第2−3レンズ)、負の屈折力を有するレンズL7(第2−4レンズ)から構成され、レンズL5とレンズL6は互いに接合されて接合レンズL5/6を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りS、正の屈折力を有するレンズL8、正の屈折力を有するレンズL9、負の屈折力を有するレンズL10,正の屈折力を有するレンズL11、正の屈折力を有するレンズL12、負の屈折力を有するレンズL13から構成され、レンズL9とレンズL10は互いに接合されて接合レンズL9/10を構成しており、レンズL12とレンズL13は互いに接合されて、第3レンズ群G3において最も像面側に位置する接合レンズL12/13を構成している。第4レンズ群G4は、負レンズL14を有する。第5レンズ群G5は、正レンズL15を有する。FはIRカットフィルタであり、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は独立して物体側に移動し、第2レンズ群G2は独立して中間ではより像側に位置するように移動し、次いで広角端ではより物体側に位置するように移動し、第3レンズ群G3は独立して物体側に移動し、第4レンズ群G4も独立して物体側に移動し、第5レンズ群G5は光軸方向位置が固定される。フォーカシング時は、第4レンズ群G4のみが独立して光軸方向に変位する。本実施例では、第3レンズ群G3のうち最も物体側に配置された絞りSは、不図示のシャッター機構により開口径が調整されるようになっており、接合レンズL12/13が、手ブレ補正レンズ群として不図示のアクチュエータ機構により光軸直交方向に移動させられるようになっている。但し、接合レンズL12/13と共にレンズL11を光軸直交方向に移動しても良いし、接合レンズL12/13と共にレンズL11及び接合レンズL9/10を光軸直交方向に移動しても良い。
図14は、実施例4の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図15は、実施例4の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図16は、実施例4の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。
[表4]
実施例4
f(全系の焦点距離)=9.00(広角端)-45.50(中間)-154.96(望遠端)
Fno=3.61(広角端)-5.38(中間)-5.76(望遠端)
ズーム比=17.2

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 66.560 1.70 1.903700 31.32 19.19
2 45.275 0.01 1.514000 42.83 18.45
3 45.275 5.11 1.497000 81.61 18.45
4 805.000 0.20 18.20
5 54.301 3.76 1.497000 81.61 17.80
6 334.851 d1 17.59
7 291.369 0.80 1.834805 42.72 11.03
8 9.642 5.80 8.05
9 -69.465 0.80 1.910823 35.2 7.97
10 20.240 0.01 1.514000 42.83 8.02
11 20.240 5.25 1.846630 23.78 8.02
12 -20.240 0.30 8.07
13* -22.982 0.80 1.820798 42.71 7.83
14* -125.808 d2 7.76
15(絞り) 無限 1.70 5.25
16* 14.452 3.26 1.693500 53.2 6.34
17* 無限 1.43 6.22
18 23.360 3.84 1.497000 81.61 5.83
19 -55.000 0.01 1.514000 42.83 5.26
20 -55.000 0.75 1.910823 35.2 5.26
21 12.367 1.45 4.99
22* 18.783 1.80 1.730766 40.5 5.16
23* 56.078 1.46 5.15
24* 28.241 3.46 1.553319 71.68 5.55
25 -13.732 0.01 1.514000 42.83 5.47
26 -13.732 0.50 1.834001 37.35 5.47
27 -25.213 d3 5.50
28* 127.441 1.49 1.530500 55.72 5.48
29* 14.050 d4 5.46
30* 21.359 5.00 1.530500 55.72 10.16
31* -84.356 4.29 9.99
32 無限 0.61 1.516798 64.2 8.93
33 無限 2.03 8.85
34 無限 0.50 1.516798 64.2 8.43
35 無限 1.00 8.36
36 無限 0.00 8.15

手振れ補正レンズ:24面〜27面
第1レンズ群:1面〜6面
第2レンズ群:7面〜14面
第3レンズ群:15面〜27面
第4レンズ群:28面〜29面
第5レンズ群:30面〜31面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角端 9.00 3.61 84.50 14.70 0.76 38.73 4.26 11.05 0.99
中間 45.50 5.38 19.71 16.29 30.34 8.09 19.17 16.34 1.05
望遠端 154.96 5.76 5.96 16.29 56.23 1.20 16.32 26.09 0.97

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角端 21.18 -118.64 29.51 -9.01
中間 87.94 863.13 135.84 -45.45
望遠端 315.56 124.82 664.41 -154.98

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 86.22
2 7 -11.90
3 15 21.72
4 28 -29.90
5 30 32.66

非球面係数
第13面 K= 0 第24面 K= 0
A4= -0.1586E-04 A4= -0.2176E-05
A6= 0.8327E-06 A6= 0.4014E-06
A8= -0.1031E-07 A8= -0.2492E-07
A10= 0.8468E-10 A10= 0.4220E-09
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第14面 K= 0 第28面 K= 0
A4= -0.5435E-04 A4= -0.2322E-03
A6= 0.6411E-06 A6= 0.1193E-04
A8= -0.9607E-08 A8= -0.2455E-06
A10= 0.4500E-10 A10= 0.1995E-08
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第16面 K= 0 第29面 K= 0
A4= -0.2087E-04 A4= -0.2650E-03
A6= 0.3366E-06 A6= 0.1279E-04
A8= -0.2720E-07 A8= -0.2431E-06
A10= 0.5381E-10 A10= 0.1878E-08
A12= -0.2690E-11 A12= 0.0000E+00

第17面 K= 0 第30面 K= 0
A4= -0.3281E-06 A4= -0.1370E-04
A6= 0.2155E-06 A6= -0.4209E-06
A8= -0.4144E-07 A8= 0.5947E-08
A10= 0.1002E-09 A10= -0.3022E-10
A12= 0.0000E+00 A12= 0.1452E-12

第22面 K= 0 第31面 K= 0
A4= 0.5721E-04 A4= -0.1636E-05
A6= 0.1388E-05 A6= -0.8679E-06
A8= -0.2194E-06 A8= 0.7412E-08
A10= 0.2093E-08 A10= -0.5169E-11
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第23面 K= 0
A4= 0.8075E-04
A6= 0.2412E-05
A8= -0.2404E-06
A10= 0.2612E-08
A12= 0.0000E+00
(実施例5)
実施例5のレンズデータを表5に示す。図17は、実施例5のズームレンズの広角端(a)、中間(b)、望遠端(c)におけるレンズ断面図である。本実施例では、物体側より順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第5レンズ群G5とからなる。
第1レンズ群G1は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL1(第1−1レンズ)、正の屈折力を有するレンズL2(第1−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL3(第1−3レンズ)から構成され、レンズL1とレンズL2は互いに接合されて接合レンズL1/2を構成している。第2レンズ群G2は、物体側より順に、負の屈折力を有するレンズL4(第2−1レンズ)、負の屈折力を有するレンズL5、負の屈折力を有するレンズL6(第2−2レンズ)、正の屈折力を有するレンズL7(第2−3レンズ)、負の屈折力を有するレンズL8(第2−4レンズ)から構成され、レンズL6とレンズL7は互いに接合されて接合レンズL6/7を構成している。
第3レンズ群G3は、物体側より順に、絞りS、正の屈折力を有するレンズL9、正の屈折力を有するレンズL10、負の屈折力を有するレンズL11,正の屈折力を有するレンズL12、負の屈折力を有するレンズL13、負の屈折力を有するレンズL14、正の屈折力を有するレンズL15から構成され、レンズL10とレンズL11は互いに接合されて接合レンズL10/11を構成しており、レンズL12とレンズL13は互いに接合されて接合レンズL12/13を構成しており、レンズL14とレンズL15は互いに接合されて第3レンズ群G3において最も像面側に位置する接合レンズL14/15を構成している。第4レンズ群G4は、負レンズL16を有する。第5レンズ群G5は、正レンズL17を有する。FはIRカットフィルタであり、CGはカバーガラスであり、Iは固体撮像素子の撮像面である。
本実施例では、広角端から望遠端側へと変倍する際に、第1レンズ群G1は独立して物体側に移動し、第2レンズ群G2も独立して物体側に移動し、第3レンズ群G3も独立して物体側に移動し、第4レンズ群G4も独立して物体側に移動し、第5レンズ群G5は光軸方向位置が固定される。フォーカシング時は、第4レンズ群G4のみが独立して光軸方向に変位する。本実施例では、第3レンズ群G3のうち最も物体側に配置された絞りSは、不図示のシャッター機構により開口径が調整されるようになっており、接合レンズL12/13及び接合レンズL14/15が、手ブレ補正レンズ群として不図示のアクチュエータ機構により光軸直交方向に移動させられるようになっている。
図18は、実施例5の広角端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図19は、実施例5の中間における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。図20は、実施例5の望遠端における球面収差(a)、非点収差(b)、歪曲収差(c)の収差図である。
[表5]
実施例5
f(全系の焦点距離)=9.00(広角端)-45.00(中間)-206.99(望遠端)
Fno=2.89(広角端)-4.96(中間)-6.59(望遠端)
ズーム比=23

面番号 R(mm) D(mm) Nd νd 有効半径(mm)
1 81.898 1.50 1.910823 35.2 20.74
2 49.604 0.01 1.514000 42.83 19.23
3 49.604 5.16 1.497000 81.61 19.23
4 -1857.891 0.20 18.52
5 49.539 3.41 1.497000 81.61 16.00
6 330.247 d1 15.83
7 73.043 0.50 1.883000 40.81 11.65
8 14.674 3.07 9.48
9 23.354 0.80 1.903700 31.32 8.71
10 14.607 4.36 7.96
11 -24.333 0.50 1.804200 46.5 7.67
12 20.002 0.01 1.514000 42.83 7.55
13 20.002 4.70 1.846630 23.78 7.55
14 -20.988 2.30 7.46
15* -13.185 0.80 1.834410 37.29 6.82
16* -22.496 d2 7.00
17(絞り) 無限 2.00 6.35
18* 19.493 6.00 1.755014 51.16 7.67
19* -51.222 0.25 7.52
20 16.126 3.30 1.497000 81.61 7.11
21 -133.878 0.01 1.514000 42.83 6.70
22 -133.878 0.75 1.806099 33.27 6.70
23 12.390 1.86 6.15
24 17.474 3.33 1.518230 58.96 6.27
25 -93.829 0.01 1.514000 42.83 6.08
26 -93.829 0.50 1.804200 46.5 6.08
27 18.051 1.34 5.95
28 19.508 0.50 1.804200 46.5 6.15
29 15.934 0.01 1.514000 42.83 6.10
30 15.934 3.42 1.553319 71.68 6.10
31* -30.569 d3 6.10
32* 284.424 0.82 1.553319 71.68 6.03
33* 20.426 d4 6.00
34* 24.523 6.30 1.530500 55.72 10.94
35* -52.438 5.00 10.45
36 無限 0.47 1.516798 64.2 9.11
37 無限 1.99 9.04
38 無限 0.70 1.516798 64.2 8.55
39 無限 1.23 8.45
40 無限 0.00 8.17

手振れ補正レンズ:24面〜31面
1群:1面〜6面
2群:7面〜16面
3群:17面〜31面
4群:32面〜33面
5群:34面〜35面

各ポジションの焦点距離、Fナンバー、画角(°)、固体撮像素子の撮像面対角線長、群間、fB
f Fno 画角 2Y d1 d2 d3 d4 fB
広角端 9.00 2.89 84.50 14.69 0.50 31.30 1.49 11.79 1.24
中間 45.00 4.96 19.73 16.29 27.55 6.23 25.07 15.02 1.21
望遠端 206.99 6.59 4.39 16.29 56.74 0.50 17.48 48.15 1.20

入射瞳位置、射出瞳位置(共にL1から像側が正)、前側主点位置、後側主点位置(共にL1から像側が正)
ENTP EXTP H1 H2
広角端 21.59 -184.47 30.16 -8.99
中間 79.20 224.30 133.28 -45.02
望遠端 334.60 50.55 1409.76 -207.02

レンズ群データ
レンズ群 始面 焦点距離(mm)
1 1 86.79
2 7 -10.60
3 17 21.68
4 32 -39.82
5 34 32.42

非球面係数
第15面 K= 0 第31面 K= 0
A4= -0.1912E-04 A4= 0.1480E-04
A6= 0.3042E-07 A6= 0.1292E-06
A8= -0.1455E-08 A8= -0.3216E-08
A10= 0.2286E-11 A10= 0.3279E-10
A12= 0.0000E+00 A12= 0.0000E+00

第16面 K= 0 第32面 K= 0
A4= -0.3941E-04 A4= -0.1127E-03
A6= -0.3797E-07 A6= 0.5541E-05
A8= -0.8336E-10 A8= -0.2094E-06
A10= -0.7113E-11 A10= 0.4764E-08
A12= 0.0000E+00 A12= -0.4387E-10

第18面 K= 0 第33面 K= 0
A4= -0.1320E-04 A4= -0.1174E-03
A6= -0.2406E-07 A6= 0.5368E-05
A8= -0.1961E-09 A8= -0.1988E-06
A10= -0.6132E-11 A10= 0.4509E-08
A12= 0.1957E-13 A12= -0.4155E-10

第19面 K= 0 第34面 K= 0
A4= 0.1501E-04 A4= 0.1110E-04
A6= -0.2336E-07 A6= 0.2873E-06
A8= -0.7606E-09 A8= -0.1817E-08
A10= -0.5089E-12 A10= 0.1951E-11
A12= 0.0000E+00 A12= 0.3749E-13

第35面 K= 0
A4= 0.4335E-04
A6= 0.3230E-06
A8= -0.4599E-08
A10= 0.2098E-10
A12= 0.0000E+00
表6、7に、請求項に記載した条件式の値をまとめて示す。
G1〜G5 レンズ群
L1〜L17 レンズ
F IRカットフィルター
CG カバーガラス
I 固体撮像素子の撮像面

Claims (17)

  1. 物体側より像側へ順に、
    正の屈折力を有する第1レンズ群と、
    負の屈折力を有する第2レンズ群と、
    正の屈折力を有する第3レンズ群と、
    負の屈折力を有する第4レンズ群と、
    正の屈折力を有する第5レンズ群とから構成され、
    少なくとも第1レンズ群、第2レンズ群、第3レンズ群,及び第4レンズ群を光軸方向に移動させることにより変倍を行い、
    前記第2レンズ群は少なくとも3枚の負レンズを有し、
    前記第3レンズ群は、絞りと少なくとも2組の接合レンズを有し、
    前記接合レンズのうち1組の接合レンズが、前記第3レンズ群において最も像面側に位置しており、
    前記第3レンズ群のうち最も像面側に位置する接合レンズを含む一部のレンズを手ブレ補正レンズ群として、光軸と直交する方向に移動させることにより像ブレを補正することを特徴とするズームレンズ。
  2. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
    1.7<(1−βf)・βr<2.2 (1)
    但し、
    βf:前記手ブレ補正レンズ群の望遠端における横倍率
    βr:前記手ブレ補正レンズ群より像側に配置されたすべてのレンズによって構成されるレンズ群の望遠端における横倍率
  3. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
    1.4<f3te/f3<2.0 (2)
    但し、
    f3te:前記手ブレ補正レンズ群の合成焦点距離(mm)
    f3:前記第3レンズ群の合成焦点距離(mm)
  4. 前記手ブレ補正レンズ群は、正の屈折力を有するレンズと、負の屈折力を有するレンズとを接合した接合レンズを少なくとも一組有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項4に記載のズームレンズ。
    νd3tep−νd3ten>25 (3)
    但し、
    νd3tep:前記手ブレ補正レンズ群のうち正の屈折力を有するレンズのアッベ数
    νd3ten:前記手ブレ補正レンズ群のうち負の屈折力を有するレンズのアッベ数
  6. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    1.7<(β2t/β2w)/(β3t/β3w)<2.2 (4)
    但し、
    β2t:前記第2レンズ群の望遠端における横倍率
    β2w:前記第2レンズ群の広角端における横倍率
    β3t:前記第3レンズ群の望遠端における横倍率
    β3w:前記第3レンズ群の広角端における横倍率
  7. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    −0.4<f2/(fw×ft)1/2<−0.1 (5)
    但し、
    f2:前記第2レンズ群の合成焦点距離(mm)
    fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
    ft:前記ズームレンズの望遠端における焦点距離(mm)
  8. 以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    2<f1/(fw×ft)1/2<3 (6)
    但し、
    f1:前記第1レンズ群の合成焦点距離(mm)
    fw:前記ズームレンズの広角端における焦点距離(mm)
    ft:前記ズームレンズの望遠端における焦点距離(mm)
  9. 前記第2レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第2−1レンズ、負の屈折力を有する第2−2レンズ、正の屈折力を有する第2−3レンズ、負の屈折力を有する第2−4レンズから構成されることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記第1レンズ群は、物体側から順に、負の屈折力を有する第1−1レンズ、正の屈折力を有する第1−2レンズ、正の屈折力を有する第1−3レンズから構成され、前記第1−1レンズと前記第1−2レンズは互いに接合されて接合レンズを構成することを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記第1レンズ群の接合レンズは、以下の条件式を満たすことを特徴とする請求項10に記載のズームレンズ。
    νd1p−νd1n>40 (7)
    但し、
    νd1p:前記第1レンズ群に含まれる接合レンズの第1−2レンズのアッベ数
    νd1n:前記第1レンズ群に含まれる接合レンズの第1−1レンズのアッベ数
  12. 前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群のうち、少なくとも2つのレンズ群の各群における少なくとも一つのレンズは、下記の条件を満たすことを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載のズームレンズ。
    nd>1.9 (8)
    但し、
    nd:各群に含まれるレンズのd線に対する屈折率
  13. 前記第3レンズ群は、少なくとも4枚の正の屈折力を有するレンズと、2枚の負の屈折力を有するレンズを有することを特徴とする請求項1〜12のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  14. 前記第3レンズ群は、最も物体側に前記絞りを配置したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  15. 前記第4レンズ群は、単レンズから構成されることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  16. 前記第5レンズ群は正の屈折力を有するプラスチック製の単レンズから構成されており、少なくとも一つの非球面を有し、変倍、合焦の際に移動しないことを特徴とする請求項1〜15のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  17. 前記ズームレンズは、実質的に屈折力を有しないレンズを有することを特徴とする請求項1〜16に記載のズームレンズ。
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