JP2016064126A - 布団乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】乾燥時間を短縮でき、利便性を向上させるとともに、電力使用量も低減できる布団乾燥機を提供する。
【解決手段】本発明の布団乾燥機は、布団8、9近くに置かれる乾燥ユニット3と、乾燥ユニット3に接続されるホース2と、ホース2に温風Oを供給する本体部1とを備え、ホース2から供給される温風Oを乾燥ユニット3から吹き出し、布団8、9を乾燥する布団乾燥機Fであって、乾燥ユニット3は、箱形状に形成されるとともに、温風Oを外部に吹き出す吹出し口3a、3b、3c、3dを複数有している。
【選択図】図1

Description

本発明は各種の布団を乾燥させる布団乾燥機に関する。
図38は、従来の布団乾燥機の乾燥マット近傍を上方より見た断面図であり、図39は従来の布団乾燥機の乾燥マットで布団を乾燥させている状態を側方より見た断面図である。
従来、特許文献1に記載されるように、各種の布団を乾燥させるための布団乾燥機がある。布団乾燥機は、乾燥マット110に温風Oを流して布団の乾燥が行われる。
例えば、布団乾燥機は、乾燥マット110の下方に敷き布団108が載置され、乾燥マット110の上方に掛け布団109が掛けられる。そして、乾燥マット110内より温風を吹き出したり乾燥マット110の熱により、乾燥マット110の下方の敷き布団108と、乾燥マット110の上方の掛け布団109とを乾燥させる。
乾燥マット110は、外周部に配置される温風Oの通路の外周部温風通路111と、中心部に配置される温風の通路の中心部温風通路112とを有して構成される。
乾燥マット110は、例えば布団乾燥機本体(図示せず)よりホース102を介して温風Oが、外周部温風通路111の内部に供給され、外周部温風通路111を通過して中心部温風通路112に流れる。
外周部温風通路111は、内部に温風Oが流れ(滞留し)て筒状形状に膨らみを作り、掛け布団109と敷き布団108の間に隙間を作る。そして、外周部温風通路111を通過した温風は、中心部温風通路112に流れ、中心部温風通路112から下方の敷き布団108側に直接通気して、敷き布団108側の乾燥が行われる。
その他、中心部温風通路112からの温風が届かない掛け布団109や敷き布団108は、外周部温風通路111および中心部温風通路112の熱伝導(図39の破線矢印参照)により乾燥が行われる。
特開平8−10499号公報
ところで、上述の従来の乾燥マット110では、敷き布団108側は乾燥マット110外周部を流れる温風による乾燥マット110の温度上昇により、乾燥マット110表面と接する場所が熱伝導により温度上昇して乾燥する。また、乾燥マット110の中心部温風通路112を流れる温風Oが下方の敷き布団108に直接通気する。
このように、敷き布団108は、熱による乾燥と共に通気することにより湿気が布団外に放出される。人間の汗は敷き布団108の中心部により多く含まれており、その部分に集中的に温風を当てることができるため、敷き布団108の乾燥は早い。
しかし、掛け布団109側は乾燥マット110に接触することによる熱伝導による温度上昇のみであり、敷き布団108ほどには乾燥時間を早くすることはできない。そのため、結果として、布団(108、109)全体の乾燥時間を早くすることができなかった。
また、従来、乾燥マット110は敷き布団108と同じ大きさで素材は薄い維布で構成されている。そのため、乾燥マット110を、掛け布団109と敷き布団108との間にセットするためには、掛け布団109を掛けた後、乾燥マット110の皺や折り重なりが無いように確認が必要であった。乾燥マット110に皺や折り重なりがある場合、乾燥マット110が温風により充分に膨らまないため、布団(108、109)の隅々まで温風が行き渡らず布団(108、109)の乾燥が十分にできない場合が容易に起こる。
さらに、従来、乾燥マット110の寸法が大人用シングルサイズ布団の寸法に合わせているため、子供用布団や幼児用布団には使用できないという不都合がある。
加えて、布団(108、109)への人間の汗の浸入により、布団(108、109)に細菌、バイ菌等が発生する可能性があり、布団(108、109)から臭いが生じるおそれがある。
本発明は上記実状に鑑み、乾燥時間を短縮でき、利便性を向上させるとともに、電力使用量も低減できる布団乾燥機の提供を目的とする。
請求項1の布団乾燥機は、布団近くに置かれる乾燥ユニットと、前記乾燥ユニットに接続されるホースと、前記ホースに温風を供給する本体部とを備え、前記ホースから供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、前記乾燥ユニットは、箱形状に形成されるとともに、前記温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有している。
請求項1の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットは、箱形状に形成されるとともに、温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有するので、簡単なセットで布団を乾燥させることができ、取扱性がよい。また、温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有するので、短時間での布団の乾燥が可能であり、使用性がよく、消費電力を低減できる。
請求項2の布団乾燥機は、布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、前記乾燥ユニットは、布団に入れるだけでセットできる。
請求項2の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットは、布団に入れるだけでセットできるので、乾燥作業が容易に行える。
請求項3の布団乾燥機は、布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、前記乾燥ユニットは、筐体形状である。
請求項3の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットが筐体形状であるので、布団を乾燥させる際に変形せず、乾燥作業が容易に行える。
請求項4の布団乾燥機は、布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、前記乾燥ユニットは、使用に際して変形しない。
請求項4の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットが使用に際して変形しないので、乾燥作業が容易に行える。
請求項5の布団乾燥機は、請求項1から請求項4の何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有し、前記吹出し口の一部は、前記通気スペースに対して開口されている。
請求項5の布団乾燥機によれば、一端部から中央部にかけて形成される空間の通気スペースを有するので、通気スペースに対して開口される吹出し口から、通気スペースを介して、温風を布団に効果的に供給できる。
請求項6の布団乾燥機は、請求項5の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットは、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、前記脚状箱部の端縁に前記吹出し口の一部である端縁吹出し口が設けられている。
請求項6の布団乾燥機によれば、通気スペースを挟んだ位置の両側部に温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、脚状箱部の端縁に吹出し口の一部である端縁吹出し口が設けられるので、端縁吹出し口から布団の遠くの箇所まで温風を送ることができる。
請求項7の布団乾燥機は、請求項6の布団乾燥機において、前記脚状箱部は、長さが変えられる。
請求項7の布団乾燥機によれば、脚状箱部は、長さが変えられるので、布団の大きさに合わせた柔軟な乾燥作業が行える。そのため、布団の大きさに適合した乾燥作業が行えるので、電力消費が最適な量で行え、省電力化が可能である。
請求項8の布団乾燥機は、請求項1から請求項7の何れか一項の布団乾燥機において、その載置面からの角度を変更する角度変更手段を有している。
請求項8の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットを、その載置面からの角度を変更する角度調節手段を有するので、布団の大きさに合わせて、乾燥ユニットの角度を調整し、布団の隅々まで温風を送ることができる。そのため、温風を有効活用できエネルギの効率的利用が行え、省エネルギ化を図れる。また、乾燥時間を短縮できる。
請求項9の布団乾燥機は、請求項1から請求項8の何れか一項の布団乾燥機において、前記吹出し口の一部は、前記乾燥ユニットが載置される面に沿った方向に長く形成されている。
請求項9の布団乾燥機によれば、吹出し口の一部は、乾燥ユニットが載置される面に沿った方向に長く形成されるので、温風をより多く吹き出すことができる。
請求項10の布団乾燥機は、請求項1から請求項9の何れか一項の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットは、その内部に前記温風を前記吹出し口の外部に案内する制風手段を有している。
請求項10の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットの内部に温風を吹出し口の外部に案内する制風手段を有するので、温風を効果的に吹出し口の外部に吹き出すことができる。そのため、エネルギを効果的に使用でき、省エネルギ化が可能であり、乾燥時間が短縮できる。
請求項11の布団乾燥機は、請求項1から請求項10の何れか一項の布団乾燥機において、前記本体部は、六面体または直方体の形状を有するとともに、請求項1から請求項10の何れか一項記載の前記乾燥ユニットを収納する空間を内部に有し、前記乾燥ユニットは、前記空間内に収納されている。
請求項11の布団乾燥機によれば、本体部は、六面体または直方体の形状を有するので、縦置き、横置きして使用できるとともに、未使用時には縦置き、横置きして収納することができる。また、乾燥ユニットは、六面体または直方体の形状の本体部内に収納されるので、コンパクトに収納できるとともに、布団乾燥機の移動が容易に行える。
請求項12の布団乾燥機は、請求項1から請求項11の何れか一項の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有するとともに、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、前記本体部は、内部中央に前記温風を発生させるファンを稼働させるモータが配置され、前記乾燥ユニットは、前記モータが一対の長形の脚状箱部間に配置される姿勢で前記本体部内に収納されている。
請求項12の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットは、記モータが一対の長形の脚状箱部間に配置される姿勢で本体部内に収納されるので、乾燥ユニットを本体部内にコンパクトに収納できる。
請求項13の布団乾燥機は、請求項1から請求項12のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記本体部は、前側に前記温風となる空気の吸込み口を有するとともに、前記吸込み口の手前に空気中の塵埃を除去するフィルタが設けられ、前記フィルタを手前側から覆って設けられ、前記本体部の前面側の被係合部に裏面側の係合部が係合して取り付けられる化粧板を備え、前記化粧板は、前記本体部から取り外される際に、前記本体部内部から前記係合を解除するために力が加えられる解除部を裏面側に有している。
請求項13の布団乾燥機によれば、化粧板を裏面側の係合部が本体部の前面側の被係合部に係合して取り付けられるとともに、本体部内部から係合を解除するために力が加えられる解除部を化粧板の裏面側に有するので、化粧板を本体部の前面側に近付けて配置でき、両者間に隙間を可及的に小さくできる。そのため、子供などが誤って化粧板を外すことが防止されるとともに、大きなゴミをフィルタに吸い込むことが抑制される。また、化粧板は、本体部から取り外される際に、本体部内部から係合を解除するために力が加えられる解除部を裏面側に有するので、化粧板を容易に取り外せるとともに、本体部の前面側の化粧板の前面に造作を施すことなく、すっきりした見栄えにできる。
請求項14の布団乾燥機は、請求項1から請求項13のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記本体部は、前記布団乾燥機を運ぶ際に把持されるハンドルを有し、前記ハンドルは、前記本体部内の第1の保持部に係合されることで前記本体部内に収納される収納状態に保持されるとともに、前記本体部内の第2の保持部に係合されることで前記本体部からの引き出し状態に保持されるハンドル係合部とを有し、前記ハンドル係合部は前記ハンドルに一体に成形されている。
請求項14の布団乾燥機によれば、本体部に出し入れ自在のハンドルを有するので、ハンドルを引き出して布団乾燥機を容易に運ぶことができる。また、布団乾燥機の未使用時には、ハンドルを収納して布団乾燥機をしまえるので、布団乾燥機の保管がし易い。また、ハンドルの係合機構はハンドル本体と一体成形できるので、製造が容易で製造コストが低くできる。
請求項15の布団乾燥機は、請求項1から請求項14のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記本体部は、前記布団を乾燥する乾燥運転の種類毎に、前記乾燥運転を選ぶ際に選択される操作スイッチをそれぞれ有している。
請求項15の布団乾燥機によれば、本体部は、布団を乾燥する乾燥運転の種類毎に、乾燥運転を選ぶ際に選択される操作スイッチをそれぞれ有するので、使用者が乾燥運転モードを選択する際の操作が少なく済む。そのため、操作性が良く使い易い。
請求項16の布団乾燥機は、請求項1から請求項15のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記本体部は、前記布団を乾燥する乾燥運転の残り時間が表示される表示部を有している。
請求項16の布団乾燥機によれば、本体部は、布団を乾燥する乾燥運転の残り時間が表示される表示部を有するので、使用者は乾燥運転の残り時間を把握できる。そのため、布団の乾燥作業を行う際に日常生活のスケジュールをこなすのに便利である。
請求項17の布団乾燥機は、請求項1から請求項16のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記布団乾燥機に異常が発生した際にエラー表示がなされる表示部を有し、前記エラー表示は、前記布団乾燥機の使用者が対応できるものか否かが判断できる第1の表示と、前記異常の内容が判断できる第2の表示とを有している。
請求項17の布団乾燥機によれば、表示部に布団乾燥機に異常が発生した際にエラー表示がなされ、布団乾燥機の使用者が対応できるものか否かが判断できる第1の表示がなされるので、使用者対応か否かの判断が行え、異常対応が円滑に行える。また、使用者が対応できる異常の内容が判断できる第2の表示がなされるので、マニュアルなどを見て迅速に対応できる。
請求項18の布団乾燥機は、請求項1から請求項17のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記本体部は、一方の側部に前記ホースが連結される連結口を有し、前記本体部に電源を供給する電源コードは、前記一方の側部側の側面板と前記本体部の下面板とで形成される角部に形成される凹部から後方に引き出されて構成されている。
請求項18の布団乾燥機によれば、本体部は、一方の側部にホースが連結される連結口を有し、本体部に電源を供給する電源コードは、一方の側部側の側面板と本体部の下面板とで形成される角部に形成される凹部から後方に引き出されて構成されるので、本体部を縦置きした場合も横置きした場合にも、ホースをほぼ最短距離で乾燥位置まで配置することができる。また、電源コードを後方のコンセントまで、ほぼ最短距離で接続できる。さらに、電源コードを床に這わせて接続できるので、本体部近くを通る人が足にコードを引っ掛けることが防止でき、使い勝手がよい。
請求項19の布団乾燥機は、請求項6から請求項18の何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記脚状箱部は、互いに離れたり、近づいたり調整できる。
請求項19の布団乾燥機によれば、脚状箱部は、互いに離れたり、近づいたり調整できるので、布団の幅寸法に合わせて乾燥作業が行える。
請求項20の布団乾燥機は、請求項1から請求項19の何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットは、長手方向または短手方向のうちの少なくとも何れかの方向に伸縮自在である。
請求項20の布団乾燥機によれば、前記乾燥ユニットは、長手方向または短手方向のうちの少なくとも何れかの方向に伸縮自在であるので、布団の大きさに合わせて乾燥作業が行える。
請求項21の布団乾燥機は、請求項1から請求項20の何れか一項に記載の布団乾燥機において、臭いを防ぐ防臭、香り付け、臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの臭い抑制手段を備えている。
請求項21の布団乾燥機によれば、臭いを防ぐ防臭、香り付け、臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの臭い抑制手段を備えるので、布団の防臭、香り付け、消臭のうちの少なくとも何れかが行える。
請求項22の布団乾燥機は、請求項21に記載の布団乾燥機において、前記臭い抑制手段は、前記乾燥ユニットの上部に配置され、蓋部材がロック手段でロックされた状態で臭い抑制体が収容されている。
請求項22の布団乾燥機によれば、臭い抑制手段は、乾燥ユニットの上部に配置されるので、乾燥ユニット内で温度上昇により上部に流れ易い温風に効果的に臭い抑制の機能を付与できる。また、蓋部材がロック手段でロックされるので、布団乾燥機の使用に際して、蓋部材が布団の移動で開けられ、臭い抑制体が出てしまうことが抑制される。
請求項23の布団乾燥機は、請求項1から請求項22の何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に連続して構成されている。
請求項23の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットとホースとは一体に連続して構成されているので、乾燥ユニットとホースの取り扱い性が良好である。
請求項24の布団乾燥機は、請求項1から請求項23の何れか一項に記載の布団乾燥機において、前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に前記本体部の内部に収納される。
請求項24の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットとホースとは一体に本体部の内部に収納されるので、乾燥ユニットとホースの本体部への収納、本体部からの取り出しが容易である。
本発明によれば、乾燥時間を短縮でき、利便性を向上させるとともに、電力使用量も低減できる布団乾燥機を実現できる
(a)は本発明の実施形態に係る布団乾燥機を斜め前上方から見た斜視図、 (b)は実施形態に係る布団乾燥機を斜め後下方から見た斜視図。 実施形態の布団乾燥機の使用状態を斜め前方から見た斜視図。 (a)は実施形態の布団乾燥機の使用時の乾燥ユニットを上方から見た断面図、 (b)は実施形態の布団乾燥機の使用時の乾燥ユニットを側方から見た断面図。 (a)は実施形態の布団乾燥機の使用時の他例の乾燥ユニットを上方から見た断面図、 (b)は実施形態の布団乾燥機の使用時の他例の乾燥ユニットを側方から見た断面図。 変形例1の布団乾燥機Fの乾燥ユニット13を斜め上前方から見た斜視図。 (a)は変形例2のスタンドを立てた状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図、 (b)は変形例2のスタンドを収納した状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図。 (a)は変形例3の布団乾燥機の乾燥ユニットの脚部の長さを短に調整した場合を示す乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図、(b)は変形例3の布団乾燥機の乾燥ユニットの脚部の長さを長に調整した場合を示す乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図。 (a)は変形例4の布団乾燥機の脚部を延ばさない状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図、 (b)は変形例4の布団乾燥機の脚部を前後左右方向に延ばした状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図。 (a)は下脚部の内側を見た斜視図、(b)は上脚部の内側を見た斜視図。 脚部を下方から見た下面図。 (a)は調整脚部を前方側から見た前面図、(b)は調整脚部を上方から見た上面図、(c)は調整脚部を上方斜め後方から見た斜視図。 (a)は本体部の本体下部体を上方から見た上面図、(b)は(a)のA−A断面図。 本体部の本体下部体を斜め上後方から見た斜視図。 (a)は本体部の本体上部体を上方から見た上面図、(b)は(a)のB−B断面図。 本体部の本体上部体を斜め上後方から見た斜視図。 (a)は変形例5の乾燥ユニットの使用中の状態を示す斜視図、(b)は、変形例5の乾燥ユニットで芳香剤を入れる前の状態を示す斜視図。 乾燥ユニットの本体部の上部を構成する本体上部体を後上方から見た斜視図。 (a)は本体上部体を上から見た上面図、(b)は(a)のC−C断面図。 (a)は収納部蓋を斜め前下方から見た斜視図、(b)は収納部蓋を下方から見た下面図、(c)は、(b)のD−D断面図、(d)は(b)のE方向矢視図。 (a)は芳香剤ベースを斜め前上方から見た斜視図、(b)は芳香剤ベースを上方から見た上面図、(c)は、(b)のF−F断面図。 実施形態2の畳上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図。 実施形態2のベッド上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図。 乾燥機本体内に乾燥ユニットとホースとを収納した乾燥機本体の外観斜視図。 布団乾燥機を使用時の乾燥機本体の開閉蓋を開けた状態を上方から見た図。 乾燥機本体の内部に乾燥ユニットとホースとを収納した状態を上方から見た図。 図23のA方向矢視図。 図23のB方向矢視図。 ハンドルを乾燥機本体から引き出した状態を示す斜視図。 ハンドルを乾燥機本体内に収容した状態の乾燥機本体の上部を前面側から見た断面図。 (a)はハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面側から見た断面図、 (b)はハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面斜め下側から見た斜視図。 化粧パネルを取り外した乾燥機本体を斜め上前方から見た斜視図。 乾燥機本体から取り外した化粧パネルの内部側を斜め上方から見た斜視図。 化粧パネルの下部が、乾燥機本体に係合した状態を示す要部一部切り欠き斜視図。 化粧パネルの上部が、乾燥機本体に係合した状態を示す要部一部切り欠き斜視図。 操作部のレイアウトを示す図。 (a)は表示装置hに使用者側では復帰できないエラー内容のエラーコードが表示される場合を示す図、(b)は表示装置に使用者側では復帰できるエラー内容のエラーコードが表示される場合を示す図。 実施形態2の変形例1の乾燥ユニットが乾燥機本体の内部に収納された状態を上方から見た斜視図。 従来の布団乾燥機の乾燥マット近傍を上方より見た断面図。 従来の布団乾燥機の乾燥マットで布団を乾燥させている状態を側方より見た断面図。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る布団乾燥機を斜め前上方から見た斜視図であり、図1(b)は、実施形態に係る布団乾燥機の乾燥ユニットを斜め後下方から見た斜視図である。
図2は、実施形態の布団乾燥機の使用状態を斜め前方から見た斜視図である。
実施形態の布団乾燥機Fは、温風を吹き出す乾燥ユニット3を、従来の敷き布団の大きさとほぼ同じ大きさの布製の乾燥マットに替えて、小型薄型の箱 (筐体)形状ユニットにした構成に特徴がある。
布団乾燥機Fの使用時には、箱形状の乾燥ユニット3を、掛け布団9と敷き布団8との間に設置する。乾燥ユニット3は箱形状であるため、設置が容易である。
そして、ホース2から乾燥ユニット3に送られる温風Oを、乾燥ユニット3の全周面から外部に放出することで布団(9、8)の乾燥・暖めができる。
布団乾燥機Fは、乾燥機本体1とホース2と乾燥ユニット3とを備えている。
乾燥機本体1は、合成樹脂製の筺体1kで覆われ、布団乾燥機Fを制御するための図示しない制御装置やファンなどが搭載される。乾燥機本体1は、ファンにより温風Oを供給する。
ホース2は、乾燥機本体1から供給される温風Oを乾燥ユニット3に送る。ホース2は、様々な姿勢で乾燥ユニット3を使用できるように、樹脂やゴムなどで蛇腹状に屈曲自在に形成されている。ホース2は、乾燥ユニット3の一部に開口されるホース接続部口2a(図1(b)参照)に取付けられている。
乾燥ユニット3は、布団を乾燥させる温風Oを吹き出すものであり、合成樹脂や樹脂を含浸した布状繊維等で厚さが薄い箱形状(筐体形状)に形成されている。つまり、乾燥ユニット3は、扁平な箱形状の小型乾燥ユニットに形成されている。乾燥ユニット3は、扁平な箱形状の小型乾燥ユニットに形成されるため、使用時に変形せず、布団間に入れるだけでセットでき、乾燥ユニット3の使用姿勢による乾燥性能への影響が殆どない。
乾燥ユニット3には、布団(9、8)に対して温風Oを吹き出す穴状の温風吹出し口として下記のものを有している。
乾燥ユニット3には、前部に配置される前部温風吹出し口3aと、左右側部に配置される側部温風吹出し口3bと、後部に配置される後部温風吹出し口3c(図1(b)参照)と、上部及び下部に配置される上下部温風吹出し口3dとが設けられている。
ここで、図1の2点鎖線で示すように、側部温風吹出し口3b、上下部温風吹出し口3dなどを、ホース2からの温風Oの流れ方向に長い長穴とすると望ましい。何故なら、側部・上下部温風吹出し口3b、3dをホース2からの温風Oの流れ方向に長い長穴とすることで、温風Oが温風吹出し口(3b、3d)の外部に出易くなり、温風Oの吹き出し速度を速めることができるからである。
図3(a)は、実施形態の布団乾燥機の使用時の乾燥ユニットを上方から見た断面図である。図3(b)は、実施形態の布団乾燥機の使用時の乾燥ユニットを側方から見た断面図である。
布団乾燥機Fは、使用に際して、図2に示すように、乾燥機本体1に接続されたホース2が、乾燥ユニット3のホース接続部口2aに接続される。そして、敷き布団8の上に乾燥ユニット3が載置され、乾燥ユニット3上に掛け布団9が掛けられる。
使用者が、乾燥機本体1のスタート釦(図示せず)を押下すると、乾燥機本体1のファン(図示せず)が駆動し、乾燥機本体1からホース2内に温風Oが供給される。
乾燥ユニット3のホース取付口2aから、乾燥ユニット3内に流れる温風Oは、乾燥ユニット3の前部吹出し口3a、側部温風吹出し口3b、後部吹出し口3c、上下部温風吹出し口3dを通過して、掛け布団9と敷き布団8に流れ込む。これにより、温風Oが布団(8、9)内を通気することにより、温風の空気の対流による乾燥を行うとともに温風の空気の熱伝導による乾燥が行われる。さらに、乾燥ユニット3の熱伝導による乾燥が行われる。これにより、掛け・敷き布団9、8内の湿気が布団(9、8)外に放出される。
図4(a)は、実施形態の布団乾燥機の使用時の他例の乾燥ユニットを上方から見た断面図であり、図4(b)は、実施形態の布団乾燥機の使用時の他例の乾燥ユニットを側方から見た断面図である。
さらに、乾燥ユニット3に設けた側部温風吹出し口3b、上下部温風吹出し口3dの内側には、制風板C1を設け、温風Oを制風板C1で案内することにより、側部温風吹出し口3b、上下部温風吹出し口3dより温風O1が出易くしている。
このように、制風板C1が、温風Oを吹出し口(3b、3d)の外部に向かうように案内することで、温風Oが布団(9、8)の隅々まで行き渡るように構成することが望ましい。
なお、制風板C1は、各側部温風吹出し口3b、各上下部温風吹出し口3dに設けた場合を示したが、温風吹出し口(3a、3b、3c、3d)のうちの少なくとも何れかに設ける構成としてもよい。
ところで、従来の乾燥マットは、シングルサイズ布団に合わせた寸法(縦1.8m横0.8m)であるため、子供用布団及び幼児用布団には使用することができなかった。
そこで、本布団乾燥機Fは、掛け布団9や敷き布団8の大きさに十分に収まる小型の箱形状(筺体形状)の乾燥ユニット3の構成にすることで、使用時に乾燥ユニット3の姿勢やセットの手間が殆どなく、手軽に使用することができる。すなわち、乾燥ユニット3を箱 形状(筐体形状)構造とすることで、掛け・敷き布団9、8内に容易に設置できるようになり、大幅な使用性の向上を図れる。
本乾燥ユニット3では、従来の掛け布団9の掛け方による乾燥マットの皺や折り畳みなどの発生もない。つまり、温風Oが、箱形状(筺体形状)の乾燥ユニット3から布団(8、9)内の全方向に放出されることにより、従来布製の乾燥マット使用時の乾燥マットの皺・折り畳みなどで頻繁に発生する不具合を防止できる。
そして、ホース2からの温風Oを、掛け布団9及び敷き布団8内にほぼ均一に全ての方向に放出できる。そのため、掛け布団9の掛け方による温風Oのムラもなくせるので、掛け・敷き布団9、8の乾燥が容易にできる。従って、乾燥効率が良好である。
以上のことから、乾燥時間の短縮が可能であり、電力使用量も低減できる。そのため、省エネルギ化も併せて図れる。
加えて、乾燥ユニット3は小型の箱形状で構成されるので、一般的なシングルサイズ布団だけでなく、子供用・幼児用布団にも使用することが出来る。そのため、子供用布団の乾燥だけでなく、近年子供のアレルギーの要因であるダニ退治にも効率よく使用できるなど、乾燥ユニット3により、布団乾燥機Fの利用範囲が大幅に拡大できる。
加えて、乾燥ユニット3は、一般的な布団乾燥だけでなく、冬季には就寝前に乾燥ユニット3を掛け布団9と敷き布団8との間に挿入することで、手軽に布団の暖めに使うことができる等、乾燥性能向上と取扱い性改善と多彩な用途に使用できる布団乾燥機Fを得られる。
また、前記したように、乾燥ユニット3に設けた温風吹出し口(3a、3b、3c、3d)は、布団(8、9)内全方向に乾燥効率よく温風Oを吹き出せる。更に、布団を均一に乾燥するため、穴形状及び穴の大きさ(図1の2点鎖線参照)を工夫し、掛け布団9と敷き布団8内に送風する温風Oを布団(8、9)内の隅々まで行き渡せる効果を高めている。
また、制風板C1を設けると、温風O1が外部空間に向けて案内されるのでより多くの温風O1を布団(8、9)に当てることができ、より望ましい。
このようにすることで、さらに乾燥時間が短縮され、更なる省エネルギ効果が得られる。
以上のことから、乾燥ユニット3に供給された温風Oを有効に利用し、布団(8、9)の乾燥時間を短縮し、利便性の向上が図れる。また、乾燥時間の短縮による電力使用量も低減し、省エネルギ化も併せて図れ、各種のサイズの布団(8、9)に使用できる布団乾燥機Fを得られる。
<変形例1>
図5は、変形例1の布団乾燥機Fの乾燥ユニット13を斜め上前方から見た斜視図である。
変形例1の乾燥ユニット13は、実施形態の乾燥ユニット3と異なる形状としたものである。
その他の構成は、実施形態の乾燥ユニット3と同様であるから同様な構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
変形例1の乾燥ユニット13は、前端部(一端部)の中央近辺に前端部側から中央付近にかけて切り欠いた形状の通気スペース13Pを形成する。そして、ホース2が連結される後部側は、実施形態の乾燥ユニット3と同様、箱形の筺体形状としている。つまり、乾燥ユニット13は、平面視で、略コの字状の形状をもつ扁平な箱形状(筐体形状)に合成樹脂や樹脂を含浸した布状繊維等で構成されている。
乾燥ユニット13は、通気スペース13Pの両脇に細長い箱形状をもって長手方向に延びる一対の脚部13Aが形成されている。
乾燥ユニット13は、前端側の両脇に細長い形状をもつ一対の脚部13Aが形成されることにより、その中央部付近に、布団(8、9)に対して温風Oが吹き出すための空間である温風吹き出しスペース13Pが形成される。そのため、乾燥ユニット13の中央部付近の布団(8、9)に大きな風量の温風Oを当てることができ、乾燥を促進できる。
乾燥ユニット13から温風Oを吹き出す温風吹出し口は以下のように形成されている。
乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの前端面を形成する前端縁13A1には、前部温風吹出し口13aが左右方向に長い矩形状の孔に形成されている。換言すれば、前部温風吹出し口13aは、乾燥ユニット13が置かれる載置面Sに沿った方向に長い矩形状の孔に形成されている。
前部温風吹出し口13aが左右方向(載置面Sに沿った方向)に長い矩形状の孔に形成されることにより、温風Oを、布団(8、9)が延在する左右方向に前部温風吹出し口13aから広げて吹き出すことができる。そのため、前部温風吹出し口13aの左右方向の布団(8、9)の乾燥を促進できる。
また、乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの間の通気スペース13Pを形成する中央凹部縁13A2に左右に長い凹部温風吹出し口13a1が形成されている。凹部温風吹出し口13a1が左右に長い孔であることで、乾燥ユニット13の中央部に形成される通気スペース13Pに左右方向に広げて温風Oを吹き出すことができる。
乾燥ユニット13の上面側には上部温風吹出し口13duが円形の形状に形成されている。上部温風吹出し口13duが円形であることにより、掛け布団9に対して均等に温風Oを吹き出すことができる。
乾燥ユニット13の下面側には下部温風吹出し口13dsが、上部温風吹出し口13duと同等またはより大きな径の円形の形状に形成されている。下部温風吹出し口13dsが上部温風吹出し口13duと同等またはより大きな径の円形であることにより、湿気が溜まり易い敷き布団8に対してより大きな風量または掛け布団9側と同等の風量の温風Oを、均等に吹き出すことができる。
乾燥ユニット13の両側部には、一対の側部温風吹出し口13bがそれぞれ長手方向(載置面Sに沿った方向)に長い形状をもって形成されている。一対の側部温風吹出し口13bが長手方向に長い形状をもつことにより、乾燥ユニット13の側方に位置する掛け布団9と敷き布団8とに、温風Oを広げて吹き出すことができる。
乾燥ユニット13の後部には、実施形態の後部温風吹出し口3c(図1(b)参照)または前部温風吹出し口13aと同様な後部温風吹出し口13cが形成されている。後部温風吹出し口13cが形成されることで、乾燥ユニット13の後部側の布団(8、9)に温風Oを当てることができる。
ここで、乾燥ユニット7に設けた温風吹出し口(13b、13du、13ds)の内側に制風板を設け、温風Oが温風吹出し口(13b、13du、13ds)の外部に効果的に送られるように、ホース2からの温風Oを温風吹出し口(13b、13du、13ds)の外部に向かうように案内することが好ましい。制風板により、掛け布団9と敷き布団8内に送風する温風Oを布団(8、9)内の隅々まで行き渡せる効果が高まる。なお、温風吹出し口(13a、13a1、13b、13c、13du、13ds)の少なくとも何れかに制風板を設ける構成としてもよい。
なお、前記実施形態の作用効果は同様に奏する。
<変形例2>
図6(a)は、変形例2のスタンドTを立てた状態の乾燥ユニット23を斜め上前方から見た斜視図であり、図6(b)は、変形例2のスタンドTを収納した状態の乾燥ユニット23を斜め上前方から見た斜視図である。
変形例2の乾燥ユニット23は、変形例1の乾燥ユニット13の一対の脚部13Aのそれぞれの先端部に乾燥ユニット13の載置面Sからの角度を変える収納式のスタンドTを設けたものである。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
変形例2の乾燥ユニット23は、一対の脚部23Aの前端縁23A1に、変形例1と同様、前部温風吹出し口23aが左右方向(乾燥ユニット23が載置される載置面S)に沿って長い矩形に近い形の孔に形成されている。
そして、乾燥ユニット23の一対の脚部23Aの先端部にはそれぞれ、スタンドTが、前端縁23A1近くの下部に回転軸を有して回転自在に備わっている。そして、脚部23Aの先端下部には、スタンドTを立てた状態に係止する係止部(図示せず)が備わっている。スタンドTを立てる際には、スタンドTを係止部に係止する。
また、スタンドTと脚部23Aの先端下部とには、係合部と被係合部とが設けられ、弾性変形を利用して、係合部と被係合部とを係合して、スタンドTを脚部23Aの下部に収納する。或いは、ストッパ部品、金属製のピンなどを用いてスタンドTを脚部23Aの下部に収納した状態に固定する構成としてもよい。
上述の構成により、重い布団(8、9)など温風Oが布団(8、9)全体に行き渡りずらい場合には、 図6(a)に示すように、スタンドTを係止部に係止してスタンドTを立てる。これにより、それぞれの脚部23Aの先端部を高くして、掛け布団9または敷き布団8をもち上げ、温風Oを布団(8、9)の隅々まで行き渡らせる。
一方、布団(8、9)が軽い場合など、脚部23Aの先端部を高くする必要がない場合には、スタンドTを回転させて脚部23Aの下部に係合して収納する(図6(b)参照)。
変形例2の布団乾燥機Fによれば、重い布団(8、9)など温風Oが布団(8、9)に行き渡りずらい場合には、スタンドTを立てて掛け布団9または敷き布団8をもち上げ、温風Oを布団(8、9)の隅々まで全体に行き渡らせることができる。これにより、乾燥効果を高めることができる。そのため、乾燥時間が短縮され、エネルギを効果的、効率的に使用でき、省エネルギ化が可能である。
一方、軽い布団(8、9)などスタンドTが必要ない場合には、図6(b)に示すように、スタンドTを脚部23Aの先端下部に収納するので、使用者の邪魔になることはない。
そのため、布団(8、9)の重さなどに対応した乾燥が行える。
なお、変形例2では、スタンドTで乾燥ユニット23の脚部23Aの先端部を高くする角度を1つ変更する場合を例示したが、スタンドTで乾燥ユニット23の脚部23Aの先端部を高くする角度を2以上の角度に設定できる構成としてもよい。
<変形例3>
図7(a)、 (b)は、変形例3の布団乾燥機Fの乾燥ユニット33を斜め上前方から見た斜視図であり、それぞれ脚部33Aの長さを短、長に調整した場合を示している。
変形例3の乾燥ユニット33は、変形例1の乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの長さを可変にしたものである。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
変形例3の乾燥ユニット33は、左右の一対の脚部33Aに嵌装される調整脚部33Bがそれぞれ設けられる。そして、調整脚部33Bの脚部33Aからの突出長さを調整して、左右の一対の箱状脚部(33A、33B)の全長さを調整する構成である。
各調整脚部33Bの前端縁33B1には、温風Oを吹き出すための前部温風吹出し口33bがそれぞれ設けられている。前部温風吹出し口33bは、乾燥ユニット33の載置面Sに沿った方向に長く、調整脚部33Bの前端縁33B1の形状に沿った矩形状の大きな開口とされている。これにより、より風量が多い温風Oを調整脚部33Bの先端側の方向に吹き出すことができる。
箱状脚部(33A、33B)の長さを調整する構成は以下のようにされている。
脚部33Aには、調整脚部33Bの突出し長さに対応して位置調整用孔(図示せず)が複数形成されている。一方、調整脚部33Bには、脚部33Aからの調整脚部33Bの突出した長さを調整した後に固定する係合孔(図示せず)や雌ねじなどが設けられている。そして、調整脚部33Bの突出した長さを調整した後に、脚部33Aの位置調整用孔に固定ピン(図示せず)、固定用雄ねじなどを挿通して、調整脚部33Bの係合孔に係合したり、雌ねじに螺着するなどして、調整脚部33Bの突出した長さを固定する。なお、調整脚部33Bの脚部33Aへの固定は弾性変形を利用してもよい。
これにより、大人用布団、子供用布団、幼児用布団など、布団の大きさに合わせて、乾燥ユニット33の箱状脚部である脚部33A、調整脚部33Bの全長さを調整できる。従って、使用者が乾燥させたい布団に適合させて、布団の乾燥を行える。
従って、布団の大きさに適合した乾燥ユニット33の状態で乾燥を行うことができ、最も短時間で効果的、効率的な布団の乾燥が行える。
そのため、布団の乾燥を布団に適合した構成で短時間で行えるので、布団乾燥機Fが使用者にとって使い易く、取扱性がよい。
結果として、布団乾燥機Fの消費電力を低減でき、省エネルギ化が可能である。
なお、上記変形例3では、箱状脚部を、脚部33Aと調整脚部33Bとの2つの部材で構成する場合を例示したが、箱状脚部を、3つ以上の部材で構成してもよい。
また、箱状脚部の長さは2段階に調整できる構成を例示したが、3段階以上または連続的に長さを調整できる構成としてもよい。
<変形例4>
図8(a)は、変形例4の布団乾燥機の脚部を延ばさない状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図であり、 図8(b)は、変形例4の布団乾燥機の脚部を前後左右方向に延ばした状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図である。
変形例4の乾燥ユニット43は、変形例1の乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの長さを可変にするとともに、左右の幅方向に伸び縮み可能としたものである。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
変形例4の乾燥ユニット43は、左右の一対の脚部43Aと一対の脚部43Aの根元部を形成する本体部43Hとを具備している。
本体部43Hは、本体下部体47と本体上部体48とを有している。本体下部体47は、本体部43Hの下部を構成し、本体上部体48は、本体部43Hの上部を構成する。
左右の一対の脚部43Aには、前後方向に本体部43Hから延び縮みできる調整脚部43Bがそれぞれ嵌装されている。この構成により、各調整脚部43Bの脚部43Aからの突出長さを調整して、左右の一対の箱状脚部(43A、43B)の全長さを調整する構成である。
また、乾燥ユニット43は、左右の一対の脚部43Aが本体部43Hから左右方向(幅方向)に延び縮みできるように構成されている。
上述の構成により、乾燥ユニット43は、前後方向に比較的長い布団に使用する場合は、調整脚部43Bを脚部43Aから延ばして使用される(図8(b)の矢印α11参照)。一方、前後方向に比較的短い布団に使用する場合は、調整脚部43Bを脚部43A内に収容した状態で使用される(図8(a)の矢印α12参照)。
乾燥ユニット43は、左右方向に比較的幅が広い布団に使用する場合は、左右の一対の脚部43Aが本体部43Hから左右方向(幅方向)に広げた状態で使用される(図8(b)の矢印α21参照)。一方、左右方向に比較的幅が狭い布団に使用する場合は、左右の一対の脚部43Aが本体部43Hから左右方向(幅方向)に広げない状態で使用される(図8(b)の矢印α22参照)。
なお、図8(a)は、左右の一対の調整脚部43Bを脚部43A内に前後方向に収容した状態であるとともに、左右の一対の脚部43Aが本体部43Hから左右方向(幅方向)に広げない状態を示す。一方、図8(b)は、左右の一対の調整脚部43Bを脚部43Aから前後方向に延ばした状態であるとともに、左右の一対の脚部43Aが本体部43Hから左右方向(幅方向)に延ばした状態を示す。
左右の一対の脚部43Aとそれぞれに嵌装される左右の一対の調整脚部43Bは、左右対称であって同様な構成であるから、向かって左側の脚部43Aとこれに嵌装される調整脚部43Bについて説明を行い、向かって右側の脚部43Aとこれに嵌装される調整脚部43Bについての説明は省略する。
<下脚部45>
図9(a)は、下脚部の内側を見た斜視図であり、図9(b)は、上脚部の内側を見た斜視図である。図10は、脚部を下方から見た下面図である。
脚部43Aは、下脚部45と上脚部46とを有している。下脚部45と上脚部46とは、互いに対向させて組立てられ、脚部43Aとされる(図8(a)参照)。
図9(a)に示す下脚部45は、射出成形で形成される樹脂成形品である。
下脚部45は、下板45aと外側板45bと内側板45cとを有している。
下脚部45の外側板45bには、下吹出し口sb1、sb2、sb3と、下後部吹出し口13c1とが切り欠き状に形成されている。
下吹出し口sb1、sb2、sb3は、それぞれ温風吹出し口13b(図8(a)参照)の下側を形成する。
下後部吹出し口13c1は、後部温風吹出し口13cの下側を形成する。
また、下脚部45の外側板45bには、上脚部46を下脚部45に取り付けるための係合孔45k1、45k2、45k3、45k4が形成されている。
外側板45bの先端縁には、内側縁に沿って外側縁から凹んだ内側縁リブ45r1が前後方向に亘って形成されている。外側板45bの内側縁リブ45r1は、下脚部45を上脚部46に組み付けるための案内リブである。
下脚部45の内側板45cには、上脚部46を下脚部45に取り付けるための係合孔45k5、45k6、45k7が形成されている。
内側板45cの先端縁には、内側縁に沿って外側縁から凹んだ内側縁リブ45r2が全体に亘って形成されている。内側板456の内側縁リブ45r2は、下脚部45に上脚部46を組み付けるための案内リブである。
下脚部45の下板45aには、下部温風吹出し口13dsが開口されている。また、下板45aには、第1取付案内ボス45d、第2取付案内ボス45e、第3取付案内ボス45fが立設されている。下板45aの第1取付案内ボス45d、第2取付案内ボス45e、第3取付案内ボス45fにそれぞれ対向する下方には、それぞれザグリ穴45dz、45ez、45fz(図10参照)が下板45aの下面から形成されている。
第1取付案内ボス45dは、その外径より小さい内径の半貫通孔45d1と、半貫通孔45d1より小さい内径の貫通孔45d2が形成されている。
第2取付案内ボス45eは、その外径より小さい内径の半貫通孔45e1と、半貫通孔45e1より小さい内径の貫通孔45e2が形成されている。
第3取付案内ボス45fは、その外径より小さい内径の半貫通孔45f1と、半貫通孔45f1より小さい内径の貫通孔45f2が形成されている。
また、下脚部45の下板45aには、調整脚部43Bを案内するための第1案内リブ45g1が形成されている。また、下板45aには、脚部43Aの本体部43Hに対して幅方向(左右方向)の運動を案内する第2案内リブ45g2、および第3案内リブ45g3が形成されている。
第1案内リブ45g1は、調整脚部43Bを前後方向に案内するように、前後方向に直線状に延びて上方に突出する形状を有している。
第2・第3案内リブ45g2、45g3は、脚部13Aが本体部43Hに対して幅方向(左右方向)の伸び縮みする運動を案内すべく、幅方向に直線状に延びて上方に突出する形状を有している。
<上脚部46>
図9(b)に示す上脚部46は、上板46aと外側板46bと内側板46cとを有している。
上脚部46の外側板46bには、上吹出し口ub1、ub2、ub3と、上後部吹出し口13c2とが切り欠き状に形成されている。
上吹出し口ub1、ub2、ub3は、それぞれ温風吹出し口13b(図8(a)参照)の上側を形成する。
上後部吹出し口13c2は、後部温風吹出し口13cの上側を形成する。
また、上脚部46の外側板46bには、上脚部46を下脚部45に取り付けるための4つの爪部(図示せず)が外側板45bの係合孔45k1、45k2、45k3、45k4に対向した位置に内側に突出した形状に形成されている。
上脚部46の外側板46bの4つの爪部が、下脚部45の外側板45bの係合孔45k1、45k2、45k3、45k4に係合することで、上脚部46が下脚部45に組み付けられる。
外側板46bの先端縁には、外側縁に沿って内側が凹んだ外側縁リブ46r1が外側縁全体に亘って形成されている。外側板46bの外側縁リブ46r1は、上脚部46を下脚部45に組み付けるための案内リブである。
上脚部46の内側板46cには、上脚部46を下脚部45に取り付けるための爪部46t5、46t6、46t7が内側に突出して形成されている。
内側板46cの先端縁には、外側縁に沿って内側が凹んだ外側縁リブ46r2が外側縁全体に亘って形成されている。内側板46cの外側縁リブ46r2は、上脚部46を下脚部45に組み付けるための案内リブである。
上脚部46の上板46aには、上部温風吹出し口13duが開口されている。また、上板46aには、第1取付案内ボス46d、第2取付案内ボス46e、および第3取付案内ボス46fが立設されている。 第1取付案内ボス46dは、小さい外径の第1ボス部46d1と、第1ボス部46d1より大きな外径の第2ボス部46d2とを有している。第1取付案内ボス46dの中央部には、雌ねじ46d3が下方から上方(図9(b)の左側から右側)に向けて螺刻されている。
第2取付案内ボス46eは、小さい外径の第1ボス部46e1と、第1ボス部46e1より大きな外径の第2ボス部46e2とを有している。第2取付案内ボス46eの中央部には、雌ねじ46e3が下方から上方(図9(b)の左側から右側)に向けて螺刻されている。
第3取付案内ボス46fは、小さい外径の第1ボス部46f1と、第1ボス部46f1より大きな外径の第2ボス部46f2とを有している。第3取付案内ボス46fの中央部には、雌ねじ46f3が下方から上方(図9(b)の左側から右側)に向けて螺刻されている。
また、下脚部46の上板46aには、調整脚部43Bを案内するための第1案内リブ46g1、第2案内リブ46g2、および第3案内リブ46g3が形成されている。
第1案内リブ46g1は、調整脚部43Bを前後方向に案内するためのリブであり、前後方向に直線状に延びて上方に突出した形状を有している。
第2・第3案内リブ46g2、46g3は、脚部13Aが本体部43Hに対して幅方向(左右方向)に伸び縮みする運動を案内するリブであり、幅方向に直線状に延びて上方に突出した形状を有している。
上板46aに形成される第1取付案内ボス46dの第1ボス部46d1は、下脚部46の下板45aの第1取付案内ボス45dの半貫通孔45d1に嵌入される。そして、図10に示すように、ねじn1が下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45d2を挿通して、上板46aの第1取付案内ボス46dの雌ねじ46d3に螺着される。なお、図10は、左側の脚部43Aを下方から見た下面図である。
上板46aに形成される第2取付案内ボス46eの第1ボス部46e1は、下脚部46の下板45aの第2取付案内ボス45eの半貫通孔45e1に嵌入される。そして、図10に示すように、ねじn2が下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45e2を挿通して、上脚部46の上板46aの第2取付案内ボス46eの雌ねじ46e3に螺着される。
上板46aに形成される第3取付案内ボス46fの第1ボス部46f1は、下脚部46の下板45aの第3取付案内ボス45fの半貫通孔45f1に嵌入される。そして、図10に示すように、ねじn3が下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45f2を挿通して、上脚部46の上板46aの第3取付案内ボス46fの雌ねじ46f3に螺着される。
これにより、上脚部46に下脚部45が取り付けられる。
<調整脚部43B>
図11(a)は、調整脚部を前方側から見た前面図であり、図11(b)は、調整脚部を上方から見た上面図であり、図11(c)は、調整脚部を上方斜め後方から見た斜視図である。
図11(c)に示すように、調整脚部43Bは、前後方向に長い箱形状を成している。
調整脚部43Bの前端縁43B1を形成する前面板の中央には、前部温風吹出し口43bが開口されている。調整脚部43Bの後端縁は、開口されている。
調整脚部43Bの上面板43B2の右後部には、前後方向に長い略長穴形状の長穴43b1が開口されている。
長穴43b1の前方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ43b2が形成される一方、その後方端には、略半円形状の延長動作ストッパ43b3が形成されている。
長穴43b1には、脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46d2(図9(b)参照)が嵌入され、調整脚部43Bが第2ボス部46d2が嵌入された状態で前後方向にスライド(摺動)する。
そのため、長穴43b1の幅寸法s1は、上脚部46の第2ボス部46d2の径より若干大きな寸法を有している。
長穴43b1の中央側の前方端の短縮動作ストッパ43b2のやや後方には、短縮クリックリブ43b4が形成されている。
短縮クリックリブ43b4は、弾性変形するように、前後方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には長穴43b1の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部43k1を有している。
同様に、長穴43b1の中央側の後方端の延長動作ストッパ43b3のやや前方には、延長クリックリブ43b5が形成されている。
延長クリックリブ43b5は、弾性変形するように、前後方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には長穴43b1の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部43k2を有している。
調整脚部43Bの上面板43B2の向かって左側には、前後方向に一直線状に延びて下方に凹んだ形状の調整脚伸縮案内凹部43b6が凹設されている。調整脚伸縮案内凹部43b6は、上脚部46の上板46aの第1案内リブ46g1が嵌入されて、調整脚部43Bが脚部43Aに対して伸縮する。
調整脚部43Bの上面板43B2の向かって右側には、前後方向に一直線状に延びて上方に突出する形状の調整脚伸縮上案内リブ43b7が突設されている。
調整脚部43Bの左側板43B3には、前側部温風吹出し口43b8と後側部温風吹出し口43b9とが開口されている。前側部温風吹出し口43b8は前後方向に長い矩形状の形状を有している。一方、後側部温風吹出し口43b9は正方形に近い形状を有している。
調整脚部43Bの下面板43B4の右後部には、前後方向に長い略長穴形状の長穴43b10が開口されている。長穴43b10の前方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ(図示せず)が形成される一方、その後方端には、略半円形状の延長動作ストッパ43b11が形成されている。
長穴43b10には、脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第1取付案内ボス45dが嵌入され、調整脚部43Bが第1取付案内ボス45dが嵌入された状態で前後方向にスライド(摺動)する。
そのため、長穴43b10の幅寸法s2は、下脚部45の第1取付案内ボス45dの径より若干大きな寸法を有している。
調整脚部43Bの下面板43B4の向かって左側には、前後方向に一直線状に延びて下方に凹んだ形状の調整脚伸縮案内凹部43b13が凹設されている。調整脚伸縮案内凹部43b12には、脚部43Aの下脚部45の第1案内リブ45g1調整脚部43Bが嵌入されて、調整脚部43Bが脚部43Aに対して伸縮動作する。
調整脚部43Bの下面板43B4の向かって右側には、前後方向に一直線状に延びて上方に突出する形状の調整脚伸縮下案内リブ43b13が突設されている。
<本体部43H>
図12(a)は、本体部の本体下部体を上方から見た上面図であり、図12(b)は、図12(a)のA−A断面図である。図13は、本体部の本体下部体を斜め上後方から見た斜視図である。
図14(a)は、本体部の本体上部体を上方から見た上面図であり、図14(b)は、図14(a)のB−B断面図である。図15は、本体部の本体上部体を斜め上後方から見た斜視図である。
図8(a)に示す本体部43Hは、下部の本体下部体47と上部の本体上部体48とを有して構成される。
<本体下部体47>
図12(a)、図12(b)、図13に示すように、本体下部体47は下面板47aと前側板47bと後側板47cとをもつほぼ平板状の形状を有している。
本体下部体47の前側板47bには、本体上部体48を取り付けるための前係合孔47k1、47k1(図13参照)が鉛直方向に形成されている。
本体下部体47の後側板47cには、本体上部体48を取り付けるための後係合孔47k2、47k2が鉛直方向に形成されている。
本体下部体47の下面板47aには、第1長穴47a1、第2長穴47a2、第1摺動感長穴47a3、および第2摺動感長穴47a4が形成されている。
第1長穴47a1の左方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e1が形成される一方、その右方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s1が形成されている。第1長穴47a1には、向かって左の脚部43Aの下脚部45の第2取付案内ボス45e(図9(a)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
そのため、第1長穴47a1の幅寸法s4aは、脚部43Aの下脚部45の第2取付案内ボス45eの径より若干大きな寸法を有している。
第2長穴47a2の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e2が形成される一方、その左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s2が形成されている。
第2長穴47a2には、向かって右の脚部43Aの下脚部45の第2取付案内ボス45e(図9(a)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
そのため、第2長穴47a2の幅寸法s4b(図12参照)は、脚部43Aの下脚部45の第2取付案内ボス45eの径より若干大きな寸法を有している。
第1摺動感長穴47a3は、長穴形状を有している。第1摺動感長穴47a3の左方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e3が形成される一方、第1摺動感長穴47a3の右方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s3が形成されている。
第1摺動感長穴47a3には、脚部43Aの下脚部45の(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fが嵌入され、脚部43Aが、第3取付案内ボス45fが嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
そのため、第1摺動感長穴47a3の幅寸法s5aは、下脚部45の第3取付案内ボス45f(図9(a)参照)の径より若干大きな寸法を有している。
第1摺動感長穴47a3の中央側の左方端の延長動作ストッパ47e3のやや右方には、延長リックリブ47b1が形成されている。
延長リックリブ47b1は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴47a3の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部47t1を有している。
第1摺動感長穴47a3の中央側の右方端の短縮動作ストッパ47s3のやや左方には、短縮リックリブ47b2が形成されている。
短縮リックリブ47b2は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴47a3の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部47t2を有している。
第2摺動感長穴47a4は、長穴形状を有している。
第2摺動感長穴47a4の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e4が形成される一方、第2摺動感長穴47a4の左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s4が形成されている。
第2摺動感長穴47a4には、向かって右側の脚部43Aの下脚部45の(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fが嵌入され、向かって右側の脚部43Aが、第3取付案内ボス45fが嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
そのため、第1摺動感長穴47a3の幅寸法s5bは、向かって右側の下脚部45の第3取付案内ボス45f(図9(a)参照)の径より若干大きな寸法を有している。
第2摺動感長穴47a4の中央側の右方端の延長動作ストッパ47e4のやや右方には、延長リックリブ47b3が形成されている。
延長リックリブ47b3は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴47a4の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部47t3を有している。
第2摺動感長穴47a4の中央側の左方端の短縮動作ストッパ47s4のやや右方には、短縮リックリブ47b4が形成されている。
短縮リックリブ47b4は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴47a4の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部47t4を有している。
本体下部体47の下面板47aの中央には中央ボス47fが立設されている。中央ボス47fには、下方からザクリ穴47f1(図12(b)参照)が形成されており、中央部には、貫通孔47f2が貫設され、上方からザクリ穴47f3(図12(b)参照)が形成されている。
本体下部体47の向かって左側には、前から第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jが立設されている。
第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jは、中央ボス47fと同様、それぞれ下方からザクリ穴47g1、47h1、47i1、47j1が形成されており、中央部には、それぞれ貫通孔47g2、47h2、47i2、47j2が貫設され、ザクリ穴47g3、47h3、47i3、47j3が形成されている。
本体下部体47の向かって右側には、前から第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oが立設されている。
第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oは、中央ボス47fと同様、それぞれ下方からザクリ穴47l1、47m1、47n1、47o1が形成されており、中央部には、それぞれ貫通孔47l2、47m2、47n2、47o2が貫設され、ザクリ穴47l3、47m3、47n3、47o3が形成されている。
<本体上部体48>
図14(a)、図14(b)、図15に示すように、本体上部体48は上面板48aと前側板48bと後側板48cとをもつほぼ平板状の形状を有している。
本体上部体48の前側板48bには、本体下部体47を取り付けるための前突起部48t1が後方に突出して形成されている。前突起部48t1は弾性変形して、本体下部体47の前係合孔47k1に係合される。
本体上部体48の後側板48cには、本体下部体47を取り付けるための後突起部48t2(図14(b)参照)が前方に突出して形成されている。後突起部48t2は弾性変形して、本体下部体47の後係合孔47k2に係合される。
本体上部体48の上面板48aには、第1摺動感長穴48a1、第2摺動感長穴48a2、第1長穴48a3、および第2長穴48a4が形成されている。
第1摺動感長穴48a1は、長穴形状を有している。第1摺動感長穴48a1の左方端には、略半円形状の延長動作ストッパ48e1が形成される一方、第1摺動感長穴48a1の右方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ48s1が形成されている。
第1摺動感長穴48a1には、脚部43Aの上脚部46の(図9(b)参照)の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入され、脚部43Aが、第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
そのため、第1摺動感長穴48a1の幅寸法s6は、上脚部46の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2(図9(b)参照)の径より若干大きな寸法を有している。
第1摺動感長穴48a1の中央側の左方端の延長動作ストッパ48e1のやや右方には、延長リックリブ48b1が形成されている。
延長リックリブ48b1は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴48a1の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部48t1を有している。
第1摺動感長穴48a1の中央側の右方端の短縮動作ストッパ48s1のやや左方には、短縮リックリブ48b2が形成されている。
短縮リックリブ48b2は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴48a1の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部48t2を有している。
第2摺動感長穴48a2は、長穴形状を有している。第2摺動感長穴48a2の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ48e2が形成される一方、第2摺動感長穴48a2の左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ48s2が形成されている。
第2摺動感長穴48a2には、向かって右側の脚部43Aの上脚部46の(図9(b)参照)の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入され、向かって右側の脚部43Aが、第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
そのため、第2摺動感長穴48a2の幅寸法s7は、向かって右側の上脚部46の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2(図9(b)参照)の径より若干大きな寸法を有している。
第2摺動感長穴48a2の中央側の右方端の延長動作ストッパ48e2のやや左方には、延長リックリブ48b3が形成されている。
延長リックリブ48b3は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴48a2の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部48t3を有している。
第2摺動感長穴48a2の中央側の左方端の短縮動作ストッパ48s2のやや右方には、短縮リックリブ48b4が形成されている。
短縮リックリブ48b4は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴48a2の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部48t4を有している。
第1長穴48a3の左方端には、略半円形状の延長動作ストッパ48e3が形成される一方、その右方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ48s3が形成されている。第1長穴48a3には、向かって左の脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2(図9(b)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
そのため、第1長穴48a3の幅寸法s8は、脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2の径より若干大きな寸法を有している。
第2長穴48a4の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ48e4が形成される一方、その左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ48s4が形成されている。 第2長穴48a4には、向かって右の脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2(図9(b)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
そのため、第2長穴48a4の幅寸法s9は、脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2の径より若干大きな寸法を有している。
図14(b)に示すように、本体上部体48の上面板48aの中央には中央ボス48pが立設されている。中央ボス48pの中央部には、雌ねじ48p1が下方から上方に向けて螺刻されている。
本体上部体48の向かって左側には、前から図13に示す本体下部体47の第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jに対向して、図17に示すように、第1左ボス48q、第2左ボス48r、第3左ボス48s、および第4左ボス(図示せず)が立設されている。
第1左ボス48q、第2左ボス48r、第3左ボス48s、および第4左ボスは、中央ボス48p(図18(b)参照)と同様、それぞれ雌ねじ(図示せず)が下方から上方に向けて螺刻されている。
本体上部体48の向かって右側には、前から図13に示す本体下部体47の第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oに対向して、図17に示すように、第1右ボス48t、第2右ボス48u、第3右ボス48v、および第4右ボス48wが立設されている。
第1右ボス48t、第2右ボス48u、第3右ボス48v、および第4右ボス48wは、中央ボス48pと同様、それぞれ雌ねじ(図示せず)が下方から上方に向けて螺刻されている。
<乾燥ユニット43の組立て>
次に、乾燥ユニット43の組立てについて説明する。
図12(a)に示す本体下部体47の第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jと第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oのそれぞれのザクリ穴47g3、47h3、47i3、47j3、47l3、47m3、47n3、47o3に、図17に示す本体上部体48の第1左ボス48q、第2左ボス48r、第3左ボス48s、および第4左ボスと第1右ボス48t、第2右ボス48u、第3右ボス48v、および第4右ボス48wをそれぞれ嵌入し、図13に示す本体下部体47の前係合孔47k1、47k1と後係合孔47k2、47k2に、図18(b)に示す本体上部体48の前突起部48t1と後突起部48t2とを弾性変形させて係合する。
その後、8本のねじ(図示せず)をそれぞれ図12(a)に示す本体下部体47の第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jと第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oのそれぞれの貫通孔47g2、47h2、47i2、47j2、47l2、47m2、47n2、47o2を下方から上方に挿通させて、それぞれ図17に示す本体上部体48の第1左ボス48q、第2左ボス48r、第3左ボス48s、および第4左ボスと第1右ボス48t、第2右ボス48u、第3右ボス48v、および第4右ボス48wの各雌ねじに螺着する。
これにより、本体上部体48が本体下部体47に固定され、本体部43Hが形成される。
一方、左右の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第1取付案内ボス45dを、それぞれ左右の調整脚部43B(図11参照)の下面板43B4の長穴43b10に嵌入する。同時に、脚部43Aの向かって左側の下脚部45の第2取付案内ボス45eと第3取付案内ボス45fを、それぞれ本体部43Hの本体下部体47(図12(a)参照)の第1長穴47a1と第1摺動感長穴47a3に嵌入するとともに、脚部43Aの向かって右側の下脚部45(図9(a)参照)の第2取付案内ボス45eと第3取付案内ボス45fを、それぞれ本体部43Hの本体下部体47(図12(a)参照)の第2長穴47a2と第2摺動感長穴47a4に嵌入する。
そして、脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dの第2ボス部46d2を、向かって左側の調整脚部43B(図11参照)の上面板43B2の長穴43b1に嵌入する。同時に、向かって左側の脚部43Aの第1ボス部46eの第2ボス部46e2と第3取付案内ボス46fの第2ボス部46f2を、それぞれ本体部43Hの本体上部体48(図18(a)参照)の第1摺動感長穴48a1と第1長穴48a3に嵌入するとともに、向かって右側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1ボス部46eの第2ボス部46e2と第3取付案内ボス46fの第2ボス部46f2を、それぞれ本体部43Hの本体上部体48(図18(a)参照)の第2摺動感長穴48a2と第2長穴48a4とに嵌入する。
この際、上脚部46(図9(b)参照)の上板46aの第1取付案内ボス46dの第1ボス部46d1は、下脚部46(図9(a)参照)の下板45aの第1取付案内ボス45dの半貫通孔45d1に嵌入される。また、上脚部46の上板46aの第2取付案内ボス46eの第1ボス部46e1は、下脚部46の下板45aの第2取付案内ボス45eの半貫通孔45e1に嵌入される。また、上脚部46の上板46aの第3取付案内ボス46fの第1ボス部46f1は、下脚部46の下板45aの第3取付案内ボス45fの半貫通孔45f1に嵌入される。
その後、左右の下脚部45(図9(a)参照)の係合孔45k1、45k2、45k3、45k4、45k5、45k6、45k7に、それぞれ左右の上脚部46(図9(b)参照)の4つの爪部(図示せず)と爪部46t5、46t6、46t7をそれぞれ弾性変形させて係合させ、左右の下脚部45にそれぞれ左右の上脚部46を組み付ける。
そして、ねじ(図示せず)が左右の下脚部45(図9(a)参照)の下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45d2を挿通して、それぞれ左右の上脚部46(図9(b)参照)の上板46aの第1取付案内ボス46dの雌ねじ46d3に螺着される。また、ねじ(図示せず)が左右の下脚部45(図9(a)参照)の下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45e2を挿通して、それぞれ左右の上脚部46(図9(b)参照)の上板46aの第2取付案内ボス46eの雌ねじ46e3に螺着される。また、ねじ(図示せず)が左右の下脚部45(図9(a)参照)の下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45f2を挿通して、それぞれ左右の上脚部46(図9(b)参照)の上板46aの第3取付案内ボス46fの雌ねじ46f3に螺着される。
これにより、図8(a)に示す乾燥ユニット43が組立てられる。
<乾燥ユニット43の使用>
次に、乾燥ユニット43を用いての布団を乾燥するに際しての使用について説明する。
上述の構成により、左右の調整脚部43B(図11(c)参照)の上面板43B2の長穴43b1内には、それぞれ左右の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dの第2ボス部46d2(図9(b)参照)が嵌入されるとともに、左右の調整脚部43B(図11(c)参照の下面板43B4の長穴43b10内には、それぞれ左右の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第1取付案内ボス45dが嵌入される。これにより、左右の調整脚部43Bが、それぞれ左右の脚部43A内を摺動し、左右の調整脚部43Bが、それぞれ左右の脚部43Aから延出したり、左右の脚部43A内に収縮する。
また、本体上部体48(図14(a)参照)の左右の第1摺動感長穴48a1内に向かって左側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2が嵌入されるとともに、本体上部体48の第1長穴48a3内に向かって左側の脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2が嵌入される。同時に、本体上部体48(図14(a)参照)の第2摺動感長穴48a2内に向かって右側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2が嵌入されるとともに、本体上部体48の第2長穴48a4内に向かって右側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46f2が嵌入される。
また、本体下部体47(図12(a)参照)の第1長穴47a1内に向かって左側の脚 部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第2取付案内ボス45eが嵌入されるとともに、本体下部体47の第1摺動感長穴47a3内に向かって左側の脚部43Aの下脚部45の第3取付案内ボス45fが嵌入される。同時に、本体下部体47の第2長穴47a2内に向かって右側の脚部43Aの下脚部45の第2長穴47a2内に向かって右側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第2取付案内ボス45eが嵌入されるとともに、本体下部体47の第2摺動感長穴47a4内に向かって右側の脚部43Aの下脚部45の第3取付案内ボス45fが嵌入される。
上述の状態で、左右の脚部43Aが、それぞれ左右の本体部43Hに対して摺動し、左右の脚部43Aが、それぞれ左右の本体部43Hから幅方向に延出したり、本体部43H内に、幅方向に収縮したりする。
<小さい布団の乾燥>
小さい布団を乾燥する場合には、乾燥ユニット43は、図8(a)に示すように、左右の調整脚部43Bをそれぞれ左右の脚部43A内に収容して使用される。
この際、調整脚部43Bが脚部43A内に収縮されて、脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dが調整脚部43Bの長穴43b1(図11(b)参照)の短縮ストップ凸部43k1に係合して、使用者はクリック感をもって、調整脚部43Bが脚部43A内に収容されたことを感得することができる。
また、小さい布団を乾燥する場合、図8(a)に示すように、左右の脚部43Aが本体部43H内に収容して使用される。
この際、向かって左側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2に、本体上部体48(図14(a)参照)の第1摺動感長穴48a1の短縮ストップ凸部48t2が係合するとともに、向かって左側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fに、本体下部体47(図12(a)参照)の第1摺動感長穴47a3の短縮ストップ凸部47t2が係合して、向かって左側の脚部43Aが本体部43H内に収容されたことを、使用者がクリック感をもって感得できる。
一方、向かって右側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2に、本体上部体48(図14(a)参照)の第2摺動感長穴48a2の短縮ストップ凸部48t4が係合するとともに、向かって右側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fに、本体下部体47(図12(a)参照)の第2摺動感長穴47a4の短縮ストップ凸部47t4が係合して、向かって右側の脚部43Aが本体部43H内に収容されたことを、使用者がクリック感をもって感得できる。
<大きい布団の乾燥>
大きい布団を乾燥する場合には、乾燥ユニット43は、図8(b)の矢印α11に示すように、左右の調整脚部43Bをそれぞれ左右の脚部43Aから引き出して使用される。
この際、調整脚部43Bが脚部43Aから延出されて、脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dが、調整脚部43B(図11(b)参照)の長穴43b1の延長ストップ凸部43k2に係合して、使用者はクリック感をもって、調整脚部43Bが脚部43A内から延出されたことを感得することができる。
また、大きい布団を乾燥する場合、図8(b)の矢印α21に示すように、左右の脚部43Aが本体部43H内から引き出して使用される。
この際、向かって左側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2に、本体上部体48(図14(a)参照)の第1摺動感長穴48a1の延長ストップ凸部48t1が係合するとともに、向かって左側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fに、本体下部体47(図12(a)参照)の第1摺動感長穴47a3の延長ストップ凸部47t1が係合して、向かって左側の脚部43Aが本体部43H内から引き出されたことを、使用者がクリック感をもって感得できる。
一方、向かって右側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2に、本体上部体48(図14(a)参照)の第2摺動感長穴48a2の延長ストップ凸部48t3が係合するとともに、向かって左側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fに、本体下部体47(図12(a)参照)の第2摺動感長穴47aの延長ストップ凸部47t3が係合して、向かって右側の脚部43Aが本体部43H内から引き出されたことを、使用者がクリック感をもって感得できる。
なお、当然ながら、左右の調整脚部43Bの何れか一方を脚部43A内に、前後方向に収容して使用することも可能であり、または、左右の調整脚部43Bの何れか一方を脚部43Aから前後方向に引き出して使用することもできる。
また、左右の脚部43Aの何れか一方を、本体部43Hから幅方向に引き出して使用することも可能であり、または、左右の脚部43Aの何れか一方を、本体部43H内に、幅方向に収容して使用することもできる。
変形例4の構成によれば、布団の大きさに応じて、左右の脚部43Aからそれぞれ、調整脚部43Bを前後方向に延ばしたり縮めたりして布団を乾燥できる。
また、布団の大きさに応じて左右の脚部43Aをそれぞれ、幅方向に延ばしたり縮めたりして布団を乾燥できる。
そのため、布団の大きさに係らず(布団の大きさに応じて)布団を充分に乾燥させることができる。
<変形例5>
図16(a)は、変形例5の乾燥ユニットの使用中の状態を示す斜視図であり、図16(b)は、変形例5の乾燥ユニットで芳香剤を入れる前の状態を示す斜視図である。
変形例5は、乾燥ユニット53の本体部53Hに芳香剤収納部54Sを設けて臭い抑制体(例えば、芳香剤57)を収納し、布団の防臭、布団の臭いを消す消臭、および香り付け等する機能をもたせたものである。
図16(a)に示すように、変形例5の乾燥ユニット53は、芳香剤収納部54S内に臭い抑制体の芳香剤57が収納され、布団の乾燥とともに布団の防臭、香り付けが行われる。
図16(b)に示すように、乾燥ユニット53の本体部53Hの芳香剤収納部54Sの収納部蓋55が開けられ、芳香剤57の出し入れが行われる。
芳香剤57は通気性がある芳香剤袋57fに入れられる。臭い抑制体の芳香剤57は、その機能が失われると新たな芳香剤57が収納される芳香剤袋57fに交換される。
上述したように、芳香剤57は、布団の臭いを防ぐ防臭、布団の香り付け、布団の臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの機能をもつ臭い抑制手段を構成する臭い抑制体の一例である。
芳香剤57は、例えば、デオドラント(ヒノキチオール、香り付け成分等をカルシウムのつぶに染み込ませたもの)等が使用される。ヒノキチオールは布団に含まれる臭い成分と結合して臭いを消したり、防臭する。香り付け成分は布団に香り付けする。
なお、臭い抑制体は芳香剤57以外のものを用いてもよいのは勿論である。例えば、臭い抑制体として、公知の消臭剤、防臭剤、香料等が適宜選択して用いられる。
図17は乾燥ユニットの本体部の上部を構成する本体上部体を後上方から見た斜視図である。図18(a)は本体上部体を上から見た上面図であり、図18(b)は図18(a)のC−C断面図である。
乾燥ユニット53の本体部53Hに形成される芳香剤収納部54Sは、芳香剤収納箱体54と芳香剤収納蓋55(図16(a)参照)と芳香剤ベース56(図20(a)参照)とを有している。
図17、図18(a)、(b)に示すように、本体上部体48の上面板48aに、芳香剤収納箱体54が形成されている。
芳香剤収納箱体54は上方が空いた直方体形状を有している。芳香剤収納箱体54の底板54aと4側面を形成する側板54bには、香り漏出孔54hが多数穿孔されている。
図19(a)は、収納部蓋を斜め前下方から見た斜視図であり、図19(b)は、収納部蓋を下方から見た下面図であり、図19(c)は、図19(b)のD−D断面図であり、図19(d)は、図19(b)のE方向矢視図である。
芳香剤収納部蓋55は、平板状の形状を有している。
芳香剤収納部蓋55の上面側には、使用者が把持する取っ手55aが上方に突出して形成されている。
芳香剤収納部蓋55の下面側には、芳香剤収納部蓋55を閉塞状態に保持する凹形状の閉塞ロック凹部55b1と芳香剤収納部蓋55を開けた状態に保持する凹形状の開放ロック凹部55b2とが形成されている。
芳香剤収納部蓋55は、両側部が本体上部体48の上面板48aの下方の案内溝(図示せず)に嵌入されて、芳香剤収納箱体54を開閉するように、前後方向にスライド自在に取り付けられる(図16(a)、(b)参照)。
図20(a)は、芳香剤ベースを斜め前上方から見た斜視図であり、図20(b)は、芳香剤ベースを上方から見た上面図であり、図20(c)は、図20(b)のF−F断面図である。
芳香剤ベース56は、略平板状の形状を有している。
芳香剤ベース56は、4つの角部に芳香剤ベース56を本体上部体48の上面板48aにねじ止めするための段付きボス56bが形成されている。段付きボス56bの中央には、ねじが挿通する挿通孔56aが貫設されている。
芳香剤ベース56の上面側には、芳香剤収納部蓋55を閉塞状態と開放状態とにロックするためのロックアーム56rが、前方側がフリーで後方側が固定支持される片持ち支持の形状に形成される。ロックアーム56rの先端には、芳香剤収納部蓋55が閉塞された際に閉塞ロック凹部55b1に係合するとともに、芳香剤収納部蓋55が開けられた際に開放ロック凹部55b2に係合する凸形状のロック凸部56r1が上方に向けて突設されている。
芳香剤ベース56は、本体部53Hの上面板48aにスライド自在に取り付けられた芳香剤収納部蓋55の下方の位置に、ロックアーム56rのロック凸部56r1が上方に向けて突出した姿勢で配置される。具体的には、段付きボス56bの挿通孔56aをねじが挿通して、本体部53Hの上面板48aに下方から上方に向けて螺刻された雌ねじに螺着されて、ロックアーム56rのロック凸部56r1が下方に向けた姿勢で固定される。この芳香剤ベース56の位置は、芳香剤収納部蓋55が開けられた際に芳香剤収納部蓋55の開放ロック凹部55b2に、芳香剤ベース56のロック凸部56r1が係合し、芳香剤収納部蓋55が閉塞された際に閉塞ロック凹部55b1に、芳香剤ベース56のロック凸部56r1が係合する位置に設定される。
上記構成により、使用者が、布団を乾燥するに際して、図16(b)に示すように、芳香剤収納部蓋55の取っ手55aを把持して芳香剤収納部蓋55を開ける。この際、芳香剤ベース56のロックアーム56rは弾性変形してロック凸部56r1が芳香剤収納部蓋55の下面の開放ロック凹部55b2(図19(a)参照)に嵌合する。これにより、芳香剤収納部蓋55は開放状態に保持される。一方、使用者が、芳香剤57が収納される芳香剤袋57fを芳香剤収納箱体54に入れて、図16(a)に示すように、芳香剤収納部蓋55の取っ手55aを把持して閉めると、芳香剤ベース56のロックアーム56rは弾性変形してロック凸部56r1が芳香剤収納部蓋55の下面の閉塞ロック凹部55b1(図19(a)参照)に嵌入する。これにより、芳香剤収納部蓋55は閉塞状態に保持される。
こうして、乾燥ユニット53を図16(a)に示す運転状態にすると、乾燥ユニット53から吐き出される温風にヒノキチオール等、香料の成分が含まれ、布団が乾燥するとともに、防臭され、香り付けされる。そのため、いやな臭いがない香りがよい布団に仕上げることができる。
また、芳香剤収納部54Sは乾燥ユニット53の本体部53Hの上面の中央に配置されるので、使用者の芳香剤57が入った芳香剤袋57fの出し入れが容易である。
<<実施形態2>>
図21は、実施形態2の畳の上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図である。図22は、実施形態2のベッド上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図である。
実施形態2の布団乾燥機2Fは、ふとんなどの乾燥に使用する箱形状の乾燥ユニット13(図5参照)を、乾燥機本体21内に容易に収納ができる構成である。
更に、布団乾燥機2Fは乾燥ユニット13の未使用時の保管性や持ち運びがし易いことに特徴がある。
布団乾燥機2Fは、乾燥機本体21とホース2と変形例1の乾燥ユニット13(図5参照)とを備えている。
乾燥ユニット13は、前記した如く、布団(8、9)の乾燥に用いる乾燥器具である箱形状のアタッチメントである。
乾燥機本体21は、略キューブ型の形状、つまり六面体または直方体の形状を有している。
乾燥機本体21は、送風を発生させるファン(図示せず)と、ファンを駆動するモータM(図24参照)と、ファンからの送風を温風とする第1・第2のヒータ(図示せず)とを有している。そして、乾燥機本体21は、ファン、モータM、第1・第2のヒータを制御する制御部を有している。
制御部は、制御プログラムが実行されるマイクロコンピュータと、モータ駆動制御回路、ヒータ制御回路、センサ回路等の周辺回路を有している。
乾燥ユニット13は、乾燥機本体21内に収納されるので、乾燥機本体21内の部品と干渉することがないように二股形状を有している。
乾燥ユニット13の二股形状の反対側中央には、ホース2からの空気流を乾燥ユニット13に供給する際の継ぎ手であるホース接続部口2a(図5、図25参照)が取り付けられている。ホース接続部口2aはホース2の円形の開口を乾燥ユニット13の矩形状の開口に連結する接続アタッチメントの役割を担っている。ホース接続部口2aは、例えば合成樹脂で成形されている。
図21に示すように、布団乾燥機2Fで畳上の布団(8、9)を乾燥する場合、乾燥機本体21を横置きにして、乾燥機本体21の下側角部から延出される電源コードCのプラグcpを電源コンセント(図示せず)に差し込む。そして、操作部21sの操作スイッチ21bを押下することで所望の乾燥運転モードが開始され(詳細は後記)、乾燥ユニット13の温風吹出し口(13a、13a1、13b、13du、13ds)から温風O(図5参照)が吹き出される。
或いは、図22に示すように、布団乾燥機2Fで、洋室のベッドBの上の布団(8、9)を乾燥する場合、乾燥機本体21を縦置きにして、乾燥機本体21の下側角部から後方に延出される電源コードCのプラグcpを電源コンセント(図示せず)に差し込む。そして、操作部21sの操作スイッチ21bを押下することで所望の乾燥運転モードが開始され、乾燥ユニット13の温風吹出し口(13a、13a1、13b、13du、13ds)から温風Oが吹き出される。
<乾燥機本体21>
図23は、乾燥機本体内に乾燥ユニットとホースとを収納した乾燥機本体の外観斜視図である。
乾燥機本体21は、布団乾燥機2Fの使用中、容易に転倒することがないように安定性が得られる略キューブ型(六面体、直方体)の形状を有している。これにより、乾燥機本体21は、横置き縦置きの使用(図21、図22参照)が可能な構成としている。
そのため、布団乾燥機2Fの未使用時にも、乾燥機本体21の内部にホース2と乾燥ユニット13とを収容して、乾燥機本体21を縦置きや横置き状態にしてしまうことができる。
<乾燥機本体21の外装>
乾燥機本体21の手前上部には、操作部21s(図23参照)が配置されている。操作部21sは表示装置21hと複数の操作スイッチ21b(21b1、21b2、……)とを有している。
乾燥機本体21の操作部21s後方には、乾燥機本体21を持ち運びする際に把持されるハンドル24と、乾燥機本体21の内部を開閉する開閉蓋25とが備わっている。
開閉蓋25は、乾燥機本体21の筺体21kの後上部に設けられる回転支持部25s(図24参照)に回転自在に支持されている。
乾燥機本体21の前面側には、室内の空気を吸い込む吸込み口(図示せず)が設けられている。吸込み口の手前には、室内の空気中に含まれる粉塵などを取り除くフィルタf(図31参照)が設けられている。
乾燥機本体21の前面側のフィルタfを覆って、化粧パネル26が取り付け、取り外し自在に取り付けられている。
<乾燥機本体21の内部>
図24は、布団乾燥機を使用時の乾燥機本体の開閉蓋を開けた状態を上方から見た図である。
乾燥機本体21には、略中央前側に、ファン収納部21aとモータ収納部21mとが設けられている。
ファン収納部21aには、布団(8、9)に送り込む空気流を発生させるファン(図示せず)が収容されている。ファンにより引き起こされる空気流は、乾燥機本体21の前面側からフィルタf(図31参照)を通過して吸込まれる。モータ収納部21mには、ファンを回転駆動させるモータMが収容されている。
そのため、ファン収納部21aとモータ収納部21mとは、乾燥機本体21の筺体21kから内部に突出した凸形状に形成されている。
ホース2にはファンから空気流が供給されるため、ホース2の一方端部2t1は、ファンが収容されるファン収納部21aの連結口21cに接続されている。
図25は、乾燥機本体の内部に乾燥ユニットとホースとを収納した状態を上方から見た図である。
布団乾燥機2Fの未使用時には、使用者により、乾燥機本体21の連結口21cに一方端部2t1が連結されるホース2の他方端2t2が、乾燥ユニット13に取り付けられるホース接続部口2aから外される。なお、乾燥機本体21の連結口21cは、内蔵されるファンの空気吐き出し口である。
ホース2は、乾燥機本体21内に屈曲されてファン収納部21a(図24参照)上に収納される。一方、乾燥ユニット13は、中央に通気スペース13Pが形成される一対の脚部13A(図5参照)側が下方になる姿勢で乾燥機本体21内に入れられる。詳細には、乾燥ユニット13の通気スペース13Pの空間にモータ収納部21m(図24参照)が入り一対の脚部13Aがモータ収納部21mを跨ぐようにして、乾燥ユニット13が乾燥機本体21内に収納される。
これにより、布団乾燥機2Fの未使用時に、乾燥ユニット13とホース2とを、乾燥機本体21内にコンパクトな大きさで収納することができる。
そして、開閉蓋25が閉じられ、乾燥機本体21内に乾燥ユニット13が納まった布団乾燥機2F(図23参照)となる。
図26は、図23のA方向矢視図である。
乾燥機本体21のホース2が接続される側の側面板21k1と乾燥機本体21の下面板21k2とで形成される角部21k8には、電源コードcが延出される凹部21k9が凹設されている。電源コードCは、乾燥機本体21の角部21k8に形成される凹部21k9のほぼ中央部から後方側に向けて設けられている。
これにより、図21に示すように、畳上の布団(8、9)を乾燥する場合には、横置き姿勢の乾燥機本体21の下側の角部21k8から後方の電源コンセント(図示せず)に短い距離で(ほぼ一直線状に)電源コードCを接続できる。加えて、ホース2も乾燥対象の布団(8、9)にほぼ一直線上に短い距離で導くことができる。
或いは、図22に示すように、ベッドB上の布団(8、9)を乾燥する場合には、縦置きの姿勢の乾燥機本体21の下側の角部21k8から後方の電源コンセント(図示せず)に短い距離で(ほぼ一直線状に)電源コードCを接続できる。加えて、ホース2も縦置きの姿勢の乾燥機本体21から上方にベッドBの高さまで導いて、乾燥対象の布団(8、9)に、ホース2に無理な変形を与えることなく短い距離で導くことができる。
また、乾燥機本体21の筺体21kの後壁板21k3には、係合孔21oが形成されている。係合孔21oには、布団乾燥機2Fの未使用時に、幾重かに折り畳んでまとめられる電源コードCを束ねたコードホルダch(図27参照)が係合される。
係合孔21oは、円形の嵌入部21o1と、嵌入部21o1に連続して形成され嵌入部21o1の径より小さい幅寸法を有する嵌合部21o2とを有している。
嵌合部21o2は、円形の嵌入部21o1から下方に向けて延在して、途中から斜め下方に向けて延在して形成される長形状を有している。
布団乾燥機2Fは、電源コードCをまとめるための樹脂製の屈曲自在なコードホルダch(図27参照)を有している。図27は、図23のB方向矢視図である。
コードホルダchは、複数の球部ch1と、各球部ch1をつなぐ紐部ch2と、電源コードCを保持したコードホルダchをまとめる係合部ch3とを有している。
折り畳んでまとめられる電源コードCを縛ったコードホルダchは、一方側の紐部ch2および球部ch1が係合部ch3に係合されてまとめられる。そして、他方側の球部ch1が、係合孔21oの円形の嵌入部21o1に嵌入され、係合孔21oの嵌合部21o2に嵌合され、筺体21kの後壁板21k3に、電源コードCを縛ったコードホルダchが吊り下げられる。
<ハンドル24>
図23に示すように、ハンドル24は、布団乾燥機2Fの未使用時には、乾燥機本体21の筺体21k内に収容される。
図28は、ハンドルを乾燥機本体から引き出した状態を示す斜視図である。
布団乾燥機2Fを使用する際には、図28に示すように、乾燥機本体21から持ち手部24aを把持してハンドル24を引き出し、布団(8、9)の乾燥を行う場所まで運んで、布団(8、9)の乾燥作業が行われる。
図29は、ハンドルを乾燥機本体内に収容した状態の乾燥機本体の上部を前面側から見た断面図である。
図30(a)は、ハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面側から見た断面図であり、図30(b)は、ハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面斜め下側から見た斜視図である。
図29に示すように、ハンドル24は、略コの字状の形状を有する樹脂成形品である。ハンドル24は、左右方向に延びる持ち手部24aと、持ち手部24aの左端部から下方に延びるスライド部24bと、持ち手部24aの右端部から下方に延びるスライド部24cとを有している。
スライド部24bは、上下移動のガイドである長穴24b1が形成され、スライド部24bの下側部には、外側方に突設される係合突起24b2が、略半円柱状など曲率をもつ横断面形状を有する柱状に形成されている。同様に、スライド部24cは、上下移動のガイドである長穴24c1が形成され、スライド部24cの下側部には、外側方に突設される係合突起24c2が、略半円柱状など曲率をもつ横断面形状を有する柱状に形成されている。
一方、乾燥機本体21には、スライド部24bの長穴24b1に嵌入される円筒状の第1上案内リブ21i1と、スライド部24cの長穴24c1に嵌入される円筒状の第2上案内リブ21i2とが、それぞれ前後方向に立設されている。
また、乾燥機本体21には、ハンドル24の乾燥機本体21内への収容状態の位置と、ハンドル24の乾燥機本体21内からの引き出し状態の位置とに対応して、スライド部24cの外側面に向けて、下被係合突起21t1、上被係合突起21t2が、それぞれ略半円柱状など曲率をもつ横断面形状を有する柱状に突設されている。
この構成により、図29に示すように、ハンドル24の乾燥機本体21内への収容時には、ハンドル24のスライド部24b、24cの各長穴24b1、24c1の上部に乾燥機本体21の円筒状の案内リブ21i1、21i2が当接する。同時に、ハンドル24のスライド部24cの係合突起24c2が乾燥機本体21の下被係合突起21t1の下部に係合して、ハンドル24が乾燥機本体21内へ収容される状態が維持される。
一方、図30に示すように、ハンドル24の乾燥機本体21内からの引き出し時には、ハンドル24のスライド部24b、24cの各長穴24b1、24c1の下部に乾燥機本体21の円筒状の案内リブ21i1、21i2がそれぞれ当接する。同時に、ハンドル24のスライド部24cの係合突起24c2が乾燥機本体21の上被係合突起21t2の上部に係合して、ハンドル24の乾燥機本体21内からの引き出し状態が維持される。
なお、ハンドル24は左右対称に形成されるため、ハンドル24を乾燥機本体21に組み付ける際には、左右方向を意識する必要がなく、組み立て性がよい。
<化粧パネル26>
図31は、化粧パネルを取り外した乾燥機本体を斜め上前方から見た斜視図である。
乾燥機本体21には、化粧パネル26を取り付けるための下取り付け部27と、上取り付け部28とが設けられている。
下取り付け部27と、上取り付け部28とは、左右対称な形状に一対設けられるので、一方側の下取り付け部27と上取り付け部28との説明を行い、他方側の説明は省略する。
乾燥機本体21の下取り付け部27は、嵌入孔27aが中央に貫設されている。そして、嵌入孔27aが形成される内側の壁板には、被係合孔27bが内方に向けて貫設されている。また、嵌入孔27aの廻りには、前方に突出して形成される案内リブ27cが、上方側が切り欠かれた形状に嵌入孔27aを囲繞する形状に形成されている。
乾燥機本体21の上取り付け部28は、嵌入孔28aが中央に貫設されている。そして、嵌入孔28aが形成される内側の壁板には、被係合孔28bが内方に向けて貫設されている。また、嵌入孔28aの廻りには、前方に突出して形成される案内リブ28cが、下方側が切り欠かれた形状に嵌入孔28aを囲繞する形状に形成されている。
乾燥機本体21の中央上部には、化粧パネル案内リブ21rが、上部が切り欠かれた下壁21r1および側壁21r2を有する略U字形状に前方に突出して形成されている。
図32は、乾燥機本体から取り外した化粧パネルの内部側を斜め上方から見た斜視図である。
化粧パネル26は、合成樹脂を用いて、射出成形により下記の構成に一体に成形される。
化粧パネル26の裏面側には、円筒状のパネル取り付け案内リブ26rと、下爪部29および上爪部30が形成されている。下爪部29および上爪部30は、化粧パネル26を乾燥機本体21に取り付けるためのものである。
パネル取り付け案内リブ26rは、化粧パネル26を乾燥機本体21に取り付ける際に位置決めとなるものであり、化粧パネル26の裏面側上部に後方(図23の後側)に突出する円筒形状を有して形成されている。
化粧パネル26の下爪部29と上爪部30とは、左右対称な形状に一対設けられるので、一方側の下爪部29と上爪部30との説明を行い、他方側の説明は省略する。
化粧パネル26の下爪部29は、後方に突出する形状の略コ字状の断面を有する嵌入爪29aが形成されている。嵌入爪29aには、弾性変形する平板状の変形アーム29bが片持ち状に形成されている。そして、変形アーム29bの自由端側であって中央側の面には、嵌入突起29b1が曲率を有する形状に中央側に突出して形成されている。
化粧パネル26の上爪部30は、後方に突出する形状の略コ字状の断面を有する嵌入爪30aが形成されている。嵌入爪30aには、弾性変形する平板状の変形アーム30bが片持ち状に形成されている。そして、変形アーム30bの自由端側であって中央側の面には、嵌入突起30b1が曲率を有する形状に中央側に突出して形成されている。
さらに、嵌入爪30aの先端部には、取り外し用操作部30a1が、平板形状を有して乾燥機本体21の内部側に突出する形状に形成されている。
<化粧パネル26の取り付け>
化粧パネル26を、乾燥機本体21に取り付ける場合には、化粧パネル26の裏面側を、乾燥機本体21の前面側に対向させる。そして、化粧パネル26の裏面側下部の左右の下爪部29の嵌入爪29aを、乾燥機本体21の前面側の左右の下取り付け部27(図31参照)の嵌入孔27aに嵌入して押し入れる。
すると、化粧パネル26の裏面側下部の左右の嵌入爪29aの変形アーム29bの嵌入突起29b1が、それぞれ乾燥機本体21の左右の嵌入孔27aの壁面に当接して、左右の変形アーム29bが弾性変形して左右の嵌入突起29b1が左右の被係合孔27bにそれぞれ嵌入して係合する(図33参照)。なお、図33は、化粧パネルの下部が、乾燥機本体に係合した状態を示す要部一部切り欠き斜視図である。
そして、化粧パネル26の裏面側上部の円筒状のパネル取り付け案内リブ26rを、乾燥機本体21の化粧パネル案内リブ21rに嵌入して、化粧パネル26を乾燥機本体21に対して位置決めする。
続いて、化粧パネル26の裏面側上部の左右の嵌入爪30a(図32参照)のを、それぞれ乾燥機本体21の前面側の左右の上取り付け部28の嵌入孔28aに嵌入して押し入れる。すると、化粧パネル26の裏面側下部の左右の嵌入爪30aの変形アーム30bの嵌入突起30b1が、それぞれ乾燥機本体21の左右の嵌入孔28aの壁面に当接して、左右の変形アーム30bが弾性変形することにより、変形アーム30bの嵌入突起30b1が、乾燥機本体21の左右の嵌入孔28aの被係合孔28bに嵌入して係合する(図34参照)。なお、図34は、化粧パネルの上部が、乾燥機本体に係合した状態を示す要部一部切り欠き斜視図である。
このように、化粧パネル26は、下部の一対の変形アーム29bと上部の一対の変形アーム30bの弾性変形を用いて、乾燥機本体21の前面側に取り付けられる。
一方、フィルタf(図31参照)の掃除や交換時に、化粧パネル26を乾燥機本体21から取り外す際には、図24に示すように、開閉蓋25を開ける。
そして、使用者が乾燥機本体21内に手を入れ、化粧パネル26の裏面側上部の左右の嵌入爪30aの取り外し用操作部30a1を左右の外方に押圧することで(図34の矢印α1参照)、変形アーム30bを外側に変形させる。これにより、左右の変形アーム30bの嵌入突起30b1を、乾燥機本体21の左右の嵌入孔28aの被係合孔28b内から外し、手前に化粧パネル26を引き出す。これにより、化粧パネル26の下部の左右の変形アーム29bが弾性変形して左右の嵌入突起29b1(図33参照)が左右の被係合孔27bから外れ、化粧パネル26が乾燥機本体21から取り外される。
このような乾燥機本体21への取り付け機構をもつ化粧パネル26は、樹脂により一体に射出成形により形成される。そのため、化粧パネル26の製造は極めて簡易に行える。
また、化粧パネル26の乾燥機本体21への取り付けおよび取り外し作業は、使用者が極めて容易に遂行することができる。
さらに、化粧パネル26の取り付け構成を、その裏面側での取り付け、取り外し構成とすることにより、化粧パネル26と乾燥機本体21との隙間を可及的に狭くすることができる。例えば、化粧パネル26と乾燥機本体21との隙間寸法を、10mm以下例えば6mm程度とすることができる。或いは、さらにこの隙間寸法を狭めることが可能である。
<乾燥機本体21の操作部21s>
図23に示すように、乾燥機本体21の手前上部には、操作部21sが配置されている。操作部21sは、表示装置21hと複数の操作スイッチ21b(21b1、21b2、……)とを有している。
操作スイッチ21bには、順方向に発光する半導体素子であるLED(Light Emitting Diode)が設けられている。LEDは、操作スイッチ21bが押下され、スイッチ入の際に点灯する。
図35は、操作部のレイアウトを示す図である。
複数の操作スイッチ21b1〜21b7は、布団乾燥機2Fが有する各乾燥運転モードの種類毎に設けられるスイッチである。右端の操作スイッチ21b8は、運転開始/停止を行う際に押下される運転入/切スイッチである。
操作スイッチ21b1〜21b7は、それぞれ「ふとん乾燥 夏」、「ふとん乾燥 冬」、「ふとん乾燥 暖め」、「乾燥(くつ・衣類) 温風」、「乾燥(くつ・衣類) 送風」、「節電」、「ダニ対策」の乾燥運転モードに対応する。
各乾燥運転モードは、複数の時間設定を含む変更モードを有している。
表1は、各乾燥運転モードの温風運転の時間を表わした表である。
Figure 2016064126
「ふとん乾燥 夏」、「ふとん乾燥 冬」は、温風運転がa分、b分、c分、d分、e分の5つの異なる温風運転時間の5つの変更モードを有している。
「ふとん乾燥 暖め」、「ダニ対策」はそれぞれ3種類の温風運転時間の3つの変更モードを有している。
「乾燥(くつ・衣類) 温風」は4種類の温風運転時間の4つの変更モードを有している。
「乾燥(くつ・衣類) 送風」はそれぞれ3種類の送風運転時間の3つの変更モードを有している。
表2は、「ふとん乾燥 夏」の温風運転「e分」の乾燥運転モードの過程を示す表である。
Figure 2016064126
e分の温風運転中は、第1のヒータがpW(ワット)、第2のヒータがqWで出力され、送風運転では第1のヒータが停止され、第2のヒータがgWの出力のみである。
その他の「ふとん乾燥 夏」の温風運転がa分、b分、c分、d分の変更モードは、表2の温風運転の時間「e分」が「a分」、「b分」、「c分」、「d分」に変わるものであり、その他は表2の温風運転の時間「e分」と同様である。
一方、「ふとん乾燥 冬」は、表2の「ふとん乾燥 夏」の送風運転がなく、温風運転の後に第1のヒータが停止され、第2のヒータがqWの出力のみの冷却運転が所定時間行われる。冷却運転とは、ふとんの乾燥運転が終了した後にふとん内部を冷却するため、ヒータ出力を低下させファンを回す運転である。
「節電」の乾燥運転モードは、「ふとん乾燥 冬」の乾燥運転モードに対して、第1のヒータの出力を低く制御することで、消費電力を数十%低下させて節電するモードである。
「ふとん乾燥 暖め」、「乾燥(くつ・衣類) 温風」、「ダニ対策」の乾燥運転モードは、複数の時間の温風運転後に冷却運転が行われる。「ふとん乾燥 暖め」、「乾燥(くつ・衣類) 温風」、「ダニ対策」の各モードの変更モードは、温風運転の時間が変更されるモードである。
「乾燥(くつ・衣類) 送風」の乾燥運転モードは、送風運転だけが行われる。「乾燥(くつ・衣類) 送風」の変更モードは、送風運転の時間が変更されるモードである。
使用者は、図21、図22に示す状態で乾燥運転を行うに際して以下の操作を行う。
まず、使用者は、図35の操作スイッチ21b1〜21b7の何れかを押下することで所望の乾燥運転モードの種類を選択する。そして、選択した操作スイッチ21bの押下を繰り返し、所望の乾燥運転モードのうちの変更モードを選択する。なお、操作スイッチ21b1〜21b7の何れかを1回押下するだけで、所望の乾燥運転モードのうちの変更モードが選択される場合もある。
続いて、運転入/切スイッチの操作スイッチ21b8を押下することで所望の乾燥運転モードの乾燥作業が開始される。ここで、操作スイッチ21b1〜21b7を押下する度に、「ピッ」という短いブザー音が鳴らされ、運転入/切スイッチの操作スイッチ21b8を押下すると、「ピッピー」という長いブザー音が鳴らされる。そのため、制御部には、圧電ブザーなどのブザーが搭載されている。
ここで、「ふとん乾燥 夏」と「ふとん乾燥 冬」とを同時に長押しすると、例えば3〜5秒押下することで、全てのブザー音を消す機能が制御プログラムにプログラミングされている。なお、上記は一例であり、操作スイッチ21bの何れか2または3つを長押しすると全てまたは一部のブザー音を消す機能としてもよい。
従って、使用者は、従来のように、乾燥運転モードの種類を選択するのに1つの操作スイッチの押下を繰り返すことで乾燥運転モードを選択することなく、本実施形態2では、所望の乾燥運転モードの操作スイッチ21b1〜21b7の何れかを押下することで乾燥運転モードを選択できる。そのため、使用者は、空間的に乾燥運転モードの種類を目視して操作スイッチ21b1〜21b7を操作でき、操作が容易である。また、使用者は、空間的に乾燥運転モードの操作スイッチ21b1〜21b7を記憶できるので、より操作が容易になる。例えば、使用者は、「ふとん乾燥 夏」の乾燥運転モードを左端の操作スイッチ21b1と記憶してしまうので、より迅速な操作が行える。
上述したように、使用者は、乾燥運転モードで、任意に予め設定された時間を選択できる。
表示装置21hは、例えば7セグメントの3桁表示であり、操作スイッチ21b1〜21b7の何れかの押下と操作スイッチ21b8の押下で乾燥運転モードが開始され、表示装置21hに実行中の乾燥運転モードの残りの運転時間が表示される。
7セグメントでの表示は、主に残りの運転時間を分表示し、1桁から3桁の時間を表示させることができる。また、乾燥運転中は時間の経過が分かるように分単位でカウントダウンさせて残り時間を表示する。
なお、実行中の乾燥運転モードの途中で、運転入/切スイッチの操作スイッチ21b8を押下した場合、実行中の乾燥運転は停止される。
<エラー表示>
表示装置21hでの表示は、乾燥運転中に支障(異常)が生じた時のエラー表示を行い、使用者へのお知らせを兼ねた表示としている。
表示装置21hには、下記のようなエラーを表示する。
表示の分類として、エラーコードを H ○○ と C ○○ に分ける。
布団乾燥機2Fの異常現象は、使用者側で復帰できる現象と使用者側では復帰できない現象があるため、エラーコードで識別させるために、先頭1桁の英字、例えば「H」、「C」で復帰不可能な現象と復帰可能な現象とを分類する。
つまり、H○○は修理/交換対応が必要なエラー内容を表わし、C○○は使用者側で復帰が可能なエラー内容を表わす。
図36(a)に、表示装置に使用者側では復帰できないエラー内容のエラーコードが表示される場合を示し、図36(b)に、表示装置に使用者側で復帰できるエラー内容のエラーコードが表示される場合を示す。
上述したように、図36(a)の「H01」(第2の表示)の1桁目「H」(第1の表示)は使用者側では復帰できないエラー内容であることを示し、「01」は例えば温度センサのサーミスタが故障したことを示す。制御部には、サーミスタの抵抗を検出するセンサ回路が搭載されている。
「H01」は、サーミスタのオープンやショートであることを示し、修理/交換対応となる。
図36(b)の「C01」(第2の表示)の1桁目「C」(第1の表示)は使用者側で復帰できるエラー内容であることを示し、「01」は例えば温度センサのサーミスタが異常温度を検出したことを示す。「C01」は、サーミスタの温度センサのサーミスタが異常温度を検出であることを示し、使用者対応であることを示す。
原因としては、フィルタfの目詰まりの可能性がある、乾燥機本体21の置き方が間違っている、乾燥機本体21に布団(8、9)が被っている可能性がある等々である。
なお、使用者対応のエラーコードに関しては、布団乾燥機2Fに予めマニュアルが添付されている。そこで、使用者は、エラーコードをマニュアルでひき、対応内容を確認して迅速に異常に対応して、素早く正常状態に復帰することができる。
復帰方法としては、一旦電源プラグを抜く。そして、化粧パネル26を前述したように外し、フィルタfの掃除や交換を行う、乾燥機本体21の使い方を正す等々を行った後、しばらくたってから、再度電源プラグcpを電源コンセントに差し込む。
表示装置21hで、7セグメントにより、乾燥運転の残り時間をデジタルで表示することで、操作時や運転中の経過時間が一目で分かる。
また、運転中に障害(異常)が生じた時などには、使用者側で復帰できる現象と使用者側では復帰できない現象とを明示したエラー表示により、消費者への注意喚起を行える。さらに、使用者側で復帰できる現象と使用者側では復帰できない現象とを明示し、かつ、故障内容を示すエラーコードにより、故障判断も可能で、早期の復帰が可能となる。
加えて、用途に合わせた乾燥運転モードを、操作スイッチ21b毎に分類した構成にすることで、使用者が選び易く、かつ容易に選べ、しかも操作がし易い。
なお、エラーコードの1桁目は英字以外の数字、文字等でもよく、固有に識別可能であれば、その表示は任意に選択できる。また、エラーコードの2桁目以降も、エラー内容に応じてそれぞれ固有に識別できれば文字、図形でもよく、その表示方法は限定されない。
実施形態2の構成によれば、下記の効果を奏する。
1.二股形状の乾燥ユニット13(図5参照)を乾燥機本体21内のファンのモータMを跨いで乾燥機本体21内に収納する構成としたので、乾燥ユニット13を乾燥機本体21内にコンパクトに収納できる。また、乾燥ユニット13を二股形状とすることで、布団(8、9)などの乾燥に使用するアタッチメントとして、より高い性能を発揮できる。
そのため、よりコンパクトに乾燥ユニット13、ホース2を乾燥機本体21内に収納ができる(図25参照)、かつ、性能が高い乾燥ユニット13を得られるという2つのメリットを同時に享受することができる。
2.乾燥ユニット13は合成樹脂などを用いて箱状に構成されるので、従来のふとん乾燥 機の乾燥マットに比較し、汚れず、簡単に拭け、すっきり始末できる。また、乾燥ユニット13の移動、設置、除去、取り扱いが簡単である。
3.乾燥機本体21の空気の吸込み口を前面側に配置し、フィルタfを化粧パネル26で覆い、化粧パネル26を乾燥機本体21の前面側に係合して、化粧パネル26を乾燥機本体21の内部側から外す構成とした。そのため、化粧パネル26と乾燥機本体21の前面側との隙間を可及的に狭くできる。
また、乾燥機本体21の空気の吸込み口を前面側に配置したので、部屋の隅のゴミを乾燥機本体21の裏側から吸い込むことがなく、部屋中央の比較的きれいな空気を吸い込むことができる。また、乾燥機本体21の裏面側に綿埃が吸い付くこともない。
以上のことから、大きなゴミを空気とともに吸い込むことが防止され比較的清浄な空気を吸い込むことができる。そのため、フィルタfの汚れが抑制され、従来よりきれいな空気で布団(8、9)などの乾燥を行える。
4.化粧パネル26と乾燥機本体21の前面側との隙間を狭くできるので、子供や幼児が誤って化粧パネル26と乾燥機本体21との隙間に手をかけ、化粧パネル26を外すことを防ぐことができる。
また、化粧パネル26と乾燥機本体21の前面側との隙間は可及的に狭くできることから、所望の隙間に調整できる。
5.化粧パネル26および乾燥機本体21は、化粧パネル26と乾燥機本体21との着脱機構を一体に成形できるので、製造コストが低い。
6.化粧パネル26は、使用者が乾燥機本体21の内部の化粧パネル26内側から簡単に外せ、かつ、簡単に化粧パネル26を乾燥機本体21に取り付けできるので、使い勝手が良好である。
7.乾燥機本体21の上面部にハンドル24を設け、乾燥機本体21内からの引き出し、収納可能とした。そのため、乾燥機本体21の移動がハンドル24を持って容易に移動できる。
布団乾燥機2Fの未使用時には、ハンドル24を乾燥機本体21内に収納できるので、ハンドル24が邪魔になることがない。
8.ハンドル24の引き出し、収納の構成を樹脂成形品で一体に構成できるので、製造コストが低い。
9.乾燥機本体21をキューブ型(略六面体形、略直方体形)としたので、乾燥機本体21を縦置き、横置きして使用できる。
また、布団乾燥機2Fの未使用時に、乾燥ユニット13を収納した乾燥機本体21を縦置き、横置きすることで容易に任意の場所、空間にしまうことができる。例えば、タンスの上、冷蔵庫の上など空間のある箇所に、乾燥機本体21がキューブ型であるので、安定して置くことができる。
10.乾燥機本体21の一方側部のホース2連結側の側方下部の角部21k8に凹部21k9(図26参照)を設け、電源コードCを該凹部21k9に配置した。そして、電源コードCを該凹部から乾燥機本体21の裏面側に引き出す構成である。
そのため、図21に示すように、布団(8、9)を乾燥する場合には、乾燥機本体21をホース2連結側の側面を下に横置きの姿勢に配置できる。これにより、ホース2は直線状に布団(8、9)まで延ばせ、乾燥ユニット13を布団(8、9)内に置くことができる。
ホース2を床に這わせ、直線状に配置できるので、ホース2に無理がかからず、ホース 2を最短の長さで布団(8、9)まで導くことができる。一方、電源コードCは、ホース2連結側の側面を下に横置きに配置した乾燥機本体21の下面側より床を這わせて直線状に電源コンセントまで導くことができるので、電源コードCを最短の長さで構成することができる。また、電源コードCを床に這わせて電源コンセントまで導けるので、乾燥機本体21の近くを通る人が、電源コードCに足をからませることを防ぐことができる。
また、図22に示すように、ベッドBの上の布団(8、9)を乾燥する場合には、乾燥機本体21を通常の縦置きの姿勢でホース2を上側から無理なくベッドの上の布団8,9間に導くことができる。そのため、ホース2を最短の長さで布団(8、9)間に導け、かつ、ホース2に無理がかからない。一方、電源コードCは、乾燥機本体21のホース2連結側の側方下部の角部21k8の凹部21k9から、床を這わせて乾燥機本体21の後方の電源コンセントに直線状に導くことができる。そのため、電源コードCを最短長さで、電源コンセントにつなぐことができる。また、電源コードCは、床を這って接続できるので、乾燥機本体21近くを通る人が足をからませることがない。
上述のことから、乾燥機本体21を略キューブ型とし、ホース2の連結箇所を一方の側上部に配置し、電源コードCを該一方側の側下部に設けることで、ホース2と電源コードCの各長さを最短の長さとすることができる。また、布団乾燥機2Fの使用時、ホース2と電源コードCとを無理なく配置することができる、電源コードCを足にからませることが抑制されるメリットがある。
11.操作部21sの操作スイッチ21b1〜21b7を各乾燥運転のモードに対応させて設けたので、使用者が直ちに、つまり迅速に所望の乾燥運転モードを選ぶことができる。また、操作スイッチ21b1〜21b7の何れかの押下を繰り返すことで、選択した乾燥運転モードの所望の変更モードを選ぶことができる。そのため、使い勝手がよい。
12.操作部21sの表示装置21hに乾燥運転の残り時間を表示するので、使用者は乾燥運転が終わる時間を見極めることができ、外出、買い物などを予定たてて行うことができる。
13.操作部21sの表示装置21hに、布団乾燥機2Fに発生したエラー内容に応じて、使用者対応可能か否か分るエラーコードによる表示を行うので、使用者対応できない場合のエラーへの対応が速やかに行える。また、表示装置21hにエラー内容に応じたエラーコードが表示されるので、迅速にエラー内容に応じた処置を施すことができる。使用者対応の異常の場合には、マニュアルなどでエラーコードから対応内容を知り、迅速に対応することができ、正常状態に素早く復帰することができる。
<実施形態2の変形例1>
図37は、実施形態2の変形例1の乾燥ユニットが乾燥機本体の内部に収納された状態を上方から見た斜視図である。
変形例1は、乾燥機本体21の連結口21cに一方端部が連結されるホース62の他方端62t2が、乾燥ユニット63と一体に連続して構成されたものである。
そのため、乾燥ユニット63とホース62とは、図37に示すように、つながったまま乾燥機本体21の内部に収納される。
その他の構成は、実施形態2の構成と同様であるから、同一の構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
変形例1によれば、乾燥ユニット63とホース62とが一体に繋がって構成されるので、乾燥ユニット63の乾燥機本体21からの取り出し、乾燥ユニット63の乾燥機本体21への収納が容易である。
そのため、乾燥ユニット63とホース62の取り扱い性が良好である。
<<その他の実施形態>>
1.前記実施形態、変形例1〜3では、通気スペース13Pを前端縁から中央にかけて形成した場合を示したが、前端縁以外の端縁から通気スペース13Pを形成してもよい。
2.前記実施形態、変形例では、図4〜図7に示すように、凹部温風吹出し口13a1を通気スペース13Pの根元側に設けた場合を例示したが、通気スペース13Pに対向していれば凹部温風吹出し口13a1の位置はその他の位置に設けてもよい。しかしながら、凹部温風吹出し口13a1を通気スペース13Pの根元側に設けた場合(図4〜図7参照)、温風Oが通気スペース13Pの先端側に向かって吹き出されるので、温風Oが布団(9、8)に広く行き渡り、より好ましい。
3.変形例3では、箱状脚部を脚部33Aと調整脚部33Bとの2つの箱形状のもので形成する場合を例示したが、箱状脚部の一部または全部を矩形状の梁または枠と、梁または枠に取り付けられるシート状部材とで構成し、梁または枠の位置を調整し、梁または枠とシート状部材とで構成される箱状脚部の長さを変える構成としてもよい。つまり、箱状脚部の長さが変更できる構成であれば、その構成は任意に選択できる。
4.なお、前記実施形態、変形例1〜3では、様々な構成を説明したが、説明した各構成を適宜組み合わせて構成してもよい。
5.実施形態2では、乾燥ユニット13を乾燥機本体21内に収納する場合を例示して説明したが、変形例2、3の乾燥ユニット23、33を乾燥機本体に収納する構成とできるのは言うまでもない。また、箱形状の乾燥ユニットであれば、実施形態の乾燥ユニット13を乾燥機本体内に収納する構成とでき、箱形状を有する乾燥ユニットであれば、乾燥機本体21内に収納できるのは勿論である。
6.実施形態2で説明した各構成を前記実施形態、、変形例1〜3で説明した各構成と、適宜組み合わせて構成してもよい。
7.なお、特許請求の範囲に記載した 「本体部(乾燥機本体1、2)は、六面体または直方体の形状を有する」とは、本体部(乾燥機本体1、2)が略六面体または略直方体の形状(略キューブ形状)を含むものとする。
8.前記実施形態では、左右の調整脚部43Bが前後方向にそれぞれ左右の脚部43Aに対して収納、延出可能であるとともに、左右の一対の脚部43Aが幅方向にそれぞれ本体部43Hに対して収納、延出可能である場合を示したが、左右の一対の脚部43Aが幅方向にのみそれぞれ本体部43Hに対して収納、延出可能である構成としてもよい。
9.前記実施形態、変形形態では、様々な構成を説明したが適宜選択して組み合わせて構成してもよい。
なお、本発明は前記した実施形態に限定されるものでなく、様々な実施形態が含まれる。例えば、上記した実施形態は本発明を分り易く説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、説明した構成の一部を含むものであってもよい。
1、21 乾燥機本体(本体部)
2、62 ホース
3、13、23、33、43、53、63 乾燥ユニット
3a 前部温風吹出し口(吹出し口)
3b 側部温風吹出し口(吹出し口)
3c、13c 後部温風吹出し口(吹出し口)
3d、13d 上下部温風吹出し口(吹出し口)
8 敷き布団(布団)
9 掛け布団(布団)
11 外周部温風通路
12 中心部温風通路
13a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13a1 凹部温風吹出し口 (吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13b 側部温風吹出し口(吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13A、23A、33A、43A 脚部(脚状箱部)
13A1、23A1 前端縁(脚状箱部の端縁)
21b(21b1、……、21b8) 操作スイッチ
21c 連結口
21h 表示装置(表示部)
21t1 下被係合突起(第1の保持部)
21t2 上被係合突起(第2の保持部)
21k1 側面板
21k2 下面板
21k8 角部
21k9 凹部
21i1 第1上案内リブ(第1の保持部、第2の保持部)
21i2 第2上案内リブ(第1の保持部、第2の保持部)
23a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
24 ハンドル
24b1、24c1 長穴(ハンドル係合部)
24c2 係合突起(ハンドル係合部)
26 化粧パネル(化粧板)
27 下取り付け部(被係合部)
28 上取り付け部(被係合部)
29 下爪部(係合部)
30 上爪部(係合部)
30a1 取り外し用操作部(解除部)
33a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
33A 脚部(長さが変えられる脚状箱部、脚状箱部)
33B 調整脚部(長さが変えられる脚状箱、脚状箱部)
13P 通気スペース
54 芳香剤収納箱体(臭い抑制手段)
54S 芳香剤収納部(臭い抑制手段)
55 収納部蓋(蓋部材、臭い抑制手段)
55b1 閉塞ロック凹部(ロック手段)
56 芳香剤ベース(臭い抑制手段)
56r ロックアーム(ロック手段)
57 芳香剤(臭い抑制体、臭い抑制手段)
C 電源コード
C1 制風板(制風手段)
F、2F 布団乾燥機
f フィルタ
O 温風
T スタンド(角度変更手段)

Claims (24)

  1. 布団近くに置かれる乾燥ユニットと、前記乾燥ユニットに接続されるホースと、前記ホースに温風を供給する本体部とを備え、前記ホースから供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
    前記乾燥ユニットは、箱形状に形成されるとともに、前記温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有する
    ことを特徴とする布団乾燥機。
  2. 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
    前記乾燥ユニットは、布団に入れるだけでセットできる
    ことを特徴とする布団乾燥機。
  3. 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
    前記乾燥ユニットは、筐体形状である
    ことを特徴とする布団乾燥機。
  4. 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
    前記乾燥ユニットは、使用に際して変形しない
    ことを特徴とする布団乾燥機。
  5. 前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有し、
    前記吹出し口の一部は、前記通気スペースに対して開口される
    ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  6. 前記乾燥ユニットは、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、
    前記脚状箱部の端縁に前記吹出し口の一部である端縁吹出し口が設けられる
    ことを特徴とする請求項5に記載の布団乾燥機。
  7. 前記脚状箱部は、長さが変えられる
    ことを特徴とする請求項6に記載の布団乾燥機。
  8. 前記乾燥ユニットを、その載置面からの角度を変更する角度変更手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  9. 前記吹出し口の一部は、前記乾燥ユニットが載置される面に沿った方向に長く形成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  10. 前記乾燥ユニットは、その内部に前記温風を前記吹出し口の外部に案内する制風手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  11. 前記本体部は、
    六面体または直方体の形状を有するとともに、請求項1から請求項10の何れか一項に記載の前記乾燥ユニットを収納する空間を内部に有し、
    前記乾燥ユニットは、前記空間内に収納される
    ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  12. 前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有するとともに、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、
    前記本体部は、内部中央に前記温風を発生させるファンを稼働させるモータが配置され、
    前記乾燥ユニットは、前記モータが一対の長形の脚状箱部間に配置される姿勢で前記本体部内に収納される
    ことを特徴とする請求項11に記載の布団乾燥機。
  13. 前記本体部は、前側に前記温風となる空気の吸込み口を有するとともに、前記吸込み口の手前に空気中の塵埃を除去するフィルタが設けられ、
    前記フィルタを手前側から覆って設けられ、前記本体部の前面側の被係合部に裏面側の係合部が係合して取り付けられる化粧板を備え、
    前記化粧板は、前記本体部から取り外される際に、前記本体部内部から前記係合を解除するために力が加えられる解除部を裏面側に有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項12のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  14. 前記本体部は、
    前記布団乾燥機を運ぶ際に把持されるハンドルを有し、
    前記ハンドルは、
    前記本体部内の第1の保持部に係合されることで前記本体部内に収納される収納状態に保持されるとともに、前記本体部内の第2の保持部に係合されることで前記本体部からの引き出し状態に保持されるハンドル係合部とを有し、
    前記ハンドル係合部は前記ハンドルに一体に成形される
    ことを特徴とする請求項1から請求項13のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  15. 前記本体部は、
    前記布団を乾燥する乾燥運転の種類毎に、前記乾燥運転を選ぶ際に選択される操作スイッチをそれぞれ有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項14のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  16. 前記本体部は、前記布団を乾燥する乾燥運転の残り時間が表示される表示部を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項15のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  17. 前記本体部は、前記布団乾燥機に異常が発生した際にエラー表示がなされる表示部を有し、
    前記エラー表示は、前記布団乾燥機の使用者が対応できるものか否かが判断できる第1の表示と、前記異常の内容が判断できる第2の表示とを有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項16のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  18. 前記本体部は、一方の側部に前記ホースが連結される連結口を有し、
    前記本体部に電源を供給する電源コードは、前記一方の側部側の側面板と前記本体部の下面板とで形成される角部に形成される凹部から後方に引き出されて構成される
    ことを特徴とする請求項1から請求項17のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。
  19. 前記脚状箱部は、互いに離れたり、近づいたり調整できる
    ことを特徴とする請求項6から請求項18の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  20. 前記乾燥ユニットは、長手方向または短手方向のうちの少なくとも何れかの方向に伸縮自在である
    ことを特徴とする請求項1から請求項19の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  21. 臭いを防ぐ防臭、香り付け、臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの臭い抑制手段を備える
    ことを特徴とする請求項1から請求項20の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  22. 前記臭い抑制手段は、前記乾燥ユニットの上部に配置され、蓋部材がロック手段でロックされた状態で臭い抑制体が収容されている
    ことを特徴とする請求項21に記載の布団乾燥機。
  23. 前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に連続して構成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項22の何れか一項に記載の布団乾燥機。
  24. 前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に前記本体部の内部に収納される
    ことを特徴とする請求項1から請求項23の何れか一項に記載の布団乾燥機。
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