JP2016067668A - ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】潤滑油の漏洩を防止する。【解決手段】天井部211とベッド側壁部212〜216とを備え、底部が開放されたミシンベッド部21を有するミシンフレーム20と、ミシンフレームをミシンテーブルTに対して水平な支軸回りに回動可能に支持する支持部18と、底板部31と当該底板部の周囲全体から立ち上げられた貯留側壁部32〜37とを備え、上部全体が開放された潤滑油の貯留容器30とを備え、ミシンベッド部の支持部側のベッド側壁部と貯留容器の支持部側の貯留側壁部が当接し、その間を潤滑油が通過しないように封止すると共に、貯留容器の底板部を、支持部側の端部が他の部位に比べて最も深くなるように形成した。【選択図】図4

Description

本発明は、アンダーカバーを備えるミシンに関する。
従来のミシンは、ミシンベッド部の下部にオイルタンクを有するボトムカバーが装備され、ミシンベッド部から落下する潤滑油をオイルタンクの上面に設けられた回収口から内部に回収していた。
また、ミシンベッド部は支持部によりミシンテーブルTに対して回動可能に支持されており、メンテナンス等の際には、ミシンを回動させて斜めに倒し、ミシンベッド部の底部にオペレーターがアクセスすることが可能となっていた。
上記のミシンでは、ボトムカバーがミシンベッド部を覆う構造のために、ミシンベッド部の支持部側の側壁部とボトムカバーの支持部側の側壁部との間には隙間ができてしまう。そのため、上述のように、ミシンを回動させて斜めに倒した状態にすると、ミシンフレーム内から落下する潤滑油がオイルタンクの上面を伝って上記の隙間から外部に漏出することから、上記従来のミシンでは、ミシンベッド部の支持部側の側壁部の下端部に正面側に延出された流出防止板を設け、側壁部と流出防止板との角部の内側にミシンフレームから落下する潤滑油を貯めて、当該潤滑油の漏出を防止していた(例えば、特許文献1参照)。
特開2012−135527号公報
しかしながら、上記特許文献1のミシンでは、側壁部と流出防止板の角部に潤滑油を貯める構造のため、容量が少なく、ミシンフレームの傾斜状態が長時間に及ぶと、徐々に漏出する潤滑油が側壁部と流出防止板の角部からあふれ出て、ミシンベッド部の側壁部とボトムカバーの側壁部の隙間から漏出してしまうという問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑み、潤滑油の漏出をより効果的に防止することをその目的とする。
請求項1記載の発明は、
天井部と当該天井部の周囲から下方に垂下されたベッド側壁部とを備えると共に底部が開放されたミシンベッド部を有するミシンフレームと、
前記ミシンフレームをミシンテーブルに対して水平な支軸回りに回動可能に支持する支持部とを備えるミシンにおいて、
底板部と当該底板部の周囲全体から立ち上げられた貯留側壁部とを備え、上部全体が開放された潤滑油の貯留容器を備え、
前記ミシンベッド部の前記支持部側のベッド側壁部と前記貯留容器の前記支持部側の貯留側壁部が当接し、その間を潤滑油が通過しないように封止すると共に、
前記貯留容器の前記底板部を、前記支持部側の端部が他の部位に比べて最も深くなるように形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のミシンにおいて、
水平であってミシンベッド部の長手方向に平行な方向をY軸方向、水平であってY軸方向に垂直な方向をX軸方向、X軸方向とY軸方向とに垂直な鉛直上下方向をZ軸方向とし、
前記貯留側壁部は
Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の正面側に設けられた第一貯留側壁部と、
Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の支持部側に設けられた第二貯留側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部近傍に設けられた第三貯留側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され前記底板部の立胴部側の端部に設けられた第四貯留側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部に設けられた第五貯留側壁部と、
Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部に設けられた第六貯留側壁部と、
を備え、
前記第三貯留側壁部の支持部側の端部は前記第六貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
前記第三貯留側壁部の正面側の端部は前記第一貯留側壁部の針棒側の端部に連接され、
前記第四貯留側壁部の支持部側の端部は前記第二貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
前記第四貯留側壁部の正面側の端部は第一貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
前記第五貯留側壁部の支持部側の端部は前記第二貯留側壁部の針棒側の端部に連接され、前記第五貯留側壁部の正面側の端部は前記第六貯留側壁部の針棒側の端部に連接されていることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のミシンにおいて、
前記ベッド側壁部は、
Y−Z平面に沿って形成され前記天井部の正面側に設けられた第一ベッド側壁部と、
Y−Z平面に沿って形成され前記天井部の支持部側に設けられた第二ベッド側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され前記天井部の針棒側の端部近傍であって釜機構の手前に設けられ、正面側の端部は前記第一ベッド側壁部の針棒側の端部に連接される第三ベッド側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され立胴部側の端部に設けられ、正面側の端部は前記第一ベッド側壁部の立胴部側の端部に連接され、支持部側の端部は前記第二ベッド側壁部の立胴部側の端部に連接される第四ベッド側壁部と、
X−Z平面に沿って形成され、前記第二ベッド側壁部の内側に位置し、支持部側の端部が前記第二ベッド側壁部の針棒側の端部寄りの位置に連接されている第五ベッド側壁部と、を備えることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載のミシンにおいて、
前記ミシンベッド部の前記天井部から垂下された内壁部を備え、 前記内壁部は、Y−Z平面に沿って形成され、第二ベッド側壁部の内側にあって当該第二ベッド側壁部と対向し、針棒側の端部は前記第五ベッド側壁部の正面側の端部に連接されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項4記載のミシンにおいて、
前記第一貯留側壁部の上端面と前記第一ベッド側壁部の下端面が当接し、
前記第二貯留側壁部の上端面と前記第二ベッド側壁部の下端面が当接し、
前記第四貯留側壁部の上端面と前記第四ベッド側壁部の下端面が当接し、
前記第五貯留側壁部の上端面と前記第五ベッド側壁部の下端面が当接し、
前記第六貯留側壁部の上端面と前記内壁部の下端面が当接し、
これら当接する貯留側壁部の上端面とベッド側壁部及び前記内壁部の下端面との間を潤滑油が通過しないように封止されていることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項4又は5記載のミシンにおいて、
前記内壁部は、その立胴部側に向かうに従って前記第二ベッド側壁部に近接する形状であることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1から6のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
前記貯留容器の前記支持部側の端部に設けられ、前記貯留容器の開放された上部の一部を覆う油隔離板を備えることを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1から7のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
前記貯留容器の正面側の端部から前記支持部側の端部に向かう方向に沿った凸条の整流部を前記貯留容器の底板部上に設けたことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
前記ミシンベッド部の下方において前記貯留容器を内側に収容するアンダーカバーを備え、
前記アンダーカバーは、底板部と当該底板部の周囲全体から立ち上げられたアンダーカバー側壁部とを備えると共に上部全体が開放されており、
前記アンダーカバーの底板部の下面は、前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側の端部よりもその逆側の端部が低くなるように形成され、
前記ミシンベッド部の長手方向に沿った前記アンダーカバー側壁部の前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側とは逆側の端部寄りの位置に布押さえ部材を上昇させる膝上げレバーの回動支軸を通す貫通孔を形成すると共に、
当該アンダーカバー側壁部の上端部であって、前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側とは逆側の端部寄りの位置に切り欠き部を形成したことを特徴とする。
請求項10記載の発明は、請求項1から9のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
針板上で被縫製物を上から押さえる布押さえ部材と、
前記ミシンベッド部に上下動可能に支持され、上昇動作により前記布押さえ部材に押さえ解放動作を伝達すると共にその下端部が前記ミシンベッド部の内側に位置する上部伝達体と、
上端部が前記上部伝達体の下端部に当接すると共に前記貯留容器の貫通孔に通されて下端部が外部に突出し、当該貯留容器に上下動可能に支持された下部伝達体と、
前記上部伝達体のみに上方移動動作を付与する手動操作レバーと、
前記下部伝達体に上方移動動作を付与する膝上げレバーとを備え、
前記下部伝達体は、前記貫通孔を上方から閉塞する閉塞部を有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、請求項1から10のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
前記下部伝達体を通す貫通孔を前記貯留容器の底板部から上方に立設された筒状部の中心に形成し、
前記下部伝達体の閉塞部を、前記筒状体の上端面における前記貫通孔の周囲を閉塞する第一閉塞部と前記筒状体の上部外周面に密接する第二閉塞部とから構成したことを特徴とする。
請求項12記載の発明は、請求項1から11のいずれか一項に記載のミシンにおいて、
前記ミシンベッド部の天井部を貫通し、その下端部が前記貯留容器の内部に到達する透明棒状の油量表示部材を備え、
前記油量表示部材は、その下端部に傾斜面を有し、前記潤滑油の液面高さに応じて、前記傾斜面が内面反射を行い、その対向部位に形成された高さの異なる二本のゲージをその上端部端面に反射すると共に、
前記ゲージの反射像が前記上端部端面に反射させる本数に応じて前記潤滑油の液量を段階的に表示することを特徴とする。
本発明では、底板と当該底板の周囲全体から立ち上げられた側壁部とを備える貯留容器の内側に潤滑油を貯める構造であって、当該貯留容器は支持部側が深くなっているので、ミシンフレームを傾斜させた状態で、ミシンベッド部のベッド側壁と貯留容器の貯留側壁部と底板部とで囲繞され、深さを十分に確保した領域内でミシンフレームから落下する潤滑油を受けることができる。また、ミシンベッド部のベッド側壁部と貯留容器の貯留側壁部の間を潤滑油が透過しないように封止しているので、潤滑油の漏出を効果的に低減することが可能となる。
本発明の一実施形態であるミシンの側面図である。 ミシンベッド部の底面図である。 ミシンベッド部の簡略化した断面図である。 ミシンベッド部と貯留容器の断面図である。 ミシンフレームを傾倒させたときのミシンベッド部と貯留容器の断面図である。 貯留容器の斜視図である。 油隔離板を設けた貯留容器の斜視図である。 上部伝達体と下部伝達体とその周囲の断面図である。 油量表示部材の原理説明図である。 図10(A)は油量が高さh1の時のゲージの反射像を示し、図10(B)は油量が高さh2の時のゲージの反射像を示し、図10(C)は油量が高さh3の時のゲージの反射像を示し、図10(D)は油量が高さh4の時のゲージの反射像を示す。
[ミシン概要]
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明の実施形態であるミシン10は、いわゆる本縫いミシンであり、一般的な本縫いミシンが備える構成を全て具備している。
図1はミシン10の全体構成を示す正面図、図2は後述する貯留容器30及びアンダーカバー50がない状態でのミシン10の底面図である。
即ち、このミシン10は、図1及び図2に示すように、ミシンフレーム20、ミシンフレーム20の下部において潤滑油を貯留する貯留容器30、アンダーカバー50、縫い針11を備える針棒の上下動を行う針上下動機構、天秤、布押さえ部材の上下動を行う布押さえ機構70、釜機構12、針板の上の被縫製物を所定の縫いピッチで間欠的に送る布の送り機構、ボビンに下糸を巻き付ける糸巻き装置、糸調子装置13、ワイパー装置、上糸と下糸の切断を行う糸切り装置14、油量表示部材80、各部を制御する制御装置90等を備えている。なお、符号を付していない構成は全て図示を省略している。
また、ミシン10は、上面が水平なミシンテーブルTに設置されて使用される。
上記ミシン10は、ミシンフレーム20、貯留容器30、アンダーカバー50、布押さえ機構70及び油量表示部材80に特徴を有しており、これら以外の構成は周知の構成と同一であるため、詳細な説明は省略するものとする。
[ミシンフレーム]
ミシンフレーム20は、ミシンテーブルTに設置されるミシンベッド部21と、ミシンベッド部21の一端部から立ち上げられた立胴部22と、立胴部22の上端部からミシンベッド部21と平行に延出されたミシンアーム部23とを備えている。
なお、以下の説明では、水平であってミシンベッド部21の長手方向に平行な方向をY軸方向、水平であってY軸方向に垂直な方向をX軸方向、X軸方向とY軸方向とに垂直な鉛直上下方向をZ軸方向として以下の説明を行う。
ミシンアーム部23は立胴部22側の一端部に針上下動機構の駆動源となるミシンモーターを内蔵し、その一端部から他端部にかけてY軸方向に平行に配設された上軸を内蔵している。また、ミシンアーム部23の立胴部側とは逆側の端部には、針上下動機構を内蔵している。
立胴部22は、ミシンモーターの動力をミシンベッド部21に内蔵された各構成に伝達する伝達機構等が内蔵されている。
ミシンベッド部21は、縫い針11による針落ちが行われる端部側の上面に図示しない針板を備え、針板の下側には釜機構と布送り機構の送り歯を内蔵している。また、ミシンベッド部21の内側には、送り歯に上下の往復動作を付与する上下送り軸16と、送り歯にX軸方向に沿った往復動作を付与する水平送り軸17と、釜に回転力を付与する釜軸などがY軸方向に沿った状態で内蔵されている。
[ミシンベッド部]
上記ミシンベッド部21は、ミシンテーブルTに載置され、ミシンベッド部21におけるX軸方向の一端部は支持部18により回動可能に支持されている。
そして、このミシンベッド部21は、ミシンテーブルTに設置された状態で水平となる平板状の天井部211と、当該天井部211の周囲から下方に垂下された第一〜第五ベッド側壁部212〜216及び内壁部217とを備えており、その底部において、第一〜第四ベッド側壁部212〜215に囲まれた領域の下方が広く開放されている。
天井部211は、略長方形の平板であり、長辺がY軸方向に平行であり、短辺がX軸方向に平行となっている。
また、この天井部211のX軸方向における一端部には支持部18が設けられ、支持部18はミシンテーブルTに対してY軸回りで回動可能にミシンベッド部21を支持している。この支持部18は、Y軸方向に沿った支軸を備えており、ミシンフレーム20の全体をY軸回りに倒すことができる。ミシンフレーム20は、この支持部18により傾けて倒すことができ、ミシンベッド部21の底部を露出させ、内部のメンテナンス等の各種作業を行うことができるようになっている。
なお、ミシン10は、この支持部18の支軸に沿った方向(Y軸方向)の一方に針棒が設けられており、他方に立胴部22が設けられている。従って、支軸に沿った方向(Y軸方向)の一方を「針棒側」とし、支軸に沿った方向(Y軸方向)の他方を「立胴部側」というものとする。
第一ベッド側壁部212及び第二ベッド側壁部213は、いずれもY−Z平面に沿っており、第一ベッド側壁部212が天井部211のX軸方向の一端部(支持部側とは反対側である正面側)、第二ベッド側壁部213が他端部(支持部側)に設けられている。
第三ベッド側壁部214及び第四ベッド側壁部215は、いずれもX−Z平面に沿っている。そして、第三ベッド側壁部214は天井部211の針棒側の端部近傍であって釜機構12の手前に設けられ、釜軸と上下送り軸16とを回転可能に支持している。また、この第三ベッド側壁部214の正面側の端部は第一ベッド側壁部212の針棒側の端部に連接されている。
第四ベッド側壁部215は天井部211の立胴部側の端部に設けられており、第四ベッド側壁部215の正面側の端部は第一ベッド側壁部212の立胴部側の端部に連接され、支持部側の端部は第二ベッド側壁部213の立胴部側の端部に連接されている。
第五ベッド側壁部216はX−Z平面に沿っており、第二ベッド側壁部213の内側に位置し、支持部側の端部が第二ベッド側壁部213の針棒側の端部寄りの位置に連接されている。
図3はミシンベッド部21の針棒側から見たX−Z平面に沿った断面の形状を簡略化して示す断面図である。
内壁部217は、図2及び図3に示すように、Y−Z平面に沿っており、第二ベッド側壁部213の内側にあって当該第二ベッド側壁部213と対向している。また、この内壁部217は、針棒側の端部は第五ベッド側壁部216の正面側の端部に連接されている。
また、この内壁部217は、立胴部側に向かうにつれて段部217aを介して第二ベッド側壁部213に近接する形状となっている。
各ベッド側壁部212〜216及び内壁部217は、いずれもその下端面が平坦であり、なお且つ、これらの下端面は同一の高さとなっている。
各ベッド側壁部212〜216及び内壁部217の構造上の意義については、他の構成との関連に基づいて後述する。
[貯留容器]
図4はミシンフレーム20及び貯留容器30のX−Z平面に沿った断面図、図5は支持部18を中心にミシンフレーム20を傾けた場合の同断面図、図6及び図7は貯留容器30の斜視図である。
貯留容器30は、ミシンベッド部21の下部にネジ止めによって取り付けられている。
この貯留容器30は、図4〜図6に示すように、底板部31と、当該底板部31の周囲からほぼ鉛直上方に立ち上げられた第一〜第六貯留側壁部32〜37とを備えており、その上部において、第一〜第六貯留側壁部32〜37に囲まれた領域の上方が広く開放されている。
底板部31は、図4に示すように、X軸方向の支持部側の端部に向かうにつれて内部の高さが低くなるように三段階の段差構造と傾斜面とを備えている。これにより、貯留容器30は、支持部側の端部が最も深くなっている。
また、底板部31の上面の針棒側の部分には、X軸方向に沿った複数の凸状からなる整流部38が形成されている。ミシンフレーム20を支持部18により傾倒させると、貯留容器30内に貯留された潤滑油は、X軸方向に沿って支持部側に流動する。その際、他の方向に飛び跳ねたりしないように、整流部38はX軸方向に沿った流れを形成し、潤滑油が円滑に支持部側に移動させる。
第一貯留側壁部32及び第二貯留側壁部33は、いずれも概ねY−Z平面に沿っており、第一貯留側壁部32が底板部31のX軸方向の一端部(正面側)、第二貯留側壁部33が他端部(支持部側)に設けられている。
第三貯留側壁部34及び第四貯留側壁部35は、いずれも概ねX−Z平面に沿っている。そして、第三貯留側壁部34は底板部31の針棒側の端部近傍に設けられており、この第三貯留側壁部34の支持部側の端部は第六貯留側壁部37の立胴部側の端部に連接され、正面側の端部は第一貯留側壁部32の針棒側の端部に連接されている。
第四貯留側壁部35は底板部31の立胴部側の端部に設けられており、その支持部側の端部は第二貯留側壁部33の立胴部側の端部に連接され、その正面側の端部は第一貯留側壁部32の立胴部側の端部に連接されている。
第五貯留側壁部36は概ねX−Z平面に沿っており、底板部31の針棒側の端部に設けられている。そして、この第五貯留側壁部36の支持部側の端部は第二貯留側壁部33の針棒側の端部に連接され、正面側の端部は第六貯留側壁部37の針棒側の端部に連接されている。
第六貯留側壁部37は概ねY−Z平面に沿っており、底板部31の針棒側の端部近傍に設けられている。
そして、各貯留側壁部32〜37は、いずれもその上端部が平坦であってその高さが同一となっている。さらに、貯留容器30の貯留側壁部32,33,35,36,37の各々の上端面はミシンベッド部21のベッド側壁部212,213,215,216及び内壁部217の下端面に個別に当接し、これらの間には図示しない板状のパッキングが介挿され、上下の側壁部の間の潤滑油漏れが生じないようにシールされている。
これにより、ミシンベッド部21の各ベッド側壁部212〜216は、その内側が下方に向かって広く開口しており、ミシンフレーム20内の各構成に供給される潤滑油が絶えず落下するが、各ベッド側壁部212〜216による開口の大部分を各ベッド側壁部212〜216にパッキングを介して当接する貯留容器30の各貯留側壁部32〜36が囲繞しているので、落下する潤滑油を貯留容器30内に回収、貯留することができるようになっている。
また、ミシンフレーム20の傾倒時には潤滑油がミシンベッド部21の支持部側領域内にも移動してくるが、貯留容器30の貯留側壁部33,35,36,37の各々の上端面とミシンベッド部21のベッド側壁部213,215,216及び内壁部217の下端面が当接し、パッキングによりシールされているので、ミシンフレーム20傾倒時の潤滑油の漏洩を抑止することができる。
なお、貯留容器30の第三貯留側壁部34だけは、ミシンベッド部21のいずれのベッド側壁部212〜216及び内壁部217とも当接しない配置となっており、これにより、ミシンフレーム20と貯留容器30との完全密閉化を回避する構造となっている。つまり、第三貯留側壁部34の上側からは外気が流入可能となっており、貯留容器30内の潤滑油を外気で冷却可能としている。これにより、冷却された潤滑油をミシンフレーム20の内部に供給することができ、ミシン10の全体の冷却を図っている。
なお、図4に示すように、底板部31の下面には冷却フィン40が設けられており、この冷却フィン40による潤滑油の冷却も行っている。
また、前述した底板部31の上面の整流部38は、第三貯留側壁部34の近傍に設けられており、密閉されていない第三貯留側壁部34から潤滑油が飛び跳ねて外側に漏れないように、傾斜状態にするためにミシンフレーム20を回動した際の潤滑油の整流化を図っている。
また、図7に示すように、貯留容器30の上部の開口における支持部側となる部分には、Y軸方向の全幅に渡って開口を覆う油隔離板39が設けられている。
前述したようにミシンフレーム20は支持部18を中心に傾倒させることが可能となっているが、その傾動動作が勢いよく行われると、貯留容器30内の支持部側に多く溜まっていた潤滑油は貯留容器30の第二貯留側壁部33を伝ってミシンベッド部21の第二ベッド側壁部213及び天井部211を駆け上がり、立胴部22内に流れ込み、立胴部22やミシンアーム部23から潤滑油の漏洩を生じるおそれがある。
しかしながら、図5に示すように、上記の油隔離板39を上記の配置で設けることにより、ミシンベッド部21側に流れ込む潤滑油の勢いを減殺することができ、立胴部22への流入を抑制し、潤滑油の漏洩を防止することができる。
また、前述したミシンベッド部21の内壁部217も、ミシンフレーム20の傾倒時にミシンベッド部の天井部211まで達した潤滑油をそれ以上駆け上がることを阻止する配置にあり、潤滑油の勢いを減殺して立胴部22への侵入を防いでいる。
また、この内壁部217は、正面側の側面にも潤滑油がかかる場合があるが、前述した段差構造により、立胴部側に素早く流すことができ、かかる構造からも潤滑油の漏洩を抑制している。
また、貯留容器30の底板部31の上面における中央部近傍には、鉛直上方に立設された筒状部41が形成されており、その中心には後述する布押さえ機構70の下部伝達体72を通す貫通孔411が形成されている。この貫通孔411は貯留容器30の下側まで貫通している。かかる筒状部41の詳細については布押さえ機構70の構成と共に後述する。
[アンダーカバー]
アンダーカバー50は、図1に示すように、ミシンベッド部21の下部及び貯留容器30を内側に収容する上部が開放されたトレー状の容器であり、ミシンベッド部21の真下となる配置でミシンテーブルTに取り付けられている。
このアンダーカバー50は、平面視長方形の底板部51と、当該底板部51の周囲から鉛直上方に立ち上げられた第一〜第四アンダーカバー側壁部52〜54(支持部側のアンダーカバー側壁部である第二アンダーカバー側壁部は図示略)とを備えており、その上部において、第一〜第四アンダーカバー側壁部52〜54に囲まれた領域の上方が広く開放されている。
底板部51の下面は、図1に示すように、X軸方向の針棒側の平坦部511に比べて立胴部側の平坦部512が低くなるように形成され、平坦部511と平坦部512の間は緩やかな勾配を成す傾斜面513で連接されている。
第一アンダーカバー側壁部52及び第二アンダーカバー側壁部は、いずれもY−Z平面に沿っており、それぞれが底板部51のX軸方向の一端部(正面側)と他端部(支持部側)とに設けられている。
第三アンダーカバー側壁部53及び第四アンダーカバー側壁部54は、いずれもX−Z平面に沿っている。そして、第三アンダーカバー側壁部53は底板部51の針棒側の端部に設けられており、この第三アンダーカバー側壁部53の支持部側の端部は第二アンダーアカバー側壁部の針棒側の端部に連接され、正面側の端部は第一アンダーカバー側壁部52の針棒側の端部に連接されている。
第四アンダーカバー側壁部54は底板部51の立胴部側の端部に設けられており、その支持部側の端部は第二アンダーカバー側壁部の立胴部側の端部に連接され、その正面側の端部は第一アンダーカバー側壁部52の立胴部側の端部に連接されている。
そして、第一アンダーカバー側壁部52と第二アンダーカバー側壁部とには、いずれもその上端部にY軸方向のほぼ全幅に渡って下方に浅く形成された第一の切り欠き部521とY軸方向における立胴部側において下方に深く形成された第二の切り欠き部522とが存在する(第二アンダーカバー側壁部側についてはいずれも図示略)。
また、第三アンダーカバー側壁部53と第四アンダーカバー側壁部54とにも、その上端部にX軸方向のほぼ全幅に渡って切り欠きが形成されているが図示を省略している。
これにより、アンダーカバー50の内側の通気を図ることができ、内部のミシンベッド部21と貯留容器30との空冷を行うことができるようになっている。
また、底板部51の下面の針棒側の平坦部511に比べて立胴部側の平坦部512が低くなるように形成されているので、第一アンダーカバー側壁部52と第二アンダーカバー側壁部は、いずれも立胴部側についてより深く第二の切り欠き部522を形成することができ、通気の冷却効率を高めることができる。特に、ミシンベッド部21の立胴部側に貯留容器30が設けられているので、貯留容器30内の潤滑油の冷却を効率的に行うことができる。
また、底板部51の内部の上面における幾分立胴部側の位置には、後述する布押さえ機構70の膝上げレバー73の回動支軸74の支持部514が立設されている(図8参照)。そして、この回動支軸74をアンダーカバー50の外部から支持部514に挿通するための貫通孔515が第一アンダーカバー側壁部52の下部であって立胴部側寄りの位置に形成されている。
[布押さえ機構]
布押さえ機構70は、図8に示すように、針棒に隣接して針板に対して昇降可能に支持された布押さえ部材と(図示略)、布押さえ部材を下降方向に押圧する押圧バネと(図示略)、布押さえ部材に対して昇降動作を伝達するリンク機構と(図示略)、リンク機構の一部を構成するリンク体の一つに対して布押さえ部材を昇降させる動作を伝達する上部伝達体71と、上端部が上部伝達体71の下端部に当接する下部伝達体72と、上部伝達体71のみに上方移動動作を付与する手動操作レバーと(図示略)、下部伝達体72に上方移動動作を付与する膝上げレバー73と(図1参照)、アンダーカバー50内において膝上げレバー73の支軸74に固定されると共に膝上げレバー73の操作により下部伝達体72の下端部を押し上げる伝達アーム75とを備えている。
上部伝達体71は、棒状であって、立胴部22の内部において上下動可能に支持されており、その下端部はミシンベッド部21の内側まで延出されている。布押さえ部材は押圧バネによって常に下方に押圧された状態となっている。
下部伝達体72は、棒状であって、前述した貯留容器30の筒状部41に形成された貫通孔411に挿入されている。この下部伝達体72は、貫通孔411を上方から閉塞する閉塞部を備えている。そして、この閉塞部は、下部伝達体72の上端部に形成された、筒状部41の貫通孔411の上端部の縁部を閉塞するためのフランジ状の第一閉塞部721と、第一閉塞部721の外周から下方に垂下した筒状の第二閉塞部722とから構成されている。
第一閉塞部721はフランジ状であるため、下部伝達体72が下方に下りた状態において、貯留容器30の筒状部41の上端面全体に密着し、潤滑油が貫通孔411から漏れないようにシールすることができる。
第二閉塞部722は筒状であり、その内周面が全周に渡って貯留容器30の筒状部41の外周面に密接する。従って、第一閉塞部721と第二閉塞部722とは一体的に連接されており、貯留容器30の筒状部41の上部は、その外径が一定であることから、下部伝達体72を上方に移動させても、第二閉塞部722の内周面は全周に渡って貯留容器30の筒状部41の外周面に接触した状態を維持することができる。従って、下部伝達体72の上方移動時にも、第一閉塞部721と第二閉塞部722との協働により、貯留容器30内の潤滑油が貫通孔411から漏れないようにシールすることができる。
前述したように、布押さえ機構70は、上部伝達体71のみに上方移動動作を付与する手動操作レバーと、下部伝達体72に上方移動動作を付与する膝上げレバー73とを備えている。
このため、手動操作レバーを操作した場合には、上部伝達体71と下部伝達体72とは上下に分離した構造のため、上部伝達体71のみが上方に移動し、布押さえ部材が上昇して押さえ解放動作が行われる。
また、膝上げレバー73を膝によって立胴部側に回動させると、下部伝達体72が上部伝達体71を押し上げてこれらが一体的に上昇し、布押さえ部材が上昇して押さえ解放動作が行われる。
例えば、ミシンフレーム20を傾倒させた状態にあるときに、糸巻き装置により糸巻きを行うために、布押さえ部材を上昇させて押さえ解放状態にする場合等があるが、そのような場合には、手動操作レバーにより布押さえ部材の上昇移動が操作される。なお、ミシンフレーム20の傾倒時には、下部伝達体72の下端部が伝達アーム75から離間してしまうことから、膝上げレバー73による操作はできないようになっている。
このような構造により、手動操作レバーによって布押さえ部材を解放状態のままミシンフレーム20を傾倒させた場合でも、下部伝達体72は上昇せず、第一閉塞部721と第二閉塞部722とが共に筒状部41の貫通孔411を閉塞した状態を維持するので、貯留容器30内部で流動する潤滑油が貫通孔411を通じて漏洩することをより効果的に防止することができる。
[油量表示部材]
油量表示部材80は、図4、図9及び図10に示すように、円筒又は角柱状の透明材料(透明樹脂やガラス)からなる棒状体であり、ミシンベッド部21において垂直に立設されている。なお、厳格に垂直とせずに幾分傾斜させてもよい。
油量表示部材80は、その上端部には長手方向に垂直な上端部端面としての平滑面81が形成されており、当該上端部はミシンベッド部21の上面から外部に露出するように配置されている。そして、この上端部の平滑面81から貯留容器30内の潤滑油の油量を見ることができる。
油量表示部材80の下端部には、長手方向に対して所定の角度で傾斜した傾斜面82が形成されている。さらに、油量表示部材80の下端部であって、傾斜面82に対向する位置には、油量を示す第一と第二のゲージ83,84が上下に並んで設けられている。これらのゲージ83,84は、水平に沿った帯状であって、幾分上下に幅を有している。これらのゲージ83,84はそれぞれ異なる色彩に着色されている。
貯留容器30の液量と第一と第二のゲージ83,84の高さの関係について図9により説明する。
上側となる第一のゲージ83の上端部から第二のゲージ84の下端部までの高さの範囲は、貯留容器30の潤滑油の適量の範囲を示している。従って、高さh2は適量な油量の範囲となる。また、高さh1は適量に満たないので、潤滑油の不足状態を示す。また高さh3は適量の上限を示し、これを超えると潤滑油の入れ過ぎとなる。
次に、傾斜面82の反射と透過について説明する。傾斜面82に対して入射する光の入射角度が、傾斜面82の内部の屈折率と外部の屈折率によって定まる臨界角度を超えると反射し、臨界角度以下では透過する。
油量表示部材80の形成材料と空気の屈折率で定まる臨界角度は、各ゲージ83,84から反射面に向かう方向の光の入射角度よりも小さく、従って、傾斜面82の潤滑油に浸されていない範囲では反射を生じ、平滑面81からゲージ83又は84の反射像を見ることができる。
一方、油量表示部材80の形成材料と潤滑油の屈折率で定まる臨界角度は、各ゲージ83,84から反射面に向かう方向の光の入射角度よりも大きく、従って、傾斜面82の潤滑油に浸された範囲では透過を生じ、平滑面81からゲージ83又は84の反射像を見ることができなくなる。
このため、貯留容器30内の潤滑油の油量が少なく、第二のゲージ84の下端部に満たない場合には(例えば高さh1の場合)、第一と第二のゲージ83,84からの入射孔は全て反射され、図10(A)に示すように、第一と第二のゲージ83,84の両方の反射像が見える状態となる。
また、貯留容器30内の潤滑油が適量、即ち、第一のゲージ83の上端部から第二のゲージ84の下端部の間の範囲にある場合には(例えば高さh2の場合)、第一のゲージ83からの入射孔は反射され、第二のゲージ84からの入射孔は透過して、図10(B)に示すように、第一のゲージ83の反射像のみが見える状態となる。
また、貯留容器30内の潤滑油が適量の上限の場合、即ち、第一のゲージ83の上端部の高さにある場合には(例えば高さh3の場合)、第一のゲージ83の上端部の際の部分の入射孔のみが反射され、第二のゲージ84からの入射孔は透過して、図10(C)に示すように、第一のゲージ83の上端部の際の部分の反射像のみが見える状態となる。
また、貯留容器30内の潤滑油が適量の上限を超える場合、即ち、第一のゲージ83の上端部の高さを超えている場合には(例えば高さh4の場合)、第一のゲージ83及び第二のゲージ84からの入射孔はいずれも透過して、図10(D)に示すように、いずれのゲージ83、84の反射像も全く見えない状態となる。
これらにより、油量表示部材80は、簡易な構成で貯留容器30内の潤滑油の油量の状態を段階的に細かく表示することができる。
[発明の実施形態の技術的効果]
ミシン10は、ミシンベッド部21の支持部側を含む複数のベッド側壁部と貯留容器30の支持部側を含む複数の貯留側壁部の間を潤滑油が通過しないように封止すると共に、貯留容器30の底板部31を支持部側の端部が他の部位に比べて最も深くなるように形成したので、容量を十分に確保することができ、さらに、ミシンフレーム20の傾倒時にも底板部31の深い部分に潤滑油を貯めることができ、潤滑油の外部漏出の発生を効果的に低減することができる。
また、ミシン10は、貯留容器30の支持部側の端部に設けられ、貯留容器30の開放された上部の一部を覆う油隔離板39を備えるので、ミシンフレーム20の傾倒時に移動する潤滑油の流れを減殺し、立胴部22への侵入等により潤滑油の外部漏出の発生をさらに効果的に低減することができる。
また、ミシン10では、貯留容器30の正面側の端部から支持部側の端部に向かう方向に沿った凸条の整流部38を貯留容器30の底板部31上に設けているので、ミシンフレーム20の傾倒時に移動する潤滑油の流れを支持部側へ誘導し、他方、例えば、整流部38に隣接する上部が開放された第三の貯留側壁部34からの潤滑油の外部漏出の発生を効果的に低減することができる。
また、ミシン10は、ミシンベッド部21の天井部211から垂下され、支持部側の側第二のベッド側壁部213の内側で当該第二ベッド側壁部213に対向する内壁部217を備えるので、ミシンフレーム20の傾倒時に移動する潤滑油の流れを内壁部217が減殺し、潤滑油の外部漏出の発生をさらに効果的に低減することができる。
また、この内壁部217の針棒側の端部は、支持部18の支軸に交差する方向(X軸方向)に沿ったミシンベッド部21の第五ベッド側壁部216に連接しており、内壁部217は、立胴部側の端部に向かうに従って第二ベッド側壁部213に近接する形状であることから、ミシンフレーム20の傾倒時に移動する潤滑油が内壁部217の上面(正面側の面)に上った場合でも、速やかに支持部側に戻すことができる。従って、潤滑油が予定された貯留部以外の位置に滞留したままの状態の発生を低減することができ、これに起因する潤滑油の外部漏出や予定されていない部位への侵入の発生を効果的に低減することができる。
また、ミシン10は、ミシンベッド部21の下方において貯留容器30を内側に収容するアンダーカバー50を備え、アンダーカバー50の底板部51の下面は、針棒側の端部となる平坦部511よりもその逆側の端部となる平坦部512が低くなるように形成されている。これにより、アンダーカバー50の第一及び第二アンダーカバー側壁部52の立胴部側の端部寄りの位置に第二の切り欠き522をより深く形成することができ、この切り欠き部522により、内側のミシンベッド部21及び貯留容器30を外気で冷却することが可能となる。従って、貯留容器30で冷却された潤滑油を供給することができ、ミシン全体を冷却することが可能となる。
また、ミシン10は、布押さえ部材に押さえ解放動作を伝達すると共にその下端部がミシンベッド部21の内側に位置する上部伝達体71と、上端部が上部伝達体71の下端部に当接する下部伝達体72と、上部伝達体71のみに上方移動動作を付与する手動操作レバーと、下部伝達体72に上方移動動動作を付与する膝上げレバー73とを備え、下部伝達体72に、筒状部41の上端面における貫通孔411の周囲を閉塞する第一閉塞部721と筒状部41の上部外周面に接触する第二閉塞部722とを設けている。
このため、手動操作レバーの操作により布押さえ部材を上方に移動させた状態でミシンフレーム20を傾倒させた場合でも、下部伝達体72は上昇しないので各閉塞部721,722による貫通孔411の閉塞状態を良好に維持することができ、潤滑油の外部漏出の発生をさらに効果的に低減することができる。
また、ミシン10は、ミシンベッド部21の天井部211を貫通し、その下端部が貯留容器30の内部に到達する透明棒状の油量表示部材80を備え、油量表示部材80は、その下端部に傾斜面82を有し、潤滑油の液面高さに応じて、傾斜面82が内面反射を行い、その対向部位に形成された高さの異なる二本のゲージ83,84を平滑面81に反射すると共に、ゲージ83,84の反射像が平滑面81に反射させる本数に応じて潤滑油の液量を段階的に表示する。
従って、簡易な構成により貯留容器30の潤滑油の液量を詳細に認識することが可能となる。
[その他]
上記実施形態では、ミシン10が本縫いミシンである場合を例示したが、潤滑油を使用するあらゆるタイプのミシンに上記の技術的効果を奏する各種の構成を適用することが可能である。
10 ミシン
11 縫い針
18 支持部
20 ミシンフレーム
21 ミシンベッド部
22 立胴部
23 ミシンアーム部
30 貯留容器
31 底板部
32〜37 貯留側壁部
38 整流部
39 油隔離板
40 冷却フィン
41 筒状部
50 アンダーカバー
51 底板部
52〜54 アンダーカバー側壁部
70 布押さえ機構
71 上部伝達体
72 下部伝達体
73 膝上げレバー
74 回動支軸
80 油量表示部材
81 平滑面(上端部端面)
82 傾斜面
83 第一のゲージ
84 第二のゲージ
211 天井部
212〜216 ベッド側壁部
217 内壁部
217a 段部
411 貫通孔
511 平坦部
512 平坦部
515 貫通孔
521,522 切り欠き部
721 第一閉塞部
722 第二閉塞部
T ミシンテーブル

Claims (12)

  1. 天井部と当該天井部の周囲から下方に垂下されたベッド側壁部とを備えると共に底部が開放されたミシンベッド部を有するミシンフレームと、
    前記ミシンフレームをミシンテーブルに対して水平な支軸回りに回動可能に支持する支持部とを備えるミシンにおいて、
    底板部と当該底板部の周囲全体から立ち上げられた貯留側壁部とを備え、上部全体が開放された潤滑油の貯留容器を備え、
    前記ミシンベッド部の前記支持部側のベッド側壁部と前記貯留容器の前記支持部側の貯留側壁部が当接し、その間を潤滑油が通過しないように封止すると共に、
    前記貯留容器の前記底板部を、前記支持部側の端部が他の部位に比べて最も深くなるように形成したことを特徴とするミシン。
  2. 水平であってミシンベッド部の長手方向に平行な方向をY軸方向、水平であってY軸方向に垂直な方向をX軸方向、X軸方向とY軸方向とに垂直な鉛直上下方向をZ軸方向とし、
    前記貯留側壁部は
    Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の正面側に設けられた第一貯留側壁部と、
    Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の支持部側に設けられた第二貯留側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部近傍に設けられた第三貯留側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され前記底板部の立胴部側の端部に設けられた第四貯留側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部に設けられた第五貯留側壁部と、
    Y−Z平面に沿って形成され前記底板部の針棒側の端部に設けられた第六貯留側壁部と、
    を備え、
    前記第三貯留側壁部の支持部側の端部は前記第六貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
    前記第三貯留側壁部の正面側の端部は前記第一貯留側壁部の針棒側の端部に連接され、
    前記第四貯留側壁部の支持部側の端部は前記第二貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
    前記第四貯留側壁部の正面側の端部は第一貯留側壁部の立胴部側の端部に連接され、
    前記第五貯留側壁部の支持部側の端部は前記第二貯留側壁部の針棒側の端部に連接され、前記第五貯留側壁部の正面側の端部は前記第六貯留側壁部の針棒側の端部に連接されていることを特徴とする請求項1記載のミシン。
  3. 前記ベッド側壁部は、
    Y−Z平面に沿って形成され前記天井部の正面側に設けられた第一ベッド側壁部と、
    Y−Z平面に沿って形成され前記天井部の支持部側に設けられた第二ベッド側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され前記天井部の針棒側の端部近傍であって釜機構の手前に設けられ、正面側の端部は前記第一ベッド側壁部の針棒側の端部に連接される第三ベッド側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され立胴部側の端部に設けられ、正面側の端部は前記第一ベッド側壁部の立胴部側の端部に連接され、支持部側の端部は前記第二ベッド側壁部の立胴部側の端部に連接される第四ベッド側壁部と、
    X−Z平面に沿って形成され、前記第二ベッド側壁部の内側に位置し、支持部側の端部が前記第二ベッド側壁部の針棒側の端部寄りの位置に連接されている第五ベッド側壁部と、を備えることを特徴とする請求項2記載のミシン。
  4. 前記ミシンベッド部の前記天井部から垂下された内壁部を備え、
    前記内壁部は、Y−Z平面に沿って形成され、第二ベッド側壁部の内側にあって当該第二ベッド側壁部と対向し、針棒側の端部は前記第五ベッド側壁部の正面側の端部に連接されていることを特徴とする請求項3記載のミシン。
  5. 前記第一貯留側壁部の上端面と前記第一ベッド側壁部の下端面が当接し、
    前記第二貯留側壁部の上端面と前記第二ベッド側壁部の下端面が当接し、
    前記第四貯留側壁部の上端面と前記第四ベッド側壁部の下端面が当接し、
    前記第五貯留側壁部の上端面と前記第五ベッド側壁部の下端面が当接し、
    前記第六貯留側壁部の上端面と前記内壁部の下端面が当接し、
    これら当接する貯留側壁部の上端面とベッド側壁部及び前記内壁部の下端面との間を潤滑油が通過しないように封止されていることを特徴とする請求項4記載のミシン。
  6. 前記内壁部は、その立胴部側に向かうに従って前記第二ベッド側壁部に近接する形状であることを特徴とする請求項4又は5に記載のミシン。
  7. 前記貯留容器の前記支持部側の端部に設けられ、前記貯留容器の開放された上部の一部を覆う油隔離板を備えることを特徴とする請求項か1から6のいずれか一項に記載のミシン。
  8. 前記貯留容器の正面側の端部から前記支持部側の端部に向かう方向に沿った凸条の整流部を前記貯留容器の底板部上に設けたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のミシン。
  9. 前記ミシンベッド部の下方において前記貯留容器を内側に収容するアンダーカバーを備え、
    前記アンダーカバーは、底板部と当該底板部の周囲全体から立ち上げられたアンダーカバー側壁部とを備えると共に上部全体が開放されており、
    前記アンダーカバーの底板部の下面は、前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側の端部よりもその逆側の端部が低くなるように形成され、
    前記ミシンベッド部の長手方向に沿った前記アンダーカバー側壁部の前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側とは逆側の端部寄りの位置に布押さえ部材を上昇させる膝上げレバーの回動支軸を通す貫通孔を形成すると共に、
    当該アンダーカバー側壁部の上端部であって、前記ミシンベッド部の長手方向における針棒側とは逆側の端部寄りの位置に切り欠き部を形成したことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のミシン。
  10. 針板上で被縫製物を上から押さえる布押さえ部材と、
    前記ミシンベッド部に上下動可能に支持され、上昇動作により前記布押さえ部材に押さえ解放動作を伝達すると共にその下端部が前記ミシンベッド部の内側に位置する上部伝達体と、
    上端部が前記上部伝達体の下端部に当接すると共に前記貯留容器の貫通孔に通されて下端部が外部に突出し、当該貯留容器に上下動可能に支持された下部伝達体と、
    前記上部伝達体のみに上方移動動作を付与する手動操作レバーと、
    前記下部伝達体に上方移動動作を付与する膝上げレバーとを備え、
    前記下部伝達体は、前記貫通孔を上方から閉塞する閉塞部を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のミシン。
  11. 前記下部伝達体を通す貫通孔を前記貯留容器の底板部から上方に立設された筒状部の中心に形成し、
    前記下部伝達体の閉塞部を、前記筒状体の上端面における前記貫通孔の周囲を閉塞する第一閉塞部と前記筒状体の上部外周面に密接する第二閉塞部とから構成したことを特徴とする請求項10記載のミシン。
  12. 前記ミシンベッド部の天井部を貫通し、その下端部が前記貯留容器の内部に到達する透明棒状の油量表示部材を備え、
    前記油量表示部材は、その下端部に傾斜面を有し、前記潤滑油の液面高さに応じて、前記傾斜面が内面反射を行い、その対向部位に形成された高さの異なる二本のゲージをその上端部端面に反射すると共に、
    前記ゲージの反射像が前記上端部端面に反射させる本数に応じて前記潤滑油の液量を段階的に表示することを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載のミシン。
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