JP2016069878A - 窓位置検出装置 - Google Patents

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【課題】センサを設けることなく簡単な構成により、窓の位置を推定するのに必要な補正量を適正に書き換え補正することができる技術を提供する。【解決手段】モータMにより移動する窓が全閉位置Oに到達したことが検出手段66により検出されたときに、検出された実際の現在位置である窓の全閉位置Oと、推定手段65により導出された窓の推定位置と間の誤差量が補正手段67により導出される。そして、導出された誤差量と、モータMの停止回数とに基づいて、記憶手段64に記憶された補正量が補正手段67により書き換え補正される。したがって、モータMへの給電停止後のオーバーラン回転量が変化しても、推定手段65が窓の推定位置を導出するのに必要な補正量を補正手段により適正に書き換え補正することができる。【選択図】図1

Description

本発明は、全閉位置と全開位置との間で車両の窓をパワーウィンドウ用のモータにより移動させる際に、窓の位置を検出する技術に関する。
従来、パワーウィンドウ用のモータの回転量を、電源からモータへの駆動電流のリップル数に基づいて算出することにより、窓の現在位置を検出する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。具体的には、モータが停止する際の慣性力による駆動停止後のモータの回転量(オーバーラン回転量)に基づく補正量が予め設定されている。そして、リップル数に基づいて算出された駆動中のモータの回転量と前記補正量とに基づいて窓の現在位置が推定される。
特開2000−250629号公報(段落0047、図10,11、要約書など)
ところで、モータの駆動力を窓に伝達する伝達機構やモータそのものの経年変化、窓のガラス質量やモータ特性の個体差(ばらつき)などに起因して、給電停止後のモータのオーバーラン回転量が変化するおそれがある。しかしながら、従来では、この問題に対して対策が講じられていなかった。
本発明は、センサを用いることなく簡単な構成により、窓の位置を推定するのに必要な補正量を適正に書き換え補正することができる技術を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明の窓位置検出装置は、全閉位置と全開位置との間で車両の窓を移動させるパワーウィンドウ用のモータの開、閉操作用の操作スイッチと、前記操作スイッチの開、閉操作に基づく電源から前記モータへの駆動電流のリップル数に基づいて前記モータの回転量を算出する算出手段と、前記全開位置と前記全閉位置との間を前記窓が閉方向および開方向それぞれに移動している間における前記操作スイッチの停止操作に基づく前記モータの停止回数をカウントするカウント手段と、前記操作スイッチの停止操作に基づく前記モータの停止の際の慣性力による前記モータの回転量に基づいて予め設定された補正量を記憶する記憶手段と、前記算出手段により算出された前記モータの回転量と、前記停止回数と、前記補正量とに基づいて、前記窓の推定位置を導出する推定手段と、前記モータにより移動する前記窓が前記全開位置または前記全閉位置に到達したことを検出する検出手段と、前記全開位置または前記全閉位置に前記窓が到達したことが前記検出手段により検出されたときに前記推定手段により導出された前記窓の推定位置の誤差量と、前記停止回数とに基づいて、前記補正量を書き換え補正する補正手段とを備えることを特徴としている(請求項1)。
また、前記検出手段は、前記窓が前記全閉位置に到達したことを検出し、前記補正手段は、前記全閉位置に前記窓が到達したことが前記検出手段により検出されたときに前記補正量を補正するものであり、前記検出手段は、前記電源から前記モータへの駆動電流を監視し、該電流が急激に増大したときに前記窓の移動が停止したと判定する判定部と、前記判定部により前記窓の移動が停止したと判定されたときに、前記推定手段による前記窓の推定位置に基づいて、前記全閉位置に前記窓が到達したか、もしくは、前記窓と窓枠との間に物体が挟み込まれたかを識別する識別部とを有するとよい(請求項2)。
請求項1にかかる発明によれば、操作スイッチの開、閉操作に基づく電源からモータへの駆動電流のリップル数に基づいてモータの回転量が算出手段により算出される。また、全閉位置と全開位置との間を窓が閉方向および開方向それぞれに移動している間における操作スイッチの停止操作に基づくモータの停止回数がカウント手段によりカウントされる。また、操作スイッチの停止操作に基づくモータの停止の際の慣性力によるモータの回転量(オーバーラン回転量)に基づいて予め設定された補正量が記憶手段に記憶されている。そして、算出手段により算出されたモータの回転量と、モータの停止回数と、記憶手段に記憶された補正量とに基づいて、窓の推定位置が推定手段により導出される。
また、モータにより移動する窓が全閉位置または全開位置に到達したことが検出手段により検出されたときに、検出された実際の現在位置である窓の全閉位置または全開位置と、推定手段により導出された窓の推定位置と間の誤差量が補正手段により導出される。そして、導出された誤差量と、モータの停止回数とに基づいて、記憶手段に記憶された補正量が補正手段により書き換え補正される。したがって、センサを設けることなく簡単な構成により、モータへの給電停止後のオーバーラン回転量が変化しても、推定手段が窓の推定位置を導出するのに必要な補正量を補正手段により適正に書き換え補正、つまり学習することができる。
請求項2にかかる発明によれば、窓が全閉位置に到達したことが検出手段により検出されるようになっており、全閉位置に窓が到達したことが検出手段により検出されたときに推定手段による推定に必要な補正量が補正手段により書き換え補正される。そのため、全閉位置付近における窓の推定位置を推定手段によって実際の位置により近く高精度に導出することができる。したがって、電源からモータへの駆動電流が検出手段の判定部により監視されるが、該電流が急激に増大したときに窓の移動が停止したと判定部により判定された場合に、推定手段により導出された窓の推定位置に基づいて、全閉位置に窓が到達したか、もしくは、窓と窓枠との間に物体が挟み込まれたかを検出手段の識別部により高精度に識別することができる。
本発明にかかる車両の窓位置検出装置の一実施形態の構成を示す回路ブロック図である。 窓の推定位置の推定原理を説明するための図であって、(a)は閉方向へ移動中の窓の推定位置を推定する原理を示し、(b)は開方向へ移動中の窓の推定位置を推定する原理を示す。 窓の推定位置を導出するのに必要な補正量を書き換え補正する原理を説明するための図である。 窓と窓枠との間に物体が挟み込まれた状態を示す図である。
本発明にかかる車両1の窓位置検出装置2の一実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。
図1に示すように、窓位置検出装置2は、車両1の窓3(図2〜図4参照)の位置を検出するものであり、イグニッションスイッチIGおよびヒューズF/Lを介して電源Eに接続され、リレー4、操作スイッチ5、制御装置6を備えている。また、電源Eと、全閉位置Oと全開位置Dmaxとの間で車両1の窓3を移動させるパワーウィンドウ用のモータMとが、リレー4を介して電源ラインLにより接続されている。また、電源ラインLのリレー4の下流側にセンス抵抗Rが挿入されている。なお、図1では、説明を簡易なものとするため、1つの窓3を駆動する1つのモータMのみが記載されている。
操作スイッチ5は、窓3(モータM)の開、閉操作を行うためのものであり、操作スイッチ5の開、閉操作が制御装置6により検出される。そして、リレー4の接続状態が、制御装置6から出力される制御信号により操作スイッチ5の開、閉操作に応じて切り換えられ、モータMに接続される電源E(駆動電流I)の方向が切り換えられることによって、モータMの回転方向(閉方向(+Z)、開方向(−Z))が切り換えられる。
制御装置6は、各種電気回路、CPU、メモリなどが組み合わされて構成されており、窓位置検出用のプログラムが実行されることにより、以下の機能を備えている。
パルス波生成回路61は、モータMの回転に同期するパルス信号を生成するものである。具体的には、センス抵抗Rの両端間の電圧を測定することにより電源EからモータMへの駆動電流Iに含まれるリップルを検出する。そして、リップルに同期したパルス信号を生成することにより、モータMの回転に同期するパルス信号を生成して出力する。なお、パルス波生成手段61の構成は周知であるため、その詳細な構成の説明は省略する。
算出手段62は、操作スイッチ5の開、閉操作に基づく電源EからモータMへの駆動電流Iのリップル数に基づいて、駆動中のモータMの回転量Mcntを算出するものである。この実施形態では、パルス波生成手段61から出力されるモータMの回転(リップル)に同期するパルス信号を検出してカウントすることにより、駆動中のモータMの回転量Mcntを算出する。図2(a),(b)および図3に示すように、この実施形態では、窓3の全閉位置Oを基準として回転量Mcntが算出されており、閉方向(+Z)への駆動中のモータMの回転量をUcntとし、開方向(−Z)への駆動中のモータMの回転量をDcntとすると、
Mcnt=Ucnt−Dcnt …(1)
と表すことができる。なお、窓3の推定位置DはモータMの回転量Mcntに基づいて算出することができるので、以下の説明では、窓3の推定位置Dを、モータMの回転量Mcntを用いて表している。また、A/D変換器等を用いて取り込まれた駆動電流Iの値と、閾値とを組み合わせることにより、駆動電流Iのリップル数を検出するようにしてもよい。
カウント手段63は、全開位置Dmaxと全閉位置Oとの間を窓が閉方向(+Z)および開方向(−Z)それぞれに移動している間における操作スイッチ5の停止操作に基づくモータ5の停止回数A,Bをカウントするものである。なお、停止回数Aは、窓3が閉方向(+Z)に移動している間におけるモータMの停止回数を示し、停止回数Bは、窓3が開方向(−Z)に移動している間におけるモータMの停止回数を示している。
図2(a),(b)に示すように、モータMの駆動を停止させても、慣性力によりモータMは回転を続ける(オーバーラン回転量α,β)。そのため、モータMが停止した回数の増大に伴い、オーバーラン回転量α,βに基づく位置誤差が増大する。したがって、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bは、算出手段62により算出された駆動中のモータMの回転量Mcntを補正するために使用される。すなわち、図2(a),(b)に示すように、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bと、駆動中のモータMの回転量Mcntとを用いて、窓3の推定位置Dを、
D=Mcnt+α・A−β・B …(2)
と表すことができる。
ところで、後で詳述するが、実際には、オーバーラン回転量α,βに基づいて予め設定された補正量X,Yを用いてが窓3の推定位置Dが推定される。そして、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bは、駆動中のモータMの回転量Mcntに基づいて推定される窓3の推定位置Dを補正するために使用される。
記憶手段64は、フラッシュメモリやHDD等の不揮発性の記憶媒体により形成されており、操作スイッチ5の停止操作に基づくモータMの停止の際の慣性力によるモータの回転量、すなわち、オーバーラン回転量α,βに基づいて予め設定された補正量X,Yを記憶するものである。なお、補正量Xは、閉方向(+Z)へのオーバーラン回転量αに基づいて予め設定された補正量の初期値であり、補正量Yは、開方向(−Z)へのオーバーラン回転量βに基づいて予め設定された補正量の初期値である。
推定手段65は、算出手段62により算出されたモータMの回転量Mcntと、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bと、記憶手段64に記憶された補正量X,Yとに基づいて、窓3の推定位置Dを導出するものである。具体的には、図3に示すように、窓3の推定位置Dは、
D=Mcnt+X・A−Y・B …(3)
と推定手段65により導出される。
なお、推定手段65は、推定位置Dを、前回、窓3の移動が停止したときの窓3の推定位置D’を基準とした場合に、閉方向(+Z)へ駆動中のモータMの前回の推定位置D’からの回転量Ucntを用いて、
D=D’+Ucnt+X …(4)
と導出し、開方向(−Z)へ駆動中のモータMの前回の推定位置D’からの回転量Dcntを用いて、
D=D’−Ccnt−Y …(5)
と導出してもよい。
検出手段66は、モータMにより移動する窓3が全閉位置Oに到達したことを検出するものであり、判定部66aおよび識別部66bを備えている。
判定部66aは、センス抵抗Rの両端間の電圧を測定することにより電源EからモータMへの駆動電流Iを監視し、該電流Iが急激に増大したときに窓3の移動が停止したと判定する。識別部66bは、判定部66aにより窓3の移動が停止したと判定されたときに、推定手段65により導出された窓3の推定位置Dに基づいて、全閉位置Oに窓3が到達したが、もしくは、窓3と窓枠7との間に物体8が挟み込まれたかを識別する。
補正手段は、図3に示すように、全閉位置Oに窓3が到達したことが検出手段67により検出されたときに、推定手段により導出された窓3の推定位置Dの誤差量Cと、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bとに基づいて、記憶手段64に記憶された補正量X,Yを書き換え補正するものである。具体的には、窓3の推定位置Dは推定手段65により、オーバーラン回転量αに基づいて予め設定された補正量Xと、オーバーラン回転量βに基づいて予め設定された補正量Yとを用いて、
D=Mcnt+X・A−Y・B …(6)
と推定されるので、誤差量Cを、未知値である実際のオーバーラン回転量α,βを用いて、
C=Mcnt+X・A−Y・B−(Mcnt+α・X・A−β・B)
=(X−α)・A−(Y−β)・B
=a・A−b・B(a=X−α、b=Y−β) …(7)
のように算出することができる。また、窓3が全閉位置Oに到達しており、
Mcnt+α・X・A−β・B=0 …(8)
が成立するので、方程式、
C=D=Mcnt+X・A−Y・B
=a・A−b・B(a=X−α、b=Y−β) …(9)
が成立する。
したがって、検出手段66により窓3が全閉位置Oに到達したことが検出されたときの、推定手段65により導出された窓3の推定位置Dの値と、カウント手段63によりカウントされた停止回数A,Bの値とを式(1)に代入することにより得られる、停止回数A,Bの値の組み合わせが異なる連立方程式や、停止回数A,Bのいずれかが0回である方程式に基づいて、式(1)のa、bが算出される。そして、補正量X,Yが、算出されたa、bを用いて、
X←X−a
Y←Y−b
のように補正手段67により書き換え補正(学習)される。
以上のように、上記した実施形態によれば、全閉位置Oと全開位置Dmazとの間で車両1の窓3を移動させるパワーウィンドウ用のモータMの開、閉操作用の操作スイッチ5を備え、操作スイッチ5の開、閉操作に基づく電源EからモータMへの駆動電流Iのリップル数に基づいてモータMの回転量Mcntが算出手段62により算出される。また、全閉位置Oと全開位置Dmaxとの間を窓3が閉方向(+Z)および開方向(−Z)それぞれに移動している間における操作スイッチ5の停止操作に基づくモータMの停止回数A,Bがカウント手段63によりカウントされる。また、操作スイッチ5の停止操作に基づくモータMの停止の際の慣性力によるモータMの回転量(オーバーラン回転量α,β)に基づいて予め設定された補正量X,Yが記憶手段64に記憶されている。そして、算出手段62により算出されたモータMの回転量Mcntと、モータMの停止回数A,Bと、記憶手段64に記憶された補正量X,Yとに基づいて、窓3の推定位置Dが推定手段65により推定される。
また、モータMにより移動する窓3が全閉位置Oに到達したことが検出手段66により検出されたときに、検出された実際の現在位置である窓3の全閉位置Oと、推定手段65により導出された窓3の推定位置Dと間の誤差量Cが補正手段67により導出される。そして、導出された誤差量Cと、モータMの停止回数A,Bとに基づいて、記憶手段64に記憶された補正量X,Yが補正手段67により書き換え補正(学習)される。したがって、センサを設けることなく簡単な構成により、モータMへの給電停止後のオーバーラン回転量α,βが変化しても、推定手段65が窓3の推定位置Dを導出するのに必要な補正量X,Yを補正手段67により適正に書き換え補正(学習)することができる。
また、窓3が全閉位置Oに到達したことが検出手段66の判定部66aにより検出されるようになっており、全閉位置Oに窓3が到達したことが検出手段66により検出されたときに推定手段65による推定に必要な補正量X,Yが補正手段67により書き換え補正される。そのため、全閉位置O付近における窓3の推定位置Dを推定手段65によって実際の位置により近く高精度に導出することができる。したがって、電源EからモータMへの駆動電流Iが検出手段66の判定部66aにより監視されるが、該電流Iが急激に増大したときに窓3の移動が停止したと判定部66aにより判定された場合に、推定手段65により導出された窓3の推定位置Dに基づいて、全閉位置Oに窓3が到達したか、もしくは、窓3と窓枠7との間に物体8が挟み込まれたかを検出手段66の識別部66bにより高精度に識別することができる。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行なうことが可能である。
例えば、上記した実施形態では、全閉位置Oを基準にしてモータMの回転量Mcntが算出手段62により算出され、窓3が全閉位置Oに到達したことが検出手段66の判定部66aにより検出されたときに、補正手段67により補正量X,Yが書き換え補正(学習)されるように構成されているが、全開位置Dmaxを基準にしてモータMの回転量Mcntが算出手段62により算出され、窓3が全開位置Dmaxに到達したことが検出手段66の判定部66aにより検出されるようにして、窓3の全開位置Dmaxへの到達が検出手段66により検出されたときに、補正手段67により補正量X,Yが書き換え補正されるように構成されてもよい。
また、窓3が全閉位置Oおよび全開位置Dmaxのいずれに到達した場合も検出手段66により検出されるようにして、全閉位置Oおよび全開位置Dmaxの両方を算出手段62により算出されるモータMの回転量Mcntの基準としてもよい。また、窓3が全閉位置Oおよび全開位置Dmaxのいずれに到達した場合にも、補正手段67により補正量X,Yの書き換えが行われるようにしてもよい。なお、判定部66aは、全閉位置Oと同様に、監視する駆動電流Iが急激に増大したときに窓3が全開位置Dmaxに到達したと判定するとよい。
また、検出手段66の識別部66bにより、窓3と窓枠7との間に物体8が挟み込まれていることが識別された場合には、窓3を開方向(−Z)に移動させるようにモータMを駆動するようにしてもよい。
そして、全閉位置と全開位置との間で車両の窓をパワーウィンドウ用のモータにより移動させる際に、窓の位置を検出する技術に本発明を広く適用することができる。
1 車両
2 窓位置検出装置
3 窓
5 操作スイッチ
62 算出手段
63 カウント手段
64 記憶手段
65 推定手段
66 検出手段
66a 判定部
66b 識別部
67 補正手段
7 窓枠
8 物体
A,B 停止回数
D 推定位置
Dmax 全開位置
E 電源
I 駆動電流
M モータ
Mcnt 回転量
O 全閉位置
X,Y 補正量
+Z 閉方向
−Z 開方向
α,β オーバーラン回転量(慣性力によるモータの回転量)

Claims (2)

  1. 全閉位置と全開位置との間で車両の窓を移動させるパワーウィンドウ用のモータの開、閉操作用の操作スイッチと、
    前記操作スイッチの開、閉操作に基づく電源から前記モータへの駆動電流のリップル数に基づいて前記モータの回転量を算出する算出手段と、
    前記全開位置と前記全閉位置との間を前記窓が閉方向および開方向それぞれに移動している間における前記操作スイッチの停止操作に基づく前記モータの停止回数をカウントするカウント手段と、
    前記操作スイッチの停止操作に基づく前記モータの停止の際の慣性力による前記モータの回転量に基づいて予め設定された補正量を記憶する記憶手段と、
    前記算出手段により算出された前記モータの回転量と、前記停止回数と、前記補正量とに基づいて、前記窓の推定位置を導出する推定手段と、
    前記モータにより移動する前記窓が前記全閉位置または前記全開位置に到達したことを検出する検出手段と、
    前記全閉位置または前記全開位置に前記窓が到達したことが前記検出手段により検出されたときに前記推定手段により導出された前記窓の推定位置の誤差量と、前記停止回数とに基づいて、前記補正量を書き換え補正する補正手段と
    を備えることを特徴とする窓位置検出装置。
  2. 前記検出手段は、前記窓が前記全閉位置に到達したことを検出し、前記補正手段は、前記全閉位置に前記窓が到達したことが前記検出手段により検出されたときに前記補正量を補正するものであり、
    前記検出手段は、
    前記電源から前記モータへの駆動電流を監視し、該電流が急激に増大したときに前記窓の移動が停止したと判定する判定部と、
    前記判定部により前記窓の移動が停止したと判定されたときに、前記推定手段による前記窓の推定位置に基づいて、前記全閉位置に前記窓が到達したか、もしくは、前記窓と窓枠との間に物体が挟み込まれたかを識別する識別部と
    を有することを特徴とする請求項1に記載の窓位置検出装置。
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