JP2016055633A - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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【課題】画像形成装置に記憶されている印刷設定をユーザの使用状況に応じて更新する。【解決手段】画像形成装置100は、予め印刷設定をデフォルト印刷設定として登録する印刷設定登録部142と、印刷ジョブの受信時において、該印刷ジョブの印刷設定とデフォルト印刷設定とが異なる場合に、印刷の継続可否を選択可能に表示させる印刷継続確認部143と、印刷の継続が選択された際に、該印刷ジョブの印刷設定とデフォルト印刷設定とで印刷設定項目の設定内容が異なるものを検出する選択項目検出部144と、選択項目検出部144での検出回数が所定回数以上となった設定項目がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、デフォルト印刷設定の印刷設定項目を更新する更新部145と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置として、電子写真方式を利用した画像形成装置が種々考案されており公知技術となっている。その画像形成プロセスは、像担持体の表面に静電潜像を形成し、像担持体上の静電潜像を現像剤であるトナー等によって現像して可視像化し、現像された画像を転写装置により記録媒体(用紙、シートともいう)に転写して画像を担持させ、圧力や熱等を用いる定着装置によって記録媒体上の未定着トナー像を定着する過程により成立している。
また、記録ヘッドを含む装置を用いて、記録媒体を搬送しながら、インクを記録媒体に付着させて画像形成を行なうインクジェット方式の画像形成装置等も知られている。
このような画像形成装置がパーソナルコンピュータ(PC)などの情報処理装置とネットワークを経由して接続されている環境において、ユーザが、印刷の際に印刷設定を誤ってしまった場合、印刷物が出力される画像形成装置のところまで行き、印刷物を手にしてはじめて印刷設定の誤りに気付くことが多い。印刷設定としては、例えば、印刷モード(カラー/モノクロ)、集約(2イン1など)、両面/片面、ステープル、パンチなどがある。
これに対し、事前にユーザ別に印刷設定を登録しておき、印刷要求を受けた際に、事前に登録されている印刷設定(デフォルト印刷設定(事前印刷設定)という)と異なっている場合には、ユーザに印刷設定がデフォルト印刷設定と異なっていることを通知し、印刷の実行可否を確認する画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1には、登録済みの登録印刷設定情報と、受け付けた印刷要求ジョブデータに付加された受付印刷設定情報と、を照合し、一致した場合は、印刷処理の実行を指示し、一致しない場合に、不一致である旨を報知するとともに、更新指示があった場合には、登録済みの印刷設定情報を、受付印刷設定情報に更新する印刷装置が開示されている。
特許文献1の技術では、印刷要求を受けた印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる場合であって、設定変更する旨の指示を受けた場合、今回受け付けた印刷ジョブの印刷設定により、デフォルト印刷設定を上書きしている。
しかしながら、特許文献1の技術では、印刷設定を変更する場合、印刷設定の設定項目をすべて更新してしまうため、ユーザが実際に頻繁に使用する印刷設定とは異なる印刷設定の内容で更新されてしまい、ユーザの意図しない印刷設定となってしまう場合があった。
そこで本発明は、印刷要求を受けた印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる場合に、ユーザに印刷の実行可否を確認する画像形成装置において、印刷設定をユーザの使用状況に応じて更新することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、予め印刷設定を事前印刷設定として登録する印刷設定登録手段と、印刷ジョブの受信時において、該印刷ジョブの印刷設定と前記事前印刷設定とが異なる場合に、印刷の継続可否を選択可能に表示させる印刷継続確認手段と、印刷の継続が選択された際に、該印刷ジョブの前記印刷設定と前記事前印刷設定とで印刷設定項目の設定内容が異なるものを検出する検出手段と、前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、前記事前印刷設定の印刷設定項目を更新する更新手段と、を備えるものである。
本発明によれば、印刷設定をユーザの使用状況に応じて更新することができる。
画像形成システムの概略構成図である。 画像形成装置の概略構成図である。 画像形成装置の機能ブロック図である。 印刷設定処理の一例を示すフローチャートである(第1の実施形態)。 印刷設定項目テーブルの一例である。 印刷設定の更新処理の一例を示すフローチャートである。 印刷設定の更新処理の他の例を示すフローチャートである(第2の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第3の実施形態)。 印刷設定の更新処理の他の例を示すフローチャートである。 印刷設定の更新処理の他の例を示すフローチャートである(第4の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第5の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第6の実施形態)。 差異項目算出処理の一例を示すフローチャートである。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第7の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第8の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第9の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第10の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第11の実施形態)。 印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである(第12の実施形態)。
以下、本発明に係る構成を図1から図19に示す実施の形態に基づいて詳細に説明する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係る画像形成装置は、予め印刷設定を事前印刷設定(デフォルト印刷設定)として登録する印刷設定登録手段(印刷設定登録部142)と、印刷ジョブの受信時において、該印刷ジョブの印刷設定と事前印刷設定とが異なる場合に、印刷の継続可否を選択可能に表示させる印刷継続確認手段(印刷継続確認部143)と、印刷の継続が選択された際に、該印刷ジョブの印刷設定と事前印刷設定とで印刷設定項目の設定内容が異なるものを検出する検出手段(選択項目検出部144)と、検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、事前印刷設定の印刷設定項目を更新する更新手段(更新部145)と、を備えるものである。なお、括弧内は実施形態での符号、適用例を示す。
(画像形成システムの構成)
図1は、本実施形態に係る画像形成装置を含んで構成される画像形成システムの概略構成図である。
画像形成システム400は、印刷動作を実行する画像形成装置100と、印刷データ及び当該印刷データを印刷するための印刷設定を含む印刷ジョブを送出する複数台の情報処理装置(PC)200と、がネットワーク300を介して通信可能に接続されている。ネットワーク300は、例えば、LAN、WAN、インターネットである。また、画像形成装置100と、情報処理装置200とは、USBケーブル301などの通信インタフェースを介して通信可能に接続されていてもよい。
また、ネットワーク300には、画像形成装置100および情報処理装置200の内部時計を、ネットワーク300を介して正しく調整するNTP(ネットワークタイムプロトコル)サーバ201が通信可能に接続されている。なお、サーバとしてSNTP(シンプルネットワークタイムプロトコル)サーバを用いてもよい。
なお、本実施形態では、プリンタ機能を有する印刷装置である画像形成装置100について記載するが、プリンタ機能、ファックス機能、スキャナ機能、コピー機能を持つ複合機(MFP:Multifunction Peripheral)であってもよい。
情報処理装置200は、データを入力するための入力部、ディスプレイなどの表示部、データ通信を行うための通信部、装置全体の制御を司る制御手段としてのCPU、CPUのワークエリアとして使用されるRAMと、CPUを動作させるための各種プログラム等を記憶した記録媒体等を備えている。
情報処理装置200は、ネットワーク300またはUSBケーブル301を介して、作成した文書に対応した印刷データと、この印刷データを印刷するために設定した印刷設定(印刷モード(カラー/モノクロ)、集約(2イン1など)、両面/片面、ステープル、パンチなど)を印刷ジョブとして画像形成装置100に送信する。
画像形成装置100は、情報処理装置200から送出される印刷ジョブに従って印刷データの印刷を行う。具体的には、画像形成装置100は、印刷ジョブに含まれる印刷設定に従って、印刷ジョブに含まれる印刷データを記録媒体に印刷する。
(画像形成装置の構成)
図2は、本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す概略構成図を示している。
画像形成装置100は、印刷ジョブを受け付ける入力手段110と、液晶ディスプレイ等で構成される操作パネルを備え、操作パネルに各種の操作画面を表示させるとともに、ユーザからの操作内容を受け付ける表示手段120と、記録媒体への印字を実行する印字手段130と、画像形成装置100の全般の制御を行う制御手段140と、メモリ、ハードディスクドライブなどの記憶装置を備え、各種のパラメータ、プログラム等を記録する記憶手段150と、を備えている。
図3は、図2に示す画像形成装置100の詳細な構成を示す機能ブロック図である。入力手段110は、ネットワーク300やUSBケーブル301を介して印刷ジョブを受信するデータ入力部111を備えている。また、表示手段120は、操作パネルへ所定の表示内容を表示させるパネル表示部121と、操作パネルでのユーザからの操作を受け付けるパネル入力部122と、を備えている。また、印字手段130は、記録媒体へ印刷データを印字する印刷エンジンである印字部131を備えている。
制御手段140は、ネットワーク300を経由してデータ入力部111から送られてきたNTPサーバ201からの時間情報と制御手段140に実装されているRTC(リアルタイムクロック)からの時間情報の管理、および時間経過を管理する時間管理部141を備えている。
また、制御手段140は、操作パネルから入力された内容に基づいてデフォルト印刷設定を登録する印刷設定登録部142を備えている。登録された印刷設定は、記憶手段150の情報記憶部151に記憶される。なお、デフォルト印刷設定は、ユーザ単位で登録されることが好ましく、また、情報処理装置200などからも設定可能であることが好ましい。
また、制御手段140は、印刷ジョブの受信時において、記憶されたデフォルト印刷設定と該印刷ジョブの印刷設定とが異なる場合に、印刷継続の可否を操作パネルに選択可能に表示させる印刷継続確認部143を備えている。
また、制御手段140は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目の各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする選択項目検出部144を備えている。例えば、印刷設定における印刷設定項目「集約」の場合、この印刷設定項目についての設定内容(詳細設定項目)は、「集約しない」、「2イン1」、「4イン1」などとなる。
また、制御手段140は、選択項目検出部144でカウントされた各印刷設定項目の各設定内容の選択回数が所定回数以上であるかの判断等に基づいて、印刷ジョブの印刷設定により、デフォルト印刷設定を更新する更新部145を備えている。
また、記憶手段150は、デフォルト印刷設定などの各種の情報を記録する情報記憶部151を備えている。
(印刷設定処理)
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の一例を示すフローチャートである。先ず、パネル入力部122にて所定の操作がされると、画像形成装置100の電源がオンになる(S101)。
次いで、パネル入力部122への操作により、印刷設定項目のデフォルト値(デフォルト印刷設定)を設定するための操作である「デフォルト印刷設定」が選択されたかの判断を行う(S102)。
「デフォルト印刷設定」が選択された場合(S102:Y)は、印刷設定登録部142は、パネル入力部122への操作内容に基づいて、デフォルト印刷設定を設定する(S103)。S103でデフォルト印刷設定の設定後、および「デフォルト印刷設定」が選択されない場合(S102:N)は、S104へ移行する。なお、「デフォルト印刷設定」が選択されない場合(S102:N)は、既存のデフォルト印刷設定が読み出される。
次いで、データ入力部111が印刷ジョブを受け付けたかどうか、すなわち、印刷動作が行われたかどうかを判断する(S104)。印刷動作が行われていない場合は(S104:N)、S111へ移行する。一方、印刷動作が行われた場合(S104:Y)、受信した印刷ジョブの印刷設定が、予め設定されたデフォルト印刷設定、またはS103で設定されたデフォルト印刷設定と異なっているかどうかを判断する(S105)。
印刷設定が異なっている場合(S105:Y)、印刷継続確認部143は、操作パネルに今回の印刷動作の印刷設定(印刷ジョブの印刷設定)が、デフォルト印刷設定と異なっていることを表示させて、印刷を継続するか否かを選択させる(S106:印刷の確認表示)。一方、印刷設定が同じ場合は(S105:N)、S111へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
印刷の確認表示(S106)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S107:Y)は、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目における各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする(S108)。
一方、印刷動作を継続しないことが選択された場合は(S107:N)、S111へ移行する。この場合、印刷動作は実行されない。
図5に、印刷設定項目テーブルの一例を示す。選択項目検出部144によるS108のカウントアップ動作においては、図5に示す印刷設定項目テーブルの各印刷設定項目について、デフォルト印刷設定と異なっている項目の詳細設定項目の選択回数をインクリメントする。なお、図5に示す印刷設定項目および詳細設定項目は一例であって、これに限られるものではない。
次いで、更新部145は、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S109)。所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S109:Y)は、この印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S110:印刷設定の更新処理)。デフォルト印刷設定が更新された後、S111へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
図6は、印刷設定の更新処理(S110)の詳細を示すフローチャートである。印刷設定の更新処理(S110)では、先ず、印刷設定項目の詳細設定項目の選択回数が、所定回数以上である項目を算出(検出)し(S201)、所定回数以上となった詳細設定項目をこの印刷設定項目のデフォルト値として更新する(S202)。これにより、デフォルト印刷設定が変更される。
図4のフローチャートの説明に戻る。一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S109:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S111へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S111においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S111:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S111:N)、S102へ戻る。
従来は、印刷設定項目の各設定内容のカウント処理と、選択回数に応じた印刷設定の更新処理(図4のS109,S110、図6)は行われず、印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定が異なっている場合には、単に印刷ジョブの印刷設定をそのままデフォルト印刷設定へ反映させていた。
これに対し、本実施形態に係る画像形成装置では、印刷ジョブの印刷設定とデフォルト印刷設定が異なる場合に、異なる設定項目を集計し、集計結果を基に印刷設定項目を更新している。具体的には、各印刷設定項目において選択された回数が多い設定内容をデフォルト印刷設定に反映させている。なお、本実施形態では、他の印刷設定項目についての更新はされない。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ユーザの使用状況に応じた印刷設定の更新が可能となっている。
[第2の実施形態]
以下、本発明に係る画像形成装置の他の実施形態について説明する。なお、上記実施形態と同様の点についての説明は適宜省略する。
第2の実施形態では、印刷設定の更新処理が第1の実施形態と異なる。すなわち、印刷設定処理は、図4と同一の処理を実行する。図7は、印刷設定の更新処理(図4のS110)の詳細を示すフローチャートである。
第1の実施形態では、選択回数が所定回数以上となった詳細設定項目の印刷設定項目について、デフォルト値を変更するようにしたが、第2の実施形態では、更新部145は、いずれかの印刷設定項目の詳細設定項目の選択回数が所定回数以上異なった場合に、その他の印刷設定項目においても、その時点で、最も選択回数の多い詳細設定項目にて、デフォルト印刷設定の各印刷設定項目を更新するものである。
第2の実施形態の印刷設定の更新処理では、先ず、印刷設定項目の詳細設定項目の中で最も選択回数が多いものを算出(検出)し(S301)、算出した詳細設定項目をこの印刷設定項目のデフォルト値として更新する(S302)。そして、すべての印刷設定項目に対して、デフォルト値の更新が完了したかの判断を行い(S303)、完了した場合は(S303:Y)、処理を終了する。完了していない場合は(S303:N)、S301に戻る。これにより、すべての印刷設定項目のデフォルト値が更新される。
第2の実施形態に係る画像形成装置では、各印刷設定項目において選択された回数が多い設定内容をデフォルト印刷設定に反映させるとともに、その時点において、他の印刷設定項目についても最も選択回数の多い設定内容に更新するようにしている。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ユーザの使用状況に応じた印刷設定の更新が可能となっている。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、更新部145は、詳細設定項目の選択回数が所定回数以上となった印刷設定項目が所定項目数以上となった場合に、この所定回数以上検出された印刷設定項目については、デフォルト印刷設定を更新し、他の印刷設定項目については従前のままとするものである。
図8は、第3の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。S401〜S409の処理は、S101〜S109と同一であるため説明を省略する。
第3の実施形態の印刷設定処理では、更新部145は、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行って(S409)、所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S409:Y)は、詳細設定項目の選択回数が所定回数以上となっている印刷設定項目が所定項目数以上あるかの判断を行う(S410)。
所定項目数以上ある場合は(S410)は、デフォルト印刷設定を更新する(S411:印刷設定の更新処理)。デフォルト印刷設定が更新された後、S412へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
図9は、印刷設定の更新処理(S411)の詳細を示すフローチャートである。印刷設定の更新処理(S411)では、先ず、印刷設定項目の詳細設定項目の選択回数が、所定回数以上である項目を算出(検出)し(S501)、所定回数以上となった詳細設定項目をこの印刷設定項目のデフォルト値として更新する(S502)。そして、他の印刷設定項目に対して確認したかどうかを判断し(S503)、すべての印刷設定項目について完了した場合は(S503:Y)、処理を終了する。完了していない場合は(S503:N)、S501に戻る。これにより、選択回数が所定回数以上となっている詳細設定項目についての印刷設定項目のデフォルト値が変更される。
図8のフローチャートの説明に戻る。一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S409:N)および印刷設定項目が所定項目数ない場合(S410:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S412へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S412においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S412:Y)、処理を終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S412:N)、S402へ戻る。
第3の実施形態に係る画像形成装置では、詳細設定項目の選択回数が所定回数以上となっている印刷設定項目が所定数以上ある場合は、これらの項目についての設定内容をデフォルト印刷設定に反映させることができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ユーザの使用状況に応じた印刷設定の更新が可能となっている。
[第4の実施形態]
第4の実施形態では、印刷設定の更新処理が第3の実施形態と異なる。すなわち、印刷設定処理は、図8と同一の処理を実行する。図10は、印刷設定の更新処理(図8のS411)の詳細を示すフローチャートである。
第4の実施形態の印刷設定の更新処理では、先ず、印刷設定項目の詳細設定項目の中で最も選択回数が多いものを算出(検出)し(S601)、算出した詳細設定項目をこの印刷設定項目のデフォルト値として更新する(S602)。そして、すべての印刷設定項目に対して、デフォルト値の更新が完了したかの判断を行い(S603)、完了した場合は(S603:Y)、処理を終了する。完了していない場合は(S603:N)、S601に戻る。これにより、すべての印刷設定項目のデフォルト値が変更される。
第4の実施形態に係る画像形成装置では、詳細設定項目の選択回数が所定回数以上となっている印刷設定項目が所定数以上ある場合は、これらの項目についての設定内容をデフォルト印刷設定に反映させるとともに、その時点において、他の印刷設定項目についても最も選択回数の多い設定内容に更新するようにしている。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ユーザの使用状況に応じた印刷設定の更新が可能となっている。
[第5の実施形態]
第1〜第4の実施形態では、印刷設定において、印刷データのファイル形式に関わらず同一の印刷設定としている。しかしながら、画像形成装置のユーザは、使用するアプリケーションソフトに応じて、異なる印刷設定で印刷出力をすることも多い。例えば、文書作成ソフトでは2イン1で集約させて印刷し、表計算ソフトや図面作成ソフトでは集約しないで印刷するなどである。
そこで、第5の実施形態では、デフォルト印刷設定と、印刷ジョブの印刷設定が異なる場合に、印刷データのファイル形式単位で、異なる印刷設定項目を集計し、集計結果に基づいて、印刷データのファイル形式毎に印刷設定項目を更新することで、印刷設定を印刷ファイル形式別にユーザの使用状況に応じて更新するようにしたものである。
図11は、第5の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。S701〜S707の処理は、S101〜S107と同一であるため説明を省略する。
印刷の確認表示(S706)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S707:Y)は、選択項目検出部144は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S708)。本実施形態では、印刷データのファイル形式は、印刷データのファイル名の拡張子に基づいて判断するものとしているが、ファイル形式の識別方法は一例であり、これに限られるものではない。
次いで、選択項目検出部144は、識別された印刷データのファイル形式毎に、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目における各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする(S709)。すなわち、図5に示した印刷設定項目テーブルをファイル形式単位でカウントアップするものである。
次いで、更新部145は、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S710)。所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S710:Y)は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S711:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S712へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S710:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S712へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S712においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S712:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S712:N)、S702へ戻る。
第1〜第4の実施形態では、受信した印刷データのファイル形式の識別処理(S708)は行われず、ファイル形式に関わらず、常に同じ印刷設定が保持されていた。そのため、例えば、ユーザが、使用するアプリケーションソフトに応じて別の印刷設定を使用したい場合に対応することができなかった。
これに対し、第5の実施形態に係る画像形成装置では、受信した印刷データのファイル形式毎に印刷設定を保持し、印刷設定を印刷ファイル形式別にユーザの使用状況に応じて更新することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第6の実施形態]
第6の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定の印刷設定項目が所定項目以上異なっている場合に印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持するものである。
図12は、第6の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図11(第5の実施形態)と異なる点について説明する。
印刷の確認表示(S806)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S807:Y)は、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目(異なる詳細設定項目に設定されているもの)を算出する(S808)。
図13は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目の算出処理(S808、差異項目算出処理という)の詳細を示すフローチャートである。
差異項目算出処理(S808)では、先ず、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目を算出する(S901)。次いで、印刷設定項目すべてに対して、デフォルト印刷設定との比較が完了したかの判断を行い(S902)、完了した場合(S902:Y)には処理を終了し、完了していない場合(S902:N)には、S901に戻る。
図12のフローチャートの説明に戻る。差異項目算出処理(S808)の後、S808で算出された、印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目数が、所定項目以上であるかの判断を行う(S809)。所定項目以上の場合(S809:Y)、選択項目検出部144は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S810)。
S810の処理の後、および、所定項目未満の場合(S809:N)、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目における各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする(S811)。S810でファイル形式の識別がされている場合は、ファイル形式毎のカウントとなり、ファイル形式の識別がされていない場合は、通常のカウントとなる。
次いで、更新部145は、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S812)。所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S812:Y)は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S813:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S814へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S812:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S814へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S814においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S814:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S814:N)、S802へ戻る。
以上説明したように、第6の実施形態では、受信した印刷データの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目数によって、共通に印刷設定を保持するか、ファイル形式毎に印刷設定を保持するかの判断をしている。
第6の実施形態では、受信した印刷データの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目が多い場合、印刷データのファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。これにより、印刷設定が似ている場合にはファイル形式が異なっていても共通の印刷設定として保持し、大きく異なる場合にはファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第7の実施形態]
第7の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定で異なっている印刷設定項目をカウントし、所定回数以上異なっている場合に印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持するものである。
図14は、第7の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図11(第5の実施形態)と異なる点について説明する。
印刷の確認表示(S1006)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S1007:Y)は、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目における各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする(S1008)。
次いで、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S1009)。所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S1009:Y)は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目(異なる詳細設定項目に設定されている)を算出する(S1010:差異項目算出処理、図13)。
次いで、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目が、所定項目以上であるかの判断を行う(S1011)。所定項目以上の場合(S1011:Y)、選択項目検出部144は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S1012)。
S1012の処理の後、および、所定項目未満の場合(S1011:N)、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1013:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1014へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S1009:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1014へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1014においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1014:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1014:N)、S1002へ戻る。
以上説明したように、第7の実施形態では、印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目数によって、共通に印刷設定を保持するか、ファイル形式毎に印刷設定を保持するかの判断をしている。
第7の実施形態では、印刷設定項目の選択が多い項目があり、かつ受信した印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目が多い場合、印刷データのファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。これにより、印刷設定項目が頻繁に変更される項目がある場合のときのみ、印刷設定が似ている場合には共通の印刷設定として保持し、大きく異なる場合にはファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第8の実施形態]
第8の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定で異なっている印刷設定項目をカウントし、所定回数以上となっている項目が所定項目数以上となった場合に、印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持するものである。
図15は、第8の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図11(第5の実施形態)と異なる点について説明する。
印刷の確認表示(S1106)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S1107:Y)は、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目における各設定内容(詳細設定項目)の選択回数をカウントアップする(S1108)。
次いで、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S1109)。所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S1109:Y)は、さらに、選択回数が所定回数以上である印刷設定項目が、所定項目数以上あるかの判断を行う(S1110)。
選択回数が所定回数以上である印刷設定項目が、所定項目数以上ある場合(S1110:Y)、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目(異なる詳細設定項目に設定されている)を算出する(S1111:差異項目算出処理、図13)。
次いで、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目が、所定項目以上であるかの判断を行う(S1112)。所定項目以上の場合(S1112:Y)、選択項目検出部144は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S1113)。
S1113の処理の後、および、所定項目未満の場合(S1112:N)、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1114:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1115へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S1109:N)、選択回数が所定回数以上である印刷設定項目が、所定項目数以上ない場合(S1110:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1115へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1115においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1115:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1115:N)、S1102へ戻る。
以上説明したように、第8の実施形態では、印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目数によって、共通に印刷設定を保持するか、ファイル形式毎に印刷設定を保持するかの判断をしている。
第8の実施形態では、印刷設定項目の選択が多い項目が複数あり、かつ受信した印刷ジョブの印刷設定がデフォルト印刷設定と異なる項目が多い場合、印刷データのファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。これにより、印刷設定項目が頻繁に変更される項目がある場合のときのみ、印刷設定が似ている場合には共通の印刷設定として保持し、大きく異なる場合にはファイル形式毎に印刷設定を保持することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第9の実施形態]
第5〜第8の実施形態では、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持する例について説明した。第5〜第8の実施形態では、ユーザの使用状況によって印刷設定が更新されていたが、印刷設定項目にユーザが優先度(優先項目)を設定し、印刷設定の更新に優先度を考慮することも好ましい。
そこで、第9の実施形態では、デフォルト印刷設定と、印刷ジョブの印刷設定が異なる場合に、異なる印刷設定項目を集計し、集計結果と、ユーザにより設定された優先度に基づいて、印刷データのファイル形式毎に印刷設定項目を更新することで、印刷設定を印刷ファイル形式別にユーザの使用状況に応じて更新するようにしたものである。
詳しくは、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定が異なっている項目に、印刷設定と共に事前に登録した印刷設定の優先項目が含まれる場合に、印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持する。
図16は、第9の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図11(第5の実施形態)と異なる点について説明する。
デフォルト印刷設定(S1203)において、印刷設定登録部142は、パネル入力部122への操作内容に基づいて、デフォルト印刷設定を設定する。このとき、本実施形態では、印刷設定で優先させたい項目(優先項目)についても設定する。本実施形態では、優先項目として設定するか、設定されないかの2者択一となるが、優先度1〜3のように設定してもよい。この点を除いて、S1201〜S1209の処理は、S701〜S709の処理と同様である。
選択回数のカウント(S1209)の後、印刷動作時にデフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目が、S1203にて設定した優先させたい項目であるか否かの判断を行う(S1210)。なお、優先度1〜3のように設定した場合は、優先度が所定以上の値であるかを判断すればよい。
優先させたい項目でない場合(S1210:N)、更新部145は、選択項目検出部144でカウントされた詳細設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S1211)。
優先させたい項目である場合(S1210:Y)、および所定回数以上となっている詳細設定項目がある場合は(S1211:Y)は、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1212:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1213へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数以上となる詳細設定項目がない場合(S1211:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1213へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1213においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1213:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1213:N)、S1202へ戻る。
第5〜第8の実施形態では、優先させたい印刷設定項目であるかの判断処理(S1210)は行われず、選択された回数のみにより印刷設定の保持を判断していた。そのため、印刷設定を変更する回数は多いがユーザが設定したくない場合に対応することができなかった。
これに対し、第9の実施形態に係る画像形成装置では、ユーザが優先させたい印刷設定項目の場合には選択回数に関係なく共通の印刷設定として保持することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第10の実施形態]
第10の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定が異なっている印刷設定項目をカウントし、所定回数以上異なっている場合に、印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持し、印刷設定と共に事前に登録した印刷設定の優先項目には他の項目に比べて少ない所定回数を設定するものである。
図17は、第10の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図16(第9の実施形態)と異なる点について説明する。
印刷の確認表示(S1306)において、パネル入力部122への操作により、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっていても印刷動作を継続することが選択された場合(S1307:Y)は、選択項目検出部144は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定項目(異なる詳細設定項目に設定されている)を算出する(S1308、差異項目算出処理、図13)。
選択回数のカウント(S1309)の後、優先させたい印刷設定項目の選択回数が、優先項目用所定回数以上であるかの判断と、その他の印刷設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行う(S1310)。
所定回数以上である場合(S1310:Y)は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S1311)。次いで、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1312:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1313へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数未満である場合(S1310:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1313へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1313においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1313:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1313:N)、S1302へ戻る。
第5〜第8の実施形態では、優先させたい印刷設定項目の処理(S1310)は行われず、優先させたい印刷設定項目に関わらずに同じ所定回数によって印刷設定の保持が判断されていた。
これに対し、第10の実施形態に係る画像形成装置では、ユーザが優先させたい印刷設定項目には他の項目よりも少ない所定回数で印刷設定の保持を判断することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第11の実施形態]
第11の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定が異なっている印刷設定項目をカウントし、所定回数以上となっている項目が所定項目数以上となった場合に、印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持し、所定項目数は印刷設定と共に事前登録した印刷設定の優先項目が含まれる場合には他の項目数に比べて少ない回数を設定するものである。
図18は、第11の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図17(第10の実施形態)と異なる点について説明する。
選択項目検出部144は、優先させたい印刷設定項目の選択回数が、優先項目用所定回数以上であるかの判断と、その他の印刷設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行って(S1410)、所定回数以上である場合(S1410:Y)は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定の項目数が所定項目以上であるかの判断(優先させたい印刷設定項目が含まれている場合には優先項目用所定項目以上であるかの判断)を行う(S1411)。
所定項目以上である場合(S1411:Y)は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S1412)。次いで、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1413:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1414へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数未満である場合(S1410:N)、および所定項目未満である場合(S1411:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1414へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1414においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1414:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1414:N)、S1402へ戻る。
第5〜第8の実施形態では、優先させたい印刷設定項目の処理(S1410,S1411)は行われず、優先させたい印刷設定項目に関わらずに同じ所定項目数によって印刷設定の保持が判断されていた。
これに対し、第11の実施形態に係る画像形成装置では、ユーザが優先させたい印刷設定項目には他の項目よりも少ない所定項目数で印刷設定の保持を判断することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
[第12の実施形態]
第12の実施形態では、デフォルト印刷設定の更新を印刷ファイル形式ごとに保持するか否かの判断について、デフォルト印刷設定と印刷ジョブの印刷設定が異なっている印刷設定項目をカウントし、所定回数以上となっている項目が所定項目数以上となった場合に、印刷ファイル形式別にデフォルト印刷設定を保持し、所定項目数は印刷設定と共に事前登録した印刷設定の優先項目が所定項目以上含まれる場合には他の項目数に比べて少ない回数を設定するものである。
図19は、第12の実施形態に係る画像形成装置100が実行する印刷設定処理の他の例を示すフローチャートである。図18(第11の実施形態)と異なる点について説明する。
選択項目検出部144は、優先させたい印刷設定項目の選択回数が、優先項目用所定回数以上であるかの判断と、その他の印刷設定項目の選択回数が所定回数以上であるかの判断を行って(S1510)、所定回数以上である場合(S1510:Y)は、印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定の項目中に、優先させたい印刷設定項目がいくつ含まれているかカウントする(S1511)。
印刷ジョブの印刷設定が、デフォルト印刷設定と異なっている印刷設定の項目数が所定項目以上であるかの判断(S1511で算出した優先させたい印刷項目数が所定項目以上である場合には、優先項目用所定項目以上であるかの判断)を行う(S1512)。
所定項目以上である場合(S1512:Y)は、受信した印刷データのファイル形式を識別する(S1513)。次いで、更新部145は、印刷設定項目についてデフォルト印刷設定を更新する(S1414:印刷設定の更新処理、図6)。デフォルト印刷設定が更新された後、S1515へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
一方、所定回数未満である場合(S1510:N)、および所定項目未満である場合(S1512:N)は、デフォルト印刷設定は更新されず、S1515へ移行し、印字部131での印刷動作が実行される。
S1515においては、パネル入力部122への所定の操作が行われたかの判断を行い、電源オフの操作がされた場合は(S1515:Y)、処理は終了する。電源オフの操作がされていない場合は(S1515:N)、S1502へ戻る。
第5〜第8の実施形態では、優先させたい印刷設定項目の処理(S1510〜S1512)は行われず、優先させたい印刷設定項目に関わらずに同じ所定項目数によって印刷設定の保持が判断されていた。
これに対し、第12の実施形態に係る画像形成装置では、ユーザが優先させたい印刷設定項目には他の項目よりも少ない所定項目数で印刷設定の保持を判断することができる。したがって、ユーザは特段の操作をすることなく、ファイル形式毎に、ユーザ好みの印刷設定を保持することができる。
尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施の例ではあるがこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
100 画像形成装置
110 入力手段
111 データ入力部
120 表示手段
121 パネル表示部
122 パネル入力部
130 印字手段
131 印字部
140 制御手段
141 時間管理部
142 印刷設定登録部
143 印刷継続確認部
144 選択項目検出部
145 更新部
150 記憶手段
151 情報記憶部
200 情報処理装置
201 NTPサーバ
300 ネットワーク
301 USBケーブル
400 画像形成システム
特開2010−69790号公報

Claims (6)

  1. 予め印刷設定を事前印刷設定として登録する印刷設定登録手段と、
    印刷ジョブの受信時において、該印刷ジョブの印刷設定と前記事前印刷設定とが異なる場合に、印刷の継続可否を選択可能に表示させる印刷継続確認手段と、
    印刷の継続が選択された際に、該印刷ジョブの前記印刷設定と前記事前印刷設定とで印刷設定項目の設定内容が異なるものを検出する検出手段と、
    前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、前記事前印刷設定の印刷設定項目を更新する更新手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記事前印刷設定は、ユーザ単位で記憶されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記更新手段は、前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目の更新とともに、
    他の印刷設定項目についても、当該時点で最も検出回数の多い設定内容にて、前記事前印刷設定を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記更新手段は、前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目が所定項目数以上となった場合に、
    前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、前記事前印刷設定の印刷設定項目を更新することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  5. 前記更新手段は、前記検出手段での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目が所定項目数以上となった場合に、
    他の印刷設定項目についても、当該時点で最も検出回数の多い設定内容にて、前記事前印刷設定を更新することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 予め印刷設定を事前印刷設定として登録する印刷設定登録処理と、
    印刷ジョブの受信時において、該印刷ジョブの印刷設定と前記事前印刷設定とが異なる場合に、印刷の継続可否を選択可能に表示させる印刷継続確認処理と、
    印刷の継続が選択された際に、該印刷ジョブの前記印刷設定と前記事前印刷設定とで印刷設定項目の設定内容が異なるものを検出する検出処理と、
    前記検出処理での検出回数が所定回数以上となった設定内容がある印刷設定項目については、該所定回数以上検出された設定内容にて、前記事前印刷設定の印刷設定項目を更新する更新処理と、を行うことを特徴とする画像形成装置の制御方法。
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