JP2016057913A - 電圧生成回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路面積を削減しつつ、消費電流を低減するとともに出力電圧の収束時間を短縮することが可能な電圧生成回路を提供する。
【解決手段】電圧生成回路は、出力部を有し、基準電圧端子の電圧と等しくなるように制御した電圧を出力部に出力する電圧制御回路を備える。電圧生成回路は、一端が出力部に接続された第1の分圧用MOSトランジスタを備える。電圧生成回路は、一端が第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、他端が接地に接続された第2の分圧用MOSトランジスタを備える。電圧生成回路は、イネーブル信号に応じて、第1の分圧用MOSトランジスタの一端に第1の目標電圧を出力し且つ第2の分圧用MOSトランジスタの一端に第2の目標電圧を出力する補助回路を備える。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、電圧生成回路に関する。
従来の電圧生成回路において、電圧を分圧する分圧回路には主にポリシリコン抵抗が用いられていた。電流消費を抑える目的で高い抵抗値が必要となる場合、ポリシリコン抵抗は抵抗値が高くなるほど大きな素子面積が必要であり、ポリシリコン抵抗では面積制約的な理由で消費電流の削減が進まなかった。
そして、上記分圧回路において、ゲートリーク電流が流れるゲート酸化膜が薄い薄膜MOSトランジスタを高抵抗素子の代わりに用いる方法がある。この薄膜MOSトランジスタを用いる方法では、抵抗値が高くなるほどゲート面積が小さくなる。しかし、ゲート面積が小さくなると、ゲートリーク電流が小さくなり、薄膜MOSトランジスタで分圧された分圧電圧が収束するのに時間がかかる事が懸念される。すなわち、分圧電圧に基づいた出力電圧の収束時間が長くなる。
特開2012−088978号公報 特許第3805312号公報
回路面積を削減しつつ、消費電流の低減と出力電圧の収束時間の短縮が可能な電圧生成回路を提供する。
実施形態に従った電圧生成回路は、基準電圧が供給される基準電圧端子を備える。電圧生成回路は、イネーブル信号が供給されるセット端子を備える。電圧生成回路は、出力電圧が出力される出力端子を備える。電圧生成回路は、出力部を有し、前記基準電圧端子の電圧と等しくなるように制御した電圧を前記出力部に出力する電圧制御回路を備える。電圧生成回路は、一端が前記出力部に接続された第1の分圧用MOSトランジスタを備える。電圧生成回路は、一端が前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、他端が接地に接続された第2の分圧用MOSトランジスタを備える。電圧生成回路は、前記イネーブル信号に応じて、前記第1の分圧用MOSトランジスタの一端に第1の目標電圧を出力し且つ前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に第2の目標電圧を出力する補助回路を備える。電圧生成回路は、前記出力部の電圧を前記第1および第2の分圧用MOSトランジスタで分圧した電圧に基づいて前記出力電圧を前記出力端子に出力する出力回路を備える。
前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記電圧制御回路の出力部に接続され、ゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続されたpMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、ゲートが前記接地に接続されたpMOSトランジスタである。
又は、前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続され、ゲートが前記電圧制御回路の出力部に接続されたnMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記接地に接続され、ゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続されたnMOSトランジスタである。
図1は、第1の実施形態に係る電圧生成回路100の構成の一例を示す図である。 図2は、第2の実施形態に係る電圧生成回路200の構成の一例を示す図である。 図3は、第3の実施形態に係る電圧生成回路300の構成の一例を示す図である。
以下、各実施形態について図面に基づいて説明する。
第1の実施形態
図1は、第1の実施形態に係る電圧生成回路100の構成の一例を示す図である。
図1に示すように、電圧生成回路100は、基準電圧端子TVと、セット端子TSと、出力端子TOUTと、補助回路1と、電圧制御回路2と、分圧回路3と、出力回路4と、を備える。
基準電圧VREFは、基準電圧端子TVに供給される。この基準電圧VREFは、電圧生成回路100の外部から与えられる。そして、この基準電圧VREFは、電源電圧以下に設定される。
イネーブル信号SEは、セット端子TSに供給される。
出力電圧VOUTは、出力端子TOUTから出力される。
補助回路1は、イネーブル信号SEに応じて、第1ノードN1に第1の目標電圧を出力し、第2ノードN2に第2の目標電圧を出力し、且つ第3ノードN3に第3の目標電圧を出力する。
なお、第1の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第1ノードN1の電圧と等しい電圧に設定される。また、第2の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第2ノードN2の電圧と等しい電圧に設定される。また、第3の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第3ノードN3の電圧と等しい電圧に設定される。
ここで、補助回路1は、例えば、図1に示すように、第1の抵抗素子R1と、第2の抵抗素子R2と、第3の抵抗素子R3と、第1の制御MOSトランジスタM1と、第1のトランスミッションゲート(スイッチ素子)G1と、第2のトランスミッションゲートG2と、第3のトランスミッションゲートG3と、電流供給遮断用トランスミッションゲートGRと、第1のオペアンプOP1と、を備える。
第1の制御MOSトランジスタM1は、一端(ソース)が電源に接続されている。この第1の制御MOSトランジスタM1は、図1の例では、pMOSトランジスタであるが、nMOSトランジスタであってもよい。
トランスミッションゲートGRは、一端が第1の制御MOSトランジスタM1の他端(ドレイン)に接続され、他端がノードNRに接続されている。
このトランスミッションゲートGRは、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。一方、このトランスミッションゲートGRは、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
第1の抵抗素子R1は、一端がノードNRに接続されている。
第2の抵抗素子R2は、一端が第1の抵抗素子R1の他端に接続され、他端が(第3の抵抗素子R3を介して)接地に接続されている。
また、第3の抵抗素子R3は、第2の抵抗素子R2の他端と接地との間に接続されている。
なお、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3は、例えば、比較的小さい(数百kΩ程度)抵抗値を有する(すなわち、回路面積が比較的小さい。)。この第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3は、例えば、ポリシリコン抵抗で構成される。
第1のオペアンプOP1は、反転入力端子が基準電圧端子TVに接続され、非反転入力端子がノードNRに接続されている。
この第1のオペアンプOP1は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして駆動し、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして駆動を止める。この第1のオペアンプOP1は、駆動すると、基準電圧VREFとノードNRの電圧とが等しくなるように、第1の制御MOSトランジスタM1のゲート電圧を制御する。
これにより、基準電圧VREFとノードNRの電圧とが等しくなるように制御される。
また、電圧制御回路2は、出力部2aを有し、基準電圧端子TVの電圧と等しくなるように制御した電圧を出力部2aに出力する。
この電圧制御回路2は、例えば、図1に示すように、第2の制御MOSトランジスタM2と、第2のオペアンプOP2と、を備える。
第2の制御MOSトランジスタM2は、一端(ソース)が電源に接続され、出力部2aである他端(ドレイン)が第1ノードN1に接続されている。この第2の制御MOSトランジスタM2は、図1の例では、pMOSトランジスタであるが、nMOSトランジスタであってもよい。
分圧回路3は、出力部2aと接地との間に接続されている。
この分圧回路3は、例えば、図1に示すように、第1の分圧用MOSトランジスタD1と、第2の分圧用MOSトランジスタD2と、第3の分圧用MOSトランジスタD3と、第1のキャパシタC1と、第2のキャパシタC2と、第3のキャパシタC3と、を備える。
第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3は、第1ノードN1と接地との間に、ゲート絶縁膜リーク電流が流れるように直列に接続されている。
第1の分圧用MOSトランジスタD1は、第1ノードN1と第2ノードN2との間に接続されている。
図1の例では、この第1の分圧用MOSトランジスタD1は、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第1ノードN1(電圧制御回路2の出力部2a)に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されたpMOSトランジスタである。
また、第2の分圧用MOSトランジスタD2は、第2ノードN2と接地との間(図1の例では、特に、第2ノードN2と第3ノードN3との間)に接続されている。
図1の例では、この第2の分圧用MOSトランジスタD2は、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第2ノードN2に接続され、ゲートが第3のノードN3に接続されたpMOSトランジスタである。
また、第3の分圧用MOSトランジスタD3は、第2の分圧用MOSトランジスタD2のゲートに接続された第3ノードN3と接地との間に接続されている。
図1の例では、この第3の分圧用MOSトランジスタD3は、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第3ノードN3に接続され、ゲートが接地に接続されたpMOSトランジスタである。
ここで、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3は、数nm程度の薄膜のゲート絶縁膜を有する薄膜MOSFETである。この第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3は、ゲートとバックゲートとの間に所定の電圧が印加されると、ゲート絶縁膜を抜けて流れるゲート絶縁膜リーク電流が流れる。このゲート絶縁膜リーク電流は非常に小さく(例えば、数nA程度)、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3は、高抵抗(例えば、数十MΩ程度)な抵抗素子として機能する。
すなわち、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3の抵抗値は、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3の抵抗値よりも、大きくなる。
なお、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3の抵抗比は、例えば、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3の抵抗比と同じになるように設定されている。
また、既述のように、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3は、図1の例では、pMOSトランジスタである。
また、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3の素子面積は、同様の抵抗値を有するポリシリコン抵抗よりも小さくなる(面積比で約1/50程度になる)。
また、既述のように、図1の例では、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3は、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが共通の一端に接続され、ゲートが他端に接続されたpMOSトランジスタである。
しかし、第1の分圧用MOSトランジスタD1が、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第2ノードN2に接続され、ゲートが第1ノードN1(電圧制御回路2の出力部2a)に接続されたnMOSトランジスタであり、第2の分圧用MOSトランジスタD2が、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第3ノードN3に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されたnMOSトランジスタであり、且つ第3の分圧用MOSトランジスタD3が、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが接地に接続され、ゲートが第3ノードN3に接続されたnMOSトランジスタであってもよい。
なお、既述の第2の制御MOSトランジスタM2や第1から第3のトランスミッションゲートG1〜G3や第3のオペアンプOP3には、ゲートリーク電流の対策として、例えば、上記第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3よりも、ゲート絶縁膜の膜厚が厚い厚膜MOSFETが選択される。
出力回路4は、出力部2aの電圧を第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3で分圧した分圧電圧に基づいて出力電圧VOUTを出力端子TOUTに出力する。
この出力回路4は、例えば、図1に示すように、出力オペアンプOP3と、出力キャパシタCOと、を備える。
また、図1に示すように、第2のオペアンプOP2は、反転入力端子が基準電圧端子TVに接続され、非反転入力端子が第1ノードN1に接続されている。
この第2のオペアンプOP2は、基準電圧VREFと第1ノードN1の電圧とが等しくなるように、第2の制御MOSトランジスタM2のゲート電圧を制御する。
第1のトランスミッションゲートG1は、一端がトランスミッションゲートGRの他端に接続され、他端が第1ノードN1に接続されている。
この第1のトランスミッションゲートG1は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第1のトランスミッションゲートG1は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
また、第2のトランスミッションゲートG2は、一端が第1の抵抗素子R1の他端に接続され、他端が第2ノードN2に接続されている。
この第2のトランスミッションゲートG2は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第2のトランスミッションゲートG2は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
また、第3のトランスミッションゲートG3は、一端が第2の抵抗素子R2の他端に接続され、他端が第3ノードN3に接続されている。
この第3のトランスミッションゲートG3は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第3のトランスミッションゲートG3は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
なお、これらの第1から第3のトランスミッションゲートG1〜G3、及び、トランスミッションゲートGRは、pMOSトランジスタとnMOSトランジスタとが並列に接続されたスイッチ素子である。
また、第1のキャパシタC1は、第1ノードN1と接地との間に接続されている。第2のキャパシタC2は、第2ノードN2と接地との間に接続されている。第3のキャパシタC3は、第3ノードN3と接地との間に接続されている。
また、出力キャパシタCOは、出力端子TOUTと接地との間に接続されている。
出力オペアンプOP3は、例えば、図1に示すように、反転入力端子と出力とが接続され、非反転入力端子が第2ノードN2に接続され、出力が出力端子TOUTに接続されている。この出力オペアンプOP3は、第2ノードN2の電圧に応じて、出力端子TOUTに出力電圧VOUTを出力する。
なお、この出力オペアンプOP3は、非反転入力端子が、第2ノードN2の代わりに、例えば、第3ノードN3に接続されていてもよい。この場合、出力オペアンプOP3は、第3ノードN3の電圧に応じて、出力端子TOUTに出力電圧VOUTを出力する。
すなわち、電圧生成回路100は、基準電圧VREFを第1、第2、第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3により分圧した電圧に基づいて出力電圧VOUTを出力する。
ここで、以上のような構成を有する電圧生成回路100の動作特性について説明する。以下では、特に、基準電圧VREFが変化したときの電圧生成回路100の動作特性に注目して説明する。
例えば、基準電圧VREFが立ち上がり始めると、電圧生成回路100の第2のオペアンプOP2は、基準電圧VREFと第1ノードN1の電圧とが等しくなるように、第2の制御MOSトランジスタM2のゲート電圧を制御する。
しかし、既述のように、電圧生成回路100の第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3のゲート絶縁膜リーク電流は非常に小さい。すなわち、第1ないし第3のキャパシタC1〜C3を充電する電流が小さい。
このため、ゲート絶縁膜リーク電流のみによる充電では、基準電圧VREFが立ち上がってから、第1ないし第3ノードN1〜N3の電圧(第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3による分圧電圧)が安定するまでに長い時間を要する。
ここで、電圧生成回路100において、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にトランスミッションゲートGRがオンする。
これにより、第1の制御MOSトランジスタM1の他端(ドレイン)とノードNRとの間が導通する。
さらに、電圧生成回路100において、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合に第1のオペアンプOP1が駆動する。
これにより、第1のオペアンプOP1は、基準電圧VREFとノードNRの電圧とが等しくなるように、第1の制御MOSトランジスタM1のゲート電圧を制御する。
ここで、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3は、既述のように、小さい抵抗値を有するため、大きな電流が流れる。これにより、比較的速くノードNRの電圧が基準電圧VREFと等しくなる。
すなわち、第1の抵抗素子R1の他端の電圧は、第1の抵抗素子R1と、第2の抵抗素子R2及び第3の抵抗素子R3の合成抵抗とを用いて、基準電圧VREFを分圧した電圧になる。さらに、第2の抵抗素子R2の他端の電圧は、第1の抵抗素子R1及び第2の抵抗素子R2の合成抵抗と、第3の抵抗素子R3とを用いて、基準電圧VREFを分圧した電圧になる。
さらに、電圧生成回路100において、既述のイネーブル信号SEがLowレベル信号の場合に第1ないし第3のトランスミッションゲートG1〜G3がオンする。
これにより、ノードNRと第1ノードN1とが導通し、第1の抵抗素子R1の他端と第2ノードN2とが導通し、第2の抵抗素子R2の他端と第3ノードN3とが導通する。したがって、第1ないし第3のキャパシタC1〜C3を充電する電流が増加することになる。
すなわち、第1ないし第3ノードN1〜N3の電圧(第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3による分圧電圧)が、より速くそれぞれの所定の分圧電圧(第1ないし第3の目標電圧)に到達することになる。
このように、第1から第3の抵抗素子R1〜R3を流れる電流を充電電流に追加することで、基準電圧VREFが立ち上がってから、第1ないし第3ノードN1〜N3の電圧(第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3による分圧電圧)が安定するまでに時間を短くすることができる。
その後、電圧生成回路100において、イネーブル信号SEがLowレベル信号になってから規定期間の経過後、イネーブル信号がHighレベル信号になった段階で、第1のオペアンプOP1が動作を停止する。さらに、イネーブル信号の供給が停止されることで、トランスミッションゲートGR、第1のトランスミッションゲートG1、および第2のトランスミッションゲートG2がオフして、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3に流れる電流が遮断される。
なお、上記規定期間は、例えば、イネーブル信号SEがセット端子TSに供給されてからノードNRの電圧が基準電圧VREFに達する(第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1〜D3による分圧電圧が安定する、すなわち、出力電圧VOUTが安定する)までの期間である。
これにより、出力電圧VOUTが安定した後、第1のオペアンプOP1および第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3の消費電流を低減することができる。
さらに、出力電圧VOUTが安定した後、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3は、ゲート絶縁膜リーク電流が流れるが、このリーク電流は、第1ないし第3の抵抗素子R1〜R3に流れる電流よりも十分小さい。
すなわち、電圧生成回路100は、消費電流を低減することができる。
ここで、例えば、ポリシリコン抵抗で素子面積が過大とならない範囲でできる実用上の抵抗値の上限は、数MΩ〜10MΩオーダー位である。この場合、1V電源で10MΩのポリシリコン抵抗を用いた分圧回路の消費電流は、0.1uA以上になる。
以上のように、電圧生成回路100は、電源電圧と基準電圧VREFが印加された後に、イネーブル信号SEに応じて補助回路1で速やかに生成した目標電圧を第1ないし第3ノードN1〜N3に供給した後、補助回路1を停止させる。これにより、補助回路1の消費電流を抑えた動作でありながら、分圧回路2の分圧電圧が安定する時間を短くすることができる。すなわち、電圧生成回路100において、分圧電圧に基づいた出力電圧の収束時間を短くすることができる。
特に、本実施形態では、分圧回路2に薄膜ゲートのMOSFET(第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタD1、D2、D3)を用いることで、分圧回路2の消費電流を、数nAオーダーに低減することができる。さらに、この薄膜ゲートのMOSFETは、ポリシリコン抵抗よりも小さい回路面積で大きな抵抗値を得ることができるため、回路面積を削減することができる。
以上のように、本第1の実施形態に係る電圧生成回路によれば、回路面積を削減しつつ、消費電流を低減するとともに出力電圧の収束時間を短縮することができる。
第2の実施形態
図2は、第2の実施形態に係る電圧生成回路200の構成の一例を示す図である。なお、この図2において、図1と同じ符号は、第2の実施形態と同様の構成を示す。
図2に示すように、電圧生成回路200は、トリミング端子TR1、TR2と、基準電圧端子TVと、セット端子TSと、出力端子TOUTと、補助回路1と、電圧制御回路2と、分圧回路3と、出力回路4と、トリミング回路5と、を備える。
すなわち、図2に示す第2の実施形態に係る電圧生成回路200は、図1に示す電圧生成回路100と比較して、トリミング端子TR1、TR2と、トリミング回路5と、をさらに備えている。
トリミング回路5は、第2、第3ノードN2、N3に流れる電流をトリミングする。
このトリミング回路5は、例えば、図2に示すように、インバータIA、IBと、トリミング用MOSトランジスタDA、DBと、を備える。
ここで、トリミング端子TR1、TR2は、トリミング信号VTRIM1、VTRIM2が供給される。なお、トリミング信号VTRIM1、VTRIM2は、Highレベル)と、Lowレベルとの、2値の信号である。
また、インバータIA、IBは、トリミング端子TR1、TR2に入力が接続されている。なお、このインバータIA、IBに印加される電圧は、例えば、電源電圧、基準電圧等である。
トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、図2の例では、第3ノードN3と、インバータIA、IBの出力との間に接続されている。
なお、トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、第2ノードN2と、インバータIA、IBの出力との間に接続されていてもよい。
トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、図2の例では、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第3ノードN3に接続され、ゲートがインバータIA、IBの出力に接続されたpMOSトランジスタである。
なお、トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートがインバータIA、IBの出力に接続され、ゲートが第3ノードN3に接続されたnMOSトランジスタであってもよい。
また、トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが第2ノードN2に接続され、ゲートがインバータIA、IBの出力に接続されたpMOSトランジスタであってもよい。
また、トリミング用MOSトランジスタDA、DBは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートがインバータIA、IBの出力に接続され、ゲートが第2ノードN2に接続されたnMOSトランジスタであってもよい。
この電圧生成回路200のその他の構成は、図1に示す第1の実施形態に係る電圧生成回路100と同様である。
ここで、以上のような構成を有する電圧生成回路200の動作特性について説明する。
例えば、トリミング信号VTRIM1が、 Lowレベルの場合には、インバータIAの出力がHighレベル(例えば、電源電圧)になるため、トリミング用MOSトランジスタDAを介して、第3ノードN3に電流が流れこむ。
一方、トリミング信号VTRIM1が、Highレベルの場合には、インバータIAの出力がLowレベル(接地)になるため、第3の分圧用MOSトランジスタD3にながれていた電流の一部が、トリミング用MOSトランジスタDAを介して、接地に流れる。
なお、他のトリミング信号VTRIM2に関しても同様の動作である。
このように、本実施形態では、第2の分圧用MOSトランジスタD2から第3の分圧用MOSトランジスタD3に流れる電流の一部を、トリミング用MOSトランジスタDA、DBなどのゲート絶縁膜リーク電流として迂回させる。これにより、第1ないし第3ノードN1〜N3の電圧が調整されることとなり、結果として、出力電圧VOUTを調整することが可能になる。
この電圧生成回路200のその他の構成および動作は、図1に示す第1の実施形態に係る電圧生成回路100と同様である。
すなわち、本第2の実施形態に係る電圧生成回路によれば、回路面積を削減しつつ、消費電流を低減するとともに出力電圧の収束時間を短縮することができる。
第3の実施形態
図3は、第3の実施形態に係る電圧生成回路300の構成の一例を示す図である。なお、この図3において、図1と同じ符号は、第3の実施形態と同様の構成を示す。
図3に示すように、電圧生成回路300は、補助回路1と、電圧制御回路2と、分圧回路3と、出力回路4と、基準電圧端子TVと、セット端子TSと、出力端子TOUTと、を備える。
補助回路1は、イネーブル信号SEに応じて、第1ノードN1に第1の目標電圧を出力し、第2ノードN2に第2の目標電圧を出力し、第3ノードN3に第3の目標電圧を出力し、出力電圧生成ノードNXに第4の目標電圧を出力し、出力電圧生成ノードNYに第5の目標電圧を出力する。
なお、第1の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第1ノードN1の電圧と等しい電圧に設定される。また、第2の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第2ノードN2の電圧と等しい電圧に設定される。また、第3の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの第3ノードN3の電圧と等しい電圧に設定される。また、第4の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの出力電圧生成ノードNXの電圧と等しい電圧に設定される。また、第5の目標電圧は、例えば、出力電圧VOUTが定常状態であるときの出力電圧生成ノードNYの電圧と等しい電圧に設定される。
ここで、補助回路1は、例えば、図3に示すように、第1〜第3の抵抗素子R1〜R3と、第1の制御MOSトランジスタM1と、第1〜第3のトランスミッションゲートG1〜G3と、電流供給遮断用トランスミッションゲートGRと、第1のオペアンプOP1と、出力電圧生成用トランスミッションゲートGX、GYと、を備える。すなわち、図3に示す補助回路1は、図1に示す構成と比較して、第4、第5の抵抗素子R4、R5と、出力電圧生成用トランスミッションゲートGX、GYと、をさらに備えている。
第1の抵抗素子R1は、一端がノードNRに接続されている。
第2の抵抗素子R2は、一端が第1の抵抗素子R1の他端に接続されている。
第3の抵抗素子R3は、一端が第2の抵抗素子R2の他端に接続され、他端が接地に(第4、第5の抵抗素子R4、R5を介して)接続されている。
第4の抵抗素子R4は、一端が第3の抵抗素子R3の他端に接続されている。
第5の抵抗素子R5は、一端が第4の抵抗素子R4の他端に接続され、他端が接地に接続されている。
第1のトランスミッションゲートG1は、一端がトランスミッションゲートGRの他端に接続され、他端が第1ノードN1に接続されている。
この第1のトランスミッションゲートG1は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第1のトランスミッションゲートG1は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
また、第2のトランスミッションゲートG2は、一端が第2の抵抗素子R2の他端に接続され、他端が第2ノードN2に接続されている。
この第2のトランスミッションゲートG2は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第2のトランスミッションゲートG2は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
また、第3のトランスミッションゲートG3は、一端が第4の抵抗素子R4の他端に接続され、他端が第3ノードN3に接続されている。
この第3のトランスミッションゲートG3は、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この第3のトランスミッションゲートG3は、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
電圧制御回路2は、出力部2a、2bを有し、基準電圧端子TVの電圧と等しくなるように制御した電圧を出力部2a、2bに出力する。
この電圧制御回路2は、例えば、図3に示すように、第2、第3の制御MOSトランジスタM2、M3と、第2のオペアンプOP2と、を備える。
第3の制御MOSトランジスタM3は、一端(ソース)が電源に接続され、出力部2bである他端(ドレイン)が出力電圧生成ノードNXに接続され、ゲートが第2の制御MOSトランジスタのゲートに接続されている。この第3の制御MOSトランジスタM3は、第2の制御MOSトランジスタM2と同じ導電型である(図3では、pMOSトランジスタである)。
したがって、第2のオペアンプOP2が駆動すると、第3の制御MOSトランジスタM3の他端(出力電圧生成ノードNX)の電圧は、基準電圧VREFと等しくなるように制御される。
分圧回路3は、出力部2bと接地との間に接続されている。
この分圧回路3は、例えば、図3に示すように、第1〜第5の分圧用MOSトランジスタD1〜D5と、第1のキャパシタC1と、出力電圧生成用MOSトランジスタDX、DYと、キャパシタCXと、を備える。なお、図3に示す分圧回路3は、図1に示す構成と比較して、第2、第3のキャパシタC2、C3が省略されている。
出力電圧生成用MOSトランジスタDX、DYは、出力電圧生成ノードNX(出力部2b)と接地との間に、ゲート絶縁膜リーク電流が流れるように直列に接続されている。
例えば、図3に示すように、出力電圧生成用MOSトランジスタDXは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが出力電圧生成ノードNXに接続され、ゲートが出力電圧生成ノードNYに接続されたpMOSトランジスタである。また、出力電圧生成用MOSトランジスタDYは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが出力電圧生成ノードNYに接続され、ゲートが接地に接続されたpMOSトランジスタである。
なお、出力電圧生成用MOSトランジスタDXは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが出力電圧生成ノードNYに接続され、ゲートが出力電圧生成ノードNXに接続されたnMOSトランジスタであり、出力電圧生成用MOSトランジスタDXは、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが接地に接続され、ゲートが出力電圧生成ノードNYに接続されたnMOSトランジスタであってもよい。
出力電圧生成用トランスミッションゲートGXは、一端が第1の抵抗素子R1の他端に接続され、他端が出力電圧生成ノードNXに接続され、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンする。
この出力電圧生成用トランスミッションゲートGXは、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この出力電圧生成用トランスミッションゲートGXは、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
出力電圧生成用トランスミッションゲートGYは、一端が第3の抵抗素子R3の他端に接続され、他端が出力電圧生成ノードNYに接続され、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンする。
この出力電圧生成用トランスミッションゲートGYは、イネーブル信号SEがLowレベル信号の場合にオンして、一端と他端との間を導通する。
一方、この出力電圧生成用トランスミッションゲートGYは、イネーブル信号SEがHighレベル信号の場合にオフして、一端と他端との間を遮断する。
また、キャパシタCXは、出力電圧生成ノードNXと接地との間に接続されている。
また、出力回路4は、第2の出力部2b(出力電圧生成ノードNX)の電圧に基づいて出力電圧VOUTを出力端子TOUTに出力する。
この出力回路4は、例えば、図3に示すように、出力オペアンプOP3と、出力キャパシタCOと、を備える。
出力オペアンプOP3は、例えば、図3に示すように、反転入力端子と出力とが接続され、非反転入力端子が出力電圧生成ノードNXに接続され、出力が出力端子TOUTに接続されている。この出力オペアンプOP3は、出力電圧生成ノードNXの電圧に応じて、出力端子TOUTに出力電圧VOUTを出力する。
なお、この出力オペアンプOP3は、非反転入力端子が、出力電圧生成ノードNXの代わりに、例えば、出力電圧生成ノードNYに接続されていてもよい。この場合、出力オペアンプOP3は、出力電圧生成ノードNYの電圧に応じて、出力端子TOUTに出力電圧VOUTを出力する。
すなわち、電圧生成回路300は、出力電圧生成ノードNX、NYの電圧に基づいて出力電圧VOUTを出力する。
ここで、予め設定された基準電圧に対して、直列に接続された電圧分割のMOSトランジスタの数が多くなると、MOSトランジスタのVgsが小さくなる。そして、MOSトランジスタのVgsが小さい(0.4V未満)場合、既述のゲート絶縁膜リーク電流は、十分な大きさを得ることができず、MOSトランジスタによる電圧分割が難しくなると考えられる。
そこで、本実施形態では、第1ないし第3の分圧用MOSトランジスタM1〜M3とは別に設けられた出力電圧生成用MOSトランジスタDX、DYで電圧分割する。これにより、例えば、Vgs≧0.4Vでゲート絶縁膜リーク電流を用いつつ、電圧差が0.4Vよりも小さい分圧を行ことができる。
特に、第2、第3の制御MOSトランジスタM2、M3に流れる電流比、MOSトランジスタのサイズの比、MOSトランジスタの直列段数等を調整することで、必要な電圧を得ることができる。
この電圧生成回路300のその他の構成および動作特性は、図1に示す第1の実施形態に係る電圧生成回路100と同様である。
すなわち、本第3の実施形態に係る電圧生成回路によれば、回路面積を削減しつつ、消費電流を低減するとともに出力電圧の収束時間を短縮することができる。
なお、本第3の実施形態に係る電圧生成回路に、第2の実施形態のゲート絶縁膜リーク電流を迂回させる構成(トリミング回路)を適用してもよい。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
100、200、300 電圧生成回路
1 補助回路
2 電圧制御回路
3 分圧回路
4 出力回路
5 トリミング回路
TV 基準電圧端子
TS セット端子
TOUT 出力端子
R1 第1の抵抗素子
R2 第2の抵抗素子
R3 第3の抵抗素子
M1 第1の制御MOSトランジスタ
M2 第2の制御MOSトランジスタ
G1 第1のトランスミッションゲート
G2 第2のトランスミッションゲート
G3 第3のトランスミッションゲート
GR トランスミッションゲート
OP1 第1のオペアンプ
OP2 第2のオペアンプ
OP3 出力オペアンプ
D1 第1の分圧用MOSトランジスタ
D2 第2の分圧用MOSトランジスタ
D3 第3の分圧用MOSトランジスタ
C1 第1のキャパシタ
C2 第2のキャパシタ
C3 第3のキャパシタ
CO 出力キャパシタ

Claims (14)

  1. 基準電圧が供給される基準電圧端子と、
    イネーブル信号が供給されるセット端子と、
    出力電圧が出力される出力端子と、
    出力部を有し、前記基準電圧端子の電圧と等しくなるように制御した電圧を前記出力部に出力する電圧制御回路と、
    一端が前記出力部に接続された第1の分圧用MOSトランジスタと、
    一端が前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、他端が接地に接続された第2の分圧用MOSトランジスタと、
    前記イネーブル信号に応じて、前記第1の分圧用MOSトランジスタの一端に第1の目標電圧を出力し且つ前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に第2の目標電圧を出力する補助回路と、
    前記出力部の電圧を前記第1および第2の分圧用MOSトランジスタで分圧した電圧に基づいて前記出力電圧を前記出力端子に出力する出力回路と、を備え、
    前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記電圧制御回路の出力部に接続され、ゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続されたpMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、ゲートが前記接地に接続されたpMOSトランジスタであり、又は、
    前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続され、ゲートが前記電圧制御回路の出力部に接続されたnMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記接地に接続され、ゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続されたnMOSトランジスタであることを特徴とする電圧生成回路。
  2. 前記補助回路は、
    一端が電源に接続された第1の制御MOSトランジスタと、
    一端が前記第1の制御MOSトランジスタの他端に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1の抵抗素子と、
    一端が前記第1の抵抗素子の他端に接続され、他端が接地に接続された第2の抵抗素子と、
    前記イネーブル信号に応じて駆動し、前記基準電圧と前記第1のスイッチ素子の他端の電圧とが等しくなるように、前記第1の制御MOSトランジスタのゲート電圧を制御する第1のオペアンプと、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記第2の制御MOSトランジスタの他端に接続され、前記イネーブル信号に応じてオンする第2のスイッチ素子と、
    一端が前記第1の抵抗素子の他端に接続され、他端が前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、前記イネーブル信号に応じてオンする第3のスイッチ素子と、を備え、
    前記電圧制御回路は、
    一端が前記電源に接続された第2の制御MOSトランジスタと、
    前記基準電圧と前記第2の制御MOSトランジスタの他端の電圧とが等しくなるように、前記第2の制御MOSトランジスタのゲート電圧を制御する第2のオペアンプと、を備えることを特徴とする請求項1に記載の電圧生成回路。
  3. 前記イネーブル信号に応じて、前記第1のオペアンプが駆動するとともに、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、および前記第3のスイッチ素子がオンし、
    規定期間の経過後、前記第1のオペアンプの動作が停止するとともに、前記第1のスイッチ素子、前記第2のスイッチ素子、および前記第3のスイッチ素子がオフすることを特徴とする請求項2に記載の電圧生成回路。
  4. 前記規定期間は、前記イネーブル信号が前記セット端子に供給されてから前記第1のスイッチ素子の他端の電圧が前記基準電圧に達するまでの期間であることを特徴とする請求項3に記載の電圧生成回路。
  5. 基準電圧が供給される基準電圧端子と、
    イネーブル信号が供給されるセット端子と、
    出力電圧が出力される出力端子と、
    第1および第2の出力部を有し、前記基準電圧端子の電圧と等しくなるように制御した電圧を前記第1および第2の出力部に出力する電圧制御回路と、
    一端が前記第1の出力部に接続された第1の分圧用MOSトランジスタと、
    一端が前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、他端が接地に接続された第2の分圧用MOSトランジスタと、
    一端が前記第2の出力部に接続され、他端が前記接地に接続された出力電圧生成用MOSトランジスタと、
    前記イネーブル信号に応じて、前記第1の分圧用MOSトランジスタの一端に第1の目標電圧を出力し、前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に第2の目標電圧を出力し、且つ、出力電圧生成用MOSトランジスタの一端に第3の目標電圧を出力する補助回路と、
    前記出力電圧生成用MOSトランジスタの一端の電圧に基づいて前記出力電圧を前記出力端子に出力する出力回路と、を備え、
    前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第1の出力部に接続され、ゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続されたpMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、ゲートが前記接地に接続されたpMOSトランジスタであり、又は、前記第1の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第2の分圧用MOSトランジスタの一端に接続され、ゲートが前記第1の出力部に接続されたnMOSトランジスタであり、且つ、前記第2の分圧用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記接地に接続され、ゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続されたnMOSトランジスタであり、
    前記出力電圧生成用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第2の出力部に接続され、ゲートが前記接地に接続されたpMOSトランジスタ、又は、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記接地に接続され、ゲートが前記第2の出力部に接続されたnMOSトランジスタであることを特徴とする電圧生成回路。
  6. 前記補助回路は、
    一端が電源に接続された第1の制御MOSトランジスタと、
    一端が前記第1の制御MOSトランジスタの他端に接続された第1のスイッチ素子と、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続された第1の抵抗素子と、
    一端が前記第1の抵抗素子の他端に接続された第2の抵抗素子と、
    一端が前記第2の抵抗素子の他端に接続され、他端が接地に接続された第3の抵抗素子と、
    前記イネーブル信号に応じて駆動し、前記基準電圧と前記第1のスイッチ素子の他端の電圧とが等しくなるように、前記第1の制御MOSトランジスタのゲート電圧を制御する第1のオペアンプと、
    一端が前記第1のスイッチ素子の他端に接続され、他端が前記第1の出力部に接続され、前記イネーブル信号に応じてオンする第2のスイッチ素子と、
    一端が前記第2の抵抗素子の他端に接続され、他端が前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、前記イネーブル信号に応じてオンする第3のスイッチ素子と、
    一端が前記第1の抵抗素子の他端に接続され、他端が前記第2の出力部に接続され、前記イネーブル信号に応じてオンする第4のスイッチ素子と、を備え、
    前記電圧制御回路は、
    一端が電源に接続された第2の制御MOSトランジスタと、
    前記基準電圧と前記第2の制御MOSトランジスタの他端の電圧とが等しくなるように、前記第2の制御MOSトランジスタのゲート電圧を制御する第2のオペアンプと、
    一端が電源に接続され、ゲートが前記第2の制御MOSトランジスタのゲートに接続された第3の制御MOSトランジスタと、を備えることを特徴とする請求項5に記載の電圧生成回路。
  7. トリミング信号が供給されるトリミング端子と、
    前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に流れる電流をトリミングするトリミング回路をさらに備えることを特徴とする請求項1又は5に記載の電圧生成回路。
  8. 前記トリミング回路は、
    前記トリミング端子に入力が接続されたインバータと、
    前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端と前記インバータの出力との間に、接続されたトリミング用MOSトランジスタと、を備え、
    前記トリミング用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続され、ゲートが前記インバータの出力に接続されたpMOSトランジスタであり、又は、
    前記トリミング用MOSトランジスタが、ソース、ドレイン、及びバッグゲートが前記インバータの出力に接続され、ゲートが前記第1の分圧用MOSトランジスタの他端に接続されたnMOSトランジスタであることを特徴とする請求項7に記載の電圧生成回路。
  9. 基準電圧に応じた第1の所定の電圧を出力する電圧制御回路と、
    前記基準電圧を分圧し、少なくとも第1及び第2の目標電圧を出力する補助回路と、
    前記第1及び前記第2の目標電圧に応じた電圧を保持し、分圧電圧を出力する分圧回路と、
    前記分圧電圧に応じて、出力電圧を出力する出力回路と、
    を有する電圧生成回路。
  10. 前記補助回路はイネーブル信号に応じて動作する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の電圧生成回路。
  11. 前記分圧回路は、前記第1の所定の電圧を用いて第1のリーク電流を発生させる、
    ことを特徴とする請求項9に記載の電圧生成回路。
  12. 前記第1のリーク電流の電流値を増減可能なトリミング回路を有する、
    請求項11に記載の電圧生成回路。
  13. 前記電圧制御回路は、さらに基準電圧に応じた第2の所定の電圧を出力し、
    前記分圧回路は、さらに前記第2の所定の電圧用いて第2のリーク電流を発生させる
    ことを特徴とする請求項11に記載の電圧生成回路。
  14. 前記電圧制御回路は、前記基準電圧に等しくなるように前記第1及び前記第2の所定の電圧を出力し、
    前記出力回路は、前記分圧電圧に等しくなるように前記出力電圧を出力する
    ことを特徴とする請求項13に記載の電圧生成回路。
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