JP2016068367A - 液体吐出装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明の好適な第1実施形態について説明する。
第1実施形態に係るインクジェットプリンタ1(本発明の「液体吐出装置」)は、記録用紙K(本発明の「被吐出媒体」)に対する印刷のほか、画像の読み取りなども行うことが可能な、いわゆる複合機である。インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、印刷部2(図2参照)、給送部3、排出部4、読取部5、操作部6、表示部7などを備えている。また、インクジェットプリンタ1の動作は、制御装置50(図5参照)によって制御されている。
次に、印刷部2について説明する。印刷部2は、図2〜図4に示すように、キャリッジ11、インクジェットヘッド12(本発明の「液体吐出ヘッド」)、搬送ローラ13、プラテン14、複数のコルゲートプレート15、複数のリブ16、排出ローラ17、複数のコルゲート拍車18、19、エンコーダ20などを備えている。ただし、図2では、図面を見やすくするために、キャリッジ11を二点鎖線で図示し、キャリッジ11の下方に位置する部分を実線で図示している。
次に、インクジェットプリンタ1の動作を制御するための制御装置50について説明する。制御装置50は、図5に示すように、CPU(Central Processing Unit)51、ROM(Read Only Memory)52、RAM(Random Access Memory)53、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)54、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)55等を備える。制御装置50は、キャリッジモータ29、インクジェットヘッド12、搬送モータ28、読取部5、表示部7などの動作を制御する。また、制御装置50には、操作部6における操作に対応した信号や、エンコーダ20からの信号が入力される。
次に、印刷時のインクジェットプリンタ1の動作について説明する。インクジェットプリンタ1では、制御装置50の制御により、上述したように、搬送動作と、インク吐出動作とを交互に繰り返すことによって、記録用紙Kに印刷を行う。ここで、第1実施形態では、記録用紙Kが走査方向に沿った波形状となっている。そこで、第1実施形態では、波形状となった記録用紙Kに、走査方向に一定の着弾位置間隔PΔXでインクを着弾させるため、以下に詳細に説明するように、キャリッジ11の移動速度(すなわちインクジェットヘッド12の移動速度)を変化させている。概略すると、第1実施形態では、インクジェットヘッド12の駆動周期Tminでノズル10からインクを吐出させる一方で、インク吐出面12aと記録用紙KとのギャップGの走査方向に沿った変動に応じて、キャリッジ11の移動速度を変化させている。
E=PΔX+(Dn−Dn-1)・・・・・・・(1)
によって算出される間隔となる。したがって、[Dn−Dn-1]が大きくなるほど、吐出位置間隔Eは大きくなる。ここで、図6(a)に示すようなギャップ減少区間では、[Dn−Dn-1]は正の値となるため、吐出位置間隔Eは、PΔXよりも大きくなる。一方、図6(b)に示すようなギャップ増大区間では、[Dn−Dn-1]は負の値となるため、吐出位置間隔Eは、PΔXよりも小さくなる。したがって、ギャップ減少区間では、ギャップ増大区間よりも、吐出位置間隔Eが大きくなる。
次に、上述したような条件を満たすようなキャリッジ11の移動速度Vの具体的な算出方法について説明する。ここで、インクジェットヘッド12の駆動周期Tminでノズル10からインクを吐出させる場合、ある吐出タイミングとその直前の吐出タイミングにおけるキャリッジ11の移動速度をVn、Vn-1として、
E/[(Vn+Vn-1)/2]=Tmin・・・・・(2)
の式で示される関係が成り立つ。
Dn=Y/Vy(Vs−Vn)+(Vn/Vy)αn・ ・・・・・・・(3)
Dn-1=Y/Vy(Vs−Vn-1)+(Vn-1/Vy)αn-1・・・・(4)
のように表すことができる。ここで、Vyは、インク吐出面12aと直交する方向におけるノズル10からのインクの吐出速度である。また、Vsは、インクジェットヘッド12の駆動周期Tminでノズル10からインクを吐出させて、着弾位置間隔PΔXで記録用紙Kfにインクを着弾させるとした場合のキャリッジ11の移動速度である。
X=(Y/Vy)Vs・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
X−Dn=[(Y−αn)/Vy]・Vn ・・・・・・・・・・(6)
X−Dn-1=[(Y−αn-1)/Vy]・Vn-1 ・・・・・・・・(7)
の関係が成り立つ。そして、(5)、(6)の式から、(3)の式を導出することができ、(5)、(7)の式から、(4)の式を導出することができる。
Vn=[PΔX+(2Y−2αn-1−VyTmin)・Vn-1]/[2Y−2αn+VyTmin]
・・・・(8)
の関係が成り立つ。PΔX、Y、Vy、Tminは、あらかじめ設定される固定値である。よって、(8)の式によれば、ある吐出タイミングにおけるキャリッジ11の移動速度Vnは、記録用紙Kの、この吐出タイミングとその直前の吐出タイミングで吐出されるインクが着弾する着弾位置An、An-1部分での浮き量αn、αn-1、及び、直前の吐出タイミングでのキャリッジ11の移動速度Vn-1とに基づいて決めることができる。
次に、本発明の好適な第2実施形態について説明する。第2実施形態では、キャリッジ11の移動速度の決定の仕方が第1実施形態と異なるだけであるので、以下では、主に、キャリッジ11の移動速度の決定の仕方について説明する。
Vn=[PΔX+(2Gn-1−VyTmin)Vn-1]/[2Gn+VyTmin]・・・(9)
の式によって移動速度Vnを算出することができる。なお、第1実施形態のように、浮き量αを走査方向の位置毎に取得してEEPROM54に記憶させている場合でも、G=Y−Aであることをさらに記憶させておき、記憶されている浮き量αn、αn-1からギャップGn、Gn-1を算出し、算出したギャップGn、Gn-1と(9)の式とから移動速度Vnを算出してもよい。
10 ノズル
12 インクジェットヘッド
15 コルゲートプレート
16 リブ
18、19 コルゲート拍車
29 キャリッジモータ
50 制御装置
54 EEPROM
Claims (7)
- ノズルが形成された液体吐出面を有し、前記液体吐出面と平行な走査方向に移動可能に構成された液体吐出ヘッドと、
前記液体吐出ヘッドを前記走査方向に移動させるヘッド移動機構と、
被吐出媒体に、前記走査方向に沿った波形状を生じさせる波形状生成機構と、
前記走査方向に沿った、前記液体吐出面と前記波形状が形成された前記被吐出媒体とのギャップの変動に関するギャップ変動情報を保持するギャップ変動情報保持部と、
前記液体吐出ヘッド及び前記ヘッド移動機構の動作を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、
前記ヘッド移動機構に前記液体吐出ヘッドを前記走査方向に移動させつつ、前記液体吐出ヘッドに一定の吐出時間隔で前記ノズルから液体を吐出させることで、前記被吐出媒体に液体を着弾させ、
前記ヘッド移動機構に、前記ギャップ変動情報が示す前記ギャップの変動に応じて、前記液体吐出ヘッドの移動速度を変化させることを特徴とする液体吐出装置。 - 前記制御装置は、
前記ヘッド移動機構に、
前記液体吐出ヘッドの移動方向下流側にいくほど前記ギャップが減少する区間において、前記ギャップの減少が急峻になるほど、前記液体吐出ヘッドの移動速度を速くさせ、
前記液体吐出ヘッドの移動方向下流側にいくほど前記ギャップが増大する区間において、前記ギャップの増大が急峻になるほど、前記液体吐出ヘッドの移動速度を遅くさせることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、
前記液体吐出ヘッドに、前記液体吐出ヘッドの駆動周期で前記ノズルから液体を吐出させることを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、
前記ヘッド移動機構に、前記被吐出媒体における液体の着弾位置間隔が一定となるように、前記液体吐出ヘッドの移動速度を変化させることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、
前記液体吐出ヘッドの駆動周期よりも長い所定の速度制御周期毎に、前記ヘッド移動機構に、前記液体吐出ヘッドの移動速度を設定された目標速度にさせるように、前記液体吐出ヘッドの移動速度を制御させ、
1速度制御周期内に、前記液体吐出ヘッドに複数の吐出タイミングで前記ノズルから液体を吐出させる場合に、
前記複数の吐出タイミングにおける、前記液体吐出ヘッドの移動速度をそれぞれ算出し、
算出した移動速度のうち、最小の移動速度を前記目標速度とすることを特徴とする請求項3又は4に記載の液体吐出装置。 - 前記ギャップ変動情報保持部は、前記ギャップ変動情報として、前記被吐出媒体の前記液体吐出面から最も離れた部分に対する前記液体吐出面側への浮き量αを前記主走査方向における複数の位置毎に保持しており、
前記制御装置は、
ある吐出タイミングにおける前記液体吐出ヘッドの移動速度Vnを、前記ギャップ変動情報保持部が保持し且つ被吐出媒体の当該吐出タイミング及びその直前の吐出タイミングにおいて吐出された液体が着弾する部分における、前記浮き量αであるαn、αn-1と、直前の吐出タイミングにおける前記液体吐出ヘッドの移動速度Vn-1とから決定することを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 前記制御装置は、
前記被吐出媒体における前記走査方向に沿った液体の着弾位置間隔をPΔX、前記液体吐出面と、前記被吐出媒体の前記液体吐出面から最も離れた部分とのギャップをY、前記液体吐出面と直交する方向における前記ノズルから吐出された液体の飛翔速度をVy、前記液体吐出ヘッドの駆動周期をTminとして、
前記液体吐出ヘッドの移動速度Vnを、
Vn=[PΔX+(2Y−2αn-1−VyTmin)・Vn-1]/[2Y−2αn+VyTmin]
の関係式を用いて算出することを特徴とする請求項6に記載の液体吐出装置。
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JP2003334941A (ja) * | 2002-05-22 | 2003-11-25 | Canon Inc | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
JP2005041208A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-17 | Oce Technol Bv | インク画像を受け取り物質に適用するための装置及び方法 |
JP2011136519A (ja) * | 2009-12-29 | 2011-07-14 | Seiko Epson Corp | 液体吐出装置、及び、液体吐出方法 |
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- 2014-09-30 JP JP2014199684A patent/JP6417827B2/ja active Active
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