JP2007288932A - 太陽光発電設備の充電制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 短時間で蓄電池を満充電でき、満充電後は蓄電池からの電力の使用量を抑える、蓄電池の効率的運用が可能な太陽光発電設備の充電制御装置を提供する。
【解決手段】 複数の太陽電池と、該複数の太陽電池によって充電される蓄電池と、前記太陽電池と蓄電池間に介在する開閉器、および、前記蓄電池の充電を制御する制御装置を備え、前記開閉器をオン・オフさせることにより当該蓄電池を充電制御するように構成した。
【選択図】 図1
【解決手段】 複数の太陽電池と、該複数の太陽電池によって充電される蓄電池と、前記太陽電池と蓄電池間に介在する開閉器、および、前記蓄電池の充電を制御する制御装置を備え、前記開閉器をオン・オフさせることにより当該蓄電池を充電制御するように構成した。
【選択図】 図1
Description
本発明は、太陽電池を利用した太陽光発電設備における蓄電池の充電制御装置に関するものである。
近年、省資源、省エネルギー、環境保全の見地から、自然エネルギーを利用した発電設備が広く利用されるようになってきた。特に、太陽エネルギーを利用した発電システムは一般住宅にも広く普及しており、利用者は太陽電池セルによって発電したエネルギーを利用して、例えば、エアコンや冷蔵庫等の電化製品(負荷)の駆動電力を賄っている。
一方、前記太陽光発電は専ら日中に行われれるため、夜間の時間帯において前記電化製品等(負荷)の駆動電力を確保するためには、日中における発電エネルギーを蓄えておく蓄電設備(蓄電池等)の存在が必要不可欠となる。
このような蓄電設備(蓄電池)を備えた太陽光発電システムとしては、図6に示すものがその典型例として知られている。図6に示す太陽光発電システムは、太陽電池11と蓄電池12および制御回路13から構成されており、該制御回路13は、逆流阻止用のダイオードDと、該ダイオードDと太陽電池1間に接続された第1の開閉器14、ダイオードDと負荷15の間に接続された第2の開閉器16、および、蓄電池12の充電電圧を検出して、第1,2の開閉器14,16をオン・オフ制御する制御部17によって構成されている。
そして、前記制御部17は、検出した充電電圧が所定の範囲内にある場合は、第1,2の開閉器14,16ともオン状態として、太陽電池11で発電した電力を蓄電池12と負荷15に供給する。
また、検出した充電電圧が所定範囲の上限(過電圧)に達した場合、制御部17は第1の開閉器14をオフ状態として、蓄電池12を太陽電池11から切り離して蓄電池12を過電圧から保護する。なお、この場合であっても、負荷15には蓄電池12から駆動電力が供給される。
この結果、蓄電池12が一定以上放電して、制御部17が検出する充電電圧が所定範囲の下限である過放電電圧に達した場合は、制御部17は第2の開閉器16をオフ状態として、負荷15を蓄電池12から切り離して蓄電池12を過放電から保護する。このとき、前記制御部17は前記第1の開閉器14をオン状態とすることにより蓄電池12を充電状態に移行させる。
このように、蓄電池12が過電圧に達したとき、開閉器をオフにして太陽電池11を蓄電池12から引き離す構成の発明は種々提案されている(特許文献1参照)。
特開昭62−154122号公報
然るに、前述した従来例の太陽光発電システムにおいては、制御部17が蓄電池12の充電電圧が過電圧に達したことを検出したときに第1の開閉器14をオフ状態として、蓄電池12を太陽電池11から切り離すように構成されているので、過電圧に達するまで同じ充電電流で充電されてきたものが、過電圧に達した瞬間、突然充電が遮断されてしまうことにより、蓄電池12の充電電圧によっては、開閉器がオフされる前に蓄電池12が過充電となってしまう危険性があった。
そこで、本発明は、上記問題点を解消するために、蓄電池の充電電圧を太陽電池の開放電圧と比較して若干高い電圧に設定することにより、蓄電池が太陽電池の電圧によって過充電になることを確実に防止するとともに、前記蓄電池を短時間で満充電にすることのできる太陽光発電システムの充電制御装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数の太陽電池と、該複数の太陽電池によって充電される蓄電池と、前記太陽電池と蓄電池間に介在する開閉器、および、前記蓄電池の充電を制御する制御装置を備え、該制御装置は、前記開閉器をオン・オフすることにより前記蓄電池を充電制御する機能を具備して太陽光発電設備の充電制御装置を構成した。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の太陽光発電設備の充電制御装置において、前記制御装置は、前記開閉器の全てをオンすることにより前記蓄電池の初期充電を行い、前記太陽電池の開放電圧より低く設定した当該蓄電池の充電電圧に短時間で到達した後、前記開閉器のオン・オフによって前記蓄電池を満充電に至るまで充電制御する機能を具備して構成した。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の太陽光発電設備の充電制御装置において、前記制御装置は、蓄電池の電圧が当該蓄電池の前記充電電圧に到達する毎に、前記開閉器を1つずつオフし、また、前記蓄電池の電圧が当該蓄電池の開放電圧を下回った場合、前記開閉器を1つずつオンする機能を具備して構成した。
請求項4記載の発明は、請求項2,3記載の太陽光発電設備の充電制御装置において、前記制御装置は、開閉器がオフした後、次の開閉器がオフすることを一定時間禁止するマスク時間と、開閉器がオンした後、次の開閉器がオンすることを一定時間禁止するマスク時間を設定して構成した。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記マスク時間は、開閉器のオン・オフに応じて蓄電池の電圧が変化するのに充分な時間であり、かつ、前記太陽電池によって当該マスク時間内に蓄電池が過充電とならない時間に設定して構成した。
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5記載の太陽光発電設備の充電制御装置において、当該充電制御装置は、太陽電池および蓄電池から負荷に電力を供給する機能を具備し、前記太陽電池の発電電力が負荷電力以上であるときは、前記太陽電池のみから負荷に電力を供給し、前記太陽電池の発電電力が負荷電力を下回る場合は、当該太陽電池と前記蓄電池から負荷に電力を供給する機能を具備して構成した。
請求項1記載の発明によれば、蓄電池を充電する太陽電池を複数個備え、かつ、前記蓄電池と太陽電池との間に各々開閉器を介挿して太陽光発電設備を構成したので、開閉器をオン・オフすることによって、蓄電池を充電制御する太陽電池の個数を適切な数に調節することが可能となり、以って、蓄電池の充電状態に応じた充電が可能となり、便利である。
請求項2記載の発明によれば、予め蓄電池の充電電圧を太陽電池の開放電圧より低く設定しておくことにより、蓄電池の充電初期においては、開閉器を全てオンすることによって複数の太陽電池で蓄電池を短時間で充電電圧に到達させることができ、当該蓄電池が充電電圧に到達した後は、開閉器のオン・オフによって蓄電池が満充電となるように充電制御させることが可能なので、満充電できないことに起因する蓄電池の余剰容量が発生することを阻止することができ、コストパフォーマンスに優れた太陽光発電設備の提供が可能となる。
請求項3記載の発明によれば、蓄電池の充電電圧に短時間で到達した後は、前記充電電圧に到達する毎に開閉器を1つずつオフする構成であるので、除々に充電量を増加させていき蓄電池を満充電させることができ、かつ、負荷電力の変動による蓄電池の充電量の変化に応じて開閉器を逐一オン・オフさせることによって、蓄電池の充電量を太陽電池の発電電力が全て負荷に供給させる電力量(太陽電池の発電電力が負荷電力と釣り合った状態)に即座に移行させることができ、非常に有効である。
請求項4記載の発明によれば、蓄電池の電圧が充電電圧に到達する毎にオフされ、かつ、蓄電池の電圧が開放電圧を上回るまでオン動作を繰り返す前記開閉器は、1つ前にオフ,オンした開閉器のオン時若しくはオフ時から一定時間はオフまたはオンしない所謂、マスク時間を設定して構成されているので、蓄電池の電圧の変化が開閉器がオフ,オンした後、数秒経過した後に生じるといった特性を考慮した開閉器のオン・オフ制御の実現が可能となり、開閉器制御の精度を飛躍的に向上させることができ、効果的である。
請求項5記載の発明によれば、前記マスク時間に上限を設定することにより太陽電池の発電電力によって蓄電池が過充電となることを確実に防止することができ、装置の安全性を保障することができ、非常に有益である。
請求項6記載の発明によれば、負荷電力と太陽電池の発電電力とを比較することにより、その大小関係に応じて、太陽電池のみから負荷に電力を供給するのか、当該太陽電池と蓄電池の両方から負荷に電力を供給するのかを自動的に切り換えることができ、蓄電池の蓄電力の使用が不要な場合は太陽電池の発電電力のみ使用することによって、蓄電池の満充電状態を可能な限り維持することができ、利便である。
以下、本発明の実施の形態について図1ないし図5により説明する。図1は本発明に係る太陽光発電設備の充電制御装置の構成を示すブロック図であり、図1において、1a〜1iは太陽電池セルを最小単位とする太陽電池モジュールを直並列に並べて配線する太陽電池アレイであり、2は前記太陽電池アレイ1a〜1iの発電電力を充電する蓄電池を示している。
3a〜3iは前記各々の太陽電池アレイ1a〜1iと蓄電池2との間に介挿する開閉器であり、4は前記開閉器3a〜3iのオン・オフ制御と蓄電池2の充電状態を検出する制御装置を示している。
5は前記開閉器3a〜3iを介して太陽電池アレイ1a〜1iと、蓄電池2に電力線6によって電気的に接続されたインバータであり、当該インバータ5によって直流から交流に変換された電力(交流電力)は電力線6の終端に接続された配電線7上に配置される複数の負荷(各種電化製品等)に供給され、これを駆動する。
つづいて、前記制御装置4の機能について詳述する。前記制御装置4は、蓄電池2の充電電圧を検出する機能と、前記充電電圧の検出結果に応じて開閉器3a〜3iのオン・オフ制御を実行する機能を具備している。
具体的には、蓄電池2の充電初期においては、前記開閉器3a〜3iを全てオン状態として、太陽電池アレイ1a〜1iの全てから蓄電池2を充電する。
そして、前記蓄電池2が充電電圧に達した場合、太陽電池アレイ1aをオフ状態とすることにより、一旦、蓄電池電圧と充電電流を降下させる。そして、再び、蓄電池2が充電電圧に達した場合は、太陽電池アレイ1bをオフ状態として蓄電池電圧と充電電流を降下させる。
この動作を繰り返し実行することにより、蓄電池2の充電量を除々に増加させて、最終的には蓄電池2を満充電状態とする機能を有する。
一方、蓄電池2の電圧が開放電圧まで減少した場合は、オフ状態にある開閉器(例えば、開閉器3b)をオン状態に移行させるとともに、開閉器3bのオンによっても蓄電池2の電圧が開放電圧以上とならない場合(換言すれば、太陽電池アレイ1b〜1iのみによって負荷電力が賄えない場合)は、蓄電池2の放電が継続されているものとして、太陽電池アレイ1aをオン状態とすることにより、蓄電池2の電圧を開放電圧以上とし、結果として、太陽電池アレイ1a〜1iの発電電力と負荷電力が釣り合う状態に移行させる機能を併せて備えている。
次に、図1に示す太陽光発電設備の充電制御装置Aの動作について、図2ないし図4のグラフを用いて説明する。まず最初に、図2は図1に示す太陽電池アレイ1a〜1iの出力特性であって、発生する電力(kW)と電圧(V)の相関関係曲線を示している。
このとき、各々の太陽電池アレイ1a〜1iの開放電圧は、あらかじめ蓄電池2の充電電圧(例えば、360V)より高い電圧(例えば、380V)に設定されており、また、太陽電池アレイ1a〜1iの出力は、オンした開閉器3a〜3iの数に比例して上昇する。
図1に示す蓄電池2が充電されていない状態を制御装置4で検出すると、当該制御装置4は開閉器3a〜3iに指令を出力して、これら全ての開閉器3a〜3iをオンすることによって、日中、太陽電池アレイ1a〜1iで発電される電力(以下、単に発電電力という)を蓄電池2に充電する。
この蓄電池2の充電初期段階においては、全ての太陽電池アレイ1a〜1iの出力電力(図2より、例えば、100[kW])が開閉器3a〜3iを介して蓄電池2に供給され、蓄電池2は急速に充電される。
つまり、太陽電池アレイ1a〜1iの開放電圧(例えば、380V)は前記蓄電池2の充電電圧(360V)より高く設定されているので、蓄電池2は日中における短時間でその充電電圧(例えば、360V)に到達することができる。
そして、前記蓄電池2が充電電圧に到達したことを制御装置4が検出すると、該制御装置4は、蓄電池2が過充電となることを防止するために、図1の開閉器3aにオフ指令を出力して、これをオフさせる。この結果、太陽電池アレイ1a〜1iの出力は、図2に示すように、およそ10[kW]程度減少し、これにより、蓄電池2の充電電流は図3に示すように減少(0.1[CA]→0.05[CA])する。
そして、この充電電流が減少した時から一定時間(例えば5秒間)経過後に蓄電池電圧も一旦減少(2.45[V]→2.3[V])するので、蓄電池2がその充電電圧を越えて過充電となることが確実に阻止される。
然るに、前記開閉器3aがオフされた後も開閉器3b〜3iはオン状態にあるので、蓄電池2の充電は1つ個数の減少した太陽電池アレイ1b〜1iによって継続され、電位が再び上昇を始めて再度、図2に示す蓄電池2の充電電圧(360V)に到達する。
図1に示す制御装置4は蓄電池2の電圧が再び充電電圧に達したことを検出すると、開閉器3bにオフ指令を出力し、一定のマスク時間(例えば、30秒間)経過後にこれをオフさせる。この結果、太陽電池アレイ1b〜1iの出力電力は、図2に示すようにおよそ10[kW]程度減少するので、蓄電池2の充電電流は図3に示すように0.05[CA]から0.02[CA]まで減少し、当該充電電流が減少してから一定時間(5秒間)経過後に蓄電池電圧も再度減少する。
ここで、前記マスク時間は、蓄電池2の充電電流が減少してから蓄電池2の電圧が減少するまでの時間(5秒間程度)より長く、かつ、太陽電池アレイの発電電力によって当該マスク時間内に蓄電池2が過充電とならない時間を予め設定しておくものとする。
以上の動作を制御装置4は太陽電池アレイの発電電力が負荷電力と釣り合うまで繰り返し実行し、釣り合ったとき蓄電池2は満充電に達することとなり、その後、前記太陽電池が未だ発電している場合(日中の場合)は、太陽電池の出力電力は図1に示すインバータ5によって直流電力から交流電力に変換されて、配電線7に供給される。そして、配電線7上に多数配置されている負荷(電化製品等)に供給される。つまり、蓄電池2の充電電力を消費することなく太陽電池アレイの発電電力のみで負荷電力を賄うことができる。
一方、例えば、前述した動作によって太陽電池アレイが2個まで減少した状態で負荷(例えば、20[kW])と太陽電池アレイの発電電力が釣り合っている状態(図4参照)において、負荷が20[kW]から40[kW]に増加した場合は、2つの太陽電池アレイ1h,1iの発電電力では負荷40[kW]を賄うことができないので、この場合は、蓄電池2から放電が始まる。
蓄電池2の放電が始まると、蓄電池2の電圧は除々に減少し、遂には図4に示す開放電圧(例えば、300[V])を下回る(B点)と、前記制御装置4はこれを検出して、開閉器3gに投入指令を出力する。
これにより、開閉器3gはオン状態となるが(図4のC点)、C点においても太陽電池アレイ1g〜1iの発電電力は負荷電力(40[kW])に満たないので、前記制御装置4は一定時間(マスク時間)の経過を待って、当該マスク時間内に蓄電池2の電圧が開放電圧以上に上昇しなかったことを受けて、開閉器3fに投入指令を出力してこれをオンさせる。
開閉器3fの投入によって太陽電池アレイ3f〜3iの発電電力は負荷電力(40[kW])を上回る(図4のD点)ので、負荷電力を太陽電池アレイ3f〜3iの発電電力のみで賄えるとともに、図4のC点からD点に移行する際の開閉器3fのマスク時間が経過する間に放電された電力をD点からE点に移行する際に補うことができる。
そして、E点に達することにより、太陽電池アレイ3f〜3iの発電電力は負荷電力(40[kW])と等しくなり、所謂、釣り合った状態となって、その後、太陽電池アレイ3f〜3iの発電電力は全て負荷に対して供給されることとなる。
つまり、本発明の太陽光発電設備の充電制御装置Aは、図5のフローチャートに示すように、図示しない電源スイッチを投入(図5のステップS1)すると、図1に示す制御装置4はステップS2において、開閉器3a〜3i全てに投入指令を出力する。
これにより、開閉器3a〜3iは全てオン状態となり、太陽電池アレイ1a〜1iによって蓄電池2の充電は開始される。そして、前記太陽電池アレイ1a〜1iの発電電力が配電線7上に配置された負荷電力より大きい場合は、太陽電池アレイ1a〜1iから蓄電池2に充電が行われているので、ステップS3に移行して、蓄電池2が図2に示す充電電圧(360V)に達したかどうかを確認する。
そして、蓄電池2が充電電圧に達している場合は、ステップS4で前記マスク時間の経過を待ってステップS5に移行して、開閉器3aにオフ指令を出力し、これをオフさせる。これにより、蓄電池2の電圧は一旦下降して、蓄電池2が過充電となることを防止する。
前記ステップS5で開閉器3aをオフした後は、再びステップS3まで戻り、一旦下降した蓄電池電圧が再び上昇して充電電圧に達したか否かをチェックする。そして、ステップS3で蓄電池電圧が充電電圧に達している場合は、再度、ステップS4に移行して、前記マスク時間が経過したか否かを判定するが、当該マスク時間は、太陽電池アレイの発電電力によって蓄電池2が当該マスク時間内に過充電となることのない時間(例えば、30秒間)に設定されているので、前記ステップS3において、蓄電池電圧が充電電圧に達したときには、既に一定時間(30秒間)は通常、経過しており、したがって、ステップS5に移行して開閉器3cをオフすることとなり、以降、同様の動作を繰り返し実行する。
一方、前記ステップS3において、蓄電池2の電圧が充電電圧に到達していない場合は、ステップS6に移行して、蓄電池2の電圧が図4に示す開放電圧を下回ったか否かについて確認する。
ここで、蓄電池2の電圧が開放電圧を下回っていなければステップS3まで戻り前述したと同様の動作を繰り返す。然るに、前記蓄電池2の電圧が開放電圧を下回っている場合は、ステップS7に移行して、前記マスク時間が経過したか否かをチェックする。そして、前記マスク時間が経過した場合は、ステップS8において、オフ状態にある開閉器の1つに投入指令を出力し、これをオンさせる。
これにより、太陽電池アレイの発電電力が負荷電力以上となれば良いが、そうでない場合は、再度、ステップS3→ステップS6を介してステップS8で一定のマスク時間(例えば、30秒間)が経過したか否かをチェックし、経過した場合のみステップS8において、更に1つの開閉器をオンさせ、太陽電池アレイの発電電力を上昇させる。
その結果、太陽電池アレイの発電電力が負荷電力以上となって、ステップS3を介してステップS6で蓄電池電圧が開放電圧以上となった場合は、ステップS3に移行して、前述したと同様の動作を繰り返し実行する。
つまり、本発明の太陽光発電設備の充電制御装置Aは、太陽電池アレイによる発電電力が負荷電力より多い場合は、図5に示すステップS3〜S5でその太陽電池アレイの発電電力と負荷電力とが釣り合うまで開閉器を1つずつオフさせていき、釣り合った状態では、蓄電池2が満充電された状態とすることができるとともに、その後の太陽電池アレイの発電電力は全て負荷電力として各種負荷に供給される。
また、太陽電池アレイの発電電力が負荷電力以下である場合は、太陽電池アレイの発電電力のみでは負荷電力を賄うことができないので、この場合は、蓄電池2の充電電力を使用して負荷電力を補うとともに、この放電により、蓄電池2の電圧がステップS6で開放電圧を下回った場合は、ステップS8で太陽電池の発電電力が負荷電力以上となるまで開閉器を1つずつオンさせていき、太陽電池の発電電力が負荷電力以上となった場合は、その余剰分で蓄電池2を再び充電して満充電へと移行させるとともに、前記発電電力と負荷電力が釣り合った状態を維持することができる。
以上説明したように、本発明の太陽光発電設備の充電制御装置は、蓄電池2の充電初期においては、複数の太陽電池アレイによって短時間で充電電圧に到達することができるとともに、充電電圧に到達した後は、開閉器を1つずつオフしていくことにより除々に蓄電池の充電電力を上昇させ、満充電することが可能となる。
また、負荷の変動に追従して、常に、太陽電池アレイの発電電力と負荷電力とが釣り合う状態を維持し、かつ、この場合においても蓄電池は満充電されるように構成されているので、非常に有効である。
さらに、開閉器のマスク時間が一定時間(例えば、30秒間)に予め設定されているので、当該マスク時間内に太陽電池の電圧で蓄電池が過充電となることを確実に防止することができ、装置の信頼性を飛躍的に向上させることができる。
なお、前記実施例においては、太陽電池アレイを9つ(1a〜1i)設置した場合について説明したが、本発明は前記太陽電池アレイの個数を当該個数に限定するものではなく、必要とされる発電電力に応じて任意に変更して構成してもよいことは当然である。
本発明によれば、太陽電池の電圧によって蓄電池が過充電となることを未然に阻止し、かつ、日中の短時間で蓄電池を満充電にすることができ、また、負荷の変動に追従して太陽電池の発電電力と負荷電力の平衡状態と、蓄電池の満充電状態を維持することのできる太陽光発電設備の充電制御装置の提供が可能となる。
1a〜1i 太陽電池アレイ
2 蓄電池
3a〜3i 開閉器
4 制御装置
5 インバータ
6 電力線
7 配電線
A 太陽光発電設備
2 蓄電池
3a〜3i 開閉器
4 制御装置
5 インバータ
6 電力線
7 配電線
A 太陽光発電設備
Claims (6)
- 複数の太陽電池と、該複数の太陽電池によって充電される蓄電池と、前記太陽電池と蓄電池間に介在する開閉器、および、前記蓄電池の充電を制御する制御装置を備え、該制御装置は、前記開閉器をオン・オフすることにより前記蓄電池を充電制御する機能を具備して構成したことを特徴とする太陽光発電設備の充電制御装置。
- 前記制御装置は、前記開閉器の全てをオンすることにより前記蓄電池の初期充電を行い、前記太陽電池の開放電圧より低く設定した当該蓄電池の充電電圧に短時間で到達した後、前記開閉器のオン・オフによって前記蓄電池を満充電に至るまで充電制御する機能を具備して構成したことを特徴とする請求項1記載の太陽光発電設備の充電制御装置。
- 前記制御装置は、蓄電池の電圧が当該蓄電池の前記充電電圧に到達する毎に、前記開閉器を1つずつオフし、また、前記蓄電池の電圧が当該蓄電池の開放電圧を下回った場合、前記開閉器を1つずつオンする機能を具備して構成したことを特徴とする請求項2記載の太陽光発電設備の充電制御装置。
- 前記制御装置は、開閉器がオフした後、次の開閉器がオフすることを一定時間禁止するマスク時間と、開閉器がオンした後、次の開閉器がオンすることを一定時間禁止するマスク時間を設定して構成したことを特徴とする請求項2又は3いずれかに記載の太陽光発電設備の充電制御装置。
- 前記マスク時間は、開閉器のオン・オフに応じて蓄電池の電圧が変化するのに充分な時間であり、かつ、前記太陽電池によって当該マスク時間内に蓄電池が過充電とならない時間に設定して構成したことを特徴とする請求項4記載の太陽光発電設備の充電制御装置。
- 前記充電制御装置は、前記太陽電池および蓄電池から負荷に電力を供給する機能を具備し、前記太陽電池の発電電力が負荷電力以上であるときは、前記太陽電池のみから負荷に電力を供給し、前記太陽電池の発電電力が負荷電力を下回る場合は、当該太陽電池と前記蓄電池から負荷に電力を供給する機能を具備して構成したことを特徴とする請求項1ないし5記載の太陽光発電設備の充電制御装置。
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