JP2016068065A - 撹拌軸の駆動装置 - Google Patents

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淳 為永
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Abstract

【課題】減速機の軸受の破損等をより効果的に防止することのできる撹拌軸の駆動装置を得る。
【解決手段】撹拌軸56と、該撹拌軸を回転駆動する回転装置11と、を備える撹拌軸の駆動装置62であって、回転装置は、撹拌軸に連結される出力軸39と、該出力軸を支持する第1軸受71と、該第1軸受よりも撹拌軸側で出力軸を支持する第2軸受72と、を有する。また、駆動装置は、撹拌軸を支持する第3軸受73をさらに有し、出力軸および撹拌軸は、撹拌軸(一方の軸)が、ホロー部56hを有し、出力軸(他方の軸)に設けられた挿入部39iが該ホロー部に挿入された状態で連結され、ホロー部の内周と挿入部の外周とは、接触部58と非接触部59とを有し、接触部の軸方向中央P58は、挿入部の軸方向中央P59よりも回転装置側にある。
【選択図】図1

Description

本発明は、撹拌軸の駆動装置に関する。
水処理や、薬品、食品の製造等の分野においては、タンク内の液状物等を撹拌する必要があることが多い。特許文献1には、このような用途に用いるのに好適な、撹拌軸と、該撹拌軸を回転駆動する回転装置と、を備えた撹拌軸の駆動装置が開示されている。
この装置では、減速機の出力軸は、減速機ケーシングに組み込まれた一対の軸受によって2点支持(両持ち支持)されている。減速機ケーシングの下部には、架台ケーシングが連結されている。撹拌軸は、継手部材を介して出力軸にキー連結されると共に、該架台ケーシングに組み込まれた一対の軸受によって2点支持(両持ち支持)されている。
特開2004−100772号公報(図1)
しかしながら、このように、減速機の出力軸および撹拌軸をそれぞれ2個の軸受で支持する構成(合計で4個の軸受で支持する構成)は、コストが掛かる。
そのため、コストダウンを意図して、撹拌軸を反減速機側の1個の軸受のみで支持する構造が提案されている。この構造によれば、減速機の出力軸の軸受と合わせて、計3個の軸受のみで、出力軸および撹拌軸を支持することができる。
しかしながら、このように、減速機の出力軸および撹拌軸を、計3個の軸受で支持するようにした構成した場合、減速機の軸受に過大な負荷が掛かり易く、まれに、破損等が生じたりすることがあるという問題があった。
本発明は、このような問題を解消するためになされたものであって、減速機の軸受の破損等をより効果的に防止することのできる撹拌軸の駆動装置を提供することをその課題としている。
本発明は、撹拌軸と、該撹拌軸を回転駆動する回転装置と、を備える撹拌軸の駆動装置であって、前記回転装置は、前記撹拌軸に連結される出力軸と、該出力軸を支持する第1軸受と、該第1軸受よりも撹拌軸側で前記出力軸を支持する第2軸受と、を有し、前記撹拌軸を支持する第3軸受をさらに有し、前記出力軸および前記撹拌軸は、一方の軸が、ホロー部を有し、他方の軸に設けられた挿入部が該ホロー部に挿入された状態で連結され、前記ホロー部の内周と前記挿入部の外周とは、接触部と非接触部とを有し、前記接触部の軸方向中央は、前記挿入部の軸方向中央よりも前記回転装置側にある構成とすることにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、出力軸および撹拌軸は、一方の軸(例えば出力軸)がホロー部を有し、他方の軸に設けられた挿入部が該ホロー部に挿入された状態で連結される。ホロー部の内周と挿入部の外周とは、接触部と非接触部とを有する。また、接触部の軸方向中央は、挿入部の軸方向中央よりも回転装置側にある。
この構成により、撹拌軸を支持する第3軸受から接触部までのスパンをより長く確保することができ、減速機の出力軸に作用するラジアル荷重を小さくすることができ、その分、減速機の軸受の負担を軽減することができる。
本発明によれば、減速機の軸受の破損等をより効果的に防止することのできる撹拌軸の駆動装置が得られる。
本発明の実施形態の一例に係る撹拌軸の駆動装置が適用された撹拌装置の主要部を示す断面図 図1の要部拡大断面図 図1の実施形態に係る撹拌軸の駆動装置が適用された撹拌装置の全体断面図 本発明の他の実施形態の一例に係る撹拌軸の駆動装置の図2相当の要部拡大断面図
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態の一例について詳細に説明する。
図3は、本発明の実施形態の一例に係る撹拌軸の駆動装置が適用された撹拌装置の全体断面図、図1は、該撹拌装置の主要部を示す断面図、図2は、図1の要部拡大断面図である。
先ず、撹拌装置の全体概略構成から説明する。
この撹拌装置10は、回転装置11の出力軸39(図1参照)に撹拌軸56を連結して、該撹拌軸56を回転駆動している。つまり、この撹拌装置10における撹拌軸56の駆動装置62は、撹拌軸56と、該撹拌軸56を回転駆動する回転装置11を備えている。撹拌軸56は、撹拌翼15が固定された撹拌翼本体56Aを有している。そして、撹拌軸56(の撹拌翼本体56A)が回転されることにより、撹拌翼15が一体的に回転し、タンク13内の被撹拌物(図示略)を撹拌する構成とされている。
回転装置11は、この例では、モータ12と減速機14とを有している。回転装置11は、撹拌装置10のタンク13の上部に、架台ユニット16を介して設置・固定される。以下、回転装置11の構成から順に説明してゆく。
図1、図2を参照して、回転装置11のモータ12は、モータ軸18を備えている。モータ軸18は、第1キー20を介して減速機14の入力軸22と連結されている。この減速機14は、偏心揺動型の遊星歯車減速機構を有する減速機で、入力軸22の外周には、該入力軸22の軸心に対して偏心している2個の偏心体24が一体的に形成されている。各偏心体24の偏心位相は、180度ずれている。偏心体24の外周には、ころ26を介して外歯歯車28が揺動可能に組み込まれている。外歯歯車28は、内歯歯車30に内接噛合している。
内歯歯車30は、この実施形態では、後述する減速機本体ケーシング48と一体化された内歯歯車本体30Aと、該内歯歯車本体30Aに支持されたピン部材30Bと、該ピン部材30Bに回転自在に外嵌され、該内歯歯車30の内歯を構成するローラ部材30Cと、を有している。内歯歯車30の内歯の数(ローラ部材30Cの数)は、外歯歯車28の外歯の数よりも、僅かだけ(この例では1だけ)多い。
外歯歯車28には、それぞれの軸心C28からオフセットした位置に、貫通孔28Aを有している。貫通孔28Aは、円周方向に等間隔に、複数形成されている。この貫通孔28Aを、内ピン34が貫通している。内ピン34の外周には、内ローラ36が回転自在に外嵌されている。内ローラ36と貫通孔28Aの一部は、接触しており、かつ、接触していない部分の内ローラ36と貫通孔28Aとの間には、偏心体24の偏心量の2倍の寸法に相当する最大隙間が確保されている。
内ピン34は、外歯歯車28の軸方向負荷側に配置されたキャリヤフランジ38に圧入・固定されている。キャリヤフランジ38は、出力軸39と一体化されている。
この撹拌装置10のモータ12のモータケーシング40は、モータ本体ケーシング42と、該モータ本体ケーシング42の負荷側に連結されたモータカバー44とを有している。
撹拌装置10の減速機14の減速機ケーシング32は、減速機本体ケーシング48と、該減速機本体ケーシング48の反負荷側に連結された入力側カバー50と、減速機本体ケーシング48の負荷側に連結された出力側カバー52とを有している。なお、モータ12のモータカバー44は、減速機14の入力側カバー50と兼用されている(モータカバー44=減速機14の入力側カバー50)。減速機14の減速機本体ケーシング48、入力側カバー50、および出力側カバー52は、第1ボルト54によって共締め連結されている。
撹拌装置10の架台ユニット16は、撹拌軸56を収容している架台本体ケーシング51と、該架台本体ケーシング51の負荷側に連結された架台カバー60とを有している。
次に、この撹拌装置10に適用されている撹拌軸56の駆動装置62の構成を説明する。
この駆動装置62は、既に述べているように、撹拌軸56と、該撹拌軸56を回転駆動する回転装置11を備える。回転装置11は、撹拌軸56に連結される(減速機の)出力軸39を備え、この出力軸39を第1軸受71と第2軸受72とで支持している。第1軸受71および第2軸受72は、減速機14の減速機ケーシング32の一部を構成する出力側カバー52に組み込まれている。
出力側カバー52は、全体が、筒状の部材で構成されている。出力側カバー52の反負荷側の端部外周には、第1外側フランジ部52Aが径方向外側に向けて突出形成されている。出力側カバー52は、該第1外側フランジ部52Aにおいて、第1ボルト54を介して減速機本体ケーシング48に連結されている。出力側カバー52の負荷側の端部外周には、第2外側フランジ部52Bが径方向外側に向けて突出形成されている。出力側カバー52は、該第2外側フランジ部52Bにおいて、負荷側から挿入されたボルト(中心線C55のみ図示)を介して架台本体ケーシング51の架台第1外側フランジ部58Aと連結されている。
出力側カバー52の反負荷側の内周であって、第1外側フランジ部52Aよりも僅かだけ軸方向負荷側の位置には、第1内側フランジ部52Cが径方向内側に向けて突出形成されている。第1軸受71は、該第1内側フランジ部52Cに設けられている。第1軸受71は、玉軸受で構成されており、第1内輪71A、第1外輪71B、および第1転動体71Cを備えている。
出力側カバー52の負荷側の内周であって、第2外側フランジ部52Bよりも僅かだけ軸方向反負荷側の位置には、第2内側フランジ部52Dが径方向内側に向けて突出形成されている。第2軸受72は、該第2内側フランジ部52Dに設けられている。つまり、第2軸受72は、第1軸受71よりも撹拌軸56側(負荷側)で出力軸39を支持している。第2軸受72は、第2内輪72A、第2外輪72B、および第2転動体72Cを備えている。
この実施形態では、第1軸受71と第2軸受72は、同一ではなく、第1軸受71の方が容量が大きい(第2外輪72Bより第1外輪71Bの方が、外径が大きい)。ただし、第1軸受71と第2軸受72は、同一であってもよい。
なお、第2軸受72の軸方向負荷側において、オイルシール80が、出力軸カバー52に固定された係止ブロック84と第1カラー82との間に、2個並んで配置されている。このオイルシール80により、減速機ケーシング32(の出力側カバー52)と出力軸39との間がシールされている。
一方、駆動装置62は、撹拌軸56を支持する第3軸受73をさらに有している(図1)。第3軸受73は、架台ユニット16の架台カバー60に組み込まれている。
より具体的には、架台ユニット16の架台本体ケーシング51は、全体が、反負荷側よりも負荷側の方がやや径が大きい筒状の部材で構成されている。架台本体ケーシング51の負荷側の端部外周には、架台第2外側フランジ部58Bが径方向外側に向けて突出形成されている。架台第2外側フランジ部58Bには、負荷側から挿入された第3ボルト61を介して架台カバー60が連結されている。
架台カバー60は、ほぼ円板状の部材で構成され、径方向中央部に貫通孔60Aを有している。該架台カバー60の貫通孔60Aは、その周囲の肉厚が、厚く形成され、ここに第3軸受73が配置されている。
第3軸受73は、第3内輪73A、第3外輪73B、および第3転動体73Cを備えている。
なお、貫通孔60Aの第3軸受73の負荷側には、オイルシール65が組み込まれている。オイルシール65は、具体的には、撹拌軸56の外周に組み込まれた第2カラー74と貫通孔60Aの内周との間に配置され、架台本体ケーシング51内をシールしている。
ここで、撹拌軸(出力軸および撹拌軸の一方の軸)56は、軸方向回転装置側の端部にホロー部56hを有している。そして、出力軸39および撹拌軸56は、出力軸(他方の軸)39の一部が挿入部39iとして該ホロー部56hに挿入された状態で、互いに連結されている。挿入部39iは、出力軸39と撹拌軸56とが、径方向から見たときに重なっている領域に相当している。
撹拌軸56のホロー部56hの内径は、均一ではない。具体的には、ホロー部56hの内周には、段差56h1が形成されている。該段差56h1の軸方向開口側(回転装置側)の内径はD58であり、段差56h1の軸方向奥側(反回転装置側)の内径は、D58より大きいD59である(D58<D59)。
一方、挿入部39iの外径d39iは、一定であり、D58と等しい(d39i=D58)。この構成により、挿入部39iは、ホロー部56hの段差56h1の軸方向開口側でのみ、該ホロー部56hと接触している。
つまり、撹拌軸56のホロー部56hの内周と出力軸39の挿入部39iの外周とは、互いに接触する接触部58(=段差56h1よりも軸方向開口側の領域)と互いに接触しない非接触部59(=段差56h1よりも軸方向奥側の領域)とを有しており、挿入部39iの軸方向の全体では接触していない。
接触部58は、非接触部59よりも軸方向開口側(回転装置側)に位置しているため、接触部58の軸方向中央(接触部重心位置P58)は、挿入部39iの軸方向中央(挿入部重心位置P39i:従来の重心位置)よりもシフト量aだけ、回転装置側に位置している。
接触部58の軸方向長さはL58であり、非接触部59の軸方向長さはL59、挿入部39iの軸方向長さはL39i(=L58+L59)である。この実施形態では、接触部58の軸方向長さL58を、非接触部59の軸方向長さL59よりも短く設定し(L58<L59)、挿入部39iの軸方向長さL39iの半分未満に設定している(L58<L39i/2)。したがって、シフト量aとして、少なくとも、挿入部39iの軸方向長さL39iの1/4以上の大きさが確保されている。
出力軸39と撹拌軸56は、連結部66を介して回転方向に連結されている。連結部66は、キー64、出力軸39に形成したキー溝39x、および撹拌軸56に形成したキー溝56xによって構成されている。撹拌軸56側のキー溝56xは、ホロー部56hの軸方向全長に亘って形成されている。出力軸39側のキー溝39xは、接触部58のみならず、非接触部59を超えた位置(挿入部39iを超えた位置)にまで延在されている。また、キー64は、ほぼ接触部58+非接触部59の軸方向長さを有している。つまり、連結部66は、接触部58と非接触部59の両方に亘って形成されている。
次に、本実施形態の作用を説明する。始めに、撹拌装置10の作用から説明する。
この撹拌装置10では、モータ12のモータ軸18が回転すると、該モータ軸18に第1キー20を介して連結されている減速機14の入力軸22が回転する。入力軸22が回転すると、偏心体24および該偏心体24の外周に配置されたころ26を介して外歯歯車28が揺動回転する。これにより、外歯歯車28と内歯歯車30の噛合位置が順次ずれていく現象が発生し、入力軸22が1回回転する毎に、(固定状態にある)内歯歯車30に対し、外歯歯車28が歯数差(この例では1)だけ相対回転する(自転する)。
この相対回転は、内ローラ36および内ピン34を介してキャリヤフランジ38に伝達され、キャリヤフランジ38と一体化されている出力軸39が回転する。なお、外歯歯車28の揺動成分は、内ローラ36と外歯歯車28の貫通孔28Aとの間の隙間によって吸収される。
減速機14の出力軸39が回転すると、該出力軸39と連結されている撹拌軸56が回転し、撹拌軸56に固定された撹拌翼15が回転してタンク13内の被撹拌物が撹拌される。
ここで、減速機14の第1、第2軸受71、72の耐久性をより向上させる作用について、詳細に説明する。
今、撹拌によって撹拌軸56に荷重(ラジアル荷重)F56が掛かった状況を想定する。
従来は、撹拌軸56に掛かった荷重F56が、挿入部39iの全体を介して出力軸39に伝達されていた。そのため、撹拌軸56に掛かった荷重F56が出力軸39に伝達されるときの重心位置(挿入部重心位置)P39iは、挿入部39iの軸方向中央にあった。
一方、本実施形態のように、撹拌軸56のホロー部56hの内周と出力軸39の挿入部39iの外周とが、接触部58と非接触部59とを有する場合、撹拌軸56に掛かった荷重F56が出力軸39に伝達されるときの重心位置(接触部重心位置)P58は、(挿入部39iの軸方向中央ではなく)接触部58の軸方向中央となる。
そして、本実施形態では、接触部58の軸方向中央(接触部重心位置P58)が、挿入部39iの軸方向中央(挿入部重心位置P39i)よりも減速機14側(回転装置11側)にある。換言するならば、接触部重心位置P58は、挿入部重心位置P39iと接触部重心位置P58との距離(=シフト量)aに相当する分だけ、挿入部重心位置P39iよりも減速機14(回転装置11)側にシフトしている。
ここで、
・撹拌軸56に荷重F56が掛かる重心位置P56から第3軸受73の位置(具体的には、第3転動体73Cの中心位置)P73までの距離をL11(図1、図3)、
・第3軸受73の位置P73から挿入部重心位置P39iまでの距離をL12、
・挿入部重心位置P39iから第2軸受72の位置(具体的には、第2転動体72Cの中心位置)P72までの距離をL21、
・第2軸受72の位置P72から第1軸受71の位置(具体的には、第1転動体71Cの中心位置)P71までの距離をL22、
とし、シフト量aがL21よりも小さい状態、つまり接触部重心位置P58が、第2軸受72よりも撹拌軸56側にある状態において、該シフト量aをパラメータとして、第3軸受73に掛かる荷重F73、および接触部重心位置P58に掛かる荷重F58を表すと、以下のようになる。
<第3軸受73に掛かる荷重F73>
F73=[{L11+(L12+a)}/(L12+a)]・F56 …(1)
<接触部重心位置P58に掛かる荷重F58>
F58={L11/(L12+a)}・F56 …(2)
したがって、第2軸受72に掛かる荷重F72、第1軸受71に掛かる荷重F71は以下のようになる。
<第2軸受72に掛かる荷重F72>
F72=[{(L21−a)+L22}/L22]・F58 …(3)
<第1軸受71に掛かる荷重F71>
F71={(L21−a)/L22}・F58 …(4)
上記(1)式〜(4)式において、シフト量aを零(a=0)としたときの値が、従来の挿入部39i全体において撹拌軸56と出力軸39とが接触されていた状態に相当している。
(3)式および(4)式から、シフト量aが大きくなるほど、第2軸受72および第1軸受71に掛かる荷重F71、F72(つまり、荷重F56に起因する荷重)が、双方とも低下することが分かる。とりわけ、第1軸受71に掛かる荷重F71は、(4)式から明らかなように、シフト量aが距離L21に近づくにつれて(接触部重心位置P58が第2軸受72に近づくにつれて)低減していき、接触部重心位置P58が、第2軸受72の位置P72に一致したとき(シフト量a=L21となったとき)に、零になることが分かる。
また、本実施形態では、接触部58の軸方向長さL58を、非接触部59の軸方向長さL59よりも短く設定し(L58<L59)、挿入部39iの半分未満の軸方向長さに設定している(L58<L39i/2)。このため、少なくとも、挿入部39iの軸方向長さの1/4以上のシフト量aを確保することができている。換言するならば、挿入部39iの軸方向長さL39iに対して、効率的に(大きく)接触部重心位置P58を回転装置側にシフトさせることができている。
さらに、本実施形態においては、出力軸39と撹拌軸56との回転方向の連結部66は、接触部58の軸方向長さL58よりも長いキー64とキー溝39x、56xとによって構成され、接触部58と非接触部59の両方に亘って形成されている。これにより、減速機14の回転方向の動力は、接触部58のみならず、非接触部59を含む挿入部39iの全体を介して撹拌軸56に伝達される。そのため、接触部58の軸方向長さL58が短くても、減速機14の回転動力を撹拌軸56に良好に伝達することができる。
図4は、本発明の他の実施形態の一例に係る撹拌軸56の駆動装置62の図2相当の要部拡大断面図である。
先の実施形態においては、ホロー部が撹拌軸側に設けられていたが、ホロー部は、出力軸側に設けることも可能である。また、先の実施形態においては、ホロー部(あるいは接触部)が、第2軸受よりも反回転装置側(第3軸受側)にある例が示されていたが、該ホロー部は、第2軸受よりも回転装置側(第1軸受側)にまで存在するように構成することも可能である。
図4は、このような構成例を示している。
図4の構成例では、減速機14の出力軸139および撹拌軸156のうち、出力軸139の方がホロー部139hを有し、撹拌軸156の小径部156kの一部が挿入部156iとして該ホロー部139hに挿入された状態で連結されている。挿入部156iは、出力軸139と撹拌軸156とが、径方向から見たときに重なっている領域に相当している。
出力軸139のホロー部139hの内径は均一ではない。具体的には、ホロー部139hの内周には、段差139h1が形成されており、段差139h1の軸方向奥側(回転装置側)の内径D158の方が、段差139h1の軸方向開口側(反回転装置側)の内径D159よりも小さい(D158<D159)。これに対し、撹拌軸156の小径部156kの外径d156kは、一定であり、D158と等しい(D158=d156k)。この結果、出力軸139のホロー部139hの内周と撹拌軸156の挿入部156iの外周とは、挿入部156iの軸方向回転装置側でのみ接触している。すなわち、この実施形態においても、出力軸139のホロー部139hの内周と撹拌軸156の挿入部156iの外周とは、接触部(段差139h1よりも軸方向奥側の領域)158と非接触部(段差139h1よりも軸方向開口側の領域)159とを有しており、該挿入部156iの軸方向全体では接触していない。接触部158は、非接触部159よりも、軸方向回転装置側に位置している。つまり、接触部158の軸方向中央(接触部重心位置P158)は、挿入部156iの軸方向中央(挿入部重心位置P156i)よりも、回転装置側に位置している。
別言するならば、この実施形態では、ホロー部139hが出力軸139に設けられ、該ホロー部139hが、少なくとも第2軸受72の位置P72の径方向内側にまで形成されている。さらに別言するならば、出力軸139に設けられたホロー部139hが、第2軸受72の位置P72よりも回転装置側にまで形成され、かつ第1軸受71の位置P71と第2軸受72の位置P72との間に、接触部158が存在している。
つまり、図4の例では、シフト量aは、挿入部重心位置P156iから第2軸受72の位置P72までの距離L21よりも大きい(a>L21)。そして、シフト量aをパラメータとすると、接触部重心位置P158での荷重F158が、上記(2)式と同様に、
F158=(L11/L12+a)・F56 …(5)
と表せることから、第2軸受72に掛かる荷重F72、第1軸受71に掛かる荷重F71は以下のようになる。
<第2軸受72に掛かる荷重F72>
F72=[{L22−(a−L21)}/L22]・F158 …(6)
<第1軸受71に掛かる荷重F71>
F71=[{(a−L21)/L21}/L22]・F158 …(7)
第2軸受72では、(6)式から、シフト量aが大きくなるほど、(a−L21)の値が大きくなり、したがって{L22−(a−L21)}が小さくなり、第2軸受72に掛かる荷重F72が低下することが分かる。そして、(a−L21)が、L22と等しくなったとき、つまり、接触部重心位置P158が第1軸受71の位置P71と一致したときに、荷重F72は零となる。つまり、第2軸受72については、シフト量aがL21よりも小さくても、また、大きくても、該シフト量aが大きくなるにつれて、荷重F72は一貫して低減し、零に至っている。
なお、第1軸受71では、(7)式から明らかなように、シフト量aが距離L21より大きくなるにつれて、つまり、接触部重心位置P158が第1軸受71に近づくにつれて、零から再び上昇に転じる。
換言するならば、図4の実施形態のように、ホロー部139hが出力軸139に設けられ、該ホロー部139hが、少なくとも第2軸受72の径方向内側にまで形成されているように構成すると、特に第2軸受72に掛かる荷重F72を大きく低減することができる。とりわけ、出力軸139に設けられたホロー部139hが、第2軸受72よりも回転装置側にまで形成され、かつ第1軸受71と第2軸受72との間に、接触部重心位置P158を有するように構成すると、一層、第2軸受72に掛かる荷重F72を低減することができる。
したがって、第1軸受71、あるいは第2軸受72において、それぞれ掛かる荷重等を考慮して、ホロー部139hの位置や、シフト量aを適宜に設定すればよい。
なお、この図4の例でも、出力軸139と撹拌軸156は、連結部166を介して回転方向に連結されている。連結部166は、キー164、出力軸139に形成したキー溝139x、および撹拌軸156に形成したキー溝156xによって構成されている。キー164は、接触部158の軸方向長さより長く、連結部166は、接触部158と非接触部159の両方に亘って形成されている。そのため、回転動力の伝達については、十分な接触長さが確保されており、安定した動力伝達が可能である。
その他の構成については、先の実施形態と同様であるため、図中で、同一または類似する部位の部材に同一の符号を付すに止め、重複説明は省略する。
なお、上記実施形態においては、回転装置が偏心揺動型の遊星歯車減速機構を有する減速機を備えていた。しかし、回転装置の減速機の減速機構は、必ずしも遊星歯車減速機構である必要はなく、例えば、平行軸歯車減速機構や直交軸歯車減速機構等であってもよい。あるいは、プーリ機構や、トラクションドライブ機構のような、歯車を有しない減速機構であってもよい(減速機構の種類は限定されない)。
また、回転装置は、そもそも、モータ+減速機の構成に限定されず、例えば、モータのみを有し、減速機を有していない回転装置であってもよい。
また、上記実施形態においては、第1〜第3軸受として、いずれも玉軸受が採用されていたが、本発明における第1〜第3軸受の種類は、特に玉軸受には限定されず、いずれの種類の軸受であってもよい。
また、上記実施形態においては、出力軸と撹拌軸との連結部を、キー溝とキーによって構成していたが、連結部の構成は、これに限定されない。例えば、スプラインによる結合であってもよい。
また、上記実施形態においては、ホロー部側に段差を設けることで、接触部と非接触部を形成していたが、これに限定されず、挿入部側に段差を設けてもよいし、ホロー部側と挿入部側の両方に段差を設けることにより、接触部と非接触部を形成してもよい。
10…撹拌装置
11…回転装置
12…モータ
14…減速機
16…架台ユニット
39…出力軸
39i…挿入部
52…出力側カバー
56…撹拌軸
56h…ホロー部
58…接触部
59…非接触部
60…架台カバー
62…駆動装置
66…連結部
71〜73…第1〜第3軸受

Claims (4)

  1. 撹拌軸と、該撹拌軸を回転駆動する回転装置と、を備える撹拌軸の駆動装置であって、
    前記回転装置は、前記撹拌軸に連結される出力軸と、該出力軸を支持する第1軸受と、該第1軸受よりも撹拌軸側で前記出力軸を支持する第2軸受と、を有し、
    前記撹拌軸を支持する第3軸受をさらに有し、
    前記出力軸および前記撹拌軸は、一方の軸が、ホロー部を有し、他方の軸に設けられた挿入部が該ホロー部に挿入された状態で連結され、
    前記ホロー部の内周と前記挿入部の外周とは、接触部と非接触部とを有し、
    前記接触部の軸方向中央は、前記挿入部の軸方向中央よりも前記回転装置側にある
    ことを特徴とする撹拌軸の駆動装置。
  2. 請求項1において、
    前記出力軸と前記撹拌軸とを回転方向に連結する連結部を有し、該連結部は、前記接触部と前記非接触部の両方に亘って形成されている
    ことを特徴とする撹拌軸の駆動装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記ホロー部が前記出力軸に設けられ、該ホロー部は、少なくとも前記第2軸受の径方向内側にまで形成されている
    ことを特徴とする撹拌軸の駆動装置。
  4. 請求項3において、
    前記出力軸に設けられたホロー部は、前記第2軸受よりも前記回転装置側にまで形成され、かつ
    前記第1軸受と前記第2軸受との間に、前記接触部を有する
    ことを特徴とする撹拌軸の駆動装置。
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