JP2016067683A - 遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技の制御に利用する乱数の異常を検出することが可能な遊技機を提供する。
【解決手段】CPUは、乱数監視処理S3を実行することで、乱数生成チップが出力する乱数をサンプル乱数として取得して、複数のサンプル乱数からなる比較サンプルグループYの先頭のサンプル乱数とそれ以外のサンプル乱数とが同一であるか否かを判別する。そして、同一になった回数が、乱数生成チップが正常であれば理論上あり得ない回数になったことをもって乱数の異常を検出する。
【選択図】図6

Description

本発明は、乱数に基づいて遊技を制御する遊技制御手段を備えた遊技機に関する。
従来、この種の遊技機として、限定個数分の相互に異なる数を、一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返して限定個数の乱数からなる乱数グループを順次生成する乱数生成回路を備えたものが知られている。また、この遊技機は、乱数生成回路とは別個の遊技制御回路が乱数生成回路から乱数を取得し、その乱数に基づいて遊技を制御するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−299862号公報(段落[0097],[0098])
ところで、上記した乱数生成回路が故障すると、全て異なる乱数からなるはずの上記乱数グループが同一の乱数を複数含むようになり、その乱数に基づいた遊技の制御に不具合を来たす事態が生じ得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、遊技の制御に利用する乱数の異常を検出することが可能な遊技機の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、予め定められた限定個数分の相互に異なる数を、一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返して、前記限定個数と前記更新周期との積である乱数群生成周期で前記限定個数の乱数からなる乱数グループを順次生成する乱数生成回路と、前記乱数生成回路から取得した前記乱数に基づいて遊技を制御する遊技制御手段とを備えた遊技機において、前記乱数生成回路が生成する乱数を3回以上の特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングするサンプリング手段と、前記特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要するサンプル群取得期間を前記乱数群生成周期で除した解に3を加えたものを基準同一個数とすると、前記特定複数回分の前記サンプル乱数のうち前記基準同一個数以上の前記サンプル乱数が同一であることに基づいて、前記乱数生成回路の異常を検出する乱数生成異常判別手段とを備えたことを特徴とする遊技機である。
請求項1の遊技機が有する乱数生成回路は、限定個数の異なる乱数からなる乱数グループを、乱数群生成周期の1周期が経過する度に、1グループずつ生成する。また、サンプリング手段は、乱数生成回路が生成する乱数を特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングする。ここで、特定複数回分のサンプル乱数を比較サンプルグループとし、サンプリング手段が特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要する期間をサンプル群取得期間とすると、サンプル群取得期間が、乱数群生成周期のN周期より長く、N+1周期以下だとすると、最大、N+2つの乱数グループから1つの比較サンプルグループが取得されることになる。よって、1つの比較サンプルグループに含まれる同一の値の乱数の個数がN+3以上になった場合には、乱数生成回路が異常ということになる。本発明では、その「N+3」が「サンプル群取得期間を乱数群生成周期で除した解に3を加えたもの」としての「基準同一個数」に相当し、サンプル群取得期間中のサンプル乱数(即ち、1つの比較サンプルグループ)のうち同一の値のサンプル乱数が上記した基準同一個数以上であるか否かを調べることで、乱数の異常を検出することができる。
請求項2の発明は、前記特定複数回が、前記基準同一個数より多いことを特徴とする請求項1に記載の遊技機である。
請求項3の発明は、前記サンプリング手段は、一定のサンプリング周期でサンプリングを行うように構成され、前記サンプリング周期は、前記乱数群生成周期の5〜20%であり、前記サンプル群取得期間は、前記乱数群生成周期の85〜115%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機である。
上述した乱数生成回路が生成する乱数が全て同一となるような異常であれば、特定複数回が基準同一個数と同じであっても多くても乱数生成異常判別手段による異常検出結果は同じであるが、乱数生成回路が生成する乱数が全て同一ではないが、乱数グループを構成する乱数の数が減って正常時より乱数群生成周期が短くなるような異常や、乱数生成回路が2種類の値を交互に生成するような異常であると、請求項2のように特定複数回を基準同一個数より多くすることで、異常を検出する確率を上げることが可能となる。また、請求項3の構成とすれば、乱数群生成周期の略全体とも言える85%以上、その乱数群生成周期の5〜20%の刻みでサンプリングするので、正常時の乱数群生成周期の全体に亘って発生するような異常を検出することが可能となる。
請求項4の発明は、前記サンプリング手段は、前記サンプル群取得期間を含む一定周期で前記サンプル群取得期間が繰り返されるようにサンプリングを行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機である。
請求項5の発明は、前記サンプル群取得期間を含む前記一定周期と前記乱数群生成周期とのうちの大きい方の一方が小さい方の他方の非整数倍になっていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機である。
請求項4の発明のように、サンプル群取得期間を含む一定周期でサンプル群取得期間が繰り返えされるようにサンプリングを行って乱数生成回路の異常を早期に検出できるようにしてもよい。その場合、請求項5の構成とすれば、時間の経過と共に、乱数群生成周期におけるサンプリングの位置をずらすことが可能となる。
上記したように、本発明の遊技機は、限定個数分の相互に異なる数を一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返す乱数生成回路を備え、乱数生成回路にて生成される乱数に基づいて遊技を制御すると共に、乱数生成回路が生成した乱数を複数サンプリングして、それらサンプル乱数に含まれる同一値の乱数の数に基づいて乱数の異常を判別する。即ち、本発明によれば、遊技の制御に利用する乱数の異常を検出することができる。
本発明の一実施形態に係る遊技機の正面図 遊技機の電気的な構成を示したブロック図 サンプリングの概念図 主制御メインプログラムのフローチャート 遊技制御処理のフローチャート 乱数監視処理のフローチャート
以下、本発明の「遊技機」としてのパチンコ遊技機10に係る一実施形態を、図1〜図6に基づいて説明する。図1に示すように、パチンコ遊技機10は、前面のガラス窓95Wを通して遊技板11の遊技領域R1を視認可能になっている。遊技領域R1には、中央に液晶表示装置32が備えられ、遊技領域R1のうち液晶表示装置32の下方中央に、第1始動入賞口14A、第2始動入賞口14B、大入賞口15、アウト口16が上から順番に設けられている。また、液晶表示装置32の下方両側部に、複数の一般入賞口20が備えられ、さらに、液晶表示装置32の左方には、始動ゲート18が設けられている。
また、第2始動入賞口14Bの左右両側には可動翼片14C,14Cが備えられ、それら両可動翼片14C,14Cが通常は起立状態になって第2始動入賞口14Bへの入球を規制している。そして、始動ゲート18を遊技球が通過したことを起因に、後述する乱数生成チップ40(本発明の「乱数生成回路」に相当する)にて生成される乱数に基づく当否判定(以下、「普図判定」という)が行われ、その普図判定で当りになると、可動翼片14C,14Cが所定期間にわたって横に倒されて、可動翼片14Cを案内にして遊技球が第2始動入賞口14Bに入賞可能になる。
大入賞口15は、遊技板11の前面に横長の長方形をなして開口し、扉15Tによって通常は閉塞されている。そして、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bへ遊技球が入賞することを起因に、乱数生成チップ40にて生成される乱数に基づく当否判定(以下、適宜、「特図判定」という)が行われ、その特図判定で当りになると、大入賞口15の扉15Tが前方に倒れるように開き、その扉15Tを案内にして大入賞口15が遊技球を受け入れ可能となる(所謂、大当り遊技が実行される)。なお、一般入賞口20、第1及び第2の始動入賞口14A,14B及び大入賞口15に遊技球が入賞する度に、所定複数の遊技球が上皿26に払い出される。
上記した特図判定の判定結果は、液晶表示装置32で表示演出を伴って報知される。具体的には、液晶表示装置32には、通常、3つの左、中、右の特別図柄32A,32B,32Cが横並びに停止表示されている。そして、第1又は第2の始動入賞口14A,14Bに遊技球が入賞したときに、これら3つの特別図柄32A,32B,32Cが変動表示(上下方向にスクロール表示)後、例えば、左、右、中の順に停止表示されて、例えば、ゾロ目となったか否かにより前記した特図判定の判定結果が報知される。その際、特図判定の判定結果が当りであるときに、特別図柄32A,32B,32Cをどのような変動態様及び図柄で停止させるか、また、特図判定の判定結果が外れであるときに、特別図柄32A,32B,32Cをどのような変動態様及び図柄で停止させるかが乱数生成チップ40によって生成(出力)される乱数に基づいて決定される。
図2には、本実施形態のパチンコ遊技機10の電気的な構成が示されている。同図に示す主制御基板50は、CPU50A(本発明の「遊技制御手段」に相当する)とRAM50B及びROM50Cを有し、上記した普図判定、特図判定等を行う。サブ制御基板52は、主制御基板50と同様に、CPU52A(本発明の「遊技制御手段」に相当する)とRAM52B及びROM52Cを有し、主として主制御基板50からのコマンドを受けて演出の制御を行う。なお、乱数生成チップ40は、主制御基板50及びサブ制御基板52のそれぞれに搭載されている。
乱数生成チップ40は、クロック発生器40Aとカウンタ40Bとを備えていて、クロック発生器40Aの1クロックごとにカウンタ40Bの値が1つインクリメントされる。また、カウンタ40Bは、例えば、16ビット(0〜65535)の値を保持可能で初期値は0になっていて、インクリメントされて予め定められた上限値(65535)に達すると、初期値の0にリセットされ、以降同じ動作を繰り返す。そして、前記したCPU50A,52Aが乱数生成チップ40からカウンタ40Bの値をランダムなタイミングで取得して乱数として使用する。詳細には、乱数生成チップ40は、規則的に変化する数を生成しているが、それら数がCPU50A,52Aにランダムなタイミングで取得されるので、ランダムな数、即ち、乱数になる。つまり、本発明の「乱数生成回路」としての乱数生成チップ40は、予め定められた限定個数分(65536個)の相互に異なる数を、一定の更新周期T1(1クロック)で乱数として生成する動作を繰り返す構成になっている。
また、乱数生成チップ40が乱数を生成する更新周期T1である1クロックは、例えば、0.1[μs]になっている。なお、乱数生成チップ40による更新周期T1は、CPU50A,52A(遊技制御手段)にて制御可能な周期より短い。従って、乱数生成チップ40は、図3(A)に示すように、限定個数M1(65536個)と更新周期T1(0.1[μs])との積である乱数群生成周期T2(約6.5[ms])で、限定個数(65536個)の乱数からなる乱数グループGを順次生成する構成になっている。
主制御基板50上のCPU50Aは、後述する乱数監視処理(S3、図6参照)を実行して主制御基板50上の乱数生成チップ40が更新している乱数をサンプリングし、そのランプリングされた乱数に基づいて乱数生成チップ40の異常の有無を監視している。これと同様にサブ制御基板52上のCPU52Aも、サブ制御基板52上の乱数生成チップ40の異常の有無を監視している。
乱数確認処理のフローチャートを使用した詳細説明の前に、CPU50Aによる乱数生成チップ40の監視の概要について図3を用いて説明する。CPU50Aは、乱数生成チップ40が生成し更新する乱数を、サンプル乱数としてサンプリング周期T3毎にサンプリングする。そして、CPU50Aは、特定複数回L分のサンプル乱数を1グループとした比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数をカウントし、その同一の値のサンプル乱数の個数が基準同一個数Zを超えたか否かに基づいて異常の有無を判別する。その基準同一個数Zは、以下の理論に基づいて設定されている。
ここで、CPU50Aが、特定複数回L分のサンプル乱数をサンプリングするのに要する期間(即ち、1つの比較サンプルグループYの取得に要する時間)をサンプル群取得期間T4(=T3×(L−1))とすると、そのサンプル群取得期間T4が乱数群生成周期T2の1周期以下である場合、図3(B)に示すように、CPU50Aは、乱数群生成周期T2の1周期分の乱数グループGだけから1つの比較サンプルグループYを取得することもあるが、乱数群生成周期T2の2周期分の2つの乱数グループGから1つの比較サンプルグループYを取得することもある。つまり、サンプル群取得期間T4が乱数群生成周期T2の1周期以下だとすると、CPU50Aは、最大、2つの乱数グループGから1つの比較サンプルグループYを取得する場合がある。
これと同様に、図3(C)に示すように、サンプル群取得期間T4が、乱数群生成周期T2の1周期より長く、2周期以下だとすると、CPU50Aは、最大、3つの乱数グループGから1つの比較サンプルグループYを取得する場合がある(図3(C)の右側の比較サンプルグループY参照)。よって、サンプル群取得期間T4が、乱数群生成周期T2のN周期より長く、N+1周期以下だとすると、CPU50Aは、最大、N+2つの乱数グループGから1つの比較サンプルグループYを取得する場合がある。
一方、乱数生成チップ40が正常である限りは、N+2個の乱数グループGから1つの比較サンプルグループYを取得した場合には、その1つの比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数がN+3以上になることは理論上あり得ず、そのようになった場合には、乱数生成チップ40が異常であると判断することができる。ここで、「N+3」は、「サンプル群取得期間T4を乱数群生成周期T2で除した解Nに3を加えたもの」であり、これが本発明の基準同一個数Zに相当する。従って、1つの比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数が、基準同一個数Z以上になったことをもって乱数生成チップ40の異常を検出することができる。
具体的には本実施形態では、前述したように図3(B)は、乱数群生成周期T2は約6.5[ms]であり、後述するようにサンプル群取得期間T4は6[ms]である。よって、サンプル群取得期間T4(=6[ms])を乱数群生成周期T2(=約6.5[ms])で除した解Nは「0」であり、それに「3」を加えた値として基準同一個数Zが「3」に設定されている。
また、CPU50Aが実行する後述の乱数監視処理(図6参照)では、「1つの比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数」を直接カウントするのではなく、「1つの比較サンプルグループYにおいてその先頭のサンプル乱数と同一の値の他のサンプル乱数が個数」を同一判別カウンタにてカウントすることで、「1つの比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数」を実質的にカウントしている。よって、同一判別カウンタのカウント結果がX個であったとすると、そのX個のサンプル乱数と先頭のサンプル乱数とを加えたX+1個が、1つの比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数ということになる。そこで、CPU50Aは、同一判別カウンタのカウント結果が、基準同一個数Zである「3」より1つ少ない「2」以上であるときに異常ありと判断し、そうでない場合には異常なしと判断するようになっている。つまりサンプル群取得期間T4の間に先頭のサンプル乱数を含めた同一の値が3以上である場合に異常と判断している。
ここで、乱数生成チップ40の異常として、乱数生成チップ40が生成する乱数が全て同一の値になるような異常しか発生しないとすると、1つの比較サンプルグループYは、先頭の1つのサンプル乱数とそれ以外の2つサンプル乱数との合計3つのサンプル乱数、即ち、基準同一個数Zのサンプル乱数で構成すれば足りることになる。しかしながら、1つの比較サンプルグループYは、基準同一個数Zより多い、例えば、7つのサンプル乱数で構成されている。これにより、乱数生成チップ40が生成する乱数が全て同一ではないが、乱数グループGを構成する乱数の数が減って正常時より乱数群生成周期T2が短くなるような異常や、乱数生成チップ40が2種類の値を交互に生成するような異常が発生した場合に、それら異常を検出する確率を上げることができる。
また、本実施形態では、サンプリング周期T3は、乱数生成チップ40が乱数を更新する更新周期T1と異なり、CPU50A,52Aにて制御可能な周期であり、前記更新周期T1より長く、具体的には、例えば、1[ms]になっている。従って7つのサンプル乱数からなる1つの比較サンプルグループYの取得に要するサンプル群取得期間T4は、6[ms]である。このように本実施形態では、乱数群生成周期T2の略全体とも言える85%以上(より具体的には、略92%)を、その乱数群生成周期T2の5〜20%(より具体的には、15%)の刻みでサンプリングするので、正常時の乱数群生成周期T2の全体に亘って発生するような異常を検出することが可能となる。
さらには、CPU50Aは、サンプル群取得期間T4を含む一定周期T5(=T3+T4)でサンプル群取得期間T4が繰り返えされるようにサンプリングを行うので、乱数生成チップ40の異常を早期検出が可能になる。その上、その一定周期T5と乱数群生成周期T2とが異なっているので、時間の経過と共に、乱数群生成周期T2におけるサンプリングの位置をずらすことができる。しかも、比較サンプルグループYのサンプル乱数を相互に比較するのではなく、比較サンプルグループYの先頭のサンプル乱数とその他のサンプル乱数とを比較する構成になっているので、サンプル乱数比較時のCPU50Aの負荷軽減、及び処理に必要な記憶容量の低減が図られる。
また、乱数群生成周期T2は、サンプル群取得期間T4を含む一定周期T5の非整数倍になっている。これにより、時間の経過と共に、乱数群生成周期T2におけるサンプリングの位置をずらすことができる。
次に、CPU50Aにて実行されるプログラムについて説明する。パチンコ遊技機10の電源をオンすると、CPU50Aは図4に示した主制御メインプログラムPG1を実行する。主制御メインプログラムPG1では、電源投入後の最初の実行の1回に限り、カウンタや変数のリセットの初期設定処理(S1)を行い、その後、遊技制御処理(S2)を例えば4[ms]の周期で繰り返して割り込み実行すると共に、乱数監視処理(S3)とを例えば1[ms]の周期で繰り返して割り込み実行する。
なお、遊技制御処理(S2)及び乱数監視処理(S3)が重なって実行されないようにタイムシェアリングされている。
図5に示すように、遊技制御処理(S2)では、まずはコマンド処理(S10)を行い、RAM50Bの出力バッファにセットされた各種コマンドをサブ制御基板52、表示制御装置、ランプ制御装置等に出力する。
次いで、始動入賞口スイッチ検出処理(S11)を行い、始動ゲート18、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bそれぞれの通過又は入賞に応じて、当否判定用の乱数を乱数生成チップ40から取得する。そして、始動ゲート18の通過に応じて乱数を取得した場合には、普通動作処理(S12)で、その乱数が普図判定の当りに設定せれている乱数であるか否かに基づいて普図判定を行い、当りである場合には、第2始動入賞口14Bの可動翼片14C,14Cを所定期間にわたって横に倒す。
また、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bへの入賞に応じて乱数を取得した場合には、特別動作処理(S13)で、その乱数が特図判定の当りに設定せれている乱数であるか否かに基づいて特図判定を行い、当りである場合には、大入賞口15の扉15Tを開閉させる大当り遊技を実行する。なお、RAM50Bの乱数記憶領域には、始動ゲートに対する遊技球の通過に基づく乱数と、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bへの遊技球の入賞に基づく乱数とが、それぞれ保留球として「4つ」まで記憶され、それら乱数が古いものから順に遊技に使用されるようになっている。
特別動作処理(S13)に次いで保留球数処理(S14)が行われる。この処理(S14)では、上記した保留球の数等が、各種コマンドとしてRAM50Bの出力バッファにセットされる。そして、電源断状態が続いたか否かを判定する電源断監視処理(S15)、本発明に関連しないその他の処理(S16)が実行され、遊技制御処理(S2)から抜ける。
次に、乱数監視処理(S3)について図6を参照して説明する。CPU50Aは、この乱数監視処理(S3)を実行することで、前述の如く、乱数生成チップ40の異常の有無を判別する。即ち、CPU50Aは、乱数監視処理(S3)を実行すると、最初に乱数生成チップ40からサンプル乱数を取得する(S20)。ここで、乱数監視処理(S3)は、上述したように1[ms]の周期で割り込み実行されるので、乱数監視処理(S3)を実行したCPU50Aは、前述の通り、1[ms]のサンプリング周期T3で乱数生成チップ40から乱数をサンプル乱数として取得することになる。
上述の如く取得したサンプル乱数が、前述した比較サンプルグループYを構成する7つのサンプル乱数のうち先頭のサンプル乱数か否かを判別する(S21)。そして、先頭のサンプル乱数である場合には(S21でYes)、そのサンプル乱数の値をベース値としてセットしてから(S22)、同一判別カウンタC1を0クリアし(S23)、さらに、サンプリングカウンタC2を1インクリメントする(S28)。そして、サンプリングカウンタC2が上限数である「7」と一致したか否かを判別し(S29)、一致していれば(S29でYes)、サンプリングカウンタC2を0クリアしてから(S30)、乱数監視処理(S3)を抜け、一致していなければ(S29でNo)、直ちに乱数監視処理(S3)を抜ける。
一方、取得したサンプル乱数が、比較サンプルグループYの先頭のサンプル乱数でない場合(S21でNo)、取得したサンプル乱数の値(以下、適宜、「取得値」という)とベース値とが一致したか否かを判定する(S24)。ここで、取得値とベース値とが一致していれば(S24でYes)、同一判別カウンタC1を1つ加算して(S25)、その同一判別カウンタC1のカウント値が2以上になったか否かを判定する(S26)。そして、同一判別カウンタC1のカウント値が2以上になった場合には(S26でYes)、乱数生成チップ40に異常が発生したことを報知する異常報知処理(S27)を行ってから乱数監視処理(S3)を抜ける。
なお、異常報知処理(S27)の異常報知は、パチンコ遊技機10で行ってもよいし、パチンコホールに備えた異常報知器(ランプ等)で行ってもよい。また、その際、パチンコ遊技機10を停止するようにしてもよい。
また、取得値とベース値とが一致していない場合(S24でNo)、及び、同一判別カウンタC1のカウント値が2以上になっていない場合(S24でYesかつS26でNo)は、サンプリングカウンタC2を1インクリメントし(S28)、そのサンプリングカウンタC2が上限数である「7」と一致していれば(S30でYes)、サンプリングカウンタC2を0クリアしてから(S30)、乱数監視処理(S3)を抜ける一方、一致していなければ(S29でNo)、直ちに乱数監視処理(S3)を抜ける。
以上が乱数監視処理(S3)の説明であって、主制御基板50のCPU50Aは、この乱数監視処理(S3)を実行することで、上述の如く、乱数生成チップ40が生成する乱数をサンプル乱数として取得して、複数(具体的には、7つ)のサンプル乱数からなる比較サンプルグループYの先頭のサンプル乱数とそれ以外のサンプル乱数とが同一であるか否かを判別する。そして、同一になった回数が、乱数生成チップ40が正常であれば理論上あり得ない回数(例えば、2回)になったことをもって乱数の異常を検出することができる。また、サブ制御基板52の乱数生成チップ40に関しては、サブ制御基板52のCPU52Aが、乱数監視処理(S3)と同様の処理を行うことで乱数の異常を検出することができる。
なお、乱数監視処理(S3)のステップS20を実行したときの主制御基板50のCPU50Aが、本発明の「サンプリング手段」に相当し、ステップS26を実行したときのCPU50Aが、本発明の「乱数生成異常判別手段」に相当する。サブ制御基板52のCPU52Aに関しても同様である。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態の比較サンプルグループYを構成するサンプル乱数の数は、例えば「7」であって、基準同一個数Zの「3」より多かったが、同じであってもよい。
(2)前記実施形態のサンプル群取得期間T4と次のサンプル群取得期間T4との間隔は、サンプリング周期と同じであったが、異なっていてもよい。また、一定時間ごとに乱数グループのサンプリングを行うのではなく、例えば、特図判定の判定報知演出の実行時など、所定条件の成立に起因してサンプル群取得期間T4が開始されるようにしてもよい。
(3)前記実施形態では、比較サンプルグループYの先頭のサンプル乱数とそれ以外のサンプル乱数とが同一であるか否かを判別し、先頭のサンプル乱数以外のサンプル乱数同士が同一か否かを判別していなかったが、先頭のサンプル乱数以外のサンプル乱数同士が同一か否かも判別する構成にしてもよい。
(4)前記実施形態では、本発明の乱数生成回路が乱数生成チップ40であって1つのチップ構造になしていたが、複数の電気部品からなる本発明に係る乱数生成回路が構成されていてもよい。また、本実施形態の乱数生成チップ40は、クロック発生器40Aの1クロック毎にカウンタ40Bの値が1つインクリメントされる構成であったが、例えば、16ビット(0〜65535)の値の範囲からランダムに一通りの値を取り出してランダムに値を更新(出力)して16ビット(0〜65535)の値の範囲が終了したら、新たに16ビット(0〜65535)の値の範囲からランダムに一通りの値を取り出してランダムに値を更新(出力)するものであってもよい。
(5)本実施形態はパチンコ遊技機によって構成されているが、パチンコ遊技機だけでなく回動式遊技機(スロット)等で実施してもよい。
10 パチンコ遊技機
40 乱数生成チップ(乱数生成回路)
50A,52A CPU(遊技制御手段)
G 乱数グループ
L 特定複数回
M1 限定個数
S3 乱数監視処理
T1 更新周期
T2 乱数群生成周期
T3 サンプリング周期
T4 サンプル群取得期間
T5 一定周期
Y 比較サンプルグループ
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、予め定められた限定個数分の相互に異なる数を、一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返して、前記限定個数と前記更新周期との積である乱数群生成周期で前記限定個数の乱数からなる乱数グループを順次生成する乱数生成回路と、前記乱数生成回路から取得した前記乱数に基づいて遊技を制御する遊技制御手段とを備えた遊技機において、前記乱数生成回路が生成する乱数を3回以上の特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングするサンプリング手段と、前記特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要するサンプル群取得期間を前記乱数群生成周期で除した解に3を加えたものを基準同一個数とすると、前記特定複数回分の前記サンプル乱数のうち前記基準同一個数以上の前記サンプル乱数が同一であることに基づいて、前記乱数生成回路の異常を検出する乱数生成異常判別手段とを備え 、前記サンプリング手段は、一定のサンプリング周期でサンプリングを行うように構成され、前記サンプリング周期は、前記乱数群生成周期の5〜20%であり、前記サンプル群取得期間は、前記乱数群生成周期の85〜115%であることを特徴とする遊技機である。
請求項1の遊技機が有する乱数生成回路は、限定個数の異なる乱数からなる乱数グループを、乱数群生成周期の1周期が経過する度に、1グループずつ生成する。また、サンプリング手段は、乱数生成回路が生成する乱数を特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングする。ここで、特定複数回分のサンプル乱数を比較サンプルグループとし、サンプリング手段が特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要する期間をサンプル群取得期間とすると、サンプル群取得期間が、乱数群生成周期のN周期より長く、N+1周期以下だとすると、最大、N+2つの乱数グループから1つの比較サンプルグループが取得されることになる。よって、1つの比較サンプルグループに含まれる同一の値の乱数の個数がN+3以上になった場合には、乱数生成回路が異常ということになる。本発明では、その「N+3」が「サンプル群取得期間を乱数群生成周期で除した解に3を加えたもの」としての「基準同一個数」に相当し、サンプル群取得期間中のサンプル乱数(即ち、1つの比較サンプルグループ)のうち同一の値のサンプル乱数が上記した基準同一個数以上であるか否かを調べることで、乱数の異常を検出することができる。また、請求項1の構成では、乱数群生成周期の略全体とも言える85%以上、その乱数群生成周期の5〜20%の刻みでサンプリングするので、正常時の乱数群生成周期の全体に亘って発生するような異常を検出することが可能となる。
上述した乱数生成回路が生成する乱数が全て同一となるような異常であれば、特定複数回が基準同一個数と同じであっても多くても乱数生成異常判別手段による異常検出結果は同じであるが、乱数生成回路が生成する乱数が全て同一ではないが、乱数グループを構成する乱数の数が減って正常時より乱数群生成周期が短くなるような異常や、乱数生成回路が2種類の値を交互に生成するような異常であると、請求項2のように特定複数回を基準同一個数より多くすることで、異常を検出する確率を上げることが可能となる
請求項の発明は、前記サンプリング手段は、前記サンプル群取得期間を含む一定周期で前記サンプル群取得期間が繰り返されるようにサンプリングを行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機である。
請求項の発明は、前記サンプル群取得期間を含む前記一定周期と前記乱数群生成周期とのうちの大きい方の一方が小さい方の他方の非整数倍になっていることを特徴とする請求項に記載の遊技機である。
請求項の発明のように、サンプル群取得期間を含む一定周期でサンプル群取得期間が繰り返えされるようにサンプリングを行って乱数生成回路の異常を早期に検出できるようにしてもよい。その場合、請求項の構成とすれば、時間の経過と共に、乱数群生成周期におけるサンプリングの位置をずらすことが可能となる。
乱数監視処理のフローチャートを使用した詳細説明の前に、CPU50Aによる乱数生成チップ40の監視の概要について図3を用いて説明する。CPU50Aは、乱数生成チップ40が生成し更新する乱数を、サンプル乱数としてサンプリング周期T3毎にサンプリングする。そして、CPU50Aは、特定複数回L分のサンプル乱数を1グループとした比較サンプルグループYに含まれる同一の値のサンプル乱数の個数をカウントし、その同一の値のサンプル乱数の個数が基準同一個数Zを超えたか否かに基づいて異常の有無を判別する。その基準同一個数Zは、以下の理論に基づいて設定されている。
次いで、始動入賞口スイッチ検出処理(S11)を行い、始動ゲート18、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bそれぞれの通過又は入賞に応じて、当否判定用の乱数を乱数生成チップ40から取得する。そして、始動ゲート18の通過に応じて乱数を取得した場合には、普通動作処理(S12)で、その乱数が普図判定の当りに設定れている乱数であるか否かに基づいて普図判定を行い、当りである場合には、第2始動入賞口14Bの可動翼片14C,14Cを所定期間にわたって横に倒す。
また、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bへの入賞に応じて乱数を取得した場合には、特別動作処理(S13)で、その乱数が特図判定の当りに設定れている乱数であるか否かに基づいて特図判定を行い、当りである場合には、大入賞口15の扉15Tを開閉させる大当り遊技を実行する。なお、RAM50Bの乱数記憶領域には、始動ゲートに対する遊技球の通過に基づく乱数と、第1及び第2の始動入賞口14A,14Bへの遊技球の入賞に基づく乱数とが、それぞれ保留球として「4つ」まで記憶され、それら乱数が古いものから順に遊技に使用されるようになっている。
(5)本実施形態はパチンコ遊技機によって構成されているが、パチンコ遊技機だけでなく回動式遊技機(スロット)等で実施してもよい。
[上記実施形態及び上記他の実施形態の構成のまとめ]
上記実施形態及び上記他の実施形態には、以下の[1]〜[5]の構成が含まれている。
[1]
予め定められた限定個数分の相互に異なる数を、一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返して、前記限定個数と前記更新周期との積である乱数群生成周期で前記限定個数の乱数からなる乱数グループを順次生成する乱数生成回路と、
前記乱数生成回路から取得した前記乱数に基づいて遊技を制御する遊技制御手段とを備えた遊技機において、
前記乱数生成回路が生成する乱数を3回以上の特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングするサンプリング手段と、
前記特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要するサンプル群取得期間を前記乱数群生成周期で除した解に3を加えたものを基準同一個数とすると、前記特定複数回分の前記サンプル乱数のうち前記基準同一個数以上の前記サンプル乱数が同一であることに基づいて、前記乱数生成回路の異常を検出する乱数生成異常判別手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
[1]の遊技機が有する乱数生成回路は、限定個数の異なる乱数からなる乱数グループを、乱数群生成周期の1周期が経過する度に、1グループずつ生成する。また、サンプリング手段は、乱数生成回路が生成する乱数を特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングする。ここで、特定複数回分のサンプル乱数を比較サンプルグループとし、サンプリング手段が特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要する期間をサンプル群取得期間とすると、サンプル群取得期間が、乱数群生成周期のN周期より長く、N+1周期以下だとすると、最大、N+2つの乱数グループから1つの比較サンプルグループが取得されることになる。よって、1つの比較サンプルグループに含まれる同一の値の乱数の個数がN+3以上になった場合には、乱数生成回路が異常ということになる。本構成では、その「N+3」が「サンプル群取得期間を乱数群生成周期で除した解に3を加えたもの」としての「基準同一個数」に相当し、サンプル群取得期間中のサンプル乱数(即ち、1つの比較サンプルグループ)のうち同一の値のサンプル乱数が上記した基準同一個数以上であるか否かを調べることで、乱数の異常を検出することができる。
[2]
前記特定複数回が、前記基準同一個数より多いことを特徴とする[1]に記載の遊技機。
[3]
前記サンプリング手段は、一定のサンプリング周期でサンプリングを行うように構成され、
前記サンプリング周期は、前記乱数群生成周期の5〜20%であり、
前記サンプル群取得期間は、前記乱数群生成周期の85〜115%であることを特徴とする[1]又は[2]に記載の遊技機。
上述した乱数生成回路が生成する乱数が全て同一となるような異常であれば、特定複数回が基準同一個数と同じであっても多くても乱数生成異常判別手段による異常検出結果は同じであるが、乱数生成回路が生成する乱数が全て同一ではないが、乱数グループを構成する乱数の数が減って正常時より乱数群生成周期が短くなるような異常や、乱数生成回路が2種類の値を交互に生成するような異常であると、[2]のように特定複数回を基準同一個数より多くすることで、異常を検出する確率を上げることが可能となる。また、[3]の構成とすれば、乱数群生成周期の略全体とも言える85%以上、その乱数群生成周期の5〜20%の刻みでサンプリングするので、正常時の乱数群生成周期の全体に亘って発生するような異常を検出することが可能となる。
[4]
前記サンプリング手段は、前記サンプル群取得期間を含む一定周期で前記サンプル群取得期間が繰り返されるようにサンプリングを行うことを特徴とする[1]乃至[3]の何れか1に記載の遊技機。
[5]
前記サンプル群取得期間を含む前記一定周期と前記乱数群生成周期とのうちの大きい方の一方が小さい方の他方の非整数倍になっていることを特徴とする[4]に記載の遊技機。
[4]の構成のように、サンプル群取得期間を含む一定周期でサンプル群取得期間が繰り返えされるようにサンプリングを行って乱数生成回路の異常を早期に検出できるようにしてもよい。その場合、[5]の構成とすれば、時間の経過と共に、乱数群生成周期におけるサンプリングの位置をずらすことが可能となる。
上記したように、[1]〜[5]の遊技機は、限定個数分の相互に異なる数を一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返す乱数生成回路を備え、乱数生成回路にて生成される乱数に基づいて遊技を制御すると共に、乱数生成回路が生成した乱数を複数サンプリングして、それらサンプル乱数に含まれる同一値の乱数の数に基づいて乱数の異常を判別する。即ち、[1]〜[5]の構成によれば、遊技の制御に利用する乱数の異常を検出することができる。

Claims (5)

  1. 予め定められた限定個数分の相互に異なる数を、一定の更新周期で乱数として生成する動作を繰り返して、前記限定個数と前記更新周期との積である乱数群生成周期で前記限定個数の乱数からなる乱数グループを順次生成する乱数生成回路と、
    前記乱数生成回路から取得した前記乱数に基づいて遊技を制御する遊技制御手段とを備えた遊技機において、
    前記乱数生成回路が生成する乱数を3回以上の特定複数回に亘ってサンプル乱数としてサンプリングするサンプリング手段と、
    前記特定複数回の最初から最後までのサンプリングに要するサンプル群取得期間を前記乱数群生成周期で除した解に3を加えたものを基準同一個数とすると、前記特定複数回分の前記サンプル乱数のうち前記基準同一個数以上の前記サンプル乱数が同一であることに基づいて、前記乱数生成回路の異常を検出する乱数生成異常判別手段とを備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記特定複数回が、前記基準同一個数より多いことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記サンプリング手段は、一定のサンプリング周期でサンプリングを行うように構成され、
    前記サンプリング周期は、前記乱数群生成周期の5〜20%であり、
    前記サンプル群取得期間は、前記乱数群生成周期の85〜115%であることを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  4. 前記サンプリング手段は、前記サンプル群取得期間を含む一定周期で前記サンプル群取得期間が繰り返されるようにサンプリングを行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の遊技機。
  5. 前記サンプル群取得期間を含む前記一定周期と前記乱数群生成周期とのうちの大きい方の一方が小さい方の他方の非整数倍になっていることを特徴とする請求項4に記載の遊技機。
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