JP2016064126A - 布団乾燥機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の布団乾燥機は、布団8、9近くに置かれる乾燥ユニット3と、乾燥ユニット3に接続されるホース2と、ホース2に温風Oを供給する本体部1とを備え、ホース2から供給される温風Oを乾燥ユニット3から吹き出し、布団8、9を乾燥する布団乾燥機Fであって、乾燥ユニット3は、箱形状に形成されるとともに、温風Oを外部に吹き出す吹出し口3a、3b、3c、3dを複数有している。
【選択図】図1
Description
従来、特許文献1に記載されるように、各種の布団を乾燥させるための布団乾燥機がある。布団乾燥機は、乾燥マット110に温風Oを流して布団の乾燥が行われる。
乾燥マット110は、例えば布団乾燥機本体(図示せず)よりホース102を介して温風Oが、外周部温風通路111の内部に供給され、外周部温風通路111を通過して中心部温風通路112に流れる。
さらに、従来、乾燥マット110の寸法が大人用シングルサイズ布団の寸法に合わせているため、子供用布団や幼児用布団には使用できないという不都合がある。
請求項8の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットを、その載置面からの角度を変更する角度調節手段を有するので、布団の大きさに合わせて、乾燥ユニットの角度を調整し、布団の隅々まで温風を送ることができる。そのため、温風を有効活用できエネルギの効率的利用が行え、省エネルギ化を図れる。また、乾燥時間を短縮できる。
請求項9の布団乾燥機によれば、吹出し口の一部は、乾燥ユニットが載置される面に沿った方向に長く形成されるので、温風をより多く吹き出すことができる。
請求項10の布団乾燥機によれば、乾燥ユニットの内部に温風を吹出し口の外部に案内する制風手段を有するので、温風を効果的に吹出し口の外部に吹き出すことができる。そのため、エネルギを効果的に使用でき、省エネルギ化が可能であり、乾燥時間が短縮できる。
図1(a)は、本発明の実施形態に係る布団乾燥機を斜め前上方から見た斜視図であり、図1(b)は、実施形態に係る布団乾燥機の乾燥ユニットを斜め後下方から見た斜視図である。
図2は、実施形態の布団乾燥機の使用状態を斜め前方から見た斜視図である。
布団乾燥機Fの使用時には、箱形状の乾燥ユニット3を、掛け布団9と敷き布団8との間に設置する。乾燥ユニット3は箱形状であるため、設置が容易である。
そして、ホース2から乾燥ユニット3に送られる温風Oを、乾燥ユニット3の全周面から外部に放出することで布団(9、8)の乾燥・暖めができる。
乾燥機本体1は、合成樹脂製の筺体1kで覆われ、布団乾燥機Fを制御するための図示しない制御装置やファンなどが搭載される。乾燥機本体1は、ファンにより温風Oを供給する。
乾燥ユニット3には、前部に配置される前部温風吹出し口3aと、左右側部に配置される側部温風吹出し口3bと、後部に配置される後部温風吹出し口3c(図1(b)参照)と、上部及び下部に配置される上下部温風吹出し口3dとが設けられている。
さらに、乾燥ユニット3に設けた側部温風吹出し口3b、上下部温風吹出し口3dの内側には、制風板C1を設け、温風Oを制風板C1で案内することにより、側部温風吹出し口3b、上下部温風吹出し口3dより温風O1が出易くしている。
なお、制風板C1は、各側部温風吹出し口3b、各上下部温風吹出し口3dに設けた場合を示したが、温風吹出し口(3a、3b、3c、3d)のうちの少なくとも何れかに設ける構成としてもよい。
そこで、本布団乾燥機Fは、掛け布団9や敷き布団8の大きさに十分に収まる小型の箱形状(筺体形状)の乾燥ユニット3の構成にすることで、使用時に乾燥ユニット3の姿勢やセットの手間が殆どなく、手軽に使用することができる。すなわち、乾燥ユニット3を箱 形状(筐体形状)構造とすることで、掛け・敷き布団9、8内に容易に設置できるようになり、大幅な使用性の向上を図れる。
以上のことから、乾燥時間の短縮が可能であり、電力使用量も低減できる。そのため、省エネルギ化も併せて図れる。
このようにすることで、さらに乾燥時間が短縮され、更なる省エネルギ効果が得られる。
図5は、変形例1の布団乾燥機Fの乾燥ユニット13を斜め上前方から見た斜視図である。
変形例1の乾燥ユニット13は、実施形態の乾燥ユニット3と異なる形状としたものである。
その他の構成は、実施形態の乾燥ユニット3と同様であるから同様な構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
乾燥ユニット13は、前端側の両脇に細長い形状をもつ一対の脚部13Aが形成されることにより、その中央部付近に、布団(8、9)に対して温風Oが吹き出すための空間である温風吹き出しスペース13Pが形成される。そのため、乾燥ユニット13の中央部付近の布団(8、9)に大きな風量の温風Oを当てることができ、乾燥を促進できる。
乾燥ユニット13から温風Oを吹き出す温風吹出し口は以下のように形成されている。
乾燥ユニット13の上面側には上部温風吹出し口13duが円形の形状に形成されている。上部温風吹出し口13duが円形であることにより、掛け布団9に対して均等に温風Oを吹き出すことができる。
なお、前記実施形態の作用効果は同様に奏する。
図6(a)は、変形例2のスタンドTを立てた状態の乾燥ユニット23を斜め上前方から見た斜視図であり、図6(b)は、変形例2のスタンドTを収納した状態の乾燥ユニット23を斜め上前方から見た斜視図である。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
そして、乾燥ユニット23の一対の脚部23Aの先端部にはそれぞれ、スタンドTが、前端縁23A1近くの下部に回転軸を有して回転自在に備わっている。そして、脚部23Aの先端下部には、スタンドTを立てた状態に係止する係止部(図示せず)が備わっている。スタンドTを立てる際には、スタンドTを係止部に係止する。
そのため、布団(8、9)の重さなどに対応した乾燥が行える。
なお、変形例2では、スタンドTで乾燥ユニット23の脚部23Aの先端部を高くする角度を1つ変更する場合を例示したが、スタンドTで乾燥ユニット23の脚部23Aの先端部を高くする角度を2以上の角度に設定できる構成としてもよい。
図7(a)、 (b)は、変形例3の布団乾燥機Fの乾燥ユニット33を斜め上前方から見た斜視図であり、それぞれ脚部33Aの長さを短、長に調整した場合を示している。
変形例3の乾燥ユニット33は、変形例1の乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの長さを可変にしたものである。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
脚部33Aには、調整脚部33Bの突出し長さに対応して位置調整用孔(図示せず)が複数形成されている。一方、調整脚部33Bには、脚部33Aからの調整脚部33Bの突出した長さを調整した後に固定する係合孔(図示せず)や雌ねじなどが設けられている。そして、調整脚部33Bの突出した長さを調整した後に、脚部33Aの位置調整用孔に固定ピン(図示せず)、固定用雄ねじなどを挿通して、調整脚部33Bの係合孔に係合したり、雌ねじに螺着するなどして、調整脚部33Bの突出した長さを固定する。なお、調整脚部33Bの脚部33Aへの固定は弾性変形を利用してもよい。
従って、布団の大きさに適合した乾燥ユニット33の状態で乾燥を行うことができ、最も短時間で効果的、効率的な布団の乾燥が行える。
結果として、布団乾燥機Fの消費電力を低減でき、省エネルギ化が可能である。
なお、上記変形例3では、箱状脚部を、脚部33Aと調整脚部33Bとの2つの部材で構成する場合を例示したが、箱状脚部を、3つ以上の部材で構成してもよい。
また、箱状脚部の長さは2段階に調整できる構成を例示したが、3段階以上または連続的に長さを調整できる構成としてもよい。
図8(a)は、変形例4の布団乾燥機の脚部を延ばさない状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図であり、 図8(b)は、変形例4の布団乾燥機の脚部を前後左右方向に延ばした状態の乾燥ユニットを斜め上前方から見た斜視図である。
変形例4の乾燥ユニット43は、変形例1の乾燥ユニット13の一対の脚部13Aの長さを可変にするとともに、左右の幅方向に伸び縮み可能としたものである。
これ以外の構成は、変形例1の構成と同様であるから、同様な構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
本体部43Hは、本体下部体47と本体上部体48とを有している。本体下部体47は、本体部43Hの下部を構成し、本体上部体48は、本体部43Hの上部を構成する。
上述の構成により、乾燥ユニット43は、前後方向に比較的長い布団に使用する場合は、調整脚部43Bを脚部43Aから延ばして使用される(図8(b)の矢印α11参照)。一方、前後方向に比較的短い布団に使用する場合は、調整脚部43Bを脚部43A内に収容した状態で使用される(図8(a)の矢印α12参照)。
図9(a)は、下脚部の内側を見た斜視図であり、図9(b)は、上脚部の内側を見た斜視図である。図10は、脚部を下方から見た下面図である。
脚部43Aは、下脚部45と上脚部46とを有している。下脚部45と上脚部46とは、互いに対向させて組立てられ、脚部43Aとされる(図8(a)参照)。
図9(a)に示す下脚部45は、射出成形で形成される樹脂成形品である。
下脚部45の外側板45bには、下吹出し口sb1、sb2、sb3と、下後部吹出し口13c1とが切り欠き状に形成されている。
下吹出し口sb1、sb2、sb3は、それぞれ温風吹出し口13b(図8(a)参照)の下側を形成する。
また、下脚部45の外側板45bには、上脚部46を下脚部45に取り付けるための係合孔45k1、45k2、45k3、45k4が形成されている。
外側板45bの先端縁には、内側縁に沿って外側縁から凹んだ内側縁リブ45r1が前後方向に亘って形成されている。外側板45bの内側縁リブ45r1は、下脚部45を上脚部46に組み付けるための案内リブである。
内側板45cの先端縁には、内側縁に沿って外側縁から凹んだ内側縁リブ45r2が全体に亘って形成されている。内側板456の内側縁リブ45r2は、下脚部45に上脚部46を組み付けるための案内リブである。
第2取付案内ボス45eは、その外径より小さい内径の半貫通孔45e1と、半貫通孔45e1より小さい内径の貫通孔45e2が形成されている。
また、下脚部45の下板45aには、調整脚部43Bを案内するための第1案内リブ45g1が形成されている。また、下板45aには、脚部43Aの本体部43Hに対して幅方向(左右方向)の運動を案内する第2案内リブ45g2、および第3案内リブ45g3が形成されている。
第2・第3案内リブ45g2、45g3は、脚部13Aが本体部43Hに対して幅方向(左右方向)の伸び縮みする運動を案内すべく、幅方向に直線状に延びて上方に突出する形状を有している。
図9(b)に示す上脚部46は、上板46aと外側板46bと内側板46cとを有している。
上脚部46の外側板46bには、上吹出し口ub1、ub2、ub3と、上後部吹出し口13c2とが切り欠き状に形成されている。
上吹出し口ub1、ub2、ub3は、それぞれ温風吹出し口13b(図8(a)参照)の上側を形成する。
上後部吹出し口13c2は、後部温風吹出し口13cの上側を形成する。
外側板46bの先端縁には、外側縁に沿って内側が凹んだ外側縁リブ46r1が外側縁全体に亘って形成されている。外側板46bの外側縁リブ46r1は、上脚部46を下脚部45に組み付けるための案内リブである。
内側板46cの先端縁には、外側縁に沿って内側が凹んだ外側縁リブ46r2が外側縁全体に亘って形成されている。内側板46cの外側縁リブ46r2は、上脚部46を下脚部45に組み付けるための案内リブである。
第1案内リブ46g1は、調整脚部43Bを前後方向に案内するためのリブであり、前後方向に直線状に延びて上方に突出した形状を有している。
上板46aに形成される第1取付案内ボス46dの第1ボス部46d1は、下脚部46の下板45aの第1取付案内ボス45dの半貫通孔45d1に嵌入される。そして、図10に示すように、ねじn1が下方(図8(a)の下側)から下板45aの貫通孔45d2を挿通して、上板46aの第1取付案内ボス46dの雌ねじ46d3に螺着される。なお、図10は、左側の脚部43Aを下方から見た下面図である。
これにより、上脚部46に下脚部45が取り付けられる。
図11(a)は、調整脚部を前方側から見た前面図であり、図11(b)は、調整脚部を上方から見た上面図であり、図11(c)は、調整脚部を上方斜め後方から見た斜視図である。
図11(c)に示すように、調整脚部43Bは、前後方向に長い箱形状を成している。
調整脚部43Bの前端縁43B1を形成する前面板の中央には、前部温風吹出し口43bが開口されている。調整脚部43Bの後端縁は、開口されている。
長穴43b1の前方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ43b2が形成される一方、その後方端には、略半円形状の延長動作ストッパ43b3が形成されている。
長穴43b1には、脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46d2(図9(b)参照)が嵌入され、調整脚部43Bが第2ボス部46d2が嵌入された状態で前後方向にスライド(摺動)する。
長穴43b1の中央側の前方端の短縮動作ストッパ43b2のやや後方には、短縮クリックリブ43b4が形成されている。
延長クリックリブ43b5は、弾性変形するように、前後方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には長穴43b1の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部43k2を有している。
調整脚部43Bの左側板43B3には、前側部温風吹出し口43b8と後側部温風吹出し口43b9とが開口されている。前側部温風吹出し口43b8は前後方向に長い矩形状の形状を有している。一方、後側部温風吹出し口43b9は正方形に近い形状を有している。
そのため、長穴43b10の幅寸法s2は、下脚部45の第1取付案内ボス45dの径より若干大きな寸法を有している。
調整脚部43Bの下面板43B4の向かって右側には、前後方向に一直線状に延びて上方に突出する形状の調整脚伸縮下案内リブ43b13が突設されている。
図12(a)は、本体部の本体下部体を上方から見た上面図であり、図12(b)は、図12(a)のA−A断面図である。図13は、本体部の本体下部体を斜め上後方から見た斜視図である。
図8(a)に示す本体部43Hは、下部の本体下部体47と上部の本体上部体48とを有して構成される。
図12(a)、図12(b)、図13に示すように、本体下部体47は下面板47aと前側板47bと後側板47cとをもつほぼ平板状の形状を有している。
本体下部体47の前側板47bには、本体上部体48を取り付けるための前係合孔47k1、47k1(図13参照)が鉛直方向に形成されている。
本体下部体47の後側板47cには、本体上部体48を取り付けるための後係合孔47k2、47k2が鉛直方向に形成されている。
本体下部体47の下面板47aには、第1長穴47a1、第2長穴47a2、第1摺動感長穴47a3、および第2摺動感長穴47a4が形成されている。
第2長穴47a2の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e2が形成される一方、その左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s2が形成されている。
第2長穴47a2には、向かって右の脚部43Aの下脚部45の第2取付案内ボス45e(図9(a)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
第1摺動感長穴47a3は、長穴形状を有している。第1摺動感長穴47a3の左方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e3が形成される一方、第1摺動感長穴47a3の右方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s3が形成されている。
第1摺動感長穴47a3の中央側の左方端の延長動作ストッパ47e3のやや右方には、延長リックリブ47b1が形成されている。
第1摺動感長穴47a3の中央側の右方端の短縮動作ストッパ47s3のやや左方には、短縮リックリブ47b2が形成されている。
第2摺動感長穴47a4は、長穴形状を有している。
第2摺動感長穴47a4の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ47e4が形成される一方、第2摺動感長穴47a4の左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ47s4が形成されている。
そのため、第1摺動感長穴47a3の幅寸法s5bは、向かって右側の下脚部45の第3取付案内ボス45f(図9(a)参照)の径より若干大きな寸法を有している。
延長リックリブ47b3は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴47a4の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部47t3を有している。
短縮リックリブ47b4は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第2摺動感長穴47a4の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部47t4を有している。
第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jは、中央ボス47fと同様、それぞれ下方からザクリ穴47g1、47h1、47i1、47j1が形成されており、中央部には、それぞれ貫通孔47g2、47h2、47i2、47j2が貫設され、ザクリ穴47g3、47h3、47i3、47j3が形成されている。
第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oは、中央ボス47fと同様、それぞれ下方からザクリ穴47l1、47m1、47n1、47o1が形成されており、中央部には、それぞれ貫通孔47l2、47m2、47n2、47o2が貫設され、ザクリ穴47l3、47m3、47n3、47o3が形成されている。
図14(a)、図14(b)、図15に示すように、本体上部体48は上面板48aと前側板48bと後側板48cとをもつほぼ平板状の形状を有している。
本体上部体48の前側板48bには、本体下部体47を取り付けるための前突起部48t1が後方に突出して形成されている。前突起部48t1は弾性変形して、本体下部体47の前係合孔47k1に係合される。
本体上部体48の上面板48aには、第1摺動感長穴48a1、第2摺動感長穴48a2、第1長穴48a3、および第2長穴48a4が形成されている。
第1摺動感長穴48a1には、脚部43Aの上脚部46の(図9(b)参照)の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入され、脚部43Aが、第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
第1摺動感長穴48a1の中央側の左方端の延長動作ストッパ48e1のやや右方には、延長リックリブ48b1が形成されている。
延長リックリブ48b1は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴48a1の中央側に突出する半円形状の延長ストップ凸部48t1を有している。
短縮リックリブ48b2は、弾性変形するように、左右方向に延びる形状を有して形成されており、その先端部には第1摺動感長穴48a1の中央側に突出する半円形状の短縮ストップ凸部48t2を有している。
第2摺動感長穴48a2には、向かって右側の脚部43Aの上脚部46の(図9(b)参照)の第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入され、向かって右側の脚部43Aが、第2取付案内ボス46eの第2ボス部46e2が嵌入された状態で左右方向にスライド(摺動)する構成である。
第2摺動感長穴48a2の中央側の右方端の延長動作ストッパ48e2のやや左方には、延長リックリブ48b3が形成されている。
第2摺動感長穴48a2の中央側の左方端の短縮動作ストッパ48s2のやや右方には、短縮リックリブ48b4が形成されている。
第2長穴48a4の右方端には、略半円形状の延長動作ストッパ48e4が形成される一方、その左方端には、略半円形状の短縮動作ストッパ48s4が形成されている。 第2長穴48a4には、向かって右の脚部43Aの上脚部46の第2ボス部46f2(図9(b)参照)が嵌入されて、脚部43Aが左右方向に延び縮みする(図8(b)の矢印α21、図8(a)の矢印α22参照)。
図14(b)に示すように、本体上部体48の上面板48aの中央には中央ボス48pが立設されている。中央ボス48pの中央部には、雌ねじ48p1が下方から上方に向けて螺刻されている。
次に、乾燥ユニット43の組立てについて説明する。
図12(a)に示す本体下部体47の第1左ボス47g、第2左ボス47h、第3左ボス47i、および第4左ボス47jと第1右ボス47l、第2右ボス47m、第3右ボス47n、および第4右ボス47oのそれぞれのザクリ穴47g3、47h3、47i3、47j3、47l3、47m3、47n3、47o3に、図17に示す本体上部体48の第1左ボス48q、第2左ボス48r、第3左ボス48s、および第4左ボスと第1右ボス48t、第2右ボス48u、第3右ボス48v、および第4右ボス48wをそれぞれ嵌入し、図13に示す本体下部体47の前係合孔47k1、47k1と後係合孔47k2、47k2に、図18(b)に示す本体上部体48の前突起部48t1と後突起部48t2とを弾性変形させて係合する。
これにより、本体上部体48が本体下部体47に固定され、本体部43Hが形成される。
これにより、図8(a)に示す乾燥ユニット43が組立てられる。
次に、乾燥ユニット43を用いての布団を乾燥するに際しての使用について説明する。
上述の構成により、左右の調整脚部43B(図11(c)参照)の上面板43B2の長穴43b1内には、それぞれ左右の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dの第2ボス部46d2(図9(b)参照)が嵌入されるとともに、左右の調整脚部43B(図11(c)参照の下面板43B4の長穴43b10内には、それぞれ左右の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第1取付案内ボス45dが嵌入される。これにより、左右の調整脚部43Bが、それぞれ左右の脚部43A内を摺動し、左右の調整脚部43Bが、それぞれ左右の脚部43Aから延出したり、左右の脚部43A内に収縮する。
上述の状態で、左右の脚部43Aが、それぞれ左右の本体部43Hに対して摺動し、左右の脚部43Aが、それぞれ左右の本体部43Hから幅方向に延出したり、本体部43H内に、幅方向に収縮したりする。
小さい布団を乾燥する場合には、乾燥ユニット43は、図8(a)に示すように、左右の調整脚部43Bをそれぞれ左右の脚部43A内に収容して使用される。
この際、調整脚部43Bが脚部43A内に収縮されて、脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dが調整脚部43Bの長穴43b1(図11(b)参照)の短縮ストップ凸部43k1に係合して、使用者はクリック感をもって、調整脚部43Bが脚部43A内に収容されたことを感得することができる。
また、小さい布団を乾燥する場合、図8(a)に示すように、左右の脚部43Aが本体部43H内に収容して使用される。
大きい布団を乾燥する場合には、乾燥ユニット43は、図8(b)の矢印α11に示すように、左右の調整脚部43Bをそれぞれ左右の脚部43Aから引き出して使用される。
この際、調整脚部43Bが脚部43Aから延出されて、脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第1取付案内ボス46dが、調整脚部43B(図11(b)参照)の長穴43b1の延長ストップ凸部43k2に係合して、使用者はクリック感をもって、調整脚部43Bが脚部43A内から延出されたことを感得することができる。
この際、向かって左側の脚部43Aの上脚部46(図9(b)参照)の第2ボス部46e2に、本体上部体48(図14(a)参照)の第1摺動感長穴48a1の延長ストップ凸部48t1が係合するとともに、向かって左側の脚部43Aの下脚部45(図9(a)参照)の第3取付案内ボス45fに、本体下部体47(図12(a)参照)の第1摺動感長穴47a3の延長ストップ凸部47t1が係合して、向かって左側の脚部43Aが本体部43H内から引き出されたことを、使用者がクリック感をもって感得できる。
また、左右の脚部43Aの何れか一方を、本体部43Hから幅方向に引き出して使用することも可能であり、または、左右の脚部43Aの何れか一方を、本体部43H内に、幅方向に収容して使用することもできる。
また、布団の大きさに応じて左右の脚部43Aをそれぞれ、幅方向に延ばしたり縮めたりして布団を乾燥できる。
そのため、布団の大きさに係らず(布団の大きさに応じて)布団を充分に乾燥させることができる。
図16(a)は、変形例5の乾燥ユニットの使用中の状態を示す斜視図であり、図16(b)は、変形例5の乾燥ユニットで芳香剤を入れる前の状態を示す斜視図である。
変形例5は、乾燥ユニット53の本体部53Hに芳香剤収納部54Sを設けて臭い抑制体(例えば、芳香剤57)を収納し、布団の防臭、布団の臭いを消す消臭、および香り付け等する機能をもたせたものである。
図16(a)に示すように、変形例5の乾燥ユニット53は、芳香剤収納部54S内に臭い抑制体の芳香剤57が収納され、布団の乾燥とともに布団の防臭、香り付けが行われる。
芳香剤57は通気性がある芳香剤袋57fに入れられる。臭い抑制体の芳香剤57は、その機能が失われると新たな芳香剤57が収納される芳香剤袋57fに交換される。
上述したように、芳香剤57は、布団の臭いを防ぐ防臭、布団の香り付け、布団の臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの機能をもつ臭い抑制手段を構成する臭い抑制体の一例である。
芳香剤57は、例えば、デオドラント(ヒノキチオール、香り付け成分等をカルシウムのつぶに染み込ませたもの)等が使用される。ヒノキチオールは布団に含まれる臭い成分と結合して臭いを消したり、防臭する。香り付け成分は布団に香り付けする。
なお、臭い抑制体は芳香剤57以外のものを用いてもよいのは勿論である。例えば、臭い抑制体として、公知の消臭剤、防臭剤、香料等が適宜選択して用いられる。
乾燥ユニット53の本体部53Hに形成される芳香剤収納部54Sは、芳香剤収納箱体54と芳香剤収納蓋55(図16(a)参照)と芳香剤ベース56(図20(a)参照)とを有している。
芳香剤収納箱体54は上方が空いた直方体形状を有している。芳香剤収納箱体54の底板54aと4側面を形成する側板54bには、香り漏出孔54hが多数穿孔されている。
図19(a)は、収納部蓋を斜め前下方から見た斜視図であり、図19(b)は、収納部蓋を下方から見た下面図であり、図19(c)は、図19(b)のD−D断面図であり、図19(d)は、図19(b)のE方向矢視図である。
芳香剤収納部蓋55の上面側には、使用者が把持する取っ手55aが上方に突出して形成されている。
芳香剤収納部蓋55の下面側には、芳香剤収納部蓋55を閉塞状態に保持する凹形状の閉塞ロック凹部55b1と芳香剤収納部蓋55を開けた状態に保持する凹形状の開放ロック凹部55b2とが形成されている。
図20(a)は、芳香剤ベースを斜め前上方から見た斜視図であり、図20(b)は、芳香剤ベースを上方から見た上面図であり、図20(c)は、図20(b)のF−F断面図である。
芳香剤ベース56は、4つの角部に芳香剤ベース56を本体上部体48の上面板48aにねじ止めするための段付きボス56bが形成されている。段付きボス56bの中央には、ねじが挿通する挿通孔56aが貫設されている。
また、芳香剤収納部54Sは乾燥ユニット53の本体部53Hの上面の中央に配置されるので、使用者の芳香剤57が入った芳香剤袋57fの出し入れが容易である。
図21は、実施形態2の畳の上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図である。図22は、実施形態2のベッド上のふとんの乾燥を行っている布団乾燥機を示す図である。
更に、布団乾燥機2Fは乾燥ユニット13の未使用時の保管性や持ち運びがし易いことに特徴がある。
乾燥ユニット13は、前記した如く、布団(8、9)の乾燥に用いる乾燥器具である箱形状のアタッチメントである。
乾燥機本体21は、送風を発生させるファン(図示せず)と、ファンを駆動するモータM(図24参照)と、ファンからの送風を温風とする第1・第2のヒータ(図示せず)とを有している。そして、乾燥機本体21は、ファン、モータM、第1・第2のヒータを制御する制御部を有している。
乾燥ユニット13は、乾燥機本体21内に収納されるので、乾燥機本体21内の部品と干渉することがないように二股形状を有している。
図23は、乾燥機本体内に乾燥ユニットとホースとを収納した乾燥機本体の外観斜視図である。
乾燥機本体21は、布団乾燥機2Fの使用中、容易に転倒することがないように安定性が得られる略キューブ型(六面体、直方体)の形状を有している。これにより、乾燥機本体21は、横置き縦置きの使用(図21、図22参照)が可能な構成としている。
乾燥機本体21の手前上部には、操作部21s(図23参照)が配置されている。操作部21sは表示装置21hと複数の操作スイッチ21b(21b1、21b2、……)とを有している。
乾燥機本体21の操作部21s後方には、乾燥機本体21を持ち運びする際に把持されるハンドル24と、乾燥機本体21の内部を開閉する開閉蓋25とが備わっている。
乾燥機本体21の前面側には、室内の空気を吸い込む吸込み口(図示せず)が設けられている。吸込み口の手前には、室内の空気中に含まれる粉塵などを取り除くフィルタf(図31参照)が設けられている。
乾燥機本体21の前面側のフィルタfを覆って、化粧パネル26が取り付け、取り外し自在に取り付けられている。
図24は、布団乾燥機を使用時の乾燥機本体の開閉蓋を開けた状態を上方から見た図である。
乾燥機本体21には、略中央前側に、ファン収納部21aとモータ収納部21mとが設けられている。
ホース2にはファンから空気流が供給されるため、ホース2の一方端部2t1は、ファンが収容されるファン収納部21aの連結口21cに接続されている。
布団乾燥機2Fの未使用時には、使用者により、乾燥機本体21の連結口21cに一方端部2t1が連結されるホース2の他方端2t2が、乾燥ユニット13に取り付けられるホース接続部口2aから外される。なお、乾燥機本体21の連結口21cは、内蔵されるファンの空気吐き出し口である。
そして、開閉蓋25が閉じられ、乾燥機本体21内に乾燥ユニット13が納まった布団乾燥機2F(図23参照)となる。
乾燥機本体21のホース2が接続される側の側面板21k1と乾燥機本体21の下面板21k2とで形成される角部21k8には、電源コードcが延出される凹部21k9が凹設されている。電源コードCは、乾燥機本体21の角部21k8に形成される凹部21k9のほぼ中央部から後方側に向けて設けられている。
嵌合部21o2は、円形の嵌入部21o1から下方に向けて延在して、途中から斜め下方に向けて延在して形成される長形状を有している。
コードホルダchは、複数の球部ch1と、各球部ch1をつなぐ紐部ch2と、電源コードCを保持したコードホルダchをまとめる係合部ch3とを有している。
図23に示すように、ハンドル24は、布団乾燥機2Fの未使用時には、乾燥機本体21の筺体21k内に収容される。
図28は、ハンドルを乾燥機本体から引き出した状態を示す斜視図である。
図29は、ハンドルを乾燥機本体内に収容した状態の乾燥機本体の上部を前面側から見た断面図である。
図30(a)は、ハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面側から見た断面図であり、図30(b)は、ハンドルを乾燥機本体内から引き出した状態の乾燥機本体の上右部を前面斜め下側から見た斜視図である。
なお、ハンドル24は左右対称に形成されるため、ハンドル24を乾燥機本体21に組み付ける際には、左右方向を意識する必要がなく、組み立て性がよい。
図31は、化粧パネルを取り外した乾燥機本体を斜め上前方から見た斜視図である。
乾燥機本体21には、化粧パネル26を取り付けるための下取り付け部27と、上取り付け部28とが設けられている。
下取り付け部27と、上取り付け部28とは、左右対称な形状に一対設けられるので、一方側の下取り付け部27と上取り付け部28との説明を行い、他方側の説明は省略する。
図32は、乾燥機本体から取り外した化粧パネルの内部側を斜め上方から見た斜視図である。
化粧パネル26の裏面側には、円筒状のパネル取り付け案内リブ26rと、下爪部29および上爪部30が形成されている。下爪部29および上爪部30は、化粧パネル26を乾燥機本体21に取り付けるためのものである。
化粧パネル26の下爪部29は、後方に突出する形状の略コ字状の断面を有する嵌入爪29aが形成されている。嵌入爪29aには、弾性変形する平板状の変形アーム29bが片持ち状に形成されている。そして、変形アーム29bの自由端側であって中央側の面には、嵌入突起29b1が曲率を有する形状に中央側に突出して形成されている。
さらに、嵌入爪30aの先端部には、取り外し用操作部30a1が、平板形状を有して乾燥機本体21の内部側に突出する形状に形成されている。
化粧パネル26を、乾燥機本体21に取り付ける場合には、化粧パネル26の裏面側を、乾燥機本体21の前面側に対向させる。そして、化粧パネル26の裏面側下部の左右の下爪部29の嵌入爪29aを、乾燥機本体21の前面側の左右の下取り付け部27(図31参照)の嵌入孔27aに嵌入して押し入れる。
一方、フィルタf(図31参照)の掃除や交換時に、化粧パネル26を乾燥機本体21から取り外す際には、図24に示すように、開閉蓋25を開ける。
また、化粧パネル26の乾燥機本体21への取り付けおよび取り外し作業は、使用者が極めて容易に遂行することができる。
図23に示すように、乾燥機本体21の手前上部には、操作部21sが配置されている。操作部21sは、表示装置21hと複数の操作スイッチ21b(21b1、21b2、……)とを有している。
図35は、操作部のレイアウトを示す図である。
各乾燥運転モードは、複数の時間設定を含む変更モードを有している。
「ふとん乾燥 暖め」、「ダニ対策」はそれぞれ3種類の温風運転時間の3つの変更モードを有している。
「乾燥(くつ・衣類) 送風」はそれぞれ3種類の送風運転時間の3つの変更モードを有している。
その他の「ふとん乾燥 夏」の温風運転がa分、b分、c分、d分の変更モードは、表2の温風運転の時間「e分」が「a分」、「b分」、「c分」、「d分」に変わるものであり、その他は表2の温風運転の時間「e分」と同様である。
「ふとん乾燥 暖め」、「乾燥(くつ・衣類) 温風」、「ダニ対策」の乾燥運転モードは、複数の時間の温風運転後に冷却運転が行われる。「ふとん乾燥 暖め」、「乾燥(くつ・衣類) 温風」、「ダニ対策」の各モードの変更モードは、温風運転の時間が変更されるモードである。
使用者は、図21、図22に示す状態で乾燥運転を行うに際して以下の操作を行う。
表示装置21hは、例えば7セグメントの3桁表示であり、操作スイッチ21b1〜21b7の何れかの押下と操作スイッチ21b8の押下で乾燥運転モードが開始され、表示装置21hに実行中の乾燥運転モードの残りの運転時間が表示される。
なお、実行中の乾燥運転モードの途中で、運転入/切スイッチの操作スイッチ21b8を押下した場合、実行中の乾燥運転は停止される。
表示装置21hでの表示は、乾燥運転中に支障(異常)が生じた時のエラー表示を行い、使用者へのお知らせを兼ねた表示としている。
表示装置21hには、下記のようなエラーを表示する。
布団乾燥機2Fの異常現象は、使用者側で復帰できる現象と使用者側では復帰できない現象があるため、エラーコードで識別させるために、先頭1桁の英字、例えば「H」、「C」で復帰不可能な現象と復帰可能な現象とを分類する。
図36(a)に、表示装置に使用者側では復帰できないエラー内容のエラーコードが表示される場合を示し、図36(b)に、表示装置に使用者側で復帰できるエラー内容のエラーコードが表示される場合を示す。
「H01」は、サーミスタのオープンやショートであることを示し、修理/交換対応となる。
なお、使用者対応のエラーコードに関しては、布団乾燥機2Fに予めマニュアルが添付されている。そこで、使用者は、エラーコードをマニュアルでひき、対応内容を確認して迅速に異常に対応して、素早く正常状態に復帰することができる。
表示装置21hで、7セグメントにより、乾燥運転の残り時間をデジタルで表示することで、操作時や運転中の経過時間が一目で分かる。
加えて、用途に合わせた乾燥運転モードを、操作スイッチ21b毎に分類した構成にすることで、使用者が選び易く、かつ容易に選べ、しかも操作がし易い。
1.二股形状の乾燥ユニット13(図5参照)を乾燥機本体21内のファンのモータMを跨いで乾燥機本体21内に収納する構成としたので、乾燥ユニット13を乾燥機本体21内にコンパクトに収納できる。また、乾燥ユニット13を二股形状とすることで、布団(8、9)などの乾燥に使用するアタッチメントとして、より高い性能を発揮できる。
また、化粧パネル26と乾燥機本体21の前面側との隙間は可及的に狭くできることから、所望の隙間に調整できる。
布団乾燥機2Fの未使用時には、ハンドル24を乾燥機本体21内に収納できるので、ハンドル24が邪魔になることがない。
また、布団乾燥機2Fの未使用時に、乾燥ユニット13を収納した乾燥機本体21を縦置き、横置きすることで容易に任意の場所、空間にしまうことができる。例えば、タンスの上、冷蔵庫の上など空間のある箇所に、乾燥機本体21がキューブ型であるので、安定して置くことができる。
そのため、図21に示すように、布団(8、9)を乾燥する場合には、乾燥機本体21をホース2連結側の側面を下に横置きの姿勢に配置できる。これにより、ホース2は直線状に布団(8、9)まで延ばせ、乾燥ユニット13を布団(8、9)内に置くことができる。
図37は、実施形態2の変形例1の乾燥ユニットが乾燥機本体の内部に収納された状態を上方から見た斜視図である。
変形例1は、乾燥機本体21の連結口21cに一方端部が連結されるホース62の他方端62t2が、乾燥ユニット63と一体に連続して構成されたものである。
その他の構成は、実施形態2の構成と同様であるから、同一の構成要素には同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
そのため、乾燥ユニット63とホース62の取り扱い性が良好である。
1.前記実施形態、変形例1〜3では、通気スペース13Pを前端縁から中央にかけて形成した場合を示したが、前端縁以外の端縁から通気スペース13Pを形成してもよい。
5.実施形態2では、乾燥ユニット13を乾燥機本体21内に収納する場合を例示して説明したが、変形例2、3の乾燥ユニット23、33を乾燥機本体に収納する構成とできるのは言うまでもない。また、箱形状の乾燥ユニットであれば、実施形態の乾燥ユニット13を乾燥機本体内に収納する構成とでき、箱形状を有する乾燥ユニットであれば、乾燥機本体21内に収納できるのは勿論である。
7.なお、特許請求の範囲に記載した 「本体部(乾燥機本体1、2)は、六面体または直方体の形状を有する」とは、本体部(乾燥機本体1、2)が略六面体または略直方体の形状(略キューブ形状)を含むものとする。
2、62 ホース
3、13、23、33、43、53、63 乾燥ユニット
3a 前部温風吹出し口(吹出し口)
3b 側部温風吹出し口(吹出し口)
3c、13c 後部温風吹出し口(吹出し口)
3d、13d 上下部温風吹出し口(吹出し口)
8 敷き布団(布団)
9 掛け布団(布団)
11 外周部温風通路
12 中心部温風通路
13a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13a1 凹部温風吹出し口 (吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13b 側部温風吹出し口(吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
13A、23A、33A、43A 脚部(脚状箱部)
13A1、23A1 前端縁(脚状箱部の端縁)
21b(21b1、……、21b8) 操作スイッチ
21c 連結口
21h 表示装置(表示部)
21t1 下被係合突起(第1の保持部)
21t2 上被係合突起(第2の保持部)
21k1 側面板
21k2 下面板
21k8 角部
21k9 凹部
21i1 第1上案内リブ(第1の保持部、第2の保持部)
21i2 第2上案内リブ(第1の保持部、第2の保持部)
23a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
24 ハンドル
24b1、24c1 長穴(ハンドル係合部)
24c2 係合突起(ハンドル係合部)
26 化粧パネル(化粧板)
27 下取り付け部(被係合部)
28 上取り付け部(被係合部)
29 下爪部(係合部)
30 上爪部(係合部)
30a1 取り外し用操作部(解除部)
33a 前部温風吹出し口(吹出し口、端縁吹出し口、載置面に沿った方向に長く形成される吹出し口)
33A 脚部(長さが変えられる脚状箱部、脚状箱部)
33B 調整脚部(長さが変えられる脚状箱、脚状箱部)
13P 通気スペース
54 芳香剤収納箱体(臭い抑制手段)
54S 芳香剤収納部(臭い抑制手段)
55 収納部蓋(蓋部材、臭い抑制手段)
55b1 閉塞ロック凹部(ロック手段)
56 芳香剤ベース(臭い抑制手段)
56r ロックアーム(ロック手段)
57 芳香剤(臭い抑制体、臭い抑制手段)
C 電源コード
C1 制風板(制風手段)
F、2F 布団乾燥機
f フィルタ
O 温風
T スタンド(角度変更手段)
Claims (24)
- 布団近くに置かれる乾燥ユニットと、前記乾燥ユニットに接続されるホースと、前記ホースに温風を供給する本体部とを備え、前記ホースから供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
前記乾燥ユニットは、箱形状に形成されるとともに、前記温風を外部に吹き出す吹出し口を複数有する
ことを特徴とする布団乾燥機。 - 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
前記乾燥ユニットは、布団に入れるだけでセットできる
ことを特徴とする布団乾燥機。 - 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
前記乾燥ユニットは、筐体形状である
ことを特徴とする布団乾燥機。 - 布団近くに置かれる乾燥ユニットとホースと温風を供給する本体部とを備え、前記本体部から供給される前記温風を前記乾燥ユニットから吹き出し、前記布団を乾燥する布団乾燥機であって、
前記乾燥ユニットは、使用に際して変形しない
ことを特徴とする布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有し、
前記吹出し口の一部は、前記通気スペースに対して開口される
ことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットは、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、
前記脚状箱部の端縁に前記吹出し口の一部である端縁吹出し口が設けられる
ことを特徴とする請求項5に記載の布団乾燥機。 - 前記脚状箱部は、長さが変えられる
ことを特徴とする請求項6に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットを、その載置面からの角度を変更する角度変更手段を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記吹出し口の一部は、前記乾燥ユニットが載置される面に沿った方向に長く形成される
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットは、その内部に前記温風を前記吹出し口の外部に案内する制風手段を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、
六面体または直方体の形状を有するとともに、請求項1から請求項10の何れか一項に記載の前記乾燥ユニットを収納する空間を内部に有し、
前記乾燥ユニットは、前記空間内に収納される
ことを特徴とする請求項1から請求項10の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットは、一端部から中央部にかけて切り欠いた形状に形成される空間の通気スペースを有するとともに、前記通気スペースを挟んだ位置の両側部に前記温風が送られる一対の長形の脚状箱部を有し、
前記本体部は、内部中央に前記温風を発生させるファンを稼働させるモータが配置され、
前記乾燥ユニットは、前記モータが一対の長形の脚状箱部間に配置される姿勢で前記本体部内に収納される
ことを特徴とする請求項11に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、前側に前記温風となる空気の吸込み口を有するとともに、前記吸込み口の手前に空気中の塵埃を除去するフィルタが設けられ、
前記フィルタを手前側から覆って設けられ、前記本体部の前面側の被係合部に裏面側の係合部が係合して取り付けられる化粧板を備え、
前記化粧板は、前記本体部から取り外される際に、前記本体部内部から前記係合を解除するために力が加えられる解除部を裏面側に有する
ことを特徴とする請求項1から請求項12のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、
前記布団乾燥機を運ぶ際に把持されるハンドルを有し、
前記ハンドルは、
前記本体部内の第1の保持部に係合されることで前記本体部内に収納される収納状態に保持されるとともに、前記本体部内の第2の保持部に係合されることで前記本体部からの引き出し状態に保持されるハンドル係合部とを有し、
前記ハンドル係合部は前記ハンドルに一体に成形される
ことを特徴とする請求項1から請求項13のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、
前記布団を乾燥する乾燥運転の種類毎に、前記乾燥運転を選ぶ際に選択される操作スイッチをそれぞれ有する
ことを特徴とする請求項1から請求項14のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、前記布団を乾燥する乾燥運転の残り時間が表示される表示部を有する
ことを特徴とする請求項1から請求項15のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、前記布団乾燥機に異常が発生した際にエラー表示がなされる表示部を有し、
前記エラー表示は、前記布団乾燥機の使用者が対応できるものか否かが判断できる第1の表示と、前記異常の内容が判断できる第2の表示とを有する
ことを特徴とする請求項1から請求項16のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記本体部は、一方の側部に前記ホースが連結される連結口を有し、
前記本体部に電源を供給する電源コードは、前記一方の側部側の側面板と前記本体部の下面板とで形成される角部に形成される凹部から後方に引き出されて構成される
ことを特徴とする請求項1から請求項17のうちの何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記脚状箱部は、互いに離れたり、近づいたり調整できる
ことを特徴とする請求項6から請求項18の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットは、長手方向または短手方向のうちの少なくとも何れかの方向に伸縮自在である
ことを特徴とする請求項1から請求項19の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 臭いを防ぐ防臭、香り付け、臭いを消す消臭のうちの少なくとも何れかの臭い抑制手段を備える
ことを特徴とする請求項1から請求項20の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記臭い抑制手段は、前記乾燥ユニットの上部に配置され、蓋部材がロック手段でロックされた状態で臭い抑制体が収容されている
ことを特徴とする請求項21に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に連続して構成されている
ことを特徴とする請求項1から請求項22の何れか一項に記載の布団乾燥機。 - 前記乾燥ユニットと前記ホースとは一体に前記本体部の内部に収納される
ことを特徴とする請求項1から請求項23の何れか一項に記載の布団乾燥機。
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