JP2016055698A - 車両のサンシェードのストッパ構造 - Google Patents

車両のサンシェードのストッパ構造 Download PDF

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Abstract

【課題】より少ない部品点数にてよりシンプルな構造であり、且つより軽量であり、組み付け性をより向上させることができる、車両のサンシェードのストッパ構造を提供する。【解決手段】各シェード21、22は、シェード毎に設けられた一対のレール31、32に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能であり、各レールは、対応するシェード毎に設けられており、レールのそれぞれは、挿通されたシェードの縁部の上面に対向するレール内側上面と、挿通されたシェードの縁部の底面に対向するレール内側下面と、を有している。レール内側下面における、車両の前方の側、あるいは車両の後方の側には、レール内側上面に向かって突出する突起部31T、32Tが設けられており、突起部の上端からレール内側上面までの隙間である開口部31K、32Kは、レール内側下面とレール内側上面との間に挿通されるシェードの縁部の厚さよりも大きく設定されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のサンシェードのストッパ構造に関する。
近年の車両には、ルーフ(天井部)に、開閉可能なルーフ開口部、あるいは光を透過する透明部が形成されたルーフ透光部、が設けられて、車両の天井部から車室内へ導光可能で、当該ルーフ開口部あるいはルーフ透光部から、周囲の景色等を楽しむことができる車両がある。このような車両では、車室内の天井部であって前記ルーフ開口部あるいはルーフ透光部の下方(車室内側)に、前記ルーフ開口部あるいはルーフ透光部を覆う、あるいは覆いを開放する、ようにスライド可能なサンシェードが設けられている。
サンシェードは、ルーフ開口部あるいはルーフ透光部から車室内に向かう光を遮断する全閉位置と、車室内への導光量が最大となる全開位置と、の間でスライド可能に構成されている。また、サンシェードは、ルーフの面に略平行な板状部材であるシェードが複数枚で構成されている。そして各シェードは、ルーフの面に略平行に配置された一対のレールに挟まれ、当該レールに沿って全開位置と全閉位置との間でスライド可能に構成されており、レールは、対応するシェード毎に設けられて上下方向に重ねられている。
例えば特許文献1に記載の車両用ルーフ装置では、3枚の板状のシェードを備え、当該シェードの1つを作動機構と接続し、作動機構に接続したシェードに対して他のシェードを連係部材(アーム、スライドピース、フックから構成される連係部材)で連係させてスライドさせている。
また例えば特許文献2に記載の車両用サンシェード装置では、上下2段のレールに沿って2枚のシェードがスライド可能に構成されている。また、レールの全閉方向の端部に対向するフロントハウジングには、シェードの全閉方向の移動を規制する軟質材からなるストッパが設けられている。また、レールの全開方向の端部に対向するリアハウジングには、シェードの全開方向の移動を規制する軟質材からなるストッパが設けられている。またシェードが全閉位置に到達した際の衝撃を吸収するダンパ機構も備えている。
また従来の車両のサンシェードのストッパ構造として、図20〜図23に示すものがある。図20〜図23は、レール130と第1シェード121、第2シェード122を左側面から見た図である。そして図20は、第1シェード121及び第2シェード122が全閉位置にある場合を示し、図21は図20におけるXXI部の拡大図を示している。また図22は、第1シェード121及び第2シェード122が全開位置にある場合を示し、図23は図22におけるXXIII部の拡大図を示している。第1シェード121は、第1レール131に沿ってスライド可能であり、第2シェード122は、第2レール132に沿ってスライド可能である。この構造の例では、第2レール132における全閉方向の側には、軟質材からなるストッパ122Sが設けられ、第2レール132における全開方向の側には、軟質材からなるストッパ122Tが設けられている。また、第1シェード121には、全開方向へのスライド時に第2シェードを連動させる係止部材121Fと、全閉方向へのスライド時に第2シェードを連動させる係止部材121Rが取り付けられている。また第2シェード122には、係止部材121F及び係止部材121Rと接触して第1シェード121と連動するための係止部材122Fが取り付けられている。
特開2004−249851号公報 特開2005−297774号公報
特許文献1に記載の発明は、構造が複雑で部品点数が多い。従って、組み付け作業の効率が良くなく、コスト高であり、重量も増加するので、あまり好ましくない。
特許文献2に記載の発明、及び図20〜図23の例に示す従来のサンシェード装置は、レールとストッパとが別々の部材であり(さらに特許文献2ではダンパ機構までも備えているので)、部品点数が多く、組み付け性が低下し、あまり好ましくない。
本発明は、このような点に鑑みて創案されたものであり、より少ない部品点数にてよりシンプルな構造であり、且つより軽量であり、組み付け性をより向上させることができる、車両のサンシェードのストッパ構造を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る車両のサンシェードのストッパ構造は次の手段をとる。まず、本発明の第1の発明は、車両のルーフに設けられた開閉可能なルーフ開口部、あるいは車両のルーフに設けられて光を透過する透明部が形成されたルーフ透光部、に近接する車室内の天井部に配置されて、前記ルーフ開口部あるいは前記ルーフ透光部から車室内に向かう光を遮断する全閉位置と、車室内への導光量が最大となる全開位置と、の間でスライド可能な車両のサンシェードのストッパ構造である。前記サンシェードは、前記ルーフの面に略平行な板状部材である単数または複数のシェードにて構成されており、前記シェードのそれぞれは、前記シェード毎に設けられているとともに前記ルーフの面に略平行に設けられた一対のレールに挟まれて当該レールに沿って前記全閉位置と前記全開位置との間でスライド可能であり、前記レールのそれぞれは、挿通された前記シェードの縁部の上面に対向するレール内側上面と、挿通された前記シェードの縁部の底面に対向するレール内側下面と、を有している。そして、前記レールの前記レール内側下面における、車両の前方の側、あるいは車両の後方の側には、前記レール内側上面に向かって突出する突起部が設けられており、前記突起部の上端から前記レール内側上面までの隙間である開口部は、前記レール内側下面と前記レール内側上面との間に挿通される前記シェードの縁部の厚さよりも大きく設定されている。
この第1の発明では、レール内側下面における車両の前方の側あるいは後方の側に、レール内側上面に向かって突出する突起部を設け、突起部の上端からレール内側上面までの隙間を、シェードをレールに挿通するための開口部とする。この突起部によって、レールに挿通されたシェードがレールから抜けることを防止することができる。従って、開口部から挿通したシェードが開口部から抜けないように開口部を弾性体等で塞ぐ必要がなく、よりシンプルな構造にて部品点数を削減して組み付け性をより向上させ、より軽量化することを実現することができる。
次に、本発明の第2の発明は、上記第1の発明に係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記突起部は、車両の前方の側に設けられている場合は前記全閉位置に対応する位置に設けられており、車両の後方の側に設けられている場合は前記全開位置に対応する位置に設けられている。
この第2の発明では、レールに挿通されたシェードを全閉方向に向かって移動させた際の終点となる全閉位置に停止させる全閉ストッパ、あるいはレールに挿通されたシェードを全開方向に向かって移動させた際の終点となる全開位置に停止させる全開ストッパ、として、突起部を利用する。これにより、弾性体等のストッパを新たに設ける必要がなく、よりシンプルな構造にて部品点数を削減して組み付け性をより向上させ、より軽量化することを実現することができる。
次に、本発明の第3の発明は、上記第1の発明または第2の発明に係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記突起部は、前記レールの後端部に設けられている。
この第3の発明では、レールの後端部に突起部を設けることで、レールの後端部に開口部を形成する。例えばシェードが破損等して交換が必要となった場合、開口部を車両の前方に設けて車両の前方からシェードを挿通するよりも、開口部を車両の後方に設けて車両の後方からシェードを挿通するほうが、スペースに余裕があり、作業性がよい。またレールの後端部に突起部を設けることで、レールの後方の長さの無駄を無くすことができる。
次に、本発明の第4の発明は、上記第1の発明〜第3の発明のいずれか1つに係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記レールの前後方向において前記突起部が設けられている側とは反対の側は、前記レールに挿通されたシェードが前記レールから抜けることを防止するように塞がれている。
この第4の発明では、突起部(すなわち開口部)をレールの前方に設けた場合はレールの後方を塞ぎ、突起部(すなわち開口部)をレールの後方に設けた場合はレールの前方を塞ぐ。これにより、開口部からレールに挿通したシェードがレールから抜けることを、より適切に防止することができる。
次に、本発明の第5の発明は、上記第1の発明〜第4の発明のいずれか1つに係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、車両が前記ルーフ透光部を有している場合、前記ルーフ透光部と前記レールとが樹脂で一体成形されている。
この第5の発明では、ルーフ透光部とレールとが樹脂で一体成形されている。これにより、ルーフ透光部とレールと突起部とを樹脂で一体成形するので、部品点数がさらに削減され、組み付け性をさらに向上させることができる。また樹脂で成形することで、例えばルーフ透光部をガラスとしていた場合やレールを金属としていた場合と比較して、より軽量化することを実現できる。
次に、本発明の第6の発明は、上記第1の発明〜第5の発明のいずれか1つに係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記突起部における前記レールに挿通されたシェードと当接する場合がある個所の形状は、当接した前記シェードが上方に移動することを規制する突起部側規制形状を有しており、前記レールに挿通されたシェードにおける前記突起部と当接する場合がある個所の形状は、当接した突起部に対して前記シェードが上方に移動することを規制するシェード側規制形状を有している。
この第6の発明では、開口部から挿通したシェードが、開口部から抜けることを、さらに適切に防止することができる。
次に、本発明の第7の発明は、上記第6の発明に係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記突起部側規制形状は、当接したシェードに対して、下方よりも上方のほうが前記シェードに近づくように傾斜した形状であり、前記シェード側規制形状は、当接した突起部に対して、下方よりも上方のほうが前記突起部から離れるように傾斜した形状である。
この第7の発明によれば、突起部側規制形状、及びシェード側規制形状を、より具体的な形状として容易に実現することができる。
次に、本発明の第8の発明は、上記第1の発明〜第7の発明のいずれか1つに係る車両のサンシェードのストッパ構造であって、前記突起部における前記レール内側上面と対向する面は、前記シェードを前記開口部から挿通する際に前記シェードを前記開口部に案内するように傾斜した案内面として形成されている。
この第8の発明によれば、突起部に案内面を形成することで、開口部からシェードをレールに挿通する際の組み付け性をより向上させることができる。
車両のルーフに設けられたルーフ透光部の例を説明する斜視図である。 第1の実施の形態における、車室内の天井部に配置されるレール及びシェードの模式図の斜視図である。 図2におけるIII−III断面図であり、シェードが全閉位置にある場合の図である。 図3におけるIV部の拡大図であり、第2レールの突起部の周囲の拡大図である。 図3におけるV部の拡大図であり、第1レールの突起部の周囲の拡大図である。 図2におけるVI−VI断面図であり、シェードが全開位置にある場合の図である。 図2におけるVII−VII断面図の一部(右側のレール30の周囲)である。 開口部からレールにシェードを挿通する直前の状態を説明する斜視図である。 図8をIX方向から見た図である。 開口部からレールにシェードを挿通した状態を説明する斜視図である。 図10をXI方向から見た図である。 突起部の形状の例(1)を説明する図である。 突起部の形状の例(2)を説明する図である。 突起部の形状の例(3)を説明する図である。 突起部の配置の例を説明する図である。 図15に示す突起部の配置において、レールに挿通されたシェードが開口部からより抜けにくくなる様子を説明する図である。 第2の実施の形態のレール、シェード、及び突起部の例を説明する図である。 第3の実施の形態のレール、シェード、及び突起部の例を説明する図である。 第4の実施の形態のレール、シェード、及び突起部の例を説明する図である。 従来のレール及びシェードの例を説明する図であり、シェードが全閉位置にある場合の図である。 図20におけるXXI部の拡大図である。 従来のレール及びシェードの例を説明する図であり、シェードが全開位置にある場合の図である。 図22におけるXXIII部の拡大図である。
以下に本発明を実施するための形態を図面を用いて説明する。なお各図において、X軸とY軸とZ軸は互いに直交しており、X軸方向は車両の前方向を示し、Y軸方向は車両の右方向を示し、Z軸方向は鉛直上向き方向を示している。
●[ルーフ透光部11の外観(図1)]
まず図1を用いて、車両1のルーフ2に設けられたルーフ透光部11の外観の例について説明する。ルーフ透光部11が設けられた車両1のルーフ2は、例えば樹脂で成形されており、ルーフ2は、光を透過する透明部であるルーフ透光部11と、光を遮断する非透明部12を有し、ルーフ透光部11と非透明部12とが、例えば樹脂の二色成形にて一体成形されている。なお、図1の例に示すルーフ透光部11は開口しない例を示しているが、ルーフに設けられて開閉可能なルーフ開口部を有する車両にも、本発明の、車両のサンシェードのストッパ構造を適用することができる。
図1に点線にて示すように、ルーフ透光部11(あるいはルーフ開口部)に近接する車室内の天井部には、ルーフ透光部11(あるいはルーフ開口部)から車室内に向かう光を遮断する(車室内への導光量が最小となる)全閉位置と、車室内への導光量が最大となる全開位置と、の間でスライド可能な複数のシェード(図1の例では、第1シェード21と第2シェード22)が配置されている。なお、本実施の形態では、車両1の前方(X軸方向)に向かって止まるまでシェードをスライドさせた位置が全閉位置(図3参照)であり、車両1の後方に向かって止まるまでシェードをスライドさせた位置が全開位置(図6参照)である。また以下の説明では、全開位置から全閉位置に向かう方向を全閉方向と記載し、全閉位置から全開位置に向かう方向を全開方向と記載する。また以下の説明では、ルーフ透光部11がルーフ2に設けられた車両1を例として説明する。
●[第1の実施の形態における車両のサンシェードのストッパ構造(図2〜図16)]
次に、図2〜図16を用いて、車両のサンシェードのストッパ構造における第1の実施の形態について説明する。第1の実施の形態では、サンシェードは、図2の模式図に示すように、車両のルーフの面(この場合、XY平面)に略平行な板状部材である第1シェード21と第2シェード22と、の2枚のシェードにて構成されている。そして第1シェード21は、車両のルーフの面に略平行な一対の第1レール31に挟まれて当該第1レール31に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能である。同様に、第2シェード22は、車両のルーフの面に略平行な一対の第2レール32に挟まれて当該第2レール32に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能である。このように、第1レール31と第2レール32は、対応するシェード毎に設けられており、上下方向に重ねられている。また左右で一対の第1レール31は、ルーフ透光部11を左右から挟むように車室内の天井部に配置され、前後方向に延びるように配置されている。同様に左右で一対の第2レール32も、ルーフ透光部11を左右から挟むように車室内の天井部に配置され、前後方向に延びるように配置されている。
また図2の例では、下方(車室内側)に配置されている第1シェード21が、ユーザによって直接的にスライドされるシェード(移動シェードに相当)であり、上方に配置されている第2シェード22が、第1シェード21(移動シェード)に連動してスライドするシェード(従動シェードに相当)である。そして第1シェード21における全閉方向の側の端部近傍で第1レール31から離れた位置には、第2シェード22に向かって突出する全開係止部材21Fが取り付けられている。また、第1シェード21における全開方向の側の端部近傍で第1レール31から離れた位置には、第2シェード22に向かって突出する全閉係止部材21Rが取り付けられている。また、第2シェード22における全閉方向の側の端部近傍で第2レール32から離れた位置には、第1シェード21に向かって突出する従動係止部材22Fが取り付けられている。なお、全開係止部材21F、全閉係止部材21R、従動係止部材22Fは、例えばゴム等の軟質材で、衝撃を吸収可能な弾性体である。
上記の全開係止部材21F、全閉係止部材21R、従動係止部材22Fにて、連動機構が構成されている。そして、第1シェード21(移動シェード)を全閉方向にスライドさせた場合、全閉係止部材21Rが、従動係止部材22Fと全閉方向において接触して(図3参照)、第2シェード22(従動シェード)を、第1シェード21と連動させて全閉方向にスライドさせる。また、第1シェード21(移動シェード)を全開方向にスライドさせた場合、全開係止部材21Fが、従動係止部材22Fと全開方向において接触して(図6参照)、第2シェード22(従動シェード)を、第1シェード21と連動させて全開方向にスライドさせる。
また第1レール31、及び第2レール32は樹脂にて形成されており、図2のVII−VII断面の例である図7に示すように、第1レール31、及び第2レール32はルーフ透光部11を含むルーフ2と一体成形されている。図7において、透明部材であるルーフ透光部11と、レール30(第1レール31及び第2レール32)を含む非透明部12と、が樹脂の二色成形にて一体成形されている。
そして図3及び図6に示すように、第1レール31には、全閉方向の側の端部に全閉ストッパ31Fが、第1レール31と一体成形されている。また第2レール32には、全開方向の側の端部に全開ストッパ32Fが、第2レール32と一体成形されている。これにより、第1シェード21を全閉方向にスライドさせると、第1シェード21が全閉ストッパ31Fに接触して全閉方向へのスライドが規制される(図3参照)。また、第1シェード21を全開方向にスライドさせると、第2シェード22が全開ストッパ32Fに接触して全開方向へのスライドが規制される(図6参照)。
第1レール31における全閉方向の端部に設けられた全閉ストッパ31Fは、第1レール31の全開方向の端部に形成された開口部31K(図3、図5参照)とは反対の側(突起部31Tとは反対の側)を塞いでいる。なお、全閉ストッパ31Fは端部の開口部を密封する袋小路状に限定されるものではなく、例えば小さな突起状であってもよい。なお第1レール31の全閉方向の全閉ストッパ31Fの代わりに、後述する突起部を設けるようにしてもよい。そして、全閉ストッパ31Fと突起部31T(図3参照)は、第1レール31に一体成形されている。
第2レール32における全開方向の端部に設けられた全開ストッパ32Fは、第2レール32の全閉方向の端部に形成された開口部32K(図3、図4参照)とは反対の側(突起部32Tとは反対の側)を塞いでいる。なお、全開ストッパ32Fは端部の開口部を密封する袋小路状に限定されるものではなく、例えば小さな突起状であってもよい。なお第2レール32の全開方向の全開ストッパ32Fの代わりに、後述する突起部を設けるようにしてもよい。そして、全開ストッパ32Fと突起部32T(図3参照)は、第2レール32に一体成形されている。
そして図3〜図6に示すように、第1レール31における全開位置となる後端部には、レール内側下面31Lからレール内側上面31Uに向かって突出した突起部31Tが第1レール31と一体で成形され、突起部31Tの上端からレール内側上面31Uとの間に開口部31Kが形成されている。また、第2レール32における全閉位置となる前端部には、レール内側下面32Lからレール内側上面32Uに向かって突出した突起部32Tが第2レール32と一体で成形され、突起部32Tの上端からレール内側上面32Uとの間に開口部32Kが形成されている。
●[突起部(31T)及び開口部(31K)の構造(図8〜図11)]
次に図8〜図11を用いて、第1レール31に設けられた突起部31T及び開口部31Kの構造等について説明する。なお図8は、第1レール31に形成された開口部31Kから第1シェード21を第1レール31に挿通する直前の状態を示す斜視図であり、図9は図8をIX方向から見た図である。また図10は、第1レール31に形成された開口部31Kから第1シェード21を第1レール31に挿通した状態を示す斜視図であり、図11は図10をXI方向から見た図である。なお図4に示すように、レール内側上面31Uは、第1レール31の面であって、第1レール31に挿通された第1シェード21の縁部の上面に対向する面である。またレール内側下面31Lは、第1レール31の面であって、第1レール31に挿通された第1シェード21の縁部の下面に対向する面である。また図4に示すように、レール内側上面32Uは、第2レール32の面であって、第2レール32に挿通された第2シェード22の縁部の上面に対向する面である。またレール内側下面32Lは、第2レール32の面であって、第2レール32に挿通された第2シェード22の縁部の下面に対向する面である。また第1シェード21の縁部の厚さ21H、第2シェード22の縁部の厚さ22Hは、シェードの縁部に、バネ等を備えてシェードの縁部とレールとの間の隙間を埋める充填部材(一般的に「シュー」と呼ばれる部材)が取り付けられている場合、この充填部材の厚さ(バネ等を圧縮した状態の厚さ)に相当する。
また図9に示すように、開口部31Kにおける突起部31Tの上端からレール内側上面31Uまでの距離である開口高さ31Hは、第1レール31に挿通される第1シェード21の縁部の厚さ21Hよりも大きい(開口高さ31H>第1シェード21の縁部の厚さ21H)。なお第1シェード21の縁部とは、第1レール31に第1シェード21が挿通された際に、レール内側上面31Uとレール内側下面31Lとに挟まれる第1シェード21の部分である。また図11に示すように、第1レール31に挿通された第1シェード21の縁部の下面は、重力によってレール内側下面31Lに接触しており、第1シェード21を全開方向に移動させた際、突起部31Tによって全開位置に停止される。なお、突起部31Tの上端からレール内側下面31Lまでの距離である突起部高さ31THは、例えば1[mm]〜数[mm]程度に設定されている。突起部高さ31THは、第1シェード21が開口部31Kから抜けることを適切に防止できるとともに、第1レール31の高さが必要以上に高くならないように適切な高さに設定されている。そして図8及び図10に示すように、作業者は、第1シェード21を、開口部31Kから第1レール31に容易に挿通することができる。また第1レール31に挿通された第1シェード21は、上記に説明したように、突起部31Tによって開口部31Kから容易には抜けない。
なお図4に示すように、第2レール32のレール内側下面32Lにおける前端部(全閉方向の端部)には、レール内側上面32Uに向かって突出する突起部32Tが形成されており、突起部32Tの上端からレール内側上面32Uまでの隙間である開口部32Kが形成されている。そして開口部32Kにおける突起部32Tの上端からレール内側上面32Uまでの距離である開口高さ32Hは、第2レール32に挿通される第2シェード22の縁部の厚さ22Hよりも大きい(開口高さ32H>第2シェード22の縁部の厚さ22H)。また第2レール32に挿通された第2シェード22の縁部の下面は、重力によってレール内側下面32Lに接触しており、第2シェード22を全閉方向に移動させた際、突起部32Tによって全閉位置に停止される。なお、突起部32Tの上端からレール内側下面32Lまでの距離である突起部高さは、例えば1[mm]〜数[mm]程度に設定されている。そして作業者は、第2シェード22を、開口部32Kから第2レール32に容易に挿通することができる。また第2レール32に挿通された第2シェード22は、上記に説明したように、突起部32Tによって開口部32Kから容易には抜けない。
以上の説明では、第1レール31に全閉ストッパ31Fと突起部31Tを一体成形し、第2レール32に全開ストッパ32Fと突起部32Tを一体成形した例を説明したが、複数のレールのいずれかの全閉方向の側の端部に全閉ストッパを一体成形して全開方向の側の端部に突起部を設け、全閉ストッパが一体成形されていないレールのいずれかの全開方向の側の端部に全開ストッパを一体成形して全閉方向の側の端部に突起部を設ければよい。なお、図6に示す全開時において、全開方向の端部(図6の例では後端部)が最も全開方向に突出するシェード(図6の例では第2シェード22)を支持するレール(図6の例では第2レール32)に、全開ストッパを一体成形すると、最も全開方向の力がかかる位置に全開ストッパを設けることができるので、より好ましい。同様に、図3に示す全閉時において、全閉方向の端部(図3の例では前端部)が最も全閉方向に突出するシェード(図3の例では第1シェード21)を支持するレール(図3の例では第1レール31)に、全閉ストッパを一体成形すると、最も全閉方向の力がかかる位置に全閉ストッパを設けることができるので、より好ましい。
以上に説明したように、ルーフ透光部11を含むルーフ2、第1レール31、全閉ストッパ31F、第2レール32、全開ストッパ32F、突起部31T、32Tとを樹脂にて一体成形することで、図20に示す従来のサンシェードのストッパ構造から、ストッパ122S、122Tを省略することができる。従って、より少ない部品点数にて、組み付け性をより向上させることができる。また、樹脂の一体成形品とすることで、より軽量化も実現することができる。
●[レールに挿通したシェードが開口部から抜けることをより適切に防止する構造の例(図12、図13)]
図2〜図11の例にて説明した突起部31Tの形状は、略直方体形状であった。しかし、図12、図13の例に示す形状では、突起部31Tにおける第1レール31に挿通された第1シェード21と接触する場合がある(対向している)個所の形状は、接触した第1シェード21が上方に移動することを規制する突起部側規制形状を有している。また、第1レール31に挿通された第1シェード21における突起部31Tと接触する場合がある(対向している)個所の形状は、接触した突起部31Tに対して第1シェード21が上方に移動することを規制するシェード側規制形状を有している。この形状とすることで、レールに挿通されたシェードが突起部に接触した際、突起部に対してシェードが上方に移動することを規制し、シェードが開口部から抜けることを、より適切に防止することができる。以下、第1レール31、突起部31T、第1シェード21を例として説明するが、第2レール32、突起部32T、第2シェード22、については同様であるので説明を省略する。
図12の例では、突起部31Tにおける突起部側規制形状は、対向している第1シェード21に対して、突起部側対向面31TTが、下方よりも上方のほうが第1シェード21に近づくように傾斜したテーパ状の形状を有している。また第1シェード21におけるシェード側規制形状は、対向している突起部31Tに対して、シェード側対向面21Tが、下方よりも上方のほうが突起部31Tから離れるように傾斜したテーパ状の形状を有している。この形状によって、突起部31Tに対して第1シェード21が上方に移動することを適切に防止することができる。なお、図12において鉛直方向に対する、突起部側規制形状及びシェード側規制形状の傾斜角度θ1は、特に限定しないが、適切な角度に設定される。この形状は、非常にシンプルで加工も容易である。
図13の例では、突起部31Tにおける突起部側規制形状は、突起部31Tの上端部が、対向している第1シェード21に向かって突出した上端突出部31TKを有している形状である。また第1シェード21におけるシェード側規制形状は、第1シェード21の下端部が、対向している突起部31Tに向かって突出した下端突出部21Kを有している形状である。この形状によって、突起部31Tに対して第1シェード21が上方に移動することを適切に防止することができる。
●[突起部の構造における他の例(図14〜図16)]
図14に示す突起部31Tの例は、突起部31Tにおけるレール内側上面31Uと対向する面を、第1レール31の端部に近づくにしたがって徐々にレール内側上面31Uから離れるように傾斜した案内面31TMとしている例である。なお、第1シェード21の挿通方向に対する案内面31TMの傾斜角度θ2は、特に限定しないが、適切な角度に設定される。この案内面31TMによって、第1シェード21が開口部31Kから第1レール31に挿通される際、第1シェード21は適切に開口部31Kに案内される。
図15及び図16に示す突起部31T、31Wの例は、レール内側下面31Lに形成された突起部31Tに対向するレール内側上面31Uに、レール内側下面31Lに向かって突出した突起部31Wを形成した例を示している。なお、レール内側上面31Uから突起部31Wの先端までの距離である突起部高さ31WHは、レール内側下面31Lから突起部31Tの先端までの距離である突起部高さ31THと同等である。この構造では、図15の例に示すように、第1レール31に挿通された第1シェード21は、普段は重力によってレール内側下面31Lに接触しているので、突起部31Tによって開口部31Kから抜けることが防止される。また、図16の例に示すように、仮に第1シェード21が重力に逆らってレール内側上面31Uに接触した場合が発生しても、突起部31Wによって開口部31Kから抜けることが防止される。
●[第2の実施の形態におけるサンシェードのストッパ構造(図17)]
次に図17を用いて、車両のサンシェードのストッパ構造における第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、図2〜図16に示した第1の実施の形態に対して、第1レール31と第2レール32、及び第1シェード21と第2シェード22の、上下を入れ替えた構造であり、上方に配置した第1シェード21が移動シェードに相当し、下方に配置した第2シェード22が従動シェードに相当する。なお、第1レール31のレール内側下面に設けられる突起部31Tは下方から上方に向かって突出しており、第2レール32のレール内側下面に設けられる突起部32Tも下方から上方に向かって突出している。また、移動シェードに取り付けられる全閉係止部材21R、従動シェードに取り付けられる従動係止部材22F、第1レール31の全閉方向の側の端部に一体成形された全閉ストッパ31F、第2レール32の全開方向の側の端部に一体成形された全開ストッパ32F等は、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。また、図3に示す第1の実施の形態における全開係止部材21Fは、図17に示す第2の実施の形態では従動係止部材22RRに変更されている。従動係止部材22RRは、第2シェード22の全開方向の側の端部において第1シェード21の側に突出するように設けられている。そして従動係止部材22RRの形状は、例えば図19に斜視図で示す従動係止部材23RRと同様の形状を有しており、第1シェード21が全開方向にスライド時に、第2シェード22を全開方向に連動させる。
●[第3の実施の形態におけるサンシェードのストッパ構造(図18)]
次に図18を用いて、車両のサンシェードのストッパ構造における第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、図2〜図16に示した第1の実施の形態に対して、シェードの枚数を2枚から3枚に変更した場合の例を示しており、第1シェード21、第2シェード22、第3シェード23、の3枚のシェードでサンシェードが構成されている。
第1シェード21は、左右に一対で設けられた第1レール31に挟まれて第1レール31に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能である。第2シェード22は、左右に一対で設けられた第2レール32に挟まれて第2レール32に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能である。第3シェード23は、左右に一対で設けられた第3レール33に挟まれて第3レール33に沿って全閉位置と全開位置との間でスライド可能である。また第1レール31と第2レール32と第3レール33は、上下方向に重ねられている。
第1レール31における全閉方向の側の端部には、全閉ストッパ31Fが第1レール31と一体成形され、全閉ストッパ31Fと反対側の端部には突起部31Tが下方から上方に突出するように設けられている。また第2レール32における全閉方向の側の端部には、全閉ストッパ32FFが第2レール32と一体成形され、全閉ストッパ32FFと反対側の端部には突起部32Tが下方から上方に突出するように設けられている。また第3レール33における全開方向の側の端部には、全開ストッパ33Fが第3レール33と一体成形され、全開ストッパ33Fと反対側の端部には突起部33Tが下方から上方に突出するように設けられている。なお、第1レール31、第2レール32、第3レール33は、対応するシェードを挿通するために、両端部にストッパ(全閉ストッパ及び全開ストッパ)が一体成形されることはない。全閉ストッパは、第1レール31〜第3レール33の、いずれかの少なくとも1つのレールの全閉方向の側の端部に一体成形されていればよい。そして全開ストッパは、第1レール〜第3レールのレールにおいて全閉ストッパが形成されていないレールの少なくとも1つのレールの全開方向の側の端部に一体成形されていればよい。
また、上下方向に隣り合う第1シェード21と第2シェード22に着目した場合、第1シェード21が移動シェードに相当し、第2シェード22が従動シェードに相当している。そして、移動シェードに取り付けられる全開係止部材21F、全閉係止部材21R、従動シェードに取り付けられる従動係止部材22Fは、第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
また、上下方向に隣り合う第2シェード22と第3シェード23に着目した場合、第2シェード22が移動シェードに相当し、第3シェード23が従動シェードに相当している。そして、第2シェード22における全閉方向の側の端部近傍で第2レール32から離れた位置には、第3シェード23に向かって突出する全開係止部材22FFが取り付けられている。また、第2シェード22における全開方向の側の端部近傍で第2レール32から離れた位置には、第3シェード23に向かって突出する全閉係止部材22Rが取り付けられている。また、第3シェード23における全閉方向の側の端部近傍で第3レール33から離れた位置には、第2シェード22に向かって突出する従動係止部材23Fが取り付けられている。なお、全開係止部材22FF、全閉係止部材22R、従動係止部材23Fは、例えばゴム等の軟質材で、衝撃を吸収可能な弾性体である。
上記の全開係止部材21F、22FF、全閉係止部材21R、22R、従動係止部材22F、23Fにて、連動機構が構成されている。そして、第1シェード21(移動シェード)を全閉方向にスライドさせた場合、全閉係止部材21R(22R)が従動係止部材22F(23F)と全閉方向において接触して、第2シェード22(第3シェード23)を、第1シェード21と連動させて全閉方向にスライドさせる。また、第1シェード21(移動シェード)を全開方向にスライドさせた場合、全開係止部材21F(22FF)が、従動係止部材22F(23F)と全開方向において接触して、第2シェード22(第3シェード23)を、第1シェード21と連動させて全開方向にスライドさせる。
●[第4の実施の形態におけるサンシェードのストッパ構造(図19)]
次に図19を用いて、車両のサンシェードのストッパ構造における第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態では、図18に示した第3の実施の形態に対して、上下を反転させた構造であり、全閉係止部材21R(22R)、従動係止部材22F(23F)、第1レール31の全閉方向の側の端部に一体成形された全閉ストッパ31F、第2レール32の全閉方向の側の端部に一体成形された全閉ストッパ32FF、第3レール33の全開方向の側の端部に一体成形された全開ストッパ33F等は、第3の実施の形態と同様であるので説明を省略する。なお、第1レール31に設けられる突起部31Tは下方から上方に向かって突出しており、第2レール32に設けられる突起部32Tも下方から上方に向かって突出しており、第3レール33に設けられる突起部33Tも下方から上方に向かって突出している。また、図18に示す第3の実施の形態における全開係止部材21Fは、図19に示す第4の実施の形態では従動係止部材22RRに変更されており、図18に示す第3の実施の形態における全開係止部材22FFは、図19に示す第4の実施の形態では従動係止部材23RRに変更されている。従動係止部材22RRは、第2シェード22の全開方向の側の端部において第1シェード21の側に突出するように設けられている。そして従動係止部材22RRの形状は、例えば図19に斜視図で示す従動係止部材23RRと同様の形状を有しており、第1シェード21が全開方向にスライド時に、第2シェード22を全開方向に連動させる。また、従動係止部材23RRは、第3シェード23の全開方向の側の端部において第2シェード22の側に突出するように設けられている。そして従動係止部材23RRの形状は、例えば図19に斜視図で示す形状を有しており、第2シェード22が全開方向に連動時に、第3シェード23を全開方向に連動させる。
本発明の、車両のサンシェードのストッパ構造は、本実施の形態で説明した構造、構成、形状等に限定されず、本発明の要旨を変更しない範囲で種々の変更、追加、削除が可能である。例えば、サンシェードを構成するシェードは、本実施の形態にて説明した2枚または3枚に限定されず、4枚以上の複数枚であってもよい。
また本実施の形態の説明では、ルーフとレールと全開ストッパと全閉ストッパと突起部を樹脂にて一体成形する例を説明したが、レールをアルミ等の金属で成形し、全閉ストッパや全開ストッパや突起部をレールと一体成形(曲げ加工や絞り加工等にて突起部等を一体成形)するようにしてもよい。またルーフとレールは一体成形されていなくてもよい。
本実施の形態の説明では、開口しないルーフ透光部11がルーフに設けられた車両を例として説明したが、開閉可能なルーフ開口部がルーフに設けられた車両にも、本発明の、車両のサンシェードのストッパ構造を適用することができる。
また、移動シェードをスライドさせる方法としては、ユーザが手動で移動シェードを全閉方向や全開方向にスライドさせるようにしてもよいし、駆動モータ等を用いて移動シェードを全閉方向や全開方向にスライドさせる構成としてもよい。
本実施の形態の説明では、全開ストッパをレールの後端部に設け、当該レールの前端部に突起部及び開口部を設けた例を説明したが、当該レールの後端部に(全開ストッパの代わりとなる)突起部と開口部を設け、当該レールの前端部に全閉ストッパを設けるようにしてもよい。つまり、全てのレールの前端部に全閉ストッパを設け、全てのレールの後端部に突起部と開口部を設けるようにしてもよい(突起部が全開ストッパの代わりとなるため)。
また全てのレールにおいて、全開方向の側の端部に突起部及び開口部を設け、全閉方向の側の端部に突起部及び開口部を設けるようにしてもよい。また突起部を、全閉方向の側の端部(あるいは全開方向の側の端部)でなく、全閉方向の側の端部の近傍(あるいは全開方向の端部の近傍)に設けるようにしてもよい。
また、本実施の形態の説明に用いた数値は一例であり、この数値に限定されるものではない。
1 車両
2 ルーフ
11 ルーフ透光部
12 非透明部
21 第1シェード
21F 全開係止部材
21R 全閉係止部材
22 第2シェード
22F、22RR 従動係止部材
22FF 全開係止部材
22R 全閉係止部材
23 第3シェード
23F、23RR 従動係止部材
30 レール
31 第1レール
31K、32K 開口部
31L、32L レール内側下面
31T、32T、33T 突起部
31U、32U レール内側上面
32 第2レール
33 第3レール
31F 全閉ストッパ
32F 全開ストッパ
32FF 全閉ストッパ
33F 全開ストッパ

Claims (8)

  1. 車両のルーフに設けられた開閉可能なルーフ開口部、あるいは車両のルーフに設けられて光を透過する透明部が形成されたルーフ透光部、に近接する車室内の天井部に配置されて、前記ルーフ開口部あるいは前記ルーフ透光部から車室内に向かう光を遮断する全閉位置と、車室内への導光量が最大となる全開位置と、の間でスライド可能な車両のサンシェードのストッパ構造において、
    前記サンシェードは、前記ルーフの面に略平行な板状部材である単数または複数のシェードにて構成されており、
    前記シェードのそれぞれは、前記シェード毎に設けられているとともに前記ルーフの面に略平行に設けられた一対のレールに挟まれて当該レールに沿って前記全閉位置と前記全開位置との間でスライド可能であり、
    前記レールのそれぞれは、挿通された前記シェードの縁部の上面に対向するレール内側上面と、挿通された前記シェードの縁部の底面に対向するレール内側下面と、を有しており、
    前記レールの前記レール内側下面における、車両の前方の側、あるいは車両の後方の側には、前記レール内側上面に向かって突出する突起部が設けられており、
    前記突起部の上端から前記レール内側上面までの隙間である開口部は、前記レール内側下面と前記レール内側上面との間に挿通される前記シェードの縁部の厚さよりも大きく設定されている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  2. 請求項1に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記突起部は、車両の前方の側に設けられている場合は前記全閉位置に対応する位置に設けられており、車両の後方の側に設けられている場合は前記全開位置に対応する位置に設けられている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  3. 請求項1または2に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記突起部は、前記レールの後端部に設けられている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記レールの前後方向において前記突起部が設けられている側とは反対の側は、前記レールに挿通されたシェードが前記レールから抜けることを防止するように塞がれている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    車両が前記ルーフ透光部を有している場合、前記ルーフ透光部と前記レールとが樹脂で一体成形されている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記突起部における前記レールに挿通されたシェードと当接する場合がある個所の形状は、当接した前記シェードが上方に移動することを規制する突起部側規制形状を有しており、
    前記レールに挿通されたシェードにおける前記突起部と当接する場合がある個所の形状は、当接した突起部に対して前記シェードが上方に移動することを規制するシェード側規制形状を有している、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  7. 請求項6に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記突起部側規制形状は、当接したシェードに対して、下方よりも上方のほうが前記シェードに近づくように傾斜した形状であり、
    前記シェード側規制形状は、当接した突起部に対して、下方よりも上方のほうが前記突起部から離れるように傾斜した形状である、
    車両のサンシェードのストッパ構造。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両のサンシェードのストッパ構造であって、
    前記突起部における前記レール内側上面と対向する面は、前記シェードを前記開口部から挿通する際に前記シェードを前記開口部に案内するように傾斜した案内面として形成されている、
    車両のサンシェードのストッパ構造。

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