JP2016067702A - 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体 - Google Patents

医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体 Download PDF

Info

Publication number
JP2016067702A
JP2016067702A JP2014201665A JP2014201665A JP2016067702A JP 2016067702 A JP2016067702 A JP 2016067702A JP 2014201665 A JP2014201665 A JP 2014201665A JP 2014201665 A JP2014201665 A JP 2014201665A JP 2016067702 A JP2016067702 A JP 2016067702A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medical device
lumen
impeller
fluid
end side
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2014201665A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6444121B2 (ja
Inventor
圭 本田
Kei Honda
圭 本田
武寿 森
Taketoshi Mori
武寿 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2014201665A priority Critical patent/JP6444121B2/ja
Priority to US14/868,984 priority patent/US10307176B2/en
Publication of JP2016067702A publication Critical patent/JP2016067702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6444121B2 publication Critical patent/JP6444121B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B17/221Gripping devices in the form of loops or baskets for gripping calculi or similar types of obstructions
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00535Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated
    • A61B2017/00553Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated using a turbine
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00535Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated
    • A61B2017/00561Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated creating a vacuum
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/22Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for
    • A61B2017/22079Implements for squeezing-off ulcers or the like on the inside of inner organs of the body; Implements for scraping-out cavities of body organs, e.g. bones; Calculus removers; Calculus smashing apparatus; Apparatus for removing obstructions in blood vessels, not otherwise provided for with suction of debris
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B17/3205Excision instruments
    • A61B17/3207Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions
    • A61B17/320758Atherectomy devices working by cutting or abrading; Similar devices specially adapted for non-vascular obstructions with a rotating cutting instrument, e.g. motor driven
    • A61B2017/320775Morcellators, impeller or propeller like means
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B2217/00General characteristics of surgical instruments
    • A61B2217/002Auxiliary appliance
    • A61B2217/005Auxiliary appliance with suction drainage system

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Orthopedic Medicine & Surgery (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

【課題】 本発明の目的は、生体内の小径の固形物や、生体内の狭所に存在する固形物の回収が可能であり、かつ、固形物を複数効率よく回収可能な、医療デバイスおよびこれを用いた生体内の固形物の回収方法を提供することにある。【解決手段】医療用デバイス1は、生体内において流体とともに存在する固形物を回収するための医療用デバイスであって、内腔41、内腔41の遠位端側に設けられた吸引口42、および側面に配置され、内腔41と連通する吐出口44を有する筒体4と、内腔41に配置され、吸引口42から吐出口44に前記流体を移送するインペラ5と、内腔41に配置され、固形物を回収するフィルター6とを有し、流体がインペラ5から吐出口44まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、筒体4の中心軸を起点として筒体4の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している。【選択図】 図1

Description

本発明は、医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体に関する。
尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に存在する結石であり、発生部位が腎臓や尿管である結石を上部尿路結石という。尿路結石症では、これら尿路結石により様々な症状が引き起こされる。例えば腎臓内に生じた結石が尿管に移動した場合、結石が尿管を傷つけることで痛みや血尿が生じることや、結石が尿管を閉塞することで一過性の水腎症状態となることにより、腰背から側腹部の激しい痛み(疝痛)が引き起こされる。したがって、これらの症状を緩和または治療するには、原因となる結石を除去することが有効であると考えられている。
上部尿路に存在する結石の除去法のうち、外科的な積極的除去法としては、経尿道的結石砕石術(TULまたはURS)、体外衝撃波結石砕石術(ESWL)や経皮的結石砕石術(PCNLまたはPNL)が知られている。また、TULには硬性腎盂尿管鏡を用いるr−TUL(またはr−URS)と軟性腎盂尿管鏡を用いるf−TUL(またはf−URS)がある。これらのうち、TULは、一般に、腎盂尿管鏡を用い、経尿道、膀胱および尿管的に、尿管または腎盂腎杯に存在する結石に到達し、直接結石を破砕し、抽石を行う治療方法である。TULは、ESWLやPCNLと比較して結石除去率(stone free rate)が高く、また、尿管の損傷が少ないことから低侵襲であるといった利点がある。特にf−TULにおいて、これらの利点が大きい。
TULにおいては、硬性腎盂尿管鏡や軟性腎盂尿管鏡の鉗子チャネルを介して砕石、抽石が行われる。砕石は、一般に、Ho:Yagレーザー等のレーザーファイバを用いて行われる。また、抽石は、一般に、バスケットカテーテル(バスケット鉗子)を用いて行われる。バスケットカテーテルとしては、例えば、特許文献1に開示されるような医療器具が知られている。
特表2001−512355号公報
しかしながら、従来のバスケットカテーテルによる抽石では、バスケットカテーテルの把持機能や、尿管内腔や尿管アクセスシース(ガイディングカテーテル)のサイズに限りがあるため、バスケットカテーテルで結石破砕片を把持し体外まで運び出すという一連の抽石操作において、結石およびその破砕片を、少量、特に1つずつしか除去することができない。そのため、結石を除去するためには、体外と結石が存在する箇所との間において、何度もバスケットカテーテルの出し入れ操作を行う必要がある。これにより、使用者(術者)に対する大きな負担が生じる。また、何度もバスケットカテーテルの出し入れ操作を行うために手術時間が長くなることで、術後の尿路感染症等の発症リスクが高くなることや、虚血等による尿管への負荷が生じること、および術後感染症等を抑制するために設定された手術の制限時間内に結石およびその破砕片を除去しきれず、再発リスクが増加するといった、患者に対する様々な不利益が発生する。
また、従来用いられているバスケットカテーテルは、一般に、小径の結石またはその破砕片を掴むことが困難である。一方で、小径の結石またはその破砕片を回収するために開発されたバスケットカテーテルは、一般に大径の結石を掴むのが困難であり、また、操作性が十分でない。さらに、小径の結石または破砕片を尿流による自然排石が期待される程度の径まで砂状に破砕する方法も提案されている。しかしながら、この方法は、破砕に手間や時間を要するものであり、さらに、専用のレーザー出力装置を用意する必要があることも多く、現状実用的ではない。
また、バスケットカテーテルは、小腎杯の隅や腎乳頭部の脇等の鉗子自体が届きづらい箇所にある結石およびその破砕片を回収することが困難である。この結果、バスケットカテーテルを用いた従来の方法では、結石除去率を高めることが困難であり、再発率を低減させることも困難である。
さらに、複数の結石およびその破砕片を把持することで、バスケットカテーテルを構成する金属ワイヤ間の隙間から結石の端面が露出してしまう。そのため、複数の結石や結石破砕片を一度に体外まで除去しようとすると、腎臓や尿管の内壁等を損傷してしまうことや、尿管アクセスシースの遠位側の開口部端面と結石の露出部とが嵌合して体外まで引き抜けないことがある。このような場合、バスケットカテーテルを破棄せざるを得ない。
以上に鑑み、本発明の目的は、生体内の小径の固形物や、生体内の狭所に存在する固形物の回収が可能であり、かつ、固形物を複数効率よく回収可能な、医療デバイスおよびこれを用いた生体内の固形物の回収方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決すべく鋭意検討する中で、生体内の固形物を吸引しフィルターにより回収することにより、生体内の小径の固形物や、生体内の狭所に存在する固形物の回収が可能となること、また、複数の固形物を一括して回収可能なことを見出した。さらに、本発明者らは、固形物とともに吸引される流体(例えば潅流液)を用いて循環流を形成し、これを吸引に利用することにより吸引力を高め、固形物の回収効率を高めることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明は以下に関する。
(1) 生体内において流体とともに存在する固形物を回収するための医療用デバイスであって、
内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、
前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、
前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターと、を有し、
前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイス。
(2) 前記筒体が、前記インペラのブレードよりも近位端側に前記内腔を横断する壁部を有し、
当該壁部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、(1)に記載の医療用デバイス。
(3) 前記壁部と前記吐出口を形成する側壁の一部とは、一体化して同一面を形成している、(1)または(2)に記載の医療用デバイス。
(4) 前記側壁は、少なくとも一部が前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、(3)に記載の医療用デバイス。
(5) 前記吐出口の前記筒体の外表面側の開口は、前記筒体の周方向における遠位端側の幅が、近位端側の幅よりも大きい、(1)〜(4)のいずれかに記載の医療用デバイス。
(6) 前記吐出口の前記内腔側の開口が、前記インペラのブレードの近位端に面している、(1)〜(5)のいずれかに記載の医療用デバイス。
(7) 前記インペラが、スクリューである、(1)〜(6)のいずれかに記載の医療用デバイス。
(8) 前記インペラの作動時において、前記吐出口から吐出された流体が前記筒体の遠位端方向に移動し、前記内腔を通過する循環流が形成される、(1)〜(7)のいずれかに記載の医療用デバイス。
(9) 生体内において流体とともに存在する固形物を回収するための医療用デバイス組立体であって、
内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、
前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、
前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターと、
前記インペラに連結され、前記インペラに駆動力を伝達する駆動軸と、を有し、
前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイス、ならびに
前記駆動軸に連結され、前記駆動軸に前記駆動力を与える駆動部を有する、医療用デバイス組立体。
(10) 生体内において流体とともに存在する固形物を回収する方法であって、
内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターとを有し、前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイスを供するステップ、
前記医療用デバイスを生体内に挿入し、前記吸引口を前記固形物付近に配置するステップ、ならびに
前記インペラを作動させ、前記流体とともに前記固形物を前記内腔に吸引し、フィルターを用いて前記固形物を回収するステップを有する、前記方法。
以上のような構成によれば、体内の小径の固形物や、生体内の狭所に存在する固形物の回収が可能であり、かつ、固形物を複数効率よく回収可能な、医療デバイスおよびこれを用いた生体内の固形物の回収方法を提供することができる。
特に、流体がインペラから吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、筒体の中心軸を起点として筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜していることにより、インペラの作動時において、筒体を通過する循環流が安定的に生じる。この結果、狭所において吸引を行う際に常に流体を当該箇所に供給することができ、狭所における吸引を、流体を枯渇させることなく持続的に行うことができる。
図1は、本発明の好適な実施態様に係る医療用デバイス組立体の概要図である。 図2は、図1に示す医療用デバイス組立体が備える医療用デバイスの断面図である。 図3は、図1に示す医療用デバイス組立体が備えるインペラの斜視図である。 図4は、図1に示す医療用デバイス組立体の動作を示す断面図である。 図5A、図5Bは、本発明の他の変形態様に係る医療用デバイス組立体が備える医療用デバイスの断面図である。 図6Aは、本発明の他の変形態様に係る医療用デバイス組立体が備える筒体の斜視図、図6Bは、図6Aに示す筒体の断面図である。 図7A〜図7Dは、本発明の方法の好適な実施態様を説明する概略図である。 図8A、図8Bは、図1に示す医療用デバイス組立体の組み立て方法の一例を示す概要図である。
以下、本発明を、添付の図面を参照しつつ好適な実施態様に基づいて詳細に説明する。
まず、本発明の好適な実施態様に係る医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体について説明する。
図1は、本発明の好適な実施態様に係る医療用デバイス組立体の概要図、図2は、図1に示す医療用デバイス組立体が備える医療用デバイスの断面図、図3は、図1に示す医療用デバイス組立体が備えるインペラの斜視図、図4は、図1に示す医療用デバイス組立体の動作を示す断面図である。なお、本願における各図において、説明を容易とするため、各部材の大きさは、適宜強調されており、図示の各部材は、実際の大きさを示すものではない。また、以下の説明において、適宜「遠位端」を「先端」と、「近位端」を「基端」ともいう。なお、近位端側とは、術者が医療用デバイス組立体1を使用する際における医療用デバイス組立体1の術者に近い側をいい、遠位端とは、術者が医療用デバイス組立体1を使用する際における医療用デバイス1の術者から遠い側(患者側)をいう。
図1に示す医療用デバイス組立体1は、医療用デバイス2と駆動部3とを有し、これらが組み合わされて構成される組立体である。医療用デバイス組立体1は、生体内において流体とともに存在する固形物を回収するために用いられる。
ここで、医療用デバイス組立体1を適用可能な生体内の部位は、特に限定されず、例えば、生体内の任意の体腔や器官の内腔、生体管の管腔であることができる。
このような体腔、内腔や管腔としては、特に限定されないが、例えば、泌尿器系、循環器系、呼吸器系、消化器系、生殖器系、内分泌系、神経系、感覚器系等に存在する器官内の内腔や生体管の内腔ならびに心膜腔、腹膜腔および胸膜腔等が挙げられる。
具体例としては、特に泌尿器系の器官、生体管としては、尿管、尿道、腎臓(腎盂、腎杯)、膀胱等が挙げられる。また、他の生体管としては、特に限定されないが、血管、食道、その他消化管、気管、胆管、リンパ管、膣等が挙げられる。さらに、具体的な器官としては、特に限定されないが、胆嚢等が挙げられる。
また、固形物としては、特に限定されないが、生体内において必要に応じて除去すべき固形物をいい、ゲル状物等の固体と液体および/または気体との混合物も含む概念である。異物としては、例えば、血栓や、胆石、腎結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石等の各種結石、痰等が挙げられる。
特に、医療用デバイス組立体1はバスケットカテーテルの代替手段として使用可能であるため、従来バスケットカテーテルが用いられているような固形物の除去、具体的には、上述したような血栓や各種結石、特に、尿路結石症に伴う腎結石および尿路結石の除去に適している。
また、固形物とともに存在する流体としては、空気、酸素、二酸化炭素、窒素等の気体や各種液体、および気体と液体との混合物、ゲル等が挙げられる。液体としては、特に限定されないが、例えば、血液、組織液、消化液、唾液、尿、分泌液、浸潤液等の体液や、潅流液、生理食塩水、緩衝液、水、静菌水、消毒液、洗浄液、除菌液等が挙げられる。医療用デバイス組立体1は、後述したように流体による循環流を形成し、これを固形物の吸引に利用することから、流体としては、圧力に対する密度変化が気体と比較してより少なく、また、ゲルと比較して粘度が比較的小さい、液体が好ましい。
図1に示すように、医療用デバイス2は、筒体4と、インペラ5と、フィルター6と、シャフト部7とを有している。
図1、図2に示すように、筒体4は、内腔41を有する円筒体であり、内腔41の先端側に吸引口42としての開口を有するとともに、基端側の開口が筒体4の内腔41を横断する壁部43によって覆われている。
図2に示すように、筒体4によって形成される内腔41は、その中間付近に設けられた後述するフィルター6によって、先端側の空間41Aと基端側の空間41Bとに仕切られている。先端側の空間41Aは、その先端側に吸引口42が形成されており、吸引口42から吸引された流体を通過させるとともに、固形物を収納することができる。空間41Bは、筒体4の内壁面とフィルター6と壁部43とによって形成される空間である。空間41Bは、インペラ5を収納している。
また、筒体4は、その側面に設けられ、内腔41連通する3つの吐出口44を有している。吐出口44により、吸引口42より吸引され、内腔41を通過した流体を筒体4から吐出することが可能である。
吐出口44は、筒体4の周方向に沿って、等間隔に配置される、方形状の貫通口である。このように吐出口44が筒体の周方向に沿って等間隔に配置されることにより、流体が筒体4から放出される際に、筒体4の周方向における流体の流れが均一なものとなる。
壁部43は、上述したように筒体4の基端側、すなわちインペラ5のブレード52よりも基端側において内腔41を横断するように設けられており、筒体4の底部を形成している。このような壁部43により、筒体4内に吸引された流体がシャフト部7側に移行することが軽減されている。
また、壁部43は、その中央付近が凹部431を形成しており、インペラ5のシャフト51の基端側を収納している。凹部431の中心付近においては、貫通孔432が形成されており、貫通孔432において、筒体4は、後述するシャフト部7と連結されている。凹部431にインペラ5のシャフト51の基端側が収納されていることにより、筒体4の中心軸lを回転軸としたインペラ5の回転が安定化されている。
また、壁部43は、内腔41に面する傾斜部433が周方向にわたり、筒体4の中心軸lを起点として筒体4の横断方向から先端側に向けて傾斜している。なお、図中、傾斜をαで表す。これにより、インペラ5により基端側に移送された流体の流れは、傾斜部433に誘導されて筒体4の外周方向かつ、先端側に方向転換することができ、吐出口44へ向かうことができる。したがって、吐出口44から吐出された流体の流れが、筒体4の先端側に向かうことができ、後述する循環流が容易に形成されやすいものとなる。
さらに、傾斜部433は、筒体4の中心軸lから外周へ向かうにつれ、先端側への傾斜が大きくなるよう、連続的に変化している。この結果、壁部43の傾斜部433は、環状の椀をなしている。これにより、傾斜部433による流れの誘導をより円滑に行うことができ、この結果、循環流の形成がより容易となる。
なお、この傾斜部433は、その外周端部が吐出口44と接続されている。これにより、傾斜部433によって誘導された流れを、他の部材等に接触されることなく、直接的に吐出口44に移送することができる。
また、吐出口44は、その内腔41側の開口441がインペラ5のブレード52の基端に面するように、配置されている。すなわち、筒体4の軸方向を基準として開口441の先端と基端との間にブレード52の基端が存在するように、吐出口44が配置されている。これにより、筒体4の軸方向を基準として開口441の先端近傍にブレード52の基端が存在する場合と比較して、ブレード52の基端近傍で形成される流体の流れは、筒体4の軸方向に垂直な方向への流れではなく、筒体4の先端側に向かう流れに近いものとなる。そのため、ブレード52からの筒体4の軸方向に垂直な方向への流れが吐出口44から吐出され、傾斜部433に誘導されて筒体4の先端側に向かう様に吐出口44から吐出された流体の流れと混ざり、筒体4の先端側に向かう流体の流れが妨げられることが防止される。その結果、ブレード52からの筒体4の先端方向への流れがより安定的に発生し、後述する循環流がより安定して形成されやすいものとなる。
上述したような筒体4の外径は、特に限定されず、適用される生体内の部位や目的に応じて適宜設定可能である。例えば、医療用デバイス2を尿路結石症の治療に用いる際には、筒体4の外径は、尿管アクセスシースを通過可能に設定されることが好ましく、具体的には、1〜10mmであることが好ましく、3.6〜4mmであることがより好ましい。
また、筒体4の内径は、特に限定されず、回収される目的の異物を回収できるように設定される。例えば、医療用デバイス2を尿路結石症の治療に用いる際には、筒体4の内径は、結石および/またはその破砕片が回収可能な大きさに設定され、具体的には、1〜10mmであることが好ましく、2.6〜3.8mmであることがより好ましい。
また、筒体4とフィルター6とによって形成される空間41Aの体積は、特に限定されないが、十分な量の固形物を収納できる大きさであることが好ましく、例えば、1〜2000mm、好ましくは、7〜80mmとすることができる。
インペラ5は、内腔41内において、フィルター6よりも基端側の空間41Aに配置されている。インペラ5は、筒体4の軸方向を回転軸とするシャフト51とシャフト51の周方向に配置された4枚のブレード52とを有している。インペラ5は、回転軸を中心に回転することにより、筒体4の先端側から基端側へ向かう流体の流れを生じさせ、この結果、流体を吸引口42から吐出口44に移送する。
図3に示すように、インペラ5のシャフト51は、先端側が縮径した円柱体であり、全体として弾丸形状をなしている。
ブレード52は、シャフト51の先端側に周方向に沿って等間隔に、すなわち本実施態様では90°間隔で配置された、4枚の板状体である。
ブレード52は、それぞれ、回転軸方向に沿った長軸方向を有する方形状の板状体である。ブレード52は、それぞれ、インペラ5の回転により回転軸方向の流れを生じさせることができるように、先端側から基端側にかけてその長軸方向が回転方向に対してねじれている。また、ブレード52は、回転軸を中心として外周に向かうにつれ、回転方向と逆方向に向けて湾曲しており、これにより、インペラ5は、全体としてプロペラ型のスクリューを構成している。
このようなスクリュー(インペラ)5は、流体の流れを軸流として安定化させやすいため、筒体4の先端側から基端側へ向かう流体の流れを生じさせるのに有利であり、ひいては、筒体4の内腔41を通過する循環流を形成するのに有利である。
また、図2に示すように、シャフト51は、その基端側において後述する駆動軸71と連結されており、これにより、駆動軸71を介してインペラ5の回転力(駆動力)を得ることができる。
フィルター6は、筒体4の内腔41内に、その主面が軸方向と垂直となるように配置され、内腔41を空間41Aと空間41Bとに仕切っている。フィルター6は、流体の通過を許容するとともに、固形物を通過させないように構成されている。これにより、吸引口から吐出口に移送される流体とともに、移動する固形物を、フィルター6により捕捉し、回収することができる。
フィルター6としては、流体を通過させ、固形物を通過させないものであれば特に限定されないが、例えば、織布(織物、編物)、不織布等の所定のメッシュを有する繊維材料(メッシュ生地)や多孔質膜等を1種または2種以上組み合わせて用いることができる。特に、メッシュ生地は、目開きが比較的均一であることから、好適に用いることができる。
また、メッシュ生地の目開きまたは多孔質膜の平均孔径は、特に限定されないが、0.01〜500μmであることが好ましく、20〜200μmであることがより好ましい。
シャフト部7は、長尺状の駆動軸71とこれを覆うシース72とを有している。
駆動軸71は、その先端が筒体4の貫通孔432を通過してインペラ5のシャフト51の基端と連結されるとともに、後述する駆動部3と脱着可能に構成されている。そして、駆動部3により生成される駆動力(回転力)をインペラ5に伝達する。
シース72は、その先端が筒体4の基端にある貫通孔432に固定されており、一方で、駆動部3と脱着可能に構成されている。
シャフト部7の有効長は、特に限定されず、目的とする患部に筒体4を送達可能な程度であればよいが、具体的には、20〜150cmであることが好ましく、65〜120cmであることがより好ましい。
シャフト部7の外径は、特に限定されないが、例えば、併用する内視鏡の鉗子チャネルを通過できるように十分に小さいことが好ましく、具体的には、0.1〜3mmであることが好ましく、0.3〜1.2mmであることがより好ましい。
図1に示す駆動部3は、ケーシングと、ケーシング中に収納された駆動装置とを有している。ケーシングは、術者が把持可能な形状を有するとともに、駆動装置の制御のための各種手段を備えている。すなわち、駆動部3は、医療用デバイス組立体1の操作手段も兼ねている。
また、駆動部3は、連結部31においてシャフト部7の基端を連結することができ、駆動軸71と駆動装置とを接続することができる。そして、駆動装置を作動させることにより、駆動軸71を介して駆動力(回転力)をインペラ5に伝達させ、医療用デバイス1を作動させることができる。なお、駆動装置としては、ガスタービンや、電磁式モーター等を用いることができる。
上述した各部材のうち、筒体4およびインペラ5は、比較的硬質な材料で構成されている。このような材料としては、例えば、樹脂材料または金属材料が挙げられる。樹脂材料としては、例えば、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル(特に硬質ポリ塩化ビニル)、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブタジエンのようなポリオレフィン、ポリスチレン、ポリ−(4−メチルペンテン−1)、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリアセタール、ポリアリレート、ポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、アイオノマー、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)のようなポリエステル、ブタジエン−スチレン共重合体、芳香族または脂肪族ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素系樹脂等が挙げられ、これらのうち1種または2種以上を組み合わせて用いることができる。また、金属材料としては、例えば、Ni−Ti系合金のような擬弾性合金(超弾性合金も含む)、形状記憶合金、ステンレス鋼(例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等、SUSの全品種)、コバルト系合金、金、白金のような貴金属、タングステン系合金、炭素系材料(ビアノ線を含む)等が挙げられる。
また、シャフト部7は、生体内における空間に追随できる程度の柔軟性を有するとともに、生体内への挿入が容易なように適度の剛性を有することが好ましい。この場合、シャフト部7を構成する材料としては、金属や樹脂が挙げられる。樹脂としては、例えば、ポリオレフィン(例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー、またはこれらの2種以上の混合物等)、ポリ塩化ビニル、ポリアミド、ポリアミドエラストマー、ポリエステル、ポリエステルエラストマー、ポリウレタン、ポリウレタンエラストマー、ポリイミド、フッ素樹脂等の高分子材料またはこれらの混合物、あるいは、上記のうち2種以上の高分子材料が挙げられる。また、金属としては、上述した筒体4およびインペラ5に適用可能な金属が挙げられる。また、シャフト部7は、これら金属や樹脂の複合物(例えば、金属と樹脂とを積層した多層チューブ等)を適用することもできる。さらに、例えばSUS線によって編まれた丸線コイルや平線コイル、撚り線のワイヤーロープを適用することもできる。細径多条多層SUSコイルからなるトルクコイルを用いても良い。
なお、本明細書中で特段言及しない場合であっても、上述した医療用デバイス組立体1の各部材は、公知の材料を適宜適用して構成することも可能である。
以上のような医療用デバイス組立体1は、以下のように作動する。
図4に示すように、まず、駆動部3により駆動力を得たインペラ5が回転すると、筒体4の先端側から基端側へ向かう流体の流れが生じる(矢印A)。基端側に向かった流体の流れは、壁部43の傾斜部433により誘導され、筒体4の外周側かつ先端側に向かうよう方向転換する(矢印B)。そして、傾斜部433に誘導された流体は、傾斜部433に隣接する吐出口44より吐出される。吐出した流体は、傾斜部433に誘導された方向を維持しつつ、筒体4の外周面に沿って先端側に移動する(矢印C)。そして、先端側に移動した流体は、インペラ5によって形成された流れにより、再び吸引口42より筒体4の内腔41に吸引される(矢印D)。以上により、医療用デバイス組立体1は、インペラ5を回転させることにより、筒体4を通過する循環流を形成することが可能である。
このような筒体4を通過する循環流の発生は、特に、流体がインペラ5から吐出口44に移動するための流路において、上述したような傾斜部433が存在することが大きく関与している。
このように形成された循環流を利用して、生体内にある目的とする固形物を流体とともに吸引し、筒体4の内腔41の空間41Aにおいてフィルター6により回収することができる。この場合において、固形物は、比較的小径であっても、フィルター6により回収されることから、確実に回収されることが可能である。また、筒体4の内腔41の空間41Aに固形物が回収されることから、医療用デバイス組立体1を用いて、同時に複数個の固形物を回収することが可能である。したがって、医療用デバイス組立体1を生体から抜去、挿入する回数を低減させることができ、手術時間を短くすることができ、術者や患者への負担を低減させることができる。
さらに、従来のバスケットカテーテルとは異なり、固形物と医療用デバイス組立体1とが接触していなくても、吸引により固形物を回収できる。また、従来用いられてきたバスケットカテーテルとは異なり、固形物の回収前後において筒体4の体積が変化することや、回収した固形物が筒体4から露出することが無いため、固形物を回収後、筒体4がアクセスシース等を通過しないといった恐れがない。また、回収した固形物が把持用のワイヤ等の構造物の隙間から露出することがないため、露出した回収物(固形物)の端面によって、回収時に生体の内腔壁や、生体組織が損傷するリスクが少ない。
また、医療用デバイス組立体1は、上述したように循環流を形成することができるため、狭所において吸引を行う際に常に流体を当該箇所に供給することができる。これにより、医療用デバイス組立体1を用いて、狭所における吸引を、流体を枯渇させることなく持続的に行うことができる。
例えば、このような狭所としては、尿管や、腎杯(小腎杯および小腎杯付近の狭い箇所、腎乳頭近傍)、尿管アクセスシース内等が挙げられる。
さらに、医療用デバイス組立体1は、上述したように循環流を形成することができるため、循環流を形成しない場合と比較して、同一のインペラ5の回転数において高い吸引力を有する。これにより、インペラ5を比較的小さなものとすることができ、内腔41内における空間41Aの比率を高めることができ、より多くの固形物の回収が可能となる。また、インペラ5を比較的小さなものとした場合には、筒体4を含む医療用デバイス組立体1を小さくすることができる。また、インペラ5が比較的小さなものであっても、循環流を利用することにより比較的小さな回転数で吸引を行うことができ、インペラ5と筒体4との摩擦熱の発生リスクを低減させ、また、インペラ5、駆動軸71等の耐久性を高めることもできる。
以上、医療用デバイス組立体1を用いて、生体内の小径の固形物や、生体内の狭所に存在する固形物の回収が可能であり、かつ、固形物を複数効率よく回収することが可能である。
上述した医療用デバイス組立体1の変形態様としては、例えば、図5A、図5B、図6A、図6Bに示すように筒体の吐出口の構成を変更したものが挙げられる。図5A、図5Bは、本発明の他の変形態様に係る医療用デバイス組立体が備える医療用デバイスの断面図、図6Aは、本発明の他の変形態様に係る医療用デバイス組立体が備える筒体の斜視図、図6Bは、図6Aに示す筒体の断面図である。なお、各図中、医療用デバイス組立体1の構成部材と同一の構成部材については、同一の符号を付している。また、図中、説明に不要な部材は適宜省略した。また、以下の変形態様の説明において、前述した実施態様との相違点を中心に説明し、同様の事項は説明を省略する。
図5Aに示す医療用デバイス組立体1Aの医療用デバイス2Aにおいては、吐出口44Aの先端側の側壁442および基端側の側壁443が周方向にわたり、筒体4Aの中心軸lを起点として筒体4Aの横断方向から先端側に向けて傾斜している。このように、吐出口44Aの側壁442および側壁443が先端側に向けて傾斜することにより、吐出口44Aから吐出される流体の流れをより確実に先端側に向けることができ、循環流の形成がより確実なものとなる。
特に、医療用デバイス組立体1Aの基端側の側壁443は、壁部43Aの傾斜部433Aと一体化して同一面を形成している。これにより、傾斜部433Aにより誘導された流体の流れをより円滑に側壁443により誘導することができ、循環流の形成がより確実なものとなる。
図5Bに示す医療用デバイス組立体1Bの医療用デバイス2Bにおいては、筒体4Bの厚みが大きく構成されており、吐出口44Bの先端側の側壁442Aおよび基端側の側壁443Aが周方向にわたり、筒体4Bの中心軸lを起点として筒体4Bの横断方向から先端側に向けて傾斜している。そして、吐出口44Bの側壁442Aは、軸方向においてフィルター6をまたいで、筒体4Bの先端付近まで配置されている。一方で、基端側の側壁443Aは、壁部43Bの傾斜部433Bと一体化して同一面を形成し、側壁442Aに沿うようにして形成されている。
これにより、側壁442Aおよび側壁443Aを含んで形成される壁部は、筒体4Bの先端付近までの流路を案内することができる。これにより流体の流れをより円滑に筒体4Bの先端側まで誘導することができ、循環流の形成がより確実なものとなる。
図6A、図6Bに示す医療用デバイス組立体1Cの医療用デバイス2Cにおいては、筒体4Cの側面において、3つの吐出口44Cが周方向に沿って、等間隔で配置されている。そして、各吐出口44Cの筒体4Cの外表面側の開口444は、筒体4Cの周方向における先端側の幅が、基端側の幅よりも大きくなるように形成されている。より具体的には、開口444の周方向における幅は、基端側から先端側にかけて連続的に大きくなっている。これにより、インペラ5によって形成され、傾斜部433Cによって誘導された流れのうち、筒体4の先端方向に向かう流れが優先的に吐出口44Cから吐出される。これにより、吐出された流体をより確実に筒体4Cの先端側まで移送することができ、循環流の形成がより確実なものとなる。
なお、吐出口44Cの先端側の側壁442Bおよび基端側の側壁443Bは、周方向にわたり、筒体4Cの中心軸を起点として筒体4Cの横断方向から先端側に向けて傾斜している。さらに、基端側の側壁443Bは、壁部43Cの傾斜部433Cと一体化して同一面を形成している。
以上のような図示の変形態様の他、吐出口の構成を変更した変形態様としては、例えば、吐出口の数を変更したものが挙げられる。図示の実施態様、変形態様においては、吐出口の数が3つであるものとして説明したが、これに限定されず、例えば、1〜20、好ましくは、3〜6の吐出口を形成することができる。
また、吐出口の構成を変更した変形態様においては、吐出口の軸方向の位置を吐出口毎に変更することも可能である。例えば、複数個の吐出口が配置される場合、先端側の吐出口の列と基端側の吐出口の列とを形成し、軸方向において異なる位置の吐出口が交互に配置されるように構成されてもよい。
また、吐出口の構成を変更した変形態様においては、複数の吐出口について互いに形状を異ならせることも可能である。
また、他の変形態様としては、上述した医療用デバイス組立体1の変形態様としては、例えば、インペラの構成を変更したものが挙げられる。上述した医療用デバイス組立体1においては、インペラ5をスクリューとして説明したが、本発明はこれに限定されず、インペラを、パドル型、タービン型、リボン型等に適宜変更可能である。
また、インペラの各種類において、適宜、その大きさや設計を変更可能であることは言うまでもない。
例えば、インペラが、プロペラ型のスクリューである場合、ブレードの数を2〜10枚、好ましくは、3〜6枚とすることができる。また、ブレード角度を36〜180°、好ましくは、60〜120°とすることができる。
なお、構成上矛盾のない限り、上述した実施態様、変形態様を適宜組み合わせることができることは言うまでもない。
次に、本発明の方法を好適な実施態様に基づき説明する。
図7A〜図7Dは、本発明の方法の好適な実施態様を説明する概略図、図8A、図8Bは、図1に示す医療用デバイス組立体の組み立て方法の一例を示す概要図である。なお、関連する図面においては、本実施態様を説明する目的で、一部が拡大又は縮小されて、実物と異なる比率で示されている場合がある。
本発明の方法は、生体内において流体とともに存在する固形物を回収する方法であって、
内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターとを有し、前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイスを供するステップ、
前記医療用デバイスを生体内に挿入し、前記吸引口を前記固形物付近に配置するステップ、ならびに
前記インペラを作動させ、前記流体とともに前記固形物を前記内腔に吸引し、フィルターを用いて前記固形物を回収するステップを有する。
本発明の方法は、生体内のいかなる固形物の回収に用いてもよく、例えば、上述した生体内の各部位に対して適用可能であるが、本実施態様においては、尿路結石症の治療において用いるものとして説明する。したがって、適用される生体内の部位は、尿路(例えば、尿管、尿道、腎臓(腎盂、腎杯)、膀胱)であり、回収される固形物は、尿路結石、膀胱結石、尿道結石等の結石またはそれらの結石破砕片である。
したがって、本実施態様の方法は、上述した各ステップに先立ち、硬性腎盂尿管鏡を尿路に挿入するステップと、尿管アクセスシースを尿路に挿入するステップとを有し、さらに、上述した各ステップ後に、尿管ステントを尿路に挿入するステップとを有する。
以下、各ステップについて説明する。
まず、最初のステップにおいては、硬性腎盂尿管鏡を尿路に挿入する。硬性腎盂尿管鏡の尿路への挿入は、泌尿器系で一般的に用いられる膀胱鏡を用い、医療分野において広く知られたガイドワイヤを、尿道および膀胱を介して尿管または腎盂腎杯まで挿入し、当該ガイドワイヤに沿わせて硬性腎盂尿管鏡を尿路に挿入することにより行うことができる。このように硬性腎盂尿管鏡を尿路に挿入することにより、尿路の観察が可能となり、症状の把握が容易となるとともに、尿路を拡張することができ、後述する尿管アクセスシース200の挿入が容易となる。
なお、硬性腎盂尿管鏡の挿入時においては、適宜、必要に応じて、可能な限りの結石を破砕、回収してもよい。結石の破砕は、例えば、Ho:YAGレーザー等のレーザー照射により行うことができ、結石およびその破砕片の回収は、公知のバスケットカテーテルを用いて行うことができる。
また、本ステップの終了時には、硬性腎盂尿管鏡を抜去するが、次のステップに備え、ガイドワイヤを尿管中に留置しておくことが好ましい。
次のステップにおいては、尿管アクセスシース200を尿路100に挿入する(図7A)。この尿路100は、例えば尿管や腎盂腎杯がこれに相当する。これにより、尿路100中の目的とする結石300が存在する部位付近まで医療用デバイス組立体1を送達させることが容易となる。なお、本実施態様において、結石300をその結石破砕片も含むものとして説明する。
尿管アクセスシース200の尿路への挿入は、留置しておいたガイドワイヤに沿って尿管アクセスシース200を挿入することにより行うことができる。なお、尿管アクセスシース200の挿入後、ガイドワイヤは抜去してもよい。結石300が尿管アクセスシースを通過困難な、比較的大きなサイズであった場合、軟性腎盂尿管鏡400にHo:YAGレーザー等の破砕装置を併用して、結石300を破砕して相対的に小さくする。
次のステップにおいては、医療用デバイス組立体を供する。
医療用デバイス組立体としては、上述したものであればいかなるものを用いてもよいが、本実施態様においては、医療用デバイス組立体として、上述した医療用デバイス組立体1を用いる。
医療用デバイス組立体1は、医療用デバイス2と、駆動部3とが組み合わされたものであるが、さらに軟性腎盂尿管鏡400と組み合わせて用いることが好ましい。これにより、患部を観察しつつ結石300の除去を行うことが可能となる。
なお、医療用デバイス2の筒体4は、軟性腎盂尿管鏡400の鉗子チャネル(Instrument Channel)401のチャネル最少径よりも大きく、鉗子チャネル401を通過できない場合がある。この場合、図8A、図8Bに示すように、まず、医療用デバイス2のシャフト部7の基端側をチャネル401の先端側に挿入して、チャネル401の基端側まで通過させ、その後、シャフト部7の基端側を駆動部3と接続することにより、軟性腎盂尿管鏡400を組み合わせた医療用デバイス組立体1を組立てることができる。
なお、供された医療用デバイス組立体1には、適宜、公知の方法により、洗浄、滅菌処理が施されてもよい。
また、本ステップは、上記の2ステップと前後して行うことも可能である。
次のステップにおいては、医療用デバイス組立体1を尿管200内に挿入し、吸引口42を結石300付近に配置する(図7B)。
本実施態様においては、尿管アクセスシース200を介して医療用デバイス組立体1の挿入を行うことができる。
次のステップにおいては、インペラ5を作動させ、流体とともに結石300を筒体4の内腔41に吸引し、フィルター6を用いて結石300を回収する(図7C、図7D)。
具体的には、駆動部3により駆動力を発生させ、駆動軸71を介してインペラ5に駆動力を与え、インペラ5を回転させる。インペラ5を回転させると、上述した機構により、筒体4を通過する循環流が生じ、これにより、吸引口42からの流体および結石300の吸引が可能となる。そして、流体は吐出口44から吐出される一方で、結石300は、フィルター6により捕捉される。
このような循環流を用いた吸引においては、循環流により結石300を引き寄せて回収するため、医療用デバイス組立体1と接していない結石300や、バスケットカテーテルでは把持することが難しい比較的小径の結石300も回収することが可能である。また、複数の結石300を回収できるため、医療用デバイス組立体1を生体から抜去、挿入する回数を低減させることができ、また手術時間を短くすることができため、術者や患者への負担を低減させることができる。
また、医療用デバイス組立体1は、狭所において吸引を行う際に常に流体を循環流によって当該箇所に供給することができため、流体を枯渇させることなく持続的に行うことができる。
なお、患部において循環させるための流体が不足している場合には、適宜流体を患部に供給してもよい。例えば、本実施態様の場合、生理食塩水、潅流水等の液体を患部に供給することができる。この際、軟性腎盂尿管鏡400の鉗子チャネル401の基端側に溶液の入ったリザーバーを接続し、鉗子チャネル内腔を介して鉗子チャネル401の先端側から流体を補ってもよい。具体的には、鉗子チャネル401の基端側に三方活栓を接続し、三方活栓の一方の通路に医療用デバイス組立体1のシャフト部7を通し、三方活栓のもう一方の通路に生理食塩水バッグにつながった輸液ラインを接続して用いることができる。
一旦筒体4内に回収した結石300は、筒体4を含む医療用デバイス組立体1を体内から抜去することにより体外に排出することが可能である。
なお、医療用デバイス組立体1の抜去は、インペラ5を作動させ、循環流を発生させた状態で行うことが好ましい。これにより、結石300を吸引した状態が維持され、筒体4から結石がこぼれ出ることが防止される。
そして、医療用デバイス組立体1の挿入、作動、抜去を繰り返すことにより、体内からの結石の除去を行うことができる。
なお、結石300を筒体4から除去する箇所としては、膀胱内であっても良い。さらに、結石300の位置を変える(リポジショニング)目的で、腎盂腎杯内のある腎杯で結石300を筒体4へ取込み、別の腎杯内でリリースしても良い。
最後のステップにおいては、尿管ステントを尿管に留置する。留置は、医療用デバイス組立体1および尿管アクセスシース200の抜去後に行うことができる。このステップでは、まずガイドワイヤを、尿道および膀胱を介して尿管または腎盂腎杯に導入する。さらに、上部尿管留置用の尿管ステントを、ガイドワイヤに被せて留置した後、ガイドワイヤを抜去する。尿管ステントは、術後の一過性の尿管閉塞等に対応する。尿管ステントは、所定の日数が経過した後、除去する。
なお、本発明の方法は、上記の説明に限定されるものではなく、例えば、医療用デバイス組立体1を、硬性腎盂尿管鏡と共に使用しても良い。すなわち、軟性腎盂尿管鏡400での抽石操作に先だって行われる硬性腎盂尿管鏡での観察、砕石、抽石操作において、バスケットカテーテルの代わりに使用しても良い。
以上、本発明を図示の実施態様について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明においては、各構成は、同様の機能を発揮し得る任意のものと置換することができ、あるいは、任意の構成を付加することもできる。
1、1A、1B、1C 医療用デバイス組立体
2、2A、2B、2C 医療用デバイス
3 駆動部
31 連結部
4、4A、4B、4C 筒体
41 内腔
41A、41B 空間
42 吸引口
43、43A、43B、43C 壁部
431 凹部
432 貫通孔
433、433A、433B、433C 傾斜部
44、44A、44B、44C 吐出口
441 開口
442、442A、442B、443、443A、443B 側壁
444 開口
5 インペラ
51 シャフト
52 ブレード
6 フィルター
7 シャフト部
71 駆動軸
72 シース
100 尿路
200 尿管アクセスシース
300 結石および/または結石破砕片(固形物)
400 軟性腎盂尿管鏡
401 鉗子チャネル

Claims (10)

  1. 生体内において流体とともに存在する固形物を回収するための医療用デバイスであって、
    内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、
    前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、
    前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターと、を有し、
    前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイス。
  2. 前記筒体が、前記インペラのブレードよりも近位端側に前記内腔を横断する壁部を有し、
    当該壁部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、請求項1に記載の医療用デバイス。
  3. 前記壁部と前記吐出口を形成する側壁の一部とは、一体化して同一面を形成している、請求項1または2に記載の医療用デバイス。
  4. 前記側壁は、少なくとも一部が前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、請求項3に記載の医療用デバイス。
  5. 前記吐出口の前記筒体の外表面側の開口は、前記筒体の周方向における遠位端側の幅が、近位端側の幅よりも大きい、請求項1〜4のいずれか一項に記載の医療用デバイス。
  6. 前記吐出口の前記内腔側の開口が、前記インペラのブレードの近位端に面している、請求項1〜5のいずれか一項に記載の医療用デバイス。
  7. 前記インペラが、スクリューである、請求項1〜6のいずれか一項に記載の医療用デバイス。
  8. 前記インペラの作動時において、前記吐出口から吐出された流体が前記筒体の遠位端方向に移動し、前記内腔を通過する循環流が形成される、請求項1〜7のいずれか一項に記載の医療用デバイス。
  9. 生体内において流体とともに存在する固形物を回収するための医療用デバイス組立体であって、
    内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、
    前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、
    前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターと、
    前記インペラに連結され、前記インペラに駆動力を伝達する駆動軸と、を有し、
    前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイス、ならびに
    前記駆動軸に連結され、前記駆動軸に前記駆動力を与える駆動部を有する、医療用デバイス組立体。
  10. 生体内において流体とともに存在する固形物を回収する方法であって、
    内腔、当該内腔の遠位端側に設けられた吸引口、および側面に配置され、前記内腔と連通する吐出口を有する筒体と、前記内腔に配置され、前記吸引口から前記吐出口に前記流体を移送するインペラと、前記内腔に配置され、前記固形物を回収するフィルターとを有し、前記流体が前記インペラから前記吐出口まで移動するための流路を形成する壁面の少なくとも一部が、前記筒体の中心軸を起点として前記筒体の横断方向から遠位端側に向けて傾斜している、医療用デバイスを供するステップ、
    前記医療用デバイスを生体内に挿入し、前記吸引口を前記固形物付近に配置するステップ、ならびに
    前記インペラを作動させ、前記流体とともに前記固形物を前記内腔に吸引し、フィルターを用いて前記固形物を回収するステップを有する、前記方法。
JP2014201665A 2014-09-30 2014-09-30 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体 Active JP6444121B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201665A JP6444121B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体
US14/868,984 US10307176B2 (en) 2014-09-30 2015-09-29 Medical device and medical device assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014201665A JP6444121B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016067702A true JP2016067702A (ja) 2016-05-09
JP6444121B2 JP6444121B2 (ja) 2018-12-26

Family

ID=55583286

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014201665A Active JP6444121B2 (ja) 2014-09-30 2014-09-30 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10307176B2 (ja)
JP (1) JP6444121B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016187554A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 テルモ株式会社 単数または複数の結石を回収する回収装置
JP2020508184A (ja) * 2017-02-01 2020-03-19 インタースコープ, インク.Interscope, Inc. 内視鏡用具で使用するための外側カニューレの回転を制御するための機構
JP2020518366A (ja) * 2017-05-04 2020-06-25 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 医療システム及びそれと関連した方法

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9636127B2 (en) * 2015-03-31 2017-05-02 Terumo Kabushiki Kaisha Method for retrieving objects from a living body
US9662097B2 (en) * 2015-03-31 2017-05-30 Terumo Kabushiki Kaisha Method for retrieving objects from a living body and expanding a narrowed region in the living body
EP3508149A4 (en) * 2016-08-30 2020-04-29 Terumo Kabushiki Kaisha MEDICAL DEVICE AND TREATMENT METHOD
CN113262016B (zh) * 2021-06-03 2022-04-08 皖南医学院第一附属医院(皖南医学院弋矶山医院) 一种用于泌尿科的结石碎化消融装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09508554A (ja) * 1994-02-08 1997-09-02 マイクロベナ コーポレーション 機械的血栓浸軟器具
JPH10513379A (ja) * 1995-02-09 1998-12-22 シー.アール.バード インコーポレイテッド 血管を拡張及び/又は開口させるための血管形成用カテーテル
US20070135832A1 (en) * 2002-03-12 2007-06-14 Wholey Michael H Vascular catheter with aspiration capabilities and expanded distal tip
US20130231677A1 (en) * 2010-06-18 2013-09-05 Olympus Winter & Ibe Gmbh Ureteral calculus suction instrument having a shaft

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6080170A (en) * 1996-07-26 2000-06-27 Kensey Nash Corporation System and method of use for revascularizing stenotic bypass grafts and other occluded blood vessels
AU728005B2 (en) 1997-02-24 2001-01-04 Cook Urological Inc. Medical device including tipless basket

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09508554A (ja) * 1994-02-08 1997-09-02 マイクロベナ コーポレーション 機械的血栓浸軟器具
JPH10513379A (ja) * 1995-02-09 1998-12-22 シー.アール.バード インコーポレイテッド 血管を拡張及び/又は開口させるための血管形成用カテーテル
US20070135832A1 (en) * 2002-03-12 2007-06-14 Wholey Michael H Vascular catheter with aspiration capabilities and expanded distal tip
US20130231677A1 (en) * 2010-06-18 2013-09-05 Olympus Winter & Ibe Gmbh Ureteral calculus suction instrument having a shaft

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016187554A (ja) * 2015-03-27 2016-11-04 テルモ株式会社 単数または複数の結石を回収する回収装置
JP2019209175A (ja) * 2015-03-27 2019-12-12 テルモ株式会社 単数または複数の結石を回収する回収装置
JP2020508184A (ja) * 2017-02-01 2020-03-19 インタースコープ, インク.Interscope, Inc. 内視鏡用具で使用するための外側カニューレの回転を制御するための機構
US11259828B2 (en) 2017-02-01 2022-03-01 Interscope, Inc. Mechanisms for controlling rotation of outer cannula for use in endoscopic tool
JP2020518366A (ja) * 2017-05-04 2020-06-25 ボストン サイエンティフィック サイムド,インコーポレイテッドBoston Scientific Scimed,Inc. 医療システム及びそれと関連した方法

Also Published As

Publication number Publication date
US10307176B2 (en) 2019-06-04
JP6444121B2 (ja) 2018-12-26
US20160089171A1 (en) 2016-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6444121B2 (ja) 医療用デバイスおよび医療用デバイス組立体
WO2015141317A1 (ja) 異物除去用デバイス
JP5111112B2 (ja) 針誘導治療実行のための装置
US6482215B1 (en) Adjustable vessel cleaner and method
US20230301718A1 (en) Medical device and methods of use
JP2006511256A5 (ja)
JP2007289394A (ja) 血栓吸引カテーテル
JPWO2012039199A1 (ja) 湾曲カテーテル
JP4037693B2 (ja) 医療装置及び処置具
JPH10113396A (ja) 医療機器の推進装置
US10507030B2 (en) Medical device
JP2016168103A (ja) 異物除去デバイス
JP2016059709A (ja) 結石除去装置
US9662097B2 (en) Method for retrieving objects from a living body and expanding a narrowed region in the living body
JP6796174B2 (ja) 単数または複数の結石を回収する回収装置
JP2007504874A5 (ja)
JP6445363B2 (ja) 医療用装置
JP7015782B2 (ja) ニードル送達のためのシース
JP2015181509A (ja) 異物除去用デバイス
JP6351122B2 (ja) 内視鏡システム及び、内視鏡用オーバーチューブ
JP3766482B2 (ja) 生体組織回収具
Dellis et al. Armamentariums Related to Percutaneous Nephrolithotripsy (PCNL)
US9636127B2 (en) Method for retrieving objects from a living body
JP2008006226A (ja) マイクロニードル型医療用ボーリング装置
Tal et al. ERCP Standard and Special Devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170810

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180511

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180518

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20181108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20181127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6444121

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250