JP2017175414A - 画像処理サーバ、データ送信プログラム及び振分装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第2の発明は、第1の発明の画像処理サーバ(1)において、前記データ記憶処理部(20)は、前記要求データと、前記クライアント(6)を識別する識別データとを関連付けて記憶し、前記画像生成制御部(30)は、前記仮想インスタンス(11a)と、前記識別データとを対応付けており、データ受付可能な状態になった前記仮想インスタンスに対して出力する前記要求データを、前記要求データに関連付けられた前記識別データに基づいて決定して前記データ記憶処理部から抽出すること、を特徴とする画像処理サーバである。
第3の発明は、第2の発明の画像処理サーバ(1)において、前記データ記憶処理部(20)は、前記要求データの受信到着順を認識可能な態様で、前記要求データを記憶しており、前記画像生成制御部(30)は、データ受付可能な状態の前記仮想インスタンス(11a)に前記識別データが対応付けられている場合には、前記識別データが対応付けられ、かつ、受信到着順に、前記要求データを前記データ記憶処理部から抽出し、データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに前記識別データが対応付けられていない場合には、受信到着順に、前記要求データを前記データ記憶処理部から抽出すること、を特徴とする画像処理サーバである。
第4の発明は、第1の発明から第3の発明までのいずれかの画像処理サーバ(1)において、前記データ記憶処理部(20)は、前記要求データと、処理順位に関する優先順位データとを関連付けて記憶しており、前記画像生成制御部(30)は、前記優先順位データに基づいて、処理順位が高い前記要求データを優先して抽出すること、を特徴とする画像処理サーバである。
第5の発明は、第4の発明の画像処理サーバにおいて、前記要求データの種別として、編集用と印刷物用とを有し、前記データ記憶処理部は、前記要求データの内容に基づいて前記優先順位データを作成して記憶させること、を特徴とする画像処理サーバである。
第6の発明は、第1の発明から第5の発明までのいずれかの画像処理サーバ(1)において、前記要求データは、XML形式のデータを含み、前記画像データ生成部(10)によって生成された画像データを記憶させる記憶領域の位置が指定されており、前記画像データ生成部は、生成した画像データを、前記要求データに指定された前記記憶領域に記憶させること、を特徴とする画像処理サーバである。
第7の発明は、第1の発明から第6の発明までのいずれかの画像処理サーバ(1)において、前記画像データ生成部(10)は、前記要求データに基づいて、JPEG形式のデータ又はPDF形式のデータを生成すること、を特徴とする画像処理サーバである。
第8の発明は、画像処理サーバ(1)に対して通信可能に接続され、前記画像処理サーバに対して要求データを送信するクライアント(6)であるコンピュータ(60)において実行するデータ送信プログラム(62a)であって、前記コンピュータを、作成した要求データに対して、前記コンピュータを識別可能な識別データを付加するコード付加手段と、前記要求データに対応する優先度を設定する優先度設定手段と、前記コード付加手段により付加した前記識別データと、前記優先度設定手段により設定された前記優先度とを、前記要求データと共に前記画像処理サーバに対して送信するデータ送信手段と、して機能させるためのデータ送信プログラムである。
第9の発明は、第8の発明のデータ送信プログラム(62a)において、前記要求データは、編集用及び印刷物用の画像生成に関する要求データを含み、前記優先度設定手段を、前記要求データの内容に基づいて、優先度を設定するように機能させること、を特徴とするデータ送信プログラムである。
第10の発明は、複数のクライアント(6)から画像生成に関する要求データを受信して記憶するデータ記憶処理部(20)と、前記データ記憶処理部と、前記複数の要求データに基づく画像データの生成を並行して行うことが可能な複数の仮想インスタンス(11a)を有する画像データ生成装置(10)とを制御し、前記画像データ生成装置の前記仮想インスタンスがデータ受付可能な状態になったことに応じて、前記データ記憶処理部に記憶された要求データを抽出し、データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに対して出力する画像生成制御部(30)と、を備える振分装置(40)である。
(実施形態)
<画像処理システム100の全体構成>
図1は、本実施形態に係る画像処理システム100の全体構成及び画像処理サーバ1の機能ブロックを示す図である。
図2は、本実施形態に係るコンピュータ60の機能ブロックを示す図である。
図1に示す画像処理システム100は、商業印刷用の印刷機8を用いて印刷する印刷物(例えば、ポスター、カタログ、チラシ、パンフレット等の広告宣伝印刷物や業務に使用される印刷物)の画像データを生成するシステムである。また、画像処理システム100は、クライアント6で行う印刷物のデザインのために、編集画面に出力する画像データを生成するシステムである。このように、画像データには、印刷物のデザインを行う際に生成する編集用データや、印刷機8での印刷のために生成するプリント用データ等がある。
画像処理サーバ1と、ファイルサーバ5と、各クライアント6(6A〜6C)とは、通信ネットワークNを介して通信可能になっている。通信ネットワークNは、例えば、VPN(Virtual Private Network)であり、外部からは、アクセスができないネットワークである。なお、以降の説明において、クライアント6A〜6Cを識別しない場合には、単にクライアント6と記載し、A〜Cの記載を省略する。
画像処理サーバ1は、各クライアント6からメッセージを受信し、メッセージに含まれる要求データに基づいて画像データを生成し、生成した画像データを、要求データに指定されたファイルサーバ5の記憶領域に記憶させる処理を行う。
画像処理サーバ1は、画像データ生成部10(画像データ生成装置)と、振分部40(振分装置)とを備える。
画像データ生成部10は、振分部40から要求データを受け付けて、画像データの生成を行う。画像データ生成部10は、制御部11と、記憶部12とを備える。
制御部11は、画像データ生成部10の全体を制御する中央処理装置(CPU)である。制御部11は、記憶部12に記憶されているオペレーティングシステム(OS)やアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部11は、複数のインスタンス11a(仮想インスタンス)を有する。各インスタンス11aは、要求データに基づいて画像データを生成する。よって、制御部11は、インスタンス11aの数だけ画像データの生成を並行して行うことができる。なお、各インスタンス11aの性能(処理速度等)は、同じである。また、インスタンス11aの数は、画像データ生成部10の性能の高さ(スペック)に依存する。後述するが、この例では、インスタンス11aの数は、33個である。つまり、画像データ生成部10は、33個の要求データに対する画像データの生成を、同時に行うことができる。
記憶部12は、制御部11が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部12は、要求データの内容に基づいて画像データを生成する画像データ生成プログラム(図示せず)を記憶している。
振分部40は、各クライアント6から受信したメッセージに含まれる要求データを、画像データ生成部10のうち受付可能になったインスタンス11aに対して振り分ける処理を行う。
振分部40は、データ記憶処理部20と、画像生成制御部30と、表示部41と、入力部42とを備える。
データ記憶処理部20は、各クライアント6からメッセージを受信してリクエストキュー記憶部22a(後述する図4参照)に記憶させる。データ記憶処理部20は、制御部21と、記憶部22とを備える。
制御部21は、データ記憶処理部20の全体を制御するCPUである。制御部21は、記憶部22に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部22は、制御部21が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部22は、リクエストキュー記憶部22aを備える。リクエストキュー記憶部22aは、クライアント6から受信したメッセージを記憶するテーブルである。リクエストキュー記憶部22aの詳細については、後述する。
画像生成制御部30は、データ記憶処理部20と画像データ生成部10とを制御する。画像生成制御部30は、制御部31と、記憶部32とを備える。
制御部31は、画像生成制御部30の全体を制御するCPUである。制御部31は、記憶部32に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
記憶部32は、制御部31が各種の処理を実行するために必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶領域である。
記憶部32は、設定テーブル32aと、処理把握テーブル32bとを備える(後述する図6参照)。設定テーブル32aは、画像データ生成部10の各インスタンス11aの設定に関するテーブルである。処理把握テーブル32bは、画像データ生成部10の処理状況を把握するためのテーブルである。設定テーブル32a及び処理把握テーブル32bの詳細については、後述する。
なお、コンピュータとは、制御部、記憶装置等を備えた情報処理装置をいい、画像データ生成部10、データ記憶処理部20及び画像生成制御部30は、制御部、記憶部等を備えた情報処理装置であり、コンピュータの概念に含まれる。
入力部42は、マウスやキーボード等で構成される装置である。入力部42は、例えば、データ記憶処理部20や、画像生成制御部30に対して指示をするためのコマンドを入力するのに用いられる。
ファイルサーバ5は、画像処理サーバ1によって生成された画像データを記憶するサーバである。ファイルサーバ5は、例えば、クライアント6ごとにディレクトリが分けられている。各ディレクトリには、要求データで指定した記憶領域が設定される。ファイルサーバ5は、画像データを、各クライアント6に対応付けられたディレクトリ内の記憶領域に記憶する。
クライアント6は、印刷物に関する編集や印刷指示のためのメッセージを、画像処理サーバ1に対して送信する装置である。クライアント6は、例えば、クライアント6Aのように、複数のWebサーバであるコンピュータ60Aと、コンピュータ60Aに接続された複数の編集端末とからなるシステムであってもよい。また、クライアント6は、例えば、クライアント6Bのように、1台の編集端末や、バッチシステム等のコンピュータ60Bであってもよい。さらに、クライアント6は、クライアント6Cのように、1台のサーバであるコンピュータ60Cと、コンピュータ60Cに接続された端末とからなるシステムであってもよい。
各クライアント6は、印刷物のデザインに関する処理をして編集用データの生成を指示したり、プリント用(印刷物用)データの生成及び印刷物の印刷を指示したりする、という点において、画像データを生成する処理が共通している。クライアント6は、例えば、依頼主ごとに用意される。ここで、依頼主とは、画像処理システム100を使用して、印刷物を作成等する企業をいう。
制御部61は、コンピュータ60の全体を制御するCPUである。制御部61は、記憶部62に記憶されているOSやアプリケーションプログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、各種機能を実行する。
制御部61は、要求データ生成部61aと、コード付加部61bと、優先度設定部61cと、メッセージ送信部61dとを備える。
コード付加部61bは、コンピュータ60を識別するクライアントID(identifier)(識別データ)を、要求データに付加する。
優先度設定部61cは、要求データの優先度を設定する。優先度設定部61cは、要求データの内容に基づいて優先度を設定する。
メッセージ送信部61dは、要求データと、クライアントIDと、優先度データ(優先順位データ)とを含む指示データとしてメッセージを生成して、画像処理サーバ1(データ記憶処理部20)に対して送信する。
記憶部62は、メッセージ送信プログラム62a(データ送信プログラム)と、クライアントID62bとを記憶する。
メッセージ送信プログラム62aは、コード付加部61bと、優先度設定部61cと、メッセージ送信部61dとの機能を実行するためのプログラムである。メッセージ送信プログラム62aは、メッセージを、画像処理サーバ1での処理を円滑に行うために必要な共通フォーマットにして、画像処理サーバ1に送信する。メッセージ送信プログラム62aは、例えば、JAR(Java(登録商標) ARchive)ファイルである。メッセージ送信プログラム62aは、例えば、CD−ROM等の記録媒体によって取得してもよいし、ファイルサーバ5等に記憶させておいて、クライアント6がファイルサーバ5にアクセスすることで取得してもよい。そして、コンピュータ60は、メッセージ送信プログラム62aを、記憶部62に記憶させる。
クライアントID62bは、コンピュータ60を識別するための識別情報である。
なお、記憶部62は、その他として、例えば、要求データ生成のためのプログラム等(図示せず)も記憶している。
通信インタフェース部69は、画像処理サーバ1や、ファイルサーバ5との間で通信するためのインタフェースである。
次に、画像処理システム100での処理について説明する。
最初に、コンピュータ60が画像処理サーバ1に対してメッセージを送信し、画像処理サーバ1が受信する処理ついて説明する。
図3は、本実施形態に係る画像処理システム100でのメッセージ送信受付処理を示すフローチャートである。
図4は、本実施形態に係るデータ記憶処理部20のリクエストキュー記憶部22aの例を示す図である。
S12において、制御部61(優先度設定部61c)は、要求データの内容に基づいて優先度を設定して、優先度データを、要求データに付加する。
要求データは、その内容によって、少なくとも2種類がある。
S14において、制御部61は、S10で生成した要求データに、S11〜S13にて作成した各種データを対応付けたメッセージを生成して、画像処理サーバ1に対して送信する。その後、制御部61は、本処理を終了する。
なお、S11からS13までの処理は、順不同である。
S16において、データ記憶処理部20(制御部21)は、受信したメッセージを、リクエストキュー記憶部22aに記憶させる。その後、データ記憶処理部20(制御部21)は、本処理を終了する。
リクエストキュー記憶部22aは、クライアント6から受信したメッセージのうち、要求データと、クライアントIDと、優先度データとを記憶する。リクエストキュー記憶部22aは、到着順と、要求データと、クライアントIDと、優先度との各項目からなる。
到着順は、データ記憶処理部20がメッセージを受け付けた(受信した)順番である。この例では、到着順を示すものとして昇順の番号を付与しているが、これに限定されず、例えば、メッセージを受信したタイムスタンプであってもよい。
要求データには、メッセージに含まれる要求データを記憶する。
クライアントIDには、メッセージに含まれるクライアントIDを記憶する。この例で、クライアントIDの「A」は、クライアント6Aからのメッセージであることを示す。また、クライアントIDの「B」、「C」は、各々クライアント6B、6Cからのメッセージであることを示す。
優先度は、メッセージに含まれる優先度データを記憶する。
このように、リクエストキュー記憶部22aには、クライアント6から受信したメッセージを、リクエストとして記憶できる。
次に、画像処理サーバ1の画像生成制御部30での処理について説明する。
図5は、本実施形態に係る画像生成制御部30での振分処理を示すフローチャートである。
図6は、本実施形態に係る画像生成制御部30の記憶部32に記憶された各テーブルの例を示す図である。
図5のS20において、画像処理サーバ1の画像生成制御部30(制御部31)は、空きのインスタンス11aがあるか否かを、処理把握テーブル32bを参照して判断する。
ここで、処理把握テーブル32bについて、図6(A)に基づき説明する。
処理把握テーブル32bは、ポートIDと、処理データとを対応付けて記憶するテーブルである。
ポートIDは、画像データ生成部10の各インスタンス11aに対応するポートのIDである。この例では、画像データ生成部10のインスタンス11aが「9000」から「9032」までの33個あることを示す。
処理データは、そのポートIDで処理を実行中の要求データである。処理データが空である場合(#1)には、そのポートIDに対応するインスタンス11aは、処理を行っておらず、データ受付可能な状態であることを示す。
ここで、設定テーブル32aについて、図6(B)に基づき説明する。
設定テーブル32aは、ポートIDと、クライアントIDと、処理優先度との各項目からなる。
ポートIDは、画像データ生成部10の各インスタンス11aのポートに対応するポートのIDである。
クライアントIDは、専用で処理を行うクライアント6を指定する。例えば、クライアントIDが「A」の場合には、クライアント6Aからの処理を行うものであることを示す。また、クライアントIDが「(共有)」の場合には、どのクライアント6からの処理でも行うことができることを示す。
処理優先度は、処理の優先度を示す。例えば、処理優先度が「高>中>低」の場合には、優先度が「高」であるものを、優先度が「中」や「低」のものよりも優先的に行うことを示す。また、例えば、処理優先度が「C:優先なし、C以外:高のみ」の場合には、クライアント6Cの場合には、全ての優先度の処理を行うことを示し、クライアント6Cを除くクライアント6は、優先度が「高」のもののみを行うことを示す。
なお、複数の要求データのクライアントIDと、優先度とが同じである場合には、画像生成制御部30(制御部31)は、到着順に要求データを抽出する。
S23において、画像生成制御部30(制御部31)は、処理把握テーブル32bを更新する。上述の例の場合は、図6(A)(#2)に示すように、処理把握テーブル32bが更新される。その後、画像生成制御部30(制御部31)は、処理をS20に戻し、以降、この振分処理を繰り返す。
次に、画像処理サーバ1の画像データ生成部10の処理について説明する。
図7は、本実施形態に係る画像データ生成部10での画像データ生成処理を示すフローチャートである。
上述した図5のS22によって、画像生成制御部30(制御部31)は、要求データを空きのインスタンス11aに出力するので、S30において、画像データ生成部10(制御部11)は、要求データを受け付ける。
S31において、画像データ生成部10(制御部11)は、画像生成処理を行う。具体的には、画像データ生成部10(制御部11)は、受け付けた要求データの内容に基づいて、画像データを生成する。画像データは、編集用データであってもよいし、プリント用データであってもよい。なお、画像データ生成部10(制御部11)は、画像生成処理において、編集用データとして、JPEG形式のデータを生成し、プリント用データとして、PDF形式のデータを生成する。編集用データとして生成するJPEG形式のデータは、クライアント6を使用してデザインを作成する際に用いるものであるので、画像の解像度が多少低くてもよい。他方、プリント用データとして生成するPDF形式のデータは、印刷物の作成に使用するものであるので、画像の解像度が高いものであることが望ましい。
S33において、画像データ生成部10(制御部11)は、要求データに指定されたファイルサーバ5の記憶領域に、生成した画像データを記憶させる。
S35において、画像データ生成部10(制御部11)は、画像生成制御部30とのセッションを終了する。
S36において、画像データ生成部10(制御部11)は、画像生成制御部30とのセッションを開始する。
このように、画像データ生成部10が、画像生成制御部30との間でセッションの終了及び開始を行うのは、セッションを確立したままの状態で使用し続けることでレスポンスが低下することを防ぎ、画像データ生成部10と、振分部40との間のレスポンスを均一にする効果がある。
その後、画像データ生成部10(制御部11)は、本処理を終了する。
次に、画像処理サーバ1の画像生成制御部30の処理について説明する。
図8は、本実施形態に係る画像生成制御部30での結果後処理を示すフローチャートである。
上述した図7のS34によって、画像データ生成部10(制御部11)は、処理結果データを、画像生成制御部30に出力するので、S40において、画像生成制御部30(制御部31)は、処理結果データを受け付ける。
S41において、画像生成制御部30(制御部31)は、処理結果データを、コンピュータ60に対して送信する。これにより、コンピュータ60では、生成された画像データを利用できる。
つまり、編集用データを生成した場合には、クライアント6は、ファイルサーバ5から編集用データを取得して、編集画面に出力できる。また、プリント用データを生成した場合には、印刷機8は、ファイルサーバ5に記憶されたプリント用データを取得して、印刷ができる。
S42において、画像生成制御部30(制御部31)は、処理結果データがOK(正常終了)であるか否かを判断する。処理結果データがOKである場合、つまり、画像データが生成できた場合(S42:YES)には、画像生成制御部30(制御部31)は、処理をS43に移す。他方、処理結果データがOKではない場合(S42:NO)には、画像生成制御部30(制御部31)は、処理をS44に移す。
S44において、画像生成制御部30(制御部31)は、処理把握テーブル32bを更新する。画像生成制御部30(制御部31)は、処理が終了したポートIDの処理データを「空」に更新する。その後、画像生成制御部30(制御部31)は、本処理を終了する。
画像処理サーバ1の管理者は、振分部40の入力部42からコマンド入力することで、表示部41に各種データを表示させる。各種データとは、例えば、リクエストキュー記憶部22aや、処理把握テーブル32bの状況、設定テーブル32aの設定内容である。そして、管理者は、リクエストキュー記憶部22aや、処理把握テーブル32bの状況を確認して、設定テーブル32aの設定を変更することができる。設定テーブル32aの設定を変更することで、例えば、実行可能状態で処理待ちになっているインスタンス11aを少なくできたり、リクエストキュー記憶部22aに記憶されるデータ数を少なくできたりするので、画像処理サーバ1全体として、効率のよい処理が行えるようにできる。
管理者は、振分部40の入力部42からコマンド入力することで、設定テーブル32aの各レコードの条件(クライアントID、処理優先度)を変更する。そして、管理者が画像処理サーバ1を再起動することで、画像生成制御部30は、設定テーブル32aの設定内容を変更する。
(1)画像処理サーバ1の画像データ生成部10は、複数のインスタンス11aを有するように構成されているので、複数の画像データの生成に関する同時並行処理が可能である。よって、複数のクライアント6から受信した複数の要求データを、同時に処理ができるため、処理待ちを抑えることができ、全体として画像データの生成時間の短縮を図ることができる。
(2)画像処理サーバ1の画像生成制御部30は、クライアント6ごとにインスタンス11aを設定できる。よって、各クライアント専用の装置と同様なレスポンスを実現できる。
よって、画像処理サーバ1は、全ての処理を到着順に行うのではなく、あるクライアント6の処理を優先的に行うこともできる。
(5)要求データは、XML形式のデータを含むので、画像データ生成部10が読取可能に情報を記述できる。そして、要求データには、生成した画像データの記憶領域の位置を指定してあるので、画像データ生成部10では、ファイルサーバ5の指定位置の記憶領域に、生成した画像データを記憶させることができる。それによって、クライアント6からは、円滑に画像データを取得できる。
(6)画像データ生成部10は、要求データの内容によって、画像データを、JPEGにするか、PDFにするかを判別して生成できる。よって、画像データ生成部10は、編集用データや、プリント用データを生成できる。
(1)本実施形態では、要求データがXML形式のデータであるとして説明したが、これに限定されない。要求データは、画像データ生成部で画像データが生成可能な形式のデータであればよく、例えば、CSV(Comma−Separated Values)形式のデータや、JSON(JavaScript(登録商標) Object Notation)形式のデータであってもよい。また、本実施形態では、各クライアントは、要求データをXML形式のデータとして作成するものとして説明したが、クライアントごとに要求データのデータ形式が異なってもよい。
(2)本実施形態では、編集用の画像データと、プリント用の画像データとを生成するものとして説明したが、これに限定されない。また、生成された画像データは、PDF形式やJPEG形式のデータであると説明したが、これに限定されない。例えば、PNG形式や、InDesign形式等のデータであってもよい。但し、クライアント6や印刷機8で使用可能な形式のデータである必要がある。
(4)本実施形態では、クライアントのコンピュータを識別するクライアントIDを使用するものとして説明したが、これに限定されない。クライアントが識別可能であればよい。
(6)本実施形態では、設定テーブルでは、クライアントIDと処理優先度とを有するものとして説明したが、これに限定されない。他に優先的に処理を行わせるような項目があってもよいし、ない項目があってもよい。また、例えば、PDFデータ生成専用等、出力形式の指定があってもよい。
5 ファイルサーバ
6,6A〜6C クライアント
10 画像データ生成部
11,21,31 制御部
11a インスタンス
12,22,32 記憶部
20 データ記憶処理部
22a リクエストキュー記憶部
30 画像生成制御部
32a 設定テーブル
32b 処理把握テーブル
40 振分部
41 表示部
42 入力部
60,60A〜60C コンピュータ
100 画像処理システム
N 通信ネットワーク
Claims (10)
- 複数のクライアントから画像生成に関する要求データを受信して記憶するデータ記憶処理部と、
前記要求データに基づく画像データの生成を行う仮想インスタンスを複数有する画像データ生成部と、
前記データ記憶処理部と、前記画像データ生成部とを制御し、前記画像データ生成部の前記仮想インスタンスがデータ受付可能な状態になったことに応じて、前記データ記憶処理部に記憶された要求データを抽出し、データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに対して出力する画像生成制御部と、
を備える画像処理サーバ。 - 請求項1に記載の画像処理サーバにおいて、
前記データ記憶処理部は、前記要求データと、前記クライアントを識別する識別データとを関連付けて記憶し、
前記画像生成制御部は、
前記仮想インスタンスと、前記識別データとを対応付けており、
データ受付可能な状態になった前記仮想インスタンスに対して出力する前記要求データを、前記要求データに関連付けられた前記識別データに基づいて決定して前記データ記憶処理部から抽出すること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 請求項2に記載の画像処理サーバにおいて、
前記データ記憶処理部は、前記要求データの受信到着順を認識可能な態様で、前記要求データを記憶しており、
前記画像生成制御部は、
データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに前記識別データが対応付けられている場合には、前記識別データが対応付けられ、かつ、受信到着順に、前記要求データを前記データ記憶処理部から抽出し、
データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに前記識別データが対応付けられていない場合には、受信到着順に、前記要求データを前記データ記憶処理部から抽出すること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 請求項1から請求項3までのいずれかに記載の画像処理サーバにおいて、
前記データ記憶処理部は、前記要求データと、処理順位に関する優先順位データとを関連付けて記憶しており、
前記画像生成制御部は、前記優先順位データに基づいて、処理順位が高い前記要求データを優先して抽出すること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 請求項4に記載の画像処理サーバにおいて、
前記要求データの種別として、編集用と印刷物用とを有し、
前記データ記憶処理部は、前記要求データの内容に基づいて前記優先順位データを作成して記憶させること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 請求項1から請求項5までのいずれかに記載の画像処理サーバにおいて、
前記要求データは、XML形式のデータを含み、前記画像データ生成部によって生成された画像データを記憶させる記憶領域の位置が指定されており、
前記画像データ生成部は、生成した画像データを、前記要求データに指定された前記記憶領域に記憶させること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 請求項1から請求項6までのいずれかに記載の画像処理サーバにおいて、
前記画像データ生成部は、前記要求データに基づいて、JPEG形式のデータ又はPDF形式のデータを生成すること、
を特徴とする画像処理サーバ。 - 画像処理サーバに対して通信可能に接続され、前記画像処理サーバに対して要求データを送信するクライアントであるコンピュータにおいて実行するデータ送信プログラムであって、
前記コンピュータを、
作成した要求データに対して、前記コンピュータを識別可能な識別データを付加するコード付加手段と、
前記要求データに対応する優先度を設定する優先度設定手段と、
前記コード付加手段により付加した前記識別データと、前記優先度設定手段により設定された前記優先度とを、前記要求データと共に前記画像処理サーバに対して送信するデータ送信手段と、
して機能させるためのデータ送信プログラム。 - 請求項8に記載のデータ送信プログラムにおいて、
前記要求データは、編集用及び印刷物用の画像生成に関する要求データを含み、
前記優先度設定手段を、前記要求データの内容に基づいて、優先度を設定するように機能させること、
を特徴とするデータ送信プログラム。 - 複数のクライアントから画像生成に関する要求データを受信して記憶するデータ記憶処理部と、
前記データ記憶処理部と、前記複数の要求データに基づく画像データの生成を並行して行うことが可能な複数の仮想インスタンスを有する画像データ生成装置とを制御し、前記画像データ生成装置の前記仮想インスタンスがデータ受付可能な状態になったことに応じて、前記データ記憶処理部に記憶された要求データを抽出し、データ受付可能な状態の前記仮想インスタンスに対して出力する画像生成制御部と、
を備える振分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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