JP2016060450A - コラムチューブへのベアリングの固定方法 - Google Patents

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正樹 坂東
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正樹 坂東
暢彦 古田
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暢彦 古田
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Abstract

【課題】コラムチューブに異形孔を設ける必要がなく、また、コラムチューブの先端にターンシグナルスイッチ等が付属している場合であっても、コラムチューブにベアリングを確実に固定することができる方法を提供する。
【解決手段】側壁に窓孔120を有するコラムチューブ100の内周にベアリング200を保持する工程と、上記窓孔120から挿入した治具300を上記コラムチューブ100の軸方向に移動させることにより上記窓孔120の端縁121をかしめ変形させ、当該変形させた端縁121により上記ベアリング200を固定する工程と、を含む。
【選択図】 図4

Description

本発明は、車両のコラムチューブへのベアリングの固定方法に関する。
車両のステアリングシャフトは、車体に支持されたコラムチューブ内に軸転可能に支持される。そのために、コラムチューブとステアリングシャフトとの間には、ベアリングが介装される。ベアリングは、予めコラムチューブの内周に固定され、その上で、当該ベアリングの内輪にステアリングシャフトが挿入固定される。
コラムチューブへのベアリングの固定方法は、たとえば特許文献1および特許文献2に示されている。
特許文献1に示された方法では、コラムチューブに側壁に内向きに延びる舌片を有する異形の孔を開け、上記舌片をコラムチューブの中心に向けて押し込むように折り曲げてこれをコラムチューブの内周に嵌め込んだベアリングに係合させている。
特許文献2に示された方法は、絞り加工によりコラムチューブの先端を縮径変形させ、こうして縮径させた部分でベアリングを保持している。
しかしながら、特許文献1に示された方法では、コラムチューブに異形の孔を開ける工程が必要となる他、ベアリングと舌片との位置のバラツキにより隙間が発生し、ベアリングを安定した位置にしっかりと固定できないという問題が発生しうる。
また、特許文献2に示された方法は、コラムチューブの先端に、たとえば、ターンシグナルスイッチ用のブラケットなどが設けられている場合には、コラムチューブの先端の絞り加工が不可能であるので、適用できないという問題がある。
特開平11−342853号公報 特開平7−323846号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、コラムチューブに異形孔を設ける必要がなく、また、コラムチューブの先端にターンシグナルスイッチ等が付属している場合であっても、コラムチューブにベアリングを確実に固定することができる方法を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するため、本発明では、次の技術的手段を採用した。
本発明により提供されるコラムチューブへのベアリング固定方法は、側壁に窓孔を有するコラムチューブの内周にベアリングを保持する工程と、上記窓孔から挿入した治具を上記コラムチューブの軸方向に移動させることにより上記窓孔の端縁をかしめ変形させ、当該変形させた端縁により上記ベアリングを固定する工程と、を含むことを特徴とする。
上記構成を有する本発明のコラムチューブのベアリング固定方法によれば、コラムチューブの側壁に開けた窓孔から挿入した治具を、コラムチューブの軸方向に移動させることにより上記窓孔の端縁を変形させているので、上記端縁を十分に変形させて、ベアリングを確実にコラムチューブに固定することができる。
本発明のその他の特徴および利点は、図面を参照して以下に行う詳細な説明から、より明らかになろう。
本発明の一実施形態の説明図であり、ベアリングを固定する前段階を示す図である。 図1のII−II線に沿う断面図である。 本発明の一実施形態の説明図であり、窓孔に治具を挿入した状態を示す。 本発明の一実施形態の説明図であり、窓孔に挿入した治具により窓孔の端縁をかしめている状態を示す。 本発明の他の実施形態の説明図であり、図4の状態に相当する図である。 本発明の他の実施形態の説明図であり、図1に相当する図である。
以下、本発明の好ましい実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
図1および図2は、コラムチューブ100の内周に、ベアリング200を嵌合保持させた状態を示す。コラムチューブ100は、金属製である。コラムチューブ100はまた、先端側にターンシグナルスイッチ(図示略)を取り付けるためのブラケット110が、たとえば溶接によって取付けられている。コラムチューブ100の側壁には、直径方向に対向する2箇所に、窓孔120が開設されている。この窓孔120は、ターンシグナルスイッチ(図示略)をキャンセルするためにステアリングシャフト(図示略)に取付けられるカム(図示略)をコラムチューブ100の外部に臨ませるために予め設けられている。この窓孔120は、概して矩形であるが、図に示す実施形態においては、コラムチューブ100の基端側(矢印p側)の端縁121を、コラムチューブ100の先端側(矢印q側)に延出する太幅の舌片121aの形態としてある。なお、この窓孔120は、上記したように、ターンシグナルスイッチをキャンセルするためのカム(図示略)を外部に臨ませるために、コラムチューブ100が本来的に有するべきものであり、この窓孔120を形成するにあたり、追加の工程は発生しない。
ベアリング200は、内輪210と外輪220との間に転動体230が介装された一般的なものが用いられ、外輪220をコラムチューブ100の内周に嵌合させるようにして、このコラムチューブ100に保持される。コラムチューブ100に対するベアリング200の軸方向の位置は、図1によく表れているように、たとえば、当該ベアリング200のコラムチューブ100の先端側(矢印q側)の端部と、上記窓孔120の舌片状端縁121の基部とが一致するように設定される。このようなベアリング200の位置の規定は、好ましくは、図2に表れているように、コラムチューブ100の内周に段部112を設けておき、この段部112にベアリング200の外輪220を当接させることにより行われる。
本願発明では、上記窓孔120を利用してそこから治具300を挿入し、この治具300によって窓孔120の端縁121をかしめることにより、ベアリング200をコラムチューブ100に固定する。
治具300は、硬質金属によって形成され、図3に示されているように、コラムチューブ100の直径方向に対向する2つの窓孔120を貫通しうる棒状の本体部310と、この本体部310からコラムチューブ100の基端側(矢印p側)に延出する2つの加工部320とを備える。加工部320は、コラムチューブ100の外周に沿って延びるガイド部321と、このガイド部に対して加工部320の基端側(矢印q側)に連続し、基端側に向かうにつれてコラムチューブ100の半径方向内方側に変位するように傾斜するかしめ部322とを有する。
コラムチューブの内周にベアリング200が保持された状態において、治具300は、次のように作動する。
図3に示すように、コラムチューブ100の側方から2つの窓孔120を貫通させるようにして治具300を挿入する。このとき、2つの加工部320のガイド部321の内面は、コラムチューブ100の直径方向において、コラムチューブ100の外周面と対応するように位置づけられる。
次に、図4に示すように、コラムチューブ100の基端側(矢印p側)に向けて、治具300が移動させられる。そうすると、加工部320の斜面状のかしめ部322が窓孔120の端縁121をコラムチューブ100の内側に向けて強制的に折り曲げ、この端縁121がベアリング200の端部にかしめられる。ベアリング200は、段部112によってコラムチューブ100の基端方向の移動が阻止されているので、上記したかしめ部322による力が効果的に端縁121に作用し、ベアリング200は、端縁121により確実かつ強固にかしめ固定される。
上記した実施形態では、コラムチューブ100の基端側(矢印p側)へのベアリング200の移動を阻止するために、コラムチューブ100の内面に段部112を設けているが、図5に示すように、治具300のかしめ動作の際、コラムチューブ100の基端側(矢印p側)から支持治具350をベアリング200に当てるようにしてもよい。
上記したコラムチューブ100へのベアリング200の固定方法によれば、コラムチューブ100の側面に形成された窓孔120から挿入した治具300によってコラムチューブ100の窓孔120の端縁121をベアリング200にかしめているので、コラムチューブ100の先端にたとえばターンシグナルスイッチ用のブラケット110などが付属していても、問題なくベアリング200をコラムチューブ100に固定することができる。
また、窓孔120は、ターンシグナルスイッチをキャンセルするためのカムをコラムチューブ100に外部に臨ませるために本来的にコラムチューブ100が備えるものであるので、本発明を実施するにあたってコラムチューブ100に対する追加の加工工程は必要ない。
もちろん、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した事項の範囲内でのあらゆる変更は、すべて本発明の範囲にふくまれる。
たとえば、実施形態では、コラムチューブ100に設ける窓孔120の端縁121に、舌片121aが形成されているが、窓孔120の形状は、種々変更可能である。このような舌片を設けなくとも、窓孔120の端縁121を折り曲げてかしめることは可能である。また、図6に示すように、窓孔120の端縁121に設ける舌片121aとして、細幅のものを複数箇所形成してもよい。
実施形態では、治具300の加工部320において、かしめ部322は、平面状の斜面としてあるが、凹にラウンドするような形態であっても、もちろんよい。
100 コラムチューブ
110 ブラケット
112 段部
120 窓孔
121 端縁
200 ベアリング
210 内輪
220 外輪
230 転動体
300 治具
310 本体部
320 加工部
321 ガイド部
322 かしめ部

Claims (1)

  1. 側壁に窓孔を有するコラムチューブの内周にベアリングを保持する工程と、
    上記窓孔から挿入した治具を上記コラムチューブの軸方向に移動させることにより上記窓孔の端縁をかしめ変形させ、当該変形させた端縁により上記ベアリングを固定する工程と、
    を含むことを特徴とする、コラムチューブへのベアリングの固定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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