JP2016065820A - X線検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被検査物とX線検出部を最短に近づけることができ、鮮鋭なX線画像を取得することができるX線検査装置を提供する。
【解決手段】被検査物16を搬送するベルト搬送装置3と、被検査物16にX線7を照射するX線発生装置2と、被検査物16を挟みX線発生装置2の反対側に設けられX線7を検出するX線検出部4と、X線検出部4と被検査物16とを相対的に接近移動させる移動装置5と、搬送装置3により被検査物16が搬送される搬送基準面Cからの被検査物16の厚さYを取得する厚さ取得部8と、少なくとも記憶部19及び演算部20を有し、被検査物16の厚さY及び搬送基準面CとX線検出部4との距離に基づいてX線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxの演算を演算部20に実行させる制御部6と、を設けた。
【選択図】 図3

Description

本発明は、X線検査装置に関する。
一般に、X線検査装置は、搬送路上を所定間隔で順次搬送されてくる各品種の被検査物例えば、肉、魚、加工食品などの食料品や、医薬品、工業製品などにX線発生装置からX線を照射し、この照射したX線の透過量から被検査物中に金属、ガラス、石、骨などの異物が混入しているか否かや被検査物の欠品などを検査する(特許文献1、2等参照)。この種のX線検査装置としては、搬送する被検査物の例えば上部にX線検出部を配置し、下部からX線を照射するものがある。搬送装置であるベルトコンベアを構成する第1のベルトと第2のベルトとの間隙を通過するX線を、その上方に配置したX線検出部で検出する。
X線検査装置では、被検査物からX線検出部までの距離が大きくなると、X線検出部に到達するまでにX線が広がる。その結果、像が大きくなって、ボケが生じ、高精細な画像が得にくい。このような不具合を解消するために、被検査物とX線検出部までの距離を短くする目的で、目視確認によって被検査物とX線検出部の隙間を調整する場合がある。
特開2012−194100号公報 特開2013−88144号公報
しかしながら、X線検出部は放射線防護のために、検査部正面をカバーで覆っている。このため、目視確認しながら搬送時に被検査物とX線検出部の隙間を調整するのは容易ではない。また、搬入時、検査時、搬出時で被検査物の高さが変動する場合、正確な調整は不可能である。被検査物とX線検出部の隙間にバラツキを生じさせる要因としては、例えば被検査物の製造高さのバラツキ、搬送時の慣性によるバラツキ、包装品形状の変形によるバラツキがあり、肉などの柔らかい被検査物がその例となる。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、その目的は、被検査物とX線検出部を最短に近づけることができ、鮮鋭なX線画像を取得することができるX線検査装置を提供することにある。
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載のX線検査装置1は、被検査物16を搬送する搬送装置3と、
前記被検査物16にX線7を照射するX線発生装置2と、
前記被検査物16を挟み前記X線発生装置2の反対側に設けられ前記X線7を検出するX線検出部4と、
前記X線検出部4と前記被検査物16とを相対的に接近移動させる移動装置5と、
前記搬送装置3により前記被検査物16が搬送される搬送基準面Cからの前記被検査物16の厚さYを取得する厚さ取得部8と、
少なくとも記憶部19及び演算部20を有し、前記被検査物16の厚さY及び前記搬送基準面Cと前記X線検出部4との距離に基づいて前記X線検出部4と前記被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxの演算を前記演算部20に実行させる制御部6と、
を具備することを特徴とする。
このX線検査装置1では、搬送装置3によって被検査物16が搬送され、被検査物16は、X線発生装置2とX線検出部4の間に到達する。X線発生装置2とX線検出部4の間では、X線発生装置2から、搬送方向に直交する面で、X線7が略三角形状のスクリーン状(面状)となって照射される。
X線検出部4は、面状検査領域11において被検査物16を透過するX線量の差異からX線画像Pを得る。ここで得られる被検査物16のX線画像Pは、被検査物16の透過画像である。
そして、厚さ取得部8によって搬送基準面(例えば、搬送装置3の搬送面)Cからの被検査物16の厚さYが取得されることで、X線検出部4をどこまで被検査物16に接近させることができるかの距離、すなわち、最大移動距離Dmaxが求まる。
本発明の請求項2記載のX線検査装置1は、請求項1記載のX線検査装置1であって、
前記制御部6が、前記最大移動距離で前記移動装置5を駆動制御することを特徴とする。
このX線検査装置1では、求められた最大移動距離によって、制御部6が移動装置5へ駆動制御信号を送出する。移動装置5は、入力された駆動制御信号によって、モータ等の駆動部を駆動させ、X線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxで、搬送装置3またはX線検出部4、或いは搬送装置3及びX線検出部4の双方を移動させる。これにより、包装品、未包装品を問わず、被検査物16とX線検出部4の隙間が常に最短となるように自動で調整が可能となる。
本発明の請求項3記載のX線検査装置1は、請求項1または2記載のX線検査装置であって、
前記厚さ取得部8は、
前記X線発生装置2と前記X線検出部4の距離L1、前記X線発生装置2と前記搬送基準面Cの距離L2、及び前記X線検出部4によって得られた前記被検査物13の輪郭における該被検査物16の厚さYによって生じるボケ21の長さL4に基づいて前記被検査物16の厚さYを取得することを特徴とする。
このX線検査装置1では、X線画像Pから被検査物16の輪郭が得られる。ここで、被検査物16には厚さYが存在するので、X線7が出射中心軸9から角度を有して照射されていることで、X線画像PにはX線発生装置2に近い面である被検査物16の下面UとX線発生装置2から離れた面である被検査物16の上面Tとの各通過画像PT,PUによって輪郭部分にボケ21が生じる。このボケ21の長さL4と、X線画像Pの輪郭を通るX線7の照射角θとによって、被検査物16の厚さYが求まる。
X線画像Pの輪郭を通るX線7の照射角θは、X線画像Pによって得られている出射中心軸9から輪郭までの長さXと、X線発生装置2からX線検出部4までの距離L1とによって決まり、被検査物16の厚さYは、この照射角θと搬送基準面Cにおけるボケ21を生じさせている被検査物16の実際部分の長さL3から求まる。
X線検出部4をどこまで被検査物16に接近させることができるかの最大移動距離Dmaxは、X線発生装置2とX線検出部4の距離L1から、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2と、被検査物16の厚さYとを減じることで求めることが可能となる。
本発明の請求項4記載のX線検査装置1は、請求項3記載のX線検査装置1であって、
前記被検査物16の厚さを検出する非接触センサが、前記X線検出部4と前記X線発生装置2との間における搬入位置、搬出位置、検出位置の少なくともいずれか1か所に設置されることを特徴とする。
このX線検査装置1では、X線画像Pにおける被検査物16の厚さYによって生じる輪郭のボケ21の長さL4を利用して得た被検査物16の厚さYと、非接触センサとによって得た被検査物16の厚さとで、被検査物16の厚さ検出精度が高められる。
本発明の請求項5記載のX線検査装置1は、請求項1または2記載のX線検査装置1であって、
前記厚さ取得部8は、前記X線検出部4と前記X線発生装置2との間における搬入位置に設置された前記被検査物16の厚さYを検出する非接触センサであることを特徴とする。
このX線検査装置1では、非接触センサによって得た被検査物16の厚さにより、X線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxの厚さを求めることができる。
本発明に係る請求項1記載のX線検査装置によれば、被検査物とX線検出部を最短に近づけることができ、これにより鮮鋭なX線画像を取得することができる。また、被検査物とX線検出部との距離を近づけることが可能となることで、X線の照射長さを短くすることができ、X線発生器とX線検出部との間の被検査物が通る空間の出入口面積、すなわちX線の漏洩を抑える遮蔽構造体の被検査物搬入部分や搬出部分の開口面積を縮めることが可能となって、これによりX線の漏洩量を低減させることが可能となる。
本発明に係る請求項2記載のX線検査装置によれば、被検査物とX線検出部を自動で近づけることができる。
本発明に係る請求項3記載のX線検査装置によれば、X線検出部と被検査物が接触しない最大移動距離をX線画像中の輪郭のボケを利用することによって得ることができる。
本発明に係る請求項4記載のX線検査装置によれば、搬送時における被検査品の厚さをX線画像と別の方法によりさらに正確に確認することができる。
本発明に係る請求項5記載のX線検査装置によれば、X線検出部と被検査物が接触しない最大移動距離を非接触センサによって得ることができる。
本発明の実施形態に係るX線検査装置の構成を表した概念図である。 X線発生装置から出射されるX線によって得られる面状検査領域を被検査物の搬送方向下流側から見た正面図である。 被検査物の搬送方向下流側からX線検査装置を見た被検査物とX線検出部の間隔が縮められる前の正面図である。 最適設定値の算出手順を表すフローチャートである。 被検査物の搬送方向下流側からX線検査装置を見た被検査物とX線検出部の間隔が縮められた後の正面図である。
以下、本発明に係る実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係るX線検査装置の構成を表した概念図、図2はX線発生装置から出射されるX線によって得られる面状検査領域を被検査物の搬送方向下流側から見た正面図、図3は被検査物の搬送方向下流側からX線検査装置を見た被検査物とX線検出部の間隔が縮められる前の正面図である。
本実施形態に係るX線検査装置1は、X線発生装置2と、搬送装置であるベルト搬送装置3と、X線検出部4と、移動装置5と、厚さ取得部8と、制御部6と、を構成の要部に備える。
X線発生装置2は、X線7を発生するX線管(図示略)の周囲を、遮蔽板(図示略)にて覆うことにより、X線7の漏洩を防ぐように構成されている。遮蔽板は、鉛等の遮蔽材が内貼りされてなる。X線発生装置2は、X線検査装置1の本体をなす筐体22に固定され、上方に向けてX線7を照射させる。X線7は、X線管から上方に広がる略円錐状に照射し、その後、X線発生装置2の天板部に形成されたスリット状長穴を介して、図1に矢線で示すように、上方に向けて紙面垂直方向に広がる略三角形状のスクリーン状(面状)となって照射する。X線検出部4は、出射中心軸9(図3参照)に対し、X線管の出射部10を頂角とした三角形の面状検査領域11(図2参照)を得る。
ベルト搬送装置3は、筐体22に固定される。ベルト搬送装置3は、それぞれが駆動ローラ12、従動ローラ13を対で備える第1ベルトコンベア14と、第2ベルトコンベア15とを、水平方向に連ねてなる。被検査物16は、第1ベルトコンベア14及び第2ベルトコンベア15の上側のベルトに載置されて図1の右方向へ搬送される。これにより、ベルト搬送装置3は、X線発生装置2からのX線7が照射される被検査物16をX線発生装置2に対して移動させる。ベルト搬送装置3は、面状検査領域11に直交する方向に被検査物16を搬送し、被検査物16を搬送する搬送基準面C(図3参照)は、被検査物16が載置される上側のベルト面となる。
第1ベルトコンベア14の搬送方向下流側(図1の第1ベルトコンベア14の右端側)と、第2ベルトコンベア15の搬送方向上流側(図1の第2ベルトコンベア15の左端側)とは、僅かに離間され、X線照射間隙を形成している。X線発生装置2から出射されたX線7は、このX線照射間隙を通り上方へ照射される。これにより、第1ベルトコンベア14の上側のベルトから、第2ベルトコンベア15の上側のベルトへ受け渡されるように移載されるときの被検査物16に、下側からX線7が直接照射されるようになっている。
なお、搬送装置3は、本実施形態に例示する水平載置搬送型の構成以外の例えば垂直掛止搬送型等であってもよく、搬送方向は横方向、上下方向、斜め方向の任意の方向であってよい。また、これに伴い、X線7の照射方向も、横方向、上下方向、斜め方向の任意の方向であってよく、この場合の搬送基準面Cは、X線7が被検査物16に照射される側の平面であり、X線発生装置2と被検査物16とを最短で結ぶ直線が垂線となる平面である。
X線検出部4は、筐体22の上部に配置され、X線発生装置2から照射されたX線7を受けるように構成されている。すなわち、X線検出部4は、被検査物16を挟みX線発生装置2の反対側に設けられてX線7を検出する。X線検出部4は、金属箱であるケースに収容されたX線検出素子を具備するX線ラインセンサなどのセンサ17がX線7を受けてX線7を検出するようになっている。ケースは、略平坦に形成された下面にスリット(図示略)を有している。スリットは、下面の板金に横方向(図1の紙面垂直方向)に延びるように穿設された長穴に、X線7を透過させる樹脂材がシリコン材等で防水されて取り付けられている。このスリットは、X線発生装置2から照射された面状のX線7を通す。すなわち、スリットが形成された横方向とは、面状のX線7を通し得る方向である。そして、このX線7を、ケースに収容されたセンサ17で受ける。本構成では、このスリットを含めた下面部分がX線検出部4のX線検出面とされるが、X線7を受けるのはセンサ17であり、後述する演算で用いるX線発生装置2とX線検出部4との距離L1におけるX線検出部4の位置はX線画像が得られるセンサ17の位置とされる。X線検出部4では、X線検出素子で受けたX線7を光変換し、さらに電気信号に変換してX線処理部(図示略)に出力する。
X線検出部4は、被検査物16を挟みX線発生装置2の反対側で筐体22に固定される。X線検出部4は、X線発生装置2に対し、被検査物16の搬送方向に沿う方向では移動不能となって筐体22に固定される。
本構成において、X線検出部4と被検査物16とは、移動装置5であるアジャスト機構によって、相対的に接近移動させることが可能となっている。アジャスト機構は、ベルト搬送装置3またはX線検出部4、或いはベルト搬送装置3及びX線検出部4の双方を移動させる構成とすることができる。
本実施形態において、アジャスト機構は、X線検出部4を被検査物16に接近離反する方向に移動可能とする。アジャスト機構は、例えば筐体22から回転自在に突設した複数のスタッドボルト(図示略)に、ケースに固着した複数のナット(図示略)のそれぞれを螺合するもの等が挙げられる。これにより、X線検出部4は、スタッドボルトを回転することにより、被検査物16に対し接近離反方向に移動可能となる。このアジャスト機構によって、X線検出部4と被検査物16とを相対的に接近移動させることが可能となる。
アジャスト機構は、スタッドボルトを手で回転する手動式とすることができる。この場合、制御部6には表示装置18を設ける。表示装置18には、調整の手順や調整量、例えば被検査物16とX線検出部4との間隔距離を数値として、或いはアジャスト機構の具体的操作量を回転数等で表示するようにする。
この他、アジャスト機構は、パルスモータや流体シリンダー等を用いて自動で駆動されるものであってもよい。また、ネジの回転数をカウントするなどの機構部分を備えたネジジャッキ式等の構成としてもよい。
なお、X線検出部4は、被検査物16がパウチ等の押し潰し可能な柔軟性のある膨出部分を有するものである場合、被検査物16を若干押圧する位置に配置されていてもよい。これにより、パウチ等の被検査物16は、平坦な形状に矯正され、より正確なX線7の検出が実現する。この際のX線検出部位置は、上記のアジャスト機構によって実現することができる。
厚さ取得部8は、X線検出部4によって得られたX線画像Pから被検査物16の輪郭における被検査物16の厚さによって生じるボケ21の長さL4を利用して被検査物16の厚さYを取得する。
具体的には、図2,図3に示すX線発生装置2とX線検出部4の距離をL1、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離をL2、X線発生装置2に近い面である被検査物16の下面UとX線発生装置2から離れX線検出部4に対向する面である被検査物16の上面TとのX線画像Pにおける被検査物16の厚さによって生じる下面画像PUと上面画像PTとの差部分をボケ21、被検査物16の厚さ分を透過した画像である上面画像PTを出射中心軸9で分けた片側の長さであってX線画像Pのボケ21を除いた部分の長さをX、被検査物16の厚さをY、ボケ21を生じさせている被検査物16の部分の長さをL3、検出ボケ部分であるボケ21の長さをL4、出射中心軸9に対するX線7の照射角をθ、としたとき、
θ=tan-1(X/L1)…(式1)
L3=L4・L2/L1…(式2)
Y=L3/tanθ…(式3)
の各式によって、被検査物16の厚さYを取得することができる。
なお、厚さ取得部8は、非接触センサを用いて被検査物16の厚さを取得するようにしてもよい。非接触センサとしては、例えば、複数のレーザ光束を照射して反射光を受光することにより、被検査物16の厚さを非接触で測定することができる。非接触センサは、搬送方向上流部の搬送基準面からX線検出部4側、例えば、第1ベルトコンベア14の上方に、被検査物16と接触しないよう十分な間隔を隔てて配置されるようにする。
制御部6は、少なくとも記憶部19及び演算部20を有する。制御部6は、厚さ取得部8で得られた被検査物16の厚さY、及び搬送基準面CとX線検出部4との距離L5からX線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxの演算を演算部20に実行させる。
制御部6は、図3に示すX線発生装置2とX線検出部4の距離をL1からX線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2と被検査物16の厚さYとを差し引き、すなわち、搬送基準面CとX線検出部4との距離L5から被検査物16の厚さYを差し引いて、
Dmax=L1−L2−Y=L5−Y…(式4)
の式によって、最大移動距離Dmaxを演算によって得る。
(式1),(式2),(式3)及び(式4)は、制御部6の記憶部19に、処理プログラムの一部として記憶させることができる。この場合、記憶部19は、X線発生装置2とX線検出部4の距離L1、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2と、を既知の値として記憶する。演算部20は、X線画像Pのボケ21を除いた部分の長さX、被検査物16の厚さY、ボケ21を生じさせている被検査物16の部分の長さL3、検出ボケ部分の長さL4、出射中心軸9に対するX線7の照射角θを演算によって得る。そして、これらの値を用いて処理プログラムを実行させることで、厚さ取得部8は被検査物16の厚さYを取得し、制御部6は最大移動距離Dmaxを得る。
また、X線検査装置1は、X線画像Pから被検査物16の厚さYを取得することに加え、さらに、被検査物16の厚さを検出する非接触センサ(図示略)が、X線検出部4とX線発生装置2との間における搬入位置、搬出位置、検出位置の少なくともいずれか1か所に設置されていてもよい。
X線検出部4には、被検査物16と対向し接触する場合もあるX線検出面に、保護手段である摩耗保護部材(図示略)を設けることとしてもよい。この摩耗保護部材は、搬送される被検査物16に接触し得る位置に設けられるX線検出部4を、被検査物16の接触から保護し、この被検査物16によるX線検出部4の摩耗等を防ぐ。これにより、被検査物16の大きさが多少変わり、接触を起こしても、X線検出面の摩耗や損傷を防ぐことができる。
摩耗保護部材としては、シート状の形状が好ましく、例えば樹脂シートが用いられる。樹脂シートの素材としては、耐摩耗性が良好であり、X線7に強いものであることが望ましい。このような特性を有する樹脂シートとしては、例えば耐熱性、電気絶縁性もあるポリイミドが挙げられる。
また、樹脂シートは、一方の面に粘着剤が、積層や塗膜、貼着などの手段で設けられることで、交換可能、すなわち貼り替えが可能となるものであることがより望ましい。この種の樹脂シートとしては、例えば市販のポリイミドシールやポリイミドテープなどを使用することができる。
その他、摩耗保護部材は、上記した特性である耐摩耗性や耐熱性、電気絶縁性や耐X線性を有するもの、特に耐X線性、耐摩耗性を有する素材であれば、いずれの素材を用いてもよく、例えばカーボンを素材とするシート材やフィルム材などを用いることもできる。
次に、上記構成を有するX線検査装置1の作用を説明する。
図4は最適設定値の算出手順を表すフローチャート、図5は被検査物の搬送方向下流側からX線検査装置を見た被検査物とX線検出部の間隔が縮められた後の正面図である。
X線検査装置1では、X線検出部4側が、被検査物16に対し、接近離反する方向に移動する。被検査物16とX線検出部4との距離の調整手順は、被検査物16の厚さを、表示装置18などにより数値で得て、手動でX線検出部4側を近接調整する。この際、X線検出部4は、予め被検査物16から離間した位置でスタートさせて、測定後に近づけるという手順とする。
この調整手順としては、図4に示すように、まず、被検査物16を搬送させ(ST1)、厚さ取得部8にて被検査物16の厚さYを算出して得て(ST2)、その厚さYを記憶し(ST3)、これを複数個Nの被検査物16を繰り返し流す(ST4)。そして、この複数の厚さYの平均値を算出して得て(ST5)、X線検出部4の最大移動距離Dmaxの最適設定値を算出し(ST6)、表示装置18にその数値などを表示する(ST7)手順となる。
より具体的には、調整手順では、被検査物16をX線発生装置2とX線検出部4との間に数個乃至十数個流すことで、被検査物16の厚さの平均値Yaveや偏差値Ys等の統計値を算出する。このような統計値を用いて、例えば、Y=Yave+3×Ys等の演算を行い、被検査物16の厚さを算出し、また、被検査物16とX線検出部4の間隔距離(X線検出部4の最大移動距離Dmax)の最適設定値を算出し、これを表示装置18に表示する。これらを、さらに繰り返すこととしてもよい。なお、上述したように、センサ17は、X線検出部4に露出状態で設けられていないことから、X線発生装置2とX線検出部4との距離L1を、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2に被検査物16の厚さYを加算した値と同値にできず、すなわちL1−L2−Y=0にはできない。具体的には、センサ17を収容する筐体構造に固有のオフセット値dを考慮して、Dmax=L1−L2−Y−dとする。
X線検査装置1では、ベルト搬送装置3によって被検査物16が搬送され、被検査物16は、X線発生装置2とX線検出部4の間に到達する。X線発生装置2とX線検出部4の間では、X線発生装置2から、搬送方向に直交する面で、X線7が略三角形状のスクリーン状(面状)となって照射される。これにより、出射部10を頂角とした三角形の面状検査領域11が得られる。
X線検出部4は、面状検査領域11において被検査物16を透過するX線量の差異からX線画像Pを得る。ここで得られる被検査物16のX線画像Pは、被検査物16の透過画像であり、被検査物16の輪郭画像が得られる。X線発生装置2から搬送基準面Cまでの距離L2は、X線発生装置2からベルト搬送装置3の例えばベルトコンベア面までの距離として得られる。X線画像Pの輪郭を通るX線7の照射角θは、X線画像Pによって得られている出射中心軸9から輪郭までの長さXと、X線発生装置2からX線検出部4までの距離L1とによって決まる。
また、被検査物16には厚さが存在するので、X線7が出射中心軸から角度を有して照射されていることで、X線画像Pには被検査物16の下面Uと上面Tとの各透過画像PU,PTが重合しており、これら画像PU,PTによって輪郭にボケ21が生じる。すなわち図2に示すように、X線発生装置2に近い面である被検査物16の下面Uの画像PUと、X線発生装置2から遠い面でありX線検出部4と対向する面である被検査物16の上面Tの画像PTとは、X線7に照射角が有することで、センサ17におけるX線画像Pでは上面画像PTの輪郭の位置と下面画像PUの輪郭の位置とでズレが生じ、X線発生装置2により近い下面Uの画像PUが、被検査物16の厚さ分を透過した上面Tの画像PTに対して大きくなり、その差がボケ21となる。このボケ21の長さL4と、X線画像Pの輪郭、すなわちボケ21を含まない被検査物16の厚さ分を透過した上面Tの画像PTを得るX線7の照射角θとによって、被検査物16の厚さYが決まる。
X線発生装置2から搬送基準面Cまでの距離L2と、被検査物16の厚さYとが、求まることで、X線検出部4をどこまで被検査物16に接近させることができるかの距離、すなわち、最大移動距離Dmaxが求まる。この最大移動距離Dmaxを表示装置18に表示させる。操作者は、この最大移動距離Dmaxに基づき移動装置5を手動により調整することで、図5に示すように、被検査物16とX線検出部4とが接触しない最短位置となるようX線発生装置2とX線検出部4との距離L1を位置決めする。
なお、移動装置5がモータ等によって自動で制御される場合、X線検査装置1では、求められた最大移動距離Dmaxによって、制御部6が移動装置5へ駆動制御信号を送出する。移動装置5は、入力された駆動制御信号によって、モータ等の駆動部を駆動させ、X線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離Dmaxで、X線検出部4を移動させる。これにより、包装品、未包装品を問わず、被検査物16とX線検出部4の隙間が常に最短となるように自動で調整が可能となる。
また、X線検査装置1では、X線画像Pによって得られている輪郭を通るX線7の照射角θは、(式1)に、X線画像Pのボケ21を除いた部分(輪郭)の長さXと、X線発生装置2とX線検出部4との距離L1とを代入することで求められる。
検出ボケ部分の長さL4は、X線画像Pに生じているボケ範囲の長さとして得られる。
ボケ21を生じさせている被検査物16の実際部分の長さL3は、(式2)に、検出ボケ部分の長さL4と、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2と、X線発生装置2とX線検出部4の距離L1と代入することで求められる。
被検査物16の厚さYは、(式3)に、ボケ21を生じさせている被検査物16の実際部分の長さL3と、輪郭を通るX線7の照射角θを代入することで求められる。
X線検出部4をどこまで被検査物16に接近させることができるかの最大移動距離Dmaxは、X線発生装置2とX線検出部4の距離L1から、X線発生装置2と搬送基準面Cの距離L2と、被検査物16の厚さYとを減じる(式4)ことで求めることが可能となる。
その結果、X線検出部4と被検査物16が接触しない最大移動距離DmaxをX線画像中の輪郭のボケを利用することによって得ることができる。
さらに、X線検査装置1では、非接触センサを備えることで、X線画像Pによって得た被検査物16の厚さYと、非接触センサとによって得た被検査物16の厚さとで、被検査物16の厚さ検出精度が高められる。
その結果、搬送時における被検査物16の厚さをX線画像Pによって得る方法と別の方法によりさらに正確に確認することができ、すなわち、上記した最大移動距離Dmaxの値の精度を向上することが可能となり、鮮鋭な画像取得が可能となる。
従って、本実施形態に係るX線検査装置1によれば、被検査物16とX線検出部4を最短に近づけることができ、鮮鋭なX線画像Pを取得することができる。
また、被検査物16とX線検出部4との距離を近づけることが可能となることで、X線7の照射距離を短くすることができ、X線発生装置2とX線検出部4との間の被検査物16が通る空間の出入口面積、すなわちX線7の漏洩を抑える遮蔽構造体(図示略)の被検査物搬入部分や搬出部分の開口面積を小さくすることが可能となって、これによりX線7の漏洩量を低減させることが可能となる。
1…X線検査装置
2…X線発生装置
3…搬送装置(ベルト搬送装置)
4…X線検出部
5…移動装置
6…制御部
7…X線
8…厚さ取得部
16…被検査物
19…記憶部
20…演算部
21…ボケ
L1…距離
L2…距離
L4…長さ
C…搬送基準面
Dmax…最大移動距離
P…X線画像
Y…厚さ

Claims (5)

  1. 被検査物(16)を搬送する搬送装置(3)と、
    前記被検査物にX線(7)を照射するX線発生装置(2)と、
    前記被検査物を挟み前記X線発生装置の反対側に設けられ前記X線を検出するX線検出部(4)と、
    前記X線検出部と前記被検査物とを相対的に接近移動させる移動装置(5)と、
    前記搬送装置により前記被検査物が搬送される搬送基準面(C)からの前記被検査物の厚さ(Y)を取得する厚さ取得部(8)と、
    少なくとも記憶部(19)及び演算部(20)を有し、前記被検査物の厚さ及び前記搬送基準面と前記X線検出部との距離に基づいて前記X線検出部と前記被検査物が接触しない最大移動距離(Dmax)の演算を前記演算部に実行させる制御部(6)と、
    を具備することを特徴とするX線検査装置。
  2. 請求項1記載のX線検査装置であって、
    前記制御部が、前記最大移動距離で前記移動装置を駆動制御することを特徴とするX線検査装置。
  3. 請求項1または2記載のX線検査装置であって、
    前記厚さ取得部は、
    前記X線発生装置と前記X線検出部の距離(L1)、前記X線発生装置と前記搬送基準面の距離(L2)、及び前記X線検出部によって得られるX線画像(P)の該被検査物の厚さによって生じる輪郭のボケ(21)の長さ(L4)に基づいて前記被検査物の厚さを取得することを特徴とするX線検査装置。
  4. 請求項3記載のX線検査装置であって、
    前記被検査物の厚さを検出する非接触センサが、前記X線検出部と前記X線発生装置との間における搬入位置、搬出位置、検出位置の少なくともいずれか1か所に設置されることを特徴とするX線検査装置。
  5. 請求項1または2記載のX線検査装置であって、
    前記厚さ取得部は、前記X線検出部と前記X線発生装置との間における搬入位置に設置された前記被検査物の厚さを検出する非接触センサであることを特徴とするX線検査装置。
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