JP2016064329A - 薬液噴霧装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】室内に洗浄液などの薬液を噴霧して清掃に使用される薬液噴霧装置において、噴霧作業時間を短縮することを目的とする。
【解決手段】室内の汚れを除去するための薬液をあらかじめ浮遊拡散しやすい粒子径に微細化する微細化手段3と、微細化した薬液を帯電させる帯電手段29と、帯電した薬液微粒子を室内に送風するファン22と、薬液微粒子を含む気流を壁面方向に沿って流れを制御するルーバー26と、室内の空気を排気する排気手段23を備え、室内に微細化された薬液を噴霧したのち、排気手段23が室内の空気を直ちに排気する。これにより、薬液微粒子の付着を促進して噴霧時間を短縮するとともに、噴霧後直ちに排気することで、全体の作業時間を短縮することができる薬液噴霧装置1が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、浴室などの閉鎖室内に使用される洗浄液などの噴霧を行う薬液噴霧装置に関するものである。
従来、この種の薬液噴霧装置は、浴室全域に洗浄水や洗剤が行き渡りやすくなるよう、洗剤の噴霧と循環送風とを組み合わせたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その薬液噴霧装置について図6を参照しながら説明する。図6に示すように、薬液噴霧装置101は、洗剤を噴霧する洗剤ノズル102と、洗剤を洗い流す洗浄水を噴霧する散水ノズル103と、浴室内の空気を吸い込んで排出するための送風機104、温風乾燥するための昇温手段である温水コイル105からなる。浴室の洗浄のために、洗剤ノズル102および散水ノズル103から洗剤および洗浄水を噴霧する際に、送風機104を運転させ、噴霧された水や洗剤を浴室内に広く拡散することで洗い残しをなくすことを目的としたものである。
また、別の形態として、薬液を帯電微粒子として、噴霧拡散して、空中に浮遊する細菌や臭気成分と反応させて殺菌や脱臭を行うものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
これは、薬液を噴霧するノズルを帯電させるための放電電極と一体化させて、噴霧した微粒子を集中的に帯電させ、さらにノズルを取り巻く筒状の風路を通過する気流にのって帯電させた薬液の微粒子を室内に供給するというものである。
特許第4067255号公報 特開2000―051330号公報
このような従来の薬液噴霧装置においては、浴室空間に広く洗剤を噴霧することができるが、反面、本来必要とされない空間中にも多量の洗剤が浮遊することになる。このとき、洗剤の微粒子が、本来の噴霧対象である壁面や天井、床などに洗剤が到達するまでには、自然拡散によるところが大きく、長時間空中を浮遊することとなるため、短時間のうちに行うことが困難であるという課題を有している。さらに、空間中に多量の洗剤や揮発した蒸気が浮遊しているため、洗浄中や洗浄後にただちに浴室内に立ち入ることができず、洗浄後に、浴室が使用できるようになるまでには、さらに時間がかかってしまうという課題を有している。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、洗剤などの薬液を噴霧した際に壁面まで短時間で到達させ、さらに噴霧後に浮遊している洗剤を速やかに低減させることのできる薬液噴霧装置を提供することを目的としている。
そして、この目的を達成するために、本発明は、室内に付着した汚れを除去するための薬液をあらかじめ浮遊拡散しやすい粒子径に微細化する微細化手段と、微細化された薬液を室内に送風する送風手段と、微細化された薬液を含む気流を壁面方向に沿って流れを制御する気流制御手段と、室内の空気を排気する排気手段と、前記微細化手段に薬液を供給する薬液供給手段と、それぞれの動作を制御する制御部とを備え、室内に微細化された薬液を供給する工程と、前記工程に続いて排気手段が室内の空気を排気する工程を行うことを特徴としたものであり、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、室内の汚れを除去するための薬液をあらかじめ浮遊拡散しやすい粒子径に微細化する微細化手段と、微細化された薬液を室内に送風する送風手段と、微細化された薬液を含む気流を壁面方向に沿って流れを制御する気流制御手段と、室内の空気を排気する排気手段と、前記微細化手段に薬液を供給する薬液供給手段と、それぞれの動作を制御する制御部とを備え、室内に微細化された薬液を供給する工程と、前記工程に続いて排気手段が室内の空気を排気する工程を行うことによって、室内の清掃時間が短くなるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1の薬液噴霧装置の構成を示す断面図 実施の形態1の微細化手段の構成および微細化工程を示す断面図 実施の形態1の薬液噴霧装置の室内における配置を示す図 (a)同薬液噴霧装置の噴霧工程を示す図、(b)同薬液噴霧装置の排気工程を示す図 実施の形態1の帯電手段の構成を示す断面図 従来の洗浄装置の構成を示す断面図
本発明の請求項1記載の薬液噴霧装置は、室内の付着した汚れを除去するための薬液をあらかじめ浮遊拡散しやすい粒子径に微細化する微細化手段と、微細化された薬液を室内に送風する送風手段と、微細化された薬液を含む気流を壁面方向に沿って流れを制御する気流制御手段と、室内の空気を排気する排気手段と、前記微細化手段に薬液を供給する薬液供給手段と、それぞれの動作を制御する制御部とを備え、室内に微細化された薬液を供給する工程と、前記工程に続いて排気手段が室内の空気を排気する工程を行うことを特徴とするものである。
これにより、発生させた薬液の微粒子を、壁面に速やかに供給して壁面への付着を促進するという作用を有し、噴霧して浮遊している薬液の微粒子が壁面に吸着するまでの時間を短くするという効果を奏する。また、噴霧後に直ちに排気手段が排気することによって、微粒子から揮発した蒸気成分を速やかに室外に排出することができるという作用を有し、これにより、噴霧後に浴室内に立ち入ることができるようになるまでの時間を短くすることができるという効果を奏する。
また、請求項2記載の薬液噴霧装置は、微細化手段の後段に配して微細化された薬液に電荷をもたせる帯電手段を備え、帯電した微細な薬液を室内に噴霧するという構成にしてもよい。
これにより、微細化し帯電した薬液の微粒子が、接地された浴室壁面などへ静電的に吸着するため、付着を促進するという作用を有し、これにより薬液噴霧にかかる作業時間を短くすることができるという効果を奏する。
また、請求項3記載の薬液噴霧装置は、微細化手段は、薬液を遠心力で飛散させる回転部と、回転部の遠心方向に設置された破砕部とからなり、遠心力によって薬液を飛散させ 衝突破砕によって微細化するという構成にしてもよい。
これにより、微細化手段内部の空間を広く取ることができるため、長期間断続使用した場合や、あるいは機器内部を乾燥させることによる成分の固化などによる閉塞が発生しにくくなるという作用を有し、長期間安定して動作させることができるという効果を奏する。
また、請求項4記載の薬液噴霧装置は、微細化手段に水道水を供給する給水手段を備え、給水することによって薬液の希釈を行うという構成にしてもよい。これにより、薬液の種類によっては、噴霧するために適した液性と乖離していた場合であった場合にも、水道水で希釈することによって薬液の濃度を調整し、噴霧するために最適な状態に調整することができるという作用を有し、安定した噴霧性能を維持することができるという効果を奏する。
また、請求項5記載の薬液噴霧装置は、内部の薬液を排水するための排水手段を備え、薬液の噴霧を行った後、給水手段によって給水し、前記排水手段によって排水するという構成にしてもよい。
これにより、機器内部に薬液が残存することによる樹脂や金属などの劣化、薬液そのものの劣化による室内環境への悪影響を抑制して、長期間、快適に使用することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に示すように、薬液噴霧装置1は、換気する対象の室内に接するか連通するように配された本体2で覆われ、例えば室内の天井に本体2の下面が接するように配置すると、 室内に薬液噴霧装置1が突出せず、室内を広く活用できるうえ、噴霧効率が優れるため好ましい。
本体2の内部には、本体2外から供給された洗浄液などの薬液を貯留し、微細化するための微細化手段3を設ける。微細化手段3は、本体2の室内側に設けた吸い込み口4と、吸い込んだ空気を再び室内側に戻す吹き出し口5とを連通する風路6に備えられ、噴霧した薬液を吹き出し口5から室内に供給する。
微細化手段3は、薬液を1から100マイクロメートル程度の粒子径に細かく微細化できるものであればよく、例えば、超音波式、ノズル噴霧式、衝突破砕式、回転破砕式などが適用できるが、耐久性と微粒子の生成効率の観点から、回転破砕式が好ましい。
図2に示すように、回転破砕式の場合、微細化手段3は、薬液を貯留する薬液貯留部7と、薬液を遠心破砕する破砕部8、破砕部8を高速回転させる回転部であるモーター9、薬液を薬液貯留部7から破砕部8に送液する送液部10から構成される。
送液部10によって吸い上げられた薬液は、高速回転する破砕部8に供給されたのち、破砕部8の表面を遠心力によって外周方向に移動する。さらに、破砕部8の端面や、表面に設けた凹凸に到達すると、剥離して遠心方向に飛散し、破砕部8の一部や、風路6などに衝突し、細かく破砕されて微粒子となる。このとき、破砕部8の遠心方向に壁8aを設けておくと、飛散した薬液の液滴を確実に衝突破砕させることができるため、好ましい。破砕部8の形状は、回転軸の中心から同心円状に伸びた円形状とすると、遠心力が均等にかかることで、回転が安定し、高速回転させることができる。表面は、平面状以外にも、水滴の剥離を促進する凹凸や、水滴を衝突させる凸部を設けてもよく、特に限定されない。また、円形の大きさは、剥離と破砕に必要な離脱速度が十分に得られる程度の大きさが必要であり、モーター9の回転数などから選定するとよい。また、衝突して生じた細かい微粒子は、風路6を通じて室内に供給されるが、再び凝集するなどによって大きくなった液滴は、再び薬液貯留部7に戻るように、衝突面から薬液貯留部7までに勾配を設けると、飛散しない薬液を集めることができ、無駄なく使用できるため好ましい。
送液部10は、薬液貯留部7から破砕部8に薬液を輸送するものとし、例えば配管を通じてポンプで送液するものや、毛細管現象を利用した給水式の材料を配した構成としてもよいが、破砕部8を回転によって動作させるものである場合、送液部10を、破砕部8と連動して同時に回転させて、遠心力により破砕部8まで薬液を吸い上げて輸送させるものとすると、構造が単純で、且つ破砕部8との連動もよくて都合がよい。具体的には、円錐形を逆さにした構造の一端を薬液に浸漬し、その状態で中心を軸に高速回転させると、遠心力によって円錐の斜面の部分を上方向に移動する力が生じるため、これを利用することができる。円錐の直径や長さ、回転速度を調整することで、適量の薬液を吸い上げることができる。なお、この場合、位置関係は、下から薬液貯留部7、送液部10、破砕部8とし、同軸上に配置するとよい。
薬液貯留部7に薬液を導入するために、薬液配管11で連通された薬液供給手段12を本体2外に設ける。
図3に示すように、薬液供給手段12は、薬液を吸引するための吸引ノズル13と、薬液を吸い上げて本体まで送液する薬液ポンプ14、薬液配管11を開閉するための薬液バルブ15、着脱可能な薬液タンク16から構成される。
薬液供給手段12は、使用者が薬液を薬液タンク16に供給しやすいよう、室内の下方に設置するとよく、例えば、浴室の場合には、洗い場側のせっけん台やカラン周辺の水回りに設置すると、薬液の取り扱いが容易になるため好ましい。薬液供給手段12と本体2を連通する薬液配管11は、薬液に耐久性を持つものがよく、例えば、樹脂や銅管などがよく、好ましくはフッ素樹脂である。薬液配管11は、室内を通すか、あるいは壁の外側を通して設置すると、室内を広く使用できるため好ましい。
微細化手段3内に薬液を供給し、洗浄を行うとき、薬液によっては粘性が高いなど、微細化しにくい液性のものが存在する。そのため、これらを取り扱うことができるよう、水道水で希釈することが有効である。そこで、図2に示すように、そのための給水手段17を本体2内部に設ける。
給水手段17は、薬液貯留部7に給水できるよう、薬液貯留部7付近に設置される給水ノズル18aと、給水ノズル18aに接続する給水配管18bと、給水配管18bの途中に設けられた給水バルブ19からなり、上水道と連通した構造をとる。
給水バルブ19の開閉制御によって、必要時に所定量の水道水を給水し、薬液の希釈を行うことができる。また、給水した水によって、機器内部をすすぎ洗いし、洗った水を排水することで機器内部の薬液の残留をなくせるよう、排水手段20を設ける。図2に示すように、排水手段20は、薬液や洗浄水が貯留する薬液貯留部7の最下部と同水位となるように設けられた排水口21aと、排水口21aに接続して機器外部へと貯留水を排水できるようにするための排水管21bと、排水を行いたいときに開閉制御して、排水を行うように排水管21b途中に設けられた排水バルブ21cとからなる。なお、排水手段20は、薬液供給手段12と共用させて、配管部材を減らす構成としても何ら問題ない。
図1に示すように、本体2内部には、室内の空気を吸い込み、微細化された薬液とともに送り出すであるファン22を備える。ファン22はモーターの回転で動作し、構造としてはシロッコ型、ターボ型、クロスフロー型などが知られており、特に限定されるものではない。なお、送風するためのファン22を、破砕部8の回転に使用するモーター9と共有させると、構造がより単純化されるため好ましい。このとき、モーター9の同軸上に、破砕部8とファン22の両方を設けるとよい。このファン22が回転すると、吸い込み口4から室内の空気が本体2内に吸い込まれ、風路6を通って微細化手段3を通過し、微細化された薬液を気流とともに吹き出し口5から排出できる構造とする。
室内の空気や蒸気を排出するための排気手段23は、風路6に分岐して設けられた排気口24と、連通するダクトなどを通じて屋外に送風して排気を行う排気ファン23aからなる。なお、排気ファン23aは、室内の空気を循環するファン22と共用させてもよく、その場合には、風路6内に、吹き出し口5と排気口24とに分岐した位置にダンパー25を備え、このダンパー25の位置や角度を調整し、それぞれの風路の開口面積を変更することで、風量の調整を行い、排気か循環送風かを変更する。この場合、排気ファン23aを別途設けずにファン22一つですむため、本体2が大きくならず、施工しやすくなるため都合がよい。
ダンパー25は、構造としては例えば板状などであり、それぞれの風路に個別に設けても良いが、例えば、一つのダンパー25で二つの風路を調整できるようにすると、構造が単純化し、制御も容易になるため好ましい。尚、ダンパー25の調整には、角度を設定できるステッピングモーターなどの位置決め手段を用いるか、電磁石のように電気的に開閉制御を行うなど方法を用いることができるが、電気的制御で行えるものであればこの限りではない。
吹き出し口5には、室内に吹き出す空気の方向を制御するための気流制御手段であるルーバー26を設ける。ルーバー26は、例えば板状の構造などであり、吹き出し風を向けたい方向に平行になるように設置し、風を面に沿わせて流すことで風向制御を行う。特に、天井から壁面に沿って気流を制御するためには、天井面と平行になるようにルーバー26の角度と位置を調整することで、流れを制御することができる。このルーバー26は、可動式として、状況に応じて風向を変更することができるようにすることが好ましく、例えば、回転式などで面の方向を調整すると、少ないアクチュエータで制御することができるため好ましい。
図4には、浴室内に薬液を噴霧する工程(4a)と、浴室内を排気する工程(4b)とを示してある。薬液を噴霧する際には、天井から壁面に沿って微粒子を流せるよう、ルーバー26を天井に対してほぼ平行となるようにして送風を行う。このとき、本体2内部のダンパー25の角度を調節し、排気側の風路を閉止することによって、吸い込み口4から吸い込んだ微粒子を含んだ空気を、吹き出し口5から再び室内に排出し、室内に微粒子を循環させることができる。一方、浴室内を排気する工程においては、ダンパー25の角度をふたたび調整し、排気側を開口させつつ、ルーバー26を閉止することで、吸い込み口4から吸い込んだ室内の蒸気を含む空気が、室内に再び循環することを防ぎ、排気口24から室外にすみやかに排気することができる。
この薬液噴霧装置1のファン22の運転や停止、ダンパー25の動作、ルーバー26の動作などは、電子部品からなる制御基板である制御部27で行う。なお、使用者が容易に操作しやすいよう、リモコンなどの操作部28にスイッチを設けて、浴室内や隣接する別室などに設置できるようにしてもよく、好ましくは、薬液を噴霧する部屋の扉を閉じた状態で実施できるよう、隣接する部屋の壁に設置するとよい。図3に示すように、例えば、浴室であれば、リモコンなどの操作部28を脱衣室に設置し、起動するためのスイッチを押下している間だけ噴霧されるようにすると、使用者は浴室内で洗浄液に直接曝されることを防止することができるため好ましい。
制御部27は、ファン22の運転や停止だけでなく、回転数の切り替えや、ダンパー25の角度やルーバー26の角度を調整できるようにしてもよく、マイコン制御を用いると、詳細な条件の設定や、それぞれの稼動部の動作制御をあらかじめプログラムしておき、ボタン操作で容易に行えるようになるため、好ましい。
図1に示すように、微細化手段3の後段の風路6内に、噴霧する微細化した洗浄液の液滴を空中で帯電させるための帯電手段29を設ける。
帯電手段29は、図5に示すように、高電圧を印加して放電するための1対以上の放電電極30と接地電極31と、これらの放電電極30および接地電極31に接続した高圧電源回路32から構成される。放電電極30は、放電するために抵抗が十分小さく、かつ放電による高温にも耐えうる材料であればよく、例えば、鉄、タングステン、チタン、白金、イリジウムなどの金属やそれらを含有する合金、あるいは導電性のセラミックなどであり、好ましくはタングステンである。放電電極30の形状は、電界集中させて放電しやすいよう、表面積が小さいものがよく、例えば、線状、針状などがよく、これらを複数並べてアレイ状に形成し、導通させた形状にすると、広範囲に効果を及ぼすことができるため都合がよい。一方、接地電極31は、放電電極30から一定の距離をとり、かつ面積を大きくしたものであり、例えば鉄、アルミ、銅、チタンなどの金属板がよく、一端をアースに接続する。この電極間距離は、広すぎると、印加電圧が大きくなり、狭すぎると付着した水滴などで短絡しやすくなるため、電源に応じて最適な距離を設定する。好ましくは、5mm以上20mm以下である。印加電圧は、放電電流として、数マイクロアンペアが得られる程度がよく、例えば3kVから20kVであり、好ましくは10kVである。実際には、微粒子の液滴の数や密度等に応じて、放電電流を設定し、微粒子が十分に帯電するようにするとよい。なお、放電によって帯電させる極性はプラス、マイナスいずれでもよいが、微粒子をマイナス帯電させるほうが効率がよく、放電電極30をマイナス極として放電する方がより好ましい。
帯電した微粒子は、吹き出し口5から放出したのち、天井から壁面にそって気流とともに拡散される。微粒子は質量があるため、慣性力によってランダムに壁面などの表面に接近し、慣性力や静電気力によって引き寄せられ、吸着する。
浴室などの壁面は、もともと結露などの影響によって、アースに繋がった状態となっているため、帯電微粒子は結露しやすい部分に優先的に吸着していき、徐々に範囲が広がって、最終的には全面に付着するが、吸着を早めるために、あらかじめ壁面の材料を直接アースに接続して、吸着を促進してもよい。なお、上記帯電手段29は、微細化手段3の後段に設けることで、確実に帯電させることができるうえ、吹き出し口5に近い位置に設置することで、メンテナンス性が向上するため好ましい。
噴霧される微粒子の大きさは、吹き出し口5から放出したのち、気流にのって壁面まで効率的に到達できる程度が望ましい。微粒子は100マイクロメートルを超えると気流に左右されず落下しやすくなり、また1マイクロメートル以下の微粒子になると直ちに気化して蒸気となり、室内を漂い続けるため好ましくない。そのため、直ちに落下せず、かつ完全に気化しない程度の大きさとすることがよく、例えば1から100マイクロメートルとし、好ましくは1から20マイクロメートルである。微粒子を効率的に噴霧するためには、吹き出し口5で直接ノズルから噴霧すると、様々な粒径のものが混在してしまうため好ましくなく、あらかじめ機器内で微細化したのちに噴霧することが重要である。
噴霧後、噴霧した際に発生した洗浄液成分の蒸気や、浮遊して残留する微粒子を除去して室内に立ち入ることができるようにするために、噴霧後に排気手段を直ちに起動して、これらの浮遊成分を屋外へ排気する制御を行う。
噴霧した液を、そのまま乾燥させたい場合には、排気するだけでなく、壁面の付着液滴を乾燥させるよう、連続して換気乾燥させ続けても良いが、洗剤などを使用した場合には、噴霧後に水道水などですすぎ洗いが必要である。室内にすすぎ洗い水を放出するノズルなどを設けても良いが、すすぎ洗いの時間は放出する水の流量が多いほど短縮することができるため、使用者が室内に設置されているシャワー水などを使用すると、少なくとも10リットル毎分以上と水量が多く、すすぎにかかる時間を短くできるため都合が良い。そのため、洗浄液を噴霧後に、できるだけ短い間に室内に立ち入ってすすぎ洗い作業を実施する必要があり、噴霧後に直ちに浮遊成分を排気することが望ましい。排気する風量は、室内の大きさに対して、十分な換気回数が得られる程度とし、例えば10回毎時以上とするとよい。
なお、排気が十分実施されたことを使用者が判断しやすいよう、所定の運転時間が経過したのちに、音やリモコン表示、ランプの色などで使用者に知らせるようにすると、あやまって立ち入ることを防げるため、より好ましい。
なお、室内に噴霧する薬液は、洗浄、防汚など環境改善に使用されるものであれば特に制限されず、例えば、脂質やタンパク質などを溶解、ミセル化するためのアルカリや界面活性剤やキレート剤、酵素液などの液剤、または、汚れの付着力を低下させるためのフッ素系やシリコン系の撥水あるいは親水性のコーティング成分を含有する液剤、または、汚れや微生物などを酸化分解、殺菌するための次亜塩素酸製剤や過酸化水素、オゾン水など酸化剤を含む液剤、または、抗菌防カビ防臭性能を付与するための銀イオンや銅イオンなどの無機系抗菌成分や、フィトンチッドやチアベンダゾールなど有機系抗菌成分を含有する液剤、または、臭気を改善するための天然や合成香料を含む液剤などが挙げられるが、同様の効果が得られるものであればこの限りではない。なお、これらの液剤を生成する生成装置を薬液供給装置と連結し、薬液の供給を直接行うことにも何ら制限されるものではない。
これらの構成とすることで、面倒な室内への薬液の噴霧作業を自動でかつ短時間のうちに実施することができ、薬液の無駄を抑えつつ、日常の清掃作業の大幅な軽減に繋がる薬液噴霧装置1を提供することができる。
なお、実施の形態において、薬液噴霧装置1を設けたが、換気機能をもつ乾燥機や暖房機、サウナ装置などとしても良い。
本発明にかかる薬液噴霧装置は、浴室などの室内を洗浄する技術、環境改善技術として有用である。
1 薬液噴霧装置
2 本体
3 微細化手段
4 吸い込み口
5 吹き出し口
6 風路
7 薬液貯留部
8 破砕部
8a 壁
9 モーター
10 送液部
11 薬液配管
12 薬液供給手段
13 吸引ノズル
14 薬液ポンプ
15 薬液バルブ
16 薬液タンク
17 給水手段
18a 給水ノズル
18b 給水配管
19 給水バルブ
20 排水手段
21a 排水口
21b 排水管
21c 排水バルブ
22 ファン
23 排気手段
23a 排気ファン
24 排気口
25 ダンパー
26 ルーバー
27 制御部
28 操作部
29 帯電手段
30 放電電極
31 接地電極
32 高圧電源回路

Claims (5)

  1. 室内の汚れを除去するための薬液をあらかじめ浮遊拡散しやすい粒子径に微細化する微細化手段と、
    微細化された薬液を室内に送風する送風手段と、
    微細化された薬液を含む気流を壁面方向に沿って流れを制御する気流制御手段と、
    室内の空気を排気する排気手段と、
    前記微細化手段に薬液を供給する薬液供給手段と、
    それぞれの動作を制御する制御部とを備え、
    室内に微細化された薬液を供給する工程と、
    前記工程に続いて排気手段が室内の空気を排気する工程を行うことを特徴とする薬液噴霧装置。
  2. 微細化手段の後段に配して微細化された薬液に電荷をもたせる帯電手段を備え、
    帯電した微細な薬液を室内に噴霧することを特徴とする請求項1に記載の薬液噴霧装置。
  3. 微細化手段は、
    薬液を遠心力で飛散させる回転部と、
    回転部の遠心方向に設置された破砕部とからなり、
    遠心力によって薬液を飛散させ衝突破砕によって微細化することを特徴とする請求項1または2に記載の薬液噴霧装置。
  4. 微細化手段に水道水を供給する給水手段を備え、
    給水することによって薬液の希釈を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の薬液噴霧装置。
  5. 内部の薬液を排水するための排水手段を備え、
    薬液の噴霧を行った後、給水手段によって給水し、前記排水手段によって排水することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の薬液噴霧装置。
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