JP2016063716A - 給電設備及びその運転方法 - Google Patents
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- Y02B10/70—Hybrid systems, e.g. uninterruptible or back-up power supplies integrating renewable energies
Abstract
【解決手段】コンデンサ10による容量を持つDCバス4と、ダイオード3を介してDCバス4に電力を提供する定電圧電源装置1と、DCバス4の電圧又は定電圧電源装置1の出力電圧に基づいて充電され、定電圧電源装置1が停電した場合には、電力をDCバス4に提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池8と、DCバス4の電圧による充電、及び、DCバス4へ電力を提供するための放電、のサイクルを、バックアップ用蓄電池8よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池6と、DCバス4とサイクル用蓄電池6との間に介在する双方向性の変換装置7と、DCバス4の電圧と閾値とを比較して変換装置7にサイクル用蓄電池6の充電又は放電を行わせるとともに、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、サイクル用蓄電池6の放電がバックアップ用蓄電池8の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、を備えた給電装置である。
【選択図】図3
Description
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行することができるようにしてもよい。
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行することができるようにしてもよい。
この場合、バックアップ用蓄電池は定電圧電源装置によって常時定電圧充電(フロート充電)される。例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であれば、その耐用寿命を長くするために効果的な接続場所であるといえる。
この場合、定電圧電源装置が停電した場合に、バックアップ用蓄電池からサイクル用蓄電池に充電電流が流れることを防止できる。
この場合、満充電後のバックアップ用蓄電池は定電圧充電(フロート充電)される。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であればその耐用寿命を長くすることができる。
自然エネルギーを利用した発電装置は、発電量が安定しないが、サイクル用蓄電池との併用によって、負荷への安定した電力供給が可能となる。
この場合、サイクル用蓄電池を、その残量に応じて充電し、又は放電させることにより活用することができる。
この場合、電力需要の多い時間帯や曜日に、積極的にサイクル用蓄電池から給電すれば、ピークシフトを容易に実現することができる。
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行するようにしてもよい。
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行するようにしてもよい。
(14)また、(8)の場合と同様に、(11)又は(12)において、前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行するようにしてもよい。
(15)また、(9)の場合と同様に、(11)又は(12)において、時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行するようにしてもよい。
以下、実施形態の詳細について図面を参照して説明する。
図1は、第1実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図において、商用の商用電源PSから電力供給を受ける変換装置2は、定電圧VFを発生し、さらにダイオード3を介して、DCバス4に電力を供給することができる。なお、ダイオード3は、変換装置2に内蔵することも可能である。変換装置2は、AC/DCの整流を行う。商用電源PS、変換装置2及びダイオード3は、定電圧VFをDCバス4に提供する定電圧電源装置1を構成している。DCバス4には直流負荷5が接続され、DCバス4から電力の供給を受ける。なお、本例は直流負荷5であるが、交流負荷の場合には、DCバス4からインバータ(図示せず。)を介して交流負荷に電力が供給される。
サイクル用蓄電池6の放電によりDCバス4に電力を送り込むときは、制御部70の制御に基づくスイッチング素子712,713のPWM制御により、昇圧チョッパとしての制御が行われる。DCバス4の電圧VDCに基づいてサイクル用蓄電池6を充電するときは、制御部70の制御に基づくスイッチング素子712,713のPWM制御により、降圧チョッパとしての制御が行われる。なお、制御部70は、変換装置7の一部としてではなく、外部にあってもよい。
給電設備100の動作には、負荷への給電の他に、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8の充電を主体とした「充電モード」と、負荷への給電の他に、サイクル用蓄電池6の放電を主体とした「放電モード」とがある。
次に、図1及び図4を参照して、充電モードでの給電設備100の動作について説明する。まず、図1において、定電圧電源装置1が出力する定電圧VFは380Vである、とする。サイクル用蓄電池6に接続されている変換装置7は、充電開始電圧VC1が378V、放電開始電圧VD1が370Vである。従って、DCバス4の電圧が378V以上であれば変換装置7はサイクル用蓄電池6の充電を行い、DCバス4の電圧が370V以下であればサイクル用蓄電池6を放電させる。なお、これら閾値となる電圧VC1,VD1は、変換装置7の制御部70(図2)に設定されている。
VF=380V
VC1=378V
VD1=370V
VC2=375V
VD2=365V
大小関係は、VD2<VD1<VC2<VC1<VF ・・・(1)
である。なお、VC1,VC2に関しては、制御上、どちらが大きくてもよいし、また、互いに同じであってもよい。従って、充電モードにおける電圧及び閾値の大小関係は、以下の2式で表される。
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF ・・・(1a)
VD2<VD1<VC1≦VC2<VF ・・・(1b)
この場合、満充電後のバックアップ用蓄電池8は定電圧充電(フロート充電)される。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池8であればその耐用寿命を長くすることができる。
また、以上のように、充電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧VFがある場合は、バックアップ用蓄電池8、サイクル用蓄電池6が共に、充電される。定電圧電源装置1の定電圧VFが維持できずDCバス4の電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池6の放電が優先的に行われる。
次に、図3及び図5を参照して、放電モードでの給電設備100の動作について説明する。
図3は、第1実施形態に係る給電設備100を示す接続図であり、放電モードでの充放電の閾値を記載している。図3において、定電圧電源装置1が出力する定電圧VFは380Vである。また、バックアップ用蓄電池8に接続されている変換装置9は、充電開始電圧VC2が375V、放電開始電圧VD2が365Vである。従って、DCバス4の電圧が375V以上であれば変換装置9はバックアップ用蓄電池8の充電を行い、DCバス4の電圧が365V以下ではバックアップ用蓄電池8を放電させる。ここまでは、充電モードと同じである。
VF=380V
VC1=390V
VD1=385V
VC2=375V
VD2=365V
大小関係は、VD2<VC2<VF<VD1<VC1 ・・・(2)
である。
ここで、サイクル用蓄電池6について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS1」とし、例えばVS1=390Vとする。また、バックアップ用蓄電池8について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS2」とし、例えばVS2=370Vとする。
上記の充電モード・放電モードの制御に関して、制御部70(図2)は、DCバス4の電圧と閾値とを比較して変換装置7にサイクル用蓄電池6の充電又は放電を行わせるとともに、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、サイクル用蓄電池6の放電がバックアップ用蓄電池8の放電よりも優先的に行われるようにしている。
これにより、サイクル用蓄電池6を、その残量に応じて充電し、又は放電させることにより活用することができる。
図7は、第2実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図1及び図3との違いは、太陽光発電パネル11の出力を、変換装置12を介してDCバス4に接続した点であり、その他は第1実施形態と同様である。変換装置12は、太陽光発電パネル11に対してMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を行う。なお、太陽光発電の他、風力発電等の自然エネルギーを利用した発電装置を接続することができる。
また、太陽光発電の電力を用いて、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8を充電することができる。
図8は、第3実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図7との違いは、変換装置9を、スイッチ装置(例えばリレー)9Rによって簡易に代用した点である。これは、変換装置(DC/DCコンバータ)を用いる場合に比べると、簡素で安価な構成となる。スイッチ装置9Rは、例えば変換装置7の制御部70からの指令により制御することができる。なお、スイッチ装置9Rとしては、半導体スイッチを用いることもできる。
図9は、図8の給電設備100の充電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。図4と同様に、定電圧電源装置1から定電圧VFがDCバス4に供給されている場合は、充電開始電圧VC1以上であるため、サイクル用蓄電池6はDCバス4の電圧により充電されている。また、この場合、スイッチ装置9Rの接点は閉じており、バックアップ用蓄電池8はDCバス4の電圧により充電されている。定電圧VFがDCバス4に安定供給されている限り、この状態が続く。
定電圧電源装置1の異常発生等により、DCバス4の電圧が定電圧VFより下がり、充放電停止電圧VS1(373V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の充電は停止となる。さらにDCバス4の電圧が下がって、放電開始電圧VD1(370V)になると、変換装置7は、サイクル用蓄電池6の放電を開始させる。
一方、DCバス4の電圧がバックアップ用蓄電池8の公称電圧VS2より高い場合は、バックアップ用蓄電池8の残量に応じて、スイッチ装置9Rはオン又はオフになる。例えば、残量が95%を下回るか、95%に相当する電圧(開放電圧)より低くなったとき、変換装置7の指令によりスイッチ装置9Rがオン(閉)となる。これにより、DCバス4の電圧によるバックアップ用蓄電池8の充電が行われる。
さらに、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の放電開始電圧VD2(365V)まで下がる。ここで、変換装置7からの指示によりスイッチ装置9Rが閉じ、バックアップ用蓄電池8の放電開始となる。これにより、バックアップ用蓄電池8から直流負荷5に給電される状態となる。但し、昇圧はできないので、DCバス4の電圧は上がらない。
また、以上のように、充電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧VFがある場合は、バックアップ用蓄電池8、サイクル用蓄電池6が共に、充電される。定電圧電源装置1の定電圧VFが維持できずDCバス4の電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池6の放電が優先的に行われる。
図10は、図8の給電設備100の充電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。
図10において、定電圧電源装置1から定電圧VFがDCバス4に供給されている場合であっても、DCバス4の電圧(380V)は385V以下である。従って、変換装置7は、サイクル用蓄電池6を放電させる。この放電によりDCバス4の電圧が定電圧VFより上がり、充放電停止電圧VS1(390V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の放電は停止となる。
第3実施形態の場合も、サイクル用蓄電池6は変換装置7によって第1実施形態と同様に動作し、同様の作用効果を奏する。サイクル用蓄電池6をバックアップ用蓄電池8よりも優先的に使用する点も同様である。
一方、バックアップ用蓄電池8の充放電は、スイッチ装置9Rによって行うことができるので、変換装置を使用するよりも簡素で安価な構成となる。
図11は、第4実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図8との違いは、バックアップ用蓄電池8が、AC/DCの変換装置2と、ダイオード3との接続点に、直接、接続されている点である。この場合も、サイクル用蓄電池6は変換装置7によって第1実施形態と同様に動作し、同様の作用効果を奏する。図8の構成では、スイッチ装置9Rがオフ(開)のとき、バックアップ用蓄電池8は、定電圧充電(フロート充電)の状態ではなくなる。しかし、鉛蓄電池の場合は、常時、定電圧充電(フロート充電)の状態にしておく方が、耐用寿命を長くすることができる。
図12は、図11の給電設備100において、商用電源PSが停電し、太陽光発電は行われていない(夜間)場合を考えた接続図である。図において、機能しない部分は点線で示している。この場合、バックアップ用蓄電池8は直流負荷5に電力を供給するとともに、DCバス4から変換装置7を介してサイクル用蓄電池6を充電してしまう。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 変換装置
3 ダイオード
4 DCバス
5 直流負荷
6 サイクル用蓄電池
7 変換装置
8 バックアップ用蓄電池
9 変換装置
9R スイッチ装置
10 コンデンサ
11 太陽光発電パネル
12 変換装置
70 制御部
71 変換部
72 電圧センサ
73 電流センサ
74 電圧センサ
100 給電設備
711 コンデンサ
712,713 スイッチング素子
714 リアクトル
715 コンデンサ
PS 商用電源
Claims (15)
- 負荷に電力を供給する給電設備であって、
コンデンサによる容量を持つDCバスと、
ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、
前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、
前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、
前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、
前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、
を備えている給電設備。 - 前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項1に記載の給電設備。 - 前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項1に記載の給電設備。 - 前記定電圧電源装置はAC/DCの変換装置の出力側に前記ダイオードが接続された構成であり、当該変換装置と前記ダイオードとの接続点に、前記バックアップ用蓄電池が直接、接続されている請求項1に記載の給電設備。
- 前記定電圧電源装置の停電が検知された場合に、前記サイクル用蓄電池の前記変換装置に対して前記サイクル用蓄電池の充電を禁止する請求項4に記載の給電設備。
- 前記第2の変換装置は、前記バックアップ用蓄電池を充電するとき、定電流充電を実行し、満充電の状態であることを検知すると、定電圧充電を実行する請求項2に記載の給電設備。
- 前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給電設備。
- 前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行する請求項2又は請求項3に記載の給電設備。
- 時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行する請求項2又は請求項3に記載の給電設備。
- コンデンサによる容量を持つDCバスから負荷に電力を供給し、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、を備えた給電設備の運転方法であって、
前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする、給電設備の運転方法。 - 前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項10に記載の給電設備の運転方法。 - 前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVFとするとき、相対的な大小関係において、
VD2<VD1<VC2≦VC1<VF、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<VF
の関係となる充電モード、及び、
VD2<VC2<VF<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項10に記載の給電設備の運転方法。 - 前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されている請求項10に記載の給電設備の運転方法。
- 前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行する請求項11又は請求項12に記載の給電設備の運転方法。
- 時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行する請求項11又は請求項12に記載の給電設備の運転方法。
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