JP2016066738A - 電子装置 - Google Patents

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Yoshifumi Oshima
賢史 大島
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Abstract

【課題】回路素子の放熱性が低下することを抑制しつつ、回路基板に設けられた回路素子を両面放熱できる電子装置を提供すること。【解決手段】電子装置100は、樹脂基材11に配線12a〜12gが形成された回路基板10と、第1半導体素子20と、第1半導体素子20から発せられた熱を放熱する第1金属板41及び第2金属板42とを備えている。回路基板10は、一面10aから裏面10bに亘って貫通している第1貫通穴14aと、配線12cと、配線12b,12dと、を有している。第1半導体素子20は、ソース電極21が一面10a側に位置し、且つドレイン電極22が裏面10b側に位置した状態で第1貫通穴14aに配置されている。第1金属板41は、ソース電極21及び配線12に機械的及び電気的に接続されている。第2金属板42は、ドレイン電極22及び配線12b,12dに機械的及び電気的に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、回路基板に回路素子が設けられてなる電子装置に関する。
従来、回路基板に回路素子が設けられてなる電子装置の一例として、特許文献1に開示された車載パワーモジュールがある。
この車載パワーモジュールは、回路基板としての樹脂基板に対して、回路素子としてのパワーベアチップが実装されている。また、回路基板と回路素子との間には、金属板が介装されている。更に、回路基板の裏面には、回路素子に発生した熱を放熱する放熱部材としてのヒートシンクが取り付けられている。この放熱部材は、回路基板に埋設された複数のサーマルビアを介して金属板と接続されている。
特開2011−14722号公報
しかしながら、車載パワーモジュールは、回路基板に設けられたサーマルビアを介して、回路素子と放熱部材とが接続されている。サーマルビアは、放熱部材に比べて熱抵抗が高くなる可能性がある。このため、車載パワーモジュールは、回路素子の放熱性が低下するという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、回路素子の放熱性が低下することを抑制しつつ、回路基板に設けられた回路素子を両面放熱できる電子装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
絶縁性の基材(11)に配線(12a〜12g)が形成された回路基板(10)と、
回路基板と電気的に接続された回路素子(20,30)と、
回路素子から発せられた熱を放熱する放熱部材(41〜46,51〜56)と、を備えた電子装置であって、
回路基板は、
自身の一面である第1基板面(10a)から、第1基板面の裏面である第2基板面(10b)に亘って貫通している貫通穴(14a,14b)と、
配線の一部であり、第1基板面側における貫通穴の周辺に設けられた第1配線(12c,12g)と、
配線の一部であり、第2基板面側における貫通穴の周辺に設けられた第2配線(12b,12d,12e,12h)と、を有し、
回路素子は、
自身の一面である第1素子面(20a,30a)側に形成された第1電極(21,31)と、
第1素子面の裏面である第2素子面(20b,30b)側に形成された第2電極(22,32)と、を有し、
第1電極が第1基板面側に位置し、且つ第2電極が第2基板面側に位置した状態で、少なくとも一部が貫通穴に配置されており、
放熱部材は、
回路基板上に実装されており、第1電極及び第1配線に機械的及び電気的に接続された第1放熱部材(41,43,51,53)と、
回路基板上に実装されており、第2電極及び第2配線に機械的及び電気的に接続された第2放熱部材(42,44,52,54)と、を備えていることを特徴とする。
このように、本発明は、回路素子と、回路素子が配置される貫通穴が設けられた回路基板とを備えている。また、回路素子は、自身の第1電極が回路基板の第1基板面側に位置し、且つ自身の第2電極が回路基板の第2基板面側に位置した状態で貫通穴に配置されている。また、回路基板は、自身の第1基板面側における貫通穴の周辺に第1配線が設けられており、且つ、自身の第2基板面側における貫通穴の周辺に第2配線が設けられている。更に、回路基板は、第1電極及び第1配線に機械的及び電気的に接続された第1放熱部材と、第2電極及び第2配線に機械的及び電気的に接続された第2放熱部材とが実装されている。つまり、第1放熱部材と第2放熱部材とは、貫通穴に配置された回路素子と回路基板とを電気的に接続しつつ、回路素子を両面から放熱するものである。
従って、本発明は、第1基板面側に実装された第1放熱部材と、第2基板面側に実装された第2放熱部材とによって、回路基板に設けられた回路素子を両面放熱できる。更に、第1放熱部材及び第2放熱部材は、回路基板上に実装されているため、回路基板に形成されたサーマルビアよりも熱容量が大きいものとすることができる。つまり、第1放熱部材及び第2放熱部材は、サーマルビアよりも熱抵抗が小さいものとすることができる。よって、本発明は、回路素子の放熱性が低下することを抑制できる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電子装置の概略構成を示す断面図である。 実施形態における電子装置を適用したバックコンバータの概略構成を示す回路図である。 実施形態における電子装置を適用した三相インバータの概略構成を示す回路図である。 変形例1における電子装置の概略構成を示す断面図である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において、先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において、構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を参照し適用することができる。
電子装置100は、回路基板10と、回路基板10と電気的に接続された第1半導体素子20及び第2半導体素子30と、第1半導体素子20及び第2半導体素子30から発せられた熱を放熱する第1金属板41〜第4金属板44とを備えて構成されている。更に、電子装置100は、第5金属板45及び第6金属板46が設けられていてもよい。
回路基板10は、絶縁性の基材としての樹脂基材11に、導電性部材からなる配線12a〜12gが形成されたものである。回路基板10は、例えば平板形状をなしている。回路基板10は、例えば、コア層と、コア層に積層されたビルドアップ層とを含む所謂ビルドアップ基板を採用できる。また、回路基板10は、コア層が設けられておらず、複数のビルドアップ層が積層された所謂エニーレイヤー基板であっても採用できる。このように、回路基板10は、プリント基板と言い換えることができる。なお、回路基板10は、絶縁性の基材としてセラミックスが設けられたセラミックス基板であってもよい。
回路基板10は、一方の面に配線12a,12c,12f,12gが設けられており、反対面に配線12b,12d,12e,12hが設けられている。図1における符号10aは、配線12a,12c,12f,12gの表面を示しており、回路基板10の一面と称する。一面10aは、特許請求の範囲における第1基板面に相当する。図1における符号10bは、配線12b,12d,12e,12hの表面を示しており、回路基板10の裏面と称する。裏面10bは、特許請求の範囲における第2基板面に相当する。
なお、配線12a〜12gは、後程説明する第1半導体素子20や第2半導体素子30などと電気的に接続されている。例えば、配線12aは、第1半導体素子20のゲート電極23と第5金属板45とに電気的に接続されている。この配線12aは、特許請求の範囲における第3配線に相当する。配線12b,12dは、第1半導体素子20のドレイン電極22と第2金属板42とに電気的に接続されている。この配線12b,12dは、特許請求の範囲における第2配線に相当する。配線12cは、第1半導体素子20のソース電極21と第1金属板41とに電気的に接続されている。この配線12cは、特許請求の範囲における第1配線に相当する。
また、配線12e,12hは、第2半導体素子30のドレイン電極32と第4金属板44とを電気的に接続している。この配線12e,12hは、特許請求の範囲における第2配線に相当する。配線12fは、第2半導体素子30のゲート電極33と第6金属板46とに電気的に接続されている。この配線12fは、特許請求の範囲における第3配線に相当する。配線12gは、第2半導体素子30のソース電極31と第3金属板43とに電気的に接続されている。この配線12gは、特許請求の範囲における第1配線に相当する。
また、回路基板10は、一面10aから裏面10bに亘って貫通している第1貫通穴14aと第2貫通穴14bが設けられている。第1貫通穴14a及び第2貫通穴14bは、特許請求の範囲における貫通穴に相当する。第1貫通穴14aは、後程説明する第1半導体素子20を配置することができる程度の大きさである。同様に、第2貫通穴14bは、後程説明する第2半導体素子30を配置することができる程度の大きさである。
回路基板10は、一面10a側における第1貫通穴14aの周辺に配線12a,12cが設けられており、一面10a側における第2貫通穴14bの周辺に配線12f,12gが設けられている。また、回路基板10は、裏面10b側における第1貫通穴14aの周辺に配線12b,12dが設けられており、裏面10b側における第2貫通穴14bの周辺に配線12e,12hが設けられている。
回路基板10は、一面10a側の配線と裏面10b側の配線とを電気的に接続しているビア13が樹脂基材11を貫通して設けられている。詳述すると、ビア13は、配線12cと配線12eとを電気的に接続している。なお、ビア13は、特許請求の範囲における層間接続部材である。また、ビア13は、貫通ビアを採用しているが、複数のレーザビアや、ブラインドビアやレーザビアなどによって形成されていてもよい。
第1半導体素子20は、特許請求の範囲における第1回路素子に相当する。本実施形態では、第1半導体素子20としてMOSFETを採用している。第1半導体素子20は、自身の表面にソース電極21、ドレイン電極22、ゲート電極23が形成されている。第1半導体素子20は、ソース電極21、ドレイン電極22、ゲート電極23を介して、回路基板10と電気的に接続されている。ソース電極21は、特許請求の範囲における第1電極に相当する。ドレイン電極22は、特許請求の範囲における第2電極に相当する。ゲート電極23は、特許請求の範囲における第3電極に相当する。
第1半導体素子20は、自身の一方の面にソース電極21とゲート電極23が設けられており、反対面にドレイン電極22が設けられている。図1における符号20aは、ソース電極21とゲート電極23の表面を示しており、第1半導体素子20の第1素子面と称する。また、図1における符号20bは、ドレイン電極22の表面を示しており、第1半導体素子20の第2素子面と称する。よって、第1半導体素子20は、第1素子面20a側にソース電極21とゲート電極23とが形成されており、第2素子面20b側にドレイン電極22が形成されている、と言うことができる。
この第1半導体素子20は、第1貫通穴14aに配置されている。詳述すると、第1半導体素子20は、ソース電極21とゲート電極23が一面10a側に位置し、ドレイン電極22が裏面10b側に位置した状態で、第1貫通穴14aに配置されている。また、第1半導体素子20は、一面10aに沿った仮想平面上に、第1素子面20aが配置されている。つまり、電子装置100は、一面10aと第1素子面20aとが同一平面上に配置されるように、第1半導体素子20が回路基板10に設けられている。
しかしながら、本発明は、これに限定されない。本発明は、第1半導体素子20の少なくとも一部が第1貫通穴14aに配置されていればよい。また、本発明は、第1半導体素子20のかわりに、二端子構造の回路素子であっても採用できる。この場合、回路基板10は、配線12aや第5金属板45が設けられていなくてもよい。また、第1半導体素子20は、トランジスタであっても採用できる。この場合は、符号21がエミッタ電極となり、符号22がコレクタ電極となる。
第2半導体素子30は、特許請求の範囲における第2回路素子に相当する。本実施形態では、第2半導体素子30としてMOSFETを採用している。第2半導体素子30は、自身の表面にソース電極31、ドレイン電極32、ゲート電極33が形成されている。第2半導体素子30は、ソース電極31、ドレイン電極32、ゲート電極33を介して、回路基板10と電気的に接続されている。ソース電極31は、特許請求の範囲における第1電極に相当する。ドレイン電極32は、特許請求の範囲における第2電極に相当する。ゲート電極33は、特許請求の範囲における第3電極に相当する。
第2半導体素子30は、自身の一方の面にソース電極31とゲート電極33が設けられており、反対面にドレイン電極32が設けられている。図1における符号30aは、ソース電極31とゲート電極33の表面を示しており、第2半導体素子30の第1素子面と称する。また、図1における符号30bは、ドレイン電極32の表面を示しており、第2半導体素子30の第2素子面と称する。よって、第2半導体素子30は、第1素子面30a側にソース電極31とゲート電極33とが形成されており、第2素子面30b側にドレイン電極32が形成されている、と言うことができる。
この第2半導体素子30は、第2貫通穴14bに配置されている。詳述すると、第2半導体素子30は、ソース電極31とゲート電極33が一面10a側に位置し、ドレイン電極32が裏面10b側に位置した状態で、第2貫通穴14bに配置されている。また、第2半導体素子30は、一面10aに沿った仮想平面上に、第1素子面30aが配置されている。つまり、電子装置100は、一面10aと第1素子面30aとが同一平面上に配置されるように、第2半導体素子30が回路基板10に設けられている。
しかしながら、本発明は、これに限定されない。本発明は、第1半導体素子20の少なくとも一部が第2貫通穴14bに配置されていればよい。また、本発明は、第2半導体素子30のかわりに、二端子構造の回路素子であっても採用できる。この場合、回路基板10は、配線12fや第6金属板46が設けられていなくてもよい。また、第2半導体素子30は、トランジスタであっても採用できる。この場合は、符号31がエミッタ電極となり、符号32がコレクタ電極となる。
第1金属板41は、特許請求の範囲における第1放熱部材に相当する。第1金属板41は、回路基板10上に実装されており、ソース電極21及び配線12cに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第1金属板41は、第1半導体素子20から発せられた熱を、第1半導体素子20の第1素子面20a側から放熱する機能と、ソース電極21に接続された端子としての機能を有している。
詳述すると、第1金属板41は、ソース電極21における第1金属板41との対向面全域と接続されている。これによって、第1金属板41は、対向領域の一部と接続されている場合よりも放熱性を向上できる。しかしながら、第1金属板41は、対向領域の一部と接続されていてもよい。なお、第1金属板41は、配線12cにおける第1金属板41との対向面の一部と接続されている。
また、第1金属板41は、第1半導体素子20が自身で発した熱で異常となることを抑制できる程度の放熱性を有していると好ましい。つまり、第1金属板41は、熱抵抗を下げて放熱性を向上させるために、比較的大きな体格を有している。従って、第1金属板41は、配線12cなどよりも十分に厚く設けられており、ブロック体形状と言うこともできる。
第2金属板42は、特許請求の範囲における第2放熱部材に相当する。第2金属板42は、回路基板10上に実装されており、ドレイン電極22及び配線12b,12dに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第2金属板42は、第1半導体素子20から発せられた熱を、第1半導体素子20の第2素子面20b側から放熱する機能と、ドレイン電極22に接続された端子としての機能を有している。
詳述すると、第2金属板42は、ドレイン電極22が接している部位であり、第1貫通穴14aに配置された凸部42aを有している。つまり、第2金属板42は、周辺部よりも突出した凸部42aが設けられている。また、第2金属板42は、凸部42aの周辺部が配線12b,12dと接続されている。
更に、第2金属板42は、ドレイン電極22における第2金属板42との対向面全域と接続されている。つまり、凸部42aの先端面は、ドレイン電極22の対向面の面積と同等、又は対向面の面積よりも広いものである。これによって、第2金属板42は、対向領域の一部と接続されている場合よりも放熱性を向上できる。しかしながら、第2金属板42は、対向領域の一部と接続されていてもよい。なお、第2金属板42は、配線12b,12dにおける第1金属板41との対向面の一部と接続されている。
また、第2金属板42は、第1半導体素子20が自身で発した熱で異常となることを抑制できる程度の放熱性を有していると好ましい。つまり、第2金属板42は、熱抵抗を下げて放熱性を向上させるために、比較的大きな体格を有している。従って、第2金属板42は、配線12b,12dなどよりも十分に厚く設けられており、ブロック体形状と言うこともできる。
第3金属板43は、特許請求の範囲における第1放熱部材に相当する。第3金属板43は、回路基板10上に実装されており、ソース電極31及び配線12gに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第3金属板43は、第2半導体素子30から発せられた熱を、第2半導体素子30の第1素子面30a側から放熱する機能と、ソース電極31に接続された端子としての機能を有している。なお、第3金属板43は、第1金属板41と同様であるため第1金属板41の説明を参照されたい。
第4金属板44は、特許請求の範囲における第2放熱部材に相当する。第4金属板44は、回路基板10上に実装されており、ドレイン電極32及び配線12e,12hに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第4金属板44は、第2半導体素子30から発せられた熱を、第2半導体素子30の第2素子面30b側から放熱する機能と、ドレイン電極32に接続された端子としての機能を有している。また、第4金属板44は、第2金属板42と同様に、凸部44aを有している。なお、第4金属板44は、第2金属板42と同様であるため第2金属板42の説明を参照されたい。
第5金属板45は、特許請求の範囲における導電性接続部材に相当する。第5金属板45は、回路基板10上に実装されており、ゲート電極23及び配線12aに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第5金属板45は、ゲート電極23に接続された端子としての機能を有している。なお、ここでは、第1金属板41よりも薄い第5金属板45を採用している。しかしながら、第5金属板45は、第1金属板41と同程度の厚みを有したものでも採用できる。
第6金属板46は、特許請求の範囲における導電性接続部材に相当する。第6金属板46は、回路基板10上に実装されており、ゲート電極33及び配線12fに機械的及び電気的に接続されている。つまり、第6金属板46は、ゲート電極33に接続された端子としての機能を有している。なお、ここでは、第3金属板43よりも薄い第6金属板46を採用している。しかしながら、第6金属板46は、第3金属板43と同程度の厚みを有したものでも採用できる。
この電子装置100は、例えば図2に示すように、非絶縁バックコンバータに適用することができる。言い換えると、電子装置100は、降圧型のDC−DCコンバータに適用できる。この場合、電子装置100は、第1半導体素子20及び第2半導体素子30に加えて、フライホールダイオードやコイルなどが設けられる。また、電子装置100は、図3に示すように、三相インバータに適用することもできる。なお、非絶縁バックコンバータや三相インバータに関しては、周知技術であるため詳しい説明を省略する。
このように、電子装置100は、非絶縁バックコンバータや三相インバータに適用された場合、第1半導体素子20のソース電極21と第2半導体素子30のドレイン電極32とがビア13で電気的に接続される。つまり、電子装置100は、第1半導体素子20と第2半導体素子30とが回路基板10の第1貫通穴14aや第2貫通穴14bに設けられているため、ソース電極21とドレイン電極32とをビア13で接続することができる。よって、電子装置100は、第1半導体素子20と第2半導体素子30とを同じ搭載方向としつつ、ソース電極21とドレイン電極32とを接続できる。つまり、電子装置100は、例えば図1に示すように、第1素子面20aと第1素子面30aとが上で、第2素子面20bと第2素子面30bとが下となるように配置しつつ、ソース電極21とドレイン電極32とを接続できる。
以上のように、電子装置100は、第1半導体素子20や第2半導体素子30と、第1半導体素子20や第2半導体素子30が配置された第1貫通穴14aや第2貫通穴14bが設けられた回路基板10とを備えている。また、第1半導体素子20は、自身のソース電極21が回路基板10の一面10a側に位置し、且つ自身のドレイン電極22が回路基板10の裏面10b側に位置した状態で第1貫通穴14aに配置されている。また、回路基板10は、自身の一面10a側における第1貫通穴14aの周辺に配線12cが設けられており、且つ、自身の裏面10b側における第1貫通穴14aの周辺に配線12b,12dが設けられている。
更に、回路基板10は、ソース電極21及び配線12cに機械的及び電気的に接続された第1金属板41と、ドレイン電極22及び配線12b,12dに機械的及び電気的に接続された第2金属板42とが実装されている。つまり、第1金属板41と第2金属板42とは、第1貫通穴14aに配置された第1半導体素子20と回路基板10とを電気的に接続しつつ、第1半導体素子20を両面から放熱するものである。なお、第2半導体素子30と回路基板10と第3金属板43及び第4金属板44との関係に関しても同様である。
従って、電子装置100は、例えば一面10a側に実装された第1金属板41と、裏面10b側に実装された第2金属板42とによって、回路基板10に設けられた第1半導体素子20を両面放熱できる。また、電子装置100は、第2半導体素子30に関しても同様に両面放熱できる。つまり、電子装置100は、第1半導体素子20や第2半導体素子30は、ソース電極21,31やドレイン電極22,32に流れる大電流を回路基板10に流しつつ、第1半導体素子20や第2半導体素子30を両面放熱できる。なお、大電流とは、ゲート電極23,33に流れる電流に比べて大きな電流である。
更に、第1金属板41〜第4金属板44は、回路基板10上に実装されているため、回路基板10に形成されたサーマルビアよりも熱容量が大きいものとすることができる。つまり、第1金属板41〜第4金属板44は、サーマルビアよりも熱抵抗が小さいものとすることができる。よって、電子装置100は、第1半導体素子20や第2半導体素子30の放熱性が低下することを抑制できる。
なお、本実施形態では、一例として、第1半導体素子20と第2半導体素子30の二つの回路素子が設けられた電子装置100を採用した。しかしながら、本発明はこれに限定されない。本発明は、第1半導体素子20と第2半導体素子30のうちの一方が設けられていなくても目的を達成できる。なお、第1半導体素子20と第2半導体素子30のうちの一方が設けられていない場合、電子装置100は、配線12cと配線12eとを電気的に接続しているビア13が設けられていない。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。
(変形例1)
変形例1の電子装置110は、図4に示すように、第1貫通穴14aにおける第1半導体素子20の位置、及び第2貫通穴14bにおける第2半導体素子30が電子装置100と異なる。これに伴って、電子装置110は、図4に示すように、第1金属板51〜第6金属板56の形状が電子装置100と異なる。ここでは、電子装置110における電子装置100と異なる点を中心に説明する。
第1半導体素子20は、第1貫通穴14aに配置されており、且つ、回路基板10における裏面10bに沿った仮想平面上に、自身の第2素子面20bが配置されている。同様に、第2半導体素子30は、第2貫通穴14bに配置されており、且つ、回路基板10における裏面10bに沿った仮想平面上に、自身の第2素子面30bが配置されている。
第1金属板51は、特許請求の範囲における第1放熱部材に相当する。第1金属板51は、第1金属板41と同様に、回路基板10上に実装されており、ソース電極21及び配線12cに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第1金属板51は、第1貫通穴14aに配置された凸部51aが設けられている。
詳述すると、第1金属板51は、ソース電極21が接している部位であり、第1貫通穴14aに配置された凸部51aを有している。つまり、第1金属板51は、周辺部よりも突出した凸部51aが設けられている。また、第1金属板51は、凸部51aの周辺部が配線12cと接続されている。
更に、第2金属板42は、ドレイン電極22における第2金属板42との対向面全域と接続されている。つまり、凸部42aの先端面は、ドレイン電極22の対向面の面積よりも広いものである。これによって、第2金属板42は、対向領域の一部と接続されている場合よりも放熱性を向上できる。しかしながら、第2金属板42は、対向領域の一部と接続されていてもよい。なお、第2金属板42は、配線12b,12dにおける第2金属板42との対向面の一部と接続されている。
第2金属板52は、特許請求の範囲における第2放熱部材に相当する。第2金属板52は、第2金属板42と同様に、回路基板10上に実装されており、ドレイン電極22及び配線12b,12dに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第2金属板52は、第1貫通穴14aに配置された凸部が設けられていない。
第3金属板53は、特許請求の範囲における第1放熱部材に相当する。第3金属板53は、第3金属板43と同様に、回路基板10上に実装されており、ソース電極31及び配線12gに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第3金属板53は、第2貫通穴14bに配置された凸部53aが設けられている。なお、第3金属板53は、第1金属板51と同様であるため第1金属板51の説明を参照されたい。
第4金属板54は、特許請求の範囲における第2放熱部材に相当する。第4金属板54は、第4金属板44と同様に、回路基板10上に実装されており、ドレイン電極32及び配線12e,12hに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第4金属板54は、第2貫通穴14bに配置された凸部が設けられていない。
第5金属板55は、特許請求の範囲における導電性部材に相当する。第5金属板55は、第5金属板45と同様に、回路基板10上に実装されており、ゲート電極23及び配線12aに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第5金属板55は、第1貫通穴14aに配置された凸部55aが設けられている。
詳述すると、第5金属板55は、ゲート電極23が接している部位であり、第1貫通穴14aに配置された凸部55aを有している。つまり、第5金属板55は、周辺部よりも突出した凸部55aが設けられている。また、第5金属板55は、凸部55aの周辺部が配線12aと接続されている。
第6金属板56は、特許請求の範囲における導電性部材に相当する。第6金属板56は、第6金属板46と同様に、回路基板10上に実装されており、ゲート電極33及び配線12fに機械的及び電気的に接続されている。しかしながら、第6金属板56は、第2貫通穴14bに配置された凸部56aが設けられている。なお、第6金属板56は、第5金属板55と同様であるため第5金属板55の説明を参照されたい。
電子装置110は、電子装置100と同様の効果を奏することができる。
10 回路基板、11 樹脂基材、12a〜12h 配線、13 ビア、14a 第1貫通穴、14b 第2貫通穴、20 第1半導体素子、21 ソース電極、22 ドレイン電極、23 ゲート電極、30 第2半導体素子、31 ソース電極、32 ドレイン電極、33 ゲート電極、41 第1金属板(第1放熱部材)、42 第2金属板(第2放熱部材)、42a 凸部、43 第3金属板(第1放熱部材)、44 第4金属板(第2放熱部材)、44a 凸部、45 第5金属板、46 第6金属板、51 第1金属板(第1放熱部材)、51a 凸部、52 第2金属板(第2放熱部材)、53 第4金属板(第1放熱部材)、53a 凸部、54 第5金属板(第2放熱部材)、55 第5金属板、55a 凸部、56 第6金属板、56a 凸部、100,110 電子装置

Claims (7)

  1. 絶縁性の基材(11)に配線(12a〜12g)が形成された回路基板(10)と、
    前記回路基板と電気的に接続された回路素子(20,30)と、
    前記回路素子から発せられた熱を放熱する放熱部材(41〜46,51〜56)と、を備えた電子装置であって、
    前記回路基板は、
    自身の一面である第1基板面(10a)から、前記第1基板面の裏面である第2基板面(10b)に亘って貫通している貫通穴(14a,14b)と、
    前記配線の一部であり、前記第1基板面側における前記貫通穴の周辺に設けられた第1配線(12c,12g)と、
    前記配線の一部であり、前記第2基板面側における前記貫通穴の周辺に設けられた第2配線(12b,12d,12e,12h)と、を有し、
    前記回路素子は、
    自身の一面である第1素子面(20a,30a)側に形成された第1電極(21,31)と、
    前記第1素子面の裏面である第2素子面(20b,30b)側に形成された第2電極(22,32)と、を有し、
    前記第1電極が前記第1基板面側に位置し、且つ前記第2電極が前記第2基板面側に位置した状態で、少なくとも一部が前記貫通穴に配置されており、
    前記放熱部材は、
    前記回路基板上に実装されており、前記第1電極及び前記第1配線に機械的及び電気的に接続された第1放熱部材(41,43,51,53)と、
    前記回路基板上に実装されており、前記第2電極及び前記第2配線に機械的及び電気的に接続された第2放熱部材(42,44,52,54)と、を備えていることを特徴とする電子装置。
  2. 二つの前記回路素子を有するものであり、一方の前記回路素子としての第1回路素子(20)と、他方の前記回路素子としての第2回路素子(30)と、を備え、
    前記回路基板は、前記貫通穴として、前記第1回路素子が配置された第1貫通穴(14a)と、前記第2回路素子が配置された第2貫通穴(14b)とが設けられているものであって、
    前記回路基板は、前記第1基板面側の前記配線と前記第2基板面側の前記配線とを電気的に接続する層間接続部材が前記基材を貫通して設けられており、
    前記層間接続部材は、前記第1放熱部材(41,51)を介して前記第1回路素子の前記第1電極(21)と接続されている前記第1配線(12c)と、前記第2放熱部材(44,54)を介して前記第2回路素子の前記第2電極(32)と接続されている前記第2配線(12e)とを電気的に接続していることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
  3. 前記第1回路素子及び前記第2回路素子は、前記第1素子面側に第3電極(23,33)が設けられており、
    前記回路基板は、前記第1基板面側における前記貫通穴の周辺に前記配線の一部である第3配線(12a,12f)が設けられており、
    前記第3電極と前記第3配線とに機械的及び電気的に接続された導電性部材(45,46,55,56)を備えていることを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
  4. 前記回路素子は、前記第1基板面に沿った仮想平面上に、前記第1素子面が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置。
  5. 前記第2放熱部材(42,44)は、前記第2電極が接している部位であり、前記貫通穴に配置された凸部(42a,44a)を有していることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
  6. 前記回路素子は、前記第2基板面に沿った仮想平面上に、前記第2素子面が配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子装置。
  7. 前記第1放熱部材(51,53)は、前記第1電極が接している部位であり、前記貫通穴に配置された凸部(51a,53a)を有していることを特徴とする請求項6に記載の電子装置。
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