JP2016061716A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】オーバースケール等によって除去すべきと判断された物品を、簡素な機構によって除去する。【解決手段】組合せ計量装置100は、物品を分散する分散フィーダ200と、その下流に設けられた複数のトラフ310と、各々のトラフ310の下流に設けられた複数のホッパ320、340、360と、複数のホッパ340の下流に設けられた集合シュート400とを有する。ホッパ320、340、360の一部は、物品を計量する計量ホッパ340である。組合せ計量装置100は、計量ホッパ340の計測値Sに基づき組合せ選択をし、選択された物品を集合シュート400に排出する組合せ計量動作を行い、組合せ計量動作中に物品が搬送される通常経路Pと、通常経路Pの外に設けられている不良受箱380と、ホッパ340が貯留する物品を、不良受箱380に振り分ける第2ゲート342と、をさらに有する。【選択図】図2

Description

本発明は、組合せ計量装置に関する。
組合せ計量装置において、いわゆるオーバースケールが発生した場合、計量サイクルを犠牲にして、オーバースケールの物品を排出させることがある。そのため、オーバースケールが頻発すればするほど正常に組合せ計量された物品を排出することができないため計量能力が落ちることになる。
この問題を解決するために、特許文献1(特開2011−232202号公報)の組合せ計量装置が提案されている。この組合せ計量装置の計量ホッパは、開閉可能な第1ゲートおよび第2ゲートを有する。計量ホッパに貯留された物品が適切な量である場合、その物品は第1ゲートから、包装などの後段の処理工程へ排出される。計量ホッパに貯留された物品がオーバースケール等である場合、その物品は第2ゲートから機外へ振り分けられる。そのため、計量能力を落とすことなく計量動作が可能となる。
しかし、上述の組合せ計量装置にあっては機外へ振り分けられた物品を収集させるために収集機構をさらに設ける必要性が生じる。その場合、組合せ計量装置の構造が複雑になり、必要な部品数が増加する。結果として、組合せ計量装置の大型化とコストアップを招く。
本発明の課題は、オーバースケール等によって除去すべきと判断された物品を、計量能力を落とすことなく、簡素な機構によって除去することである。
本発明の第1観点に係る組合せ計量装置は、分散部と、複数の搬送部と、複数のホッパと、集合部と、を備える。分散部は、物品を分散する。複数の搬送部は、分散部の下流に設けられ、物品を搬送する。複数のホッパは、各々の搬送部の下流に対応して設けられ、物品を貯留する。集合部は、複数のホッパの下流に設けられており、物品を集合させるためのものである。複数のホッパの少なくとも一部は、物品を計量する計量ホッパである。この組合せ計量装置は、計量ホッパの計測値に基づき組合せ選択をし、選択された物品を集合部に排出させる、組合せ計量動作を行う。この組合せ計量装置は、通常経路と、不良受箱と、振り分け部と、をさらに備える。通常経路は、組合せ計量動作中に物品が搬送される経路である。不良受箱は、通常経路の外に設けられている。振り分け部は、ホッパが貯留する物品を、不良受箱に振り分ける。
この構成によれば、組合せ計量装置は、通常経路から除去された物品を収集するための収集機構を持たない。その結果、組合せ計量装置の構造を単純化できる。
本発明の第2観点に係る組合せ計量装置は、第1観点に係る組合せ計量装置において、不良受箱が着脱部を介して計量ホッパに取り付けられている。
この構成によれば、不良受箱へ振り分けられるべき物品の重量を、計量ホッパによって計量することができる。その結果、不良受箱専用の計量機構を別途設ける必要がないので、組合せ計量装置の構造をさらに単純化できる。
本発明の第3観点に係る組合せ計量装置は、第1観点または第2観点に係る組合せ計量装置において、記憶部と、判断部と、をさらに備える。記憶部は、不良受箱に収容される物品の重量閾値を記憶する。判断部は、不良受箱内の物品の重量が重量閾値を超える場合には異常と判断する。
この構成によれば、不良受箱に収容された物品の重量が重量閾値を超えた場合に、異常と判断される。その異常に応じて、貯留物を廃棄して不良受箱を空にするようユーザに対して促すための警告を発するなど、必要な処理を行うことができる。
本発明の第4観点に係る組合せ計量装置は、第3観点に係る組合せ計量装置において、不良受箱内の物品の重量は、ホッパ内で計量された物品が不良受箱側に振分けられた場合に積算することで算出される。
この構成によれば、不良受箱に収容された物品の重量が、積算によって取得される。取得された重量は、前述の異常の判定に用いることができる。
本発明の第5観点に係る組合せ計量装置は、第3観点または第4観点に係る組合せ計量装置において、制御部、をさらに備える。制御部は、不良受箱内の物品の重量が重量閾値を超える、と判断部が判断した場合には、不良受箱に対応するヘッドの運転を停止し、停止されたヘッドの計量ホッパの重量を測定することで不良受箱が取り外されたことおよび再装着されたことを検知する。さらに、制御部は、ホッパが再装着されかつ不良受箱内の物品が取り除かれていると判断した場合には、停止されたヘッドの再運転を許可する。
この構成によれば、異常となった不良受箱につき、ユーザが貯留物を廃棄して空にする作業を行う間、当該不良受箱に対応するヘッドの運転を、制御部が停止する。その結果、ユーザがより安全に組合せ計量装置を使用することができる。
本発明に係る組合せ計量装置によれば、オーバースケール等によって除去すべきと判断された物品を、計量能力を落とすことなく、簡素な機構によって除去することができる。
本発明に係る組合せ計量装置の外観を示す図である。 本発明に係る組合せ計量装置の構造を示す図である。 本発明に係る組合せ計量装置の制御回路を示す図である。
(1)全体構成
図1は、本発明の一実施形態に係る組合せ計量装置100の外観の概略を示す側面図である。組合せ計量装置100は、外部の物品供給部50から物品を受け取り、受け取った物品の中から、あらかじめ定められた目標重量に近い量の物品を取り分けて排出する。組合せ計量装置100が扱う物品は、通常は小片や粒状物などの集合体であり、例えばスナック菓子やカット野菜などである。
組合せ計量装置100は、分散フィーダ200と、放射状に配置された複数のヘッド300と、集合シュート400と、制御回路500(図3参照)と、を有する。組合せ計量装置100に供給された物品は、分散フィーダ200によって、複数のヘッド300へ分散される。各ヘッド300は、後述する複数のホッパを有しており、物品はそれらへ貯留される。制御回路500(図3参照)は、複数のホッパのうちいくつかを選択することで組合せを決定する。この組合せは、選択されたいくつかホッパの貯留物品の合計重量が、目標重量に最も近くなる最適なものである。最後に、決定された組合せに係る複数のホッパの貯留物品が、集合シュート400から排出される。
(2)詳細構成
図2は、組合せ計量装置100の構造を示す図である。以下に、本図を参照して構成の詳細について説明する。
(2−1)分散フィーダ200
分散フィーダ200は、物品を複数のヘッド300へ分散させるためのものであり、分散テーブル210と、第1振動装置220とを有する。
分散テーブル210は、円錐部211と、その縁に設けられた平板部212とを有する。
第1振動装置220は、分散テーブル210を振動させることができる。
物品は、円錐部211の頂点に向かって供給され、各方向へ分散される。分散テーブル210の振動により、物品は複数のヘッド300の各々へ搬送される。第1振動装置220の振動の強度や速度を調整することにより、分散フィーダ200の搬送速度を変えることができる。
(2−2)ヘッド300
複数のヘッド300は、分散フィーダ200を取り囲むように、放射状に配置されている。各ヘッド300は、トラフ310、プールホッパ320、計量ホッパ340、ブースタホッパ360、不良受箱380を有している。
(2−2−1) トラフ310
トラフ310は、分散フィーダ200から受け取った物品をプールホッパ320へ搬送するための搬送路である。複数のトラフ310は、分散テーブル210の平板部212付近から放射状に径方向に延びている。
トラフ310には、第2振動装置311が取り付けられている。第2振動装置311は、トラフ310を径方向に振動させる。トラフ310の振動によって、物品は分散フィーダ200の側からプールホッパ320の側へ搬送される。
(2−2−2) プールホッパ320
プールホッパ320は、トラフ310から受け取った物品を一時的に貯留するためのものであり、ゲート321を有する。ゲート321が開いた時、プールホッパ320の貯留物品は、計量ホッパ340へ落下する。ゲート321の開閉動作は、プールホッパゲート開閉機構GPH(図3参照)により行われる。
(2−2−3) 計量ホッパ340
計量ホッパ340は、プールホッパ320から受け取った物品を一時的に貯留することができる。
計量ホッパ340には、後述する重量センサWS(図3参照)が取り付けられており、それによって、計量ホッパ340の貯留物品の重量、および、後述するその他の重量が計量される。
計量ホッパ340は、第1ゲート341と第2ゲート342を有する。計量ホッパ340の貯留物品は、第1ゲート341が開いた時にはブースタホッパ360へ落下し、第2ゲート342が開いた時には不良受箱380へ落下する。第1ゲート341および第2ゲート342の開閉動作は、計量ホッパ第1ゲート開閉機構GWHI(図3参照)および計量ホッパ第2ゲート開閉機構GWHO(図3参照)により、それぞれ行われる。
(2−2−4) ブースタホッパ360
ブースタホッパ360は、計量ホッパ340の第1ゲート341から受け取った物品を一時的に貯留するものであり、ゲート361を有する。ゲート361が開いた時、ブースタホッパ360の貯留物品は、集合シュート400へ落下する。ゲート361の開閉動作は、ブースタホッパゲート開閉機構GBH(図3参照)により行われる。
(2−2−5) 不良受箱380
不良受箱380は、計量ホッパ340の第2ゲート342から排出された物品を収容する。不良受箱380は、着脱部381を介して計量ホッパ340から吊り下げられている。不良受箱380は、通常時には計量ホッパ340から吊り下げられるが、収容物品の重量が過多になった時に収容物品を廃棄するために、計量ホッパ340から取り外すことができる。
(2−3)集合シュート400
集合シュート400は、ブースタホッパ360から排出される物品、または、計量ホッパ340からブースタホッパ360経由で排出される物品を集めて、組合せ計量装置100の下流に設置された包装装置などの機器に物品を渡すためのものである。
(2−4)制御回路500
図3は、組合せ計量装置100の制御回路500を示す。
組合せ計量装置100が有するヘッドの数をn個とする。この時、組合せ計量装置100はn個の計量ホッパ340を有しているので、それぞれの計量ホッパ340に設けられたn個の重量センサWS1〜WSnが存在する。重量センサWS1〜WSnは、例えば歪みゲージ式ロードセルとすることができるが、他の種類の重量センサであってもよい。
重量センサWS1〜WSnは、重量を表すアナログ信号を出力する。このアナログ信号は、AD変換部ADCによってデジタルデータに変換される。その重量デジタルデータは、処理部PRCへと送られる。
処理部PRCは、AD変換部ADCより受け取った重量デジタルデータを、メモリMEMに書き込む。処理部PRCは、メモリMEMからデータを読み出し、メモリMEMにデータを書き込み、各種演算を行い、各種信号を出力することができる。
メモリMEMには、あらかじめ以下の情報が保存されている。
[組合せ計量装置100全体につき]
・T:組合せの目標重量
・ThOVS:オーバースケール閾値
・ThFUL:不良受箱収容過多閾値
[各ヘッド300(すなわち、x番目のヘッド:1≦x≦n)につき]
・HWHx:空の計量ホッパ340の重量
・HEJx:空の不良受箱380の重量
さらに、メモリMEMには、以下の情報を一時的に保存するための記憶領域が準備されている。
[各ヘッド300(すなわち、x番目のヘッド:1≦x≦n)につき]
・CWHx:計量ホッパ340の貯留物品の重量
・CBHx:ブースタホッパ360の貯留物品の重量
・CEJx:不良受箱380の収容物品の重量
・すべてのゲート(321、341、342、361)の制御履歴
・その他のデータ
ホッパ選択部SELは、メモリMEMに保存された、すべての計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHx(1≦x≦n)およびすべてのブースタホッパ360の貯留物品の重量CBHx(1≦x≦n)を処理部PRC経由で参照して、最適な組合せを見つける演算を行い、その合計重量が目標重量Tに最も近い複数のホッパを選択する。
オーバースケール判定部OVSは、すべての計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHx(1≦x≦n)を処理部PRC経由で参照して、複数の計量ホッパ340のうちのいずれかの貯留物品の重量CWHxがオーバースケール閾値ThOVSを超えた時、それを「オーバースケール」という異常状態であると判定する。
不良受箱収容過多判定部FULは、メモリMEMに保存された、すべての不良受箱380の収容物品の重量CEJx(1≦x≦n)を処理部PRC経由で参照して、複数の不良受箱380のうちのいずれかの収容物品の重量CEJxが不良受箱収容過多閾値ThFULを超えた時、それを「不良受箱収容過多」という異常状態であると判定する。
制御部CNTは、ホッパ選択部SEL、オーバースケール判定部OVS、不良受箱収容過多判定部FULなどから入力された信号に応じて、各ヘッド300についての制御信号を発する。
ゲート駆動回路DGは、ヘッド300に含まれる各種ゲートの開閉を行う。x番目(1≦x≦n)のヘッド300のためのゲート駆動回路DGxは、プールホッパ320のゲート321を開閉させるプールホッパゲート開閉機構GPHx、計量ホッパ340の第1ゲート341を開閉させる計量ホッパ第1ゲート開閉機構GWHIx、計量ホッパ340の第2ゲート342を開閉させる計量ホッパ第2ゲート開閉機構GWHOx、および、ブースタホッパ360のゲート361を開閉させるブースタホッパゲート開閉機構GBHxを制御する。
インジケータ駆動回路DIは、ヘッド300に含まれるインジケータINDを制御する。すなわち、x番目(1≦x≦n)のヘッド300のためのインジケータ駆動回路DIxは、x番目のヘッド300の不良受箱380について不良受箱収容過多が発生した場合、x番目のヘッド300のための警告用のインジケータINDxを制御する。
(3)組合せ計量装置100の動作
以下に、図2および図3を参照して、組合せ計量装置100の種々の動作について説明する。
(3−1)貯留物品の重量の把握
(3−1−1)初期化
各計量ホッパ340および各ブースタホッパ360に物品が一切貯留されておらず、かつ、各不良受箱380に物品が一切収容されていない時、ユーザは組合せ計量装置100の初期化を行ってもよい。これにより、制御回路500のメモリMEM内のCWHx、CBHx、CEJx(1≦x≦n)の値は、すべてゼロに設定される。
(3−1−2)重量センサWSxの計測値Sxの取得
x番目(1≦x≦n)のヘッド300における計量ホッパ340に設けられた重量センサWSxは計測値Sxを出力する。処理部PRCはこの計測値Sxを取得し、メモリMEMに記録する。重量センサWSxの計測値Sxは、下記の数式で表される。

Sx=HWHx+CWHx+HEJx+CEJx
ここで、HWHx、CWHx、HEJx、CEJxの意味については「(2−4)制御回路500」を参照されたい。
制御回路500において、処理部PRCは、計測値SxとメモリMEMに記録された情報から、以下の要領で各数値を算出する。
(3−1−3)計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHxの算出
すでに「(2−4)制御回路500」の項で説明したとおり、HWHxとHEJxの値は、メモリMEMにあらかじめ保存されている。したがって、組合せ計量装置100が、まだ一度も計量ホッパ340に貯留された物品を不良受箱380に排出していない時は、処理部PRCは次の演算をすることによってCWHxを算出する。

WHx=Sx−HWHx−HEJx
一方、計量ホッパ340に貯留された物品を不良受箱380に排出したことがある場合には、メモリMEMにCEJxの値を記録する制御がすでに行われているはずなので、処理部PRCは次の演算をすることによってCWHxを算出する。

WHx=Sx−HWHx−HEJx−CEJx
算出したCWHxの値は、処理部PRCによってメモリMEMに記録される。
(3−1−4)ブースタホッパ360の貯留物品の重量CBHxの算出
ブースタホッパ360が空である時に、計量ホッパ340の第1ゲート341が開かれて物品が排出された時は、処理部PRCは、その時点の直前における計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHxの値を、ブースタホッパ360の貯留物品の重量CBHxとしてメモリMEMに記録する。
ブースタホッパ360が空でない時に、計量ホッパ340の第1ゲート341が開かれて物品が排出された時は、処理部PRCは、その時点の直前におけるブースタホッパ360の貯留物品の重量CBHxの値に、計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHxの値を加算して、CBHxの値を更新した上でそれをメモリMEMに記録する。
ブースタホッパ360のゲート361を開く制御がなされた時は、処理部PRCは、CWHxの値としてゼロをメモリMEMに記録する。
(3−1−5)不良受箱380の収容物品の重量CEJxの算出
不良受箱380が空である時に、計量ホッパ340の第2ゲート342が開かれて物品が排出された時は、処理部PRCは、その時点の直前における計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHxの値を、不良受箱380の収容物品の重量CEJxとしてメモリMEMに記録する。
不良受箱380が空でない時に、計量ホッパ340の第1ゲート341が開かれて物品が排出された時は、処理部PRCは、その時点の直前における不良受箱380の収容物品の重量CEJxの値に、計量ホッパ340の貯留物品の重量CWHxの値を加算して、CEJxの値を更新した上でそれをメモリMEMに記録する。
このように、不良受箱380の収容物品の重量CEJxは、計量ホッパ340の貯留物品が不良受箱380に振分けられるたびに、その重量CWHxを積算することによって算出される。
(3−2)組合せ計量
前述したように、ホッパ選択部SELは、メモリMEMに保存された、すべてのヘッド300におけるCWHxおよびCBHx(1≦x≦n)の値を参照して組合せ計量を行い、組合せの目標重量Tに最も近くなる組合せに係るホッパを選択する。
本実施形態の組合せ計量装置100においては、計量ホッパ340の貯留物品は、その下流に設けられたブースタホッパ360を経由しなれば集合シュート400に到達できない。したがって、もしもある計量ホッパ340が選択される場合には、その下流に設けられたブースタホッパ360も同時に選択しなければならない、とする「ペア指定制約」の下で、組合せ計量が行われる。
ホッパ選択部SELの出力に応じて、制御部CNTは制御信号を発する。これに応じて、決定された組合せに属するホッパのゲートが開き、それらのホッパの貯留物品が集合シュート400に集められる。
通常の組合せ計量動作において、物品は、図2に示すように、分散フィーダ200、トラフ310、プールホッパ320、計量ホッパ340、ブースタホッパ360、集合シュート400、を順に通過する。この経路を、本明細書では通常経路Pと呼ぶ。
(3−3)オーバースケール判定
オーバースケール判定部OVSは、いずれかの計量ホッパ340でオーバースケールが発生した時、そのホッパの情報を制御部CNTに通知する。これに応じて、制御部CNTは、その計量ホッパ340の第2ゲート342を開く制御信号を発する。
第2ゲート342が開くと、オーバースケールが発生した計量ホッパ340の貯留物品は、通常経路Pの外に設けられている不良受箱380へ落下する。
(3−4)不良受箱収容過多判定
不良受箱収容過多判定部FULは、いずれかの不良受箱380で不良受箱収容過多が発生した時、その不良受箱380の情報を制御部CNTに通知する。これに応じて、制御部CNTは、その不良受箱380の収容物品を廃棄するようユーザに促すために、インジケータINDを制御して警告を発する。
インジケータINDは、ユーザの視覚に訴えるランプなどの器具であってもよいし、ユーザの聴覚に訴えるブザーなどの器具であってもよい。また、インジケータINDは、複数のヘッドについての警告を一括表示するディスプレイ装置であってもよい。
不良受箱収容過多を解消するためにユーザが不良受箱380を取り外すと、処理部PRCは、そのヘッド300の重量センサWSの計測値Sの変化から、不良受箱380が取り外されていることを認識する。その場合、処理部PRCは、その不良受箱380が属しているヘッド300の運転を停止させ、そのヘッド300を組合せ計量動作に使用できなくしてもよい。
その後、収容物品を廃棄されて空になった不良受箱380をユーザが再び着脱部381を介して計量ホッパ340に吊り下げると、処理部PRCは、不良受箱380が再び計量ホッパ340に装着されたことを認識する。その場合、処理部PRCは、そのヘッド300の運転を再開する許可を出力してもよい。
(4)特徴
本発明に係る組合せ計量装置100によれば、オーバースケールが発生するたびに、当該オーバースケールが発生したヘッドの運転を停止することは必須ではないので、計算能力の低下を抑制できる。
加えて、機外へ振り分けられた廃棄すべき物品を収集するための収集機構をさらに設ける必要がないので、組合せ計量装置100の構造の複雑化、部品数の増加、コストアップ等を抑制できる。
(5)変形例
本発明に係る組合せ計量装置100の構成は、上述した実施形態に限られず、様々な改変が可能である。
例えば、組合せ計量装置100は、計量ホッパ340の第1ゲートから、ブースタホッパ360を経由せずに直接物品を集合シュート400に投入することを可能にする振り分け機構をさらに有していてもよい。その場合、組合せ計量は「ペア指定制約」を受けなくてすむ。
また、制御回路500は、上述した実施形態においては、ホッパ選択部SEL、オーバースケール判定部OVS、不良受箱収容過多判定部FULなどのように、機能ごとに分割された個別のハードウェアから構成されていたが、これとは異なり、制御回路500を、CPUと、プログラムを格納したメモリとから構成してもよい。
さらに、上述した実施形態に係る組合せ計量装置100では、複数のヘッド300が放射状に配置されていたが、複数のヘッド300は、特許文献2(特開2010−38845号公報)に開示された組合せ計量装置のように、一直線上に配置されていてもよい。
ADC AD変換部
CNT 制御部
DR ヘッド制御回路
FUL 不良受箱収容過多判定部
IND インジケータ制御回路
MEM メモリ
OVS オーバースケール判定部
P 通常経路
SEL ホッパ選択部
UPD 記録更新部
WS 重量センサ
50 物品供給部
100 組合せ計量装置
200 分散フィーダ
210 分散テーブル
211 円錐部
212 平板部
220 第1振動装置
310 トラフ
311 第2振動装置
320 プールホッパ
321 ゲート
340 計量ホッパ
341 第1ゲート
342 第2ゲート
360 ブースタホッパ
361 ゲート
380 不良受箱
400 集合シュート
500 制御回路
特開2011−232202号公報 特開2010−38845号公報

Claims (5)

  1. 物品を分散する分散部と、
    前記分散部の下流に設けられ、前記物品を搬送する複数の搬送部と、
    前記複数の搬送部の下流にそれぞれ対応して設けられ、前記物品を貯留する複数のホッパと、
    前記複数のホッパの下流に設けられた、前記物品を集合させる集合部と、
    を備え、
    前記複数のホッパの少なくとも一部は、前記物品を計量する計量ホッパであり、
    前記計量ホッパの計測値に基づき組合せ選択をし、選択された前記物品を前記集合部に排出させる、組合せ計量動作を行う組合せ計量装置であって、
    前記組合せ計量動作中に物品が搬送される通常経路と、
    前記通常経路の外に設けられた不良受箱と、
    前記ホッパが貯留する前記物品を、前記不良受箱に振り分ける振り分け部と、
    をさらに備える、組合せ計量装置。
  2. 前記不良受箱は着脱部を介して前記計量ホッパに取り付けられている、
    請求項1に記載の組合せ計量装置。
  3. 前記不良受箱に収容される前記物品の重量閾値を記憶する記憶部と、
    前記不良受箱内の前記物品の重量が前記重量閾値を超える場合には異常と判断する判断部と、
    をさらに備える、
    請求項1または2に記載の組合せ計量装置。
  4. 前記不良受箱内の前記物品の重量は、前記ホッパ内で計量された前記物品が前記不良受箱側に振分けられた場合に積算することで算出する、
    請求項3に記載の組合せ計量装置。
  5. 前記不良受箱内の前記物品の重量が前記重量閾値を超える、と前記判断部が判断した場合には、
    前記不良受箱に対応するヘッドの運転を停止し、
    前記停止されたヘッドの前記計量ホッパの重量を測定することで前記不良受箱が取り外されたことおよび再装着されたことを検知し、
    さらに、
    前記ホッパが再装着されかつ不良受箱内の前記物品が取り除かれていると判断した場合には、
    前記停止されたヘッドの再運転を許可する制御部、
    をさらに備える、
    請求項3または4のいずれか1つに記載の組合せ計量装置。
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