JP2016068269A - サーマルヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】主走査方向に長尺化しつつ、印画品質を保つことができるサーマルヘッドを提供する。【解決手段】サーマルヘッド10は、副走査方向と直交する主走査方向に間隔をおいて複数配列された発熱抵抗体23aと、主走査方向に間隔をおいて配列され発熱抵抗体の上面に形成された個別電極28aと、発熱抵抗体の上面において個別電極28aよりも回路基板から離隔する位置に個別電極と間隙を設け主走査方向に沿って形成された共通電極28bとからなり、主走査方向に沿って並んだ第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bと、回路基板に形成され第1電極ブロック62aの共通電極に電源を供給する第1電源供給部40aと、回路基板に形成され第1電源供給部とは電気的に独立し、第2電極ブロック62bの共通電極に電源を供給する第2電源供給部40bとを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、サーマルプリンタなどに用いられるサーマルヘッドに関する。
サーマルヘッドは、感熱記録紙などの被印刷体が搬送される方向に直交する方向(主走査方向)に配列された複数の発熱抵抗体の発熱部を発熱させ、その熱により被印刷体に文字や図形などの画像を形成する出力用デバイスである。このサーマルヘッドは、バーコードプリンタ、デジタル製版機、ビデオプリンタ、イメージャ、シールプリンタなどの記録機器に広く利用されている。
一般的なサーマルヘッドは、放熱板と、放熱板に取り付けられた発熱体板と、発熱体板と同じ側で放熱板に取り付けられた回路基板とを備えている。この発熱体板の放熱板と相対する表面の反対側の表面の帯状に延びる発熱領域には、発熱抵抗体が所定の間隔で直線状に配列されている。また、発熱抵抗体を駆動する駆動回路の一部となるドライバIC(Integrated Circuit)は、たとえば回路基板に搭載されている(たとえば特許文献1参照)。
特開2012−66476号公報
このようなサーマルヘッドにおいては、従来と比べて主走査方向の長さを長くすることにより、印刷幅をより広くすることが求められる。
そこで、本発明は、サーマルヘッドを主走査方向に長尺化しつつ、印画品質を保つことを目的とする。
上述の課題を解決するため、本発明は、サーマルヘッドにおいて、放熱板と、前記放熱板の上面に載置された回路基板と、前記回路基板に対し、被印刷体が搬送される方向である副走査方向に隣接して前記放熱板の上面に載置された絶縁基板と、前記絶縁基板の上面に形成された保温層と、前記保温層の上面に形成され、前記副走査方向と直交する主走査方向に間隔をおいて複数配列された発熱抵抗体と、主走査方向に間隔をおいて配列され前記発熱抵抗体の上面に形成された個別電極と、前記発熱抵抗体の上面において前記個別電極よりも前記回路基板から離隔する位置に前記個別電極と間隙を設け主走査方向に沿って形成された共通電極とからなり、主走査方向に沿って並んだ第1電極ブロックおよび第2電極ブロックと、前記回路基板に形成され前記第1電極ブロックの前記共通電極に電源を供給する第1電源供給部と、前記回路基板に形成され前記第1電源供給部とは電気的に独立し、前記第2電極ブロックの前記共通電極に電源を供給する第2電源供給部と、前記発熱抵抗体、前記個別電極および前記共通電極の上面に形成された保護層と、前記回路基板に搭載され前記第1電極ブロックにおける前記発熱抵抗体と、前記第2電極ブロックにおける前記発熱抵抗体とを駆動する駆動ICと、前記個別電極と前記駆動ICとを接続するボンディングワイヤと、を具備することを特徴とする。
本発明によれば、サーマルヘッドを主走査方向に長尺化しつつ、印画品質を保つことができる。
本発明に係るサーマルヘッドの一実施の形態における斜視図である。 本発明に係るサーマルヘッドの一実施の形態を用いたサーマルプリンタの一部の断面図である。 本発明に係るサーマルヘッドの一実施の形態を示し、(A)は上面図、(B)は発熱体板の側面図である。 本発明に係るサーマルヘッドの一実施の形態における上面図である。 本発明に係るサーマルヘッドの一実施の形態における断面図である。 本発明に係る発熱体板の模式的な回路図である。 本発明に係るサーマルヘッドの他の実施の形態を示す上面図である。 従来の発熱体板の模式的な回路図である。
本発明に係るサーマルヘッドの実施の形態を、図面を参照して説明する。この実施の形態は単なる例示であり、本発明はこれに限定されない。
なお、図1乃至図5では、矢印dsの方向が、被印刷体を搬送する方向(副走査方向)を表し、矢印dmの方向が、被印刷体を搬送する方向に直交する方向(主走査方向)を表している。
図1乃至図5に示すように、本実施の形態のサーマルヘッド10は、たとえば発熱体板20、回路基板40(40aおよび40b)および放熱板30を有している。発熱体板20および回路基板40は、放熱板30の同じ側の表面に載置されている。放熱板30は、たとえばアルミニウムなどの金属で形成された板である。
回路基板40aおよび40bは、それぞれ長方形の板状に形成され主走査方向dmに沿って並んでいる。この回路基板40aと回路基板40bとは、互いに物理的および電気的に独立しており、コネクタ46aとコネクタ46bとを介し外部から電源が供給される。
発熱体板20は、回路基板40における副走査方向dsの一端側に沿ってたとえば両面テープなどの接着剤により放熱板30に固着されている。発熱体板20には、帯状に延びる発熱領域24が形成されている。発熱領域24に所定の発熱パターンを形成するための制御信号や駆動電力は、回路基板40aおよび40bに入力され、さらに回路基板40と電気的に接続された発熱体板20に入力される。
このサーマルヘッド10を用いたサーマルプリンタは、所定の弾性を持つ材料で円筒状に形成されたプラテンローラ50を有している。このプラテンローラ50は、主走査方向dmに平行な直線上に軸52を持つ。また、プラテンローラ50の周側面が発熱領域24に接するように配置され、軸52を中心に回転可能に設けられる。
プラテンローラ50の回転によって、プラテンローラ50と発熱領域24との間に挿入された感熱記録媒体60は副走査方向dsに移動する。感熱記録媒体60は、発色温度以上に加熱されると発色する、たとえば感熱記録紙である。
サーマルプリンタは、駆動モータにより構成された図示しないヘッド押圧部によりサーマルヘッド10をプラテンローラ50に押し付ける方向へ押圧することにより、発熱領域24を感熱記録媒体60に押し付けてニップ圧を加える。
それとともにサーマルプリンタは、その感熱記録媒体60を副走査方向dsに移動させ、発熱領域24の発熱パターンを感熱記録媒体60の移動とともに変化させることにより、所望の画像を感熱記録媒体60上に形成する。
このサーマルプリンタは、例えば新聞紙やポスター等の幅広い印刷物を印字する孔版印刷の原版を作成するために用いられる。
発熱体板20は、支持基板22と、発熱抵抗体層23と、電極層28と、保護層29とを有している。
支持基板22は、長方形の板状に形成され、たとえばアルミナ(Al)などのセラミックでなる絶縁板22aと、この絶縁板22aの上面に酸化珪素(SiO)でなり層状に形成されたグレーズ層と称される保温層22bとを有している。この保温層22bには、主走査方向に延びる突条21が形成されている。
発熱抵抗体層23は、保温層22bの上面の一部に層状に、たとえばTaSiOなどのサーメットで形成される。発熱抵抗体層23は、発熱抵抗体23aが主走査方向dmに間隔をおき、1枚の発熱体板20における主走査方向dmの一端から他端まで連続して一列に配列され、それぞれ副走査方向dsに延設している。
電極層28は、発熱抵抗体層23の上面の一部に層状に形成される。電極層28は、たとえばアルミニウム(Al)で形成された共通電極28bおよび個別電極28aにより構成される。
共通電極28bは、回路基板40から離隔する発熱体板20の端部において主走査方向の中央部で分割され、主走査方向に延びるよう形成されている。個別電極28aは、主走査方向dmに間隔をおき、1枚の発熱体板20における主走査方向dmの一端から他端まで連続して一列に配列され、突条21の頂部近傍の間隙を副走査方向dsから共通電極28bと挟むよう対向して配置される。
共通電極28bを流れてきた電流は、個別電極28aと共通電極28bとの間に位置する間隙部分では発熱抵抗体23aを通ることとなるため、間隙部分の発熱抵抗体23aが発熱部23bとして機能する。この発熱部23bは、主走査方向dmに間隔をおいて配列されて、副走査方向dsに延びる発熱領域24を形成する。
電極層28は、共通電極28bと、当該共通電極28bに接続される複数の個別電極28aとにより構成された第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bとを有している。第1電極ブロック62aにおける共通電極28bと、第2電極ブロック62bにおける共通電極28bとは、互いに電気的に独立している。
第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bは、それぞれ主走査方向に長さL1およびL2が約14インチの長さで形成されているため、発熱部23bは、主走査方向に約28インチの長さを有している。このためサーマルヘッド10は、主走査方向に約28インチ分の印刷を行うことが可能であり、従来のサーマルヘッドと比べて広い印刷幅を有している。ちなみに第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bは、それぞれ16100ドットの印画を行うことができる。
第1電極ブロック62aにおいてコネクタ46aと離隔する箇所(すなわち第2電極ブロック62bと近接する箇所)と、第2電極ブロック62bにおいてコネクタ46bと離隔する箇所(すなわち第1電極ブロック62aと近接する箇所)とには、それぞれ接続部64aおよび64bにおいて、たとえば錫めっき銅線でなる導体が半硬質ビニールでなる絶縁体により被覆されたジャンパ線66aおよび66bが共通電極28bに接続される。
共通電極28bには、導体箔70が絶縁体72により挟み込まれたフレキシブル基板(FPC:Flexible Printed Circuits)74における導体箔70の一端が、異方性導電フィルム(ACF:Anisotropic Conductive Film)68により接続され、当該導体箔70の他端には、ジャンパ線66(66aおよび66b)の一端が接続される。
このジャンパ線66aおよび66bは、発熱体板20における、回路基板40と離隔する端部と、放熱板30の下側とを回りこみ、他端がそれぞれコネクタ46aおよび46bに接続される。
これにより、第1電極ブロック62aの共通電極28bと、第2電極ブロック62bの共通電極28bとは、ジャンパ線66aおよび66bを介して、回路基板40からそれぞれ接続部64aおよび64bに駆動電力が供給される。
また回路基板40aおよび40bは、ジャンパ線66aおよび66bを介して供給する駆動電力を、それぞれ接続部64aと接続部64bとに対し個別に可変できるよう調整可能に構成されている。
個別電極28aのボンディングパッド26には、ボンディングワイヤ44の一端が接続され、その他端は回路基板40上の駆動IC42と接続され、発熱領域24に所定の発熱パターンを形成するための制御信号が供給される。駆動IC42にはボンディングワイヤ45の一端が接続され、その他端は回路基板40上の回路パターンと接続される。
共通電極28bは、第1電極ブロック62aにおいてコネクタ46aと近接する一端に設けられたボンディングパッド(図示しない)にボンディングワイヤ44の一端が接続され、その他端は回路基板40のコネクタ46aと接続される。
また共通電極28bは、第2電極ブロック62bにおいてコネクタ46bと近接する他端に設けられたボンディングパッド(図示しない)にボンディングワイヤ44の一端が接続され、その他端は回路基板40のコネクタ46bと接続される。
このように共通電極28bは、第1電極ブロック62aにおいて主走査方向の両端にコネクタ46aから駆動電力が供給され、第2電極ブロック62bにおいて主走査方向の両端にコネクタ46bから駆動電力が供給される。
個別電極28aおよび共通電極28bの一部と発熱抵抗体層23とは、保護層29で覆われている。この保護層29は、個別電極28aおよび共通電極28bの一部の表面には設けられておらず、この部分にボンディングワイヤ44が接続される。駆動IC42およびボンディングワイヤ44は、樹脂48で封止されている。
ところで、発熱体板20における回路基板40から離隔する端部において主走査方向に延びるよう形成された共通電極28bを用いるサーマルヘッドの場合、図8に示すように、発熱抵抗体23a(図示しない)および個別電極28a等が存在するために共通電極28bの主走査方向の両端部における接続箇所Pa1およびPb1にしかワイヤボンディングを介して駆動電力を供給できなかった。
このため従来のサーマルヘッドを単に主走査方向に長尺化した場合、接続箇所Pa1およびPb1に印加された電圧が、共通電極28bの主走査方向の中央部に向かうに連れて共通電極28bの抵抗Rにより降下してしまい、発熱抵抗体23aに流れる電流が少なくなってしまう。よって従来のサーマルヘッドにおいては、主走査方向の中央部の方が両端部よりも印画濃度が薄くなってしまい、印画濃度が均一にならない可能性があった。
このように従来のサーマルヘッドにおいては、主走査方向に沿って電圧降下が生じ、印画濃度が均一にならないため、発熱部23bの主走査方向の一端から他端までに亘って印画濃度を均一化させることが困難であった。
これに対しサーマルヘッド10は、主走査方向に沿って形成された第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bにおいて、従来共通電極28bの主走査方向の両端部に接続していたボンディングワイヤ44に加えて設けた接続部64aおよび64b(図7における接続箇所Pa2およびPb2)にジャンパ線66aおよび66bを接続し駆動電力を供給するようにした。
このためサーマルヘッド10は、電源を補強して主走査方向に沿った電圧降下を防ぐことにより、共通電極28bの主走査方向に亘って電位を安定化でき、全ての発熱抵抗体23aに流れる電流を均一にすることができる。
これによりサーマルヘッド10は、発熱部23bの主走査方向の一端から他端までに亘って印画濃度を均一化させ、印画品質を向上できる。
ここで、第1電極ブロック62aと第2電極ブロック62bとに抵抗値のばらつきがあった場合、第1電極ブロック62aにおいて印画される濃度と、第2電極ブロック62bにおいて印画される濃度とがばらついてしまう可能性がある。
これに対し回路基板40は、ジャンパ線66aおよび66bを介して供給する駆動電力を、それぞれ接続部64aと接続部64bとに対し個別に可変できるよう調整可能に構成するようにした。
このためサーマルヘッド10は、第1電極ブロック62aと第2電極ブロック62bとに抵抗値のばらつきがあった場合であっても、接続部64aと接続部64bとに印加する電位を調整することにより、抵抗値のばらつきが印画濃度に与える影響を抑えることができる。
これによりサーマルヘッド10は、発熱部23bの主走査方向の一端から他端までに亘って印画濃度を均一化させ、印画品質を向上できる。
このように本実施の形態のサーマルヘッド10においては、第1電源供給部としての回路基板40aから第1電極ブロック62aの共通電極28bへ電源を供給し、回路基板40aとは電気的に独立した第2電源供給部としての回路基板40bから、第1電極ブロック62aの共通電極28bとは電気的に独立した第2電極ブロック62bの共通電極28bへ電源を供給するようにした。
ところで、従来よりも発熱体板を長尺化させる場合、主走査方向の長さが短い(たとえば14インチ)の発熱体板を主走査方向に並べて接続することも考えられる。しかしながらその場合、発熱体板同士の繋ぎ目に段差が発生しやすく、かつそれぞれの発熱体板に個別に反りが発生してしまうため、印画品質の低下、印画キズ、感熱記録媒体60の破れや搬送異常等が発生しやすくなってしまう。またそのような段差を発生させないためには、発熱体板の繋ぎ目に高い位置精度が求められてしまう。
これに対し本実施の形態においては、1枚の発熱体板20のみで、従来の発熱体板よりも長尺化させるようにした。このためサーマルヘッド10は、発熱体板同士を繋げる必要がなく、段差をなくすことができるとともに、発熱体板の反りを、1枚のみの平坦な反りにおさえることができる。これによりサーマルヘッド10は、印画品質を向上させ、印画キズ、感熱記録媒体60の破れや搬送異常等の発生を防止できる。
なお、上述したサーマルヘッド10においては、コネクタ46aおよび46bと共通電極28bとをジャンパ線66aおよび66bにより接続したが、これに限らず、他の導電性を有するケーブルやFPCなどにより接続しても良い。
また、上述したサーマルヘッド10においては、2箇所の接続部64aおよび64bに、回路基板40から駆動電力を供給したが、これに限らず、1箇所または3箇所以上の所定個数だけ接続部を設け、当該接続部に駆動電力を供給しても良い。
また、上述したサーマルヘッド10においては、1枚の発熱体板20における第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bに対し2枚の回路基板40aおよび40bから駆動電力を供給したが、これに限らず、図7に示すように、1枚の発熱体板120に3つの電極ブロックを設け、3枚の回路基板140a、140bおよび140cから駆動電力を供給しても良い。この場合、回路基板140cに取り付けられたコネクタ46cと中央の電極ブロックとをジャンパ線66cおよび66dで接続することにより、駆動電力を供給すれば良い。
また、上述したサーマルヘッド10においては、物理的に独立した2枚の板である回路基板40aと回路基板40bとを設けたが、これに限らず、1枚の板としての回路基板を設け、この回路基板に、互いに回路構成が電気的に独立し第1電極ブロック62aおよび第2電極ブロック62bを駆動する駆動回路を設けても良い。
その場合、放熱板30と、回路基板40aおよび40bと、発熱体板20との熱膨張係数の違いを考慮し、例えば回路基板の熱膨張係数が大きい場合、2枚の回路基板に分割することにより熱による回路基板の変形を抑えても良い。
また、上述したサーマルヘッド10においては、発熱部23bの主走査方向の長さを約28インチとしたが、これに限らず、28インチ以下または28インチ以上の種々の長さに設定して良い。特に28インチ以上の長さに設定する場合、3箇所以上の接続部に駆動電力を供給すると、電位を安定化させることができる。
また、上述したサーマルヘッド10においては、第1電極ブロック62aにおいてコネクタ46aと離隔する箇所と、第2電極ブロック62bにおいてコネクタ46bと離隔する箇所とに、それぞれ接続部64aおよび64bを設けたが、これに限らず、共通電極28bにおける種々の箇所に接続部64aおよび64bを設けて良い。
一般的にプラテンローラ50は、主走査方向dmに沿った中央部が両端部と比べて発熱領域24に対し強く接触する傾向があり、印画濃度も濃くなる傾向にあるため、これに対応し、主走査方向dmにそって印画濃度が一定になるように、接続部64aおよび64bの位置を設定しても良い。
また、上述したサーマルヘッド10においては、共通電極28bから個別電極28aに向かって電流を流したが、これに限らず、個別電極28aから共通電極28bに向かって電流を流しても良い。
10,120……サーマルヘッド、20,110……発熱体板、21……突条、22……支持基板、22a……絶縁板、22b……保温層、23……発熱抵抗体層、23a……発熱抵抗体、23b……発熱部、24……発熱領域、28……電極層、28a……個別電極、28b……共通電極、26……ボンディングパッド、29……保護層、30,130…放熱板、40a,40b,140a,140b…回路基板、42…ドライバIC、44,45…ボンディングワイヤ、46a,46b,46c…コネクタ、48…樹脂、50…プラテンローラ、52…軸、60……感熱記録媒体、62a…第1電極ブロック、62b…第2電極ブロック、64a,64b,64c,64d…接続部、66a,66b,66c,66d…ジャンパ線、68……異方性導電フィルム、70……導体箔、72……絶縁体、74…フレキシブル基板、dm……主走査方向、ds……副走査方向

Claims (4)

  1. 放熱板と、
    前記放熱板の上面に載置された回路基板と、
    前記回路基板に対し、被印刷体が搬送される方向である副走査方向に隣接して前記放熱板の上面に載置された絶縁基板と、
    前記絶縁基板の上面に形成された保温層と、
    前記保温層の上面に形成され、前記副走査方向と直交する主走査方向に間隔をおいて複数配列された発熱抵抗体と、主走査方向に間隔をおいて配列され前記発熱抵抗体の上面に形成された個別電極と、前記発熱抵抗体の上面において前記個別電極よりも前記回路基板から離隔する位置に前記個別電極と間隙を設け主走査方向に沿って形成された共通電極とからなり、主走査方向に沿って並んだ第1電極ブロックおよび第2電極ブロックと、
    前記回路基板に形成され前記第1電極ブロックの前記共通電極に電源を供給する第1電源供給部と、
    前記回路基板に形成され前記第1電源供給部とは電気的に独立し、前記第2電極ブロックの前記共通電極に電源を供給する第2電源供給部と、
    前記発熱抵抗体、前記個別電極および前記共通電極の上面に形成された保護層と、
    前記回路基板に搭載され前記第1電極ブロックにおける前記発熱抵抗体と、前記第2電極ブロックにおける前記発熱抵抗体とを駆動する駆動ICと、
    前記個別電極と前記駆動ICとを接続するボンディングワイヤと、
    を具備することを特徴とするサーマルヘッド。
  2. 前記第1電源供給部と前記第1電極ブロックの前記共通電極とを接続するジャンパ線と、前記第2電源供給部と前記第2電極ブロックの前記共通電極とを接続するジャンパ線とをさらに具備することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
  3. 前記第1電源供給部と前記第2電源供給部とは、それぞれ電源を可変に供給することを特徴とする請求項2に記載のサーマルヘッド。
  4. 3個以上の前記電極ブロックが主走査方向に沿って並び、前記回路基板に形成され互いに電気的に独立しそれぞれの当該電極ブロックに電源を供給する複数の電源供給部と、それぞれの当該電極ブロックにおける発熱抵抗体を駆動する複数の駆動ICとを具備することを特徴とする請求項1に記載のサーマルヘッド。
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