JP2016067217A - コンバイン - Google Patents

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JP2016067217A
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智之 市丸
Tomoyuki Ichimaru
智之 市丸
靖 井原
Yasushi Ihara
靖 井原
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、収穫した穀粒の水分率を適宜のタイミングで適切に計測でき、収穫する穀粒の重量を正確に計測できるコンバインを提供することを課題とする。
【解決手段】脱穀装置(4)の一番揚穀筒(26)から排出される穀粒を貯留するグレンタンク(7)に、該グレンタンク(7)の後板(10)内上部に一番揚穀筒(26)から放出される穀粒を受ける穀粒受(28)を設け、該穀粒受(28)の穀粒を取り込んで水分率を計測する水分計(29)を、後板(10)の外側で排出揚穀筒(16)の側部に取り付けたコンバインとする。また、前記走行車体(1)に設けた枢着部(25)で側方へオープン可能にした前記グレンタンク(7)の移動側の底部を受ける走行車体(1)の部位に、グレンタンク(7)の重量を計測する重量計測装置(34)を設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、コンバインに関する。
コンバインのグレンタンクは、例えば、特許文献1に記載の如く、コンバインの走行機体上に脱穀装置と共に搭載して、収穫する穀粒を一時的に貯留しておいて満杯になるとトラックなどの荷台に搭載する穀粒タンクに移し替えて乾燥機に運搬する。
乾燥機では、穀粒の重量と水分率を計測して、所定の水分率まで乾燥させるのであるが、コンバインで収穫する間に重量と水分率を計測していると、乾燥機での乾燥設定を迅速に行える。
特開2014−87294号公報
本発明は、収穫した穀粒の水分率を適宜のタイミングで適切に計測でき、収穫する穀粒の重量を正確に計測できるコンバインを提供するとすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、脱穀装置(4)の一番揚穀筒(26)から排出される穀粒を貯留するグレンタンク(7)に、該グレンタンク(7)の後板(10)内上部に一番揚穀筒(26)から放出される穀粒を受ける穀粒受(28)を設け、該穀粒受(28)の穀粒を取り込んで水分率を計測する水分計(29)を、後板(10)の外側で排出揚穀筒(16)の側部に取り付けたコンバインとする。
請求項2に記載の発明は、前記グレンタンク(7)内に、高さ方向で複数設ける穀粒センサ(40a〜40d)がグレンタンク(7)の満杯状態を検出すると、水分計(29)の穀粒取り込みを停止する請求項1に記載のコンバインとする。
請求項3に記載の発明は、前記走行車体(1)に設けた枢着部(25)で側方へオープン可能にした前記グレンタンク(7)の移動側の底部を受ける走行車体(1)の部位に、グレンタンク(7)の重量を計測する重量計測装置(34)を設けた請求項1又は請求項2記載のコンバインとする。
請求項4に記載の発明は、前記重量計測装置(34)の前記走行車体(1)への取付高さを調整可能とした請求項3に記載のコンバインとする。
請求項1に記載の発明によれば、一番揚穀筒(26)からグレンタンク(7)内に放出される穀粒の一部が穀粒受(28)に受けられて水分計(29)で穀粒の水分率が計測される。水分計(29)がグレンタンク(7)の後板(10)外側に取り付けられているために、容易に取り外してメンテナンス作業を行える。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、グレンタンク(7)が満杯になると水分計(29)が穀粒の取り込みを停止するので、貯留された穀粒が水分計(29)に押し込まれて故障することを防止できる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2記載の発明による効果に加えて、グレンタンク(7)内に溜まる穀粒が重量計測装置(34)で計測されて、収穫した穀粒の重量を正確に計測できるが、この重量計測装置(34)がグレンタンク(7)のオープンする側の走行車体(1)上にあるために、この重量計測装置(34)の調整やメンテナンスが容易に行える。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3記載の発明の効果に加えて、重量計測装置(34)を走行車体(1)に取り付ける部分でシムを敷くなどで簡単に高さを調整して正確に重量計測が出来ることになる。
コンバインの左側面図である。 コンバインの平面図である。 中間螺旋翼と排出螺旋翼の係合状態を示す斜視図である。 グレンタンクの左側面図である。 グレンタンクの背面図である。 グレンタンクの一部拡大正断面図である。 グレンタンクの一部拡大左側面図である。 グレンタンクと機台の一部拡大正断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書においてコンバインの前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
1は機体フレーム、2は該機体フレーム1の下方位置に設けた走行装置、3は運転席および操作部を有するキャビン、4は脱穀装置、5は該脱穀装置4の後部に設けた排藁を切断するカッタを有する排藁処理装置、6は刈取部である。前記脱穀装置4の側部には、該脱穀装置4により脱穀されて一番揚穀筒26で送り揚げられた穀粒を貯留するグレンタンク7を、前記脱穀装置4の側部に位置する格納位置と、メンテナンス等のため外側に引き出させるオープン位置との間で水平回動自在に枢着部25で支持する。グレンタンク7内の底部には、該グレンタンク7内の穀物を機外に排出させる前後方向の穀粒排出装置8を設ける。該穀粒排出装置8は排出螺旋翼9により構成し、図示は省略するが、排出螺旋翼9の前端は前記グレンタンク7の前壁に軸装し、排出螺旋翼9の後端はグレンタンク7の後板10に設けて機体フレーム1側に固定した接続部材(オーガメタル)13内に突出させる。
接続部材13の上部には穀粒揚穀排出装置15の排出揚穀筒16の下部を回転自在に取付ける。排出揚穀筒16の上部には穀物をトラックのタンクに排出する排出オーガ17の基部を回動自在に取付ける。排出オーガ17は前記排出揚穀筒16に対して上下回動自在に取付ける。前記排出筒11は接続部材13に対して回動し、前記排出螺旋翼9の回転軸20は前記接続部材13内に設けた中間横螺旋翼21の回転軸22と継脱自在に構成する。即ち、排出螺旋翼9は、接続部材13に対して回動させると中間横螺旋翼21から外れて、接続部材13をオープンしてメンテナンス可能にし、元に戻すと中間横螺旋翼21と接続して共に回転するようにする。一例を図3に示すと、23は前記回転軸22に設けた軸心方向に突出する突起、24は前記回転軸20に設けた放射方向に突出する係合ピンであり、突起23と係合ピン24の係合により回転が伝達される。
グレンタンク7は、機体フレーム1に枢着部25で支持され、側方へオープン可能である。
図4と図5は、グレンタンク7を示し、左前上側部に設ける穀粒供給口27へ脱穀装置4の一番揚穀筒26から穀粒が内部へ供給されて貯留される。
グレンタンク7の後板10内側に穀粒受28を設けて、左側板に設けた穀粒供給口27から一番揚穀筒26でグレンタンク7内へ跳ね出される穀粒の一部を受ける。穀粒受28の下部に後板10の外側に取り付ける水分計29の穀粒取り込みスクリュー29aを内部へ突出させて、穀粒を水分計29に取り込んで水分率を計測して記録する。
水分計29の取付位置は、グレンタンク7の後板10上部外側で排出揚穀筒16の左側としているので、取り外してメンテナンスを行い易い。
また、グレンタンク7の左右側板の片側には、内側に穀粒の溜まり具合を検出する複数の穀粒センサ40a〜40dを設けて、満杯になると水分計29のスクリュー29aを停止して穀粒の取り込みを停止して水分率の計測を行わない。
グレンタンク7の前下端部30は、枢着部25で側方から機体フレーム1上へ回動するグレンタンク7の底部を受け、ガイドプレート31で機体フレーム1に少し載り揚げて載置し、グレンタンク7に設ける固定ロッド35が機体フレーム1の固定具36に係合して固定される。
グレンタンク7の底部には載置プレート32を取り付け、この載置プレート32の下側となる機体フレーム1側に受台33をボルトで取り付けている。この受台33には重量計測装置(ロードセル)34をその受圧部を上に突出させて取り付けてグレンタンク7に貯留される穀粒の重量を計測する。
機体フレーム1と受台33の間にはシムを敷いてロードセル34がグレンタンク7の重量を正確に計測するようにその受圧部の高さを調整する。
また、載置プレート32はボルトなどでグレンタンク7の底部に取り換え可能に取り付けて、ロードセル34との摩耗で傷つくと交換できるようにしている。
1 走行車体
4 脱穀装置
7 グレンタンク
10 後板
16 排出揚穀筒
25 枢着部
26 一番揚穀筒
28 穀粒受
29 水分計
34 重量計測装置(ロードセル)
40a〜40d 穀粒センサ

Claims (4)

  1. 脱穀装置(4)の一番揚穀筒(26)から排出される穀粒を貯留するグレンタンク(7)に、該グレンタンク(7)の後板(10)内上部に一番揚穀筒(26)から放出される穀粒を受ける穀粒受(28)を設け、該穀粒受(28)の穀粒を取り込んで水分率を計測する水分計(29)を、後板(10)の外側で排出揚穀筒(16)の側部に取り付けたコンバイン。
  2. 前記グレンタンク(7)内に、高さ方向で複数設ける穀粒センサ(40a〜40d)がグレンタンク(7)の満杯状態を検出すると、水分計(29)の穀粒取り込みを停止する請求項1に記載のコンバイン。
  3. 前記走行車体(1)に設けた枢着部(25)で側方へオープン可能にした前記グレンタンク(7)の移動側の底部を受ける走行車体(1)の部位に、グレンタンク(7)の重量を計測する重量計測装置(34)を設けた請求項1又は請求項2記載のコンバイン。
  4. 前記重量計測装置(34)の前記走行車体(1)への取付高さを調整可能とした請求項3に記載のコンバイン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021093956A (ja) * 2019-12-17 2021-06-24 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン
JP7482739B2 (ja) 2020-09-28 2024-05-14 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン
JP7525355B2 (ja) 2020-09-28 2024-07-30 三菱マヒンドラ農機株式会社 コンバイン

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