JP2016062278A - オブジェクト処理システム、クライアント、オブジェクト処理方法、およびコンピュータプログラム - Google Patents

オブジェクト処理システム、クライアント、オブジェクト処理方法、およびコンピュータプログラム Download PDF

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章宏 鳥越
勝彦 穐田
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勝彦 穐田
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Hiroaki Kubo
広明 久保
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開拓 小澤
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一誠 高橋
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悠史 岡本
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Abstract

【課題】サーバによる処理の対象であるオブジェクトを、その全体から内容を従来よりも類推されにくくして取り扱う。【解決手段】画像形成装置1は、特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、各分割オブジェクトを複数の翻訳サーバ2A〜2Cのうちのいずれかへ分散して送信する。各翻訳サーバ2A〜2Cは、送信されてきた分割オブジェクトに対して特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを画像形成装置1へ送信する。そして、画像形成装置1は、各翻訳サーバ2A〜2Cから送信されてきた処理済オブジェクトをマージして翻訳文5Eを生成する。【選択図】図1

Description

本発明は、翻訳などの処理を行うシステムなどに関する。
近年、様々なサービスがインターネット上のサーバにおいて提供されている。例えば、翻訳、表計算、グラフ化、スケジュール管理、およびデータベースなどのサービスが提供されている。
これらのサービスを受けるためには、処理の対象のデータをサーバへ送信しなければならない。例えば、翻訳のサービスを受けるためには、原文のデータをサーバへ送信しなければならない。
このようなデータまたは処理の結果のデータが悪意のある者に渡ると、機密の情報が漏洩してしまうおそれがある。
そこで、次のような方法が提案されている。置換ルールベースに従って、原文中の所定の属性を有する最小意味単位語句を特定し、当該所定の語句を同一の属性を有する代替語句に置換する。この置換処理を経た原文を、翻訳機能を有する翻訳サーバへネットワークを介して送信することにより翻訳を依頼する。最小意味単位語句に対応した翻訳語句と代替語句に対応した翻訳語句を対応付けて置換テーブルに記憶しておき、翻訳文を翻訳サーバから受信した場合に、翻訳文中における代替語句に対応した翻訳語句を置換テーブルに記憶された最小意味単位語句に対応した翻訳語句に置換する(特許文献1)。
特開2006−244029号公報
しかし、原文の一部のみを他の語句に置き換えただけでは、全体から文脈を類推し内容を知られてしまうおそれがある。
本発明は、このような問題点に鑑み、サーバによる処理の対象であるオブジェクトを、その全体から内容を従来よりも類推されにくくして取り扱うことを、目的とする。
本発明の一形態に係るオブジェクト処理システムは、特定の処理を実行する複数のサーバと、クライアントと、を有するオブジェクト処理システムであって、前記クライアントに、前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、当該各分割オブジェクトを前記複数のサーバのうちのいずれかへ分散して送信する、第一の送信手段、が設けられ、前記複数のサーバそれぞれに、前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する、第二の送信手段、が設けられ、前記クライアントに、前記複数のサーバのそれぞれから送信されてきた前記各処理済オブジェクトをマージするマージ手段、が設けられる。
本発明の他の一形態に係るオブジェクト処理システムは、特定の処理を実行するサーバと、クライアントと、を有するオブジェクト処理システムであって、前記クライアントに、前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割する分割手段と、ランダムな順に前記各分割オブジェクトを前記サーバへ送信する第一の送信手段と、が設けられ、前記サーバに、前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する、第二の送信手段、が設けられ、前記クライアントに、前記サーバから送信されてきた前記各処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする、マージ手段、が設けられる。
本発明によると、サーバによる処理の対象であるオブジェクトを、その全体から内容を従来よりも類推されにくくして取り扱うことができる。
翻訳システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置のハードウェア構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 原文の処理の流れの例を説明するための図である。 原文記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 秘匿語句記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 センテンスの遷移の例を示す図である。 センテンスのグループ化の処理の流れの例を説明するための図である。 翻訳サーバ情報記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 翻訳文記憶部に記憶されるデータの例を示す図である。 第一の実施形態における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 第一の実施形態における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 表計算システムの全体的な構成の例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 テーブルの例を示す図である。 インデックス記憶部の例を示す図である。 代替項目記憶部の例を示す図である。 人口データの例を示す図である。 各年度のグラフの例を示す図である。 合成グラフの例を示す図である。 第二の実施形態における画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
〔第一の実施形態〕
図1は、翻訳システム100の全体的な構成の例を示す図である。図2は、画像形成装置1のハードウェア構成の例を示す図である。
翻訳システム100は、図1に示すように、画像形成装置1、複数の翻訳サーバ2、および通信回線4などによって構成される。
翻訳システム100は、ある言語のドキュメント(文書)を他の言語に翻訳するシステムである。以下、日本語のドキュメントを英語に翻訳する場合を例に説明する。
画像形成装置1と各翻訳サーバ2とは、通信回線4を介して通信を行うことができる。通信回線4として、公衆回線、いわゆるLAN(LAN)回線、インターネット、または専用線などが用いられる。
画像形成装置1は、コピー、PCプリント、ファックス、およびスキャナなどの機能を集約した装置である。一般に、「複合機」または「MFP(Multi Function Peripheral)」などと呼ばれることがある。さらに、画像形成装置1は、インターネット上のサーバが提供する種々のサービスを受けることができる。
画像形成装置1は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)10a、RAM(Random Access Memory)10b、ROM(Read Only Memory)10c、大容量記憶装置10d、タッチパネルディスプレイ10e、操作キーパネル10f、NIC(Network Interface Card)10g、モデム10h、スキャンユニット10i、およびプリントユニット10jなどによって構成される。
タッチパネルディスプレイ10eは、ユーザに対するメッセージを示す画面、ユーザがコマンドまたは情報を入力するための画面、およびCPU10aなどが実行した処理の結果を示す画面などを表示する。また、タッチパネルディスプレイ10eは、タッチされた位置を示す信号をCPU10aへ送る。
操作キーパネル10fは、いわゆるハードウェアキーボードであって、テンキー、スタートキー、ストップキー、およびファンクションキーなどによって構成される。
NIC10gは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)などのプロトコルで翻訳サーバ2との通信を行う。
モデム10hは、ファクシミリ端末との間でG3などのプロトコルで画像データをやり取りする。
スキャンユニット10iは、プラテンガラスの上にセットされた用紙に記されている画像を読み取って画像データを生成する。
プリントユニット10jは、スキャンユニット10iによって読み取られた画像のほか、NIC10gまたはモデム10hによって他の装置から受信した画像を用紙に印刷する。
ROM10cまたは大容量記憶装置10dには、上述のコピーなどの各機能を実現するためのプログラムが記憶されている。さらに、翻訳クライアントプログラム10P1が記憶されている。翻訳クライアントプログラム10P1は、各翻訳サーバ2が提供する翻訳のサービスを使用するためのプログラムである。
これらのプログラムは、必要に応じてRAM10bにロードされ、CPU10aによって実行される。大容量記憶装置10dとして、ハードディスクまたはSSD(Solid State Drive)などが用いられる。
図1に戻って、翻訳サーバ2は、翻訳エンジンを備えたサーバであって、特に、画像形成装置1から送信されてきた日本語のドキュメントを英語に翻訳して画像形成装置1へ返信する。翻訳サーバ2として、翻訳用の既存のサーバまたはシステムが用いられる。例えば、ヤフー社、グーグル社、またはエキサイト社などの翻訳システムが用いられる。
以下、各翻訳サーバ2を「翻訳サーバ2A」、「翻訳サーバ2B」、「翻訳サーバ2C」、…と区別して記載することがある。
図3は、画像形成装置1の機能的構成の例を示す図である。図4は、原文5Jの処理の流れの例を説明するための図である。図5は、原文記憶部131に記憶されるデータの例を示す図である。図6は、秘匿語句記憶部132に記憶されるデータの例を示す図である。図7は、センテンスの遷移の例を示す図である。図8は、センテンスのグループ化の処理の流れの例を説明するための図である。図9は、翻訳サーバ情報記憶部133に記憶されるデータの例を示す図である。図10は、翻訳文記憶部134に記憶されるデータの例を示す図である。
ところで、翻訳クライアントプログラム10P1によると、翻訳の対象のドキュメントを複数に分割し、上記の複数の翻訳サーバ2に分散して翻訳させることができる。さらに、従来よりも機密の情報を漏れにくくすることができる。以下、この仕組みを説明する。
翻訳クライアントプログラム10P1は、図3に示す原文データ取得部101、原文分割部102、インデックス付与部103、センテンス並換部104、秘匿語句置換部105、グループ決定部106、使用サーバ決定部107、翻訳処理要求部108、秘匿語句復元部121、翻訳文出力処理部122、原文記憶部131、秘匿語句記憶部132、翻訳サーバ情報記憶部133、および翻訳文記憶部134などの機能を実現するためのプログラムである。
原文データ取得部101は、翻訳の対象である日本語のドキュメント(以下、「原文5J」と記載する。)のテキストデータを取得する。例えば、用紙に記載された原文5Jをスキャンユニット10iに読み取らせ、OCR(Optical Character Recognition)の技術によって文字列に変換することによって、取得すればよい。または、ユーザがワープロソフトで作成しドキュメントのデータまたはウェブサイトからダウンロードしたウェブページのデータをテキストデータに変換することによって取得してもよい。
原文分割部102は、原文5Jを1つのセンテンス(文)ごとに分割する。センテンス同士が区切られる位置は、句点によって判別することができる。以下、図4(A)のように、原文5Jが10のセンテンスからなる場合を例に説明する。また、各センテンスを先頭から順に「原センテンス5J0」、「原センテンス5J1」、「原センテンス5J2」、…、「原センテンス5J9」と区別して記載することがある。
インデックス付与部103は、各センテンスに対して、先頭から順に「000」、「001」、「002」、…、「009」というシーケンス番号をインデックスとして付与する。
インデックスが付与されると、図5に示すように、原文記憶部131にセンテンスごとにそのインデックスおよび原センテンスが記憶される。
なお、この時点では、置換センテンスは記憶されない。置換センテンスについては、後述する。図5においては、抽象化して分かりやすくするために原センテンスの符号を原センテンスとして示しているが、実際には、原センテンスのテキストデータが記憶される。置換センテンスも同様に、実際にはテキストデータが記憶される。
センテンス並換部104は、各原センテンス5J0〜5J9をランダムに並べ換える。本例では、公知のランダム関数を用いて「0」から「9」までの整数をランダムに発生させ、初めて発生した整数に一桁目が等しいシーケンス番号のインデックスを有する原センテンスを先頭から順に並べて行けばよい。例えば、「3」、「1」、「4」、「3」、「4」、「2」、…の順に整数が発生した場合は、図4(B)のように原センテンス5J3、5J1、5J4、5J2、…の順に並べればよい。以下、図4(B)のように並び換えられた場合を例に説明する。
ところで、翻訳のために原センテンスをそのまま翻訳サーバ2へ送信すると、その原センテンスまたはその翻訳文が漏れ、機密の情報が他人に知られてしまうことがある。
翻訳クライアントプログラム10P1によると、ユーザは、原センテンスの中の特定の語句を他の語句に置き換えることによって、機密の情報の漏洩の防止を図ることができる。
秘匿語句記憶部132には、図6に示すように、秘匿語句ごとの代替語句および英訳語が記憶されている。
「秘匿語句」は、各原センテンス5J0〜5J9に含まれる語句のうちの秘匿にすべき語句である。「代替語句」は、秘匿語句の代わりに使用する語句である。「英訳語」は、秘匿語句に対応する(秘匿語句を翻訳した)英語の語句である。
ユーザは、予め、秘匿語句をその代替語句および英訳語とともに秘匿語句記憶部132に登録しておくことができる。
秘匿語句置換部105は、秘匿語句記憶部132に記憶されている秘匿語句を各原センテンス5J0〜5J9の中から検索し、見つかった秘匿語句を、秘匿語句記憶部132に記憶されている、それに対応する代替語句に置き換えることによって、置換センテンスを生成する。
例えば、図7(A)の原センテンス5J4には秘匿語句として「ABC社」が含まれている。そこで、秘匿語句置換部105は、これを見つけると、図7(B)のように、それに対応する代替語句である「Thomas」に置き換えることによって、置換センテンス5J4cを生成する。
生成された置換センテンスは、元の原センテンスに対応付けられて原文記憶部131に記憶される(図5参照)。以下、図4(C)のように、原センテンス5J4から置換センテンス5J4cが生成され、原センテンス5J7から置換センテンス5J7cが生成された場合を例に説明する。
ところで、従来、多数のセンテンスが1つのドキュメントに含まれる場合は、これらのをセンテンスを纏めて翻訳サーバ2へ送信し翻訳させる。しかし、そうすると、秘匿語句を代替語句に置換してから翻訳サーバ2へ送信しても、それが漏れると、全体の文脈から他人に内容を推測されてしまうおそれがある。
この課題を解消するために、センテンスを1つずつ異なる翻訳サーバ2へ送信し、または、1つずつ一定以上の時間を開けて送信することが考えられる。しかし、これらの方法はいずれも、効率が悪い。
そこで、グループ決定部106、使用サーバ決定部107、および翻訳処理要求部108は、次のように処理を行う。
グループ決定部106は、次の3つの規則に基づいて原センテンスおよび置換センテンスをグループ化する。
(1) 原則として、センテンス並換部104によって並び換えられた原センテンス5J0〜5J9を前から順に所定の数ずつグループ化する。
(2) ただし、置換センテンスが生成された原センテンスについては、グループ化の対象から除外し、それに対応する置換センテンスを単独でグループ化する。
(3) 余りの原センテンスをグループ化する。
ここで、所定の数が「5」である場合を例に、図8を参照しながらグループ化の仕方を説明する。
図8(A)に示すように、先頭から2つの原センテンス5J3、5J1には、対応する置換センテンスがないので、グループ決定部106は、これらを1つのグループに纏める。しかし、3つ目の原センテンス5J4(図4(B)参照)には、対応する置換センテンス5J4cがあるので、グループ決定部106は、図8(B)のように、置換センテンス5J4cを単独でグループ化する。
続く原センテンス5J2、5J6には、対応する置換センテンスがないので、グループ決定部106は、これらを原センテンス5J3、5J1と同じグループに纏められる。しかし、その次の原センテンス5J7(図4(B)参照)に、対応する置換センテンス5J7cがあるので、グループ決定部106は、図8(D)のように、置換センテンス5J7cを単独でグループ化する。
続く原センテンス5J5には、対応する置換センテンスがない。これを、原センテンス5J3、5J1、5J2、5J6のグループに加えると、ちょうど、所定の数に達する。したがって、グループ決定部106は、原センテンス5J5をこのグループに加える。これにより、図8(E)のように、このグループのメンバが確定する。
そして、残りの5つ未満の原センテンス5J9、5J0、5J8には、対応する置換センテンスがないので、グループ決定部106は、図8(F)のように、これらを1つのグループに纏める。
以上の通り、グループ決定部106によると、置換センテンス5J4cのみからなるグループ5G(以下、「グループ5G1」と記載する。)、置換センテンス5J7cのみからなるグループ5G(以下、「グループ5G2」と記載する。)、原センテンス5J3、5J1、5J2、5J6、5J5からなるグループ5G(以下、「グループ5G3」と記載する。)、および原センテンス5J9、5J0、5J8からなるグループ5G(以下、「グループ5G4」と記載する。)が得られる。
図3に戻って、翻訳サーバ情報記憶部133は、図9に示すように、翻訳サーバ2ごとに特徴キーワード、URL、およびフラグが予め記憶されている。
ところで、翻訳サーバ2ごとに翻訳エンジンまたは辞書が異なるので、翻訳サーバ2ごとに得意な分野がある。「特徴キーワード」は、翻訳サーバ2の得意な分野を表わす語句である。「URL」は、翻訳サーバ2における翻訳のウェブページのURL(Uniform Resource Locator)である。
「フラグ」は、翻訳サーバ2を使用するか否かを示すフラグであって、「○」は使用することを意味し、「×」は使用しないことを意味する。ユーザは、フラグを更新することによって、使用する翻訳サーバ2を切り換えることができる。
使用サーバ決定部107は、グループ5Gごとに、そのメンバ(原センテンスまたは置換センテンス)を翻訳するのに使用する翻訳サーバ2を、翻訳サーバ情報記憶部133に記憶される情報に基づいて次のように決定する。
使用サーバ決定部107は、グループごとに、それを構成するメンバ(原センテンスまたは置換センテンス)に、フラグが「○」である翻訳サーバ2それぞれの特徴キーワードが幾つ含まれているのかをカウントする。1つのグループに同じ特徴キーワードが複数含まれる場合は、すべてをカウントすればよい。例えば、グループ5G3のメンバである原センテンス5J3、5J1、5J2、5J6、5J5それぞれに「Wi−Fi」が1つ、2つ、4つ、3つ含まれる場合は、1+2+4+3=10個、とカウントすればよい。
そして、使用サーバ決定部107は、カウントした個数が最も多い翻訳サーバ2を、そのグループの翻訳に使用するサーバに決定する。例えば、グループ5G3のメンバに含まれる「Wi−Fi」、「ネットワーク」、および「LAN」それぞれの個数の合計が14個であり、「CPU」、「RAM」、および「クロック」それぞれの個数の合計が6個であり、「C++」、「BASIC」、および「アルゴリズム」それぞれの個数の合計が7個であれば、使用する翻訳サーバ2を翻訳サーバ2Aに決定する。
翻訳処理要求部108は、各グループ5Gのメンバ(原センテンスまたは置換センテンス)のテキストデータを、そのグループ5Gについて使用サーバ決定部107によって決定した翻訳サーバ2へ送信することによって、翻訳を要求する。例えば、グループ5G3について翻訳サーバ2が翻訳サーバ2Aに決定された場合は、原センテンス5J3、5J1、5J2、5J6、5J5のテキストデータを翻訳サーバ2Aへ送信し、翻訳サーバ2Aへ翻訳を要求する。または、グループ5G1について翻訳サーバ2が翻訳サーバ2Cに決定された場合は、置換センテンス5J4cのテキストデータを翻訳サーバ2Cへ送信し、翻訳サーバ2Cへ翻訳を要求する。翻訳サーバ2への接続は、翻訳サーバ情報記憶部133に記憶されているURLに基づいて行えばよい。
ただし、翻訳処理要求部108は、使用サーバ決定部107によって翻訳の要求先の翻訳サーバ2として同一の翻訳サーバ2が連続して決定された場合は、所定の時間を開けて翻訳を要求する。または、連続するか否かに関わらず、同一の翻訳サーバ2へは、所定の時間を開けて翻訳を要求してもよい。
なお、テキストデータの送信および翻訳の要求は、翻訳サーバ2それぞれのAPI(Application Program Interface)に基づいて行えばよい。
各翻訳サーバ2は、画像形成装置1から送信されてきたテキストデータに基づいて、センテンス(原センテンスまたは置換センテンス)を英語に翻訳する。以下、翻訳後の英語のセンテンスを「翻訳センテンス」と記載する。また、元のセンテンスに応じて、各翻訳センテンスを「翻訳センテンス5E0」、「翻訳センテンス5E1」、…と区別して記載することがある。例えば、原センテンス5J1の翻訳センテンスを「翻訳センテンス5E1」と記載し、置換センテンス5J4cの翻訳センテンスを「翻訳センテンス5E4」と記載する。
そして、各翻訳サーバ2は、翻訳センテンスのテキストデータを画像形成装置1へ送信する。
画像形成装置1において、秘匿語句復元部121は、翻訳サーバ2から翻訳センテンスのテキストデータを受信すると、翻訳センテンスに含まれる代替語句を、それに対応する英訳語に置換する。なお、代替語句および英訳語は、秘匿語句記憶部132(図6参照)に示されている。これにより、原センテンスの機密語句が英訳される。
例えば、置換センテンス5J4cの翻訳センテンスとして図7(C)のような翻訳センテンス5E4が得られた場合は、図7(D)のように「Thomas」という代替語句を「ABC Inc.」という英訳語に置換する。以下、置換後の翻訳センテンスを「復元翻訳センテンス」と記載する。
復元翻訳センテンスは、その元の原センテンスのインデックスと対応付けられて翻訳文記憶部134に記憶される。例えば、復元翻訳センテンス5E4dは、図10(A)に示すように、その元の原センテンス5J4のインデックスである「004」と対応付けられて記憶される。なお、図10においては、抽象化して分かりやすくするために復元翻訳センテンスまたは翻訳センテンスの符号を復元翻訳センテンスまたは翻訳センテンスとして示しているが、実際には、復元翻訳センテンスまたは翻訳センテンスのテキストデータが記憶される。
代替語句が含まれない翻訳センテンスは、秘匿語句復元部121による処理が施されずに、その元の原センテンスのインデックスと対応付けられて翻訳文記憶部134に記憶される。その結果、図10(B)に示すように、翻訳センテンスおよび復元翻訳センテンスが翻訳文記憶部134に記憶される。
翻訳文出力処理部122は、原文記憶部131に記憶された翻訳センテンスおよび復元翻訳センテンスをインデックスの小さい順に並べて1つのドキュメントに纏めることによって翻訳文5Eを生成し、出力する。例えば、プリントユニット10jによって翻訳文5Eを用紙に印刷する。または、翻訳文5Eをタッチパネルディスプレイ10eに表示させる。
図11および図12は、第一の実施形態における画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、翻訳のための全体的な処理の流れを図11〜図12のフローチャートを参照しながら説明する。
図11〜図12において、画像形成装置1は、原文5Jのテキストデータを、スキャンユニット10iで用紙をスキャンしOCRの機能によって文字認識を行うなどして取得する(#801)。原文5Jを原センテンス5J0〜5J9に分割し(#802)、原センテンス5J0〜5J9ごとに、先頭から順に若いシーケンス番号をインデックスとして付与する(#803)。そして、図5のように、原センテンス5J0〜5J9を、付与したインデックスと対応付けて記憶する(#804)。
画像形成装置1は、原センテンス5J0〜5J9をランダムに並べ換える(#805)。原センテンス5J0〜5J9に含まれる秘匿語句を代替語句に置き換えることによって、置換センテンスを生成する(#806)。そして、図5のように、置換センテンスを元の原センテンスと対応付けて記憶する(#807)。
画像形成装置1は、並べ換えた後の1つ目の原センテンスに注目するとともに(#808)、カウンタを「0」にリセットし、新しいグループを用意する(#809)。このグループには、未だ何も属していない。注目した原センテンスに、対応する置換センテンスがあるか否かをチェックする(#810)。以下、注目した原センテンスを「注目センテンス」と記載する。
注目センテンスに、対応する置換センテンスがある場合は(#811でYes)、画像形成装置1は、用意したグループとは別に、この置換センテンスを単独でグループ化する(#812)。そして、当該別のグループの翻訳に使用する翻訳サーバ2を決定し(#818)、決定した翻訳サーバ2へ当該グループのメンバ(ここでは、この置換センテンス)のテキストデータを送信し翻訳を要求する(#821)。
一方、注目センテンスに、対応する置換センテンスがない場合は(#811でNo)、画像形成装置1は、注目センテンスを、用意したグループに加え(#813)、カウンタに「1」を加算する(#814)。カウンタが所定の数に達しておらず、かつ、未注目の原センテンスがある場合は(#815でNo)、現在の注目コンテンツの1つ後ろの原センテンスを新たに注目し(#826)、ステップ#810に戻って処理を続ける。
カウンタが所定の数に達し(つまり、グループが定員に達し)、または、未注目の原センテンスがない場合は(#815でYes)、画像形成装置1は、グループのメンバを確定する(#816)。そして、このグループの翻訳に使用する翻訳サーバ2を決定し(#818)、決定した翻訳サーバ2へこのグループのメンバ(ここでは、1つないし所定の数の原センテンス)のテキストデータを送信し翻訳を要求する(#821)。なお、次のグループ化の処理のために、要求の前後にカウンタを「0」にリセットし新しいグループを用意しておく(#817)。
画像形成装置1は、翻訳の要求後、翻訳センテンスのデータを翻訳サーバ2から受信すると(#822)、翻訳センテンスの中の代替語句を英訳語に置き換える(#823)。そして、それに対応する原センテンスのインデックスの順に応じて並べる(#824)。
未注目の原センテンスが残っていれば(#825でNo)、画像形成装置1は、現在の注目コンテンツの1つ後ろの原センテンスを新たに注目し(#826)、ステップ#810に戻って処理を続ける。
または、未注目の原センテンスが残っていないが(#825でYes)、未だ翻訳を要求していない原センテンスが残っていれば(#827でYes)、画像形成装置1は、これらの原センテンスのグループ化を確定し(#816)、ステップ#817以降の処理を適宜、実行する。
なお、翻訳の要求先の翻訳サーバ2として同一の翻訳サーバ2が連続して決定された場合は(#819でYes)、画像形成装置1は、所定の時間を開けて(#820でYes)、翻訳を要求する(#821)。
以上の処理によって、図10(B)のように、原センテンス5J0〜5J9それぞれの翻訳文(翻訳センテンスまたは復元翻訳センテンス)が得られる。
すべての翻訳文が得られたら(#827でNo)、画像形成装置1は、これらをインデックスの小さい順に並べることによって翻訳文5Eを生成し、これを印刷しまたは表示するなどして出力する(#828)。
第一の実施形態によると、原文5Jを、その全体の文脈から内容を従来よりも類推されにくくして翻訳することができる。
第一の実施形態では、原文5Jの言語が日本語であり翻訳文5Eの言語が英語である場合を例に説明したが、他の言語であってもよい。
第一の実施形態では、翻訳センテンスに含まれる代替語句を、それに対応する英訳語に置換した後に、翻訳文5Eへ纏める(マージする)処理を行ったが、先にマージしてから置換してもよい。
第一の実施形態では、複数の翻訳サーバ2へ原センテンスを分散して翻訳させたが、ランダムに並べ換えて所定の時間を開けて各原センテンスを送信するのであれば、1台の翻訳サーバ2に翻訳させてもよい。
または、複数の翻訳サーバ2へ原センテンスを分散して翻訳させるのであれば、ランダムに並べ換えずに原センテンスを各翻訳サーバ2へ送信してもよい。
代替語句への置換は、他の方法を用いてもよい。例えば、特許文献1(特開2006−244029号公報)に記載される方法を用いてもよい。
代替語句への置換を行うことなく、各原センテンスを翻訳サーバ2に翻訳させてもよい。
〔第二の実施形態〕
図13は、表計算システム200の全体的な構成の例を示す図である。図14は、画像形成装置1Bの機能的構成の例を示す図である。
第一の実施形態では、原文5Jの翻訳を複数の翻訳サーバ2に分散して行わせた。第二の実施形態では、テーブル(数表)のグラフ化を複数の翻訳サーバ2に分散して行わせる。
表計算システム200は、図13に示すように、画像形成装置1B、複数のグラフ作成サーバ3、および通信回線4などによって構成される。
画像形成装置1Bと各グラフ作成サーバ3とは、通信回線4を介して通信を行うことができる。
画像形成装置1Bは、第一の実施形態の画像形成装置1と同様、種々の機能を集約した装置である。画像形成装置1Bのハードウェアの構成は、画像形成装置1のハードウェアの構成と同様であり、図2に示した通りである。
ただし、画像形成装置1BのROM10cまたは大容量記憶装置10dには、翻訳クライアントプログラム10P1の代わりにグラフ作成クライアントプログラム10P2が記憶されている。
グラフ作成クライアントプログラム10P2によると、図14に示すテーブルデータ取得部151、インデックス付与部152、代替項目名付与部153、秘匿処理部154、使用サーバ決定部155、グラフ作成要求部156、グラフ補正部161、グラフ合成部162、グラフ出力処理部163、インデックス記憶部171、代替項目記憶部172、およびサーバ情報記憶部173などの機能が実現される。
グラフ作成サーバ3は、クライアント(第二の実施形態においては、画像形成装置1B)から送られて来たテーブルに基づいてグラフを生成し、クライアントへ与える。グラフ作成サーバ3として、表計算アプリケーションを提供する既存のクラウドサーバが用いられる。以下、各グラフ作成サーバ3を「グラフ作成サーバ3A」、「グラフ作成サーバ3B」、「グラフ作成サーバ3C」、…と区別して記載することがある。
図15は、テーブル5Tの例を示す図である。図16は、インデックス記憶部171の例を示す図である。図17は、代替項目記憶部172の例を示す図である。図18は、人口データ6Dの例を示す図である。図19は、各年度のグラフ7A〜7Cの例を示す図である。図20は、合成グラフ7Sの例を示す図である。
以下、図15に示すテーブル5Tをグラフ化する場合を例に、図14に示す各部について説明する。テーブル5Tは、過去およそ50年間における、農業に従事する各年齢層の人数を、10年ごとに示すものである。
テーブルデータ取得部151は、テーブル5Tのデータを、ユーザのパーソナルコンピュータまたは可搬型の記録媒体などから取得する。テーブル5Tのデータは、特定の表計算ソフトに対応したフォーマットのものであってもよいし、CSV(Comma Separated Value)フォーマットのものであってもよい。
インデックス付与部152は、1970年、1980年、1990年、2000年、および2010年の各年度に対してインデックスを付与し、図16のようにインデックス記憶部171に記憶させる。
代替項目名付与部153は、「15〜29歳」、「30〜34歳」、…、「65歳〜」という各項目に対して代替の項目名(以下「代替項目名」と記載する。)を付与し、図17のように代替項目記憶部172に記憶させる。
秘匿処理部154は、テーブル5Tに示される各年度を、インデックス付与部152によってそれぞれに対して付与されたインデックスに置き換え、各項目の項目名を、代替項目名付与部153によってそれぞれに対して付与された代替項目名に置き換えることによって、情報の一部を秘匿する。以下、置換がなされたテーブル5Tを「秘匿化テーブル5H」と記載する。
サーバ情報記憶部173には、グラフ作成サーバ3ごとのURLが記憶されている。使用サーバ決定部155は、グラフ化を行わせるグラフ作成サーバ3を年度ごとにランダムに決定する。
グラフ作成要求部156は、各年度の年齢層ごとの人口を示す人口データ6Dおよび条件データ6Cを、その年度について使用サーバ決定部155によって決定したグラフ作成サーバ3へ送信し、グラフを作成するように要求する。人口データ6Dは、図18(A)に示すように、人口だけでなく、その年度のインデックスおよび各年齢層の代替項目名が示されている。グラフ作成サーバ3への接続は、サーバ情報記憶部173に記憶されているURLに基づいて行えばよい。
同一のグラフ作成サーバ3が複数の年度のグラフ化のグラフ作成サーバ3に決定された場合は、グラフ作成要求部156は、これらの年度の人口データ6Dを纏めて当該同一のグラフ作成サーバ3へ送信し、グラフ化を行わせてもよい。
例えば、グラフ作成サーバ3Aが1970年および2000年のグラフ化のグラフ作成サーバ3に決定された場合は、図18(B)のような人口データ6Dをグラフ作成サーバ3Aへ送信すればよい。ただし、多数の人口データ6Dを纏めて送信すると、これが漏れた場合に他人に内容を推測されてしまうおそれがある。そこで、一度に纏めて送信する人口データ6Dの個数を制限してもよい。また、纏めて送信するか否かに関わらず、所定の時間内に同一のグラフ作成サーバ3へ送信できる人口データ6Dの個数を制限してもよい。
条件データ6Cは、グラフに関する条件であって、横軸の1目盛り当たりの値(人数)、最大値、など最小値である。
各グラフ作成サーバ3は、画像形成装置1Bから送信されてきた人口データ6Dに基づいて、条件データ6Cに示される条件の通りにグラフを作成する。例えば、図18(A)の人口データ6Dに基づいて、図19(A)のようなグラフ7Aを作成する。または、図18(B)の人口データ6Dに基づいて、図19(B)のような2つのグラフ7B、7Cを作成する。そして、作成したグラフのグラフデータ6Eを画像形成装置1Bへ送信する。なお、グラフデータ6Eは、ビットマップデータまたはGIF(Graphics Interchange Format)データなどの画像データであってもよいし、表計算アプリケーションのフォーマットであってもよい。
画像形成装置1Bにおいて、グラフ補正部161は、各グラフ作成サーバ3から得られたグラフデータ6Eに基づいて、各人口データ6Dに対応するグラフを適宜、補正する。例えば、各グラフの形態(折れ線の色、種類、太さなど)を相違させる。または、縦方向のピッチを揃える。または、横方向のピッチを揃える。
グラフ合成部162は、適宜に補正を施した各グラフを重ね合わせる。この際に、各代替項目を、それと対応付けて代替項目記憶部172に記憶されている項目名に置き換える。さらに、各インデックスを、それと対応付けてインデックス記憶部171に記憶されている年度(1970年、1980年、…)に置き換える。これにより、図20のような合成グラフ7Sが得られる。
グラフ出力処理部163は、合成グラフ7Sを出力する。例えば、プリントユニット10jによって合成グラフ7Sを用紙に印刷する。または、タッチパネルディスプレイ10eに表示させる。
図21は、第二の実施形態における画像形成装置1Bの全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、グラフの生成のための全体的な処理の流れを、図21のフローチャートを参照しながら説明する。
図21において、画像形成装置1Bは、テーブル5Tのデータを取得する(#851)。1970年、1980年、…、2010年の各年度へインデックスを付与して図16のように互いに対応付けて記憶するとともに(#852、#853)、「15〜29歳」、「30〜34歳」、…、「65歳〜」の各項目へ代替項目名を付与して図17のように記憶する(#854、#855)。
画像形成装置1Bは、テーブル5Tの各年度を、付与したインデックスに置き換え、各項目の項目名を、付与した代替項目名に置き換えることによって、各年度の名および各項目名を秘匿する(#856)。これにより、秘匿化テーブル5Hが得られる。
画像形成装置1Bは、グラフ化を行わせるグラフ作成サーバ3を年度ごとにランダムに決定する(#857)。そして、各年度の人口データ6Dおよび条件データ6Cを、その年度について決定したグラフ作成サーバ3へ送信し、グラフを作成するように要求する(#860)。なお、所定の時間内に同一のグラフ作成サーバ3へ送信する人口データ6Dの個数を制限してもよい(#858でYes、#859)。
画像形成装置1Bは、すべての年度のグラフデータ6Eを受信すると(#861)、適宜、各年度のグラフを適宜、補正し、ステップ#856で秘匿した項目名などを復元し(#862)、各年度のグラフを重ね合せる(#863)。これにより、図20のような合成グラフ7Sが得られる。
そして、画像形成装置1Bは、合成グラフ7Sを表示しまたは用紙に印刷するなどして出力する(#864)。
第二の実施形態によると、テーブル5Tを、その全体から内容を従来よりも類推されにくくしてグラフ化することができる。
特定の処理として、第一の実施形態では翻訳を行い、第二の実施形態ではグラフ化を行ったが、他の処理を行ってもよい。例えば、あるフォーマットの画像を他のフォーマットに変換する処理を行ってもよい。この場合は、画像を複数に分割し、複数のサーバに分散して変換させればよい。
その他、翻訳システム100、表計算システム200、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、データの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
100 翻訳システム(オブジェクト処理システム)
200 表計算システム(オブジェクト処理システム)
1 画像形成装置(クライアント)
102 原文分割部(第一の送信手段、分割オブジェクト送信手段)
108 翻訳処理要求部(分割オブジェクト送信手段)
122 翻訳文出力処理部(マージ手段)
156 グラフ作成要求部(第一の送信手段、分割オブジェクト送信手段)
162 グラフ合成部(マージ手段)
2 翻訳サーバ(サーバ)
3 グラフ作成サーバ(サーバ)

Claims (13)

  1. 特定の処理を実行する複数のサーバと、クライアントと、を有するオブジェクト処理システムであって、
    前記クライアントに、
    前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、当該各分割オブジェクトを前記複数のサーバのうちのいずれかへ分散して送信する、第一の送信手段、
    が設けられ、
    前記複数のサーバそれぞれに、
    前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する、第二の送信手段、
    が設けられ、
    前記クライアントに、
    前記複数のサーバのそれぞれから送信されてきた前記各処理済オブジェクトをマージするマージ手段、
    が設けられる、
    ことを特徴とするオブジェクト処理システム。
  2. 特定の処理を実行するサーバと、クライアントと、を有するオブジェクト処理システムであって、
    前記クライアントに、
    前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割する分割手段と、
    ランダムな順に前記各分割オブジェクトを前記サーバへ送信する第一の送信手段と、
    が設けられ、
    前記サーバに、
    前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する、第二の送信手段、
    が設けられ、
    前記クライアントに、
    前記サーバから送信されてきた前記各処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする、マージ手段、
    が設けられる、
    ことを特徴とするオブジェクト処理システム。
  3. 特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、当該各分割オブジェクトを複数のサーバのうちのいずれかへ分散して送信する、分割オブジェクト送信手段と、
    前記複数のサーバそれぞれから前記分割オブジェクトに対する応答として送信されてきた、前記特定の処理が施された処理済オブジェクトをマージするマージ手段と、
    を有することを特徴とする端末装置。
  4. 前記オブジェクトは、第一の言語によって記載されたドキュメントであり、
    前記分割オブジェクトは、センテンスであり、
    前記特定の処理は、前記第一の言語のドキュメントを第二の言語に翻訳する処理である、
    請求項3に記載の端末装置。
  5. 前記分割オブジェクト送信手段は、前記分割オブジェクトを、当該分割オブジェクトの中の特定の語句を代替用の第二の語句に置き換えて送信し、
    前記マージ手段は、さらに、前記処理済オブジェクトの中の、前記第二の語句が前記第二の言語に翻訳された翻訳語を、前記特定の語句の、前記第二の言語に対応する語句に置き換える、
    請求項3に記載の端末装置。
  6. 前記分割オブジェクト送信手段は、前記特定の語句を含まない所定以下の個数の前記分割オブジェクトを複数纏めて送信し、前記特定の語句を含む前記分割オブジェクトを他の分割オブジェクトとは独立させて送信する、
    請求項5に記載の端末装置。
  7. 前記分割オブジェクト送信手段は、ランダムな順に前記各分割オブジェクトを送信し、
    前記マージ手段は、前記各処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする、
    請求項3ないし請求項6のいずれかに記載の端末装置。
  8. 前記オブジェクトは、テーブルであり、
    前記分割オブジェクトは、レコードであり、
    前記処理済オブジェクトは、グラフであり、
    前記特定の処理は、グラフの生成である、
    請求項3に記載の端末装置。
  9. 特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割する分割手段と、
    前記各分割オブジェクトをランダムな順に、前記特定の処理を実行するサーバへ送信する分割オブジェクト送信手段と、
    前記分割オブジェクトに対する応答として前記サーバから送信されてきた、前記特定の処理が施された前記分割オブジェクトである処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする、マージ手段と、
    ことを特徴とする端末装置。
  10. 特定の処理を実行する複数のサーバと、クライアントと、を用いて行うオブジェクト処理方法であって、
    前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、当該各分割オブジェクトを前記複数のサーバのうちのいずれかへ分散して送信する処理を、前記クライアントに実行させ、
    前記クライアントから送信されてきた前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する処理を、前記複数のサーバそれぞれに実行させ、
    前記複数のサーバのそれぞれから送信されてきた前記各処理済オブジェクトをマージする処理を前記クライアントに実行させる、
    ことを特徴とするオブジェクト処理方法。
  11. 特定の処理を実行するサーバと、クライアントと、を用いて行うオブジェクト処理方法であって、
    前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割する処理を前記クライアントに実行させ、
    ランダムな順に前記各分割オブジェクトを前記サーバへ送信する処理を前記クライアントに実行させ、
    前記分割オブジェクトに対して前記特定の処理を施し、その結果物である処理済オブジェクトを前記クライアントへ送信する処理を、前記サーバに実行させ、
    前記サーバから送信されてきた前記各処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする処理を、前記クライアントに実行させる、
    ことを特徴とするオブジェクト処理方法。
  12. 特定の処理を実行する複数のサーバへ接続可能なコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    前記特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割し、当該各分割オブジェクトを前記複数のサーバのうちのいずれかへ分散して送信する処理を実行させ、
    前記複数のサーバそれぞれから前記分割オブジェクトに対する応答として送信されてきた、前記特定の処理が施された処理済オブジェクトをマージする処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 特定の処理を実行するサーバへ接続可能なコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    特定の処理の対象であるオブジェクトを複数の分割オブジェクトに分割する処理を実行させ、
    前記各分割オブジェクトをランダムな順に前記サーバへ送信する処理を実行させ、
    前記分割オブジェクトに対する応答として前記サーバから送信されてきた、前記特定の処理が施された前記分割オブジェクトである処理済オブジェクトを、それぞれに対応する前記分割オブジェクトの元の並び順に従ってマージする処理を実行させる、
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
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