<本発明の一態様にかかる情報処理装置100の概要>
まず、図1を参照しながら、本発明の一態様にかかる情報処理装置100について説明する。図1は、本発明の一態様にかかる情報処理装置100の構成例を示す。
本発明の一態様にかかる情報処理装置は、記事配置手段、表示制御手段を有して構成する。
記事配置手段は、画像を含んで構成される記事を記憶する記事記憶手段に記憶された記事を、複数の記事配置領域を有するテンプレート画面の一の記事配置領域に配置する。記事記憶手段は、優先順位付記事記憶部33が機能する。表示手段は、操作表示部20が機能する。記事配置手段は、記事配置部45が機能する。
表示制御手段は、記事配置領域に記事が配置されたテンプレート画面を表示手段に表示する。表示制御手段は、表示制御部46が機能する。
記事配置手段は、表示手段に表示する優先度の高い記事から順に記事配置領域に記事を割り当てて配置する際に、記事に含まれる画像の長手方向と、記事配置領域の長手方向と、が合致せず、記事を記事配置領域に配置することができない場合に、記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割された一の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。
本発明の一態様にかかる情報処理装置100は、表示手段に表示する優先度の高い記事から順に記事配置領域に記事を割り当てて配置する際に、記事に含まれる画像の長手方向と、記事配置領域の長手方向と、が合致せず、記事を記事配置領域に配置することができない場合に、記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割された一の記事配置領域に記事を割り当てて配置することになる。このため、記事のレイアウトに変化をつけつつ、効率的に記事を記事配置領域に配置することができる。以下、添付図面を参照しながら、本発明の一態様にかかる情報処理装置100について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
<情報処理装置100の構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の構成例について説明する。図1は、本実施形態の情報処理装置100の構成例を示す図である。情報処理装置100としては、例えば、PC、スマートフォンなど各種の機器が該当する。
本実施形態の情報処理装置100は、通信部10、操作表示部20、記憶部30、制御部40を有して構成する。
通信部10は、有線または無線により、インターネットなどのネットワークを介して、各種のWebサーバ200等に接続する。また、TV受信用アンテナおよびTVチューナを備え、TV番組表やTV番組放送を受信する。
操作表示部20は、例えばタッチパネルディスプレイなどであり、各種記事を画面表示すると共に、ユーザによる操作入力を受け付ける。操作表示部20に表示する記事としては、例えば、画像コンテンツ、音楽コンテンツ、広告コンテンツなどの各種のコンテンツがあげられる。
記憶部30は、各種情報を記憶する。本実施形態の記憶部30は、記事蓄積部31、テンプレート画面記憶部32、優先順位付記事記憶部33、記事配置状況記憶部34を有している。
記事蓄積部31は、ネットワーク上の各種のWebサーバ200等に格納されている各種記事を取得して予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積する。記事蓄積部31は、例えば、図2に示すような情報ソーステーブルに基づいてインターネット上の各種のWebサーバ200等から取得した記事を記憶する。図2に示す情報ソーステーブルは、「政治」、「経済」、「スポーツ」などのカテゴリが各URIに紐付けられている。記事は、このURIに基づいて取得したRSSやAtomフィードに含まれる記事の1つ1つのようなものである。これにより、記事蓄積部31には、様々なカテゴリの記事が蓄積されることになる。
テンプレート画面記憶部32は、操作表示部20に記事を表示する際に使用するテンプレート画面50を記憶する。テンプレート画面50は、例えば、図3に示すように、記事を配置する複数の記事配置領域A1〜A4、B1〜B2、C1で構成し、各々の記事配置領域A1〜A4、B1〜B2、C1に所望の記事を配置して操作表示部20に表示する。テンプレート画面50は、操作表示部20に全ての記事配置領域が一度に表示されるように構成しても良い。また、テンプレート画面50の一部の記事配置領域が操作表示部20に表示され、残りの記事配置領域はスクロール操作等により操作表示部20に表示されるように構成しても良い。
テンプレート画面50は、アスペクト比の異なる複数種類の記事配置領域で構成する。この場合、テンプレート画面50を構成する記事配置領域のアスペクト比は、Webサーバ200等から配信されうる記事に含まれる記事画像のアスペクト比を基に数種類に決定することが好ましい。記事配置領域のアスペクト比の種類はいくつでもよいが、種類が少なすぎると記事画像をトリミングする際に記事画像の重要領域を取り除いてしまう場合が発生する。逆に、種類が多すぎるとテンプレート画面50を構成する記事配置領域のバリエーションが多くなり、テンプレート画面50の設計が困難になる。
本実施形態では、テンプレート画面50を構成する記事配置領域は、図3に示すように、縦長サイズA1〜A4、正方形サイズB1〜B2、横長サイズC1の3種類とし、この3種類の記事配置領域を組み合わせてテンプレート画面50を構成することにしている。縦長サイズA1〜A4のアスペクト比は、幅1:高さ2で構成している。正方形サイズB1〜B2のアスペクト比は、幅1:高さ1で構成している。横長サイズC1のアスペクト比は、幅2:高さ1で構成している。テンプレート画面50の構成例は図3の構成例に限定せず、任意の種類の記事配置領域を組み合わせて構成することが可能である。縦長サイズ、横長サイズの記事配置領域A1〜A4、C1は、記事間の緩衝領域も含み、縦長サイズ、横長サイズの記事配置領域A1〜A4、C1を短手方向の分割線により半分に分割すると、正方形サイズの記事配置領域B1〜B2と同じサイズの正方形サイズの記事配置領域になるようにしている。
図3に示すテンプレート画面50は、4つの縦長サイズの記事配置領域A1〜A4、2つの正方形サイズの記事配置領域B1〜B2、1つの横長サイズの記事配置領域C1で構成している。図3に示すテンプレート画面50を構成する縦長サイズ、横長サイズの記事配置領域A1〜A4、C1を全て短手方向の分割線により半分に分割すると、図4に示すテンプレート画面50になる。図4に示すテンプレート画面50は、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12に分割している。また、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A2を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A21,A22に分割している。また、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A3を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A31,A32に分割している。また、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A4を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A41,A42に分割している。また、図3に示す横長サイズの記事配置領域C1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域C11,C12に分割している。
優先順位付記事記憶部33は、操作表示部20に表示する際の優先順位が付与された記事を記憶する。優先順位付記事記憶部33には、例えば、カテゴリ毎に優先順位が付与された記事を記憶する。カテゴリは、記事蓄積部31に記事を蓄積する際に使用したカテゴリを使用し、記事蓄積部31に蓄積されたカテゴリ毎の記事に優先順位を付与して記憶する。また、優先順位付記事記憶部33には、所定の時間帯毎に優先順位が付与された記事を記憶する。所定の時間帯は、例えば、朝、昼、午後、夕方、夜などの各種時間帯を使用し、Webサーバ200等から記事が配信された時間帯毎の記事に優先順位を付与して記憶する。
記事配置状況記憶部34は、テンプレート画面50を構成する複数の記事配置領域に記事を配置した状況を記憶する。例えば、記事が配置済みである記事配置領域は、配置済みである旨の情報およびその記事配置領域に配置する記事の情報を記憶する。また、記事が配置済みでない記事配置領域は、未配置である旨の情報を記憶する。これにより、テンプレート画面50を構成する複数の記事配置領域の中でどの記事配置領域が配置済みであり、どの記事配置領域が未配置であるかを把握することができる。また、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に対してどの記事を配置するかを把握することができる。
制御部40は、情報処理装置100の制御を行う。本実施形態の制御部40は、記事取得部41、個人的注目度解析部42、社会的注目度解析部43、記事優先順位決定部44、記事配置部45、表示制御部46を有している。
記事取得部41は、通信部10によりネットワークを介して各種のWebサーバ200に接続し、各種記事を取得する。記事取得部41が取得した各種記事は、記事蓄積部31にカテゴリ毎に分類して蓄積する。
個人的注目度解析部42は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度を求める。記事蓄積部31には、各種記事を予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積している。個人的注目度解析部42は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事の個人的注目度を求める。これにより、どの記事の個人的注目度が高く、どの記事の個人的注目度が低いのかを把握することができる。個人的注目度は、ユーザ個人の記事に対する嗜好の度合いを特定する指標となる値であり、ユーザ個人の評価指標によって得られる。個人的注目度は、記事に対する得点、偏差値、順位、あるいはそれらを組み合わせたものがあげられる。個人的注目度の高い記事は、ユーザ個人がその記事に興味があることを意味し、個人的注目度の低い記事は、ユーザ個人がその記事に興味がないことを意味する。記事蓄積部31は、各種記事をカテゴリ毎に分類して蓄積している。このため、個人的注目度の高い記事のカテゴリは、注目度が高くなり、個人的注目度の低い記事のカテゴリは、注目度が低くなる。これにより、カテゴリに対する注目度も求めることができる。
個人的注目度は、例えば、操作表示部20に表示した記事に対するユーザ操作およびその記事に含まれるキーワードを用いて決定する。ユーザ操作としては、例えば、記事を開いた、記事を開かなかった、記事に対して良いコメントをした、記事に対して悪いコメントをした、記事を保存した、記事を捨てたなどの操作があげられる。このユーザ操作の中で、記事を開いた、記事に対して良いコメントをした、記事を保存したなどの操作は、個人的注目度と正の相関を示す操作に該当する。また、記事を開かなかった、記事に対して悪いコメントをした、記事を捨てたなどの操作は、個人的注目度と負の相関を示す操作に該当する。これにより、個人的注目度と正の相関を示す操作が行われた記事に含まれるキーワードと同じキーワードを含む記事は、個人的注目度が高くなる。また、個人的注目度と負の相関を示す操作が行われた記事に含まれるキーワードと同じキーワードを含む記事は、個人的注目度が低くなる。なお、記事の個人的注目度は、ユーザ操作によって求められるため、学習速度が遅い。
社会的注目度解析部43は、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求める。記事蓄積部31には、各種記事を予め定めたカテゴリ毎に分類して蓄積している。社会的注目度解析部43は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事の社会的注目度を求める。これにより、どの記事の社会的注目度が高く、どの記事の社会的注目度が低いのかを把握することができる。社会的注目度は、複数のユーザの記事に対する相対的な嗜好の度合いを特定する指標となる値であり、複数のユーザの評価指標によって得られる。社会的注目度は、記事に対する得点、偏差値、順位、あるいはそれらを組み合わせたものがあげられる。社会的注目度の高い記事は、複数のユーザが相対的にその記事に興味があることを意味する。社会的注目度の低い記事は、複数のユーザが相対的にその記事に興味がないことを意味する。社会的注目度は、例えば、記事に対するツイート数に基づいて決定する。また、記事を気に入ったユーザ数に基づいて決定する。また、記事のページビュー、PageRankなどの他のユーザによる記事の閲覧操作によって決定しても良い。記事の社会的注目度は、複数のユーザによってリアルタイムに求められるため、学習速度が速い。各記事に対する社会的注目度は、Webサーバ200等から纏めて取得することも可能である。
記事優先順位決定部44は、記事蓄積部31に蓄積された各種記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、記事蓄積部31に蓄積された各種記事を操作表示部20に表示する際の優先順位を決定する。例えば、各種記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に記事に対する総合的な注目度を求め、その総合的な注目度を基に、各記事の優先順位を決定する。記事に対する総合的な注目度は、各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを単に加算した値にしても良く、また、個人的注目度と社会的注目度とに対して任意の重み付けを施して加算した値にしても良い。この場合、個人的注目度に施す重み付けと社会的注目度に施す重み付けとを任意に設定変更するようにすることも可能である。例えば、初期の段階は、個人的注目度の学習速度が遅いため、個人的注目度の重み付けを社会的注目度よりも大きくするようにし、個人的注目度の学習が蓄積されていくに従い、個人的注目度の重み付けを小さくしていき最終的に社会的注目度と同じ重み付けにするようにしても良い。各記事の優先順位は、記事に対する総合的な注目度を基に、カテゴリ毎に決定したり、時間帯毎に決定したりする。これにより、記事をカテゴリ毎に操作表示部20に表示する場合は、カテゴリ毎に決定した記事の優先順位を基に操作表示部20に表示することができる。また、記事を時間帯毎に操作表示部20に表示する場合は、時間帯毎に決定した記事の優先順位を基に操作表示部20に表示することができる。記事優先順位決定部44で決定した優先順位付けの記事は、優先順位付記事記憶部33に記憶する。これにより、優先順位付記事記憶部33には、カテゴリ毎に優先順位が付与された記事が記憶される。また、時間帯毎に優先順位が付与された記事が記憶される。
記事配置部45は、テンプレート画面記憶部32からテンプレート画面50をランダムに読み出し、その読み出したテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てて配置する。記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33に記憶された優先順位の高い記事から順番にテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てる。そして、記事配置部45は、各記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致し、記事を記事配置領域に配置することができる場合に、その記事配置領域に記事を配置する。また、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事を記事配置領域に配置することができない場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の一の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。例えば、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1に配置可能な記事画像が縦長サイズの記事画像とする。この場合、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの記事画像である場合に、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致し、記事を記事配置領域に配置することができることになり、その縦長サイズの記事配置領域A1に記事を配置することになる。また、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの記事画像でない場合に、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致せず、記事を記事配置領域に配置することができないことになり、その縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12に分割し、分割後の一方の優先順位の高い正方形サイズの記事配置領域A11に記事を割り当てて配置することになる。
記事配置部45は、記事に含まれる記事画像を記事配置領域に配置する場合は、記事配置領域に対応するアスペクト比になるように記事画像を機械的にトリミングし、トリミング後の記事画像を記事配置領域に配置する。
例えば、記事に含まれる記事画像が縦3×横2の縦長サイズの記事画像と仮定する。この場合、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦1×横1の正方形サイズの記事配置領域に配置する場合は、縦3のサイズが縦2のサイズになるように記事画像の上下の領域を取り除くトリミングを行う。そして、縦2×横2のサイズの記事画像を縮小し、縦1×横1の正方形サイズの記事配置領域に配置する。この場合、一般に顔のような重要領域は、記事画像の上部に現れることが多いため、記事画像の上部より下部の領域を多く取り除くようにトリミングを行う。縦3×横2の縦長サイズの記事画像を正方形サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦1×横2の領域を取り除くことになる。
また、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦2×横1の縦長サイズの記事配置領域に配置する場合は、横2のサイズが横1.5のサイズになるように記事画像の左右の領域を取り除くトリミングを行う。そして、縦3×横1.5のサイズの記事画像を縮小し、縦2×横1の縦長サイズの記事配置領域に配置する。縦3×横2の縦長サイズの記事画像を縦長サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦3×横0.5の領域を取り除くことになる。
上記の例の場合、縦3×横2の縦長サイズの記事画像を正方形サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦1×横2の領域を取り除くことになり、縦長サイズにトリミングする場合は、記事画像から縦3×横0.5の領域を取り除くことになる。このため、正方形サイズへのトリミングよりも縦長サイズへのトリミングの方が、トリミングで取り除かれる記事画像の面積が小さくなる。トリミングで取り除かれる記事画像の面積が小さいほど、記事画像を自然な状態で記事配置領域に配置して表示することができる。このため、縦長サイズへのトリミングの方が記事画像を自然な状態で記事配置領域に配置して表示することになり、正方形サイズへのトリミングの方が記事画像を不自然な状態で記事配置領域に配置して表示することになる。このため、縦長サイズの記事画像を含む記事は、縦長サイズの記事配置領域、正方形サイズの記事配置領域に配置することになる。
なお、記事画像をトリミングする場合は、記事画像の重要領域を取り除かないように条件を設定することが好ましい。
上記の例の場合、縦長サイズの記事画像を横長サイズの記事配置領域に配置するために、縦長サイズの記事画像をトリミングすると、トリミングの仕方によっては、記事画像の重要領域を取り除いてしまう可能性がある。また、横長サイズの記事画像を縦長サイズの記事配置領域に配置するために、横長サイズの記事画像をトリミングすると、トリミングの仕方によっては、記事画像の重要領域を取り除いてしまう可能性がある。このため、縦長サイズの記事画像を横長サイズの記事配置領域に配置しないように条件を設定する。また、横長サイズの記事画像を縦長サイズの記事配置領域に配置しないように条件を設定する。これにより、縦長サイズの記事画像は、縦長サイズ、正方形サイズの記事配置領域に配置可能となる。また、横長サイズの記事画像は、横長サイズ、正方形サイズの記事配置領域に配置可能となる。
また、本実施形態では、正方形サイズの記事画像は、正方形サイズの記事配置領域のみに配置可能にする。これは、正方形サイズの記事画像を縦長サイズや横長サイズの記事配置領域に配置すると、記事配置領域を無駄にしてしまうためである。また、後述する記事配置領域の分割により、その分割した記事配置領域に正方形サイズの記事画像が配置可能となりやすいためである。
記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置するまで優先順位の高い記事から順番に条件の満足する記事配置領域に記事を配置し、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置する。
記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。この場合、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する度に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。
表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に対して該当する記事を配置し、操作表示部20に表示する。表示制御部46は、例えば、記事に含まれる記事画像や見出し文字を用いてサムネイル画像を生成し、その生成したサムネイル画像を該当する記事配置領域に配置して操作表示部20に表示する。
<情報処理装置100の処理動作例>
次に、図5、図6を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の処理動作例について説明する。図5は、操作表示部20に記事を表示する際の処理動作例を示す図である。図6は、図5のステップS4の詳細処理動作例を示す図である。
まず、記事取得部41は、通信部10によりネットワークを介して各種のWebサーバ200に接続し、各種記事を取得する。そして、記事蓄積部31にカテゴリ毎に分類して蓄積する(ステップS1)。
次に、個人的注目度解析部42は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度を求める。また、社会的注目度解析部43は、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求める(ステップS2)。
次に、記事優先順位決定部44は、各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、操作表示部20に表示する際の記事の優先順位を決定する(ステップS3)。この場合、例えば、カテゴリ毎の記事の優先順位を決定する。また、時間帯毎の記事の優先順位を決定する。記事優先順位決定部44は、優先順位を付与した記事を優先順位付記事記憶部33に記憶する。
次に、記事配置部45は、テンプレート画面記憶部32からテンプレート画面50をランダムに読み出す。そして、優先順位付記事記憶部33に記憶された情報を基に、優先順位の高い記事から順番にテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てて配置する(ステップS4)。このステップS4の詳細処理動作例を図6に示す。
記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33を参照し、優先順位付きの記事の中から優先順位の高い記事から順番に、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てる(ステップS31)。例えば、図3に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域A1〜A4、B1〜B2、C1は、記事を配置する優先順位が予め決められており、例えば、テンプレート画面50の左端から順番に、A1→B1→B2→A2→A3→C1→A4と優先順位が決まっている。このため、記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33を参照し、優先順位の高い記事から順番にA1→B1→B2→A2→A3→C1→A4の順番に記事を割り当てることになる。ステップS31での記事の割り当ては、記事の配置が確定した状態ではない。
次に、記事配置部45は、記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、を比較し、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致するか否かを判定する(ステップS32)。例えば、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1に配置可能な記事画像が縦長サイズの記事画像とする。この場合、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの記事画像である場合に、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致することになる。また、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの記事画像でない場合に、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致しないことになる。この比較は、優先順位の高いA1→B1→B2→A2→A3→C1→A4の順番に行う。記事配置部45は、双方の記事画像の長手方向が合致し、記事を記事配置領域に配置することができる場合は(ステップS33/Yes)、その記事配置領域に記事を配置する(ステップS34)。これにより、記事の配置が確定する。
また、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事を記事配置領域に配置することができない場合は(ステップS33/No)、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の一方の優先順位の高い記事配置領域に記事を割り当てて配置する(ステップS35)。例えば、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1に配置可能な記事画像が縦長サイズの記事画像とし、記事に含まれる記事画像が正方形サイズの記事画像と仮定する。この場合、双方の記事画像の長手方向が合致しないため、縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12に分割し、分割後の一方の優先順位の高い正方形サイズの記事配置領域A11に記事を割り当てて配置することになる。これにより、記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の記事配置領域に記事を割り当てて配置するため、記事の配置が確定する。但し、未配置の記事配置領域が存在することになる。
記事配置部45は、全ての記事配置領域において記事画像の比較が完了するまで(ステップS36/No)、ステップS32〜S35の処理を繰り返し行う。そして、全ての記事配置領域において記事画像の比較が完了した場合に(ステップS36/Yes)、未配置の記事配置領域があるか否かを判定する(ステップS37)。未配置の記事配置領域がない場合は(ステップS37/No)、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置することになり、記事の配置処理を終了する(End)。
また、未配置の記事配置領域がある場合は(ステップS37/Yes)、未配置の記事配置領域に配置可能な記事を割り当てて配置する(ステップS38)。この場合、優先順位の高い未配置の記事から順番に双方の記事画像の長手方向が合致する未配置の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。これにより、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置することになり、記事の配置処理を終了する(End)。記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する度に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。
表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置し、操作表示部20に表示する(ステップS5)。これにより、表示制御部46は、記事配置領域に記事を配置したテンプレート画面50を操作表示部20に表示することができる。
<記事配置の具体例>
次に、記事配置の具体例について説明する。本実施形態では、図3に示すテンプレート画面50を使用する場合について説明する。また、優先順位付記事記憶部33には、図7に示す優先順位付きの記事が記憶されているものとする。なお、図7では、記事に含まれる記事画像のアスペクト比も示している。記事画像のアスペクト比は、記事に含まれる記事画像を解析して特定しても良く、Webサーバ200等から記事を取得する際のHTMLタグに含まれる記事画像のサイズを基に特定しても良い。本実施形態では、図3に示すテンプレート画面50を構成する縦長サイズの記事配置領域A1〜A4には、縦長サイズの記事画像のみが配置可能とする。また、正方形サイズの記事配置領域B1、B2には、正方形サイズ、縦長サイズ、横長サイズの全てのサイズの記事画像が配置可能とする。また、横長サイズの記事配置領域C1には、横長サイズの記事画像のみが配置可能とする。
まず、記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33を参照し、図7に示す優先順位付きの記事の中から優先順位の高い記事から順番に、図3に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てる(ステップS31)。この場合、記事1は、記事配置領域A1に割り当て、記事2は、記事配置領域B1に割り当て、記事3は、記事配置領域B2に割り当てる。また、記事4は、記事配置領域A2に割り当て、記事5は、記事配置領域A3に割り当て、記事6は、記事配置領域C1に割り当て、記事7は、記事配置領域A4に割り当てる。これにより、図3に示すテンプレート画面50は、図8に示す状態になる。なお、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に割り当てた記事1〜記事7は、記事1〜記事7の配置が確定した状態ではない。
次に、記事配置部45は、記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、を比較し、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致するか否かを判定する(ステップS32)。
記事1に含まれる記事画像は、正方形サイズの記事画像であり、記事配置領域A1に配置可能な記事画像は、縦長サイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事1を記事配置領域A1に配置できないことになる。このため、縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12に分割し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A11に記事1を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事1を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A1を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A11,A12を生成し、記事配置領域A11が配置済みであり、記事配置領域A11に記事1を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A12が未配置である旨の情報を記憶する。
また、記事2に含まれる記事画像は、縦長サイズの記事画像であり、記事配置領域B1に配置可能な記事画像は、全てのサイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致し、記事2を記事配置領域B1に配置できることになる。このため、正方形サイズの記事配置領域B1に記事2を配置する。記事配置部45は、記事2を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域B1が配置済みであり、記事配置領域B1に記事2を配置する旨の情報を記憶する。
また、記事3に含まれる記事画像は、正方形サイズの記事画像であり、記事配置領域B2に配置可能な記事画像は、全てのサイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致し、記事3を記事配置領域B2に配置できることになる。このため、正方形サイズの記事配置領域B2に記事3を配置する。記事配置部45は、記事3を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域B2が配置済みであり、記事配置領域B2に記事3を配置する旨の情報を記憶する。
また、記事4に含まれる記事画像は、横長サイズの記事画像であり、記事配置領域A2に配置可能な記事画像は、縦長サイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事4を記事配置領域A2に配置できないことになる。このため、縦長サイズの記事配置領域A2を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A21,A22に分割し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A21に記事4を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事4を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A2を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A21,A22を生成し、記事配置領域A21が配置済みであり、記事配置領域A21に記事4を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A22が未配置である旨の情報を記憶する。
また、記事5に含まれる記事画像は、横長サイズの記事画像であり、記事配置領域A3に配置可能な記事画像は、縦長サイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事5を記事配置領域A3に配置できないことになる。このため、縦長サイズの記事配置領域A3を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A31,A32に分割し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A31に記事5を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事5を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A3を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A31,A32を生成し、記事配置領域A31が配置済みであり、記事配置領域A31に記事5を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A32が未配置である旨の情報を記憶する。
また、記事6に含まれる記事画像は、縦長サイズの記事画像であり、記事配置領域C1に配置可能な記事画像は、横長サイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事6を記事配置領域C1に配置できないことになる。このため、横長サイズの記事配置領域C1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域C11,C12に分割し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域C11に記事6を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事6を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域C1を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域C11,C12を生成し、記事配置領域C11が配置済みであり、記事配置領域C11に記事6を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域C12が未配置である旨の情報を記憶する。
また、記事7に含まれる記事画像は、正方形サイズの記事画像であり、記事配置領域A4に配置可能な記事画像は、縦長サイズの記事画像であるため、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事7を記事配置領域A4に配置できないことになる。このため、縦長サイズの記事配置領域A4を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A41,A42に分割し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A41に記事7を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事7を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A4を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A41,A42を生成し、記事配置領域A41が配置済みであり、記事配置領域A41に記事7を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A42が未配置である旨の情報を記憶する。この状態の記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を図9に示す。
記事配置部45は、図3に示すテンプレート画面50の全ての記事配置領域において記事画像の比較が完了したため(ステップS36/Yes)、記事配置状況記憶部34を参照し、未配置の記事配置領域があるか否かを判定する(ステップS37)。この場合、図9に示すように、未配置の記事配置領域A12、A22、A32、C12、A42があるため(ステップS37/Yes)、その未配置の記事配置領域に配置可能な記事を割り当てて配置する(ステップS38)。この場合、優先順位付記事記憶部33に記憶されている優先順位の高い未配置の記事から順番に記事を割り当てて配置する。例えば、記事配置領域A12には、双方の記事画像の長手方向が合致する記事8を割り当てて配置する。また、記事配置領域A22には、双方の記事画像の長手方向が合致する記事9を割り当てて配置する。また、記事配置領域A32には、双方の記事画像の長手方向が合致する記事10を割り当てて配置する。また、記事配置領域C12には、双方の記事画像の長手方向が合致する記事11を割り当てて配置する。また、記事配置領域A42には、双方の記事画像の長手方向が合致する記事12を割り当てて配置する。これにより、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置することになり、記事の配置処理を終了する(End)。この状態の記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を図10に示す。
表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、図10に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に該当する記事を配置して操作表示部20に表示する。これにより、表示制御部46は、図10に示す個々の記事配置領域に記事を配置したテンプレート画面50を操作表示部20に表示することができる。
なお、上記処理動作において、図3に示すテンプレート画面50に対し、図11に示す優先順位付きの記事を表示する場合は、記事配置部45は、図12に示すテンプレート画面50を構成することになる。この場合、表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、図12に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に該当する記事を配置して操作表示部20に表示することになる。
<本実施形態の情報処理装置100の作用・効果>
本実施形態の情報処理装置100は、優先順位の高い記事から順番に、テンプレート画面50を構成する記事配置領域に記事を割り当てる。そして、記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、を比較し、記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致し、記事を記事配置領域に配置できる場合に、その記事配置領域に記事を配置する。また、双方の記事画像の長手方向が合致せず、記事を記事配置領域に配置できない場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。本実施形態の情報処理装置100は、記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致せず、記事を記事配置領域に配置できない場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の記事配置領域に記事を割り当てて配置することにしている。このため、記事のレイアウトに変化をつけつつ、効率的に記事を記事配置領域に配置することができる。
また、本実施形態の情報処理装置100は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度や、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求め、その各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、操作表示部20に表示する際の記事の優先順位を決定している。そして、その優先順位の高い記事から順番に記事配置領域に記事を割り当てるようにしている。このため、個々のユーザに最適な記事を記事配置領域に配置して操作表示部20に表示することができる。
なお、記事を表示する方法としては、例えば、以下の方法もある。
方法1:全て同じサイズの記事配置領域に記事を配置して表示する。
方法2:記事配置領域を縦一列または横一行に複数並べ、その記事配置領域の横幅や縦幅のサイズを記事画像のアスペクト比に合わせて決定する。そして、その決定した記事配置領域に記事を配置して表示する。
方法3:複数の記事配置領域で構成するテンプレート画面を予め用意する。また、テンプレート画面を構成する個々の記事配置領域に配置可能な記事画像のアスペクト比の範囲を予め定義する。そして、テンプレート画面を構成する個々の記事配置領域に配置する配置候補となる記事に含まれる記事画像の重要領域を認識して記事画像のトリミングを行い、重要領域で構成する配置候補の記事の記事画像のアスペクト比の範囲を認識する。そして、配置候補の記事の記事画像のアスペクト比の範囲と、記事配置領域に配置可能な記事画像のアスペクト比の範囲と、を比較し、記事配置領域に配置可能な記事画像のアスペクト比の範囲に合致する配置候補の記事を記事配置領域に配置して表示する。
方法4:個々の記事に含まれる記事画像のアスペクト比やサイズから記事の表示サイズを計算し、優先順位の高い記事に高い点数を与え、限られた記事配置領域に記事を割り当てるナップザック問題を解くことで記事を配置して表示する。
1、2の方法は、全ての記事配置領域が全て同じサイズになるため、記事のレイアウトに変化をつけることができない。また、記事画像の機械的なトリミングにより、記事画像の重要領域が取り除かれ、記事画像がどのような内容の画像を意味しているか認識し難くなる場合がある。
3、4の方法は、記事の配置処理に時間がかかり記事を表示するまでの表示速度が低下してしまうことになる。記事の表示速度を低下させないようにするには、サーバ側などで記事を配信する前に、記事の配置処理を済ませておく必要があり、この場合は、個々のユーザの興味に合わせた記事を表示することができなくなる。
これに対し、本実施形態の情報処理装置100は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度や、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求め、その各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、操作表示部20に表示する際の記事の優先順位を決定する。そして、その優先順位の高い記事から順番に記事配置領域に記事を割り当てて配置するようにしている。その場合、記事配置領域に割り当てた記事に含まれる記事画像の長手方向と、その記事配置領域に配置可能な記事画像の長手方向と、が合致せず、記事を記事配置領域に配置できない場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の記事配置領域に記事を割り当てて配置することにしている。このため、記事のレイアウトに変化をつけつつ、効率的に記事を記事配置領域に配置して操作表示部20に表示することができる。また、個々のユーザに最適な記事を記事配置領域に配置して操作表示部20に表示することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態では、優先順位の高い記事から順番に、テンプレート画面50を構成する記事配置領域の中から記事に含まれる記事画像が配置可能な配置条件が成立する未配置の記事配置領域を探索し、配置条件が成立する未配置の記事配置領域がなく、記事を記事配置領域に割り当てて配置することができない場合に、未配置の記事配置領域の中で分割可能な記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。これにより、第1の実施形態と同様に、記事のレイアウトに変化をつけつつ、効率的に記事を記事配置領域に配置することができる。なお、配置条件は、記事に含まれる記事画像のアスペクト比と記事画像のサイズとに基づいて決まる。以下、図1、図13を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100について詳細に説明する。
<情報処理装置100の構成例>
まず、図1を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の構成例について説明する。
本実施形態の情報処理装置100は、第1の実施形態と同様に構成し、記事配置部45の処理が第1の実施形態と異なるだけである。
本実施形態の記事配置部45は、テンプレート画面記憶部32からテンプレート画面50をランダムに読み出し、その読み出したテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を割り当てて配置する。記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33に記憶された優先順位の高い記事から順番にその記事が配置可能な記事配置領域に記事を割り当てて配置する。この場合、記事配置部45は、記事を配置する際の記事配置領域の優先順位を決定し、その記事配置領域の優先順位を基に、記事が配置可能な記事配置領域に記事を割り当てて配置する。例えば、記事に含まれる記事画像を記事配置領域に配置するために行われるトリミングで取り除かれる記事画像の領域のサイズ(面積)を基に、トリミング後の記事画像のアスペクト比の優先順位を求める。そして、その求めた記事画像のアスペクト比の優先順位を基に、記事を配置する際の記事配置領域の優先順位を決定する。そして、その記事配置領域の優先順位を基に、記事が配置可能な記事配置領域に記事を割り当てて配置する。
例えば、記事に含まれる記事画像が縦長サイズの場合は、その記事の記事配置領域の優先順位は、縦長サイズ→正方形サイズの順番となる。このため、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域の中から未配置の縦長サイズの記事配置領域を検索し、未配置の縦長サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の縦長サイズの記事配置領域に記事を割り当てて配置する。また、未配置の縦長サイズの記事配置領域がない場合は、未配置の正方形サイズの記事配置領域を検索し、未配置の正方形サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の正方形サイズの記事配置領域に記事を割り当てて配置する。また、未配置の正方形サイズの記事配置領域がない場合は、分割可能な未配置の横長サイズの記事配置領域を検索し、分割可能な記事配置領域がある場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の正方形サイズの記事配置領域に記事を割り当てて配置する。また、分割可能な記事配置領域がない場合は、その記事の配置を断念する。
また、記事に含まれる記事画像が正方形サイズの場合は、その記事の記事配置領域の優先順位は、正方形サイズの順番となる。このため、記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域の中から未配置の正方形サイズの記事配置領域を検索し、未配置の正方形サイズの記事配置領域がある場合は、その未配置の正方形サイズの記事配置領域に記事を割り当てて配置する。また、未配置の正方形サイズの記事配置領域がない場合は、分割可能な未配置の縦長サイズや横長サイズの記事配置領域を検索し、分割可能な記事配置領域がある場合は、その記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の正方形サイズの記事配置領域に記事を割り当てて配置する。また、分割可能な記事配置領域がない場合は、その記事の配置を断念する。
<情報処理装置100の処理動作例>
次に、図13を参照しながら、本実施形態の情報処理装置100の処理動作例について説明する。図13は、テンプレート画面50に記事を配置する際の処理動作例を示す図であり、図5に示すステップS4の詳細処理動作例を示す。
記事配置部45は、nに1を入力する(ステップS11)。そして、優先順位付記事記憶部33に記憶されたn番目に表示優先順位の高い記事を取り出し(ステップS12)、記事に含まれる記事画像のアスペクト比および画像サイズを特定する(ステップS13)。最初は、優先順位付記事記憶部33に記憶されたn=1番目である先頭の記事を取り出し、その記事に含まれる記事画像のアスペクト比および画像サイズを特定することになる。
記事配置部45は、記事画像のアスペクト比および画像サイズを基に、トリミング後の記事画像のアスペクト比の優先順位を求め、その記事を記事配置領域に配置する探索をする際の記事配置領域の優先順位を決定する(ステップS14)。本実施形態の場合は、記事画像が縦長サイズである場合は、優先順位は、縦長サイズ→正方形サイズとなる。また、記事画像が横長サイズである場合は、優先順位は、横長サイズ→正方形サイズとなる。また、記事画像が正方形サイズである場合は、優先順位は、正方形サイズとなる。
記事配置部45は、ステップS14で決定した記事配置領域の優先順位と、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況と、を基に、記事が配置可能な記事配置領域を検索する(ステップS15)。例えば、記事に含まれる記事画像が横長サイズであり、記事配置領域の優先順位が横長サイズ→正方形サイズの場合は、未配置の横長サイズの記事配置領域の中で最も優先順位の高い記事配置領域に記事を割り当てて配置することになる。例えば、図3に示すテンプレート画面50ではC1の記事配置領域しかない。横長サイズの記事配置領域が全て配置済みの場合は、未配置の正方形サイズの記事配置領域の中で最も優先順位の高い記事配置領域に記事を割り当てて配置することになる。例えば、図3に示すテンプレート画面50では、B1→B2の記事配置領域の順に記事を割り当てて配置することになる。なお、図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1〜A4が既に図4に示すように分割されていれば、図4に示す分割後の記事配置領域であるA11,A12,A21,A22,A31,A32,A41,A42なども記事配置領域の対象となる。
記事が配置可能な記事配置領域がある場合は(ステップS16/Yes)、その配置可能な記事配置領域に記事を割り当てて配置する(ステップS19)。記事配置部45は、記事配置領域に記事を配置した際に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。例えば、記事を配置した記事配置領域を配置済みである旨の情報に更新し、その記事配置領域に配置する記事の情報を記憶する。
記事が配置可能な記事配置領域がない場合は(ステップS16/No)、分割可能な記事配置領域があるか否かを検索する(ステップS17)。
分割可能な記事配置領域がある場合は(ステップS17/Yes)、分割可能な記事配置領域を短手方向の分割線により分割し(ステップS18)、分割後の一の記事配置領域に記事を割り当てて配置する(ステップS19)。例えば、図3に示す分割可能な未配置の縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により分割し、図4に示す2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12を生成し、分割後の優先順位の高い一方の記事配置領域A11に記事を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事配置領域に記事を配置した際に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。ちなみに、縦長サイズの記事配置領域A1を短手方向の分割線により2つの正方形サイズの記事配置領域A11,A12に分割し、一方の正方形サイズの記事配置領域A11に記事を割り当てて配置するだけでよく、その時点で他の記事配置領域A2、A3、A4、C1を分割するべきでない。以降の表示優先順位で、縦長サイズの記事画像を含む記事や横長サイズの記事画像を含む記事を配置する可能性は大いにあり、この時点で縦長サイズの記事配置領域や横長サイズの記事配置領域を全て破壊することがないためである。
また、分割可能な記事配置領域がない場合は(ステップS17/No)、その記事の配置を断念する(ステップS20)。
次に、記事配置部45は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、記事が配置されていない未配置の記事配置領域があるか否かを検索する(ステップS21)。そして、未配置の記事配置領域がある場合は(ステップS21/Yes)、nに1を加算し(ステップS22)、優先順位付記事記憶部33に記憶されたn番目の記事を取り出す(ステップS12)。そして、未配置の記事配置領域がなくなるまで、ステップS12〜S22の処理動作を継続する。
そして、未配置の記事配置領域がなくなった場合に(ステップS21/No)、記事の配置処理を終了する(End)。
これにより、テンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置することになる。また、一つの記事配置領域を検討するにあたり、先の記事を先読みすることもなく、検討する記事配置領域を後戻りして検討しなおすことがないため、効率的である。記事配置部45は、テンプレート画面50を構成する各記事配置領域に記事を配置する度に、その記事を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶して記事の配置状況を更新する。
なお、上記の処理動作例では、記事画像のアスペクト比を中心に説明したが記事画像の画像サイズも同様に考えることができる。上記の処理動作例では、横長サイズの記事画像は、横長サイズの記事配置領域C1に配置できないかをまず探索したが、記事画像の画像サイズが小さい場合には、横長サイズの記事配置領域C1よりも記事配置領域の小さい正方形サイズの記事配置領域B1等に配置すべきである。そのような配置条件を追加して記事配置領域を探索するようにしても良い。
<記事配置の具体例>
次に、記事配置の具体例について説明する。本実施形態では、図3に示すテンプレート画面50を使用する場合について説明する。また、優先順位付記事記憶部33には、図7に示す優先順位付きの記事が記憶されているものとする。
まず、記事配置部45は、優先順位付記事記憶部33を参照し、図7に示す優先順位付きの記事の中から優先順位の最も高い記事1を図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事1に含まれる記事画像は、正方形サイズであるため、記事1が配置可能で最も優先順位の高い図3に示す正方形サイズの記事配置領域B1に記事1を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事1を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域B1が配置済みであり、記事配置領域B1に記事1を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が2番目の記事2を図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事2に含まれる記事画像は、縦長サイズであるため、記事2が配置可能で最も優先順位の高い図3に示す縦長サイズの記事配置領域A1に記事2を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事2を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A1が配置済みであり、記事配置領域A1に記事2を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が3番目の記事3を図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事3に含まれる記事画像は、正方形サイズであるため、記事3が配置可能で最も優先順位の高い図3に示す正方形サイズの記事配置領域B2に記事3を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事3を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域B2が配置済みであり、記事配置領域B2に記事3を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が4番目の記事4を図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事4に含まれる記事画像は、横長サイズであるため、記事4が配置可能で最も優先順位の高い図3に示す横長サイズの記事配置領域C1に記事4を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事4を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域C1が配置済みであり、記事配置領域C1に記事4を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が5番目の記事5を図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事5に含まれる記事画像は、横長サイズであるため、図3に示すテンプレート画面50の記事配置領域には、記事5が配置可能な記事配置領域が存在しない。このため、分割可能な記事配置領域の中で最も優先順位の高い縦長サイズの記事配置領域A2を短手方向の分割線により分割し、図14に示す2つの正方形サイズの記事配置領域A21,A22を生成し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A21に記事5を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事5を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A2を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A21,A22を生成し、記事配置領域A21が配置済みであり、記事配置領域A21に記事5を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A22が未配置である旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が6番目の記事6を図14に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事6に含まれる記事画像は、縦長サイズであるため、記事6が配置可能で最も優先順位の高い図14に示す縦長サイズの記事配置領域A3に記事6を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事6を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A3が配置済みであり、記事配置領域A3に記事6を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が7番目の記事7を図14に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事7に含まれる記事画像は、正方形サイズであるため、記事7が配置可能で最も優先順位の高い図14に示す正方形サイズの記事配置領域A22に記事7を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事7を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A22が配置済みであり、記事配置領域A22に記事7を配置する旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が8番目の記事8を図14に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事8に含まれる記事画像は、正方形サイズであるため、図14に示すテンプレート画面50の記事配置領域には、記事8が配置可能な記事配置領域が存在しない。このため、分割可能な記事配置領域の中で最も優先順位の高い縦長サイズの記事配置領域A4を短手方向の分割線により分割し、図15に示す2つの正方形サイズの記事配置領域A41,A42を生成し、優先順位の高い一方の正方形サイズの記事配置領域A41に記事8を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事8を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A4を短手方向の分割線により分割して、記事配置領域A41,A42を生成し、記事配置領域A41が配置済みであり、記事配置領域A41に記事8を配置する旨の情報を記憶する。また、記事配置領域A42が未配置である旨の情報を記憶する。
次に、記事配置部45は、優先順位が9番目の記事9を図15に示すテンプレート画面50の記事配置領域に割り当てて配置する。この場合、記事9に含まれる記事画像は、縦長サイズであるため、記事9が配置可能で最も優先順位の高い図15に示す正方形サイズの記事配置領域A42に記事9を割り当てて配置する。記事配置部45は、記事9を配置した状況を記事配置状況記憶部34に記憶する。これにより、記事配置領域A42が配置済みであり、記事配置領域A42に記事9を配置する旨の情報を記憶する。
記事配置部45は、上記の配置処理により、図16に示すテンプレート画面50を構成する全ての記事配置領域に記事を配置することになり、記事の配置処理を終了する(End)。表示制御部46は、記事配置状況記憶部34に記憶された記事の配置状況を基に、図16に示すテンプレート画面50を構成する各記事配置領域に該当する記事を配置して操作表示部20に表示する。これにより、表示制御部46は、図16に示す個々の記事配置領域に記事を配置したテンプレート画面50を操作表示部20に表示することができる。
<本実施形態の情報処理装置100の作用・効果>
本実施形態の情報処理装置100は、優先順位の高い記事から順番に、テンプレート画面50を構成する記事配置領域の中から記事に含まれる記事画像が配置可能な配置条件が成立する未配置の記事配置領域を探索し、配置条件が成立する未配置の記事配置領域がなく、記事を記事配置領域に割り当てて配置することができない場合に、未配置の記事配置領域の中で分割可能な記事配置領域を短手方向の分割線により分割し、分割後の一の記事配置領域に記事を割り当てて配置する。これにより、記事のレイアウトに変化をつけつつ、効率的に記事を記事配置領域に配置することができる。
また、本実施形態の情報処理装置100は、各記事に対するユーザの興味推定値である個人的注目度や、各記事に対する他ユーザの興味推定値である社会的注目度を求め、その各記事に対する個人的注目度と社会的注目度とを基に、操作表示部20に表示する際の記事の優先順位を決定している。そして、その優先順位の高い記事から順番に記事配置領域に記事を割り当てて配置するようにしている。このため、個々のユーザに最適な記事を記事配置領域に配置して操作表示部20に表示することができる。
また、本実施形態の情報処理装置100は、記事に含まれる記事画像のアスペクト比と記事画像のサイズとに基づく配置条件から決まる記事配置領域の優先順位に従って、配置条件が成立する記事配置領域を探索して記事を割り当てて配置するようにしている。このため、記事画像がより適切にトリミングされるため、記事画像の重要領域が取り除かれて記事画像がどのような画像なのか特定できない状況を防止することができる。また、記事画像のサイズが大きい記事は、大きな記事配置領域に優先的に割り当て、記事画像のサイズが小さい記事は、小さい記事配置領域に優先的に割り当てることにより、記事画像の劣化を防ぐこともできる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、上述する実施形態では、縦長サイズの記事配置領域、横長サイズの記事配置領域を正方形サイズの記事配置領域に分割する場合について説明した。しかし、縦長サイズ、横長サイズの記事配置領域よりも大きな正方形サイズの記事配置領域をテンプレート画面50に設け、その大きな正方形サイズの記事配置領域を2つの縦長サイズの記事配置領域、もしくは、2つの横長サイズの記事配置領域に分割するようにすることも可能である。
また、上述する実施形態では、記事画像の重要領域の認識処理などは行わずに、機械的に記事画像をトリミングすることにしている。これにより、記事画像を記事配置領域に表示するまでの処理を速くすることにしている。但し、処理時間のかからない簡便な方法で記事画像の重要領域を認識し、その認識結果に応じて記事画像のトリミングを行うようにすることも可能である。
また、上述する実施形態では、記事に含まれる記事画像のアスペクト比に応じて最適な記事配置領域に記事を配置することにしている。しかし、記事画像の解像度に応じて最適な記事配置領域に記事を配置するようにすることも可能である。記事画像の解像度は、個々の記事毎に異なる。この場合、解像度の高い記事画像は、大きなサイズの記事配置領域に表示し、解像度の低い記事画像は、小さなサイズの記事配置領域に表示するようにすることが好ましい。これにより、美的に優れた記事一覧画面を操作表示部20に表示することができる。
また、上述する実施形態では、正方形サイズの記事配置領域には、正方形サイズ、縦長サイズ、横長サイズの全てのサイズの記事画像の記事を配置可能としている。しかし、正方形サイズの記事配置領域には、正方形サイズの記事画像の記事のみを配置可能にすることも可能である。
また、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部における制御動作は、ハードウェア、ソフトウェア、あるいは、両者の複合構成を用いて実行することも可能である。
なお、ソフトウェアを用いて処理を実行する場合には、処理シーケンスを記録したプログラムを、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。あるいは、各種処理が実行可能な汎用コンピュータ内のメモリにインストールして実行させることが可能である。
例えば、プログラムは、記録媒体としてのハードディスクやROM(Read Only Memory)に予め記録しておくことが可能である。あるいは、プログラムは、リムーバブル記録媒体に一時的、あるいは、永続的に格納(記録)しておくことが可能である。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することが可能である。リムーバブル記録媒体は、磁気ディスク、半導体メモリなどの各種記録媒体があげられる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体からコンピュータにインストールすることになる。また、ダウンロードサイトからコンピュータに無線転送することになる。また、ネットワークを介してコンピュータに有線で転送することになる。
プログラムの形態としては、クラウド等によるネット上のサーバからの利用もありえる。一部のプログラムのみをコンピュータに転送して利用する形態もありえる。
また、上記実施形態の情報処理装置100を構成する各部は、上記実施形態で説明した処理動作に従って時系列的に処理を実行するだけに限定するものでない。例えば、処理を実行する装置の処理能力、あるいは、必要に応じて並列的にあるいは個別に処理を実行するように構築することも可能である。