JP2016069462A - インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法 Download PDF

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洋二郎 小嶋
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Abstract

【課題】水分蒸発に伴って吐出口近傍でインク濃縮が発生する環境下であっても、色転びが抑制されるとともに、常に均一な色調を有する画像を記録可能なインクを提供する。さらに、記録された記録物が高温高湿下や光暴露されるような環境におかれた場合であっても、色調が均一に維持される画像を記録可能なインクを提供する。【解決手段】イエロー色材、マゼンタ色材、及びシアン色材を含有する水性のインクである。イエロー色材が、下記一般式(I)で表される化合物であり、マゼンタ色材が、2量体のアントラピリドン染料であり、シアン色材が、銅フタロシアニン染料である。【選択図】なし

Description

本発明は、インク、インクカートリッジ、及びインクジェット記録方法に関する。
インクジェット記録方法は、インク小滴を普通紙などの記録媒体に付与して画像を形成する記録方法であり、その低価格化、記録速度の向上により、急速に普及が進んでいる。一般に、インクジェット記録方法で得られた記録物は、光、湿度、熱、空気中に存在するオゾンガスなどの環境ガスに長時間さらされた際に、記録物の色材が劣化し、画像の色調変化や褪色が発生しやすいといった問題がある。
また、インクジェット記録方法は、連続記録した場合や、水分が蒸発しやすい高温環境下で記録した場合であっても、常に均一な色調を有する画像が得られることが必要とされる。さらに、高温高湿環境下においても色滲みや色変化のない良好な耐湿性を有するとともに、窓越しの太陽光や蛍光灯の光に長期間暴露された場合であっても、変色しない良好な耐光性を有する画像が得られることが必要とされる。
これまでにも、記録される画像の耐候性の改良に着目した提案がなされている。例えば、特定構造の染料を組み合わせて用いることで、画像の耐オゾン性を改良したインクが提案されている(特許文献1)。また、特定構造の染料を用いて画像の耐オゾン性を改良したインクが提案されている(特許文献2)。このインクによれば、異なる色のインクが重ね打ちされる場合や、様々な水溶性有機溶剤が存在する場合であっても、色調変化が抑制され、より均一な色調を有する画像を記録できるとしている。
特開2014−025002号公報 特開2014−065895号公報
しかしながら、特許文献1で提案されたインクであっても、均一な色調を有する画像を記録することは困難であった。また、特許文献2においては、記録後の環境変化に対応した技術が提案されているが、記録ヘッドからインクが吐出される前の吐出口近傍におけるインクの現象についてまで言及されていない。
記録ヘッドからインクが吐出される際の環境が例えば高温であると、インクの水分が蒸発しやすい。このため、記録方法によってはインクが濃縮されてしまい、記録ヘッドのインク流路内においてインクの水溶性有機溶剤の比率が変化する。複数の染料を含有するインクの場合、インクの濃縮過程において、それぞれの特性の違いによって各染料の挙動が異なることがある。その結果、単独のインクであっても、初期ドットにおいて色調の変化が生ずることがある。
高湿環境下においては、グレー画像の色調変化は、カラー画像の色調変化よりも認識されやすい。このため、グレー画像に要求される耐湿性のレベルは、カラー画像に要求されるレベルよりも高い。また、インクを長期間使用すると、インク中の染料の分解に伴い、耐候性などの画像の堅牢性が低下しやすくなる。さらに、光暴露される環境下においては、グレー画像の色調変化は、カラー画像の色調変化よりも認識されやすい。このため、グレー画像に要求される耐光性のレベルは、耐湿性と同様、カラー画像に要求されるレベルよりも高い。
したがって、本発明の目的は、水分蒸発に伴って吐出口近傍でインク濃縮が発生する環境下であっても、色転びが抑制されるとともに、常に均一な色調を有する画像を記録可能なインクを提供することにある。さらに、記録された記録物が高温高湿下や光暴露されるような環境におかれた場合であっても、色調が均一に維持される画像を記録可能なインクを提供することにある。また、本発明の別の目的は、前記インクを用いたインクカートリッジ、及びインクジェット記録方法を提供することにある。
上記の目的は以下の本発明によって達成される。すなわち、本発明によれば、イエロー色材、マゼンタ色材、及びシアン色材を含有する水性のインクであって、前記イエロー色材が、下記一般式(I)で表される化合物であり、前記マゼンタ色材が、2量体のアントラピリドン染料であり、前記シアン色材が、銅フタロシアニン染料であることを特徴とするインクが提供される。
Figure 2016069462
(前記一般式(I)中、R1は1価の基を表す。R2は−OR3又は−NHR4を表し、R3及びR4は水素原子又は1価の基を表す。R5はイオン性基を表す。R6はアリーレン基又は2価のヘテロ環基を表す。R7は鎖状の2価の連結基を表す。mは0又は1を表す。)
本発明によれば、水分蒸発に伴って吐出口近傍でインク濃縮が発生する環境下であっても、色転びが抑制されるとともに、常に均一な色調を有する画像を記録可能なインクを提供することができる。さらに、記録された記録物が高温高湿下や光暴露されるような環境におかれた場合であっても、色調が均一に維持される画像を記録可能なインクを提供することができる。また、本発明によれば、このインクを用いたインクカートリッジ、及びインクジェット記録方法を提供することができる。
本発明のインクカートリッジの一実施形態を模式的に示す断面図である。 本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。
以下に、好ましい実施の形態を挙げて、さらに本発明を詳細に説明する。なお、本発明においては、化合物が塩である場合は、インク中では塩はイオンに解離して存在しているが、便宜上、「塩を含有する」と表現する。また、水性のインクのことを、単に「インク」と記載することがある。
本発明者らは、検討の結果、調色グレー系インク用の色材として特定の染料を用いることによって、水分蒸発に伴ってインク濃縮が発生しやすい環境下においても初期ドットの色転びが抑制され、均一な色調を有する画像を記録可能となることを見出した。特定の染料を用いるにことよって上記のような効果が得られる理由を、本発明者らは以下のように推測している。
まず、種類によって多少相違するが、一般的に染料は水に溶解しやすく、それに続いて水溶性有機溶剤に溶解しやすい。但し、染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤も存在する。吐出口近傍でインク濃縮が発生すると、インク中の水分比率が低下する一方で、蒸発しにくい水溶性有機溶剤の比率は上昇する。インク濃縮にともなう初期ドットの色転びは、染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤の比率が上昇した際に顕著に現れる。すなわち、インク濃縮により水溶性有機溶剤の比率が上昇すると、その水溶性有機溶剤に難溶な染料Aは、水分比率の高いインクが存在するインク流路の奥の方へ移動する。一方、水溶性有機溶剤に昜溶な染料Bは、インク流路の奥の方へと移動する割合が染料Aと比べて少ない。このため、染料Bは吐出口近傍に残留することになる。このような状態となった吐出口近傍のインクが記録媒体に吐出されると、記録されたドットには水溶性有機溶剤に昜溶な染料Bが多く含まれているため、染料Bの色味が強くなって色転びが発生する。例えば、マゼンタ色材が水溶性有機溶剤に昜溶な染料Bであり、他のシアン色材やイエロー色材が水溶性有機溶剤に難溶な染料Aであると仮定すると、記録されるドットはマゼンタ色に転ぶことになる。
染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤がインクに含まれる場合には、上記のような現象はさらに顕著に発生する。染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤は、染料の溶解性については水と逆の特性を有すると言える。染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤を含有しないインクと比較して、染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤を含有するインクでは、上記のような現象がより顕著に発生するため、初期ドットの色転びもより顕著に発生する。
本発明のインクは、染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤に対する溶解性の近い染料を組み合わせて用いることで、初期ドットの色転びを抑制することができる。また、吐出安定性の観点からも、組み合わせる複数の染料の溶解性を、水溶性有機溶剤に難溶な染料Aに揃えることで、水分蒸発時のインク濃縮状態における染料の移動しやすさを揃えている。このため、初期ドット中の染料比率と、濃縮前のインク中の染料比率との差が小さくなり、初期ドットの色転びを抑制することができる。さらに、耐湿性に優れた染料と、長期使用しても分解しにくい染料を用いることで、良好な耐湿性及び耐光性を有する画像を記録することができる。
<インク>
以下、インクジェット用にも好適な、本発明のインクを構成する各成分について詳細に説明する。本発明のインクは、イエロー色材、マゼンタ色材、及びシアン色材を含有する。本発明における各色材の色相は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン、レッド、グリーン、及びブルーなどに分類される範囲内における、イエロー、マゼンタ、及びシアンの色相を意味する。
(マゼンタ色材)
本発明のインクに用いるマゼンタ色材は、2量体のアントラピリドン染料である。この染料は水溶性有機溶剤に溶解しにくいとともに2量体であるため、耐湿性の良好な画像を記録することができる。すなわち、単量体のアントラピリドン染料を用いても、耐湿性の良好な画像を記録することは困難である。2量体のアントラピリドン染料は、下記一般式(II)で表される化合物であることが好ましい。一般式(II)中の各基の具体例、並びに一般式(II)で表される化合物の具体例(例示化合物)及び合成方法などは、国際公開第2008/066062号及び特開2000−169776号公報に詳細に記載されている。
Figure 2016069462
(前記一般式(II)中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、モノアルキルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノアルキル基を表す。R2は連結基を表す。R3は、スルホン酸基及びカルボキシ基の少なくとも一方を有するフェニル基又はナフチル基を表す。Mは、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムを表す)
2量体のアントラピリドン染料のさらに好適な具体例としては、下記一般式(II’)で表される化合物を挙げることができる。下記一般式(II’)で表される化合物を用いると、より耐湿性に優れた画像を記録することができるために好ましい。
Figure 2016069462
(前記一般式(II’)中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、モノアルキルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノアルキル基を表す。R2は連結基を表す。Mは、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムを表す)
一般式(II)及び一般式(II’)中のR2は、いずれも連結基を表す。R2で表される連結基としては、以下に示す連結基1及び連結基2などを挙げることができる。なお、以下に示す連結基1及び連結基2中の「*」を付した結合手は、各窒素原子の結合手である。このため、連結基1及び連結基2中の各窒素原子は、一般式(II)及び一般式(II’)中の2つのトリアジン環とそれぞれ直接結合する。以下に示す連結基のなかでも、連結基1が特に好ましい。
Figure 2016069462
(連結基1中、nは2乃至8の数を表し、好ましくは2乃至6、さらに好ましくは2である。*は、それぞれ異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す)
Figure 2016069462
(連結基2中、Raは、それぞれ独立に、水素原子又はメチル基を表す。*は、それぞれ異なる2つのトリアジン環との結合部位を表す)
(イエロー色材)
本発明のインクに用いるイエロー色材は、下記一般式(I)で表される化合物である。一般式(I)で表される化合物は、分解しにくい染料である。一般式(I)中の各基の具体例、並びに一般式(I)で表される化合物の具体例(例示化合物)及び合成方法などは、特開2004−083903号公報に詳細に記載されている。
Figure 2016069462
(前記一般式(I)中、R1は1価の基を表す。R2は−OR3又は−NHR4を表し、R3及びR4は水素原子又は1価の基を表す。R5はイオン性基を表す。R6はアリーレン基又は2価のヘテロ環基を表す。R7は鎖状の2価の連結基を表す。mは0又は1を表す。)
一般式(I)中、R7で表される鎖状の2価の連結基としては、メチレン、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレンなどのアルキレン基;エテニレン、プロぺニレンなどのアルケニレン基;エチニレン、プロピニレンなどのアルキニレン基;−O−;−CO−;−NR9−(R9は水素原子又はアルキル基);−S−;−SO2−;−SO−;及びこれらの組み合わせなどを挙げることができる。
一般式(I)で表される化合物は、以下の構造を有するものであることが特に好ましい。一般式(I)中、R2はアミノ基であることが好ましい。R6はヘテロ環基であることが好ましく、チアジアゾールであることがさらに好ましい。また、R7はアルキレン基又はヘテロ原子を含むアルキレン基であることが好ましく、ヘテロ原子を含むアルキレン基であることがさらに好ましい。
(シアン色材)
本発明のインクに用いるシアン色材は、銅フタロシアニン染料である。銅フタロシアニン染料は、下記一般式(III)で表される化合物であることが好ましい。なお、銅フタロシアニン染料(フタロシアニン化合物)は、置換基数が異なる複数の化合物の混合物として得られる場合も多く、置換基数や環の数は平均値として示される場合がある。本発明においては、平均値を小数で表す。
Figure 2016069462
(前記一般式(III)中、破線で表される環A、B、C及びDは、それぞれ独立に、ベンゼン環又は含窒素複素芳香環を表し、かつ、前記含窒素複素芳香環の数は0.0より大きく3.0以下であるとともに残りはベンゼン環である。R1はアルキレン基を表す。R2は、スルホン酸基を有するアニリノ基を表す。R3はヒドロキシ基、アミノ基、又はアルコキシ基を表す。mは0.0より大きく3.9未満であり、nは0.1以上4.0未満であり、かつ、m及びnの和は1.0以上4.0未満である)
(色材の組み合わせ)
本発明のインクにおいては、マゼンタ色材が一般式(II’)で表される化合物であり、イエロー色材が一般式(I)で表される化合物であり、シアン色材が一般式(III)で表される化合物であることが好ましい。このように色材を組み合わせて含有させることで、本発明の効果を特に高いレベルで得ることができる。
(色材の含有量)
インク中のマゼンタ色材、イエロー色材、及びシアン色材のそれぞれの含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.1質量%以上5.0質量%以下であることが好ましい。また、インク中の色材の合計含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、0.5質量%以上10.0質量%以下であることが好ましく、1.0質量%以上5.0質量%以下であることがさらに好ましい。また、インク全質量を基準とした、イエロー色材の含有量(質量%)は、マゼンタ色材の含有量(質量%)に対する質量比率で、0.2倍以上5.0倍以下であることが好ましい。マゼンタ色材の含有量(質量%)に対する、イエロー色材の含有量(質量%)の質量比率が上記の範囲内にあると、本発明の効果をより高いレベルで得ることができる。
(IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤)
本発明者らは、水溶性有機溶剤の特性を示す指標として、有機概念図論に基づく無機性値と有機性値の比であるIOB(Inorganic Organic Balance、無機性値/有機性値)値に注目した。有機概念図とは、有機化合物の特性を、共有結合性を表す有機性値とイオン結合性を表す無機性値に分け、これらの値を有機軸(横軸)と無機軸(縦軸)との直交座標上にプロットしたものをいう。有機性値は、概ね、化合物の炭素数に20を掛けた値である。また、無機性値は、基に固有の無機性値の加算値である。
参考文献1(甲田善生、「有機概念図−基礎と応用−」、三共出版(1984))には、ヒドロキシ基の無機性値を100とするなど、現在までに約80個の基について決定された無機性値が記載されている。また、参考文献2(小田良平、「帝人タイムス」、22、〔9〕10〜4(1952))には以下の記載がある。有機概念図における有機性は、界面活性剤の親油性(すなわち、疎水性)と一致する。したがって、任意の界面活性剤について、その化学構造から無機性と有機性の比を計算すれば、その値が界面活性剤のHLB(Hydrophile−Lipophile Balance)と同じ意味の数値になる。すなわち、IOB値は、有機化合物の疎水性を表す指標とみなすことができる。
本発明者らは、検討の結果、染料を溶解させにくい水溶性有機溶剤を用いることで、染料の移動性を揃えることができ、かつ、初期ドットにおける色転びを抑制できることを見出した。上述の通り、水溶性有機溶剤の疎水性の程度はIOB値により把握することができる。このため、本発明者らは染料の溶解性に着目し、水溶性有機溶剤のIOB値の範囲について検討した。その結果、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤をインクにさらに含有させることで、色転びをより効果的に抑制可能となることを見出した。なお、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤がインクに含まれていれば、上記のような効果を得ることができる。このため、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤を用いる場合であっても、IOB値が1.7未満又は2.5超の水溶性有機溶剤が共存していてもよい。
IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤としては、以下に示すものを挙げることができる(IOB値を括弧内に示す)。例えば、1,4−ブタンジオール(2.5)、1,5−ペンタンジオール(2.0)、2−ピロリドン(1.8)、3−メチル−1,5−ペンタンジオール(1.8)、1,2−ヘキサンジオール(1.7)、1,6−ヘキサンジオール(1.7)などを挙げることができる。本発明のインクには、これらの特定の水溶性有機溶剤を1種単独で又は2種以上を組み合わせて含有させることができる。勿論、IOB値が上記範囲内の水溶性有機溶剤であれば、上記の具体例に限られるものではない。これらの水溶性有機溶剤のなかでも、1,5−ペンタンジオールを用いることが特に好ましい。
本発明においては、インク中の色材の合計含有量A(質量%)が、インク全質量を基準として、1.0質量%以上5.0質量%以下であることが好ましい。また、インク中のIOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤の含有量B(質量%)が、インク全質量を基準として、3.0質量%以上15.0質量%以下であることが好ましい。
さらに、インク全質量を基準とした、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤の含有量B(質量%)が、色材の合計含有量A(質量%)に対する質量比率(B/A)で、0.1倍以上10.0倍以下であることが好ましい。また、上記質量比率(B/A)は、0.3倍以上6.0倍以下であることがさらに好ましく、1.0倍以上5.0倍以下であることが特に好ましい。上記質量比率(B/A)が0.1倍未満であると、初期ドットにおける色転びを十分に抑制することができない場合がある。一方、上記質量比率(B/A)が10.0倍超であると、インクの粘度が上昇するなどして、吐出安定性が十分に得られなくなる場合がある。なお、本発明のインクは、染料と水溶性有機溶剤の親和性に着目したものである。このため、IOB値を算出する対象となる水溶性有機溶剤には、後述する添加剤は含まれないものとする。
(水性媒体)
本発明のインクには、水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である水性媒体を用いることができる。水は、脱イオン水(イオン交換水)を用いることが好ましい。インク中の水の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、10.0質量%以上90.0質量%以下であることが好ましい。
特定のIOB値を有する水溶性有機溶剤以外に用いることができる水溶性有機溶剤は、水溶性であれば特に制限はなく、アルコール、多価アルコール、ポリグリコール、グリコールエーテル、含窒素極性溶媒、含硫黄極性溶媒などを用いることができる。インク中の水溶性有機溶剤の含有量(質量%)は、インク全質量を基準として、5.0質量%以上90.0質量%以下、さらには10.0質量%以上50.0質量%以下であることが好ましい。なお、この水溶性有機溶剤の含有量は、特定のIOB値を有する水溶性有機溶剤を含む値である。水溶性有機溶剤の含有量が上記した範囲を外れると、高いレベルのインクの吐出安定性が十分に得られない場合がある。
(その他の添加剤)
本発明のインクは、上記した成分以外にも必要に応じて、トリメチロールプロパン、トリメチロールエタンなどの多価アルコール類や、尿素、エチレン尿素などの尿素誘導体などの、常温で固体の水溶性有機化合物を含有してもよい。さらに、本発明のインクは、必要に応じて、界面活性剤、pH調整剤、防錆剤、防腐剤、防黴剤、酸化防止剤、還元防止剤、蒸発促進剤、キレート化剤、及び水溶性樹脂など、種々の添加剤を含有してもよい。
(その他のインク)
フルカラーの画像などを形成するために、本発明のインクと、本発明のインクとは別の色相を有するその他のインクとを組み合わせて用いることができる。その他のインクとしては、例えば、ブラックインク、シアンインク、マゼンタインク、イエローインク、レッドインク、グリーンインク、及びブルーインクからなる群より選択される少なくとも一種のインクを挙げることができる。また、これらのインクと実質的に同一の色相を有する、いわゆる淡インクをさらに組み合わせて用いることもできる。その他のインクや淡インクに用いられる色材は、公知の染料であっても、新規に合成された染料であってもよい。
<インクカートリッジ>
本発明のインクカートリッジは、インクと、このインクを収容するインク収容部とを備える。そして、このインク収容部に収容されているインクが、上記で説明した本発明のインクである。図1は、本発明のインクカートリッジの一実施形態を模式的に示す断面図である。図1に示すように、インクカートリッジの底面には、記録ヘッドにインクを供給するためのインク供給口12が設けられている。インクカートリッジの内部はインクを収容するためのインク収容部となっている。インク収容部は、インク収容室14と、吸収体収容室16とで構成されており、これらは連通口18を介して連通している。また、吸収体収容室16はインク供給口12に連通している。インク収容室14には液体のインク20が収容されており、吸収体収容室16には、インクを含浸状態で保持する吸収体22及び24が収容されている。インク収容部は、液体のインクを収容するインク収容室を持たず、収容されるインク全量を吸収体により保持する形態であってもよい。また、インク収容部は、吸収体を持たず、インクの全量を液体の状態で収容する形態であってもよい。さらには、インク収容部と記録ヘッドとを有するように構成された形態のインクカートリッジとしてもよい。
<インクジェット記録方法>
本発明のインクジェット記録方法は、上記で説明した本発明のインクをインクジェット方式の記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録する方法である。インクを吐出する方式としては、インクに力学的エネルギーを付与する方式や、インクに熱エネルギーを付与する方式が挙げられる。本発明においては、インクに熱エネルギーを付与してインクを吐出する方式を採用することが特に好ましい。本発明のインクを用いること以外、インクジェット記録方法の工程は公知のものとすればよい。
図2は、本発明のインクジェット記録方法に用いられるインクジェット記録装置の一例を模式的に示す図であり、(a)はインクジェット記録装置の主要部の斜視図、(b)はヘッドカートリッジの斜視図である。インクジェット記録装置には、記録媒体32を搬送する搬送手段(不図示)、及びキャリッジシャフト34が設けられている。キャリッジシャフト34にはヘッドカートリッジ36が搭載可能となっている。ヘッドカートリッジ36は記録ヘッド38及び40を具備しており、インクカートリッジ42がセットされるように構成されている。ヘッドカートリッジ36がキャリッジシャフト34に沿って主走査方向に搬送される間に、記録ヘッド38及び40から記録媒体32に向かってインク(不図示)が吐出される。そして、記録媒体32が搬送手段(不図示)により副走査方向に搬送されることによって、記録媒体32に画像が記録される。
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、下記の実施例によって何ら限定されるものではない。なお、成分量に関して「部」及び「%」と記載しているものは特に断らない限り質量基準である。
<色材の合成>
(マゼンタ色材1)
特開2010−006969号公報に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(1)で表される化合物の、ナトリウム塩であるマゼンタ色材1を合成した。
Figure 2016069462
(マゼンタ色材2)
国際公開第2008/066062号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(2)で表される化合物の、ナトリウム塩であるマゼンタ色材2を合成した。
Figure 2016069462
(マゼンタ色材3)
特開2006−143989号公報に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(3)で表される化合物の、リチウム塩であるマゼンタ色材3を合成した。
Figure 2016069462
(マゼンタ色材4)
国際公開第2004/104108号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(4)で表される化合物の、ナトリウム塩であるマゼンタ色材4を合成した。
Figure 2016069462
(イエロー色材1)
特開2004−083903号公報に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(5)で表される化合物の、カリウム塩であるイエロー色材1を合成した。
Figure 2016069462
(イエロー色材2)
国際公開第2006/082669号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(6)で表される化合物の、カリウム塩であるイエロー色材2を合成した。
Figure 2016069462
(シアン色材1)
国際公開第2012/050061号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(7)で表される化合物の、ナトリウム塩であるシアン色材1を合成した。下記式(7)において、m=2.8、n=0.2、m+n=3.0(いずれも平均値)であった。
Figure 2016069462
(シアン色材2)
国際公開2007/091631号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(8)で表される化合物の、ナトリウム塩であるシアン色材2を合成した。下記式(8)において、m=2.4、n=0.6、m+n=3.0(いずれも平均値)であった。
Figure 2016069462
(シアン色材3)
国際公開2004/087815号に記載された方法に準じて、遊離酸型として下記式(9)で表される化合物の、ナトリウム塩であるシアン色材3を合成した。下記式(9)において、m=1.5、n=2.5、m+n=3.0(いずれも平均値)であった。
Figure 2016069462
<インクの調製>
表1−1及び1−2の上段に示す各成分(単位:%)を混合し、十分に撹拌した後、ポアサイズ0.20μmのフィルターで加圧ろ過して各インクを調製した。なお、表1−1及び1−2中の「アセチレノールE100」は、ノニオン性界面活性剤(川研ファインケミカル製)の商品名である。水溶性有機溶剤については、IOB値を括弧内に示した。表1−1及び1−2の下段には、インク中の、色材の合計含有量A(%)、特定溶剤の含有量B(%)、B/A(倍)の値、イエロー色材の含有量Y(%)、マゼンタ色材の含有量M(%)、及びY/M(倍)の値を示した。なお、「特定溶剤」とは、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤を意味する。
Figure 2016069462
Figure 2016069462
<評価>
上記で得られた各インクをそれぞれインクカートリッジに充填し、熱エネルギーの作用により記録ヘッドからインクを吐出するインクジェット記録装置(商品名「PIXUS Pro9000MarkII」、キヤノン製)に搭載した。本実施例においては、1/600インチ×1/600インチの単位領域に22ngのインクを付与して記録したベタ画像を「記録デューティが100%である」と定義する。本発明においては、下記の各項目の評価基準で、「AA」及び「A」を許容できるレベル、「B」を許容できないレベルとした。評価結果を表2に示す。
(色転び)
上記インクジェット記録装置を使用し、温度30℃、相対湿度10%の環境で、記録媒体(商品名「キヤノン写真用紙・光沢ゴールド」、キヤノン製)に、以下のパターンを含む画像を記録して記録物を得た。記録ヘッドのインク流路内のインクを十分に排出するために、記録デューティが50%であるベタ画像を記録した後、10秒間の吐出休止期間を設けて、再び記録デューティが50%であるベタ画像を記録した。そして、2つ目に記録したベタ画像における記録の最初の部分のドット及びその近傍を光学顕微鏡で観察し、以下に示す評価基準にしたがって色転びを評価した。
A:グレーとは異なる色味は確認されなかった。
B:グレーとは異なる色味が確認された。
(耐湿性)
上記インクジェット記録装置を使用し、温度23℃、相対湿度55%の環境で、記録媒体(商品名「キヤノン写真用紙・光沢プロ[プラチナグレード]」、キヤノン製)に、以下のパターンを含む画像を記録して記録物を得た。記録デューティが100%である0.4mm×0.4mmのベタ画像、及びこのベタ画像と同じサイズの非記録部が格子状に配置されたパターンを1種のインクについて2枚ずつ記録した。得られた記録物を温度23℃、相対湿度55%の環境で24時間乾燥させた。その後、一方の記録物は温度30℃、相対湿度90%の環境に6日間静置した後、再び温度23℃、相対湿度55%の環境に戻した(耐湿性試験後の記録物)。また、他方の記録物は温度23℃、相対湿度55%の環境で7日間静置した(対照の記録物)。そして、2種の記録物のベタ画像の部分について、分光光度計を使用し、光源:D50、視野:2°の条件で、CIE(国際照明委員会)により規定されたL***表示系におけるL*、a*及びb*を測定した。分光光度計としては、商品名「Spectorolino」(Gretag Macbeth製)を使用した。耐湿性試験後の記録物におけるL1 *、a1 *及びb1 *、並びに、対照の記録物におけるL2 *、a2 *及びb2 *から、ΔE={(L1 *−L2 *2+(a1 *−a2 *2+(b1 *−b2 *21/2の式に基づいてΔEを算出した。求めたΔEの値から、以下に示す評価基準にしたがって耐湿性を評価した。
AA:ΔEが1.2以下であった。
A:ΔEが1.2を超えて2.0以下であった。
B:ΔEが2.0を超えていた。
(耐光性)
上記インクジェット記録装置を使用し、温度23℃、相対湿度55%の環境で、記録媒体(商品名「キヤノン写真用紙・光沢ゴールド」、キヤノン製)に、記録デューティが50%であるベタ画像を記録して記録物を得た。得られた記録物を温度23℃、相対湿度55%の環境で24時間乾燥させた後、記録物のベタ画像の部分について、分光光度計を使用して、光源:D50、視野:2°の条件で光学濃度を測定した(耐光性試験)。分光光度計としては、商品名「Spectorolino」(Gretag Macbeth製)を使用した。この記録物をスーパーキセノン試験機(商品名「SX−75」、スガ試験機製)中に入れ、槽内温度23℃、相対湿度50%、照射強度150klxで5日間、キセノン光を照射した。その後、再び記録物のベタ画像の部分について光学濃度を測定した(耐光性試験後の光学濃度)。光学濃度の残存率(%)=(耐光性試験後の光学濃度/耐光性試験前の光学濃度)×100の式に基づいて、光学濃度の残存率を求めた。この値を「初期のインク」についてのものとする。また、調製したインクを密閉容器に入れ、温度70℃の環境で6日間保存した。このインクを用いて、上記と同様にして記録物を作製し、光学濃度の残存率を求めた。この値を「保存後のインク」についてのものとする。そして、上記のようにして求めた光学濃度の残存率から、以下の評価基準にしたがって耐光性を評価した。
A:保存後のインクを用いた場合の光学濃度の残存率が、初期のインクを用いた場合の同等以上であった。
B:保存後のインクを用いた場合の光学濃度の残存率が、初期のインクを用いた場合より低下していた。
Figure 2016069462
なお、色転びの程度について実施例5及び6を比較すると、実施例5のほうがやや劣っていた。同様に、色転びの程度について実施例7及び8を比較すると、実施例8のほうがやや劣っていた。また、実施例12のインクは、吐出が不安定となる場合があった。

Claims (9)

  1. イエロー色材、マゼンタ色材、及びシアン色材を含有する水性のインクであって、
    前記イエロー色材が、下記一般式(I)で表される化合物であり、
    前記マゼンタ色材が、2量体のアントラピリドン染料であり、
    前記シアン色材が、銅フタロシアニン染料であることを特徴とするインク。
    Figure 2016069462
    (前記一般式(I)中、R1は1価の基を表す。R2は−OR3又は−NHR4を表し、R3及びR4は水素原子又は1価の基を表す。R5はイオン性基を表す。R6はアリーレン基又は2価のヘテロ環基を表す。R7は鎖状の2価の連結基を表す。mは0又は1を表す。)
  2. 前記2量体のアントラピリドン染料が、下記一般式(II)で表される化合物である請求項1に記載のインク。
    Figure 2016069462
    (前記一般式(II)中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、モノアルキルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノアルキル基を表す。R2は連結基を表す。R3は、スルホン酸基及びカルボキシ基の少なくとも一方を有するフェニル基又はナフチル基を表す。Mは、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムを表す)
  3. 前記2量体のアントラピリドン染料が、下記一般式(II’)で表される化合物である請求項1又は2に記載のインク。
    Figure 2016069462
    (前記一般式(II’)中、R1は、それぞれ独立に、水素原子、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、シクロアルキル基、モノアルキルアミノアルキル基、又はジアルキルアミノアルキル基を表す。R2は連結基を表す。Mは、それぞれ独立に、水素原子、アルカリ金属、アンモニウム、又は有機アンモニウムを表す)
  4. 前記銅フタロシアニン染料が、下記一般式(III)で表される化合物である請求項1乃至3のいずれか1項に記載のインク。
    Figure 2016069462
    (前記一般式(III)中、破線で表される環A、B、C及びDは、それぞれ独立に、ベンゼン環又は含窒素複素芳香環を表し、かつ、前記含窒素複素芳香環の数は0.0より大きく3.0以下であるとともに残りはベンゼン環である。R1はアルキレン基を表す。R2は、スルホン酸基を有するアニリノ基を表す。R3はヒドロキシ基、アミノ基、又はアルコキシ基を表す。mは0.0より大きく3.9未満であり、nは0.1以上4.0未満であり、かつ、m及びnの和は1.0以上4.0未満である)
  5. インク中の色材の合計含有量(質量%)が、インク全質量を基準として、1.0質量%以上5.0質量%以下である請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインク。
  6. さらに、IOB値が1.7以上2.5以下の水溶性有機溶剤を含有する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインク。
  7. 前記水溶性有機溶剤の含有量(質量%)が、インク全質量を基準として、3.0質量%以上15.0質量%以下である請求項6に記載のインク。
  8. インクと、前記インクを収容するインク収容部とを備えたインクカートリッジであって、
    前記インクが、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とするインクカートリッジ。
  9. インクをインクジェット方式の記録ヘッドから吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録方法であって、
    前記インクが、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のインクであることを特徴とするインクジェット記録方法。
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