JP2016064242A5 - - Google Patents

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本発明の遊技機は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
即ち、本発明の遊技機は、
遊技者による操作に基づいて遊技領域に向けて遊技球を発射する遊技機であって、
前記遊技領域のうち第1領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動口と、
前記遊技領域のうち第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球の入球可能性が低い第1の態様と、前記第1の態様よりも遊技球の入球可能性が高い第2の態様とに変化可能な第2始動口と、
当該遊技機の遊技状態を、第1遊技状態または該第1遊技状態に比べ前記第2始動口が前記第2の態様となる時間が延長される第2遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
前記第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球が入球不能な入球不能状態と遊技球が入球可能な入球可能状態とに変化可能に構成され、内部に特定領域を有する可変入球口と、
前記第1始動口への入球に基づいて、第1識別情報を変動表示させた後に所定の表示態様で停止表示させる第1識別情報表示手段と、
前記第2始動口への入球に基づいて、第2識別情報を変動表示させた後に所定の表示態様で停止表示させる第2識別情報表示手段と、
前記第1識別情報または前記第2識別情報が特定表示態様で停止表示されたことに基づいて、前記可変入球口を前記入球可能状態とする可変入球口制御手段と、
前記可変入球口に入球した遊技球が前記特定領域を通過したことに基づいて、遊技者にとって有利な特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、
遊技球の発射に関する指示を行う指示手段と、
を備え、
前記指示手段は、
前記第1遊技状態にて前記第2領域への遊技球流下に基づく特定条件が成立すると、前記第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示を実行可能であって、
前記第2遊技状態であるときには、前記第2領域に向けて遊技球を発射させるための特定の指示を実行し、前記第2遊技状態が終了すると、所定時間に亘って前記所定の指示を行い、
前記第1遊技状態にて前記第1識別情報が前記特定表示態様で停止表示される場合には、当該特定表示態様の停止表示に基づき前記可変入球口が前記入球可能状態となる前に前記特定条件が成立しても、前記所定の指示を行わない
ことを要旨とする。
明細書において参考的に開示する参考発明の遊技機は、
遊技者による操作に基づいて遊技領域に向けて遊技球を発射する遊技機であって、
前記遊技領域のうち第1領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動口と、
前記遊技領域のうち第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球の入球可能性が低い第1の態様と、前記第1の態様よりも遊技球の入球可能性が高い第2の態様とに変化可能な第2始動口と、
前記第2始動口が前記第2の態様となる頻度を通常よりも高くする第2始動口態様制御手段と、
前記第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球が入球不能な入球不能状態
と遊技球が入球可能な入球可能状態とに変化可能に構成され、内部に特定領域を有する可変入球口と、
前記第1始動口または前記第2始動口への入球に基づいて、識別情報を変動表示させる識別情報表示手段と、
前記識別情報の変動表示の結果が特定の結果になると、前記可変入球口を前記入球可能状態とする可変入球口制御手段と、
前記可変入球口に入球した遊技球が前記特定領域を通過すると、遊技者にとって有利な特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、
遊技球の発射に関する指示を行う指示手段と、
を備え、
前記指示手段は、
前記第2始動口が前記第2の態様となる頻度が通常とされる通常状態にて前記識別情報が変動表示しているときに、前記第2領域への遊技球流下に基づく特定条件が成立すると、前記第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示を実行可能であって、
前記通常状態にて前記識別情報の変動表示の結果が前記特定の結果になる場合には、当該識別情報が変動表示しているときに前記特定条件が成立しても、前記所定の指示を行わない
ことを要旨とする。
この参考発明の遊技機では、第2始動口が第2の態様となる頻度の低い通常状態にて識別情報が変動表示しているときに、第2領域への遊技球流下に基づく特定条件が成立すると、「第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示」を行う構成としつつ、第2領域に配置される可変入球口を入球可能状態に変化させる契機となる識別情報の変動表示中(いわゆる小当り遊技に繋がる変動中など)には、特定条件が成立しても、前述した所定の指示を行わないこととしている。これにより、「第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示によって第2領域に向けての遊技球発射を躊躇させてしまう」といったことを抑止でき、可変入球口に遊技球が入球せずに特定遊技の実行機会を逃すといった不利益を遊技者に与えることを防ぐことが可能となる。
ここで、「第2領域への遊技球流下に基づく特定条件」とは、たとえば「所定の検知手段によって、第2領域を流下する遊技球が1個あるいは複数個検知されること」や「第2領域への遊技球流下に対応する発射操作が検知されること(発射ハンドルの操作量の検知等)」等が挙げられる。また、「第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示」とは、例えば、「第1領域に向けて遊技球を流下させる発射操作の指示(たとえば「左打ちして下さい」の表示、音声出力)」や「第2領域に向けて遊技球を流下させることを止めさせる指示(たとえば「右打ちを止めて下さい」の表示、音声出力)」等が挙げられる。
また、「第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示」は、「通常状態にて識別情報が変動表示しているとき」だけでなく、遊技設計に応じて、「通常状態にて識別情報が変動表示していないとき」や「通常状態とされる特定遊技の実行中」にも、実行されるように構成してもよい。
こうした参考発明の遊技機において、
前記識別情報の変動表示中に、当該識別情報の変動表示の結果が前記特定の結果になるか否かを示す特別演出を行う演出実行手段を備え、
前記指示手段は、
前記通常状態にて前記識別情報の変動表示の結果が前記特定の結果になる場合には、
前記特別演出が行われるまでは、前記特定条件が成立すると前記所定の指示を行い、
前記特別演出が行われた後は、前記特定条件が成立しても前記所定の指示を行わない
ものとすることもできる。

Claims (1)

  1. 遊技者による操作に基づいて遊技領域に向けて遊技球を発射する遊技機であって、
    前記遊技領域のうち第1領域を流下する遊技球が入球可能な第1始動口と、
    前記遊技領域のうち第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球の入球可能性が低い第1の態様と、前記第1の態様よりも遊技球の入球可能性が高い第2の態様とに変化可能な第2始動口と、
    当該遊技機の遊技状態を、第1遊技状態または該第1遊技状態に比べ前記第2始動口が前記第2の態様となる時間が延長され第2遊技状態に制御可能な遊技状態制御手段と、
    前記第2領域を流下する遊技球が入球可能であって、遊技球が入球不能な入球不能状態と遊技球が入球可能な入球可能状態とに変化可能に構成され、内部に特定領域を有する可変入球口と、
    前記第1始動口への入球に基づいて、第1識別情報を変動表示させた後に所定の表示態様で停止表示させ第1識別情報表示手段と、
    前記第2始動口への入球に基づいて、第2識別情報を変動表示させた後に所定の表示態様で停止表示させる第2識別情報表示手段と、
    前記第1識別情報または前記第2識別情報が特定表示態様で停止表示されたことに基づいて、前記可変入球口を前記入球可能状態とする可変入球口制御手段と、
    前記可変入球口に入球した遊技球が前記特定領域を通過したことに基づいて、遊技者にとって有利な特定遊技を実行する特定遊技実行手段と、
    遊技球の発射に関する指示を行う指示手段と、
    を備え、
    前記指示手段は、
    前記第1遊技状態にて前記第2領域への遊技球流下に基づく特定条件が成立すると、前記第1領域に向けて遊技球を発射させるための所定の指示を実行可能であって、
    前記第2遊技状態であるときには、前記第2領域に向けて遊技球を発射させるための特定の指示を実行し、前記第2遊技状態が終了すると、所定時間に亘って前記所定の指示を行い、
    前記第1遊技状態にて前記第1識別情報が前記特定表示態様で停止表示される場合には、当該特定表示態様の停止表示に基づき前記可変入球口が前記入球可能状態となる前に前記特定条件が成立しても、前記所定の指示を行わない
    ことを特徴とする遊技機。
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