JP2016062703A - 面光源装置およびそれを用いた表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】導光板に光を入射させる際の光損失を低減させた面光源装置を提供する。【解決手段】点状光源と、平面視形状が四角形をなし、その1つの端面が、点状光源に対面する入射面となり、入射面に垂直な平面が出射面となった導光板とを備え、導光板は、入射面側の端縁部において、他の部分よりも突出した凸構造を備え、凸構造は、斜円柱の側面の一部に相当する2つの傾斜曲面および、傾斜曲面に連続し、斜円柱の端面の一部に相当する傾斜曲面上面を含む斜円柱部と、入射面側から下るように傾斜する傾斜平面を含む楔形状部とを有し、斜円柱部は楔形状部の傾斜平面上に配設され、2つの傾斜曲面は、それぞれの側面が斜円柱の円柱軸に沿って交わるよう平行に配置され、2つの傾斜曲面の交線と、点状光源の中心とが平面視的に同一直線上に存在するように凸構造が配置される。【選択図】図1

Description

本発明は面光源装置およびその面光源装置を用いた表示装置に関し、より詳しくは、光源を導光板の入射端部に配し、光をこの入射端部に垂直な出射面より出射するエッジライト方式の照明装置であって、液晶表示装置、主照明装置、または電飾照明、広告表示装置もしくは誘導灯などのディスプレイ装置などに好適な面光源装置およびその面光源装置を用いた表示装置に関する。
近年、装置の薄型化に伴って照明装置の薄型化が要望されており、特に光源よりも薄い導光板を採用するケースが増えている。しかしながら、フィルム導光板のように光源よりも薄い導光板を採用した場合、厚みの差分が漏れ光として入射損失となり、輝度の低下を招いてしまう。
これに対して、例えば特許文献1に開示される技術によって、薄型導光板の光導入部に形状を付与することによって、入射損失を低減させることが考えられている。
すなわち、特許文献1の図1では、光源と段差を持つ導光板で構成され、段差面には金属反射膜あるいは誘電体反射膜を形成し、かつ段差面に鋸歯形状や曲線形状等の形状を付与している。これにより、光源から導光板の光入射領域を介して内部へ伝搬する光のうち、段差面に当たる光は反射され、再度光入射領域へ到達する。光入射領域へ到達した光は、入射角度によって一部は全反射され、一部は部分反射されて導光板の内部へ伝搬して行くこととなる。
特開2003−272428号公報
以上説明したように、従来の面光源装置においては、特殊な光反射構造を用いるため、光反射構造として金属反射膜あるいは誘電体反射膜などを成膜する工程が必要となる。これは製造コストを高くする。また、反射膜では反射率を100%にできない可能性が高く、反射後の光も導光板の外へ出た後に、外部の反射板で再入射させるために、光の回収率も低いものと思われる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、点状光源の厚さよりも薄い導光板を用いる面光源装置において、導光板に光を入射させる際の光損失を低減させた面光源装置を提供することを目的とする。
本発明に係る面光源装置は、点状光源と、平面視形状が四角形をなし、その1つの端面が、前記点状光源に対面する入射面となり、前記入射面に垂直な平面が出射面となった導光板とを備え、前記導光板は、入射面側の端縁部において、他の部分よりも突出した凸構造を備え、前記凸構造は、斜円柱の側面の一部に相当する2つの傾斜曲面および、前記傾斜曲面に連続し、前記斜円柱の端面の一部に相当する傾斜曲面上面を含む斜円柱部と、前記入射面側から下るように傾斜する傾斜平面を含む楔形状部とを有し、前記斜円柱部は前記楔形状部の前記傾斜平面上に配設され、2つの前記傾斜曲面は、それぞれの側面が前記斜円柱の円柱軸に沿って交わるよう平行に配置され、2つの前記傾斜曲面の交線と、前記点状光源の中心とが平面視的に同一直線上に存在するように前記凸構造が配置される。
本発明に係る面光源装置によれば、傾斜曲面により入射光は全反射で左右に広がるように偏向されるため、入射光が効率よく発光領域へと伝搬される。
本発明に係る実施の形態1の面光源装置の斜視図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置における導光板の入光部の平面図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置における導光板の入光部の断面図であって、図2のA−A線に沿う断面図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置における導光板の入光部の断面図であって、図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置において、点状光源の発光中心近傍から水平に射出された光の軌跡を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置において、点状光源の発光中心近傍から上方50°方向に射出された光の軌跡を示す図である。 本発明に係る実施の形態1の面光源装置において、点状光源の発光中心近傍から下方50°方向に射出された光の軌跡を示す図である。 本発明に係る実施の形態2の面光源装置における導光板の入光部の平面図である。 本発明に係る実施の形態3の面光源装置における導光板の入光部の反出射面側から見た平面図である。 本発明に係る実施の形態3の面光源装置における導光板の入光部の断面図である。 本発明に係る実施の形態3の面光源装置における導光板の反出光面側から見た入光部の斜視図である。 本発明に係る実施の形態3の面光源装置の三角溝を有さない場合の導光板内での光の軌跡を示す図である。 本発明に係る実施の形態3の面光源装置の三角溝を有する場合の導光板内での光の軌跡を示す図である。
<実施の形態1>
図1は本発明の実施の形態1に係る面光源装置の斜視図である。図1に示すように、面光源装置はLEDなどの複数の点状光源1と、光を伝搬させるための導光板2と、を備えている。導光板2は、点状光源1と対向して配置される入射面と、入射面より入射し導光板2内で伝搬した光を出射する出射面と、出射面と反対側の面である反出射面とを有している。また、導光板2の点状光源1が配置された側の端縁部(導光板入光部)において、他の部分よりも突出した凸構造21を備えている。
また、反出射面側に配置された下反射板3、点状光源1の背面から導光板入光部の凸構造21上にかけて覆う上反射板4、導光板2の出射面上に配置され光を均等に拡散させるための拡散板5、拡散板5上に配置され光線を集めて方向を変えるための縦プリズムシート6および縦プリズムシート6に配置された横プリズムシート7等を備えている。
縦プリズムシート6は、点状光源1の並び方向に直交する方向に三角プリズムの溝が形成されている。横プリズムシート7は縦プリズムシート6とは直交する方向に三角プリズムの溝が形成されている。
導光板2の反出射面側あるいは出射面側には、スクリーン印刷により形成された凹(あるいは凸)形状や、シボと呼ばれる半球状の凹(あるいは凸)形状を形成させ、導光板2の出射面より光を取り出し、拡散板5、縦プリズムシート6、横プリズムシート7を透過させて、正面方向に最適な配光角度で光を出射させている。なお、この面光源装置の出射面と対向する位置に液晶表示パネル等の表示素子を配置することで、表示装置が構成される。
導光板2の入射面側には、点状光源1からの光を取り込み、出射領域へと伝送するための凸構造21を形成している。以下、この凸構造21について詳細に説明する。
<凸構造の構成>
図2は導光板入光部を出射面側から見た平面図であり、2個の点状光源1が配置された領域を示している。図2においてハッチング領域は傾斜面を表している。
導光板入光部の凸構造21は、それぞれが、斜めに傾いた円柱(以後、斜円柱と呼称)の側面の一部に相当する2つの傾斜曲面211および、それぞれが斜円柱の端面の一部に相当する2つの傾斜曲面上面212で規定される斜円柱部21sと、点状光源1側から導光板2の出射面に向けて下るように傾斜する傾斜平面213と、傾斜平面213に連続し点状光源1側に向けて延在する傾斜平面上面214で規定される楔形状部21wとを有しており、斜円柱部21sは楔形状部21w上に搭載されている。
斜円柱部21sは、2つの斜円柱を、それぞれの側面が円柱軸に沿って互いに交わるように平行して配置し、2つの斜円柱を円柱軸に沿って中央で切断することで、傾斜曲面上面212に垂直かつ、2つの斜円柱が交わる交線(A−A線と一致する線)に平行する2つの側面F1およびF2が形成される。このため、2つの側面F1およびF2は、入射面に対して垂直となっている。また、2つの斜円柱の端面については、傾斜曲面上面212となる方の端面を、入射面に平行な中心線に沿って切断することで、2つの側面F1およびF2に垂直に交わり、かつ傾斜曲面上面212に垂直な側面F3が形成される。なお、傾斜曲面上面212とは反対側の図示されない端面は、出射面に対面して傾斜曲面下面となる。
このような斜円柱部21sは、1つの斜円柱の円周としての大きさは、4分の1の円よりも小さい。これは、互いに接する斜円柱どうしが、実際には互いの一部が重なり合うように形成されているためである。すなわち、図2において破線で示すように、4分の1の円の一部が互いに重なり合っているためである。このような形状とすることで、入射光が左右に広がるように偏向させることができる。
また、斜円柱部21sの幅(図のX軸方向の長さ)は点状光源1の幅よりも大きく、斜円柱部21sの長さ(図のY軸方向の長さ)は楔形状部21wの長さよりも長く形成されている。なお、2つの斜円柱の交線と、点状光源1の中心とが平面視的に同一直線上に存在するように点状光源1および凸構造21を配置することで、導光板2内で光を効率よく伝搬させることができる。
図3は、図2に示すA−A線での導光板入光部の断面図であり、下反射板3および上反射板4との位置関係についても併せて示している。
図3に示すように、凸構造21は、導光板2の反出射面側の角部が、入射面EFから反出射面UFにかけて斜めに切り取られることで、YZ平面に垂直なX方向に延在する入射面下部傾斜平面215を有している。入射面下部傾斜平面215は、光を水平面と平行な方向へと偏向させる役割を果たし、凸構造21の傾斜平面213で光が全反射されやすくなる。
また、下反射板3および上反射板4により、導光板入光部の凸構造21全体が覆われているが、特に上反射板4と導光板入光部の傾斜曲面上面212との間は、できるだけ隙間を発生させないように組み立てる。これは、導光板入光部の凸構造21の4分の1円状の水平面、すなわち傾斜曲面上面212より入った光は、導光板2の反出射面UFより抜け出ることとなり、導光板2内を伝搬する光とならないためである。なお、下反射板3および上反射板4は、正反射板でも拡散反射板でもどちらでも良い。
図4は、図2に示すB−B線での断面図であり、下反射板3および上反射板4との位置関係についても併せて示している。
図4において、傾斜曲面211、傾斜曲面上面212、傾斜平面213、傾斜平面上面214および傾斜曲面下面216で囲まれた領域217は斜円柱部21sの側面に相当する。また、傾斜平面213、傾斜平面上面214、入射面EF、入射面下部傾斜平面215および反出射面UFで規定される領域218は楔形状部21wに相当する。
傾斜曲面上面212と傾斜平面上面214とは同じ高さである必要はなく、図4では傾斜平面上面214は傾斜曲面上面212よりも低く設定されている。また傾斜平面213と傾斜曲面211とは同じ傾斜角度および同じ長さである必要はなく、図4では傾斜平面213の傾斜角度は傾斜曲面211の傾斜角度よりも小さく、傾斜平面213の長さも傾斜曲面211の長さよりも短く設定されている。
<動作>
次に、導光板入光部に上述した凸構造21を有する導光板2内において、点状光源1からの光がどのように伝搬するかを図5、図6および図7を用いて説明する。
図5は点状光源1の発光中心近傍から水平に射出された光の軌跡を、導光板上面および導光板側面から観測した図である。また、図6は点状光源1の発光中心近傍から上方50°方向に射出された光の軌跡を、導光板上面および導光板側面から観測した図である。図7は点状光源1の発光中心近傍から下方50°方向に射出された光の軌跡を、導光板上面および導光板側面から観測した図である。
何れの図も、光がある面を透過あるいは反射して、次の面に到達するまでを1本の矢印で記載している。また光の透過あるは反射する面との交点について、導光板上面図と導光板側面図との対応する位置を破線で結び、光の進行方向上流側の破線から順番にa、b、c、dおよびeの記号を標記している。なお、導光板側面から観測した図において、水平線を0°とし、上方50°、0°、下方50°の方向に進む光の振る舞いを実線の矢印で示している。
図5において、光はaの位置では入射面に垂直に入射するために、透過光はそのまま水平に進み、bの位置で傾斜曲面211に当たる。傾斜曲面211で光は下方斜めに全反射され、cの位置で反出射面UFに当たる。反出射面UFで全反射された光はdの位置で、出射面OFに当たり全反射される。出射面OFと反出射面UFとは互いに平行な面であるために、どちらか一方の面で全反射される光は相対する面でも全反射されることとなり、以後、反出射面UFと出射面OFとの間で全反射を繰り返して伝搬されて行く。
図6において、光はaの位置では入射面に対して上方50°の入射角度で入射し、スネルの法則に従って導光板2の屈折率に応じた角度だけ屈折して導光板2内を伝搬し、bの位置で傾斜曲面上面212に当たる。傾斜曲面上面212では光は下方斜めに全反射され、cの位置で反出射面UFに当たる。反出射面UFで上方斜めに全反射された光は、dの位置で出射面OFに当たり、全反射される。以後、反出射面UFと出射面OFとの間で全反射を繰り返して伝搬されて行く。
上方に大きな角度で入射する光は、傾斜曲面上面212のように導光板入射面に直交した面で受けることが、全反射条件を確立させるという点で重要である。このため、傾斜曲面上面212の光の進行方向の長さは、点状光源の上下方向の長さに応じて適宜決める設計事項となる。
図7において、光はaの位置では入射面に対して下方50°の入射角度で入射し、スネルの法則に従って導光板2の屈折率に応じた角度だけ屈折して導光板2内を伝搬し、bの位置で入射面下部傾斜平面215に当たる。入射面下部傾斜平面215で、光は上方斜めに全反射され、cの位置で傾斜曲面211に当たる。傾斜曲面211で全反射された光は斜め下方に進み、dの位置で反出射面UFに当たる。反出射面UFで上方斜めに全反射された光は、eの位置で出射面OFに当たり、以後、反出射面UFと出射面OFとの間で全反射を繰り返して伝搬されて行く。
以上説明したように、導光板入光部に凸構造21を有する導光板2においては、点状光源1から射出された光が、傾斜曲面211に当たる回数が合計で1回以下であれば入射光は左右に広がるように偏向されるため入射光が効率よく発光領域へと伝搬される。
例えば、図6の4番目の入射点であるdの位置は、出射面OFでなければならず、傾斜曲面211に当たった場合は傾斜曲面211から導光板2の外へと透過することとなる。従って、この条件を満足するように、傾斜曲面211の水平線に対する角度や入射面の高さなどの形状を設計することとなる。
楔形状部21wの傾斜平面213および傾斜平面上面214は、点状光源1から直接到達する光に対して寄与すると言うよりは、導光板2から漏れた光が、上反射板4で光源側に戻され、再入射した光を反射するために設けられる。なお、楔形状部21wの光伝搬効率は、斜円柱部21sよりも低い。
また、複数の点状光源1のそれぞれ配設位置に対応して凸構造21を設けることで、入射光を無駄なく発光に使用することができる。
なお、上述した導光板2内での光の振る舞いの検討においては、導光板2の材料としてポリカーボネートを用いたが、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、アクリル樹脂、シクロオレフィン系材料などの透明樹脂も適用可能である。
<実施の形態2>
図8は本発明の実施の形態2に係る面光源装置の、導光板2の導光板入光部を出射面側から見た平面図であり、2個の点状光源1が配置された領域を示している。図8においてハッチング領域は傾斜面を表している。
導光板入光部の凸構造21Aは、斜円柱の側面の一部に相当する傾斜曲面211および斜円柱の端面の一部に相当する傾斜曲面上面212で規定される斜円柱部21sと、点状光源1側から導光板2の出射領域に向けて下るように傾斜する傾斜平面213と、傾斜平面213に連続し点状光源1側に向けて延在する傾斜平面上面214で規定される楔形状部21wとを有しており、斜円柱部21sは楔形状部21w上に搭載されている。
実施の形態1において説明した凸構造21では、斜円柱部21sの2つの側面F1およびF2は入射面に対して垂直となっているが、実施の形態2の凸構造21Aでは、斜円柱部21sの2つの側面F11およびF12が入射面に対して垂直ではなく、垂直位置から角度αだけ内側(2つの斜円柱の交線の側)に傾いていることを特徴としている。
実施の形態1においては、図7を用いて説明したように、光が入射面に対して下方50°の入射角度で入射した場合、光はeの位置で傾斜曲面211と出射面OFとの境界付近で出射面OFに到達するが、図8のように傾斜曲面211の幅を光の進行方向上流側から下流側に向けて狭くなるように構成することにより、斜円柱部21sの、出射面OFと平行な面(傾斜曲面下面216)の面積を大きくすることができ、光の伝搬効率を実施の形態1の凸構造21よりも高めることができる。
ただし、斜円柱部21sの側面F11およびF12が内側に傾く角度αを大きくし過ぎると、傾斜曲面211に当たった光が大きく曲げられ、導光板2の側面から漏れて光損失を増大させる可能性がある。このため、屈折率1.5程度の材料を用いる場合には、斜円柱部21sの側面F11およびF12が内側に傾く角度αは10°以内とすることが望ましい。
また、傾斜曲面211の幅が光の進行方向上流側から下流側に向けて狭くなるような斜円柱部21sは、2つの円錐をそれぞれの側面が円錐の母線に沿って接するように配置し、2つの円錐をそれぞれの母線に沿って垂直に切断した形状としても良い。なお、2つの円錐は、側面どうしが単に接しているのではなく、実際には互いの一部が重なり合うように形成する。
また、傾斜曲面211の断面は、厳密に円の一部である必要はなく、楕円の一部であっても良い。
<実施の形態3>
図9は本発明の実施の形態3に係る面光源装置の、導光板2の導光板入光部を反出射面側から見た平面図であり、2個の点状光源1が配置された領域を示している。なお、図9においては図8を用いて説明した凸構造21Aを導光板入光部に配置した例を示しており、凸構造21Aの下方の導光板2の表面内には、入射面側から光の進行方向下流側に向けて延在する三角溝22が形成されている。
三角溝22は、点状光源1側に設けられ、溝の深さがほぼ一定である三角溝長辺部221と、点状光源1とは反対側に設けられ、溝の深さが三角溝長辺部221の深さと同じ深さから急激に浅くなる三角溝短辺部222とで構成されており、何れも溝の断面が三角形をしている。
そして、三角溝22の三角溝短辺部222の頂点と、斜円柱部21sの2つの傾斜曲面211が交わる交線とが重なるように斜円柱部21sが配置されている。
図10は、図9に示すA−A線での導光板入光部の断面図である。図10に示すように、三角溝長辺部221は、溝の深さが点状光源1側から光の進行方向下流側に向けて徐々に浅くなるように形成することが望ましく、その傾斜角度としては3°以下が好ましい。
なお、凸構造21Aは、図3に示した凸構造21と同様に、導光板2の反出射面側の角部が、入射面EFから反出射面UFにかけて斜めに切り取られることで形成された入射面下部傾斜平面215を有している。
また、図9に示されるように、三角溝22の幅(図のX軸方向の長さ)は斜円柱部21sの幅よりも狭いが、これは、導光板入光部の厚さ(図のZ軸方向の長さ)と発光部の厚さとの比によって最適形状が決まる設計事項である。また三角溝22の深さも入射面下部傾斜平面215の傾斜角度と導光板入光部の厚さとに依存する設計事項である。
図11は三角溝22の斜視図である。ほぼ一定の深さの三角溝長辺部221は、入射面下部傾斜平面215があるために、導光板入光部から光の進行方向下流側にかけて、その幅が広がって見える。また三角溝22の断面は、入射面側から見た場合、左右対称の二等辺三角形の形状を有している。
以上説明した導光板入光部に三角溝22を有する導光板2において、点状光源1からの光に対して、三角溝22がどのように機能するかについて図12および図13を用いて説明する。
図12は三角溝22を有さない導光板2に対して、点状光源1の発光周辺部から上方内側方向に射出された光の軌跡を、導光板上面および導光板側面から観測した図であり、図13は三角溝22を有する導光板2に対して、点状光源1の発光周辺部から内側上方に向けて射出された光の軌跡を、導光板上面および導光板側面から観測した図である。
何れの図も、光がある面を透過あるいは反射して、次の面に到達するまでを1本の矢印で記載している。また光の透過あるは反射する面との交点について、導光板上面図と導光板側面図との対応する位置を破線で結び、光の進行方向上流側の破線から順番にa、b、c、d、eおよびfの記号を標記している。
図12において、光はaの位置で入射し、スネルの法則に従い導光板2の屈折率に応じた角度だけ屈折して導光板2内を伝搬し、bの位置で傾斜曲面上面212に当たる。傾斜曲面上面212では光は外側下方に向けて全反射され、cの位置で反出射面UFに当たる。反出射面UFで外側上方に全反射された光は、dの位置で傾斜曲面211から導光板2の外へと透過する。実施の形態1でも説明したように、点状光源1から射出された光が、傾斜曲面211に合計で2回当たると、光は導光板2の外へ透過することとなる。
一方、三角溝22を有する導光板2では、図13に示すように、bの位置で傾斜曲面上面212で外側下方に向けて全反射された光は、cの位置で三角溝長辺部221において外側上方に向けて全反射される。これは三角溝長辺部221の傾斜面に対して、光がより大きな入射角度で入射され、傾斜曲面211の外側へと偏向されたためである。三角溝長辺部221で全反射された光は、dの位置で傾斜平面213に当たって外側下方に向けて全反射され、eの位置で反出射面UFに当たって外側上方に向けて全反射され、また、fの位置で出射面OFに当たって全反射される。以後、反出射面UFと出射面OFとの間で全反射を繰り返して伝搬されて行く。
このように、導光板2に三角溝22を設けることで、点状光源1の発光周辺部から射出された光であっても、傾斜曲面211の外側へと偏向させることができ、導光板2の外へと透過することを抑制できる。
以上説明した三角溝22は、三角溝長辺部221と三角溝短辺部222とで構成されているが、三角溝長辺部221のみで構成しても良い。この場合、三角溝長辺部221は前述の通り、上流側から下流側に向けて進む光を、左側または右側に大きく曲げ、水平面と平行な反出射面UFと出射面OFとで構成されている発光領域へと光を伝搬させる役割を果たす。
これに対し、三角溝短辺部222は入射面下部傾斜平面215と同様に、光を水平面と平行な方向へと偏向させる役割を果たすものであり、伝搬させる光の配光分布を調整するために設けている。このため、三角溝短辺部222を有さない構成であっても光の伝搬効率が大幅に低下するものではない。
<変形例>
以上説明した実施の形態1〜3においては、凸構造を出射面側に設ける構成を示したが、凸構造を出射面とは反対側の反出射面側に設けた構成であっても良い。その場合、実施の形態1〜3の導光板形状が上下逆の形状となるが、奏する効果は同じである。
<表示装置への適用>
また、以上説明した実施の形態1〜3に係る面光源装置の出射面と対向する位置に液晶表示パネル等の表示素子を配置することで、表示装置が構成され、当該表示装置は、実施の形態1〜3に係る面光源装置のそれぞれの効果を有した表示装置となる。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 点状光源、2 導光板、21,21A 凸構造、211 傾斜曲面、212 傾斜曲面上面、213 傾斜平面、214 傾斜平面上面、215 入射面下部傾斜平面、22 三角溝、221 三角溝長辺部、222 三角溝短辺部。

Claims (9)

  1. 点状光源と、
    平面視形状が四角形をなし、その1つの端面が、前記点状光源に対面する入射面となり、前記入射面に垂直な平面が出射面となった導光板と、を備え、
    前記導光板は、
    入射面側の端縁部において、他の部分よりも突出した凸構造を備え、
    前記凸構造は、
    斜円柱の側面の一部に相当する2つの傾斜曲面および、前記傾斜曲面に連続し、前記斜円柱の端面の一部に相当する傾斜曲面上面を含む斜円柱部と、前記入射面側から下るように傾斜する傾斜平面を含む楔形状部とを有し、前記斜円柱部は前記楔形状部の前記傾斜平面上に配設され、
    2つの前記傾斜曲面は、それぞれの側面が前記斜円柱の円柱軸に沿って交わるよう平行に配置され、2つの前記傾斜曲面の交線と、前記点状光源の中心とが平面視的に同一直線上に存在するように前記凸構造が配置される、面光源装置。
  2. 前記斜円柱部は、
    前記傾斜曲面上面に垂直かつ前記入射面に垂直な2つの側面を有する、請求項1記載の面光源装置。
  3. 前記斜円柱部は、
    前記傾斜曲面上面に垂直かつ前記入射面に対して予め定めた角度だけ前記交線の側に傾いた2つの側面を有する、請求項1記載の面光源装置。
  4. 前記傾斜曲面は、
    その円周としての大きさが、前記斜円柱の円周としての大きさの4分の1よりも小さく形成される、請求項2または請求項3記載の面光源装置。
  5. 前記点状光源は、前記入射面に沿って複数配列され、
    前記凸構造は、前記点状光源のそれぞれの配設位置に対応して設けられる、請求項1記載の面光源装置。
  6. 前記導光板は、
    前記凸構造が設けられる側とは反対側となる平面において、前記凸構造の下方となる位置に、前記入射面側から光の進行方向下流側に向けて延在する断面が三角形の三角溝を有する、請求項1記載の面光源装置。
  7. 前記楔形状部の前記傾斜平面は、
    前記凸構造が配置された前記端縁部に沿って延在するように設けられる、請求項1記載の面光源装置。
  8. 前記導光板は、
    前記凸構造が突出する側とは反対側となる平面において、前記凸構造が配置された前記端縁部に沿って、前記平面に対して一定角度をなすように設けられた傾斜平面を有する、請求項1記載の面光源装置。
  9. 請求項1記載の面光源装置の前記出射面と対向する位置に配置された表示素子を備える、表示装置。
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