JP2022041672A - 文書管理装置、文書管理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、文書管理装置、文書管理システム、プログラムに関する。
従来より、文書の翻訳を行い、翻訳された文書について、ユーザは、アクセス権に応じて閲覧を行うことができる文書管理システムが存在する。
特許文献1には、ブラウザにより指定されるURLを有する原HTML文書をWWWサーバより受信する手段と、原HTML文書を解析して翻訳対象を抽出する手段と、翻訳対象を翻訳して翻訳済みHTML文書を生成する翻訳手段と、を備え、翻訳済みHTML文書をブラウザに送信する翻訳プロキシキャッシュサーバが開示されている。ブラウザは、サーバに所望のHTML文書のURLを指示する手段を備える。
特許文献2には、機械翻訳システムが開示されている。この機械翻訳システムは、少なくとも第一言語の見出し語と第二言語の訳語とを含む言語情報を記憶している辞書部と、定期的または不定期に内容が更新される第一言語の文書を一または複数の翻訳環境において第二言語に翻訳する翻訳部と、翻訳部で翻訳された一または複数の翻訳環境での翻訳結果を蓄積しユーザから翻訳環境を指定して第一言語の文書の翻訳要求があったときは翻訳結果を読み出し出力する翻訳結果蓄積部と、翻訳結果蓄積部の翻訳結果の読み出し回数を翻訳環境ごとに翻訳回数として記憶する統計データベースと、翻訳部が更新された第一言語の文書を翻訳する際には統計データベースの翻訳回数が多い翻訳環境の翻訳を優先して行うように指示する制御部とを備える。
特許文献2には、機械翻訳システムが開示されている。この機械翻訳システムは、少なくとも第一言語の見出し語と第二言語の訳語とを含む言語情報を記憶している辞書部と、定期的または不定期に内容が更新される第一言語の文書を一または複数の翻訳環境において第二言語に翻訳する翻訳部と、翻訳部で翻訳された一または複数の翻訳環境での翻訳結果を蓄積しユーザから翻訳環境を指定して第一言語の文書の翻訳要求があったときは翻訳結果を読み出し出力する翻訳結果蓄積部と、翻訳結果蓄積部の翻訳結果の読み出し回数を翻訳環境ごとに翻訳回数として記憶する統計データベースと、翻訳部が更新された第一言語の文書を翻訳する際には統計データベースの翻訳回数が多い翻訳環境の翻訳を優先して行うように指示する制御部とを備える。
しかしながら、ユーザが文書を翻訳するときに、その文書が既に翻訳されている場合がある。この場合、ユーザがこの文書を再度翻訳するのは、無駄な処理となる。一方、このユーザが翻訳された文書に対するアクセス権がない場合があり、アクセス権がないユーザに対し、翻訳された文書を閲覧させるのはセキュリティ上の問題が生じることがある。
本発明は、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制する文書管理装置等を提供することを目的とする。
本発明は、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制する文書管理装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更することを特徴とする文書管理装置である。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが、同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された当該文書を表示することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが異なるが、訳文の言語が同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された前記文書として翻訳の設定が異なるものが存在することを通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がない場合は、前記対応として、当該ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の版管理を行い、前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項4に記載の文書管理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の全ての版について、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版について切り出して、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版がない場合は、前記ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の機密度を求め、前記機密度に応じ、前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザに前記機密度を通知することを特徴とする請求項9に記載の文書管理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が機械翻訳の処理中である場合、当該ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記プロセッサは、機械翻訳の処理が終了したときは、前記ユーザに終了した旨を意味する終了通知をすることを特徴とする請求項11に記載の文書管理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記プロセッサは、前記終了通知後に、前記ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項12に記載の文書管理装置である。
請求項14に記載の発明は、文書の閲覧を行う端末装置と、前記文書を管理する文書管理装置と、を備え、前記文書管理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更することを特徴とする文書管理システムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータに、ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更する変更機能を実現させるためのプログラムである。
請求項2に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが、同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された当該文書を表示することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項3に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが異なるが、訳文の言語が同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された前記文書として翻訳の設定が異なるものが存在することを通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項4に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がない場合は、前記対応として、当該ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項5に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の版管理を行い、前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項4に記載の文書管理装置である。
請求項6に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の全ての版について、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項7に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版について切り出して、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項8に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版がない場合は、前記ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項9に記載の発明は、前記プロセッサは、翻訳された文書の機密度を求め、前記機密度に応じ、前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置である。
請求項10に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザに前記機密度を通知することを特徴とする請求項9に記載の文書管理装置である。
請求項11に記載の発明は、前記プロセッサは、前記ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が機械翻訳の処理中である場合、当該ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置である。
請求項12に記載の発明は、前記プロセッサは、機械翻訳の処理が終了したときは、前記ユーザに終了した旨を意味する終了通知をすることを特徴とする請求項11に記載の文書管理装置である。
請求項13に記載の発明は、前記プロセッサは、前記終了通知後に、前記ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項12に記載の文書管理装置である。
請求項14に記載の発明は、文書の閲覧を行う端末装置と、前記文書を管理する文書管理装置と、を備え、前記文書管理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更することを特徴とする文書管理システムである。
請求項15に記載の発明は、コンピュータに、ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更する変更機能を実現させるためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制する文書管理装置を提供することができる。
請求項2の発明によれば、同じ文書に対する翻訳を、アクセス権があるユーザに速やかに提示することができる。
請求項3の発明によれば、アクセス権があるユーザに、同じ文書に対する翻訳であり、設定が異なる翻訳が存在することを知らせることができる。
請求項4の発明によれば、ユーザに翻訳された文書に対するアクセス権がない場合でも、翻訳された文書に対するアクセス権を要求することができる。
請求項5の発明によれば、翻訳された文書の改訂版に対する機密度に応じて、アクセス権を付与することができる。
請求項6、7の発明によれば、翻訳された文書に対するアクセス権の設定をする際の処理が煩雑になりにくくなる。
請求項8の発明によれば、翻訳後の文書として改訂後のものしかないことを、ユーザが知ることができる。
請求項9の発明によれば、アクセス権を付与する基準を定めることができる。
請求項10の発明によれば、翻訳後の文書の機密度をユーザが知ることができる。
請求項11の発明によれば、翻訳後の文書の文書はないが、翻訳の処理中の文書が存在することを、ユーザが知ることができる。
請求項12の発明によれば、翻訳が終了したことをユーザが知ることができる。
請求項13の発明によれば、ユーザに翻訳された文書に対するアクセス権がない場合でも、翻訳された文書に対するアクセス権を要求することができる。
請求項14の発明によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制する文書管理システムを提供することができる。
請求項15の発明によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制することができる機能をコンピュータにより実現できる。
請求項2の発明によれば、同じ文書に対する翻訳を、アクセス権があるユーザに速やかに提示することができる。
請求項3の発明によれば、アクセス権があるユーザに、同じ文書に対する翻訳であり、設定が異なる翻訳が存在することを知らせることができる。
請求項4の発明によれば、ユーザに翻訳された文書に対するアクセス権がない場合でも、翻訳された文書に対するアクセス権を要求することができる。
請求項5の発明によれば、翻訳された文書の改訂版に対する機密度に応じて、アクセス権を付与することができる。
請求項6、7の発明によれば、翻訳された文書に対するアクセス権の設定をする際の処理が煩雑になりにくくなる。
請求項8の発明によれば、翻訳後の文書として改訂後のものしかないことを、ユーザが知ることができる。
請求項9の発明によれば、アクセス権を付与する基準を定めることができる。
請求項10の発明によれば、翻訳後の文書の機密度をユーザが知ることができる。
請求項11の発明によれば、翻訳後の文書の文書はないが、翻訳の処理中の文書が存在することを、ユーザが知ることができる。
請求項12の発明によれば、翻訳が終了したことをユーザが知ることができる。
請求項13の発明によれば、ユーザに翻訳された文書に対するアクセス権がない場合でも、翻訳された文書に対するアクセス権を要求することができる。
請求項14の発明によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制する文書管理システムを提供することができる。
請求項15の発明によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制することができる機能をコンピュータにより実現できる。
<文書管理システム1の全体の説明>
図1は、本実施の形態における文書管理システム1の構成例を示す図である。
図示する文書管理システム1は、端末装置10として、端末装置10a、10b、10cと、文書管理サーバ20と、翻訳サーバ30とが、ネットワーク40を介して接続されることにより構成されている。
なお、図1では、端末装置10a、10b、10cは、3つ示しているが、その数は複数であれば、いくつであってもよい。また以後、端末装置10a、10b、10cをそれぞれ区別しない場合は、単に端末装置10と言うことがある。
図1は、本実施の形態における文書管理システム1の構成例を示す図である。
図示する文書管理システム1は、端末装置10として、端末装置10a、10b、10cと、文書管理サーバ20と、翻訳サーバ30とが、ネットワーク40を介して接続されることにより構成されている。
なお、図1では、端末装置10a、10b、10cは、3つ示しているが、その数は複数であれば、いくつであってもよい。また以後、端末装置10a、10b、10cをそれぞれ区別しない場合は、単に端末装置10と言うことがある。
図1で、文書管理システム1は、例えば、文書の翻訳を管理するシステムである。
なお、本実施の形態で、「文書」とは、文字情報や画像情報を電子化した電子文書である。この電子文書は、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30のそれぞれで扱うことができるものであれば、形式およびデータ構造等について特に限られるものではない。本実施の形態の文書としては、例えば、帳票が挙げられる。帳票の具体例としては、見積書、請求書、顛末書、稟議書、申込書などである。
なお、本実施の形態で、「文書」とは、文字情報や画像情報を電子化した電子文書である。この電子文書は、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30のそれぞれで扱うことができるものであれば、形式およびデータ構造等について特に限られるものではない。本実施の形態の文書としては、例えば、帳票が挙げられる。帳票の具体例としては、見積書、請求書、顛末書、稟議書、申込書などである。
端末装置10は、ユーザの操作に従い文書を表示し、ユーザは、端末装置10を利用して文書の閲覧を行う。そして、文書の翻訳が必要になったときは、文書管理サーバ20に対し、翻訳の要求を行う。なお、以後、文書の翻訳の要求を行うユーザを、「ユーザB」と言うことがある。端末装置10は、例えば、汎用のパーソナルコンピュータ(PC)、モバイルコンピュータ、携帯電話、スマートフォン、タブレット等のコンピュータ装置である。そして、端末装置10は、OS(Operating System)による管理下において、各種アプリケーションソフトウェアを動作させることで、文書管理サーバ20で管理される文書の処理を行う。
文書管理サーバ20は、文書を管理する文書管理装置の一例であり、文書の管理をするサーバコンピュータである。文書管理サーバ20は、例えば、端末装置10を操作するユーザの認証を行い、各プロセスにおいて文書を処理するために、文書を端末装置10に対し送信する。また、文書管理サーバ20は、端末装置10から、ユーザにより処理された文書を受信し、受信した文書を保存する。さらに、文書管理サーバ20は、端末装置10から文書の翻訳の要求を受け付けると、翻訳サーバ30に文書の翻訳をさせ、翻訳後の文書を端末装置10に送り返す。
翻訳サーバ30は、文書の機械翻訳を行うサーバコンピュータである。翻訳サーバ30は、一の言語で記載された文書を、一の言語以外の他の言語に機械翻訳する。なお、「言語」は、自然言語である。また、「機械翻訳」は、自然言語を別の自然言語に翻訳する変換を、コンピュータを利用して行うことを言う。言語については、特に限られるものではないが、例えば、日本語、英語などが挙げられる。翻訳サーバ30は、クラウド上で機械翻訳のサービスを提供するクラウドサーバとすることができる。なおここでは、文書管理サーバ20と翻訳サーバ30とは、別々の装置としたが、それぞれの機能を1つに集約した1つのサーバコンピュータとすることもできる。
端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)と、記憶手段であるメインメモリ、およびHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)等のストレージを備える。ここで、CPUは、プロセッサの一例であり、OS(基本ソフトウェア)やアプリケーションソフトウェア(応用ソフトウェア)等の各種ソフトウェアを実行する。また、メインメモリは、各種ソフトウェアやその実行に用いるデータ等を記憶する記憶領域であり、ストレージは、各種ソフトウェアに対する入力データや各種ソフトウェアからの出力データ等を記憶する記憶領域である。
さらに、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスとを備える。
さらに、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30は、外部との通信を行うための通信インタフェース(以下、「通信I/F」と表記する)と、ビデオメモリやディスプレイ等からなる表示機構と、キーボード、マウス、タッチパネル等の入力デバイスとを備える。
ネットワーク40は、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30の間の情報通信に用いられる通信手段であり、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)である。データ通信に用いられる通信回線は、有線か無線かを問わず、これらを併用してもよい。また、端末装置10、文書管理サーバ20および翻訳サーバ30は、ゲートウェイ装置やルータ等の中継装置を用い、複数のネットワークや通信回線を介して接続されてもよい。
<文書管理サーバ20の機能構成の説明>
図2は、文書管理サーバ20の機能構成例について説明したブロック図である。
なおここでは、文書管理サーバ20が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図2は、文書管理サーバ20の機能構成例について説明したブロック図である。
なおここでは、文書管理サーバ20が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
図示する文書管理サーバ20は、文書の送受信を行う送受信部21と、ユーザのアクセス権を管理するアクセス権管理部22と、文書の翻訳を管理する翻訳管理部23と、文書の版管理を行う版管理部24と、文書を記憶する記憶部25とを備える。
送受信部21は、ネットワーク40を介し、端末装置10との間で文書の送受信を行う。送受信部21は、例えば、通信I/Fに対応する。
アクセス権管理部22は、端末装置10を操作するユーザの認証を行う。また、ユーザの文書へのアクセス権を管理する。また、アクセス権管理部22は、文書に対する機密度を設定し、管理する。ここで、「機密度」は、文書の内容に対する秘密の程度を言う。
アクセス権管理部22は、端末装置10を操作するユーザの認証を行う。また、ユーザの文書へのアクセス権を管理する。また、アクセス権管理部22は、文書に対する機密度を設定し、管理する。ここで、「機密度」は、文書の内容に対する秘密の程度を言う。
翻訳管理部23は、文書の翻訳の全般を管理する。具体的には、翻訳管理部23は、ユーザから文書の翻訳の依頼を受け付けると、既に同じ文書について翻訳がなされていないか否かを判断する。また、翻訳管理部23は、翻訳を行う際のユーザの設定を受け付ける。さらに、翻訳管理部23は、翻訳サーバ30に翻訳の依頼を行う。
版管理部24は、翻訳された文書に改訂が行われた場合、翻訳された文書の版管理を行う。改訂は、例えば、機械翻訳がされた後に、翻訳の品質を高めるために、人による修正が加えられた場合などが該当する。
アクセス権管理部22、翻訳管理部23、版管理部24は、例えば、CPUに対応する。
版管理部24は、翻訳された文書に改訂が行われた場合、翻訳された文書の版管理を行う。改訂は、例えば、機械翻訳がされた後に、翻訳の品質を高めるために、人による修正が加えられた場合などが該当する。
アクセス権管理部22、翻訳管理部23、版管理部24は、例えば、CPUに対応する。
記憶部25は、翻訳前および翻訳後の文書を記憶する。また記憶部25は、他に、文書の版の設定、ユーザのアクセス権の設定などを記憶する。記憶部25は、例えば、ストレージに対応する。
<文書管理システム1の動作の説明>
次に、文書管理システム1の動作について説明を行う。
図3は、文書管理システム1の動作について説明したフローチャートである。
まず、端末装置10から文書管理サーバ20に対し、ユーザBが認証を行う(ステップ101)。認証は、アクセス権管理部22により行われる。
次に、ユーザBは、翻訳が必要な文書を選択し、翻訳の設定を行う(ステップ102)。
次に、文書管理システム1の動作について説明を行う。
図3は、文書管理システム1の動作について説明したフローチャートである。
まず、端末装置10から文書管理サーバ20に対し、ユーザBが認証を行う(ステップ101)。認証は、アクセス権管理部22により行われる。
次に、ユーザBは、翻訳が必要な文書を選択し、翻訳の設定を行う(ステップ102)。
図4は、ユーザBが、図3のステップ102で翻訳の設定を行うダイアログD1について示した図である。
図示するダイアログD1は、原文の言語、訳文の言語、訳文の設定方法、ルビの表示色について設定を行うことができる。「原文の言語」は、翻訳前の文書で使用されている言語である。また、「訳文の言語」は、翻訳後の文書で使用される言語である。さらに、「訳文の表示方法」は、ルビまたは原文を置換の何れかから選択ができるようになっている。このうち、「ルビ」は、翻訳後の文書が、原文に対し、訳文をルビとして付与する形式となる場合を言う。即ち、翻訳後の文書は、原文と訳文とが併存する。また、「原文を置換」は、原文を訳文で置換し、訳文だけとする場合を言う。即ち、翻訳後の文書は、原文は残らず、訳文だけとなる。また、「ルビの表示色」は、訳文の表示方法で、ルビを選択した場合に、ルビを表示する色である。ここで、図示するように、「赤」を選択した場合、原文を例えば、黒色で表示し、訳文をルビとして赤色で表示する。
図示するダイアログD1は、原文の言語、訳文の言語、訳文の設定方法、ルビの表示色について設定を行うことができる。「原文の言語」は、翻訳前の文書で使用されている言語である。また、「訳文の言語」は、翻訳後の文書で使用される言語である。さらに、「訳文の表示方法」は、ルビまたは原文を置換の何れかから選択ができるようになっている。このうち、「ルビ」は、翻訳後の文書が、原文に対し、訳文をルビとして付与する形式となる場合を言う。即ち、翻訳後の文書は、原文と訳文とが併存する。また、「原文を置換」は、原文を訳文で置換し、訳文だけとする場合を言う。即ち、翻訳後の文書は、原文は残らず、訳文だけとなる。また、「ルビの表示色」は、訳文の表示方法で、ルビを選択した場合に、ルビを表示する色である。ここで、図示するように、「赤」を選択した場合、原文を例えば、黒色で表示し、訳文をルビとして赤色で表示する。
この場合、ユーザBは、少なくとも訳文の言語を指定する。そして、ユーザBが、翻訳ボタンBt1を選択すると、翻訳の要求が文書管理サーバ20に送られる。選択は、例えば、マウス等の入力デバイスでクリックを行うなど、予め定められた操作をすることで行う。
図3に戻り、ユーザBは、文書管理サーバ20に対し、翻訳の要求し、文書管理サーバ20では、送受信部21を介し、翻訳管理部23が、翻訳の要求を受け付ける(ステップ103)。
そして、翻訳管理部23は、翻訳の要求がされた文書が、同じ訳文の言語で既に翻訳されているか否かを判断する(ステップ104)。
その結果、同じ訳文の言語では翻訳されていない場合(ステップ104でNo)、翻訳管理部23は、翻訳サーバ30に翻訳を依頼し、翻訳が完了すると、翻訳後の文書を端末装置10に送り返す(ステップ105)。またこのとき、翻訳管理部23は、翻訳が完了した旨の翻訳完了通知を、ユーザBに送る。そして端末装置10では、ユーザBが、翻訳後の文書を閲覧できる。
そして、翻訳管理部23は、翻訳の要求がされた文書が、同じ訳文の言語で既に翻訳されているか否かを判断する(ステップ104)。
その結果、同じ訳文の言語では翻訳されていない場合(ステップ104でNo)、翻訳管理部23は、翻訳サーバ30に翻訳を依頼し、翻訳が完了すると、翻訳後の文書を端末装置10に送り返す(ステップ105)。またこのとき、翻訳管理部23は、翻訳が完了した旨の翻訳完了通知を、ユーザBに送る。そして端末装置10では、ユーザBが、翻訳後の文書を閲覧できる。
図5は、翻訳完了通知について示した図である。
この翻訳完了通知は、ユーザBに送られるメールの文面である。図示するように、翻訳が完了した旨のメッセージMe1が表示される。さらに、メッセージMe1の下方に、文書の情報、翻訳結果を閲覧するためのURL(Uniform Resource Locator)、ダウンロードするためのURLおよび文書の格納場所のURLが表示される。
この翻訳完了通知は、ユーザBに送られるメールの文面である。図示するように、翻訳が完了した旨のメッセージMe1が表示される。さらに、メッセージMe1の下方に、文書の情報、翻訳結果を閲覧するためのURL(Uniform Resource Locator)、ダウンロードするためのURLおよび文書の格納場所のURLが表示される。
一方、図3のステップ104で、同じ訳文の言語で既に翻訳されている場合(ステップ104でYes)、アクセス権管理部22は、翻訳の要求をしたユーザBが、翻訳後の文書にアクセス権があるか否かを判断する(ステップ106)。
そして、アクセス権がある場合(ステップ106でYes)、翻訳管理部23は、翻訳の設定が同じであるかを判断する(ステップ107)。
その結果、翻訳の設定が同じ場合(ステップ107でYes)、翻訳管理部23は、既に翻訳された文書を、送受信部21を介し、端末装置10に送り、ユーザBはこれを閲覧する(ステップ108)。つまり、本実施の形態では、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がある場合であり、ユーザBが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された文書の翻訳の設定とが、同じ場合は、既に翻訳された文書を表示する。
そして、アクセス権がある場合(ステップ106でYes)、翻訳管理部23は、翻訳の設定が同じであるかを判断する(ステップ107)。
その結果、翻訳の設定が同じ場合(ステップ107でYes)、翻訳管理部23は、既に翻訳された文書を、送受信部21を介し、端末装置10に送り、ユーザBはこれを閲覧する(ステップ108)。つまり、本実施の形態では、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がある場合であり、ユーザBが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された文書の翻訳の設定とが、同じ場合は、既に翻訳された文書を表示する。
図6は、アクセス権の設定を行うダイアログD2を示した図である。
アクセス権は、例えば、文書管理サーバ20の管理者により設定がなされる。
ここでは、ユーザやグループ毎に、文書の取得、変更などに対する許可、不許可をチェックボックスCbに、チェックを入れるか否かで、設定が行われ、これにより、ユーザやグループ毎に、文書に対するアクセス権を設定できる。なお、ここで、「○○××」は、ユーザの名前である。
アクセス権は、例えば、文書管理サーバ20の管理者により設定がなされる。
ここでは、ユーザやグループ毎に、文書の取得、変更などに対する許可、不許可をチェックボックスCbに、チェックを入れるか否かで、設定が行われ、これにより、ユーザやグループ毎に、文書に対するアクセス権を設定できる。なお、ここで、「○○××」は、ユーザの名前である。
一方、図3のステップ107で、翻訳の設定が異なる場合(ステップ107でNo)、翻訳管理部23は、訳文の言語が同じであるか否かを判断する(ステップ109)。
そして、訳文の言語が同じ場合(ステップ109でYes)、翻訳管理部23は、ユーザBに対し、翻訳された文書が既に存在することを意味する通知を行う(ステップ110)。つまり、本実施の形態では、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がある場合であり、ユーザBが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された文書の翻訳の設定とが異なるが、訳文の言語が同じ場合は、既に翻訳された文書として翻訳の設定が異なるものが存在することを通知する。
一方、訳文の言語が異なる場合(ステップ109でNo)、ステップ105に移行し、文書の翻訳がなされる。
そして、訳文の言語が同じ場合(ステップ109でYes)、翻訳管理部23は、ユーザBに対し、翻訳された文書が既に存在することを意味する通知を行う(ステップ110)。つまり、本実施の形態では、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がある場合であり、ユーザBが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された文書の翻訳の設定とが異なるが、訳文の言語が同じ場合は、既に翻訳された文書として翻訳の設定が異なるものが存在することを通知する。
一方、訳文の言語が異なる場合(ステップ109でNo)、ステップ105に移行し、文書の翻訳がなされる。
図7は、このときユーザBになされる通知の例を示した図である。
この場合、通知は、メッセージMe2として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe2が表示される。
この場合、通知は、メッセージMe2として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe2が表示される。
メッセージMe2には、翻訳を要求したユーザBとは別のユーザであるユーザAが、既に同じ文書について翻訳を行った旨と、ユーザAが行った翻訳の設定が表示される。これを見たユーザBは、「文書を開く(翻訳結果のオリジナルは第1版です)。」の箇所を選択すると、ユーザAが行った翻訳の設定で行われた、翻訳後の文書が表示される。この場合、ユーザBの意図する翻訳の設定とは異なる設定で翻訳後の文書が表示される。ただし、ユーザBが、異なる設定でもよいと考える場合や、とりあえず翻訳後の文書を見てみようと考える場合に、有効である。
ステップ108およびステップ110で説明したように、翻訳管理部23は、ユーザBが文書を機械翻訳する際に、文書が既に翻訳されている場合、ユーザBが行おうとする文書の翻訳の設定と、既に翻訳された文書の翻訳の設定との相違に応じ、ユーザBへの対応を変更する。
ステップ108およびステップ110で説明したように、翻訳管理部23は、ユーザBが文書を機械翻訳する際に、文書が既に翻訳されている場合、ユーザBが行おうとする文書の翻訳の設定と、既に翻訳された文書の翻訳の設定との相違に応じ、ユーザBへの対応を変更する。
そして、図3のステップ110の通知の後は、翻訳管理部23は、ユーザBから文書の閲覧の要求があったか否かを判断する(ステップ111)。
そして、閲覧の要求があった場合(ステップ111でYes)、翻訳後の文書を端末装置10に送る(ステップ112)。これは、図7で説明した、「文書を開く(翻訳結果のオリジナルは第1版です)。」の箇所をユーザが選択し、ユーザBの意図する翻訳の設定とは異なる設定で翻訳後の文書が表示される場合に対応する。
対して、閲覧の要求がなかった場合(ステップ111でNo)、一連の処理を終了する。
そして、閲覧の要求があった場合(ステップ111でYes)、翻訳後の文書を端末装置10に送る(ステップ112)。これは、図7で説明した、「文書を開く(翻訳結果のオリジナルは第1版です)。」の箇所をユーザが選択し、ユーザBの意図する翻訳の設定とは異なる設定で翻訳後の文書が表示される場合に対応する。
対して、閲覧の要求がなかった場合(ステップ111でNo)、一連の処理を終了する。
一方、ステップ106で、アクセス権がない場合(ステップ106でNo)、版管理部24が、翻訳された文書に改訂版が存在するか否かを判断する(ステップ113)。
図8は、文書の版管理を行うダイアログD3を示した図である。
ここでは、ダイアログD3では、文書に対する改訂履歴が表示されている。ここでは、富士A夫が改訂者であり、1回の改訂が行われたことを示している。このうち改訂番号1の文書は、翻訳サーバ30により翻訳された文書であり、オリジナル(第1版)である。また、改訂番号2の文書は、富士A夫により改訂された文書である。そして、ダイアログD3から、オリジナル(第1版)や改訂版の基本情報の表示、属性の表示、削除、ダウンロード等が行えるようになっている。
ここでは、ダイアログD3では、文書に対する改訂履歴が表示されている。ここでは、富士A夫が改訂者であり、1回の改訂が行われたことを示している。このうち改訂番号1の文書は、翻訳サーバ30により翻訳された文書であり、オリジナル(第1版)である。また、改訂番号2の文書は、富士A夫により改訂された文書である。そして、ダイアログD3から、オリジナル(第1版)や改訂版の基本情報の表示、属性の表示、削除、ダウンロード等が行えるようになっている。
図3のステップ113で、改訂版が存在しない場合(ステップ113でNo)、翻訳管理部23は、ユーザBに対し、翻訳された文書が既に存在することを意味する通知を行う(ステップ114)。そしてこのとき、ユーザBが、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求できるようにする。
図9(a)は、このときユーザBになされる通知の例を示した図である。
この場合、通知は、メッセージMe3として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe3が表示される。
この場合、通知は、メッセージMe3として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe3が表示される。
メッセージMe3には、翻訳を依頼したユーザBとは別のユーザであるユーザAが、既に同じ文書について翻訳を行っている旨と、ユーザAが行った翻訳の設定が表示される。そして、「文書のコンテント取得権付与を要求する」のボタンBt2が表示される。このボタンBt2を選択することで、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求することができる。
対して、図3のステップ113で改訂版が存在する場合(ステップ113でYes)、翻訳管理部23は、ユーザBに対し、翻訳された文書が既に存在することに加え、改訂版が存在することを意味する通知を行う(ステップ115)。そしてこの場合も、ユーザBが、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求できるようにする。
図9(b)は、このときユーザBになされる通知の例を示した図である。
この場合、通知は、メッセージMe4として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe4が表示される。
この場合、通知は、メッセージMe4として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe4が表示される。
メッセージMe4には、図9(a)のメッセージMe3に比較して、改訂版についてのメッセージがさらに加わっている。この場合は、改訂版が存在するものの、改訂が繰り返されたために、オリジナル(第1版)の翻訳結果がないことを通知している。即ち、版管理部24は、版管理を行う際に版の数について制限を設けることがある。そのため、新しい版が優先的に保存され、古い版を消去する場合がある。そのため、ここでは、古い版であるオリジナル(第1版)の翻訳結果がない場合がある。なお、ここでオリジナル(第1版)の翻訳結果は、翻訳サーバ30により翻訳された最初の翻訳の内容である。また、このときに、残っている改訂版が何版であるかを表示するようにしてもよい。このように、翻訳管理部23は、翻訳された文書の最初の版がない場合は、ユーザにその旨を通知する。
そしてここでも、「文書のコンテント取得権付与を要求する」のボタンBt2が表示される。このボタンBt2を選択することで、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求することができる。
そしてここでも、「文書のコンテント取得権付与を要求する」のボタンBt2が表示される。このボタンBt2を選択することで、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求することができる。
ユーザBによるアクセス権の要求は、翻訳管理部23が受け付ける。
つまりこの場合、翻訳管理部23は、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がない場合は、ユーザBからアクセス権の付与の依頼を受け付ける。この依頼は、翻訳管理部23から、例えば、文書管理サーバ20の管理者に通知される。
つまりこの場合、翻訳管理部23は、ユーザBが翻訳された文書に対しアクセス権がない場合は、ユーザBからアクセス権の付与の依頼を受け付ける。この依頼は、翻訳管理部23から、例えば、文書管理サーバ20の管理者に通知される。
図10(a)~(c)は、アクセス権の付与の依頼通知について示した図である。
この通知は、文書管理サーバ20の管理者に送られるメールの文面である。
このうち、図10(a)は、翻訳された文書に改訂版が存在しない場合に、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。即ち、図10(a)は、図9(a)の通知に対し、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
ここでは、ユーザBから、翻訳後の文書Aについて、アクセス権の付与の依頼があった旨のメッセージMe5が表示される。そして、指定されたURLを開くことで、ユーザBに対するアクセス権の設定が行える。
この通知は、文書管理サーバ20の管理者に送られるメールの文面である。
このうち、図10(a)は、翻訳された文書に改訂版が存在しない場合に、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。即ち、図10(a)は、図9(a)の通知に対し、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
ここでは、ユーザBから、翻訳後の文書Aについて、アクセス権の付与の依頼があった旨のメッセージMe5が表示される。そして、指定されたURLを開くことで、ユーザBに対するアクセス権の設定が行える。
また、図10(b)~(c)は、翻訳された文書に改訂版が存在する場合に送られる通知に対し、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
このうち、図10(b)は、翻訳された文書に改訂版が存在するとともに、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在する場合に、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
このうち、図10(b)は、翻訳された文書に改訂版が存在するとともに、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在する場合に、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
ここでは、図10(a)で示した文面に加え、改訂版が存在する旨の情報が加わったメッセージMe6が表示される。そして、改訂版には、アクセスさせたくない場合は、オリジナル(第1版)を切り出してユーザBにアクセス権を付与できる旨が表示される。つまり、改訂版は、翻訳の品質が向上している場合が多く、それに従い、機密度も高くなっている場合がある。よって、オリジナル(第1版)にはアクセス権を与えてもよいが、改訂版にはアクセス権を与えたくない場合がある。一方、改訂版の版毎に、アクセス権を設定するのは、一般的でなく、処理が煩雑となる。よって、オリジナル(第1版)を切り出してユーザBにアクセス権を付与する場合が考えられる。この場合、メッセージMe6の最下部に示されたURLを選択することで、その設定画面が表示される。
図10(c)は、翻訳された文書に改訂版が存在するとともに、オリジナル(第1版)の翻訳結果が存在しない場合に、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。即ち、図10(c)は、図9(b)の通知に対し、ユーザBがアクセス権の付与の依頼をしたときのメールの文面である。
ここでは、図10(a)で示した文面に加え、オリジナル(第1版)の翻訳結果がないことを示すメッセージMe7が表示される。
ここでは、図10(a)で示した文面に加え、オリジナル(第1版)の翻訳結果がないことを示すメッセージMe7が表示される。
図11は、図10(b)で説明した、オリジナル(第1版)を切り出してユーザBにアクセス権を付与する場合の設定画面について示した図である。
この設定画面は、ダイアログD4として表示される、ダイアログD4では、切り出し場所として、オリジナル(第1版)を格納する場所を設定することができる。また、文書の名称を変更したい場合は、名前の値の欄に変更後の文書の名称を入力する。そして、ダイアログD4で、実行ボタンBt3を選択することで、オリジナル(第1版)が、設定した切り出し場所に格納される。
この設定画面は、ダイアログD4として表示される、ダイアログD4では、切り出し場所として、オリジナル(第1版)を格納する場所を設定することができる。また、文書の名称を変更したい場合は、名前の値の欄に変更後の文書の名称を入力する。そして、ダイアログD4で、実行ボタンBt3を選択することで、オリジナル(第1版)が、設定した切り出し場所に格納される。
図3に戻り、翻訳管理部23は、ステップ114やステップ115の通知に対し、ユーザBからアクセス権の要求があったか否かを判断する(ステップ116)。
その結果、アクセス権の要求がなかった場合(ステップ116でNo)、一連の処理を終了する。
対して、アクセス権の要求があった場合(ステップ116でYes)、翻訳管理部23は、管理者からアクセス権の付与が認められたか否かを判断する(ステップ117)。
そして、アクセス権の付与が認められなかった場合(ステップ117でNo)、ステップ105へ移行する。即ち、この文書の翻訳が再度なされる。
その結果、アクセス権の要求がなかった場合(ステップ116でNo)、一連の処理を終了する。
対して、アクセス権の要求があった場合(ステップ116でYes)、翻訳管理部23は、管理者からアクセス権の付与が認められたか否かを判断する(ステップ117)。
そして、アクセス権の付与が認められなかった場合(ステップ117でNo)、ステップ105へ移行する。即ち、この文書の翻訳が再度なされる。
対して、アクセス権の付与が認められた場合(ステップ117でYes)、翻訳管理部23は、ユーザBに送る翻訳後の文書の選択を行い、ユーザBに送る(ステップ118)。
この場合、送られる翻訳後の文書は、図10(a)の場合のように、改訂版が存在しない場合は、既に翻訳された文書となる。
また、改訂版が存在した場合で、図10(b)のように、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在する場合は、管理者により、すべての版へのアクセスが許可されるか、図11のように、オリジナル(第1版)を切り出し、オリジナル(第1版)だけに対しアクセスが許可されるかの何れかになる。また、図10(c)のように、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在しない場合は、存在する版へのアクセスが許可される。このように、翻訳管理部23は、ユーザにアクセス権を付与する版を設定する。そして、翻訳管理部23は、翻訳された文書の全ての版について、ユーザにアクセス権を付与する場合がある。また、翻訳管理部23は、翻訳された文書の最初の版(オリジナル、第1版)について切り出して、ユーザにアクセス権を付与する場合がある。
この場合、送られる翻訳後の文書は、図10(a)の場合のように、改訂版が存在しない場合は、既に翻訳された文書となる。
また、改訂版が存在した場合で、図10(b)のように、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在する場合は、管理者により、すべての版へのアクセスが許可されるか、図11のように、オリジナル(第1版)を切り出し、オリジナル(第1版)だけに対しアクセスが許可されるかの何れかになる。また、図10(c)のように、オリジナル(第1版)の翻訳結果も存在しない場合は、存在する版へのアクセスが許可される。このように、翻訳管理部23は、ユーザにアクセス権を付与する版を設定する。そして、翻訳管理部23は、翻訳された文書の全ての版について、ユーザにアクセス権を付与する場合がある。また、翻訳管理部23は、翻訳された文書の最初の版(オリジナル、第1版)について切り出して、ユーザにアクセス権を付与する場合がある。
図12(a)~(c)および図13(a)~(c)は、記憶部25で記憶される各種データのデータ構造を示した図である。
このうち、図12(a)では、文書のデータについてのデータ構造を示している。文書のデータは、文書テーブルT1として記憶部25に記憶される。文書テーブルT1には、文書を特定する文書ID、文書名である文書の名前、および改訂版の版数を表す改訂番号が、それぞれ関連付けられ格納される。
また、図12(b)は、ユーザのデータについてのデータ構造を示している。ユーザのデータは、ユーザテーブルT2として記憶部25に記憶される。ユーザテーブルT2には、ユーザIDとユーザの名前とが、関連付けられ格納される。
さらに、図12(c)は、ユーザBが翻訳の依頼を行う際に作成される翻訳ジョブのデータについてのデータ構造を示している。翻訳ジョブのデータは、翻訳ジョブテーブルT3として記憶部25に記憶される。翻訳ジョブテーブルT3には、翻訳ジョブの番号である翻訳ジョブID、翻訳前の文書のIDである原稿文書ID、翻訳前の文書の改訂版の版数を表す原稿文書の翻訳実行時の改訂番号、翻訳の設定である翻訳条件、翻訳の状態、翻訳後の文書のIDである翻訳結果の文書ID、および翻訳を要求したユーザBのIDである翻訳実行ユーザIDが、それぞれ関連付けられ格納される。
このうち、図12(a)では、文書のデータについてのデータ構造を示している。文書のデータは、文書テーブルT1として記憶部25に記憶される。文書テーブルT1には、文書を特定する文書ID、文書名である文書の名前、および改訂版の版数を表す改訂番号が、それぞれ関連付けられ格納される。
また、図12(b)は、ユーザのデータについてのデータ構造を示している。ユーザのデータは、ユーザテーブルT2として記憶部25に記憶される。ユーザテーブルT2には、ユーザIDとユーザの名前とが、関連付けられ格納される。
さらに、図12(c)は、ユーザBが翻訳の依頼を行う際に作成される翻訳ジョブのデータについてのデータ構造を示している。翻訳ジョブのデータは、翻訳ジョブテーブルT3として記憶部25に記憶される。翻訳ジョブテーブルT3には、翻訳ジョブの番号である翻訳ジョブID、翻訳前の文書のIDである原稿文書ID、翻訳前の文書の改訂版の版数を表す原稿文書の翻訳実行時の改訂番号、翻訳の設定である翻訳条件、翻訳の状態、翻訳後の文書のIDである翻訳結果の文書ID、および翻訳を要求したユーザBのIDである翻訳実行ユーザIDが、それぞれ関連付けられ格納される。
そして、図13(a)は、各文書に対し付与されるアクセス権を表すデータ構造を示している。各文書に対し付与されるアクセス権は、文書別アクセス権テーブルT4として記憶部25に記憶される。文書別アクセス権テーブルT4には、文書を特定する文書IDとアクセス権を特定するアクセス権IDとが、関連付けられ格納される。
また、図13(b)は、アクセス権の内容を表すデータ構造を示している。アクセス権の内容は、アクセス権テーブルT5として記憶部25に記憶される。アクセス権テーブルT5には、アクセス権ID、アクセス権を付与する対象である主体(ユーザ/グループ)、および許可する操作が、それぞれ関連付けられ格納される。即ち、ここでは、図13(a)に示したアクセス権の内容が記述される。
さらに、図13(c)は、文書の版のデータについてのデータ構造を示している。文書の版のデータは、文書版テーブルT6として記憶部25に記憶される。文書版テーブルT6には、文書ID、改訂版の版数を表す版番号、および改訂を行ったユーザのコメントである改訂コメントが、それぞれ関連付けられ格納される。
また、図13(b)は、アクセス権の内容を表すデータ構造を示している。アクセス権の内容は、アクセス権テーブルT5として記憶部25に記憶される。アクセス権テーブルT5には、アクセス権ID、アクセス権を付与する対象である主体(ユーザ/グループ)、および許可する操作が、それぞれ関連付けられ格納される。即ち、ここでは、図13(a)に示したアクセス権の内容が記述される。
さらに、図13(c)は、文書の版のデータについてのデータ構造を示している。文書の版のデータは、文書版テーブルT6として記憶部25に記憶される。文書版テーブルT6には、文書ID、改訂版の版数を表す版番号、および改訂を行ったユーザのコメントである改訂コメントが、それぞれ関連付けられ格納される。
<変形例>
以下、変形例について説明を行う。
(変形例1-文書が翻訳処理中の場合)
上述した例では、既に翻訳された文書が存在する場合について説明したが、他のユーザであるユーザAにより文書の翻訳の要求がなされ、翻訳が実行中であるときがある。即ち、この文書についての翻訳結果は、まだ得られていない。そしてここでは、ユーザが文書を機械翻訳する際に、文書が機械翻訳の処理中である場合、ユーザにその旨を通知する。
以下、変形例について説明を行う。
(変形例1-文書が翻訳処理中の場合)
上述した例では、既に翻訳された文書が存在する場合について説明したが、他のユーザであるユーザAにより文書の翻訳の要求がなされ、翻訳が実行中であるときがある。即ち、この文書についての翻訳結果は、まだ得られていない。そしてここでは、ユーザが文書を機械翻訳する際に、文書が機械翻訳の処理中である場合、ユーザにその旨を通知する。
図14(a)~(b)は、翻訳が実行中であるときに、ユーザBに行う通知について示した図である。
このうち、図14(a)は、ユーザに翻訳後の文書に対するアクセス権がある場合について示している。これは、例えば、図7で示した通知の代わりになされる通知である。
この場合、通知は、メッセージMe8として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe8が表示される。
メッセージMe8には、翻訳を要求したユーザBとは別のユーザであるユーザAが、既に同じ文書について翻訳を実行中である旨と、ユーザAが行った翻訳の設定が表示される。そして、「翻訳完了通知を受け取る」のボタンBt4が表示される。このボタンBt4が選択されると、翻訳管理部23は、機械翻訳の処理が終了したときに、ユーザBに終了した旨を意味する終了通知をする。これにより、ユーザBは、翻訳が終了したときに終了通知を受け取ることができる。
このうち、図14(a)は、ユーザに翻訳後の文書に対するアクセス権がある場合について示している。これは、例えば、図7で示した通知の代わりになされる通知である。
この場合、通知は、メッセージMe8として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe8が表示される。
メッセージMe8には、翻訳を要求したユーザBとは別のユーザであるユーザAが、既に同じ文書について翻訳を実行中である旨と、ユーザAが行った翻訳の設定が表示される。そして、「翻訳完了通知を受け取る」のボタンBt4が表示される。このボタンBt4が選択されると、翻訳管理部23は、機械翻訳の処理が終了したときに、ユーザBに終了した旨を意味する終了通知をする。これにより、ユーザBは、翻訳が終了したときに終了通知を受け取ることができる。
また、図14(b)は、ユーザに翻訳後の文書に対するアクセス権がない場合について示している。これは、例えば、図9(a)で示した通知の代わりになされる通知である。
この場合、通知は、メッセージMe9として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe9が表示される。
メッセージMe9には、図14(a)のメッセージMe8に加え、ユーザBにアクセス権がない旨のメッセージが加わる。
そして、「文書のコンテント取得権付与を要求する」のボタンBt2が表示される。ユーザBがこのボタンBt2を選択すると、翻訳が終了したときに、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求することができる。このボタンBt2が選択されると、翻訳管理部23は、機械翻訳の処理が終了したときに、ユーザBに終了した旨を意味する終了通知をする。そして、翻訳管理部23は、終了通知後に、ユーザBからアクセス権の付与の依頼を受け付ける。
この場合、通知は、メッセージMe9として、端末装置10で表示される。図示する例では、図4に示したダイアログD1上に重畳して、メッセージMe9が表示される。
メッセージMe9には、図14(a)のメッセージMe8に加え、ユーザBにアクセス権がない旨のメッセージが加わる。
そして、「文書のコンテント取得権付与を要求する」のボタンBt2が表示される。ユーザBがこのボタンBt2を選択すると、翻訳が終了したときに、翻訳後の文書の閲覧をするアクセス権を要求することができる。このボタンBt2が選択されると、翻訳管理部23は、機械翻訳の処理が終了したときに、ユーザBに終了した旨を意味する終了通知をする。そして、翻訳管理部23は、終了通知後に、ユーザBからアクセス権の付与の依頼を受け付ける。
(変形例2-文書の機密度を表示する場合)
翻訳管理部23が、翻訳された文書の機密度を求めることが考えられる。求めた機密度は、以下に説明するような用途がある。
まず、翻訳管理部23が、機密度に応じ、ユーザBにアクセス権を付与する版を設定することが考えられる。これにより、翻訳された文書について、セキュリティが向上する。 また、翻訳管理部23が、ユーザBに機密度を通知することが考えられる。これにより、ユーザBは、翻訳された文書の機密度を知ることができる。
翻訳管理部23が、翻訳された文書の機密度を求めることが考えられる。求めた機密度は、以下に説明するような用途がある。
まず、翻訳管理部23が、機密度に応じ、ユーザBにアクセス権を付与する版を設定することが考えられる。これにより、翻訳された文書について、セキュリティが向上する。 また、翻訳管理部23が、ユーザBに機密度を通知することが考えられる。これにより、ユーザBは、翻訳された文書の機密度を知ることができる。
以上詳述した文書管理システム1や文書管理サーバ20の構成によれば、ユーザのアクセス権を考慮しつつ、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制することができる。その結果、文書管理サーバ20のストレージの容量を無駄に消費することを抑制できる。また、処理リソースを無駄に消費することを抑制できる。さらに、翻訳サーバ30で行う翻訳が課金制であった場合、翻訳に要する費用を少なくすることができる。
この場合、ユーザにアクセス権があり、翻訳の設定が同じ場合は、文書管理サーバ20は、ユーザに対し、翻訳後の文書を提供し、ユーザは、速やかに翻訳後の文書を得ることができる。
そして、ユーザにアクセス権があり、翻訳の設定が異なるが、訳文の言語が同じ場合は、文書管理サーバ20は、ユーザにその旨を通知する。これにより、ユーザは、翻訳の設定は異なるが、翻訳後の文書が存在することを知ることができる。そして、翻訳の設定は異なるものの、とりあえず、翻訳後の文書を閲覧したいなどの用途にも対応することができる。
さらに、ユーザにアクセス権がない場合は、ユーザは、アクセス権の付与を要求することができる。これにより、ユーザにアクセス権の付与の機会を与えることができる。
そして、ユーザにアクセス権があり、翻訳の設定が異なるが、訳文の言語が同じ場合は、文書管理サーバ20は、ユーザにその旨を通知する。これにより、ユーザは、翻訳の設定は異なるが、翻訳後の文書が存在することを知ることができる。そして、翻訳の設定は異なるものの、とりあえず、翻訳後の文書を閲覧したいなどの用途にも対応することができる。
さらに、ユーザにアクセス権がない場合は、ユーザは、アクセス権の付与を要求することができる。これにより、ユーザにアクセス権の付与の機会を与えることができる。
また、以上詳述した文書管理システム1や文書管理サーバ20の構成によれば、翻訳された文書に改訂版が存在した場合でも、翻訳された文書の版管理を行う。具体的には、翻訳された文書の全ての版について、ユーザにアクセス権を付与することや、翻訳された文書の最初の版について切り出して、ユーザにアクセス権を付与することができる。これにより、改訂版の機密度に応じて、ユーザにアクセス権を付与することができる。
さらに、以上詳述した文書管理システム1や文書管理サーバ20の構成によれば、文書が翻訳処理中の場合に、ユーザは、その旨を知ることができる。そして、翻訳の処理が終了したときは、ユーザは、終了通知を受け取ることができる。これにより、同じ文書に対し翻訳が複数回なされるのを抑制することができる。そして、翻訳の終了後は、ユーザにアクセス権がある場合は、翻訳後の文書を得ることができる。また、ユーザにアクセス権がない場合でも、ユーザは、アクセス権の付与を要求することができる。
<プログラムの説明>
ここで、以上説明を行った本実施の形態の文書管理サーバ20で行う処理は、例えば、ソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
ここで、以上説明を行った本実施の形態の文書管理サーバ20で行う処理は、例えば、ソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
よって、文書管理サーバ20が行う処理を実行するプログラムは、コンピュータに、ユーザが文書を機械翻訳する際に、文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする文書の翻訳の設定と、既に翻訳された文書の翻訳の設定との相違に応じ、ユーザへの対応を変更する変更機能を実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
1…文書管理システム、10、10a、10b、10c…端末装置、20…文書管理サーバ、21…送受信部、22…アクセス権管理部、23…翻訳管理部、24…版管理部、25…記憶部、30…翻訳サーバ
Claims (15)
- プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更する
ことを特徴とする文書管理装置。 - 前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが、同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された当該文書を表示することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がある場合であり、当該ユーザが行おうとする翻訳の設定と既に翻訳された当該文書の翻訳の設定とが異なるが、訳文の言語が同じ場合は、前記対応として、既に翻訳された前記文書として翻訳の設定が異なるものが存在することを通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、前記ユーザが翻訳された前記文書に対しアクセス権がない場合は、前記対応として、当該ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、
翻訳された文書の版管理を行い、
前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項4に記載の文書管理装置。 - 前記プロセッサは、翻訳された文書の全ての版について、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版について切り出して、前記ユーザにアクセス権を付与することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、翻訳された文書の最初の版がない場合は、前記ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、
翻訳された文書の機密度を求め、
前記機密度に応じ、前記ユーザにアクセス権を付与する版を設定することを特徴とする請求項5に記載の文書管理装置。 - 前記プロセッサは、前記ユーザに前記機密度を通知することを特徴とする請求項9に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、前記ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が機械翻訳の処理中である場合、当該ユーザにその旨を通知することを特徴とする請求項1に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、機械翻訳の処理が終了したときは、前記ユーザに終了した旨を意味する終了通知をすることを特徴とする請求項11に記載の文書管理装置。
- 前記プロセッサは、前記終了通知後に、前記ユーザからアクセス権の付与の依頼を受け付けることを特徴とする請求項12に記載の文書管理装置。
- 文書の閲覧を行う端末装置と、
前記文書を管理する文書管理装置と、
を備え、
前記文書管理装置は、プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更する
ことを特徴とする文書管理システム。 - コンピュータに、
ユーザが文書を機械翻訳する際に、当該文書が既に翻訳されている場合、ユーザが行おうとする当該文書の翻訳の設定と、既に翻訳された当該文書の翻訳の設定との相違に応じ、当該ユーザへの対応を変更する変更機能を実現させるためのプログラム。
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