JP2015165732A - 蓄電池制御装置、給電システム、蓄電池制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直流電源装置20から負荷装置に電力を供給する給電経路に複数の蓄電装置50が補助電源装置として接続される場合に、複数の蓄電装置50のそれぞれの充放電動作を制御する蓄電池制御装置70であって、複数の蓄電装置50のそれぞれの蓄電装置内に含まれる蓄電池511の充放電時の特性を、当該蓄電池の充放電の履歴情報に基づいて判定する蓄電池特性判定部702と、上記蓄電池511の充放電時の特性の判定結果に基づいて、複数の蓄電装置50のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する制御部703と、を備える。
【選択図】図1
Description
しかしながら、上記特許文献1に記載の複合蓄電池エネルギー管理システムでは、蓄電池の寿命コストと制約条件とに基づいて、設定された評価関数を演算することにより、複数の蓄電池の充放電スケジュールを管理しようとするものであり、その分、制御が複雑になる。
(直流給電システム1の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る蓄電池制御装置70の構成例を示す構成図である。この蓄電池制御装置70は、図1に示す直流給電システム1において、複数の蓄電装置50−1、50−2、・・・、50−mの充放電動作を制御する。
この直流給電システム1は、例えば、データセンタや通信局舎等のビルに設備される直流給電システムの例である。
なお、以下の説明において、蓄電装置50−1から蓄電装置50−mを総称する場合は、「蓄電装置50」と呼び、負荷装置100−1から負荷装置100−nを総称する場合は、「負荷装置100」と呼ぶことがある。
ここで、第1充放電モードは、1充電サイクルにおける充放電量が比較的大きく、充電期間と放電期間とが所定の放電深度を超えて繰り返される充放電モードであり、この第1充放電モードは、サイクル用途の蓄電装置50に適用される。
受電設備10は、遮断器(CB)11、変圧器12、及び保護継電器13を備えている。保護継電器13は、例えば、過電流継電器、地絡継電器、不足電圧継電器(何れも不図示)などを含んで構成されており、これらの継電器がそれぞれの検出条件に応じて異常状態を検出すると、その信号が遮断器11に送られ当該遮断器11を開放させる。
例えば、過電流継電器は、電路に過電流が流れたことを検出した場合に遮断器11を開放して、地絡継電器は、電路や機器に地絡が発生したことを検出した場合に遮断器11を開放して、不足電圧継電器は、停電や事故により商用電力系統2から商用電力を受電できなくなったことを検出した場合に遮断器11を開放する。
このエネルギー管理装置60は、受電設備10、直流電源装置20、及び蓄電装置50の動作状態の情報を取得する。例えば、エネルギー管理装置60は、直流電源装置20から給電経路P11及びN11に出力される電力や、蓄電装置50から給電経路P11及びN11に出力される電力の情報を収集する。
また、DC/DCコンバータ513は、蓄電池511の充電時に、給電経路P11及びN11から入力した直流電力を変換し、この変換した直流電力により蓄電池511に電荷を蓄える。
この蓄電池511に電荷を蓄える際に、DC/DCコンバータ513は、蓄電池511の種類や、充電容量や、充電状態に応じて、定電流充電、定電圧充電、或いは、定電流充電と定電圧充電とを切り替えて充電を行う。
なお、一般に、蓄電池511には、サイクル寿命(Cycle life)があり、このサイクル寿命は、2次電池において、指定充放電条件で充放電を繰り返し、例えば、初期値の60%(或いは80%)の容量まで低下するまでの充放電回数で定義される。例えば、蓄電池511のサイクル寿命は、4000回程度である。
蓄電装置DB710には、各蓄電装置50についての蓄電装置情報711が記憶される。この蓄電装置情報711には、各蓄電装置50内の蓄電池511の特性を示す蓄電池特性712の情報や、各蓄電装置50において行われた充放電のサイクル数713の情報が記憶されている。
この蓄電池特性712の情報には、蓄電池511の種類や、サイクル寿命721の情報の他に、充放電容量や、寿命期間(例えば、10年)等の情報が含まれている。さらに、蓄電池特性712の情報には、後述の図2(A)に示す、サイクル数に対する「公称容量に対する残存率の変化特性のデータ」が含まれている。
なお、蓄電池特性712の情報に含まれるサイクル寿命721の情報は、この第1実施形態で使用されるため、明示的に示したものであり、他の実施形態においても、蓄電池特性712の情報に含まれるものである。
蓄電池特性判定部702は、蓄電池情報収集部701により収集した蓄電池511の充放電のサイクル数713の情報と、蓄電池511のサイクル寿命721の情報と、に基づいて、蓄電装置50のそれぞれの充放電特性の変化を判定する。例えば、蓄電池特性判定部702は、蓄電池511の放電容量の低下の割合を判定する。
例えば、蓄電池特性判定部702は、図2(A)に示す、サイクル数に対する「公称容量に対する残存率」の変化特性のデータに基づいて、蓄電装置50のそれぞれに含まれる蓄電池511について充放電特性の変化があるか否かを判定する。例えば、蓄電池特性判定部702は、所定の放電深度以上で充放電が繰り返される場合の上限回数(以下、「サイクル寿命」という。)が4000回の場合に、2000回を基準サイクル数として予め定めておく。そして、蓄電池特性判定部702は、その基準サイクル数を用いて、実際に所定の放電深度以上で繰り返し充放電したサイクル数が基準サイクル数を超えた否かを判定することにより、充放電特性の変化があるか否かを判定する。
なお、蓄電装置50が異なる種類の蓄電池511を含む場合、蓄電池特性判定部702は、蓄電池511の種類に応じたサイクル寿命と、蓄電池511の種類に応じて設定される基準サイクル数と、に基づいて、充放電特性の変化があるか否かを判定する。
例えば、図2(B)は、サイクル数に基づく充放電モードの設定例を示している。この図2(B)では、説明を分かりやすくするために、蓄電装置50−1から50−mの全てが同じサイクル寿命(4000サイクル)の特性を持つものとし、又、基準サイクル数を2000回としている。
一方、蓄電池制御装置70は、実行されたサイクル数が2000回よりも多い蓄電装置50−2を第2充放電モードが適用される蓄電装置に設定する。そして、蓄電池制御装置70は、この第2充放電モードの蓄電装置を、バックアップ用途の蓄電装置として利用する。
そして、例えば、第1充放電モードの蓄電装置50から給電経路P11及びN11に放電を行う場合、最初に、優先順位が第1位の蓄電装置50−3から給電経路P11及びN11に放電を開始させる。そして、蓄電装置50−3だけでは放電量が不足する場合、蓄電池制御装置70は、次に、優先順位が第2位の蓄電装置50−3から給電経路P11及びN11に放電を開始させる。優先順位が第3位以下の蓄電装置50についても同様である。
なお、蓄電装置50が異なる種類の蓄電池511を含む場合、蓄電池特性判定部702は、蓄電池511の種類に応じたサイクル寿命と、蓄電池511の種類に応じて設定される基準サイクル数と、に基づいて、優先順位を設定する。
これにより、商用電力系統2からの受電電力を低減するピークカットを行う場合等において、蓄電池制御装置70は、第1充放電モードの蓄電装置50を優先的に動作させ、第2充放電モードの蓄電装置は放電させずに待機させることができる。
例えば、蓄電池制御装置70は、第1充放電モードの蓄電装置50が出力する出力電圧を、第2充放電モードの蓄電装置50が出力する出力電圧より数%程度高くなるように設定する。
また、第1充放電モードの蓄電装置50では、DC/DCコンバータ513により蓄電池511を充電する場合に、DC/DCコンバータ513から蓄電池511に供給する充電電圧を高めに設定するか、或いは、蓄電池511の充電電流を大きくすることにより、蓄電池511を急速に充電することができる。
また、第2充放電モードの蓄電装置50では、DC/DCコンバータ513により蓄電池511を充電する場合に、DC/DCコンバータ513から蓄電池511に供給する充電電圧を低めに設定するか、或いは、蓄電池511の充電電流を小さくすることにより、蓄電池511を緩やかに充電することができる。例えば、この第2充放電モードの蓄電装置50には、定電圧フロート充電を用い、商用電力系統2に停電が発生していない通常時には、蓄電池511を常に満充電の状態に保持しておく。
このため、直流給電システム1において、総合的な電力コストの低減を図ることができる。また、蓄電池制御装置70は、蓄電装置50の充放電特性の変化をサイクル数により管理することができ、簡易かつ現実的な方法により蓄電装置50の特性の変化を判定することができる。
この図3(A)に示す例では、鉛電池は、安価で、かつサイクル寿命(4500回)が長いが、充放電の効率(87%)が他の電池よりも低いという特徴がある。
また、ニッケル水素電池は、比較的安価で、かつ充放電の効率(90%)が鉛電池よりも高いが、サイクル寿命が短いという特徴がある。
また、リチウムイオン電池は、充放電エネルギー効率(95%)が極めて高く、急速充放電が可能であるが、コストが高く、過充電・過放電に弱いという特徴がある。
また、ニッケル水素電池は、やや高価であり、かつサイクル寿命が短いため、例えば、このニッケル水素電池を第2充放電モードの蓄電装置50に用いる。つまり、ニッケル水素電池を、バックアップ用途の蓄電装置50に用いる。また、このニッケル水素電池の充電方法としては、定電圧フロート充電を用いる。
このリチウムイオン電池の充電は、急速充電により行うが、リチウムイオン電池は過充電に弱いため、充電の際には、例えば、定電流充電と定電圧充電とを併用し、リチウムイオン電池の充電状態を監視しながら充電を行う。
なお、蓄電池の充放電効率を重要視して優先順位を設定する場合は、リチウムイオン電池を含む蓄電装置の優先順位を、鉛電池を含む蓄電装置よりも高く設定する。
例えば、最も単純な形でコスト計算を行うとすれば、1サイクル当たりコストを、以下の式で算出することもできる。
1サイクル当たりのコスト=初期コスト/サイクル寿命、
蓄電池制御装置70は、上記1サイクル当たりのコストが最も低い蓄電装置50から順番に充放電を行うように、所望の蓄電装置を選択することができる。
次に、第2実施形態として、複数の蓄電装置のそれぞれの利用可能期間(寿命)に応じて、各蓄電装置の充放電モードを切り替える例について説明する。
なお、以下の説明において、蓄電装置51−1、51−2、・・・、51−mを総称する場合は、「蓄電装置51」と呼ぶことがある。
また、図4に示す蓄電装置51は、図1に示す蓄電装置50と比較すると、図1に示すサイクル数検出部512が削除され、使用期間検出部512Aを新たに設けた点が異なる。
なお、蓄電池特性712の情報に含まれる寿命期間722の情報は、この第2実施形態で使用されるため、明示的に示したものであり、他の実施形態においても、蓄電池特性712内に含まれるものである。
他の構成は、図1に示す蓄電池制御装置70及び蓄電装置50と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、蓄電装置51−1から51−mは、同じ構成の蓄電装置を示しているが、蓄電池511の種類や、充電容量や、充電方法が異なる場合がある。
そして、制御部703は、複数の蓄電装置51のそれぞれの残りの利用可能期間に応じて、各蓄電装置51の充放電モードを切り替える。
つまり、前述の第1実施形態で説明したように、蓄電装置51に対して設定される充放電モードには、1充電サイクルにおける充放電量が比較的大きく、充電期間と放電期間とが所定の放電深度を超えて繰り返される第1充放電モードと、1充電サイクルにおける充放電量が比較的小さく、充電期間と放電期間とを逐次切り替えて所定の蓄電量を維持する第2充放電モードとがある。蓄電池制御装置71は、蓄電装置51における充放電モードを、蓄電装置51のそれぞれの残りの利用可能期間に応じて、第1充放電モード又は第2充放電モードの何れかに設定する。
図5を参照して、蓄電装置51の利用可能期間を判定する例について説明する。図5は、蓄電装置51の利用可能期間を判定する例を示す説明図である。
上述のように、蓄電池制御装置71において、蓄電池特性判定部702内の利用可能期間判定部704は、蓄電装置51−1から51−mのそれぞれに含まれる蓄電池511について残りの利用可能期間、つまり残りの寿命を判定する。この蓄電装置51の残りの利用可能期間を判定する場合に、蓄電装置51のそれぞれの寿命期間722の情報と使用期間714の情報とに基づいて、各蓄電装置51の利用可能期間を判定する。
例えば、図5(A)に示すように、寿命期間が10年の蓄電池511において、現在の利用期間(使用期間)が4年であれば、残りの利用可能期間は、6年であると判定する。
なお、蓄電装置51が異なる種類の蓄電池511を含む場合、蓄電池特性判定部702は、蓄電池511の種類に応じた利用可能期間(寿命)と、蓄電池511の種類に応じて設定される基準期間と、に基づいて、充放電モードと優先順位を設定する。
そして、蓄電装置51において第1充放電モードで放電を行うか、又は、第2充放電モードで放電を行うかは、第1充放電モードの蓄電装置が出力する出力電圧と、第2充放電モードの蓄電装置が出力する出力電圧とを調整することにより設定することができる。
例えば、第1充放電モードの蓄電装置51が出力する出力電圧を、第2充放電モードの蓄電装置51が出力する出力電圧より数%程度高くなるように設定する。
また、DC/DCコンバータ513により蓄電池511を充電する場合に、DC/DCコンバータ513から蓄電池511に供給する充電電圧を高めに設定するか、或いは、蓄電池511の充電電流を大きくすることにより、蓄電池511を急速に充電することができる。
一方、第2充放電モードでは、DC/DCコンバータ513の出力電圧を給電経路P11及びN11の電圧と同じ程度の電圧になるように調整することにより、蓄電装置51から給電経路P11及びN11に対して緩やかに放電を行うことができる。また、DC/DCコンバータ513により蓄電池511を充電する場合に、DC/DCコンバータ513から蓄電池511に供給する充電電圧を低めに設定するか、或いは、蓄電池511の充電電流を小さくすることにより、蓄電池511を緩やかに充電することができる。
次に、本発明の第3実施形態として、蓄電装置50から負荷装置100に電力を供給する際に、給電経路における電力損失量が小さくなるように、蓄電装置50を選択する例について説明する。
この図6に示す蓄電池制御装置72は、図1に示す蓄電池制御装置70と比較すると、蓄電池特性判定部702内に給電経路損失算出部705を新たに設けた点が、構成上で異なる。
また、蓄電装置DB710の情報に、給電経路の系統情報731と、蓄電装置50と負荷装置100の接続位置情報732と、が含まれる点が異なる。
他の構成は、図1に示す蓄電池制御装置70と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
また、接続位置情報732には、蓄電装置50と負荷装置100の給電経路上における接続位置の情報が含まれている。この接続位置情報732には、蓄電装置50と負荷装置100の給電経路上での接続位置の情報とともに、各蓄電装置50の充放電容量の情報と、各負荷装置100の負荷容量の情報とが含まれている。
つまり、給電経路損失算出部705は、第1充放電モードの蓄電装置50のそれぞれが給電経路の系統に接続される位置情報と、負荷装置100が給電経路の系統に接続される位置情報と、蓄電装置50から負荷装置100までの給電経路の配線長と、給電経路の配電線の導体抵抗の情報とを参照して、給電経路上での電力損失量を算出する。
そして、制御部703は、給電経路損失算出部705により算出された給電経路上での電力損失量の情報に基づいて、この電力損失量が小さくなるように、負荷装置100へ電力を供給する蓄電装置50を選択する。
まず、蓄電池制御装置72は、商用電力系統2からの受電電力を制限することを指示するピークカット信号を、エネルギー管理装置(EMS)60から受信したか否かを判定する(ステップS110)。
そして、ステップS110の判定処理において、ピークカット信号を受信したと判定された場合(ステップS110:Yes)、蓄電池制御装置72は、蓄電池特性判定部702により、各蓄電池511の充放電のサイクル数に基づいて、第1充放電モード(サイクル用途)の蓄電装置50を選択する(ステップS120)。
なお、放電を行うように選択される蓄電装置50の数は、ピークカットを行う電力量と、蓄電装置50の放電容量とに応じて決定されるものであり、選択される蓄電装置50が複数ある場合、蓄電池制御装置72は、最も電力損失量が小さくなる蓄電装置50から順番に選択する。
そして、蓄電池制御装置72は、ステップS140において選択した蓄電装置50から給電経路P11及びN11への放電を開始させる(ステップS150)。そして、このステップS150の処理を実行した後に、蓄電池制御装置72は、この蓄電池制御の処理を終える。
次に、第4実施形態として、蓄電装置52内の蓄電池511の周辺の雰囲気温度を考慮して、運用する蓄電装置を選択する例について説明する。
図8は、本発明の第4実施形態に係る蓄電池制御装置73の構成例を示す構成図である。この蓄電池制御装置73は、図8に示す直流給電システム1Cにおいて、複数の蓄電装置52−1、52−2、・・・、52−mの充放電動作を制御する。
なお、以下の説明において、蓄電装置52−1、52−2、・・・、52−mを総称する場合は、「蓄電装置52」と呼ぶことがある。
この図8に示す蓄電池制御装置73は、図1に示す蓄電池制御装置70と比較すると、蓄電池特性判定部702内に温度特性判定部706を設けた点と、蓄電装置52のそれぞれに温度検出部515を設けた点とが、構成上で異なる。また、蓄電装置DB710内に、各蓄電装置52内の蓄電池511の温度特性データ723が記憶されている点が異なる。他の構成は、図1に示す蓄電池制御装置70及び蓄電装置50と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
これは、例えば、蓄電池511の周辺の雰囲気温度が0℃以下になると、蓄電装置52の放電容量が急速に低下し始め、−15℃以下では、蓄電装置52を安定的に使用することが困難となるためである。
まず、蓄電池制御装置73は、商用電力系統2からの受電電力を制限することを指示するピークカット信号を、エネルギー管理装置(EMS)60から受信したか否かを判定する(ステップS210)。
そして、ステップS210の判定処理において、ピークカット信号を受信したと判定された場合(ステップS210:Yes)、蓄電池特性判定部702は、各蓄電装置52内の蓄電池511の充放電のサイクル数に基づいて、第1充放電モード(サイクル用途)の蓄電装置52を選択する(ステップS220)。
そして、蓄電池制御装置72は、ステップS230において選択した蓄電装置52から給電経路P11及びN11への放電を開始させる(ステップS240)。そして、このステップS240の処理を実行した後に、蓄電池制御装置73は、この蓄電池制御の処理を終える。
次に、本発明の第5実施形態として、太陽光発電装置(PV)を備える直流給電システムに、本発明の蓄電池制御装置を適用した例について説明する。
図10は、本発明の第5実施形態に係る直流給電システム1Dの概略構成を示す構成図である。
この図10に示す直流給電システム1Dにおいて、蓄電池制御装置74は、複数の蓄電装置50−1、50−2、・・・、50−mの充放電動作を制御する。
また、蓄電池制御装置74は、図1に示す蓄電池制御装置70と比較すると、余剰電力算出部707が新たに設けられている点が異なる。他の構成は、図1に示す直流給電システム1及び蓄電池制御装置70と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、以下の説明において、太陽光発電装置(PV)80−1、80−2、・・・、80−pを総称する場合は、「太陽光発電装置80」と呼ぶことがある。
図11に示すように、PCS90は、発電量制御部91と、系統連系制御部92と、DC/DCコンバータ93とを備える。
また、発電量制御部91は、太陽光発電装置80から出力可能な電力の情報を、エネルギー管理装置60に通知する。
そして、余剰電力算出部707は、直流電源装置20から給電経路P11及びN11に供給される商用電力量61の情報と、太陽光発電装置80から出力されるPV発電量62の情報とに基づいて、負荷装置100における負荷電力量63の変動に応じて変化する余剰電力量を算出する。
なお、この図12に示す例は、太陽光発電装置80から負荷装置100に電力を供給している状態において、さらに、太陽光発電装置80から蓄電装置50に充電電力を供給する余剰電力がある場合の例である。また、蓄電池特性判定部702により、蓄電装置50のそれぞれについて、第1充放電モード(サイクル用途)の蓄電装置と、第2充放電モード(バックアップ用途)の蓄電装置とが予め設定されている例である。
そして、ステップS310の判定処理において、太陽光発電装置80から蓄電装置50に充電を行う余剰電力があると判定された場合(ステップS310:Yes)、蓄電池制御装置74は、太陽光発電装置80から第1充放電モードの蓄電装置50への充電を開始する(ステップS320)。
この第1充放電モードの蓄電装置50に充電を行う場合に、第1充放電モードの蓄電装置が複数ある場合、蓄電池制御装置74は、優先順位の高い蓄電装置(図2(B)参照)から順番に充電を行う。
そして、ステップS330の判定処理において、第1充放電モードの蓄電装置50の全てが満充電になっていないと判定された場合(ステップS330:No)、蓄電池制御装置74は、ステップS310の処理に戻り、太陽光発電装置80から第1充放電モードの蓄電装置50への充電を継続する。
そして、ステップS340において、太陽光発電装置80から第2充放電モードの蓄電装置50への充電を開始した後に、第2充放電モードの蓄電装置50が満充電になると、蓄電池制御装置74は、この蓄電装置50への充電処理を終了する。
例えば、蓄電池制御装置74は、第3実施形態の蓄電池制御装置72と同様に、太陽光発電装置80から蓄電装置50に充電電流を流す際の給電経路における電力損失量が小さくなるように蓄電装置を選択することができる。
また、蓄電池制御装置74は、第4実施形態の蓄電池制御装置73と同様に、蓄電装置50内の蓄電池511の雰囲気温度とに基づいて、充電対象となる蓄電装置52を選択することもできる。
次に、本発明の第6実施形態として、負荷装置100の負荷電力と、太陽光発電装置80の発電電力を予測して、需要が高くなると予想される負荷装置100の近くに位置する蓄電装置50を優先的に選択して充電する例について説明する。
図13は、本発明の第6実施形態に係る直流給電システム1Eの概略構成を示す構成図である。
この図13に示す直流給電システム1Eにおいて、蓄電池制御装置75は、複数の蓄電装置50−1、50−2、・・・、50−mの充放電動作を制御する。
また、蓄電装置DB710内に発電量履歴741の情報と、負荷履歴742の情報とが記憶されている点が異なる。他の構成は、図10に示す直流給電システム1D及び蓄電池制御装置74と同様である。このため、同一の構成部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
なお、気象情報64は、例えば、気象情報配信サービス会社からインターネット等を通して受信する情報である。
また、負荷履歴742は、直流給電システム1E全体の負荷電力量と、負荷装置100毎の負荷電力量とを、例えば、10分から1時間単位で、エネルギー管理装置(EMS)60から受信して記憶した情報である。
負荷電力予測部709は、負荷履歴742から負荷履歴情報を取得し、所定時間間隔毎の0時間後から24時間後の使用電力量の予測値である予測負荷量カーブ(不図示)を算出する。予測負荷量カーブは、直流給電システム1E全体の電力使用量に関するものと、負荷装置100毎の電力使用量に関するものとがある。
そして、制御部703は、余剰電力予測部707Aにより予測された余剰電力量をもとに複数の蓄電装置50から、適する蓄電装置50、例えば、第1充放電モードの蓄電装置50の内から優先順位の高い蓄電装置を選択して充電する。
また、例えば、負荷電力予測部709は、給電系統内の負荷電力の需要の変化を系統内の負荷装置100の位置に対応させて予測し、制御部703は、需要が高くなると予想すされる負荷装置100の近くに位置する蓄電装置50を優先的に選択して充電することができる。
次に、第7実施形態として、太陽光発電装置(PV)を備える交流給電システムに、本発明の蓄電池制御装置を適用した例について説明する。
図14は、本発明の第7実施形態に係る交流給電システムの概略構成を示す構成図である。
例えば、上述した第1実施形態では、負荷装置100に直流電力を供給する直流給電システムに用いられる蓄電池制御装置の例について説明したが、負荷装置100に交流(例えば、AC400V)を供給する交流給電システムについても、本発明の蓄電池制御装置を適用することができる。
蓄電装置53は、双方向のDC/ACコンバータ(インバータ及びコンバータ)513Aと変圧器513Bとを備える。
つまり、蓄電池制御装置70は、複数の蓄電装置53のそれぞれのサイクル数に応じて、蓄電装置53−1、53−2、・・・、53−mのそれぞれを、第1充放電モードの蓄電装置か、又は、第2充放電モードの蓄電装置に設定する。なお、詳細な制御動作については、図1に示す蓄電池制御装置70の場合と同様であるため、重複する説明は省略する。
これにより、交流給電システム1Fにおいて、複数の蓄電装置50が存在する場合に、簡易な方法により、複数の蓄電装置53を効率よく運用することができる。
すなわち、蓄電池制御装置70から蓄電池制御装置75は、内部にコンピュータシステムを有している。そして、上述した処理に関する一連の処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここで、コンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。また、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
これにより、蓄電池制御装置70(蓄電池制御装置)は、簡易な方法により、複数の蓄電装置を効率よく運用することができる。
このように、蓄電装置50は、同一の種類の蓄電池を含む蓄電装置であってもよく、或いは、異なる種類の蓄電池、例えば、鉛電池や、ニッケル水素電池や、リチウムイオン電池を含む蓄電装置あってよい。そして、蓄電池制御装置70は、制御部703により、例えば、サイクル寿命の長い鉛電池やリチウムイオン電池を含む蓄電装置50を第1充放電モードに設定し、サイクル寿命の短いニッケル水素電池を含む蓄電装置50を第2充放電モードに設定する。
これにより、蓄電池制御装置70(蓄電池制御装置)は、異なる種類の蓄電池511を含む蓄電装置50の充放電モード(充放電動作の態様)を、蓄電池511の種類に基づいて設定することができる。
このように、蓄電池制御装置70は、制御部703により、蓄電装置50のそれぞれにおける充放電モード(充放電動作の態様)に応じた充電方法の種類を選択する。例えば、第1充放電モードの蓄電池511については、急速充電より充電を行い、第2充放電モードの蓄電池511については、定電圧フロート充電により充電を行う。また、蓄電装置50では、蓄電池511の種類に応じて、定電圧充電方式、定電流充電方式、又は、定電圧充電と定電流充電の併用方式の何れかの充電方式を選択して充電を行う。
これにより、蓄電池制御装置70(蓄電池制御装置)は、複数の蓄電装置50のそれぞれの充放電モード(充放電動作の態様)に応じて、蓄電池511の充電方法の種類を選択することができる。
これにより、蓄電池制御装置70(蓄電池制御装置)は、蓄電装置50の充放電特性の変化を充放電のサイクル数により判定し、蓄電装置50を第1充放電モード(第1の充放電態様)の蓄電装置に設定するか、或いは、第2充放電モード(第2の充放電態様)の蓄電装置に設定するかを選択することができる。
これにより、蓄電池制御装置71(蓄電池制御装置)は、蓄電装置51の残りの利用可能期間を判定し、この残りの利用可能期間に基づいて、蓄電装置51を第1充放電モード(第1の充放電態様)に設定するか、或いは、第2充放電モード(第2の充放電態様)に設定するかを選択することができる。
このような構成の蓄電池制御装置70(蓄電池制御装置)であれば、制御部703は、第1充放電モードの蓄電装置50を、サイクル用途(第1の用途)の蓄電装置50として使用し、第2充放電モードの蓄電装置50を、バックアップ用途(第2の用途)の蓄電装置50として使用することができる。
つまり、給電経路損失算出部705は、第1充放電モードの蓄電装置50のそれぞれが給電経路の系統に接続される位置情報と、負荷装置100が給電経路の系統に接続される位置情報と、蓄電装置50から負荷装置100までの給電経路の配電線の長さと、配電線の導体抵抗の情報とを参照して、蓄電装置50から負荷装置100に電流を流す場合に給電経路上で発生する電力損失量を算出する。
これにより、蓄電池制御装置72は、蓄電装置50から負荷装置100迄の給電経路上で発生する電力損失量が小さくなるように、充放電を行う蓄電装置50を選択することができる。
これにより、蓄電池制御装置73は、使用温度範囲外の蓄電装置52を除外して、運用する蓄電装置52を選択することができる。
このように蓄電池制御装置73(蓄電池制御装置)を構成することにより、簡易な方法により、複数の蓄電装置を効率よく運用することができる。
1F・・・交流給電システム(給電システム)、
2・・・商用電力系統、10・・・受電設備、20・・・直流電源装置(電源装置)、
50,51,52,53・・・蓄電装置、60・・・エネルギー管理装置、
70,71,72,73,74,75・・・蓄電池制御装置、
80・・・太陽光発電装置、90・・・パワーコンディショナ(PCS)、
100・・・負荷装置、511・・・蓄電池、512・・・サイクル数検出部、
512A・・・使用期間検出部、513・・・DC/DCコンバータ、
514・・・モード制御部、515・・・温度検出部、
701・・・蓄電池情報収集部、702・・・蓄電池特性判定部、
703・・・制御部、704・・・利用可能期間判定部、
705・・・給電経路損失算出部、706・・・温度特性判定部、
707・・・余剰電力算出部、707A・・・余剰電力予測部、
708・・・PV発電量予測部、709・・・負荷電力予測部、
711・・・蓄電装置情報
Claims (13)
- 電源装置から負荷装置に電力を供給する給電経路に複数の蓄電装置が補助電源装置として接続される場合に、前記複数の蓄電装置のそれぞれの充放電動作を制御する蓄電池制御装置であって、
前記複数の蓄電装置のそれぞれに含まれる蓄電池の充放電時の特性を、当該蓄電池の充放電の履歴情報に基づいて判定する蓄電池特性判定部と、
前記蓄電池の充放電時の特性の判定結果に基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする蓄電池制御装置。 - 前記複数の蓄電装置には、複数の種類の蓄電装置が混在し、
前記制御部は、
前記蓄電装置の種類に応じて、前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する
ことを特徴とする請求項1に記載の蓄電池制御装置。 - 前記複数の蓄電装置の充電方法には、複数の種類の充電方法が混在し、
前記制御部は、
前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様に応じた前記充電方法の種類を選択する
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の蓄電池制御装置。 - 前記蓄電池特性判定部は、
前記蓄電池の充放電時の特性の変化を、所定の放電深度を超えて充放電を繰り返したサイクル数に基づいて判定し、
前記制御部は、
前記蓄電池のサイクル数が予め定めた基準回数以下の場合に、当該蓄電池を含む蓄電装置を、所定の放電深度を超えて充放電を繰り返す第1の充放電態様の蓄電装置として設定し、
前記蓄電池のサイクル数が予め定めた基準回数を超える場合に、当該蓄電池を含む蓄電装置を、常時は予め定めた充電量を確保するように充電されており放電する機会を待機するように充電される第2の充放電態様の蓄電装置として設定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の蓄電池制御装置。 - 前記蓄電池特性判定部は、
前記蓄電装置内の蓄電池の使用期間と寿命期間とに基づいて、当該蓄電池の残りの利用可能期間を判定し、
前記制御部は、
前記蓄電池の残りの利用可能期間が予め定めた所定の基準期間以上の場合に、当該蓄電池を含む蓄電装置を、所定の放電深度を超えて充放電を繰り返す第1の充放電態様の蓄電装置として設定し、
前記蓄電池の残りの利用可能期間が予め定めた所定の基準期間に満たない場合に、当該蓄電池を含む蓄電装置を、常時は予め定めた充電量を確保するように充電されており放電する機会を待機するように充電される第2の充放電態様の蓄電装置として設定する
ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか一項に記載の蓄電池制御装置。 - 前記制御部は、
前記第1の充放電態様の蓄電装置を、所定の放電深度を超えて充放電を繰り返して使用する第1の用途の蓄電装置として設定し、
前記第2の充放電態様の蓄電装置を、常時は予め定めた充電量を確保するように充電されており放電する機会を待機するように用いる第2の用途の蓄電装置として設定する
ことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載の蓄電池制御装置。 - 前記蓄電池特性判定部は、
前記複数の蓄電装置のそれぞれが前記給電経路に接続される位置と、前記負荷装置が前記給電経路に接続される位置とに基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれから前記負荷装置に電力を供給する際の電力損失量を判定し、
前記制御部は、
前記蓄電池特性判定部により判定された前記電力損失量に基づいて、充放電を行う蓄電装置を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項6の何れか一項に記載の蓄電池制御装置。 - 前記複数の蓄電装置のそれぞれには、当該蓄電装置に含まれる蓄電池の周辺の雰囲気温度を検出する温度検出部が設けられており、
前記蓄電池特性判定部は、
前記温度検出部により検出される前記蓄電池の周辺の雰囲気温度の検出結果に基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれに含まれる蓄電池が運用可能か否かを判定し、
前記制御部は、
前記蓄電池特性判定部の判定結果に基づいて、充放電を行う蓄電装置を選択する
ことを特徴とする請求項1から請求項7の何れか一項に記載の蓄電池制御装置。 - 前記制御部は、
前記複数の蓄電装置のそれぞれの出力電圧を異なる値に設定することにより、
前記複数の蓄電装置において、前記給電経路に放電を開始する蓄電装置の優先順位を設定する
ことを特徴とする請求項1から請求項8の何れか一項に記載の蓄電池制御装置。 - 電源装置の給電経路に接続された負荷装置に前記電源装置から前記給電経路を介して電力を供給するとともに、前記給電経路に複数の蓄電装置が補助電源装置として接続され、さらに、太陽光発電装置が前記給電経路に接続され、該太陽光発電装置から前記給電経路に電力を供給する給電システムであって、
前記複数の蓄電装置のそれぞれに含まれる蓄電池の充放電時の特性を、当該蓄電池の充放電の履歴情報に基づいて判定する蓄電池特性判定部と、
前記蓄電池の充放電時の特性の判定結果に基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する制御部と、
を備えることを特徴とする給電システム。 - 電源装置から負荷装置に電力を供給する給電経路に複数の蓄電装置が補助電源装置として接続される場合に、前記複数の蓄電装置のそれぞれの充放電動作を制御する蓄電池制御装置における蓄電池制御方法であって、
前記複数の蓄電装置のそれぞれに含まれる蓄電池の充放電時の特性を、当該蓄電池の充放電の履歴情報により判定する蓄電池特性判定手順と、
前記蓄電池の充放電時の特性の判定結果に基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する制御手順と、
を含むことを特徴とする蓄電池制御方法。 - 電源装置から負荷装置に電力を供給する給電経路に複数の蓄電装置が補助電源装置として接続される場合に、前記複数の蓄電装置のそれぞれの充放電動作を制御する蓄電池制御装置のコンピュータに、
前記複数の蓄電装置のそれぞれに含まれる蓄電池の充放電時の特性を、当該蓄電池の充放電の履歴情報により判定する蓄電池特性判定手順と、
前記蓄電池の充放電時の特性の判定結果に基づいて、前記複数の蓄電装置のそれぞれにおける充放電動作の態様を制御する制御手順と、
を実行させるためのプログラム。 - 1充放電サイクルにおける充放電量を比較的大きくする第1充放電態様と、1充放電サイクルにおける充放電量を比較的小さくする第2充放電態様と、があり、予め定めた判定条件に基づいて推定された結果、残りの利用可能期間が比較的長いと推定される電池は第1充放電態様のもとで充放電させて、同判定条件に基づいて推定された結果、残りの利用可能期間が比較的短いと推定される電池は第2充放電態様のもとで充放電させる制御部
を備えることを特徴とする蓄電池制御装置。
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