JP2016057613A - フレキシブルled表示器とフレキシブルled表示器の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】1枚のフレキシブル配線基板で形成する背面の透視率が高い格子状のLED表示器を提供する。
【解決手段】1枚の平面なフレキシブル配線基板において、それぞれが複数の側面発光型LEDチップ200a,200bを行方向に配置すると共にLEDチップ200a,200bの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部130と、隣接する行方向配線基板部130間で列方向に隣接するLEDチップ200a,200bの第2の電極同士を接続するため、それぞれが独立して設けられた複数の列方向配線基板部140とを設ける。列方向配線基板部140の各々は、コ字を形成するように切込部を有すると共にコ字の各端部が列方向に隣接する行方向配線基板部130とつながっている。コ字に沿って折り曲げることにより行方向配線基板部130に垂直な配線基板部を形成し、一方向からは配線基板側面が格子状に見える構造を有する。
【選択図】図7

Description

本発明は、格子状のLED発光器を形成する元となるフレキシブルLED表示器と、格子状のフレキシブルLED表示器を製造する方法に関するものである。
従来より、格子状にLEDを配置させた表示器としては、窓やガラスドアなどの採光を損なうことなく表示させるため、LEDペアチップを取り付けた短冊状のプリント配線基板を所定の間隔を置いて透明支持基板上に取り付けて電気的に接続し、プリント配線基板の間に光透過部を設けた技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特願平8−36367号公報
しかしながら、特許文献1のような表示器の場合には、短冊状のプリント配線基板のLEDチップが実装されていない部分も正面から見えるため、背面の透視率が低いという課題があった。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、背面の透視率が高い1枚の格子状のフレキシブルLED表示器を提供するものである。
上記の課題を解決するため、本発明に係るフレキシブルLED表示器は、平面の配線基板で構成されるドットマトリックス式のフレキシブルLED表示器であって、それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを前記配線基板中の行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で列方向に隣接するLEDチップの第2の電極同士を接続するため、それぞれが独立して設けられた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々は、コ字を形成するように切込部を有すると共に、前記コ字の各端部が前記隣接する前記行方向配線基板部とそれぞれ行方向において部分的につながっており、前記コ字に沿って折り曲げたときに前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見える構造を有するものである。
また、本発明では、平面の配線基板で構成されるドットマトリックス式のフレキシブルLED表示器であって、それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを前記配線基板中の行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で、前記第1の電極の配線及び複数の前記LEDチップの各第2の電極同士を接続するための配線を設けた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々は、上方の前記行方向配線基板部とつながった第1基板部と、下方の前記行方向配線基板部とつながった第2基板部と、前記第1及び第2基板部間にあって上方及び下方の前記行方向配線基板部との間に切込部を有する第3基板部と、前記第1基板部の前記第3基板部とは反対側に隣接して設けられた切欠穴部とで構成され、前記列方向配線基板部は、その上方の前記行方向配線基板部に対して、前記第1基板部がその上方の前記行方向配線基板部とつながっている行方向幅だけ行方向にシフトされており、下方の前記行方向配線基板部は前記列方向配線基板部に対して、さらに行方向に、前記第3基板部の行方向幅だけシフトされており、前記列方向配線基板部は、前記第1基板部及び前記第2基板部の前記行方向配線基板部とつながった境界部を折り曲げたとき前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見える構造を有するフレキシブルLED表示器が提供される。
また、本発明では、それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で列方向に隣接するLEDチップの第2の電極同士を接続するため、それぞれが独立して設けられた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々が、コ字を形成するように切込部を有すると共に、前記コ字の各端部が隣接する前記行方向配線基板部とそれぞれ行方向において部分的につながっている平面の配線基板を作製するステップと、前記コ字に沿って折り曲げることにより、前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部を形成し、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見えるようにするステップとを備えたフレキシブルLED表示器の製造方法が提供される。
さらに、本発明では、それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを配線基板中の行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で、前記第1の電極の配線及び複数の前記LEDチップの各第2の電極同士を接続するための配線を設けた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々は、上方の前記行方向配線基板部とつながった第1基板部と、下方の前記行方向配線基板部とつながった第2基板部と、前記第1及び第2基板部間にあって上方及び下方の前記行方向配線基板部との間に切込部を有する第3基板部と、前記第1基板部の前記第3基板部とは反対側に隣接して設けられた切欠穴部とで構成され、前記列方向配線基板部は、その上方の前記行方向配線基板部に対して、前記第1基板部がその上方の前記行方向配線基板部とつながっている行方向幅だけ行方向にシフトされており、下方の前記行方向配線基板部は前記列方向配線基板部に対して、さらに行方向に、前記第3基板部の行方向幅だけシフトされている平面の配線基板を作成するステップと、前記列方向配線基板部を、前記第1基板部及び前記第2基板部の前記行方向配線基板部とつながった境界部を折り曲げることにより、前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見えるようにするステップとを備えたフレキシブルLED表示器の製造方法が提供される。
上記のように構成された本発明のフレキシブルLED表示器は、複数の側面発光型のLEDチップを配線基板中の行方向に配置した複数の行方向配線基板部の間に設けた列方向配線基板部を複数の部分に折り曲げることによって正面からは、配線基板の端面と側面発光LEDチップしか見えないように構成したので、背面透視率の高いフレキシブルなLED表示器が実現できる。
本発明の実施の形態1を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの表面図である。 本発明の実施の形態1を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの裏面図である。 図1に示したフレキシブル配線基板における左上3行×2列部分を拡大して示した表面図である。 図3に示した左上3行×2列部分におけるフレキシブル配線基板の実体配線図である。 本発明の実施の形態1及び2に係るフレキシブルLED表示器の点灯制御回路図である。 図5の回路動作を概略的に説明するためのタイムチャートである。 折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板を全体的に示した正面図である。 図3に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その1)を示した斜視図である。 図3に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その2)を示した斜視図である。 図3に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程終了時のフレキシブル配線基板を示した正面図である。 図7に示した折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板を透明筐体に嵌め込んでフレキシブルLED表示器を構成した状態を示す正面図である。 図11に示した透明筐体自体の左上部分を拡大して示した図である。 図12に示した透明筐体にフレキシブル配線基板を嵌め込んだフレキシブルLED表示器を示した図である。 本発明の実施の形態2を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの表面図である。 図14に示すフレキシブル配線基板表面の裏側を示す図である。 図14に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分を拡大して示す図である。 図16に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分における実体配線図である。 図16に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その1)を示した斜視図である。 図16に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その2)を示した斜視図である。 本発明の実施の形態3を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの表面図である。 図20に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分を拡大して示す図である。 図21に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分における実体配線図である。 図21に示した左上2行×2列部分における折り曲げ工程(その1)を示した斜視図である。 図21に示した左上2行×2列部分における折り曲げ工程(その2)を示した斜視図である。 本発明の実施の形態4を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの表面図である。 図25に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分を拡大して示す図である。 図26に示したフレキシブル配線基板の左上3行×2列部分における実体配線図である。 図26に示した左上2行×2列部分における折り曲げ工程(その1)を示した斜視図である。 図26に示した左上2行×2列部分における折り曲げ工程(その2)を示した斜視図である。 本発明の実施の形態5を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板に部品を実装したときの表面図である。 図30に示したフレキシブル配線基板における左上3行×2列部分を拡大して示した表面図である。 図31に示した左上3行×2列部分におけるフレキシブル配線基板の実体配線図である。 折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板を全体的に示した正面図である。 図31に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その1)を示した斜視図である。 図31に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程(その2)を示した斜視図である。 図31に示した左上3行×2列部分における折り曲げ工程終了時のフレキシブル配線基板を示した正面図である。 図33に示した折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板を透明筐体に嵌め込んでフレキシブルLED表示器を構成した状態を示す正面図である。 図37に示した透明筐体自体の左上部分を拡大して示した図である。 図37の左上部分を拡大した図であり、図38に示した透明筐体にフレキシブル配線基板を嵌め込んだフレキシブルLED表示器を示した図である。
以下、図面に基づいて本発明に係るフレキシブルLED表示器の各実施の形態について詳細に説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1を示すフレキシブルLED表示器に使用される平面の配線基板としてのフレキシブル配線基板100に部品を実装したときの表面を示し、フレキシブル配線基板100は、ポリイミドの基材の表面に部品実装用のパッドや配線用の導体箔を形成し、その後、部品等を半田付けする部分以外の部分には絶縁体を被せたものである。
このフレキシブル配線基板100は、XY平面における行方向(水平方向)に複数個(図示の例では8個)のLEDチップ200aが実装され、複数の行(図示の例では8行)の内の奇数行又は偶数行(図示の例では奇数行)毎に実装されている。このフレキシブル配線基板100には、後述する切込部110が設けられており、その端点又は角部において後述する折り曲げ工程におけるフレキシブル配線基板100が裂けてしまうのを防止する裂け防止穴120が設けられている。LEDチップ200aは、後述するように、格子状(マトリックス状)に電気的接続がなされており、その電気的入出力はコネクタ300を介して行われる。
本図では、8行×8列のドットマトリクスのフレキシブルLED表示器を例として説明しているが、16行×16列や24行×24列であってもよい。
図2は、図1に示したフレキシブル配線基板100を裏側から見た状態を示しており、図1の行方向に実装したLEDチップ200aの中間の行(図示の例では偶数行)毎に、図1の例と同様に1行に8個のLEDチップ200bが実装されている。
従って、図1の表面に実装されたLEDチップ200aと、図2の裏面に実装されたLEDチップ200bとを合わせると、フレキシブル配線基板100には、8×8個のLEDチップが実装される。
図3に示す、図1のフレキシブル配線基板100の左上3行×2列部分の拡大図では、3行の行方向配線基板部130が含まれており、その内の例えば奇数行において側面発光型LEDチップ200aが、この図の例では2個ずつ設けられている。また、偶数行においては、図2に示した裏面において側面発光型のLEDチップ200bが2個ずつ設けられている。裏面にあるので点線で示してある。
そして、列方向においては、列方向配線基板部140が2列に渡って設けられている。この列方向配線基板部140は、行方向に隣接する行方向配線基板部130間で且つ列方向に隣接するLEDチップ200a−200b間の領域においてそれぞれ独立してLEDチップ間の配線接続を行うためのコ字を形成するように、切込部110が形成されている。
そして、この列方向配線基板部140の各々は、コ字の各端部が列方向に隣接する行方向配線基板部130と行方向において所定の幅でつながっており、コ字に沿って折り曲げることにより、行方向配線基板部130に垂直なフレキシブル配線基板部を形成し、以て一方向からはフレキシブル配線基板100の側面又は端面が格子状に見えることになる。
図4における左上3行×2列部分の実体配線図は、上記の行方向配線基板部130と列方向配線基板部140とが電気的にドットマトリックスを形成していることを示す。
すなわち、1行目のLEDチップ200aのカソード(陰極)は、実線で示すように、2行目の裏面のLEDチップ200bのカソードと接続され、さらに、3行目の表面のLEDチップ200aのカソードと接続され、以て列方向に配線接続されている。また、1行目のLEDチップ200aのアノード(陽極)は、点線で示すように、同じ1行目のLEDチップ200aのアノードと接続され、図示していない1行目の次のLEDチップ200aと接続されている。同様に、裏面における2行目のLEDチップ200bのアノード同士も接続され、3行目の表面におけるLEDチップ200aも同様にしてアノード同士が接続されている。なお、アノード及びカソードは、それぞれ、第1及び第2の電極であり、或いは逆に第2及び第1の電極であってもよい。
このようにして、行方向においては、LEDチップ200a,200bのアノード同士が接続され、列方向においてはカソード同士が接続された結果、図5に示すような、点灯制御用のドットマトリックスが形成されることになる。
これらのLEDチップ200a,200bは、コネクタ300とフレキシブルケーブル400を経由し、点灯制御部500により制御されるFET1〜8および定電流トランジスタモジュール550によって点灯制御される。
図5の点灯制御部500の概略動作を、図6のタイムチャートを参照して説明する。なお、ここでは、図5に示したLEDチップa〜eに限定して説明する。
点灯制御部500から、FET1にオン指令を出してS01信号(H)を出力している間に、定電流トランジスタモジュール550には、D01オン(L)信号、D02、D03オフ(H)信号を出力させ、LEDチップaを点灯させる。
次に点灯制御部500から、FET2にオン指令を出してS02信号(H)を出力している間に、定電流トランジスタモジュール550には、D01オフ(H)信号、D02、D03オン(L)信号を出力させ、LEDチップb、cを点灯させる。
次に点灯制御部500から、FET3にオン指令を出してS03信号(H)を出力している間に、定電流トランジスタモジュール550には、D01、D03オン(L)信号、D02オフ(H)信号を出力させ、LEDチップd、eを点灯させる。
同様にして、フレキシブルLED表示器がm行の場合には、続いてS04〜Sm信号が出力され、フレキシブルLED表示器がn列の場合には、D01〜D03と同じタイミングでD04〜Dn信号が出力される。
S01信号が出力されてから、次のS01信号が出力されるまでの間が1サイクルで、これでフレキシブルLED表示器一面の全LEDチップの点灯/消灯制御を行うこととなる。静止表示の場合は、同じサイクルを繰り返し、移動表示の場合は、複数サイクル毎にD01〜Dnのデータを入れ換えることにより表示を変更する。
これは、一般的にダイナミック点灯方式と呼ばれるものであり、LEDチップの場合約100Hz以上(1サイクル10msec以下)で点灯制御すれば、人の目にはちらつきは感じられないことを利用したものである。
m行×n列のフレキシブルLEDを個別に点灯制御しようとした場合には、m×n個の制御回路が必要となるが、このダイナミック点灯では、m+n個の制御回路で済むため、表示器の分野では殆どこの方式が採用されている。
このようなLEDチップ200a、200bが実装されたフレキシブル配線基板100を折り曲げて得られるフレキシブルLED表示器の全体構成が、図7に示されており、以下、このような一方向からは基板側面(端面)とLEDチップ200a、200bの発光側面のみが見える表示器が得られる折り曲げ工程を以下に説明する。ここでは、図8〜10に示す折り曲げ工程を、図3に示した同じ符号1〜12を参照して以下に説明する。なお、図中、○で囲んで示す符号は、以下の説明では( )付符号で示すものとする。
まず、図1及び2に示したフレキシブル配線基板100には切込部110が設けられているので、列方向(図の上下方向)に引っ張ると、まず図8に示すような折り曲げ状態(その1)を呈する。すなわち、行方向配線基板部130である水平部(1)−(7)間においては、コ字四角部分(2)〜(6)が図示のように少しずつ折り曲げられた形となる。これは、水平部(7)とその下の水平部(符号は図示せず)との間も同様にして四角部分(8)〜(12)が若干折り曲げられた形を呈する。
そして、図9に示すように、四角部分(2)を180度完全に折り曲げ、四角部分(3)を四角部分(2)に対して90度折り曲げ、さらに四角部分(4)を四角部分(3)に対して180度折り曲げ、四角部分(5)を四角部分(4)に対して180度折り曲げ(図示の例では180度までは折り曲げられていない。)、さらに四角部分(6)は四角部分(5)に対して90度折り曲げるとともに水平部(7)に対しては180度折り曲げた状態にする。すなわち、水平部間の四角部分はすべて180度折り曲げることになる。
同様にして、四角部分(8)〜(12)においても、2つの隣接する水平部(行方向配線基板部130)間においても折り曲げられることになる。
この結果、折り曲げ工程終了時には、図10に示すように、行方向配線基板部130間においては、列方向配線基板部140が行方向配線基板部130に対して垂直な状態で支持することになる。
従って、紙面から見たこのフレキシブルLED表示器は、LEDチップ200a,200bの側面と、フレキシブル配線基板100の側面(端面)のみが見えることになり、透視率が格段に向上することになる。
その結果、フレキシブルLED表示器全体は、図7に示すような表面形状となる。
ただし、この状態では、列方向配線基板部140が接着剤等で接着しない限り不安定であり、図7に示すような形状には固定し難い。
そこで、図7に示した表示器を、図11に示すような透明筐体600に設けた溝700に嵌め込んで固定することが好ましい。そして、このようなフレキシブルLED表示器に、フレキシブルケーブル400を経由して通電することにより、所望の文字や数字が表示できることになる。
図12は、図11に示した全体的な透明筐体600における左上部分を拡大して示しており、図12(1)は正面図、同(2)は左側面図、同(3)は下側面図を示している。
図13は、図12に示した透明筐体600の部分拡大図に対応しており、フレキシブル配線基板100を嵌め込んだ状態を示している。
このように、透明筐体600に設けた溝700において図7及び図10に示すような折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板100を嵌め込むことで、安定した形状と性能が得られる。
実施の形態2.
上記の実施の形態1では、LEDチップ200a,200bをフレキシブル配線基板100における奇数行と偶数行に分けてフレキシブル配線基板100の表面と裏面に実装しているが、本実施の形態2では、列方向の折り曲げを1回増やすことで、全てのLEDチップを片面実装可能としたものである。これにより、LEDチップの実装工程が、2回から1回に削減され、製造費用を抑えることが可能となる。
図14は、本実施の形態2により、LEDチップ200aが実装されたフレキシブル配線基板100の表面を示したもので、フレキシブル配線基板100の各行における行方向配線基板部130において、図示の例では8個のLEDチップ200aが設けられ、また、列方向配線基板部140においては、コ字の中間部分を形成する切込部110に切欠穴部150を設けた点が実施の形態1と異なっている。この切欠穴部150は、フレキシブル配線基板100が存在しない部分となっている。
このように切欠穴部150を切込部110に設けるのは、上記のコ字が、LEDチップ200aを片面実装可能とするための、列方向の曲げ回数を1回増やす列方向幅を与えるためである。
図15は、図14に示したフレキシブル配線基板100の裏面を示しており、LEDチップ200bが設けられていないことが分かる。
図16は、図14における左上3行×2列部分を拡大して示しており、行方向配線基板部130においては、それぞれ、LEDチップ200aが2個ずつ設けられている。また、列方向配線基板部140においては、コ字の中間部分に上述のごとく切欠穴部150を設けている。
図17は、図16に示した左上3行×2列部分の実体配線図を示しており、図4の配線図と異なるのは、切欠穴部150が、上記のコ字を形成するように切り込まれる切込部に形成されている点だけであり、行方向においては、LEDチップ200aのアノード同士が互いに接続され、列方向においては、LEDチップ200aのカソード同士が互いに接続されている。
このような実施の形態2における全体的な回路図は、実施の形態1における図5と同様である。
このような構造の実施の形態2によるフレキシブル配線基板100から使用状態におけるフレキシブルLED表示器を作成する工程について、図18及び19を参照して説明する。
図18は、図14に示した実施の形態2におけるフレキシブル配線基板100を上下方向に引っ張って切込部110並びに切欠穴部150(図示せず)を拡張させた状態を示し、図8に示した実施の形態1に対応するものであるが、実施の形態1と異なるのは、図16に示したようにコ字部は6つの四角部分(2)〜(7)から成っている点である。
すなわち、このコ字における四角部分が1つ多いことによって、四角部分(2)〜(7)を順次図示のように折り曲げて行く。
図19において、まず、四角部分(2)を行方向配線基板部130である水平部(1)に対して180度折り曲げ、この四角部分(2)に対して四角部分(3)を90度折り曲げ、さらに四角部分(4)を四角部分(3)に180度折り曲げた後、四角部分(5)を四角部分(4)に対して180度折り曲げ、さらに四角部分(6)を四角部分(5)に対して180度折り曲げ、四角部分(7)を四角部分(6)に対して90度折り曲げ、そして最後に四角部分(7)を水平部(8)に対して180度折り曲げる。
これにより、本実施の形態2においても、実施の形態1における図10と同様に行方向配線基板部130に対して直角に列方向配線基板部140を折り曲げ且つ隣接する行方向配線基板部130につなげることができる。
従って、このような折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板100を図11に示すような透明筐体600の溝700に嵌め込むことにより、この実施の形態2においても、実施の形態1と同様のフレキシブルLED表示器を得ることができる。
実施の形態3.
図20に、本発明の実施の形態3を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板100に部品を実装したときの表面図を示す。この実施の形態3のフレキシブル配線基板100は、実施の形態2のフレキシブル配線基板100に対して切欠穴部150を、形状と配置位置の異なる切欠穴部150aに変更したものであり、その他の構成は実施の形態2と同一なので、重複する説明は省略する。
すなわち、実施の形態2のフレキシブル配線基板100の切欠穴部150は、コ字の内側に長方形の形状で設けられているが、本実施の形態3では、上記の列方向配線基板部140の各々における、行方向配線基板部130と行方向において所定の幅でつながっている部分の一方(下方の部分)が、さらに列方向において所定の幅を有する切欠穴部150aを設けている。そして、この切欠穴部150aは、その列方向の所定の幅を有する長方形空間と、この長方形につながった列方向の長方形空間とを組み合わせたL字形状に前記コ字の外側に形成されている。
このような切欠穴部150aを設けるのは、LEDチップを片面実装可能とするための、列方向の曲げ回数を1回増やす列方向幅を与えるためである。
これを、以下により詳しく説明する。
フレキシブルLED表示器は、使用される用途によって外形寸法が変更され、それに伴って隣り合うLEDチップ200a間の寸法も変更される。ここで例えば、図14に示す実施の形態2のフレキシブル配線基板100の行方向の寸法を2倍にしようとした場合には、列方向も同様に2倍にする必要が生じる。これは、図16においてフレキシブル配線基板100を行方向のみ2倍にした場合を考えると、四角部分(3)及び(6)が伸びて、図19から分かるように、フレキシブルLED表示器が完成した時の縦方向列方向寸法が大きくなり過ぎるためである。
これに対して、本実施の形態3のフレキシブル配線基板100の場合には、行方向の寸法を2倍にした場合でも、列方向を2倍にする必要無しに同寸法のままでも問題なく適用できる。これは、図21において行方向のみ2倍にした場合を考えると、切欠穴部150aの列方向の長方形の幅を長くすることで、四角部分(3)及び(5)が伸び過ぎることなく、フレキシブルLED表示器が完成した時の列方向の寸法を調整できるからである。このようにして、本実施の形態3のフレキシブル配線基板100は実施の形態2のフレキシブル配線基板100に対して、レイアウト設計の柔軟性が高くなる。
上記の実施の形態2のフレキシブル配線基板100は、LEDチップ200a間の寸法が大きくなるにつれて、行方向配線基板部130の行方向幅を大きくする必要がある。このため、結果としてフレキシブルLED表示器が完成した時の奥行き寸法が大きくなってしまうが、本実施の形態3のフレキシブル配線基板100の行方向配線基板部130の行方向幅はこのような制約を受けることが無い。
以下、本実施の形態3のフレキシブル配線基板100の詳細について、実施の形態2のフレキシブル配線基板100と対比して説明する。
図20は、本実施の形態3により、LEDチップ200aが実装されたフレキシブル配線基板100の表面を示したものである。フレキシブル配線基板100の各行における行方向配線基板部130において、図示の例では8個のLEDチップ200aが設けられている。また、列方向配線基板部140においては、コ字の内側ではなくコ字の外側に上述したL字形状の切欠穴部150aを設けた点が実施の形態1と異なっている。この切欠穴部150aは、フレキシブル配線基板100が存在しない部分となっている。
図21は、図20における左上3行×2列部分を拡大して示しており、行方向配線基板部130においては、それぞれ、LEDチップ200aが2個ずつ設けられている。また、列方向配線基板部140においては、コ字の外側に上述のごとく切欠穴部150aを設けている。
図22は、図21に示した左上3行×2列部分の実体配線図を示しており、図17の配線図と異なるのは、切欠穴部150aが、コ字部分の外側に構造的に設けられている点だけであり、行方向においては、LEDチップ200aのアノード同士が互いに接続され、列方向においては、LEDチップ200aのカソード同士が互いに接続されている。
このような本実施の形態3における全体的な回路図は、実施の形態1及び2における図5と同様である。
このような構造の本実施の形態3によるフレキシブル配線基板100から使用状態におけるフレキシブルLED表示器を作成する工程について、図23及び図24を参照して以下に説明する。
図23は、図20に示した本実施の形態3におけるフレキシブル配線基板100を上下方向、すなわち列方向に引っ張って、切込部110並びに切欠穴部150a(図示せず)を拡げた状態を示し、図18に示した実施の形態2に対応するものである。
まず、図24において、四角部分(2)を行方向配線基板部130である水平部(1)に対して180度折り曲げ、この四角部分(2)に対して四角部分(3)を90度折り曲げる。さらに四角部分(4)を四角部分(3)に対して180度折り曲げた後、四角部分(5)を四角部分(4)に対して180度折り曲げる。さらに四角部分(6)を四角部分(5)に対して90度折り曲げ、四角部分(7)を四角部分(6)に対して180度折り曲げる。そして最後に四角部分(7)を水平部(8)に対して180度折り曲げる。
これにより、本実施の形態3においても、実施の形態1及び2における図10と同様に行方向配線基板部130に対して直角に列方向配線基板部140を折り曲げ且つ隣接する行方向配線基板部130につなげることができる。
従って、このような折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板100を図11に示すような透明筐体600の溝700に嵌め込むことにより、この実施の形態3においても、実施の形態1及び2と同様のフレキシブルLED表示器を得ることができる。
実施の形態4.
図25に、本発明の実施の形態4を示すフレキシブルLED表示器に使用されるフレキシブル配線基板100に部品を実装したときの表面図を示す。本実施の形態4のフレキシブル配線基板100は、上記の実施の形態3のフレキシブル配線基板100に対して切欠穴部150aを、形状と配置位置の異なる切欠穴部150bに変更しただけであり、その他の構成は実施の形態3と同一であるので、重複する説明は省略する。
実施の形態3のフレキシブル配線基板100の切欠穴部150aはコ字の下側に水平方向の長方形、コ字の右側に列方向の長方形を有したL字形状としたのに対して、実施の形態4のフレキシブル配線基板100の切欠穴部150bはコ字の上側に水平方向の長方形、コ字の右側に列方向の長方形を有した逆L字形状とした点が異なるのみである。本実施の形態4による効果は、実施の形態3と同一である。
すなわち、この実施の形態4においても、上記の実施の形態3と同様に、コ字形状部分が、LEDチップを片面実装可能とするための、列方向の曲げ回数を1回増やす列方向幅を与える切欠穴部150bを有している。
そのため、切欠穴部150bは、前記列方向配線基板部の各々において、前記隣接する行方向配線基板部とそれぞれ行方向においてつながっている部分の一方が上記の列方向幅を形成するように、前記コ字の外側に逆L字形状に設けられている。
本実施の形態4を示す図25〜図29は、それぞれ、実施の形態3を示す図20〜図24に対応しており、構成及び組立方法ともに同じ等であるので、重複する説明は省略する。
実施の形態5.
図30は、本発明の実施の形態5を示すフレキシブルLED表示器に使用される平面の配線基板としてのフレキシブル配線基板100に部品を実装したときの表面図である。上記の実施の形態1〜4のフレキシブル配線基板100に対して、形状が異なるのみであり、材質や搭載部品等は同じであるから、重複する説明は省略する。
図30のフレキシブル配線基板100の左上3行×2列部分の拡大図である図31には、3行分の行方向配線基板部130が含まれており、それぞれの行にはLEDチップ200aが、この図の例では4個ずつ設けられている。2行目の行方向配線基板部130は1行目の行方向配線基板部130に対して、この例では、隣り合うLEDチップ200aの間隔と同じ寸法だけ行方向にシフトした形で配置され、2行目の行方向配線基板部130と1行目の行方向配線基板部130との間には、長方形の列方向配線基板部140aが配置されている。
図32には、図31に示した左上3行×2列部分におけるフレキシブル配線基板の実体配線図を示すが、列方向配線基板部140aには2個分のLEDチップ200aのカソード(陰極)配線が通過している。
すなわち、列方向配線基板部140aの各々は、上方の前記行方向配線基板部130(水平部分(1))とつながった第1基板部(四角部分(2))と、下方の前記行方向配線基板部130とつながった第2基板部(四角部分(4))と、前記第1及び第2基板部間にあって上方及び下方の前記行方向配線基板部130との間に切込部を有する第3基板部(四角部分(3))と、前記第1基板部の前記第3基板部とは反対側に隣接して設けられた切欠穴部150cとで構成されている。
そして、上記の配線基板間のシフト例に限らず、列方向配線基板部140aは、その上方の前記行方向配線基板部130に対して、前記第1基板部がその上方の前記行方向配線基板部130とつながっている行方向幅だけ行方向にシフトされていればよい。また、下方の前記行方向配線基板部130は、前記列方向配線基板部140aに対して、さらに行方向に、前記第3基板部の行方向幅だけシフトされていればよい。
これにより、上記の実施の形態1〜4では、行方向配線基板部130間の列方向配線基板部140の数が、行方向配線基板部130に実装されるLEDチップ200aの数と同数であったのに対し、行方向配線基板部130に実装されるLEDチップ200aの数の半分にすることができる。これにより、フレキシブルLED表示器が完成した時の列方向の仕切りが半分となり透視率を上げることができる。
図33に折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板を全体的に示した正面図を示すが、図7と比べると透視率が向上していることが分かる。
このような構造の本実施の形態5によるフレキシブル配線基板100から使用状態におけるフレキシブルLED表示器を作成する工程について、図34及び図35を参照して以下に説明する。
図31に示したフレキシブル配線基板100には切込部110が設けられているので、列方向、すなわち、図の上下方向に引っ張ると、まず図34に示すような折り曲げ状態(その1)を呈する。すなわち、行方向配線基板部130を構成する四角部分(1)と四角部分(5)と間においては、列方向配線基板部140aを構成する四角部分(2)〜(4)が、図示のように少しずつ折り曲げられた形となる。これは、四角部分(5)とその下の四角部分(符号は図示せず)との間も同様にして折り曲げられた形を呈する。
そして、図35に示すように、四角部分(2)を四角部分(1)に対して180度完全に折り曲げ、四角部分(3)を四角部分(2)に対して90度折り曲げる。さらに、四角部分(4)を四角部分(3)に対して90度折り曲げ、四角部分(5)に対しては180度折り曲げた状態にする。
同様にして、下側の2つの隣接する水平部(行方向配線基板部130)間においても折り曲げられる。
この結果、折り曲げ工程終了時には、図36に示すように、行方向配線基板部130間においては、列方向配線基板部140aが行方向配線基板部130に対して垂直な状態で行方向配線基板部130を支持することになる。
従って、紙面から見たこのフレキシブルLED表示器は、LEDチップ200aの側面と、フレキシブル配線基板100の側面(端面)のみが見えることになり、透視率が格段に向上することになる。その結果、フレキシブルLED表示器全体は、図33に示すような表面形状となる。
ただし、この状態では、列方向配線基板部140aが接着剤等で接着しない限り不安定であり、図33に示すような形状には固定し難い。そこで、図33に示した表示器を、図37に示すような透明筐体600に設けた溝700に嵌め込んで固定することが好ましい。そして、このようなフレキシブルLED表示器に、フレキシブルケーブル400を経由して通電することにより、所望の文字や数字が表示できることになる。
図38は、図37に示した全体的な透明筐体600における左上部分を拡大して示しており、図38(1)は正面図、同(2)は左側面図、同(3)は下側面図を示している。図39は、図38に示した透明筐体600の部分拡大図に対応しており、フレキシブル配線基板100を嵌め込んだ状態を示している。
このように、透明筐体600に設けた溝700において図33及び図36に示すような折り曲げ工程終了後のフレキシブル配線基板100を嵌め込むことで、安定した形状と性能が得られる。
本実施の形態5のフレキシブル配線基板100は、実施の形態1〜4のフレキシブル配線基板100が長方形に対して、平行四辺形のような形状になっているが、以下のような効果を奏する。
図11と図37を比較して明らかなように、列方向の仕切りが半分となり透視率が高くなる。なお、上記の説明では、列方向配線基板部140aには2個分のLEDチップ200aのアノード(陰極)配線をする例について説明したが、列方向配線基板部140aには3個分以上のLEDチップ200aのカソード(陰極)配線を設けることにより、さらに列方向配線基板部140aの数を減らすことができ、列方向の仕切りを減らして透視率をさらに高くすることができる。
2つの隣接する行方向配線基板部130間の折り曲げ回数が、実施の形態1では6回、実施の形態2〜4では7回であったものが、本実施の形態5では4回となり工作性が向上することも分かる。
本各実施の形態のフレキシブル配線基板100は、ポリイミド基材を使用しており、ロール状の材料を使用することも可能である。フレキシブル配線基板100は、平行四辺形のような形状をしているが、製造に於いては、斜めになった部分を平行にし、連続的に並べた形態を取ることで、材料効率も落とすことなく製造可能である。
尚、以上の実施の形態1〜5のフレキシブルLED表示器の説明では、側面発光型のLEDチップ200aを、行方向配線基板部の一端面側に配置し一方向から見える表示器について示したが、これは一例であり、側面発光型のLEDチップ200aを、行方向配線基板部の一端面側と他端面側にそれぞれ配置することで二方向(両面)から見える表示器を形成することもできる。
100 フレキシブル配線基板;110 切込部;120 裂け防止穴;200a、200b LEDチップ;130 行方向配線基板部;140、140a 列方向配線基板部;150、150a、150b、150c 切欠穴部;300 コネクタ;400 フレキシブルケーブル;500 点灯制御部;550 定電流トランジスタモジュール;600 透明筐体;700 溝。

Claims (14)

  1. 平面の配線基板で構成されるドットマトリックス式のフレキシブルLED表示器であって、
    それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを前記配線基板中の行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、
    隣接する前記行方向配線基板部間で列方向に隣接するLEDチップの第2の電極同士を接続するため、それぞれが独立して設けられた複数の列方向配線基板部とを備え、
    前記列方向配線基板部の各々は、コ字を形成するように切込部を有すると共に、前記コ字の各端部が前記隣接する前記行方向配線基板部とそれぞれ行方向において部分的につながっており、前記コ字に沿って折り曲げたときに前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見える構造を有する
    フレキシブルLED表示器。
  2. 前記LEDチップは、前記行方向配線基板部の一行置きに表面と裏面に交互に配置されている
    請求項1に記載のフレキシブルLED表示器。
  3. 前記コ字が、前記LEDチップを片面実装可能とするための、列方向の曲げ回数を1回増やす列方向幅を与える切欠穴部を有する
    請求項1に記載のフレキシブルLED表示器。
  4. 前記切欠穴部は、前記切込部に設けられて、前記列方向幅を形成する
    請求項3に記載のフレキシブルLED表示器。
  5. 前記切欠穴部は、前記列方向配線基板部の各々において、前記隣接する行方向配線基板部とそれぞれ行方向においてつながっている部分の一方が前記列方向幅を形成するように、前記コ字の外側に形成されている
    請求項3に記載のフレキシブルLED表示器。
  6. 平面の配線基板で構成されるドットマトリックス式のフレキシブルLED表示器であっ
    て、
    それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを前記配線基板中の行方向に配置すると共
    に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、
    隣接する前記行方向配線基板部間で、前記第1の電極の配線及び複数の前記LEDチップの各第2の電極同士を接続するための配線を設けた複数の列方向配線基板部とを備え、
    前記列方向配線基板部の各々は、上方の前記行方向配線基板部とつながった第1基板部と、下方の前記行方向配線基板部とつながった第2基板部と、前記第1及び第2基板部間にあって上方及び下方の前記行方向配線基板部との間に切込部を有する第3基板部と、前記第1基板部の前記第3基板部とは反対側に隣接して設けられた切欠穴部とで構成され、
    前記列方向配線基板部は、その上方の前記行方向配線基板部に対して、前記第1基板部がその上方の前記行方向配線基板部とつながっている行方向幅だけ行方向にシフトされており、下方の前記行方向配線基板部は前記列方向配線基板部に対して、さらに行方向に、前記第3基板部の行方向幅だけシフトされており、
    前記列方向配線基板部は、前記第1基板部及び前記第2基板部の前記行方向配線基板部とつながった境界部を折り曲げたとき前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見える構造を有する
    フレキシブルLED表示器。
  7. 前記第1の電極は、前記LEDチップの陽極又は陰極であり、前記第2の電極は、前記LEDチップの陰極又は陽極である
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のフレキシブルLED表示器。
  8. 前記切込部の端部には裂け防止穴が設けられている
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のフレキシブルLED表示器。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のフレキシブルLED表示器を、透明筐体の行方向及び列方向の溝に嵌め込んだフレキシブルLED表示器。
  10. それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で列方向に隣接するLEDチップの第2の電極同士を接続するため、それぞれが独立して設けられた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々が、コ字を形成するように切込部を有すると共に、前記コ字の各端部が隣接する前記行方向配線基板部とそれぞれ行方向において部分的につながっている平面の配線基板を作製するステップと、
    前記コ字に沿って折り曲げることにより、前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部を形成し、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見えるようにするステップとを備えた
    フレキシブルLED表示器の製造方法。
  11. 前記LEDチップは、前記行方向配線基板部の一行置きに表面と裏面に交互に配置されており、前記コ字に沿って折り曲げることにより、前記表面及び裏面のLEDチップの側面発光が前記一方向から見える
    請求項10に記載のフレキシブルLED表示器の製造方法。
  12. 前記コ字が、前記LEDチップを片面実装可能とするための、列方向の曲げ回数を1回増やす列方向幅を与える切欠穴部を有し、前記コ字に沿って折り曲げることにより、前記一方向から全LEDチップの側面発光が見えるようにした
    請求項10に記載のフレキシブルLED表示器の製造方法。
  13. 請求項10から請求項12のいずれか一項に記載のフレキシブルLED表示器を、透明筐体の行方向及び列方向の溝に嵌め込むステップをさらに備えたフレキシブルLED表示器の製造方法。
  14. それぞれが複数の側面発光型のLEDチップを配線基板中の行方向に配置すると共に、前記LEDチップの第1の電極同士を接続した複数の行方向配線基板部と、隣接する前記行方向配線基板部間で、前記第1の電極の配線及び複数の前記LEDチップの各第2の電極同士を接続するための配線を設けた複数の列方向配線基板部とを備え、前記列方向配線基板部の各々は、上方の前記行方向配線基板部とつながった第1基板部と、下方の前記行方向配線基板部とつながった第2基板部と、前記第1及び第2基板部間にあって上方及び下方の前記行方向配線基板部との間に切込部を有する第3基板部と、前記第1基板部の前記第3基板部とは反対側に隣接して設けられた切欠穴部とで構成され、前記列方向配線基板部は、その上方の前記行方向配線基板部に対して、前記第1基板部がその上方の前記行方向配線基板部とつながっている行方向幅だけ行方向にシフトされており、下方の前記行方向配線基板部は前記列方向配線基板部に対して、さらに行方向に、前記第3基板部の行方向幅だけシフトされている平面の配線基板を作成するステップと、
    前記列方向配線基板部を、前記第1基板部及び前記第2基板部の前記行方向配線基板部とつながった境界部を折り曲げることにより、前記行方向配線基板部に垂直な配線基板部が形成され、以て一方向からは前記配線基板の側面が格子状に見えるようにするステップとを備えた
    フレキシブルLED表示器の製造方法。
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