JP2016063716A - 給電設備及びその運転方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用目的の異なる蓄電池ごとの独立した充放電制御が容易に実現できる給電設備を提供する。
【解決手段】コンデンサ10による容量を持つDCバス4と、ダイオード3を介してDCバス4に電力を提供する定電圧電源装置1と、DCバス4の電圧又は定電圧電源装置1の出力電圧に基づいて充電され、定電圧電源装置1が停電した場合には、電力をDCバス4に提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池8と、DCバス4の電圧による充電、及び、DCバス4へ電力を提供するための放電、のサイクルを、バックアップ用蓄電池8よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池6と、DCバス4とサイクル用蓄電池6との間に介在する双方向性の変換装置7と、DCバス4の電圧と閾値とを比較して変換装置7にサイクル用蓄電池6の充電又は放電を行わせるとともに、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、サイクル用蓄電池6の放電がバックアップ用蓄電池8の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、を備えた給電装置である。
【選択図】図3

Description

本発明は、負荷に電力を供給する給電設備及びその運転方法に関する。
近年、無線基地局やサーバールームの電源として、商用電源等に、蓄電池を組み合わせた給電設備が実用化されている。また、このような蓄電池を複数備えたものも提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。複数の蓄電池が設けられている場合は、充放電を統合して管理する制御が必要になる。例えば特許文献1の給電設備では、一方の蓄電池が放電してDCバスに電力を供給しているとき、他方の蓄電池はDCバスの電圧により充電される。これにより、DCバスの電圧を一定に保つことができる。また、特許文献2の給電設備では、2つの群に分けられた組電池が、互いに充電の時期をずらすという制御が行われる。
一方、主たる使用目的の異なる複数の蓄電池を用いる給電設備も、市場の需要がある。例えば、蓄電池を用いる目的の1つは、停電等、非常時のバックアップ用である。このような用途には、満充電のまま使用しなくても劣化が少なく安価な鉛蓄電池が好適である。もう1つの目的は、ピークシフトである。例えば、昼間より低価格な夜間電力を蓄電池に蓄え、昼間に放電させて使用する。また、太陽光発電の電力を蓄電池に蓄えて、夜間に放電させて使用することもできる。このような蓄電池としては、例えば、繰り返しの充放電に強いリチウムイオン電池が好適である。
一般に、バックアップ用の蓄電池は普及しているが、ピークシフト等のための蓄電池はまだそれほど普及していない。従って、既にバックアップ用の蓄電池を備えている給電設備に、ピークシフト用の蓄電池を増設する需要は、今後の増大が期待される。
特許第5028517号 特許第4933465号
しかしながら、特許文献1又は2のように、複数の蓄電池の充放電を統合管理する制御は複雑であり、製作が難しい。その結果、安価に製作することが困難である。また、増設により、使用目的の違う複数種類の蓄電池が設けられた場合は、統合管理する制御がさらに難しくなる。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、使用目的の異なる蓄電池ごとの独立した充放電制御が容易に実現できる給電設備を提供することを目的とする。
本発明の給電設備は、負荷に電力を供給する給電設備であって、コンデンサによる容量を持つDCバスと、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、を備えている。
また、本発明の給電設備の運転方法は、コンデンサによる容量を持つDCバスから負荷に電力を供給し、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、を備えた給電設備の運転方法であって、前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする、給電設備の運転方法である。
本発明によれば、使用目的の異なる蓄電池ごとの独立した充放電制御が容易に実現できる給電設備を提供することができる。
第1実施形態に係る給電設備を示す接続図であり、充電モードでの充放電の閾値を示している。 図1におけるサイクル用蓄電池の変換装置の回路図である。 第1実施形態に係る給電設備を示す接続図であり、放電モードでの充放電の閾値を示している。 充電モードにおけるDCバスの電圧と、各蓄電池の充放電との関係を示すグラフである。 放電モードにおけるDCバスの電圧と、各蓄電池の充放電との関係を示すグラフである。 需要家における、1日の使用電力の変化例を示すグラフである。 第2実施形態に係る給電設備を示す接続図である。 第3実施形態に係る給電設備を示す接続図である。 第3実施形態の充電モードにおけるDCバスの電圧と、各蓄電池の充放電との関係を示すグラフである。 第3実施形態の放電モードにおけるDCバスの電圧と、各蓄電池の充放電との関係を示すグラフである。 第4実施形態に係る給電設備を示す接続図である。 図11の給電設備において、商用電源は停電し、太陽光発電は行われていない(夜間)場合を考えた接続図である。 図12の状態から、バックアップ用蓄電池が放電し、直流負荷に給電するに足る残量が無くなったときの状態を示す接続図である。
[実施形態の要旨]
本発明の実施形態の要旨としては、少なくとも以下のものが含まれる。
(1)これは、負荷に電力を供給する給電設備であって、コンデンサによる容量を持つDCバスと、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、を備えている。
上記のように構成された給電設備では、サイクル用蓄電池に関して、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させることができる。従って、例えばピークシフト目的等でサイクル用蓄電池を放電させるモードや、逆に、充電するモードの設定を、共通の変換装置を用いて容易に実現することができる。また、閾値を適切に設定することで、サイクル用蓄電池の放電がバックアップ用蓄電池の放電より優先的に行われるようにすることができる。従って、できるだけサイクル用蓄電池を活用し、バックアップ用蓄電池の出番を減らすことができる。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であればその耐用寿命を長くすることができる。
(2)また、(1)の給電設備において、前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、
前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
の関係となる充電モード、及び、
D2<VC2<V<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行することができるようにしてもよい。
この場合、充電モードでは、定電圧電源装置の定電圧Vがある場合は、バックアップ用蓄電池、サイクル用蓄電池が共に、充電される。定電圧電源装置の定電圧Vが維持できずDCバスの電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池の放電が優先的に行われる。放電モードでは、定電圧電源装置の定電圧Vがある場合でも、この定電圧Vは放電開始電圧VD1より低いので、サイクル用蓄電池の放電が行われる。また、定電圧電源装置の定電圧Vが維持できずDCバスの電圧が低下した場合も、サイクル用蓄電池の放電が優先的に行われる。
(3)また、(1)の給電設備において、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
の関係となる充電モード、及び、
D2<VC2<V<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行することができるようにしてもよい。
この場合、充電モードでは、定電圧電源装置の定電圧Vがある場合は、バックアップ用蓄電池、サイクル用蓄電池が共に、充電される。定電圧電源装置の定電圧Vが維持できずDCバスの電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池の放電が優先的に行われる。放電モードでは、定電圧電源装置の定電圧Vがある場合でも、この定電圧Vは放電開始電圧Vより低いので、サイクル用蓄電池の放電が行われる。また、定電圧電源装置の定電圧Vが維持できずDCバスの電圧が低下した場合も、サイクル用蓄電池の放電が優先的に行われる。なお、スイッチ装置としては例えばリレーを用いることもでき、変換装置を使用するよりも簡素で安価な構成となる。
(4)また、(1)の給電設備において、前記定電圧電源装置はAC/DCの変換装置の出力側に前記ダイオードが接続された構成であり、当該変換装置と前記ダイオードとの接続点に、前記バックアップ用蓄電池が直接、接続されていてもよい。
この場合、バックアップ用蓄電池は定電圧電源装置によって常時定電圧充電(フロート充電)される。例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であれば、その耐用寿命を長くするために効果的な接続場所であるといえる。
(5)また、(4)の給電設備において、前記定電圧電源装置の停電が検知された場合に、前記サイクル用蓄電池の前記変換装置に対して前記サイクル用蓄電池の充電を禁止するようにしてもよい。
この場合、定電圧電源装置が停電した場合に、バックアップ用蓄電池からサイクル用蓄電池に充電電流が流れることを防止できる。
(6)また、(2)の給電設備において、前記第2の変換装置は、前記バックアップ用蓄電池を充電するとき、定電流充電を実行し、満充電の状態であることを検知すると、定電圧充電を実行することができる。
この場合、満充電後のバックアップ用蓄電池は定電圧充電(フロート充電)される。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であればその耐用寿命を長くすることができる。
(7)また、(1)〜(6)のいずれかの給電設備において、前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されていてもよい。
自然エネルギーを利用した発電装置は、発電量が安定しないが、サイクル用蓄電池との併用によって、負荷への安定した電力供給が可能となる。
(8)また、(2)又は(3)の給電設備において、前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行するようにしてもよい。
この場合、サイクル用蓄電池を、その残量に応じて充電し、又は放電させることにより活用することができる。
(9)また、(2)又は(3)の給電設備において、時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行するようにしてもよい。
この場合、電力需要の多い時間帯や曜日に、積極的にサイクル用蓄電池から給電すれば、ピークシフトを容易に実現することができる。
(10)一方、方法としては、コンデンサによる容量を持つDCバスから負荷に電力を供給し、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、を備えた給電設備の運転方法であって、前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする、給電設備の運転方法である。
このような給電設備の運転方法では、サイクル用蓄電池に関して、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させることができる。従って、例えばピークシフト目的等でサイクル用蓄電池を放電させるモードや、逆に、充電するモードの設定を、共通の変換装置を用いて容易に実現することができる。また、閾値を適切に設定することで、サイクル用蓄電池の放電がバックアップ用蓄電池の放電より優先的に行われるようにすることができる。従って、できるだけサイクル用蓄電池を活用し、バックアップ用蓄電池の出番を減らすことができる。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池であればその耐用寿命を長くすることができる。
(11)また、(2)の場合と同様に、(10)の給電設備の運転方法において、前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
の関係となる充電モード、及び、
D2<VC2<V<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行するようにしてもよい。
(12)また、(3)の場合と同様に、(10)の給電設備の運転方法において、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
の関係となる充電モード、及び、
D2<VC2<V<VD1<VC1
の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行するようにしてもよい。
(13)また、(7)の場合と同様に、(10)において、前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されていてもよい。
(14)また、(8)の場合と同様に、(11)又は(12)において、前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行するようにしてもよい。
(15)また、(9)の場合と同様に、(11)又は(12)において、時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行するようにしてもよい。
[実施形態の詳細]
以下、実施形態の詳細について図面を参照して説明する。
《第1実施形態》
図1は、第1実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図において、商用の商用電源PSから電力供給を受ける変換装置2は、定電圧Vを発生し、さらにダイオード3を介して、DCバス4に電力を供給することができる。なお、ダイオード3は、変換装置2に内蔵することも可能である。変換装置2は、AC/DCの整流を行う。商用電源PS、変換装置2及びダイオード3は、定電圧VをDCバス4に提供する定電圧電源装置1を構成している。DCバス4には直流負荷5が接続され、DCバス4から電力の供給を受ける。なお、本例は直流負荷5であるが、交流負荷の場合には、DCバス4からインバータ(図示せず。)を介して交流負荷に電力が供給される。
DCバス4と、サイクル用蓄電池6との間には、双方向性の変換装置(DC/DCコンバータ)7が設けられている。また、DCバス4と、バックアップ用蓄電池8との間には、双方向性の変換装置(DC/DCコンバータ)9が設けられている。DCバス4には、コンデンサ10が接続されており、これによって、DCバス4は、静電容量を有している。
サイクル用蓄電池6は、例えばリチウムイオン電池であり、繰り返しの充放電に好適である。サイクル用蓄電池6は、DCバス4の電圧による充電、及び、DCバス4へ電力を提供するための放電、のサイクルを、バックアップ用蓄電池8よりも日常的に実行する。バックアップ用蓄電池8は例えば鉛蓄電池である。鉛蓄電池は、安価であり、満充電での長期間待機に好適である。バックアップ用蓄電池8は、DCバス4の電圧に基づいて充電され、定電圧電源装置1が停電した場合には、電力をDCバス4に提供するための放電を行う。
図2は、図1におけるサイクル用蓄電池6用の変換装置7の回路図である。バックアップ用蓄電池8用の変換装置9についても同様であるので、代表としてサイクル用蓄電池6用の変換装置7について説明する。
変換装置7は、変換部71と、サイクル用蓄電池6の両端子間の電圧Vを検知する電圧センサ72と、蓄電池6から変換部71へ出力する電流I又はその逆に、変換部71から蓄電池6へ入力する電流Iを検知する電流センサ73と、DCバス4の電圧VDCを検知する電圧センサ74と、制御部70とを備えている。変換部71は、左側から順に、コンデンサ711、スイッチング素子712,713、リアクトル714及びコンデンサ715を備え、図示のように接続されている。
制御部70は、スイッチング素子712,713のオン/オフを制御する。また、電圧センサ72,74及び電流センサ73の検知出力情報は、制御部70に与えられる。
サイクル用蓄電池6の放電によりDCバス4に電力を送り込むときは、制御部70の制御に基づくスイッチング素子712,713のPWM制御により、昇圧チョッパとしての制御が行われる。DCバス4の電圧VDCに基づいてサイクル用蓄電池6を充電するときは、制御部70の制御に基づくスイッチング素子712,713のPWM制御により、降圧チョッパとしての制御が行われる。なお、制御部70は、変換装置7の一部としてではなく、外部にあってもよい。
以下、給電設備100の動作について説明するが、これはまた、給電設備100の運転方法についての説明でもある。
給電設備100の動作には、負荷への給電の他に、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8の充電を主体とした「充電モード」と、負荷への給電の他に、サイクル用蓄電池6の放電を主体とした「放電モード」とがある。
<充電モード>
次に、図1及び図4を参照して、充電モードでの給電設備100の動作について説明する。まず、図1において、定電圧電源装置1が出力する定電圧Vは380Vである、とする。サイクル用蓄電池6に接続されている変換装置7は、充電開始電圧VC1が378V、放電開始電圧VD1が370Vである。従って、DCバス4の電圧が378V以上であれば変換装置7はサイクル用蓄電池6の充電を行い、DCバス4の電圧が370V以下であればサイクル用蓄電池6を放電させる。なお、これら閾値となる電圧VC1,VD1は、変換装置7の制御部70(図2)に設定されている。
一方、バックアップ用蓄電池8に接続されている変換装置9は、充電開始電圧VC2が375V、放電開始電圧VD2が365Vである。従って、DCバス4の電圧が375V以上であれば変換装置9はバックアップ用蓄電池8の充電を行い、DCバス4の電圧が365V以下ではバックアップ用蓄電池8を放電させる。なお、これら閾値となる電圧VC2,VD2は、変換装置9の制御部70(図2)に設定されている。
以上の電圧値及び閾値をまとめると以下のようになる。
=380V
C1=378V
D1=370V
C2=375V
D2=365V
大小関係は、VD2<VD1<VC2<VC1<V ・・・(1)
である。なお、VC1,VC2に関しては、制御上、どちらが大きくてもよいし、また、互いに同じであってもよい。従って、充電モードにおける電圧及び閾値の大小関係は、以下の2式で表される。
D2<VD1<VC2≦VC1<V ・・・(1a)
D2<VD1<VC1≦VC2<V ・・・(1b)
図4は、上記の充電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。図において、定電圧電源装置1から定電圧VがDCバス4に供給されている場合は、DCバス4の電圧は充電開始電圧VC1,VC2以上であるため、各蓄電池6,8は共に、DCバス4の電圧により充電されている。定電圧VがDCバス4に安定供給されている限り、この状態が続く。
なお、バックアップ用蓄電池8の変換装置9において、バックアップ用蓄電池8を充電するとき、最初は定電流充電を実行し、満充電の状態であることを制御部70(図2)が検知すると、定電圧充電を実行することが好ましい。満充電であることは、充電電流の積算や、バックアップ用蓄電池8の開放電圧(OCV:Open Circuit Voltage)の検知により把握することができる。
この場合、満充電後のバックアップ用蓄電池8は定電圧充電(フロート充電)される。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池8であればその耐用寿命を長くすることができる。
ここで、サイクル用蓄電池6について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS1」とし、例えばVS1=373Vとする。また、バックアップ用蓄電池8について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS2」とし、例えばVS2=370Vとする。
定電圧電源装置1の異常発生等により、DCバス4の電圧が定電圧Vより下がり、充放電停止電圧VS1(373V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の充電は停止となる。さらにDCバス4の電圧が下がって、放電開始電圧VD1(370V)になると、変換装置7は、サイクル用蓄電池6の放電を開始させる。また、このとき、放電開始電圧VD1と、バックアップ用蓄電池8についての充放電停止電圧VS2とは同じ(370V)であるので、変換装置9は、バックアップ用蓄電池8の充電を停止させる。
サイクル用蓄電池6の放電開始により、DCバス4の電圧が上昇して充放電停止電圧VS1(373V)に達すると、放電停止となるが、放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD1(370V)まで下がれば再びサイクル用蓄電池6が放電する。定電圧電源装置1による定電圧Vが回復しなければ、この状態の繰り返しとなる。サイクル用蓄電池6の残量が十分にある間は、繰り返しの放電により、DCバス4の電圧はサイクル用蓄電池6の放電開始電圧VD1(370V)と充放電停止電圧VS1(373V)の間を往復する。
そして、サイクル用蓄電池6の放電が進み、DCバス4の電圧を上げることができなくなると、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の放電開始電圧VD2(365V)まで下がる。ここで、変換装置9は、初めて、バックアップ用蓄電池8の放電を開始させる。バックアップ用蓄電池8の放電開始により、DCバス4の電圧が上昇して充放電停止電圧VS2(370V)に達すると、放電停止となるが、放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD2(365V)まで下がれば再びバックアップ用蓄電池8が放電する。定電圧電源装置1による定電圧Vが回復しなければ、この状態の繰り返しとなる。
定電圧電源装置1による定電圧Vが回復すると、DCバス4の電圧はVとなり、図4の初期の状態に戻る。すなわち、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8が共に充電される状態となる。電源の交代による瞬時停電は生じない。
また、以上のように、充電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧Vがある場合は、バックアップ用蓄電池8、サイクル用蓄電池6が共に、充電される。定電圧電源装置1の定電圧Vが維持できずDCバス4の電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池6の放電が優先的に行われる。
<放電モード>
次に、図3及び図5を参照して、放電モードでの給電設備100の動作について説明する。
図3は、第1実施形態に係る給電設備100を示す接続図であり、放電モードでの充放電の閾値を記載している。図3において、定電圧電源装置1が出力する定電圧Vは380Vである。また、バックアップ用蓄電池8に接続されている変換装置9は、充電開始電圧VC2が375V、放電開始電圧VD2が365Vである。従って、DCバス4の電圧が375V以上であれば変換装置9はバックアップ用蓄電池8の充電を行い、DCバス4の電圧が365V以下ではバックアップ用蓄電池8を放電させる。ここまでは、充電モードと同じである。
一方、サイクル用蓄電池6に接続されている変換装置7は、充電開始電圧VC1が390V、放電開始電圧VD1が385Vである。従って、DCバス4の電圧が390V以上であれば変換装置7はサイクル用蓄電池6の充電を行い、DCバス4の電圧が385V以下ではサイクル用蓄電池6を放電させる。図1との比較により明らかなように、変換装置7における充放電の閾値が、充電モードよりも高くなっている。これにより、定電圧電源装置1による定電圧Vがあっても、サイクル用蓄電池6を放電させることが可能となる。
放電モードにおける以上の電圧値及び閾値をまとめると以下のようになる。
=380V
C1=390V
D1=385V
C2=375V
D2=365V
大小関係は、VD2<VC2<V<VD1<VC1 ・・・(2)
である。
図5は、上記の放電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。
ここで、サイクル用蓄電池6について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS1」とし、例えばVS1=390Vとする。また、バックアップ用蓄電池8について充電中に充電停止となる電圧又は、放電中に放電停止となる共通の電圧を「充放電停止電圧VS2」とし、例えばVS2=370Vとする。
図5において、定電圧電源装置1から定電圧VがDCバス4に供給されている場合であっても、DCバス4の電圧(380V)は385V以下である。従って、変換装置7は、サイクル用蓄電池6を放電させる。この放電によりDCバス4の電圧が定電圧Vより上がり、充放電停止電圧VS1(390V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の放電は停止となる。
放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD1(385V)まで下がれば再びサイクル用蓄電池6が放電する。サイクル用蓄電池6に十分な残量がある限り、このような放電が繰り返され、サイクル用蓄電池6から直流負荷5に電力が供給される。なお、この間、DCバス4の電圧は385〜390Vに保たれるので、定電圧電源装置1からDCバス4に電力を送り込むことはできない。こうして、定電圧電源装置1(商用電源)を使用せずに、サイクル用蓄電池6に蓄えた電力を使用することができる。例えば電気料金の安い夜間にサイクル用蓄電池6に蓄えた電力を昼間に使用することや、電力需給が逼迫するピーク時に商用電源からの買電を抑制してサイクル用蓄電池6に蓄えた電力を使用するピークシフトを実行することができる。
その後、サイクル用蓄電池6が放電して残量が少なくなると、高いレベルの電圧を維持することができなくなり、定電圧電源装置1から定電圧Vが、DCバス4に供給される状態に戻る。
また、定電圧電源装置1も停電等の異常により定電圧Vを維持できなくなると、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の放電開始電圧VD2(365V)まで下がる。ここで、変換装置9は、初めて、バックアップ用蓄電池8の放電を開始させる。バックアップ用蓄電池8の放電開始により、DCバス4の電圧が上昇して充放電停止電圧VS2(370V)に達すると、放電停止となるが、放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD2(365V)まで下がれば再びバックアップ用蓄電池8が放電する。定電圧電源装置1による定電圧Vが回復しなければ、この状態の繰り返しとなる。
定電圧電源装置1による定電圧Vが回復すると、DCバス4の電圧はVとなる。このとき、電源の交代による瞬時停電は生じない。また、この後、制御は図4の充電モードに戻り、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8共に、DCバス4の電圧により充電される状態となる。
以上のように、放電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧Vがある場合でも、この定電圧Vは放電開始電圧VD1より低いので、サイクル用蓄電池6の放電が行われる。また、定電圧電源装置1の定電圧Vが維持できずDCバス4の電圧が低下した場合も、サイクル用蓄電池6の放電が優先的に行われる。
<まとめ>
上記の充電モード・放電モードの制御に関して、制御部70(図2)は、DCバス4の電圧と閾値とを比較して変換装置7にサイクル用蓄電池6の充電又は放電を行わせるとともに、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、サイクル用蓄電池6の放電がバックアップ用蓄電池8の放電よりも優先的に行われるようにしている。
すなわち、このように構成された給電設備100では、サイクル用蓄電池6に関して、図1、図3に示したように、閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させることができる。従って、例えばピークシフト目的等でサイクル用蓄電池6を放電させるモード(図3,図5)や、逆に、充電するモード(図1,図4)の設定を、共通の変換装置7を用いて容易に実現することができる。また、閾値を適切に設定することで、サイクル用蓄電池6の放電がバックアップ用蓄電池8の放電より優先的に行われるようにすることができる。従って、できるだけサイクル用蓄電池6を活用し、バックアップ用蓄電池8の出番を減らすことができる。これにより、例えば鉛蓄電池を使用したバックアップ用蓄電池8であればその耐用寿命を長くすることができる。
なお、変換装置7の制御部70は、サイクル用蓄電池6の残量(SOC:State of Charge)が所定の下限値以下になると充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると放電モードを実行するようにすればよい。
これにより、サイクル用蓄電池6を、その残量に応じて充電し、又は放電させることにより活用することができる。
上記のような給電設備100は、前述のように、モード変更により、ピークシフトに対応することができる。例えば、1日の使用電力が図6のように変化する需要家の場合、電力需要が多くなると予想される時間帯若しくは曜日に応じて節減の目標電力を設定する。そして、目標電力を超える時間帯は積極的にサイクル用蓄電池6の電力を活用し、サイクル用蓄電池6が失った電力は、例えば夜間電力を利用して充電するようにすれば、ピークシフトに容易に対応することができる。
《第2実施形態》
図7は、第2実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図1及び図3との違いは、太陽光発電パネル11の出力を、変換装置12を介してDCバス4に接続した点であり、その他は第1実施形態と同様である。変換装置12は、太陽光発電パネル11に対してMPPT(Maximum Power Point Tracking)制御を行う。なお、太陽光発電の他、風力発電等の自然エネルギーを利用した発電装置を接続することができる。
自然エネルギーを利用した発電装置は、発電量が安定しないが、サイクル用蓄電池6との併用によって、負荷への安定した電力供給が可能となる。
また、太陽光発電の電力を用いて、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8を充電することができる。
《第3実施形態》
図8は、第3実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図7との違いは、変換装置9を、スイッチ装置(例えばリレー)9Rによって簡易に代用した点である。これは、変換装置(DC/DCコンバータ)を用いる場合に比べると、簡素で安価な構成となる。スイッチ装置9Rは、例えば変換装置7の制御部70からの指令により制御することができる。なお、スイッチ装置9Rとしては、半導体スイッチを用いることもできる。
<充電モード>
図9は、図8の給電設備100の充電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。図4と同様に、定電圧電源装置1から定電圧VがDCバス4に供給されている場合は、充電開始電圧VC1以上であるため、サイクル用蓄電池6はDCバス4の電圧により充電されている。また、この場合、スイッチ装置9Rの接点は閉じており、バックアップ用蓄電池8はDCバス4の電圧により充電されている。定電圧VがDCバス4に安定供給されている限り、この状態が続く。
(サイクル用蓄電池)
定電圧電源装置1の異常発生等により、DCバス4の電圧が定電圧Vより下がり、充放電停止電圧VS1(373V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の充電は停止となる。さらにDCバス4の電圧が下がって、放電開始電圧VD1(370V)になると、変換装置7は、サイクル用蓄電池6の放電を開始させる。
サイクル用蓄電池6の放電開始により、DCバス4の電圧が上昇して充放電停止電圧VS1(373V)に達すると、放電停止となるが、放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD1(370V)まで下がれば再びサイクル用蓄電池6が放電する。定電圧電源装置1による定電圧Vが回復しなければ、この状態の繰り返しとなる。サイクル用蓄電池6の残量が十分にある間は、繰り返しの放電により、DCバス4の電圧はサイクル用蓄電池6の放電開始電圧VD1(370V)と充放電停止電圧VS1(373V)の間を往復する。
(バックアップ用蓄電池)
一方、DCバス4の電圧がバックアップ用蓄電池8の公称電圧VS2より高い場合は、バックアップ用蓄電池8の残量に応じて、スイッチ装置9Rはオン又はオフになる。例えば、残量が95%を下回るか、95%に相当する電圧(開放電圧)より低くなったとき、変換装置7の指令によりスイッチ装置9Rがオン(閉)となる。これにより、DCバス4の電圧によるバックアップ用蓄電池8の充電が行われる。
また、サイクル用蓄電池6の放電が進み、DCバス4の電圧を上げることができなくなると、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の公称電圧VS2以下になる。従って、スイッチ装置9Rはオフになる。
さらに、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の放電開始電圧VD2(365V)まで下がる。ここで、変換装置7からの指示によりスイッチ装置9Rが閉じ、バックアップ用蓄電池8の放電開始となる。これにより、バックアップ用蓄電池8から直流負荷5に給電される状態となる。但し、昇圧はできないので、DCバス4の電圧は上がらない。
定電圧電源装置1による定電圧Vが回復すると、DCバス4の電圧はVとなり、図9の初期の状態に戻る。すなわち、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8が共に充電される状態となる。電源の交代による瞬時停電は生じない。
また、以上のように、充電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧Vがある場合は、バックアップ用蓄電池8、サイクル用蓄電池6が共に、充電される。定電圧電源装置1の定電圧Vが維持できずDCバス4の電圧が低下した場合は、サイクル用蓄電池6の放電が優先的に行われる。
<放電モード>
図10は、図8の給電設備100の充電モードにおけるDCバス4の電圧と、各蓄電池6,8の充放電との関係を示すグラフである。
図10において、定電圧電源装置1から定電圧VがDCバス4に供給されている場合であっても、DCバス4の電圧(380V)は385V以下である。従って、変換装置7は、サイクル用蓄電池6を放電させる。この放電によりDCバス4の電圧が定電圧Vより上がり、充放電停止電圧VS1(390V)になると、変換装置7によるサイクル用蓄電池6の放電は停止となる。
放電停止によりDCバス4の電圧が放電開始電圧VD1(385V)まで下がれば再びサイクル用蓄電池6が放電する。サイクル用蓄電池6に十分な残量がある限り、このような放電が繰り返され、サイクル用蓄電池6から直流負荷5に電力が供給される。なお、この間、DCバス4の電圧は385〜390Vに保たれるので、定電圧電源装置1からDCバス4に電力を送り込むことはできない。こうして、定電圧電源装置1(商用電源)を使用せずに、サイクル用蓄電池6に蓄えた電力を使用することができる。例えば電気料金の安い夜間にサイクル用蓄電池6に蓄えた電力を昼間に使用することや、電力需給が逼迫するピーク時に商用電源からの買電を抑制してサイクル用蓄電池6に蓄えた電力を使用するピークシフトを実行することができる。
その後、サイクル用蓄電池6が放電して残量が少なくなると、高いレベルの電圧を維持することができなくなり、定電圧電源装置1から定電圧Vが、DCバス4に供給される状態に戻る。
一方、DCバス4の電圧がバックアップ用蓄電池8の公称電圧VS2より高い場合は、バックアップ用蓄電池8の残量に応じて、スイッチ装置9Rはオン又はオフになる。例えば、残量が95%を下回るか、95%に相当する電圧(開放電圧)より低くなったとき、変換装置7の指令によりスイッチ装置9Rがオン(閉)となる。これにより、DCバス4の電圧によるバックアップ用蓄電池8の充電が行われる。
また、サイクル用蓄電池6の放電が進み、DCバス4の電圧を上げることができなくなり、さらに、定電圧Vも停電により供給されない状態になると、DCバス4の電圧はバックアップ用蓄電池8の放電開始電圧VD2(365V)まで下がる。ここで、変換装置7からの指示によりスイッチ装置9Rが閉じ、バックアップ用蓄電池8の放電開始となる。これにより、バックアップ用蓄電池8から直流負荷5に給電される状態となる。但し、昇圧はできないので、DCバス4の電圧は上がらない。
定電圧電源装置1による定電圧Vが回復すると、DCバス4の電圧はVとなる。このとき、電源の交代による瞬時停電は生じない。また、その後、図9の充電モードに戻り、サイクル用蓄電池6及びバックアップ用蓄電池8が共に充電される状態となる。
以上のように、放電モードでは、定電圧電源装置1の定電圧Vがある場合でも、この定電圧Vは放電開始電圧VD1より低いので、サイクル用蓄電池6の放電が行われる。また、バックアップ用蓄電池8に比べて、サイクル用蓄電池6の放電は優先的に行われる。
<まとめ>
第3実施形態の場合も、サイクル用蓄電池6は変換装置7によって第1実施形態と同様に動作し、同様の作用効果を奏する。サイクル用蓄電池6をバックアップ用蓄電池8よりも優先的に使用する点も同様である。
一方、バックアップ用蓄電池8の充放電は、スイッチ装置9Rによって行うことができるので、変換装置を使用するよりも簡素で安価な構成となる。
《第4実施形態》
図11は、第4実施形態に係る給電設備100を示す接続図である。図8との違いは、バックアップ用蓄電池8が、AC/DCの変換装置2と、ダイオード3との接続点に、直接、接続されている点である。この場合も、サイクル用蓄電池6は変換装置7によって第1実施形態と同様に動作し、同様の作用効果を奏する。図8の構成では、スイッチ装置9Rがオフ(開)のとき、バックアップ用蓄電池8は、定電圧充電(フロート充電)の状態ではなくなる。しかし、鉛蓄電池の場合は、常時、定電圧充電(フロート充電)の状態にしておく方が、耐用寿命を長くすることができる。
この点において、図11の構成は、商用電源PSが停電しない限り、バックアップ用蓄電池8を常に、定電圧充電(フロート充電)の状態にしておくことができる。これにより、バックアップ用蓄電池8が鉛蓄電池である場合に、その耐用寿命を長くすることができる。
ところが、バックアップ用蓄電池8がこの位置に接続されていることにより、以下のような問題が生じる。
図12は、図11の給電設備100において、商用電源PSが停電し、太陽光発電は行われていない(夜間)場合を考えた接続図である。図において、機能しない部分は点線で示している。この場合、バックアップ用蓄電池8は直流負荷5に電力を供給するとともに、DCバス4から変換装置7を介してサイクル用蓄電池6を充電してしまう。
図13は、図12の状態から、バックアップ用蓄電池8が放電し、直流負荷5に給電するに足る残量が無くなった状態を示す接続図である。図において、機能しない部分は点線で示している。この場合、サイクル用蓄電池6から変換装置7を介して直流負荷5に電力が供給される。
図12,図13に示したような充放電は、サイクル用蓄電池6の放電を優先させる既述の実施形態の考え方に反する。鉛蓄電池であるバックアップ用蓄電池8が放電しきると、劣化が著しくなる。また、バックアップ用蓄電池8から一旦、サイクル用蓄電池6を充電し、その後にサイクル用蓄電池6を放電させるのは、電力の損失が大きくなり、無駄が多い。
そこで、図11の給電設備100では、商用電源PSの停電を検知した変換装置2からサイクル用蓄電池6の変換装置7に制御信号を送り、サイクル用蓄電池6が充電させることを禁止する。これにより、バックアップ用蓄電池8の放電によりサイクル用蓄電池が充電されることは、回避できる。
また、図11において、満充電のバックアップ用蓄電池8の電圧は定電圧Vと同じになる。放電モードでは、定電圧Vがあっても、サイクル用蓄電池6は放電するので、バックアップ用蓄電池8よりも優先的に使用される。また、充電されたサイクル用蓄電池6の電圧が定電圧Vより高いレベルで放電するようにすれば、商用電源PSの停電時にも、まずはサイクル用蓄電池を放電させ、残量が無くなったらバックアップ用蓄電池を放電させることができる。
《その他》
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
1 定電圧電源装置
2 変換装置
3 ダイオード
4 DCバス
5 直流負荷
6 サイクル用蓄電池
7 変換装置
8 バックアップ用蓄電池
9 変換装置
9R スイッチ装置
10 コンデンサ
11 太陽光発電パネル
12 変換装置
70 制御部
71 変換部
72 電圧センサ
73 電流センサ
74 電圧センサ
100 給電設備
711 コンデンサ
712,713 スイッチング素子
714 リアクトル
715 コンデンサ
PS 商用電源

Claims (15)

  1. 負荷に電力を供給する給電設備であって、
    コンデンサによる容量を持つDCバスと、
    ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、
    前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、
    前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、
    前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、
    前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする制御部と、
    を備えている給電設備。
  2. 前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
    ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
    D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
    の関係となる充電モード、及び、
    D2<VC2<V<VD1<VC1
    の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項1に記載の給電設備。
  3. 前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
    ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
    D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
    の関係となる充電モード、及び、
    D2<VC2<V<VD1<VC1
    の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項1に記載の給電設備。
  4. 前記定電圧電源装置はAC/DCの変換装置の出力側に前記ダイオードが接続された構成であり、当該変換装置と前記ダイオードとの接続点に、前記バックアップ用蓄電池が直接、接続されている請求項1に記載の給電設備。
  5. 前記定電圧電源装置の停電が検知された場合に、前記サイクル用蓄電池の前記変換装置に対して前記サイクル用蓄電池の充電を禁止する請求項4に記載の給電設備。
  6. 前記第2の変換装置は、前記バックアップ用蓄電池を充電するとき、定電流充電を実行し、満充電の状態であることを検知すると、定電圧充電を実行する請求項2に記載の給電設備。
  7. 前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の給電設備。
  8. 前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行する請求項2又は請求項3に記載の給電設備。
  9. 時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行する請求項2又は請求項3に記載の給電設備。
  10. コンデンサによる容量を持つDCバスから負荷に電力を供給し、ダイオードを介して前記DCバスに電力を提供する定電圧電源装置と、前記DCバスの電圧又は前記定電圧電源装置の出力電圧に基づいて充電され、前記定電圧電源装置が停電した場合には、電力を前記DCバスに提供するための放電を行うバックアップ用蓄電池と、前記DCバスの電圧による充電、及び、前記DCバスへ電力を提供するための放電、のサイクルを、前記バックアップ用蓄電池よりも日常的に実行するサイクル用蓄電池と、前記DCバスと前記サイクル用蓄電池との間に介在する双方向性の変換装置と、を備えた給電設備の運転方法であって、
    前記DCバスの電圧と閾値とを比較して前記変換装置に前記サイクル用蓄電池の充電又は放電を行わせるとともに、前記閾値を可変設定することで充放電の条件を変化させ、かつ、前記サイクル用蓄電池の放電が前記バックアップ用蓄電池の放電よりも優先的に行われるようにする、給電設備の運転方法。
  11. 前記変換装置を第1の変換装置とすると、前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在する双方向性の第2の変換装置を備え、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記第1の変換装置を制御し、また、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記第2の変換装置を制御し、
    ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
    D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
    の関係となる充電モード、及び、
    D2<VC2<V<VD1<VC1
    の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項10に記載の給電設備の運転方法。
  12. 前記DCバスと前記バックアップ用蓄電池との間に介在するスイッチ装置を備え、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC1以上になったとき前記サイクル用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD1以下になったとき前記サイクル用蓄電池から放電を開始するよう前記変換装置を制御し、また、
    前記制御部は、前記DCバスの電圧が充電開始電圧VC2以上になったとき前記バックアップ用蓄電池の充電を開始し、前記DCバスの電圧が放電開始電圧VD2以下になったとき前記バックアップ用蓄電池から放電を開始するよう前記スイッチ装置を制御し、
    ここで、前記定電圧電源装置の電圧をVとするとき、相対的な大小関係において、
    D2<VD1<VC2≦VC1<V、又は、VD2<VD1<VC1≦VC2<V
    の関係となる充電モード、及び、
    D2<VC2<V<VD1<VC1
    の関係となる放電モードを、前記制御部が選択的に実行する請求項10に記載の給電設備の運転方法。
  13. 前記DCバスに、前記定電圧電源装置とは別に、自然エネルギーを利用した発電装置が接続されている請求項10に記載の給電設備の運転方法。
  14. 前記制御部は、前記サイクル用蓄電池の残量が所定の下限値以下になると前記充電モードを実行し、当該残量が所定の上限値以上になると前記放電モードを実行する請求項11又は請求項12に記載の給電設備の運転方法。
  15. 時間に応じて前記制御部が、前記放電モードを選択して実行する請求項11又は請求項12に記載の給電設備の運転方法。
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