JP2016059709A - 結石除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の結石および結石破砕片を確実に体外に除去することができる結石除去装置を提供する。
【解決手段】結石除去装置10は、ワイヤ11と、筒12と、導入管13と、手元操作部14とを有している。ワイヤは、結石および結石破砕片を保持可能に構成されている。筒は、結石を収容可能な収容部12a、収容部に連通して開口した開口部12b、およびワイヤを収容部に導入可能な導入部12cが備えられている。導入管は、導入部を介してワイヤを収容部に導入可能なルーメン13aが形成されている。手元操作部は、収容部へのワイヤの導入を操作するための操作部材14Cが備えられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、結石除去装置に関する。
尿路結石は、腎臓、尿管、膀胱、尿道などの尿路に存在する結石であり、発生部位が腎臓や尿管である結石を上部尿路結石と呼ぶ。尿路結石症では、これら尿路結石により様々な症状が引き起こされる。例えば腎臓内に生じた結石が尿管に移動した場合、結石が尿管を傷つけることで痛みや血尿が生じることや、結石が尿管を閉塞することで一過性の水腎症状態となることにより、腰背から側腹部の激しい痛み(疝痛)が引き起こされる。これらの症状の緩和や治療には結石を除去することが有効な手段となる。
尿路結石症において、自然排石や保存的治療の効果が見込めない場合、外科的な積極的除去法が行われる。積極的除去法には、主に体外衝撃波結石破砕術(ESWL)、経尿道的結石砕術(TULまたはURS)、および経皮的結石破砕術(PNLまたはPCNL)がある。また、TULには硬性腎盂尿管鏡(以下、硬性鏡)を用いるr−TUL(またはr−URS)と軟性腎盂尿管鏡(以下、軟性鏡)を用いるf−TUL(またはf−URS)がある。TULでは、硬性鏡や軟性鏡を用いて、経尿道、膀胱、尿管的に直接尿管内や腎盂腎杯内の結石に到達し、結石を直接破砕および抽石することができる。そのため、ESWLやPNLと比較して、尿管や腎臓等へのダメージを抑えると共に、高い結石除去率(stone free rate)を実現することが出来るといった利点がある。TULに用いられる装置として、尿管や腎臓内に発生した結石またはレーザにより結石を破砕した後に生じる複数の結石破砕片をワイヤによって保持しつつ体外に除去する装置(バスケット鉗子)が知られている(特許文献1を参照)。
特表2001−512355号
バスケット鉗子による抽石では、バスケット鉗子の把持機能や、尿管内腔や尿管アクセスシース(ガイディングカテーテル)のサイズに限りがあるため、バスケット鉗子で結石破砕片を把持し体外まで運び出すという一連の抽石操作において、1度に除去可能な結石および結石破砕片の数には限りがある。そのため、結石を除去するためには、体外と結石が存在する箇所との間において、何度もバスケット鉗子の出し入れ操作を行う必要がある。これにより、使用者(術者)に対する大きな負担が生じる。また、何度もバスケット鉗子の出し入れ操作を行うために手術時間が長くなることで、術後の尿路感染症等の発症リスクが高くなることや、虚血等による尿管への負荷が生じること、および術後感染症を抑制するために設定された手術の制限時間内に結石および結石破砕片を除去しきれず、再発リスクが増加するといった、患者に対する様々な不利益が発生する。
また、複数の結石を把持することで、バスケット鉗子を構成する金属ワイヤ間の隙間から結石および結石破砕片の端面が露出してしまう。そのため、複数の結石や結石破砕片を一度に体外まで除去しようとすると、腎臓や尿管の内壁等を損傷してしまうことや、尿管アクセスシースの遠位側の開口部端面と結石および結石破砕片の露出部とが嵌合して体外まで引き抜けないことがある。
そこで、本発明は、複数の結石および結石破砕片を確実に体外に除去することができる結石除去装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記(1)〜(8)に記載のいずれかの手段によって達成される。
(1)結石を保持可能な保持部と、前記結石を収容可能な収容部と、前記収容部に連通して開口した開口部と、前記保持部を前記収容部に導入可能な導入部と、を備えた収集部と、前記導入部を介して前記保持部を前記収容部に導入可能なルーメンが形成されたシャフト部と、前記収容部への前記保持部の導入を操作するための操作部材を備えた手元操作部と、を有する、結石除去装置。
(2)前記収集部は、前記シャフト部の前記ルーメンと、前記収容部と、を連通してなる貫通孔が形成された、上記(1)に記載の結石除去装置。
(3)前記導入部は、前記収集部に複数形成された、上記(1)または(2)に記載の結石除去装置。
(4)複数の前記導入部は、前記開口部から前記収容部の基端側に向かう軸方向において互いに離間して形成された、上記(3)に記載の結石除去装置。
(5)前記導入部は、前記開口部の近傍に少なくとも形成された、上記(1)〜(4)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(6)前記収集部は、前記結石を収容する第1収容部と、前記第1収容部を着脱可能に収容し前記シャフト部と連結した第2収容部と、を含む、上記(1)〜(5)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(7)前記収容部に導入される前記保持部は、前記結石によって区画された空隙に前記操作部材の操作によって押し込み可能な線状部材を含む、上記(1)〜(6)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
(8)前記収容部に導入される前記保持部は、前記結石によって区画された空隙に前記操作部材の操作によって流入可能なゲル状部材を含む、上記(1)〜(7)のいずれか1つに記載の結石除去装置。
上記(1)に記載の発明によれば、収集部の収容部に収容する結石および結石破砕片を保持部によって保持できることから、その結石および結石破砕片を、数やサイズに依らず、収容部に確実に保持して体外に除去することが可能になる。また、結石および結石破砕片は収容部内に保持されていることから、露出した結石および結石破砕片の端面が腎臓や尿管の内壁等の生体組織を損傷することや、尿管アクセスシース内への引き込み時に引っかかることなく、安全かつ確実に体外まで除去することが可能になる。
上記(2)に記載の発明によれば、収集部は、導入管のルーメンと、収容部と、を連通してなる貫通孔(導入部)が形成されていることによって、保持部を貫通孔に沿って収容部に導入することができることから、結石および結石破砕片を収容部に確実に保持することが可能になる。
上記(3)に記載の発明によれば、導入部が収集部に複数形成されていることによって、保持部を収容部に複数箇所から導入することができることから、複数の保持部を用いて結石を効率良く保持することが可能になる。また、小さなサイズのものを含む複数の結石および結石破砕片が収集部の収容部に密に取り込まれ、結石および結石破砕片と収容部の間の空間が狭く保持部を収容部内に導入しにくい場合においても、複数の保持部を用いて結石および結石破砕片を効率良く保持することが可能になる。
上記(4)に記載の発明によれば、複数の導入部は、開口部から収容部の基端側に向かう軸方向において互いに離間して形成されていることによって、開口部から収容部の基端側に向かって収集された結石および結石破砕片を収集部の軸方向に沿って複数箇所から保持することができることから、各々の保持部を用いて結石を十分に保持することが可能になる。
上記(5)に記載の発明によれば、導入部は、開口部の近傍に少なくとも形成されていることによって、保持部を用いて開口部を容易に閉塞できることから、収容部に収容された結石が開口部から腎盂腎杯や尿管等に脱落してしまうことを防止し、結石および結石破砕片を収容部に確実に保持することが可能になる。
上記(6)に記載の発明によれば、収集部は、結石および結石破砕片を収容する第1収容部と、第1収容部を着脱可能に収容し導入管と連結した第2収容部と、を含むことによって、結石および結石破砕片が充填された第1収容部を第2収容部から取り外し、新たな第1収容部を第2収容部に取り付けることができることから、結石および結石破砕片に対する病理検査を行ったり廃棄したりする場合にその取扱いを簡便に行うことが可能になる。
上記(7)に記載の発明によれば、収容部に導入される保持部は、結石および結石破砕片によって区画された空隙に操作部材の操作によって押し込み可能な線状部材を含むことによって、その線状部材を用いて結石および結石破砕片を強固に保持することが可能になる。
上記(8)に記載の発明によれば、収容部に導入される保持部が、結石および結石破砕片によって区画された空隙に操作部材の操作によって流入可能なゲル状部材を含むことによって、そのゲル状部材を用いて結石および結石破砕片を強固に保持することが可能になる。
第1実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、保持部を収集部に導入する前の状態を示す図、(B)は、保持部を収集部の導入部から収容部に導入した後の状態を示す図である。 結石除去装置を軟性鏡に装着した状態を模式的に示す図である。 結石除去装置を装着した軟性鏡を患者の尿管に導入した状態を模式的に示す図である。 結石除去装置の収集部に結石および結石破砕片を収集する状態を模式的に示す図であって、(A)は、収集部の収容部を示す図、(B)は、収集部の収容部に複数の結石および結石破砕片を収容した状態を示す図、(C)は、収容部に導入した保持部によって複数の結石および結石破砕片を絡めて保持している状態を示す図である。 第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置の様々な形態の収集部を示す斜視図であって、(A)は、軸方向に沿って湾曲して形成された収集部を示す図、(B)は、開口部から基端側に向かって内径および外形が大きくなるように形成された収集部を示す図、(C)は、開口部が矩形状であって基端側に向かって一部の径が小さくなるよう形成された収集部を示す図である。 第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置の様々な形態の操作部材を備えた手元操作部を示す斜視図であって、(A)は、手動によって軸方向に前後させる直進式のスライド部を含む操作部材を示す図、(B)は、手動によって回転させるスライド部を含む操作部材を示す図、(C)は、自動によって制御する回転部を含む操作部材を示す図である。 第2実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、複数の保持部を収集部に導入する前の状態を示す図、(B)は、複数の保持部を収集部の軸方向に沿って互いに離間して複数形成された導入部から収容部に導入している状態を示す図である。 第3実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、保持部を収集部に導入する前の状態を示す図、(B)は、保持部を収集部の導入部から収容部に導入して開口部を閉塞した状態を示す図である。 第4実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、ゲル状部材を収集部に導入する前の状態を示す図、(B)は、ゲル状部材を収集部の導入部から収容部に導入している状態を示す図である。 第5実施形態に係る結石除去装置を示す斜視図であって、(A)は、第1収容部を第2収容部に収容した状態の収集部を示す図、(B)は、複数の結石および結石破砕片を絡めて保持している第1収容部を第2収容部から取り外した状態の収集部を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。例えば、図1等に示す結石除去装置10は、手元操作部14と比較して、ワイヤ11および筒12の大きさを相当誇張して図示している。結石除去装置10の大きさは、例えば図3に示すものが参考になる。使用者(術者)の手元操作部14の側が基端側に相当し、結石除去装置10等を導入する生体の側が先端側に相当する。
<第1実施形態>
第1実施形態の結石除去装置10について説明する。
結石除去装置10の構成について、図1を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る結石除去装置10を示す斜視図である。図1(A)は、ワイヤ11を筒12に導入する前の状態を示す図である。図1(B)は、ワイヤ11を筒12の導入部12cから収容部12aに導入した後の状態を示す図である。
結石除去装置10は、尿管230等に発症した結石Kおよび結石破砕片を収集し、その結石Kおよび結石破砕片をワイヤ11によって絡めて保持した状態で体外および/または膀胱内に除去する。結石Kや結石破砕片は、尿路に存在するものである。結石破砕片は、尿路に存在する結石Kを例えばレーザ砕石装置によって破砕して相対的に小さくしたものを含む。
以下の説明において、結石Kは、結石破砕片を含むものとして説明する。
結石除去装置10は、ワイヤ11(保持部材に相当)、筒12(収集部に相当)、導入管13(シャフト部に相当)、および手元操作部14を含んでいる。
ワイヤ11は、筒12の収容部12aに収集された結石Kを保持する。ワイヤ11は、手元操作部14から送り出され、導入管13のルーメン13aを挿通し、筒12の導入部12cを介して収容部12aの内部に導入される。ワイヤ11は、操作部材14Cの操作によって収容部12a内に収容された複数の結石K間の空隙に押し込み可能な線状部材として構成されている。ワイヤ11は、結石K間の空隙に導入され、結石K同士を強固に保持する。ワイヤ11は、例えば、親水コートを施した金属コイルを構成とする。ワイヤ11は、膨潤しつつ螺旋状に巻回されてなるハイドロコイルとしてもよい。ワイヤ11は、金属に限定されることなく、例えば繊維を束ねてなる糸から構成してもよい。
筒12は、結石Kを収集する。筒12は、収容部12a、開口部12b、および導入部12cを備えている。収容部12aは、結石Kを収容する。収容部12aは、円筒形状に形成され、一端に開口部12bを備え、他端に相当する基端側が閉塞されている。収容部12aは、例えば、可撓性を備えた材料から成形され、尿管230等の形状に合わせて変形可能である。収容部12aは、可視光領域で透明な材料から成形され、外部から結石Kの収容具合を目視可能である。開口部12bは収容部12aに連通して開口している。開口部12bを介して結石Kを収容部12aに収容する。導入部12cは、ワイヤ11を収容部12aに導入可能な貫通孔からなる。導入部12cは、導入管13のルーメン13aと収容部12aを連通している。導入部12cは、収容部12aの内周面に開口している。筒12は、例えばX線造影剤を含有させ、その造影剤を外部からX線透視下で撮像することによって、生体内における位置を確認可能な構成としてもよい。
導入管13は、手元操作部14から搬出され収容部12aに搬入されるワイヤ11を導入させる。導入管13は、細長い円筒形状から形成され、導入部12cを介してワイヤ11を収容部12aに導入可能なルーメン13aが形成されている。導入管13は、一端が筒12に接合され、基端側に相当する他端が手元操作部14に着脱可能に連結されている。導入管13は、可撓性を備えた材料から成形され、尿管230等の形状や軟性鏡100の動きに合わせて変形可能である。
手元操作部14は、使用者(術者)が、筒12の収容部12aにワイヤ11を導入したり、尿管230に導入された筒12の位置を調整したりするための操作を行うものである。手元操作部14は、保持部材14A、巻回部材14B、操作部材14C、および把持部材14Dを備えている。保持部材14Aは、手元操作部14の本体に相当する。保持部材14Aは、円筒形状に形成され、導入管13の基端側に対して嵌合や圧入によって着脱可能に連結されている。保持部材14Aの下方に、把持部材14Dが接続されている。保持部材14Aは、巻回部材14Bを収容している。巻回部材14Bは、円柱形状に形成され、ワイヤ11を巻回している。
操作部材14Cは、収容部12aへのワイヤ11の導入を操作するためものである。操作部材14Cは、例えばハンドルからなり、巻回部材14Bに連結している。操作部材14Cは、巻回部材14Bの両側に連結させ、使用者(術者)が右手でも左手でも操作できるように構成してもよい。図1(B)に示すように、使用者(術者)が操作部材14Cを回転させると、巻回部材14Bが従動して回転し、ワイヤ11が筒12の収容部12aに導入される。また、ワイヤ11が筒12の収容部12aに導入された際と反対方向に使用者(術者)が操作部材14Cを回転させると、筒12の収容部12aに導入されたワイヤ11が、導入部12cを介して導入管13および手元操作部14内に引き込まれる。把持部材14Dは、使用者(術者)が把持するものである。把持部材14Dは、保持部材14Aの下方に接続されている。
結石除去装置10の使用方法について、図2〜図4を参照して説明する。
図2は、結石除去装置10を軟性鏡100に装着した状態を模式的に示す図である。図3は、結石除去装置10を装着した軟性鏡100を患者200の尿管230に導入した状態を模式的に示す図である。図4は、結石除去装置10の筒12に結石Kを収集する状態を模式的に示す図である。図4(A)は、筒12の収容部12aを示す図である。図4(B)は、筒12の収容部12aに複数の結石Kを収容した状態を示す図である。図4(C)は、収容部12aに導入したワイヤ11によって複数の結石Kを絡めて保持している状態を示す図である。
図3に示す患者200に対して、泌尿器系で一般的に用いられる膀胱鏡を用い、医療分野において広く知られたガイトワイヤを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。次に、硬性鏡を挿入し、尿管230の内壁や、尿管230内の結石Kを観察する。このとき、硬性鏡にバスケット鉗子を併用して結石Kを除去してもよい。また、硬性鏡にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、比較的大きく除去が困難な結石Kを破砕して相対的に小さくしたり、生じた結石破砕片をバスケット鉗子を使用したりして除去してもよい。その後、硬性鏡を生体内から抜去する。
次に、ガイトワイヤを介して尿管アクセスシースを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。
尿管アクセスシースを介して軟性鏡100を挿入し、結石Kを観察する。このとき、ガイドワイヤを抜去してもよい。結石Kが尿管アクセスシースを通過困難な、比較的大きなサイズであった場合、軟性鏡100にホルミウム・ヤグレーザー等の破砕装置を併用して、結石Kを破砕して相対的に小さくする。
次に、結石除去装置10と軟性鏡100を組み付ける。具体的には、図2に示すように、結石除去装置10の導入管13と手元操作部14を分離した状態から、導入管13を軟性鏡100のワーキングチャンネル101に軟性鏡100の先端側から導入して、導入管13の基端側をポート102から取り出し、その導入管13の基端側を手元操作部14に嵌合して取り付ける。
次に、図3に示すように、結石除去装置10を装着した軟性鏡100を、患者200の尿道210および膀胱220を介して、例えば尿管230内の結石Kが存在する部位に到達させた後、結石除去装置10を用いて、結石Kを筒12に収集する。具体的には、図4(A)に示す筒12の収容部12aを、図3に図示した尿管230内の結石Kに対して手元操作部14の側から押圧する。収容部12aに結石Kを効率よく収容するために、収容部12aを手元操作部14の側から複数回押し引きしてもよい。図4(B)に示すように、結石Kは、筒12の開口部12bを介して収容部12aに収容される。ここで、図4(C)に示すように、ワイヤ11を筒12の収容部12aに導入し、そのワイヤ11によって複数の結石Kを絡めて保持する。ワイヤ11は、結石K間の空隙に導入され、結石K同士を強固に保持する。
次に、筒12に結石Kを収集した結石除去装置10を体外まで運搬する。体外において筒12の収容部12aに導入されたワイヤ11を、導入部12cを介して導入管13および手元操作部14内に引き込む。ここで、結石K間に再び空隙が生じ、結石Kは容易に収容部12aから除去される。
そして再び、結石除去装置10を結石Kが存在する部位に到達させた後、結石Kの収容部12aへの取込み、ならびに体外での除去を繰り返す。なお、結石Kを収容部12aから除去する箇所としては、膀胱内であっても良い。さらに、結石Kの位置を変える(リポジショニング)目的で、腎盂腎杯内のある腎杯で結石Kを収容部12aへ取込み、別の腎杯内でリリースしても良い。
結石除去装置10は、硬性鏡と共に使用しても良い。すなわち、軟性鏡100での抽石操作に先だって行われる硬性鏡での観察、砕石、抽石操作において、バスケット鉗子の代わりに使用しても良い。
次に、ガイドワイヤを、尿道210および膀胱220を介して尿管230または腎盂腎杯240に導入する。さらに、上部尿管留置用の尿管ステントを、ガイドワイヤに被せて留置した後、ガイドワイヤを抜去する。尿管ステントは、術後の一過性の尿管閉塞等に対応する。尿管ステントは、所定の日数が経過した後、除去する。
図2〜図4に参照しながら説明した手技は、主に次の通りである。患者200の生体内に導入して結石Kを収集して体外に除去する方法であって、筒12の収容部12aに収容する結石Kをワイヤ11によって保持する結石除去装置10を準備し、硬性鏡や軟性鏡100に装着した結石除去装置10を生体内に導入し、筒12の開口部12bを介して収容部12aに収容した結石Kをワイヤ11によって保持して体外に除去する方法。
以上のように、第1実施形態に係る結石除去装置10によれば、筒12の収容部12aに収容する結石Kをワイヤ11によって保持できることから、その結石Kを収容部12aに確実に保持して体外に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、複数の結石Kを収容部12aに一度に収容することができることから、結石Kの除去効率を大幅に向上させることが可能になる。すなわち、結石除去装置10を用いることによって、複数の結石Kの除去に要する時間を大幅に短縮したり、一定の時間内においてより多くの結石Kを除去したりすることができる。TULにおいて、術後の尿路感染症の発症予防等のために手術時間の上限が規定されているような場合であっても、結石除去装置10を用いることで、より多くの結石Kを体外に除去することができ、stone free rateを向上することができる。
これに加えて、結石除去装置10は、大きさが異なる複数の結石Kを収容部12aに収容することができることから、相対的に小さい結石Kから大きい結石Kまで一度に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、結石Kを収容部12aに収容することができることから、尿管230等から除去する結石Kが尿管230や膀胱220の内壁に接触して裂傷させることなく、その結石Kを体外に除去することが可能になる。
これに加えて、結石除去装置10は、結石Kを収容部12aに収容することができることから、尿管230等から除去する結石Kが尿管アクセスシースの開口部に嵌合して引き抜き困難となることなく、その結石Kを体外に除去することが可能になる。
また、筒12は、導入管13のルーメン13aと、収容部12aと、を連通してなる貫通孔(導入部12c)が形成されていることによって、ワイヤ11を貫通孔に沿って収容部12aに導入することができることから、結石Kを収容部12aに確実に保持することが可能になる。これに加えて、筒12は、ワイヤ11を尿管230や筒12等に干渉させることなく収容部12aに導入することができることから、ワイヤ11によって尿管230や膀胱220等を損傷することなく、結石Kを収容部12aに確実に保持することが可能になる。
また、収容部12aに導入される保持部は、結石Kによって区画された空隙に操作部材14Cの操作によって押し込み可能なワイヤ11を含むことから、そのワイヤ11を用いて結石Kを強固に保持することが可能になる。
<第1実施形態の変形例1>
筒12の変形例に相当する第1実施形態の変形例1の結石除去装置について説明する。結石除去装置の筒12S、12T、および12Uは、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の筒12の変形例に相当する。第1実施形態の変形例1においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置の筒の構成について、図5を参照して説明する。
図5は、第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置の様々な形態の筒を示す斜視図である。図5(A)は、軸方向に沿って湾曲して形成された筒12Sを示す図である。図5(B)は、開口部12Tbから基端側に向かって内径および外形が大きくなるように形成された筒12Tを示す図である。図5(C)は、開口部12Ubが矩形状であって基端側に向かって一部の径が小さくなるように形成された筒12Uを示す図である。
図5(A)に示す結石除去装置において、筒12Sは、特定の患者200の腎盂腎杯240や尿管230の形状に合わせた形状とするために、筒12と異なり、軸方向に沿って湾曲して形成されている。同様に、図5(B)に示す結石除去装置において、筒12Tは、特定の患者200の腎盂腎杯240や尿管230の形状に合わせた形状とするために、筒12と異なり、開口部12Tbから基端側に向かって内径および外形が大きくなるように形成されている。同様に、図5(C)に示す結石除去装置において、筒12Uは、特定の患者200の腎盂腎杯240や尿管230の形状に合わせた形状とするために、筒12と異なり、開口部12Ubが矩形状であって、かつ、基端側に向かって一部の径が小さくなるように形成されている。
以上のように、第1実施形態の変形例1に係る結石除去装置によれば、軸方向に沿って湾曲して形成された筒12Sによって、生体内の形状に合わせた形状とすることができることから、例えば尿管230や腎盂腎杯240に導入し易い。生体内の形状は、例えば、尿管230の内周の形状に相当する。これに加えて、結石除去装置は、収容部12Saに収容され基端側に移動した結石Kを湾曲した収容部12Saの部分で引っ掛けて開口部12Sbの側に戻り難くすることができることから、結石Kを収容部12Saに確実に保持することが可能になる。
また、結石除去装置は、開口部12Tbから基端側に向かって内径および外形が大きくなるように形成された筒12Tによって、生体内の形状に合わせた形状とすることができることから、例えば尿管230や腎盂腎杯240に導入し易い。これに加えて、結石除去装置は、収容部12Taに収容され基端側に移動した結石Kを相対的に径が小さい開口部12Tbの側に戻り難くすることができることから、結石Kを収容部12Taに確実に保持することが可能になる。これに加えて、相対的に径が小さい開口部12Tbを、尿管230や腎乳頭近傍といった腎杯内の狭い箇所等に導入し易いことから、尿管230等に発生した結石Kを容易に収集することが可能になる。
また、結石除去装置は、開口部12Ubが矩形状であって、かつ、基端側に向かって一部の径が小さくなるように形成された筒12Uによって、生体内の形状に合わせた形状とすることができることから、例えば尿管230や腎盂腎杯240に導入し易い。これに加えて、結石除去装置は、対角線上の間隔が長い矩形状の開口部12Ubから結石Kを導入し易く、かつ、収容部12Uaの基端側に移動した結石Kを一部の径が小さい収容部12Uaによって開口部12Ubの側に戻り難くすることができることから、結石Kを収容部12Uaに確実に保持することが可能になる。
<第1実施形態の変形例2>
操作部材14Cの変形例に相当する第1実施形態の変形例2の結石除去装置について説明する。結石除去装置の操作部材14P、14Q、および14Rは、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の操作部材14Cの変形例に相当する。第1実施形態の変形例2においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置の手元操作部の構成について、図6を参照して説明する。
図6は、第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置の様々な形態の操作部材を備えた手元操作部を示す斜視図である。図6(A)は、手動によって軸方向に前後させる直進式のスライド部を含む操作部材14Pを示す図である。図6(B)は、手動によって回転させる回転式のスライド部を含む操作部材14Qを示す図である。図6(C)は、自動によって制御する回転部を含む操作部材14Rを示す図である。
図6(A)に示す結石除去装置は、手動によって回転させる直進式のスライド部を含む操作部材14Pを備えている。操作部材14Pは、長方形状に形成され、ワイヤ11の基端側と接続されている。操作部材14Pは、親指等を接触させて操作できるように突起部が形成されている。操作部材14Pを軸方向に移動させると、操作部材14Pに接続されたワイヤ11が追随して移動する。円筒形状に形成された把持部材14Vに、操作部材14Pが取り付けられている。把持部材14Vは、導入管13の基端側と連結されている。
図6(B)に示す結石除去装置は、手動によって回転させる回転式のスライド部を含む操作部材14Qを備えている。操作部材14Qは、円柱形状に形成され、ワイヤ11を押圧しつつ接触している。操作部材14Qは、親指等で回転し易いように外周面に複数の溝が形成されている。操作部材14Qを回転させると、操作部材14Qに押圧されたワイヤ11が追随して移動する。円筒形状に形成された把持部材14Wに、操作部材14Qが取り付けられている。把持部材14Wは、導入管13の基端側と連結されている。
図6(C)に示す結石除去装置は、自動によって制御するスライド部を含む操作部材14Rを備えている。操作部材14Rは、モータ、モータを制御する回路、モータの回転を指示するスイッチを備えている。ワイヤ11の基端側がモータの回転軸に巻き付けられている。スイッチをON/OFFすることによって、モータを回転/停止させると、ワイヤ11が追随して移動/停止する。把持部材14Xに、モータおよび回路が内蔵され、かつ、スイッチが取り付けられている。把持部材14Xは、導入管13の基端側と連結されている。
以上のように、第1実施形態の変形例2に係る結石除去装置によれば、手動によって回転させる直進式のスライド部を含む操作部材14Pによって、収容部12aに導入するワイヤ11の長さが認識し易く、収容部12aに導入するワイヤ11の長さが比較的短いような場合に好適に用いることできる。これに加えて、収容部12aに導入するワイヤ11の操作を、手元操作部14を握った手によって、片手で行うことができる。
また、結石除去装置は、手動によって回転させる回転式のスライド部を含む操作部材14Qによって、収容部12aに導入するワイヤ11の長さに特に制約がなく、収容部12aに導入するワイヤ11の長さが比較的長いような場合に好適に用いることできる。これに加えて、収容部12aに導入するワイヤ11の操作を、手元操作部14を握った手によって、片手で行うことができる。
また、結石除去装置は、自動によって制御するスライド部を含む操作部材14Rによって、収容部12aに導入するワイヤ11を手動によらず自動で操作することから、収容部12aにワイヤ11を簡便に導入することができる。これに加えて、収容部12aに対するワイヤ11の送り出し量を細かく調整したり、一定に調整したりすることができる。これに加えて、収容部12aに導入するワイヤ11の操作を、手元操作部14を握った手によって、片手で行うことができる。
<第2実施形態>
第2実施形態の結石除去装置20について説明する。結石除去装置20は、複数のワイヤ11を収容部22aに導入する構成が、前述した第1実施形態に係る結石除去装置10の構成と異なる。第2実施形態においては、前述した第1実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置20の構成および使用方法について、図7を参照して説明する。
図7は、第2実施形態に係る結石除去装置20を示す斜視図である。図7(A)は、複数のワイヤ11を筒22に導入する前の状態を示す図である。図7(B)は、複数のワイヤ11を筒22の軸方向に沿って互いに離間して複数形成された導入部22c1、22c2、および22c3から収容部22aに導入している状態を示す図である。図7(B)において、結石Kの図示は省略している。
筒22は、導入部の数を除いて、筒12と同様の構成からなる。筒22は、導入部22c1、22c2、および22c3を、開口部22bから基端側に向かう軸方向に沿って、互いに離間させた状態で備えている。導入部22c1、22c2、および22c3は、それぞれ導入部12cと同様の貫通孔からなり、それぞれワイヤ11を収容部22aに導入する。導入部は、複数であればよく、その数は特に限定されない。
導入部22c1から収容部22aに導入されたワイヤ11は、収容部22aの主に開口部22bの近傍に収容された結石Kに絡み付いて保持する。導入部22c2から収容部22aに導入されたワイヤ11は、収容部22aの主に中央付近に収容された結石Kに絡み付いて保持する。導入部22c3から収容部22aに導入されたワイヤ11は、収容部22aの主に基端側に収容された結石Kに絡み付いて保持する。導入部22c1、22c2、および22c3を、収容部22aの軸方向に対して異なる角度で導入した場合、複数のワイヤ11を異なる角度から導入することができることから、結石Kを万遍なく保持することが可能になる。
手元操作部14の巻回部材14Bは、導入部22c1、22c2、および22c3用のワイヤ11をそれぞれ巻き付けている。手元操作部14の操作部材14Cを回転させると、巻回部材14Bが従動して回転し、導入部22c1、22c2、および22c3用のワイヤ11がそれぞれ送り出される。
以上のように、第2実施形態に係る結石除去装置20によれば、導入部22c1、22c2、および22c3が筒22に複数形成されていることによって、ワイヤ11を収容部12aに複数箇所から導入することができることから、複数のワイヤ11を用いて結石Kを効率良く保持することが可能になる。
また、複数の導入部22c1、22c2、および22c3は、開口部22bから収容部22aの基端側に向かう軸方向において互いに離間して形成されていることによって、開口部22bから収容部22aの基端側に向かって収集された結石Kを筒22の軸方向に沿って複数箇所から保持することができることから、各々のワイヤ11を用いて結石Kを十分に保持することが可能になる。
<第3実施形態>
第3実施形態の結石除去装置30について説明する。結石除去装置30は、ワイヤ11によって筒12の開口部12bを閉塞する構成が、前述した第1または第2実施形態に係る結石除去装置10または20の構成と異なる。第3実施形態においては、前述した第1または第2実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置30の構成および使用方法について、図8を参照して説明する。
図8は、第3実施形態に係る結石除去装置30を示す斜視図である。図8(A)は、ワイヤ11を筒12に導入する前の状態を示す図である。図8(B)は、ワイヤ11を筒12の導入部12cから収容部12aに導入して開口部12bを閉塞した状態を示す図である。図8(B)において、結石Kの図示は省略している。
手元操作部14の操作部材14Cを回転させると、筒12の開口部12bが、導入部12cから収容部12aに導入されたワイヤ11によって閉塞される。すなわち、収容部12aに導入されたワイヤ11は、開口部12bの近傍で複数回にわたって巻回され、開口部12bを閉塞する。
ここで、例えば、ワイヤ11を収容部12aの周方向に沿った円形状になるようにNiTi合金のような形状記憶合金によって構成し、導入部12cから収容部12aに導入されたワイヤ11が、開口部12bの外周縁に沿って巻回するようにする。このようにすれば、ワイヤ11によって開口部12bを選択的に閉塞することができる。また、例えば、導入部12cを収容部12aの周方向に沿った溝によって構成すれば、導入部12cから収容部12aに導入されたワイヤ11は、開口部12bの外周縁に沿って巻回することなる。
結石除去装置30は、収容部12aに収容する複数の結石K間にワイヤ11を必ずしも導入する必要がないことから、複数の結石Kを互いに密に接触させるようにして収容部12aに収容すれば、結石Kの収容効率が向上する。
以上のように、第3実施形態に係る結石除去装置30によれば、導入部12cは、開口部12bの近傍に少なくとも形成されていることによって、ワイヤ11を用いて開口部12bを容易に閉塞することができることから、収容部12aに収容された結石Kが開口部12bから尿管230等に脱落してしまうことを防止し、結石Kを収容部12aに確実に保持することが可能になる。
<第4実施形態>
第4実施形態の結石除去装置40について説明する。結石除去装置40は、収容部12aに導入し結石Kを保持する保持部にゲル状部材41を用いた構成が、前述した第1〜第3実施形態に係る結石除去装置10、20および30の構成と異なる。第4実施形態においては、前述した第1〜第3のいずれかの実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置40の構成および使用方法について、図9を参照して説明する。
図9は、第4実施形態に係る結石除去装置40を示す斜視図である。図9(A)は、ゲル状部材41を筒42に導入する前の状態を示す図である。図9(B)は、ゲル状部材41を筒42の導入部42cから収容部12aに導入している状態を示す図である。図9(B)において、結石Kの図示は省略している。
筒42は、導入部42cを除いて、筒12と同様の構成からなる。導入部42cは、収容部12aの内方に向かって若干突出し、基端側に向かって傾斜している。筒42において、導入部42cから導入されるゲル状部材41は、開口部12bから離間するように、収容部12aの基端側に向かって導入される。
ゲル状部材41は、導入部42cを介して収容部12aに導入され、結石K間の空隙に流入される。ゲル状部材41には、例えば、徐々に硬化する反応性のゲル化剤を用いる。ゲル状部材41には、ゲル化前の注入液の状態において、粘性を備えたものを用いることが望ましい。
手元操作部44は、収容部12aへのゲル状部材41の導入を操作するための操作部材44Cが備えられている。操作部材44Cは、例えばシリンジから構成され、内部にゲル状部材41が充填される。保持部材44Aは、操作部材44Cの一部を収納している。保持部材44Aは、導入管13の基端側と連結され、かつ、把持部材44Dと接続されている。ゲル状部材41は、操作部材44Cが親指等によって押圧されると、操作部材44Cのシリンジの内部から、導入管13のルーメン13aおよび導入部42cを介して、筒42の収容部12aに導入される。
以上のように、第4実施形態に係る結石除去装置40によれば、収容部12aに導入される保持部が、結石Kによって区画された空隙に操作部材44Cの操作によって流入可能なゲル状部材41を含むことから、そのゲル状部材41を用いて結石Kを強固に保持することが可能になる。
<第5実施形態>
第5実施形態の結石除去装置50について説明する。結石除去装置50は、結石Kを収容する第1収容部としての内筒52Mを、第2収容部としての外筒52Nから着脱可能とした構成が、前述した第1〜第4実施形態に係る結石除去装置10、20、30および40の構成と異なる。第5実施形態においては、前述した第1〜第4のいずれかの実施形態と同様の構成からなるものについて同一の符号を付加し、重複する説明を省略する。
結石除去装置50の構成および使用方法について、図10を参照して説明する。
図10は、第5実施形態に係る結石除去装置50を示す斜視図である。図10(A)は、内筒52Mを外筒52Nに収容した状態の筒52を示す図である。図10(B)は、複数の結石Kを絡めて保持している内筒52Mを外筒52Nから取り外した状態の筒52を示す図である。
筒52は、内筒52Mおよび外筒52Nを含んでいる。内筒52Mは、結石Kを収容する。内筒52Mは、円筒形状に形成され、開口部52Mbと対向した基端側が閉塞されている。収容部52Maには、ワイヤ11を導入する導入部52Mcが開口している。内筒52Mは、外筒52Nと切り離すときに指先で把持する把持部52Mdを、開口部52Mbに備えている。把持部52Mdは、開口部52Mbの外周縁から外方に若干突出して形成されている。
外筒52Nは、内筒52Mを着脱可能に収容し、導入管13と連結している。外筒52Nは、円筒形状に形成され、開口部52Nbと対向した基端側が閉塞されている。外筒52Nは、その内径が内筒52Mの外径に相当する。
収容部52Naには、ワイヤ11を導入する導入部52Ncが開口している。外筒52Nは、内筒52Mと切り離すときの基準となる支持部52Neを、開口部52Nbに備えている。支持部52Neは、開口部52Mbの外周縁に凹状に形成されている。外筒52Nの支持部52Neには、内筒52Mの把持部52Mdが挿入されている。
内筒52Mを外筒52Nから取り外す前に、カッタ55によってワイヤ11を切断する。紐56は、その一端がカッタ55に接続され、他端が導入管13のルーメン13aを介して外部に露出している。紐56の他端を引っ張ると、カッタ55が移動し、ワイヤ11が切断される。カッタ55は、板状に形成し外筒52Nの内部に備えてもよいし、湾曲板状に形成し内筒52Mと外筒52Nの隙間に備えてもよい。また、紐56を備えず、カッタ55が外筒52Nに固定され、内筒52Mを外筒52Nから取り外す際にワイヤ11がカッタ55と強く接触する構成とすることで、内筒52Mを外筒52Nから取り外すことで紐56の操作無しにワイヤ11がカッタ55によって切断されるようにしてもよい。
以上のように、第5実施形態に係る結石除去装置50によれば、筒52は、結石Kを収容する内筒52Mと、内筒52Mを着脱可能に収容し導入管13と連結した外筒52Nと、を含むことによって、結石Kが充填された内筒52Mを外筒52Nから取り外し、新たな内筒52Mを外筒52Nに取り付けることができることから、結石Kに対する病理検査を行ったり廃棄したりする場合にその取扱いを簡便に行うことが可能になる。これに加えて、複数の結石Kが筒52に一度に収集できなかった場合、内筒52Mだけ交換して、結石Kの除去を継続することができる。
以上、複数の実施形態および変形例等を通じて本発明に係る結石除去装置を説明したが、これらの本発明は特許請求の範囲に記載された内容に基づいて適宜改変することが可能である。
例えば、結石除去装置は、尿管230に導入して結石Kを除去する形態に限定されることなく、生体内の他の部位に導入して結石Kを除去することができる。生体内は、例えば腎盂腎杯240に相当する。
また、例えば筒12において、ワイヤ11を収容部12aに導入する導入部12cは、導入管13のルーメン13aから収容部12aを連通した貫通孔に限定されることなく、開口部12bの外周縁の一部に設ける構成としてもよい。このような構成にすれば、導入部12cを非常に簡便な仕様によって具現化できる。
また、筒12において、複数のワイヤ11の各々を1つの導入部12cから収容部12aに導入する構成としてもよい。このような構成にすれば、結石Kをより保持し易くすることができる。
また、例えば筒12において、導入部12cを、収容部12aの内周面の同心円上に沿って対向するように一対設けたり、同心円上に沿って所定の間隔で複数設けたりしてもよい。このような構成にすれば、収容部12aに収容された結石Kをワイヤ11によって複数の方向から押圧するようにして保持できる。
また、結石Kを保持する保持部は、ワイヤ11とゲル状部材41を組み合わせて構成してもよい。このような構成にすれば、結石Kを収容部12aに対してより確実に保持することができる。
10、20、30、40、50 結石除去装置、
11 ワイヤ(保持部)、
12、12S、12T、12U、22、42、52 筒(収集部)、
52M 内筒(第1収容部)、
52N 外筒(第2収容部)、
12a、12Sa、12Ta、12Ua、22a、52Ma、52Na 収容部、
12b、12Sb、12Tb、12Ub、22b、52Mb、52Nb 開口部、
12c、22c1、22c2、22c3、42c、52Mc、52Nc 導入部(貫通孔)、
52Md 把持部、
52Ne 支持部、
13 導入管(シャフト部)、
13a ルーメン、
14、44 手元操作部、
14A、44A 保持部材、
14B 巻回部材、
14C、14P、14Q、14R、44C 操作部材、
14D、14V、14W、14X、44D 把持部材、
41 ゲル状部材(保持部)、
55 カッタ、
56 紐、
100 軟性鏡、
101 ワーキングチャンネル、
102 ポート、
200 患者、
210 尿道、
220 膀胱、
230 尿管、
240 腎盂腎杯、
K 結石(結石破砕片を含む)。

Claims (8)

  1. 結石を保持可能な保持部と、
    前記結石を収容可能な収容部と、前記収容部に連通して開口した開口部と、前記保持部を前記収容部に導入可能な導入部と、を備えた収集部と、
    前記導入部を介して前記保持部を前記収容部に導入可能なルーメンが形成されたシャフト部と、
    前記収容部への前記保持部の導入を操作するための操作部材を備えた手元操作部と、を有する、結石除去装置。
  2. 前記収集部は、前記シャフト部の前記ルーメンと、前記収容部と、を連通してなる貫通孔が形成された、請求項1に記載の結石除去装置。
  3. 前記導入部は、前記収集部に複数形成された、請求項1または2に記載の結石除去装置。
  4. 複数の前記導入部は、前記開口部から前記収容部の基端側に向かう軸方向において互いに離間して形成された、請求項3に記載の結石除去装置。
  5. 前記導入部は、前記開口部の近傍に少なくとも形成された、請求項1〜4のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  6. 前記収集部は、前記結石を収容する第1収容部と、前記第1収容部を着脱可能に収容し前記シャフト部と連結した第2収容部と、を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  7. 前記収容部に導入される前記保持部は、前記結石によって区画された空隙に前記操作部材の操作によって押し込み可能な線状部材を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の結石除去装置。
  8. 前記収容部に導入される前記保持部は、前記結石によって区画された空隙に前記操作部材の操作によって流入可能なゲル状部材を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の結石除去装置。
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